JP5748536B2 - 設定装置、設定方法、およびプログラム - Google Patents

設定装置、設定方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、記録媒体の端部に設けるべき余白の長さを設定する設定装置、設定方法、およびプログラムに関する。
従来、記録が行われた記録媒体を巻取り装置にて巻取り、記録終了後に記録媒体を切断手段で切断して切り離すことにより、記録が行われた記録媒体をロール状に保存できるようにした記録装置が知られている(特許文献1参照)。このような記録装置では、画像の前後に余白を設けずに記録媒体を切断することにより余白なし記録を実現出来るほか、画像の前後に余白を設けて記録媒体を切断することも可能である。
特開2009−190292号公報
特許文献1に開示された記録装置では、画像の前後に余白を設けて記録媒体を切断する場合には、記録媒体を無駄にすることがないように、出来るだけ余白を少なくして記録媒体を切断していた。そのため、記録媒体をロール状にして保存するときに記録媒体の外周に画像が露出し、記録媒体をこのまま保存すると、画像が傷ついたり、汚れが付着したりする可能性があった。
本発明は、記録手段により記録された記録媒体をロール状に保存するときに、当該記録媒体の端部に設けるべき余白の長さを設定するための設定装置であって、前記記録媒体がロール状に保存されるときの記録媒体の外周の長さに関する情報を特定する特定手段と、前記記録媒体が所定幅以上の場合、前記特定手段が特定した外周の長さに関する情報に基づいて前記余白の長さを設定する設定手段と、を有することを特徴とする。
以上の構成によれば、記録媒体をロール状に巻いて保存する場合に、画像が傷ついたり、汚れが付着したりするのを抑制することが可能になる。
本発明を適用可能な記録装置の概略斜視図。 本発明を適用可能な記録装置の制御構成を示すブロック図。 第1の実施形態におけるカット動作のフローチャート。 第1の実施形態において余白量の設定画面の一例を示す図。 第2の実施形態における記録制御のフローチャート。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1(a)は、本発明を適用可能なインクジェット記録装置(以下、単に記録装置と記す)の概略斜視図を示す。
記録装置100は、スタンド2の上部に装置本体(本体部)1を搭載して構成されている。本体部1の手前側には紙管に巻回されたロール状の記録媒体(ロール紙)Rがセットされている。また、本体部1には、記録媒体Rを解きながら記録位置へ給紙(搬送)する給紙部と、解き出された記録媒体を巻き戻すための巻戻部とを有する給紙機構34が設けられている。給紙機構34から解き出された記録媒体は、Uターン搬送されながら記録位置で画像が記録された後、本体部1の手前側から排出されてくる。
本体部1より下方には、本体部1で画像を記録した記録媒体を巻取るための巻取り装置3が装備されている。巻取り装置3は、本体部1から送り出される記録媒体を、巻取り駆動部31と巻取り可動部32の間に保持した紙管(不図示)に巻取っていく。巻取り駆動部31の内部には、エンコーダの信号に基づいて紙管を回転させるモータ(不図示)が装備されている。また、巻取り可動部32は両矢印Cで示す幅方向に移動可能であり、保持される紙管の長さ(記録媒体の幅サイズ)に応じてユーザが移動させることができる。例えば60インチ幅の記録媒体をセットする場合は、巻取り可動部32を60インチ用紙管を保持する位置へ移動させる。
巻取り装置3を使うには、まず、ユーザが紙菅を巻取り装置3に取り付けて、記録媒体Rの先端をこの紙菅にテープ等で取り付ける。それから、本体部1が、画像を記録した記録媒体が送られるたびに巻取り装置3に取り付けられた紙菅を回転させて、記録媒体を紙管を中心に巻取っていく。本実施形態の巻取り装置3は、画像が記録された記録媒体を巻取る際、記録直後の未乾燥のインクがなるべく記録媒体に転写しないようにするために、画像が外側となるように記録媒体を巻取っていく。また、巻取り装置3(巻取り駆動部31)のエンコーダが検出する回転角度から、巻取り装置3により巻取られている記録媒体の外周の長さを算出することが可能となる。例えば、エンコーダが検出した角度が0度(基準点)であるときは、前回の0度(基準点)から今回の0度(基準点)までの1回転の間に搬送ローラが送った記録媒体の搬送量が、巻取り装置3により巻取られている記録媒体の外周の長さに相当する。例えば、搬送ローラで100mm送っていた場合には、記録媒体の外周は100mmということになる。この外周長の算出は、搬送ローラを駆動して巻取り装置3で巻取っている間続けているため、外周の長さを常時把握することが可能である。また、記録媒体を切断すると、その段階で巻取り装置3に巻かれている記録媒体に加えて、巻取り装置3から切断位置までの間にある記録媒体も最終的に巻取り装置3に巻かれることになる。そこで、巻取り装置3に巻取られている記録媒体の外周を上記の方法で算出し、その値を巻取り装置3から切断位置までの距離に応じて修正するようにして、より正確に記録媒体の外周を算出するようにしてもよい。
図1(b)は、本体部1の内部の斜視図を示す。本体部1の上部には開閉カバー11が設けられ、開閉カバー11を開くことにより内部の機構にアクセスすることができる。本体部1には、記録ヘッド8を搭載して記録媒体の幅方向に往復移動可能なキャリッジ14が設けられている。また、記録ヘッド8と対向する位置には、記録ヘッド8により画像が記録される記録媒体を案内支持するためのプラテン9が配されている。プラテン9の搬送上流側(本実施形態では、本体部1内のUターン搬送経路において、給紙機構34にセットされた紙管上の記録媒体R寄りの位置)には、記録媒体を搬送(紙送り)するための搬送ローラ16が配されている。搬送ローラ16に対してローラホルダ18に軸支された複数のピンチローラ17を弾性力により押圧することにより、その間に挟持される記録媒体に搬送力が付与される。
記録位置においては、キャリッジ14をレール12に沿って矢印E、F方向に移動(主走査)させながら、記録データに基づいて記録ヘッド8から記録媒体へインクを吐出することにより画像の記録が行われる。キャリッジ14の移動に同期して記録する1ライン分の記録と搬送ローラ16による記録媒体の矢印G方向への所定ピッチの搬送(紙送り)とを交互に繰り返すことにより、記録媒体に画像が記録されていく。
キャリッジ14には、記録媒体を切断するための切断装置(カッターユニット)13が搭載されている。キャリッジ14を主走査方向に移動させ、カッターユニット13を突き出し部材に突き当てることにより、カッターユニット13内の刃が出るように構成されている。そして、この状態でキャリッジ14を矢印E方向またはF方向に移動させることにより、記録媒体をカットする。キャリッジ14の移動方向の反対側には、突き出し部材と同様の突起があり、カッターユニット13内の刃は、この突起にあてることにより刃が収納される。記録終了後、巻取り装置3にて巻取った記録媒体を取り外したい場合に、ユーザが操作パネル15のカットボタンを押す。すると、記録媒体が下流側へ搬送され、カッターユニット13で記録媒体が切断されるので、取り外すことができるようになる。また、ユーザが操作パネル15により媒体取り外し操作を行った場合、記録媒体をカットするか否かをモニタ19上に表示してユーザに問い合わせ、ユーザによりカットすると指示された場合には前述と同じようにカッターユニット13により記録媒体を切断させる。
キャリッジ14にはセンサユニット(不図示)が取り付けられており、センサユニットで記録媒体の端部位置を検知することが可能である。センサユニットは様々なLEDを搭載し多くの記録媒体の端部や厚みなどを測定できるほか、記録媒体の左右端部位置情報の差から記録媒体の幅を算出することが可能である。なお、記録媒体の左右端が一様でない場合などは、媒体取り付け時にユーザに媒体幅を入力させることで特定することができるようにしている。さらに、センサユニットとは別に、媒体有無センサ(不図示)が、搬送方向上流側のプラテン上に設けられている。媒体有無センサは、発光素子及び受光素子で構成される光学式のセンサであり、発光素子から光を照射し、反射した光を受光素子により受光することで媒体の有無を検出する。
図1(c)は、画像の後端から少しの余白を設けて記録媒体を切断した場合に、巻取り装置3で巻取られた記録媒体の状態を示している。この場合、同図から明らかなように、記録媒体の外周に画像が露出しており、画像が傷ついたり、汚れが付着したりする可能性が高い。図1(d)は、本実施形態の記録装置100において、後述するように、通常のカット位置からさらに余白を設けて記録媒体を切断した場合に、巻取り装置3で巻取られた記録媒体の状態を示している。このように、本実施形態では、記録媒体の外周に画像が露出しないようにすることが可能となる。
図2は、本実施形態の記録装置100の制御構成を示すブロック図である。図2において、制御部20は記録装置全体の制御を行う。I/F(インターフェース)部24は図示しないホストコンピュータと接続されて、ホストコンピュータからコマンド及び記録を行うための記録データが記録装置に送られる。記録装置100では、そのコマンドに応じて記録動作を開始し、記録データに基づいて記録媒体に記録を行う。また、記録装置の情報はI/F部24を介してホストコンピュータに送られ、記録装置の状態(例えば、記録ステータス)をユーザに通知する。画像処理部21は、I/F部24から送られてくる多値画像データに関してγ補正、色処理、拡大/縮小処理、2値化処理等を行う。画像処理部21は、メモリ、ASIC及びDSP、RISCチップ等で構成される。画像処理部21によって、ドットパターンとして展開された2値の記録データはメモリ部26に一旦蓄積される。このメモリ部26は記録ヘッドが主走査方向に1回スキャンして記録を行うために必要な1バンド分以上のメモリから構成されている。メモリ部26は、記録媒体の端部位置や幅の情報、巻取り装置3にて巻取られている記録媒体の外周長などの情報の記憶にも用いられる。このメモリ部26への記録データの書込み/読み出しは、画像処理部21のDSP若しくはRISCチップの制御の下にメモリコントローラ25により行われ、メモリ部26に対してアドレス信号及び書込み/読み出しタイミング信号が生成される。またメモリ部26からの記録データの読み出しは、ヘッドコントローラ27からの読み出し信号に同期してヘッドコントローラ27に出力される。ヘッドコントローラ27は、図示しないリニアスケールからの信号を基にして、ヘッド部28(記録ヘッド8)のインク吐出のタイミング信号やヒートパルスを生成する。制御部20及びヘッドコントローラ27は、生成されたタイミング信号やヒートパルスに基づいて、各色インクに対応するヘッド部28(記録ヘッド8)のヒータ部を加熱しインクを吐出させることで、記録媒体上に画像記録を行う。このヘッド部28は、メカ駆動部23のキャリッジ14に取り付けられている。メカ駆動部23は、記録ヘッドを主走査方向に移動させるためのキャリッジ部及びキャリッジ駆動部、記録媒体を搬送させる媒体制御部、記録ヘッドのインク詰りを回復する回復ユニット部等から構成されている。さらに、メカ駆動部23には、記録媒体を巻取る巻取り装置3、その他エンコーダやセンサ等も含まれる。
また、制御部20は、操作パネル15から入力される各種情報(例えば、記録媒体の種類や記録モード)に従って記録動作を制御する。さらに、後述するように、制御部20は、ユーザが操作パネル15のカットボタンを押下したことに応じて、記録媒体のカット動作を実行する。
記録媒体の端部を検出するセンサユニットは、キャリッジ14上に取り付けられている。このキャリッジ14を移動させたときにセンサユニットの出力する信号強度が変化した位置を、図示しないリニアスケールからの信号を基にして算出し、これにより記録媒体の幅方向(主走査方向)の端部情報を得る。制御部20は、この端部位置情報から記録媒体の幅を算出する。また、記録媒体を搬送させる際に、キャリッジ14を特定の位置で固定し、キャリッジ14に搭載されたセンサユニットの出力信号が変化した搬送ローラ上の位置を、先ほどとは別のエンコーダからの信号を元にして算出し、これにより先端位置情報を得る。同様にして、媒体有無センサの出力信号が変化した搬送ローラ上の位置を算出し、媒体終端の位置情報を得る。記録装置100は、取得した先端位置情報から、記録媒体の記録領域やカッターユニット(切断装置)13でカットする位置を管理する。これら算出した端部位置や媒体幅などの媒体情報はメモリ部26へ保存される。また、メモリ部26には、後に図3等で示すカット動作を行うためのプログラムを含む様々なプログラムも格納しており、制御部20はメモリ部26に格納されたプログラムを読み出し、これを実行する。
図3は、本実施形態におけるカット動作のフローチャートである。このようなカット動作は、上述したように、記録媒体を取り外すために、ユーザが操作パネル15のカットボタンを押下したタイミング、操作パネル15により媒体取り外し操作を行ったタイミング等に実行される。本実施形態では、カットボタンが押されるとモニタ19に『カットしますか?』と表示を行い、ユーザの意思を確認する。ユーザが、操作パネル15で『いいえ』を選択するとキャンセル動作となるが、『はい』を選択するとステップS300により記録媒体カット動作を開始する。また、操作パネル15のメニューから媒体取り外しのメニューを実行した場合も、モニタ19上に『カットしますか?』と表示し、前述した動作と同じように処理が行なわれ、S300により記録媒体カット動作が開始される。なお、記録媒体の終端近くまで記録が行われ、記録媒体をカットせずに取り外す場合には、『いいえ』を選択するようにすればよい。そして、記録媒体をカットしない場合は記録媒体の取り外しガイダンスをモニタ19に表示し、不図示のレバーを解除して媒体が取り外されるのを待つ。または、記録媒体が終端まで記録されたときは自動で記録媒体が排出される構成としてもよい。
図3のフローチャートに戻り、ステップS300により記録媒体のカット動作が開始されると、ステップS301において、巻取り装置3が使用されているか否かを判断する。本実施形態の記録装置100では、巻取り装置3を使用して記録をする場合には、まずユーザが操作パネル15を用いて巻取り装置3を使用するモードを選択する。そして、この指示に応じて記録媒体の先端を巻取り装置3の近くまで搬送し、ユーザが記録媒体先端を巻取り装置3の紙管にテープ付けすることにより、巻取り装置3を使用するモードの準備が完了する。S301では、記録を開始するにあたり巻取り装置3を使用するモードを選択したか否かによって、巻取り装置3が使用されているか否かを判断する。巻取り装置3が使用されていない場合はステップS302進み、記録媒体がカッターユニット13でカット可能な種類か否かの判断を行う。本実施形態の記録装置100は、プラスチックに近い媒体、厚紙、布に近い媒体など様々な記録媒体に記録を行えるものであるため、記録装置100に備えられたカッターユニット13では切断できない種類の媒体も存在する。また、特定の環境下では、上手く切断できない媒体も存在する。そこで、ステップS302において、使用中の記録媒体がカット可能な種類の媒体か否かの判断を行うようにしている。S302で、使用中の記録媒体がカット可能な種類と判断された場合はS303へ進み、後述する通常カット位置で記録媒体が切断出来るように記録媒体を搬送し、キャリッジ14を左右に移動させて記録媒体をカットする。
本実施形態では、通常の余白あり記録(縁あり記録)の場合、画像の後端から余白5mmを設け、この位置を通常カット位置としている。画像の記録終了後、この通常カット位置が、待機位置である搬送ローラから8mm下流の位置に来るように制御している。一方、カッターユニット13内の刃が記録媒体に当たる位置は、搬送ローラから約70mm下流の位置となる。したがって、通常カット位置で記録媒体をカットする場合はこの70mmから8mm引いた62mmだけ記録媒体を下流側へ搬送してからキャリッジを動作させることで記録媒体をカットする。カット後はS313において、搬送ローラから8mm上流の待機位置に記録媒体の先端が来るように記録媒体を巻戻し、記録待機状態として処理を終了する。なお、余白なし記録(縁なし記録)の場合、画像の後端から内側1mmの位置を通常カット位置として、この位置で記録媒体をカットする。
一方、ステップS302において、使用中の記録媒体がカットできない種類と判断された場合は、切断すべき位置を示すためのカットラインを示す画像を記録媒体に記録し、ユーザにハサミ等で記録媒体をカットしてもらうなどする。この場合、S304において、通常カット位置にカットラインを記録し、ユーザが記録媒体をカットしやすいように、カットラインがプラテンよりも下流側に位置するように記録媒体を搬送する。
ステップS301に戻り、S301において、巻取り装置3が使用されていると判断された場合には、ステップS305に進み、現在取り付けられている記録媒体の幅が予め設定された所定幅以上か否かの判断を行なう。記録媒体の媒体幅が短く、ユーザが画像記録面に触れることなく取り外せる場合は、取り外す際に記録媒体上の画像を汚すおそれが少ないことから、ステップS302に進み、通常カット位置で記録媒体をカット、またはカットラインの記録を実行する。本実施形態では、このようなステップを設けることにより、次のステップで、通常カット位置の後端側にさらに余白を付与することを省略できる。すなわち、記録媒体の画像記録面を触らずに運搬できる場合はさらなる余白を設けずに記録媒体を節約することができる。
ステップS305において記録媒体の幅が所定の幅以上と判断された場合には、ステップS306で、通常カット位置の後端側にさらに余白を付与するか否かをモニタ19上に表示し、ユーザに選択させる。S306において、余白を付与しないことが選択された場合は、ステップS302に進み、通常カット位置で記録媒体をカット、またはカットラインの記録を実行する。
S306において、通常カット位置の後端側にさらに余白を付与することが選択された場合には、さらにS307に進み、通常カット位置の後端側に設ける余白の長さ(余白量)の調整を行う。ここでは、制御部20が、巻取り装置3に巻取られている記録媒体の外周長を特定し、特定された外周長に基づいて余白量を算出し、ロール状に保存されるときの記録媒体の後端に設けるべき余白量を設定する。その上で、これをユーザが操作パネル15から調整できるようにしている。
図4は、モニタ19に表示した余白量の設定画面の一例である。モニタ19には、巻取り装置3に巻かれている記録媒体の外周を0.1mm単位で表示しており、このように巻取り装置3に巻かれている記録媒体の外周をユーザに通知することで、余白量の増減をmm単位で設定しやすくなる。本実施形態では、余白量の調整は、外周何周分かを指定するモードと、mm単位で余白量を直接指定するモードのいずれかで行われる。
図4では、外周単位で余白量を指定する指定部である左側の四角が、黒く選択されていることを示している。その下に余白量をmm単位で指定する指定部があり、ここでは白く未選択の状態となっている。このように、本実施形態では、外周単位で余白量を指定する指定部には、外周何周分かを指定する部分の右側に、mm単位で余白量を増減可能な部分を設けて、細かく余白量を設定できるようにしている。外周何周分かを指定する指定部の数値は、デフォルト値として1周分が表示されており、操作パネル15の上下キーにて増減可能なように構成してある。このデフォルト値は制御部20が特定した外周長に基づいている。図4では、操作パネル15の左右キーによりカーソルが移動可能であり、外周単位で余白量を指定する位置にカーソルがあるが、右キーを押すごとに小数点以下、mm単位の指定部へと移動し、それらの数値を変更することが可能となる。mm単位で直接指定する指定部ではマイナスの値も指定可能であり、プラス側、マイナス側どちらも最大1周分まで指定できるようにしている。mm単位の指定部は、巻取られている記録媒体の外周算出時の誤差をユーザにより補正することができる。また、テープ止めの場合など余白をもう少し多めに設定したい場合などにも便利である。また、記録媒体は環境により伸縮することもあるため、保管場所の環境を考慮して、余白量を調整することができるようになる。
さらに右キーを押すと、mm単位で余白量を指定する指定部へカーソルが移り、余白量を全てmm単位で指定するモードへ切り替わる。本実施形態では、巻取られている記録媒体の外周を算出してモニタ19上に表示するとともに、この数値をmm単位で指定する指定部にデフォルト値として表示する。ユーザは、カーソルを合わせてデフォルト値から余白量を増減させることができる。余白量を指定した後はOKキーを押下して、余白量の調整を決定して処理を終える。このようにして、制御部20は、巻取り装置3に巻取られている媒体の外周の長さに基づいて設定した余白量を、ユーザの調整指示に従って、調整する。
なお、図4に示す例では、外周単位で指定する指定部と直接mm単で指定する指定部の両方をモニタ19に表示する例を示したが、どちらか一方のみを表示するようにしてもよい。
図3のフローチャートに戻り、次にステップS308において、記録媒体がカット可能な媒体か否かの判断を行い、設定した余白量に基づいて、記録媒体をカットする処理を行うか、カットマークを記録する処理を行うかを決定する。このステップS308は、既に説明したステップS302と同様の処理を行うステップである。
S308で、使用中の記録媒体がカット可能な媒体と判断された場合はS309へ進み、通常カット位置が搬送ローラから8mm下流の位置に来るように記録媒体を搬送する。その後、S310において、S307で設定された余白量だけ記録媒体をさらに送ることで、通常カット位置から余白量をさらに付与してカットすることが可能となる。ステップS311では、S303と同様にキャリッジ14を左右に走査させてカット動作を行なう。そして、S315では、切り離された給紙側の記録媒体の先端を待機位置へ戻して処理を終了する。
一方、ステップS308において、使用中の記録媒体がカットできない媒体と判断された場合は、記録媒体にカットラインを記録し、ユーザにハサミ等で記録媒体をカットしてもらうなどする。この場合、S312において、通常カット位置からさらに余白量を付与した位置にカットラインを記録する。このとき、画像1枚ずつを切り離す目的などで画像毎にカットラインを記録する場合には、画像後端から余白5mmを設けた位置(通常カット位置)にカットラインを記録し、その位置からさらに余白量を付与した部分にもカットラインを記録する。カットラインを記録した後は、ステップS313において、ユーザが記録媒体をカットしやすいように、カットラインがプラテンよりも下流側に位置するように記録媒体を搬送する。ステップS314では、記録媒体をカットし、カットが完了したらOKキーを押すようユーザに通知して、カット完了まで待機する。ユーザによる記録媒体のカット完了後、ユーザが操作パネル15よりOKキーを押すと、ステップS315において、記録媒体の先端を検出し、検知した記録媒体の先端を待機位置へ戻して処理を終了する。
以上の説明では、ステップS307において、記録媒体の外周1周分を余白量のデフォルト値とし、この余白量をユーザが操作パネル15を介した調整指示に従って調整するなど、ユーザの指示で決定するように構成した。しかし、このユーザによる指示を省略することも可能である。つまり、算出した外周1周分を自動的に余白量として決定したり、記録媒体の伸縮を考慮して1周分+5mmを余白量として自動的に決定したりしてもよい。
つまり、本実施形態では、巻取り装置3に巻取られている記録媒体の外周長さを判定し、これに基づいて余白量を設定する。そして、設定した量の余白を画像の後端に設けて記録媒体を切断することにより、記録媒体を巻いた状態で保存する場合に、画像が傷ついたり、汚れが付着したりするのを抑制することができる。また、図3のフローチャートのステップS305に示すように、設定した余白量をユーザの指示に従って調整するようにしてもよい。
なお、記録媒体を巻いた状態で保存するときに、画像が傷ついたり、汚れが付着したりするのを効果的に抑制するには、巻取り装置3に巻取られた記録媒体の外周の1周以上の余白を設けることが好適である。そのため、記録装置100が余白量を自動的に設定する場合には、その余白量が外周1周以上として構成されていることが好ましい。また、ユーザが操作パネル15を介して余白量を調整できるようにした構成では、外周1周分未満の余白量を選択(指示)できないように禁止したり、外周1周分未満の余白量を選択した場合に警告する構成とすることが好ましい。
さらに、巻取り装置3に巻取られている記録媒体の外周を取得し、それを巻取り装置3から切断位置までの長さに応じて修正することで、最終的に記録媒体がロール状に保存されるときの外周をより正確に求めるようにしてもよい。また、巻取り装置3に巻取られている記録媒体の外周の算出方法は、本実施形態で示した例に限られない。例えば、記録媒体を巻きつける紙管の径の値を、操作パネル15からユーザに入力させ、その径の値に基づいてロール状に保存されるときの記録媒体の外周を算出する方法がある。また、紙管の外周長の値を、操作パネル15からユーザに入力させるようにして、ロール状に保存されるときの記録媒体の外周を算出するようにしてもよい。さらには、巻きつける記録媒体の先端からの長さ、記録媒体の厚み、記録媒体の種類(剛性)も加味して、より正確に長さを算出するようにしてもよい。これらの情報は、ユーザに入力させてもよいし、記録装置100のセンサやエンコーダで検知するようにしてもよい。またさらに別の方法としては、センサを用いて巻取り装置3に巻取られている記録媒体の外周を直接的に検知するようにしてもよい。いずれにしても、本実施形態では、最終的に記録媒体がロール状に保存されるときの外周に関する情報を取得できればよく、その具体例としては、巻取り装置3に巻取られている記録媒体の外周や紙管の径、外周長等の情報が挙げられる。
また、以上の実施形態の説明では、巻取り装置3を備える記録装置を例に説明を行ったが、巻取り装置3を備えない記録装置であってもよい。このような構成では、ロール状にして保存するときの記録媒体の外周長を推定し、その外周に応じて設定した余白量を通常カット位置の後端に設けて記録媒体を切断することにより、同様の作用効果を得ることができる。つまり、画像の記録終了後の記録媒体を切断させて切り離し、これをユーザが手で巻いて保存する場合に、記録媒体の画像が外周に露出することがなくなり、画像が傷ついたり、汚れが付着したりするのを抑制できるようになる。また、ユーザが手で記録終了後の記録媒体を巻取る他にも、記録装置100とは別体の巻取り装置を使用することも可能である。
このような構成では、記録媒体をロール状に巻いたときの外周を推定(算出)するために、記録媒体を巻きつける紙管の径、記録媒体の先端から後端までの長さ、記録媒体の厚み、記録媒体の種類(剛性)等のうち少なくとも1つの情報が必要となる。これらの情報については、操作パネル15からユーザに入力させてもよいし、記録媒体の先端から後端までの長さ、記録媒体の厚み、記録媒体の種類(剛性)は、記録装置のセンサやエンコーダで検知するようにしてもよい。なお、記録媒体をロール状に保存するときに使用する紙管は、円柱状あるいはそれ以外の形状(楕円形、多角形、星形など)で記録媒体を巻付けられる部材で代用するようにしてもよい。円柱状以外の形状に記録媒体を巻付ける場合は、その外周の長さ、外接円の径、外接円の周長等のうち少なくとも1つの情報を、操作パネル15からユーザに入力させたり、記録装置のセンサやエンコーダで検知するようにすればよい。
またさらに、以上の実施形態の説明では、記録媒体を切断するための切断装置(カッターユニット)13を備える記録装置を例に説明を行ったが、切断装置を備えない記録装置としてもよい。すなわち、記録装置100は、巻取り装置3に巻取られた記録媒体の外周、またはユーザにより巻きつけられる記録媒体の外周に応じて余白量を設定し、設定した量の余白を通常カット位置の後端に設け、その位置にカットマークを記録する。そして、ユーザがハサミ等を用いてカットマークに沿って記録媒体を切断する。このような構成によれば、カットマークに沿って切断された記録媒体を、ロール状に保存するとき、画像が外周に露出することがなくなり、画像が傷ついたり、汚れが付着したりするのを抑制できるようになる。
またさらに、記録完了後の記録媒体の後端側の端部を紙菅に取り付けて、記録媒体の後端を中心にして、ユーザが手で巻取ったり、巻取り装置3によって巻取ったりするようにしてもよい。この構成では、記録媒体の先端側の端部に、通常の余白に加えて外周1周分などさらなる余白を付与することになる。記録装置100は記録媒体の先端側の端部に付与する余白量を決定するために、記録を開始する前に、記録媒体を巻きつける紙管の径、記録媒体の厚み、記録媒体の種類(剛性)等の情報を、ユーザに操作パネル15から入力させる。また、予想される記録媒体の先端から後端までの長さや、記録を行う予定の画像数、画像サイズ等の情報を入力させるようにしてもよい。
またさらに、余白量として例えば外周1周分を付加する場合に、通常カット位置から巻取り装置3が1回転した時点で搬送ローラを停止しカットすれば、外周を常時算出する必要がなくなり処理負荷が軽減できる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、媒体有無センサを用いて記録媒体の終端を検知できるようにし、検知した終端の位置に基づいて、記録媒体の後端に余白(例えば外周1周分)を設けることができる。この構成によれば、記録媒体の終端近くまで記録を行った場合にも、画像が傷ついたり、汚れが付着したりするのを抑制できるようになる。しかし、一方で、記録媒体の後端に余白を設けるために、記録すべき画像が未だあるにもかかわらず記録を途中で終了させると、残りの画像を記録するために新たな記録媒体を用意しなければならなくなってしまう。そこで、本実施形態の記録装置100では、記録媒体の終端を検知した際に、記録媒体の後端に余白を設定するか否かを判断する。つまり、終端を検知した際に、ロール状に記録媒体を保存するときに外周を覆うための余白(例えば外周1周分)と縁あり記録の余白(例えば5mm)の部分にも画像を記録することで使用中の記録媒体に画像が収まるかを判断し、収まる場合には画像記録を続行する。一方、収まらない場合には画像記録を中止して設定された余白を記録媒体の終端部に設けるものである。これにより、新たな記録媒体の使用を抑えながらも、第1の実施形態と同様に、画像が傷ついたり、汚れが付着したりするのを抑制できるようになる。なお、以下の説明において、第1の実施形態で既に説明した構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
本実施形態の記録装置100では、第1の実施形態よりも、媒体有無センサを記録媒体給紙位置に近い位置に設け、早い段階で記録媒体終端を検知できるようにしている。特に、本実施形態の場合、記録媒体の終端を検知したときに、少なくとも設定された余白量以上の未記録領域が残っている必要があるので、媒体有無センサはこの点を考慮してその位置が決められている。
図5は、本実施形態において記録時のフローチャートの一例を示す。まず、ユーザが操作パネル15を用いて巻取り装置3を使用するモードを選択すると、付与する余白量として外周1周分をデフォルト値としてモニタ19に表示し、ユーザの調整指示を受け付ける。表示された余白量で変更がなければユーザはそのままOKボタンを押し、余白量を調整する場合は操作パネル15の上下カーソルで余白量を変更した後、OKボタンを押す。以上で、記録開始前の余白量の設定が完了する。
巻取り装置3を使用するモードが選択され、余白量の設定が完了すると、記録媒体に順次記録が行われていく。図5のフローチャートに示すように、ステップS500で記録が開始されると、S501において記録媒体の終端を検知済みか否かの確認を行なう。記録媒体終端が検出されていない場合は、S504に進み、媒体搬送およびキャリッジ走査を実行して媒体上に1バンド分の画像を記録する。そして、ステップS505で、次のバンドに記録すべき画像があるか否かを確認し、記録すべき画像がある場合にはS501に戻り、画像記録を進めていく。
一方、ステップS501において記録媒体の終端を検知すると、ステップS502に進み、次の1バンドに記録すべき画像の上流側の位置が記録終了位置を超えるか否かの確認を行なう。ここで、記録終了位置とは、記録媒体の終端から、予め設定された余白量と縁あり記録の余白を空けた位置であり、この位置までに記録が完了すれば、予め設定された余白量と縁あり記録の余白を確保することができる。この記録終了位置は、記録媒体終端検知時、現在記録を行っているバンドの画像の上流側の位置と記録媒体終端との距離、設定された余白量、および縁あり記録で付与される余白に基づいて算出する。S502において、次の1バンドに記録すべき画像の上流側の位置が記録終了位置を超えないと判断された場合は、S504に進み、媒体搬送およびキャリッジ走査を実行して記録媒体上に1バンド分の画像を記録する。そして、ステップS505で、次のバンドに記録すべき画像があるか否かを確認し、記録すべき画像がある場合にはS501に戻り、画像記録を続行する。
一方、ステップS502において次の1バンドに記録すべき画像の上流側の位置が記録終了位置を超えると判断された場合、ステップS503に進み、記録媒体の終端までに画像記録が完了するか否かを判断する。このステップで、記録媒体の終端までに画像記録が完了すると判断されれば、S504に進み画像記録を続行することで、使用中の記録媒体に画像を完成させることができる。一方で、記録媒体の終端までに画像記録が完了しないと判断されれば、S506に進み、画像の記録を終了させる。マルチパス記録により画像を記録している場合には、記録途中のバンドの画像を完了させるために、紙送りを行なわず、残りのパスの画像データを記録する動作(パス閉じ)を行うようにしてもよい。また、S506で直ちに記録を終了せずに、記録終了位置までは画像の記録を行ってもよい。また、新たな記録媒体には、途中で記録を終了させた画像を再度、最初から記録するようにしてもよいし、例えば使用中の記録媒体と新しい記録媒体とを貼り合わせて使うような場合には、途中で記録を終了させた画像の続きから記録を行うようにしてもよい。
以上のとおり、本実施形態によれば、記録媒体の終端を検知し、記録媒体の終端までに画像を記録可能な場合には画像記録を続行し、記録できない場合には画像記録を中止して設定された余白量以上の余白を記録媒体の終端部に設けるようにする。これにより、無駄な記録媒体の使用を抑えながらも、記録媒体をロール状に保存するとき、記録媒体の外周に余白を設けることで、画像が傷ついたり、汚れが付着したりするのを抑制できるようになる。
また、以上の説明では、記録媒体の終端までに画像が収まる場合には自動的に画像記録を続行するようにしているが、このような処理を行うか否かをユーザに選択させるようにしてもよい。
また、本実施形態の変形例として、予め設定された余白量が外周を覆うには十分に大きく、その余白量を小さな値に変更することで使用中の記録媒体に画像が収まる場合には画像記録を続行するようにしてもよい。一方、収まらない場合には画像記録を中止して設定された余白を記録媒体の終端部に設けるようにすればよい。例えば、予め設定された余白量が記録媒体の外周2周分である場合に、余白量を外周1周分に変更することで使用中の記録媒体に画像が収まる場合には画像記録を続行し、収まらない場合には画像記録を中止することも可能である。
また、別の変形例として、媒体有無センサを用いて記録媒体の終端を検知する代わりに、録媒体の先端からの距離を常時管理することで、記録媒体の終端の位置を常時把握する構成としてもよい。この構成においては、記録媒体の終端の位置を常時把握できるので、記録すべき画像ごとに、その画像が記録媒体の終端までに収まるかを判断することができる。そして、収まる場合にはその画像の記録を行う一方、収まらない場合には、その画像記録は中止して設定された余白量以上の余白を記録媒体の終端部に設けるようにする。このような構成では、画像の途中で記録を終了させることがなくなるので、記録媒体の後端部に記録途中の画像が生じるのを防止できる。
以上の説明では、「余白」を何も記録されない領域として説明しているが、上述の実施形態に適用できる「余白」は何も記録されない領域に限られない。例えば、「余白」に所望の画像とは無関係な画像(例えば模様)を記録するようにしてもよい。
以上の説明では、記録装置に備えられた制御部が余白量を設定する設定部として機能し、実施形態の設定装置が記録装置の場合を例に説明してきたが、実施形態はこのような構成に限定されるものではない。余白量の設定は、記録装置に接続されたホスト装置の制御部(CPU)が行うようにしてもよい。例えば、プリンタドライバがインストールされたホスト装置が、記録装置に巻取り装置3に巻かれている外周情報を要求したり、紙管の径をユーザに入力部から入力させたりし、これら情報に基づいて余白量を設定する。そして、ホスト装置で設定した余白量を記録装置に送信し、記録装置はホスト装置で設定された余白量で切断する。このような場合、記録装置に接続されるホスト装置(外部機器)が、設定装置となる。
また、実施形態は、記録装置とホスト装置(外部機器)とで構成される記録システムに適用することも可能である。さらに、上述した余白量の設定の機能を実現するためのコンピュータ可読プログラムを構成するプログラムコード、またはそれを記憶した記憶媒体によっても実現される。この場合、ホスト装置や画像形成装置の1つのコンピュータ(またはCPUやMPU)または複数のコンピュータが連携して上記プログラムコードを読出し実行することによって上述した処理が実現されることになる。このように、上述した余白量設定の処理をコンピュータに実行させるための、コンピュータにより読み取り可能なプログラム、あるいは、そのプログラムを記憶した記憶媒体も実施形態に含まれる。
1 本体部
3 巻取り装置
8 記録ヘッド
13 切断装置(カッターユニット)
20 制御部
26 メモリ部
100 記録装置
I 画像
R 記録媒体

Claims (14)

  1. 記録手段により記録された記録媒体をロール状に保存するときに、当該記録媒体の端部に設けるべき余白の長さを設定するための設定装置であって、
    前記記録媒体がロール状に保存されるときの記録媒体の外周の長さに関する情報を特定する特定手段と、
    前記記録媒体が所定幅以上の場合、前記特定手段が特定した外周の長さに関する情報に基づいて前記余白の長さを設定する設定手段と、を有することを特徴とする設定装置。
  2. 前記設定手段が設定した余白の長さをユーザに表示するための表示手段と、ユーザの指示に従って前記設定手段が設定した余白の長さを調整する調整手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の設定装置。
  3. 前記記録媒体の外周の長さに関する情報は、前記記録媒体をロール状に保存するために前記記録媒体を巻き付ける円柱状の部材の外周の長さに関する情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の設定装置。
  4. 前記記録媒体の外周の長さに関する情報は、さらに、前記記録媒体をロール状に保存するときの当該記録媒体の長さ、前記記録媒体の厚み、前記記録媒体の種類の少なくとも1つをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の設定装置。
  5. 前記設定手段は、前記余白の長さとして、前記記録媒体がロール状に保存されるときの記録媒体の外周の1周以上の長さを設定することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の設定装置。
  6. 前記設定装置は、記録媒体に記録を行うための記録手段を有する記録装置であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の設定装置。
  7. 前記記録手段は、前記設定手段が設定した余白の長さに基づいて、前記記録媒体に切断すべき位置を示す情報を記録することを特徴とする請求項に記載の設定装置。
  8. 前記記録手段により記録された記録媒体を切断するための切断手段を有し、
    前記切断手段は、前記設定手段が設定した余白の長さに基づいて、前記記録媒体を切断することを特徴とする請求項またはに記載の設定装置。
  9. 前記記録媒体の種類に応じて、前記切断手段が前記設定手段が設定した余白の長さに基づいて前記記録媒体を切断するか、前記記録手段が前記設定手段が設定した余白の長さに基づいて前記記録媒体に切断すべき位置を示す情報を記録するかを決定することを特徴とする請求項に記載の設定装置。
  10. 前記記録手段により記録された記録媒体をロール状に保存するために、前記記録された記録媒体を巻き取るための巻取り手段を有することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の設定装置。
  11. 前記記録媒体の外周の長さに関する情報は、前記巻取り手段に巻き取られている記録媒体の外周の長さであることを特徴とする請求項10に記載の設定装置。
  12. 前記設定手段の設定した余白の長さを設けないことによって、記録すべき画像が前記記録媒体に記録可能であるかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により記録可能と判断された場合、前記記録手段は、前記設定手段が設定した余白に関わらず前記記録すべき画像を前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項から11のいずれか1項に記載の設定装置。
  13. 記録手段により記録された記録媒体をロール状に保存するときに、当該記録媒体の端部に設けるべき余白の長さを設定する設定装置における設定方法であって、
    記録媒体がロール状に保存されるときの記録媒体の外周の長さに関する情報を前記設定装置が特定する特定ステップと、
    前記記録媒体が所定幅以上の場合、前記特定ステップで特定した外周の長さに関する情報に基づいて前記設定装置が前記余白の長さを設定する設定ステップと、を有することを特徴とする設定方法。
  14. コンピュータを、請求項1から12のいずれか1項に記載の設定装置として機能させるためのプログラム。
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