JP2785941B2 - ウインドウ情報分割・統合処理方式 - Google Patents

ウインドウ情報分割・統合処理方式

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JP2785941B2
JP2785941B2 JP63211368A JP21136888A JP2785941B2 JP 2785941 B2 JP2785941 B2 JP 2785941B2 JP 63211368 A JP63211368 A JP 63211368A JP 21136888 A JP21136888 A JP 21136888A JP 2785941 B2 JP2785941 B2 JP 2785941B2
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【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ディスプレイ画面におけるウインドウを,あたかもメ
モ用紙のように使用できるようにした処理システム等に
用いられるウインドウ情報分割・統合処理方式に関し, データが記入されているメモ用紙等を切り離したり,
張り合わせたりするような処理を,ウインドウに対する
操作によって,簡単に行うことができる手段を提供する
ことを目的とし, 各ウインドウの制御情報および表示内容に関する情報
を記憶するウインドウ管理テーブルと,分割ウインドウ
指定入力処理部と,分割位置入力処理部と,分割対象と
されたウインドウを複数のウインドウに分割するウイン
ドウ分割処理部と,ウインドウ表示処理部とを備えるよ
うに構成する。また,ウインドウ管理テーブルと,統合
ウインドウ指定入力処理部と,複数のウインドウを1つ
のウインドウに統合するウインドウ統合処理部と,ウイ
ンドウ表示処理部とを備えるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は,ディスプレイ画面におけるウインドウを,
あたかもメモ用紙のように使用できるようにした処理シ
ステム等に用いられるウインドウ情報分割・統合処理方
式に関する。
最近,ワードプロセッサが広く普及し,計算機による
処理機能を利用して,文書等を作成することが多く行わ
れている。しかし,従来のワードプロセッサでは,文書
テキストの複写・移動・削除等,各種の編集機能が用意
されてはいるものの,一連のテキスト全体でもって,1つ
の文書となるので,例えば断片的に涌いてくるアイデア
を,ばらばらに書き留めておき,後で,そのアイデアを
まとめるというような場合には,使いにくく,せいぜい
清書用にワードプロセッサを用いることができるに過ぎ
ない。
ワードプロセッサの機能をさらに拡張させたアイデア
プロセッサと呼ばれる処理システムも用いられている。
このアイデアプロセッサは,トップダウン的に,ある考
えを文章化するときに便利なツールであって,まず,目
次や項目を作成し,その中を詳細化していくことができ
るようになっている。また,目次等のレベルで,順番の
入れ替えなどの編集ができるようになっている。しか
し,ボトムアップ的に,断片的にアイデアをまとめてい
くような場合には,このアイデアプロセッサの機能を充
分なものと言うことはできない。
そこで,本発明者等は,あるときにはトップダウン
で,あるときにはボトムアップでというように,もっと
自由に発想を書き留め,かつ,それを思いつくままに,
まとめることができるような処理システムを構築するこ
とを考えている。その場合,個々のアイデアを表現する
ものを,処理システム上で,どのようにユーザに提示す
るかが問題となるが,これがディスプレイ画面における
ウインドウに対応づければ,1つのウインドウが,1枚のメ
モ用紙であるかのように利用できると考えられる。この
ウインドウによるメモ用紙に,アイデアを文書化または
図形化して記入し,それを発展させたり,整理したりす
るためには,ウインドウを,その表示内容とともに,自
由に分割したり,統合したりすることができることが必
要とされる。
〔従来の技術〕
第17図は従来方式によるウインドウの分割の例,第18
図は従来方式によるウインドウの統合の例を示す。
ウインドウは,ディスプレイ画面に対する表示につい
ての物理的な制約をなくすことなどを目的として,画面
内における表示領域として理論的に定義されるものであ
る。このウインドウに対して,一般に選択的な表示・消
去・拡大/縮小などの操作を,マウス等の位置入力装置
を使って行うことができるようになっている。
このようなウインドウシステムにおいて,1つのウイン
ドウを分割し,その表示内容についても,分割されたウ
インドウにそれぞれ分配するような場合に,従来のウイ
ンドウ管理では,例えば第17図に示すような操作が必要
であった。
まず,第17図(イ)のように,ディスプレイの画面30
上に,分割したいウインドウの内容を表示すべき新しい
ウインドウW1を作成する。ウインドウW1の作成は,作成
コマンドを入力し,その位置を指定する操作によって行
われる。
次に,第17図(ロ)のように,分割したいウインドウ
W2内で,分割したい内容が表示されている位置を指定す
る。この操作では,例えばマウス等により,分割開始位
置から最終位置までを指定する。(ロ)では,この部分
の領域をAで示している。
この領域Aの内容を,第17図(ハ)に示すように,新
しく作ったウインドウW1に,複写の操作によって,転記
する。
最後に,第17図(ニ)のように,複写元のウインドウ
W2上で,不要となった内容が残っていれば,それを削除
する。
また,複数のウインドウを,その内容とともに,1つの
ウインドウに統合しようとするときには,従来方式によ
れば,例えば第18図に示すような操作が必要であった。
まず,第18図(イ)のように,画面30上で,統合した
いウインドウW1に,カーソルを合わせ,その表示内容の
先頭から最後までの範囲を指定する。
次に,第18図(ロ)のように,統合先のウインドウカ
ーソルW2の最終位置に,カーソルを合わせて,(イ)で
指定した範囲の表示内容を,ウインドウW2に複写する。
その表示内容は,第18図(ハ)のように,ウインドウW2
の後に追加されることになる。
第18図(ニ)のように,ウインドウW1内で,不要にな
った内容が残っていれば,それを削除し,ウインドウW1
を消去する。もし他に,統合したいウインドウがある場
合には,同様な操作を再び繰り返す。
〔発明が解決しようとする課題〕
計算機による情報処理装置を,発想の支援装置として
用いる場合,簡単に入力できることと,入力した情報を
自由に編集し,その内容をさらに発展させたり,整理し
たりすることが簡単にできなければならない。このよう
な操作が煩雑である場合には,思考の妨げとなって,考
えるということに集中することができなくなる。
従来のウインドウシステムを,発想の支援装置として
利用しようとした場合,従来方式では,ウインドウに対
する操作と,その表示内容に対する編集の操作とが,独
立して扱われ,ウインドウを表示内容とともに,分割し
たり,統合したりするためには,第17図や第18図に示す
ような煩雑な操作が必要であった。
本発明は上記問題点の解決を図り,データが記入され
ているメモ用紙等を切り離したり,張り合わせたりする
ような処理を,ウインドウに対する操作によって,簡単
に行うことができる手段を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理ブロック図を示す。
第1図において,10はCPUおよびメモリ等からなる処理
装置,11はキーボードやマウス等の入力装置,12はディス
プレイ装置,13はウインドウ管理情報を記憶するウイン
ドウ管理テーブル,14は分割対象となるウインドウの指
定を入力する分割ウインドウ指定入力処理部,15は分割
位置を入力する分割位置入力処理部,16はウインドウを
表示内容とともに分割するウインドウ分割処理部,17は
ウインドウを表示するウインドウ表示処理部,20は統合
するウインドウの指定を入力する統合ウインドウ指定入
力処理部,21は統合するウインドウの指定終了を検出す
る指定終了検出部,22は複数のウインドウを1つのウイ
ンドウにまとめるウインドウ統合処理部を表す。
第1図(イ)に示すシステムでは,ディスプレイ装置
12の画面に表示されているウインドウW1を分割対象とし
て指定し,次にその分割位置を指定するだけで,ウイン
ドウW11,ウインドウW12のように,複数のウインドウに
分割することができるようになっている。ウインドウ内
の表示内容も分割位置に従って分割される。
ウインドウ管理テーブル13は,各ウインドウごとに,
ディスプレイ画面における表示位置(座標)情報,サイ
ズ情報等の内容表示制御用パラメータと,そこに表示す
べき内容,例えば文書の文字列や図形情報などのテキス
トに関する情報を記憶するテーブルである。この表示内
容に関する情報は,ウインドウ管理テーブル13内では,
例えばテキスト等が格納されているバッファ(図示省
略)のアドレス情報として管理されるようになってい
る。
分割ウインドウ指定入力処理部14は,入力装置11から
入力された座標によって,ウインドウ管理テーブル13を
検索し,該当する分割対象となるウインドウを選択する
処理を行うものである。
分割位置入力処理部15は,分割対象ウインドウにおけ
る表示内容の分割対象を,入力装置11から画面の座標情
報として入力する処理を行うものである。
ウインドウ分割処理部16は,分割位置入力処理部15に
よる分割位置の入力により,ウインドウ管理テーブル13
に新しいウインドウを追加登録し,元の分割対象ウイン
ドウの表示内容を,分割位置による計算に基づいて分割
して,新しいウインドウに移す処理を行うものである。
ウインドウ表示処理部17は,ウインドウ管理テーブル
13に従って,ウインドウの枠および表示内容の一部また
は全部を,ディスプレイ装置12に表示する処理を行うも
のである。これによって,分割されたウインドウが,直
ちにディスプレイ装置12の画面上に反映される。
第1図(ロ)に示すシステムでは,ディスプレイ装置
12の画面に表示されているウインドウW21,ウインドウW2
2などの複数のウインドウを統合対象として指定するこ
とにより,ウインドウW2のように,1つのウインドウに統
合することができるようになっている。統合されたウイ
ンドウの表示内容は,統合対象となった元のウインドウ
の表示内容を結合したものである。
第1図(ロ)の場合も,ウインドウ管理テーブル13
は,(イ)と同様に,各ウインドウごとに,内容表示制
御用パラメータと,そこに表示すべき内容に関する情報
を記憶する。
統合ウインドウ指定入力処理部20は,入力装置11から
入力された座標によって,ウインドウ管理テーブル13を
検索し,該当する統合対象となるウインドウを選択する
処理を行うものである。
指定終了検出部21は,統合対象ウインドウが常に2枚
に限られている場合には不要であるが,3枚以上のウイン
ドウについても1回で統合できるようにした場合に,そ
の統合対象の指定が終了したことを入力する処理を行
う。
ウインドウ統合処理部22は,ウインドウ管理テーブル
13において,統合対象とされた複数のウインドウの情報
を,1つのウインドウの情報にまとめ,元の各ウインドウ
の表示内容を結合して,その統合されたウインドウに割
り当てる処理を行うものである。不要となったウインド
ウの情報は,ウインドウ管理テーブル13から削除する処
理を行う。
ウインドウ表示処理部17は,第1図(イ)の場合と同
様に,ウインドウ管理テーブル13に従って,ウインドウ
の枠および表示内容の一部または全部を,ディスプレイ
装置12に表示する処理を行うものである。これによっ
て,統合されたウインドウが,直ちにディスプレイ装置
12の画面上に反映される。
〔作用〕
本発明では,簡単な操作で,ウインドウの分割・統合
を行うことができるようになっている。
ウインドウを分割する際には,分割を指示するコマン
ドを入力するか,メニューでその選択を行う。これによ
り,分割ウインドウ指定入力処理部14が起動され,分割
ウインドウ指定入力処理部14は,どのウインドウを分割
するかを問い合わせる。入力座標によって,分割対象ウ
インドウが決まると,分割位置入力処理部15によって,
分割したい場所の問い合わせが行われる。ここで分割位
置を入力することにより,直ちに分割対象ウインドウが
分割される。
ウインドウを統合する場合には,統合を指示するコマ
ンドを入力するか,メニューでその選択を行う。これに
より,統合ウインドウ指定入力処理部20が起動され,統
合ウインドウ指定入力処理部20は,どのウインドウを統
合するかを問い合わせる。入力座標によって,統合対象
ウインドウが決まると,ウインドウ統合処理部22によっ
て,統合対象ウインドウが1つにまとめられる。
1つのウインドウを2つに分割した場合,例えばメニ
ューの選択,ウインドウの指定,分割位置の指定の3回
またはそれよりわずかに多い程度のマウス等を用いた入
力操作により,分割を行うことができる。統合について
も同様に,少ない入力操作で実現できる。
〔実施例〕
第2図は本発明の一実施例に係るウインドウの利用
例,第3図は本発明の一実施例に係る文書作成中の画面
例,第4図は本発明の一実施例に係るウインドウ管理テ
ーブルの例,第5図は本発明の一実施例に係る作成中文
書のテキストの構造,第6図は本発明の一実施例によっ
て作成された文書の印刷イメージ,第7図は本発明の一
実施例に係るウインドウシステムの構成,第8図は本発
明の一実施例に係るウインドウ分割処理の例,第9図な
いし第13図は本発明の一実施例に係る分割の例,第14図
は本発明の一実施例に係るウインドウ統合処理の例,第
15図および第16図は本発明の一実施例に係る統合の例を
示す。
本発明は,1つのウインドウを1つのメモ用紙に対応さ
せて管理するような文書等の処理システムに適用する
と,特に有効である。以下,その実施例について,図面
を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例において,1つのウインドウにおける文書デー
タ等の作成・編集の処理は,従来のワークプロセッサ等
において用いられている処理とほぼ同様である。この編
集の処理機能等により,本実施例では,各ウインドウに
対して,メモ用紙のように,データを記入したり,消去
したりすることができるようになっている。また,各ウ
インドウは,階層化して管理することができるようにな
っている。
第2図は,そのウインドウの利用例を示しており,各
ウインドウW1〜W6が,それぞれメモ用紙の1枚に対応し
ている。ウインドウの最上段には,表題(タイトル)が
表示される。この例では,ウインドウW1の表題が「メモ
M1」,ウインドウW2の表題が「メモM2」,…である。
この表題欄における左側の□にカーソルを合わせ,マ
ウスのボタンをたたくことにより,そのウインドウの大
きさを変えることができるようになっている。また,表
題欄における右側の□を指示することにより,そのウイ
ンドウを画面30から消すことができるようになってい
る。画面から消去されているメモを表示させる場合に
は,メニューを表示させ,その中からそのメモを選択す
る。これにより,画面30内にウインドウが開かれ,その
メモの内容が表示される。
なお,図示省略したが,現在操作対象となっているア
クティブなウインドウには,右と下に各1個のスクロー
ルバーが付加され,これによって表示内容のスクロール
を行うことができるようになっている。ウインドウの大
きさは,アクティブなウインドウの右下隅を押さえて動
かすことによっても変えることができるようになってい
る。表題だけを表示させることもできる。
第2図において,ウインドウW2,W3,W4は,ウインドウ
W1に完全に包含されるので,ウインドウW1の下位レベル
となっている。ウインドウW3,W4は,一部重なっている
が,包含関係にないので,同レベルである。
例えば,2つのウインドウW5,W6を包含する新しいウイ
ンドウW7を作成すれば,いわゆるボトムアップ的なメモ
の整理が可能である。また,1つのウインドウW6の内部
に,新しいウインドウW8を作成することにより,トップ
ダウン的に,メモ内容を詳細化することが可能である。
第3図は,このようなウインドウの利用により,文書
を作成しているときの画面の具体例を示している。な
お,表題欄の表示等は簡略化して図示している。
メニュー表示31は,操作選択のため表示であり,随
時,呼び出して表示させることができるようになってい
る。WNDW1〜WNDW7では,階層化されているウインドウで
あり,このそれぞれにデータを記入できるようになって
いる。第3図では,ウインドウWNDW5にカーソルがあ
り,現在,この中のデータを編集できる状態になってい
る。
第3図に示すような画面30の表示を管理するために,
ウインドウ管理テーブル13は,例えば第4図に示すよう
な情報を持つようになっている。このウインドウ管理テ
ーブル13において,各ウインドウごとに設けられるフィ
ールドは,次のような情報が格納されるものである。
(a)番号:ウインドウを識別する番号 (b)表題:各メモに付けることができるタイトル (c)内容:メモの内容に関する情報(テキストが格納
されているバッファのアドレス等) (d)座標:画面における表示位置を示すx,y座標 (e)サイズ:そのウインドウの大きさ (f)表示:表示の範囲を指定するフラグ (g)字色:テキストを表示する色 (h)背景:ウインドウ内の背景色 (i)表示開始:表示を開始するテキストの位置 (j)上位:そのウインドウを包含する上位のウインド
ウの番号 (k)下位:そのウインドウに包含される下位のウイン
ドウの番号 この第4図に示すウインドウ管理テーブル13によって
管理されているテキストの構造は,第5図に示すような
階層構造になっている。この階層構造は,ウインドウ管
理テーブル13における上位・下位のフィールドから認識
できる。
第3図に示すようなウインドウによって作成された文
書を印刷すると,ウインドウ管理テーブル13から,第5
図に示すテキスト構造が抽出され,例えば第6図に示す
ような印刷のイメージで,プリンタ等に出力される。
この実施例に係るウインドウシステムの構成は,例え
ば第7図に示すようになっている。
第7図において,キーボード40は,テキストなどの入
力装置であり,マウス41は,画面における位置の入力装
置である。他のポインティングデバイスを入力装置の1
つとして用いてもよい。キーボード制御部42は,キーボ
ード40から入力されたデータ(コード)を読み取り,コ
マンド制御部44等に送る制御を行うものである。マウス
情報検出部43は,マウス41の状態を検出する制御を行う
ものである。これにより,マウスのボタンの押下状態と
座標情報が得られる。
コマンド制御部44は,キーボード制御部42またはマウ
ス情報検出部43を介して得られた情報をもとにして,適
切な処理部に制御を振り分ける処理を行う。
ウインドウ分割部45は,指定されたウインドウを指定
位置で分割し,複数ウインドウにする処理を行う。ウイ
ンドウ統合部46は,指定された複数のウインドウの内容
を結合し,1枚のウインドウに統合する処理を行う。ウイ
ンドウ階層化部47は,指定されたウインドウとその上に
あるウインドウ間の位置的包含関係から,論理的な包含
関係である階層関係を抽出する処理を行う。
ウインドウ移動部48は,指定されたウインドウの位置
を変更する処理を行う。ウインドウ拡縮部49は,ウイン
ドウの表示面積を変更する処理を行う。ウインドウ編集
部50は,ウインドウ内の情報の編集を行う。このウイン
ドウ編集部50は,通常のワードプロセッサ等が持つ編集
処理機能を持つ。
ウインドウ消去部51は,指定されたウインドウを消去
する処理を行う。ウインドウ属性変更部52は,ウインド
ウの色,表示形態,文字のサイズなどを変更する処理を
行う。ウインドウ作成部53は,新しいウインドウを作成
する処理を行う。新しいウインドウの表示内容について
は,白紙状態である。
ディスプレイ装置制御部54は,ウインドウ管理テーブ
ル13に従って,ディスプレイ装置12に表示する情報を出
力する制御を行うものである。ビデオ用メモリ(VRAM)
55は,ディスプレイ装置12の表示画面に対応する情報が
格納されるメモリである。
ウインドウデフォルトテーブル56は,新たなウインド
ウを作成するときに参照される各種属性のデフォルト値
を記憶しているテーブルである。
本発明は,第7図に示すウインドウシステムにおい
て,特に,ウインドウ分割部45の処理と,ウインドウ統
合部46の処理などに関連している。以下,これらの処理
による具体例を説明する。
[ウインドウ分割処理の例] ウインドウの分割に関する処理は,例えば第8図に示
す処理〜のように行われる。
最初,コマンド待ち状態であるとする。
ウインドウ操作用のコマンドを表示したメニューの
選択により,分割処理開始の指示を入力する。
画面に表示中のウインドウがあるかどうかを判定す
る。ない場合,エラーメッセージを出力し,処理へ戻
る。
マウス等による分割対象ウインドウ(W1)の指定を
入力する。
ウインドウ管理テーブル13から,該当する分割対象
ウインドウ(W1)のデータを読み込む。
次に,ウインドウ中の分割位置の指定を入力する。
この処理では,ウインドウの分割位置を示す横線をマウ
スの移動に合わせて表示し,マウスのボタン押下があっ
たならば,そのときの座標(x,y)を指定された分割位
置と認識する。
分割位置(x,y)をもとに,ウインドウデータ中の
テキストに対応させて,テキスト上における分割位置を
計算する。このとき,ウインドウの表示開始位置を(x
0,y0),文字の大きさ(キャラクタサイズ)をcs,分割
をn行目とn+1行目の間で行うとすれば,nの値は,次
のようになる。
n=round〔(y−y0)/cs〕 ただし,roundは四捨五入の関数とする。
n行目とn+1行目との間で,テキストを2つに分
割する。
分割したテキストごとに新しいウインドウデータを
作成し,ウインドウ管理テーブル13を更新する。
新しいウインドウ管理テーブル13の内容に従って,
ウインドウを表示する。
例えば,第9図(イ)のように,画面30にウインドウ
WNDW1が表示されていたとする。そのウインドウWNDW1に
関するウインドウ管理テーブル13の内容は,第9図
(ロ)のようになっている。
このウインドウWNDW1に対して,分割を指定し,その
分割位置をマウス等により指示すると,分割後の画面30
は,例えば第9図(ハ)に示すようになる。ウインドウ
管理テーブル13には,第9図(ニ)に示すように,ウイ
ンドウWNDW1と,ウインドウWNDW2の2つのエントリが設
けられる。
第10図は,1回の分割指定で,同時に複数の分割を行う
ことができるようにした分割の例を示している。ウイン
ドウW1に対し,分割の開始を指示した後,第10図(イ)
のように,まず第1の分割位置Aにマウスカーソルを持
っていき,クリックする。次に,第10図(ロ)のよう
に,第2の分割位置Bにマウスカーソルを持っていき,
クリックする。分割したい回数だけ,以上の操作を繰り
返し,最後にダブルクリックする。これにより,第10図
(ハ)のように,ウインドウW1,W2,W3に分割される。
行単位で分割位置を指定するのではなく,文字単位で
分割位置を指定できるようにしてもよい。第11図は,そ
の分割の例を示している。コマンドで分割の指定を行っ
た後,分割したい位置の文字の上にカーソルを置く。第
11図(イ)では,「花」の文字の上にカーソルを置いて
いる。そこで,リターンキー等の何らかのキーの打鍵を
行えば,第11図(ロ)に示すように,ウインドウW1,W2
に分割される。
また,第12図(イ)に示す例では,分割したいウイン
ドウW1の領域を矩形で囲み,その部分を抜き出して,第
12図(ロ)のように分割できるようにしている。
第13図(イ)に示すように,分割したいウインドウW1
を,縦・横について自由に区切れるようにし,その区切
られた各長方形領域を,第13図(ロ)に示すウインドウ
W1〜W4のように,分割できるようにしてもよい。
第9図ないし第13図に示した分割のし方については,
分割コマンドのサブコマンドとして,メニューで選択で
きるようにしてもよい。このような各種の分割を実現す
る処理としては,主として分割位置の計算などが異なる
だけであり,第8図と同様な処理によって実現できるこ
とは明らかである。
[ウインドウ統合処理の例] ウインドウの統合に関する処理は,例えば,第14図に
示す処理〜のように行われる。
最初,コマンド待ち状態であるとする。
ウインドウ操作用のコマンドを表示したメニューの
選択により,統合処理開始の指示を入力する。
画面に表示中のウインドウがあるかどうかを判定す
る。ない場合,エラーメッセージを出力し,処理へ戻
る。
マウス等による統合対象ウインドウ(W)の指定を
入力する。
ウインドウ管理テーブル13から,該当する統合対象
ウインドウ(W)のデータを読み込む。
統合対象とするウインドウがまだあるかどうかを判
定する。統合対象ウインドウの指定の終わりは,あるキ
ーが押されたこと,またはマウスのダブルクリックなど
により認識する。指定が続く場合,処理へ制御を戻
す。
統合対象となっているウインドウデータのテキスト
(内容)を結合する。
ウインドウ管理テーブル13に対し、テキスト以外の
ウインドウデータの設定を行う。ウインドウの属性等
は,デフォルトとして決めていたものを使用する。また
は,結合すべき1枚目のウインドウデータと同じデータ
を設定するようにしてもよい。
統合された新しいウインドウの表示場所を,ウイン
ドウ管理テーブル13に設定する。
新しいウインドウ管理テーブル13の内容に従って,
ウインドウを表示する。
例えば、第15図(イ)のように,画面30にウインドウ
WNDW1,WNDW2が表示されていたとする。そのウインドウW
NDW1,WNDW2に関するウインドウ管理テーブル13の内容
は,第15図(ロ)のようになっている。
このウインドウWNDW1,WNDW2について,それぞれ統合
を指定すると,統合後の画面30は,例えば第15図(ハ)
に示すようになる。ウインドウ管理テーブル13には,第
15図(ニ)に示すように,ウインドウWNDW1として,統
合された内容が設定される。
第16図は,第1回の統合指定で,同時に複数のウイン
ドウW1〜W3について統合を行うことができるようにした
例を示している。この例では,第16図(イ)のように,
ウインドウW1,W2,W3を順次,マウスでクリックし,最後
に,ダブルクリックする。これにより,第16図(ロ)に
示すように,1つのウインドウW1に統合されるようになっ
ている。
〔発明の効果〕
以上説明したように,本発明によれば,ウインドウを
用いるシステムにおいて,ウインドウの分割作業,統合
作業を容易に行うことができるようになる。この操作性
が向上することにより,ウインドウの分割・統合が多く
必要となるシステムでは,作業時間の大幅な短縮が可能
となる。特に,ウインドウをメモ用紙のように使用でき
るようにしたシステムなどを考えた場合,画面上で,デ
ータが記入されたメモ用紙の切り離しや張り合わせを簡
単に行うことができるようになるので,発想を展開させ
たり,まとめたりする作業を支援する処理システムの実
現に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理ブロック図, 第2図は本発明の一実施例に係るウインドウの利用例, 第3図は本発明の一実施例に係る文書作成中の画面例, 第4図は本発明の一実施例に係るウインドウ管理テーブ
ルの例, 第5図は本発明の一実施例に係る作成中文書のテキスト
の構造, 第6図は本発明の一実施例によって作成された文書の印
刷イメージ, 第7図は本発明の一実施例に係るウインドウシステムの
構成, 第8図は本発明の一実施例に係るウインドウ分割処理の
例, 第9図ないし第13図は本発明の一実施例に係る分割の
例, 第14図は本発明の一実施例に係るウインドウ統合処理の
例, 第15図および第16図は本発明の一実施例に係る統合の
例, 第17図は従来方式によるウインドウの分割の例, 第18図は従来方式によるウインドウの統合の例を示す。 図中,10は処理装置,11は入力装置,12はディスプレイ装
置,13はウインドウ管理テーブル,14は分割ウインドウ指
定入力処理部,15は分割位置入力処理部,16はウインドウ
分割処理部,17はウインドウ表示処理部,20は統合ウイン
ドウ指定入力処理部,21は指定終了検出部,22はウインド
ウ統合処理部を表す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板敷 晃弘 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−67689(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスプレイ画面における表示領域として
    設けられるウインドウと,そのウインドウに表示される
    内容とを対応づけて管理し,各ウインドウにおけるデー
    タ作成・編集を行う処理機能を有する処理システムにお
    けるウインドウ情報分割・統合処理方式であって, 各ウインドウについて,少なくともディスプレイ画面に
    おける表示位置情報,サイズ情報および表示内容に関す
    る情報を記憶するウインドウ管理テーブルと, ディスプレイ画面上で分割対象となるウインドウの指定
    を入力する分割ウインドウ指定入力処理部と, 分割対象となるウインドウにおける分割位置を入力する
    分割位置入力処理部と, 前記分割位置入力処理部による分割位置の入力により,
    前記ウインドウ管理テーブルに新しいウインドウを追加
    登録し,元の分割対象ウインドウの表示内容を,分割位
    置による計算に基づいて分割して,新しいウインドウに
    移す処理を行うウインドウ分割処理部と, 前記ウインドウ管理テーブルに従って,ウインドウの枠
    および表示内容の一部または全部を表示する処理を行う
    ウインドウ表示処理部と を備えたことを特徴とするウインドウ情報分割・統合処
    理方式。
  2. 【請求項2】ディスプレイ画面における表示領域として
    設けられるウインドウと,そのウインドウに表示される
    内容とを対応づけて管理し,各ウインドウにおけるデー
    タ作成・編集を行う処理機能を有する処理システムにお
    けるウインドウ情報分割・統合処理方式であって, 各ウインドウについて,少なくともディスプレイ画面に
    おける表示位置情報,サイズ情報および表示内容に関す
    る情報を記憶するウインドウ管理テーブルと, ディスプレイ画面上で統合対象となる複数のウインドウ
    の指定を入力する統合ウインドウ指定入力処理部と, 前記ウインドウ管理テーブルにおいて,統合対象とされ
    た複数のウインドウ情報を,1つのウインドウの情報にま
    とめ,元の各ウインドウの表示内容を結合して,その統
    合されたウインドウに割り当て,不要となったウインド
    ウの情報を前記ウインドウ管理テーブルから削除する処
    理を行うウインドウ統合処理部と, 前記ウインドウ管理テーブルに従って,ウインドウの枠
    および表示内容の一部または全部を表示する処理を行う
    ウインドウ表示処理部と を備えたことを特徴とするウインドウ情報分割・統合処
    理方式。
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