JP3037141B2 - 補助線表示機能付き表計算システムおよび方法 - Google Patents
補助線表示機能付き表計算システムおよび方法Info
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Description
シートを持つ表計算システムおよび方法に関し、特に補
助線表示機能を持った表計算システムおよび方法に関す
る。
表計算システムにおいては、複数のスプレッドシートに
またがる特定のデータ間で演算を実施しなければならな
いという場合があり、演算操作するうえで、演算対象と
なるデータを複数のスプレッドシートにまたがって指定
する必要が生じる。しかし、画面に表示されたスプレッ
ドシートを見ながらキーボード、マウス等で演算対象と
なるデータを操作する表計算システムでは、指定された
データの入力されたセルを、列と行を基準として目視で
決定しなければならず、ユーザの目視誤り等により、意
図したセルとは異なるセルが指定される可能性がある。
(「Microsoft EXCEL ユーザーズガイ
ド ページ562〜569 第2版 1994年6月1
5日Microsoft株式会社」参照)等の表計算シ
ステムにおいては、複数のスプレッドシートにまたがる
特定のデータ間で演算を行う場合、演算対象となるデー
タ指定を補助する方法として、画面に表示されたスプレ
ッドシートから直接、演算対象となるデータを指定する
のではなく、演算対象スプレッドシート、被演算対象ス
プレッドシート、演算子、演算対象データの入力された
セルをメニュー選択形式で指定し演算式を作成できるよ
うにしている。
ート、データのみを指定すればよく、画面に表示された
スプレッドシートからデータを指定するのに比べ、操作
が容易であり、かつ、演算対象データを正確に指定して
演算式を作成できる。
題点は、複数のスプレッドシートにまたがる特定のデー
タ間の演算に関して。演算対象となったデータを確認す
る場合、別々のスプレッドシートにあるデータ相互の関
係をユーザが視覚的に把握することが困難なことであ
る。
演算式に記述されており、画面に表示されているスプレ
ッドシート上の演算対象データの入力されているセルに
は演算対象データ相互の関係を表す情報は表示されない
ので、ユーザは画面に表示されているスプレッドシート
上の演算対象データの入力されたセルを演算式の記述か
ら目視により特定しなくてはならず、複数のスプレッド
シート間の特定のデータ間を目視により関連付けること
は煩雑、かつ困難であり、誤りが生じる可能性が高いた
めである。
を用いた表計算システムにおいて、複数のスプレッドシ
ートにまたがる特定のデータ間の演算を行うような場
合、別々のスプレッドシートにあるデータ相互の関係を
ユーザが容易に視覚的に把握し、操作性を向上させた表
計算システムおよび方法を提供することである。
付き表計算システムは、(a)複数のスプレッドシート
の表計算情報を入力する入力手段と、(b)画面描画情
報に基づき画面を表示するための表示手段と、(c)前
記表示手段に表示される画面の画面表示情報を保持する
メモリ管理手段と、(d)前記入力手段に入力された表
計算情報を演算式データおよび画面表示形式に解析・分
類する入力解析手段と、(e)前記画面表示形式に基づ
いて前記画面表示情報を更新する画面表示情報更新手段
と、(f)前記演算式データに基づいて前記複数のスプ
レッドシートの対応するセルを接続する補助線を作成し
前記画面表示情報に前記補助線を追加する補助線情報更
新手段と、(g)前記メモリ管理手段の前記画面表示情
報に基づいて前記画面描画情報を出力する画面描画手段
と、を備える。
表示機能付き表計算システムにおける、異なるスプレッ
ドシートの特定のデータ間の演算機能を持つ補助線表示
機能付き表計算方法であって、(a)入力された情報を
スプレッドシート情報と演算式情報に分ける入力データ
解析ステップと、(b)前記の入力データ解析ステップ
より供給された前記スプレッドシート情報をもとに画面
表示情報を更新する画面表示情報更新ステップと、
(c)前記入力データ解析ステップより供給された前記
演算式情報および前記画面表示情報更新ステップで更新
された前記画面表示情報をもとに前記画面表示情報の所
定の位置に補助線情報を書き込む補助線情報更新ステッ
プと、(d)更新された前記画面表示情報をもとに、画
面を描画する画面描画ステップと、を備える。
にまたがる特定のデータ間の演算式(以下串刺し計算式
とする)をユーザが入力する。入力された串刺し計算式
を、入力データ解析手段でスプレッドシート情報、セル
データ情報に分け、それぞれ、画面表示情報更新手段、
補助線情報更新手段に供給する。補助線情報更新手段
は、供給された情報をもとに、メモリ管理手段に保持さ
れている画面表示情報の補助線情報を更新する。画面描
画手段は更新された画面情報にもとづいて画面上に補助
線を表示する。このため、ユーザは、串刺し計算式の演
算対象データ相互の関係を容易に理解することができ
る。入力手段の供給するスプレッドシート情報に応答し
て、画面表示情報更新手段は、メモリ管理手段に保持さ
れている画面表示情報を更新する。画面表示手段は更新
された画面情報にもとづいてスプレッドシート、補助線
を表示する。このためユーザが画面上に表示されている
スプレッドシートの位置を変更した場合でも、補助線の
位置も同時に変更される。
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の補
助線表示機能付き表計算システムのブロック図である。
図1を参照すると、本発明の補助線表示機能付き表計算
システムは、キーボードやマウス等の入力手段1と、図
示しないメモリに書き込まれている制御プログラムに従
い後述する補助線表示の制御を行う制御手段2(以下こ
の制御機能を有する仮想的ブロックを想定して説明す
る)と、制御手段2で使用する情報を保持するメモリ管
理手段3と、ディスプレイ等の表示手段4とから構成さ
れる。
された入力情報を解析し串刺し計算式情報と、スプレッ
ドシート情報に分ける入力データ解析手段20と、入力
データ解析手段20から供給されたスプレッドシート情
報と、メモリ管理手段3から読み出した画面表示情報を
と比較し、スプレッドシートの位置や、スプレッドシー
ト間の重なりが変化していた場合、変化した情報を画面
表示情報に書き込む画面表示情報更新手段21と、入力
データ解析手段20から供給された串刺し計算式情報内
の演算対象セル情報、被演算対象セル情報と、メモリ管
理手段3から読み出した画面表示情報とを比較し、読み
出した画面情報内の該当するセルを特定し、セルを繋ぐ
補助線情報を画面情報内の所定の位置に書き込む補助線
表示情報更新手段22と、メモリ管理手段3から、画面
表示情報更新手段21と補助線表示情報更新手段22に
より更新された画面表示情報を読み出し、画面表示情報
にもとづいて、表示手段4に画面を表示する画面描画手
段23とから構成される。
図2〜図4を参照して説明する。図2は、本発明補助線
表示機能付き表計算システムのフローチャート図であ
る。
システムにおける画面表示の説明図である。図4は、本
発明補助線表示機能付き表計算システムの画面表示情報
の説明図である。
ル2011と、スプレッドシート202のセル2021
と、スプレッドシート203のセル2031とを演算対
象範囲とする串刺し計算式が入力手段1から入力された
とすると(図2ステップ1)、入力データ解析手段20
は入力情報をスプレッドシート情報と串刺し計算式情報
とに分ける。
であると、画面表示情報更新手段21に供給され、串刺
し計算式情報であると、補助線情報更新手段22に供給
される(図2ステップ2)。
情報から演算対象スプレッドシート名と演算対象セルを
読み出し、メモリ管理手段3が保持する画面表示情報
(図4)内を検索し、演算対象スプレッドシート20
1、202、203の情報を読み出す。
示情報400(図4)の次補助線情報4002に、図3
のセル2011とセル2021間を繋ぐ補助線を指示す
る情報を書き込む。
情報400の前補助線情報4002に、セル2021と
セル2011とを繋ぐ補助線を指示する情報を書き込
み、次補助線情報4002にセル2021とセル203
1を繋ぐ補助線を指示する情報を書き込む。
001にはセル2031とセル2021を繋ぐ補助線を
指示する情報を書き込む(図2ステップ4)。
段23はメモリ管理手段3より更新された画面表示情報
400を読み出し、表示手段4に、スプレッドシート2
01、スプレッドシート202、スプレッドシート20
3、および補助線207を表示させる(図2ステップ
5)。
ト202を消去するコマンドが入力されたとすると(図
2ステップ1)、入力データ解析手段20は入力情報を
画面表示情報更新手段21に供給する(図2ステップ
2)。
段3が保持する画面表示情報400内のスプレッドシー
ト位置情報4003にスプレッドシート202が消去さ
れたことを書き込む。
面表示情報が更新されたことを通知する(図2ステップ
3)。
段3の保持する画面表示情報400から演算対象スプレ
ッドシート201、202、203の情報を読み出す。
演算対象スプレッドシート201の次補助線情報400
2の演算対象スプレッドシート202のセル2021を
指定していた箇所を演算対象スプレッドシート203の
セル2031に変更する。
線情報4001に書き込まれている補助線情報のうち、
演算演算対象スプレッドシート202のセル2021を
指定していた箇所を演算対象スプレッドシート201の
セル2011に変更する(図2ステップ4)。
描画手段23はメモリ管理手段3より更新された画面表
示情報400を読み出し、表示手段4にスプレッドシー
ト201、スプレッドシート203および補助線207
を表示させ、スプレッドシート202を消去させる(図
2ステップ5)。
視認性が向上するということである。
演算対象のデータ間に補助線を表示すことにより、別々
のスプレッドシートにあるデータ相互の関係をユーザが
容易に視覚的に把握することができるからである。
ことである。その理由は、スプレッドシートの操作や串
刺し計算式の再入力等が発生しても、自動的に画面表示
に反映するため、ユーザの操作が必要ないからである。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】(a)複数のスプレッドシートの表計算情
報を入力する入力手段と、(b)画面描画情報に基づき
画面を表示するための表示手段と、(c)前記表示手段
に表示される画面の画面表示情報を保持するメモリ管理
手段と、(d)前記入力手段に入力された表計算情報を
演算式データおよび画面表示形式に解析・分類する入力
解析手段と、(e)前記画面表示形式に基づいて前記画
面表示情報を更新する画面表示情報更新手段と、(f)
前記演算式データに基づいて前記複数のスプレッドシー
トの対応するセルを接続する補助線を作成し前記画面表
示情報に前記補助線を追加する補助線情報更新手段と、
(g)前記メモリ管理手段の前記画面表示情報に基づい
て前記画面描画情報を出力する画面描画手段と、を有す
ることを特徴とする補助線表示機能付き表計算システ
ム。 - 【請求項2】異なるスプレッドシートの特定のデータ間
の演算機能を持つ表計算方法において、(a)入力され
た情報をスプレッドシート情報と演算式情報に分ける入
力データ解析ステップと、(b)前記の入力データ解析
ステップより供給された前記スプレッドシート情報をも
とに画面表示情報を更新する画面表示情報更新ステップ
と、(c)前記入力データ解析ステップより供給された
前記演算式情報および前記画面表示情報更新ステップで
更新された前記画面表示情報をもとに前記画面表示情報
の所定の位置に補助線情報を書き込む補助線情報更新ス
テップと、(d)更新された前記画面表示情報をもと
に、画面を描画する画面描画ステップと、を有すること
を特徴とする補助線表示機能付き表計算方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8158134A JP3037141B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 補助線表示機能付き表計算システムおよび方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8158134A JP3037141B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 補助線表示機能付き表計算システムおよび方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1011512A JPH1011512A (ja) | 1998-01-16 |
JP3037141B2 true JP3037141B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=15665025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8158134A Expired - Fee Related JP3037141B2 (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | 補助線表示機能付き表計算システムおよび方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3037141B2 (ja) |
-
1996
- 1996-06-19 JP JP8158134A patent/JP3037141B2/ja not_active Expired - Fee Related
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