JP2024013453A - 画像処理装置、画像処理装置の処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】場合に応じた適切なタイミングでインクタンクの交換を促すための報知を行うことができるようにする。【解決手段】画像処理装置は、同色の複数のインクタンクを装着可能な画像処理装置であって、前記同色の複数のインクタンクの各々のインク残量を検知する検知手段と、第1の場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、第2の場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行う第1の報知手段とを有する。【選択図】図5

Description

本開示は、画像処理装置、画像処理装置の処理方法およびプログラムに関する。
印刷の生産性を向上させるため、同色のインクタンクを複数装着可能とした画像処理装置が知られている。複数のインクタンクの使用方法としては、インク残量の少ないインクタンクを優先して使用する方法と、インク残量の多いインクタンクを優先して使用する方法がある。特許文献1に開示された画像記録装置では、これらの使用方法をユーザが選択可能としている。
特開2007-152628号公報
特許文献1に開示された画像記録装置では、複数のインクタンクのそれぞれのインク残量が少なくなったときのユーザへの報知方法に関しては提示されていない。同色のインクタンクを複数装着可能な画像処理装置において、インク残量が少ない方を優先して使用する場合、1本のインクタンクのインク残量が少なくなり、新しいインクタンクに交換すると、別の同色インクタンクを使用することになる。すなわち、1本ずつ順次使用することになる。
一方、インク残量が多い方を優先して使用する場合は、複数のインクタンクがほぼ均等に消費されるため、インク残量が少なくなり、交換となるタイミングがほぼ同時となる。インク残量が少なくなったときのユーザへの報知を1本ずつ行うと、インク残量が多い方を優先して使用する場合に、複数インクタンクの交換タイミングがほぼ同時にもかかわらず、ユーザへの報知がインクタンクの本数分になってしまう。そのため、ユーザにとっては報知が煩わしく、またユーザが本当に知りたい重要な報知が埋もれてしまい、見落とす恐れがあるという課題がある。
逆に、インク残量が少なくなったときのユーザへの報知を複数のインクタンクについてまとめて行うと、インク残量が少ない方を優先して使用する場合に、1本のインクタンクの残量が少なくなっただけでは交換を促さない。そのため、インクタンク交換のタイミングが遅れ、すべてのインクタンクの残量が少なくなったときに交換することになるため、印刷できない時間が発生して生産性向上の支障となるという課題がある。
本開示の目的は、場合に応じた適切なタイミングでインクタンクの交換を促すための報知を行うことができるようにすることである。
画像処理装置は、同色の複数のインクタンクを装着可能な画像処理装置であって、前記同色の複数のインクタンクの各々のインク残量を検知する検知手段と、第1の場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、第2の場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行う第1の報知手段とを有する。
本開示によれば、場合に応じた適切なタイミングでインクタンクの交換を促すための報知を行うことができる。
画像処理装置の外観例を示す図である。 画像処理装置の構成例を示す図である。 画像処理装置のプリンタエンジンの構成例を示す図である。 画像処理装置の動作例を示すフローチャートである。 画像処理装置の動作例を示すフローチャートである。 画像処理装置の動作例を示すフローチャートである。 パネルの操作画面例を示す図である。 インクタンク交換が必要な状態かの判定を説明する図である。 パネルに表示するインクタンク交換通知画面例を示す図である。 インクタンク交換が必要な状態かの判定を説明する図である。 パネルに表示するインクタンク交換通知画面例を示す図である。 インクタンク交換が必要な状態かの判定を説明する図である。 インクタンクLEDの表示内容を説明する図である。 Webユーザインターフェースの操作画面例を示す図である。 管理ツールの操作画面例を示す図である。 画像処理装置の動作例を示すフローチャートである。 画像処理装置の動作例を示すフローチャートである。 パネルの操作画面例を示す図である。 印刷時のインク残量の推移を説明する図である。
以下、実施形態について図面を用いて説明する。なお、実施形態で用いる装置の各構成要素の相対配置、装置形状等は、あくまで例示であり、これらのみに限定するものではない。さらに、図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1(A)は、第1の実施形態による画像処理装置100の外観例を示す図である。画像処理装置100は、外部から入力した情報や、あらかじめ内部に保持している情報を基に、印刷用紙に印刷を行う。画像処理装置100は、ネットワーク191を介して、インターネット網192に接続される。
ホストコンピュータ190は、ネットワーク191およびインターネット網192を介して、画像処理装置100に接続される。ホストコンピュータ190は、画像処理装置100に対して、印刷データや画像処理装置100を制御するための情報(以下、印刷ジョブと表記)を送信する。なお、インターネット網192は、ローカルエリアネットワークであってもよい。また、ネットワーク191は、有線ネットワークでなく、無線ネットワークであってもよい。
ロール紙151は、ロール状に巻き取られた用紙であり、画像処理装置100にセットしておくことができる。メインカバー152は、ロール紙151を給紙するときや、後述する印字ヘッド160(図3(A))やカッターユニット155を交換するときに開ける。図1(A)では、メインカバー152が開いている状態を示している。
リリースレバー153は、後述するローラ162(図3(A))をプラテン156に押し付けてロール紙151を固定したり、ローラ162をプラテン156から離してロール紙151を挿入可能とするためのレバーである。図1(A)では、リリースレバー153が解除された状態を示している。
入出力装置182は、ユーザが種々の操作を行うためのハードキーやパネルと、ユーザに種々の情報を表示(通知)するための表示部を含む。また、入出力装置182は、ユーザへの情報の表示の代わりに、音声発生器からの音響情報に基づく音響(ブザー、音声等)を出力してもよい。また、入出力装置182は、印刷する用紙の種類や印刷画質なども設定することができる。なお、本実施形態では、入出力装置182は、画像処理装置100の内部に存在するが、これに限定されず、例えばネットワーク191を介して外付けの構成として接続されてもよい。また、ホストコンピュータ190が入出力装置182を兼ねていてもよい。また、画像処理装置100は、入出力装置182の他に、ネットワーク191等を介して、他の入出力装置が更に接続可能であってもよい。
キャリッジ154およびそれと一体となったカッターユニット155は、メインカバー152の内部に設けられ、左右方向に駆動して印刷およびロール紙151のカットを行う。ロール紙151は、プラテン156上を前後方向に搬送される。インクタンクカバー169は、開けることにより、後述するインクタンク170(図3(A)の装着や交換を行う。
図1(B)は、画像処理装置100に積載部178を装着した状態の外観例を示す図である積載部178には、印刷物が積載されていく。図1(B)は、メインカバー152およびリリースレバー153が閉じた状態を示している。
図2は、本実施形態による画像処理装置100の構成例を示す図である。なお、本実施形態において、画像処理装置100は、印刷機能のみを有したものを示すが、これに限定するものではない。例えば、画像処理装置100は、原稿上の画像を読み取る読み取り装置をさらに備えて複写機として機能するものや、他の機能を加えた複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)としてもよい。
画像処理装置100は、プリンタコントローラ120と、プリンタエンジン150と、HDD181と、入出力装置182を有する。また、画像処理装置100は、ネットワーク191を介して、ホストコンピュータ190に接続可能である。
プリンタコントローラ120は、HDDインターフェース(I/F)121と、入出力装置I/F122と、ROM I/F125と、メモリコントローラ126を有する。また、プリンタコントローラ120は、ホストI/F 127と、CPU(Central Processing Unit)128と、プリンタエンジンI/F129と、画像処理部130を有する。これらは、システムバス132を介して、相互に接続される。さらに、プリンタコントローラ120は、FlashROM123およびRAM124を有する。FlashROM123およびRAM124は、それぞれ、ROM I/F125およびメモリコントローラ126を介して、システムバス132に接続される。
CPU128は、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)形態の中央演算処理部であり、プログラムの実行やハードウェアの起動により、画像処理装置100の全体の動作を制御する。FlashROM123は、CPU128が実行するためのプログラムや画像処理装置100の各種動作に必要な各種データを格納する。RAM124は、CPU128のワークエリアとして用いられたり、種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶させたりする。
画像処理部130は、各種画像処理を行い、例えば、画像処理装置100で扱う印刷データ(例えば、ページ記述言語で表されたデータ)を画像データ(ビットマップ画像データ)へ展開(変換)する処理や、その他の画像処理を行う。また、画像処理部130は、入力された印刷データに含まれる画像データの色空間(例えばYCbCr)を、標準的なRGB色空間(例えばsRGB)に変換する。また、画像処理部130は、画像データに対し、有効な(画像処理装置100が印刷処理可能な)画素数への解像度変換、画像解析、および画像補正等の様々な画像処理を必要に応じて施す。これらの画像処理によって得られた画像データは、RAM124またはHDD181に格納される。
HDD181は、不揮発性の記憶領域であり、CPU128が実行するためのプログラム、印刷データ、および画像処理装置100の各種動作に必要な設定情報を記憶させたり、読み出したりすることが可能である。なお、HDD181に代えて、フラッシュメモリなどのその他の大容量記憶装置を用いてもよい。
HDD181は、HDD I/F121を介して、システムバス132に接続される。入出力装置182は、入出力装置I/F122を介して、システムバス132に接続される。ホストコンピュータ190は、ネットワーク191およびホストI/F127を介して、システムバス132に接続される。プリンタエンジン150は、プリンタエンジンI/F129を介して、システムバス132に接続される。
ホストコンピュータ190は、例えば、印刷データの供給源となる外部装置であり、プリンタドライバがインストールされている。画像処理装置100は、ホストコンピュータ190の代わりに、例えば、画像読み取り用のリーダ、デジタルカメラ、またがスマートフォンなど、印刷データの供給源となるようなデータ提供装置が設けられてもよい。
図3(A)は、図2のプリンタエンジン150の構成例を示す図であり、画像処理装置100を横から見た場合の図を示している。また、ロール紙151は、給紙されていない状態である。メインカバー152は、開いた状態である。リリースレバー153は、解除された状態である。積載部178は、装着されていない状態である。
プリンタエンジン150は、エンジンマイコン157と、エンジンメモリ158と、キャリッジモータ159と、印字ヘッド160と、ヘッドドライバ161と、ローラ162と、LFモータ163と、給紙センサ164と、排紙センサ165を有する。さらに、プリンタエンジン150は、カッターモータ166と、ソレノイド167と、プログラムメモリ168と、インクタンクカバー169と、インクタンク170と、インクタンクLED171と、インクチューブ172を有する。
本実施形態では、インクタンク170は、各色が2本のインクタンクであり、5色分のインクタンクである。また、インクタンク170は、インク残量の検知機構を持ち、エンジンマイコン157は、インクタンク170により検知されたインク残量を取得することができる。
さらに、プリンタエンジン150は、用紙センサ173と、用紙センサ信号処理回路174と、ロール紙センサ175と、カラーセンサ176と、カラーセンサ信号処理回路177と、システムバス179を有する。システムバス179には、プリンタコントローラ120と、エンジンマイコン157と、エンジンメモリ158と、プログラムメモリ168が接続され、相互にデータのやりとりを行う。
図3(A)のように、メインカバー152が開いていて、リリースレバー153が解除されている状態では、ローラ162およびキャリッジ154の駆動は行われない。リリースレバー153の解除により、ローラ162がプラテン156から離れた状態になっているため、ロール紙151をプラテン156上に挿入することができ、その後、メインカバー152およびリリースレバー153を閉じると、給紙および印刷動作を開始する。
図3(B)は、図2のプリンタエンジン150の構成例を示す図である。図3(B)は、ロール紙151が給紙され、メインカバー152およびリリースレバー153を閉じた状態を示す図である。積載部178が画像処理装置100に装着されている。
図3(B)の画像処理装置100の動作について説明する。エンジンマイコン157は、ロール紙151の給紙と排紙と、印字ヘッド160の制御などの全ての制御を司る。プリンタコントローラ120から送出されたビットマップは、エンジンメモリ158に格納される。ユーザがロール紙151の先端を給紙部に挿入後、LFモータ163を駆動してローラ162を回転させることにより、ロール紙151の給紙と排紙が行われる。
給紙センサ164と排紙センサ165が、ロール紙151の有無を検知することにより、給紙と排紙が正常に動作しているかどうかを判別する。用紙センサ173は、キャリッジ154上に設けられており、ロール紙151の有無を検知する。用紙センサ173は、キャリッジ154を紙面および印刷用紙の搬送方向に垂直な方向に往復運動を行いながら、ロール紙151の有無を連続的に検知することにより、ロール紙151の幅を検出する。用紙センサ信号処理回路174は、用紙センサ173の検出信号を増幅し、エンジンマイコン157に出力する。
カラーセンサ176は、キャリッジ154上に設けられており、ロール紙151に印刷された画像の濃度を検知する。キャリッジ154のロール紙151の幅方向の移動およびローラ162の回転によるロール紙151の搬送を組み合わせて、カラーセンサ176をロール紙151の任意の位置に移動させながら、カラーセンサ176はロール紙151上の画像を読み取る。カラーセンサ信号処理回路177は、カラーセンサ176により読み取られた画像を信号処理してエンジンマイコン157に出力する。
印字ヘッド160は、キャリッジ154と一体になっており、ヘッドドライバ161により駆動される。印字ヘッド160には、5色のインクがインクタンク170からインクチューブ172内を通って供給される。インクタンクLED171は、インクタンク170の状態に応じて、点灯/点滅/消灯を行う。
キャリッジ154は、キャリッジモータ159により、紙面および印刷用紙の搬送方向に垂直な方向に往復運動を行って、印字ヘッド160は、ロール紙151上に印刷を行う。印刷が終了すると、キャリッジ154と一体となったカッターユニット155は、カッターモータ166により降下し、紙面および印刷用紙の搬送方向に垂直な方向にキャリッジ154を駆動することにより、ロール紙151を切断する。切断されたロール紙151は、積載部178に印刷物として積載されていく。
ロール紙151の給紙および印刷中は、ソレノイド167によりメインカバー152およびリリースレバー153が閉じた状態にロックされ、メインカバー152を開けたり、リリースレバー153を解除したりすることはできない。エンジンマイコン157は、給紙センサ164と排紙センサ165によりロール紙151が詰まったことを検知した場合は、印刷を中止し、プリンタコントローラ120に通知する。
図4と図5と図6は、第1の実施形態による画像処理装置100の処理方法の例を示すフローチャートである。図2のCPU128がFlashROM123に記憶されているプログラムを実行し、図3(A)のエンジンマイコン157がプログラムメモリ168に記憶されているプログラムを実行することにより、図4~図6のフローチャートの処理が実現される。CPU128およびエンジンマイコン157は、相互に協調して、図4~図6のフローチャートに従って、制御動作を実行する。
図4は、画像処理装置100の印刷ジョブ受信時の処理を示すフローチャートである。画像処理装置100は、ホストコンピュータ190から送信された印刷ジョブを、ネットワーク191を介して受信したタイミングで、図4のフローチャートの処理を実行する。以下に、図4のフローチャートの各ステップに沿って説明する。
ステップS301では、CPU128は、ロール紙151が給紙されているか否かを判定する。すなわち、CPU128は、図3(B)に示すように、ロール紙151の先端がプラテン156の上まで引き出されている状態であるか否かを判定する。CPU128は、ロール紙151が給紙されている場合には、ただちに印刷動作が可能であるので、ステップS303に進む。また、CPU128は、図3(A)に示すように、ロール紙151の先端がプラテン156の上まで引き出されていない状態の場合には、ロール紙151が給紙されていないので、ステップS302に進む。
ステップS302では、CPU128は、先述したロール紙151の給紙動作を行い、ステップS303に進む。
ステップS303では、CPU128は、ロール紙151への印刷を開始する。CPU128は、先述した通り、インクタンク170からインクチューブ172を介して印字ヘッド160にインクを供給し、ロール紙151を搬送しながら、ロール紙151上にインクを吐出し、画像を形成することにより、印刷を行う。
ステップS304では、CPU128は、インクタンク170のインク残量のチェック処理を行う。ステップS304の処理の詳細は、図5を用いて後述する。
ステップS305では、CPU128は、同色の2本のインクタンク170の両方の残量がない色があるか否かを判定する。CPU128は、同色の2本のインクタンク170の両方の残量がない色がある場合には、ステップS306に進み、同色の2本のインクタンク170の両方の残量がない色がない場合には、ステップS307に進む。
ステップS306では、CPU128は、ロール紙151への印刷を停止し、図4のフローチャートの処理を終了する。
ステップS307では、CPU128は、ページの最後まで印刷したか否かを判定する。CPU128は、ページの最後まで印刷していない場合には、ステップS304に戻り、ページの最後まで印刷した場合には、ステップS308に進む。
ステップS308では、CPU128は、受信した印刷ジョブに含まれる最後のページまで印刷したか否かを判定する。CPU128は、最後のページまで印刷していない場合には、ステップS304に戻り、最後のページまで印刷した場合には、ステップS309に進む。
ステップS309では、CPU128は、ロール紙151への印刷を終了し、図4のフローチャートを終了する。
図5は、図4のステップS304の処理の詳細を示すフローチャートである。図5のフローチャートの処理は、図4のステップS304から呼ばれ、インク1色につき1回呼ばれる。本実施形態では、インクタンク170のインクは5色であるので、図5のフローチャートは合計5回呼ばれることになる。インクタンク170は、5色のそれぞれについて、同色の2本のインクタンクを有する。
ステップS401では、CPU128は、同色の1本目のインクタンク(インク(1)とする)のインク残量を取得する。先述した通り、インクタンク170は、インク残量の検知機構を持ち、エンジンマイコン157は、インクタンク170により検知されたインク残量を取得することができる。CPU128は、エンジンマイコン157からインク残量を取得する。
ステップS402では、CPU128は、ステップS401と同様に、同色の2本目のインクタンク(インク(2)とする)のインク残量を取得する。
ステップS403では、CPU128は、インクタンク交換通知方法の設定状態を判定する。インクタンク交換通知方法の設定は、図4および図5のフローチャートが実行される前に、ユーザがあらかじめ行っておくものとする。ここで、インクタンク交換通知方法の設定処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
図6は、画像処理装置100のインクタンク交換通知方法の設定処理を示すフローチャートである。CPU128は、入出力装置182のパネルに表示されるインクタンク交換通知方法のメニューをユーザが選択したときに、図6のフローチャートの処理を実行する。
ステップS501では、CPU128は、インクタンク交換通知方法の現在の設定状態を取得する。設定状態は、FlashROM123に保存されている。
ステップS502では、CPU128は、入出力装置182のパネルに設定画面を表示する。例えば、CPU128は、入出力装置182のパネルに、図7の設定画面を表示する。
ステップS503では、CPU128は、ユーザが入出力装置182のハードキーを操作することにより、「1本ずつ通知」または「まとめて通知」を選択するまで待機する。CPU128は、「1本ずつ通知」または「まとめて通知」が選択された場合には、ステップS504に進む。
ステップS504では、CPU128は、「1本ずつ通知」が選択された場合には、「1本ずつ通知」の設定状態をFlashROM123に保存し、「まとめて通知」が選択された場合には、「まとめて通知」の設定状態をFlashROM123に保存する。CPU128は、FlashROM123に保存した設定情報を必要な時に読み出すことができる。画像処理装置100の電源をオフしても、FlashROM123に保存した設定情報が消えることはない。その後、CPU128は、図6のフローチャートの処理を終了する。
図5に戻り、ステップS403では、CPU128は、図6のフローチャートで設定されたインクタンク交換通知方法の設定状態をFlashROM123から読み出す。インクタンク交換通知方法の設定状態は、「1本ずつ通知」または「まとめて通知」である。CPU128は、インクタンク交換通知方法の設定状態が「1本ずつ通知」である場合には、ステップS404に進み、インクタンク交換通知方法の設定状態が「まとめて通知」である場合には、ステップS406に進む。
ステップS404では、CPU128は、同色の1本目のインクタンクと2本目のインクタンクのそれぞれに対して、インクタンクの交換が必要な状態であるか否かを判定する。図8に示すように、CPU128は、インクタンクのインク残量がY以上である場合には、インクタンクの交換が不要であると判定する。また、CPU128は、インクタンクのインク残量がX以上Y未満である場合には、まもなくインクタンクの交換が必要であると判定する。また、CPU128は、インクタンクのインク残量がX未満である場合には、インクタンクの交換が必要であると判定する。ここで、YはXより大きな値である。
ステップS405では、CPU128は、インク残量がY未満のインクタンクについて、図9のような画面を入出力装置182のパネルに表示し、ユーザにその色のそのインクタンクについて交換準備またはただちに交換が必要なことを知らせる。CPU128は、インクタンクのインク残量がX以上Y未満である場合には、まもなくインクタンクの交換が必要であるので、入出力装置182のパネルに、その色のそのインクタンクについて「交換準備してください」と表示する。また、CPU128は、インクタンクのインク残量がX未満である場合には、インクタンクの交換が必要であるので、入出力装置182のパネルに、その色のそのインクについて「交換してください」と表示する。表示は、同色の2本のインクタンクのそれぞれに対して行われる。その後、CPU128は、図5のフローチャートの処理を終了し、図4のステップS305に進む。
ステップS406では、CPU128は、同色の1本目のインクタンクと2本目のインクタンクの両方のインク残量を基に、総合的に、その色のインクタンクの交換が必要な状態であるか否かを判定する。CPU128は、図10に示す判定方法に従って、同色の1本目のインクタンクと2本目のインクタンクのインク残量の組み合わせにより、「交換不要」、「まもなく交換必要」、または「交換必要」の判定を行う。
CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がY以上であり、2本目のインクタンクのインク残量がY以上である場合には、その色のインクタンクの交換が不要であると判定する。また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がY以上であり、2本目のインクタンクのインク残量がX以上Y未満である場合には、その色のインクタンクの交換が不要であると判定する。また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がY以上であり、2本目のインクタンクのインク残量がX未満である場合には、その色のインクタンクの交換が不要であると判定する。ここで、YはXより大きな値である。
また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がX以上Y未満であり、2本目のインクタンクのインク残量がY以上である場合には、その色のインクタンクの交換が不要であると判定する。また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がX以上Y未満であり、2本目のインクタンクのインク残量がX以上Y未満である場合には、まもなくその色のインクタンクの交換が必要であると判定する。また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がX以上Y未満であり、2本目のインクタンクのインク残量がX未満である場合には、まもなくその色のインクタンクの交換が必要であると判定する。
また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がX未満であり、2本目のインクタンクのインク残量がY以上である場合には、その色のインクタンクの交換が不要であると判定する。また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がX未満であり、2本目のインクタンクのインク残量がX以上Y未満である場合には、まもなくその色のインクタンクの交換が必要であると判定する。また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がX未満であり、2本目のインクタンクのインク残量がX未満である場合には、その色のインクタンクの交換が必要であると判定する。
ステップS407では、CPU128は、ステップS406で「まもなく交換必要」または「交換必要」と判定された色のインクタンクについて、図11のような画面を入出力装置182に表示し、ユーザに交換準備もしくはただちに交換が必要なことを知らせる。CPU128は、入出力装置182のパネルに、「まもなく交換必要」と判定された色のインクタンクについて、「交換準備してください」と表示する。また、CPU128は、入出力装置182のパネルに、「交換必要」と判定された色のインクタンクについて、「交換してください」と表示する。CPU128は、同色のインクタンクのそれぞれのインク残量状態についてではなく、同色のインクタンクをまとめたその色のインクタンクのインク残量状態を表示する。その後、CPU128は、図5のフローチャートの処理を終了し、図4のステップS305に進む。
以上のように、図4~図6のフローチャートでは、CPU128は、印刷ジョブの印刷中にインクタンク170のインク残量をチェックし、インクが少なくなって、インクタンクの交換が必要な場合には、ユーザに知らせる処理を行っている。CPU128は、インク残量に応じて、インクがなくなってただちにインクタンクの交換が必要か、インクがまもなくなくなるためインクタンクの交換の準備(新しいインクタンクの用意)が必要かをユーザに知らせている。CPU128は、同色の2本のインクタンクの交換について、1本ずつ通知するか、2本まとめて通知するかを、ユーザにより選択された設定状態により切り替えるようにしている。ユーザの使い方により通知方法を切り替えることにより、ユーザは、適切なタイミングでインクタンク交換が必要なことを知ることができる。
インクタンクの交換について1本ずつ通知する方法は、同色のインクタンクを1本ずつ(すなわちインク残量の少ない方を優先して)使う場合に特に効果的である。印刷中に一方のインクタンクのインクがなくなったとしても、もう一方のインク残量があるインクタンクに切り替えて印刷を継続することができ、インクタンク交換のために印刷を停止する必要がなくなる。なくなったインクタンクは、印刷中に交換すればよいので、印刷の生産性を向上させることができる。
一方、インクタンクの交換について2本まとめて通知する方法は、同色のインクタンクを2本同時に(すなわちインク残量の多い方を優先して)使う場合に特に効果的である。2本のインクタンクは、ほぼ同時にインク残量が少なくなっていくが、1本ずつユーザに通知してしまうと、通知する数が2つとなる。複数の色のインクが同時に少なくなると、色の数の2倍通知されてしまい、インクタンク交換以外の通知も重なったとすると、たくさんの数の通知が表示され、重要な通知をユーザが見落としてしまう恐れがある。本実施形態のように、同色のインクタンクの通知は、1つにまとめることにより、ユーザへの通知を簡潔かつ確実に行うことができる。
なお、インクタンクの交換について2本まとめて通知する方法は、同色のインクタンクを1本ずつ(すなわちインク残量の少ない方を優先して)使う場合にも有効である。図10に示した判定方法では、同色の2本のインクタンクのインク残量が両方とも少なくなったときに、交換を促すような判定方法となっている。そのため、同色のインクタンクを1本ずつ使うと、1本のインク残量がなくなっても、他方のインク残量がまだあれば、インクタンクの交換は促さず、2本ともなくなったときに、インクタンクの交換を促す。これは、インクタンクの交換頻度をなるべく少なくしたいユーザにとって有効な方法となる。
また、CPU128は、図10とは別の判定方法として、図12のように、同色の2本のインクタンクのいずれかのインク残量が少なくなったときに交換を促すような判定を行ってもよい。
CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がY以上であり、2本目のインクタンクのインク残量がY以上である場合には、その色のインクタンクの交換が不要であると判定する。また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がY以上であり、2本目のインクタンクのインク残量がX以上Y未満である場合には、まもなくその色のインクタンクの交換が必要であると判定する。また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がY以上であり、2本目のインクタンクのインク残量がX未満である場合には、その色のインクタンクの交換が必要であると判定する。
また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がX以上Y未満であり、2本目のインクタンクのインク残量がY以上である場合には、まもなくその色のインクタンクの交換が必要であると判定する。また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がX以上Y未満であり、2本目のインクタンクのインク残量がX以上Y未満である場合には、まもなくその色のインクタンクの交換が必要であると判定する。また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がX以上Y未満であり、2本目のインクタンクのインク残量がX未満である場合には、その色のインクタンクの交換が必要であると判定する。
また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がX未満であり、2本目のインクタンクのインク残量がY以上である場合には、その色のインクタンクの交換が必要であると判定する。また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がX未満であり、2本目のインクタンクのインク残量がX以上Y未満である場合には、その色のインクタンクの交換が必要であると判定する。また、CPU128は、同色の1本目のインクタンクのインク残量がX未満であり、2本目のインクタンクのインク残量がX未満である場合には、その色のインクタンクの交換が必要であると判定する。
以上のように、図12の判定方法では、同色の2本のインクタンクの交換について1本ずつ通知する場合と同様に、1本のインクタンクのインクがなくなっても印刷を継続できるため、印刷の生産性向上を優先するユーザにとって効果的である。ただし、入出力装置182のパネルへの表示は、2本のインクタンクをまとめて表示するため、どちらのインクタンクの交換が必要かは、別の方法で通知する必要がある。
その一つとして、CPU128は、図13に示すように、インクタンク170の1本ずつに対応して設けられたインクタンクLED171(図3(A))を用いて通知することができる。例えば、CPU128は、交換が不要なインクタンクのインクタンクLED171に対して点灯を行う。また、CPU128は、まもなく交換が必要なインクタンクのインクタンクLED171に対して遅い点滅を行う。また、CPU128は、ただちに交換が必要なインクタンクのインクタンクLED171に対して速い点滅を行う。このように、CPU128は、各インクタンクのインクタンクLED171の表示パターンを切り替えるようにする。そうすることで、ユーザは、まず入出力装置182のパネルの画面表示を見て、どの色のインクタンクの交換が必要かを認識し、その色の2本のうちどちらのインクタンクの交換が必要かを、インクタンクLED171を見て把握することができる。
上記の説明では、インクタンク交換通知方法の設定を、図7に示した画面を入出力装置182のパネルに表示する方法として説明したが、ホストコンピュータ190やその他の外部装置で設定させるようにしてもよい。図14は、画像処理装置100が備えているWebユーザインターフェース機能により、ホストコンピュータ190上にインクタンク交換通知方法の設定画面を表示する例である。ホストコンピュータ190上でユーザがインクタンク交換通知方法を設定することにより、図6のフローチャートの処理が実行され、設定内容がFlashROM123に保存される。保存された設定内容は、図5のフローチャートのステップS403で読み出され、インクタンクの交換または交換準備をユーザに知らせる方法の切り替えに用いられる。
また、画像処理装置100のWebユーザインターフェース機能ではなく、ホストコンピュータ190上で動作する管理ツールを用い、ネットワーク191に接続された複数の画像処理装置100を一括して制御する方法でもよい。管理ツールのインクタンク通知方法設定画面の例を図15に示す。図15の例では、ネットワーク191に画像処理装置Aと、画像処理装置Bと、画像処理装置Cの3つが接続され、インクタンク通知方法を設定する画像処理装置を1つまたは複数選択することができる。このような管理ツールを用いれば、画像処理装置を複数使用している場合に、一括して、インクタンク通知方法を設定することができ、画像処理装置の1つ1つに対してそれぞれ設定するよりも、手間が省ける。
以上説明したように、本実施形態では、インクタンクのインク残量が少なくなった時に、ユーザに対してインクタンクの交換を促す通知の方法を、ユーザ設定により切り替えるようにした。ユーザは、使い方に応じて、同色の2本のインクタンクのそれぞれのインク残量に基づいて通知するか、同色の2本のインクタンクのインク残量から総合的に判断して通知するかを選択することができる。その結果、ユーザは、ユーザの使い方によらず、インクタンクの交換を適切なタイミングで確実に行うことができるようになる。
なお、本実施形態では、CPU128は、印刷ジョブの印刷時に、インク残量をチェックしてインクタンクの交換を促す通知を行っているが、印刷時に限定されない。CPU128は、インクタンクからインクを供給する動作である印字ヘッド160のクリーニングやインク充填時等に、インク残量をチェックしてインクタンクの交換を促す通知を行ってもよい。
以上のように、画像処理装置100は、同色の複数のインクタンク170を装着可能である。図5のステップS401およびS402では、CPU128は、検知部として機能し、同色の複数のインクタンク170の各々のインク残量を検知する。ステップS403では、CPU128は、「1本ずつ通知」のユーザ設定状態である場合には、ステップS404に進み、「まとめて通知」のユーザ設定状態である場合には、ステップS406に進む。「1本ずつ通知」は、同色の複数のインクタンク170の各々についての交換を促すための報知を別々に行う旨を示す。「まとめて通知」は、同色の複数のインクタンク170のうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行う旨を示す。
「1本ずつ通知」または「まとめて通知」のユーザ設定状態は、図7の設定画面により、画像処理装置100の入出力装置182の操作部のユーザ操作により設定される。なお、「1本ずつ通知」または「まとめて通知」のユーザ設定状態は、図14の設定画面により、ホストコンピュータ190等の外部装置の操作部のユーザ操作により設定されてもよい。
ホストコンピュータ190等の外部装置は、図14の設定画面により、インクタンク交換通知方法を設定することができる。ステップS403では、CPU128は、外部装置から「1本ずつ通知」のユーザ設定情報を受信した場合には、ステップS404に進み、外部装置から「まとめて通知」のユーザ設定情報を受信した場合には、ステップS406に進む。
ステップS404およびS405では、CPU128は、報知部として機能し、同色の複数のインクタンク170のインク残量を基に、図9のように、同色の複数のインクタンク170の各々についての交換を促すための報知を別々に行う。ステップS406およびS407では、CPU128は、同色の複数のインクタンク170のインク残量を基に、図11のように、同色の複数のインクタンク170のうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行う。ここで、CPU128は、図9および図11のように、インクタンクのインク残量を基に、インクタンクの交換準備または交換を促すための報知を行う。
なお、CPU128は、ステップS407の報知を行う場合には、インクタンクLED171を用いて、ステップS407の報知方法とは異なる報知方法により、同色の複数のインクタンク170のうちの交換が必要なインクタンクを報知する。具体的には、CPU128は、同色の複数のインクタンク170に対応する各々のインクタンクLED171の点灯または点滅により報知を行う。インクタンクLED171は、LEDに限定されず、発光部であればよい。これに対し、ステップS407では、CPU128は、図11のように、入出力装置182のパネルを用いて、文字表示により報知を行う。なお、本実施形態では、インクタンクとは離れた位置に各インクタンクに対応するインクタンクLED171が設けられているが別の形態でも構わない。例えば、各インクタンク自体にインクタンクLED171が設けられていても良い。
以上、本実施形態によれば、画像処理装置100は、ユーザに応じた適切なタイミングでインクタンクの交換を促すための報知を行うことができる。
(第2の実施形態)
図16~図19は、第2の実施形態による画像処理装置100の処理方法を説明するための図である。以下、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。第2の実施形態では、画像処理装置100は、インクタンクの使用方法として、同色の2本のインクタンクのうちのインク残量の少ない方を優先して使用するか、インク残量の多い方を優先して使用するかをユーザ設定で切り替えられるようにする。そして、画像処理装置100は、インクタンクの使用方法のユーザ設定に基づき、同色の2本のインクタンクのそれぞれのインク残量に基づいて通知するか、同色の2本のインクタンクのインク残量から総合的に判断して通知するかを切り替える。
画像処理装置100の印刷ジョブ受信時の処理は、第1の実施形態の図4と同じであるため、その説明は省略する。図4のステップS304のインク残量チェック処理の詳細は、図16のフローチャートに示す。図16のフローチャートは、図5のフローチャートに対して、ステップS403の代わりに、ステップS601を設けたものである。以下、図16のフローチャートが図5のフローチャートと異なる点を説明する。
CPU128は、ステップS401およびS402の後、ステップS601に進む。ステップS601では、CPU128は、インクタンク使用方法の設定状態を判定する。インクタンク使用方法の設定は、図4および図16のフローチャートが実行される前に、ユーザがあらかじめ行っておくものとする。ここで、インクタンク使用方法の設定処理について、図17のフローチャートを用いて説明する。
図17は、画像処理装置100のインクタンク使用方法の設定処理を示すフローチャートである。CPU128は、入出力装置182のパネルに表示されるインクタンク使用方法のメニューをユーザが選択したときに、図17のフローチャートの処理を実行する。
ステップS701では、CPU128は、インクタンク使用方法の現在の設定状態を取得する。設定状態は、FlashROM123に保存されている。
ステップS702では、CPU128は、入出力装置182のパネルに設定画面を表示する。例えば、CPU128は、入出力装置182のパネルに、図18の設定画面を表示する。
ステップS703では、CPU128は、ユーザが入出力装置182のハードキーを操作することにより、「インク残量の少ない方を優先して使用」、または「インク残量の多い方を優先して使用」を選択するまで待機する。CPU128は、「インク残量の少ない方を優先して使用」、または「インク残量の多い方を優先して使用」が選択された場合には、ステップS704に進む。
ステップS704では、CPU128は、「インク残量の少ない方を優先して使用」が選択された場合には、「インク残量の少ない方を優先して使用」の設定状態をFlashROM123に保存する。また、CPU128は、「インク残量の多い方を優先して使用」が選択された場合には、「インク残量の多い方を優先して使用」の設定状態をFlashROM123に保存する。CPU128は、FlashROM123に保存した設定情報を必要な時に読み出すことができる。画像処理装置100の電源をオフしても、FlashROM123に保存した設定情報が消えることはない。その後、CPU128は、図17のフローチャートの処理を終了する。
図16に戻り、ステップS601では、CPU128は、図17のフローチャートで設定されたインクタンク使用方法の設定状態をFlashROM123から読み出す。インクタンク使用方法の設定状態は、「インク残量の少ない方を優先して使用」または「インク残量の多い方を優先して使用」である。CPU128は、インクタンク使用方法の設定状態が「インク残量の少ない方を優先して使用」である場合には、ステップS404に進み、インクタンク使用方法の設定状態が「インク残量の多い方を優先して使用」である場合には、ステップS406に進む。ステップS404~S407の処理は、上記の図5のものと同じである。
図19(A)および(B)は、第2の実施形態による画像処理装置100の印刷時のインク残量の推移とインクタンク交換を促す通知内容を説明するための図である。図19(A)は、インクタンク使用方法として、同色の2本のインクタンクのうちのインク残量の少ない方を優先して使用するように設定されている場合を示している。CPU128は、印刷を開始すると、同色の2本のインクタンクのうちのインク残量の少ない方(1本目のインクタンク)からインクを供給して印刷を行う。CPU128は、図8の判定方法と同じ判定を行い、いずれかの色の1本目のインクタンクのインク残量がX以上Y未満になると、その色の1本目のインクタンクの交換がまもなく必要になること(交換準備)を入出力装置182のパネルに表示する。
その後、CPU128は、印刷を続け、1本目のインクタンクのインク残量がX未満になると、1本目のインクタンクの交換が必要であることを入出力装置182のパネルに表示する。これらの表示内容は、第1の実施形態の図9と同様である。1本目のインクタンクの交換が必要な状態でも、CPU128は、2本目のインクタンクからインクを供給することにより、印刷を継続可能である。そのため、印刷が停止することはなく、印刷中に、ユーザは、1本目のインクタンクの交換を行えばよい。1本目のインクタンクの交換により、1本目のインクタンクのインク残量が満量になる。
その後、2本目のインクタンクのインクが少なくなると、CPU128は、上記の1本目のインクタンクと同様に、2本目のインクタンクについて、「まもなく交換必要」または「交換必要」の表示を行う。
図19(B)は、インクタンク使用方法として、同色の2本のインクタンクのうちのインク残量の多い方を優先して使用するように設定されている場合を示している。CPU128は、印刷を開始すると、同色の2本のインクタンクのうちのインク残量の多い方からインクを供給して印刷を行うので、2本のインクタンクのインク残量はほぼ同じように減少していく。CPU128は、図10の判定方法と同じ判定を行う。CPU128は、いずれかの色の1本目のインクタンクと2本目のインクタンクのインク残量がいずれもX以上Y未満になると、その色のインクタンクの交換がまもなく必要になること(交換準備)を入出力装置182のパネルに表示する。
その後、CPU128は、印刷を続け、1本目のインクタンクと2本目のインクタンクのインク残量がいずれもX未満になると、その色のインクタンクの交換が必要であることを入出力装置182のパネルに表示する。これらの表示内容は、第1の実施形態の図11と同様である。1本目のインクタンクと2本目のインクタンクの両方の交換が必要であるので、CPU128は、印刷を停止するが、両方のインクタンクを交換すると、印刷を再開する。1本目のインクタンクと2本目のインクタンクを交換すると、1本目のインクタンクと2本目のインクタンクのインク残量が満量になる。2本のインクタンクを同時に交換できるので、交換頻度を減らすことができる。その後、CPU128は、上記と同様の処理を繰り返す。
本実施形態では、CPU128は、同色の2本のインクタンクのうちのインク残量の少ない方を優先して使用するか、多い方を優先して使用するかを、ユーザ設定により切り替える。そして、CPU128は、インク残量が少なくなったときに、ユーザ設定に連動して、インクタンクの交換が必要なことを、同色のインクタンクの1本ずつに対して通知するか、2本のインクタンクをまとめて通知するかを、切り替える。インク残量の少ない方を優先して使用する場合、印刷中に1本のインクタンクのインクがなくなっても、印刷停止することなく、インクタンクを交換することができるので、生産性を向上できる。一方、インク残量の多い方を優先して使用する場合、2本のインクタンクの交換をまとめて通知するので、通知量を減らすことができ、ユーザが見落とす恐れがなくなるとともに、インクタンクの交換頻度も減らすことができる。このように、ユーザは、ユーザの使い方に応じて、インクタンクを使用することができるとともに、どちらの使い方であっても、インクタンク交換を適切なタイミングで確実に行うことができるようになる。
以上のように、CPU128は、図18の設定画面のユーザ操作により、「インク残量の少ない方優先」の印刷設定、または「インク残量の多い方優先」の印刷設定を設定する。
図4のステップS303では、CPU128は、印刷部として機能し、「インク残量の少ない方優先」の印刷設定状態である場合には、プリンタエンジン150により、同色の複数のインクタンク170のうちのインク残量の少ない方を優先して使用して印刷する。また、CPU128は、「インク残量の多い方優先」の印刷設定状態である場合には、プリンタエンジン150により、同色の複数のインクタンク170のうちのインク残量の多い方を優先して使用して印刷する。
図16のステップS601では、CPU128は、同色の複数のインクタンク170のうちのインク残量の少ない方を優先して使用する旨のユーザ設定状態である場合には、ステップS404に進む。また、CPU128は、同色の複数のインクタンク170のうちのインク残量の多い方を優先して使用する旨のユーザ設定状態である場合には、ステップS406に進む。
ステップS404およびS405では、CPU128は、同色の複数のインクタンク170のインク残量を基に、図9のように、同色の複数のインクタンク170の各々についての交換を促すための報知を別々に行う。ステップS406およびS407では、CPU128は、同色の複数のインクタンク170のインク残量を基に、図11のように、同色の複数のインクタンク170のうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行う。
以上、本実施形態によれば、画像処理装置100は、同色の複数のインクタンクのうちのインク残量の少ない方を優先して使用する場合、印刷中にインクがなくなっても、印刷停止することがなくなるので、生産性を向上できる。また、画像処理装置100は、同色の複数のインクタンクのうちのインク残量の多い方を優先して使用する場合、同色の複数のインクタンクに対して1つの報知を行うので、ユーザが見落とす恐れがなくなる。ユーザは、どちらの使い方であっても、インクタンク交換を適切なタイミングで確実に行うことができるようになるという効果がある。
(その他の実施形態)
本開示は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、上述の実施形態は、何れも本開示を実施するにあたっての具体例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されない。すなわち、本開示はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本実施形態の開示は、以下の構成、方法およびプログラムを含む。
(構成1)
同色の複数のインクタンクを装着可能な画像処理装置であって、
前記同色の複数のインクタンクの各々のインク残量を検知する検知手段と、
第1の場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、第2の場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行う第1の報知手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。
(構成2)
前記第1の報知手段は、
第1の設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、
第2の設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行うことを特徴とする構成1に記載の画像処理装置。
(構成3)
前記第1の報知手段は、
第1のユーザ設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、
第2のユーザ設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行うことを特徴とする構成2に記載の画像処理装置。
(構成4)
前記第1の報知手段は、
前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行う旨の設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、
前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行う旨の設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行うことを特徴とする構成2または3に記載の画像処理装置。
(構成5)
前記第1の報知手段は、
前記同色の複数のインクタンクのうちのインク残量の少ない方を優先して使用する旨の設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、
前記同色の複数のインクタンクのうちのインク残量の多い方を優先して使用する旨の設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行うことを特徴とする構成2または3に記載の画像処理装置。
(構成6)
前記第1の報知手段は、
外部装置から第1の情報を受信した場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、
外部装置から第2の情報を受信した場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行うことを特徴とする構成1~5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(構成7)
前記第1の報知手段が前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行う場合には、前記第1の報知手段の報知方法とは異なる報知方法により、前記同色の複数のインクタンクのうちの交換が必要なインクタンクを報知する第2の報知手段をさらに有することを特徴とする構成1~6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(構成8)
前記第1の報知手段は、文字表示により報知を行い、
前記第2の報知手段は、前記同色の複数のインクタンクの各々の発光部の点灯または点滅により報知を行う構成7に記載の画像処理装置。
(構成9)
第1の印刷設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのうちのインク残量の少ない方を優先して使用し、第2の印刷設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのうちのインク残量の多い方を優先して使用して印刷する印刷手段をさらに有することを特徴とする構成1~8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(構成10)
前記第1のユーザ設定状態または前記第2のユーザ設定状態は、前記画像処理装置の操作部のユーザ操作により設定されることを特徴とする構成3に記載の画像処理装置。
(構成11)
前記第1のユーザ設定状態または前記第2のユーザ設定状態は、外部装置の操作部のユーザ操作により設定されることを特徴とする構成3に記載の画像処理装置。
(構成12)
前記第1の報知手段は、前記インクタンクのインク残量を基に、前記インクタンクの交換準備または交換を促すための報知を行うことを特徴とする構成1~11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
(方法1)
同色の複数のインクタンクを装着可能な画像処理装置の処理方法であって、
前記同色の複数のインクタンクの各々のインク残量を検知する検知ステップと、
第1の場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、第2の場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行う第1の報知ステップと
を有することを特徴とする画像処理装置の処理方法。
(プログラム1)
コンピュータを、構成1~12のいずれか1項に記載された画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
100 画像処理装置、120 プリンタコントローラ、128 CPU、150 プリンタエンジン、157 エンジンマイコン、170 インクタンク

Claims (14)

  1. 同色の複数のインクタンクを装着可能な画像処理装置であって、
    前記同色の複数のインクタンクの各々のインク残量を検知する検知手段と、
    第1の場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、第2の場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行う第1の報知手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の報知手段は、
    第1の設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、
    第2の設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の報知手段は、
    第1のユーザ設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、
    第2のユーザ設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の報知手段は、
    前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行う旨の設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、
    前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行う旨の設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の報知手段は、
    前記同色の複数のインクタンクのうちのインク残量の少ない方を優先して使用する旨の設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、
    前記同色の複数のインクタンクのうちのインク残量の多い方を優先して使用する旨の設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の報知手段は、
    外部装置から第1の情報を受信した場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、
    外部装置から第2の情報を受信した場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の報知手段が前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行う場合には、前記第1の報知手段の報知方法とは異なる報知方法により、前記同色の複数のインクタンクのうちの交換が必要なインクタンクを報知する第2の報知手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1の報知手段は、文字表示により報知を行い、
    前記第2の報知手段は、前記同色の複数のインクタンクに対応する各々の発光部の点灯または点滅により報知を行う請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 第1の印刷設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのうちのインク残量の少ない方を優先して使用し、第2の印刷設定状態である場合には、前記同色の複数のインクタンクのうちのインク残量の多い方を優先して使用して印刷する印刷手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記第1のユーザ設定状態または前記第2のユーザ設定状態は、前記画像処理装置の操作部のユーザ操作により設定されることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  11. 前記第1のユーザ設定状態または前記第2のユーザ設定状態は、外部装置の操作部のユーザ操作により設定されることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  12. 前記第1の報知手段は、前記インクタンクのインク残量を基に、前記インクタンクの交換準備または交換を促すための報知を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  13. 同色の複数のインクタンクを装着可能な画像処理装置の処理方法であって、
    前記同色の複数のインクタンクの各々のインク残量を検知する検知ステップと、
    第1の場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクの各々についての交換を促すための報知を別々に行い、第2の場合には、前記同色の複数のインクタンクのインク残量を基に、前記同色の複数のインクタンクのうちの少なくとも1つのインクタンクの交換を促すための1つの報知を行う第1の報知ステップと
    を有することを特徴とする画像処理装置の処理方法。
  14. コンピュータを、請求項1~12のいずれか1項に記載された画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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