JP2008146532A - 数式処理装置及び数式処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】入力した数値計算式に対応する公式を確認することを可能とする。
【解決手段】関数電卓1は、数値計算式の入力操作をユーザから受ける入力部2と、入力された数値計算式を表示するディスプレイ3と、公式の表示を指示する公式表示操作をユーザから受けるFORMキー25と、公式表示操作を受けた場合に、数値計算式中の各数値を変数に置換した公式をディスプレイ3に表示させるCPU8と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、数式処理装置及び数式処理プログラムに関する。
従来、種々の計算式の演算を行う計算装置として、数値計算を行う度にその計算式を順次記憶し、過去の数値計算の結果を次の計算に引用可能とするものがある。また、このような計算装置においては、複数の計算結果を表示させた後、何れか1つの計算結果を指定すると、この計算結果が算出された元の数値計算式が表示されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、数値計算式の計算を行う場合には、その式中の数値を変数に置換した公式(一般式)によって数式の内容を確認したい場合がある。
特開2004−206405号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の計算電卓では、過去の数値計算式を表示させることはできるものの、数値計算式を一般化した公式を表示させることはできない。
本発明の課題は、入力した数値計算式に対応する公式を確認することのできる数式処理装置及び数式処理プログラムを提供することである。
請求項1記載の発明は、数式処理装置であって、
数値計算式の入力操作をユーザから受ける数値計算式入力手段と、
入力された数値計算式を表示する表示手段と、
公式の表示を指示する公式表示操作をユーザから受ける公式表示指示手段と、
前記公式表示指示手段が公式表示操作を受けた場合に、数値計算式中の各数値を変数に置換した公式を前記表示手段に表示させる公式表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の数式処理装置において、
前記公式中の各変数に対する数値の入力操作をユーザから受ける変数数値入力手段と、
各変数に対して数値の入力された前記公式を計算し、その計算結果を前記表示手段に表示させる公式計算結果表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の数式処理装置において、
前記公式表示制御手段は、
数式構造が共通するとともに各対応箇所の少なくとも1部の数値が共通する複数の数値計算式が前記数値計算式入力手段によって入力された後に、前記公式表示指示手段が公式表示操作を受けた場合に、最後に入力された数値計算式中の各数値のうち、この数値計算式よりも先に入力された数値計算式との間で異なる数値のみを変数に置換した公式を前記表示手段に表示させる共通公式表示制御手段を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の数式処理装置において、
数値計算式を計算する数値計算手段と、
各数値計算式の前記公式と計算結果とを対応付けて記憶する計算結果記憶手段とを備え、
前記数値計算式入力手段は、
前記計算結果記憶手段に記憶された計算結果を引用して数値計算式に入力する操作をユーザから受ける計算結果引用入力手段を有し、
前記公式表示制御手段は、
計算結果を引用する数値計算式について前記公式表示指示手段が公式表示操作を受けた場合に、
当該数値計算式中で引用されている計算結果を当該計算結果と対応する前記公式に、当該数値計算式中の各数値を変数にそれぞれ置換した公式を前記表示手段に表示させる計算結果引用公式表示制御手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、数式処理プログラムであって、
コンピュータに、
数値計算式の入力操作をユーザから受ける数値計算式入力機能と、
入力された数値計算式を表示する表示機能と、
公式の表示を指示する公式表示操作をユーザから受ける公式表示指示機能と、
前記公式表示指示機能によって公式表示操作を受けた場合に、数値計算式中の各数値を変数に置換した公式を前記表示機能によって表示させる公式表示制御機能と、
を実現させることを特徴とする。
本発明によれば、数値計算式中の各数値を変数に置換した公式が表示されるので、従来と異なり、入力した数値計算式に対応する公式を確認することができる。
以下、本発明に係る数式処理装置について、図を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明に係る数式処理装置の第1実施形態について説明する。
[1.1 外観構成]
図1は、本発明に係る数式処理装置を適用した関数電卓1の正面図である。
この図に示すように、関数電卓1は、各種キー群2と、ディスプレイ3とを備えている。
各種キー群2は、ユーザから数値や演算記号等の入力操作を受けたり、各種処理の指示操作を受けたりするためのキー群であり、それぞれ固有の機能を割り当てられた複数のキーを備えている。本実施の形態においては、各種キー群2は、テンキー20、演算記号キー21、イコールキー22、DELキー23、方向キー24、FORMキー25、ANSキー26等を備えて構成されている。
このうち、テンキー20は数値の入力操作を受けるキーであり、演算記号キー21は各種演算記号の入力操作を受けるキーである。
イコールキー22は、数式の入力後に演算処理の実行を指示するキーとして機能するようになっている。DELキー23は、ディスプレイ3に表示されている数値や演算記号などの削除操作を受けるキーである。
方向キー24は、ディスプレイ3に表示されている数式中で編集対象位置を示すカーソルCR(図5等参照)を所定の移動方向に移動させる場合等に押下されるキーであり、本実施の形態においては、上下左右の4方向について入力可能に構成されている。
FORMキー25は、入力された数値計算式の公式化を指示するキーとして機能するようになっている。ここで、数値計算式の公式化とは、数値計算式の少なくとも1部の数値を変数に置換することをいう。
ANSキー26は、後述の図9に示すように、前回の数値計算結果の引用を指示するキーとして機能するようになっている。
ディスプレイ3は、各種キー群2の押下に応じた文字や符号、数式、演算結果などの他、関数電卓1を使用するために必要な各種データが表示される部分である。なお、本実施の形態におけるディスプレイ3は、ドットマトリクス液晶で構成されているものとして説明するが、例えば、TFT(Thin Film Transistor)液晶やPDP(Plasma Display Panel)等、他の表示装置でも良いことは勿論である。
[1.2 機能構成]
続いて、関数電卓1の機能構成について説明する。
図2は、関数電卓1の機能構成を示すブロック図である。この図に示すように、関数電卓1は入力部4、表示部5、ROM(Read Only Memory)6、RAM(Random Access Memory)7及びCPU(Central Processing Unit)8等の機能部を備えており、各機能部はバス10で接続されている。
入力部4は、上述の各種キー群2を備えており、押下されたキーの信号をCPU8に出力するようになっている。
表示部5は、上述のディスプレイ3を備えており、CPU8からの信号に基づいて各種情報をディスプレイ3に表示するようになっている。
ROM6は、関数電卓1におけるメニュー表示処理や各種設定処理、各種演算処理等の動作に係るプログラムや、関数電卓1の備える種々の機能を実現するためのプログラム等を格納しており、本実施の形態においては、本発明に係る数式処理プログラム60と、数式記憶テーブル61とを格納している。
数式処理プログラム60は、後述の数式処理(図3〜図4参照)をCPU8に実行させるためのプログラムである。
数式記憶テーブル61は、数値計算式と、その解と、数値計算式について後述の数式処理(図3〜図4参照)により生成される公式とを対応付けて蓄積記憶するようになっている。
RAM7は、CPU8が実行する各種プログラムや、これらのプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持する随時書き込み可能なメモリである。
CPU8は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送を行うようになっている。具体的には、CPU8は、入力部4から入力される操作信号に応じて、ROM6中のプログラムを読み出してRAM7に展開し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、CPU8は、処理結果を表示するための表示制御信号を表示部5に適宜出力して、対応した情報を表示させる。
[1.3 関数電卓の動作]
続いて、関数電卓1の動作について説明する。図3〜図4は、CPU8がROM6から数式処理プログラム60を読み出して実行する数式処理の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、図3に示すように、各種キー群2を介して数値計算式の数式構成要素が入力されると(ステップS1)、CPU8はイコールキー22が操作されるか否かを判定し(ステップS2)、操作されないと判定した場合(ステップS2;No)には、現時点で入力されている数値計算式をディスプレイ3に表示させ(ステップS3)、上記ステップS1の処理に戻る。
また、ステップS2においてイコールキー22が操作されたと判定した場合(ステップS2;Yes)には、CPU8は、計算・公式記憶処理を行う(ステップS4)。
具体的には、図4に示すように、まずCPU8は、入力された数値計算式について計算を実行した後(ステップS41)、この数値計算式及び計算結果と、式中の各数値を変数に置換した公式とを対応付けて数式記憶テーブル61に記憶させる(ステップS42)。ここで、本実施の形態においては、CPU8は、式中で1番目に出現する数値を変数「A」に、2番目に出現する数値を変数「B」に置換するというように、式中の各数値をアルファベット順に変数に置換するようになっている。そして、CPU8は、ステップS41での計算結果をディスプレイ3に表示させ(ステップS43)、計算・公式記憶処理を終了する。
次に、図3に示すように、ユーザによってキー入力がされると(ステップS5)、CPU8は、操作されたのがFORMキー25であるか否かを判定し(ステップS6)、FORMキー25ではないと判定した場合(ステップS6;No)には、上述のステップS2の処理に戻る。
一方、ステップS6においてFORMキー25が操作されたと判定した場合(ステップS6;Yes)には、CPU8は、ステップS42で数式記憶テーブル61に記憶された今回の公式をディスプレイ3に表示させた後(ステップS7)、公式計算処理に移行する。そして、この公式計算処理では、CPU8は、入力部4を介して公式中の各変数について入力を受けた後、数式を計算するようになっている。
[1.4 動作例]
続いて、上記の数式処理を具体的に説明する。図5は、数式処理の実行画面例を示す図である。なお、この図5では、ユーザによるキー操作を図中の右側に示している。
まず、図5(a)に示すように、数値計算式「√(32+42)」が入力され(ステップS1)、イコールキー22が操作されると(ステップS2)、式中の数値を変数に置換した公式「√(A2+B2)」が数式記憶テーブル61に記憶され(ステップS42)、数値計算式の計算結果「5」がディスプレイ3に表示される(ステップS43)。
次に、FORMキー25が操作されると(ステップS6;Yes)、図5(b)に示すように、数式記憶テーブル61に記憶された今回の公式「√(A2+B2)」が表示される(ステップS7)。
そして、図5(b)〜(d)に示すように、公式中の各変数「A」,「B」について数値「6」,「8」が入力されると、数式が計算されて計算結果「10」が表示される。
以上の関数電卓1によれば、図3のステップS7や、図5で示したように、数値計算式中の各数値を変数に置換した公式が表示されるので、従来と異なり、入力した数値計算式に対応する公式を確認することができる。
また、図5で示したように、各変数に対して数値の入力された公式が計算され、その計算結果が表示されるので、過去に計算した数値計算式の中で、一部の数値を変更して計算し直すことができる。従って、数式構造の共通する複数の数値計算式をそれぞれ計算する場合に、各式で共通する演算記号などの入力を省くことが出来る分、数値計算式の入力効率を高めることができる。
<第2実施形態>
続いて、本発明に係る数式処理装置の第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施の形態との間で互いに対応する部分が同様に構成されている場合には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
[2.1 構成]
本実施の形態における関数電卓1AのROM6Aは、上述の図2に示すように、数式処理プログラム60Aを備えている。
この数式処理プログラム60Aは、後述の数式処理(図3,図6参照)をCPU8に実行させるためのプログラムである。
[2.2 関数電卓の動作]
続いて、関数電卓1Aの動作について説明する。図3,図6は、CPU8がROM6Aから数式処理プログラム60Aを読み出して実行する数式処理の動作を説明するためのフローチャートである。なお、この関数電卓1Aの動作は、上記関数電卓1の動作と比較してステップS4の計算・公式記憶処理のみが異なるため、これ以外の動作については説明を省略する。
本実施の形態における計算・公式記憶処理においては、図6に示すように、まず、CPU8は、ステップS1(図3参照)で入力された数値計算式について計算を実行して数値計算式及び計算結果を数式記憶テーブル61に記憶させた後(ステップT41)、この式中の数値を変数に置換して公式とし(ステップT42)、この公式と数式記憶テーブル61に記憶されている前回の公式とを比較する(ステップT43)。なお、本実施の形態において、CPU8は、上記第1の実施形態と同様に、アルファベット順に従って式中の各数値を変数に置換するようになっている。
次に、CPU8は、2つの公式が同一であるか否か、つまり、前回の数値計算式と今回の数値計算式との数式構造が共通するか否かを判定し(ステップT44)、同一ではないと判定した場合(ステップT44;No)には、今回の公式を数値計算式及び計算結果に対応付けて数式記憶テーブル61に記憶させ(ステップT45)、ステップT41での計算結果をディスプレイ3に表示させた後(ステップT50)、計算・公式記憶処理を終了する。
一方、ステップT44において2つの公式が同一であると判定した場合(ステップT44;Yes)には、CPU8は、数式記憶テーブル61内の情報に基づき、公式中の変数の各対応箇所について、前回の数値計算式で入力されていた数値と今回の数値計算式で入力されていた数値とを比較する(ステップT47)。
次に、CPU8は、公式中の少なくとも1つの変数の対応箇所について、前回の数値計算式で入力されていた数値と今回の数値計算式で入力されていた数値とに共通する同じ数値があるか否かを判定し(ステップT48)、同じ数値がないと判定した場合(ステップT48;No)には、上述のステップT45の処理に移行する。
また、ステップT48において同じ数値があると判定した場合(ステップT48;Yes)には、CPU8は、上記ステップT42で生成した公式のうち、同じ数値の入力された変数部分を当該数値に置換して定数とした公式を数式記憶テーブル61に記憶させ(ステップT49)、上述のステップT50の処理に移行し、計算・公式記憶処理を終了する。
[2.3 動作例]
続いて、上記の数式処理を具体的に説明する。図7は、数式処理の実行画面例を示す図である。なお、この図7では、ユーザによるキー操作を図中の右側に示している。
まず、図7(a)に示すように、数値計算式「(1+2+3)÷3」が入力され(ステップS1)、イコールキー22が操作されると(ステップS2)、この数値計算式が公式「(A+B+C)÷D」とされる(ステップT42)。次に、数式記憶テーブル61には前回の公式がないため、今回の公式「(A+B+C)÷D」が数式記憶テーブル61に記憶され(ステップT45)、数値計算式の計算結果「2」がディスプレイ3に表示される(ステップT50)。
次に、図7(b)に示すように、数値計算式「(4+5+6)÷3」が入力され(ステップS1)、イコールキー22が操作されると(ステップS2)、この数値計算式が公式「(A+B+C)÷D」とされる(ステップT42)。次に、今回の公式「(A+B+C)÷D」と、数式記憶テーブル61に記憶された前回の公式「(A+B+C)÷D」とが同一であり(ステップT44;Yes)、この公式中の変数「D」の対応箇所について各数値計算式で入力されていた数値がともに「3」であるため(ステップT48;Yes)、変数「D」を定数「3」とした公式「(A+B+C)÷3」が数式記憶テーブル61に記憶される(ステップT49)。
次に、FORMキー25が操作されると(ステップS6;Yes)、図7(c)に示すように、数式記憶テーブル61に記憶された今回の公式「(A+B+C)÷3」が表示される(ステップS7)。
そして、図7(c)〜(f)に示すように、公式中の各変数「A」,「B」,「C」について数値「7」,「8」,「9」が入力されると、数式が計算されて計算結果「8」が表示される。
以上の関数電卓1Aによれば、上記第1の実施形態における関数電卓1と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、図6のステップT49〜T50や図7で示したように、数式構造が共通するとともに各対応箇所の少なくとも1部の数値が共通する複数の数値計算式が入力された後にFORMキー25が操作された場合に、最後に入力された数値計算式中の各数値のうち、この数値計算式よりも先に入力された数値計算式との間で異なる数値のみを変数に置換した公式が表示されるので、複数の数値計算式の間で共通する数値を定数として数値計算式が公式化される。従って、この公式中の各変数に対して数値を入力するときに、値の変動しない定数部分について数値を入力する手間を省くことができる分、入力効率を高めることができる。
<第3実施形態>
続いて、本発明に係る数式処理装置の第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施の形態との間で互いに対応する部分が同様に構成されている場合には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
[3.1 構成]
本実施の形態における関数電卓1BのROM6Bは、上述の図2に示すように、数式処理プログラム60Bを備えている。
この数式処理プログラム60Bは、後述の数式処理(図3,図8参照)をCPU8に実行させるためのプログラムである。
[3.2 関数電卓の動作]
続いて、関数電卓1Bの動作について説明する。図3,図8は、CPU8がROM6Bから数式処理プログラム60Bを読み出して実行する数式処理の動作を説明するためのフローチャートである。なお、この関数電卓1Bの動作は、上記関数電卓1の動作と比較してステップS4の計算・公式記憶処理のみが異なるため、これ以外の動作については説明を省略する。
本実施の形態における計算・公式記憶処理においては、図8に示すように、まず、CPU8は、ステップS1(図3参照)で入力された数値計算式について計算を実行して数値計算式及び計算結果を数式記憶テーブル61に記憶させた後(ステップU41)、この式中の数値を変数に置換して公式とする(ステップU42)。なお、本実施の形態において、CPU8は、上記第1の実施形態と同様に、アルファベット順に従って式中の各数値を変数に置換するようになっている。
次に、CPU8は、前回の計算結果の引用を示す「Ans」が当該公式中に含まれるか否かを判定し(ステップU43)、含まれないと判定した場合(ステップU43;No)には、今回の公式を数値計算式及び計算結果に対応付けて数式記憶テーブル61に記憶させ(ステップU44)、ステップU41での計算結果をディスプレイ3に表示させた後(ステップU48)、計算・公式記憶処理を終了する。
一方、ステップU43において公式中に「Ans」が含まれると判定した場合(ステップU43;Yes)には、CPU8は、当該「Ans」の部分を、その計算結果と対応する前回の公式に置換する(ステップU46)。
次に、CPU8は、今回の公式中、前回の公式で既に使用されているために重複している変数名を、未使用の変数名に変更した公式を数値計算式及び計算結果と対応付けて数式記憶テーブル61に記憶させ(ステップU47)、上述のステップU48の処理に移行し、計算・公式記憶処理を終了する。例えば、ステップU47の処理において前回の公式で変数「A」〜「C」が使用されている場合には、今回の公式中の変数が「D」以降に変更される。
[3.3 動作例]
続いて、上記の数式処理を具体的に説明する。図9は、数式処理の実行画面例を示す図である。なお、この図9では、ユーザによるキー操作を図中の右側に示している。
まず、図9(a)に示すように、数値計算式「3+5」が入力され(ステップS1)、イコールキー22が操作されると(ステップS2)、この数値計算式が公式「A+B」とされた後(ステップU42)、公式中に「Ans」がないため、今回の公式「A+B」が数式記憶テーブル61に記憶され(ステップU44)、数値計算式の計算結果「8」がディスプレイ3に表示される(ステップU48)。
次に、図9(b)に示すように、Ansキー26等を用いて数値計算式「Ans×4」が入力され(ステップS1)、イコールキー22が操作されると(ステップS2)、この数値計算式が公式「Ans×A」とされる(ステップU42)。
次に、この公式「Ans×A」には「Ans」があるため(ステップU43;Yes)、当該「Ans」の部分が前回の公式「A+B」に変更される(ステップU46)。次に、今回の公式「(A+B)×A」中、前回の公式「A+B」で使用済みの変数名「A」が未使用の変数名「C」に変更された後、変更後の公式「(A+B)×C」が数式記憶テーブル61に記憶され、数値計算式の計算結果「32」がディスプレイ3に表示される(ステップU48)。
次に、図9(c)に示すように、数値計算式「Ans÷2」が入力され(ステップS1)、イコールキー22が操作されると(ステップS2)、この数値計算式が公式「Ans÷A」とされる(ステップU42)。
次に、この公式「Ans÷A」には「Ans」があるため(ステップU43;Yes)、当該「Ans」の部分が前回の公式「(A+B)×C」に変更される(ステップU46)。次に、今回の公式「((A+B)×C)÷A」中、前回の公式「(A+B)×C」で使用済みの変数名「A」が未使用の変数名「D」に変更された後、変更後の公式「((A+B)×C)÷D」が数式記憶テーブル61に記憶され、数値計算式の計算結果「16」がディスプレイ3に表示される(ステップU48)。
次に、FORMキー25が操作されると(ステップS6;Yes)、図9(d)に示すように、数式記憶テーブル61に記憶された今回の公式「((A+B)×C)÷D」が表示される(ステップS7)。
そして、図9(e)に示すように、公式中の各変数「A」等について数値が入力されると、数式が計算されて計算結果が表示される。
以上の関数電卓1Bによれば、上記第1の実施形態における関数電卓1と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、図8のステップU46〜U48や、図9で示したように、計算結果を引用する数値計算式についてFORMキー25が操作された場合に、当該数値計算式中で引用されている計算結果を当該計算結果と対応する公式に、当該数値計算式中の各数値を変数にそれぞれ置換した公式が表示されるので、前回の数値計算結果を引用して計算を繰り返した場合に、複数回に分けて行った一連の数値計算式の全体について、対応する公式を確認することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の改良及び設計の変更をおこなっても良い。
例えば、上述した実施の形態では、本発明に係る数式処理装置が関数電卓に適用されることとして説明したが、携帯電話やパソコン、電子時計、PDA(Personal Digital Assistants)などに適用されることとしても良い。
本発明に係る数式処理装置を適用した関数電卓の外観図である。。 本発明に係る数式処理装置を適用した関数電卓の概略構成を示すブロック図である。 数式処理を示すフローチャートである。 計算・公式記憶処理を示すフローチャートである。 数式処理の実行画面例を示す図である。 計算・公式記憶処理を示すフローチャートである。 数式処理の実行画面例を示す図である。 計算・公式記憶処理を示すフローチャートである。 数式処理の実行画面例を示す図である。
符号の説明
1 関数電卓(数式処理装置、コンピュータ)
2 入力部(数値計算式入力手段、変数数値入力手段)
3 ディスプレイ(表示手段)
8 CPU(公式表示制御手段、公式計算結果表示制御手段、
共通公式表示制御手段、数値計算手段、計算結果引用公式表示制御手段)
25 FORMキー(公式表示指示手段)
26 ANSキー(計算結果引用入力手段)
61 数式記憶テーブル(計算結果記憶手段)

Claims (5)

  1. 数値計算式の入力操作をユーザから受ける数値計算式入力手段と、
    入力された数値計算式を表示する表示手段と、
    公式の表示を指示する公式表示操作をユーザから受ける公式表示指示手段と、
    前記公式表示指示手段が公式表示操作を受けた場合に、数値計算式中の各数値を変数に置換した公式を前記表示手段に表示させる公式表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする数式処理装置。
  2. 請求項1記載の数式処理装置において、
    前記公式中の各変数に対する数値の入力操作をユーザから受ける変数数値入力手段と、
    各変数に対して数値の入力された前記公式を計算し、その計算結果を前記表示手段に表示させる公式計算結果表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする数式処理装置。
  3. 請求項1または2記載の数式処理装置において、
    前記公式表示制御手段は、
    数式構造が共通するとともに各対応箇所の少なくとも1部の数値が共通する複数の数値計算式が前記数値計算式入力手段によって入力された後に、前記公式表示指示手段が公式表示操作を受けた場合に、最後に入力された数値計算式中の各数値のうち、この数値計算式よりも先に入力された数値計算式との間で異なる数値のみを変数に置換した公式を前記表示手段に表示させる共通公式表示制御手段を有することを特徴とする数式処理装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の数式処理装置において、
    数値計算式を計算する数値計算手段と、
    各数値計算式の前記公式と計算結果とを対応付けて記憶する計算結果記憶手段とを備え、
    前記数値計算式入力手段は、
    前記計算結果記憶手段に記憶された計算結果を引用して数値計算式に入力する操作をユーザから受ける計算結果引用入力手段を有し、
    前記公式表示制御手段は、
    計算結果を引用する数値計算式について前記公式表示指示手段が公式表示操作を受けた場合に、
    当該数値計算式中で引用されている計算結果を当該計算結果と対応する前記公式に、当該数値計算式中の各数値を変数にそれぞれ置換した公式を前記表示手段に表示させる計算結果引用公式表示制御手段を有することを特徴とする数式処理装置。
  5. コンピュータに、
    数値計算式の入力操作をユーザから受ける数値計算式入力機能と、
    入力された数値計算式を表示する表示機能と、
    公式の表示を指示する公式表示操作をユーザから受ける公式表示指示機能と、
    前記公式表示指示機能によって公式表示操作を受けた場合に、数値計算式中の各数値を変数に置換した公式を前記表示機能によって表示させる公式表示制御機能と、
    を実現させることを特徴とする数式処理プログラム。
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