JP5979212B2 - 電子機器およびプログラム - Google Patents

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    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/02Digital computers in general; Data processing equipment in general manually operated with input through keyboard and computation using a built-in program, e.g. pocket calculators
    • G06F15/0225User interface arrangements, e.g. keyboard, display; Interfaces to other computer systems

Description

本発明は、電子機器およびプログラムに係り、特にVerify機能を有する関数電卓等の電子機器およびプログラムに関する。
従来から、関数電卓等の電子機器として、Verify(検証)機能を有する電子機器が知られている。例えば特許文献1には、演算式を入力し、ユーザ自身の計算による解を入力した上で検証を行わせるキー操作を行うと、ユーザの解と、演算式から算出される複数の解とを比較して真偽(正解や不正解等)を表示する演算表示装置等が記載されている。
また、例えば特許文献2には、入力された方程式と、入力された変形式の解が一致するか否かを判別するVerify機能を備え、ユーザが入力した置換式で方程式を記述した置換方程式が入力された場合でもVerify処理を行うことが可能な電子機器等が記載されている。
特開2000−298423号公報 特開2011−232468号公報
ところで、従来のVerify機能を有する関数電卓等の電子機器では、等号(=)や不等号(>、<、≧、≦)の左辺と右辺とを比較し、等号や不等号が成立しているか否か、すなわち真偽を判定するように構成されていた。そのため、例えば、ユーザがノート等で式の展開を行う場合には、通常、
(x+1)(x+5)=x+x+5x+5 …(1)
=x+6x+5 …(2)
のように数式を記載して式を展開するが、従来の電子機器では、少なくとも上記の(2)の数式については左辺が記載されていないため、Verify機能が働かず真偽を判定することができなかった。
そして、従来の電子機器では、上記のように式を展開する場合、Verify機能で上記の(1)の数式が真と判定されると、
(x+1)(x+5)=x+x+5x+5 …(1)
+x+5x+5=…
のように、ユーザが、真と判定された上記(1)の数式の右辺をもう一度左辺に入力し直して、式の展開を行わなければならなかった。
そして、同様の問題が、例えば、因数分解を行うような場合や不等号を用いた数式の場合等にも生じていた。そこで、Verify機能を有する電子機器を使用する際に、ユーザがより容易に式の計算や数の比較等を行うことができるようにし、電子機器をより使い勝手が良いものとすることが求められている。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、式の計算や数の比較等を容易に行うことができ、使い勝手が良い電子機器およびプログラムを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明の電子機器は、
左辺、等号または不等号、右辺の順に表記される数式を入力する入力手段と、
前記入力手段から入力された数式をディスプレイ上に表示させる表示制御手段と、
前記入力された数式を検証し、真または偽の検証結果を出力する検証手段と、
前記検証手段による前記数式の検証結果が真である場合に、検証された前記数式の右辺を新たな数式の左辺として表示させ、ユーザに右辺の入力を行わせる入力制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、電子機器を、式の計算や数の比較等を容易に行うことができ、ユーザにとって使い勝手が良いものとすることが可能となる。
電子機器の一例としての関数電卓の概観を示す平面図である。 関数電卓の内部構成を示すブロック図である。 Verifyモードにおける電子機器のCPUの動作を説明するフローチャートである。 (A)〜(C)ディスプレイ上に表示される表示例等を表す図である。 (A)〜(E)ディスプレイ上に表示される表示例等を表す図である。 (A)〜(E)ディスプレイ上に表示される表示例等を表す図である。 履歴表示処理における電子機器のCPUの動作を説明するフローチャートである。 (A)、(B)ディスプレイ上に表示される表示例等を表す図である。
以下、本発明に係る電子機器の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下では、電子機器が関数電卓である場合について説明するが、本発明は、電子機器が関数電卓である場合に限定されず、例えばスマートフォンや携帯情報端末等で式の計算や数の比較等を行う場合のように、式の計算や数の比較等を行うことが可能な電子機器であればどのような電子機器にも適用される。また、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本実施形態に係る電子機器の例としての関数電卓の平面図である。図1に示すように、関数電卓1は、各種キー群を有する入力キー群2と、ディスプレイ10とを備えている。
入力キー群2は、ユーザから数値や計算記号等の数式構成要素の入力操作を受けたり、各種処理の指示操作を受けたりするためのキー群であり、それぞれ固有の機能を割り当てられた複数のキーを備えている。本実施形態においては、入力キー群2は、テンキー20やカーソルキー21、MENUキー22、EXEキー23、VERIFYキー24等を備えている。
このうち、テンキー20は数値の入力操作を受けるキーである。また、カーソルキー21は、ディスプレイ10内で編集対象位置や選択対象位置を示すカーソルを所定の方向に移動させる場合等に押下されるキーであり、本実施形態では、上下左右の4方向について入力可能に構成されている。
MENUキー22は、ユーザが種々の機能を設定したり選択したりする際に押下されるキーであり、EXEキー23は、所定の処理を実行させるために押下するキーである。VERIFYキー24は、関数電卓1をVerifyモードに設定し、後述するCPU11に検証(Verify)処理を実行させるために押下するキーである。
また、ディスプレイ10は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)等により構成されており、入力キー群2などの操作に応じた数や文字、符号、等号或いは不等号等からなる数式や、Verifyモードでの検証結果等の各種データを、複数のドットにより表示するようになっている。なお、ディスプレイ10に、タッチパネルを、例えば表示画面全面に亘って一体的に設けることも可能であり、ユーザがタッチパネルにタッチすることにより入力を行うこともできるように構成することも可能である。
[内部構成]
次に、関数電卓1の内部構造について説明する。図2は、関数電卓1の内部構成を示すブロック図である。図2に示すように、関数電卓1は、CPU(Central Processing Unit)11と、表示駆動部12と、キー入力部13と、通信部14と、記録媒体読取部15と、記憶部16と、RAM(Random Access Memory)17とを備えて構成されている。
表示駆動部12は、CPU11からの制御に従って、前述したディスプレイ10上に各種情報を表示するように駆動制御するようになっている。
キー入力部13は、前述した入力キー群2(前述したようにタッチパネルを設ける場合には入力キー群2とタッチパネル)を備えており、ユーザ操作により入力されたキーに対応するキー入力信号をCPU11に出力する。そして、CPU11は、ユーザが入力キー群2に対して操作を行って数や文字、符号、等号或いは不等号等を入力して数式を入力し、キー入力部13から数式のデータが入力されると、表示駆動部12に、入力された数式をディスプレイ10上に表示させたり、演算を実行したり、検証処理を実行したり、或いは種々の処理を行う。
通信部14は、関数電卓1を例えば図示しないネットワークに接続した場合等に、これを介してネットワーク等に接続される外部機器(例えばサーバやコンピュータ等)との間で通信を行う。
記録媒体読取部15は、着脱自在に装着されるUSBメモリ等の外部情報記録媒体15Aから情報を読み取るようになっている。なお、後述する本発明に係るプログラムを外部情報記録媒体15Aから記録媒体読取部15経由で読み込むように構成することも可能であり、また、本発明に係るプログラムを関数電卓1から外部情報記録媒体15Aに読み出すことができるように構成することも可能である。
記憶部16は、本発明に係るプログラムを含む各種のプログラムを記憶する記憶領域160を備えており、その他、必要なデータや情報等を記憶している。
RAM17は、CPU11が各種の処理を行う際の作業領域とされるとともに、少なくとも、上記のように入力キー群2が操作されて入力された入力データを一時的に記憶する記憶領域170や、ディスプレイ10上に表示させる表示データを一時的に記憶する記憶領域171、後述する連続入力を行うために必要なデータ(すなわち連続入力用データ)を一時的に記憶する記憶領域172、後述する真であると検証された数式の履歴のデータ(すなわち履歴データ)を一時的に記憶する記憶領域173等を備えている。
CPU11は、関数電卓1の各部を中央制御する。具体的には、CPU11は、記憶部16の記憶領域160に記憶されているシステムプログラムや各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAM17の作業領域に展開し、RAM17に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。また、CPU11は、表示駆動部12を制御して、ディスプレイ10上に必要な表示を行わせるようになっている。
[動作]
次に、本実施形態に係る電子機器である関数電卓1における動作について、各図面に示すフローチャートに基づいて説明する。また、本実施形態に係る電子機器である関数電卓1の作用についてもあわせて説明する。なお、以下で説明する関数電卓1の動作は、前述した本発明に係るプログラムに従って行われるため、以下の説明は、本発明に係るプログラムについての説明にもなっている。
[Verifyモードにおける動作について]
関数電卓1のCPU11は、ユーザによりVERIFYキー24(図1参照)が押下されるとVerifyモードに移行し、以下で説明するように、入力された数式を検証し、真または偽の検証結果を出力する検証(Verify)処理を実行するようになっている。以下、VerifyモードにおけるCPU11の動作等について、図3のフローチャートに基づいて説明する。
CPU11は、検証すべき数式がユーザのキー操作により入力されると、入力された数式をディスプレイ10上に表示する(ステップS1)。そして、EXEキー23が押下されると(ステップS2;Yes。後述する図4(B)や図5(B)参照)、検証処理を実行する。その際、CPU11は、図4(A)に示すように、入力された数式に複数の等号(或いは不等号)が含まれているか判断し(ステップS3)、複数含まれている場合には(ステップS3;Yes)、最も右側に表記されている等号(或いは不等号)に関する式(図4(A)の場合は4−2=2×1)を検証処理の対象とする(ステップS4)。
なお、図5(A)に示すように、数式に複数の等号(或いは不等号)が含まれていない場合には(ステップS3;No)、CPU11は、ステップS4の処理を飛ばしてステップS5の処理に移る。また、以下では、等号や不等号のことをまとめて記号という。
CPU11は、続いて、検証の対象である数式に含まれる記号が等号であるか判断し(ステップS5)、等号である場合には(ステップS5;Yes)、等号の左辺と右辺とが等しいか否かの検証(Verify)を行う(ステップS6)。そして、検証の結果、等号の左辺と右辺とが等しい場合には(ステップS6;Yes)、図4(B)や図5(B)に示すように、ディスプレイ10上に表示された数式の近傍に「TRUE」の文字を表示させて(ステップS7)、入力された数式が正解であること(すなわち検証結果が真であること)をユーザに知らせる。
そして、この状態で、ユーザによりEXEキー23が押下されると(ステップS8;Yes。すなわち数式の検証結果が真であり、ユーザによる所定の操作があった場合)、CPU11は、検証した数式の右辺を、図4(C)や図5(C)に示すように、新たな数式の左辺に移して表示させて(ステップS9)、さらに等号を、新たに表示させた左辺の右側に追加して表示させるとともに、その右側にカーソルCuを表示させて(ステップS10)、ユーザに右辺の入力を行わせる。
すなわち、以上の各処理を図2に示した電子機器1の内部構成に基づいて説明すると、CPU11は、ユーザが数や文字、符号、等号或いは不等号等を入力するごとに(ステップS1)、入力されたデータをRAM17(図2参照)の入力データを一時的に記憶する記憶領域170に記憶させていき、ディスプレイ10上に表示させるための数式等のデータを表示データとして記憶領域171に一時的に記憶させる。
そして、上記のように、検証結果が真であり、検証した数式の右辺を新たな数式の左辺に移して表示させる際には(ステップS9)、記憶領域171に記憶されている表示データの中から、検証した数式の右辺(或いは最も右側の等号の右辺)のデータ(例えば図5(B)の場合にはx+x+5x+5)を、連続して数式を入力するために必要なデータすなわち連続入力用データとして抽出して、記憶領域172に記憶させる。そして、その連続入力用データを表示駆動部12に送信して、図5(C)に示したように、新たな数式の左辺に移し、等号とカーソルCuを追加して表示させるように構成される。
なお、図4(C)や図5(C)では、ユーザが最初に入力した数式がディスプレイ10上から消され、新たな数式のみが表示される場合が示されているが、ディスプレイ10の表示スペースが広い場合には、例えば、新たな数式の上側に、CPU11が真偽を検証した数式の表示を残すように構成することも可能である。
そして、図5(C)に示した状態で、例えばユーザがさらに右辺を入力して(ステップS1。図5(D)参照)、EXEキー23を押下すると(ステップS2;Yes)、CPU11は、上記と同様に、記号が等号であり(ステップS5;Yes)、検証の結果、左辺と右辺とが等しければ(ステップS6;Yes)、図5(E)に示すように、ディスプレイ10上に表示された数式の近傍に「TRUE」の文字を表示させる(ステップS7)。
そして、図示を省略するが、図5(E)に示した状態でさらにEXEキー23が押下されると、CPU11は、検証した数式の右辺(この場合はx+6x+5)を新たな数式の左辺に表示させて(ステップS9)、新たに表示させた左辺の右側に等号を追加して表示させ、その右側にカーソルCuを表示させて(ステップS10)、ユーザに右辺の入力を行わせる、という処理を続行する。
また、図示を省略するが、CPU11は、検証の結果、検証の対象である数式の等号の左辺と右辺とが等しくないと判定した場合には(ステップS6;No)、ディスプレイ10上に表示された数式の近傍に「FALSE」の文字を表示させて(ステップS11)、入力された数式が不正解であること(すなわち検証結果が偽であること)をユーザに知らせる。
そして、ユーザが誤りを修正するためにカーソルキー21のうち「↑」や「←」、「→」キーを押下するか、あるいは新たな数式を入力するためのキー操作をすると、CPU11は、新たな入力が行われると判断して(ステップS12;Yes)、指定された方向にカーソルを移動させて表示中の数式を訂正させるか新たな数式を入力させる処理(ステップS1)に戻る。なお、ユーザがカーソルキー21のうち「↓」キーを押下した場合にはCPU11は別の処理を行うが、それについては後で説明する。
一方、CPU11は、検証の対象である数式に含まれる記号が等号でなかった場合には(ステップS5;No)、数式に含まれる記号が不等号であるか判断する(ステップS13)。そして、数式に含まれる記号が不等号である場合には(ステップS13;Yes。図6(A)参照)、不等号の大小関係(以上や以下の場合も含む。)が正しいか否かの検証(Verify)を行う(ステップS14)。そして、検証の結果、大小関係が正しい場合には(ステップS14;Yes)、図6(B)に示すように、ディスプレイ10上に表示された数式の近傍に「TRUE」の文字を表示させて(ステップS15)、入力された数式が正解であること(すなわち検証結果が真であること)をユーザに知らせる。
そして、この状態で、ユーザによりEXEキー23が押下されると(ステップS16;Yes。すなわち数式の検証結果が真であり、ユーザによる所定の操作があった場合)、CPU11は、検証した数式の右辺を、図6(C)に示すように、新たな数式の左辺に表示させて(ステップS17)、さらに不等号を、新たに表示させた左辺の右側に追加して表示させるとともに、その右側にカーソルCuを表示させて(ステップS18)、ユーザに右辺の入力を行わせる。
なお、その際の電子機器1の内部構成におけるデータの処理については、上記の等号の場合(ステップS8以下参照)と同様であるので、説明を省略する。また、図6(C)の場合に、新たな数式の上側に、CPU11が真偽を検証した数式の表示を残すように構成することが可能であることも、等号の場合と同様である。
そして、図6(C)に示した状態で、例えばユーザがさらに右辺を入力して(ステップS1。図6(D)参照)、EXEキー23を押下すると(ステップS2;Yes)、CPU11は、上記と同様に、記号が不等号であり(ステップS13;Yes)、検証の結果、大小関係が正しければ(ステップS14;Yes)、図6(E)に示すように、ディスプレイ10上に表示された数式の近傍に「TRUE」の文字を表示させる(ステップS15)。
そして、図示を省略するが、図6(E)に示した状態でさらにEXEキー23が押下されると、CPU11は、検証した数式の右辺(この場合は1.2)を新たな数式の左辺に表示させて(ステップS17)、新たに表示させた左辺の右側に不等号を追加して表示させ、その右側にカーソルCuを表示させて(ステップS18)、ユーザに右辺の入力を行わせる、という処理を続行する。
また、図示を省略するが、CPU11は、検証の結果、検証の対象である数式の不等号の大小関係が正しくないと判定した場合には(ステップS14;No)、ディスプレイ10上に表示された数式の近傍に「FALSE」の文字を表示させて(ステップS19)、入力された数式が不正解であること(すなわち検証結果が偽であること)をユーザに知らせる。
そして、ユーザが上記同様、誤りを修正するためのキー操作かあるいは新規の数式を入力するキー操作が行われると、CPU11は、新たな入力が行われると判断して(ステップS12;Yes)、表示中の数式を訂正させるか新規の数式を入力させる処理(ステップS1)に戻る。
なお、CPU11は、ユーザによりEXEキー23が押下されたが(ステップS2;Yes)、検証の対象である数式に等号や不等号の記号が含まれていない場合には(ステップS5;No、ステップS13;No)、検証の処理を何もしない(NOP(no operation)参照)。
[履歴を表示させる処理について]
一方、CPU11は、上記のように、ステップS6やステップS14の検証(Verify)処理で、検証結果が真であった場合、ディスプレイ10上に表示された数式の近傍に「TRUE」の文字を表示させるとともに(ステップS7、S15。図4(B)、図5(B)、図6(B)等参照)とともに、上記のように、RAM17の記憶領域171に記憶されている表示データの中から、検証した数式の右辺(或いは最も右側の等号の右辺)のデータ(例えば図5(B)の場合にはx+x+5x+5)を連続入力用データとして記憶領域172に記憶させる。
その際、CPU11は、連続入力用データを、履歴データとして、RAM17の記憶領域173に記憶させていくようになっている。そして、連続入力用データは、例えば図5(C)に示したように新たな数式の左辺に移して表示された後、RAM17の記憶領域172から消去されたり新たな連続入力用データで上書きされたりするが、それを履歴データとして記憶領域173に記憶すると、履歴データは消去されない。
そのため、本実施形態では、一連の検証処理で真であると検証された全ての数式(履歴データすなわち上記の検証した数式の右辺)がRAM17の記憶領域173に記憶されて残される。このようにして、RAM17の記憶領域173には、検証の結果、真であると検証された数式の履歴が記憶されるようになっている。
そして、CPU11は、ユーザにより所定の操作が行われた場合に、上記のRAM17の記憶領域173に記憶されている、真であると検証された数式の履歴を1つの数式の形で表示するようになっている。以下、図7のフローチャート等に基づいて具体的に説明する。
CPU11は、Verifyモードで、ユーザによりカーソルキー21のうち「↓」キーが押下された場合(ステップS31;Yes)、図8(A)に示すように、ディスプレイ10上に検証結果である「TRUE」の文字を表示中であれば(ステップS32;Yes)、以下のようにして履歴表示処理を行うが、検証結果を表示中でない場合には(ステップS32;No)、通常の処理の中で「↓」キーが押下されたと判断して、その状態に応じた処理(すなわちカーソルを下方に移動させて表示させる処理等)を行わせる(ステップS33)。
また、CPU11は、ディスプレイ10上に検証結果である「TRUE」の文字を表示中であれば(ステップS32;Yes)、RAM17の記憶領域173を参照して、履歴データが記憶されているか否かを判断する(ステップS34)。そして、履歴データが記憶されている場合には(ステップS34;Yes)、記憶領域173から履歴データを読み出し、それらの履歴データを等号或いは不等号でつないで、図8(B)に示すように、一連の検証処理で真であると検証された一連の数式(すなわち数式の履歴)を1つの数式の形で表示する(ステップS35)。なお、図8(B)では、図6(A)〜(E)に示したように検証処理が進められた場合が示されている。
このように構成すれば、仮に電子機器1のディスプレイ10の表示スペースがさほど広くなく、図6(B)や図6(E)に示したように、検証処理の対象となる不等式(等式の場合も同様)を個別にしか表示できない場合であっても、図8(B)に示すように、一連の検証結果で真であると検証された一連の数式をディスプレイ10上にまとめて表示することが可能となる。
そのため、例えば、1.2、0.8、3/5、7/4、1、1/2を小さい順に並べる問題が出題されたような場合に、ディスプレイ10上に
1/2<3/5<0.8<1<1.2<7/4
と正解を表示させることが可能となり、ユーザが正解を一目で見ることが可能となる。そのため、電子機器1がユーザにとって使い勝手が良いものとなる。
なお、上記の構成例では、ユーザにより所定の操作(「↓」キーの押下)が行われ(ステップS31;Yes)、ディスプレイ10上に検証結果である「TRUE」の文字を表示中である場合に(ステップS32;Yes)、履歴表示処理を行う場合について説明したが、例えば、ディスプレイ10上に検証結果である「FALSE」の文字を表示中である場合にも、履歴表示処理を行うように構成することも可能である。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る電子機器1およびプログラムによれば、例えば、前述したように、(x+1)(x+5)の式の展開を行うような場合、ユーザが、
(x+1)(x+5)=x+x+5x+5 …(1)
と入力して、EXEキー23を押下すると「TRUE」が表示され、右辺が新たな数式の左辺に自動的に移されて、
+x+5x+5=
と表示される。そのため、ユーザは、検証結果が真であった(1)式の右辺「x+x+5x+5」を改めて新たな数式の左辺に入力しなくて済むため、式の展開等を楽に行うことが可能となる。
そして、ユーザは続けて、
+x+5x+5=x+6x+5 …(3)
と入力すればよい。そして、ユーザが入力するのは、右辺の「x+6x+5」だけであるため、例えば自分のノート等で式の展開を行う場合に、
(x+1)(x+5)=x+x+5x+5 …(1)
=x+6x+5 …(2)
の記載するのと同じ感覚で式を展開することが可能となる。
そのため、本実施形態に係る電子機器1やプログラムによれば、ユーザが式の計算や数の比較等を容易に行うことが可能となり、電子機器1がユーザにとって使い勝手が良いものとなる。また、電子機器1のCPU11は、上記(2)式のように左辺が記載されていないと検証(Verify)処理を行うことができないが、本実施形態の場合には、上記(3)式のように新たな数式の左辺に必ず数式が記載されるため、検証処理を確実に行うことが可能となる。なお、これは上記のような等式の場合だけでなく不等式の場合も同様である。
また、上記実施形態では、検証された式の右辺を新たな左辺に移動する際に、等号あるいは不等号の記号を追加したが、この記号を追加表示しないで、ユーザに記号を含めて新たな右辺を入力させるようにしても良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施形態等に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
左辺、等号または不等号、右辺の順に表記される数式を入力する入力手段と、
前記入力手段から入力された数式をディスプレイ上に表示させる表示制御手段と、
前記入力された数式を検証し、真または偽の検証結果を出力する検証手段と、
前記検証手段による前記数式の検証結果が真である場合に、検証された前記数式の右辺を新たな数式の左辺として表示させ、ユーザに右辺の入力を行わせる入力制御手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項2>
前記入力制御手段は、検証された前記数式に含まれる等号または不等号を、表示させた前記新たな数式の前記左辺の右側に追加して表示させて、ユーザに右辺の入力を行わせることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
<請求項3>
前記入力制御手段は、前記検証手段による前記数式の検証結果が真である場合、かつ、ユーザによる所定の操作があった場合に、検証された前記数式の前記右辺を新たな数式の左辺に表示させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
<請求項4>
前記検証手段は、前記数式に複数の等号または不等号が含まれている場合には、最も右側に表記されている等号または不等号に関する数式の部分を対象として検証を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項5>
前記検証手段により真であると検証された前記数式の履歴を記憶する記憶手段と、
ユーザにより所定の操作が行われた場合に、前記記憶手段に記憶された、真であると検証された前記数式の履歴を1つの数式の形で表示する履歴表示手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項6>
ディスプレイを備えたコンピュータを、
左辺、等号または不等号、右辺の順に表記される数式を入力する入力手段と、
前記入力手段から入力された数式をディスプレイ上に表示させる表示制御手段と、
前記入力された数式を検証し、真または偽の検証結果を出力する検証手段と、
前記検証手段による前記数式の検証結果が真である場合に、検証された前記数式の右辺を新たな数式の左辺として表示させ、ユーザに右辺の入力を行わせる入力制御手段、
として機能させるためのプログラム。
1 関数電卓(電子機器)
2 キー群(入力手段)
10 ディスプレイ
11 CPU(表示制御手段、検証手段、入力制御手段、履歴表示手段)
17 RAM(記憶手段)

Claims (6)

  1. 左辺、等号または不等号、右辺の順に表記される数式を入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力された数式をディスプレイ上に表示させる表示制御手段と、
    前記入力された数式を検証し、真または偽の検証結果を出力する検証手段と、
    前記検証手段による前記数式の検証結果が真である場合に、検証された前記数式の右辺を新たな数式の左辺として表示させ、ユーザに右辺の入力を行わせる入力制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記入力制御手段は、検証された前記数式に含まれる等号または不等号を、表示させた前記新たな数式の前記左辺の右側に追加して表示させて、ユーザに右辺の入力を行わせることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記入力制御手段は、前記検証手段による前記数式の検証結果が真である場合、かつ、ユーザによる所定の操作があった場合に、検証された前記数式の前記右辺を新たな数式の左辺に表示させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記検証手段は、前記数式に複数の等号または不等号が含まれている場合には、最も右側に表記されている等号または不等号に関する数式の部分を対象として検証を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記検証手段により真であると検証された前記数式の履歴を記憶する記憶手段と、
    ユーザにより所定の操作が行われた場合に、前記記憶手段に記憶された、真であると検証された前記数式の履歴を1つの数式の形で表示する履歴表示手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. ディスプレイを備えたコンピュータを、
    左辺、等号または不等号、右辺の順に表記される数式を入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力された数式をディスプレイ上に表示させる表示制御手段と、
    前記入力された数式を検証し、真または偽の検証結果を出力する検証手段と、
    前記検証手段による前記数式の検証結果が真である場合に、検証された前記数式の右辺を新たな数式の左辺として表示させ、ユーザに右辺の入力を行わせる入力制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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