JP2005313410A - 長尺媒体印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷完了後に切断、分離された未印刷の長尺媒体に、曲がり癖ができるのを防止する長尺媒体印刷装置を提供する。
【解決手段】 曲線路を有する搬送経路上でチューブMを搬送する搬送ローラ2a,2b、プラテンローラ3およびピンチローラ4と、チューブMに文字データ等を印刷するサーマルヘッド6と、印刷されたチューブMを所定の長さで切断するカッター7とを備えた長尺媒体印刷装置1において、切断が完了してから所定の巻き戻し時間が経過した後に、曲線路上にチューブMが位置しない状態にチューブMを搬送することで、チューブMに曲がり癖ができるのを防ぐ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マーカーチューブやラベルテープ、ロール紙などの長尺媒体に文字データ等を印刷する長尺媒体印刷装置に関する。
長尺媒体に文字などを印刷する装置として、次のようなものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この装置は、モータの駆動により回転する駆動ローラおよびプラテンローラによって長尺媒体を搬送し、この長尺媒体とサーマルヘッドとでインクリボンを挟み、サーマルヘッドの発熱によりインクリボンのインクを溶融して、印刷データを長尺媒体の長手方向に印刷する。そして、印刷完了後にカッターで長尺媒体を切断するというものである。
特開2002−254735号公報
ところで、特許文献1に記載の印刷装置のように、マーカーチューブ等の通常状態で媒体表面に平面を有さない媒体に印刷する装置では、プラテンローラの外周の一部に所定の張力をもって媒体を巻きつける等の手段によって印刷部に平面を形成するために、印刷手段付近の搬送路に曲線を設ける必要がある。そして、このような長尺媒体印刷装置では、印刷完了時に長尺媒体を完全に切断して、印刷された印刷済み媒体と印刷されていない未印刷媒体とを完全に分離し、未印刷媒体を給送口まで戻さずに、次の印刷がすぐに開始可能な搬送経路上の位置に停止させている。このため、次の印刷が長時間行われないと、長尺媒体に曲線路の癖が付いてしまう(曲がった形状で塑性変形してしまう)。そして、次の印刷を行う際に、長尺媒体に曲がった癖が付いるために、正常な印刷ができなくなったり、搬送不良が生じてしまう場合がある。
このため、長尺媒体に曲がった癖が付かないように、操作者が手動で長尺媒体を給送口まで巻き戻さなければならない。しかしながら、操作者が巻き戻し操作を長時間行わなかったり、忘れてしまった場合には、長尺媒体の曲がり癖を防止することができない。
そこで本発明は、印刷完了後に切断、分離された未印刷の長尺媒体に、曲がり癖ができるのを防止する長尺媒体印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、曲線路を有する搬送経路上で長尺媒体を搬送する搬送手段と、搬送された長尺媒体に文字データ等を印刷する印刷手段と、印刷された長尺媒体を所定の長さで切断する切断手段とを備えた長尺媒体印刷装置において、切断が完了してから所定の巻き戻し時間が経過した後に、曲線路上に長尺媒体が位置しない状態に長尺媒体を搬送することを特徴としている。
また、長尺媒体の種類、大きさなどの媒体特性を検出する媒体検出手段、または、媒体特性を入力設定できる媒体設定手段を備え、媒体特性に応じて巻き戻し時間を設定するようにしてもよい。
また、周囲の温度、湿度などの環境状態を検出する環境検出手段を備え、環境状態に応じて巻き戻し時間を設定するようにしてもよい。
また、長尺媒体の種類、大きさなどの媒体特性を検出する媒体検出手段、または、媒体特性を入力設定できる媒体設定手段を備え、かつ、周囲の温度、湿度などの環境状態を検出する環境検出手段を備え、媒体特性および環境状態に応じて巻き戻し時間を設定するようにしてもよい。
また、操作者が何も操作しない無操作状態が所定の無操作設定時間を経過した場合に、装置の電源を切断する自動電源切断手段を備え、電源を切断する前に、曲線路上に長尺媒体が位置しない状態にするようにしてもよい。
また、操作者が電源を切断する操作を行った場合に、電源を切断する前に、曲線路上に長尺媒体が位置しない状態にするようにしてもよい。
本発明によれば、印刷、切断が完了してから所定時間が経過した場合には、長尺媒体が曲線路上に位置しない状態にされるため、長尺媒体に曲がった癖が付くことがない。このため、従来のように、次に印刷を行う際に、正常な印刷ができなくなったり、搬送不良が生じてしまう、ということがない。また、長尺媒体の印刷不良や搬送不良を防ぐために、操作者が癖の付いた部分を削除(切断)する必要がなくなり、長尺媒体を無駄なく使用することができる。
また、装置の電源が切断される前に、曲線路上に長尺媒体が位置しない状態にすることで、電源オフ中に長尺媒体に曲がった癖が付くことがなく、再度電源を入れて印刷する際に、印刷および長尺媒体の搬送を良好に行うことができる。
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る長尺媒体印刷装置1の正面図であり、文字や記号で構成されるデータを、塩化ビニール製のチューブや剥離紙付きラベルなどの長尺媒体Mの長手方向に上記データを印刷し、印刷が完了した時点で、長尺媒体Mの印刷完了部分と未印刷部分とをカッター7で切断し、分離するものである。この長尺媒体印刷装置1は所定時間経過後、未印刷の長尺媒体Mを給送口の搬送ローラ2a,2bまで、自動的に巻き戻すようになっている。
この長尺媒体印刷装置1は、長尺媒体Mを搬送するための搬送ローラ2a,2b、プラテンローラ3、ピンチローラ4とを備える。これら4つのローラのうち、搬送ローラ2aとプラテンローラ3には、ステッピングモータ5が接続されており、このステッピングモータ5によって、搬送ローラ2aおよびプラテンローラ3が回転駆動される。搬送ローラ2a,2bは、長尺媒体Mに印刷を行うサーマルヘッド6に対して、長尺媒体Mの搬送経路の上流側に、互いに対向して設けられている。両搬送ローラ2a,2bの間に長尺媒体Mが挟まれた状態で、ステッピングモータ5により搬送ローラ2aが回転すると、長尺媒体Mがサーマルヘッド6側に搬送される。
プラテンローラ3はサーマルヘッド6に対向して設けられ、ピンチローラ4は、長尺媒体Mの搬送経路のサーマルヘッド6よりも下流側に、かつ、プラテンローラ3と対向して設けられている。プラテンローラ3とピンチローラ4との間に長尺媒体Mが挟まれた状態で、ステッピングモータ5の駆動によりプラテンローラ3が回転すると、長尺媒体Mがカッタ7側に搬送される。印刷時には、インクリボンカセット8のインクリボン81を挟んでサーマルヘッド6を長尺媒体Mに圧接するとともに、このサーマルヘッド6を発熱させることにより、インクリボン81のインクを溶融して、長尺媒体Mに印刷データを1ライン毎に印刷する。なお、搬送ローラ2a,2b、プラテンローラ3およびピンチローラ4の位置関係によって、長尺媒体Mを曲げる曲線路が形成されている。
サーマルヘッド6およびカッター7は、ステッピングモータ9に接続されており、このステッピングモータ9により、サーマルヘッド6をプラテンローラ3に対して接離させたり、カッター7を作動させて長尺媒体Mを切断したりする。
カッター7は、カッター刃7aとカッター刃受け台7bとを備えている。カッター刃受け台7bは、平坦面で構成される全切り面と、両端に突条を有する半切り面とを備え、この全切り面および半切り面をカッター刃7aに対して垂直にセットすることにより、長尺媒体Mの全切り処理および半切り処理がそれぞれ行われる。なお、ここで半切りとは、長尺媒体Mを部分的に切断すること全般を含み、その切断の割合を問わない。また、長尺媒体Mの種類によって半切り方法を変えても良く、例えば、長尺媒体Mが剥離紙付きラベルの場合には、剥離紙を切断せずにラベルのみを切断してもよく、また、ロール紙やリボンテープの場合には、ミシン目を入れるようにしてもよい。
この長尺媒体印刷装置1は、アタッチメント取り付け部10に取り付けるアタッチメントを取り替えることにより、種々の長尺媒体Mに対して印刷および切断を行うことができる。例えば、図2(a)に示すラベルカセット11をアタッチメント取付部10に取り付けると、カセット内部から剥離紙付きラベルが引出され、このラベルに対して印刷および切断を行うことができる。また、図2(b)に示すチューブアタッチメント12をアタッチメント取付部10に取り付けると、チューブ挿入口12aからチューブを挿入することにより、チューブに対して印刷および切断を行うことができる。
また、長尺媒体印刷装置1は、長尺媒体Mの種類やサイズ、印刷データや、印刷設定条件等を入力する入力部13と、この入力部13によって入力された各種データや操作者に対する操作指示等を表示する表示部14と、長尺媒体Mの先端または後端を検知するためのセンサ類(図示せず)とを備えている。
図3中15は、長尺媒体印刷装置1内に設けられた制御部であり、この制御部15は、ステッピングモータ5、9、各種センサ類、入力部13および、表示部14とに接続され、センサ類や入力部13からの入力に基づいて、ステッピングモータ5、9や表示部14を制御するものである。また、制御部15は、印刷制御プログラム等を記憶するROM16と、入力部13により入力された各データ等を記憶するRAM17とを備えている。
このRAM17は、図4に示すように、印刷データを記憶する印刷データ記憶エリア171と、長尺媒体の種類、サイズ、印刷濃度等の各種設定情報を記憶する設定情報記憶エリア172と、印刷データの展開を行うデータ展開エリア173と、巻き戻し時間などを記憶する巻き戻し情報記憶エリア174と、その他のエリア175とを有する。また、長尺媒体印刷装置1には、RAMカード19等の外部記憶装置や、パソコン(図示せず)等の外部端末を接続することができ、このRAMカード19やパソコン等に印刷データ等を記憶させることができる。また、外部装置からの印刷データを長尺媒体印刷装置1で印刷することができる。
次に、図5に示すフローチャートに基づいて、長尺媒体印刷装置1の動作について説明する。
電源投入時や、前の印刷が終了して新たな印刷を開始する時など、新規な印刷データの入力を行う場合、まず、操作者は表示部14の表示を見ながら入力部13を操作して、印刷するブロックデータを入力する(S1)。ここでは、1つ目のブロックデータとして文字「A1」を、2つ目のブロックデータとして「A2」を、3つ目のブロックデータとして文字「A3」を入力した場合について説明する。これら入力されたブロックデータは,1つの印刷データとして、RAM17の印刷データ記憶エリア171に記憶される。この印刷データ記憶エリア171に記憶された印刷データは、入力部13の操作によって変更、追加および削除等の編集を行うことができる。
印刷データを入力した後、操作者は入力部13の操作により、表示部14の表示を見ながら長尺媒体Mの種類、サイズを設定入力する(S2)。ここでは、長尺媒体Mの種類として塩化ビニルチューブ(以下、「チューブ」という)を設定し、長尺媒体Mのチューブサイズを外径2.5mmから6.4mmまでの中から、4mmを設定入力した場合について説明する。
長尺媒体Mの設定が終了すると、次に印刷数量、印刷濃度、ブロック間区切りの設定等の各種設定を行う(S3)。具体的には、印刷濃度は1から5までの5段階表示の中から選択し、ブロック間区切りを、チューブを半切りする「半切り」、または、チューブに区切り線を印刷する「区切線」を、表示の中から選択する。ここでは、印刷濃度として標準の濃度「3」を選択し、ブロック間区切りとして「半切り」を選択した。これら各種設定情報は、RAM17の設定情報記憶エリア172に記憶される。この設定終了後、操作者が入力部13の印刷実行ボタン(図示せず)を押すと、印刷が開始される(S4)。
印刷処理が開始されると、制御部15の制御により、ステッピングモータ5が駆動し、搬送ローラ2aおよびプラテンローラ3が回転してチューブ(長尺媒体)Mの頭出し(S5)が行われる。すなわち、チューブMの初期印刷位置がサーマルヘッド6の位置まで搬送される。
チューブMの頭出しが完了すると、制御部15は、印刷データ記憶エリア171から印刷データ等を読み取り、RAM17のデータ展開エリア173で印刷イメージの展開を行う(S6)。この印刷イメージ展開が完了すると、印刷・区切り(S7)を実行する。すなわち、制御部15は、イメージ展開エリア173に展開された印刷イメージを、1ライン毎に分割してサーマルヘッド6に供給するとともに、これに同調させて搬送ローラ2a,2bによってチューブMを搬送しながら、印刷を開始する(S7)。これにより、印刷データの1番目のブロックデータ「A1」、同2番目のブロックデータ「A2」、同3番目のブロックデータ「A3」が、順にチューブMに印刷されていく。
印刷されたチューブMはカッター7に向けて搬送され、1番目のブロックデータ「A1」の印刷部分の前端にカッター7の位置が対向する。ここで、ブロック間区切りが「半切り」か否かの判断が行われ、「半切り」でない場合には、半切り処理が行われずに次ぎの処理に移行する。ブロック間区切りが「半切り」の場合には、ブロック間データの印刷部分の前端がカッター7により半切りされる。ここでは、ブロック間区切りとして「半切り」が設定されているので、ブロック間データの印刷部分の前端がカッター7により半切りされる。これと同様にして、印刷データの2番目のブロックデータ「A2」の印刷部分の前端、3番目のブロックデータ「A3」の印刷部分の前端がカッター7により半切りされる。
このように半切りが完了すると、次の全切り(S8)が行われる。すなわち、制御部15により、印刷データの3番目のブロックデータ「A3」の印刷部分の後端をカッター7位置まで搬送し、この後端をカッター7で全切りする(S8)。全切りが完了すると、サーマルヘッド6によるチューブMへの圧接を解除し、印刷物の製作が完了する。
ところで、各ブロックデータの印刷部分の前端および後端を、カッター7の位置まで搬送することの制御は、各ブロックデータの長さ、および、予めROM16に設定入力されているサーマルヘッド6からカッター7までの距離に基づいて、制御部15で行われる。例えば、ブロックデータの印刷部分の前端をカッター7の位置まで搬送するには、このブロックデータの印刷部分の長さに、サーマルヘッドとカッターとの距離を加算した長さだけ搬送するように、ステッピングモータ5を制御する。
この印刷物の製作が完了すると、巻き戻し時間を設定する(S9)。まず、図6に示すように、設定時間割出(S11)において、RAM17の設定情報記憶エリア172から長尺媒体Mの種類とサイズと(設定情報)を読み取り、この設定情報に基づいた巻き戻し時間を割り出し、これを設定時間として巻き戻し情報記憶エリア174に記憶する。この設定時間は、長尺媒体Mの種類とサイズから、長尺媒体Mを放置しても曲がり癖が付かない期間を割り出したものであり、例えば、曲がり癖が付きやすい長尺媒体Mの場合には短く、曲がり癖が付き難い長尺媒体Mの場合には、長く割り出される。なお、この設定時間は、搬送経路の長さ、曲線路の曲率などの要素も考慮に入れて割り出されている。また、本実施形態では、長尺媒体Mの種類とサイズとが設定登録されているが、アタッチメントに検知コマやバーコード等の媒体情報を指示する指示部を設け、印刷装置にその指示を検出する検出部を設ける等の手段によって長尺媒体Mの種類とサイズを検出するセンサを設け、このセンサの検出結果に基づいて、設定時間を割り出すようにしてもよい。
さらに、長尺媒体印刷装置1に設けられた温度検出用のサーミスタ18から周囲温度を検出し(S12)、この検出温度に基づいて上記の設定時間を補正して(S13)、この補正後の値を巻き戻し時間としてRAM17の巻き戻し情報記憶エリア174に記憶する。この巻き戻し時間は、周囲温度によって長尺媒体Mの曲がり癖の付き易さが変化するため、周囲温度に応じて上記の設定時間を補正して、より適正な時間としたものであり、例えば、温度が高い場合には時間を長く補正し、温度が低い場合には時間を短く補正する。なお、周囲温度の他に、周囲湿度などその他の環境状態に基づいて、設定時間(巻き戻し時間)を補正してもよい。
その後、RAM17のその他のエリア175にある巻き戻しカウンタをクリアにし(S14)、巻き戻し時間の設定(S9)が終了する。
一方、長尺媒体印刷装置1は、一定時間毎に起動される次のようなプログラムを有している。すなわち、最前の全切り(S8)から所定の時間経過後に長尺媒体(チューブ)Mを巻き戻す「巻き戻しタイマ」プログラム(図7)と、操作者が何も操作しない無操作状態が所定の時間(無操作設定時間)経過した場合に、電源を自動的に切断する「電源切断タイマ」プログラム(図8)とを有している。
「巻き戻しタイマ」プログラムが起動されると、まず、巻き戻しカウンタをカウントアップし(S21)、そのカウントが、上記の巻き戻し時間を完了しているか否かをチェックする(S22)。そして、巻き戻し時間を完了していなければ、このプログラムを終了し、次の起動を待機する。一方、巻き戻し時間を完了する場合には、チューブMの巻き戻しを要するか否かをチェックし(S23)、すなわち、操作者により、または、自動巻き戻しによってすでにチューブMが巻き戻されているか否かをチェックし、巻き戻し不要の場合には、巻き戻しカウンタをクリア(S25)してこのプログラムを終了(リターン)し、次の「巻き戻しタイマ」プログラムの起動時間まで待機する。巻き戻しを要する場合には、ステッピングモータ5を逆回転駆動させて搬送ローラ2aを逆回転させ、チューブMの先端を搬送ローラ2a,2bのところまで巻き戻す(S24)。これにより、チューブMは曲線路上に位置しなくなる。そして、巻き戻しカウンタをクリア(S25)してこのプログラムを終了するものである。
一方、「電源切断タイマ」プログラムが起動されると、まず、RAM17のその他のエリア175にある電源切断カウンタをカウントアップし(S31)、そのカウントが、予め設定登録されている無操作設定時間を完了しているか否かをチェックする(S32)。そして、無操作設定時間を完了していなければ、このプログラムを終了し、次の起動を待機する。一方、無操作設定時間を完了する場合には、上記の「巻き戻しタイマ」プログラムと同様にして、チューブMの巻き戻しを要するか否かをチェックし(S33)、巻き戻しを要する場合には、上記と同様にして、チューブMを巻き戻し(S34)、巻き戻しが不要な場合には、巻き戻しを行わない。そして、巻き戻しカウンタおよび、電源切断カウンタをクリア(S35)して、電源を切断する(S36)ものである。ところで、無操作設定時間は固定値であってもよく、操作者が設定登録可能な値であってもよい。なお、操作者によって何らかの操作が行われると、電源切断カウンタはクリアされようになっている。
さらに、操作者自らによって、電源を切断する操作を行った場合には、「電源切断」プログラム(図9)が起動される。
このプログラムでは、まず、RAM17のその他のエリア175にある巻き戻しカウンタおよび、電源切断カウンタをクリアする(S41)。次に、上記と同様にして、チューブMの巻き戻しを要するか否かをチェックし(S42)、巻き戻しを要する場合には、チューブMを巻き戻し(S43)、巻き戻しが不要な場合には、巻き戻しを行わない。そして最後に、電源を切断する(S44)ものである。
このように、全切り(S8)が完了してから所定時間(巻き戻し時間)が経過した場合には、チューブMの先端が搬送ローラ2a,2bのところまで巻き戻されるため、チューブMに曲がった癖が付くことがない。このため、従来のように、次に印刷を行う際に、正常な印刷ができなくなったり、搬送不良が生じてしまう、ということがない。また、チューブMに曲がった癖が付いてしまい、チューブMの印刷不良や搬送不良を防ぐために、操作者が癖の付いた部分を削除(切断)する必要がなくなり、チューブMを無駄なく使用することができる。しかも、その巻き戻し時間は、長尺媒体Mの種類、サイズおよび、周囲温度に基づき最適化されているため、長尺媒体Mや周囲温度が変わっても長尺媒体Mに曲がった癖が付くことがなく、また、巻き戻し時間が短すぎて、全切り(S8)後すぐに長尺媒体Mが巻き戻されてしまい次の印刷に時間がかかる、ということがない。
また、装置の電源が切断される前にもチューブMが巻き戻されるため、電源オフ中にチューブMに曲がった癖が付くことがなく、再度電源を入れて印刷する際に、印刷およびチューブMの搬送を良好に行うことができる。
ところで、巻き戻しカウンタをカウントしている(巻き戻し時間の完了を待っている)間に、次の印刷、切断処理が行われた場合には、上記の図5に示す処理が繰り返され、図6に示すように、巻き戻しカウンタがクリアされる(S14)。このため、次に、「巻き戻しタイマ」プログラムが起動された際には、カウントは振り出しに戻っており、この時点から新たなカウントが行われる。この結果、常に最前の印刷、切断処理の終了時点からカウントがし直され、最前(最新)のカウントに基づいて巻き戻し時間が完了した時点で、巻き戻しが行われる。
本実施形態では、長尺媒体Mが塩化ビニルチューブで外径φ4mmの場合について説明したが、長尺媒体Mの種類、サイズはこれに限定されるものではなく、例えば、剥離紙付きラベルや、ロール紙、リボンテープ等であってもよく、その材質も、紙、プラスチック等であってもよい。
さらに、具体的な処理プログラムについては、上記のプログラムフロー(フローチャート図5〜9)に限らず、例えば、「巻き戻しタイマ」プログラム(図7)と「電源切断タイマ」プログラム(図8)とをひとつにしたプログラムでもよく、また、カウントアップやカウンタクリアなどの処理を別のプログラム中で行ってもよい。さらに、例えば、巻き戻しが必要な場合(チューブMが曲線路に位置する場合)にのみ、「巻き戻しタイマ」プログラムを起動させるようにしてもよい。
本発明の実施形態に係る長尺媒体印刷装置の正面図。 ラベルカセット(a)とチューブ用アタッチメント(b)とを示す平面図。 本発明の実施形態に係る制御部のブロック図。 本発明の実施形態に係るRAMのメモリ構造を示す模式図。 本発明の実施形態に係わる長尺媒体印刷装置の動作処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係わる巻き戻し時間の設定処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係わる巻き戻しタイマの処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係わる電源切断タイマの処理を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係わる電源切断の処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 長尺媒体印刷装置
2a,2b 搬送ローラ(搬送手段)
3 プラテンローラ(搬送手段)
4 ピンチローラ(搬送手段)
6 サーマルヘッド(印刷手段)
7 カッター(切断手段)
M チューブ(長尺媒体)

Claims (8)

  1. 曲線路を有する搬送経路上で長尺媒体を搬送する搬送手段と、搬送された前記長尺媒体に文字データ等を印刷する印刷手段と、印刷された前記長尺媒体を所定の長さで切断する切断手段とを備えた長尺媒体印刷装置において、
    前記切断が完了してから所定の巻き戻し時間が経過した後に、前記曲線路上に前記長尺媒体が位置しない状態に前記長尺媒体を搬送する、
    ことを特徴とする長尺媒体印刷装置。
  2. 長尺媒体の種類、大きさなどの媒体特性を検出する媒体検出手段、または、媒体特性を入力設定できる媒体設定手段を備え、前記媒体特性に応じて前記巻き戻し時間を設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の長尺媒体印刷装置。
  3. 周囲の温度、湿度などの環境状態を検出する環境検出手段を備え、前記環境状態に応じて前記巻き戻し時間を設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の長尺媒体印刷装置。
  4. 長尺媒体の種類、大きさなどの媒体特性を検出する媒体検出手段、または、媒体特性を入力設定できる媒体設定手段を備え、かつ、周囲の温度、湿度などの環境状態を検出する環境検出手段を備え、前記媒体特性および前記環境状態に応じて前記巻き戻し時間を設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の長尺媒体印刷装置。
  5. 操作者が何も操作しない無操作状態が所定の無操作設定時間を経過した場合に、装置の電源を切断する自動電源切断手段を備え、前記電源を切断する前に、前記曲線路上に前記長尺媒体が位置しない状態にする、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の長尺媒体印刷装置。
  6. 曲線路を有する搬送経路上で長尺媒体を搬送する搬送手段と、搬送された前記長尺媒体に文字データ等を印刷する印刷手段と、印刷された前記長尺媒体を所定の長さで切断する切断手段とを備えた長尺媒体印刷装置において、
    操作者が何も操作しない無操作状態が所定の無操作設定時間を経過した場合に、装置の電源を切断する自動電源切断手段を備え、前記電源を切断する前に、前記曲線路上に前記長尺媒体が位置しない状態に前記長尺媒体を搬送する、
    ことを特徴とする長尺媒体印刷装置。
  7. 曲線路を有する搬送経路上で長尺媒体を搬送する搬送手段と、搬送された前記長尺媒体に文字データ等を印刷する印刷手段と、印刷された前記長尺媒体を所定の長さで切断する切断手段とを備えた長尺媒体印刷装置において、
    操作者が電源を切断する操作を行った場合に、前記電源を切断する前に、前記曲線路上に前記長尺媒体が位置しない状態に前記長尺媒体を搬送する、
    ことを特徴とする長尺媒体印刷装置。
  8. 操作者が電源を切断する操作を行った場合に、前記電源を切断する前に、前記曲線路上に前記長尺媒体が位置しない状態にする、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の長尺媒体印刷装置。

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