JP3598594B2 - 文書処理装置及び文書処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークステーションやパーソナルコンピュータ(以下、単にコンピュータという)で作成されたり、読み込まれた図面や文書など(以下、文書という)に属性情報を付加することのできるファイルシステムに用いられる文書処理装置及び文書処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
文書に属性情報を付加することのできるファイルシステムでは、1つの文書ファイルは、図28に示す如く、実際の文書のテキストやイメージなどの実データを格納する部分と、作成者や管理番号などの属性情報を格納する部分から成り立っている。かかる文書ファイルの管理は、通常、一般的なファイルシステムを利用し、図29(a)に示すように、元々のファイルの実データ格納部分の属性情報を広げて格納できるようにするか、あるいは同図(b)に示すように、実データとは別のファイルに属性情報のみを入れ、このファイルを上記実データと関連付けて管理するかのいずれかの方法により実現される。
【0003】
ここで言うファイルシステムは、あくまでも文書の管理/運用等のために、元々のファイルの実データ格納部分を用いて特別な属性情報を付加できるように拡張されるシステムを指し、UNIXなど、元々のファイルの属性情報格納部分に、ファイルID、名前、サイズ、パーミッション、変更日時などの属性情報を保持するタイプのシステムとは異なる。この“元々のファイルの実データ格納部分により属性情報を保持する”点を理解し易くするため、図28では、元々のファイルの属性情報格納部分についての図示を省略している。
【0004】
このようなファイルシステムでは、上述したファイル管理形態の都合上、文書作成処理に関しては、実データを作成するだけではなく、作成後に属性情報を付加する作業が必要になる。このような文書作成処理を行う技術を開示したものとしては、以下の様なものが知られている。
【0005】
第1の従来例として、特開昭63−85839号公報に開示された文書編集装置では、各アイコンに対応する付加属性情報が登録された付加属性情報ファイルを格納するためのファイル格納手段を有し、アイコンの選択を認識することにより、一時ビューにカレントアイコンに対応する属性情報を表示する処理、ライト命令を認識することにより、文書の属性情報を更新する処理、終了指示を認識することにより属性情報ファイルをクローズする処理を選択的に行う。
【0006】
第2の従来例として、特開平5−151048号公報に開示されたファイル表示方式では、ファイルの属性情報を記憶しておくファイル属性記憶部を具備し、マウスによる入力情報がファイルの属性表示指示の場合、このファイル名に該当するファイルの属性をファイル属性記憶部から読み出し、表示書き換え部でファイルの属性を表示部のウィンドウ上に表示する。
【0007】
これら第1及び第2の従来例では、実データを作成(エディタで編集、またはスキャナで読み取り)し、その作成された実データのファイルに対して、属性情報を表示/編集することが可能なウィンドウを表示し、そのウィンドウを用いて属性情報を付加するようにしている。
【0008】
それ以外の第3の従来例としては、一般的なテーブル形式のソフトウェアのように、例えば1行のヘッダー行とそれ以降に続く複数のリスト行より構成される属性情報リストを事前にファイルとして作成しておき、この属性情報リスト作成後、属性を付加しようとする文書ファイルをテーブル形式のウィンドウ上に呼び出して表示したうえで、該テーブルの所定位置に属性情報を組み込むべく、上記属性情報リスト中の該当リスト行をリードするものが知られている。この第3の従来例では、属性情報リストとして、該リストを利用しようというシステムで取り込めるフォーマットのファイルを作成し、このファイルの中から必要なリスト行をテーブルに1つづつ入力する操作を経て属性情報の付加作業を行わなければならなかった。
【0009】
また、第4の従来例としては、大量の文書を扱うシステムの代表例である図面管理システムが考えられる。これまでの図面管理システムでは、手書き図面は紙として図面書庫で、またCADで書かれた図面はファイリング装置の中で、属性情報はホストコンピュータでそれぞれ管理されてきたが、手書き図面とCAD図面と属性情報を一元管理することのできる図面管理システムの普及が進みつつある。このような図面管理システムへ移行しようとした場合、手書き図面はスキャナ装置を用いて読み込み、属性情報はホストコンピュータからの手作業で図面とを対応させながら入力し直す作業が必要となる。
【0010】
この場合において、
a.スキャナ装置による読み込みは自動で行える部分が多いため負担はそれほど大きくはないが、属性情報の入力に関しては、書類の数が多いこともあって、大きな負担を強いられることになる。また、属性情報を流用したり、全ての文書や属性情報が揃う前にできるものだけを処理する、という運用ができない。
【0011】
その反面、
b.機械的に処理を行うだけのオペレータの場合は、与えられた文書を与えられた順番に属性を付加することのみを行うため、従来のテーブル形式のソフトウェアのテーブルに入力して処理を行うだけのシンプルな操作ができれば良い。
【0012】
という作業事情を持つことになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1及び第2の従来例では、実データを作成し、その作成されたデータファイルに対して、属性情報を表示/編集することが可能なウィンドウを表示し、そのウィンドウを用いて属性情報を付加するという作業の必要性から、実データが作成される前には、属性データを付加することができず、属性情報があっても実データが作成されるまで待っていなければならず、しかも1つの文書毎にウィンドウを表示させて属性情報を付加するため、複数の文書を扱う場合は非常に手間のかかる作業であった。
【0014】
また、上記第3の従来例においても、システムで取り込めるフォーマットの属性情報ファイルを作成したり、そのファイルの中の必要な属性情報をテーブルに1つづつ入力する操作の必要性から、属性情報の生成及びその属性情報の付加にあたっては非常に多くの手間を要した。
【0015】
また、上記第4の従来例では、図面管理に代表されるような大量の文書を扱う作業において、上記a及びbの観点から、全ての文書や属性情報が揃う前にできるものだけを処理したり、別々の文書に属性を付加する場合に同一の属性情報を何回でも流用できることが要望されるが、かかる要望に対し、属性情報だけのファイルを実データがある文書と同様に操作(属性情報を編集したり、データベースなどのファイル格納装置へ登録)したり、ホストコンピュータなどに既に存在する属性情報を有効に活用し得る適切な方法がなく、文書の数が多いこともあって、属性情報の生成、属性の付加作業が著しく煩雑化することになった。
【0016】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、付加する対象が決まっておらず実データがない属性情報であっても、実データのみまたは実データと属性情報を保持した文書と同様にアイコン(属性アイコン)として表示させることができ、この属性アイコンを用いて、実データが存在する文書のアイコンと同様な操作によって、属性情報単独によるファイルの生成及び当該属性情報の付加作業を容易に行える文書処理装置及び文書処理方法を提供することを目的とする。
【0017】
また、本発明は、ホストコンピュータ等が保有する属性情報リストを利用して大量の属性情報を効率的に作成でき、特に、大量の文書を扱う場合における属性情報の生成、該属性情報の該当文書への付加並びに所定の格納場所への登録処理の効率化に有用な文書処理装置及び文書処理方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ファイルに対応したアイコンの操作に応じて該ファイルに対する処理を行う文書処理装置において、入力文書情報に基づいて該入力文書情報を格納し、実データ部と、属性情報部と、文書ファイルであることを示すファイル識別値とを有する文書ファイルを作成する文書ファイル作成手段と、入力属性情報に基づいて該入力属性情報を格納し、属性情報部と、属性ファイルであることを示すファイル識別値とを有する属性ファイルを作成する属性ファイル作成手段と、前記文書ファイル作成手段により作成された文書ファイル、前記属性ファイル作成手段により作成された属性ファイル、及び文書ファイルと属性ファイルとのマージ処理により生成された前記文書ファイルと同じファイル形式であるマージファイルを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたファイルが文書ファイルであるのか属性ファイルであるのかを前記ファイル識別値に基づき認識し、当該記憶手段に記憶された文書ファイルまたは属性ファイルに対応する各々異なる形状の文書アイコンまたは属性アイコンを作成して表示画面上に表示するアイコン表示制御手段と、前記属性ファイルから前記文書ファイルへのマージ処理条件を前記文書ファイルの前記属性情報部を前記属性ファイルの前記属性情報部に記憶された属性情報で上書きするものと定義し、前記表示画面上に表示された前記属性アイコンから前記文書アイコンへのマージ指示操作に基づき、定義された前記マージ処理条件に従い、当該マージ指示操作された属性アイコンに対応する属性ファイルから文書アイコンに対応する文書ファイルへのマージ処理を行い、文書ファイルであることを示すファイル識別値を有するマージファイルを生成して前記記憶手段に記憶するマージ処理手段とを具備することを特徴とする。
【0019】
望ましくは、本発明は、1行のヘッダ行と該ヘッダ行に続く複数行のリスト行からなる属性情報リストを取り込む取込手段と、前記取込手段により取り込んだ前記属性情報リストの前記ヘッダ行に基づき属性アイコンのテンプレートを作成すると共に、該テンプレートを複写し前記属性情報リストの各リスト行に記載された属性情報を該テンプレートに書き込む処理を繰り返して前記リスト行分の属性アイコンを自動生成する属性アイコン自動生成手段とを具備し、前記マージ処理手段は、前記表示画面上においてソース側に表示された1または複数の属性アイコンと、ディスティネーション側に表示された1または複数の文書アイコン間のマージ処理の順番を任意に変更するマージ順操作手段と、マージ指示操作に基づき、マージ処理の順番となった文書アイコンと属性アイコンにそれぞれ対応する文書ファイルと属性ファイル間のマージ処理を実行し、マージ方法指示操作に基づき文書アイコンと属性アイコンの各々のマージ処理の順番をひとつ進めるまたは順番を変更しない設定を実行する連続マージ実行手段とにより構成されることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る文書処理装置の機能構成を示すブロック図であり、入力/操作部10、ファイル作成処理部20、記憶部30、アイコン表示制御部40、表示部50、マージ処理部60を具備して構成される。
【0021】
ファイル作成処理部20は、文書ファイル作成処理部21と属性ファイル作成処理部22とにより構成される。文書ファイル作成処理部21は、入力/操作部10からの指示により起動され、当該入力/操作部10より入力される文書情報に基づいて実データ格納部分に文書ファイルであることを示す識別値及び文書情報を格納した文書ファイルを生成し、この文書ファイルを記憶部30に格納する。属性ファイル作成処理部22は、入力/操作部10からの指示により起動され、当該入力/操作部10より入力される属性情報に基づいて実データ格納部分に属性ファイルであることを示す識別値及び属性情報を格納した属性ファイルを生成し、この属性ファイルを記憶部30に格納する。
【0022】
アイコン表示制御部40は、表示駆動部41、ファイル認識部42、定義ファイル部43及び編集部44を具備して構成される。定義ファイル部43には、文書アイコンの識別方法及び文書アイコンの働きが定義されている。編集部44は、入力/操作部10からの指示により上記定義ファイル部43内の定義内容を編集し、属性アイコンの識別及びその働きに関する定義を加える。ファイル認識部42は、上記定義に従って、記憶部30内に格納されたファイルの実データ格納部分におけるファイル識別値を参照することにより、当該格納ファイルが文書ファイルであるか属性ファイルであるかを認識する。表示駆動部41は、そのファイル認識部42の認識結果に応じて、文書ファイルに対応する文書アイコンあるいは属性ファイルに対応する属性アイコンを表示部50に表示する。
【0023】
このように、第1の実施例では、アイコン表示制御部40に編集部44を設け、入力/操作部10からの指示によりこの編集部44により定義ファイル部43内の定義内容を編集する機能を追加している。この編集機能によって、定義ファイル部43の定義内容を編集し、属性アイコンの識別及びその働きに関する定義を加えることによって、属性情報のファイル生成とそのファイルに対応する属性アイコン表示などを可能とし、属性アイコンを文書アイコンと同様に扱い得るようにしている(属性アイコンに関する定義は後述する)。
【0024】
マージ処理部60は、表示部50に文書アイコンと属性アイコンが表示された状態で、入力/操作部10からこれらアイコン間のマージ指示操作が行われることにより起動し、指示されたアイコンに対応する文書ファイルと属性ファイルを記憶部30から読み出して両者のマージ処理を行い、そのマージ結果を1つのファイル(マージファイルと呼ぶ)として記憶部30に格納する。
【0025】
次に、属性アイコンに関する定義について説明する。この文書処理装置では、それぞれのファイルシステムのやり方に従い、属性アイコンを定義するが、その定義に係わる情報要素としては、「属性アイコンであることが認識できるような値」と「アイコンの働き」が必須となる。
【0026】
「属性アイコンが認識できるような値(属性アイコン識別値)」については、本発明で用いる属性アイコンと文書アイコンの構造を踏まえて設定する。本発明で用いる属性アイコン及び文書アイコンの概略構造を図2に示す。属性アイコンとは、同図(a)に示す如く、実データ格納部分(実データ部と属性情報部から成る)に、通常の文書と同様に、付加した属性情報が入るようなアイコンである。この属性アイコンに関するファイル構造は、他の文書アイコンと同様とする。但し、属性アイコンは、実データ部の先頭に属性アイコンであることを示す値(UNIXなどでいう「マジックナンバ」に相当)を付加することにより文書アイコンと区別する。同図の例では、属性アイコンを示す情報としては、string型で“attri−icon”が入っている。
【0027】
これに対して、文書アイコンは、同図(b)に示す如く、実データ部の先頭に文書アイコンであることを示す値(文書アイコン識別値)を付加して成るアイコンであり、この識別値によって、属性アイコンとの区別を図っている。一例として、フォーマットがPostScriptの場合には実データの最初の11文字が“%!PS−Adobe− ”となることが慣習化されていることから、当該フォーマット環境下では、実データ部の先頭にこの“%!PS−Adobe− ”があることを認識して文書アイコンと判別する。
【0028】
同図は、あくまでも、文書アイコンでデータフォーマットがPostScriptの場合の比較の例であって、例えば、UNIXでは、実データ部の最初の2文字が“%!”の場合や、ファイル名のサフィックスが“ps”の場合に、PostScriptのデータと認識する場合が多い。なお、これらアイコンの具体的な形状に関しては、例えば、属性アイコンについては図2(a)に示す如く単純な方形の用紙イメージで表し、文書アイコンについては同図(b)に示す如くページの右上隅を折り返した用紙イメージで表す。このアイコン形状表現方法は、本発明に係る全ての図面上で統一するものとする。
【0029】
属性アイコンに関する「アイコンの働き」については、通常の文書アイコンの操作(例えば、開く/転記/移動/削除/プロパティなど)に加え、文書アイコンとのマージ操作を認める。その際のマージ処理条件については、後で述べるように、属性アイコンから文書アイコンへマージの指示があった場合は、文書アイコンの属性情報部を、属性アイコンが持っている属性情報で上書き(図7参照)し、文書アイコンから属性アイコンへマージの指示があった場合には、属性アイコンの実データ部を文書アイコンの実データによって上書きするようにする(図9参照)。この場合、上書きによって実データ部が書き変わるため、アイコンの種類(表示形状)も自動的に属性アイコンから文書アイコンとなる。
【0030】
上記属性アイコンに関する「属性アイコンが認識できるような値」と「アイコンの働き」に関する要件を念頭におき、第1の実施例における具体的な属性アイコンの定義内容について以下に述べる。上述の如く、属性アイコンを実現するにあたっては、それぞれのファイルシステムのやり方に従い、属性アイコンの種類の判断方法と当該アイコンの働きをファイルシステムの内部ファイルに追加する必要がある。標準的なファイルシステムとして、COSEの(Common Desktop Environment:CDE)のデータタイプ定義ファイルに属性アイコンを追加する場合の定義内容の一例を図3に示す。
【0031】
なお、同図は、COSE/CDEのデータタイプ定義ファイルに属性アイコンを追加する場合において、特に、
・認識ルールを「実データの中身の先頭が“attri−aicon ”という文字の時に属性アイコンとして認識する」ものとする。
【0032】
・この属性アイコンの働きとしては、開く(Open)、出力(Print )、マージ(Merge )が起動できる。
【0033】
・マージを起動すると、“Merge AttriToFfile”というコマンドが実行される。という定義内容を想定した場合の例である。
【0034】
同図において、▲1▼は、属性アイコンを定義している部分である。▲2▼は、属性アイコンが選択された時に起動できるアクションを記述している。開く(Open)、出力(Print )という通常のアクションに加え、「マージ」が入れられている。▲3▼は、属性アイコンの認識ルールを記述している。このルールによって、▲5▼の条件が当てはまれば、▲4▼の記述のアイコンをであると判断される。▲5▼の条件とは、ファイルの内容の0ビット目にString型の“attri−icon”があるかどうかという条件である。▲6▼と▲9▼は、「マージ」が起動された時に、どのような処理を実行するかを定義している。▲8▼は、起動した時に実行されるコマンドである。▲7▼と▲9▼のように、呼ばれたアイコンによって処理を変えることもできる。▲6▼は、属性アイコンが「マージ」が起動された場合で、▲9▼は、それ以外のアイコンが起動した場合である。
【0035】
属性アイコンについては、上述した開く(Open)、出力(Print )、マージ(Merge )の他、転記/移動/削除/プロパティ等のアクションも行えるが、同図では、これら各アクションの具体的な定義の内容については省略してある。なお、この属性アイコンの定義に関連して、COSE/CDEの環境でデータタイプの定義方法について述べられている文献としては、「Common Desktop Environment Developers Conference Oct.1993 」があげられる。
【0036】
以上の様な定義を経て属性アイコンの運用が可能となる。この属性アイコンは、図2からも分かるように、実データ格納部分に通常の文書と同じように付加した属性情報が入るようなアイコンである。つまり、この属性アイコンに対応する属性ファイルは、実データ格納部分における実データ部の先頭部に属性アイコンを識別するための値が入る他は、「文書アイコン」と同様の構造を有するため、この属性アイコンの扱いとしては、文書アイコンと同様の操作が可能となる。従って、この属性アイコンを用いることによって、実データの作成とは関係無く、文書アイコンと同様な操作で属性情報の作成が行える。
【0037】
また、文書情報に対する属性情報の付加についても、文書アイコン及び属性アイコンを表示した状態で、所望のアイコン間におけるマージを指示し、属性アイコンを文書アイコンに、また文書アイコンを属性アイコンに重ね合わせるだけの簡単な操作で行える。属性情報付加作業の一例として、図3に示す定義条件下での第1の実施例に係る装置のマージ処理の概要を図4を参照して説明する。
【0038】
今、同図(a)に示す如くのアイコン表示状態において、属性アイコンから文書アイコンへのマージ指示操作がなされた場合、該マージ処理後のファイル構成及び表示態様は同図(b)に示す如くの状態に遷移する。
【0039】
すなわち、同図(a)において、アイコン表示制御部40では、ファイル認識部42により、記憶部30に格納された文書ファイルを、当該ファイルの実データ部の先頭部に存在する文書ファイル識別値を基に文書ファイルと認識し、この文書ファイルに対応する文書アイコンの表示を行い、他方、属性ファイルにあっては、その実データ部の先頭部に存在する属性ファイル識別値を基に属性ファイルと認識して対応する属性アイコンの表示を行う。この状態で属性アイコンから文書アイコンへのマージ操作がなされると、両アイコンの属性情報のみがマージされ、実データ部に関してはマージ先である文書ファイルのデータのみが残される。従って、このマージ処理の結果、同図(b)においては、実データ部の先頭部に文書ファイル識別値を持つデータaが保持された文書ファイルが生成され、当該文書ファイルがその文書ファイル識別値に従って文書アイコン〔ハッチングで表す〕として表示される。
【0040】
一方、同図(c)に示す如くのアイコン表示状態において、文書アイコンから属性アイコンへのマージ指示操作がなされた場合、そのマージ処理後におけるファイル構成及び表示態様は同図(d)に示す如くの状態に遷移する。すなわち、同図(c)において、アイコン表示制御部40により、記憶部30内の文書ファイルがその実データ部の先頭部に存在する文書ファイル識別値に基づき文書アイコンとして表示され、かつ属性ファイルがその実データ部の先頭部に存在する属性ファイル識別値に基づき属性アイコンとして表示されている状態で、文書アイコンから属性アイコンへのマージ処理がなされると、両アイコンの属性情報がマージされ、実データ部に関してはマージ先である属性ファイルのデータが文書ファイルのデータによって上書きされる。従って、このマージ処理の結果、同図(d)において、実データ部の先頭部に文書ファイル識別値を持つデータaが保持された文書ファイルが生成され、当該文書ファイルがその文書ファイル識別値に従って文書アイコン〔ハッチングで表す〕として表示される。
【0041】
上述の如く、第1の実施例に係る装置では、アイコン表示制御部40に付加した編集部44により定義ファイル部43の定義内容を編集することによって属性アイコン表現を実現するものであり、その定義ファイルの編集内容によっては、UNIXなどの特定のファイルシステムを限定せずに、属性情報の付加と文書アイコンの表現/操作ができるファイルシステム全般に対応できる。
【0042】
次に、具体的な適用例をあげて、第1の実施例を更に詳しく説明していく。図5は、図1に示す装置をクライアント・サーバによるファイルシステムへ適用した場合のブロック構成図であり、オペレータ用コンピュータ100と、上記記憶部30としてのファイリング装置200とから構成される。オペレータ用コンピュータ100は、入力/操作部10,ファイル作成処理部20,アイコン表示制御部40,表示部50,マージ処理部60の他、各部を統括的に制御する主制御部90及び処理データ等を一時記憶するRAM91を具備して構成される。
【0043】
次に、このファイルシステムにおける文書処理手順の概略について図6を参照して説明する。本システムでは、キーボード等より成る入力/操作部10から文書情報の入力があると(ステップ601)、文書ファイル作成処理部21が起動され(ステップ602)、上記入力文書情報に基づいて文書情報を格納した文書ファイルが生成され、この文書ファイルがファイリング装置200の所定格納場所に記憶されると共に、アイコン表示制御部40により上記文書ファイルに対応する文書アイコンがCRTディスプレイ等より成る表示部50に表示される。
【0044】
その後、入力/操作部10から属性情報の入力があると(ステップ611)、属性ファイル作成処理部22が起動され(ステップ612)、上記入力属性情報に基づいて属性情報を格納した属性ファイルが生成され、この属性ファイルがファイリング装置200の所定格納場所に記憶され、かつ該属性ファイルに対応する属性アイコンが表示部50に表示される。
【0045】
次いで、入力/操作部10より、表示中のアイコンに対して、属性情報を付加しようとする文書と付加すべき属性情報との対応関係をとるようなマージ操作が行われることによって、マージ処理部60が起動する(ステップ613)。マージ処理部60は、上記マージ操作に従い、指定された文書アイコンに対応する例えば文書ファイルAと、指定された属性アイコンに対応する属性ファイルaのマージ処理を行い、その結果を文書アイコンA′としてファイリング装置200に格納する。
【0046】
次に、そのマージ処理の具体例について説明する。図7は、属性アイコンを文書アイコンにマージする場合のオペレーションと内部ファイルの変化を示す概念図である。この場合、最初の操作として、属性アイコンと文書アイコンが表示部50に表示された状態で、マージする属性アイコンを選択し、「マージ」の指示を発行する(ステップ701)。この時、選択位置にある属性アイコンは当該アイコンが選択された旨が確認できる表示態様(この例では、ハッチングで表現される)に変わる。次いで、マージ先となる文書アイコンを指示する(ステップ702)。この指示は、例えば、先に選択した属性アイコンをマージ先の文書アイコン上に移動させる操作により行う。
【0047】
このマージ先アイコンの指示によって、内部ファイル上では、属性アイコンの属性情報を文書アイコンの属性情報にマージする処理が行われる。マージの方法としては、マージ情報(属性アイコンの属性情報)を単純に被マージ情報(文書アイコンの属性情報)の最後尾に追加する方法、マージ情報と被マージ情報の間に同じ属性項目がある場合はそれを上書きし、無い場合には追加する方法、被マージ情報にマージ情報をまるまる上書きしてしまう方法等がある。ここでは、マージ方法の種別について特に限定していない。上記マージ処理が終わると、マージされた文書アイコンに選択状態(ハッチングで表現される)が移る(ステップ703)。このマージ処理によって、1つの属性アイコンをテンプレートとして複数の文書アイコンに属性を付加することができる。しかも、属性アイコンと属性付加先の文書アイコンは、表示部50上で、目で見ながら選べるため、操作が非常に簡単になる。
【0048】
図8は、上記一連のマージ処理を、オペレーション側での操作、ファイルシステム側での表示制御及び属性情報処理に分けて示すフローチャートである。属性アイコンを文書アイコンにマージする場合、オペレーション側では、マージしようとする属性アイコンをその表示に従って選択し(ステップ801)、次いでマージを指示した後(ステップ802)、更にマージ先の文書アイコンを選択する(ステップ803)。この時、表示関連の処理としては、上記ステップ801での属性アイコンの選択操作に基づき、その指定された属性アイコンを選択状態として表示させる(ステップ811)。
【0049】
また、属性情報関連の処理については、ステップ811での属性アイコンの選択状態において、当該属性アイコンの属性情報を例えばファイリング装置200より得る(ステップ831)。その後、上記ステップ803でのマージ先の文書アイコンの選択指示に対して、そのマージ先アイコンの属性情報部をファイリング装置200より取得し(ステップ832)、次いで、このマージ先アイコンの属性情報部と、上記ステップ831で取得済みの属性アイコンの属性情報部とのマージ処理を行う(ステップ833)。このマージ処理後の表示関連処理としては、属性アイコンは通常状態に、マージアイコンは選択状態として表示する。
【0050】
次に、文書アイコンを属性アイコンにマージする処理について述べる。図9は、文書アイコンを属性アイコンにマージする場合のオペレーションと内部ファイルの変化を示す概念図である。この場合、最初の操作として、マージする文書アイコンを選択し、「マージ」の指示を発行する(ステップ901)。次いで、マージ先となる属性アイコンを指示する(ステップ902)。この指示によって、内部ファイル上では、文書アイコンの属性情報を属性アイコンの属性情報にマージし、文書アイコンの実データを属性アイコンの実データに上書きする(ステップ903)。また、転記先と同じデータタイプでアイコンが表示されるように制御する。実データ部自体を見て判断している場合は何もしないが、ファイル名で判断している場合はファイル名を変更する。このマージ処理によれば、事前に属性情報だけを作成し、所定の格納場所に格納しておき、後から作成した実データに属性付加して置き換えるという処理が簡単に行える。
【0051】
図10は、上記一連のマージ処理を、オペレーション側での操作、ファイルシステム側での表示制御,実データ処理,属性情報処理に分けて示すフローチャートである。文書アイコンを属性アイコンにマージする場合、オペレーション側では、マージしようとする文書アイコンをその表示に従って選択し(ステップ1001)、マージを指示した後(ステップ1002)、マージ先の属性アイコンを選択する(ステップ1003)。次いで、オペレーション側では、上記ステップ1003の操作により属性アイコンが選択されたか否かを判断し(ステップ1004)、選択されていれば正常に終了し、選択されていなければ、異常として動作を終了する(ステップ1005)。
【0052】
このオペレーション側の処理に対し、ファイルシステム側の表示関連の処理としては、上記ステップ1001での文書アイコンの選択操作に基づき、その指定された文書アイコンを選択状態として表示する(ステップ1011)。また、実データ関連の処理については、上記ステップ1011での文書アイコンの選択状態において、当該文書アイコンの実データ部をファイリング装置200より得る(ステップ1021)。属性情報関連の処理については、上記ステップ1011での文書アイコンの選択状態において、当該文書アイコンの属性情報部を例えばファイリング装置200より得る(ステップ1031)。
【0053】
その後、上記ステップ1004でのマージ先の属性アイコンの選択指示に対しては、実データ関連の処理として、そのマージ先属性アイコンの実データ部をファイリング装置200より取得し(ステップ1022)、このマージ先属性アイコンの実データ部を、上記ステップ1021で確保した文書アイコンの実データ部に置き換える処理を行う(ステップ1023)。また、属性情報関連の処理としては、上記マージ先属性アイコンの属性情報部をファイリング装置200より取得し(ステップ1032)、このマージ先属性アイコンの属性情報部と、上記ステップ1031で既に確保済みの文書アイコンの属性情報部とのマージ処理を行う(ステップ1033)。
【0054】
上記ステップ1023及び1033における置換及びマージ処理後、表示関連の処理については、文書アイコンを通常状態(ステップ1012)にし、またマージ先の属性アイコンは再表示し、選択状態(ステップ1013)にする。
【0055】
このように、第1の実施例に係る装置を適用したシステムでは、オペレーション側に、属性アイコンを表示/活用し得る環境を整えたため、属性アイコンを目で見ながら、実データの作成とは無関係に、文書アイコンと同様な操作で属性情報を作成できる。また、文書情報に対する属性情報の付加についても、文書アイコンと属性アイコンの間でマージを指示し、属性アイコンを文書アイコンに、また文書アイコンを属性アイコンに重ね合わせるだけの簡単な操作で行える。なお、上記実施例では、ファイル作成処理部20やマージ処理部60等と記憶部30とを別体に設けたクライアント・サーバによるシステム構成をあげているが、これら全機能ブロックを例えばオペレータ用コンピュータ等の単体装置に収容した構成も可能であることは言うまでもない。
【0056】
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図11は、本発明の第2の実施例に係る文書処理装置の機能構成を示すブロック図であり、図1に示した第1の実施例に係る装置の各部と同様の働きを成す機能ブロックには同一の符号を付している。この文書処理装置には、第1の実施例に係る装置に無い機能ブロックとして、属性アイコン自動生成部70、属性情報リスト取込部75及び一括マージ処理部80が具備される。
【0057】
属性アイコン自動生成部70は、属性情報リスト取込部75を通して取り込んだ属性情報リストから、該リストの属性情報数分の属性アイコンを自動生成し、記憶部30の指定登録場所に登録する属性情報登録処理部71と、指定登録場所に属性情報数分の属性アイコンを生成/登録し、かつこの属性アイコンのリファレンスアイコンをオペレータの操作環境上にも生成するリファレンス同時生成登録処理部72とにより構成される。一括マージ処理部80は、2つの格納場所にあるアイコンに対してそれぞれ処理の順番を自由に変えられるように制御するマージ順操作部81と、それぞれの場所にあるアイコンを順番通りにマージする連続マージ実行部82とにより構成される。
【0058】
この文書処理装置では、属性アイコン自動生成部70により、属性情報リスト取込部75を通してホストコンピュータ等から取り込んだ属性情報リストに基づき、記憶部30の指定登録場所やオペレータの操作環境上に属性アイコンを生成/登録した後、一括マージ処理部80を起動し、登録したい文書アイコンをソース側に、作成された属性アイコンをディスティネーション側に表示して「マージ」開始を指示することによって、文書アイコンに対する属性の付加を一括して処理できる。
【0059】
次に、具体的な適用例をあげて、第2の実施例を更に詳しく説明していく。図12は、図11に示す装置を適用して成るクライアント・サーバによるファイルシステムの全体構成図である。このファイルシステムは、ホストコンピュータ300に属性情報が管理されており、該属性情報に対応した文書がファイリング装置200またはオペレータ用コンピュータ100のファイル階層上などの格納場所に存在する時、それらを一括してファイリング装置200などで管理するシステムを前提としている。特に、同図(a)は、ホストコンピュータ300がネットワーク上に存在してオペレータ用コンピュータ100とのデータをやり取りする場合の例であり、同図(b)は、ホストコンピュータ100とオペレータ用コンピュータ200とがフロッピーディスクや磁気テープなどの記憶媒体310を用いてデータのやり取りを行う場合の例である。
【0060】
このうちの同図(a)のファイルシステムは、図13に示す様な機能ブロックにより実現できる。同図において、オペレータ用コンピュータ100は、入力/操作部10,ファイル作成処理部20,アイコン表示制御部40,表示部50,属性アイコン自動生成部70,属性情報リスト取込部75,一括マージ処理部80の他、これら各部を統括的に制御する主制御部90及び処理データ等を一時記憶するRAM91を有する。
【0061】
以下、このファイルシステムにおいて、ホストコンピュータ300が保持する属性情報リストを基に、オペレータ用コンピュータ100で属性アイコンを生成し、ファイリング装置200で一括管理する場合の概略動作を図14を参照して説明する。
【0062】
オペレータ用コンピュータ100では、入力/操作部10から文書情報の入力があると(ステップ1401)、文書ファイル作成処理部21が起動され(ステップ1402)、その入力文書情報に基づき文書情報を格納した文書ファイルが生成され、この文書ファイルが例えばRAM91に記憶されると共に、該文書ファイルに対応する文書アイコンが表示部50に表示される。
【0063】
その後、ホストコンピュータ300から属性情報リストを標準的なテキストフォーマット(ここでは、CSVフォーマットを例に説明する。)で出力し、この属性情報リストを属性情報リスト取込部75により、オペレータ用コンピュータ100の例えばRAM91に取り込む(ステップ1411)。なお、ここでの属性情報としては、ホストコンピュータ300の属性情報リストを利用せず、一般的なエディタや表計算ソフトなどを使って、入力/操作部10からの入力により作成された属性情報を利用するようにしても良い。
【0064】
ホストコンピュータ300から属性情報リストを取り込んだ後、オペレータ用コンピュータ100では属性アイコン自動生成部70を起動し、上記属性情報リスト中の属性情報数分の属性アイコンを自動で作成し、例えばファイリング装置200に登録させる(ステップ1412)。この登録には、ファイリング装置200の同一階層に登録する方法と、異なる階層上に登録する方法とがある。ファイリング装置200の同一階層に登録する場合は属性情報登録処理部71により処理し、異なる階層上に登録する場合は、登録したものを一覧表示するために、リファレンス同時生成登録処理部72により処理する。
【0065】
以上の処理により、属性ファイルを登録した後、一括マージ処理部80を起動し、例えばファイリング装置200に格納されている文書に対し、対応する属性情報を付加する処理を行う(ステップ1413)。この処理において、一括マージ処理部80は、表示部50におけるソース(Souce )側の表示に、属性アイコンまたは属性アイコンのリファレンスアイコンを、またディスティネーション(Destination )側の表示には、属性付加対象としての文書アイコンを表示させる。次に、マージ順操作部81等により、編集(属性アイコンを増減したり、順番を入れ替えたり、属性の値を追加したり等の処理)を行った後、文書アイコンと属性アイコンの対応がとれた時点で「マージ開始」の指示を与え、連続マージ実行部82によるマージ処理を経て、属性ファイルが存在しているファイリング装置200の指定階層位置に対し、文書ファイルの登録と属性付加を行わせる。 上記マージ処理に際しては、マージ先の文書も、マージしようとする属性情報も揃っている場合は、一括マージ処理部80のマージタイミングを「指定時」にして開始し、どちらかが揃っていない場合は「指定時」にして開始し、文書あるいは属性情報が出来上がってから指定場所に入れるようにする。
【0066】
上記の処理において、属性情報リストとは、属性アイコン自動生成部70への入力データである属性情報をCSV形式で記述したテキストファイルであり、例えば図15に示すようなデータ内容で構成される。この属性情報リストは、1行のヘッダー行とそれ以降に続く複数のリスト行より構成される。ヘッダー行には、リスト行に記述される属性値の名前を定義する。リスト行は、1行がオブジェクト1件に対応し、各リスト行はヘッダー行に定義した属性名順にオブジェクトの属性値が記述される。各属性名、属性値は“,”(カンマ)で区切られ、各行は改行で区切られる。この属性情報リストには、属性情報登録時にあってはオペレータが設定可能な全ての属性を、リファレンス同時生成登録時にあってはオペレータが参照可能な全ての属性を記述できる。
【0067】
なお、この属性情報リストの標準的なテキストフォーマットとしてのCSVフォーマットとは、Comma Separated Value の略であり、多くの表計算ソフトで広く慣用的に用いられる簡易テキストフォーマットである。このフォーマットは、各システム間で完全な互換性が保証されている訳ではないが、非常に単純な形式であることから、簡便な交換形式として多用されている。図15からも分かるように、CSVフォーマットでは、各表の1行を行情報として1行で表現する。各行と行の間は、改行コード(0x0A)により区別される。各行の情報は、各セルの情報を半角のカンマ「,」で区切られる。各セルの情報は、文字内容か、数値により構成されている。文字内容は、ダブルクォートで両端を囲まれる。文字内容がない場合、あるいは数値の場合にはダブルクォートで囲まれない。
【0068】
次に、属性情報リストから属性アイコンを生成する処理について述べる。この処理を行う属性アイコン自動生成部70は、その構成要素である属性情報登録処理部71とリファレンス同時生成登録処理部72とによって、以下の2つの機能を実現する。
【0069】
・属性情報登録機能
属性情報より、指定されたファイリングサービス内の登録先へ属性アイコンを生成/登録する。登録先がファイリングサービス外の時には、登録先に属性アイコンを生成する。具体的には、図16(a)に示す如く、属性情報に設定された属性を属性アイコンに付与し、指示された登録先へ属性アイコンを生成する。この時、登録先がファイリングサービス内を指している場合には、ファイリングサービスに対する受領処理を行う。登録が行えなかった場合は、属性情報エラーとする。
【0070】
・リファレンス同時生成登録機能
属性情報より、属性情報登録により指定されたファイリングサービス内の登録先へ属性アイコンを登録する。同時に、登録された属性アイコンのリファレンスアイコンを指定された生成先に生成する。具体的には、図16(b)に示す如く、属性情報を設定された属性アイコンに付与し、指示されたファイリングサービス内に登録し、その登録したアイコンのリファレンスアイコンを生成先に生成する。生成されたリファレンスアイコンは、編集や印刷出力のデータとして、また属性アイコンであれば、実データの登録時の転記先として利用できる。
【0071】
図17は、このファイルシステムにおいて、上述した属性情報登録機能を用いて属性アイコンを生成する場合の内部ファイルの構成と表示(オペレータへの見え方)の一例を示した概念図である。この機能によれば、オペレータ用コンピュータ100の例えばRAM91に取り込まれたホストコンピュータ300からの属性情報リストを基に、該リスト内の属性情報に対応する属性アイコンを自動生成し、この生成した属性アイコンをファイリング装置200の指定登録場所に格納できる。
【0072】
その際、オペレータ用コンピュータ100では、ファイリング装置200の登録内容を表示するためのツール(ファイリング)を用いることにより、上記生成された属性アイコンを表示部50の画面上で表示/操作できる。この例では、指定登録場所として、ファイリング装置200の(ZZZ )というディレクトリ(ホルダ)があてられ、属性リスト内の“AAA ”、“BBB ”、“CCC ”という属性情報からこれら属性情報に対応する属性アイコンが生成される。この場合、上記属性情報登録機能の起動に先立って、生成された属性アイコンを上記(ZZZ )というディレクトリの下に格納するためのコマンド(出力先)が入力される。
【0073】
図18は、同ファイルシステムにおいて、上記リファレンス同時生成登録機能を用いて属性アイコンを生成する場合の内部ファイルの構成とオペレータへの見え方の例を示した概念図である。この機能によれば、ホストコンピュータ300からオペレータ用コンピュータ100の例えばRAM91に取り込まれた属性情報リストを基に、該リスト内の属性情報に対応する属性アイコンを自動生成し、この生成した属性アイコンをファイリング装置200の指定登録場所に格納する他、このファイリング装置200内の属性アイコンのリファレンスをオペレータのファイル階層上にも作成できる。これにより、オペレータ用コンピュータ100では、ファイル階層上を表示できるファイル管理ツール(ファイルマネージャ)を用いることにより、上記生成された属性アイコンを表示部50の画面上で表示/操作できる。
【0074】
この例では、取り込もうとする属性リスト内の“AAA ”、“BBB ”、“CCC ”という各属性情報毎に、これら属性情報に対応する属性アイコンの“格納場所”として、それぞれファイリング装置200内の(ZZZ )、(ZZZ/YYY )、(ZZZ/YYY )という各ディレクトリ(ホルダ)が指定されており、オペレータ用コンピュータ100により当該属性情報リストに基づき生成された各属性アイコンは、ファイリング装置200の当該“指定格納場所”にそれぞれ格納される。これとともに、オペレータ用コンピュータ100では、ファイリング装置200内の各属性アイコンに対応するリファレンスアイコンを、ファイルマネージャの管轄下のディスクトップ階層上にも作成する。
【0075】
次に、上記属性情報登録機能及びリファレンス同時生成登録機能を用いた属性アイコン,リファレンスアイコンの生成/登録手順を、図19に示すフローチャートを参照して説明する。まず、オペレータ用コンピュータ100では、ホストコンピュータ300から与えられる属性情報リストを取り込み(ステップ1901)、その取り込んだリストのヘッダ行よりテンプレートの属性アイコンを作成する(ステップ1902)。この属性情報リストには、当該リストの位置情報(格納場所)及び出力先の位置情報が含まれる。
【0076】
次に、そのテンプレートをコピーし、リストの次の行の属性値をセットした後(ステップ1903)、生成するモードを判定する(ステップ1904)。ここで、「属性情報登録」モードと判定された場合、指定された出力先へと属性アイコンを登録する(ステップ1905)。一方、「リファレンス同時生成登録」モードと判定された場合は、属性情報リストの“格納場所”の指定場所に属性アイコンを登録し(ステップ1906)、これと同時に、出力先に登録した属性アイコンのリファレンスを作成する(ステップ1907)。以上の処理により、属性アイコンまたはリファレンスアイコンを生成/登録した後、オペレータ用コンピュータ100では、次の行があるか否かを調べ(ステップ1908)、次の行があれば(ステップ1908YES)、その行の属性情報に対して上記同様の処理を行い、次の行がなければ(ステップ1908NO)、上記一連の処理を終了する。
【0077】
このように、本ファイルシステムでは、属性情報登録機能とリファレンス同時生成登録機能とを持ち、属性情報登録機能は、指定された登録場所(ファイリング装置200の中、あるいはUNIXなどのファイル階層上)に、属性情報数分の属性アイコンの生成/登録を行い、他方、リファレンス同時生成登録機能は、指定された登録場所に属性情報数分の属性アイコンを生成/登録し、その属性アイコンのリファレンスアイコンをオペレータの操作環境上にも生成する。従って、これら両機能の使い分けとしては、一つの階層に属性アイコンを生成する場合や、ファイリング装置200内の文書を簡単に操作できる場合に前者の機能を用い、複数の階層に属性アイコンを生成する場合には、後者の機能を用いるようにすれば良い。
【0078】
次に、属性アイコンを用いた属性付加の処理について説明する。この処理は、一括マージ処理部80でのマージ処理によって実現される。一括マージ処理部80は、その構成要素であるマージ順操作部81と連続マージ実行部82とにより、2つの格納場所にあるアイコンを表示画面上のソース側とディスティネーション側とに表示する機能(オブジェクト表示)、その2つの格納場所にあるアイコンに対して、それぞれの処理順番を自由に変えられる機能(オブジェクト操作)と、それぞれの場所にあるアイコン同士を、ソース側の表示内容に対してディスティネーション側の表示内容を順番通りにマージする機能(オブジェクト一括マージ処理)とを実現する。
【0079】
マージ処理の開始に先立って、マージ方法とマージタイミングの設定が可能である。マージ処理には、図20に示す様に「1対1」,「1対多」,「多対1」の3つの方法がある。また、マージタイミングとしては、「指定時」または「随時」という2つの条件が考えられる。
【0080】
・マージ方法:「1対1」〔図20(a)参照〕
属性アイコンと文書アイコンが1対1に対応付けられてマージされる。一般的なテーブル形式のソフトウェアのテーブルを用いるような入力を行いたい場合には、Destination側に属性アイコンを複数用意し、直接属性アイコンの属性を入力することにより行える。
【0081】
・マージ方法:「1対多」〔図20(b)参照〕
共通属性を入力したい場合(Source側に属性アイコン)や、異なる属性情報を同じデータに入力したい場合(Source側に文書アイコン)に用いる。Source側にテンプレートとなるアイコンを置く。
【0082】
・ マージ方法:「多対1」〔図20(c)参照〕
Source側に複数の属性アイコンを、Destination側1つに文書アイコンを置くことにより、複数のテンプレートの属性を1つの文書アイコンに付加することができる。
【0083】
・ マージタイミング:指定時
オペレータが開始の指示をするとマージが始まる。Source側かDestination側のどちらかのアイコンが終わると、処理も終わる。
【0084】
・ マージタイミング:随時
オペレータが開始と終了の指示をする。マージ方法が「1対1」の場合、どちら側かが無くなっても新たにアイコンが対象の場所に生成されるのを待ち、生成されたことが認識されるとマージ処理を行う。「1対多」に設定されている場合は、Destination側のみが認識され、Source側は開始の指示のままとなる。「多対1」に設定されている場合には使用できない。
【0085】
次に、一括マージ処理部80におけるマージ処理の具体例を図21に示すフローチャートを参照して説明する。なお、この処理ではマージ方法が3種類存在することを前提としているが、個々のマージ処理については、第1の実施例に係るシステムでの属性アイコンのマージ処理(図8参照)と基本的には同じであり、本ファイルシステムでの全体的な処理は、そこで述べた処理の流れの自動的な繰り返しにより実現される。従って、ここでは、システム側の処理に係るフローチャートについては省略する。
【0086】
まず、オブジェクト表示及びオブジェクト操作を駆使して、表示部50に表示中のSource側(S側)の先頭のアイコンを選択し(ステップ2101)、マージを指示する(ステップ2102)。このマージの指示により、Destination側(D側)の先頭のアイコンを選択する(ステップ2103)。この間、S側の先頭のアイコンが選択された時点から、システム側では、その選択されたアイコンを図8における処理と同様の処理により表示部50に表示する。
【0087】
D側の先頭のアイコンが選択された後、マージの方法の指示待ちとなり、この状態でオペレータの操作入力により、「1対1」,「1対多」,「多対1」のいずれのマージ方法が指定されているかを判断する(ステップ2104)。ここで、「1対1」なるマージ方法が選択された場合、処理したS側とD側のアイコンを表から消す(ステップ2105)。また、「1対多」のマージ方法が選択された場合、処理したD側のアイコンを表から消す(ステップ2106)。更に、「多対1」のマージ方法が選択された場合、処理したS側のアイコンを表から消す(ステップ2107)。上記各処理終了後、S側、D側ともにアイコンがあるかどうかを判断し、いずれかのアイコンがある場合(ステップ2108YES)は上記の処理を継続し、いずれのアイコンも無い場合(ステップ2108NO)は一連のマージ処理を終了する。
【0088】
このように、第2の実施例に係るシステムでは、属性アイコン自動生成部70により、属性情報リスト取込部75を通してホストコンピュータ等から取り込んだ属性情報リストに基づき、指定登録場所やオペレータの操作環境上に属性アイコンを生成/登録した後、一括マージ処理部80を起動して、登録したい文書アイコンをソース側に、作成された属性アイコンをディスティネーション側に表示して「マージ」開始を指示することによって、文書アイコンに対する属性の付加を一括して処理できる。
【0089】
上記属性アイコン自動生成機能を持つことで、例えばホストコンピュータ等に保持される既存の属性情報を有効に活用でき、しかもオペレータによる属性情報の入力の手間も大幅に軽減できる。また、上記一括マージ処理機能を持つことで、大量の属性情報と文書の関係付けが簡単に行えるようになり、操作性の向上が見込める。
【0090】
特に、本システムでは、1つの属性情報がアイコンとしても存在するため、従来のテーブル形式のソフトウェアのテーブルを用いて属性情報を入力し文書ファイルと対応付ける方法と比べて、その流用や分割処理が簡単に行える。これにより、本システムは、図面管理に代表されるような、大量の文書を扱う場合にあって、該文書数分の属性情報の生成及びこの属性情報の上記文書への付加作業の効率化に極めて有用である。
【0091】
また、構造面では、大量の属性情報を登録する場合でも、直接ファリング装置に格納できるため、個々のコンピュータに大量のメモリ領域や格納領域を用意する必要が無く、経済的である。また、属性情報と文書の置かれた場所を限定していないため、コンピュータの資源の有効利用が図れる。
【0092】
次に、図13に示したファイルシステムの変形例について述べる。図22はその変形システムの全体構成図であり、図23は当該変形システムの機能構成を示すブロック図である。このファイルシステムでは、オペレータ用コンピュータ100に、スキャナ装置400を接続するためのインタフェース部92と、スキャナ装置400により文書を読み込むためのスキャナアプリケーションの制御を行うスキャナアプリケーション制御部93が設けられる。スキャナアプリケーション制御部93には、スキャナアプリケーションの属性情報を入力する基本ウィンドウに、属性情報ファイル(属性情報リスト)を読み込む機能及び登録するファイリング装置200の階層を入力する機能が追加されるとともに、属性アイコン自動生成部931と読み込み連動マージ処理部932が組み込まれる。
【0093】
図24は、スキャナアプリケーション制御部93の制御下における表示部50のウィンドウ表示の一例を示す図である。同図(a)からも分かるように、このウィンドウの基本表示画面には、選択指令の項目として、「読込み」ボタン及び「出力先」ボタンが追加されている。前者は、属性情報ファイルを読み込むことを指示するためのボタンであり、後者は、出力ファイル階層やファイリングサービス先を指示するボタンである。
【0094】
このウィンドウ表示状態〔図24(a)〕において、「読み込み」ボタンを選択操作すると、同図(b)に示す如くの表示状態に切り換わり、この表示に従って、読み込もうとするファイル名を指定できる。これとともに、「出力先」の欄には、生成されたアイコン及び属性情報を格納するファイル階層やファイリングサービス先を入力できる。そして、入力完了後、「開始」ボタンを選択操作することにより、スキャナ装置400の入力原稿のスキャン開始、該スキャンによる読み取られた文書の読み込み、この読み取られた文書に対する属性情報の付加、該属性情報が付加された文書のファイリング装置200の上記指定出力先への登録という一連の処理が一括して実施される。
【0095】
次に、このファイルシステムにおいて、文書に属性を付加してファイリング装置200に登録する処理の概略動作を図25に示すフローチャートを参照して説明する。なお、この例では、オペレータ用コンピュータ100において、既に、ファイル作成処理部20により属性情報ファイルが生成され、RAM91に登録されている場合を想定して説明する。この属性情報ファイルについては、図13に示すシステムの様に、ホストコンピュータ300等の外部機器から得るようにしても良い。
【0096】
まず、オペレータは、表示部50上の基本表示ウィンドウ〔図24(a)〕を用いて、属性情報の読み込みを指示する(ステップ2501)。この指示により、RAM91から属性情報ファイルを読み込むことで属性アイコン自動生成部931が起動し、ファイリング装置200に対する属性情報の登録が行われる(ステップ2502)。この場合、キャンセルなど考慮し、属性アイコンはコンピュータ100で利用できるテンポラリーな領域(例えば、RAM91等)に作成しておき、文書アイコンとマージした後にその処理結果をファイリング装置200に登録するように構成しても良い。
【0097】
属性情報ファイルの読み込みが終了すると、起動アプリケーションの属性情報が入力一覧表に反映される。これにより、オペレータは、これからスキャナ装置400から読み込む文書の情報が自動で入力されたように見える。読み込む文書との対応付けのために、入力一覧表の編集を行い(ステップ2503)、「開始」の指示を与える(ステップ2504)。
【0098】
この指示により、入力一覧表の編集に伴うファイリング装置200内の変更が行われ、スキャナ装置400を起動のうえ、文書の読み込みを開始する(ステップ2505)。スキャナ装置400から1枚の文書が読み込まれると、オペレータ用コンピュータ100では、読込み連動マージ処理部932が起動し、上記入力一覧表上の属性アイコンと読み込まれた文書をマージ処理する(ステップ2506)。この処理を、一覧表上の属性アイコンが無くなるまで繰り返すことにより、読み込んだ文書に属性を付加し、ファイリング装置200へ登録できる。
【0099】
上記文書読み込み,文書ファイル生成,属性付加登録の一連の処理に関する各プロセスの働きとデータの流れを、スキャナ装置400側における読み取り用プロセス、オペレータ側におけるオペレーション用プロセス及びファイリング装置200側における登録用プロセスの3つのプロセスに分類し、図26及び図27に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図26と図27は連続した一連の処理を表しており、紙面の都合上分図したに過ぎない。
【0100】
まず、処理開始にあたり、オペレーション用プロセスとしては、図24(a),(b)に示す様な表示画面上での属性情報の読み込みが指示されることにより、属性アイコン自動生成部931が起動される(ステップ2601)。次いで、属性アイコンの表示/編集の指示(ステップ2602)を待つ状態を経て、読み込み・登録作業の開始指示待ちの状態へと移る。これらの処理は、上記属性アイコンの生成に関連して属性情報ファイルの読み込みが終了すると、起動アプリケーションの属性情報が入力一覧表に反映されるという手順で推移する。このため、オペレータは、これからスキャナ装置400から読み込む文書の情報が自動で入力されたものと認知でき、その表示内容をもとに、読み込む文書との対応付けのために、入力一覧表の編集を行い、編集終了後、「開始」の指示を与える(ステップ2603)。
【0101】
上記属性情報の読み込み指示に伴って起動された属性アイコン自動生成部931では、図19に示した手順による処理が開始され、属性情報ファイルの読み込むことで、登録用プロセス上、生成する属性アイコンの情報を得て属性アイコンを生成し、この属性アイコンをファイリング装置200に登録する(ステップ2611)。ここで、属性アイコンの登録先はファイリング装置200に限られるものではなく、上述した様に、キャンセルなどを考慮し、オペレータ用コンピュータ100が利用できるテンポラリーな領域に作成しておき、文書の文書アイコンとマージした後にファイリング装置200に登録する構成としても良い。
【0102】
また、上記オペレーションプロセス上の属性アイコンの表示/編集の指示に対しては、登録用プロセス上で、その指示された編集の情報を得て、入力一覧表の編集に伴うファイリング装置200内の変更が行われ、属性アイコンを編集する処理が行われる(ステップ2612)。その後、上記編集が終了したことにより、「開始」の指示が与えられると、読み取り用プロセスが起動され、これに併せて、当該プロセスで得られた読み取りデータを該当する属性アイコンにマージし、登録する処理(図27に続く)に移る。
【0103】
上記「開始」の指示が与えられると、まず、スキャナ装置400が起動され、読み取り用プロセス上において、読み込み文書の枚数の情報に従い、文書の読み取りが開始され、1枚目,2枚目,3枚目,‥‥の順で文書が読み取られる(ステップ2621,2622,2623,‥‥)。この読み取られたデータは、1枚目のデータ,2枚目のデータ,3枚目のデータ,‥‥として、スキャナ装置400からオペレータ用コンピュータ100へと送られる。
【0104】
オペレーション用プロセスでは、1枚目のデータを受け取ることにより、そのデータと先頭の属性アイコンとのマージを指示し(ステップ2604)、2枚目のデータを受け取ることにより、そのデータと2枚目の属性アイコンとのマージを指示し(ステップ2605)、3枚目のデータを受け取ることにより、そのデータと3枚目の属性アイコンとのマージを指示するという処理を、順次、n枚目の入力データの入力が完了するまで継続する。
【0105】
更に、オペレータ用コンピュータ100では、1枚目のデータと先頭の属性アイコンとのマージの指示に基づき読み込み連動マージ処理部932を起動し、登録用プロセス上で、先頭の属性アイコンとその1枚目のデータとのマージを行い(ステップ2613)、次いで2枚目のデータと2枚目の属性アイコンとのマージの指示に基づき読み込み連動マージ処理部932を起動してこれら属性アイコン及びデータ間のマージを行うという処理を、n枚目のデータのマージ処理が完了するまで継続する。これらマージ処理の詳細は、図21に示すフローチャートに従う。このようにして、スキャナ装置400から1枚の文書が読み込まれると、オペレータ用コンピュータ100では、入力一覧表の上の属性アイコンと読み込まれた文書をマージ処理し、この処理を、一覧表上の属性アイコンが無くなるまで繰り返すことにより、読み込んだ文書に属性を付加し、ファイリング装置200へと登録することができる。
【0106】
このファイルシステムによれば、スキャナ装置400の読み取り動作と完全に連動して、属性情報の読み取り、文書の読み込み、文書への属性付加、ファイリング装置200への登録を行うことができ、オペレータはより簡単な操作で済むことになる。また、スキャナ装置400からの読み込みとファイリング装置200への登録が並列に処理される結果、高速かつ効果的な作業が行える。なお、図23に示す例では、オペレータ用コンピュータ100とファイリング装置200が個々に存在しているが、これらが1台のコンピュータに組込まれて成るシステム構成も勿論可能である。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、入力文書情報に基づいて該入力文書情報を格納し、実データ部と、属性情報部と、文書ファイルであることを示すファイル識別値とを有する文書ファイルを作成し、かつ入力属性情報に基づいて該入力属性情報を格納し、属性情報部と、属性ファイルであることを示すファイル識別値とを有する属性ファイルを作成すると共に、これら作成された文書ファイル、属性ファイル、及び文書ファイルと属性ファイルとのマージ処理により生成された文書ファイルと同じファイル形式であるマージファイルを記憶手段に記憶する一方で、記憶手段に記憶されたファイルが文書ファイルであるのか属性ファイルであるのかをファイル識別値に基づき認識し、当該記憶手段に記憶された文書ファイルまたは属性ファイルに対応する各々異なる形状の文書アイコンまたは属性アイコンを作成して表示画面上に表示すると共に、属性ファイルから文書ファイルへのマージ処理条件を文書ファイルの属性情報部を属性ファイルの属性情報部に記憶された属性情報で上書きするものと定義し、表示画面上に表示された属性アイコンから文書アイコンへのマージ指示操作に基づき、定義されたマージ処理条件に従い、当該マージ指示操作された属性アイコンに対応する属性ファイルから文書アイコンに対応する文書ファイルへのマージ処理を行い、文書ファイルであることを示すファイル識別値を有するマージファイルを生成して記憶手段に記憶するマージ処理を行うものである。
かかる構成によれば、属性情報を記憶するファイル形式である属性ファイルから実データと属性情報を記憶するファイル形式である文書ファイルへマージ処理することを指示する操作を行うと、該マージ指示操作に基づき、属性ファイルが記憶する属性情報を文書ファイルの属性情報に上書きした文書ファイルと同じファイル形式のマージファイルを作成することができ、これにより、属性ファイルから文書ファイルへのマージ指示操作を行うことによって、文書ファイルと同じファイル形式で属性情報のみが上書きされたマージファイルが得られるという処理機能を利用して、文書ファイルへの属性情報の付加を容易に行なうことができる。
【0108】
望ましくは、本発明では、1行のヘッダ行と該ヘッダ行に続く複数行のリスト行からなる属性情報リストを取り込み、この取り込んだ前記属性情報リストのヘッダ行に基づき属性アイコンのテンプレートを作成すると共に、該テンプレートを複写し属性情報リストの各リスト行に記載された属性情報を該テンプレートに書き込む処理を繰り返して前記リスト行分の属性アイコンを自動生成したうえで、表示画面上においてソース側に表示された1または複数の属性アイコンと、ディスティネーション側に表示された1または複数の文書アイコン間のマージ処理の順番を任意に変更することを許容しながら、マージ指示操作に基づき、マージ処理の順番となった文書アイコンと属性アイコンにそれぞれ対応する文書ファイルと属性ファイル間のマージ処理を実行し、マージ方法指示操作に基づき文書アイコンと属性アイコンの各々のマージ処理の順番をひとつ進めるまたは順番を変更しない設定を実行する構成としても良い。
この構成によれば、
・属性アイコンの生成にあたって既存の属性情報を有効に活用でき、かつオペレータによる属性情報の入力の手間も軽減できる。
・大量の属性情報と文書の関係付けが簡単に行える。
・大量の属性情報を登録する場合でも、直接ファリング装置に格納でき、個々のコンピュータに大量なメモリ領域や格納領域を用意する必要が無い。
・属性情報と文書の置かれた場所を限定していないため、コンピュータの資源の有効利用が行える。
など、特に、大量の文書を扱う場合における属性情報の生成、該属性情報の文書への付加並びに所定の格納場所への登録作業の効率化に極めて有用である。
【0109】
・大量の属性情報と文書の関係付けが簡単に行える。
【0110】
・大量の属性情報を登録する場合でも、直接ファリング装置に格納でき、個々のコンピュータに大量なメモリ領域や格納領域を用意する必要が無い。
【0111】
・属性情報と文書の置かれた場所を限定していないため、コンピュータの資源の有効利用が行える。
【0112】
など、特に、大量の文書を扱う場合における属性情報の生成、該属性情報の文書への付加並びに所定の格納場所への登録作業の効率化に極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る文書処理装置の構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施例に係る装置で扱う属性アイコン及び文書アイコンの構成図。
【図3】属性アイコンを提供するための定義内容の一例を示す図。
【図4】第1の実施例に係る装置で扱うアイコンの内部ファイル構造及びアイコン間マージ処理の概要を示す図。
【図5】第1の実施例に係る装置を適用して成るファイルシステムの構成を示すブロック図。
【図6】図5におけるファイルシステムの文書処理手順の概略図。
【図7】図5におけるファイルシステムの属性アイコンから文書アイコンへのマージ処理の一例を示す図。
【図8】図7におけるマージ処理動作を示すフローチャート。
【図9】図5におけるファイルシステムの文書アイコンから属性アイコンへのマージ処理の一例を示す図。
【図10】図9におけるマージ処理動作を示すフローチャート。
【図11】第2の実施例に係る文書処理装置の構成を示すブロック図。
【図12】第2の実施例に係る装置を適用して成るファイルシステムの全体構成図。
【図13】図12におけるシステムの機能構成を示すブロック図。
【図14】図13におけるファイルシステムの文書処理手順の概略図。
【図15】図13におけるファイルシステムのアイコン登録処理に用いる入力属性情報のテキストファイルの一形式を示す図。
【図16】図13におけるファイルシステムの属性アイコン自動生成部による属性情報登録機能及びリファレンス同時生成登録機能の動作説明図。
【図17】図13におけるファイルシステムの属性情報登録機能による属性アイコン生成処理の概略動作を示す図。
【図18】図13におけるファイルシステムのリファレンス同時生成登録機能による属性アイコン生成処理の概略動作を示す図。
【図19】図13におけるファイルシステムの属性アイコン自動生成部による属性アイコン生成/登録処理を示すフローチャート。
【図20】図13におけるファイルシステムの一括マージ処理部によるマージ処理方法の具体例を示す概念図。
【図21】図13におけるファイルシステムのマージ処理動作の具体例を示すフローチャート。
【図22】図13におけるシステムの変形例を示すブロック図。
【図23】図22におけるファイルシステムの構成を示すブロック図。
【図24】図22におけるファイルシステムのスキャナアプリケーション制御部によるウィンドウ表示例を示す図。
【図25】図22におけるファイルシステムの文書処理手順の概略図。
【図26】図22におけるファイルシステムの文書処理手順の一部を示すフローチャート。
【図27】図26の処理に続く文書処理手順を示すフローチャート。
【図28】文書処理装置で扱う文書アイコンの内部ファイルの一般的構成を示す図。
【図29】属性情報を扱うファイルシステムにおける内部ファイルの管理態様を示す図。
【符号の説明】
10 入力/操作部、20 ファイル作成処理部、21 文書ファイル作成処理部、22 属性ファイル作成処理部、30 記憶部、40 アイコン表示制御部、41 表示駆動部、42 ファイル認識部、43 定義ファイル部、44 編集部、50 表示部、60 マージ処理部、70 属性アイコン自動生成部、71 属性情報登録処理部、72 リファレンス同時生成登録処理部、75 属性情報リスト取込部、80 一括マージ処理部、81 マージ順操作部、82 連続マージ実行部、90 主制御部、91 RAM、92 インタフェース部、93 スキャナアプリケーション制御部、931 属性アイコン自動生成部、932 読込み連動マージ処理部、200 ファイリング装置、300 ホストコンピュータ、400 スキャナ装置

Claims (3)

  1. ファイルに対応したアイコンの操作に応じて該ファイルに対する処理を行う文書処理装置において、
    入力文書情報に基づいて該入力文書情報を格納し、実データ部と、属性情報部と、文書ファイルであることを示すファイル識別値を有する文書ファイルを作成する文書ファイル作成手段と、
    入力属性情報に基づいて該入力属性情報を格納し、属性情報部と、属性ファイルであることを示すファイル識別値を有する属性ファイルを作成する属性ファイル作成手段と、
    前記文書ファイル作成手段により作成された文書ファイル、前記属性ファイル作成手段により作成された属性ファイル、及び文書ファイルと属性ファイルとのマージ処理により生成された前記文書ファイルと同じファイル形式であるマージファイルを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたファイルが文書ファイルであるのか属性ファイルであるのかを前記ファイル識別値に基づき認識し、当該記憶手段に記憶された文書ファイルまたは属性ファイルに対応する各々異なる形状の文書アイコンまたは属性アイコンを作成して表示画面上に表示するアイコン表示制御手段と、
    前記属性ファイルから前記文書ファイルへのマージ処理条件を前記文書ファイルの前記属性情報部を前記属性ファイルの前記属性情報部に記憶された属性情報で上書きするものと定義し、前記表示画面上に表示された前記属性アイコンから前記文書アイコンへのマージ指示操作に基づき、定義された前記マージ処理条件に従い、当該マージ指示操作された属性アイコンに対応する属性ファイルから文書アイコンに対応する文書ファイルへのマージ処理を行い、文書ファイルであることを示すファイル識別値を有するマージファイルを生成して前記記憶手段に記憶するマージ処理手段と
    を具備することを特徴とする文書処理装置。
  2. 1行のヘッダ行と該ヘッダ行に続く複数行のリスト行からなる属性情報リストを取り込む取込手段と、
    前記取込手段により取り込んだ前記属性情報リストの前記ヘッダ行に基づき属性アイコンのテンプレートを作成すると共に、該テンプレートを複写し前記属性情報リストの各リスト行に記載された属性情報を該テンプレートに書き込む処理を繰り返して前記リスト行分の属性アイコンを自動生成する属性アイコン自動生成手段と
    を具備し、
    前記マージ処理手段は、
    前記表示画面上においてソース側に表示された1または複数の属性アイコンと、ディスティネーション側に表示された1または複数の文書アイコン間のマージ処理の順番を任意に変更するマージ順操作手段と、
    マージ指示操作に基づき、マージ処理の順番となった文書アイコンと属性アイコンにそれぞれ対応する文書ファイルと属性ファイル間のマージ処理を実行し、マージ方法指示操作に基づき文書アイコンと属性アイコンの各々のマージ処理の順番をひとつ進めるまたは順番を変更しない設定を実行する連続マージ実行手段と
    により構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  3. ファイルに対応したアイコンの操作に応じて該ファイルに対する処理を行う文書処理方法において、
    入力文書情報に基づいて該入力文書情報を格納し、実データ部と、属性情報部と、文書ファイルであることを示すファイル識別値を有する文書ファイルを作成する文書ファイル作成ステップと、
    入力属性情報に基づいて該入力属性情報を格納し、属性情報部と、属性ファイルであることを示すファイル識別値を有する属性ファイルを作成する属性ファイル作成ステップと、
    前記文書ファイルステップで作成された文書ファイル、前記属性ファイル作成ステップで作成された属性ファイル、及び文書ファイルと属性ファイルとのマージ処理により生成された前記文書ファイルと同じファイル形式であるマージファイルを記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記記憶手段に記憶されたファイルが文書ファイルであるのか属性ファイルであるのかを前記ファイル識別値に基づき認識し、当該記憶手段に記憶された文書ファイルまたは属性ファイルに対応する各々異なる形状の文書アイコンまたは属性アイコンを作成して表示画面上に表示するアイコン表示制御ステップと、
    前記属性ファイルから前記文書ファイルへのマージ処理条件を前記文書ファイルの前記属性情報部を前記属性ファイルの前記属性情報部に記憶された属性情報で上書きするものと定義し、前記表示画面上に表示された前記属性アイコンから前記文書アイコンへのマージ指示操作に基づき、定義された前記マージ処理条件に従い、当該マージ指示操作された属性アイコンに対応する属性ファイルから文書アイコンに対応する文書ファイルへのマージ処理を行い、文書ファイルであることを示すファイル識別値を有するマージファイルを生成して前記記憶手段に記憶するマージ処理ステップと
    を具備することを特徴とする文書処理方法。
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