JP2007293801A - 表編集装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る表編集装置1によれば、入力属性情報設定画面からペースト先の表データのブロック毎に、ペーストを許可するデータ属性が設定されると、当該入力属性情報設定画面からの設定内容に基づいて入力属性情報が生成され、記憶装置15に記憶される。入力装置12を介して、コピー元のブロックの指定及びコピー実行指示が入力されると、コピー元情報が生成され、ペースト先の指定及びペースト実行指示が入力されると、記憶装置15に記憶された入力属性情報が読み出され、ペースト先に指定されたブロックに対応する入力属性情報が存在する場合に、当該入力属性情報及びコピー元情報に基づいてペーストが実行される。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の実施形態における表編集装置1の機能的構成を示すブロック図である。図1に示すように、表編集装置1は、CPU11、入力装置12、表示装置13、RAM14、表編集ソフトウエア151を記憶した記憶装置15等を備えて構成され、各部はバス16を介して接続されている。
入力属性情報生成処理においては、入力属性情報設定画面131から設定入力された内容に基づいて、図5に示す入力属性情報を生成する。
まず、入力属性情報設定画面131を介して入力属性が設定入力されたブロックの数(設定ブロック数M)が取得される(ステップS101)。次いで、カウンタNに1がセットされ(ステップS102)、優先順位Nの入力属性情報生成処理が実行される(ステップS103)。
優先順位Nの入力属性情報生成処理においては、RAM14に優先順位Nの入力属性情報領域及び属性情報領域が確保され、入力属性情報設定画面131において優先順位Nで設定入力された内容に基づき、RAM14に確保した優先順位Nの入力属性情報領域及び属性情報領域に入力属性情報を構成する各情報を設定することにより、優先順位Nの入力属性情報が生成される。
図8は、CPU11により実行されるコピー処理を示すフローチャートである。当該処理は、CPU11と表編集ソフトウエア151に含まれるコピー処理プログラムの協働により実現される処理であり、表編集ソフトウエア151の動作中にユーザにより入力装置12のコピー操作が行われ、コピー元のワークシート及びセル範囲の指定及びコピー指示が入力された際に実行される処理である。
1セル分のコピー元情報生成処理においては、RAM14に1セル分のコピー元情報領域及びセルデータ領域が確保され、コピー元として指定されたセルのうち処理対象として選択された対象セルのセルデータに基づいて、RAM14に確保されたコピー元情報領域及びセルデータ領域に、対象セルのセルデータを含むコピー元情報を設定することにより、1セル分のコピー元情報が生成される。
図11は、CPU11により実行されるペースト処理を示すフローチャートである。当該処理は、CPU11と表編集ソフトウエア151に含まれるペースト処理プログラムの協働により実現される処理であり、表編集ソフトウエア151の動作中にユーザにより入力装置12のペースト操作が行われ、ペースト先のワークシート及び基点セルの指定及びペースト指示が入力された際に実行される処理である。当該処理の実行によりペースト制御手段が実現される。
まず、記憶装置15に記憶された入力属性情報のRAM14への読み出しが行われる(ステップS401)。記憶装置15に入力属性情報が存在し、RAM14に入力属性情報が読み出された場合(ステップS402;YES)、入力属性情報の優先順位に従って先頭から、ペースト先として指定されたワークシートとシート名が一致し、且つステップS22で算出された絶対セル位置が範囲内にある入力属性情報が検索される(ステップS403)。ペースト先として指定されたシートとシート名が一致し、且つステップS22で算出された絶対セル位置を含む入力属性情報が存在した場合(ステップS404;YES)、該当する入力属性情報がペースト処理に返され(ステップS405)、処理は図11のステップS24に移行する。記憶装置15に入力属性情報が存在しない場合(ステップS402;NO)、或いはペースト先として指定されたワークシートとシート名が一致し且つステップS22で算出された絶対セル位置を含む入力属性情報が存在しなかった場合(ステップS404;NO)、入力属性情報なしを示す情報がペースト処理に返され(ステップS406)、処理は図11のステップS24に移行する。
図13は、図11のステップS24においてCPU11により実行される絶対セル位置へのペースト処理を示すフローチャートである。
ワークシートのB4:D7にコピーして図16に示す請求書を作成したい場合、入力属性情報設定画面131において、図3に示すように、シート名frmのワークシートのデータ
入力領域であるB5:D11のみに値のペーストを許可し、値以外のコピー元セルのデータ属性のペーストは不可とし、また、ワークシートfrmのB5:D11以外の領域につい
ては全てのデータ属性のペーストを不許可と設定しておけば、図14の表のB2:D5をコピー元として指定して、ワークシートfrmのB4をペースト先の基点として指定しても
、上述のコピー処理及びペースト処理により、図16に示すように、入力フォームのデータ入力領域のみに値のみのペーストを行ない、請求書の項目や塗りつぶし色をそのまま残すことができる。
ブロックb1には、コピー元(図17(a)〜(c)に示す表の販売台数欄)のデータ属性のうち値のみを入力する。
ブロックb2には、コピー元(図17(d)に示す表の販売台数欄)のデータ属性のうち数式と文字書式のみを入力する。
ブロックb3には、コピー元(図17(d)に示す表の(前年同期)欄のデータ属性のうち値のみを入力する。
ブロックb4には、コピー元(図17(d)に示す表の売上欄のデータ属性のうち数式のみを入力する。
ブロックb5には、コピー元(図17(d)に示す表の半期合計欄のデータ属性のうち数式及び塗りつぶし色のみを入力する。
ブロックb6、b7には、入力を不許可とする。
このような場合、従来、各ブロック毎に、コピー元として指定してコピー指示操作を行った後、ペースト先を指定し、更にペースト先へのペーストを許可するコピー元データのデータ属性を指定する操作を行わなければならならず、煩雑であった。また、例えば、項目名が記入されているセル等、ペーストを許可したくない領域を誤ってペースト先に指定してしまった場合、そこに入力されていた情報が喪失してしまうという問題があった。
以下、本発明の実施形態2について説明する。
本実施形態2における表編集装置1の構成は、図1で説明したのと同様であるので説明を省略し、実施形態2の表編集ソフトウエア151の実行時におけるコピー/ペースト動作について説明する。実施形態2においては、ペースト先となる表データのブロックに対し、入力許可条件を設定することが可能である。具体的には、実施形態1と同様に、ペースト先に対し、コピー元のセルデータが有する複数のデータ属性のうち入力を許可するデータ属性(入力属性)の設定が可能である。更に、実施形態2においては、ペースト先に対し、入力(ペースト)を許可するか否かを判断するための判断条件を設定可能である。これらの設定は、表編集ソフトウエア151の動作中にユーザが入力装置12を介して入力許可条件の設定を指示することにより行うことができる。
まず、入力属性情報設定画面132を介して入力属性が設定入力されたブロックの数(設定ブロック数M)が取得される(ステップS101)。次いで、カウンタNに1がセットされ(ステップS102)、優先順位Nの入力属性情報生成処理が実行される(ステップS103)。
図22は、本実施形態2において図4のステップS103でCPU11により実行される優先順位Nの入力属性情報生成処理(優先順位Nの入力属性情報生成処理Bとする)を示すフローチャートである。
優先順位Nの入力属性情報生成処理Bにおいては、RAM14に優先順位Nの入力属性情報領域及び属性情報領域が確保され、入力属性情報設定画面132において優先順位Nで設定入力された内容に基づき、RAM14に確保した優先順位Nの入力属性情報領域及び属性情報領域に入力属性情報を構成する各情報を設定することにより、優先順位Nの入力属性情報が生成される。
コピー処理は、表編集ソフトウエア151の動作中に入力装置12によりコピー操作が行われコピー元のワークシート及びセル範囲の指定及びコピー指示が入力された際に、CPU11と表編集ソフトウエア151に含まれるコピー処理プログラムの協働により実行される。実施形態2におけるコピー処理は、実施形態1において図8、9を参照して説明したものと略同様であるが、実施形態2においては、図9のステップS302において、コピー元の基点からの対象セルの相対的な列位置と行位置(相対行位置、相対列位置;コピー元の基点のセル位置を列位置0、行位置0としたときの対象セルの位置)、及び、対象セルのシート名及び絶対セル位置(絶対行位置、絶対列位置)が取得されRAM14に確保されたコピー元情報領域に設定される(図23参照)。その他は、実施形態1で説明したのと同様であるので説明を省略する。
ペースト処理は、表編集ソフトウエア151の動作中に入力装置12によりペースト操作が行われ、ペースト先のワークシート及び基点セルの指定及びペースト指示が入力された際に、CPU11と表編集ソフトウエア151に含まれるペースト処理プログラムの協働により実行される。本実施形態2におけるペースト処理の流れは、実施形態1において図11を参照して説明したものと同様であるが、図11のステップS23において実行されるペースト先入力属性情報取得処理及びステップS24において実行される絶対セル位置へのペースト処理の内容が異なるので、以下にこれらの処理について説明する。
ペースト先入力情報取得処理Bにおいては、まず、記憶装置15に記憶された入力属性情報のRAM14への読み出しが行われる(ステップS701)。記憶装置15に入力属性情報が存在し、RAM14に入力属性情報が読み出された場合(ステップS702;YES)、入力属性情報の優先順位に従って先頭から、ペースト先として指定されたワークシートとシート名が一致し、且つステップS22で算出された絶対セル位置が範囲内にある入力属性情報が検索される(ステップS703)。ペースト先として指定されたシートとシート名が一致し、且つステップS22で算出された絶対セル位置を含む入力属性情報が存在した場合(ステップS704;YES)、その入力属性情報に含まれる「条件対象」のセル位置が、N番目のコピー元情報の絶対セル位置に応じた絶対セル位置に変換され、N番目のコピー元情報に「条件対象」として追加書き込みされる(ステップS705)。なお、「条件対象」のセル位置に相対セルを示す“?”が含まれない場合は、入力属性情報に含まれる「条件対象」のセル位置がそのままN番目のコピー元情報に追加書き込みされる。そして、そのペースト先として指定されたシートとシート名が一致し、且つステップS22で算出された絶対セル位置を含む入力属性情報がペースト処理に返され(ステップS706)、処理は図11のステップS24に移行する。記憶装置15に入力属性情報が存在しない場合(ステップS702;NO)、或いはペースト先として指定されたワークシートとシート名が一致し且つステップS22で算出された絶対セル位置を含む入力属性情報が存在しなかった場合(ステップS704;NO)、入力属性情報なしを示す情報がペースト処理に返され(ステップS707)、処理は図11のステップS24に移行する。
「条件対象」を“E?”、「条件式」を「=*新商品のお知らせ*」と設定し、図26に示すコピー元ワークシートの表データのB2:D7を図27に示すシート名frmのワークシートのB4:D9にコピー/ペーストすると、図28に示すように、コピー元の表データの使用目的項目に「新製品のお知らせ」が含まれているもののみがペーストされる。このように、実施形態2においては、一括してコピー元として指定した各セルのデータのうち、入力許可条件に合致したデータの許可されたデータ属性のみをペーストすることが可能となる。
以下、本発明の実施形態3について説明する。
実施形態2においては、ペースト先に対し入力許可条件を設定し、ペースト時に条件に従ってペーストが許可されるか否かの判断を行ったが、実施形態3においては、コピー元に対し入力許可条件(コピー許可条件)を設定し、コピー時に条件に従ってコピーが許可されるか否かの判断を行って、許可されたコピー元のセルデータの許可された属性のみをコピー/ペースト可能とするものである。
コピー処理は、表編集ソフトウエア151の動作中に入力装置12によりコピー操作が行われコピー元のワークシート及びセル範囲の指定及びコピー指示が入力された際に、CPU11と表編集ソフトウエア151に含まれるコピー処理プログラムの協働により実行される。当該コピー処理の実行によりコピー制御手段が実現される。本実施形態3におけるコピー処理の流れは、実施形態1において図8を参照して説明したものと同様であるが、図8のステップS13における1セル分のコピー元情報生成処理の内容が異なるので、以下に説明する。
1セル分のコピー元情報生成処理Cにおいては、RAM14に1セル分のコピー元情報領域及びセルデータ領域が確保され、コピー元として指定されたセルのうち処理対象として選択された対象セルのセルデータに基づいて、RAM14に確保されたコピー元情報領域及びセルデータ領域に、対象セルのセルデータを含むコピー元情報を設定することにより、1セル分のコピー元情報が生成される。
まず、記憶装置15に記憶された入力属性情報のRAM14への読み出しが行われる(ステップS1001)。記憶装置15に入力属性情報が存在し、RAM14に入力属性情報が読み出された場合(ステップS1002;YES)、入力属性情報の優先順位に従って先頭から、対象セルが含まれるワークシートとシートが一致し、且つ対象セルの絶対セル位置が範囲内にある入力属性情報が検索される(ステップS1003)。対象セルが含まれるワークシートとシート名が一致し、且つ対象セルの絶対セル位置を含む入力属性情報が存在した場合(ステップS1004;YES)、該当する入力属性情報が1セル分のコピー元情報生成処理に返され(ステップS1005)、処理は図31のステップS903に移行する。記憶装置15に入力属性情報が存在しない場合(ステップS1002;NO)、或いは対象セルが含まれるワークシートとシート名が一致し且つ対象セルの絶対セル位置を含む入力属性情報が存在しなかった場合(ステップS1004;NO)、入力属性情報なしを示す情報が1セル分のコピー元情報生成処理に返され(ステップS1006)、処理は図31のステップS903に移行する。
ペースト処理は、表編集ソフトウエア151の動作中に入力装置12によりペースト操作が行われ、ペースト策のワークシート及び基点セルの指定及びペースト指示が入力された際に、CPU11と表編集ソフトウエア151に含まれるペースト処理プログラムの協働により実行される。ペースト処理の実行によりペースト制御手段が実現される。図34は、実施形態3においてCPU11により実行されるペースト処理(ペースト処理Cとする)を示すフローチャートである。
11 CPU
12 入力装置
13 表示装置
131 入力属性情報設定画面
132 入力属性情報設定画面
133 入力属性情報設定画面
14 RAM
15 記憶装置
151 表編集ソフトウエア
16 バス
Claims (12)
- 表データをコピー/ペーストする表編集装置において、
ペースト先の表データのブロック毎に、ペーストを許可する許可条件を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された設定内容を記憶する記憶手段と、
コピー元の表データをコピーしペースト先の表データにペーストする際に、前記記憶手段に記憶されている設定内容に基づいてペーストを実行するペースト制御手段と、
を備えたことを特徴とする表編集装置。 - 前記設定手段は、前記ペーストを許可する許可条件として、ペーストを許可するデータ属性を設定可能としたことを特徴とする請求項1に記載の表編集装置。
- 前記設定手段は、前記ペーストを許可する許可条件として、ペーストの可否を判断するための判断条件及び前記ペーストの可否の判断に使用する対象セルを設定可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の表編集装置。
- 前記対象セルは、コピー元の表データ内に含まれるセルであり、前記ペーストの可否を判断するための判断条件は、前記対象セルに所定の文字列が含まれているか否かを示す条件式であることを特徴とする請求項3に記載の表編集装置。
- 前記設定手段は、前記ペースト先の表データのブロック毎に設定する内容に優先順位を設定可能であり、
前記記憶手段は、前記設定内容を優先順位とともに記憶し、
前記ペースト制御手段は、前記記憶手段に記憶されている優先順位に基づいてペーストを実行することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の表編集装置。 - 表データをコピー/ペーストする表編集装置において、
コピー元の表データのブロック毎に、コピーを許可する許可条件を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された設定内容を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている設定内容に基づいて、コピー元の表データをコピーするコピー制御手段と、
前記コピー制御手段によりコピーされた表データをペースト先の表データにペーストするペースト制御手段と、
を備えたことを特徴とする表編集装置。 - 前記設定手段は、前記コピーを許可する許可条件として、コピーを許可するデータ属性を設定可能としたことを特徴とする請求項6に記載の表編集装置。
- 前記設定手段は、前記コピーを許可する許可条件として、コピーの可否を判断するための判断条件及び前記コピーの可否の判断に使用する対象セルを設定可能としたことを特徴とする請求項6又は7に記載の表編集装置。
- 前記対象セルは、コピー元の表データ内に含まれるセルであり、前記コピーの可否を判断するための判断条件は、前記対象セルに所定の文字列が含まれているか否かを示す条件式であることを特徴とする請求項8に記載の表編集装置。
- 前記設定手段は、前記コピー元の表データのブロック毎に設定する内容に優先順位を設定可能であり、
前記記憶手段は、前記設定内容を優先順位とともに記憶し、
前記コピー制御手段は、前記記憶手段に記憶されている優先順位に基づいてコピーを行うことを特徴とする請求項6〜9の何れか一項に記載の表編集装置。 - コンピュータを、
ペースト先の表データのブロック毎に、ペーストを許可する許可条件を設定する設定手段、
前記設定手段により設定された設定内容を記憶する記憶手段、
コピー元の表データをコピーしペースト先の表データにペーストする際に、前記記憶手段に記憶されている設定内容に基づいてペーストを実行するペースト制御手段、
として機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
コピー元の表データのブロック毎に、コピーを許可する許可条件を設定する設定手段、
前記設定手段により設定された設定内容を記憶する記憶手段、
前記記憶手段に記憶されている設定内容に基づいて、コピー元の表データをコピーするコピー制御手段、
前記コピー制御手段によりコピーされた表データをペースト先の表データにペーストするペースト制御手段、
として機能させるためのプログラム。
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