JP4462181B2 - 分数表示装置および分数表示プログラム - Google Patents
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Description
表示画面内に帯分数の整数部表示エリア、分子表示エリア、括線および分母表示エリアを設定する帯分数表示設定手段(例えば、図2のCPU8;図3のステップS26)と、
少なくとも数値および演算子を含む数式構成要素の入力操作をユーザから受ける数式構成要素入力手段(例えば、図1の各種キー群2;図3のステップS27等)と、
前記数式構成要素入力手段を介して入力操作された数式構成要素を前記整数部表示エリア、前記分子表示エリアおよび前記分母表示エリアのそれぞれに入力して前記表示画面に表示させる表示位置制御手段(例えば、図2のCPU8;図4のステップS65〜ステップS67等)と、
前記整数部表示エリアが未入力の状態又は数値のみ入力されている状態では、前記数式構成要素入力手段を介して入力操作された演算子が前記表示位置制御手段によって当該整数部表示エリアに入力されるのを禁止する整数部表示制御手段(例えば、図2のCPU8;図5のステップS72)と、を備えることを特徴とする。
コンピュータに、
表示画面内に帯分数の整数部表示エリア、分子表示エリア、括線および分母表示エリアを設定する帯分数表示設定機能(例えば、図2のCPU8;図3のステップS26)と、
少なくとも数値および演算子を含む数式構成要素の入力操作をユーザから受ける数式構成要素入力機能(例えば、図1の各種キー群2;図3のステップS27等)と、
前記数式構成要素入力機能を介して入力操作された数式構成要素を前記整数部表示エリア、前記分子表示エリアおよび前記分母表示エリアのそれぞれに入力して前記表示画面に表示させる表示位置制御機能(例えば、図2のCPU8;図4のステップS65〜ステップS67等)と、
前記整数部表示エリアが未入力の状態又は数値のみ入力されている状態では、前記数式構成要素入力機能を介して入力操作された演算子が前記表示位置制御機能によって当該整数部表示エリアに入力されるのを禁止する整数部表示制御機能(例えば、図2のCPU8;図5のステップS72)と、を実現させることを特徴とする。
また、数式構成要素とは、数式を構成する要素であり、例えば数値や演算子、括弧などである。
前記数式構成要素入力手段には、数式構成要素として括弧の入力操作が可能であり、
前記整数部表示制御手段は、
前記整数部表示エリアの先頭に開き括弧が入力されている状態では、前記表示位置制御手段によって当該整数部表示エリア中、前記開き括弧の後に演算子が入力されるのを許可することを特徴とする。
前記表示画面に表示されている数式構成要素の削除操作をユーザから受ける削除手段(例えば、図1,図2のDELキー23;図5のステップS93)を備え、
前記整数部表示制御手段は、
前記整数部表示エリアに開き括弧および演算子がそれぞれ入力されている状態では、当該開き括弧の削除を禁止することを特徴とする。
前記整数部表示エリアに表示される数式構成要素を識別表示する整数部識別表示手段(例えば、図2のCPU8;図4のステップS67等)を備えることを特徴とする。
前記表示画面内に仮分数又は真分数の分子表示エリア、括線および分母表示エリアを設定する仮分数表示設定手段(例えば、図2のCPU8;図3のステップS25)と、
前記帯分数表示設定手段および前記仮分数表示設定手段の何れか一方の選択操作をユーザから受ける分数選択手段(例えば、図1,図2の仮分数キー26および帯分数キー27;図3のステップS20およびステップS21)とを有し、
前記表示位置制御手段は、
前記分数選択手段を介して前記帯分数表示設定手段が選択されている場合には、前記数式構成要素入力手段を介して入力操作された数式構成要素を前記整数部表示エリア、前記分子表示エリアおよび前記分母表示エリアのそれぞれに入力して前記表示画面に表示させ、
前記分数選択手段を介して前記仮分数表示設定手段が選択されている場合には、前記数式構成要素入力手段を介して入力操作された数式構成要素を前記分子表示エリアおよび前記分母表示エリアのそれぞれに入力して前記表示画面に表示させることを特徴とする。
前記表示画面内の数式を演算する演算手段(例えば、図2のCPU8;図5のステップS12)を有し、
この演算手段は、
仮分数の直前に数値が入力されている状態では、当該数値と仮分数とを乗算することを特徴とする。
[1.構成]
[1.1 外観構成]
図1に、この関数電卓1の正面図を示す。
この図に示すように、関数電卓1は、各種キー群2と、ディスプレイ3とを備えている。
続いて、関数電卓1の機能構成について説明する。
図2は、関数電卓1の機能構成を示すブロック図である。この図に示すように、関数電卓1は入力部4、表示部5、ROM(Read Only Memory)6、RAM(Random Access Memory)7およびCPU(Central Processing Unit)8等の機能部を備えており、各機能部はバス10で接続されている。
入力部4は、上述の各種キー群2を備えており、押下されたキーの信号をCPU8に出力するようになっている。
表示部5は、上述のディスプレイ3を備えており、CPU8からの信号に基づいて各種情報をディスプレイ3に表示するようになっている。
ROM6は、関数電卓1におけるメニュー表示処理や各種設定処理、各種演算処理等の動作に係る各種プログラムや、関数電卓1の備える種々の機能を実現するためのプログラム等を格納しており、本実施の形態においては、分数表示演算プログラム60を記憶している。ROM6中のプログラムは、CPU8によってROM6から読み出され、RAM7に展開された後に実行されるようになっている。
CPU8は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送を行うようになっている。具体的には、CPU8は、入力部4から入力される操作信号に応じてROM6に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、CPU8は、処理結果を表示するための表示制御信号を適宜表示部5に出力して、対応した表示情報を表示させる。
続いて、分数表示演算プログラム60がCPU8によって実行される場合の関数電卓1の動作例について、図3〜図5に示すフローチャートと、図6〜図12に示す画面遷移とを用いて説明する。なお、図6〜図12では、互いに対応させた状態で、ユーザの操作を図の左側に、ディスプレイ3の表示画面を図の右側に示している。
始めに、第1動作例として、真分数が入力される場合の関数電卓1の動作について説明する。
続いて、第2動作例として、帯分数が入力される場合の関数電卓1の動作について説明する。
続いて、第3動作例として、整数の直後に仮分数又は真分数が入力される場合の関数電卓1の動作について説明する。
続いて、第4動作例として、仮分数又は真分数の直前に整数が入力される場合の関数電卓1の動作について説明する。
続いて、第5動作例として、帯分数の整数部分に数式が入力される場合の関数電卓1の動作について説明する。
続いて、第6動作例として、帯分数の整数部分に数式が入力される場合の関数電卓1の他の動作について説明する。
続いて、第7動作例として、帯分数の整数部分に数式が入力される場合の関数電卓1の他の動作について説明する。
続いて、上述の動作例1〜7において説明していない動作について説明する。
まず、図3に示すように、ユーザにより新規な入力操作として括弧キー25が押下された場合(ステップS23;Yes)には、CPU8はカーソルCRの位置に括弧を表示させるようになっている。また、ユーザにより新規な入力操作として仮分数キー26、帯分数キー27、テンキー20および括弧キー25以外のキー、例えば電源キー29等が押下された場合(ステップS1〜ステップS2;Yes、ステップS20〜ステップS23;No)には、CPU8は当該キー操作に対応する処理を行うようになっている(ステップS24)。
上述した実施の形態では、本発明に係る分数表示装置が関数電卓に適用されることとして説明したが、携帯電話やパソコン、電子時計、PDA(Personal Digital Assistants)などに適用されることとしても良い。
2 キー群(数式構成要素入力手段)
8 CPU(帯分数表示設定手段、仮分数表示設定手段、分数設定制御手段、
表示位置制御手段、整数部表示制御手段、整数部識別表示手段、演算手段)
23 DELキー(削除手段)
26 仮分数キー(分数選択手段)
27 帯分数キー(分数選択手段)
60 分数表示演算プログラム(分数表示プログラム)
90 分子表示エリア
91 分母表示エリア
92 整数部表示エリア
93 括線
Claims (7)
- 表示画面内に帯分数の整数部表示エリア、分子表示エリア、括線および分母表示エリアを設定する帯分数表示設定手段と、
少なくとも数値および演算子を含む数式構成要素の入力操作をユーザから受ける数式構成要素入力手段と、
前記数式構成要素入力手段を介して入力操作された数式構成要素を前記整数部表示エリア、前記分子表示エリアおよび前記分母表示エリアのそれぞれに入力して前記表示画面に表示させる表示位置制御手段と、
前記整数部表示エリアが未入力の状態又は数値のみ入力されている状態では、前記数式構成要素入力手段を介して入力操作された演算子が前記表示位置制御手段によって当該整数部表示エリアに入力されるのを禁止する整数部表示制御手段と、
を備えることを特徴とする分数表示装置。 - 請求項1記載の分数表示装置において、
前記数式構成要素入力手段には、数式構成要素として括弧の入力操作が可能であり、
前記整数部表示制御手段は、
前記整数部表示エリアの先頭に開き括弧が入力されている状態では、前記表示位置制御手段によって当該整数部表示エリア中、前記開き括弧の後に演算子が入力されるのを許可することを特徴とする分数表示装置。 - 請求項2記載の分数表示装置において、
前記表示画面に表示されている数式構成要素の削除操作をユーザから受ける削除手段を備え、
前記整数部表示制御手段は、
前記整数部表示エリアに開き括弧および演算子がそれぞれ入力されている状態では、当該開き括弧の削除を禁止することを特徴とする分数表示装置。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載の分数表示装置において、
前記整数部表示エリアに表示される数式構成要素を識別表示する整数部識別表示手段を備えることを特徴とする分数表示装置。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の分数表示装置において、
前記表示画面内に仮分数又は真分数の分子表示エリア、括線および分母表示エリアを設定する仮分数表示設定手段と、
前記帯分数表示設定手段および前記仮分数表示設定手段の何れか一方の選択操作をユーザから受ける分数選択手段とを有し、
前記表示位置制御手段は、
前記分数選択手段を介して前記帯分数表示設定手段が選択されている場合には、前記数式構成要素入力手段を介して入力操作された数式構成要素を前記整数部表示エリア、前記分子表示エリアおよび前記分母表示エリアのそれぞれに入力して前記表示画面に表示させ、
前記分数選択手段を介して前記仮分数表示設定手段が選択されている場合には、前記数式構成要素入力手段を介して入力操作された数式構成要素を前記分子表示エリアおよび前記分母表示エリアのそれぞれに入力して前記表示画面に表示させることを特徴とする分数表示装置。 - 請求項5記載の分数表示装置において、
前記表示画面内の数式を演算する演算手段を有し、
この演算手段は、
仮分数の直前に数値が入力されている状態では、当該数値と仮分数とを乗算することを特徴とする分数表示装置。 - コンピュータに、
表示画面内に帯分数の整数部表示エリア、分子表示エリア、括線および分母表示エリアを設定する帯分数表示設定機能と、
少なくとも数値および演算子を含む数式構成要素の入力操作をユーザから受ける数式構成要素入力機能と、
前記数式構成要素入力機能を介して入力操作された数式構成要素を前記整数部表示エリア、前記分子表示エリアおよび前記分母表示エリアのそれぞれに入力して前記表示画面に表示させる表示位置制御機能と、
前記整数部表示エリアが未入力の状態又は数値のみ入力されている状態では、前記数式構成要素入力機能を介して入力操作された演算子が前記表示位置制御機能によって当該整数部表示エリアに入力されるのを禁止する整数部表示制御機能と、
を実現させることを特徴とする分数表示プログラム。
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