JP2006236033A - 印刷装置および印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 フチなし印刷可能なプリンタドライバにおいて、用紙の高さがフチなし印刷可能な幅であれば、自動的に回転させることによって、用紙の高さがフチなし印刷可能な幅と合うものもピックアップされるようになり、よりユーザの選択肢を増やすことが可能となるプリンタドライバを提供する。
【解決手段】 プリンタドライバは、対象機種の原稿サイズマトリックスとロール紙幅マトリックスを持っており、フチなし印刷が指定された場合、原稿サイズマトリックスから幅もしくは高さがフチなし印刷可能な幅に合うものをピックアップし、アプリケーションに返却する用紙サイズとする。
フチなし印刷実行後、指定された用紙サイズの幅または高さのどちらがフチなし印刷可能な幅に合っているのか判断し、指定された用紙サイズの高さがフチなし印刷可能な幅に合っている場合、自動的に回転させて、イメージを作成することを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像データをフチなし印刷することが可能な印刷装置及び印刷システムに関するものである。
現在、プリンタの高画質化・高速化、デジタルカメラの普及、フチなし印刷機能などにより、通常のフィルムを現像した銀塩写真と同様に、プリンタを使って簡単にフチなし印刷が可能になってきている。
フチなし印刷では、プリンタは用紙サイズよりわずかに大きな画像データをプリンタドライバから受け取り、このデータに対してインクを吐出して、用紙の端に当たらなかったインクについてはプラテン上の特定幅に設けたインク受け穴で受けることで、プラテンを汚さずにかつ給紙誤差や裁断誤差による白フチを出さないように印刷する技術が実用化されている。(特許文献1参照)
このときの拡張領域の作成は、ユーザによってプリンタドライバのフチなし印刷の指定がなされた場合に、プリンタドライバによってなされる。具体的にはプリンタドライバにより2通りの方法があり、1つはフチなし印刷が指定されると、選択された用紙サイズの上下左右に所定の幅を有する拡大イメージをアプリケーションに通知する方法である。もう1つはあらかじめ拡張領域を持った用紙をフチなし専用用紙として余白のある用紙とは別に登録しておき、この用紙が選択された際に拡大縮小せずとも、通常の動作で印刷領域をアプリケーションに通知することにより、実際には拡張領域が通知されるという方法である。
この通知を受けたアプリケーションは、通知された用紙サイズ(わずかに大きな描画領域)に対して描画データを生成して、プリンタドライバに渡す。プリンタドライバは受け取った描画データに対して所定の処理を施すことにより、プリンタに対する印刷データを生成し、プリンタに対して送信する。この印刷データを受け取ったプリンタは、印刷データに従い、上述のように、用紙の端に当たらなかったインクについてはプラテン上の特定幅に設けたインク受け穴で受けることで、フチなし印刷を行っている。
特開平8−169155号公報
しかしながら従来の技術では、通常プリンタドライバは、用紙を縦長で捉えるのが基本であるため、プリンタドライバがフチなし印刷を指定されたときに選択できる用紙は、原稿サイズの幅がフチなし印刷が可能な幅と合うもののみをピックアップするため、ユーザの選択肢がごく限られた用紙のみになっていた。例えば、フチなし印刷が可能な幅がISO A1幅(594.0mm)の場合、ISO A1(594.0×841.0mm)はピックアップされるが、ISO A2(420.0×594.0mm)はピックアップされなかった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、フチなし印刷時に原稿サイズの選択肢を増やすために、原稿サイズの高さがフチなし印刷可能な幅であれば、自動的に90度もしくは270度回転させる仕組みを持つことにより、原稿サイズの高さがフチなし印刷可能な幅と合うものもフチなし印刷可能な用紙としてピックアップされ、より原稿サイズの選択肢を増やすことが可能なプリンタドライバを提供することを目的としている。
上記目的を解決するために、本発明は次のような構成からなる。フチなし印刷可能な外部デバイスと接続され、外部デバイスを制御するための各種設定をGUIにて行う情報処理装置であって、対象とする外部デバイスがサポートしている「原稿サイズ名」「幅」「高さ」といった原稿サイズマトリックスを内部に保持しており、対象とする外部デバイスがサポートしている「ロール紙幅名」「幅」「フチなし可否」といったロール紙幅マトリックスを内部に保持しており、フチなし印刷指定時に原稿サイズマトリックスの「幅」とロール紙幅マトリックスの「幅」、または原稿サイズマトリックスの「高さ」とロール紙幅マトリックスの「幅」とを全ての組み合わせで比較し、どちらかが合致するならば「原稿サイズ」の表示リストに登録する原稿サイズ列挙手段と、フチなし印刷実行時に選択された「原稿サイズ」の高さがロール紙幅マトリックスの「幅」と一致するならば、画像を90度または270度回転させるフチなし印刷自動回転手段とを備えている。
またフチなし印刷実行時に選択された「原稿サイズ」の高さがロール紙幅マトリックスの「幅」と一致するならば、画像を90度回転させるか270度回転させるかをユーザが選択できる手段を更に備えている。
また外部デバイスとはプリンタであり、各種設定とはアプリケーションが作成するデータのサイズと、周囲に余白ができないフチなし印刷の設定を含む。
本出願にかかるその他の発明は、上記の発明を実現する方法とプログラム記憶媒体に記憶されているプログラムで実現することである。
本発明によれば、フチなし印刷時に原稿サイズの高さがフチなし印刷可能な幅であれば、自動的に90度もしくは270度回転させる処理をプリンタドライバが持つことにより、原稿サイズの高さがフチなし印刷可能な幅と合うものもフチなし印刷可能な用紙としてピックアップされ、よりユーザの原稿サイズの選択肢を増やすことが可能となり、使い勝手のよいプリンタドライバを提供できる。
(実施例)
以下、本発明を適用するのに好適である情報処理装置を含む印刷システムについて説明する。
図1は、本発明におけるシステムの概略を示した図である。図示のように、インクジェットプリンタ等の印刷装置がインターフェース回路を介してPCなどのホストコンピュータと接続されている。
ホストコンピュータは、ROM103あるいは外部メモリ109に記憶された文書処理プログラム等に基づいて、図形、イメージ、文字、表等が混在した文書を実行し、システムバスに接続される各デバイスを総括的に制御するCPU101と、CPU101の制御プログラムであるオペレーティングシステム(以下OS)等を記憶し、上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶するROM103あるいは外部メモリ109と、CPU101の主メモリあるいはワークエリアとして機能するRAM102と、キーボード105や不図示のポインティングデバイスからの入力を制御するキーボードコントローラ(KBC)104と、ディスプレイ107の表示を制御するディスプレイコントローラ(DISPC)106と、ブートプログラム、各種のアプリケーション、ユーザファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HDD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FDD)等の外部メモリ109とのアクセスを制御するディスクコントローラ(DKC)108と、所定の双方向インターフェースを介してプリンタに接続されて、プリンタとの通信制御処理を実行するプリンタコントローラ(PRTC)110と、を備えている。
プリンタは、印刷機構とこれらを制御する印刷制御器から構成されている。印刷制御器は、各種プログラムを実行するCPU112と、ホストコンピュータからの印刷データを受信し、ヘッド、キャリッジ、インク供給などの印字機構を制御して最適な印刷を実現させるプログラムや各種データが記憶されているROM113と、各種データや各種プログラムが一時的に記憶されるRAM114と、インターフェース(I/F C)111と、を備えている。
印刷機構は、印刷ヘッド(PHD)と、この印刷ヘッドを移動させるキャリッジ(CRG)116と、印刷ヘッドと対向する位置に配置されているプラテンと、ロール紙を引き出し可能に保持しているロール紙ホルダ(HRL)117と、このロール紙ホルダに保持されているロール紙を引き出してプラテン上へ送る給紙ローラ(IRL)118と、印刷された用紙を排紙する排紙ローラ(ORL)119と、排紙されたロール紙を受ける排紙トレイ(TRY)120と、を備えている。
印刷ヘッドには、各色、具体的にはC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)、c(ライトシアン)、m(ライトマゼンタ)の各色のインクを吐出する6列のノズルが、走査方向に並んで設けられている。
プラテンには、図2に示すように、給紙方向と平行な方向に伸びている複数のインク受け縦開口と、給紙方向と垂直に伸びている複数のインク受け横開口とが形成されている。インク受け縦開口としては、特定の幅(A4やB3など)の左右端がそれぞれ真上を通過するように対になって配置されている。またインク受け横開口としては、給紙側インク受け開口と排紙側インク受け開口とがあり、これらの開口内には、いずれもインク吸着材が入れられている。
これらの機構により、印刷装置は用紙サイズよりわずかに大きな画像データをホストコンピュータの印刷制御装置から受け取り、このデータに対してインクを吐出して、用紙の端に当たらなかったインクについてはプラテン上の特定幅に設けたインク受け横開口で受けることで、プラテンを汚さずにかつ給紙誤差や裁断誤差による白フチを出さないようにフチなし印刷を行う機能を有している。
図3は、プリンタ等の印刷装置が直接接続されているか、あるいはネットワーク経由で接続されているホストコンピュータにおける典型的な印刷処理の構成図である。
アプリケーション、グラフィックエンジン、プリンタドライバ、およびシステムスプーラは、外部メモリ109に保存されたファイルとして存在し、実行される場合にOSや利用するモジュールによってRAM102にロードされ実行されるプログラムである。
またアプリケーションおよびプリンタドライバは、外部メモリ109のFDや不図示のCD、あるいは付図示のネットワークを経由して外部ディスクのHDに追加することが可能となっている。外部メモリ109に保存されているアプリケーションはRAM102にロードされて実行されるが、このアプリケーションからプリンタに対して印刷を行う際には、同様にRAM102にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジンを利用して出力(描画)を行う。アプリケーションがグラフィックエンジンにはき出すデータは、OSの種類によって異なるが、例えばWindows(登録商標)を用いた場合は、描画命令としてGDI関数がグラフィックエンジンであるGDIに出力される。
グラフィックエンジンは、印刷装置ごとに用意されたプリンタドライバを同様に外部メモリ109からRAM102にロードし、アプリケーションの出力であるGDI(Graphic Device Interface)関数をDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、プリンタドライバに出力する。
プリンタドライバは、GDIから受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタで解釈可能なPDL(Page Description Language)や低レベル画像データからなるプリンタの制御コマンドに変換する。変換されたプリンタ制御コマンドはOSによってRAMにロードされたシステムスプーラを経てインターフェース経由でプリンタへ出力される仕組みとなっている。
まず、本実施形態におけるシステムの流れについて述べる。ホストコンピュータ内の外部メモリ109が有しているプリンタドライバは、ディスプレイなどの表示装置を用いたGUIにより図4のようなユーザインターフェースを表示し、ユーザはシートにおけるボタンやコンボボックスなどの各種コントロールを用いて、用紙サイズや印字モードなどの設定を変更できる。そして変更された印刷設定と、アプリケーションからの描画命令に基づいてラスタライズを行い、その後ユーザにより選択された用紙の種類や色設定によって色変換を行い、印刷データや印刷コマンドをプリンタへ送信する。プリンタは受け取った印刷コマンドにしたがって印刷データの印刷を実行する。さらに本発明のプリンタドライバはこのような一般的な印刷制御手段に加えて、図6、図7のような原稿サイズ列挙手段、フチなし印刷自動回転手段を備えている。
以下図面を用いて各機能の詳細について述べる。
<印刷設定時>
図5は本実施形態における印刷設定画面の概要を示す図である。この画面はプリンタドライバのユーザインターフェースの一画面である。
ユーザは「原稿サイズ」コンボボックスにより、アプリケーションで作成するデータのサイズを任意に選択することが可能である。アプリケーションはプリンタドライバより受け取った「原稿サイズ」の描画領域に対して描画を行う。基本的にプリンタが対応している用紙サイズを列挙することで、ユーザはそのプリンタの対応用紙などを意識することなく印刷指定を行うことができる。プリンタドライバは「原稿サイズ」の制御のために、図8のような「ID」「原稿サイズ名」「幅」「高さ」といった情報を持つ原稿サイズマトリックスを保持している。
また「フチなし印刷」チェックボックスにより、フチなし印刷を行うか余白のある通常印刷を行うかの切り替えを行うことが可能である。
またプリンタドライバはフチなし印刷の制御のために、図9のような「ID」「ロール紙幅名」「幅」「フチなし可否」といった情報を持つロール紙幅マトリックスを保持している。
なお「原稿サイズ」コンボボックスに列挙される「原稿サイズ」は、「フチなし印刷」チェックボックスの状態により選択肢が制限される。
したがってプリンタドライバのユーザインターフェースを開くとき、またフチなし印刷チェックボックスの状態が変わったときに「原稿サイズ」コンボボックスに表示するリストを、原稿サイズ列挙手段により更新する。図6はその原稿サイズ列挙手段を示すフローチャートである。
まずステップ1で、プリンタドライバ内に保持している対象機種の原稿サイズマトリックスを取得する。次にステップ2で、「フチなし印刷」チェックボックスの状態を確認する。ONに指定されている場合は、ステップ3からステップ9の選択肢に制限をかける処理を行う。OFFに指定されている場合は、ステップ10で原稿サイズマトリックスのすべての原稿サイズ名を「原稿サイズ」表示リストにコピーする。
そしてステップ2で「フチなし印刷」チェックボックスがONに指定されている場合、まずステップ3でプリンタドライバ内に保持している対象機種のロール紙幅マトリックスを取得する。
次にステップ4でロール紙幅マトリックスからフチなし可の幅を図1のRAM内に列挙する。(図9で言うと、「609.6mm」「594.0mm」「515.0mm」「406.4mm」が列挙される)
次にステップ6で、原稿サイズマトリックスの対象用紙の幅または高さが、ステップ4で列挙した幅のいずれかの値と一致するかを確認する。(図8、9で言うと、1回目はマトリックスの先頭インデックスISO A1と「609.6mm」「594.0mm」「515.0mm」「406.4mm」を比較する)
ここで一致していれば、ステップ7にて「原稿サイズ」表示リストに対して対象用紙の追加処理を行う。(ISO A1は幅が594.0mmで合致するので追加される)
そしてステップ8で対象用紙を原稿サイズマトリックスの次のインデックスへ進める。(図9で言うと、ISO A2へ進める)
以上ステップ6から8の処理を原稿サイズマトリックスの終端まで繰り返す。
そしてステップ1から9で作成した「原稿サイズ」表示リストをコンボボックスに対して登録する(ステップ11)ことで、フチなし印刷に対する制限を考慮した「原稿サイズ」の列挙が完了する。そして、その列挙された原稿サイズを表示リストとして表示することが可能となる。
ユーザは上記に示した「原稿サイズ」コンボボックス、「フチなし印刷」チェックボックスを操作することにより、フチなし印刷を実現する。
つまり、原稿を回転することによりロール紙幅方向に対してフチなし印刷が可能な原稿サイズを、原稿サイズ表示リストに追加する。その結果、フチなし印刷“ON”とした場合の原稿サイズの選択肢の幅を広げることができる。
ここでユーザが「原稿サイズ」“ISO A2”、「フチなし印刷」“ON”を選択して、印刷を実行したと仮定する。
<印刷実行時>
ユーザは図5のユーザインターフェースによって所望の設定をした後に、アプリケーションから印刷の実行を行う。このときフチなし印刷がユーザにより指定されていた場合には、フチなし自動回転手段により、適切にフチなし印刷を制御する。
図7はアプリケーションより印刷実行がされたときのフチなし印刷自動回転手段を示すフローチャートである。
まず印刷が実行されるとステップ1で、アプリケーションからの描画命令に基づいてラスタライズを行い、画像データを作成する。
次にステップ2でアプリケーションから指定された印刷設定を確認し、フチなし印刷が指定されているかどうかを確認する。フチなし印刷が指定されていればステップ3、4、5のフチなし印刷自動回転処理を行う。フチなし印刷が指定されていなければ、通常通りステップ6の印刷データ生成処理を行う。(例では「フチなし印刷」“ON”が指定されているため、ステップ3、4、5の処理を行う)
ステップ2でフチなし印刷が指定されている場合、まずステップ3で、プリンタドライバ内に保持している対象機種のロール紙幅マトリックスを取得する。
次にステップ4でロール紙幅マトリックスからフチなし可の幅を列挙する。(図9で言うと、「609.6mm」「594.0mm」「515.0mm」「406.4mm」が列挙される)
次にステップ5で、指定された「原稿サイズ」の高さが、ステップ4で列挙した幅のいずれかの値と一致するかを確認する。(例では“ISO A2”の高さ594.0mmと「609.6mm」「594.0mm」「515.0mm」「406.4mm」を比較する)
ここで一致しなければ何もせずにステップ7の印刷データ生成処理を行う。一致していれば高さがフチなし可能な長さであると判断できるため、ステップ6で画像を90度または270度回転させてから、ステップ7の印刷データ生成処理を行う。(例では“ISO A2”の高さ594.0mmがステップ4で列挙した幅の中にあるため、90度または270度回転する)
なお、このフチなし自動回転手段のステップ6では、どちらの角度で回転させるかをユーザに選択させる手段を設けてもよい。
ここで、90度回転を行う際に上下左右の余白が均等であれば画像が欠けることはないが、上下左右の余白が異なるケースでは90度回転することで描画領域が変化してしまうため、画像が欠ける可能性がある。
具体的には図10のように、印刷動作開始時にロール紙をピックアップするために、ロール紙の先端(原稿の印刷方向に対して上側)の余白を、後端より多めに取る。このとき左右方向の余白は同じ量を取る。例えば、原稿サイズがA4である場合に、原稿サイズと描画領域の境界に先端の余白を23mm、後端の余白を20mm、左右の余白を5mmとする。そして、このA4の原稿サイズに対して描画領域を回転してフチを残して印刷(フチあり印刷)する場合、描画領域の回転前の副走査方向がロール紙に対して主走査方向となる。このとき、ロール紙をピックアップするために、ロール紙の先端の余白を多めに取ることによりA4描画領域が印刷方向に対して下流側にずれる。ロール紙印刷の場合、原稿サイズに対して裁断の位置を決定するため、描画領域の後端が欠けてしまう可能性がある。
よって、フチなし印刷が指定されていない場合は、印刷動作を実行する時に自動で回転処理を行わないようにすることで、描画領域の周辺部の欠落を防止することできる。
もちろんフチなし印刷が指定されている場合は、描画領域の周辺部が欠落することを想定しているので自動回転を行っても支障がない。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、プリンタなど)から構成されるシステムのデバイスドライバ部分に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するプリンタドライバ等のソフトウェアのプログラムコードを記憶した記録媒体を、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し、実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD、DVD、磁気テープ、MO、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明におけるシステムの概略を示した図である。 プリンタのプラテン周辺を示す平面図である。 ホストコンピュータにおける典型的な印刷データ生成方法を説明するブロック図である。 本発明に係るプリンタドライバが有しているユーザインターフェースの一例である。 本発明における印刷設定画面の概要を示す図である。 印刷設定画面における原稿サイズ列挙手段を示すフローチャートである。 アプリケーションより印刷実行がされたときのフチなし印刷自動回転手段を示すフローチャートである。 プリンタドライバが「原稿サイズ」の制御のために、持つ原稿サイズマトリックスの一例である。 プリンタドライバが「原稿サイズ」の制御のために、持つロール紙幅マトリックスの一例である。 フチなし印刷を指定していない時に自動回転処理を行って、画像が裁断されてしまう一例。

Claims (8)

  1. フチなし印刷可能な外部デバイスと接続され、外部デバイスを制御するための各種設定をGUIにて行う情報処理装置であって、対象とする外部デバイスがサポートしている原稿サイズ名、幅、高さをまとめた原稿サイズマトリックスを内部に保持しており、対象とする外部デバイスがサポートしているロール紙幅、フチなし可否をまとめたロール紙幅マトリックスを内部に保持しており、用紙サイズの幅とフチなし印刷可能な幅、または用紙サイズの高さとフチなし印刷可能な幅とが合っているならばユーザが選択する用紙サイズの表示リストに登録する用紙サイズ列挙手段と、フチなし印刷実行時に指定された用紙サイズの高さがフチなし印刷可能な幅と一致するならば、画像を90度または270度回転させるフチなし印刷自動回転手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. またフチなし印刷実行時に用紙サイズの高さがフチなし印刷可能な幅と一致するならば、画像を90度回転させるか270度回転させるかをユーザが選択できることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記外部デバイスとはプリンタであり、各種設定とはアプリケーションが作成するデータのサイズと、周囲に余白ができないフチなし印刷の設定を含むことを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
  4. フチなし印刷可能な外部デバイスと接続される情報処理装置において実行され、外部デバイスを制御するための各種設定をGUIにて行うデバイスドライバプログラムが格納された記憶媒体であって、対象とする外部デバイスがサポートしている原稿サイズ名、幅、高さをまとめた原稿サイズマトリックスを内部に保持しており、対象とする外部デバイスがサポートしているロール紙幅、フチなし可否をまとめたロール紙幅マトリックスを内部に保持しており、用紙サイズの幅とフチなし印刷可能な幅、または用紙サイズの高さとフチなし印刷可能な幅とが合っているならばユーザが選択する用紙サイズの表示リストに登録する用紙サイズ列挙手段と、フチなし印刷実行時に指定された用紙サイズの高さがフチなし印刷可能な幅と一致するならば、画像を90度または270度回転させるフチなし印刷自動回転手段とを備えることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  5. またフチなし印刷実行時に用紙の高さがフチなし印刷可能な幅と一致するならば、画像を90度回転させるか270度回転させるかをユーザが選択できることを特徴とする請求項4記載の記憶媒体。
  6. 前記外部デバイスとはプリンタであり、各種設定とはアプリケーションが作成するデータのサイズと、周囲に余白ができないフチなし印刷の設定を含むことを特徴とする請求項4または5記載の記憶媒体。
  7. 画像をロール紙に印刷する印刷装置において、
    前記画像に対応した原稿サイズを選択する選択手段と、
    前記画像を印刷する印刷手段と、
    前記画像をロール紙に印刷するための印刷条件を入力する入力手段と、
    前記ロール紙の搬送方向に対する幅を検出する検出手段と、
    前記選択手段によって選択された原稿サイズの高さと前記検出手段によって検出されたロール紙の幅を比較する比較手段と、
    前記比較手段によって原稿サイズの高さとロール紙の幅が一致し、かつ前記入力手段によってフチなし印刷が印刷条件として入力された場合は、前記画像を自動で回転することにより前記印刷手段で印刷し、前記比較手段によって原稿サイズの高さとロール紙の幅が一致するが、前記入力手段によってフチなし印刷が印刷条件として入力されていない場合は、前記画像を自動で回転せずに前記印刷手段で印刷するように制御する制御手段を有することを特徴とする印刷装置。
  8. 画像をロール紙に印刷する印刷システムにおいて、
    前記画像に対応した原稿サイズを選択する選択部と、
    前記画像を印刷する印刷部と、
    前記画像をロール紙に印刷するための印刷条件を入力する入力部と、
    前記ロール紙の搬送方向に対する幅を検出する検出部と、
    前記選択部によって選択された原稿サイズの高さと前記検出部によって検出されたロール紙の幅を比較する比較部と、
    前記比較部によって原稿サイズの高さとロール紙の幅が一致し、かつ前記入力部によってフチなし印刷が印刷条件として入力された場合は、前記画像を自動で回転することにより前記印刷部で印刷し、前記比較部によって原稿サイズの高さとロール紙の幅が一致するが、前記入力部によってフチなし印刷が印刷条件として入力されていない場合は、前記画像を自動で回転せずに前記印刷部で印刷するように制御する制御部を有することを特徴とする印刷システム。
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