JP6659108B2 - 画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特にロール紙に印刷し、印刷したロール紙を巻き取り機構により巻き取る画像形成装置に関する。
従来のロール紙に印刷する画像形成装置には、印刷したロール紙を画像形成装置と一体となった巻き取り機構により巻き取るものが存在する。このような画像形成装置は、長尺印刷やバナー印刷などの結果物である長い印刷物を巻き取り機構で巻き取ることにより、印刷物の持ち運びなどの取り扱いを容易にする目的で使用される。
また、このような画像形成装置は、複数の印刷ジョブに対する印刷処理を実行する場合にも使用される。ロール紙の切断なしに複数の印刷ジョブに対する印刷処理をまとめて実行し、印刷物を巻き取り機構で巻き取り、画像形成装置とは別に設けられた切断機により印刷ジョブ単位で印刷物を切断することにより、画像形成装置を効率的に利用することが知られている。
巻き取り機構を持つ画像形成装置の中には、用紙を搬送するための複数のモードを有し、搬送する用紙に応じて複数のモードの中から1つのモードを選択して用紙の供給を制御するものも存在する(特許文献1参照)。
特許第5710054号公報
しかしながら、特許文献1では、受信した印刷ジョブに設定されるカットモードと画像形成装置に設定された設定情報の両者に基づいて、印刷ジョブのカットに関する動作を決めることについて考慮していなかった。
本発明の一実施形態は、ロール紙上に画像を形成する形成手段と、画像形成後のロール紙を切断する切断手段と、画像形成後のロール紙を巻き取る巻き取り手段とを有する画像形成装置であって、前記巻き取り手段により前記ロール紙を巻き取るが前記切断手段により前記ロール紙を切断しない巻き取り非切断モードに前記画像形成装置が設定されてい場合、印刷ジョブにおける前記ロール紙の切断を指定する設定値に基づく切断処理を実行しない制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、ユーザは、切断に関する態様を印刷ジョブで設定できる。従って、従来では必要であった画像形成装置側での設定の変更操作が不要になる。
実施例1に係る画像形成装置の概略内部構成を示すブロック図 実施例1に係る画像形成装置の概略内部構成を示す断面図 実施例1に係る画像形成装置の動作フローチャート 実施例1に係る画像形成装置による、各設定に応じた処理結果を示す図 実施例2に係る画像形成装置の動作フローチャート
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。ただし、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、以下で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決に必須のものとは限らない。なお、以下の説明において参照する各図では、原則として、他の図と同等の要素に同一の符号を付与している。
[実施例1]
<画像形成装置の構成>
図1は、本実施例に係る画像形成装置の一例を示す図であり、画像形成装置の概略内部構成を示すブロック図である。なお図1には、印刷に関わる構成要素のみを示しているが、画像形成装置が複写機能など他の機能のための構成要素を有していても良い。また本発明は、画像形成装置以外の装置、例えば複合機などにも適用することが可能である。
画像形成装置100は、プリンタコントローラ120と、プリンタエンジン150と、HDD161と、入出力装置162とを備える。また、画像形成装置100は、ネットワーク191を介してホストコンピュータ190と接続されている。
プリンタコントローラ120は、HDDインターフェース(以下I/F)121と、入出力装置I/F122と、ROM I/F125と、メモリコントローラ126とを備える。また、プリンタコントローラ120は、ホストI/F127と、CPU128と、エンジンI/F129と、画像処理部130とを備える。これらの構成要素は、システムバス132を介して接続される。さらに、プリンタコントローラ120は、フラッシュROM123と、RAM124とを備える。フラッシュROM123はROM I/F125を介して、また、RAM124はメモリコントローラ126を介してシステムバス132に接続される。
CPU128は、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)形態の中央演算処理装置であり、プログラムの実行やハードウェアの起動により画像形成装置100全体の動作を統括的に制御する。フラッシュROM123は、CPU128が実行するためのプログラム、画像形成装置100の各種動作に必要な固定データ(画像形成装置の製造時に設定され、後に変更されることがないデータ)、各種設定に関するデータなどを格納する。RAM124は、CPU128のワークエリアとして機能し、また、画像形成装置100が外部装置から受信したデータや、各種設定に関するデータを一時的に格納する領域として用いられる。
画像処理部130は、各種画像処理を行う。例えば、画像処理部130は、画像形成装置100で扱う印刷データ(例えば、ページ記述言語で表されたデータ)を画像データ(ビットマップ画像データ)へ変換する。また、画像処理部130は、画像データの色空間(例えばYCbCr)を、標準的なRGB色空間(例えばsRGB)に変換する。さらに、画像処理部130は、画像データに対し、有効な(画像形成装置100が印刷可能な)画素数への解像度変換、画像解析、画像補正等、様々な画像処理を必要に応じて行う。これらの画像処理によって得られた画像データは、RAM124やHDD161に格納される。
プリンタエンジン150は、インクジェットヘッド151と、カッタユニット152と、搬送モータ153と、コントローラI/F154と、巻き取りモータ155とを備える。これらの構成要素は、システムバス156を介して接続される。
インクジェットヘッド151は、画像データに基づいて用紙などの記録媒体上に画像を印刷する。例えば、インクジェットヘッド151は、複数色分の印刷ヘッドを複数保持し、記録媒体の搬送に同期して印刷ヘッドからインクを吐出させてロール紙上に画像を形成する。なお本実施例では、画像形成装置として、記録剤にインクを用いたインクジェット方式のプリンタを例に挙げて説明するが、画像形成装置はインクジェット方式のものに限定されない。本発明は、サーマルプリンタ(昇華型、熱転写型など)、ドットインパクトプリンタ、LEDプリンタ、レーザープリンタなどの電子写真方式のプリンタなど、様々な画像形成装置にも適用可能である。
カッタユニット152は、用紙などの記録媒体を切断する機構である。カッタユニット152は、インクジェットヘッド151によるインク吐出後(画像形成後)に記録媒体を所定の長さに切断する。
切断する記録媒体が、切断すると紙粉が飛び散る紙種である場合に備えて、ユーザは、画像形成装置100において、切断時の紙粉飛散を防止するために、切断位置にカット屑を軽減するためのラインを引くよう制御する設定を行うことが可能である。本実施例では、切断位置にカット屑を軽減するためのラインを引くことに関する設定を、「軽減ライン設定」と呼ぶ。ユーザにより設定されたラインを引くか否かを示す情報(軽減ライン設定のON/OFF情報)は、フラッシュROM123に記憶される。
また、軽減ライン設定とは別のカッタユニット152に関する設定として、紙の種類に応じて決まる設定が存在する。本実施例では、この設定を「用紙属性設定」と呼ぶ。用紙属性設定の設定値として3つの値が存在し、ユーザは3つの値の何れかを選択することで、用紙属性設定を指定する。具体的には、記録媒体がカッタユニット152で切断できない紙種である場合、ハサミ等を用いて自分で切るために、ユーザは、カッタユニット152を動かさないよう制御する設定を行う(設定値“ユーザカット”を選択)。記録媒体が、坪量が大きくユーザが押さえながら切断しないと切断する線が曲がってしまう紙種である場合、ユーザは、用紙を押さえる時間をユーザに与えてからカッタユニット152が動くよう制御する設定を行う(設定値“イジェクトカット”を選択)。記録媒体が、前述の“ユーザカット”、“イジェクトカット”の設定を行わずに済む紙種である場合、ユーザは、カッタユニット152の通常動作により切断するよう制御する設定を行う(設定値“オートカット”を選択)。ユーザにより設定された用紙属性設定に関する情報は、フラッシュROM123に記憶される。
搬送モータ153は、記録媒体を搬送させる搬送ローラを駆動させるためのモータであり、CPU128によって制御される。
巻き取りモータ155は、巻き取り機構の軸棒を回転させるためのモータであり、CPU128によって制御される。画像形成装置100上で設定可能な、巻き取り機構に関する設定として、印刷時の巻き取り機構の使用の態様を決めるための設定が存在する。この設定を「巻き取り機構使用設定」と呼ぶ。巻き取り機構使用設定の設定値として3つの値が存在し、ユーザは3つの値のうちの何れかを選択することで、巻き取り機構の使用の態様(動作モード)を指定する。具体的には、第1の設定値は、カッタユニット152および巻き取り機構を使用可能な状態にするための“使用(カットON)”である。第2の設定値は、巻き取り機構を使用可能な状態にし、カッタユニット152を使用不能な状態にするための“使用(カットOFF)”である。第3の設定値は、巻き取り機構を使用不能な状態にするための“不使用”である。これらの設定値の何れかをユーザは選択する。巻き取りモータ155は、画像形成装置100における巻き取り機構使用設定の設定値が“使用(カットON)”または“使用(カットOFF)”である場合に動作する。
入出力装置162は、ユーザが種々の操作を行うためのハードキーやタッチパネルなどの入力装置、および、ユーザに種々の情報を提示(通知)するためのディスプレイやランプなどの出力装置を含む。ユーザは、入出力装置162を介して入力することで、画像形成装置100を設定する(即ち、軽減ライン設定、用紙属性設定、巻き取り機構使用設定などの各設定における設定値を選択する)ことができる。なお、ユーザへの情報提示は、音声発生器から音響(ブザー、音声等)を出力することによって行っても良い。
HDD161は、CPU128が実行するためのプログラム、ホストコンピュータ190から送られた印刷データ、画像形成装置100の各種動作に必要な設定情報などを格納する。また、HDD161には、印刷ジョブを管理するためのジョブキューが記憶される。ジョブキューには、印刷実行中や印刷実行前の印刷ジョブが保持される。
なお、本実施例では、画像形成装置100が入出力装置162を備えるものとして説明したが、入出力装置162は、画像形成装置100の外部に別個に設けられていても良い。この場合、画像形成装置100と入出力装置162とは、無線通信等により接続される。また、画像形成装置100に対する入力、および、画像形成装置100からの出力を、ホストコンピュータ190を介して行っても良い。さらに、入出力装置162以外の入出力装置が、ネットワーク191を介して接続されていても良い。
ホストコンピュータ190は、画像形成装置100の外部装置であり、画像形成装置100が印刷する印刷データの供給源である。なお、画像形成装置100には、ホストコンピュータ190の代わりに、画像読取用のリーダ、デジタルカメラ、スマートフォンなどの、印刷データの供給源となる他の外部装置が接続されていても良い。ユーザは、ホストコンピュータ190を使用して画像形成装置100に印刷データを供給する際、ホストコンピュータ190で動作するプリンタドライバ(または印刷設定アプリケーション)の設定画面を用いて印刷ジョブのオプション設定を設定できる。なお、ユーザは、オプション設定として、印刷後のロール紙の切断に関する設定を行うことが可能である。本実施例では、印刷ジョブで指定可能な印刷後のロール紙の切断に関する設定を、「カットモード設定」と呼ぶ。カットモード設定の設定値として3つの値が存在し、ユーザは3つの値のうちの何れかを選択することで、カットモードを指定する。具体的には、印刷が終了したページ毎に切断する“カットあり”、切断を禁止する“カットなし”、切断せず切断位置に線を引く“カットラインあり”の設定値の何れかを、ユーザは選択できる。また、ユーザは、印刷ジョブのオプション設定として、印刷時(画像形成時)のフチの有無に関する設定(本実施例では「フチ有無設定」と呼ぶ)を行う(即ち、“フチあり”か“フチなし”を選択する)ことも可能である。
ユーザは、記録媒体としてロール紙を画像形成装置100に給紙する際に、入出力装置162を使用してロール紙の用紙種を特定する情報を入力する。ユーザにより入力されたロール紙の用紙種を特定する情報は、RAM124に記憶される。給紙作業を終えたユーザは、ホストコンピュータ190を使用して画像形成装置100に印刷データを送る。ホストコンピュータ190から送られてきた印刷データを受け取った画像形成装置100では、CPU128が、印刷データをHDD161に書き込み、また、HDD161に書き込んだ印刷データを所定のデータ量ごとにRAM124に展開する。その後、該展開された印刷データは、画像処理部130により二値データに変換されて、プリンタエンジン150に転送される。プリンタエンジン150は、転送された二値データに基づいて、インクジェットヘッド151によりロール紙に画像を印刷する。画像の印刷が終了した後、搬送モータ153を駆動することにより、所定の位置までロール紙を移動させ、カッタユニット152によって、ロール紙を切断する。巻き取り機構を使用する設定がなされていて、ロール紙が巻き取りの軸棒に接着されている場合は、巻き取りモータ155により軸棒を回し、印刷されたロール紙を軸棒の周りに巻き取る。
図2は、画像形成装置100の概略内部構成を示す断面図であり、詳細には、画像形成装置100内の、印刷前のロール紙が搬送されて印刷された後、巻き取られるまでの処理に係わる構成要素の位置関係を示す図である。ロール紙管201にセットされたロール紙204は、搬送ローラ203によって搬送されインクジェットヘッド151の近傍に到達する。インクジェットヘッド151は、ロール紙管201から搬送されたロール紙204にインクを吐出することで、ロール紙204上に画像を印刷する。印刷後のロール紙204は、画像形成装置100の排出口(図示せず)から排出され、巻き取りロール202によって巻き取られる。
<画像形成装置の動作>
図3は、画像形成装置100における、巻き取り機構の使用の有無に基づき、印刷ジョブを書き変えて印刷する動作のフローチャートである。ホストコンピュータ190等の外部装置から画像形成装置100が印刷データを受信すると、以下の処理が実行される。
S301において、CPU128は、印刷ジョブにおける設定(カットモード設定、フチ有無設定)に関する情報(各設定の設定値)を取得する。なお、印刷ジョブとは、印刷データとオプション設定を含む。つまり、ホストコンピュータ190は、印刷データとオプション設定を含む印刷ジョブを画像形成装置100に送信する。また、CPU128は、画像形成装置における設定(巻き取り機構使用設定、用紙属性設定、軽減ライン設定)に関する情報(各設定の設定値)を取得する。
S302において、CPU128は、S301で取得した情報に基づき、巻き取り機構を使用するか否かを判定する。具体的には、S301で取得した巻き取り機構使用設定の設定値が“使用(カットON)”または“使用(カットOFF)”である場合、巻き取り機構を使用すると判定する一方、当該設定値が“不使用”である場合、巻き取り機構を使用しないと判定する。S302の判定の結果、巻き取り機構を使用する場合、S303に進み、巻き取り機構を使用しない場合、S306に進む。
S303において、CPU128は、S301で取得した情報に基づき、カッタユニット152を使用するか否かを判定する。具体的には、S301で取得した巻き取り機構使用設定の設定値が“使用(カットON)”である場合、カッタユニット152を使用すると判定する一方、当該設定値が“使用(カットOFF)”である場合、カッタユニット152を使用しないと判定する。S303の判定の結果、カッタユニット152を使用する場合、S306に進み、カッタユニット152を使用しない場合、S304に進む。
S304において、CPU128は、S301で取得した、印刷ジョブにおけるカットモード設定の設定値が、“カットあり”であるか否かを判定する。S304の判定の結果、当該設定値が “カットあり”である場合、S305に進む一方、当該設定値が “カットあり”ではない場合、S306に進む。
S305において、CPU128は、印刷ジョブにおけるカットモード設定の設定値を“カットあり”から“カットなし”に書き換える。
S306において、CPU128は、印刷ジョブの設定に従い印刷する。
以上が、本実施例に係る画像形成装置の動作である。
図4は、本実施例に係る画像形成装置100が、図3に示すフロー処理を実行した結果、当初の印刷ジョブの各設定および画像形成装置の各設定に応じて、どのような印刷物が出力されるのかを示すテーブルである。なお、図4(a)は、巻き取り機構使用設定の設定値が“使用(カットOFF)”である場合を、図4(b)は、当該設定値が“使用(カットON)”である場合を示す。
図4(a)に示すように、巻き取り機構使用設定が“使用(カットOFF)”に設定されている場合、印刷ジョブにおけるカットモード設定の設定値によらず、ロール紙がカットされることはない。
一方、図4(b)に示すように、巻き取り機構使用設定が“使用(カットON)”に設定されている場合、印刷ジョブにおけるカットモード設定の設定値に応じて、ロール紙がカットされるか否かが決定される。例えば、印刷ジョブの設定の設定値が“カットあり”、“フチあり”で、画像形成装置の設定の設定値が“オートカット”、“軽減ラインON”であれば、巻き取り機構の使用時であっても、各ページ印刷の終了後、ロール紙はカッタユニットにより切断される。一方、“カットあり”、“フチなし”で、画像形成装置の設定の設定値が“オートカット”、“軽減ラインON”であれば、画像形成装置は、軽減ラインをOFFに切り替えて、かつ、切断も実行しない。これは、“フチなし”印刷が設定されている場合、切断位置(または切断位置付近)まで画像が印刷されることになる。この状況で、画像形成装置が、軽減ラインを記録媒体の切断位置に印刷すると、フチなし印刷対象の画像の上に軽減ラインが印刷されることになり、ユーザが意図しない印刷物が印刷されるおそれがある。つまり、ユーザが意図した通りの印刷物を得るためには軽減ラインを印刷することはできない。その結果、軽減ラインが印刷されないことで紙片が飛び散る可能性が生じることになる。よって、“カットあり”、“フチなし”で、画像形成装置の設定の設定値が“オートカット”、“軽減ラインON”であれば、画像形成装置は、軽減ラインをOFFに切り替えて、かつ、切断も実行しない。
上記の通り、本実施例に係る画像形成装置では、巻き取り機構と、カッタユニットとを併用して印刷するための動作モードを設けている。これにより、例えば巻き取った長尺印刷物を納品するワークフローにおいて、印刷が終了するたびに巻き取り機構を使用する設定を画像形成装置側で解除する手間が不要になる。また、画像形成装置上で設定を変更することなく、カットの有無を印刷ジョブ上の設定で切り替えて印刷できる。その結果、巻き取り機構を使用する印刷ジョブ(カットなし)の印刷実行中でも簡単に割り込みジョブ(カットあり)の印刷処理を実行することが可能となる。
[実施例2]
以下、実施例2について説明する。ただし、以下の説明において、実施例1と共通する内容については、説明を省略する。
<画像形成装置における設定>
画像形成装置上で設定可能な設定として、印刷物の切断をページごとに行うか、または、ジョブごとに行うかを決めるための設定が存在する。この設定を「切断単位設定」と呼ぶ。この設定の設定値として2つの値が存在し、ユーザは2つの値のうちの一方を選択することで、切断時の単位を指定する。具体的には、ページごとに切断するための“ページごと”、または、ジョブごとに切断するための“ジョブごと”の設定値の一方を、ユーザは選択できる。
また他の設定として、実際に切断処理を実行するにあたってユーザに確認を求めるか否かを決めるための設定が存在する。この設定を「切断確認要否の設定」と呼ぶ。この設定の設定値として「要」、「否」という2つの値が存在し、ユーザは2つの値のうちの一方を選択することで、切断の際に、ユーザに確認用の画面を表示するか否かを指定する。
<画像形成装置の動作>
図5は、画像形成装置100における、切断確認要否の設定に応じて、ユーザの操作を待ってカット動作を行う動作のフローチャートある。
ユーザは、ロール紙を巻き取り機構へ取り付ける。
S502において、画像形成装置100は、印刷データに基づき印刷を実行する。なお、本ステップにおける印刷とは、実施例1に係る印刷を含む(図3参照)。
S503において、CPU128は、印刷ジョブに基づき、印刷後にロール紙を切断するか否かを判定する。S503の判定の結果、切断する場合、S504に進む一方、切断しない場合、処理は終了する。なお、本ステップにおける「印刷後」とは、切断単位設定の設定値が“ページごと”の場合は各ページの印刷終了後、当該設定値が“ジョブごと”の場合は各ジョブの印刷終了後、という意味である。
S504において、CPU128は、切断動作の実行確認をユーザに行う必要があるか否かを判定する。具体的には、切断確認要否の設定の設定値が“要”である場合、切断動作の実行確認をユーザに行う必要があると判定し、S505に進む。一方、当該設定値が“否”である場合、切断動作の実行確認をユーザに行う必要がないと判定し、S508に進む。
S505において、CPU128は、入出力装置162に確認用のUI画面を表示させる。なお、S505で表示するUI画面は、S502の印刷処理が完了した後に表示されても、完了前に表示されても良い。
S506において、CPU128は、ジョブキューを参照して、後続の印刷ジョブがあるか否かを判定する。S506の判定の結果、後続の印刷ジョブがある場合、ロール紙を切断することなく処理が終了する一方、後続の印刷ジョブがない場合、S507に進む。なお、S505で表示されたUI画面に対してユーザが操作する前にS506においてYesと判定された場合、UI画面は非表示状態になる。また、S506の判定が完了する前に、ユーザが確認用のUI画面に対して切断動作の実行を指示した場合、S506の判定がスキップされても良い。
S507において、CPU128は、S505で表示したUI画面を介するユーザ入力に基づき、切断動作を実行するか否かを判定する。ユーザがUI画面上で切断動作の実行を選択した場合、S508に進む一方、ユーザがUI画面上で切断動作の非実行を選択した場合、処理は終了する。
S508において、CPU128は、カッタユニット152に、印刷後の用紙の後端を切断させる。
S509において、CPU128は、巻き取りモータ155に、印刷後の用紙を巻き取らせる。
S510において、CPU128は、ジョブキューを参照して、後続の印刷ジョブが新たに登録されているか否かを判定する。S510の判定の結果、後続の印刷ジョブが新たに登録されている場合、S511に進む一方、未登録の場合、処理は終了する。
S511において、CPU128は、搬送モータ153を駆動することで、まだ印刷されていないロール紙の先端を巻き取り機構の位置までフィードさせる。この処理は、後続の印刷ジョブに基づく印刷処理を実行するために行われる。
上記の通り、本実施例に係る画像形成装置では、画像形成装置の設定に応じて、実際に切断動作を実行する前にユーザに確認を求める。このようにユーザに確認を求めることで、共有の画像形成装置において、複数のユーザによる複数の印刷ジョブに対する印刷処理を実行する場合に、カット動作が誤って実行されることを防止できる。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像形成装置
128 CPU
151 インクジェットヘッド
152 カッタユニット
155 巻き取りモータ

Claims (10)

  1. ロール紙上に画像を形成する形成手段と、
    画像形成後のロール紙を切断する切断手段と、
    画像形成後のロール紙を巻き取る巻き取り手段と
    を有する画像形成装置であって、
    前記巻き取り手段により前記ロール紙を巻き取るが前記切断手段により前記ロール紙を切断しない巻き取り非切断モードに前記画像形成装置が設定されてい場合、印刷ジョブにおける前記ロール紙の切断を指定する設定値に基づく切断処理を実行しない制御手段
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記巻き取り非切断モードに前記画像形成装置が設定されている場合、前記ロール紙の切断を指定する設定値を、ロール紙を切断しないことを指定する値に書き換える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記巻き取り手段により前記ロール紙を巻き取り、かつ、前記切断手段により前記ロール紙を切断する巻き取り切断モードに前記画像形成装置が設定されている場合、前記制御手段は、前記切断処理を実行するか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記巻き取り手段により前記ロール紙を巻き取り、かつ、前記切断手段により前記ロール紙を切断する巻き取り切断モードに前記画像形成装置が設定されていて、かつ、切断位置にカット屑を軽減するために引かれるラインに関する軽減ライン設定が前記画像形成装置において有効化されていて、かつ、前記印刷ジョブにフチ無し印刷の指定と前記ロール紙の切断の指定が含まれている場合、前記制御手段は、前記切断処理を実行しないことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記切断手段による切断処理が実行される前に、ユーザに切断動作を実行して良いか確認する確認手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 印刷ジョブにおける、画像形成後のロール紙を切断する態様に応じて決まるカットモード設定に基づき、前記確認手段による確認を実行するか否かを判定する判定手段をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記確認手段による確認を要するか否かを設定する設定手段をさらに有することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 印刷物の切断を、ページごとに行うか、または、印刷ジョブごとに行うかを設定する切断設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. ロール紙上に画像を形成する形成手段と、
    画像形成後のロール紙を切断する切断手段と、
    画像形成後のロール紙を巻き取る巻き取り手段と
    を有する画像形成装置で実行される画像形成方法であって、
    前記巻き取り手段により前記ロール紙を巻き取るが前記切断手段により前記ロール紙を切断しない巻き取り非切断モードに前記画像形成装置が設定されてい場合、印刷ジョブにおける前記ロール紙の切断を指定する設定値に基づく切断処理を実行しないよう制御するステップ
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  10. コンピュータ、請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置における各手段として動作させるためのプログラム。
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