JPH0736103B2 - ディスプレイ・ウィンドウを備えたデータ処理システム - Google Patents

ディスプレイ・ウィンドウを備えたデータ処理システム

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JPH0736103B2
JPH0736103B2 JP4022461A JP2246192A JPH0736103B2 JP H0736103 B2 JPH0736103 B2 JP H0736103B2 JP 4022461 A JP4022461 A JP 4022461A JP 2246192 A JP2246192 A JP 2246192A JP H0736103 B2 JPH0736103 B2 JP H0736103B2
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data object
data
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アラン・スタンレイ・マーフィー
ジョン・スチュワート・ワイルズ
パトリシア・タスティン
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International Business Machines Corp
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International Business Machines Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0484Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] for the control of specific functions or operations, e.g. selecting or manipulating an object, an image or a displayed text element, setting a parameter value or selecting a range
    • G06F3/0485Scrolling or panning
    • G06F3/04855Interaction with scrollbars

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広くはデータ処理システ
ムに関するものであり、より詳しくは、1つないし複数
のディスプレイ・ウィンドウの中に情報を表示させるこ
とができるようにした、データ処理システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ処理システムの一例として
は、例えば、OS/2オペレーティング・システムを走
らせているIBM・パーソナル・システム/2・コンピ
ュータ(IBM, Personal System/2 computer)等を挙げ
ることができる(「IBM」、「パーソナル・システム
/2」、「OS/2」は、いずれもインターナショナル
・ビジネス・マシ−ンズ・コーポレイションの商標であ
る)。この種の従来のデータ処理システムにおいては、
ディスプレイ・ウィンドウの中に情報を表示させる方式
が公知となっている。この場合、表示させる情報は、例
えば、データ・オブジェクトを表わしている英数字の名
標(ネーム)や絵記号(イコン)を羅列したリスト等で
ある。
【0003】データ・オブジェクトのリストが余りにも
大きく、ある決められたウィンドウの中に、その全体を
表示しきれないときには、そのリストの一部(部分集
合)を表示させることになる。この場合には、そのリス
トの全体を模式的に表わしたスクロール・バーと呼ばれ
る模式表示図を、そのウィンドウのすぐ傍らに表示する
ということが、しばしば行なわれている。スクロール・
バーは、その中にエレベータ・ボックスを含んでいる。
このエレベータ・ボックスもまた1つの模式表示図であ
り、これは、リストの全体に対する、ウィンドウに表示
されている部分の相対的な大きさと、リストの全体の中
での、その表示されている部分の相対的な位置とを表わ
すものである。ユーザは、リストの中でウィンドウを移
動させることによって、即ちスクロールを行なうことに
よって、別の部分集合を成している他のデータ・オブジ
ェクトを表示させることができる。
【0004】ユーザは、リストの中の互いに独立した複
数のデータ・オブジェクトに対して同一種類のデータ処
理操作を施したいと考えることがあるが、通常、このよ
うなときには、該当する複数のデータ・オブジェクトを
予め選択し、その後に、それら選択したデータ・オブジ
ェクトに対して、その所望の処理操作を開始するという
方法を取ることがある。
【0005】このスクロール・バーの概念を具体化し
た、もう1つの具体的な例としては、「ケンブリッジ・
コンピュータZ88」に実装されているスクロール・バ
ーを挙げることができる。このマシンでは、4ライン液
晶ディスプレイを、より大きなページのテキストの上
の、ヴュー・ポートとして機能させるようにしている。
そのディスプレイ画面の右側の約10分の1程の領域に
は、その大きなページを縮小して模式的に表わした模式
表示図が示される。この模式表示図では、1つの画素
(ピクセル)が、そのページ上の1つのキャラクタ位置
に対応している。ある1つのピクセルが「オン状態」
(暗点)になっていれば、それは、そのページ上のその
ピクセルに対応したキャラクタ位置に、実際にキャラク
タが存在していることを表わしている。また、テキスト
のうちの現在表示されている部分が、そのページ上のど
の位置にあるのかを表わす、表示記号(インジケータ)
を備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】データ処理の分野にお
いては、データ処理システムとユーザとの間のインター
フェースの操作容易性を向上させることが、常に追い求
められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が提供するデータ
処理システムは、「複数のデータ・オブジェクトをアレ
イを成すように配列して構成したデータ・オブジェクト
集合から、その集合の部分集合を成す複数のデータ・オ
ブジェクトを選出する部分集合選出手段」と、「前記部
分集合選出手段に応答して、前記部分集合を成す複数の
データ・オブジェクトをディスプレイ・ウィンドウの中
に表示する表示手段」と、「前記データ・オブジェクト
集合のうちから、1つないし複数のデータ・オブジェク
トを、そのデータ・オブジェクトに対して後続の操作を
加えるために予め選択する選択手段」とを備えたデータ
処理システムであり、「前記選択手段に応答して、選択
されたデータ・オブジェクトのうち前記ディスプレイ・
ウィンドウの中に現在表示されていないデータ・オブジ
ェクトの、前記アレイの中における位置を模式的に表わ
す模式表示図を表示する模式表示手段」を備えたことを
特徴とするデータ処理システムである。
【0008】本発明は、次の問題を認識し、そしてその
問題を解決するものである。その問題とは、オペレータ
が選択したあるデータ・オブジェクトが、ディスプレイ
・ウィンドウに現在表示されているリストの部分から外
れてしまったときには、オペレータは、選択したデータ
・オブジェクトがそこに存在していることを失念してし
まい、そして、その選択したデータ・オブジェクトにと
っては不適当なデータ処理操作を、起動してしまうこと
があるということである。この問題が発生することがあ
るのは、例えば、オペレータが幾つかのデータ・オブジ
ェクトを選択した後に、ウィンドウをリストの中でスク
ロールしたために、選択したデータ・オブジェクトが隠
れてしまった場合等である。このとき、オペレータが何
か他のことに気を取られたりすれば、オペレータは、選
択したデータ・オブジェクトのことを忘れて、不適当な
データ処理操作を起動してしまう可能性がある。
【0009】選択されたデータ・オブジェクトの位置を
模式的に表示するには、例えば、前記模式表示手段を、
データ・オブジェクトのアレイの中において、現在表示
されている部分集合から見て、選択されたデータ・オブ
ジェクトがどの方向に存在しているのかを単に示すだけ
の手段としても良い。また、それとは異なった方式とし
て、前記模式表示手段を、選択された個々のデータ・オ
ブジェクトの位置を然るべき縮尺で表わした模式表示図
を表示する手段としても良い。
【0010】好適実施例においては、前記部分集合選出
手段は、エレベータ・ボックスを備えた少なくとも1つ
のスクロール・バーを含んでおり、該エレベータ・ボッ
クスが、複数のデータ・オブジェクトから成る前記アレ
イの、少なくとも1方向の次元における現在表示されて
いる部分の模式表示図を提供するようにしてある。この
ようにしたシステムでは、前記スクロール・バーないし
前記エレベータ・ボックスの上に表示した1つないし複
数の表示記号によって、隠れている選択データ・オブジ
ェクトの存在、位置、ないしは方向を表わすことができ
る。
【0011】前記選択手段は、自動化した手段としても
良いが、ただし、本発明に係るデータ処理システムは、
オペレータに応答する選択手段を含むものとすることが
好ましい。
【0012】本発明に係るデータ処理システムは、更
に、前記選択されたデータ・オブジェクトに対して、オ
ペレータが、前記後続の操作を起動できるようにするた
めの手段を含むものとすることが好ましい。また本発明
に係るデータ処理システムは、更に、前記選択されたデ
ータ・オブジェクトの個数とタイプとが、起動された後
続の操作に適したものか否かを判断するための判断手段
と、前記判断手段に応答して、前記選択されたデータ・
オブジェクトの個数ないしタイプが前記後続の操作に適
さないものである場合に、該後続の操作の実行を阻止す
るための実行阻止手段とを含むものとすることが好まし
い。こうすることにより、オペレータが、選択したデー
タ・オブジェクトにとって不適当な操作を起動すること
を阻止するための、更なるチェックが可能になる。
【0013】
【実施例】本発明を明瞭に理解できるように、これより
添付図面を参照しつつ、本発明の好適実施例について説
明する。ただし、それらの実施例はあくまでも具体例を
例示するためのものである。
【0014】図1Aについて説明すると、同図は、様々
なデータ処理システムにおいて広く利用されている、一
般的なディスプレイ・ウィンドウ10を示したものであ
る。この図1Aには、データ・オブジェクト40のリス
ト30が示されている。ここでデータ・オブジェクトと
いうのは、例えば絵記号、プログラムの名称、ディレク
トリないしファイル・ネーム等であり、更には、ダイア
リ・エントリや電話番号等の個々のアイテムである場合
もある。図示のリスト30は、余りにも多くのデータ・
オブジェクトを含んでいるために、ウィンドウ10の中
に、その全体を一度に表示することができず、そのた
め、このリスト30の一部(部分集合)20が表示され
ている。このリスト30のデータ・オブジェクトのう
ち、表示されていない残りの部分50は、ユーザからは
見ることができず、即ち隠れている。
【0015】一般的に、リスト中に示されているデータ
・オブジェクトのうちの幾つかを予め選択し、その後
に、それら選択したデータ・オブジェクトに対して、一
括して共通の操作を起動するという手順を、ユーザが取
り得るようにしてある。具体的な例としては、例えばユ
ーザは、ディスクに記憶させてある複数のデータ・ファ
イルに対応した、複数のファイル・ネームを選択した後
に、共通操作である「削除」操作を起動して、それら選
択したファイルの全てを、そのディスクから消去すると
いう手順を取ることがある。それらのデータ・オブジェ
クトを選択するには、キーボードからの打ち込みコマン
ドによって選択するという方法もあり、或いは、カーソ
ルや、マウスによって制御するポインタを、それらデー
タ・オブジェクトの上において、所定のキー、ないしは
そのマウスのボタンを押下するという方法もある。尚、
図中には、選択されたデータ・オブジェクト60は太線
で表わしてあるが、実際には、選択されたデータ・オブ
ジェクトは、ハイライト表示によって、或いは異なった
色で、ユーザに対して表示されるのが普通である。
【0016】図1Aは更に、スクロール・バー70を示
しており、図1Bは、それを拡大して示したものであ
る。このスクロール・バー70は、データ・オブジェク
トのリスト30の、一種の模式表示図である。このスク
ロール・バーのハッチング部分80は、リストの全長を
表わしており、また、エレベータ・ボックスと呼ばれる
部分90は、このリストのうち、ウィンドウ10内に現
在表示されている部分の部分集合20を表わしている。
スクロール・バーの中の、このエレベータ・ボックス9
0の位置及び相対的な大きさによって、リスト30の中
の、現在表示されている部分20の位置及び相対的な大
きさが模式的に表示されている。
【0017】リスト30の、現在表示されている部分集
合20とは異なった部分集合20を成しているデータ・
オブジェクトを表示することを、リストを「スクロー
ル」するという。スクロールを行なうための一般的な方
法の1つは、カーソルないしポインタをエレベータ・ボ
ックスの上へおき、所定のキーないしボタンを押下し、
それを押下したままの状態で、カーソルないしポインタ
をスクロール・バーの中の新たな位置へ移動させるとい
うものである。これによって、エレベータ・ボックス
が、そのカーソルないしポインタに「引きずられて」、
新たな位置へ移動する。そして、その所定のキーないし
ボタンを解放すると、エレベータ・ボックスのその新た
な位置に対応した、そのリストの新たな部分集合のデー
タ・オブジェクトが表示される。具体的な例を挙げるな
らば、例えば、エレベータ・ボックスを、スクロール・
バーのハッチング部分80の最下部まで「引きずって」
移動したならば、ウィンドウ10の中には、このリスト
30の末尾部分の複数のアイテムから成る部分集合が表
示されるようになる。
【0018】リストをスクロールするための、広く一般
的に採用されている方法としては、次のような方法もあ
る。その方法とは、先ず、カーソルないしポインタを、
1組のスクロール用矢印100のうちの、1つの矢印の
上におく。続いて、所定のキーないしマウス・ボタンを
操作すると、その操作の1回ごとに、表示されている部
分が、リストの中を、その矢印の方向へ所定の距離ずつ
スクロールするというものである。
【0019】図1Aに示した状況では、選択したデータ
・オブジェクト(以下、選択データ・オブジェクトとい
う)60のうちの幾つかは、リストの現在表示されてい
る部分(以下、現在表示部分という)20の外に位置し
ており、従って、それらデータ・オブジェクトは、ユー
ザからは見ることができず、隠れた状態にある。図1A
に示したこの具体的な状況では、隠れている選択データ
・オブジェクトは、現在表示部分20より下方に位置し
ている。ユーザは、選択したデータ・オブジェクトを対
象として実行する処理操作を起動する際には、どのデー
タ・オブジェクトを選択したのかを、明瞭に覚えていな
いことがある。この問題を解決するための、3とおりの
可能な解決法を、図2A,B,Cに示した。
【0020】図2Aに示した、改良したスクロール・バ
ー150は、図1Bのスクロール・バー70と比較する
と、下方スクロール用矢印160が太線で示されている
以外は、同一のものである。この矢印160は、スクリ
ーン上では、選択データ・オブジェクトと同様に、ハイ
ライト表示等によって表示され、それによって、1つな
いし複数の選択データ・オブジェクトが視界から隠れて
いることと、その隠れデータ・オブジェクトが、リスト
の中の、現在表示部分20より更に下方に位置している
こととを、ユーザに対して示す。即ち、現在表示部分を
基準として、矢印160の方向に、隠れデータ・オブジ
ェクトが存在していることを示すようにしている。図2
Bのスクロール・バーの表示の仕方もこれと同様である
が、ただし図2Bでは、エレベータ・ボックス170
の、下側部分180をハイライト表示することによっ
て、リストの更に下方に隠れデータ・オブジェクトが存
在していることを示すようにしている。
【0021】図2A及びBの表示方式は、隠れている選
択データ・オブジェクトの存在と、その方向とだけを示
すようにしたものであり、従って、隠れデータ・オブジ
ェクトの個数や、そのリストの中における位置を示すも
のではない。これらの方式とは異なり、図2Cに示した
方式では、スクロール・バーの中にハイライト表示した
各々の線190によって、選択データ・オブジェクトの
うちの、その線190に対応した1つのデータ・オブジ
ェクト(現在表示されているものを含む)の位置を、模
式表示するようにしたものである。この表示方式を更に
洗練させたものが図3の方式であり、図3では、リスト
30が、ページ境界線200によって個々のページに区
分されている。そして、スクロール・バー150には、
既に説明したハイライト表示した線190に加えて、ペ
ージ境界線200に対応した模式表示ページ境界線21
0を併せて表示している。
【0022】図2A,B,C及び図3に関して説明した
夫々の方式は、データ・オブジェクトが一次元的なリス
トの形以外の、アレイ状に配列されている場合にも、適
用することのできるものである。例えば、図4に示した
状況では、複数のデータ・オブジェクトが2次元アレイ
250の形に配列されている。ここでは既に、幾つかの
データ・オブジェクト260が選択されており、それら
選択データ・オブジェクト260を図中には、太線で示
してある。ただしこの場合も、それら選択データ・オブ
ジェクト260は、実際に画面上に表示されるときに
は、一般的にハイライト表示によって表わされる。尚、
ここでは図を見易くするために、選択データ・オブジェ
クト260の間に散在している、ハイライト表示されて
いないデータ・オブジェクトは、図に描き入れずに省略
してある。アレイ250を構成しているデータ・オブジ
ェクトのうちの、1つの部分集合を成している複数のデ
ータ・オブジェクトだけが、ディスプレイ・ウィンドウ
270の中に表示され、ユーザに示されている。このウ
ィンドウ270の外にあるデータ・オブジェクトは、ユ
ーザからは見えず、隠れた状態にある。
【0023】エレベータ・ボックス300を備えたスク
ロール・バー280と、エレベータ・ボックス310を
備えたスクロール・バー290との、計2本のスクロー
ル・バーを用いて、データ・オブジェクトのアレイ25
0の中における、ウィンドウ270の水平方向位置と垂
直方向位置とを夫々表わすようにしている。これらスク
ロール・バーの中には、模式表示用マーカ320と33
0とが含まれており、それらマーカによって、隠れてい
る選択データ・オブジェクトの存在を表わせるようにし
ている。即ちマーカ320は、それが水平方向スクロー
ル・バー280の中に表示されることによって、スクロ
ール・バーの280の中のこのマーカの位置に対応し
た、アレイの中の水平方向位置に、1つないし複数の選
択データ・オブジェクトが存在していることを表わすも
のである。同様に、垂直方向スクロール・バー290の
中のマーカ330は、その対応する垂直位置に選択デー
タ・オブジェクトが存在していることを表わすものであ
る。この方式は、個々の選択データ・オブジェクトの位
置を個別に明示するものではないが、現在表示ウィンド
ウ270の外にある、隠れた選択データ・オブジェクト
の存在を表わすという点において、充分に有用なもので
ある。
【0024】図5に示した、データ・オブジェクトの2
次元アレイ350は、図4のアレイ250と同様のもの
である。ここでもまた、図を見易くするために、選択さ
れた(ハイライト表示の)データ・オブジェクトだけを
図示してあるが、実際には、ハイライト表示のデータ・
オブジェクトも、非ハイライト表示のデータ・オブジェ
クトも、共にユーザに対して示している。また、ここで
も、エレベータ・ボックス380を備えたスクロール・
バー360と、エレベータ・ボックス390を備えたス
クロール・バー370との、計2本のスクロール・バー
を用いて、アレイ350の中における、ディスプレイ・
ウィンドウ400の水平方向位置と垂直方向位置とを表
わすようにしている。ただしこの実施例では、隠れた選
択データ・オブジェクト410の存在をユーザに示すた
めには、エレベータ・ボックス380ないし390の表
示形態を変化させるようにしている。即ち、それらエレ
ベータ・ボックスの各々は、その中に、模式表示用矢印
420を表示するようにしてあり、この矢印420によ
って、アレイ350の中における、現在表示ウィンドウ
を基準とした、隠れデータ・オブジェクトの方向を示す
ようにしている。特に、図5に示した具体的な状況で
は、1つないし複数の隠れ選択データ・オブジェクトの
存在としては、現在表示ウィンドウ400の右上、左
上、及び真下の方向に存在していることが示されてい
る。ユーザがウィンドウ400をアレイの中の新たな位
置へスクロールすると、それによって、隠れ選択データ
・オブジェクトの方向が変化し得るため、必要とあら
ば、矢印420の表示形態を変化させて、変化した後の
その方向を示すようにする。
【0025】図6は、データ・オブジェクトが、複数の
コラムを有するリスト500の形に配列されている場合
の、本発明の適用例を示したものである。この図6に示
した具体的な状況では、ディスプレイ・ウィンドウ51
0は、リスト500の中の、1本のコラム520の全体
を表示することができるようにしてある。それゆえ、こ
のリストの中における、ウィンドウ510の位置を示す
ためには、水平方向スクロール・バー530があるだけ
で良い。この図から分かるように、図の左側から数え
て、2本目のコラム520と4本目のコラム525と
に、選択データ・オブジェクト(ハイライト表示のデー
タ・オブジェクト)が含まれている。
【0026】図6には、3とおりの可能な、改良したス
クロール・バー540、550、及び560を示してあ
り、これらは全て、隠れ選択データ・オブジェクトの存
在に対して、ユーザの注意を喚起することができるよう
にしたものである。また、これらのいずれも、リスト中
のコラム間の境界線を、破線570を用いて模式表示す
るようにしている。
【0027】スクロール・バー540は、そのスクロー
ル・バーの中の、該当する2本のコラム境界線570の
間に、大きなブロック580を表示することによって、
ある特定のコラムに、1つないし複数の選択データ・オ
ブジェクトが含まれていることを表わすようにしたもの
である。また、スクロール・バー550は、各々が特定
の1つの選択データ・オブジェクトを表わしている線5
90によって、コラムの中における、選択データ・オブ
ジェクトの垂直方向位置を模式表示するようにしたもの
である。また、スクロール・バー560は、そのスクロ
ール・バーの中の模式表示線600を、同様に利用する
ようにしたものであるが、ただし、このスクロール・バ
ーのうちの、ある特定のコラムに対応した部分の、その
中にある模式表示線600の位置によって、対応する選
択データ・オブジェクトの、垂直方向位置を表わすよう
にしている。
【0028】図7は、その中で本発明を実施することが
できるデータ処理システムの可能な構成形態のうちの1
つを例示したものである。メイン処理ユニット700
は、中央処理装置(CPU)710と、リード・オンリ
・メモリ(ROM)等の不揮発性記憶装置720と、磁
気記憶装置ないし光記憶装置と、ランダム・アクセス・
メモリ(RAM)730とを含んでおり、それらは全
て、バス740に接続してある。更に、このバス740
には、メイン処理ユニット700とディスプレイ760
との間のインターフェースとして機能するディスプレイ
・アダプタ750も接続されている。ディスプレイ76
0は、図示した状況では、ユーザに対してウィンドウ7
70を表示している。このディスプレイ760は、ブラ
ウン管、または、液晶ディスプレイ等の平板形ディスプ
レイ、或いは、適当なものでありさえすれば、その他の
任意の種類のディスプレイ手段として良い。図7のデー
タ処理システムは更に、キーボード780と、マウス7
90とを含んでおり、それらによって、ユーザが情報を
入力できるようにしてある。
【0029】このシステムの動作について説明すると、
ディスプレイ・ウィンドウ770の中に、リストないし
アレイの形に配列した複数のデータ・オブジェクトの部
分集合を表示しているときに、CPU710は、記憶装
置720或いはRAM730に記憶させてあるプログラ
ムの制御の下に、スクロール・バー775の中に表示す
るエレベータ・ボックスの大きさと位置とを判定する。
データ・オブジェクトの選択は、既にユーザによって完
了されているため、RAM730の中には、その選択に
関するレコードが保持されている。CPU710は、そ
のレコードを参照して、図2〜図6に関して上で説明し
た模式表示の、その性質と表示位置とを判定する。ウィ
ンドウに付随させたスクロール・バーと、その模式表示
とを表示させる命令を発したならば、ディスプレイ・ア
ダプタ750が、その命令を処理する。
【0030】以上に説明した本発明の実施例は、ディス
プレイ・ウィンドウに付随させたスクロール・バーの改
良に関するものである。しかしながら、本発明は、大き
なリストないしアレイの形に配列した複数のデータ・オ
ブジェクトのうちの、部分集合を成すデータ・オブジェ
クトを、ディスプレイ・ウィンドウの中に表示するよう
にしたデータ処理システムであれば、どのようなシステ
ムにも適用可能なものであることが明らかである。本発
明は、スペシャリスト・ソフトウェアの制御の下に動作
する汎用データ処理システムの形で実装することもで
き、或いは、専用データ処理システムの形で実装するこ
ともでき、更には、ハードウェア・ロジックを用いて実
装することも可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、スクロール・バーない
しエレベータ・ボックスの上に表示した1つないし複数
の表示記号によって、隠れている選択データ・オブジェ
クトの存在、位置、ないしは方向を表わすことができ
る。また、オペレータが、選択したデータ・オブジェク
トにとって不適当な操作を起動することを阻止するため
の、更なるチェックを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは、スクロール・バーを備えたディスプレイ
・ウィンドウを示した図である。Bは、Aに示したスク
ロール・バーの拡大図である。
【図2】Aは、図1Aに示したスクロール・バーに改良
を加えて、現在表示ウィンドウの外にある、選択データ
・オブジェクトの存在を示すことができるようにしたス
クロール・バーの拡大図である。Bは、図1Aに示した
スクロール・バーに改良を加えて、現在表示ウィンドウ
の外にある、選択データ・オブジェクトの存在を示すこ
とができるようにした、別のスクロール・バーの拡大図
である。Cは、図1Aに示したスクロール・バーに改良
を加えて、現在表示ウィンドウの外にある、選択データ
・オブジェクトの存在を示すことができるようにした、
更に別のスクロール・バーの拡大図である。
【図3】図1Aに示したスクロール・バーに改良を加え
て、現在表示ウィンドウの外にある、選択データ・オブ
ジェクトの存在を示すことができるようにした、更に別
のスクロール・バーの拡大図である。
【図4】2次元アレイの形に配列したデータ・オブジェ
クトの中に、隠れた選択データ・オブジェクトが存在し
ていることを表示できるようにした、1つのシステムを
示した図である。
【図5】2次元アレイの形に配列したデータ・オブジェ
クトの中に、隠れた選択データ・オブジェクトが存在し
ていることを表示できるようにした、別の1つのシステ
ムを示した図である。
【図6】複数のコラムを有するリストの形に配列したデ
ータ・オブジェクトの中に、隠れた選択データ・オブジ
ェクトが存在していることを示すための、種々の方式を
示した図である。
【図7】本発明を実施することができるデータ処理シス
テムを例示した図である。
【符号の説明】
150 スクロール・バー 170 エレベータ・ボックス 190 線 250 アレイ 260 選択データ・オブジェクト 270 ディスプレイ・ウィンドウ 280、290 スクロール・バー 300、310 エレベータ・ボックス 320、330 模式表示用マーカ 360、370 スクロール・バー 380、390 エレベータ・ボックス 420 模式表示用矢印 510 ディスプレイ・ウィンドウ 530、540、550、560 スクロール・バー 580、590、600 模式表示図形 760 ディスプレイ 770 ディスプレイ・ウィンドウ 775 スクロール・バー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン・スチュワート・ワイルズ イギリス国エスオー2・9アールジェイ、 ハンプシャー、ウィンチェスター、セン ト・クロス・ロード 126番地 (72)発明者 パトリシア・タスティン イギリス国エスオー3・6ティージェイ、 ハンプシャー、サウザンプトン、ロック ス・ヒース、ワイルド・ローズ・クレセン ト 18番地 (56)参考文献 特開 昭58−212972(JP,A) 特開 昭60−181788(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ・オブジェクトをアレイを
    成すように配列して構成したデータ・オブジェクト集合
    から、その集合の部分集合を成す複数のデータ・オブジ
    ェクトを選出する部分集合選出手段と、前記部分集合選
    出手段に応答して、前記部分集合を成す複数のデータ・
    オブジェクトをディスプレイ・ウィンドウの中に表示す
    る表示手段と、複数のデータ・オブジェクトの、少なく
    とも1方向の次元における現在表示されている部分の模
    式表示を提供するエレベータ・ボックスを備えた少なく
    とも1つのスクロール・バーを表示するスクロール・バ
    ー表示手段と、前記データ・オブジェクト集合のうちか
    ら、1つないし複数のデータ・オブジェクトを、そのデ
    ータ・オブジェクトに対して後続の操作を加えるために
    予め選択する選択手段と、前記選択手段に応答して、選
    択されたデータ・オブジェクトのうち前記ディスプレイ
    ・ウィンドウの中に現在表示されていないデータ・オブ
    ジェクトの、前記アレイの中における位置を前記スクロ
    ール・バーに模式的に表示する模式表示手段と、を備え
    るデータ処理システム。
  2. 【請求項2】 前記選択されたデータ・オブジェクトに
    対して、オペレータが、前記後続の操作を起動できるよ
    うにするための手段と、前記選択されたデータ・オブジ
    ェクトの個数とタイプとが、起動された後続の操作に適
    したものか否かを判断するための判断手段と、前記判断
    手段に応答して、前記選択されたデータ・オブジェクト
    の個数ないしタイプが前記後続の操作に適さないもので
    ある場合に、該後続の操作の実行を阻止するための実行
    阻止手段と、を更に備えた請求項1記載のデータ処理シ
    ステム。
JP4022461A 1991-04-16 1992-02-07 ディスプレイ・ウィンドウを備えたデータ処理システム Expired - Lifetime JPH0736103B2 (ja)

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