JP5532890B2 - 表示装置およびプログラム - Google Patents

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本発明は、座標変換を学習するための表示装置およびその制御プログラムに関する。
例えば数学を学習する教育現場において、ユーザ入力された任意の関数式をグラフ化して表示する通称グラフ関数電卓なる電子計算装置が広く実用されている
また、このような電子計算装置において、以下に説明するような、座標変換を視覚的に学習させる機能を搭載したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、この電子計算装置では、一次変換モードにおいて、一次変換の対象となるグラフ関数式「Y=X」および変換行列を入力すると共に、任意の変換段階数nを設定して一次変換によるグラフデータの作成描画処理を実行すると、単位行列から前記入力変換行列までn段階に分割された変換行列が求められる。そして、順次各段階の変換行列に従ったグラフ関数式「Y=X」の一次変換がなされ、それぞれ対応するグラフデータが順番に1つの表示画面上に重ねて表示されるものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−097501号公報
座標変換を直感的に理解するためには、入力座標を視覚的に表示したままの状態で、変換された出力座標を表示することがましい。
しかしながら、同一の座標平面上にて前記入力座標と変換された出力座標とが共に表示されてしまうと、視覚的な混乱を引き起こし、座標変換の概念を直感的に理解するのには問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、座標変換の概念を容易に且つ直感的に理解することが可能になる表示装置およびその制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る表示装置は、任意の座標変換式を入力する式入力手段と、この式入力手段により入力された座標変換式を記憶する式記憶手段と、第1の座標と第2の座標とを別の領域に表示する座標表示手段と、この座標表示手段により表示された第1の座標に対し変換対象を入力する変換対象入力手段と、この変換対象入力手段により入力された変換対象に対応する座標の点を前記第1の座標上に表示させる対象座標表示手段と、前記変換対象入力手段により入力された変換対象を前記式記憶手段により記憶された座標変換式に従い変換する変換手段と、この変換手段により変換された変換結果に対応する座標の点が前記第2の座標の表示領域の範囲外となる場合に、当該座標の点が表示領域の範囲内となるように前記第2の座標のレンジを変更するレンジ変更手段と、前記変換手段により変換された変換結果に対応する座標の点を前記レンジ変更手段でレンジが変更された第2の座標上に表示させる変換座標表示手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、座標変換の概念を容易に且つ直感的に理解することが可能になる表示装置およびその制御プログラムを提供できる。
本発明の表示装置の実施形態に係る電子計算装置(関数電卓)10の外観構成を示す正面図。 前記電子計算装置10の電子回路の構成を示すブロック図。 前記電子計算装置10による座標変換表示処理(1)を示すフローチャート。 直交座標の座標変換処理に伴う座標軸の回転と平行移動のイメージを示す図。 前記電子計算装置10の座標変換表示処理(1)に伴いA座標を変換前座標、B座標を変換後座標としたB座標レンジの拡張処理および再設定処理を説明する図。 前記電子計算装置10の座標変換表示処理に伴い任意の点Paを座標変換した場合の表示動作を示す図。 前記電子計算装置10の座標変換表示処理に伴い任意の線分faを座標変換した場合の表示動作を示す図。 前記電子計算装置10の座標変換表示処理に伴い任意のグラフ関数式f(x)を座標変換した場合の表示動作を示す図。 前記電子計算装置10による座標変換表示処理(2)を示すフローチャート。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の表示装置の実施形態に係る電子計算装置(関数電卓)10の外観構成を示す正面図である。
この電子計算装置10は、その携帯性の必要からユーザが片手で十分把持し片手で操作可能な小型サイズからなり、この装置10の本体正面にはキー入力部11およびタッチパネル式表示部14が設けられる。
キー入力部11には、数字や文字を入力したり計算の実行を指示したりするための数字・文字・演算記号キー群12、タッチパネル式表示部14に表示されたカーソルCuの移動操作やデータ項目の選択操作などを行うためのカーソルキー13、各種の関数を入力したり各種の動作モードを選択的に立ち上げたりするためのファンクションキーF1〜F4が備えられる。
このキー入力部11により、各種の動作モードを設定したり、任意の数式を入力したり、直交あるいは空間座標のレンジを入力したりできる。
このタッチパネル式表示部14は、ユーザがペンや指等でタッチした位置を検出するタッチ位置検出装置と表示装置が一体となった構造であり、液晶表示画面14dに透明タッチパネル14tを重ねて構成される。
図2は、前記電子計算装置10の電子回路の構成を示すブロック図である。
この電子計算装置10の電子回路は、コンピュータであるCPU21を備えている。
CPU21は、ROMなどの記憶装置22に予め記憶されている電卓制御プログラム、あるいはROMカードなどの外部記憶媒体24から記憶媒体読み取り部25を介して前記記憶装置22に読み込まれた電卓制御プログラム、あるいはユーザPC26により接続される図示しない通信ネットワーク上のプログラムサーバから通信制御部27を介して前記記憶装置22に読み込まれた電卓制御プログラムに従い回路各部の動作を制御し、RAM23を作業用メモリとしてキー入力部11からのキー入力信号やタッチパネル式表示部14からのタッチ位置検出信号に応じた各種の演算処理を実行する。
RAM23には、A座標表示データメモリ23a、B座標表示データメモリ23b、変換式メモリ23c、Aレンジデータメモリ23d、Bレンジデータメモリ23e、グラフ式メモリ23fなどが確保される。
A座標表示データメモリ23aには、タッチパネル式表示部14の表示画面を上下2分割した上側の画面に表示される座標Aの表示データが記憶される。
B座標表示データメモリ23bには、タッチパネル式表示部14の表示画面を上下2分割した下側の画面に表示される座標Bの表示データが記憶される。
変換式メモリ23cには、ユーザ入力された座標変換の変換式が記憶される。
Aレンジデータメモリ23dには、前記座標Aのx座標レンジ(xmin〜xmax)およびy座標レンジ(ymin〜ymax)を設定するレンジデータが記憶される。
Bレンジデータメモリ23eには、前記座標BのX座標レンジ(Xmin〜Xmax)およびY座標レンジ(Ymin〜Ymax)を設定するレンジデータが記憶される。
グラフ式メモリ23fには、ユーザ入力されたグラフ化の対象となる任意の関数式(グラフ関数式)が記憶される。
次に、前記構成の電子計算装置(関数電卓)10による座標変換表示機能について説明する。
(実施例1)
図3は、前記電子計算装置10による座標変換表示処理(1)を示すフローチャートである。
図4は、直交座標の座標変換処理に伴う座標軸の回転と平行移動のイメージを示す図である。
図5は、前記電子計算装置10の座標変換表示処理(1)に伴いA座標を変換前座標、B座標を変換後座標としたB座標レンジの拡張処理および再設定処理を説明する図である。
図6は、前記電子計算装置10の座標変換表示処理に伴い任意の点Paを座標変換した場合の表示動作を示す図である。
ユーザ任意の座標変換式が入力され前記変換式メモリ23cに記憶されると、例えば図6(A)に示すように、当該入力された変換式はタッチパネル式表示部14に表示される(ステップS1)。
ここで、ユーザ操作に応じて座標Aのx座標レンジ(xmin〜xmax)およびy座標レンジ(ymin〜ymax)が入力されると、この座標AのレンジデータはAレンジデータメモリ23dに記憶される(ステップS2)。
すると、ユーザ操作に応じて、座標Bのレンジデータを自動設定するか否かのモードが設定される(ステップS3)。
座標Bのレンジデータを自動設定するモードに設定されると(ステップS4(Yes))、前記Aレンジデータメモリ23dに設定された座標Aのレンジデータ[x座標レンジ(xmin〜xmax),y座標レンジ(ymin〜ymax)]および前記変換式メモリ23cに記憶された座標変換式(回転率や移動量)に基づき、座標Bのレンジデータ[X座標レンジ(Xmin〜Xmax),Y座標レンジ(Ymin〜Ymax)]が算出され、Bレンジデータメモリ23eに記憶され設定される(ステップS5)。
一方、前記座標Bのレンジデータを自動設定しないモードに設定されると(ステップS4(No))、前記Aレンジデータメモリ23dに設定された座標Aのレンジデータと同じレンジの座標BのレンジデータがBレンジデータメモリ23eに記憶される(ステップS6)。
こうして、座標Aのレンジデータ[x座標レンジ(xmin〜xmax),y座標レンジ(ymin〜ymax)]および座標Bのレンジデータ[X座標レンジ(Xmin〜Xmax),Y座標レンジ(Ymin〜Ymax)]が設定されると、図6(B)に示すように、当該設定されたレンジデータに対応した座標Aのxy座標と座標BのXY座標とが、タッチパネル式表示部14に表示される(ステップS7)。
そして、図6(C)に示すように、前記タッチパネル式表示部14に表示された座標A上の任意の点PaがタッチペンPによりタッチされると(ステップS8(Yes))、当該タッチ位置に対応する点Paが座標A上に表示される(ステップS9)。
すると、前記座標A上の点Paに対応するxy座標値(xpa,ypa)が前記変換式メモリ23cに記憶された座標変換式に代入されて演算処理され、座標変換後のXY座標値(Xpb,Ypb)が算出される。そして、この座標変換後のXY座標値(Xpb,Ypb)に対応する点Pbが、図6(D)に示すように、前記タッチパネル式表示部14に表示された座標B上に表示される(ステップS10)。
ここで、例えば、図4に示すような回転と平行移動を含む座標変換を行わせる座標変換式が入力された場合に、座標A上の点Paをタッチすると、前記座標変換式に従った座標変換の回転率や移動量に応じて算出された点PbのXY座標値(Xpb,Ypb)が、図5(A)に示すように、座標Bの設定レンジから外れて同点Pbが非表示となってしまうことがある。このような場合ユーザは、座標Bの設定レンジを拡張する指示を行う。すると、ユーザ操作に応じて当該座標Bの設定レンジを拡張する指示がされたと判断され(ステップS11(Yes))、座標Bのレンジ拡張処理が実行される(ステップS12)。
この座標Bのレンジ拡張処理では、前記Bレンジデータメモリ23eに記憶された座標Bのレンジデータ[X座標レンジ(Xmin〜Xmax),Y座標レンジ(Ymin〜Ymax)]について、そのX座標レンジ(Xmin〜Xmax)およびY座標レンジ(Ymin〜Ymax)が、予め設定された座標間隔で順次拡張される。そして、図5(B)に示すように、順次拡張処理された座標Bがタッチパネル式表示部14に更新されながら表示される。この際、順次拡張されて表示される座標BのXY座標軸は、座標Aのxy座標軸と色分けされて表示される。そして、順次拡張処理される座標Bのレンジ内に、前記座標変換された点PbのXY座標値(Xpb,Ypb)が含まれ当該座標B上に表示された時点で拡張処理が終了される。
ここで、前記レンジ拡張処理された座標B上の任意の1点、例えば前記表示された座標変換後の点PbがタッチペンPにより指定(タッチ)されると(ステップS13)、図5(C)に示すように、当該タッチされた点PbのXY座標値(Xpb,Ypb)を中心にして前記座標Aとその座標の縮尺を同じにした座標Bの新たなレンジデータが設定され、この座標Bがタッチパネル式表示部14に再表示される(ステップS14)。
これにより、タッチパネル式表示部14の上下に分割して表示させた座標Aと座標Bにおいて、ユーザ操作に応じて座標A上の任意の点Paを指定して表示させると、当該点Paの座標値(xpa,ypa)が座標変換式に従い座標変換された点Pbの座標値(Xpb,Ypb)として算出され前記座標B上に表示される。
このため、入力座標Paと変換座標Pbとが同一の座標平面上にて共に表示されることがないので、視覚的な混乱を引き起こすことなく、座標変換の概念を容易に且つ直感的に理解することが可能になる。
また、座標変換された点Pbが、座標Bのレンジ外となり非表示になった場合には、当該座標Bのレンジを前記点Pbが表示されるようになるまで拡張処理し、この点Pbの表示位置を中心にした座標Aと同縮尺の新たなレンジを設定して座標Bを再表示させる。このため、座標A上での入力座標Paと座標B上での変換座標Pbとの対比表示を確実に実行でき、座標変換の概念を容易に且つ直感的に理解することが可能になる。
図7は、前記電子計算装置10の座標変換表示処理に伴い任意の線分faを座標変換した場合の表示動作を示す図である。
前記ステップS1〜S7の処理に従い、例えば図7(A)に示すように、ユーザ任意の座標変換式が入力表示された後に、図7(B)に示すように、ユーザレンジ設定された座標Aと自動レンジ設定または前記座標Aと同一レンジに設定された座標Bとがタッチパネル式表示部14に表示された状態で、図7(C)に示すように、前記座標A上にて任意の線分faがタッチペンPにより描画入力されると(ステップS15(Yes))、当該描画入力された線分faが座標A上に表示される(ステップS16)。
すると、前記座標A上の線分faに対応する連続的なxy座標値(xfa1,yfa1)(xfa2,yfa2)…(xfan,yfan)が前記変換式メモリ23cに記憶された座標変換式に代入されて演算処理され、座標変換後の連続的なXY座標値(Xfb1,Yfb1)(Xfb2,Yfb2)…(Xfbn,Yfbn)が算出される。そして、この座標変換後の連続的なXY座標値(Xfb1,Yfb1)(Xfb2,Yfb2)…(Xfbn,Yfbn)に対応する線分fbが、図7(D)に示すように、前記タッチパネル式表示部14に表示された座標B上に表示される(ステップS17)。
これにより、タッチパネル式表示部14の上下に分割して表示させた座標Aと座標Bにおいて、ユーザ操作に応じて座標A上に任意の線分faを表示させると、当該線分faを構成する連続的な座標値(xfa1,yfa1)(xfa2,yfa2)…(xfan,yfan)が座標変換式に従い座標変換された線分fbを構成する連続的な座標値(Xfb1,Yfb1)(Xfb2,Yfb2)…(Xfbn,Yfbn)として算出され前記座標B上に表示される。
このため、入力された線分faと座標変換された線分fbとが同一の座標平面上にて共に表示されることがないので、視覚的な混乱を引き起こすことなく、座標変換の概念を容易に且つ直感的に理解することが可能になる。
また、前記入力座標Paと変換座標Pbとの表示処理同様に、座標変換された線分fbが、座標Bのレンジ外となり非表示になった場合には、当該座標Bのレンジを前記線分fbが表示されるようになるまで拡張処理し、この線分fbの表示位置を中央にした座標Aと同縮尺の新たなレンジを設定して座標Bを再表示させる。
このため、座標A上での入力座標の線分faと座標B上での変換座標の線分fbとの対比表示を確実に実行でき、座標変換の概念を容易に且つ直感的に理解することが可能になる。
図8は、前記電子計算装置10の座標変換表示処理に伴い任意のグラフ関数式f(x)を座標変換した場合の表示動作を示す図である。
前記ステップS1〜S7の処理に従い、例えば図8(A)に示すように、ユーザ任意の座標変換式が入力表示された後に、図8(B)に示すように、ユーザレンジ設定された座標Aと自動レンジ設定または前記座標Aと同一レンジに設定された座標Bとがタッチパネル式表示部14に表示された状態で、図8(C)に示すように、例えば表示画面上の他の領域にてキー入力されて表示されたグラフ関数式「y=x」がタッチペンPにより前記座標A上にドラッグ&ドロップされて入力される(ステップS18(Yes))。
すると、図8(D)に示すように、前記入力されたグラフ関数式「y=x」に対応するグラフgaが座標A上に生成されて表示される(ステップS19)。
すると、前記入力されたグラフ関数式「y=x」が前記変換式メモリ23cに記憶された座標変換式に従い変換され(ステップS20)、この変換後の式に対応するグラフgbが座標B上に生成されて表示される(ステップS21)。
これにより、タッチパネル式表示部14の上下に分割して表示させた座標Aと座標Bにおいて、ユーザ操作に応じて座標A上に任意のグラフ式を入力してそのグラフgaを表示させると、当該グラフ式が座標変換式に従い変換され、変換後の式に対応するグラフgbが座標B上に生成されて表示される。
このため、入力されたグラフ式に対応するグラフgaと座標変換されたグラフgbとが同一の座標平面上にて共に表示されることがないので、視覚的な混乱を引き起こすことなく、座標変換の概念を容易に且つ直感的に理解することが可能になる。
また、前記入力座標Paと変換座標Pbとの表示処理同様に、座標変換されたグラフ式に対応するグラフgbが、座標Bのレンジ外となり非表示になった場合には、当該座標Bのレンジを前記グラフgbが表示されるようになるまで拡張処理し、このグラフgbの表示位置を中央にした座標Aと同縮尺の新たなレンジを設定して座標Bを再表示させる。
このため、座標A上に入力されたグラフ式のグラフgaと座標変換後のグラフ式に応じて座標B上に出力されたグラフgbとの対比表示を確実に実行でき、座標変換の概念を容易に且つ直感的に理解することが可能になる。
なお、前記電子計算装置10の座標変換表示処理(1)では、座標Bのレンジデータを自動設定するモードにした場合(ステップS3,S4(Yes))、ユーザ設定された座標Aのレンジデータおよび変換式メモリ23cに記憶された座標変換式(回転率や平行移動量など)に基づき、座標Bのレンジデータを算出して設定する構成とした。
これに対し、次の座標変換表示処理(2)で説明するように、座標Bのレンジデータを自動設定するモードにした場合(ステップS3,S4(Yes))、座標変換式により座標変換された後の点Pb,線分fb,グラフgbの座標に応じて、当該点Pb,線分fb,グラフgbが適切な位置に含まれるように、座標Bのレンジデータを算出して設定する構成としてもよい。
(実施例2)
図9は、前記電子計算装置10による座標変換表示処理(2)を示すフローチャートである。
この座標変換表示処理(2)のフローチャートにおいて、前記座標変換表示処理(1)のフローチャートと同一の処理ステップおよび同一の判断ステップについては、同一のステップ符号を付してその説明を省略する。
すなわち、この座標変換表示処理(2)では、座標Bのレンジデータを設定するモードが「自動」または「手動」の何れかに設定されると(ステップS3)、座標Aがユーザ設定されたレンジデータに従い表示されると共に、座標Bも前記座標Aと同じレンジデータに従って表示される(ステップS7′)。
そして、座標Bのレンジデータを自動設定するモードである場合に(ステップS4(Yes))、図6(C)に示すように、座標A上の任意の点PaがタッチペンPによりタッチされると(ステップS8(Yes))、当該タッチ位置に対応する点Paが座標A上に表示される(ステップS9)。
すると、前記座標A上の点Paに対応するxy座標値(xpa,ypa)の座標変換後のXY座標値(Xpb,Ypb)が、前記変換式メモリ23cに記憶された座標変換式に従い演算処理されて算出される。そして、この座標変換後のXY座標値(Xpb,Ypb)に対応する点Pbが適切な位置(例えば、座標中心)になるように、前記座標Aと同じ縮尺で座標Bのレンジデータ[X座標レンジ(Xmin〜Xmax),Y座標レンジ(Ymin〜Ymax)]が算出されて設定される(ステップS10a)。
そして、図6(D)に示すように、前記ステップS10aにて新たに設定された座標Bのレンジデータに従い当該座標Bが更新表示されると共に、この座標B上に前記座標変換された点Pbが表示される(ステップS10b)。
これにより、座標Bのレンジデータを座標変換後の点Pbの座標値に従い適切に設定でき、座標変換の概念をさらに容易に且つ直感的に理解することが可能になる。
また同様に、座標Bのレンジデータを自動設定するモードである場合に(ステップS4(Yes))、図7(C)に示すように、座標A上にて任意の線分faがタッチペンPにより描画入力されると(ステップS15(Yes))、当該描画入力された線分faが座標A上に表示される(ステップS16)。
すると、前記座標A上の線分faの始点座標値(xfa1,yfa1)および終点座標値(xfan,yfan)が取得される(ステップ17a)。
すると、この座標A上の線分faの始点座標値(xfa1,yfa1)と終点座標値(xfan,yfan)にそれぞれ対応する座標変換後の始点座標値(Xfb1,Yfb1)と終点座標値(Xfbn,Yfbn)が前記変換式メモリ23cに記憶された座標変換式に従い演算処理されて算出される。そして、この座標変換後の始点座標値(Xfb1,Yfb1)と終点座標値(Xfbn,Yfbn)に対応する線分fbが適切な位置(例えば、座標中央)になるように、前記座標Aと同じ縮尺で座標Bのレンジデータ[X座標レンジ(Xmin〜Xmax),Y座標レンジ(Ymin〜Ymax)]が算出されて設定される(ステップS17b)。
そして、図7(D)に示すように、前記ステップS17bにて新たに設定された座標Bのレンジデータに従い当該座標Bが更新表示されると共に、この座標B上に前記座標変換された始点座標値(Xfb1,Yfb1)と終点座標値(Xfbn,Yfbn)に対応する線分fbが表示される(ステップS17c)。
これにより、座標Bのレンジデータを座標変換後の線分fbの始点・終点座標値に従い適切に設定でき、座標変換の概念をさらに容易に且つ直感的に理解することが可能になる。
また同様に、座標Bのレンジデータを自動設定するモードである場合に(ステップS4(Yes))、図8(C)に示すように、例えば表示画面上の他の領域にてキー入力されて表示されたグラフ関数式「y=x」がタッチペンPにより前記座標A上にドラッグ&ドロップされて入力されると(ステップS18(Yes))、図8(D)に示すように、当該グラフ関数式「y=x」に対応するグラフgaが座標A上に生成されて表示される(ステップS19)。
すると、前記入力されたグラフ関数式「y=x」が前記変換式メモリ23cに記憶された座標変換式に従い変換され(ステップS20)、この変換後の式に対応するグラフgbの描画座標位置が適切な位置(例えば、座標中央)になるように、前記座標Aと同じ縮尺で座標Bのレンジデータ[X座標レンジ(Xmin〜Xmax),Y座標レンジ(Ymin〜Ymax)]が算出されて設定される(ステップS21a)。
そして、前記ステップS21aにて新たに設定された座標Bのレンジデータに従い当該座標Bが更新表示されると共に、この座標B上に前記座標変換された式に対応するグラフgbが表示される(ステップS21b)。
これにより、座標Bのレンジデータを座標変換後のグラフgbの描画座標に従い適切に設定でき、座標変換の概念をさらに容易に且つ直感的に理解することが可能になる。
一方、この座標変換表示処理(2)において、座標Bのレンジデータを自動設定するモードにしない場合は(ステップS4(No))、これ以降、前記座標変換表示処理(1)(図3参照)におけるステップS6〜S21と同様に処理される。
なお、前記各実施形態において記載した手法、すなわち、図3のフローチャートに示す実施例1の座標変換表示処理(1)、図9のフローチャートに示す実施例2の座標変換表示処理(2)等の各手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)・ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶媒体24に格納して配布することができる。そして、表示部を備えた電子機器のコンピュータは、この外部記憶媒体24に記憶されたプログラムを記憶媒体読み取り部25によって読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した座標変換前の入力座標Aと座標変換後の出力座標Bとで対比表示する座標変換表示機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)に接続されたコンピュータ端末(プログラムサーバ)から前記のプログラムデータを取り込み、前述した座標変換前の入力座標Aと座標変換後の出力座標Bとで対比表示する座標変換表示機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
10 …電子計算装置(関数電卓)
11 …キー入力部
12 …数字・文字・演算記号キー群
13 …カーソルキー
14 …タッチパネル式表示部
14d…液晶表示画面
14t…透明タッチパネル
21 …CPU
22 …記憶装置
23 …RAM
23a…A座標表示データメモリ
23b…B座標表示データメモリ
23c…変換式メモリ
23d…Aレンジデータメモリ
23e…Bレンジデータメモリ
23f…グラフ式メモリ
24 …外部記憶媒体
25 …記憶媒体読み取り部
26 …ユーザPC
27 …通信制御部
P …タッチペン
Pa …座標変換前の入力点
Pb …座標変換後の出力点
fa …座標変換前の入力線分
fb …座標変換後の出力線分
ga …座標変換前のグラフ式に対応するグラフ
gb …座標変換後のグラフ式に対応するグラフ

Claims (3)

  1. 任意の座標変換式を入力する式入力手段と、
    この式入力手段により入力された座標変換式を記憶する式記憶手段と、
    第1の座標と第2の座標とを別の領域に表示する座標表示手段と、
    この座標表示手段により表示された第1の座標に対し変換対象を入力する変換対象入力手段と、
    この変換対象入力手段により入力された変換対象に対応する座標の点を前記第1の座標上に表示させる対象座標表示手段と、
    前記変換対象入力手段により入力された変換対象を前記式記憶手段により記憶された座標変換式に従い変換する変換手段と、
    この変換手段により変換された変換結果に対応する座標の点が前記第2の座標の表示領域の範囲外となる場合に、当該座標の点が表示領域の範囲内となるように前記第2の座標のレンジを変更するレンジ変更手段と、
    前記変換手段により変換された変換結果に対応する座標の点を前記レンジ変更手段でレンジが変更された第2の座標上に表示させる変換座標表示手段と、
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記変換対象入力手段は、前記座標表示手段により表示された第1の座標に対しユーザによりタッチされた位置を変換対象として入力し、
    前記対象座標表示手段は、前記変換対象入力手段により入力されたタッチ位置に対応する座標の点を前記第1の座標上に表示させ、
    前記変換手段は、前記変換対象入力手段により入力されたタッチ位置に対応する座標を前記式記憶手段により記憶された座標変換式に従い変換する、
    ことを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  3. コンピュータを、
    任意の座標変換式を入力する式入力手段、
    この式入力手段により入力された座標変換式を記憶する式記憶手段、
    第1の座標と第2の座標とを別の領域に表示する座標表示手段、
    この座標表示手段により表示された第1の座標に対し変換対象を入力する変換対象入力手段、
    この変換対象入力手段により入力された変換対象に対応する座標の点を前記第1の座標上に表示させる対象座標表示手段、
    前記変換対象入力手段により入力された変換対象を前記式記憶手段により記憶された座標変換式に従い変換する変換手段、
    この変換手段により変換された変換結果に対応する座標の点が前記第2の座標の表示領域の範囲外となる場合に、当該座標の点が表示領域の範囲内となるように前記第2の座標のレンジを変更するレンジ変更手段、
    前記変換手段により変換された変換結果に対応する座標の点を前記レンジ変更手段でレンジが変更された第2の座標上に表示させる変換座標表示手段、
    として機能させるためのプログラム。
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