JP2014149642A - 数式表示制御装置、数式表示制御方法及びプログラム - Google Patents

数式表示制御装置、数式表示制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】同等の演算子により異なる数値の演算を複数回行なう場合に、各項毎及び演算結果毎の関係をより感覚的に表現することで、演算に対する理解度を向上させる。
【解決手段】数値と演算子とを含む数式を入力するキー入力部19と、前回入力した数式と今回入力した数式中の演算子部分が同等であるか否かを判別し、同等と判別した場合に、前回入力した数式と今回入力した数式の各数値部分について増減があるか否かを判別し、増減があると判別した各数値に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で液晶表示部21において表示させるCPU11とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、数値を含む数式を表示する数式表示制御装置、数式表示制御方法及びプログラムに関する。
データを収集して管理する装置において、欠損パターンに応じて適切な補間処理を実行して補間データの精度を向上させるべく、前回値と今回値とが所定以上異なる場合に、今回値を識別して網掛け表示するようにした技術が記載されている。(例えば、特許文献1)
特開2010−181982号公報
上記特許文献に記載された技術では、データが予定から大きく外れた場合にその部分が識別できるような表示を行なうものとなっている。
ところで近年、文部科学省の発表では、小学生の算数、特に小数のかけ算、割り算の意味が理解されておらず、とりわけ「1」以下の小数を乗数、除数として演算を行なう場合の、元の数に対する積、商の大小関係の理解度が著しく低いものとなっている。
このような小数の演算に関する学習支援を行なう装置を考えた場合、上記特許文献に記載された技術を適用した場合を考えると、単に元の数から演算結果が所定値以上外れているか否かを識別できるのみであり、理解度を支援する一助とはならないものと思われる。
また公式計算や金利計算等、数値が異なる同等の数式を複数回計算することが良く行われるが、数値部分の変化が識別されるわけではなく、適切な数式入力を支援する一助とはならないものと思われる。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、数値部分の増減を明確に識別できる数式を表示させることが可能な数式表示制御装置、数式表示制御方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様は、数値と演算子とを含む数式を入力する数式入力手段と、上記数式入力手段により前回入力した数式と今回入力した数式との演算子部分が同じ場合に、前回入力した数式と今回入力した数式の各数値部分について増減があるか否かを判別する数値増減判別手段と、上記数値増減判別手段で増減があると判別した各数値に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させる増減表示制御手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、数値部分の増減を明確に識別できる数式を表示させることが可能となる。
本実施形態に係る関数電卓の機能回路の構成を示すブロック図。 同実施形態に係る関数電卓の外観構成を示す正面図。 同実施形態に係るタブレット端末の外観構成を示す正面図。 同実施形態に係る数式表示処理の内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る数式表示処理の内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る数式表示処理の内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る第1の動作例の計算過程での表示画面を例示する図。 同実施形態に係る第1の動作例の計算過程での表示画面を例示する図。 同実施形態に係る第2の動作例の計算過程での表示画面を例示する図。 同実施形態に係る第3の動作例の計算過程での表示画面を例示する図。 同実施形態に係る第3の動作例の計算過程での表示画面を例示する図。 同実施形態に係る計算過程での表示画面を例示する図。 同実施形態に係る計算過程での表示画面を例示する図。
以下図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
(実施形態の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る関数電卓10の電子回路の機能構成を示すブロック図である。
図2は、上記関数電卓10の外観構成を示す正面図である。
関数電卓10は、コンピュータの主構成要素となるCPU11を備える。
CPU11は、フラッシュメモリで構成されるプログラムメモリ12に予め記憶されているシステムプログラム、計算機制御プログラムに従い、SRAMで構成されるメインメモリ18を作業用メモリ(ワークメモリ)として関数電卓10全体の動作を制御する。
上記プログラムメモリ12のシステム領域に記憶される計算機制御プログラムは、外部記憶媒体である外部メモリ13からメモリインタフェース(I/F)14を介して入力されるか、あるいは通信部15から外部のパーソナルコンピュータ(PC)16を経由して接続される通信ネットワークN上の教育サーバ(プログラムサーバ)17からダウンロードされて入力されるものも含む。
上記プログラムメモリ12に記憶されたシステムプログラムやそのシステム領域に記憶された計算機制御プログラムは、キー入力部19からのキー入力信号、あるいは後述するタッチ入力部22でのタッチ入力信号に応じて起動される。
なお、上記プログラムメモリ12に記憶される計算機制御プログラムには、本関数電卓10の全動作中に渡ってその計算、表示動作の制御を行なうための基本処理プログラムが含まれており、入力された数値、記号、計算式の表示、計算式の演算、演算結果の表示、カーソル(ポインタ)の表示が制御される。
また、上記計算機制御プログラムは、後述する数式表示処理プログラム12a(図4乃至図6参照)をサブルーチンとして含むと共に、当該プログラム12aで使用する公式データ12bを併せてプログラムメモリ12に記憶するものとする。
またメインメモリ18には、後述する数式表示処理プログラムの実行時に、今回比較数値1〜n記憶部18a、前回比較数値1〜n記憶部18b、今回数式演算子記憶部18c、及び前回数式演算子記憶部18dを設ける。
上記今回比較数値1〜n記憶部18aは、今回入力した数式中の各項を構成する数値を一時的に記憶する。上記前回比較数値1〜n記憶部18bは、前回入力した数式中の各項を構成する数値を一時的に記憶する。
上記今回数式演算子記憶部18cは、今回入力した数式中の演算子を一時的に記憶する。上記前回数式演算子記憶部18dは、前回入力した数式中の演算子を一時的に記憶する。
上記CPU11には、上記プログラムメモリ12、外部メモリ13、メモリインタフェース14、通信部15、メインメモリ18、キー入力部19が接続される他に、液晶駆動部20を介して液晶表示部(LCD)21が接続される。
液晶表示部21は、例えばバックライトを有するドットマトリックスタイプの半透過型カラー液晶表示パネルとそれらの駆動回路とで構成され、各種演算式や関数のグラフ等を表示する。
また液晶表示部21には、例えば電子式の透明タッチパネルによるタッチ入力部22が一体に構成される。液晶表示部21で表示されるキーボードや各種アイコン等の位置に応じてユーザが手指で直接、あるいは図示しない専用のスタイラスペンにより表示内容を指示するようにタッチ入力部22でタッチ操作すると、そのタッチ入力信号が座標入力部23に送られる。
座標入力部23は、タッチ入力部22からのタッチ入力信号により、ユーザによるタッチ操作を時系列状の2次元の座標信号に変換して上記CPU11へ出力する。
上記キー入力部19は、図2に示すように、各種関数の指定や計算式の指定などを行なう関数・機能キーと共に、演算子キー、テンキー、カーソルキーなどの種々のキーを設ける。
なお、上記図1及び図2は本発明を関数電卓10に適用した場合の一実施形態について説明したものであるが、本発明はこれに限らず、例えば図3に示すようなタブレット端末装置10にも同様に適用できる。
図3は、図2の関数電卓10に代えて本実施形態をタブレット端末装置10で実現した場合の外観構成を示す。そのような場合、タブレット端末装置10自体が通信機能を有するパーソナルコンピュータであり、通信部15が例えばIMT−2000規格に準拠した第3世代(3G)の移動通信機能、IMT−Advance規格に準拠した第4世代(4G)の移動通信機能、及びIEEE802.11a/b/g/n規格に準拠した無線LAN機能の少なくとも1つを有するものとして、上記図2のPC16の存在を不要とし、直接、図示しない最寄りの基地局あるいはアクセスポイントからネットワークNを介して教育サーバ17と接続することが可能となる。
次に、上記実施形態の動作について説明する。
(実施形態の第1の動作例)
図4乃至図6は、数式表示処理の詳細な内容を示すフローチャートであり、上記プログラムメモリ12が記憶する数式表示処理プログラム12aをCPU11が実行することにより実現される。
その処理当初にCPU11は、タッチ入力部22上でのタッチ操作に基づき、この関数電卓10のユーザが任意の計算式を入力する画面を選択したか否かを判断する(ステップM101)。
ここで任意の計算式を入力する画面が選択されなかった場合、CPU11はさらに、プログラムメモリ12の公式データ12bに予め記憶されている公式を入力する画面を選択したか否かを判断する(ステップM113)。
このステップM113で公式を入力する画面も選択されなかったと判断した場合、CPU11はその他の処理を実行する。
また上記ステップM101でユーザが任意の計算式を入力する画面を選択したと判断した場合、次にCPU11は選択された操作に応じて、液晶表示部21で計算式を入力する画面を表示する(ステップM102)。さらにCPU11は、表示した画面に対して計算式を構成する数値及び演算子の入力を受け付ける(ステップM103)。
その後にCPU11は、ユーザの指示、具体的にはキー入力部19の「EXE」キーの操作により計算を実行し、計算結果の数値を液晶表示部21で表示する(ステップM104)。
図7(A)は、このとき液晶表示部21で表示される、計算式とその計算結果とを例示するものである。同図(A)では、計算式として割り算「0.5÷0.4」を表示画面の入力範囲内の第1行の左端で表示すると共に、その計算結果「1.25」を次の第2行の右端で表示する。
このとき、液晶表示部21では、計算式の第1項の数値「0.5」、演算子「÷」、第2項(除数)の数値「0.4」、及び計算結果の数値「1.25」をいずれも黒文字で表示する。
CPU11は、計算式中の数値を除いた演算子部分「÷」を検出し(ステップM105)、検出した演算子部分の情報をメインメモリ18の今回数式演算子記憶部18cに登録する(ステップM106)。
さらにCPU11は、計算式及び計算結果の各数値部分「0.5」「0.4」「1.25」を検出し、検出した数値部分の情報をメインメモリ18の今回比較数値1〜n記憶部18aに順次(ここでは1(番目)〜3(番目))に登録する(ステップM107)。
その後にCPU11は、前回数式演算子記憶部18dに登録されている筈の、前回の演算子部分の情報と今回の演算子部分の情報とを比較し、両者が一致したか否か、すなわち同等の計算式で数値の異なる計算を実行したか否かを判断する(ステップM108)。
今回が一連の計算処理の最初の計算である場合、前回の計算による履歴の情報は残っていないため、ここでは両者が一致しないと判断し、CPU11は今回数式演算子記憶部18cに登録されている演算子部分の情報をそのまま前回数式演算子記憶部18dに移動させる(ステップM112)。
さらにCPU11は、今回比較数値1〜n記憶部18aに登録されている今回の数値部分の情報をそのまま前回比較数値1〜n記憶部18bに移動させ(ステップM113)、以上で一旦この処理を終了し、さらなる入力に備える。
こうしてユーザが任意の計算式を入力する画面を選択し、1回目の計算式と計算結果とを登録させた状態で、同等の計算式による計算を続行するものとする。
図7(B)は、2回目の計算式を入力し終えた状態での、液晶表示部21を例示するものである。同図(B)では、計算式として割り算「0.5÷0.2」を表示画面の入力範囲内の第3行の左端で表示し、数値「0.2」の次桁位置に、さらなる入力を促す矩形状のカーソルCを点滅して表示させた状態を示す。
CPU11は、これらの入力を上記ステップM103で受け付けて、各数値をその入力の順序に応じて1回目の計算式と同様に表示する。
この2回目の計算式に対してユーザがキー入力部19の「EXE」キーを操し、計算の実行が指示された場合、CPU11は上記ステップM104で当該計算を実行し、計算結果の数値「2.5」を液晶表示部21で表示する。
このときCPU11は、続く上記ステップM105で演算子部分「÷」の情報を検出し、ステップM106で今回数式演算子記憶部18cに検出した演算子部分の情報を登録する。
さらにCPU11は、続くステップM107で2回目の計算式及び計算結果の各数値「0.5」「0.2」「2.5」に関しても今回比較数値1〜n記憶部18aに登録した後、あらためて上記ステップM108で今回数式演算子記憶部18cと前回数式演算子記憶部18dの登録内容により両者が一致し、同等の計算式であるか否かを判断する。
この場合、演算子部分の情報は等しく、同等であるものと判断したCPU11は、検出した今回及び前回の各比較数値1〜n(ここでは1(番目)〜3(番目))について、数値を該当番号の色で囲むように識別表示させる(ステップM109)。
さらにCPU11は、前回値と今回値の比較表示制御処理を実行する(ステップM110)。
図6は、この前回値と今回値の比較表示制御処理の詳細な説明を示すサブルーチンである。同図でCPU11は、まず数値の項位置を表す序数の変数Iに初期値「1」を設定した後(ステップS101)、今回比較数値1〜n記憶部18aに登録された今回の「I(ここでは1)」番目の比較数値「0.5」と、前回比較数値1〜n記憶部18bに登録された前回の「I(ここでは1)」番目の比較数値「0.5」とが等しいか否かを判断する(ステップS102)。
ここで等しいと判断した場合にCPU11は、今回比較数値1〜n記憶部18a及び前回比較数値1〜n記憶部18bの登録内容から、次の比較数値が登録されているか否かを判断し(ステップS103)、あると判断した場合に上記変数「I」を「+1」して「2」に更新設定した上で(ステップS104)、再び上記ステップS102からの処理に戻る。
2回目の上記ステップS102においてCPU11は、今回の「2」番目の比較数値「0.2」と、前回の「2」番目の比較数値「0.4」とが等しくないと判断し、さらに今回の「2」番目の比較数値「0.2」が、前回の「2」番目の比較数値「0.4」より大きいか否かを判断する(ステップS105)。
この場合、今回の比較数値「0.4」は前回の「2」番目の比較数値「0.4」より大きくないものと判断したCPU11は、今回の比較数値が前回の同数値より減少しているものとして、今回の比較数値中、前回の比較数値より減少している桁以下の数字を、減少を表す色、例えば青色で識別して表示させる(ステップS107)。
この場合、該当する桁がなく、数値全体が最上位桁から減少していると判断した場合には、数値全体を枠で囲んで枠自体を上記減少を表す色、例えば青色で識別して表示させる。
その後、上記ステップS103でまだ比較数値が登録されていると判断するとCPU11は、続くステップS104で上記変数「I」を「+1」して「3」に更新設定した上で(ステップS104)、再び上記ステップS102からの処理に戻る。
3回目の上記ステップS102においてCPU11は、今回の「3」番目の比較数値「2.5」と、前回の「3」番目の比較数値「1.25」とが等しくないと判断し、さらに続く上記ステップS105において今回の「3」番目の比較数値「2.5」が、前回の「3」番目の比較数値「1.25」より大きいものと判断し、今回の比較数値が前回の同数値より増加しているものとして、今回の比較数値中、前回の比較数値より増加している桁以下の数字を、増加を表す色、例えば赤色で識別して表示させる(ステップS106)。
この場合、該当する桁がなく、数値全体が最上位桁から増加していると判断した場合には、数値全体を枠で囲んで枠自体を上記増加を表す色、例えば赤色で識別して表示させる。
その後、上記ステップS103でもう比較数値が登録されていないと判断するとCPU11は、以上でこの図6のサブルーチンを終了し、上記図4の処理に戻る。
図7(C)は、このときに液晶表示部21で表示される、計算式とその計算結果とを例示するものである。同図(C)では、上記図7(B)の状態からさらに、計算結果「2.5」を第4行の右端で表示する。
上記ステップM109での処理により、前回の計算式の第1項の数値「0.5」を例えば赤色の枠(図では符号で「Rd」と示す)、第2項の数値「0.4」を例えば緑色の枠(図では符号で「Gr」と示す)、計算結果の数値「1.25」を例えば紫色の枠(図では符号で「Vi」と示す)でそれぞれ計算式中の位置を識別するものとして表示する。
同様に、今回の計算式の第1項の数値「0.5」が赤色の枠、第2項の数値「0.2」が緑色の枠、計算結果の数値「2.5」が紫色の枠でそれぞれ前回の計算式と対応した位置を識別するものとして表示される。
合わせて今回の計算式に関し、第2項の数値「0.2」中、小数一位の数値「2」を、上記図6のステップS107での処理により減少色である青色(図では符号で「Bl」と示す)で表示している。
また第4行の2回目の計算結果の数値「2.5」を、上記図6のステップS106での処理により増加色である赤色(図では符号で「Rd」と示す)で表示している。
図4においては、上記ステップM110でのサブルーチン処理を実行した後、CPU11はユーザの操作により比較対象の前回数値が再設定されたか否かを判断する(ステップM111)。
このステップM111の処理においてはまた、比較数値の色の枠を再設定したい位置にタッチ入力部22上でドラッグ&ドロップ操作により指定したか否かを判断するものとしてもよい。この枠位置のドラッグ&ドロップ操作に基づく処理については、図13において後述する。
上記ステップM111で比較対象の前回数値の再設定がないと判断すると、CPU11は上記ステップM112に進んで今回数式演算子記憶部18cに登録されている演算子部分の情報をそのまま前回数式演算子記憶部18dに移動させる。
合わせてCPU11は、上記ステップM113で今回比較数値1〜n記憶部18aに登録されている今回の数値部分の情報をそのまま前回比較数値1〜n記憶部18bに移動させ、以上で一旦この処理を終了し、さらなる入力に備える。
また、上記図7(B)で示した表示状態から、第2項の数値を1番目の計算式の第2項の数値と同じ「0.4」として入力し直し、さらに続けて演算子部分「×」及び数値「1.2」を入力した場合を考える。
この場合、CPU11は上記ステップM103でそれらの入力を受け付けた後、続くステップM104で計算結果の数値「1.5」を算出して液晶表示部21で表示させる。
CPU11は、上記ステップM105,M106で今回の数式中の演算子部分「÷」「×」の情報を検出して今回数式演算子記憶部18cに登録し、続けて上記ステップM107で今回の式の比較数値「0.5」「0.4」「1.2」「1.5」を検出して今回比較数値1〜n記憶部18aに登録する。
次にCPU11は、ステップM108で前回の式と今回の式とで演算子部分の数が一致しないと判断すると、ステップM112で今回数式演算子記憶部18cの内容を前回数式演算子記憶部18dに、ステップM113で今回比較数値1〜n記憶部18aの内容を前回比較数値1〜n記憶部18bにそれぞれ移動し、以上で一旦この処理を終了し、さらなる入力に備える。
図8は、このとき液晶表示部21で表示される、計算式とその計算結果とを例示するものである。同図では、2回目の計算式として「0.5÷0.4×1.4」を表示画面の入力範囲内の第3行の左端で表示すると共に、その計算結果「1.5」を次の第4行の右端で表示する。
このとき液晶表示部21では、1回目の計算式と2回目の計算式が同等の計算式ではないものとして、特に識別するための表示は行わず、1回目の計算式の数値及び演算子と、同計算結果の数値、2回目の計算式の数値及び演算子と、同計算結果の数値のいずれも黒文字で表示される。
(実施形態の第2の動作例)
上記図4〜図6の処理により、一旦結果を算出した計算式の一部を修正して再度計算を行なう場合について、本実施形態の第2の動作例として説明する。
まず1回目の計算式として「0.51÷0.42」を入力し、計算を実行して計算結果「1.21428575714」を得たものとする。
図9(A)は、このとき液晶表示部21で表示される、計算式とその計算結果とを例示するものである。同図(A)では、計算式として割り算「0.51÷0.42」が表示画面の入力範囲内の第1行の左端で表示されると共に、その計算結果「1.21428575714」が次の第2行の右端で表示される。
このとき、液晶表示部21では、1回目の計算式であるため、上記ステップM108で前回の計算式の演算子部分とは一致しないと判断し、第1項の数値「0.51」、演算子「÷」、第2項(除数)の数値「0.42」、及び計算結果の数値「1.21428575714」がいずれも黒文字で表示される。
この後、CPU11は上記ステップM112で今回数式演算子記憶部18cに登録されている演算子部分の情報をそのまま前回数式演算子記憶部18dに移動させる。
同様に上記ステップM113で今回比較数値1〜n記憶部18aに登録されている今回の数値部分の情報をそのまま前回比較数値1〜n記憶部18bに移動させ、一旦この処理を終了し、さらなる入力に備える。
ここで2回目の計算式を入力する一方法として、キー入力部19のカーソルキーの操作により上記1回目の計算式の途中までカーソルを移動させ、例えば上記第1項の数値「0.51」を「0.523」に、第2項の数値「0.42」を「0.4」にそれぞれ修正した後に、計算の実行を指示するキー入力部19の「EXE」キーを操作したものとする。
このときCPU11は、上記ステップM105で演算子部分「÷」の情報を検出し、ステップM106で今回数式演算子記憶部18cに検出した演算子部分の情報を登録する。
さらにCPU11は、続くステップM107で2回目としての計算式及び計算結果の各数値「0.523」「0.4」「1.3075」を今回比較数値1〜n記憶部18aに登録した後、あらためて上記ステップM108で今回数式演算子記憶部18cと前回数式演算子記憶部18dの登録内容により両者が一致し、同等の計算式であるか否かを判断する。
この場合、今回の計算式と前回の計算式とで演算子部分の情報が等しく、同等であるものと判断したCPU11は、検出した今回及び前回の各比較数値1〜n(ここでは1(番目)〜3(番目))について、数値を該当番号の色で囲むように識別表示させる(ステップM109)。
さらにCPU11は、続くステップS110において上記図6で示した前回値と今回値の比較表示制御処理を実行する。
図9(B)は、このときのCPU11の処理に応じて液晶表示部21での表示画面を例示するものである。同図(B)では、計算式として割り算「0.523÷0.4□」が表示画面の入力範囲内の第1行の左端に寄せて表示され、第2行の右端側に寄せて計算結果の数値「1.3075」が表示された状態を示す。
上記ステップM109での処理により、今回の計算式の第1項の数値「0.523」が赤色(Rd)の枠、第2項の数値「0.4□」が緑色(Gr)の枠、計算結果の数値「1.3075」が紫色(Vi)の枠でそれぞれ識別して表示される。
合わせて今回の計算式に関し、第1項の数値「0.523」中、小数二位以下の数値「23」を上記図6のステップS106での処理により増加色である赤色(Rd)で表示する。
また第2項の数値「0.4□」中、小数二位の数値がないことを示す記号「□」を上記図6のステップS107での処理により減少色である青色(Bl)で表示する。
また第2行の計算結果の数値「1.3075」中、小数一位以下の数値「3075」を上記図6のステップS106での処理により増加色である赤色(Rd)で表示する。
(実施形態の第3の動作例)
上記図4〜図6の処理により、プログラムメモリ12の公式データ12bに予め記憶していた公式として、例えば利息の単利計算を行なう場合を例にとって、本実施形態の第3の動作を説明する。
公式を用いた演算を行なう場合、キー入力部19で「MENU」キー操作によりメニュー項目の一覧を表示させた上でその中から、例えば「公式一覧」項目を選択することで、公式データ12bに予め記憶されている公式の一覧画面が表示されるものとする。
当該操作を行なった場合、CPU11は上記図4のステップM101で計算式画面が選択され買ったと判断した後、続く上記ステップS113で公式画面が選択されたと判断して、公式データ12bに記憶している各種公式データを液晶表示部21にて一覧表示する(ステップM114)。
この一覧表示した状態から、タッチ入力部22を用いた直接のタッチ操作、あるいはキー入力部19でのカーソルキーと「EXE」キーとを併用した操作による公式の選択操作を受け付ける(ステップM114)。
公式を選択する操作を受け付けたCPU11は、選択された公式について、その時点で比較するパラメータ値が今回比較数値1〜n記憶部18aに登録済みであるか否かを判断する(ステップM116)。
ここで比較するパラメータ値が今回比較数値1〜n記憶部18aに登録されていると判断した場合、CPU11はこの今回比較数値1〜n記憶部18aに登録されている各数値をそのまま前回比較数値1〜n記憶部18bにコピーさせる(ステップM117)。
また上記ステップM116で比較するパラメータ値が今回比較数値1〜n記憶部18aに登録されていないと判断した場合、CPU11は上記ステップS117での処理を省略する。
その後にCPU11は、選択した公式中のパラメータ位置を示す変数Iに初期値「1」を設定した上で(ステップM118)、I番目のパラメータに対するキー入力部19での数値の入力を受け付け(ステップM119)、受け付けた数値を今回比較数値1〜n記憶部18aにI番目の数値として登録する(ステップM120)。
この登録に合わせてCPU11は、受け付けたパラメータの数値に対して液晶表示部21上でも、I番目として予め設定されている色の枠で囲むようにして識別表示させる(ステップM121)。
さらにCPU11は、選択した公式を実行するに当たり、パラメータ値としてさらなる数値の入力が必要が否かを判断する(ステップM122)。
ここでまだパラメータ値の数値入力が必要であると判断した場合、CPU11は上記変数Iの値を「+1」更新設定した上で(ステップM123)、再び上記ステップM119からの処理に戻り、以後パラメータ値の数だけ上記ステップM119〜M123の処理を繰返し実行し、パラメータ値の数値を順次入力して登録していく。
そして公式に必要なすべてのパラメータ値の数値入力を終えると、CPU11は上記ステップM122でさらなるパラメータ値の入力がもう必要ないものと判断して、数式表示処理プログラム12aにより公式の計算を実行し、その計算結果の数値を液晶表示部21で表示すると共に(ステップM125)、その計算結果の数値を今回比較数値1〜n記憶部18aに「I+1」番目の数値として登録する(ステップM125)。
その後にCPU11は、前回比較数値1〜n記憶部18bに比較対象としてのパラメータ値が登録されているか否かを判断する(ステップM126)。
ここで前回比較数値1〜n記憶部18bに比較対象としてのパラメータ値が登録されていると判断した場合、CPU11は上記図6のサブルーチンによる前回値と今回値の比較表示制御処理を実行し(ステップM127)、実行後に以上で一旦この処理を終了し、さらなる入力に備える。
また上記ステップM126で前回比較数値1〜n記憶部18bに比較対象としてのパラメータ値が登録されていないと判断した場合、CPU11は上記ステップM127での前回値と今回値の比較表示制御処理を実行せず、そのまま以上で一旦この処理を終了し、さらなる入力に備える。
図10(A)は、公式計算により「(利息の)単利計算」を行なう場合の表示画面を例示する。入力画面中の第1行目では「Simple Interest(単利)」計算を追うことを表示しており、最上行のガイド行の右端位置に示す数値「365」で、計算式が「365」日モードで行なわれることを示している。
単利計算においては、パラメータ値として、n:支払期間の日数、I%:年利、PV:元金の数値入力が必要であり、同図(A)ではこれら必要なパラメータ値を入力し終えた状態を示す。ここでは、第1のパラメータ値の支払期間の日数「120」を例えば赤色の枠(図では符号で「Rd」と示す)、第2のパラメータ値の年利「1E−03(=0.1[%])」を例えば緑色の枠(図では符号で「Gr」と示す)、第3のパラメータ値の元金「50000000」を例えば紫色の枠(図では符号で「Vi」と示す)でそれぞれ公式中の位置を識別するものとして表示する。
この時点では、前回の比較数値が前回比較数値1〜n記憶部18bに登録されておらず、比較を行なうことができないものとして、上記図6のサブルーチンによる差分表示は行なわない。
また入力画面の最下行では、利息を計算するための「SI」ボタン、及び元利声径を計算するための「SFV」ボタンを合わせて表示する。
ここで利息「SI」ボタンがユーザにタッチ操作された場合、CPU11は公式による計算
SI=(n/365)×PV×I
を実行し、計算結果
SI=16438.35616
を液晶表示部21に表示すると共に、今回比較数値1〜n記憶部18aに4番目の比較数値として登録する。
図10(B)はこのときの液晶表示部21での表示画面を示す。この場合、計算結果としての数値を、例えば青色の枠(図では符号で「Bl」と示す)で識別するものとして表示するが、比較対象となる前回の数値が前回比較数値1〜n記憶部18bに登録されていないため、数値自体に対する上記図6のサブルーチンによる差分表示は行なわない。
入力画面の下部には同等の計算を繰返し実行するための「REPEAT」ボタンと、この数値を登録した公式でのグラフ表示を指示するための「GRAPH」ボタンとを表示している。
その後、上記「REPEAT」ボタンの操作により再度の単利計算が指示された場合、CPU11はそれを判断し、上記ステップM117でその時点での今回比較数値1〜n記憶部18aの数値を前回比較数値1〜n記憶部18bにコピーし、前回入力された比較数値を維持した状態から、上記ステップM118の処理以降の各パラメータ値の入力処理を実行する。
図10(C)は、上記「REPEAT」ボタンの操作により再び上記図10(A)の表示状態に戻ってから、カーソルキー操作によりPV:元金にあらたな数値「45000000」を入力した状態を示す。
この場合、上記ステップM127での上記図6のサブルーチンによる前回値と今回値の比較表示制御処理を実行することで、PVの数値「45000000」全体を減少色である青色(図では符号で「Bl」と示す)で表示する。
上記図10(C)の画面から利息「SI」ボタンがユーザにタッチ操作された場合、CPU11は公式による計算を実行し、計算結果
SI=14794.52055
を液晶表示部21に表示すると共に、今回比較数値1〜n記憶部18aに4番目の比較数値として登録する。
図11はこのときの液晶表示部21での表示画面を示す。この場合、上記ステップM127での上記図6のサブルーチンによる前回値と今回値の比較表示制御処理を実行することで、SIの数値「14794.52055」中の千の位以下の数値「4794.52055」を減少色である青色(図では符号で「Bl」と示す)で表示する。
(実施形態のその他の動作例)
以下、図12及び図13によりその他の動作例についても簡単に説明しておく。
図12(A)は、平方根記号を用いた同等の計算を行なった場合を例示する。同図では、1回目の計算として計算式「√(32+22)」から、平方根記号を用いた計算結果「√13」を得ている。
同様に2回目の計算として計算式「√(32+12)」から、平方根記号を用いた計算結果「√10」を得ている。
ここでは2回目の計算式中の数値「1」を減少色である青色により表示すると共に、2回目の計算結果「√10」中の一の位の数値「0」も減少色である青色により表示した場合を示す。
上記図12(A)で示した計算と同等である他の表示モードによる1行表示モードにおいては、同様の計算を行なうことで、平方根記号を用いない小数による計算結果「3.605551275」を得ている。
2回目の計算でも同様の計算を行なうことで、平方根記号を用いない小数による計算結果「3.16227766」を得ている。
ここでは2回目の計算式中の数値「1」を減少色である青色により表示すると共に、2回目の計算結果「3.16227766」中の小数一位以下の数値「16227766」を減少色である青色により表示した場合を示す。
このように平方根を表現する計算式の表示モードを変えた場合にも、上記第1乃至第3の動作例と同様にその表示モードに合わせて対応する桁位置以下の増加または減少を視覚的に識別し易い状態で表現することが可能となる。
図13は、項毎に色分けした枠表示位置をユーザが任意の位置と対応付けて指定することで、その数値の増減を識別して表示させる場合を例示する。
図13(A)では、1回目の計算として計算式「10÷0.8」から、計算結果「12.5」を得ている。
同様に2回目の計算として計算式「10÷1.3」から、計算結果「7.69239976」を得ている。
ここでは2回目の計算式中の第2項の数値「1.3」を増加色である赤色により表示すると共に、2回目の計算結果「7.69239976」全桁を減少色である青色により表示した場合を示す。
上記図13(B)は、タッチ入力部22において上記1回目の計算式の赤色(Rd)の枠で示す第1項を、ユーザが手指FGによりタッチし、そのままタッチ状態を維持しながら同1回目の結果である枠位置までドラッグ&ドロップ操作した状態を示す。
この場合、CPU11は上記図4のステップM111でドラッグ&ドロップ操作からユーザ操作を判断し、ユーザの操作に合わせて赤色(Rd)の枠を移動させて表示した後、本来は紫色(Vi)の枠であった1回目の計算結果を赤色(Rd)の枠として、ドラッグ元の枠の色と同じとすると共に、これらドラッグ元の数値を基準とした数値の大小をCPU11が判断することにより、1回目の計算結果「12.5」中の一の位以下の数値「2.5」を増加色である赤色(Rd)により表示した場合を示す。
同様に、タッチ入力部22において上記2回目の計算結果の紫色(Vi)の枠を、ユーザが手指FGによりタッチし、そのままタッチ状態を維持しながら同2回目の計算式の第1項である赤色(Rd)の枠位置までドラッグ&ドロップ操作した状態を示す。
この場合、ユーザの操作に合わせて紫色(Vi)の枠を移動させて表示した後、本来は赤色(Rd)の枠であった2回目の第1項の枠を紫色(Vi)の枠として、ドラッグ元の枠の色と同じとすると共に、これらドラッグ元の数値を基準とした数値の大小をCPU11が判断することにより、2回目の計算式の第1項の数値「10」を増加色である赤色(Rd)により表示した場合を示す。
このように異なる色の枠位置をドラッグ&ドロップ操作により指定することによって、元の枠位置の数値を基準としてドロップ位置にある枠内の数値の大小を容易に識別して視認することができるので、ユーザにとってもきわめて直感的な操作により数値の大小が理解できる。
以上詳述した如く本実施形態によれば、数値部分の増減を明確に識別できる数式を表示させることが可能となる。
また上記実施形態では、演算結果に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させるものとしたため、増減がどの桁位置からのものであるのかを視覚的に理解し易く、ユーザの理解度をより向上させることができる。
さらに上記実施形態では、前回の計算式を基準として今回の計算式またはその計算結果で増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させるものとしたため、特に今回入力した計算において増減がどの桁位置からのものであるのかを視覚的に理解し易く、ユーザの理解度をより向上させることができる。
また上記実施形態では、前回入力した数式と今回入力した数式の同項同士を他項と識別するような態様で識別して表示するものとしたため、計算式間の項同士の対応を合わせて認識することができ、演算子の位置とも対応することにより数値の増減の関係をより理解し易くなる。
さらに上記実施形態では、ユーザが任意に入力する計算式のみならず、予め記憶した公式に関しても同等の処理を実現できるため、より広い計算対象に関してユーザの理解を深めることができる。
また上記実施形態では、図13で示したようにユーザが任意の項同士を対応付けて指示することにより、項同士の増減を判別して視覚的に理解し易い態様で表示するようにしたため、計算式中の本来は対応しない項同士でも気軽にそれらの大小関係を把握することができる。
なお、本実施形態では数値の増減を色により識別して表示する場合について説明したが、増加や減少を意味する色について限定するものではなく、また色による識別以外にも、記号や文字のサイズ、数字の字体やその他の文字修飾による表示態様で識別して表示するものとしてもよい。
さらに上記実施形態は、本発明を関数電卓あるいはタブレット端末装置に適用した場合について説明したが、本発明はその他の電子情報機器、例えば各種タイプのパーソナルコンピュータやスマートフォンなどのアプリケーションプログラムとしても実現可能であることは勿論である。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
請求項1記載の発明は、数値と演算子とを含む数式を入力する数式入力手段と、上記数式入力手段により前回入力した数式と今回入力した数式との演算子部分が同じ場合に、前回入力した数式と今回入力した数式の各数値部分について増減があるか否かを判別する数値増減判別手段と、上記数値増減判別手段で増減があると判別した各数値に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させる増減表示制御手段と、を具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記数値増減判別手段は、前回入力した数式の演算結果と今回入力した数式の演算結果で増減があるか否かを判別し、上記増減表示制御手段は、上記数値増減判別手段で判別した演算結果に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記増減表示制御手段は、上記数値増減判別手段で増減があると判別した今回の数式中の各数値に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記増減表示制御手段は、前回入力した数式と今回入力した数式の同項同士を他項と識別して表示することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記数式入力手段は、特定の公式を入力し、上記増減表示制御手段は、上記公式中の変数部で増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記数式入力手段で入力した数式中の任意の項及び演算結果の少なくとも1つを指定する指定手段をさらに具備し、上記数値増減判別手段は、上記指定手段で指定した内容に応じ、前回入力した数式と今回入力した数式の各数値部分について増減があるか否かを判別し、上記増減表示制御手段は、上記数値増減判別手段で増減があると判別した各数値に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、数値と演算子とを含む数式を入力する数式入力工程と、上記数式入力工程で前回入力した数式と今回入力した数式との演算子部分が同じ場合に、前回入力した数式と今回入力した数式の各数値部分について増減があるか否かを判別する数値増減判別工程と、上記数値増減判別工程で増減があると判別した各数値に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させる増減表示制御工程と、を有したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、コンピュータを、数値と演算子とを含む数式を入力する数式入力手段、上記数式入力手段により前回入力した数式と今回入力した数式との演算子部分が同じ場合に、前回入力した数式と今回入力した数式の各数値部分について増減があるか否かを判別する数値増減判別手段、及び上記数値増減判別手段で増減があると判別した各数値に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させる増減表示制御手段、として機能させることを特徴とする。
10…関数電卓(またはタブレット端末装置)、11…CPU、12…プログラムメモリ、12a…数式表示処理プログラム、12b…公式データ、13…外部メモリ、14…メモリインタフェース(I/F)、15…通信部、16…パーソナルコンピュータ(PC)、17…教育サーバ、18…メインメモリ、18a…今回比較数値1〜n記憶部、18b…前回比較数値1〜n記憶部、18c…今回数式演算子記憶部、18d…前回数式演算子記憶部、19…キー入力部、20…液晶駆動部、21…液晶表示部(LCD)、22…タッチ入力部、23…座標入力部。

Claims (8)

  1. 数値と演算子とを含む数式を入力する数式入力手段と、
    上記数式入力手段により前回入力した数式と今回入力した数式との演算子部分が同じ場合に、前回入力した数式と今回入力した数式の各数値部分について増減があるか否かを判別する数値増減判別手段と、
    上記数値増減判別手段で増減があると判別した各数値に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させる増減表示制御手段と、
    を具備したことを特徴とする数式表示制御装置。
  2. 上記数値増減判別手段は、前回入力した数式の演算結果と今回入力した数式の演算結果で増減があるか否かを判別し、
    上記増減表示制御手段は、上記数値増減判別手段で判別した演算結果に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の数式表示制御装置。
  3. 上記増減表示制御手段は、上記数値増減判別手段で増減があると判別した今回の数式中の各数値に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させることを特徴とする請求項1記載の数式表示制御装置。
  4. 上記増減表示制御手段は、前回入力した数式と今回入力した数式の同項同士を他項と識別して表示することを特徴とする請求項1記載の数式表示制御装置。
  5. 上記数式入力手段は、特定の公式を入力し、
    上記増減表示制御手段は、上記公式中の変数部で増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の数式表示制御装置。
  6. 上記数式入力手段で入力した数式中の任意の項及び演算結果の少なくとも1つを指定する指定手段をさらに具備し、
    上記数値増減判別手段は、上記指定手段で指定した内容に応じ、前回入力した数式と今回入力した数式の各数値部分について増減があるか否かを判別し、
    上記増減表示制御手段は、上記数値増減判別手段で増減があると判別した各数値に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の数式表示制御装置。
  7. 数値と演算子とを含む数式を入力する数式入力工程と、
    上記数式入力工程で前回入力した数式と今回入力した数式との演算子部分が同じ場合に、前回入力した数式と今回入力した数式の各数値部分について増減があるか否かを判別する数値増減判別工程と、
    上記数値増減判別工程で増減があると判別した各数値に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させる増減表示制御工程と、
    を有したことを特徴とする数式表示制御方法。
  8. コンピュータを、
    数値と演算子とを含む数式を入力する数式入力手段、
    上記数式入力手段により前回入力した数式と今回入力した数式との演算子部分が同じ場合に、前回入力した数式と今回入力した数式の各数値部分について増減があるか否かを判別する数値増減判別手段、及び
    上記数値増減判別手段で増減があると判別した各数値に対し、数値中の増減した桁以下を増減に応じた表示態様で表示させる増減表示制御手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104268118A (zh) * 2014-09-23 2015-01-07 赵方 一种包括触摸屏的数学式计算器及数学公式识别的方法
CN105893316A (zh) * 2016-03-25 2016-08-24 乐视控股(北京)有限公司 基于移动终端的计算器实现方法及装置
JP7556247B2 (ja) 2020-09-24 2024-09-26 カシオ計算機株式会社 計算機システム、計算機、計算機プログラム及び端末プログラム

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