JP2020149724A - Pos端末装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1では、10%の税率が適用された商品(「ビール(中)」および「焼酎」)と8%の税率が適用された商品(「焼肉弁当」)を精算した場合のレシートの一例が示されている。
例えば、10%の税率適用対象となる商品の小計額(「税1小計 1000円」)とその税額(「税1 100円」)、および8%の税率適用対象となる商品の小計額(「税2小計
1000円」)とその税額(「税2 80円」)が印字される。
「前記軽減税率により前記標準税率から軽減された軽減額の情報」は、例えば、軽減税率により軽減される前の標準税率(例えば10%)から軽減された後の軽減税率(例えば8%)を引いた値に、当該軽減税率の対象商品の売上額を乗じた額である。
(ii)前記処理部は、売上処理された商品の中に、軽減税率の異なる2以上の商品が含まれるとき、軽減税率ごとに軽減額を記したレシートを前記印刷部に印刷させるものであってもよい。
含まれるとき、軽減税率ごとの軽減額の総額を記したレシートを前記印刷部に印刷させるものであってもよい。
また、軽減税率による税額が0円である旨をレシートに印刷するようにしてもよい。
また、売上処理された商品の中に軽減税率の適用対象となるものが含まれないとき、軽減税率により軽減された軽減額の情報をあえて記さないことで、軽減額の情報を記したときに需要者に与えるインパクトが相対的に大きくなるため、購入者の注意を強くひくことができる。
≪POS端末装置11の構成≫
図2は、この発明の実施形態1に係るPOS端末装置11の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、POS端末装置11は、CPU21、RAM23、不揮発性記憶部25、ドロア27、表示部29、入力部31としてのキーボード31aおよびバーコードスキャナ31b、印刷部33並びに通信部35を備える。
すなわち、CPU21が処理プログラムを実行することによって、この発明の「処理部」の機能が実現される。
この発明の「記憶部」は、RAM23により実現される。
入力部31は、キーボード31aおよびバーコードスキャナ31bを含む。
キーボード31aは、オペレータの操作を受付ける。
バーコードスキャナ31bは、商品等に付されたバーコードを読み取る。
図3に示すように、キーボード31aは、置数キー201、PLUキー202、金額キー203、現計キー204を有する。
PLUキー202は、入力数値がPLUコード、すなわちJAN(Japanese Article Number)コードなどの商品コードであることを示すキーである。
これに対して、金額キー203は、入力数値が金額であることを示すキーである。
現計キー204は、売上処理の対象となる各商品の登録の締めを行うキーである。
図4は、この発明の実施形態1において、RAM23に格納される種々のデータのうち、売上処理に関連の深いデータを示す説明図である。
商品設定テーブル23bは、商品設定を格納する。
総税金累計メモリ23cは、総税金累計を格納する。
税種別税金累計メモリ23dは、税種別の税額を格納する。
総売上累計メモリ23eは、総売上金額を格納する。
税種別売上累計メモリ23fは、税種別の売上金額を格納する。
販売ワークメモリ23gは、売上処理において商品が入力されたときにその売上処理に係るデータを格納する。
税種別軽減額累計メモリ23hは、税種別の軽減税率によって軽減された税金の軽減額を格納する。
総軽減額累計メモリ23iは、総軽減額を格納する。
税種設定テーブル23aには、各税種の税率など、税種の属性の情報を格納する。
図5において、税種設定テーブル23aには、税種、税率、軽減税種などの情報が格納されている。
図5の例の場合、税2(税率8%)は、税1(税率10%)に対する軽減税種である。
税3(税率5%)は、税1(税率10%)に対して2段階目の軽減税率が設定された場合を想定している。図5の例では、8%の軽減税率の他に、2段階目の軽減税率として、子供向けの食料品が5%に設定されることを想定している。
一方、税1(税率10%)は、他の税種の軽減税率ではないため、税1の軽減税種は「無し」となる。
図6に示すように、商品設定テーブル23bは、各商品につき商品コード、商品名、商品の単価および税種等の商品の属性を示す情報を格納する。各商品の税種は、税種設定テーブルの税種とリンクする。
また、商品コード「002」に対し、商品「ハンバーグ弁当」、単価「900円」、税種「税2」が設定されている。
また、商品コード「003」に対し、商品「お子様弁当A」、単価「800円」、税種「税3」が設定されている。
また、商品コード「004」に対し、商品「ビール(中)」、単価「500円」、税種「税1」が設定されている。
また、商品コード「005」に対し、商品「焼酎」、単価「500円」、税種「税1」が設定されている。
図7に示すように、販売ワークメモリ23gは、税種別に売上対象の各商品の商品コード、商品名、単価、点数および売上金額を格納する。
また、税種別売上累計メモリ23fは、税種別の売上金額を格納する。
また、税種別税金累計メモリ23dは、税種累計、すなわち、税種別の税額を格納する。
また、総売上累計メモリ23eは、総売上累計、すなわち、総売上金額を格納する。
また、総税金累計メモリ23cは、総税金累計を格納する。
CPU21は、これらのデータの書込みおよび読出しを行う。
図8は、この発明の実施形態1において、処理部としてのCPU21が実行する売上処理の手順を示すフローチャートである。
CPU21は、キーボード31aもしくはバーコードスキャナ31bが読み取った商品コードを用いて商品設定テーブル23bを参照し、商品ごとの売上金額を計算し、表示部29に確認用の表示を行うと共に、売上金額と税額との累計をそれぞれ計算する。
確認画面29aは、キーボード31aやバーコードスキャナ31b等によって入力された商品の順に表示される。図11の例では、「焼肉弁当」、「お子様弁当A」、「ビール(中)」、「焼酎」の順に入力が行われ、その順に確認画面29aに表示されたことを示している。
売上処理が開始されると、CPU21は、キーボード31aもしくはバーコードスキャナ31bが読み取った商品コードに基づいて商品設定テーブル23bを検索し(ステップS11)、該当する商品コードが存在するか調べる(ステップS13)。
もし、該当する商品コードが存在しなければ、エラーとして処理する(ステップS13のNo)。その場合、オペレータはバーコードスキャナ31bで商品に付されたバーコードを再度スキャンするか、キーボード31aを用いて商品コードの数値を入力する。
あるいは、商品コードの登録漏れがないか確認し、登録漏れの場合はPOSシステムの管理者に商品コードの追加登録を依頼する。
例えば、入力された商品コードが「005」の場合、CPU21は商品名「焼酎」と単価「500円」を表示部29に表示させる。
例えば、前述の商品コード「004」の税種が1(税率10%)であるとする。その場合、CPU21は、税種1の販売ワークメモリ23gの末尾に商品コード「004」の欄を追加し、単価「500円」、商品名「ビール(中)」、点数「1」を追加し、単価×点数を計算して得られる「500円」を売上金額として追加する(図7参照)。
以上が売上処理の流れである。
続いて、図9に基づき、締めの後のレシート処理について説明する。
図9は、この発明の実施形態1において、現計キー204が押された締めの指示に応答して開始されるレシート処理の流れを示すフローチャートである。
それらの値は、販売ワークメモリ23gに基づいて得ることができる。
それらの値は、税種別売上累計メモリ23fおよび税種別税金累計メモリ23dに基づいて得ることができる。
全点数は、販売ワークメモリ23gに格納された各商品の点数を加算することにより得ることができる。
オペレータは、購入者から預かった預かり額を金額キー203で入力することにより、預かり額が得られる。
また、オペレータが図示しないクレジット払い用のキー等を押したとき、支払方法が「現金」から「クレジット」等に変更される。
続いて、図10に基づき、軽減額の印字処理の流れについて説明する。
図10は、この発明の実施形態1において、レシート処理の最後に実行される軽減額の印字処理の流れを示すフローチャートである。
例えば、税種Aが税種1の場合、税種設定テーブル23aから税種Aの軽減税種は「無し」である。
また、税種Aが税種2の場合、税種設定テーブル23aから税種Aの軽減税種は「税1」である。
税種Bが「無し」であれば(ステップS57のYes)、CPU21はステップS65の処理を行う。
具体的には、税種Bの税率から税種Aの税率を引いた値に、税種Aの対象商品の売上累計をかけた値を入力する(ステップS59)。
それゆえ、この2%に税種2の対象商品「焼肉弁当」の売上累計「1,000円」をかけた値は、2%×1000円=20円となり、これが税種2の軽減額となる。
それゆえ、この5%に税種3の対象商品「お子様弁当A」の売上累計「800円」をかけた値は、5%×800円=40円となり、これが税種3の軽減額となる。
その後、CPU21は、税種Aの軽減額累計をレシート41に印字する(ステップS63)。
次の税種Aがある場合(ステップS67のYes)、CPU21は、税種Aに税種設定テーブル23aの次の税種を入力する(ステップS69)。
その後、ルーチンは前述のステップS55に戻り、次の税種AについてステップS55〜S63の処理を行う。
一方、総軽減額累計が0でない場合(ステップS71のNo)、CPU21は、総軽減額累計をレシート41に印字して(ステップS75)、処理を終了する。
次に、図12に基づき、レシート41の一般的な精算情報の印字例について説明する。
図12は、この発明の実施形態1に係るPOS端末装置11により印字されるレシート41の一般的な精算情報の印字例を示す説明図である。
図12の例では、商品名、税種、売上金額として、入力された商品ごとに、それぞれ「焼肉弁当」「(外8%)」「¥1,000」、「お子様弁当A」「(外5%)」「¥800」、「ビール(中)」「(外10%)」「¥500」、「焼酎」「(外10%)」「¥500」が印字されている(前述のステップS33に対応)。
図12の例では、総売上累計として、「¥2,800」が印字されている(前述のステップS35に対応)。
図12の例では、売上額の小計および税額の小計として、税種ごとに、それぞれ「税1小計」「¥1,000」「税1」「(10%)」「¥100」、「税2小計」「¥1,000」「税2」「(8%)」「¥80」、「税3小計」「¥800」「税3」「(5%)」「¥40」が印字されている(前述のステップS37に対応)。
図12の例では、全点数として、「4個」が印字されている(前述のステップS39に対応)。
図12の例では、税込総額として、「¥3,020」が印字されている(前述のステップS41に対応)。
図12の例では、支払方法と預かり額として、「現金」、「¥3,100」が印字されている(前述のステップS43に対応)。
図12の例では、釣銭額として、「おつり」「¥80」が印字されている(前述のステップS45に対応)。
ここで、「¥80」は、預かり額「¥3,100」から税込総額「¥3,020」を差し引いた値である。
次に、軽減額のレシート印字例について説明する。
軽減額のレシート印字領域41bには、税種ごとの軽減額累計および総軽減額累計が印字される。
図12の例では、総軽減額累計として、「¥60軽減されました。」が印字されている(前述のステップS75に対応)。
次に、図13に基づき、この発明の実施形態2に係るPOS端末装置11により印字されるレシート41について説明する。
図13は、この発明の実施形態2に係るPOS端末装置11により印字されるレシート41の一例を示す。
次に、図14に基づき、この発明の実施形態3に係るPOS端末装置11により印字されるレシート41について説明する。
図14は、この発明の実施形態3に係るPOS端末装置11により印字されるレシート41の一例を示す。
次に、図15および図16に基づき、この発明の実施形態4に係るPOS端末装置11により印字されるレシート41について説明する。
図15は、この発明の実施形態1に係るPOS端末装置11により印字されるレシート41の一例を示す。図16は、この発明の実施形態4に係るPOS端末装置11により印字されるレシート41の一例を示す。
また、売上処理された商品の中に軽減税率の適用対象となるものが含まれないとき、軽減税率により軽減された軽減額の情報をあえて記さないことで、軽減額の情報を記したときに需要者に与えるインパクトが相対的に大きくなるため、購入者の注意を強くひくことができる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
Claims (6)
- 商品別の単価および商品別に関連づけられた税種ごとの税率を含む商品情報を税種設定テーブルとして格納する記憶部と、
各商品の売上処理の指示および前記売上処理の締めの指示を受付ける入力部と、
指示を受付けた各商品の売上処理をその商品に係る商品情報を用いて行い、商品ごとの売上個数、売上金額、税率および税額を含む売上データを生成する処理部と、
前記売上データに基づいてレシートを印刷する印刷部とを備え、
前記税種設定テーブルは、予め定められた基準税種の情報および前記基準税種の税率から軽減された軽減税率を有する軽減税種の情報を含み、
前記処理部は、前記締めの指示に応答し、売上処理された商品の中に前記軽減税種の商品が含まれるとき、商品の精算情報とともに、前記税種設定テーブルに基づき前記基準税種の税率から軽減された軽減額の情報を前記軽減税種ごとに記したレシートを前記印刷部に印刷させることを特徴とするPOS端末装置。 - 前記税種設定テーブルは、前記基準税種に対して軽減税種でないことを示す情報を含み、
前記処理部は、売上処理された商品の中に軽減税種でない商品が含まれるとき、前記商品を前記軽減額の計算の対象に含めない請求項1に記載のPOS端末装置。 - 前記処理部は、売上処理された商品の中に、軽減税率の異なる2以上の商品が含まれるとき、軽減税率ごとに軽減額を記したレシートを前記印刷部に印刷させる請求項1または2に記載のPOS端末装置。
- 前記処理部は、売上処理された商品の中に、軽減税率の異なる2以上の商品が含まれるとき、軽減税率ごとの軽減額の総額を記したレシートを前記印刷部に印刷させる請求項1〜3のいずれか1つに記載のPOS端末装置。
- 前記処理部は、売上処理された商品の中に軽減税率の適用対象となるものが含まれないとき、商品の精算情報とともに、軽減税率による税額の軽減がない旨を記したレシートを前記印刷部に印刷させる請求項1〜4のいずれか1つに記載のPOS端末装置。
- 前記処理部は、売上処理された商品の中に軽減税率の適用対象となるものが含まれないとき、軽減税率により軽減された軽減額の情報を記さず、商品の精算情報のみを記したレシートを前記印刷部に印刷させる請求項1〜5のいずれか1つに記載のPOS端末装置。
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