JPH08137976A - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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Publication number
JPH08137976A
JPH08137976A JP6304342A JP30434294A JPH08137976A JP H08137976 A JPH08137976 A JP H08137976A JP 6304342 A JP6304342 A JP 6304342A JP 30434294 A JP30434294 A JP 30434294A JP H08137976 A JPH08137976 A JP H08137976A
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JP
Japan
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cell
copy
cells
information
copying
Prior art date
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Application number
JP6304342A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Tsuruta
裕文 鶴田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH08137976A publication Critical patent/JPH08137976A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単数、または複数のセルの属性データを、簡
単な操作で迅速に他の単数、または複数のセルに複写で
きるようにする。 【構成】 表組編集を行っているとき、表示画面には表
組と共にセル選択用の各種メニューが常時表示されるの
で、それらメニューを指定することにより単数または複
数の複写元および複写先のセルを選択して、セル属性複
写処理を開始させる。このセル属性複写処理では、選択
された単数または複数の複写元のセルの属性情報を単数
または複数の複写先のセルに一括して複写するが、この
際、マウスによるトグル選択操作により追加選択された
ときは、その選択操作の順にセル選択情報を配列し、マ
ウスドラッグ操作で選択されたときは、セルの位置座標
に基づいてソートすることにより、複写元と複写先のセ
ルの項目が対応するようにして、同一項目間で順次1対
1に複写していく。また、選択されたセルの個数が複写
元より複写先の方が多いときは、複写元の選択されたセ
ルを繰り返して複写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文書処理装置、特に表計
算や表組形式文書の組版・編集を行うのに好適な文書処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表組編集において、セル単位で属
性データのみを他のセルに複写するためには、まず、属
性設定パネル画面を開き、その属性設定パネル画面上で
1つのセルの属性を選択し、その属性を変更することな
く複写元の属性として設定し、その後、単数、または複
数の複写先セルを選択して、“リドゥ”と呼ばれるボタ
ンを操作して属性データの複写処理を実行させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の装
置では、1つのセルの属性データを複数のセルに対して
一括して複写することができる。しかし、この場合で
も、属性設定パネル画面を開く必要があり、操作が面倒
であった。
【0004】また、複数のセルの属性データを複写する
場合は、上記の一連の操作を複写元のセル毎に行う必要
があり、所望の複写処理を完了する迄に多くの操作が要
求され、長時間を要していた。
【0005】さらに、大きな表組に対応できる十分な性
能を持つディスプレイが得られない現状では、スクロー
ル操作を頻繁に行う必要があり、この点でもオペレータ
ーへの負担が大きくなると共に、時間もかかるという問
題が有った。
【0006】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その目的は、単数、または複数のセルの属性デ
ータを、簡単な操作で迅速に他の単数、または複数のセ
ルに複写できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、表組を作成・編集する機能
を備えた文書処理装置において、作成された表組を表示
する表示手段と、前記表示手段に表示された表組の中か
ら単数または複数の複写元および複写先のセルを選択す
る選択手段と、前記選択手段により選択された単数また
は複数の複写元のセルの属性情報を単数または複数の複
写先のセルに一括して複写する複写手段とを備えてい
る。
【0008】上記目的を達成するため、請求項2記載の
発明では、請求項1記載の前記複写手段は、前記選択手
段により選択された複写元のセルの個数より複写先のセ
ルの個数が多い場合、該複写元のセルを繰り返し複写す
ることにより該複写先の全てのセルに対する複写処理を
行うように構成されている。
【0009】上記目的を達成するため、請求項3記載の
発明では、請求項1記載の前記複写手段は、前記選択手
段により選択された複写元のセルと複写先のセルと間の
で重複して選択されたセルが存在する場合は、複写処理
を中断するように構成されている。
【0010】上記目的を達成するため、請求項4記載の
発明では、請求項1記載の前記複写手段は、前記選択手
段の選択操作方式に基づいて単数または複数の複写元の
セルと単数または複数の複写先のセルとの項目の一致性
を認識し、複写元のセルと複写先のセルとの項目を一致
させて複写するように構成されている。
【0011】上記目的を達成するため、請求項5記載の
発明では、請求項1記載の前記複写手段は、セルの位置
を示す座標データに基づいて前記選択手段にて選択され
た単数または複数の複写元のセルと単数または複数の複
写先のセルとの項目の一致性を認識し、複写元のセルと
複写先のセルとの項目を一致させて複写するように構成
されている。
【0012】上記目的を達成するため、請求項6記載の
発明では、請求項1記載の前記選択手段は、前記表示手
段に表組と共に常時表示されたセル選択用のメニューに
従って単数または複数の複写元および複写先のセルを選
択するように構成されている。
【0013】上記目的を達成するため、請求項7記載の
発明では、請求項1記載の前記選択手段は、前記表示手
段に表組と共に常時表示されたセル選択用の各種メニュ
ーを指定することにより単数または複数の複写元および
複写先のセルを選択し、前記複写手段は、該各種メニュ
ーの指定操作に応答して前記複写処理を開始するように
構成されている。
【0014】上記目的を達成するため、請求項8記載の
発明では、請求項1記載の前記複写手段は、前記選択手
段により選択された単数または複数の複写元のセル中の
文字種と単数または複数の複写先のセル中の文字種とが
一致するセル間で複写処理を行うように構成されてい
る。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明では、前記複写手段は、前
記選択手段により選択された単数または複数の複写元の
セルの属性情報を単数または複数の複写先のセルに一括
して複写するので、単数、または複数のセルの属性デー
タが、簡単な操作で迅速に他の単数、または複数のセル
に複写されることとなる。
【0016】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
前記複写手段は、前記選択手段により選択された複写元
のセルの個数より複写先のセルの個数が多い場合、該複
写元のセルを繰り返し複写することにより該複写先の全
てのセルに対する複写処理を行うので、単数、または複
数のセルの属性データが、簡単な操作で迅速に他の単
数、または複数のセルに複写されることとなる。
【0017】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
前記複写手段は、前記選択手段により選択された複写元
のセルと複写先のセルと間ので重複して選択されたセル
が存在する場合は、複写処理を中断するので、単数、ま
たは複数のセルの属性データが、簡単な操作で迅速に他
の単数、または複数のセルに複写されると共に、複写元
セルの情報が変化するのを防止することが可能なる。
【0018】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
前記複写手段は、前記選択手段の選択操作方式に基づい
て単数または複数の複写元のセルと単数または複数の複
写先のセルとの項目の一致性を認識し、複写元のセルと
複写先のセルとの項目を一致させて複写するので、単
数、または複数のセルの属性データが、簡単な操作で迅
速に他の単数、または複数のセルに複写されると共に、
同一項目に係るセル間で属性が統一された見やすい表組
となる。
【0019】上記目的を達成するため、請求項5記載の
発明では、請求項1記載の前記複写手段は、セルの位置
を示す座標データに基づいて前記選択手段にて選択され
た単数または複数の複写元のセルと単数または複数の複
写先のセルとの項目の一致性を認識し、複写元のセルと
複写先のセルとの項目を一致させて複写するので、単
数、または複数のセルの属性データが、簡単な操作で迅
速に他の単数、または複数のセルに複写されると共に、
同一項目に係るセル間で属性が統一された見やすい表組
となる。
【0020】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
前記選択手段は、前記表示手段に表組と共に常時表示さ
れたセル選択用のメニューに従って単数または複数の複
写元および複写先のセルを選択するので、単数、または
複数のセルの属性データが、より簡単な操作でより迅速
に他の単数、または複数のセルに複写される。
【0021】請求項7記載の発明では、請求項1記載の
前記選択手段は、前記表示手段に表組と共に常時表示さ
れたセル選択用の各種メニューを指定することにより単
数または複数の複写元および複写先のセルを選択し、前
記複写手段は、該各種メニューの指定操作に応答して前
記複写処理を開始するので、単数、または複数のセルの
属性データが、より簡単な操作でより迅速に他の単数、
または複数のセルに複写される。
【0022】請求項8記載の発明では、請求項1記載の
前記複写手段は、前記選択手段により選択された単数ま
たは複数の複写元のセル中の文字種と単数または複数の
複写先のセル中の文字種とが一致するセル間で複写処理
を行うので、単数、または複数のセルの属性データが、
簡単な操作で迅速に他の単数、または複数のセルに複写
されると共に、同一文字種に係るセル間で属性が統一さ
れた見やすい表組となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0024】[装置の構成]図1は本発明の一実施例に
よる文書処理装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、1はCRTであり、編集中の文書、各種
メッセージメニューなどを表示する。2はビデオRAM
(VRAM)であり、CRT1の画面に表示される画像
のイメージデータを展開する。3はビットムーブユニッ
ト(BMU)であり、メモリ間あるいはメモリと各デバ
イス間のデータ転送をコントロールする。4は文書編集
などを行なうための各種キーを備えたキーボードであ
り、5は画面上のアイコンなどを指し示すためなどに用
いられるポインティングデバイス(PD)である。
【0025】6はCPUであり、ROM7に記憶された
制御プログラム(文書編集に係わるプログラムやエラー
処理プログラムをはじめ、後述する各種処理を実現する
ためのプログラムも記憶されている)に基づいて本装置
の各部を制御する。8は上述した各種プログラムをCP
U6が実行する時にワークエリア、エラー処理時の一時
退避エリアとして用いられるRAM、9はハードディス
クドライブ(HDD)、10はフロッピーディスクドラ
イブ(FDD)をそれぞれ示し、各ディスクには後述す
るアプリケーションプログラムやデータ、ライブラリな
どの保存用に用いられる。11はネットワークインター
フエイス(NetーI/F)を示し、他の文書処理装置
との間でネットワークを経由してデータ転送を行なうた
めにネットワーク上のデータ制御、診断を行なう。
【0026】12は上述した各ユニット間を接続するI
/Oバス(アドレスバス、データバスおよび制御バスか
らなる)である。なお、本実施例でROMに記憶してい
るプログラムは、装置に直接接続されているハードディ
スク(HD)やフロッピーデイスク(FD)などの記憶
媒体にも記憶するようにしてもよい。さらに、ネットワ
ークで接続されている他の装置上に記憶されていてもよ
い。また、本発明を実現するためのプログラムは、FD
やHDなどの記憶媒体やネットワークを介して他のシス
テムや装置に供給することもできる。
【0027】[表組の概要]表組とは、文書の一部とし
て表を表現する形態である。表組では、様々な線種を用
いた罫線編集機能を用いてセルを作成し、文字編集機能
を用いてセルの中に文字列を入力することができる。さ
らに、セル中の文字列は、セル属性(例えば、右詰め、
左詰め、頭揃え、末尾揃え、網かけ等の情報)に基づい
て組版を行って表示・印字することもできる。このよう
な表組の機能により、複雑な編集処理を施した表を表現
することが可能である。
【0028】[表組データの構造]図1の装置上で処理
される表組データの編集時のデータ構造を図2〜図14
に基づいて説明する。
【0029】図2に示すように、表組編集時には、表組
のデータは、処理の便宜上、編集データ領域21とロー
カルデータ領域22の2つの領域に分かれてRAM8上
に存在する。編集データ領域21は、表組制御情報部2
3(図3で詳細を説明する)と、編集中にのみ作成・消
去する一時的なデータを保持するバッファ部24により
構成されている。ローカルデータ領域22には、表組を
構成する罫線・文字など各要素の情報などを保持してい
て、編集終了後データを保存する場合は、このローカル
データ領域22のデータと表組制御情報23に基づいて
保存形式のデータを作成する。
【0030】ローカルデータ領域22の作業領域管理情
報25(図4で詳細を説明する)は、編集データ領域2
1およびローカルデータ領域22内の各情報を管理する
情報である。26、27は、区切れ情報(図12で詳細
を説明する)の実体と、新たな区切れ情報を作成するた
めの専用の予約領域(区切れ情報と同サイズ)が、混在
し集まった領域である。
【0031】ここで、各情報は区切れ情報同士、予約領
域は予約領域同士で次の情報へのポインタと前の情報へ
のポインタを保持する形式になっていて、先頭の情報か
ら全ての情報が追跡可能になっている。以下、本実施例
ではこの形式のデータ構造を「リスト構造」と呼ぶ。
【0032】28、29は、セル情報(図8で詳細を説
明する)の実体と、新たなセル情報を作成するための専
用の予約領域(セル情報と同サイズ)が、混在し集まっ
た領域である。この部分もリスト構造である。30、3
1、32、33は、斜罫線情報(図5で詳細を説明す
る)の実体と、横罫線情報(図6で詳細を説明する)の
実体と、縦罫線情報(図7で詳細を説明する)の実体
と、新たな罫線情報を作成するための専用の予約領域
(各罫線情報と同サイズ)が、混在し集まった領域であ
る。この部分もリリスト構造である。なお、斜罫線情
報、横罫線情報、縦罫線情報は、新たな罫線情報を作成
するための専用の予約領域を共通に使用するために全て
同サイズとなっている。
【0033】34、35は、セル属性情報(図10で詳
細を説明する)の実体と、新たなセル情報を作成するた
めの専用の予約領域(セル属性情報と同サイズ)が、混
在し集まった領域である。この部分もリスト構造であ
る。36、37は、オプションセル属性情報(図11で
詳細を説明する)の実体と、新たなセル情報を作成する
ための専用の予約領域(オプションセル属性情報と同サ
イズ)が、混在し集まった領域である。この部分もリス
ト構造である。なお、オプションセル属性情報は、新た
なオプションセル属性情報を作成するための専用の予約
領域を共通に使用するために、オプション属性の種類に
拘らず全て同サイズとなっている。
【0034】図2の表組制御情報部23の詳細な構造を
図3に示す。図3において、41は表組データの開始を
示すコマンドである。42〜49は表組全体のパラメー
タに関する情報であり、42は文字入力時にセルの自動
拡張を行うか否かを示す情報など表組全体の編集に係わ
るフラグである。43、44、45、46は、表組デー
タが作られた時の各処理プログラムのバージョンなどを
示す情報である。47はセルの最終アドレス、48は表
組データ内で使用しているグループの最終番号を示す。
49は将来の機能拡張などによるデータフオーマットの
変化に備えたリザーブ領域である。
【0035】50〜53はメジャー(グリッド)に関す
る情報であり、50はグリッドの表示/非表示やグリッ
ド指定単位を示すフラグである。52、53はグリッド
の間隔を示す値である。53は将来の機能拡張などによ
るデータフォーマットの変化に備えたリザーブ領域であ
る。54〜56は指定親子罫に関する情報であり、上線
幅54、線間隔55、下線幅56からなる。
【0036】図2の作業領域管理情報25の詳細な構造
を図4に示す。図4において、61はデータを識別する
ためのIDである。62は図2に示した編集データ領域
21の先頭アドレス、63は確保された編集データ領域
21全体のサイズ、64は編集データの有効サイズであ
る。65は図2に示した表組制御情報部23へのポイン
タ、66は編集データ領域21の空き部分(図2のバッ
ファ部24の内、有効編集データが占めている部分以外
の部分)の管理情報である。
【0037】67は、図2に示したローカルデータ領域
22内の罫線に関する情報の領域(図2の30〜33)
に存在する斜罫線情報のリストの先頭レコードへのポイ
ンタである。同様に、68は横罫線、69は縦罫線の各
先頭レコードへのポインタである。また、76は罫線情
報用の予約領域のリストの先頭レコードへのポインタで
ある。
【0038】70はセル情報の管理情報であり、セルの
数、カレントセルのセル情報へのポインタなどを保持し
ている。71はローカルデータ領域22内のセルに関す
る情報の領域(図2の28、29)に存在するセル情報
のリストの先頭レコードへのポインである。また、74
はセル情報用の予約領域のリストの先頭レコードへのポ
インタである。
【0039】72は、ローカルデータ領域22内のセル
属性に関する情報の領域(図2の34〜35)に存在す
るセル属性情報のリストの先頭レコードへのポインタで
ある。また、77はセル属性 情報用の予約領域のリス
トの先頭レコードへのポインタである。
【0040】73は、ローカルデータ領域22内の区切
れ情報の領域(図2の26〜27)に存在する区切れ情
報用の予約領域のリストの先頭レコードへのポインタで
ある。75は、文字データ用の予約領域のリストの先頭
レコードへのポインタである。
【0041】78は、ローカルデータ領域22内のオプ
ションセル属性情報の領域(図2の36〜37)に存在
するオプションセル属性情報用の予約領域のリストの先
頭レコードへのポインタである。
【0042】79は、表組編集中の取消処理のためのU
ndo制御情報、80は編集中のカレントな情報(処理
中のメニュー種別など)を示す表組動作情報である。8
1は選択中の罫線を示す選択罫線情報ヘッダ(図13で
詳細を説明する)、82は選択中のセルを示す選択セル
情報ヘッダ(図14で詳細を説明する)である。83は
ワーク領域、84はローカルデータ領域22内の空き領
域(図2の38)を管理するローカルデータ領域空き管
理情報である。
【0043】斜罫線情報(レコード)の詳細な構造を図
5に示す。図5において、91は斜罫線の始点の座標で
ある。ここで始点とはY座標の小さい方の端点とする。
92は線種を示し、実線、点線、一点鎖線、二点鎖線、
破線、長破線、かくれ線のいずれかが指定されている。
93は線幅、94は罫線ロックなどの情報を示すフラグ
である。95は角丸に関する情報である。96、97は
線、背景の色に関する情報である。98は線の縦方向の
長さ、99は線の横方向の長さであり、横方向の長さ9
9のみ負の値をとり得る。
【0044】100は次の斜罫線レコードへのポインタ
であり、次の斜罫線レコードが存在しない場合はNUL
Lとなっている。101は前の斜罫線レコードへのポイ
ンタであり、先頭レコードの場合はNULLとなってい
る。斜罫線レコードはポインタ100,101の情報に
よりリスト構造を形成し、図2の30〜33で示す領域
に存在する。
【0045】図6に横罫線レコードの詳細な構造を示
す。なお、横罫線は、連続している限り1本の罫線とし
て1つのレコードで表現する。画面操作上は、縦罫線、
斜罫線と交差した部分で分割された単位を一本の罫線と
して扱うが、それは各横罫線レコードが保持する他の罫
線との交点の情報(「区切れ情報」と呼称し、図12で
詳細に説明する)を元に判断する。ただし、連続した横
罫線でも線種や色が変わった場合、または他の罫線との
交点で角丸が指定された場合は、その部分からは別の罫
線とみなし、別のレコードで管理する。
【0046】図6において、111は横罫線の始点の座
標である。ここで始点とはX座標の小さい方の端点とす
る。112は線種を示し、実線、点線、一点鎖線、二点
鎖線、破線、長破線、かくれ線、双柱罫、第1親子罫、
第2親子罫、第1指定親子罫、第2指定親子罫のいずれ
かが指定されている。113は線幅、114は罫線ロッ
クなどの情報を示すフラグである。115は角丸に関す
る情報である。116、117は線、背景の色に関する
情報である。118は線の長さである。
【0047】119は次の横罫線レコードへのポインタ
であり、次のレコードが存在しない場合はNULLとな
っている。120は前の横罫線レコードへのポインタで
あり、先頭レコードの場合はNULLとなっている。横
罫線レコードはポインタ119,120の情報によりリ
スト構造を形成し、図2の30〜33で示す領域に存在
する。121は横罫線の先頭区切れ情報へのポインタで
ある。122は横罫線のY座標の小さい方から順に付け
たシリアル番号である。従って、同一Y座標を持つ横罫
線レコードには全て同じ番号が付与される。
【0048】図7に縦罫線レコードの詳細な構造を示
す。なお、縦罫線は、連続している限り1本の罫線とし
て1つのレコードで表現する。画面操作上は、横罫線、
斜罫線と交差した部分で分割された単位を1本の罫線と
して扱うが、それは各縦罫線レコードが保持する他の罫
線との交点の情報、すなわち区切れ情報を元に判断す
る。ただし、連続した縦罫線でも線種や色が変わった場
合、または他の罫線との交点で角丸が指定された場合
は、その部分からは別の罫線とみなし、別のレコードで
管理する。
【0049】図7において、131は縦罫線の始点の座
標である。ここで始点とはY座標の小さい方の端点とす
る。132は線種を示し、実線、点線、一点鎖線、二点
鎖線、破線、長破線、かくれ線、双柱罫、第1親子罫、
第2親子罫、第1指定親子罫、第2指定親子罫のいずれ
かが指定されている。133は線幅、134は罫線ロッ
クなどの情報を示すフラグである。135は角丸に関す
る情報である。136、137は線、背景の色に関する
情報である。138は線の長さである。
【0050】139は次の縦罫線レコードへのポインタ
であり、次の縦罫線レコードが存在しない場合はNUL
Lとなっている。140は前の縦罫線レコードへのポイ
ンタであり、先頭レコードの場合はNULLとなってい
る。縦罫線レコードはポインタ139,140の情報に
よりリスト構造を形成し、図2の30〜33で示す領域
に存在する。141は縦罫線の先頭区切れ情報へのポイ
ンタである。142は横罫線のX座標の小さい方から順
に付けたシリアル番号である。従って、同一x座標を持
つ縦罫線レコードには全て同じ番号が付与される。
【0051】図8にセル情報の詳細な構造を示す。セル
とは、縦罫線と横罫線で完全に囲まれた炬形領域であ
る。セルを形成する罫線の数は4本以上ならば何本でも
構わない。1つのセルは1つのセル情報で管理する。ま
たセルは、文字列が入った通常セルと、計算式が入った
式セルの2種類に分類される。
【0052】図8において、151はセルの上辺を形成
する横罫線のうち、1番左側にある横罫線の横罫線レコ
ードへのポインタである。152はセルの左辺を形成す
る縦罫線のうち、一番上側にある縦罫線の縦罫線レコー
ドへのポインタである。153はセルの左上の座標、1
54はセルのサイズである。155はセルの上辺を構成
する横罫線の数、156はセルの4角それぞれの角丸情
報である。
【0053】157はセルの4辺それぞれを形成する罫
線の情報を元に、各辺の最大線幅を求めた情報である。
158はセルに属する文字に関する情報である文字レコ
ード(図9で詳細に説明する)である。
【0054】159は、セル内の文字列を組版した結果
の文字位置などの情報へのポインタである。160はセ
ルが通常セルの場合にのみ有効で、計算時にセルが計算
対象となった時に計算処理プログラムに渡すセルの値を
示す情報へのポインタである。161は次のセル情報へ
のポインタであり、次の情報が存在しない場合はNUL
Lとなっている。162は前のセル情報へのポインタで
あり、先頭の情報の場合はNULLとなっている。セル
情報はポインタ161,162の情報によりリスト構造
を形成し、図2の34〜35で示す領域に存在する。
【0055】図9に文字レコードの詳細な構造を示す。
文字レコードは、セル情報と1対1に対応したセル内の
文字に関する情報で、セル情報内に保持する。
【0056】図9において、171は表組データをファ
イルとして保存した場合に文字レコード全体のバイト数
を保存する領域であり、編集中は使用しない。172は
セルロック、見出し指定、セルの種別(通常または式)
を示すフラグである。173はセルがグループ化されて
いた場合のグループ番号を示す。174はグループの先
頭メンバセルの時のみ有効で、グループメンバ数を示
す。175は、セルがグループ化されている時のみ有効
で、グループ内で何番目のメンバであるかを示す。ここ
でグループとは、グループ化することにより複数のセル
を1つのセルとみなす表組独自の処理状態で、それに対
して入力された文字列は、グループの先頭メンバからグ
ループメンバ番号に従って順に各セルに割り当てて表示
する。
【0057】176はセルアドレスであり、計算処理時
に式がセルを特定する指標となる。177はセル属性情
報(図10で詳細に説明する)へのポインタである。1
78は文字レコードが所属するセルの先頭横罫線を特定
する情報である。179はグループ化されたセルの場合
に各メンバセル毎に文字列を管理するための情報であ
る。180は文字データカウントであり、通常セルの場
合は183、式セルの場合は185の領域(文字データ
バッファ)全体のサイズを文字数で示す。181も18
0と同様に文字データバッファのサイズを文字数で示
す。182は文字データバッファへのポインタである。
【0058】通常セルの場合、文字データバッファは文
字列(文字編集処理のコマンドと文字コード)184の
みで占められる。式セルの場合、文字データバッファは
186〜191の領域に分かれる。187は計算結果を
オプションセル属性(図11で詳細に説明する)として
保持する計算値表示属性を参照して加工した文字列(文
字編集処理のコマンドと文字コード)であり、186は
その文字数である。188は計算結果の情報を格納する
領域、189は計算に必要な情報を格納する領域であ
り、この情報は計算処理プログラムにより処理時に使用
される。191はセルが保持する式であり、この式は逆
ポーランド形式のデータである。190はその式の文字
数である。
【0059】図10にセル属性情報の詳細な構造を示
す。セル属性情報は、各文字レコードが必ず1つだけ持
つ情報で、1つのセル属性情報が複数の文字レコードか
ら参照される場合もある。
【0060】図10において、201はセル属性情報全
体のバイト数であり、202はそのセル属性情報が幾つ
の文字レコードから参照されているかを示す値である。
203は組フラグであり、組方向などの情報である。2
04は文字フラグであり、文字タイプ(全角、半角な
ど)、上下左右の揃えなどの情報である。205はセル
内で日本語を入力した時に使用する書体に関する標準書
体情報、206はセル内で英数字を入力した時に使用す
る書体に関する欧文書体情報、207は文字の背景色に
関する情報である。
【0061】208は行間、209は左余白、210は
右余白、211は上余白、212は下余白を示す。21
3はセル属性がどの種類のオプション属性を持っている
かを示す情報である。ここで持っていないオプション属
性はデフォルトのオプション属性を用いる。214はセ
ルの面種情報、215は箇条書き字下げ文字数、216
は段落字下げ文字数である。217は和文と欧文混在文
章をきれいに表示するためのベースライン調整量であ
る。218はこのセル属性が保持するオプション属性情
報へのポインタであり、オプション属性を一つも保持し
ていない場合はNULLとなっている。
【0062】図11にオプション属性情報の詳細な構造
を示す。オプション属性情報は、1つのセル属性情報に
対して1つのオプション属性リストという形式で保持す
る。ここでオプション属性リストとは、オプション属性
情報がセル属性情報のオプション属性フラグ(図10の
213)で指定された種類分だけ224に示すようにポ
インタで連結されたものをいう。
【0063】オプション属性情報において、221はオ
プション属性の種別を示す。オプション属性の種別に
は、第1〜第5和文強調書体、第1〜第5欧文強調書
体、式計算値表示属性情報、タブ情報の12種類があ
る。222はオプション属性のデータ本体であり、種別
に応じた形式のデータが格納されている。データのサイ
ズは、処理の便宜上、各種別とも同サイズにしてある。
223は次のオプション属性情報へのポインタである。
次のオプション属性がない場合はNULLが入ってい
る。
【0064】図12に区切れ情報の詳細な構造を示す。
図12において、231は次の区切れ情報へのポインタ
であり、次の情報が存在しない場合はNULLとなって
いる。232は前の区切れ情報へのポインタであり、先
頭の情報の場合はNULLとなっている。セル情報はポ
インタ231,232の情報によりリスト構造を形成
し、図2の26〜27で示す領域に存在する。233は
交差方向を示すフラグ、234は区切れ位置の座標、2
35は交差する相手の罫線レコードへのポインタであ
る。
【0065】図13に選択罫線情報ヘッダの詳細な構造
を示す。選択罫線情報ヘッダは、選択中の罫線に関する
情報であり、ローカルデータ領域22内の作業領域管理
情報内(図4の81)に保持する。
【0066】241は選択中の全罫線範囲の左上の座
標、242は同じく右下の座標を示す。243は選択罫
線情報の配列用に確保しているメモリ上に、幾つの選択
罫線情報を格納できるかを示す値であり、領域が不足し
た場合は新たに領域を確保し直す。244は選択中の罫
線数であり、245は選択罫線情報の配列の先頭アドレ
スである。
【0067】各選択罫線情報は、246〜249に示す
内容で構成される。すなわち、246は縦、横、斜罫線
のいずれであるかを示す罫線種別である。247はその
罫線レコードへのポインタである。248、249は、
罫線の一部(区切れ単位で)のみが選択されている場合
に、その選択部分を特定するための情報である。
【0068】図14に選択セル情報ヘッダの詳細な構造
を示す。選択セル情報ヘッダは、選択中のセルに関する
情報であり、ローカルデータ領域22内の作業領域管理
情報内(図4の82)に保持する。
【0069】図14において、251は選択セル情報の
配列用に確保しているメモリ上に、幾つの選択セル情報
を格納できるかを示す値であり、領域が不足した場合は
新たに領域を確保し直す。252は選択中のセル数であ
り、253は選択セル情報の配列の先頭アドレスであ
る。各選択セル情報は、254〜255に示す内容で構
成される。254は処理時に用いるワーク用のフラグで
あり、255はセル情報へのポインタである。
【0070】[セルの選択処理]図15は、表組編集を
行っている最中にCRT1に常時表示される画面の一例
を示している。図15において、261はメニューであ
り、最初に表示されるEzpsメニューで「編集」を選
択した時の状態を示している。なお、メニューの内容は
説明の便宜上、一部省略している。263は編集対象と
なっている文書領域であり、ボタン264で表組を編集
中であることを示している。
【0071】262は表組編集時に表示されるツールパ
ネルであり、操作者はこのツールパネル262で表組編
集のどのモードの処理をするかを決定する。表組編集の
モードには罫線選択、セル選択、垂直/水平線描画、炬
形描画、文字入力、角丸指定、斜罫線描画、表組拡大/
縮小の各モードがある。269は表組編集で作成した表
組データの例である。
【0072】セルの選択を行うためには、表組編集でセ
ル選択モードに入る必要がある。そのためには、ツール
パネル262上で、ボタン267を選択する。セル選択
モードでは、ポインティングデバイス5(以下、マウス
と称する)を用いて、CRT1上でマウスクリック/マ
ウスドラッグすることにより、セル単位で単独または複
数のセルを選択できる。また、キーボード4のシフトキ
ーを押しながらマウス操作を行なうことにより、トグル
選択が可能である。トグル選択とは、直前に選択されて
いたセルに対して、未選択のセルが選択された時は追加
選択、選択中のセルが選択された時は選択解除を行なう
選択方法である。
【0073】選択中のセルは、図15の268(セルの
色がグレーの部分)に示すように反転表示する。選択さ
れたセルの情報は、セル選択確定メニュー265の指定
に応答して図14に示す形式で保存する。この時、セル
選択情報の配列内の順番が、選択順序を示す。選択順序
は、以下の様に決定する。マウスドラッグによる範囲指
定により選択されたセルは、まず横罫線のY座標の小さ
い順にソートされ、そのうえで縦罫線のX座標の小さい
ものから順番に選択されたものとみなす。マウスのドラ
ッグ操作の方向は、選択順序の決定に関し、全く関係な
い。例えば、図15に示す選択セル268が1回のマウ
スドラッグ操作で選択された場合は、北、65、南、5
0の順にセル選択情報の配列として格納される。トグル
選択により追加選択れされた分のセルに関しては、直前
の選択セル情報の配列の後ろに選択順に追加される。
【0074】このように、従来の如く属性設定パネル画
面を開く必要はなく、表組編集で作成された表組データ
と共に常時表示されたセル選択用のメニューに従って単
数または複数の複写元および複写先のセルを選択すれば
よいので、この選択操作を迅速に行うことができ、ひい
ては単数または複数のセルの属性データを、簡単な操作
で迅速に単数または複数のセルに複写することが可能と
なる。
【0075】さらに、表組編集で作成された表組データ
と共に常時表示されたセル選択用のメニューを指定する
ことにより複写処理を開始させることができるので、こ
の点でも単数または複数のセルの属性データを、簡単な
操作で迅速に単数または複数のセルに複写することが可
能となる。
【0076】[セル属性複写処理]セル属性複写処理で
は、図15に示した編集メニュー261中のセル選択確
定メニュー265及びセル属性複写メニュー266を用
いる。
【0077】まず、セル属性複写処理の基本操作を説明
する。最初に前述のセル選択操作により複写元とするセ
ルを選択する。そしてセル選択確定メニュー265を指
定する。
【0078】これにより、図4に示す作業領域管理情報
内の選択セル情報ヘッダ82に格納されている選択中セ
ルの情報を、図14に示す形式でメモリ上に複製し、そ
の情報へのポインタを、図4に示す作業領域管理情報内
の表組動作情報80内に格納する。ここで格納した情報
は、再びセル文字選択確定が行なわれるまで、またはセ
ル選択モードを終了するまで、またはセルの削除などの
セル情報の状態が変化するような操作が行われるまで保
持される。そして、選択中だったセルの選択表示を解除
し、図4に示す作業領域管理情報内の選択セル情報ヘッ
ダ82の中身をクリアすることにより、データ上、画面
上共にセルが何も選択されていない状態になる。
【0079】次に、前述のセル選択操作により複写先と
なるセルを選択する。そしてセル属性複写メニュー26
6を指定することにより、セル属性複写処理が実行され
る。
【0080】セル属性複写処理の1セル毎の複写処理で
は、各セル毎のデータであるセル情報(図8に示す)内
で保持する文字レコード(図9に示す)の情報が操作さ
れる。すなわち、文字レコードの内セル属性情報へのポ
インタ177のみを、複写先セルにそのままセットす
る。セル属性に関しては、セル属性情報へのポインタ1
77をセットするだけで複写先セルが複写元と同じセル
属性情報を参照することになる。
【0081】次に、セル属性複写処理の動作を図16の
フローチャートに従って説明する。CPU6は、まず、
複写元セルとして図15のセル選択確定メニュー265
で選択されているセルと、セル属性複写実行前に複写先
セルとして選択したセルとの両方に重複して選択されて
いるセルの有無をチェックする(ステップS271)。
そのようなセルがあった場合は、図17に示すメッセー
ジパネル281をCRT1上に表示し、セル属性複写処
理を続行できない旨を操作者に通知して(ステップS2
78)、終了する。
【0082】このように、複写元セルの重複を避けて複
写することにより、複写元としたセルの内容が変化する
ことを防止することが可能となる。なお、図17におい
て282は、メッセージパネル281をCRT1上から
消去するための確認ボタンである。
【0083】ステップS271でのチェックの結果、重
複して選択されているセルが存在しなかった場合は、複
写元セル、複写先セルそれぞれの先頭セルを処理対象と
する(ステップS272)。そして、未処理の複写先セ
ルの有無を判別し(ステップS273)、複写先セルと
して選択されているセルを全て処理し終わっている場合
は、処理を終了する。この時、複写元セルとして選択さ
れているセルを全て処理し終わっているかいないかは、
処理の終了に影響を及ぼさない。
【0084】一方、未処理の複写先セルがまだ存在する
場合は、処理対象複写元セルの有無を判別する(ステッ
プS274)。その結果、複写元のセルを一通り処理対
象とし終わっている場合は、複写元として選択中セルの
うち、選択順が先頭のセルを処理対象複写元セルとし
(ステップS275)、複写元、複写先それぞれの処理
対象セル間で、前述の1セルのセル属性複写処理を行な
う(ステップS276)。
【0085】一方、処理対象複写元セルが有る場合は、
ステップS275の処理をスキップして、ステップS2
76の処理を行う。次に、選択順序が次の複写元セル、
複写先セルを処理対象とし(ステップS277)、ステ
ップS273に戻り、同様の処理を繰り返す。
【0086】このような処理により実際にセル属性複写
処理を行なった場合の具体例を図18に示し、説明す
る。
【0087】図18(a)に示したような表組を作成し
た後、図18(b)に示したように、1行目を修飾す
る。そして、このように修飾した1行目の各セルの属性
データを他の行に複写るために、まず、図18(b)に
示した点線292で囲まれる1行目のセルを“アンカー
14”、“14inch”、“1,280×1,024
ドット”、“不可”、“$329.50”の順に複写元セ
ルとして追加選択し、セル選択確定しておく。
【0088】次に、一点鎖線293で示す範囲内のセル
を、マウスドラッグにより複写先セルとして選択する。
このとき、選択順は“テキカー17Z”、“17inc
h”、“1,024×768ドット”、“オプショ
ン”、“$827.00”、“コーカー17”、“17i
nch”、“1,280×1,024ドット”、“標
準”、“$1,230.75”、…となる。ここでセル属
性複写メニュー266を指定してセル属性複写を実行さ
せると、図18(c)に示したように、複写先として選
択された範囲293に対応する範囲295(一点鎖線で
示す)内の全てのセルにセル属性複写処理が施される。
【0089】すなわち、単数または複数のセルの属性デ
ータが単数または複数のセルに対して一括して複写さ
れ、簡単な操作で迅速に単数または複数のセルに複写す
ることが可能となる。
【0090】また、選択された複写元のセルの個数より
複写先のセルの個数が多い場合、該複写元のセルを繰り
返し複写することにより該複写先の全てのセルに対する
複写処理を行っているので、複写元のセルの選択個数を
必要最小限に低減でき、単数、または複数のセルの属性
データが、より簡単な操作でより迅速に他の単数、また
は複数のセルに複写することが可能となる。
【0091】さらに、選択操作方式に基づいて単数また
は複数の複写元のセルと単数または複数の複写先のセル
との項目の一致性を認識し、すなわち、トグル選択操作
により追加選択されたときは、その選択操作の順にセル
選択情報を配列し、マウスドラッグ操作で選択されたき
は、セルの位置座標に基づいてソートすることにより、
複写元と複写先のセルの項目が対応するように配列し
て、同一項目のセル間で順次1対1に複写するので、単
数、または複数のセルの属性データが、簡単な操作で迅
速に他の単数、または複数のセルに複写されると共に、
同一項目に係るセル間で属性が統一された見やすい表組
となる。
【0092】なお、本発明は、上記実施に限定されるこ
となく、例えば、セルの位置を示す座標データに基づい
て単数または複数の複写元のセルと単数または複数の複
写先のセルとの項目の一致性を認識し、複写元のセルと
複写先のセルとの項目を一致させて複写することによ
り、単数、または複数のセルの属性データが、簡単な操
作で迅速に他の単数、または複数のセルに複写されると
共に、同一項目に係るセル間で属性が統一された見やす
い表組となるようにするようにしてもよい。
【0093】また、単数または複数の複写元のセル中の
文字種と単数または複数の複写先のセル中の文字種とが
一致するセル間で複写処理を行うことにより、単数、ま
たは複数のセルの属性データが、簡単な操作で迅速に他
の単数、または複数のセルに複写されると共に、同一文
字種に係るセル間で属性が統一された見やすい表組とな
るようにすることも可能である。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、選択された単数または複数の複写元のセル
の属性情報を単数または複数の複写先のセルに一括して
複写することにより、単数、または複数のセルの属性デ
ータを、簡単な操作で迅速に他の単数、または複数のセ
ルに複写することが可能となる。
【0095】請求項2記載の発明では、選択された複写
元のセルの個数より複写先のセルの個数が多い場合、該
複写元のセルを繰り返し複写することにより該複写先の
全てのセルに対する複写処理を行うことにより、複写元
のセルの選択個数を必要最小限に低減し、この選択操作
回数を低減することが可能となる。
【0096】請求項3記載の発明では、選択された複写
元のセルと複写先のセルと間ので重複して選択されたセ
ルが存在する場合は、複写処理を中断することにより、
複写元セルの情報が変化するのを防止することが可能な
る。
【0097】請求項4記載の発明では、セルの選択操作
方式に基づいて単数または複数の複写元のセルと単数ま
たは複数の複写先のセルとの項目の一致性を認識し、複
写元のセルと複写先のセルとの項目を一致させて複写す
ることにより、単数、または複数のセルの属性データ
を、同一項目に係るセル間で属性が統一された見やすい
表組を実現することが可能となる。
【0098】請求項5記載の発明では、セルの位置を示
す座標データに基づいて選択に係る単数または複数の複
写元のセルと単数または複数の複写先のセルとの項目の
一致性を認識し、複写元のセルと複写先のセルとの項目
を一致させて複写することにより、同一項目に係るセル
間で属性が統一された見やすい表組を実現することが可
能となる。
【0099】請求項6記載の発明では、表組と共に常時
表示されたセル選択用のメニューに従って単数または複
数の複写元および複写先のセルを選択することにより、
簡単にセルを選択できるようになる。
【0100】請求項7記載の発明では、表組と共に常時
表示されたセル選択用の各種メニューを指定することに
より単数または複数の複写元および複写先のセルを選択
すると共に、各種メニューの指定操作に応答して複写処
理を開始するので、単数、または複数のセルの属性デー
タを、より簡単な操作でより迅速に他の単数、または複
数のセルに複写することが可能となる。
【0101】請求項8記載の発明では、選択された単数
または複数の複写元のセル中の文字種と単数または複数
の複写先のセル中の文字種とが一致するセル間で複写処
理を行うことにより、同一文字種に係るセル間で属性が
統一された見やすい表組を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す文書処理装置の概略構
成を説明するブロック図である。
【図2】編集中の表組データのデータ構造を示す図であ
る。
【図3】図2に示した編集データ領域の表組制御情報部
の構造を詳細に示した図である。
【図4】図2に示したローカルデータ領域の作業領域管
理情報部の構造を詳細に示した図である。
【図5】図2に示したローカルデータ領域の斜罫線情報
部に存在する斜罫線レコードの構造を詳細に示した図で
ある。
【図6】図2に示したローカルデータ領域の横罫線情報
部に存在する横罫線レコードの構造を詳細に示した図で
ある。
【図7】図2に示したローカルデータ領域の縦罫線情報
部に存在する縦罫線レコードの構造を詳細に示した図で
ある。
【図8】図2に示したローカルデータ領域のセル情報部
に存在するセル情報の構造を詳細に示した図である。
【図9】図8に示したセル情報内に存在する文字レコー
ドの構造と、文字レコードから参照される文字データバ
ッファの構造を詳細に示した図である。
【図10】図2に示したローカルデータ領域のセル属性
情報部に存在するセル属性情報の構造を詳細に示した図
である。
【図11】図2に示したローカルデータ領域のオプショ
ンセル属性情報部に存在するオプション属性情報の構造
を詳細に示した図である。
【図12】図2に示したローカルデータ領域の区切れ情
報部に存在する区切れ情報の構造を詳細に示した図であ
る。
【図13】図4に示した作業領域管理情報内に存在する
選択罫線情報ヘッダと、そこから参照される選択罫線情
報の構造を詳細に示した図である。
【図14】図4に示した作業領域管理情報内に存在する
選択セル情報ヘッダと、そこから参照される選択セル情
報の構造を詳細に示した図である。
【図15】編集処理中の表示内容を示した図である。
【図16】セル属性複写処理を示すフローチャートであ
る。
【図17】複写元セルと複写先セルが重複して選ばれた
時のエラーメッセージを示した図である。
【図18】セル属性複写処理の具体例を示した図であ
る。
【符号の説明】
1…CRT 2…ビデオRAM 4…キーボード 5…ポインティングデバイス(マウス) 6…CPU 7…ROM 8…RAM 9…ハードディスクドライブ 10…フロッピーディスクドライブ 21…編集データ領域 25…作業領域管理情報部 23…表組制御情報部 28…セル情報部 34…セル属性情報部 36…オプションセル属性情報部 81…選択罫線情報ヘッダ 82…選択セル情報ヘッダ 261…メニュー 262…ツールパネル 265…セル選択確定メニュー 266…セル属性複写メニュー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表組を作成・編集する機能を備えた文書
    処理装置において、 作成された表組を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された表組の中から単数または複数
    の複写元および複写先のセルを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された単数または複数の複写元
    のセルの属性情報を単数または複数の複写先のセルに一
    括して複写する複写手段と、 を備えたことを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複写手段は、前記選択手段により選
    択された複写元のセルの個数より複写先のセルの個数が
    多い場合、該複写元のセルを繰り返し複写することによ
    り該複写先の全てのセルに対する複写処理を行うことを
    特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】 前記複写手段は、前記選択手段により選
    択された複写元のセルと複写先のセルと間ので重複して
    選択されたセルが存在する場合は、複写処理を中断する
    ことを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複写手段は、前記選択手段の選択操
    作方式に基づいて単数または複数の複写元のセルと単数
    または複数の複写先のセルとの項目の一致性を認識し、
    複写元のセルと複写先のセルとの項目を一致させて複写
    することを特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複写手段は、セルの位置を示す座標
    データに基づいて前記選択手段にて選択された単数また
    は複数の複写元のセルと単数または複数の複写先のセル
    との項目の一致性を認識し、複写元のセルと複写先のセ
    ルとの項目を一致させて複写することを特徴とする請求
    項1記載の文書処理装置。
  6. 【請求項6】 前記選択手段は、前記表示手段に表組と
    共に常時表示されたセル選択用のメニューに従って単数
    または複数の複写元および複写先のセルを選択すること
    を特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段は、前記表示手段に表組と
    共に常時表示されたセル選択用の各種メニューを指定す
    ることにより単数または複数の複写元および複写先のセ
    ルを選択し、前記複写手段は、該各種メニューの指定操
    作に応答して前記複写処理を開始することを特徴とする
    請求項1記載の文書処理装置。
  8. 【請求項8】 前記複写手段は、前記選択手段により選
    択された単数または複数の複写元のセル中の文字種と単
    数または複数の複写先のセル中の文字種とが一致するセ
    ル間で複写処理を行うことを特徴とする請求項1記載の
    文書処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007293801A (ja) * 2006-03-28 2007-11-08 Casio Comput Co Ltd 表編集装置及びプログラム
JP2013250758A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Canon Inc 情報処理装置

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