JP6915669B2 - 税計算機、税計算方法、及び税計算プログラム - Google Patents

税計算機、税計算方法、及び税計算プログラム Download PDF

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本発明は、税計算をする税計算機、税計算方法、及び税計算プログラムに関する。
近年の計算装置(電卓)には、複数の税率を用いて税計算をする機能を設けたものがある。例えば、特許文献1に記載された電卓は、任意の四則計算を行い、乗算の対象となる数値(金額)を表示した状態で、税込みキー(確認キー)を操作すると、表示されている数値に第1の税率をもとにした税込額を算出して表示する。同様にして、税込みキー(確認キー)を操作すると、表示されている数値に第2の税率をもとにした税込額を算出して表示する。
また、特許文献2に記載された電卓は、税率メモリに8種類まで税率を設定し、番号で指定して選択することができる。電卓は、税率が選択された後、演算と「税込み」の入力操作が順次されると、演算結果とする数値に対する、選択された税率に応じた税込み計算を実行して税込額を表示する。
特開平10−143472号公報 特開2000−268002号公報
このように従来技術による電卓では、複数の税率を対象として税計算を実行することができるが、選択された1つの税率をもとにした税計算をするだけであった。すなわち、複数の税率に基づいた税計算をすることができないため、例えば税率が異なる複数の商品が混在する場合に簡単な操作で税込合計額を算出することが困難であった。
本発明は、前記のような課題に考慮してなされたもので、簡単な操作で複数の税率に基づいた税計算をする税計算機、税計算方法、及び税計算プログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の税計算機は、入力部と表示部と制御部とを備える税計算機であって、前記入力部は、数値キーと、第1税率に関する処理を実行する際に操作される第1キーと、第2税率に関する処理を実行する際に操作される第2キーと、税計算の結果に関する処理を実行する際に操作される第3キーとを少なくとも有し、前記制御部は、前記数値キーが操作されることにより新たに入力された数値が前記表示部に表示されているときに、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されると、表示されている前記数値と、前記第1税率及び前記第2税率のうちの操作された前記何れかのキーに対応する何れかの税率とをもとに、表示されている前記数値を抜額として、込額及び額を、前記何れかの税率に係わる税計算結果として算出し、算出された前記税計算結果としての前記税込額及び前記税額の何れかを、前記表示部に表示する、税計算結果表示制御を行ない、前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが操作されたことに応じて、複数回行われた前記税計算結果表示制御により算出された複数の前記税計算結果としての複数の前記込額及び複数の前記税額合計を示す税込総合計額及び税総合計額何れかを、前記表示部に表示する、税込/税総合計表示制御を行なう。
また、上記の課題を解決するために、本発明の税計算機は、入力部と表示部と制御部とを備える税計算機であって、前記入力部は、数値キーと、第1税率に関する処理を実行する際に操作される第1キーと、第2税率に関する処理を実行する際に操作される第2キーと、税計算の結果に関する処理を実行する際に操作される第3キーとを少なくとも有し、前記制御部は、前記数値キーが操作されることにより新たに入力された数値が前記表示部に表示されているときに、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されると、表示されている前記数値と、前記第1税率及び前記第2税率のうちの操作された前記何れかのキーに対応する何れかの税率とをもとに、前記何れかの税率に係わる税計算結果を算出し、算出された前記税計算結果を、前記表示部にその画面を更新して表示する、税計算結果表示制御を行ない、前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが操作されたことに応じて、税計算結果の総合計の表示に係わる税計算結果総合計表示モードへ遷移する、税計算結果総合計表示モード遷移制御を行ない、前記税計算結果総合計表示モード遷移制御を行った後、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されると、複数回行われた前記税計算結果表示制御により算出された複数の前記税計算結果に係わる数値のうちの、操作された前記何れかのキーに対応する何れかの税計算結果に係わる数値を、前記表示部に表示する、税計算結果関連数値表示制御を行なう。
本発明によれば、簡単な操作で複数の税率に基づいた税計算をすることが可能となる。
本実施形態における税計算機の外観構成を示す正面図。 本実施形態における電卓の電子回路の構成を示すブロック図。 本実施形態における電卓の税計算機能の動作を説明するためのフローチャート。 本実施形態における電卓の税計算機能の動作を説明するためのフローチャート。 本実施形態における電卓の税計算機能の動作を説明するためのフローチャート。 本実施形態における電卓の税計算機能を説明するための入力操作と表示の具体例を示す図。 本実施形態における電卓の税計算機能を説明するための入力操作と表示の具体例を示す図。 本実施形態における電卓の税計算機能を説明するための入力操作と表示の具体例を示す図。 本実施形態における電卓の税計算機能を説明するための入力操作と表示の具体例を示す図。 本実施形態における電卓の税計算機能を説明するための入力操作と表示の具体例を示す図。
以下、図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1(A)(B)は、本実施形態に係る税計算機の外観構成を示す正面図である。本実施形態では、税計算機を計算専用の電卓10A,10Bとして実現している。
なお、税計算機は、電卓10A,10Bとして構成する他、計算機能を有する(計算処理プログラムが実装された)パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、携帯電話機、タッチパネル式PDA(personal digital assistants)、電子ブック、携帯ゲーム機等として構成することができる。なお、電卓10のような物理的なキー(ボタン)が実装されていない税計算機は、電卓10のキーと同様なソフトウェアキーボードを表示し、このソフトウェアキーボードに対するキー操作に応じて計算処理を実行する。
図1(A)(B)に示す電卓10A,10Bは、筐体に実装されるキーが異なるだけで、実質的に同じ処理を実行可能である。図1(A)はジャストタイプの電卓10Aを示し、図1(B)はミニジャストタイプの電卓10Bを示している。電卓10Aと電卓10Bは、電卓10Aに、端数処理(数値の丸め方法)について設定するためのラウンドセレクタ11yと小数点セレクタ11zが設けられている点が異なる。
図1(A)に示す電卓10Aについて説明する。本実施形態における電卓10Aは、複数の税率(以下では税率1(例えば「10%」)と税率2(例えば「8%」)の2つの税率)に基づいた税計算をする税計算機能が設けられている。
電卓10Aの筐体正面には、複数のキーを含むキー入力部11および表示部12が設けられる。キー入力部11には、数値キー、演算キー、税計算機能キー、機能キー、が設けられる。数値キーには、例えば[00][0]〜[9]のそれぞれに対応する複数のキーを含む。演算キーには、例えば[+](加算)キー、[−](減算)キー、[×](乗算)キー、[÷](除算)キー11h、[=]キーのそれぞれに対応する複数のキーを含む。税計算機能キーには、税計算キー(税込1計算キー(第1税計算キー)11b、税込2計算キー(第2税計算キー)11c、税抜1計算キー(第4税計算キー)11d、税抜2計算キー(第5税計算キー)11e)、税計算合計キー(第3税計算キー)11fが設けられる。機能キーには、例えばオールクリアキー([AC]キー11a)、クリアキー([C]キー)、複数のメモリキー([MRC][M−][M+])、グランドトータルキー([GT]キー)、[%]キー11gなどが含まれる。
ラウンドセレクタ11yは、端数処理の計算方法を設定する。例えば、「F」設定は、表示部12に小数点以下を含む表示可能な最大桁の表示を指定する。「CUT」設定は、小数点セレクタ11zで指定された桁の切り捨てを指定する。「UP」設定は、小数点セレクタ11zで指定された桁の切り上げを指定する。「5/4」設定は、小数点セレクタ11zで指定した桁の四捨五入を指定する。小数点セレクタ11zは、小数点以下を何桁まで表示部12に表示させるかを設定する。なお、「ADD」設定は、入力された数値に対して所定の桁数への小数点設定を指定する。
表示部12は、ドットマトリクス型の液晶表示ユニットからなる。表示部12には、キー入力部11のキーに対する操作により入力された数値が表示される。表示部12には、限られた行数分(例えば1行)の数値が表示される。また、表示部12の辺に沿って設けられた状態表示エリアには、設定中の計算モードや各種設定状態を示す文字や記号(シンボル)が表示される。
図1(B)に示す電卓10Bは、図1(A)に示す電卓10Aと同じ機能が割り当てられたキーが設けられている。電卓10Aと同じ機能が割り当てられたキーには、電卓10Aと符号を付して説明を省略する。
図2は、本実施形態における電卓10(電卓10A,10B)の電子回路の構成を示すブロック図である。電卓10の電子回路は、CPU21を含む、コンピュータを構成する複数のユニットを備えている。
CPU21は、メモリ22に記憶された計算処理プログラム22aを実行することにより、回路各部の動作を制御する。入力操作が行われると、CPU21は、キー入力部11からのキー入力信号により入力操作がされたキーを検出し、検出された各キーに応じた各種の演算処理を実行する。電卓10は、CPU21が計算処理プログラム22aに記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウェアとハードウェアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べる計算機能による処理を含む計算処理を実現する。
計算処理プログラム22aは、予めメモリ22に記憶されていても良いし、記録媒体読取部23を介してメモリカード等の外部記録媒体23から読み込まれても良いし、あるいは通信部25を介して通信ネットワークN(インターネット等を含む)上のサーバ30からダウンロードされても良い。
メモリ22には、計算処理プログラム22aが記憶される他に、税率1合計メモリエリア22b、税率2合計メモリエリア22c、税合計メモリエリア22d、税合計後モードデータ22eなど各データを記憶するエリアが設けられる。
税率1合計メモリエリア22bは、税率1に基づいた税計算により算出されるデータを記憶するためのエリアである。税率1合計メモリエリア22bには、キー入力部11の入力操作により入力された税抜額(第1税抜額)を示す数値に対して、税率1を用いて計算された税込額(第1税込額)、税額(第1税額)、及び税抜額(第1税抜額)が、少なくとも1つの数値について記憶される。また、税率1合計メモリエリア22bは、少なくとも1つの数値に対応する第1税込額の合計を示す第1税込合計額、第1税込合計額に対応する第1税抜合計額、第1税込合計額に対応する第1税合計額が記憶される。
税率2合計メモリエリア22cは、税率2に基づいた税計算により算出されるデータを記憶するためのエリアである。税率2合計メモリエリア22cには、キー入力部11の入力操作により入力された税抜額(第2税抜額)を示す数値に対して、税率2を用いて計算された税込額(第2税込額)及び税額(第2税額)と、税抜額(第2税抜額)が、少なくとも1つの数値について記憶される。また、税率2合計メモリエリア22cは、少なくとも1つの数値に対応する第2税込額の合計を示す第2税込合計額、第2税込合計額に対応する第2税抜合計額、第2税込合計額に対応する第2税合計額が記憶される。
税合計メモリエリア22dは、税率1に基づいた税計算により算出される数値と、税率2に基づいた税計算により算出される数値の合計を示すデータを記憶するためのエリアである。税合計メモリエリア22dには、税計算合計キー11fの入力操作に応じて、第1税込合計額と第2税込合計額とを合計した税込総合計額、税込総合計額に対応する税抜総合計額、税込総合計額に対応する税総合計額が記憶される。
税合計後モードデータ22eは、税計算合計キー11fの入力操作に応じて税込総合計額が算出された後の状態にあるか否か(税合計後モードオン/オフ)を示すデータである。税合計後モードは、税込総合計額が算出された時にオンされ、税込1計算キー11b及び税込2計算キー11c以外のキー、例えば[AC]キー11aが操作された場合や数値キーが操作されることにより新たな数値入力が行われた場合にオフされる。税合計後モードがオン状態(税込総合計額の算出後の状態)の場合には、税込1計算キー11bあるいは税込2計算キー11cに対する操作が行われると、(第1/第2)税込合計額が表示される(税込合計額表示制御処理)。そして同じキー(税込1計算キー11bあるいは税込2計算キー11c)が操作される毎に、(第1/第2)税込合計額に対応する税抜合計額、(第1/第2)税込合計額に対応する税合計額を切替て順次表示させる。また、税合計後モードがオフ状態の場合(つまり税込総合計額の算出後でない状態)に、税込1計算キー11bあるいは税込2計算キー11cに対する操作が行われると、表示数値を税抜額とした場合の(第1/第2)税込額が表示される(税込額表示制御処理)。そして同じキー(税込1計算キー11bあるいは税込2計算キー11c)が操作されると、(第1/第2)税額が表示される。
次に、本実施形態における電卓10の動作について説明する。図3、図4及び図5は、本実施形態における電卓10の税計算機能の動作を説明するためのフローチャートである。図6、図7、図8、図9及び図10は、本実施形態における電卓10の税計算機能を説明するための入力操作と表示の具体例を示す図である。
まず、ユーザは、計算を開始前に表示をクリアするため、[AC]キー11aを操作(押下)する。CPU21は、[AC]キー11aが操作されると(ステップA1、Yes)、税計算に使用するメモリ22の各エリア、すなわち税率1合計メモリエリア22b、税率2合計メモリエリア22c、及び税合計メモリエリア22dを全てクリアする(ステップA2)。また、CPU21は、税合計後モードデータ22eに記憶された税合計後モードをオフする(ステップA3)。図7(A1)は、[AC]キー11aが操作された場合の表示例を示している。また、先の税計算結果などの数値が図8(A1)のように表示された状態で[AC]キー11aが操作された場合には、CPU21は、図8(A2)に示すように、先に表示された数値をクリアして「0」を表示する。
[AC]キー11aの入力操作の直後に、税込1計算キー11bに対する入力操作を検出した場合(ステップA8、A9、Yes)、CPU21は、税込1計算キー11bに対して設定された税率1を表示部12において表示させる(ステップA10)。本実施形態では、初期設定において、税率1として「10%」が設定されている。同様にして、[AC]キー11aの入力操作の直後に、税込2計算キー11cに対する入力操作を検出した場合(ステップA26、A27、Yes)、CPU21は、税込2計算キー11cに対して設定された税率2を表示部12において表示させる(ステップA38)。本実施形態では、初期設定において、税率2として「8%」が設定されている。
次に、計算の対象とする数値を入力するためにユーザにより数値キーが操作されると(ステップA4、Yes)、CPU21は、入力操作された数値キーに応じた数値(数値コード)を入力し、入力された数値を表示部12において表示させる(ステップA5)。また、CPU21は、税合計後モードデータ22eに記憶された税合計後モードをオフする(ステップA3)。続いて、演算キーが操作されると(ステップA6、Yes)、CPU21は、入力操作された演算キーに応じた演算(演算コード)を入力して、入力された演算の演算(記号)シンボルを表示部12の状態表示エリアにおいて表示させる(ステップA7)。また、CPU21は、税合計後モードデータ22eに記憶された税合計後モードをオフする(ステップA3)。また、CPU21は、入力された演算コードと入力済みの数値コードをもとに演算を実行し、演算途中の結果を表示部12に表示させる。以下、同様にして、数値コードと演算コードの入力が繰り返されることにより、CPU21は、入力された数値コードと演算コードとを順次記憶していく。そして、ユーザ操作により「=」(イコール)キーが操作されると、CPU21は、入力操作された演算キー(「=」キー)に応じた演算コードを入力し、それまでに入力された数値コードと演算コード(「=」コード)に応じた計算を実行し、計算結果を表示部12に表示させる(ステップA4〜A7)。
こうして、表示部12に数値が表示された状態において、税込1計算キー11bあるいは税込2計算キー11cの入力操作を検出した場合、CPU21は、表示部12に表示された税抜額を示す数値に対して、入力操作がされた税計算キーに応じた税率をもとに税計算を実行する。なお、前述した説明では、表示部12に表示された数値は、演算によって入力(表示)されているが、単に数値キーの入力操作により入力された数値を税計算の対象とすることができる。
例えば、CPU21は、税込1計算キー11bの入力操作を検出した場合(ステップA8、Yes)、税合計後モードがオフ状態にあるため(ステップA11、Yes)、税計算の対象とする表示中の数値について、税率1(例えば「10%」)をもとに税込額及び税額を計算して、表示中の数値が示す税抜額と共に税率1合計メモリエリア22bに記憶させる(ステップA12)。また、CPU21は、税率1をもとに計算した税込額を表示部12に表示させる(ステップA13)。同様にして、数値キーの操作により入力された数値(あるいは演算により算出された数値)を表示部12に表示させた状態で(ステップA4〜A7)、税込1計算キー11bの入力操作を検出した場合(ステップA8、Yes)、CPU21は、表示部12に表示中の数値について税率1をもとに税計算をして、計算結果を税率1合計メモリエリア22bに記憶させると共に税込額を表示部12に表示させる(ステップA8〜A13)。すなわち、複数の数値に対する税計算を続けて指示することができる。
また、CPU21は、税込2計算キー11cの入力操作を検出した場合(ステップA26、Yes)、税合計後モードがオフ状態にあるため(ステップA29、Yes)、税計算の対象とする表示中の数値について、税率2(例えば「8%」)をもとに税込額及び税額を計算して、表示中の数値が示す税抜額と共に税率2合計メモリエリア22cに記憶させる(ステップA30)。また、CPU21は、税率2をもとに計算した税込額を表示部12に表示させる(ステップA31)。同様にして、数値キーの操作により入力された数値(あるいは演算により算出された数値)を表示部12に表示させた状態で(ステップA4〜A7)、税込2計算キー11cの入力操作を検出した場合(ステップA26、Yes)、CPU21は、表示部12に表示中の数値について税率2をもとに税計算をして、計算結果を税率2合計メモリエリア22cに記憶させると共に税込額を表示部12に表示させる(ステップA26〜A30)。
以下、具体的な数値の入力と税計算の例について説明する。図6は、以下の説明で使用する入力される数値(税抜額)、税込額、税額の例を示す図である。図7(B1)〜図7(B7)には、図6に示す複数の数値(税抜額)が入力され、それぞれに対する税率が税込1計算キー10bまたは税込2計算キー11cにより指定されたことを示している。
例えば図7(B1)に示すように、数値「1000」が入力された後、税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、税率1をもとに算出した税込額「1100」を表示させる。また、CPU21は、税率1をもとに算出した税込額を表示していることを表すシンボル「税1」を表示させる。同様にして、数値「200」「5000」「1500」が入力され、それぞれに対して税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、図7(B2)〜(B4)に示すように、各数値に対して税率1をもとに算出した税込額を表示させる。各数値に対する税計算の結果は、税率1合計メモリエリア22bに記憶される。
また、例えば図7(B5)に示すように、数値「2000」が入力された後、税込2計算キー11cが操作されると、CPU21は、税率2をもとに算出した税込額「2160」を表示させる。また、CPU21は、税率2をもとに算出した税込額を表示していることを表すシンボル「税2」を表示させる。同様にして、数値「3000」「400」が入力され、それぞれに対して税込2計算キー11cが操作されると、CPU21は、図7(B6)(B7)に示すように、各数値に対して税率2をもとに算出した税込額を表示させる。各数値に対する税計算の結果は、税率2合計メモリエリア22cに記憶される。
こうして、本実施形態における電卓10は、入力された数値に対する税計算に用いる税率を、税込1計算キー11bあるいは税込2計算キー11cの操作によって任意に指定することができる。従って、例えば適用税率が異なる複数の商品の税込総合計額を算出する場合に、適用税率が異なる複数の商品について、個々に税率を指定して税込額を入力することができるため入力作業を容易にすることができる。図7(B1)〜図7(B7)では、税率1を適用する数値と税率2を適用する数値について、それぞれ連続して税計算を実行しているが、税率1と税率2を混在して指定して税計算を実行することができる。
なお、税込額が表示されている状態において、税計算を指示するために操作したキー(税込1計算キー11bまたは税込2計算キー11c)を続けて操作すると、税込額表示を税額表示に切り替えて表示させる。例えば、税率1をもとに算出された税込額が表示されている時(ステップA13)、税込1計算キー11bが操作された場合(ステップA14、Yes)、CPU21は、税率1をもとに算出した税額を税率1合計メモリエリア22bから読み出して表示させる(ステップA15)。さらに、続けて税込1計算キー11bが操作された場合(ステップA16,Yes)、CPU21は、税率1をもとに算出された税込額を表示させる(ステップA13)。また、税率2をもとに算出された税込額が表示されている時(ステップA31)、税込2計算キー11cが操作された場合(ステップA32、Yes)、CPU21は、税率2をもとに算出した税額を税率2合計メモリエリア22cから読み出して表示させる(ステップA33)。さらに、続けて税込2計算キー11cが操作された場合(ステップA34,Yes)、CPU21は、税率2をもとに算出された税込額を表示させる(ステップA31)。すなわち、電卓10は、税込1計算キー11bあるいは税込2計算キー11cの操作に応じて税込額を算出した後、税込1計算キー11bあるいは税込2計算キー11cに対する操作毎に、税込額の表示と税額の表示を交互に切り替えて表示させることができる。よって、税込額と税額とを容易に確認することができる。
次に、税込額あるいは税額が表示された状態において、税計算合計キー11f(第3税計算キー)が操作された場合(ステップA44、Yes)、CPU21は、税合計後モードデータ22eに記憶された税合計後モードをオンする(ステップA55)。また、CPU21は、税率1合計メモリエリア22bに記憶された税率1をもとに算出された税込額の合計(第1税込合計額)と、税率2合計メモリエリア22cに記憶された税率2をもとに算出された税込額の合計(第2税込合計額)とを合計した税込総合計額を算出して、税合計メモリエリア22dに記憶させると共に表示部12に表示させる(ステップA45)。
また、電卓10は、税込総合計額が表示されている状態において、税計算合計キー11fを続けて操作することで、税込総合計額の表示を、税抜総合計額、税総合計額に順次切り替えて表示させることができる(税抜税総合計額表示制御処理)。
税込総合計額が表示されている時(ステップA45)、税計算合計キー11f(第3税計算キー)が操作された場合(ステップA46、Yes)、CPU21は、税率1合計メモリエリア22bと税率2合計メモリエリア22cに記憶されたデータをもとに、税込総合計額に対応する税抜総合計額を算出して税合計メモリエリア22dに記憶させる。また、CPU21は、税合計メモリエリア22dから税抜総合計額を読み出して表示させる(ステップA47)。
さらに、税抜総合計額が表示されている時(ステップA47)、税計算合計キー11f(第3税計算キー)が操作された場合(ステップA48,Yes)、CPU21は、税率1合計メモリエリア22bと税率2合計メモリエリア22cに記憶されたデータをもとに、税込総合計額に対応する税総合計額を算出して税合計メモリエリア22dに記憶させる。また、CPU21は、税合計メモリエリア22dから税総合計額を読み出して表示させる(ステップA49)。
さらに、税計算合計キー11fが操作された場合、CPU21は、税込総合計額を表示部12において表示させる。すなわち、電卓10は、税計算合計キー11fの操作に応じて税込総合計額を算出した後、税計算合計キー11f(第3税計算キー)に対する操作毎に、税込総合計額、税込総合計額に対応する税抜総合計額、税込総合計額に対応する税総合計額の表示を交互に切り替えることができる。よって、税込総合計額、税抜総合計額、税総合計額を容易に確認することができる。
図7(C1)〜図7(C3)には、税計算合計キー11f(第3税計算キー)が操作された場合の表示例を示している。図7(B1)〜(B7)に示す複数の数値について税計算がされた後、税計算合計キー11fが操作されると、CPU21は、図7(C1)に示すように、税率1と税率2をそれぞれ適用した税込額の総合計額を示す税込総合計額「14302」を表示させる。ここで、税計算合計キー11fが操作されると、CPU21は、図7(C2)に示すように、税抜総合計額「13100」を表示させる。さらに、税計算合計キー11fが操作されると、CPU21は、図7(C3)に示すように、税総合計額「1202」を表示させる(税抜税総合計額表示制御処理)。さらに、税計算合計キー11fが操作されると、CPU21は、図7(C1)に示す表示に戻り、税込総合計額「14302」を表示させる。
次に、税合計後モードがオン状態にされた後(税込総合計額が算出された後)、税込1計算キー11bまたは税込2計算キー11cが操作された場合について説明する。
図7(C1)〜図7(C3)に示すように、税込総合計額、税抜総合計額、あるいは税総合計額が表示された状態において、税込1計算キー11bが操作された場合(ステップA8、Yes)、CPU21は、税合計後モードがオン状態にあるため(ステップA11、No)、少なくとも1つの数値に対応する第1税込額の合計を示す第1税込合計額を税率1合計メモリエリア22bから読み出して表示部12に表示させる(ステップA17)。さらに、第1税込合計額が表示されている状態において(ステップA17)、税込1計算キー11bが操作された場合(ステップA18,Yes)、CPU21は、税率1合計メモリエリア22bから第1税込合計額に対応する第1税抜合計額を読み出して表示させる(ステップA19)。さらに、第1税抜額が表示された状態において、税込1計算キー11bが操作された場合(ステップA20、Yes)、CPU21は、税率1合計メモリエリア22bから第1税込合計額に対応する第1税合計額を読み出して表示させる(ステップA21)。すなわち、電卓10は、が算出された後では、税込1計算キー11bに対する操作毎に、税率1をもとに算出された第1税込合計額、第1税抜合計額、第1税合計額の何れかの表示に切り替えることができる。よって、第1税込合計額、第1税抜合計額、第1税合計額を容易に確認することができる。
図7(D1)〜図7(D3)には、税込1計算キー11bが操作された場合の表示例を示している。図7(C1)〜図7(C3)に示す表示がされている状態において税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、図7(D1)に示すように、税率1をもとに算出された第1税込合計額「8470」を表示させる。ここで、税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、図7(D2)に示すように、第1税抜合計額「7700」を表示させる。さらに、税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、図7(D3)に示すように、第1税合計額「770」を表示させる。さらに、税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、図7(D1)に示す表示に戻り、第1税込合計額「8470」を表示させる。
なお、図7(D1)〜図7(D3)に示す表示状態において税込2計算キー11cが操作された場合には(ステップA23、A24、A25、Yes)、CPU21は、以下に説明する図7(E1)〜図7(E3)に示す第2税込合計額の表示に切り替える(ステップA35)。また、図7(D1)〜図7(D3)に示す表示状態において税計算合計キー11fが操作された場合には(ステップA56、Yes)、CPU21は、前述した税込総合計額の表示状態に移行する(ステップA45)。
一方、図7(C1)〜図7(C3)に示すように、税込総合計額、税抜総合計額、あるいは税総合計額が表示された状態において、税込2計算キー11cが操作された場合(ステップA26、Yes)、CPU21は、税合計後モードがオン状態にあるため(ステップA29、No)、少なくとも1つの数値に対応する第2税込額の合計を示す第2税込合計額を税率2合計メモリエリア22cから読み出して表示部12に表示させる(ステップA35)。さらに、第2税込合計額が表示されている状態において(ステップA35)、税込2計算キー11cが操作された場合(ステップA36,Yes)、CPU21は、税率2合計メモリエリア22cから第2税込合計額に対応する第2税抜合計額を読み出して表示させる(ステップA37)。さらに、第2税抜額が表示された状態において、税込2計算キー11cが操作された場合(ステップA38、Yes)、CPU21は、税率2合計メモリエリア22cから第2税込合計額に対応する第2税合計額を読み出して表示させる(ステップA39)。すなわち、電卓10は、税込総合計額が算出された後では、税込2計算キー11cに対する操作毎に、税率2をもとに算出された第2税込合計額、第2税抜合計額、第2税合計額の何れかの表示に切り替えることができる。よって、第2税込合計額、第2税抜合計額、第2税合計額を容易に確認することができる。
図7(E1)〜(E3)には、税込2計算キー11cが操作された場合の表示例を示している。図7(C1)〜図7(C3)に示す表示がされている状態において税込2計算キー11cが操作されると、CPU21は、図7(E1)に示すように、税率2をもとに算出された第2税込合計額「5832」を表示させる。ここで、税込2計算キー11cが操作されると、CPU21は、図7(E2)に示すように、第2税抜合計額「5400」を表示させる。さらに、税込2計算キー11cが操作されると、CPU21は、図7(E3)に示すように、第2税合計額「432」を表示させる。さらに、税込2計算キー11cが操作されると、CPU21は、図7(E1)に示す表示に戻り、第2税込合計額「5832」を表示させる。
なお、図7(E1)〜図7(E3)に示す表示状態において税込1計算キー11bが操作された場合には(ステップA41、A42、A43、Yes)、CPU21は、図7(D1)〜図7(D3)に示す第1税込合計額の表示に切り替える(ステップA17)。また、図7(E1)〜図7(E3)に示す表示状態において税計算合計キー11fが操作された場合には(ステップA57、Yes)、CPU21は、前述した税込総合計額の表示状態に移行する(ステップA45)。
すなわち、電卓10は、税合計後モードがオン状態にある間、税込1計算キー11bと税込2計算キー11cの操作による簡単な操作により、税率1と税率2のそれぞれに対応する合計表示(図7(D1)〜図7(D3)、図7(E1)〜図7(E3))を、相互に切り替えて表示させることができる。また、電卓10は、税計算合計キー11fの操作により総合計表示(図7(C1)〜図7(C3))に切り替えて表示させることができる。
こうして、本実施形態における電卓10では、複数の税率のそれぞれに対応する税込1計算キー11bと税込2計算キー11cを用いた簡単な操作で複数の税率に基づいた税計算をし、税計算の内容を容易に確認することができる。
次に、税込1計算キー11bと税込2計算キー11cに対して税率を設定する税率設定処理について説明する。前述した説明では、税込1計算キー11bには税率1として「10%」、税込2計算キー11cには税率2として「8%」がそれぞれ初期設定されているとしている。本実施形態における電卓10では、税込1計算キー11bと税込2計算キー11cに対して、任意に税率を設定することができる。
例えば、[AC]キー11aの操作の後に(ステップA1)、例えば[%]キー11gを長押しする操作(例えば3秒間、押し続ける操作)がされた場合(ステップA51、A52)、CPU21は、税率設定処理を起動する。
図5は、本実施形態における税率設定処理を説明するためのフローチャートである。図8(B)は、税率設定処理時の表示例を示す図である。まず、税率1の設定を変更する場合について説明する。
CPU21は、[AC]キー11aと[%]キー11gの操作により税率設定処理を起動すると、図8(B1)に示すように、税率設定用の画面を表示させる。ここで、税込1計算キー11bが操作されると(ステップB1)、CPU21は、図8(B2)に示すように、税込1計算キー11bに設定された税率1(「10」)と「税1」のシンボルを表示部12に表示させる(ステップB2)。次に、新たに設定する税率1を示す数値(例えば「8」)が入力された後(ステップB3)、[%]キー11gが操作されると、CPU21は、入力された数値(「8」)を表示させると共に、税込1計算キー11bに適用する税率1として設定(登録)(メモリ22へ記憶)する(ステップB4)。
同様にして、図8(C1)に示すように税率設定処理を起動した後、税込2計算キー11cが操作されると、CPU21は、図8(C2)に示すように、税込2計算キー11cに設定された税率2(「8」)と「税2」のシンボルを表示部12に表示させる。次に、新たに設定する税率2を示す数値(例えば「10」)が入力された後、[%]キー11gが操作されると、CPU21は、入力された数値(「10」)を表示させると共に、税込2計算キー11cに適用する税率2として設定(登録)(メモリ22へ記憶)する。
このようにして、本実施形態における電卓10では、税込1計算キー11b及び税込2計算キー11cに対して任意の税率を設定することができる。CPU21は、前述した図3及び図4に示す処理において、税込1計算キー11bあるいは税込2計算キー11cが操作された場合、新たに設定(登録)された税率1,2を用いて税計算を実行する。
税込1計算キー11bに対して設定(登録)された税率1は、前述したように(ステップA10)、[AC]キー11aの直後に税込1計算キー11bを操作することで、図8(D1)にように表示させることができる。同様にして、税込2計算キー11cに対して設定(登録)された税率2は、前述したように(ステップA28)、[AC]キー11aの直後に税込2計算キー11cを操作することで、図8(E1)にように表示させることができる。
次に、電卓10Bにおける端数処理の計算方法を設定する方法について説明する。図9及び図10は、端数処理の計算方法を設定する方法を説明するための図である。
図1に示す電卓10Aでは、ラウンドセレクタ11yと小数点セレクタ11zが設けられているため、ラウンドセレクタ11yと小数点セレクタ11zの設定により端数処理を制御(計算方法の設定)することができる。一方、ミニジャストタイプの電卓10Bには、ラウンドセレクタ11yと小数点セレクタ11zが設けられていないため、キー入力部11に対する操作により端数処理の計算方法を設定する。
CPU21は、例えば[AC]キー11aと[%]キー11gを同時に長押しする操作があった場合、図9(A1)に示すように、端数処理の計算方法を設定する画面を表示させる。図9(A1)では、端数処理の初期設定「F」設定(小数点有り)を表すシンボルが表示されている。ここで、CPU21は、[÷]キー11hが操作される毎に、設定対象とする計算方法を、図9(B1)(C1)(D1)に示すように、「CUT」「5/4」「UP」の各設定に順次切り替える。CPU21は、何れかの計算方法(シンボル)が表示されている時に、[%]キー11gが操作された場合に、表示中のシンボルに対応する計算方法を設定する。図9(A2)(B2)(C2)(D1)は、[%]キー11gが操作された時のそれぞれに対応する設定画面を示している。
このようして、ラウンドセレクタ11y及び小数点セレクタ11zが設けられていない電卓10Bであっても、電卓10Aにおいてラウンドセレクタ11y及び小数点セレクタ11zを設定した場合と同様にして、ユーザの要求に応じた端数処理の計算方法を任意に設定することができる。
図10は、端数処理の各計算方法に応じた税計算の結果の違いを説明するための図である。ここでは、税率1(10%)として税計算している。
「F」設定されている場合(図10(A1))、例えば数値「95」が入力され、税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、図10(A2)に示すように、小数点付きで税込額を表示させる。さらに、税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、図10(A3)に示すように、小数点付きで税額を表示させる。
「CUT」設定されている場合(図10(B1))、例えば数値「95」が入力され、税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、図10(B2)に示すように、小数点以下を切り捨て計算して税込額を表示させる。さらに、税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、図10(B3)に示すように、同様にして、以下を切り捨て計算して税額を表示させる。
「5/4」設定されている場合(図10(C1))、例えば数値「95」が入力され、税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、図10(C2)に示すように、小数点以下を四捨五入計算して税込額を表示させる。さらに、税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、図10(C3)に示すように、同様にして、小数点以下を四捨五入計算して税額を表示させる。
「UP」設定されている場合(図10(D1))、例えば数値「95」が入力され、税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、図10(D2)に示すように、小数点以下を切り上げ計算して税込額を表示させる。さらに、税込1計算キー11bが操作されると、CPU21は、図10(D3)に示すように、同様にして、小数点以下を切り上げ計算して税額を表示させる。
なお、前述した例では、税込1計算キー11bが操作された場合について説明しているが、税込2計算キー11c(さらに、税抜1計算キー11d、税抜2計算キー11e)が操作された場合について、同様にして予め設定された端数計算の計算方法に応じて税計算が実行され、計算結果が表示部12に表示される。
こうして、ユーザの要求に応じた端数処理の計算方法を税計算に反映させることができる。
なお、前述した説明では、税込1計算キー11bと税込2計算キー11cに対する入力操作がある場合を例にしているが、税抜1計算キー11dと税抜2計算キー11eに対する入力操作がある場合についても同様の処理を実行することも可能である。ただし、税抜1計算キー11dあるいは税抜2計算キー11eが操作された場合、CPU21は、税抜額を税込額よりも優先して表示させるものとする。その他は、税込1計算キー11bまたは税込2計算キー11cが操作された場合と同様に処理する。
また、実施形態において記載した手法、すなわち図3〜図5のフローチャートに示す処理等の各手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して配布することができる。そして、コンピュータは、外部記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、実施形態において説明した機能と同様の処理を実現することができる。
また、各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態としてネットワーク(インターネット)上を伝送させることができ、このネットワーク(インターネット)に接続されたコンピュータ(サーバ装置等)からプログラムデータを取り込み、前述した実施形態と同様の機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 第1税率に対応する第1税計算キーに対する第1入力操作と、第2税率に対応する第2税計算キーに対する第2入力操作と、を検出する検出手段と、
表示部に表示された税抜額を示す数値に対して、前記第1入力操作が検出された場合に前記第1税率をもとに算出される第1税込額を表示する制御を行ない、前記表示部に表示された税抜額を示す数値に対して、前記第2入力操作が検出された場合に前記第2税率をもとに算出される第2税込額を表示する制御を行う税込額表示制御手段と、
少なくとも1つの前記数値に対応する前記第1税込額の合計を示す第1税込合計額と、少なくとも1つの前記数値に対応する前記第2税込額の合計を示す第2税込合計額と、を合計した税込総合計額を表示する制御を行う税込総合計額表示制御手段と、
前記税込総合計額を表示した後、前記第1入力操作が検出された場合に前記第1税込合計額を表示する制御を行い、前記税込総合計額を表示した後、前記第2入力操作が検出された場合に前記第2税込合計額を表示する制御を行う税込合計額表示制御手段と、を備える税計算機。
[2] 前記検出手段は、税込総合計額の表示を指示するための第3税計算キーに対する第3入力操作を検出し、
前記税込総合計額表示制御手段は、前記第3入力操作が検出された場合に、前記税込総合計額を表示する制御を行う請求項1記載の税計算機。
[3]
前記第1税込合計額を表示した後、前記第1入力操作が検出される毎に、前記第1税込合計額に対応する税抜合計額、前記第1税込合計額に対応する税合計額の何れかを表示する制御を行ない、前記第2税込合計額を表示した後、前記第2入力操作が検出される毎に、前記第2税込合計額に対応する税抜合計額、前記第2税込合計額に対応する税合計額の何れかを表示する制御を行う税抜税総合計額表示制御手段をさらに備える請求項1記載の税計算機。
[4] 複数の端数処理の計算方法の何れか又は複数を設定する設定手段をさらに備え、
前記税込額表示制御手段、前記税込総合計額表示制御手段、及び前記税込合計額表示制御手段は、前記設定手段により設定された前記計算方法に応じた形態により金額を表示する請求項1記載の税計算機。
[5] 前記設定手段は、第1キーと第2キーとを組み合わせた入力操作に応じて、前記複数の端数処理の計算方法の何れかを選択可能な状態に移行し、第3キーの入力操作に応じて前記複数の端数処理の計算方法の何れかを選択し、前記第2キーの入力操作に応じて前記選択された端数処理の計算方法を設定する請求項4記載の税計算機。
[6] 前記税込額表示制御手段は、前記第1税込額と前記第2税込額の一方のみを前記表示部において表示させると共に、前記第1税率と前記第2税率の何れをもとに算出したかを表すシンボルを表示させる請求項1記載の税計算機。
[7] 税計算機を制御するための税計算方法であって、
第1税率に対応する第1税計算キーに対する第1入力操作と、第2税率に対応する第2税計算キーに対する第2入力操作とを検出し、
表示部に表示された税抜額を示す数値に対して、前記第1入力操作が検出された場合に前記第1税率をもとに算出される第1税込額を表示させ、前記第2入力操作が検出された場合に前記第2税率をもとに算出される第2税込額を表示させ、
少なくとも1つの前記数値に対応する前記第1税込額の合計を示す第1税込合計額と、少なくとも1つの前記数値に対応する前記第2税込額の合計を示す第2税込合計額とを合計した税込総合計額を表示させ、
前記税込総合計額を表示させた後、前記第1入力操作が検出された場合に前記第1税込合計額を表示させ、前記第2入力操作が検出された場合に前記第2税込合計額を表示させる、税計算方法。
[8] コンピュータを、
第1税率に対応する第1税計算キーに対する第1入力操作と、第2税率に対応する第2税計算キーに対する第2入力操作とを検出する検出手段と、
表示部に表示された税抜額を示す数値に対して、前記第1入力操作が検出された場合に前記第1税率をもとに算出される第1税込額を表示させ、前記第2入力操作が検出された場合に前記第2税率をもとに算出される第2税込額を表示させる税込額表示手段と、
少なくとも1つの前記数値に対応する前記第1税込額の合計を示す第1税込合計額と、少なくとも1つの前記数値に対応する前記第2税込額の合計を示す第2税込合計額とを合計した税込総合計額を表示させる合計額表示手段と、
前記税込総合計額を表示させた後、前記第1入力操作が検出された場合に前記第1税込合計額を表示させ、前記第2入力操作が検出された場合に前記第2税込合計額を表示させる税込合計額表示手段として機能させるためのプログラム。
10(10A,10B)…電卓、11…キー入力部、11b…税込1計算キー、11c…税込2計算キー、11f…税計算合計キー、12…表示出力部、21…CPU、22…メモリ、22a…計算処理プログラム、22b…税率1合計メモリエリア、22c…税率2合計メモリエリア、22d…税合計メモリエリア、22e…税合計後モードデータ。

Claims (15)

  1. 入力部と表示部と制御部とを備える税計算機であって、
    前記入力部は、数値キーと、第1税率に関する処理を実行する際に操作される第1キーと、第2税率に関する処理を実行する際に操作される第2キーと、税計算の結果に関する処理を実行する際に操作される第3キーとを少なくとも有し、
    前記制御部は、
    前記数値キーが操作されることにより新たに入力された数値が前記表示部に表示されているときに、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されると、表示されている前記数値と、前記第1税率及び前記第2税率のうちの操作された前記何れかのキーに対応する何れかの税率とをもとに、表示されている前記数値を抜額として、込額及び額を、前記何れかの税率に係わる税計算結果として算出し、算出された前記税計算結果としての前記税込額及び前記税額の何れかを、前記表示部に表示する、税計算結果表示制御を行ない、
    前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが操作されたことに応じて、複数回行われた前記税計算結果表示制御により算出された複数の前記税計算結果としての複数の前記込額及び複数の前記税額合計を示す税込総合計額及び税総合計額何れかを、前記表示部に表示する、税込/税総合計表示制御を行なう、税計算機。
  2. 前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが最初に操作されたことに応じて、前記税込総合計額を前記表示部に表示する、税計算結果総合計表示制御を行
    前記税計算結果総合計表示制御を行った後、前記第3キーがさらに操作されたことに応じて、前記税込/税総合計表示制御として、前記税総合計額を前記表示部に表示する、請求項1記載の税計算機。
  3. 入力部と表示部と制御部とを備える税計算機であって、
    前記入力部は、数値キーと、第1税率に関する処理を実行する際に操作される第1キーと、第2税率に関する処理を実行する際に操作される第2キーと、税計算の結果に関する処理を実行する際に操作される第3キーとを少なくとも有し、
    前記制御部は、
    前記数値キーが操作されることにより新たに入力された数値が前記表示部に表示されているときに、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されると、表示されている前記数値と、前記第1税率及び前記第2税率のうちの操作された前記何れかのキーに対応する何れかの税率とをもとに、前記何れかの税率に係わる税計算結果を算出し、算出された前記税計算結果を、前記表示部にその画面を更新して表示する、税計算結果表示制御を行ない、
    前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが操作されたことに応じて、税計算結果の総合計の表示に係わる税計算結果総合計表示モードへ遷移する、税計算結果総合計表示モード遷移制御を行ない、
    前記税計算結果総合計表示モード遷移制御を行った後、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されると、複数回行われた前記税計算結果表示制御により算出された複数の前記税計算結果に係わる数値のうちの、操作された前記何れかのキーに対応する何れかの税計算結果に係わる数値を、前記表示部に表示する、税計算結果関連数値表示制御を行なう、税計算機。
  4. 前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが操作されたことに応じて、複数回行われた前記税計算結果表示制御により算出された複数の前記税計算結果の合計を示す税計算結果総合計額を、前記表示部に表示する、税計算結果総合計表示制御を行
    前記税計算結果総合計表示制御を行った後、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されたことに応じて、前記税計算結果関連数値表示制御を行なう、請求項記載の税計算機。
  5. 前記税計算結果表示制御は、前記何れかの税率に係わる税計算結果として、前記何れかの税率に対応する税込額と前記何れかの税率に対応する税額とを算出し、算出された前記何れかの税率に対応する税込額と前記何れかの税率に対応する税額との何れかを、前記表示部に表示することを含み、
    前記税計算結果関連数値表示制御は、操作された前記何れかのキーに対応する前記何れかの税計算結果に係わる数値として、前記何れかの税率に対応する前記税込額に係わる数値及び前記何れかの税率に対応する前記税額に係わる数値の何れかを、前記表示部に表示することを含む、請求項3又は請求項4記載の税計算機。
  6. 入力部と表示部とを備える税計算機の制御部により実行される税計算方法であって、
    前記入力部は、数値キーと、第1税率に関する処理を実行する際に操作される第1キーと、第2税率に関する処理を実行する際に操作される第2キーと、税計算の結果に関する処理を実行する際に操作される第3キーとを少なくとも有し、
    前記税計算方法は、
    前記数値キーが操作されることにより新たに入力された数値が前記表示部に表示されているときに、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されると、表示されている前記数値と、前記第1税率及び前記第2税率のうちの操作された前記何れかのキーに対応する何れかの税率とをもとに、表示されている前記数値を抜額として、込額及び額を、前記何れかの税率に係わる税計算結果として算出し、算出された前記税計算結果としての前記税込額及び前記税額の何れかを、前記表示部に表示する、税計算結果表示制御を行ない、
    前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが操作されたことに応じて、複数回行われた前記税計算結果表示制御により算出された複数の前記税計算結果としての複数の前記込額及び複数の前記税額合計を示す税込総合計額及び税総合計額何れかを、前記表示部に表示する、税込/税総合計表示制御を行なう、ことを含む税計算方法。
  7. 前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが最初に操作されたことに応じて、前記税込総合計額を前記表示部に表示する、税計算結果総合計表示制御を行い、
    前記税計算結果総合計表示制御を行った後、前記第3キーがさらに操作されたことに応じて、前記税込/税総合計表示制御として、前記税総合計額を前記表示部に表示する、ことをさらに含む請求項6記載の税計算方法。
  8. 入力部と表示部とを備える税計算機の制御部により実行される税計算方法であって、
    前記入力部は、数値キーと、第1税率に関する処理を実行する際に操作される第1キーと、第2税率に関する処理を実行する際に操作される第2キーと、税計算の結果に関する処理を実行する際に操作される第3キーとを少なくとも有し、
    前記税計算方法は、
    前記数値キーが操作されることにより新たに入力された数値が前記表示部に表示されているときに、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されると、表示されている前記数値と、前記第1税率及び前記第2税率のうちの操作された前記何れかのキーに対応する何れかの税率とをもとに、前記何れかの税率に係わる税計算結果を算出し、算出された前記税計算結果を、前記表示部にその画面を更新して表示する、税計算結果表示制御を行ない、
    前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが操作されたことに応じて、税計算結果の総合計の表示に係わる税計算結果総合計表示モードへ遷移する、税計算結果総合計表示モード遷移制御を行ない、
    前記税計算結果総合計表示モード遷移制御を行った後、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されると、複数回行われた前記税計算結果表示制御により算出された複数の前記税計算結果に係わる数値のうちの、操作された前記何れかのキーに対応する何れかの税計算結果に係わる数値を、前記表示部に表示する、税計算結果関連数値表示制御を行なう、ことを含む税計算方法。
  9. 前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが操作されたことに応じて、複数回行われた前記税計算結果表示制御により算出された複数の前記税計算結果の合計を示す税計算結果総合計額を、前記表示部に表示する、税計算結果総合計表示制御を行い、
    前記税計算結果総合計表示制御を行った後、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されたことに応じて、前記税計算結果関連数値表示制御を行なう、ことをさらに含む請求項8記載の税計算方法。
  10. 前記税計算結果表示制御は、前記何れかの税率に係わる税計算結果として、前記何れかの税率に対応する税込額と前記何れかの税率に対応する税額とを算出し、算出された前記何れかの税率に対応する税込額と前記何れかの税率に対応する税額との何れかを、前記表示部に表示することを含み、
    前記税計算結果関連数値表示制御は、操作された前記何れかのキーに対応する前記何れかの税計算結果に係わる数値として、前記何れかの税率に対応する前記税込額に係わる数値及び前記何れかの税率に対応する前記税額に係わる数値の何れかを、前記表示部に表示することを含む、請求項8又は請求項9記載の税計算方法。
  11. 数値キーと、第1税率に関する処理を実行する際に操作される第1キーと、第2税率に関する処理を実行する際に操作される第2キーと、税計算の結果に関する処理を実行する際に操作される第3キーとを少なくとも有する入力部と表示部とを備える税計算機のコンピュータを、
    前記数値キーが操作されることにより新たに入力された数値が前記表示部に表示されているときに、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されると、表示されている前記数値と、前記第1税率及び前記第2税率のうちの操作された前記何れかのキーに対応する何れかの税率とをもとに、表示されている前記数値を抜額として、込額及び額を、前記何れかの税率に係わる税計算結果として算出し、算出された前記税計算結果としての前記税込額及び前記税額の何れかを、前記表示部に表示する、税計算結果表示制御を行ない、
    前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが操作されたことに応じて、複数回行われた前記税計算結果表示制御により算出された複数の前記税計算結果としての複数の前記込額及び複数の前記税額合計を示す税込総合計額及び税総合計額何れかを、前記表示部に表示する、税込/税総合計表示制御を行なう手段、として機能させるための税計算プログラム。
  12. 前記税計算機の前記コンピュータを、さらに、
    前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが最初に操作されたことに応じて、前記税込総合計額を、前記表示部に表示する、税計算結果総合計表示制御を行い、
    前記税計算結果総合計表示制御を行った後、前記第3キーがさらに操作されたことに応じて、前記税込/税総合計表示制御として、前記税総合計額を前記表示部に表示する手段として機能させるための請求項11記載の税計算プログラム。
  13. 数値キーと、第1税率に関する処理を実行する際に操作される第1キーと、第2税率に関する処理を実行する際に操作される第2キーと、税計算の結果に関する処理を実行する際に操作される第3キーとを少なくとも有する入力部と表示部とを備える税計算機のコンピュータを、
    前記数値キーが操作されることにより新たに入力された数値が前記表示部に表示されているときに、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されると、表示されている前記数値と、前記第1税率及び前記第2税率のうちの操作された前記何れかのキーに対応する何れかの税率とをもとに、前記何れかの税率に係わる税計算結果を算出し、算出された前記税計算結果を、前記表示部にその画面を更新して表示する、税計算結果表示制御を行ない、
    前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが操作されたことに応じて、税計算結果の総合計の表示に係わる税計算結果総合計表示モードへ遷移する、税計算結果総合計表示モード遷移制御を行ない、
    前記税計算結果総合計表示モード遷移制御を行った後、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されると、複数回行われた前記税計算結果表示制御により算出された複数の前記税計算結果に係わる数値のうちの、操作された前記何れかのキーに対応する何れかの税計算結果に係わる数値を、前記表示部に表示する、税計算結果関連数値表示制御を行なう手段、として機能させるための税計算プログラム。
  14. 前記税計算機の前記コンピュータを、さらに、
    前記第1税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行い、前記第2税率を用いた前記税計算結果表示制御を少なくとも1回行った後、前記第3キーが操作されたことに応じて、複数回行われた前記税計算結果表示制御により算出された複数の前記税計算結果の合計を示す税計算結果総合計額を、前記表示部に表示する、税計算結果総合計表示制御を行い、
    前記税計算結果総合計表示制御を行った後、前記第1キー及び前記第2キーの何れかのキーが操作されたことに応じて、前記税計算結果関連数値表示制御を行なう手段として機能させるための請求項13記載の税計算プログラム。
  15. 前記税計算結果表示制御は、前記何れかの税率に係わる税計算結果として、前記何れかの税率に対応する税込額と前記何れかの税率に対応する税額とを算出し、算出された前記何れかの税率に対応する税込額と前記何れかの税率に対応する税額との何れかを、前記表示部に表示することを含み、
    前記税計算結果関連数値表示制御は、操作された前記何れかのキーに対応する前記何れかの税計算結果に係わる数値として、前記何れかの税率に対応する前記税込額に係わる数値及び前記何れかの税率に対応する前記税額に係わる数値の何れかを、前記表示部に表示することを含む、請求項13又は請求項14記載の税計算プログラム。
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