JP5159400B2 - 文書処理装置及び文書処理方法 - Google Patents
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Description
文書に対する印刷設定情報を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された印刷設定情報をテンプレート情報として登録するための登録画面を表示する第1表示制御手段と、
前記第1表示制御手段によって表示された前記登録画面を介して設定された名称を用いて前記設定手段により設定された前記印刷設定情報を前記テンプレート情報として登録する登録手段と、
前記登録手段により登録された前記テンプレート情報を構成する印刷設定情報に含まれる複数の設定情報に基づいて決定された1つのアイコンを、テンプレート情報を選択するためのアイコン一覧画面に表示する第2表示制御手段とを備え、
前記テンプレート情報を構成する印刷設定情報に両面印刷が含まれる場合、前記第2表示制御手段は両面印刷が設定されていることを示す第1アイコンを表示し、
前記テンプレート情報を構成する印刷設定情報にインデックス紙の指定が含まれる場合、前記第2表示制御手段はインデックス紙の指定が含まれていることを示す前記第1アイコンとは異なる第2アイコンを表示する。
本発明の実施の形態1に係る文書処理システムの概要を、図1〜図12を参照して説明する。この文書処理システムでは、一般的なアプリケーションにより作成されたデータファイルが、電子原稿ライタによって電子原稿ファイルに変換される。製本アプリケーションは、その電子原稿ファイルを編集する機能を提供している。以下、その詳細を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システムに好適な文書処理システムのソフトウェア構成を示す図である。
編集アプリケーション104の詳細に言及する前に、上述した「ブックファイル」のデータ形式を説明する。
上述した製本アプリケーション104によって構造を与えられた電子原稿ファイルである「ブックファイル」は、上述したような構造及び内容を有している。次に、製本アプリケーション104及び電子原稿ライタ102によってブックファイルを作成する手順を説明する。このブックファイルの作成は、製本アプリケーション104によるブックファイルの編集操作の一環として実現される。
以上のようにして、アプリケーションデータからブックファイルを作成することができる。こうして生成されたブックファイルについては、章及びページに対して次のような編集操作が可能である。
(1)新規追加
(2)削除
(3)コピー
(4)切り取り
(5)貼り付け
(6)移動
(7)章名称変更
(8)ページ番号名称振り直し
(9)表紙挿入
(10)合紙挿入
(11)インデックス紙挿入
(12)各原稿ページに対するページレイアウト。
以上のように作成・編集されるブックファイルは印刷出力を最終目的としている。利用者が図10に示す製本アプリケーションのUI画面1100からファイルメニューを選択し、そこから印刷を選択すると、指定した出力デバイスにより印刷が行われる。この際、まず製本アプリケーション104は、現在開かれているブックファイルからジョブチケットを作成して電子原稿デスプーラ105に渡す。これにより電子原稿デスプーラ105は、ジョブチケットをOSの出力コマンド、例えばウインドウズ(登録商標)のGDIコマンドに変換し、それを出力モジュール、例えばGDIに送信する。出力モジュールは、その指定されたプリンタドライバ106によって、出力デバイスに適したコマンドを生成し、その出力デバイスに送信する。
本実施の形態に係る文書処理システムの概要は以上のようなものである。これはスタンドアロン型のシステムであるが、これを拡張したサーバ・クライアントシステムでもほぼ同様の構成・手順でブックファイルが作成・編集される。ただし、ブックファイルや印刷処理はサーバによって管理される。
既に説明したとおり、ブックファイルが製本アプリケーションによって開かれると、図10に示すユーザインターフェース画面1100が表示される。ここでツリー部1101には、開いているブック(以下、「注目ブック」と呼ぶ)の構造を示すツリーが表示される。印刷プレビュー部1102には、利用者の指定に応じて、3通りの表示方法が用意されている。第1は原稿ページをそのまま表示する「原稿ビューモード」である。この「原稿ビューモード」では、注目ブックに属する原稿ページの内容が縮小されて表示される。この場合、プレビュー部1102の表示には、その原稿のレイアウトは反映されない。第2は「印刷ビューモード」である。この「印刷ビューモード」では、プレビュー部1102には、各原稿ページのレイアウトが反映された形で原稿ページが表示される。第3は「簡易印刷ビューモード」である。この「簡易印刷ビューモード」では、各原稿ページの内容はプレビュー部1102の表示には反映されず、そのレイアウトのみが反映される。
図13は、本発明の実施の形態に係る文書処理システムの構成を説明するためのブロック図である。なお、本実施の形態に係る機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN,WAN等のネットワークを介して接続がなされ処理が行われるシステムであっても本発明を適用できる。尚、ここでホストコンピュータ100の構成は前述の図2と同じであるため、その説明を省略する。
ここで、従来製本アプリケーション104で提供されているテンプレート機能について説明する。上述したように製本アプリケーション104では、電子原稿ライタ102を介することにより生成された電子原稿ファイルに対して、出力用紙、ページレイアウト、製本などの設定編集を行うことにより、図4で示した属性をもった文書ファイルを作成することができるが、さらにこのような設定情報をテンプレートとして登録し、文書の新規作成時には、あらかじめ用意されたテンプレートの中から好きなテンプレートを選択することができる機能を提供している。
図16は、製本アプリケーション104において、テンプレートを編集するための「テンプレート設定」ウィンドウ表示の一例である。一覧表示欄1605には、製本アプリケーション104で用意しているテンプレートの一覧が表示される。ここで、オペレータがテンプレートを選択し、「編集」ボタン1601をクリックすると、図17のテンプレート編集画面が表示され、選択したテンプレートの設定を自由に変更することが可能である。また、「追加」ボタン1602をクリックした場合も、図17の「テンプレート編集」画面が表示され、ここで表示されているテンプレートの設定はデフォルト初期値(1UP、片面、フィニッシングなし)になっているので、ここでユーザは、新しいテンプレート名称を指定し、個々の設定内容を変えて新しいテンプレートを作成し、クライアントPCに登録することができる。
続いて、本発明にかかる、現在編集中の文書ファイルの設定値を利用したテンプレートの作成機能について説明する。
上記実施形態においては、ブック属性に含まれる設定項目のみがテンプレートに反映されている。しかしながら、章属性(図5)やページ属性(図6)に含まれる項目の値をテンプレートに反映するようにしてもよい。この場合、一つの方法として、以下の通りにテンプレートを作成できる。
上記変形例はページ属性についても適用できる。ページ属性と章属性及びブック属性との関係は、上述した章属性とブック属性との関係と同様である。そこで、現在編集中の文書において、更にその中から特定のページが選択されている場合には、ブック属性に含まれる設定項目の値を、選択されているページの含まれる章の章属性における、ブック属性と重複する項目の設定値で置換して中間データを作成し、さらに、選択されているページのページ属性において重複する項目が設定されていれば、その設定値で前述した中間データを置換して、それをテンプレートして保存する。この結果テンプレートに含まれる項目は図4に示すものとなるが、設定される値には選択されたページにおける設定値が反映される。
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
[実施態様1]
文書を印刷する際の印刷設定を変更可能な文書処理方法であって、
編集中の文書の印刷設定をテンプレート情報として登録する登録工程と、
前記登録工程により登録されたテンプレート情報を、編集中の文書または新規な文書の印刷設定として読み込む読込み工程と
を備えることを特徴とする文書処理方法。
前記登録工程により登録されているテンプレートの内容を編集するテンプレート編集工程を更に備えことを特徴とする実施態様1に記載の文書処理方法。
前記文書はページを葉とする木構造を有し、各部分木ごとに印刷設定を設定可能であり、前記登録工程は前記木構造の全体について設定された印刷設定をテンプレートとして登録することを特徴とする実施態様1に記載の文書処理方法。
前記文書はページを葉とする木構造を有し、各部分木ごとに印刷設定を設定可能であるとともに、重複する設定項目についてはより下位の設定が優先適用され、前記登録工程は選択された部分木に対して適用される印刷設定をテンプレートとして登録することを特徴とする実施態様1に記載の文書処理方法。
前記文書を編集する文書編集工程を更に備え、該文書編集工程により印刷設定を変更可能であることを特徴とする実施態様1乃至4のいずれか1項に記載の文書処理方法。
前記印刷設定には、印刷方法、用紙方向、綴じ代及び綴じ方向、ページレイアウト、拡大縮小、ウオータマーク、ヘッダ及びフッタ、排紙方法、製本設定、表紙及び裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りの、少なくともいずれかが含まれることを特徴とする実施態様1乃至5のいずれか1項に記載の文書処理方法。
文書を印刷する際の印刷設定を変更可能な文書処理装置であって、
編集中の文書の印刷設定をテンプレート情報として登録する登録手段と、
前記登録手段により登録されたテンプレート情報を、編集中の文書または新規な文書の印刷設定として読み込む読込み手段と
を備えることを特徴とする文書処理装置。
前記登録手段により登録されているテンプレートの内容を編集するテンプレート編集手段を更に備えことを特徴とする実施態様7に記載の文書処理装置。
前記文書はページを葉とする木構造を有し、各部分木ごとに印刷設定を設定可能であり、前記登録手段は前記木構造の全体について設定された印刷設定をテンプレートとして登録することを特徴とする実施態様7に記載の文書処理装置。
前記文書はページを葉とする木構造を有し、各部分木ごとに印刷設定を設定可能であるとともに、重複する設定項目についてはより下位の設定が優先適用され、前記登録手段は選択された部分木に対して適用される印刷設定をテンプレートとして登録することを特徴とする実施態様7に記載の文書処理装置。
前記文書を編集する文書編集手段を更に備え、該文書編集手段により印刷設定を変更可能であることを特徴とする実施態様7乃至10のいずれか1項に記載の文書処理装置。
前記印刷設定には、印刷方法、用紙方向、綴じ代及び綴じ方向、ページレイアウト、拡大縮小、ウオータマーク、ヘッダ及びフッタ、排紙方法、製本設定、表紙及び裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りの、少なくともいずれかが含まれることを特徴とする実施態様7乃至11のいずれか1項に記載の文書処理装置。
コンピュータにより、実施態様1乃至6のいずれか1項に記載の文書処理方法を実行させることを特徴とするプログラム。
実施態様13に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。
Claims (9)
- 文書に対する印刷設定情報を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された印刷設定情報をテンプレート情報として登録するための登録画面を表示する第1表示制御手段と、
前記第1表示制御手段によって表示された前記登録画面を介して設定された名称を用いて前記設定手段により設定された前記印刷設定情報を前記テンプレート情報として登録する登録手段と、
前記登録手段により登録された前記テンプレート情報を構成する印刷設定情報に含まれる複数の設定情報に基づいて決定された1つのアイコンを、テンプレート情報を選択するためのアイコン一覧画面に表示する第2表示制御手段とを備え、
前記テンプレート情報を構成する印刷設定情報に両面印刷が含まれる場合、前記第2表示制御手段は両面印刷が設定されていることを示す第1アイコンを表示し、
前記テンプレート情報を構成する印刷設定情報にインデックス紙の指定が含まれる場合、前記第2表示制御手段はインデックス紙の指定が含まれていることを示す前記第1アイコンとは異なる第2アイコンを表示することを特徴とする文書処理装置。 - 前記第2表示制御手段により表示された複数のアイコンから1つのアイコンが選択された場合、前記選択されたアイコンに対応するテンプレート情報を構成する印刷設定情報を表示する第3表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の文書処理装置。
- 前記アイコン一覧画面は、アプリケーションによって提供されることを特徴とする請求項1または2に記載の文書処理装置。
- 設定手段と第1表示制御手段と登録手段と第2表示制御手段とを備えた、文書を印刷する際の印刷設定情報を変更可能な文書処理装置における文書処理方法であって、
前記設定手段が、文書に対する印刷設定情報を設定する設定工程と、
前記第1表示制御手段が、前記設定工程により設定された印刷設定情報をテンプレート情報として登録するための登録画面を表示する第1表示制御工程と、
前記登録手段が、前記第1表示制御工程によって表示された前記登録画面を介して設定された名称を用いて前記設定工程により設定された前記印刷設定情報を前記テンプレート情報として登録する登録工程と、
前記第2表示制御手段が、前記登録工程により登録された前記テンプレート情報を構成する印刷設定情報に含まれる複数の設定情報に基づいて決定された1つのアイコンを、テンプレート情報を選択するためのアイコン一覧画面に表示する第2表示制御工程とを有し、
前記テンプレート情報を構成する印刷設定情報に両面印刷が含まれる場合、前記第2表示制御工程では両面印刷が設定されていることを示す第1アイコンを表示し、
前記テンプレート情報を構成する印刷設定情報にインデックス紙の指定が含まれる場合、前記第2表示制御工程ではインデックス紙の指定が含まれていることを示す前記第1アイコンとは異なる第2アイコンを表示することを特徴とする文書処理方法。 - 前記文書処理装置の備えた第3表示制御手段が、前記第2表示制御工程により表示された複数のアイコンから1つのアイコンが選択された場合、前記選択されたアイコンに対応するテンプレート情報を構成する印刷設定情報を表示する第3表示制御工程を更に有することを特徴とする請求項4に記載の文書処理方法。
- 前記アイコン一覧画面は、アプリケーションによって提供されることを特徴とする請求項4または5に記載の文書処理方法。
- 文書を印刷する際の印刷設定情報を変更可能な文書処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
文書に対する印刷設定情報を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された印刷設定情報をテンプレート情報として登録するための登録画面を表示する第1表示制御手段と、
前記第1表示制御手段によって表示された前記登録画面を介して設定された名称を用いて前記設定手段により設定された前記印刷設定情報を前記テンプレート情報として登録する登録手段と、
前記登録手段により登録された前記テンプレート情報を構成する印刷設定情報に含まれる複数の設定情報に基づいて決定された1つのアイコンを、テンプレート情報を選択するためのアイコン一覧画面に表示する第2表示制御手段としてコンピュータを機能させ、
前記テンプレート情報を構成する印刷設定情報に両面印刷が含まれる場合、前記第2表示制御手段は両面印刷が設定されていることを示す第1アイコンを表示し、
前記テンプレート情報を構成する印刷設定情報にインデックス紙の指定が含まれる場合、前記第2表示制御手段はインデックス紙の指定が含まれていることを示す前記第1アイコンとは異なる第2アイコンを表示することを特徴とするプログラム。 - 前記第2表示制御手段により表示された複数のアイコンから1つのアイコンが選択された場合、前記選択されたアイコンに対応するテンプレート情報を構成する印刷設定情報を表示する第3表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
- 前記アイコン一覧画面は、アプリケーションによって提供されることを特徴とする請求項7または8に記載のプログラム。
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