JP6088943B2 - 販売データ処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子キャッシュレジスタやPOS端末装置などを含む販売データ処理装置に関し、より詳細には異なる税率の商品を売上処理してその売上に係る領収書を発行する販売データ処理装置に関する。
電子キャッシュレジスタやPOS端末装置などを含む販売データ処理装置は、レシートに対応して、売上された金額合計を領収書の形式で印刷する機能を有する。これらの領収書は、購入者の依頼に応じて、売上された物品の明細合計金額を基に発行される。1レシートに対して発行する領収書は1枚である。
従来、商品毎に異なる税率(税種)に対応した領収書発行への考慮は無く、発行される領収書の金額欄および但し書き欄には、支払い金額の総額及び主たる物品名称を印字して発行していた。
税率(税種)の異なる課税対象商品を含む売り上げ処理に関して、商品単品やセット商品を税率に応じて分類し税率毎にまとめてレシートに印字する技術が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。しかし、これらはいずれも売上合計金額でレシートを1枚発行する機能である。
特開2003−256937号公報 特許第3299895号公報 特開昭61−188692号公報
消費税の軽減税率等、異なる複数の税率(税種)が導入された場合、課される税金の種類によって、税務上の処理が異なることが想定される。これに対して例えば前記特許文献1によれば商品と税金との対応は明確であるが、税務申告者は、レシート上の購買商品を、適用される税金毎に分けて購買金額を合計し直す必要がある。
また前記特許文献1や2によれば、税率毎に購買した商品がまとめて印刷されているが、レシートは1枚であり、税率毎に異なる税務申告が必要な場合、税率毎にレシートをコピーし分類して集約する必要がある。そうすると、税務申告時の処理が極めて煩雑になる。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、適用される税の税率(種類)毎に税務申告を行う必要が生じた場合に備え、税率(税種)別の領収書を発行できる販売データ処理装置を提供するものである。
この発明は、商品別の単価および商品別の税率を含む商品情報を格納する記憶部と、売上処理すべき商品の入力および前記売上処理に係るオペレータの操作を受付ける入力部と、前記商品の商品情報を用いて売上処理を行い集計する処理部と、前記売上処理に係る領収書を印刷する印刷部とを備え、前記入力部は、異なる税率の複数の商品を含む売上処理に係る領収書を発行するとき、税率毎に発行するか税率一括で発行するかの選択を受け付け、前記処理部は、その選択に応じた領収書を前記印刷部に印刷させることを特徴とする販売データ処理装置を提供する。
この発明による販売データ処理装置において、入力部は、異なる税率の複数の商品を含む売上処理に係る領収書を発行するとき、税率毎に発行するか税率一括で発行するかの選択を受け付け、処理部は、その選択に応じた領収書を印刷部に印刷させるので、税率(種類)毎に税務申告を行う必要が生じた場合に備え、税率(税種)別の領収書を発行できる。
この発明の販売データ処理装置の一態様である電子キャッシュレジスタの構成を示すブロック図である。 この発明の実施形態においてRAMに格納される各種のデータの一例を示す説明図である。 この発明の実施形態における電子キャッシュレジスタの外観を模式的に示す説明図である。 この発明の実施形態において売上処理中に表示部に表示される内容の一例を示す説明図である。 この発明の実施形態において発行される税率毎の領収書の例を示す説明図である。 この発明の実施形態において発行される税率一括の領収書の例を示す説明図である。 この発明の実施形態において、売上処理に関して処理部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 この発明の実施形態において、領収書発行処理の詳細を示すフローチャートである。 この発明の実施形態において、売上集計処理の詳細を示すフローチャートである。 この発明の実施形態において、税率一括領収書発行処理の詳細を示すフローチャートである。 この発明の実施形態において、税率別領収書発行処理の詳細を示すフローチャートである。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(実施の形態1)
≪販売データ処理装置の構成≫
図1は、この発明の販売データ処理装置の一態様である電子キャッシュレジスタの構成を示すブロック図である。図1に示すように、電子キャッシュレジスタ11は、処理部21、RAM23、不揮発性記憶部25、電源部28、表示部29、入力部31、印刷部33および時計37を備える。
処理部21は、CPUと周辺回路で構成され、電子キャッシュレジスタ11の各部を制御し、売上と集計の処理を行う。
RAM23は、DDR−3等のDRAMあるいはスタティックRAMで構成され、各種のデータや取引結果を格納する。各種データは、税テーブル23a、商品データベース23b、売上総合計23e、売上集計テーブル23f、売上商品テーブル23gおよび領収書テーブル23hを含む。
図2は、この実施形態においてRAM23に格納される各種のデータの一例を示す説明図である。
図2(a)のように、税テーブル23aは、税のコード、名称、税率を格納する。
図2(b)のように、商品データベース23bは、各商品の商品情報として、商品コード、商品名、単価、適用する税のコードを格納する。なお、この実施例では説明を簡略化するために商品コードが一桁であるとしている。
図2(e)に示すように、売上総合計23eは、売り上げた商品の金額総合計を格納する。
図2(d)に示すように、売上集計テーブル23fは、適用される税コード別の売上合計金額を格納する。
図2(c)に示すように、売上商品テーブル23gは、売り上げた商品のコードと税金毎の売上金額合計を格納する。
図2(f)に示すように、領収書テーブル23hは、領収書印刷時に使用する領収書番号、タイトル、発行元、宛名、用途、文言および印紙貼付限度額を格納する。なお、図2(f)に図示していないが、領収書毎に異なる項目や、税率毎に異なる項目については、領収書番号や税率に応じて複数の項目を格納するようにしてもよい。
さらに、RAM23は、処理部21のCPUが処理を実行するための処理プログラムを格納し、ワークエリアを提供する。
不揮発性記憶部25は、フラッシュメモリあるいはHDD等で構成され、処理部21が実行する処理プログラムおよび商品データベースのデータを予め格納する。処理プログラムおよび商品データベースのデータは、電子キャッシュレジスタ11の電源投入時により高速にアクセス可能なRAM23に転送される。
電源部28は、電子キャッシュレジスタ11の各部に電源を供給する直流安定化電源である。
表示部29は、例えば液晶表示パネルで構成され、取引に係るデータや電子キャッシュレジスタ11の状態を表示する。
入力部31は、キーボード31aおよびバーコードリーダー31bを含む。キーボード31aは、商品の入力(登録)、電子キャッシュレジスタ11の各種設定等の操作を受付ける。バーコードリーダー31bは、売り上げる商品に付されたバーコードを読み取る。
印刷部33は、領収書、レシート等の印字を行う。
時計37は、レシートや領収書の発行時に現在時刻を提供するリアルタイムクロックである。
図3は、この実施形態における電子キャッシュレジスタ11の外観の一例を模式的に示す説明図である。図3に示すように、電子キャッシュレジスタ11は、天面に表示部29、キーボード31aおよび印刷部33を備え、さらにバーコードリーダー31bが接続されている。
図3に示すように、キーボード31aは、「0」から「9」までと「00」の数値キー、「PLU/JAN」キー、「領収書」キー、「現金」キー、「確定」キー、「クリア」キーを含む。
≪売上処理中の表示≫
図4は、この実施形態において売上処理中に表示部29に表示される内容の一例を示す説明図である。(a)は、「現金」キーが押されて現金支払による売上処理が完了した時点の表示例である。併せて、そのときの売上商品テーブル23gの例を示している。(b)は、「領収書」キーが押されたときの選択表示である。(c)は、選択後、領収書発行中の表示である。
図4(a)では、図2(b)に示す商品データべースに登録された商品のうち、商品コードが2、3および1の商品をその順に各1個入力(登録)され、その後に商品コード5の商品が2個入力され、さらに「現金」キーが押されて現金支払処理を完了したときの表示例である。各商品がキーボード31aを用いて入力された場合のキーボード31aの入力操作は、
(1)商品コードが2の商品の登録:「2」キー→「PLU/JAN」キー
(2)商品コードが3の商品の登録:「3」キー→「PLU/JAN」キー
(3)商品コードが1の商品の登録:「1」キー→「PLU/JAN」キー
(4)商品コードが5の商品の登録:「5」キー→「PLU/PAN」キー→「5」キー→「PLU/PAN」キー
(5)現金支払いの処理:「現金」キー
図4(a)が表示部29に表示されているときに「領収書」キーが押下されると、それに応答して表示部29に(b)の画面が表示される。そして、「確定」キーまたは「クリア」キーのいずれかのキー入力待ちになる。
図4(b)が表示部29に表示されているときに「確定」キーか「クリア」キーが押されると、それに応答して表示部29に(c)の画面が表示され、印刷部33から印刷された領収書が出力される。
≪領収書の発行≫
図5および図6は、この実施形態において発行される領収書の例を示す説明図である。図5は、税率毎の領収書の例であり、(a)の領収書43aは税率10%の領収書であり、(b)の領収書43bは税率5%の領収書である。図4(b)の状態で「確定」キーが押されると、それに応答して図5(a)および(b)の税率毎の領収書がそれぞれ発行される。
図6は、税率一括の領収書の例であり、図5(a)および(b)に代えて税率一括の領収書43cが出力される例である。図4(b)の状態で「クリア」キーが押されると、それに応答して図6の税率一括の領収書が発行される。
≪フローチャート:全体の流れ≫
図7〜図11は、この発明に係る処理部21が実行する売上処理および領収書の発行に関する処理の一例を示すフローチャートである。電子キャッシュレジスタとしての種々の処理のうち、この発明に関連する処理を抽出している。
図7は、全体的な処理の流れを示す最上位のフローチャートである。図8は、図7における領収書発行処理の詳細を示すフローチャートである。図9は、図8における売上集計処理の詳細を示すフローチャートである。図10は、図8における税率一括領収書発行処理の詳細を示すフローチャートである。図11は、図8における税率別領収書発行処理の詳細を示すフローチャートである。
以下、フローチャートに沿って処理の流れを説明する。
処理部21は、入力部31が入力を受付けたか否かを調べ、入力があった場合は入力された内容に応じた処理を行う。図7で、処理部21は、まず数値キーに続いて「PLU/JAN」キーが押されたか否かをしらべる(ステップS11)。前述のように一連のキーが押された場合(ステップS11のYes)、処理部21は、数値キーにより商品コードが入力されたと判断し、対応する商品の登録処理を行う(ステップS13)。即ち、商品データベース23bに該当する商品コードを検索する。そして、該当商品の商品コードと数量を売上商品テーブル23gに格納する。さらに、該当商品の商品名と単価を表示部29に表示させる。図4(a)の表示に対応する。その後、ルーチンは先頭のステップS11に戻り、次の入力があったか否かを調べる。
一方、前記ステップS11の判断がNoの場合、処理部21は、バーコードリーダー31bによる読み取りが行われたか否かを調べる(ステップS15)。読み取りが行われた場合、ルーチンは前述のステップS13に進み、読取られた内容に応じた登録処理を行う。
前記ステップS15の判断がNoの場合、続いて処理部21は、「領収書」キーが押されたか否かを調べる(ステップS17)。「領収書」キーが押された場合、ルーチンはステップS19へ進み、領収書発行処理を行う(ステップS19)。領収書発行処理の詳細は後述する。その後、ルーチンは先頭のステップS11に戻り、次の入力があったか否かを調べる。
前記ステップS17の判断がNoの場合、処理部21は、「現金」キーが押されたか否かを調べる(ステップS21)。「現金」キーが押された場合、ルーチンはステップS23へ進み、取引現金の支払い処理を行う(ステップS23)。その後、ルーチンは先頭のステップS11に戻り、次の入力があったか否かを調べる。
前記ステップS21の判断がNoの場合、処理部21は、他の種類のキーが押されているか否かを調べる(ステップS25)。他の種類のキーが押された場合(ステップS27のYes)、処理部21は押されたキーの種類に応じた処理を行う(ステップS27)。その後、ルーチンは先頭のステップS11に戻り、次の入力があったか否かを調べる。
一方、他の何れのキーも押されていなければ(ステップS25のNo)、ルーチンは先頭のステップS11に戻り、次の入力があったか否かを調べる。
以上が全体の処理の流れである。
≪フローチャート:領収書発行処理≫
続いて、図7のステップS19に示す領収書発行処理の詳細を説明する。図8は、領収書発行処理の詳細を示すフローチャートである。
図8で、処理部21は、まず売上の集計を行う売上集計処理を実行する(ステップS31)。売上集計処理の詳細は後述する。
売上集計処理を行った後、処理部21は、異なる税率の商品が売上に含まれるか否かを調べる(ステップS33)。同一税率の商品のみの場合(ステップS33のNo)、ルーチンはステップS39へ進み、税率一括領収書発行処理を実行する。税率一括領収書発行処理の詳細は後述する。
一方、異なる税率の商品が売上に含まれる場合(ステップS33のYes)、処理部21は、税率毎の領収書を発行するか税率一括の領収書を発行するかの選択を表示部29に表示させる(ステップS34)。図4(b)の表示に対応する。
それに対して、税率毎の領収書発行が選択された場合、即ち、図4(b)の状態で「確定」キーが押された場合(ステップS35のYes)、処理部21は、税率別領収書発行処理を実行し、処理を終了する(ステップS37)。税率別領収書発行処理の詳細は後述する。
一方、税率一括の領収書発行が選択された場合、即ち、図4(b)の状態で「クリア」キーが押された場合(ステップS35のYes)、処理部21は税率一括領収書発行処理を実行し(ステップS39)、処理を終了する。
続いて、図8のステップS31に示す売上集計処理の詳細を説明する。図9は、売上集計処理の詳細を示すフローチャートである。
以上が、領収書発行処理の詳細である。
≪フローチャート:税率一括領収書発行処理≫
続いて、図8のステップS39に示す税率一括領収書発行処理の詳細を説明する。図10は、税率一括領収書発行処理の詳細を示すフローチャートである。
図10で、処理部21は、領収書に印字すべき内容を格納する領収書テーブル23hの項目のうち、「発行元」の内容を読み出してレシートに印字させる(ステップS61)。さらに、「タイトル」の項目の内容を読み出してレシートに印字させる(ステップS63)。
続いて、領収書テーブル23hの項目の「宛先」の内容を読み出してレシートに印字させ、(ステップS65)、さらに「売上総合計」の項目の内容を読み出してレシートに印字させる(ステップS67)。
また、領収書テーブル23hから「用途」の項目の内容を読み出してレシートに印字させ、(ステップS69)、「文言」の項目の内容を読み出してレシートに印字させ(ステップS71)、最後に時計37から現在の時刻を取得してレシートに印字させる(ステップS73)。
そして、売上総合計が、予め定められた印紙貼付限度額以上か否かを調べ(ステップS75)、印紙貼付限度額以上の場合は(ステップS75のYes)、印紙貼付枠をレシートに印字させる(ステップS77)。
さらに、処理部21は、領収書テーブル23hから「領収書番号」の項目を読み出して+1だけ加算し、領収書番号をレシートに印字させる(ステップS79)。
以上が、税率一括領収書発行処理である。
≪フローチャート:税率別領収書発行処理≫
続いて、図8のステップS37に示す税率別領収書発行処理の詳細を説明する。図11は、税率別領収書発行処理の詳細を示すフローチャートである。
図11で、処理部21は、売上集計テーブル23fに登録された税コードのうち最初の税コードとそれに対応する税別売上合計を読み出す(ステップS91)。読み出した税別売上合計の額がゼロであれば(ステップS93のNo)、ルーチンはステップS119へ進み、現在参照している税コードが売上集計テーブル23fの最後の税コードか、あるいは次の税コードがあるかを調べる。次の税コードがなければ(即ち最後の税コード、ステップS119のYes)処理を終了する。
一方、次の税コードがあれば(ステップS119のNo)、ルーチンは先頭のステップS91へ戻り、次の税コードとそれに対応する税別売上合計を読み出して処理のループを繰り返す。
前記ステップS93の判断で、読み出した税別売上合計の額がゼロでなければ(ステップS93のYes)、処理部21は、領収書に印字すべき内容を格納する領収書テーブル23hの項目のうち、「発行元」の内容を読み出してレシートに印字させる(ステップS95)。さらに、「タイトル」の項目の内容を読み出してレシートに印字させる(ステップS97)。続いて、領収書テーブル23hの項目の「宛先」の内容を読み出してレシートに印字させ、(ステップS99)、「税別売上合計」の項目の内容を読み出してレシートに印字させ(ステップS101)、「名称」の項目の内容を読み出してレシートに印字させ(ステップS103)、さらに「税率」の項目の内容を読み出してレシートに印字させる(ステップS105)。
また、領収書テーブル23hから「用途」の項目の内容を読み出してレシートに印字させ、(ステップS107)、「文言」の項目の内容を読み出してレシートに印字させ(ステップS109)、さらに時計37から現在の時刻を取得してレシートに印字させる(ステップS111)。
そして、売上総合計が、予め定められた印紙貼付限度額以上か否かを調べ(ステップS113)、印紙貼付限度額以上の場合は(ステップS113のYes)、印紙貼付枠をレシートに印字させる(ステップS115)。
さらに、処理部21は、領収書テーブル23hから「領収書番号」の項目を読み出して+1だけ加算し、領収書番号をレシートに印字させる(ステップS117)。
その後、ルーチンは前述のステップS119へ進み、現在参照している税コードが売上集計テーブル23fの最後の税コードか、あるいは次の税コードがあるかを調べる。次の税コードがなければ(即ち最後の税コード、ステップS119のYes)処理を終了する。一方、次の税コードがあれば(ステップS119のNo)、ルーチンは先頭のステップS91へ戻り、次の税コードとそれに対応する税別売上合計を読み出して処理のループを繰り返す。
以上が税率別領収書発行処理の詳細である。
(その他の実施形態)
実施の形態1で、領収書の但し書きは、領収書テーブル23hの項目「用途」に予め格納された内容を単に印字するだけである。
変形例として、税率別領収書の発行時に処理部21は、各領収書の但し書きの内容を調べ、異なる税率の商品名が但し書き欄に記載されていると判断したときは、その旨を知らせるメッセージと、対象の税率、商品名を表示部29に表示させ、但し書き欄の内容を承認するか修正するかの選択入力を求め、承認された場合はその但し書きの内容で領収書を発行し、修正が選択された場合は領収書テーブル23hの「用途」の内容を編集する処理をおこなってもよい。(実施の形態2)
他の変形例として、税率別領収書の発行時に処理部21は、各領収書の但し書きの内容として、売り上げた商品のうちでその税率に対応する最も高額な売上額の商品に係る商品名を但し書きの内容として印字するようにしてもよい。(実施の形態3)
例えば、図2に示す売上の場合、税率10%(税率コード1)の領収書の但し書きとして、「但し 牛肉パック等の代金として」と印字させる。税率10%の商品のうち、牛肉パックは売上金額が990円で最も高額だからである。なお、次に高額な食用油は440円×2=880円の食用油であるが、売上金額の差が比較的小さいので、但し書きとして、「但し 牛肉パック、食用油等の代金として」と印字させてもよい。
税率5%の領収書については、売上商品が米だけのため、但し書きとして「但し 米の代金として」と印字させてもよい。
以上に述べたように、
この発明による販売データ処理装置は、商品別の単価および商品別の税率を含む商品情報を格納する記憶部と、売上処理すべき商品の入力および前記売上処理に係るオペレータの操作を受付ける入力部と、前記商品の商品情報を用いて売上処理を行い集計する処理部と、前記売上処理に係る領収書を印刷する印刷部とを備え、前記入力部は、異なる税率の複数の商品を含む売上処理に係る領収書を発行するとき、税率毎に発行するか税率一括で発行するかの選択を受け付け、前記処理部は、その選択に応じた領収書を前記印刷部に印刷させることを特徴とする。
この発明において、販売データ処理装置は、電子キャッシュレジスタやPOS端末装置など販売に関するデータを処理して領収書を発行する機能を有するものである。
商品情報は、売上処理に用いる商品毎のデータが予め定められたデータベースである。例えば、商品毎の商品コード(JANコード即ちJapanese Article Numberコードなど)、商品名、単価、税率(税種)などが予め定められたものである。商品情報は、例えばPOS端末であればネットワークを介してPOS端末に接続された外部のサーバーから送られてくる。POS端末は、受信した商品情報を不揮発性の記憶装置やメインメモリであるRAMに記憶して売上処理に用いる。電子キャッシュレジスタであれば、不揮発性の記憶装置に予め格納されている。その商品情報をメインメモリであるRAMに転送して売上処理に用いてもよい。後述する実施形態において、商品情報は、商品データベースに相当し、予めROMに格納されており、売上処理時にRAMに格納される。
記憶部は、前記商品情報を格納するメモリである。その具体的な態様は、例えば、売上処理のために商品情報を一時的に格納するRAMである。異なる態様として、商品情報を格納するフラッシュメモリ、EEPROMあるいはHDD等、不揮発性の記憶装置であってもよい。後述する実施形態において、記憶部は、RAMに相当する。
入力部は、オペレータの操作や商品の入力を受付けるものであり、特に税率毎の領収書を発行するか税率一括の領収書を発行するかの選択を受け付けるものである。その具体的な態様は、例えば、バーコードスキャナやキーボードである。後述する実施形態において、入力部は、キーボードおよびバーコードスキャナに相当する。
また、処理部は、商品情報を用いて売上処理を行いその集計に基づいて領収書を印刷させる処理を行うものである。処理部の機能は、例えば、CPUが処理プログラムを実行することにより実現される。即ち、コンピュータが処理プログラム従ってメモリ等のハードウェア資源を用いて処理を行うものである。
印刷部は、レシートや領収書を印刷するものであり、その方式は問わない。その具体的な態様は、例えば、サーマルプリンタである。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(実施の形態4)
前記処理部は、売上げた商品をその商品の税率毎に集計し、税率毎の領収書を発行するときは税率毎の前記集計に基づいてそれぞれの税率に係る領収書を印刷させ、税率一括で領収書を発行するときは各集計を合算して印刷させてもよい。
このようにすれば、商品の税率毎に集計した集計データを用いて税率毎の領収書および税率一括の領収書のいずれが選択された場合にも対応できる。
(実施の形態5)
前記処理部は、税率毎の領収書を発行するとき、各領収書の但し書きとしてその領収書に対応する税率の商品の記載を許容するが他の税率の商品の記載を許容しないように構成してもよい。
このようにすれば、税率毎の領収書を発行する際に異なる税率の商品が誤って但し書き欄に記載されることがない。
(実施の形態6)
前記処理部は、税率毎の領収書を発行するとき、各領収書の但し書きとして対応する税率の商品のうち最も高額な商品を記載してもよい。
このようにすれば、税率毎の領収書を発行する際に各税率の商品のうち最も高額な商品が記載されるので、異なる税率の商品が但し書き欄に記載されることがない
(実施の形態7)
オペレータへの情報を表示する表示部をさらに備え、前記処理部は、異なる税率の商品を含む売上処理については税率毎の領収書を発行するか税率一括の領収書を発行するかの選択肢を前記表示部に表示させ、同一税率の商品のみの売上処理については前記選択肢を表示させないようにしてもよい。
このようにすれば、同一税率の商品のみの売上処理について不要な選択を省略できる。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
11:電子キャッシュレジスタ、 21:処理部、 23:RAM、 23a:税テーブル、 23b:商品データベース、 23e:売上総合計、 23f:売上集計テーブル、 23g:売上商品テーブル、 23h:領収書テーブル、 25:不揮発性記憶部、 28:電源部、 29:表示部、 31:入力部、 31a:キーボード、 31b:バーコードリーダー、 33:印刷部、 37:時計、 43a、43b、43c:領収書

Claims (5)

  1. 商品別の単価および商品別の税率を含む商品情報を格納する記憶部と、
    売上処理すべき商品の入力および前記売上処理に係るオペレータの操作を受付ける入力部と、
    前記商品の商品情報を用いて売上処理を行い集計する処理部と、
    前記売上処理に係る領収書を印刷する印刷部とを備え、
    前記入力部は、異なる税率の複数の商品を含む売上処理に係る領収書を発行するとき、税率毎に発行するか税率一括で発行するかの選択を受け付け、
    前記処理部は、その選択に応じた領収書を前記印刷部に印刷させることを特徴とする販売データ処理装置。
  2. 前記処理部は、売上げた商品をその商品の税率毎に集計し、税率毎の領収書を発行するときは税率毎の前記集計に基づいてそれぞれの税率に係る領収書を印刷させ、税率一括で領収書を発行するときは各集計を合算して印刷させる請求項1に記載の販売データ処理装置。
  3. 前記処理部は、税率毎の領収書を発行するとき、各領収書の但し書きとしてその領収書に対応する税率の商品の記載を許容するが他の税率の商品の記載を許容しない請求項1または2に記載の販売データ処理装置。
  4. 前記処理部は、税率毎の領収書を発行するとき、各領収書の但し書きとして対応する税率の商品のうち最も高額な商品を記載する請求項3に記載の販売データ処理装置。
  5. オペレータへの情報を表示する表示部をさらに備え、
    前記処理部は、異なる税率の商品を含む売上処理については税率毎の領収書を発行するか税率一括の領収書を発行するかの選択肢を前記表示部に表示させ、同一税率の商品のみの売上処理については前記選択肢を表示させない請求項1〜4の何れか一つに記載の販売データ処理装置。
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