JP2002023991A - プリンタ、プリンタホスト、プリンタホストの動作プログラムが記憶されている記憶媒体 - Google Patents

プリンタ、プリンタホスト、プリンタホストの動作プログラムが記憶されている記憶媒体

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JP2002023991A
JP2002023991A JP2000206503A JP2000206503A JP2002023991A JP 2002023991 A JP2002023991 A JP 2002023991A JP 2000206503 A JP2000206503 A JP 2000206503A JP 2000206503 A JP2000206503 A JP 2000206503A JP 2002023991 A JP2002023991 A JP 2002023991A
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Hiroshi Okada
博志 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動両面印刷時の印刷用紙の操作手順を明確
にする。 【解決手段】 全ての奇数ページが印刷された段階で、
排紙トレイ45上の印刷用紙の束の一番上には、最終枚
Pnの表面が現れ、そこに「〜裏返してセットして下さ
い」2と消えるインクで印刷されている。この印刷用紙
の束を裏返すと、一番上には、第1ページP1の裏面が
現われ、そこに、給紙方向を示す矢印3が消えるインク
で印刷されている。ユーザは、これらのガイダンス2,
3に従って、印刷用紙の束を操作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、プリン
タホスト、このプリンタホストの動作プログラムが記憶
されている記憶媒体に係り、特に、これらの手動両面印
刷に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェットプリンタに
は、手動両面印刷モードが設定されているものがある。
この手動印刷両面モードでは、まず、プリンタにより、
奇数ページのみが印刷される。全ての奇数ページの印刷
が終了すると、ユーザ自身が、奇数ページ印刷済みの印
刷用紙の束を裏返し、この奇数ページの束を適切な給紙
方向に向けてから、これをプリンタの給紙トレイに置
く。そして、偶数ページの印刷を促し、奇数ページの裏
面に偶数ページを印刷させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手動両
面印刷モードでは、ユーザ自身が、全ての奇数ページの
印刷終了後、これを裏返すと共に、この奇数ページの束
を適切な給紙方向に向けてから、これを給紙トレイに置
く必要があり、従来技術では、この一連の操作が間違う
可能性が高く、例えば、裏面の上下の向きが逆になる
等、適切な両面印刷を行うことができないことがあると
いう問題点がある。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
し、手動両面印刷モードの際のユーザの操作に関するガ
イダンスを行うことで、操作ミスを少なくすることがで
きる、プリンタホスト、このプリンタホストの動作プロ
グラムが記憶されている記憶媒体、及びプリンタに関す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の第一のプリンタホストは、手動両面印刷モードが設定
されると、該手動両面印刷モードに応じた印刷コマンド
を作成し、該印刷コマンドをプリンタへ送信するプリン
タホストにおいて、前記手動両面印刷モードが設定され
ると、該手動両面印刷モード時の操作のガイダンスに関
するガイダンス印刷コマンドを作成するガイダンス印刷
コマンド作成手段と、前記印刷コマンド及び前記ガイダ
ンス印刷コマンドを前記プリンタへ送信する送信手段
と、を備えていることを特徴とするものである。
【0006】前記目的を達成するための第一の記憶媒体
は、手動両面印刷モードが設定されると、該手動両面印
刷モードに応じた印刷コマンドを作成し、該印刷コマン
ドをプリンタへ送信するプリンタホストの動作プログラ
ムが記憶されている記憶媒体において、前記手動両面印
刷モードが設定されると、該手動両面印刷モード時の操
作のガイダンスに関するガイダンス印刷コマンドを作成
するガイダンス印刷コマンド作成ステップと、前記印刷
コマンド及び前記ガイダンス印刷コマンドを前記プリン
タへ送信する送信ステップと、を有することを特徴とす
るプログラムが記憶されているものである。
【0007】前記目的を達成するための第二の記憶媒体
は、前記第一の記憶媒体において、前記ガイダンス印刷
コマンド作成ステップでは、印刷指定枚数の最終枚の印
刷用紙表面に、表面の印刷が終了した印刷用紙の束を裏
返しにする旨の印刷を示す裏返しガイダンス印刷コマン
ドを作成する、ことを特徴とするプリンタホストの動作
プログラムが記憶されているものである。
【0008】前記目的を達成するための第三の記憶媒体
は、前記第一又は第二の記憶媒体において、前記ガイダ
ンス印刷コマンド作成ステップでは、前記プリンタの給
紙部に対する、表面の印刷が終了した印刷用紙の束の給
紙方向を示す給紙方向ガイダンスを印刷する旨の給紙方
向ガイダンス印刷コマンドを作成する、ことを特徴とす
るプリンタホストの動作プログラムが記憶されているも
のである。
【0009】前記目的を達成するための第四の記憶媒体
は、前記第三の記憶媒体において、前記給紙方向ガイダ
ンス印刷コマンドは、前記給紙方向ガイダンスである前
記給紙方向に向いた矢印を印刷する旨のコマンドであ
る、ことを特徴とするプリンタホストの動作プログラム
が記憶されているものである。
【0010】前記目的を達成するための第五の記憶媒体
は、前記第三の記憶媒体において、前記給紙方向ガイダ
ンス印刷コマンドは、印刷用紙の四隅部分であって、前
記給紙方向側の端に位置している隅部分に、前記給紙方
向ガイダンスである用紙向き合せマークを印刷する旨の
コマンドである、ことを特徴とするプリンタホストの動
作プログラムが記憶されているものである。
【0011】前記目的を達成するための第六の記憶媒体
は、前記第三から五のいずれか一つの記憶媒体におい
て、前記給紙方向ガイダンス印刷コマンドは、前記手動
両面印刷モードで印刷する一枚目の印刷用紙の裏面に、
前記給紙方向ガイダンスを印刷する旨のコマンドを含
む、ことを特徴とするプリンタホストの動作プログラム
が記憶されているものである。
【0012】前記目的を達成するため第七の記憶媒体
は、前記第一から第六のいずれか一つの記憶媒体におい
て、前記ガイダンス印刷コマンドは、透かし印刷する旨
のコマンドを含む、ことを特徴とするプリンタホストの
動作プログラムが記憶されているものである。
【0013】前記目的を達成するための第八の記憶媒体
は、前記第一から第七のいずれか一つの記憶媒体におい
て、前記ガイダンス印刷コマンドは、消えるインクを使
用して印刷する旨のコマンドを含む、ことを特徴とする
プリンタホストの動作プログラムが記憶されているもの
である。
【0014】前記目的を達成するための第一のプリンタ
は、受信した印刷コマンドに応じて、印刷ヘッドを駆動
させて印刷を行うプリンタにおいて、前記印刷ヘッドで
印刷用紙の表面に印刷できる状態で、該印刷用紙の裏面
に印刷できる裏面印刷ヘッドと、前記裏面印刷ヘッドの
動作を制御する制御手段と、を備えていることを特徴と
するものである。
【0015】前記目的を達成するための第二のプリンタ
は、前記第一のプリンタにおいて、前記裏面印刷ヘッド
は、前記印刷ヘッドで印刷可能な位置にある印刷用紙に
対して平行な方向へ移動できず、且つ予め定めた印刷事
項のみを印刷する、ことを特徴とするものである。
【0016】前記目的を達成するための第三のプリンタ
は、前記第二のプリンタにおいて、前記予め定めた印刷
事項は、手動両面印刷モード時に、表面の印刷が終了し
た印刷用紙の束を給紙部に給紙する方向を示す給紙方向
ガイダンスである、ことを特徴とするものである。
【0017】前記目的を達成するための第四のプリンタ
は、前記第一から第三のいずれか一つのプリンタにおい
て、前記制御手段は、前記印刷コマンド中に、前記印刷
用紙の裏面に印刷する旨のコマンドが含まれていると、
前記裏面印刷ヘッドを駆動させる、ことを特徴とするも
のである。
【0018】前記目的を達成するための第五のプリンタ
は、前記第一から第四のいずれか一つのプリンタにおい
て、手動両面印刷モードで、表面の全ての印刷が終了し
た印刷用紙の束を給紙部にセットする際の、該印刷用紙
の束の向きを規定するための用紙向き規定マークが、該
給紙部近傍であって、該給紙口の右端部又は左端部に対
応する位置に付されているに付されている、ことを特徴
とするものである。
【0019】前記目的を達成するための第六のプリンタ
は、手動両面印刷モードによる印刷が可能なプリンタに
おいて、前記手動両面印刷モードで、表面の全ての印刷
が終了した印刷用紙の束を給紙部にセットする際の、該
印刷用紙の束の向きを規定するための用紙向き規定マー
クが、該給紙部の給紙口近傍であって、該給紙口の右端
部又は左端部に対応する位置に付されている、ことを特
徴とするものである。
【0020】前記目的を達成するための第七のプリンタ
は、受信した印刷コマンドに応じて、印刷ヘッドを駆動
させて印刷を行うプリンタにおいて、手動両面印刷モー
ドである旨を受信すると、該手動両面印刷モード時の操
作のガイダンスに関するガイダンス印刷コマンドを作成
するガイダンス印刷コマンド作成手段と、前記印刷コマ
ンド及び前記ガイダンス印刷コマンドに基づいて、前記
印刷ヘッドの動作を制御する制御手段と、を備えている
ことを特徴とするものである。
【0021】前記目的を達成するための第八のプリンタ
は、前記第七のプリンタにおいて、前記印刷ヘッドで印
刷用紙の表面に印刷できる状態で、該印刷用紙の裏面、
又は該印刷用紙の厚さを形成している面に、印刷できる
副印刷ヘッドを備え、前記制御手段は、前記ガイダンス
印刷コマンドに基づいて、前記副印刷ヘッドに印刷させ
る、ことを特徴とするものである。
【0022】前記目的を達成するための第九のプリンタ
は、前記第一から第五、第七及び第八のいずれか一つの
プリンタにおいて、消えるインクのカートリッジを塔載
するインクカートリッジ塔載部を備え、前記制御手段
は、予め定められたコマンドを受信すると、前記インク
カートリッジ塔載部に塔載された前記カートリッジ内の
消えるインクによる印刷を実行させる、ことを特徴とす
るものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る各種実施形態
について、図面を用いて説明する。
【0024】まず、第一の実施形態としてのプリンタシ
ステムについて、図1〜図9を用いて説明する。
【0025】本実施形態のプリンタシステムは、図1に
示すように、プリンタホスト10と、このプリンタホス
ト10から出力された印刷コマンドに基づいて印刷する
プリンタ30と、を備えている。
【0026】プリンタホスト10は、ホスト本体11
と、ディスプレイ装置12と、キーボード13と、を備
えている。ホスト本体11は、各種プログラムを実行す
るCPU20と、各種データや各種プログラムが記憶さ
れているROM21と、各種データや各種プログラムが
一時的に記憶されるRAM22と、ディスプレイ装置1
2を制御するディスプレイコントローラ23と、キーボ
ード13を制御するキーボードコントローラ24と、フ
ロッピー(登録商標)ディスクドライブ25と、ハード
ディスクドライブ26と、CD−ROMドライブ27
と、プリンタインタフェース28と、ネットワークイン
タフェース29と、を有している。
【0027】プリンタ30は、モニタ37と、印刷機構
40と、これらを制御する印刷制御器31と、を有して
いる。印刷制御器31は、各種プログラムを実行するC
PU32と、各種データや各種プログラムが記憶されて
いるROM33と、各種データや各種プログラムが一時
的に記憶されるRAM34と、モニタ37を制御するモ
ニタコントローラ35と、インタフェース36と、を有
している。
【0028】印刷機構40は、各種色のインクを噴射す
る主印刷ヘッド41と、この主印刷ヘッド41を印刷用
紙Pに対して平行な面内で相対移動させるヘッド移動機
構42と、印刷用紙Pが蓄えられる給紙トレイ43及び
給紙カセット44と、印刷された印刷用紙Pが排紙され
る排紙トレイ45と、印刷用紙Pを主印刷ヘッド41と
プラテン48との間に供給する用紙供給機構50と、プ
ラテン48上の印刷用紙Pを排紙トレイ45へ送る用紙
排紙ローラ55と、インクが蓄えられているインクカー
トリッジ46と、用紙の裏面に印刷を行う裏面印刷ヘッ
ド47と、を有している。
【0029】用紙供給機構50は、給紙トレイ43上の
印刷用紙を印刷ヘッド側へ送るトレイ側給紙ローラ51
と、給紙カセット44内の印刷用紙を印刷ヘッド側へ送
るカセット側給紙ローラ52と、印刷用紙を給紙トレイ
43から受け入れるか給紙カセット44から受け入れる
かの切り替えを行う用紙経路切替器53と、用紙経路切
替器53を通過した印刷用紙Pをプラテン上へ導く給紙
ローラ54と、を有している。インクカートリッジ46
は、各インク毎、具体的には、C(シアン)、M(マゼ
ンタ)、Y(イエロー)、消(消えるインク)毎に、あ
る。なお、本実施形態では、C,M,Yを混ぜること
で、K(ブラック)を得るようにしているが、別途、K
用のカートリッジを準備してもよい。
【0030】裏面印刷ヘッド47は、図1及び図3に示
すように、プラテン48を中心として、主印刷ヘッド4
1と反対側、言い換えると、プラテン48の下側に配さ
れている。プラテン48には、裏面印刷ヘッド47でプ
ラテン48上の印刷用紙Pの裏面に印刷するため、裏面
印刷用開口48aが形成されている。この裏面印刷ヘッ
ド47には、簡易化によるコスト削減のため、プラテン
48上の印刷用紙Pに対して平行な方向に移動させるた
めの移動機構、つまりキャリッジが設けられていない。
このため、この裏面印刷ヘッド47には、移動しなくて
も特定のマーク(ここでは矢印)を印刷できるように、
複数のノズルが設けられている。また、この裏面印刷ヘ
ッド47には、消えるインクのカートリッジ46aから
のインク供給チューブ46bが接続されている。
【0031】なお、裏面印刷ヘッド機構は、以上のよう
に、複数のノズルを有しているものでなくても、例え
ば、図4や図5に示すようなものであってもよい。具体
的には、図4に示すように、裏面印刷ヘッド機構80
は、円盤の外周面に印刷すべき矢印形の凸部82が形成
されているロータリースタンプ円板81と、これを回転
させる回転機構83と、ロータリースタンプ円板81の
表面に消えるインクを供給するインクスタンプ台84
と、を有して構成してもよい。ロータリースタンプ円板
81が回転すると、ロータリースタンプ円板81の凸部
82に、インクスタンプ台84上の消えるインクが塗布
され、さらに回転すると、ロータリースタンプ円板81
の凸部82に印刷用紙の裏面が接して、印刷用紙の裏面
に矢印が印刷される。
【0032】また、図5に示すように、裏面印刷ヘッド
機構85は、印刷すべき矢印形のスタンプ板86と、こ
れを上下動させるシリンダ87と、を有して構成しても
よい。スタンプ板86には、消えるインクがインク供給
チューブ46bから供給され、シリンダヘッドが上昇す
ることで、スタンプ板86が印刷用紙の裏面に接して、
印刷用紙の裏面に矢印が印刷される。
【0033】プリンタホスト10は、機能的には、図2
に示すように、アプリケーション60とオペレーティン
グシステム62とプリンタドライバ63とを有してい
る。プリンタドライバ63は、アプリケーション61で
作成した描画データ61を記憶するスプールファイル6
4と、描画データ61をプリンタ30が解釈できる印刷
コマンドに変換する印刷コマンド作成部65と、ディス
プレイ装置12やキーボード13を制御するユーザイン
タフェース67と、このユーザインタフェース67が手
動両面印刷設定を受け付けると、手動両面印刷時の操作
のためのガイダンス印刷コマンドを作成するガイダンス
印刷コマンド作成部68と、印刷コマンド等をプリンタ
30へ送信する送受信部66と、を有している。
【0034】なお、プリンタホスト10の各機能構成要
素は、いずれも、RAM22に記憶されたプログラムを
CPU20が実行することで機能する。以上の機能を実
行するためのプログラムは、このプログラムが記憶され
ているCD−ROM17(図1に示す)をCD−ROM
ドライブ27で再生し、RAM22にロードすることで
取得できる。
【0035】また、プリンタ30の印刷制御器31は、
プリンタホスト10からの印刷コマンド等を受信する送
受信部71と、送受信部71が受信した印刷コマンド等
に応じて印刷機構40を駆動させる制御部72と、を有
している。
【0036】以上のプリンタ30の各機能構成要素は、
いずれも、ROM33及びRAM34に記憶されたプロ
グラムをCPU32が実行することで機能する。
【0037】次に、図6に示すフローチャートに従っ
て、プリンタホスト10の動作について説明する。
【0038】プリンタホスト10のユーザインタフェー
ス67が手動両面印刷の実行を受け付けると、印刷コマ
ンド作成部65は、スプールファイル64から1ページ
分の描画データを順次読み込んで、これをプリンタ30
が解釈できる印刷コマンドに変換する(ステップ1)。
仮に、手動両面印刷モードが設定されていなければ(ス
テップ2)、この1ページ分の印刷コマンドを送受信部
66を介してプリンタ30へ送信し(ステップ7)、全
ページ分の印刷コマンドの送信が終了するまで(ステッ
プ8)、ステップ1,2,7の処理を繰り返す。
【0039】ステップ2の判断で、手動両面印刷モード
が設定されていると判断した場合には、第1ページか否
かを判断し(ステップ3)、第1ページ目である場合に
は、ガイダンス印刷コマンド作成部68が、この第1ペ
ージの裏面に、消えるインクで矢印を印刷する旨のガイ
ダンス印刷コマンドを作成し、このガイダンス印刷コマ
ンドをステップ1で作成した第1ページの印刷コマンド
に付加する(ステップ4)。ステップ3で第1ページで
ないと判断した場合には、最終枚か否かを判断し(ステ
ップ5)、最終枚であれば、この最終枚の表面に、「用
紙の排紙された方向を変えずに、裏返してセットして下
さい。」を消えるインクで透かし印刷する旨のガイダン
ス印刷コマンドを作成し、このガイダンス印刷コマンド
をステップ1で作成した最終枚の表面の印刷コマンドに
付加する(ステップ6)。そして、前述したように、全
ページ分の印刷コマンドの送信が終了するまで(ステッ
プ8)、印刷コマンド及びガイダンス印刷コマンドの作
成(ステップ1,4,5)及び送信(ステップ7)を繰
り返す。
【0040】ステップ4,6におけるガイダンス印刷コ
マンドの作成では、ユーザインタフェース67が手動両
面印刷モードの実行を受け付けた段階で、ガイダンス印
刷コマンド作成部68が予めメモリに記憶されているガ
イダンス印刷コマンドを呼び出して、これを印刷コマン
ド作成部65に渡すことになる。
【0041】なお、手動両面印刷モードが設定されてい
る際には、ステップ1における印刷コマンド作成では、
まず、奇数ページのみの印刷コマンドを作成し、その
後、偶数ページのみの印刷コマンドを作成することにな
る。但し、印刷コマンド用のバッファとして、比較的大
容量のバッファがある場合には、ページ順序に従って、
印刷コマンドを作成して、全てのページ分の印刷コマン
ドをバッファに貯めておき、送信時(ステップ7)に、
奇数ページのみの印刷コマンドを送信し、その後に、偶
数ページのみの印刷コマンドを送信するようにしてもよ
い。
【0042】また、ステップ6の処理では、ガイダンス
印刷コマンド作成部68が透かし印刷用のコマンドを作
成しているが、ガイダンス印刷コマンドの作成処理内容
のうち、透かし印刷に関する処理のみ印刷コマンド作成
部65で実行するようにしてもよい。
【0043】次に、プリンタ30の動作について、図7
に示すフローチャートに従って説明する。
【0044】プリンタ30の送受信部71が、プリンタ
ホスト10からコマンドを受信すると(ステップ1
1)、制御部72がコマンドの種類を判別する(ステッ
プ12)。
【0045】制御部72は、受信したコマンドが描画デ
ータに基づく印刷コマンドである場合には、CMYイン
クを用いて主印刷ヘッド41で印刷するよう、印刷機構
40を制御する(ステップ13)。また、受信したコマ
ンドがステップ6で作成されたガイダンス印刷コマンド
である場合には、「用紙の排紙された方向を変えずに、
裏返してセットして下さい。」を、消えるインクを用い
て主印刷ヘッド41で透かし印刷するよう、印刷機構4
0を制御する(ステップ14)。受信したコマンドがス
テップ4で作成されたガイダンス印刷コマンドである場
合には、矢印を、消えるインクを用いて裏面印刷ヘッド
47で印刷するよう、印刷機構40を制御する(ステッ
プ15)。また、受信したコマンドがその他のコマンド
であれば、そのコマンドに対応した処理をする(ステッ
プ16)。なお、その他のコマンドとしては、環境印刷
設定コマンドやフォームフィードコマンド等がある。
【0046】手動両面印刷モードの際には、まず、奇数
ページの印刷コマンド、つまり、第1ページの印刷コマ
ンド、第3ページの印刷コマンド、第5ページの印刷コ
マンド、…が、プリンタ10から順に送られてくる。第
1ページの印刷コマンドには、第1ページの描画データ
に基づく印刷コマンドの他に、ステップ4で作成したガ
イダンス印刷コマンドも含まれている。このため、第1
ページ目の印刷用紙P1に対しては、ステップ13及び
ステップ15の処理が実行される。つまり、第1ページ
目の印刷用紙P1は、その表面に第1ページの描画デー
タに基づくデータ1が印刷され、その裏面に消えるイン
クによる矢印3(図9(3))が印刷される。最終枚の
表面、つまり、最終奇数ページの印刷コマンドには、第
nページ(最終奇数ページ)の描画データに基づく印刷
コマンドの他に、ステップ6で作成したガイダンス印刷
コマンドも含まれている。このため、第nページ目の印
刷用紙Pnに対しては、ステップ13及びステップ14
の処理が実行される。つまり、第nページ目の印刷用紙
Pnは、その表面に、第nページの描画データに基づく
データ1(図9(1))が印刷されると共に、「用紙の
排紙された方向を変えずに、裏返してセットして下さ
い。」2(図9(1))が消えるインクで透かし印刷さ
れる。
【0047】全ての奇数ページの印刷が終了すると、プ
リンタホスト10からの印刷コマンドの送信が一時的に
中止される。そして、プリンタホスト10のユーザイン
タフェース67が、ディスプレイ装置12の画面上に、
図8に示すように、手動両面印刷時のユーザ操作手順を
表示する。ユーザは、この画面に示された操作手順に従
って、奇数ページのみ印刷された印刷用紙の束を給紙ト
レイにセットする。この際、ユーザは、ディスプレイ装
置12から離れ、プリンタ30の所に行くことになるの
で、画面上に表示された操作手順を見ることができなく
なる。特に、プリンタがネットワーク接続され、ホスト
10から遠く離れた位置にある場合には、画面上に表示
された操作手順を忘れてしまうことがある。そこで、本
実施形態では、この操作手順に関するガイダンスを印刷
用紙に印刷している。
【0048】全ての奇数ページの印刷が終了した段階で
は、図9(1)に示すように、最終枚Pnの表面が一番
上になった状態で、複数の印刷用紙が排紙トレイ45上
に置かれている。最終枚の印刷用紙Pnの表面、すま
り、最終奇数ページ(第nページ)には、前述したよう
に、第nページの描画データに基づくデータ1が印刷さ
れると共に、「用紙の排紙された方向を変えずに、裏返
してセットして下さい。」2が消えるインクで透かし印
刷される。
【0049】そこで、ユーザは、このガイダンス2に従
って、同図(2)に示すように、用紙の排紙された方向
を変えずに、用紙の束を裏返す。このガイダンス2は、
透かし印刷されているので、第nページの描画データに
基づくデータ1と明確に区別がつく上に、裏面、つまり
最終偶数ページに影響を与えることも無い。
【0050】用紙の束を裏返すと、第1ページの裏面が
一番上になる。この第1ページP1の裏面には、同図
(3)に示すように、給紙方向を示す矢印3が消えるイ
ンクで印刷されているので、同図(4)に示すように、
用紙の束がこの矢印3の方向に給紙されるよう、用紙の
束を給紙トレイ43上にセットする。
【0051】以上の結果、ユーザは、ディスプレイ装置
12の画面上に表示された操作手順を見ずに、印刷用紙
を給紙トレイ43上に的確にセットできる。
【0052】ユーザは、全ての奇数ページの印刷が終了
した印刷用紙の束を給紙トレイ43上にセットすると、
ディスプレイ装置12の画面上の「印刷再開(Resum
e)」ボタン(図8に示す)をクリックする。「印刷再
開」ボタンがクリックされると、プリンタホスト10か
らは、偶数ページの印刷コマンドが送信され、プリンタ
30は、これを受信して、第1ページの裏面、つまり、
第2ページ目から、偶数ページの印刷を行う。
【0053】以上のように、本実施形態では、手動両面
印刷モードの際の印刷用紙の操作手順が、この印刷用紙
に印刷されるので、ディスプレイ装置12の画面上の操
作手順を見ずに、的確に、印刷用紙を給紙トレイ43に
セットすることができる。しかも、この操作手順は、消
えるインクで印刷されているので、しばらくすると、こ
の操作手順は消えて、印刷用紙上に印刷された描画デー
タに基づく印刷データを見るにあたり、何らの問題もな
い。
【0054】なお、本実施形態では、横綴じの際の両面
印刷であるため、裏面印刷時の給紙方向が表面印刷時の
給紙方向と同じであるが、縦綴じの際の両面印刷では、
表面の上側が裏面の下側になるため、裏面印刷時の給紙
方向が表面印刷時の給紙方向と反対になる。このため、
縦綴じの際の両面印刷では、矢印3の向きは、以上の実
施形態と逆向きになる。
【0055】また、この実施形態では、最終枚の印刷用
紙Pnの表面に、「用紙の排紙された方向を変えずに、
裏返してセットして下さい。」2を印刷しているが、こ
のような文章の換りに、用紙の束を裏返すことを示す絵
又はマークを消えるインクで印刷するようにしてもよ
い。
【0056】また、この実施形態において、裏面印刷ヘ
ッド47で矢印3を消えるインクで印刷する際、表面の
ガイダンスと同様に、透かし印刷してもよい。
【0057】次に、プリンタシステムの第二の実施形態
について、図10〜図12を用いて説明する。
【0058】本実施形態のプリンタホストは、ハードウ
ェア的にもソフトウェア的にも、基本的に第一の実施形
態と同じで、唯一、ガイダンス印刷コマンド作成部68
が作成するガイダンス印刷コマンドの内容が第一の実施
形態と異なるのみである。
【0059】また、本実施形態のプリンタも、ハードウ
ェア的にもソフトウェア的にも、基本的に第一の実施形
態と同じである。但し、この実施形態のプリンタは、図
12(3)に示すように、プリンタケーシングの給紙ト
レイ43近傍であって、給紙方向に向って左側には、三
角形の用紙向き合せマーク39が付されている。また、
この実施形態の裏面印刷ヘッドは、用紙向き合せマーク
39と同じ三角形を印刷するものになっている。
【0060】次に、本実施形態のプリンタホストの動作
について、図10に示すフローチャートに従って説明す
る。
【0061】まず、第一の実施形態のプリンタホストと
同様に、ステップ1,2,3が実行される。ステップ3
で第1ページであると判断されると、ガイダンス印刷コ
マンド作成部68が、この第1ページの裏面の左上隅
に、消えるインクで三角形の用紙向き合せマーク4(図
12(3))を印刷する旨のガイダンス印刷コマンドを
作成し、このガイダンス印刷コマンドをステップ1で作
成した第1ページの印刷コマンドに付加する(ステップ
4a)。そして、印刷コマンド作成部65は、第一の実
施形態と同様に、全ページ分の印刷コマンドの送信が終
了するまで(ステップ8)、印刷コマンドの作成(ステ
ップ1)及び送信(ステップ7)を繰り返す。
【0062】次に、本実施形態のプリンタの動作につい
て、図11に示すフローチャートに従って説明する。
【0063】まず、第一の実施形態と同様に、ステップ
11,12が実行される。ステップ12で、受信したコ
マンドが描画データに基づく印刷コマンドであると判断
された場合には、制御部72は、第一の実施形態と同様
に、CMYインクを用いて主印刷ヘッド41で印刷する
よう、印刷機構40を制御する(ステップ13)。ま
た、受信したコマンドがその他のコマンドであれば、制
御部72は、第一の実施形態と同様に、そのコマンドに
対応した処理をする(ステップ16)。また、受信した
コマンドがステップ4aで作成されたガイダンス印刷コ
マンドである場合には、消えるインクで三角形の用紙向
き合せマーク4を印刷するよう、印刷機構40を制御す
る。
【0064】全ての奇数ページの印刷が終了した段階で
は、図12(1)に示すように、最終枚Pnの表面が一
番上になった状態で、複数の印刷用紙が排紙トレイ45
上に置かれている。この状態から、同図(2)(3)に
示すように、排紙トレイ45上の印刷用紙の束を裏返す
と、第1ページP1の裏面が、この印刷用紙の束の一番
上になる。この第1ページP1の裏面の左上隅部には、
前述したように、三角形の用紙向き合せマーク4が消え
るインクで印刷されている。ユーザは、この印刷用紙の
束に印刷された用紙向き合せマーク4と、プリンタケー
スに付されている用紙向き合せマーク39の位置がほぼ
一致するように、印刷用紙の束を給紙トレイ43上にセ
ットする。
【0065】この結果、本実施形態においても、第一の
実施形態と同様に、ユーザは、ディスプレイ装置12の
画面上に表示された操作手順を見ずに、印刷用紙を給紙
トレイ43上に的確にセットできる。
【0066】なお、本実施形態では、主印刷ヘッド41
の印刷領域内に用紙向き合わせマークを印刷したが、主
印刷ヘッド41の物理的に印刷不能領域に用紙向き合わ
せマーク4を印刷してもよいし、印刷不能領域にかかる
ように用紙向き合わせマーク4を印刷してもよい。さら
に、印刷用紙の側部エッジ、つまり、印刷用紙の厚さを
形成している面に、用紙向き合わせマークを印刷しても
よい。この場合、先に述べた裏面印刷ヘッドでは、印刷
用紙の側部エッジに印刷できないので、例えば、回転ブ
ラシやハケ等を側部エッジ印刷ヘッドとして採用するこ
とになる。また、印刷用紙の側部エッジに用紙向き合せ
マークを印刷する場合には、第1ページ目の印刷用紙の
みらなず、最後の印刷用紙、全ての印刷用紙に、印刷し
てもよいし、中間部分(最初と最後の印刷用紙以外の印
刷用紙)の印刷用紙に印刷してもよい。このように、主
印刷ヘッド41の物理的に印刷不能領域(紙面中の印刷
不能領域、及び側部エッジを含む)に、用紙向き合せマ
ークを印刷した場合には、本来欲しい印刷画像にはまっ
たく影響を与えないという効果も得ることができる。
【0067】また、本実施形態では、用紙向き合せマー
ク4,39を三角形にしたが、これらのマークは、印刷
用紙の裏面に印刷されるマークとプリンタケーシングに
付されてているマークとが同じことと、これらのマーク
の位置関係が基本的に同じこと、つまり、印刷用紙の裏
面のマークが印刷用紙の左上隅部に印刷され、プリンタ
ケーシングに付されてているマークが給紙口の左側に付
されていることが、重要であり、如何なる形状のもので
もよく、例えば、丸でもよい。また、この実施形態で
は、印刷用紙の裏面のマークが印刷用紙の左上隅部に印
刷され、プリンタケーシングに付されてているマークが
給紙口の左側に付されているが、印刷用紙の裏面のマー
クを印刷用紙の右上隅部に印刷し、プリンタケーシング
に付されてているマークを給紙口の右側に付してもよ
い。さらに、この実施形態では、第1ページの裏面のみ
に用紙向き合せマーク4を印刷したが、第1ページの裏
面及び最終枚の裏面に、又は、全ての印刷用紙の裏面
に、用紙向き合せマークを印刷してもよい。また、この
実施形態においても、第一の実施形態と同様に、最終枚
の表面に、印刷用紙の束の裏返しを指示する裏返しガイ
ダンスを印刷するようにしてもよい。
【0068】次に、プリンタシステムの第三の実施形態
について、図13及び図14を用いて説明する。
【0069】以上の実施形態は、いずれも、プリンタホ
スト10がガイダンス印刷コマンドを作成するものであ
るが、本実施形態は、プリンタホストから手動両面印刷
である旨のコマンドを受け取ったプリンタがガイダンス
印刷コマンドを作成するものである。すなわち、第一の
実施形態でプリンタホスト10に設けられていたガイダ
ンス印刷コマンド作成部68(図2)が、本実施形態で
は、図13に示すように、プリンタ30aの印刷制御器
31a中のガイダンス印刷コマンド作成部78として設
けられている。なお、本実施形態において、ハードウェ
ア的なプリンタホスト及びプリンタの構成は、第一の実
施形態と同様である。
【0070】本実施形態のプリンタホスト10aでは、
プリンタドライバ63aのユーザインタフェース67が
手動両面印刷の実行指示を受け付けると、印刷コマンド
作成部65が、まず、手動両面印刷モードである旨のコ
マンドを作成し、続いて、第1ページから最終奇数ペー
ジまでの印刷コマンドを作成して、これらをプリンタ3
0aへ、送受信部66を介して送信する。次に、ユーザ
インタフェース67が印刷再開を受け付けると、2ペー
ジから最終偶数ページまでの印刷コマンドを作成して、
これをプリンタ30aへ送信する。
【0071】プリンタ30aの送受信部71が、プリン
タホスト10aからコマンドを受信すると(ステップ1
1)、制御部72が、1ドキュメント分のコマンドに関
して、手動両面印刷か否かの判定を既に行ったか否かに
ついて判断し、判定を既に行っていればステップ12へ
進み、判定を行っていなければステップ23に進む。手
動両面印刷モードの場合、プリンタホスト10aから送
られてくるコマンドの最初の部分には、手動両面印刷モ
ードである旨のコマンドが含まれているので、最初は、
ステップ22で未判定とされた後、ガイダンス印刷コマ
ンド作成部78が手動両面印刷モードか否かを判断する
(ステップ23)。手動面印刷モードでなければステッ
プ12に進み、手動両面印刷モードであれば、第1ペー
ジの裏面に消えるインクで矢印を印刷する旨のガイダン
ス印刷コマンドを作成し、第1ページの印刷コマンドが
受信された時点で、このガイダンス印刷コマンドを第1
ページの印刷コマンド中に付加する(ステップ24)。
さらに、最終枚の表面に「用紙の排紙された方向を変え
ずに、裏返してセットして下さい。」を消えるインクで
透かし印刷する旨のガイダンス印刷コマンドを作成し、
最終枚の表面、つまり最終奇数ページの印刷コマンドが
受信された時点で、このガイダンス印刷コマンドを最終
奇数ページの印刷コマンド中に付加する(ステップ2
5)。
【0072】手動両面印刷モードか否かの判断(ステッ
プ23)を一度行った後は、この1ドキュメント分のコ
マンドに関しては、ステップ22から直ちにステップ1
2へ進む。
【0073】以降は、第一の実施形態のプリンタ10の
処理と同じく、コマンドの種類に応じて(ステップ1
2)、各種処理(ステップ13〜16)が行われる。
【0074】この結果、第1ページ目の印刷用紙P1に
対しては、第一の実施形態と同様に、その表面に第1ペ
ージの描画データに基づくデータが印刷され、その裏面
に消えるインクによる矢印が印刷される。また、第nペ
ージ(最終奇数ページ)目の印刷用紙Pnに対しては、
その表面に、第nページの描画データに基づくデータが
印刷されると共に、「用紙の排紙された方向を変えず
に、裏返してセットして下さい。」が消えるインクで透
かし印刷される。
【0075】したがって、本実施形態の場合も、以上の
実施形態と同様に、ユーザは、ディスプレイ装置12の
画面上に表示された操作手順を見ずに、印刷用紙を給紙
トレイ43上に的確にセットできる。
【0076】なお、以上の全ての実施形態では、消える
インクとして、特定時間経過後に消えるものを使用して
いるが、特定の処理、例えば、紫外線を照射すると消え
るものを用いてもよい。また、以上の実施形態では、ガ
イダンスの印刷に消えるインクを用いているが、例え
ば、第1ページの裏面に矢印又は用紙向き合せマークの
みを、第1ページの裏面の余白部分に小さく印刷し、こ
れらが余り目立たない場合には、消えるインクを使う必
要はない。但し、このガイダンスは、手動両面印刷時の
操作にのみ必要なもので、その後は不要になるから、基
本的には、消えるインクでガイダンスを印刷することが
好ましい。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、手動両面印刷モードの
際の印刷用紙の操作手順が、この印刷用紙に印刷される
ので、ディスプレイ装置の画面上に操作手順が表示され
なくても、または、画面上に操作手順が表示されたとし
ても、その操作手順を見ることなく、的確に、印刷用紙
を給紙部にセットすることができる。特に、操作手順が
消えるインクで印刷されるものは、しばらくすると、こ
の操作手順は消えるので、印刷用紙上に印刷された描画
データに基づく印刷データを見るにあたり、何らの問題
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の実施形態におけるプリンタ
システムの回路ブロック図である。
【図2】本発明に係る第一の実施形態におけるプリンタ
システムの機能ブロック図である。
【図3】本発明に係る第一の実施形態におけるプリンタ
のプラテン回りの平面図である。
【図4】本発明に係る他の実施形態における裏面印刷ヘ
ッド機構の斜視図である。
【図5】本発明に係るさらに他の実施形態における裏面
印刷ヘッド機構の斜視図である。
【図6】本発明に係る第一の施形態におけるプリンタホ
ストの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る第一の実施形態におけるプリンタ
の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る第一の実施形態におけるプリンタ
ホストのディスプレイ装置に表示されるガイダンス表示
画面例を示す説明図である。
【図9】本発明に係る第一の実施形態における手動両面
印刷時の印刷用紙操作手順を示す説明図である。
【図10】本発明に係る第二の実施形態におけるプリン
タホストの動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る第二の実施形態におけるプリン
タの動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係る第二の実施形態における手動両
面印刷時の印刷用紙操作手順を示す説明図である。
【図13】本発明に係る第三の実施形態におけるプリン
タシステムの機能ブロック図である。
【図14】本発明に係る第三の実施形態におけるプリン
タの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,10a…プリンタホスト 12…ディスプレイ装置 17…CD−ROM 20,32…CPU 21,33…ROM 22,34…RAM 27…CD−ROMドライブ 30,30a…プリンタ 31,31a…印刷制御器 40…印刷機構 41…主印刷ヘッド 42…ヘッド移動機構 43…給紙トレイ 45…排紙トレイ 46…インクカートリッジ 46a…消えるインクのカートリッジ 47…裏面印刷ヘッド 63…プリンタドライバ 65…印刷コマンド作成部 66,71…送受信部 67…ユーザインタフェース 68,78…ガイダンス印刷コマンド作成部 72…制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手動両面印刷モードが設定されると、該手
    動両面印刷モードに応じた印刷コマンドを作成し、該印
    刷コマンドをプリンタへ送信するプリンタホストにおい
    て、 前記手動両面印刷モードが設定されると、該手動両面印
    刷モード時の操作のガイダンスに関するガイダンス印刷
    コマンドを作成するガイダンス印刷コマンド作成手段
    と、 前記印刷コマンド及び前記ガイダンス印刷コマンドを前
    記プリンタへ送信する送信手段と、 を備えていることを特徴とするプリンタホスト。
  2. 【請求項2】手動両面印刷モードが設定されると、該手
    動両面印刷モードに応じた印刷コマンドを作成し、該印
    刷コマンドをプリンタへ送信するプリンタホストの動作
    プログラムが記憶されている記憶媒体において、 前記手動両面印刷モードが設定されると、該手動両面印
    刷モード時の操作のガイダンスに関するガイダンス印刷
    コマンドを作成するガイダンス印刷コマンド作成ステッ
    プと、 前記印刷コマンド及び前記ガイダンス印刷コマンドを前
    記プリンタへ送信する送信ステップと、 を有することを特徴とするプログラムが記憶されている
    記憶媒体。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のプリンタホストの動作プ
    ログラムが記憶されている記憶媒体において、 前記ガイダンス印刷コマンド作成ステップでは、 印刷指定枚数の最終枚の印刷用紙表面に、表面の印刷が
    終了した印刷用紙の束を裏返しにする旨の印刷を示す裏
    返しガイダンス印刷コマンドを作成する、 ことを特徴とするプリンタホストの動作プログラムが記
    憶されている記憶媒体。
  4. 【請求項4】請求項2及び3のいずれか一項に記載のプ
    リンタホストの動作プログラムが記憶されている記憶媒
    体において、 前記ガイダンス印刷コマンド作成ステップでは、 前記プリンタの給紙部に対する、表面の印刷が終了した
    印刷用紙の束の給紙方向を示す給紙方向ガイダンスを、
    最初に表面を印刷する印刷用紙の裏面に、印刷する旨の
    給紙方向ガイダンス印刷コマンドを作成する、 ことを特徴とするプリンタホストの動作プログラムが記
    憶されている記憶媒体。
  5. 【請求項5】請求項2から4のいずれか一項に記載のプ
    リンタホストの動作プログラムが記憶されている記憶媒
    体において、 前記ガイダンス印刷コマンドは、消えるインクを使用し
    て印刷する旨のコマンドを含む、 ことを特徴とするプリンタホストの動作プログラムが記
    憶されている記憶媒体。
  6. 【請求項6】受信した印刷コマンドに応じて、印刷ヘッ
    ドを駆動させて印刷を行うプリンタにおいて、 前記印刷ヘッドで印刷用紙の表面に印刷できる状態で、
    該印刷用紙の裏面に印刷できる裏面印刷ヘッドと、 前記裏面印刷ヘッドの動作を制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とするプリンタ。
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