JP4165408B2 - 画像形成装置及び画像形成プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、用紙上に画像を形成する画像形成装置に関し、特に複数ページにわたる原稿の画像を用紙1ページ上に画像形成する省資源モードを備えた画像形成装置及び画像形成プログラムに関する。
デジタル複合機やプリンタ等の画像形成装置の中には、複数ページ分の画像を用紙1枚の上に画像形成するN−up印刷モードを備えるものがある。
図10は、従来例におけるN−Up設定制御処理の流れを示すフローチャートである。従来のN−up印刷は用紙1枚当たりの原稿ページ数Nを、原稿の文字サイズや出力解像度、文字つぶれ等(ステップS600〜ステップS630)を考慮して適切に指定する必要がある。しかし、実際は指示が適切でなく、縮小し過ぎて読み難い場合又は、縮小が足りずに出力枚数を削減する余地が残っているような場合がある。
そこで、このような問題に対して特許文献1に示されているように、可読性の判定に文字サイズを用い、限界サイズより小さく縮小される場合は可読性が不十分と判定する技術が公開されている。
特開2003−134323号公報
しかし、前述の判定方法では文字固有の複雑さ等の事情によらず、一律の文字サイズ判定となってしまい可読性は原稿の品質(汚れ、かすれ等)にも影響され、文字サイズのみで判定すると原稿品質を加味することが出来ないという問題がある。
また、従来技術では、文字、写真画像、図形といった文書の構成要素に対してそれぞれに適切な可読性、可視性の判定基準を適用することはできない為、N−upのN値、縮小印刷の縮小比率を明示的に指定する必要があり、N−upのNの指示値が適正値より大きく、文字つぶれ、図形、イメージの劣化による利用に耐えない無駄な印刷結果となる場合及び、N−upのNの指示値が適正値より小さく、用紙を削減する余地が残る印刷結果となる場合があるという問題がある。
さらに、単にN−up印刷すると印刷可能な余白が発生し、用紙が無駄になるという問題もある。
(本発明の目的)
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、N−up印刷及び縮小印刷時に縮小後の文字の可読性、イメージ、図形の可視性を判定し、限界まで自動的にN−up処理を行う印刷装置により、自動的に適正なN−up印刷、縮小印刷を行い、使用に耐えない無駄な印刷を防ぎ、用紙の使用量を削減することをその目的の1つとしている。
さらに本発明の目的は、N−up印刷、縮小印刷において可読性、可視性の判定により、利用者の利便性を損なわない範囲で限界まで自動縮小する機能を提供し、用紙削減、環境負荷の低減に寄与することをその目的の1つとしている。
さらにまた、複数ページの原稿を、ユーザが希望する枚数で用紙を有効に使い、必要なページを大きく印刷することをその目的の1つとしている。
以上のような目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、用紙1ページに複数であるNページ分の原稿画像を並べて画像形成するN−Up画像形成モードを備える画像形成装置であって、画像形成対象の原稿の少なくともイメージ情報とテキスト情報を分離する情報分離手段と、前記情報分離手段により得られたテキスト情報の画像についての、1ページに1ページ分の原稿画像を形成する1−Upの原稿認識結果の内容と、N−Upの原稿認識結果の内容を比較し、同一ページの1ページ当たりの文字数を母数とし、1−UpとN−Upで認識結果の異なる文字数で示される比率が、一定比率(認識率)を超える場合のNをテキスト部における認識が限界となるNとして取得し、または、前記情報分離手段により得られたイメージ情報の画像についての、1ページに1ページ分の原稿画像を形成する1−Upの原稿認識結果の内容と、N−Upの原稿認識結果の内容を比較し、同一ページの1ページ当たりのイメージ評価を母数とし、縮小前と縮小後の認識結果の異なるイメージ評価が、一定の比率(認識率)を超える場合のNをイメージ部の認識が限界となるNとして取得し、取得されたテキスト部における認識が限界となるN、または、イメージ部における認識が限界となるNに基づき、用紙1ページに並べる原稿画像のページ数を前記認識が限界となるNの1段前の値である1またはNに決定し、決定された1またはNによる1−UpまたはN−Upの画像形成が行われるように制御するページ数制御手段と、を備えることを特徴とする。
さらに、本発明に係る画像形成装置であって、前記情報分離手段は、電子化された画像形成対象の原稿の文字を読み取る文字読み取り手段により、前記原稿からテキスト情報を分離することを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る画像形成装置であって、前記情報分離手段はさらに、テキスト情報除かれた画像形成対象のイメージ情報から、線で形成される図形情報と点で形成されるビットマップ情報を分離することを特徴とする。
本発明に係る画像形成プログラムは、用紙1ページに複数であるNページ分の原稿画像を並べて画像形成するN−Up画像形成モードを備える画像形成プログラムであって、コンピュータに、画像形成対象の原稿の少なくともイメージ情報とテキスト情報を分離する情報分離ステップと、前記情報分離ステップにより得られたテキスト情報の画像についての、1ページに1ページ分の原稿画像を形成する1−Upの原稿認識結果の内容と、N−Upの原稿認識結果の内容を比較し、同一ページの1ページ当たりの文字数を母数とし、1−UpとN−Upで認識結果の異なる文字数で示される比率が、一定比率(認識率)を超える場合のNをテキスト部における認識が限界となるNとして取得し、または、前記情報分離手段により得られたイメージ情報の画像についての、1ページに1ページ分の原稿画像を形成する1−Upの原稿認識結果の内容と、N−Upの原稿認識結果の内容を比較し、同一ページの1ページ当たりのイメージ評価を母数とし、縮小前と縮小後の認識結果の異なるイメージ評価が、一定の比率(認識率)を超える場合のNをイメージ部の認識が限界となるNとして取得し、取得されたテキスト部における認識が限界となるN、または、イメージ部における認識が限界となるNに基づき、用紙1ページに並べる原稿画像のページ数を前記認識が限界となるNの1段前の値である1またはNに決定し、決定された1またはNによる1−UpまたはN−Upの画像形成が行われるように制御するページ数制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
さらに、本発明に係る画像形成プログラムであって、前記情報分離ステップは、電子化された画像形成対象の原稿の文字を読み取る文字読み取りステップにより、前記原稿からテキスト情報を分離することを特徴とする。
さらにまた、本発明に係る画像形成プログラムであって、前記情報分離ステップはさらに、テキスト情報除かれた画像形成対象のイメージ情報から、線で形成される図形情報と点で形成されるビットマップ情報を分離することを特徴とする。
本発明によれば、従来は明示的に行っていたN−up印刷時のN値や、縮小印刷時の縮小率の指定を自動化することが出来る。これによって、オペレーションや原稿の事前確認等の煩雑さが解消される。
また、可読性、可視性の判定をシステム側で行うことで、文字つぶれ、図形、イメージの劣化による利用に耐えない無駄となった印刷物を廃棄するようなケースを減らすことが出来る。
さらに、可読性、可視性を損なわない範囲で最大のNをシステムが選択する為、用紙は極限まで削減されることになり、本判定処理をプリンタ側のデフォルト設定とすることで用紙の削減効果を高めることも可能となる。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)を、図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施形態における画像形成装置の構成を示したハードウエアのブロック図である。この構成において、ROM(リード・オンリー・メモリ)110には、この画像形成装置の制御プログラムなどが格納されている。CPU(中央演算装置)100は、このROM110内の制御プログラムを実行することにより、この画像形成装置の制御を行う。RAM(ランダム・アクセス・メモリ)120は、このプログラム実行に伴うデータ記憶領域として用いられる。
NVM(Non−Volatile Memory:不揮発性メモリ)130は、たとえばEEPROMなどであり、この画像形成装置の各設定情報を記憶する。第1の実施形態では、NVM130には、デフォルト設定情報132及び可読性判定基準情報134が記憶される。デフォルト設定情報132は、当該画像形成装置の各情報について、ユーザから明示的な指定がない場合に用いられる値である。
可読性判定基準情報134は、用紙1枚にNページの原稿を並べて印刷するN−upモードなどで、原稿画像が縮小して印刷される場合に、縮小印刷された画像の可読性を判定する際の判定基準を示す情報等である。
I/Oポート200は、CPU100と当該画像形成装置内の入出力デバイスとのインターフェースとなるポートである。このI/Oポート200には、原稿を光学的に読み取って電子的な画像データを生成するIIT(Image Input Terminal)202、セットされた複数枚の用紙を一枚ずつIIT202給送するADF(Auto Document Feeder)204、用紙に画像データを印刷するIOT(Image Output Terminal)206、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)コントローラ208、タッチパネル210などの入出力デバイスが接続される。
LANコントローラ208は、LANに接続されており、このLAN上のコンピュータ等との通信処理を実行する。タッチパネル210は、この画像形成装置のユーザインターフェース手段であり、液晶ディスプレイとこの液晶ディスプレイに対してユーザがタッチした位置を検出する機構(例えば感圧機構など)を含んでいる。タッチパネル210は、CPU100で実行される制御プログラムが生成したGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)画面を液晶ディスプレイに表示し、そのディスプレイに対するユーザにタッチ位置を検出して制御プログラムに渡す。制御プログラムは、そのタッチ位置の情報からユーザの入力内容を解釈する。ここでは、UI装置としてタッチパネル210を例示したが、画像形成装置の操作パネル部には、この他にもコピースタートを指示するスタートボタンなど、各種の機械的な操作ボタンを設けることも可能である。
第1の実施形態では、原稿データの入力は図1に示すデジタル複合機の画像読み取り装置(IIT202)から読み取ったスキャン画像、原稿作成端末からプリンタドライバ経由で送られたPDL(Page Description Language:ページ記述言語)が対象となる。得られた原稿の主な構成要素(文字、写真画像を含むイメージ、図形)それぞれに適した可読性、可視性の判定を行い、可読性、可視性が低いと判定された時点で利用者に警告、又は自動的に一段階前の縮小によるN−upで出力する。
図2は、本発明に係る実施形態におけるN−Up印刷における主な処理の流れを示すフローチャートである。また、図3は、N−Up印刷における判定前処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の主な処理であるN−up限界判定処理について説明する。ステップS301で入力された原稿データは、オリジナルのラスターデータ(画像データであり、1本の線はいくつもの小さな点の集まりとして表されるデータ)として保存される。また、PDLで入力された場合はCPU100にてラスターイメージ化する。ラスターイメージの解像度は出力先の印刷装置の解像度に合わせて生成する。ステップS302では、原稿データに対して図3に示す判定前処理を原稿に対して行う。
図6は、本発明に係る2−Up用紙の特徴を説明するための模式図である。印刷領域である用紙300にテキスト部302、図形部304及びイメージ部306が印刷されている。
原稿の判定前処理(ステップS302)は後述するステップS306の可視性、可読性判定に必要な情報を用意することであり、テキスト部302の前処理は、OCR(Optical Character Reader)処理を行いページ毎の認識後のテキストデータを得る。ステップS302の詳細を図3に示す。ステップS401は、1ページ内の領域分離処理を行い、分離を行う必要がある場合には、それぞれの対応する領域を処理する。同様にイメージ部306、図形部304に対しても判定時に採用するアルゴリズムに合わせた準備処理を行う。次に、ステップS402〜S404において‘テキスト部前処理’、‘イメージ部前処理’及び‘図形部前処理’を行う。
図3に示している判定前処理では、点線で囲ったステップS401のIT(Image & Text)分離処理(以下、領域分離処理という)によってテキスト部分とイメージ部分の領域を予め分離しておくと、以降に示す判定処理の精度が向上する。領域分離処理は、OCR処理により文字領域を領域分離し(ステップS402)、その他の領域をイメージデータ領域(ベクトルデータ又は点で構成されるビットマップデータ)として領域分離する。ビットマップデータはイメージ部として判定し(ステップS403)、ベクトルデータは図形部として判定(ステップS404)してこれらの判定前処理の結果をRAM102へ記憶する(ステップS405)。
ただし、一般に文書の重要な要素はページ中に占める面積も大きくなる傾向にあるので、領域を分離せずに判定処理を行っても本発明の効果が全く失われるということは無い。また、本実施形態では、領域分離をテキスト領域から行ったが、イメージデータ領域から分離しても良い。
判定前処理を行うページは、判定の精度を考慮すると全ページに対して行うことが望ましいが、処理速度を優先する場合、1ページおき等、間引いても良い。本実施形態では、図示しないページ選択手段により1ページ上のデータ量により判定前処理を行うページを選択している。
図2のステップS303〜ステップS307までは、用紙上にN−up数を設定する処理である。以下、各ステップについて説明する。
Nに次の値をセット(ステップS303)においてNの次の値をセットする。初回は原稿データをN=1とし、ここではN=2がセットされる。以降のNの値はプリンタでサポートするN値による。例えば1,2,4,8と1,2,4,6,8の場合がある。
N−upイメージ作成(ステップS304)ではステップS303でセットしたNに対応するN−upイメージと同じ縮小率でイメージを生成する。生成するページは302の原稿データの判定前処理で処理したページに対応する。
また、テキストのみのページのように分離処理を行う必要が無い場合は、ページ全体に対してそれぞれの処理をする。N−upの判定前処理(ステップS305)でN−upイメージ作成(ステップS304)で作成した縮小イメージに対して前述の原稿の判定前処理(ステップS302)と同様の処理を行い、1ページに並べて印刷する縮小率で限界値を求め、可読性を確認する。
次に、原稿判定前処理結果とN−Upイメージとの比較及び可読性、可視性の判定をステップS306で行う。この処理の詳細は図4に示す。
図4は、本発明に係る実施形態における可読性及び可視性の判定処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、原稿判定前処理結果と比較、可読性、可視性判定(ステップS306)を行うものである。以下それぞれの判定アルゴリズムを説明する。
最初に、原稿判定前処理結果取得(ステップS501)において、N−Upをしない原稿から得られた各分離処理の結果をRAM120から読み出す。次に、設定されたNによるN−Upされた縮小原稿を取得(ステップS502)する。
1.テキスト部判定処理
テキスト部判定(ステップS503)は、N−Up判定前処理結果取得(ステップS502)で取得したテキスト部に対し、OCRでの誤認識を人間の可読限界のしきい値として利用する。具体的には、縮小を行わないオリジナル原稿のOCR認識内容と、2Up、4Up、と段階的に縮小を行した同一ページの認識内容とを比較し、1ページ当たりの文字数を母数とし、1Upと認識結果の異なる文字数が一定比率(認識率)を超えた場合は可読性が低いと判定し、テキスト部限界縮小率(限界N−Up数)を取得し、RAM120に記憶する。
認識率=(同一ページの異なる文字数)/(同一ページの文字数)×100 (式1)
画数が多く判別し難い文字、類似の文字が多く誤認識しやすい文字、原稿データに汚れや背景模様があって読み難い場合等、OCR処理部で誤認識し易い状況は、人間の誤読を招き易い状況と類似性があり、一律に文字サイズで可読性を判定する従来例に比べて、可読限界の判定にOCR処理を用いているのは本発明の優れている点である。
なお、本発明の一実施形態における‘OCR’とはOCRアプリケーションのイメージファイルに対する文字認識機能を意味し、OCR本来の意味の光学的な読み取りは含まず、一般的なOCRの処理である。
2.イメージ部判定処理
イメージ部判定(ステップS504)におけるイメージ(以下イメージは点の集合を意味する)の可視性の判定は、縮小によるイメージ部の画質劣化(黒つぶれやノイズの増大)を評価する方法と、パターンマッチングを行い、オリジナル原稿に対する縮小画像の類似性の損なわれ度合いを評価している。
第1の評価方法としては、一般に縮小すると階調部分が黒でつぶれ、イメージエリア全体の黒画素の比率が上がる傾向があるので、オリジナル原稿に対する黒画素の比率を比較し、その変化を可視性判定の基準とする。第2の評価方法としては、画像処理技術のパターンマッチング分野で多くのアルゴリズムが考案されており、特性や速度を考慮した上で最適なアルゴリズムの選択ができる。このような評価方法を用いて、縮小を行わないオリジナル原稿の評価内容と、2Up、4Up、と段階的に縮小を行した同一ページの評価内容とを比較し、1ページ当たりのイメージ評価を母数とし、1Upと認識結果の異なるイメージ評価が一定比率を超えた場合は可読性が低いと判定し、イメージ部限界縮小率(N−Up限界数)を取得する。
3.図形部判定処理
図形部判定(ステップS505)において、一般的な図形部分の可視性の判定としては上記イメージ部で適用する判定方法でも効果が得られるが、本発明の実施形態では、特殊なルールを適用する必要のある線画を対象とする。例えば平行な二線の間が斜線と塗り潰しでは図の要素としての意味付けが異なる場合に、縮小により二線及び斜線の間隔が狭まって塗り潰しのように見えてしまっては資料としての価値が失われる。このようなケースに対応する為、図形部分では、ラスター・ベクター変換により、幾何学的要素を抽出し、予め定義した禁止事項に該当する場合に可視性が低いと判定する。
このような判定により、縮小を行わないオリジナル原稿の判定結果と、2Up、4Up、と段階的に縮小を行った同一ページの判定結果とを比較し、1ページ当たりの図形数を母数とし、1Upと認識結果の異なる判定が一定比率を超えた場合は可読性が低いと判定し、図形部限界縮小率(限界N−Up数)を取得する。ステップS503〜ステップS505に示したようにテキスト、イメージ、図形データそれぞれに適した判定アルゴリズムを採用するところが本発明の優れた点である。
前述の処理をステップS306で処理した後に、ステップS307の判定処理で、テキスト、イメージ、図形の総合的な評価の結果を判定する。可読性、可視性が十分(Yes)と判定された場合は、ステップS303へ戻り、次のN値に対して同様な処理を可読性、可視性が低いと判定されるまで繰り返す。もし、可読性、可視性が低い(No)と判定された場合は、自動出力のステップS308へ進む。自動出力の設定がセットされている場合には、ステップS310の1段前の可読性、可視性が十分と判定されたN値をもとにN−up出力を行う。もし、自動出力が設定されていない場合は、縮小限界を示す警告表示を行う(ステップS309)。
図5は、本発明に係る第2の実施形態におけるスキャンサーバ222、プリントサーバ224及びネットワークプリンタ230で構成される画像形成システムを示したハードウエアのブロック図である。原稿データの入力は図5で示すように、スキャナ220で入力されたスキャン画像がネットワーク対応のスキャンサーバ222又は、原稿作成端末であるクライアントマシン228からプリンタドライバ経由で送られたPDLが対象となる。この場合も、第1の実施形態と同様にプリントサーバ224内のN−Up限界判定処理部226で処理され、同様の処理が実行される。
図7は、本発明に係る2枚の用紙両面を使った印刷の特徴を説明するための模式図である。原稿5ページを用紙2枚の表裏に印刷する場合、各2−Up原稿印刷エリア400の上に印刷される。このように1枚目の表裏に原稿1〜4と、2枚目の表に原稿5が印刷され、残りは余白エリア402として何も印刷されない。そこで、第2の実施形態におけるN−Up印刷により、限られた枚数の用紙に限界縮小率(限界N−Up数)により前記原稿の画像を縮小した場合の可読性が不十分と判定された原稿画像を優先して用紙を確保する。この場合、原稿の1,4,5ページの可読性が不十分である為N−Upを1として確保し(1−Up原稿印刷エリア404,408)、原稿2,3は可読性が十分であるのでN−Upを2(2−Up原稿印刷エリア406)として用紙1枚目の裏に印刷される。このように、用紙1ページに並べる原稿画像のページ数を可読性により制御することで、従来無駄になっていた印刷可能領域を無駄にすることなく可読性、可視性を向上させることが可能となる。
図8は、本発明に係る第3の実施形態における文書管理データベース(文書管理DB)140を有する画像形成装置の構成を示したハードウエアのブロック図である。原稿データの入力は図8に示すデジタル複合機の画像読み取り装置(IIT202)から読み取ったスキャン画像、原稿作成端末からプリンタドライバ経由で送られたPDLが対象となる。得られた原稿の主な構成要素それぞれに適した可読性、可視性の判定を行い、可読性、可視性が低いと判定された時点で利用者に警告、又は自動的に一段階前の縮小によるN−upで出力する。第3の実施形態によると、文書管理DB140への文書登録時の前処理として本発明の実施形態に示す判定処理を行い、最適N値及び最適縮小率を文書毎やページ毎の属性として文書管理DB140へ登録し、文書管理DB140を参照して印刷する場合には、その属性値を使うことで都度の判定処理を省くことにより印刷時の印刷速度の向上を図るものである。
図9は、本発明に係る第3の実施形態における文書管理システム、スキャンサーバ、プリントサーバ及びネットワークプリンタで構成される画像形成システムを示したハードウエアのブロック図である。原稿データの入力は図9で示すように、スキャナ220で入力されたスキャン画像がネットワーク対応のスキャンサーバ222又は、原稿作成端末であるクライアントマシン228からプリンタドライバ経由で送られたPDLが対象となる。この場合も、プリントサーバ224内のN−Up限界判定処理部226で処理される。このシステムは、ネットワーク上に配置され文書管理DB240を有する文書管理システム(DMS)を備えている。プリントサーバ224は、文書登録毎やページ毎の属性処理としてDMS232へ登録し、DMS232経由の印刷指示時にはその属性を使うことで都度の判定処理を同様に省くことにより印刷速度及び印刷効率を向上させるものである。
本発明は主にN−up印刷について説明したが、縮小印刷についても適用可能であることは言うまでもない。縮小印刷の場合は、任意の縮小率において可視性、可読性が低いと判定された場合に警告を行うケースでは全く同様であり、自動出力の場合は用紙トレイにセットされている用紙サイズの中で可読性を損なわない範囲で最も小さい用紙を自動的に選択するといった応用が可能である。
本発明に係る第1の実施形態における画像形成装置の構成を示したハードウエアのブロック図である。 本発明に係る実施形態におけるN−Up印刷における主な処理の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る実施形態におけるN−Upの判定前処理の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る実施形態における可読性及び可視性の判定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る第2の実施形態のおけるスキャンサーバ、プリントサーバ及びネットワークプリンタで構成される画像形成システムを示したハードウエアのブロック図である。 本発明に係る2−Up用紙の特徴を説明するための模式図である。 本発明に係る2枚の用紙両面を使った印刷の特徴を説明するための模式図である。 本発明に係る第3の実施形態における文書管理データベース有する画像形成装置の構成を示したハードウエアのブロック図である。 本発明に係る第3の実施形態における文書管理システム、スキャンサーバ、プリントサーバ及びネットワークプリンタで構成される画像形成システムを示したハードウエアのブロック図である。 従来例におけるN−Up設定制御処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
100 CPU、110 ROM、120 RAM、130 NVM、132 デフォルト設定情報、134 可読性判定基準情報、140,240 文書管理データベース、200 I/Oポート、202 IIT、204 ADF、206 IOT、208 LANコントローラ、210 タッチパネル、220 スキャナ、222 スキャンサーバ、224 プリントサーバ、226 N−Up限界判定処理部、228 クライアントマシン、230 ネットワークプリンタ、232 文書管理システム、300 用紙、302 テキスト部、306 イメージ部、404,408 1−Up原稿印刷エリア、400,402,406 2−Up原稿印刷エリア。

Claims (6)

  1. 用紙1ページに複数であるNページ分の原稿画像を並べて画像形成するN−Up画像形成モードを備える画像形成装置であって、
    画像形成対象の原稿の少なくともイメージ情報とテキスト情報を分離する情報分離手段と、
    前記情報分離手段により得られたテキスト情報の画像についての、1ページに1ページ分の原稿画像を形成する1−Upの原稿認識結果の内容と、N−Upの原稿認識結果の内容を比較し、同一ページの1ページ当たりの文字数を母数とし、1−UpとN−Upで認識結果の異なる文字数で示される比率が、一定比率(認識率)を超える場合のNをテキスト部における認識が限界となるNとして取得し、または、前記情報分離手段により得られたイメージ情報の画像についての、1ページに1ページ分の原稿画像を形成する1−Upの原稿認識結果の内容と、N−Upの原稿認識結果の内容を比較し、同一ページの1ページ当たりのイメージ評価を母数とし、縮小前と縮小後の認識結果の異なるイメージ評価が、一定の比率(認識率)を超える場合のNをイメージ部の認識が限界となるNとして取得し、取得されたテキスト部における認識が限界となるN、または、イメージ部における認識が限界となるNに基づき、用紙1ページに並べる原稿画像のページ数を前記認識が限界となるNの1段前の値である1またはNに決定し、決定された1またはNによる1−UpまたはN−Upの画像形成が行われるように制御するページ数制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記情報分離手段は、
    電子化された画像形成対象の原稿の文字を読み取る文字読み取り手段により、前記原稿からテキスト情報を分離することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記情報分離手段はさらに、
    テキスト情報除かれた画像形成対象のイメージ情報から、線で形成される図形情報と点で形成されるビットマップ情報を分離することを特徴とする画像形成装置。
  4. 用紙1ページに複数であるNページ分の原稿画像を並べて画像形成するN−Up画像形成モードを備える画像形成プログラムであって、
    コンピュータに、
    画像形成対象の原稿の少なくともイメージ情報とテキスト情報を分離する情報分離ステップと、
    前記情報分離ステップにより得られたテキスト情報の画像についての、1ページに1ページ分の原稿画像を形成する1−Upの原稿認識結果の内容と、N−Upの原稿認識結果の内容を比較し、同一ページの1ページ当たりの文字数を母数とし、1−UpとN−Upで認識結果の異なる文字数で示される比率が、一定比率(認識率)を超える場合のNをテキスト部における認識が限界となるNとして取得し、または、前記情報分離手段により得られたイメージ情報の画像についての、1ページに1ページ分の原稿画像を形成する1−Upの原稿認識結果の内容と、N−Upの原稿認識結果の内容を比較し、同一ページの1ページ当たりのイメージ評価を母数とし、縮小前と縮小後の認識結果の異なるイメージ評価が、一定の比率(認識率)を超える場合のNをイメージ部の認識が限界となるNとして取得し、取得されたテキスト部における認識が限界となるN、または、イメージ部における認識が限界となるNに基づき、用紙1ページに並べる原稿画像のページ数を前記認識が限界となるNの1段前の値である1またはNに決定し、決定された1またはNによる1−UpまたはN−Upの画像形成が行われるように制御するページ数制御ステップと、
    を実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
  5. 請求項4に記載の画像形成プログラムであって、
    前記情報分離ステップは、
    電子化された画像形成対象の原稿の文字を読み取る文字読み取りステップにより、前記原稿からテキスト情報を分離することを特徴とする画像形成プログラム。
  6. 請求項4に記載の画像形成プログラムであって、
    前記情報分離ステップはさらに、
    テキスト情報除かれた画像形成対象のイメージ情報から、線で形成される図形情報と点で形成されるビットマップ情報を分離することを特徴とする画像形成プログラム。
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