JP2009129335A - 素因数分解計算機 - Google Patents

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Abstract

【課題】素因数分解を学習するのに適切な素因数分解計算機を提供する。
【解決手段】学習モードにて分解対象となる数値が入力されると、該数値を素因数分解する素数の入力要求が表示される。これに応じてユーザが数値を入力すると、当該入力された数値が素数であるか判断され、前記分解対象の数値データが当該入力された素数により除算処理される。この除算処理により割れると判断された場合は、前記入力素数による除算処理の回数がカウントされ、当該除算処理により算出された商が“1”でない場合はさらに同一の素数により割れなくなるまで繰り返し除算処理される。割れなくなった場合は、それまで素因数分解された途中結果を表示して再び前記素数の入力要求が表示される。前記除算処理により算出された商が“1”になった場合に、それまで入力された素数およびその素数による除算処理の回数に従い、素因数分解された計算結果が表示される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、素因数分解計算機に関する。
従来から、学校などの教育現場では、電卓と称する小型の電子式計算機を、種々の計算の学習に役立てることが行われている。特に、通常の加減乗除の計算ではなく、関数や因数分解といった計算の学習に広く用いられている。
この中で、入力した式を因数分解して表示し、ユーザに対して因数分解への理解を深める機能を備えた電子計算機が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
この電子計算機は、例えば二次式「X2+AX+B」を入力して「EXE」キーを操作すると、定数Bが素因数分解され、当該各素因数に基づいて前記入力式を因数分解した際の各因数分解候補値a,bと数値Aの候補値とが対応付けられて表示部に配列表示される。そして、前記入力式に対し正しいと思われる因数分解候補値a,bと数値Aとがユーザにより選択確定されると、該選択数値Aと入力式内の数値Aとの一致/不一致により対応する候補数値a,bの正解が判断され、因数分解した式「(X+a)(X+b)」が表示されるものである。
特開平07−295938号公報
従来の電子計算機において、前述した通り、因数分解の学習に役立つものが存在した一方で、素因数分解を学習するのに役立つ電子計算機の登場が望まれている。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、素因数分解を学習するのに適切な素因数分解計算機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の素因数分解計算機は、表示部と、素因数分解の対象とする数値を前記表示部に表示させる分解対象数値表示制御手段と、ユーザ操作に応じて数値を入力する数値入力手段と、この数値入力手段により入力された数値が素数か否かを判断する素数判断手段と、この素数判断手段により前記入力された数値が素数でないと判断された場合にエラーを報知するエラー報知手段と、前記素数判断手段により前記入力された数値が素数であると判断された場合に、当該入力された素数により前記素因数分解の対象となる数値を除算する除算手段と、この除算手段の除算により算出された商が“1”でなければ、前記除算手段による除算結果を前記表示手段に表示するとともに、前記数値入力手段により再度新たな数値の入力を行わせる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の素因数分解計算機は、前記請求項1に記載の素因数分解計算機において、前記除算手段は、除算により算出された商が“1”でない場合には、割れなくなるかまたは商が“1”となるまで、前記除算処理に用いた素数と同一の素数による当該商の除算を繰り返す繰り返し演算手段を有し、前記除算手段による除算の結果、商が“1”となった場合に、除算処理に用いた素数を用いて素因数分解の計算結果を前記表示部に表示させる計算結果表示制御手段を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の素因数分解計算機は、前記請求項2に記載の素因数分解計算機において、前記計算結果表示制御手段は、その計算結果が予め設定されたフォントサイズで前記表示部に表示しきれない場合に、当該計算結果を小さいフォントサイズにして前記表示部に表示させるフォント変更表示制御手段を有することを特徴としている。
請求項4に記載の素因数分解計算機は、前記請求項2に記載の素因数分解計算機において、前記計算結果表示制御手段は、その計算結果が前記表示部に表示しきれない場合に、当該計算結果をその途中を省略して前記表示部に表示させる省略表示制御手段を有することを特徴としている。
請求項5に記載の素因数分解計算機は、前記請求項2に記載の素因数分解計算機において、前記計算結果表示制御手段は、その計算結果が前記表示部に表示しきれない場合に、当該計算結果をスクロール表示可能にして前記表示部に表示させるスクロール表示制御手段を有することを特徴としている。
請求項6に記載の素因数分解計算機は、前記請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の素因数分解計算機において、前記計算結果表示制御手段は、その計算結果を、当該計算結果に含まれる素数の数と共に前記表示部に表示させることを特徴としている。
請求項7に記載の素因数分解計算機は、前記請求項1に記載の素因数分解計算機において、ユーザ操作に応じて所定の命令を入力する所定命令入力手段と、この所定命令入力手段により所定の命令が入力された場合に、前記素因数分解の対象となる数値を除算して割れる素数を算出して入力する自動素数入力手段と、をさらに備えたことを特徴としている。
本発明によれば、素因数分解を学習するのに適切な素因数分解計算機を提供できる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の素因数分解計算機の実施形態に係る関数電卓10の外観構成を示す正面図である。
この関数電卓10は、その携帯性の必要からユーザが片手で十分把持し片手で操作可能な小型サイズからなり、この電卓10の本体正面にはキー入力部11およびドットマトリクス型LCD(Liquid Crystal Display)からなる表示部15が設けられる。
キー入力部11には、数値や各種の演算記号を入力するための数値・演算記号キー群12、各種の関数機能やメモリ機能、計算モードなどを指定するための計算機能キー群13、表示部15に表示されたカーソルの移動操作やデータ項目の選択操作などを行うためのカーソルキー14、表示部15の下端に沿ってメニュー表示される各種の機能を選択的に指定するためのファンクションキーF1〜F4が備えられる。
そして、前記計算機能キー群13の中には、入力式に基づいた計算結果を最短の処理で計算表示する通常計算モードと、学習に適した段階的な処理を経て計算結果を表示する学習計算モードとを切り替えるための「学習」キー16、素因数分解を行う計算モードを指定するための「素因数」キー17、計算処理の過程において次に入力すべき内容を案内表示させるための「Help」キー18が備えられる。
また、前記数値・演算記号キー群12の中には、入力データや選択データの確定、処理の実行を指示するための「EXE」キー19が備えられる。
表示部15は、ドットマトリクス型の液晶表示ユニットからなり、本実施形態の関数電卓10の場合、全角文字にて2行分の文字列を表示可能な領域を有する。
図2は、前記関数電卓10の電子回路の構成を示すブロック図である。
この電卓10の電子回路は、コンピュータであるCPU21を備えている。
CPU21は、ROMなどの記憶装置22に予め記憶されている電卓制御プログラムに従い回路各部の動作を制御し、RAM23を作業用メモリとしてキー入力部11からのキー入力信号に応じた各種の演算処理を実行する。
RAM23には、表示データメモリ24、計算モードデータメモリ25、演算データメモリ26などが確保される。
表示データメモリ24には、前記表示部15に表示させるべき入力式のデータやその計算結果のデータなどが、前記表示部15の表示領域に相当する全角最大2行(半角最大4行)のビットマップデータに展開されて記憶される。
計算モードデータメモリ25には、前記「学習」キー16により切り替えられた通常計算モードまたは学習計算モードの設定データが記憶される。
演算データメモリ26には、ユーザ入力された式データや数値データ、計算処理データ、計算結果データなど、個々の計算処理に伴う種々のデータが一時記憶されるもので、例えば素因数分解の計算モードが設定された際には、キー入力された数値が記憶される入力数値データメモリ26a、前記キー入力された数値が素数である場合に当該素数値が記憶される入力素数データメモリ26b、素因数分解に伴う計算途中のデータが記憶される途中計算値データメモリ26cなどが確保される。
次に、前記構成の関数電卓10による素因数分解の計算機能について説明する。
図3は、前記関数電卓10による素因数分解計算処理を示すフローチャートである。
図4は、前記関数電卓10による素因数分解計算処理に伴う入力操作に応じた表示動作の具体例を示す図である。
素因数分解の計算を学習モードにして実行したい場合に、「素因数」キー17を操作して素因数分解計算モードを指定すると共に、「学習」キー16を操作して学習モードに切り替えると、RAM23内の計算モードデータメモリ25において素因数分解を学習計算モードで行うための計算モードデータが記憶・設定される。
そして、図4(A)に示すように、素因数分解の対象となる数値として、例えば「7」「2」と入力すると、当該入力された数値データ“72”が入力数値データメモリ26aに記憶されると共に、表示部15の上段に表示される(ステップS1)。
ここで、前記数値データ“72”の入力を確定するべく、図4(B)に示すように「EXE」キー19を操作すると、前記計算モードデータメモリ25に記憶された計算モードデータに基づいて、現在の素因数分解の計算処理が学習計算モードにて実行されているか、または通常計算モードにて実行されているかが判断される(ステップS2)。
ここで、学習計算モードにて計算実行中であると判断されると(ステップS2(学習))、前記入力表示された数値データ“72”が表示部15の下段に移動されて表示されると共に、当該数値データ“72”を素因数分解するための素数の入力をユーザに要求するメッセージ“素数入力”が同表示部15の上段に表示される(ステップS3)。
この“素数入力”のメッセージ表示画面において、図4(C)に示すように、例えば素数「2」がユーザによりキー入力されると、当該入力キーが数値キーによる入力であるか、または「Help」キー18の入力であるかが判断される(ステップS4)。そして、数値キー「2」による入力であると判断されると(ステップS4(数値))、当該数値“2”が前記表示部15の上段に表示される(ステップS5)。
ここで、前記入力表示された数値“2”を確定するべく、図4(D)に示すように「EXE」キー19を操作すると、当該数値“2”が素数であると判断されて入力素数データメモリ26bに記憶されると共に(ステップS6)、当該素数“2”により前記入力数値データメモリ26aに記憶されている素因数分解の対象となる数値“72”が除算処理されて分解される(ステップS7)。
そして、前記数値“72”がユーザ入力された素数“2”により割れるか否か判断され(ステップS8)、割れると判断されると(ステップS8(Yes))、当該割った回数がカウント(+1)された後(ステップS9)、その商が“1”になったか否か、つまり素因数分解を完了したか否か判断される(ステップS10)。
この場合の商は“36”となり、ステップS10において(No)と判断されると、当該今回の商“36”が引き続き素因数分解の対象として前記入力素数データメモリ26bに記憶されている同一の素数“2”でさらに除算処理され(ステップS11)、割れるか否か判断される(ステップS12)。
この場合の商は“18”となり、ステップS12において割れると判断されると(ステップS12(Yes))、当該同一の素数“2”で割った回数が繰り返しカウントされて(2回)となった後(ステップS9)、同商“18”は“1”ではないと判断されて(ステップS10(No))、さらに同一の素数“2”で除算処理される(ステップS11)。
すると、この場合の商は“9”となり、ステップS12において割れると判断されるので(ステップS12(Yes))、同一の素数“2”で割った回数が繰り返しカウントされて(3回)となった後(ステップS9)、同商“9”は“1”ではないと判断されて(ステップS10(No))、さらに同一の素数“2”で除算処理される(ステップS11)。
この場合は、ステップS12において割れないと判断されるので(ステップS12(No))、前記ステップS9〜S12の繰り返し処理に伴い途中計算値データメモリ26cに記憶された今回の素因数分解処理に伴う途中の計算結果(23×9)が“2^3×9”として表示部15の下段に表示されると共に(ステップS13)、その分解要素が存在する残りの数値“9”を分解するための素数の入力をユーザに要求するメッセージ“素数入力”が前記同様に同表示部15の上段に再表示される(ステップS3)。
ここで、前記数値“9”をさらに素因数分解するべく、図4(E)に示すように、素数「3」がユーザによりキー入力されて「EXE」キー19が操作されると(ステップS4(数値))、当該入力された素数「3」により数値“9”が除算処理され(ステップS5〜S7)、割れると判断されて(ステップS8(Yes))、その割った回数が(1回)としてカウントされる(ステップS9)。
するとこの後、その商“3”がさらに同入力素数「3」により除算処理されて(ステップS10(No)→S12)、割った回数が(2回)となり(ステップS12(Yes)→S9)、商=“1”となって今回の入力要素「72」に対する素因数分解が完了したと判断される(ステップS10(Yes))。
これにより、図4(E)で示すように、今回の素因数分解処理に伴う最終の計算結果(23×32)が途中計算値データメモリ26cから読み出され、“2^3×3^2”として表示部15の下段に表示されると共に、“分解完了”のメッセージが同表示部15の上段に表示される(ステップS14)。
一方、前記図4(B)で示したように、素因数分解の対象である数値データ“72”が表示部15に表示された素数入力の要求画面にあって(ステップS1〜S3)、図4(F)(G)に示すように、素数「5」が入力表示されて「EXE」キー19が操作されると(ステップS4(数値)〜S6(Yes))、入力数値データメモリ26aに記憶された前記数値“72”が入力素数データメモリ26bに記憶された前記素数「5」により除算処理される(ステップS7)。
この場合、前記数値“72”は前記素数「5」により割れないと判断されるので(ステップS8(No))、当該素数「5」が分解要素に存在しないことを示す“要素無しエラー”のメッセージが表示部15の上段に表示される(ステップS15)。
また、前記図4(B)で示したように、素因数分解の対象である数値データ“72”が表示部15に表示された素数入力の要求画面にあって(ステップS1〜S3)、図4(H)(I)に示すように、素数でない数値「4」が入力表示されて「EXE」キー19が操作されると(ステップS4(数値),S5)、当該数値「4」は素数でないと判断されるので(ステップS6(No))、当該数値「4」が素数でないことを示す“素数でないエラー”のメッセージが表示部15の上段に表示される(ステップS16)。
さらに、前記図4(B)で示したように、素因数分解の対象である数値データ“72”が表示部15に表示された素数入力の要求画面にあって(ステップS1〜S3)、分解要素となる素数がユーザによって解らない等の場合に、「Help」キー18が操作されたと判断されると(ステップS4(Help))、入力数値データメモリ26aに記憶されている前記数値データ“72”に基づき分解可能な素数が自動で算出され(ステップS17)除算処理が実行される(ステップS7)。
これにより、前記図4(B)または図4(D)で示したような“素数入力”のメッセージが表示部15に表示されたユーザに対する素数入力要求の出力状態にあって、次に入力すべき分解要素となる素数が解らない場合には、その都度「Help」キー18を操作することで分解可能な素数が自動で算出されて除算処理されるようになる。
一方、前記図4(A)(B)で示したように、素因数分解の対象となる数値データ“72”が入力され、当該数値データ“72”を確定するべく「EXE」キー19が操作された際に(ステップS1)、前記計算モードデータメモリ25に記憶された計算モードデータに基づいて、現在の素因数分解の計算処理が通常計算モードにて実行されていると判断された場合には(ステップS2(計算))、ユーザに対して“素数入力”の要求メッセージを表示することなく、前記入力された数値データ“72”の分解要素となる素数が自動で算出されながら素因数分解処理が行われる(ステップS18)。
この場合には、前記素因数分解処理により算出された最終の計算結果(23×32)だけが途中計算値データメモリ26cから読み出され、図4(E)に示すように、“2^3×3^2”として表示部15の下段に表示されると共に、“分解完了”のメッセージが同表示部15の上段に表示される(ステップS18→S14)。
次に、前記図3を参照して説明した素因数分解計算処理での途中結果表示処理(ステップS14)や最終結果表示処理(ステップS14)における表示処理の詳細について説明する。
図5は、前記関数電卓10による素因数分解計算処理での表示処理を示すフローチャートである。
この表示処理では、まず表示部15に表示すべき計算結果などの被表示データの表示桁数が算出され(ステップA1)、当該表示部15の全角文字サイズによる表示可能桁数との比較により1行表示可能な被表示データであるか否か判断される(ステップA2)。
ここで、前記被表示データの表示桁数が1行表示可能な桁数であると判断された場合には(ステップA2(Yes))、例えば前記図4(A)〜図4(I)で示したように、当該被表示データは全角文字サイズの1行表示にして表示部15に表示されるようになる(ステップA3)。
一方、前記ステップA2において、表示部15に表示すべき被表示データの表示桁数が同表示部15にて全角文字サイズによる1表示可能な桁数内ではないと判断された場合には(ステップA2(No))、この被表示データの文字サイズ(フォントサイズ)が半角サイズに変更され(ステップA4)、当該半角文字サイズによる2行表示により前記表示部15の表示可能な桁数内に収まるか否か判断される(ステップA5)。
ここで、前記半角文字サイズに変更後の被表示データが2行表示により表示部15の表示可能な桁数内に収まると判断された場合には(ステップA5(Yes))、当該被表示データは2行表示にして表示部15に表示されるようになる(ステップA6)。
また前記半角文字サイズに変更後の被表示データが2行表示にしても表示部15の表示可能な桁数内に収まらないと判断された場合には(ステップA5(No))、当該被表示データは、その一連の被表示データのうちの途中部分を省略するなどした省略型に書き替えられて表示部15に表示されるようになる(ステップA7)。
図6は、前記関数電卓10による素因数分解計算処理での最終結果表示処理(ステップS14)に伴う計算結果データの表示例を示す図である。
例えば、図6(A)に示すように、素因数分解の対象となる数値データが桁数の多い大きな数値“200…130”として与えられたときに、前記図3における素因数分解計算処理により計算された結果データ“2×3×…×29×31”が、全角文字サイズで1行表示不可能と判断された場合には(ステップA1,A2(No))、当該計算結果データのフォントサイズが半角サイズに変更される(ステップA4)。
すると、前記半角サイズに変更された計算結果データが前記表示部15に対し2行表示可能であると判断され(ステップA5(Yes))、前記素因数分解の対象である数値データ“200…130”が表示部15の上段に表示された状態で、前記半角サイズに変更された計算結果データ“2×3×…×29×31”が2行表示にして同表示部15の下段に表示されるようになる(ステップA6)。
また、例えば図6(B)に示すように、前記同様の桁数の多い大きな数値データが素因数分解の対象として与えられ、前記図3における素因数分解計算処理により計算された結果データ“2×3×…×29×31”の全角文字サイズによる1行表示が不可能であると判断されることで(ステップA1,A2(No))、そのフォントサイズが半角サイズに変更されたときに(ステップA4)、当該半角サイズのフォントサイズにしても前記計算結果データの表示部15に対する2行表示が不可能であると判断された場合には(ステップA5(No))、フォントサイズは全角サイズのまま、その途中一部の計算結果データが省略されると共に素数の数“11ヶ”が末尾に付加されて1行表示の範囲内に収められ、表示部15に表示されるようになる(ステップA7)。
なお、前記図5における表示処理では、計算結果データが表示部15に1行表示不可能な場合に(ステップA1,A2(No))、その計算結果データのフォントサイズを半角サイズに変更して2行表示としたり(ステップA4,A5(Yes)→A6)、フォントサイズはそのままに省略型の表示としたり(ステップA4,A5(No)→A7)して、表示部15に収めるべく表示処理している。
これに対し、前記フォントサイズの変更による2行表示処理や省略型表示処理を行うことなく、1行表示に収まらない計算結果データについてはスクロール表示によりその全体を確認できる構成としてもよい。
したがって、前記構成の関数電卓10による素因数分解の計算機能によれば、学習モードにおいて、素因数分解の対象となる数値データが入力されると、当該数値データを素因数分解する素数の入力要求が表示される。この素数の入力要求に応じてユーザが数値データを入力すると、当該入力された数値データが素数であるか判断され、素数であると判断されると、前記分解対象の数値データが当該入力された素数により除算処理される。そして、この除算処理により割れると判断された場合には、前記入力素数による除算処理の回数がカウントされ、当該除算処理により算出された商が“1”でない場合はさらに同一の素数により割れなくなるまで繰り返し除算処理される。そして、割れなくなった場合は、それまで素因数分解された途中結果を表示して再び前記素数の入力要求が表示される。この後、前記除算処理により算出された商が“1”になった場合に、それまで入力された素数およびその素数による除算処理の回数に基づき、素因数分解された計算結果データが表示される。なお、前記素数の入力要求に応じてユーザ入力された数値データが素数でないと判断された場合、あるいは素数であると判断された場合でも前記除算処理により分解対象の数値データが割れないと判断された場合には、エラーとして表示され報知される。
これにより、任意の数値データを素因数分解する要素をユーザ(学習者)自身が考えながら入力してその分解処理を進めて行くことができ、当該素因数分解を学習するのに大いに役立たせることができる。
また、前記構成の関数電卓10による素因数分解の計算機能によれば、その計算結果データが表示部15に1行表示しきれない場合には、当該計算結果データのフォントサイズを小さくして2行表示で表示させたり、あるいは途中を省略して素数の数と共に表示させたり、あるいはスクロール表示させてその全体が確認できるように表示する。
これにより、例えばグラフの表示が可能なグラフ関数電卓などに比べて表示部15の表示領域が小さくその表示可能桁数も少ない関数電卓10にあっても、前記素因数分解の計算結果データを見易く表示させることができる。
さらに、前記構成の関数電卓10による素因数分解の計算機能によれば、前記素数の入力要求が表示された状態で「Help」キー18が操作されると、そのときの素因数分解の対象となる数値データを分解する素数が自動で算出されて入力される。
これにより、素因数分解の要素である素数をユーザ(学習者)自身が考えながら入力して行く場合でも、入力すべき素数が解らないときには「Help」キー18を操作して容易に次の素数を自動入力することができ、当該素因数分解の処理を進めて行くことができる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の素因数分解計算機の実施形態に係る関数電卓10の外観構成を示す正面図。 前記関数電卓10の電子回路の構成を示すブロック図。 前記関数電卓10による素因数分解計算処理を示すフローチャート。 前記関数電卓10による素因数分解計算処理に伴う入力操作に応じた表示動作の具体例を示す図。 前記関数電卓10による素因数分解計算処理での表示処理を示すフローチャート。 前記関数電卓10による素因数分解計算処理での最終結果表示処理(ステップS14)に伴う計算結果データの表示例を示す図。
符号の説明
10 …関数電卓
11 …キー入力部
12 …数値・演算記号キー群
13 …関数機能キー群
14 …カーソルキー
15 …ドットマトリクス型液晶表示部
16 …「学習」キー
17 …「素因数」キー
18 …「Help」キー
19 …「EXE」キー
21 …CPU
22 …記憶装置
23 …RAM
24 …表示データメモリ
25 …計算モードデータメモリ
26 …演算データメモリ
26a…入力数値データメモリ
26b…入力素数データメモリ
26c…途中計算値データメモリ

Claims (7)

  1. 表示部と、
    素因数分解の対象とする数値を前記表示部に表示させる分解対象数値表示制御手段と、
    ユーザ操作に応じて数値を入力する数値入力手段と、
    この数値入力手段により入力された数値が素数か否かを判断する素数判断手段と、
    この素数判断手段により前記入力された数値が素数でないと判断された場合にエラーを報知するエラー報知手段と、
    前記素数判断手段により前記入力された数値が素数であると判断された場合に、当該入力された素数により前記素因数分解の対象となる数値を除算する除算手段と、
    この除算手段の除算により算出された商が“1”でなければ、前記除算手段による除算結果を前記表示手段に表示するとともに、前記数値入力手段により再度新たな数値の入力を行わせる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする素因数分解計算機。
  2. 前記除算手段は、除算により算出された商が“1”でない場合には、割れなくなるかまたは商が“1”となるまで、前記除算処理に用いた素数と同一の素数による当該商の除算を繰り返す繰り返し演算手段を有し、
    前記除算手段による除算の結果、商が“1”となった場合に、除算処理に用いた素数を用いて素因数分解の計算結果を前記表示部に表示させる計算結果表示制御手段
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の素因数分解計算機。
  3. 前記計算結果表示制御手段は、その計算結果が予め設定されたフォントサイズで前記表示部に表示しきれない場合に、当該計算結果を小さいフォントサイズにして前記表示部に表示させるフォント変更表示制御手段を有することを特徴とする請求項2に記載の素因数分解計算機。
  4. 前記計算結果表示制御手段は、その計算結果が前記表示部に表示しきれない場合に、当該計算結果をその途中を省略して前記表示部に表示させる省略表示制御手段を有することを特徴とする請求項2に記載の素因数分解計算機。
  5. 前記計算結果表示制御手段は、その計算結果が前記表示部に表示しきれない場合に、当該計算結果をスクロール表示可能にして前記表示部に表示させるスクロール表示制御手段を有することを特徴とする請求項2に記載の素因数分解計算機。
  6. 前記計算結果表示制御手段は、その計算結果を、当該計算結果に含まれる素数の数と共に前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の素因数分解計算機。
  7. ユーザ操作に応じて所定の命令を入力する所定命令入力手段と、
    この所定命令入力手段により所定の命令が入力された場合に、前記素因数分解の対象となる数値を除算して割れる素数を算出して入力する自動素数入力手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の素因数分解計算機。
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