JPH06243172A - 電子ファイル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数ページからなる画像を持つ複数の文書の
なかから関連するページの画像を容易に検索できるよう
にする。 【構成】 中央処理部７によって複数のページからなる
画像データを持つ複数の文書を外部記憶装置４に登録
し、その登録されている文書中の任意の矩形画像データ
又は文字列データをしおりとしてしおり情報格納領域部
６に登録し、その登録したしおりに対して関連する任意
の文書中の任意のページを示すポインタを記録する。そ
して、その登録されたしおりをディスプレイ３にアイコ
ンとして表示し、そのアイコンとして表示されるしおり
を指定することによって外部記憶装置４の複数の文書の
複数のページの画像データを同時に検索する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は文書を画像データとし
て登録して検索する電子ファイル装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、複数のページからなる画像データ
を持つ複数の文書を登録してファイル形式で管理し、そ
の管理されている文書の特定のページの画像データを検
索して取り出し、その取り出された画像データを表示し
たり印刷したりする文書画像ファイリングシステムを備
えた電子ファイル装置が多用されている。

【０００３】従来、このような装置として、文書中の任
意の要素をキーワードにし、そのキーワードと文書中の
任意のページのページ番号とを関連付けて登録し、その
キーワードを指定することによって関連するページの画
像を検索するものがあった。

【０００４】また、例えば、文書中の各ページに対応す
るインデクスページを設定し、そのインデクスページに
対して文書中の任意の文書，図形，グラフ，又は写真等
の要素をキーワードとして記述し、その各キーワードに
対して文書中の任意の複数のページ番号を関連付けて記
述する。

【０００５】そして、文書検索時に文書に設定されてい
るインデクスページ中の任意のキーワードを指定するこ
とによって、そのキーワードに関連付けて記述されてい
るページ番号のページの画像を検索する文書検索方式
（例えば特開平２−２１３６３号公報参照）があった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の装置又は方式では、複数の文書のなかか
ら関連するページの画像を素早く検索することができな
いという問題があった。つまり、複数の文書をそれぞれ
参照して関連するページを探し出さなければならないの
で、検索作業に時間がかかっていた。

【０００７】また、複数の文書中の関連する要素（ペー
ジ）を検索する場合には、その関連する要素に付加され
ているしおりのマーク等のキーワードを思い出しながら
検索作業を行なわなければならないので、キーワードの
覚え違いや忘れなどによって検索作業が捗らないという
問題もあった。

【０００８】さらに、関連する文書やページの画像を検
索した場合、それらの検索された文書又はページの数や
相互の関連性等が容易に確認することができないので、
必要なページを素早く検索できないという問題があっ
た。例えば、しおりの付加されているページを検索する
際に、しおり付き文書の全タイトルが記述されているし
おり付き文書一覧の表示だけでは、必要なページがどこ
にあるか見当をつけることが難しかった。

【０００９】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、複数ページからなる画像を持つ複数の文書のな
かから関連するページの画像を容易に検索できるように
することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、複数のページからなる画像データを持つ
複数の文書を登録する文書登録手段と、その手段に登録
されている文書の特定のページの画像データを検索して
取り出す画像検索手段と、その手段によって取り出され
た画像データを出力する画像出力手段を備えた電子ファ
イル装置において、上記登録されている文書中の任意の
矩形画像データ又は文字列データをしおりとして登録す
る手段と、その登録したしおりに対して関連する任意の
文書中の任意のページを示すポインタを記録する手段を
設けたものである。

【００１１】また、上記登録されたしおりをアイコンと
して表示するしおり表示手段を設けるとよい。さらに、
上記しおり表示手段によってアイコンとして表示される
しおりを指定することによって上記登録されている複数
の文書の複数のページの画像データを同時に検索する手
段を設けるとよい。

【００１２】さらにまた、指定されたしおりの付いてい
るページを有する文書とその文書のしおり付きページを
アイコンとして表示する手段を設けるとよい。そしてま
た、指定されたしおりの付いているページを有する各文
書のページ構成を棒グラフ状のアイコンで表示し、その
各棒グラフ状のアイコン中のしおり付きページに対応す
る部分を反転表示する手段を設けるとよい。

【００１３】

【作用】この発明による電子ファイル装置は、複数のペ
ージからなる画像データを持つ複数の文書を登録し、そ
の登録されている文書の特定のページの画像データを検
索して取り出し、その取り出された画像データを出力す
ると共に、登録されている文書中の任意の矩形画像デー
タ又は文字列データをしおりとして登録して、その登録
したしおりに対して関連する任意の文書中の任意のペー
ジを示すポインタを記録するので、複数の文書の関連す
るページ同士を対応させて管理することができる。

【００１４】また、登録されたしおりをアイコンとして
表示するようにすれば、複数の文書の関連するページの
情報を容易に表示することができる。さらに、アイコン
として表示されるしおりを指定することによって登録さ
れている複数の文書の複数のページの画像データを同時
に検索するようにすれば、複数の文書の関連するページ
の画像を自動的に検索することができる。

【００１５】さらにまた、指定されたしおりの付いてい
るページを有する文書とその文書のしおり付きページを
アイコンとして表示するようにすれば、複数の文書の関
連するページの構成をビジュアルに表示することができ
る。

【００１６】そしてまた、指定されたしおりの付いてい
るページを有する各文書のページ構成を棒グラフ状のア
イコンで表示し、その各棒グラフ状のアイコン中のしお
り付きページに対応する部分を反転表示するようにすれ
ば、複数の文書の全ページに対して関連するページの構
成をビジュアルに表示することができる。

【００１７】

【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図２はこの発明の一実施例である電子フ
ァイル装置の外観図、図１は図２に示した電子ファイル
装置の構成と共に制御装置の内部構成を示すブロック図
である。この電子ファイル装置は、キーボード１，マウ
ス２，ディスプレイ３，外部記憶装置４，及び制御装置
５からなり、その制御装置５の内部には中央処理部６及
びしおり情報格納領域部７を備えている。

【００１８】キーボード１は各種の入力キーを備えた入
力装置であり、マウス２は位置情報を入力するための入
力装置であり、このキーボード１及びマウス２によって
しおり登録，しおり検索等の際の各種の操作情報を入力
する。

【００１９】ディスプレイ３はＣＲＴやＬＣＤ等の表示
装置であり、文書のページの画像、しおりのアイコン、
しおり付き文書やしおり付きページのアイコン、しおり
付き文書のページ構成のアイコン、しおり登録やしおり
検索等の際の各種の作業画面、及び各種のメッセージ等
を表示する。

【００２０】つまり、しおり情報格納領域部７に登録さ
れたしおりをアイコンとして表示する手段と、指定され
たしおりの付いているページを有する文書とその文書の
しおり付きページをアイコンとして表示する手段と、指
定されたしおりの付いているページを有する各文書のペ
ージ構成を棒グラフ状のアイコンで表示し、その各棒グ
ラフ状のアイコン中のしおり付きページに対応する部分
を反転表示する手段の各機能を果たす。

【００２１】外部記憶装置４はハードディスク装置，光
ディスク装置，及びフロッピディスク装置等のメモリで
あり、複数のページからなる画像データを持つ複数の文
書を登録して記憶する。つまり、その機能は複数のペー
ジからなる画像データを持つ複数の文書を登録する文書
登録手段に相当する。

【００２２】制御装置５はＣＰＵ，ＲＯＭ，及びＲＡＭ
等からなるマイクロコンピュータを内蔵した本体装置で
あり、その中央処理部６はこの発明にかかわるものとし
て、外部記憶装置４に複数のページからなる画像データ
を持つ複数の文書を登録するための手段と、外部記憶装
置４に登録されている文書の特定のページの画像データ
を検索して取り出す画像検索手段と、外部記憶装置４か
ら取り出された画像データをディスプレイ３に出力する
ための手段の各機能を果たす。

【００２３】また、外部記憶装置４に登録されている文
書中の任意の矩形画像データ又は文字列データをしおり
情報格納領域部７にしおりとして登録するための手段
と、しおり情報格納領域部４に登録したしおりに対して
関連する任意の文書中の任意のページを示すポインタを
記録するための手段の各機能も果たす。さらにまた、し
おり情報格納領域部７に登録されたしおりをディスプレ
イ３にアイコンとして表示するための手段の機能を果た
す。

【００２４】そしてまた、ディスプレイ３にアイコンと
して表示されるしおりを指定することによって外部記憶
装置４に登録されている複数の文書の複数のページの画
像データを同時に検索する手段と、指定されたしおりの
付いているページを有する文書とその文書のしおり付き
ページをディスプレイ３にアイコンとして表示するため
の手段の各機能も果たす。

【００２５】あるいはまた、ディスプレイ３に対して、
指定されたしおりの付いているページを有する各文書の
ページ構成を棒グラフ状のアイコンで表示し、その各棒
グラフ状のアイコン中のしおり付きページに対応する部
分を反転表示するための手段の機能も果たす。

【００２６】次に、この電子ファイル装置の各部間の作
用について説明する。中央処理部７によって複数のペー
ジからなる画像データを持つ複数の文書を外部記憶装置
４に登録し、その登録されている文書の特定のページの
画像データを検索して取り出し、その取り出された画像
データをディスプレイ３に出力する。

【００２７】また、中央処理部７によって外部記憶装置
４に登録されている文書中の任意の矩形画像データ又は
文字列データをしおりとしてしおり情報格納領域部６に
登録して、その登録したしおりに対して関連する任意の
文書中の任意のページを示すポインタを記録する。

【００２８】さらに、中央処理部７によってしおり情報
格納領域部６に登録されたしおりをディスプレイ３にア
イコンとして表示し、そのアイコンとして表示されるし
おりを指定することによって外部記憶装置４に登録され
ている複数の文書の複数のページの画像データを同時に
検索する。

【００２９】さらにまた、中央処理部７によって指定さ
れたしおりの付いているページを有する文書とその文書
のしおり付きページをアイコンとして表示したり、指定
されたしおりの付いているページを有する各文書のペー
ジ構成を棒グラフ状のアイコンで表示し、その各棒グラ
フ状のアイコン中のしおり付きページに対応する部分を
反転表示する。

【００３０】次に、この電子ファイル装置におけるしお
り登録の処理について説明する。図３はその処理を示す
フローチャートである。まず、ステップ１でしおり一覧
ウインドウを開いて登録されているしおりを表示し、ス
テップ２で新しいしおりを作成するか否かを判断する。

【００３１】ステップ２で新しいしおりを作成すると判
断したら、ステップ３で新しいしおりを作成してその新
しいしおりを登録しステップ５に進む。また、ステップ
２で新しいしおりを作成しないと判断したら、ステップ
４でしおり一覧ウインドウのしおりを選択してステップ
５に進む。

【００３２】ステップ５でしおり属性ウインドウを開い
てしおり属性を入力し、ステップ６で文書に貼り付けた
ら、ステップ７で他の他の文書も登録するか否かを判断
し、登録するならステップ２に戻り、登録しないならこ
の処理を終了する。

【００３３】次に、このしおり登録の処理について更に
詳述する。このしおり登録の処理は、複数のページから
なる画像データを持つ複数の文書を登録した後に行な
う。まず、登録されている全部のしおりのしおりアイコ
ンのしおり一覧ウインドウを表示する。初めは何も登録
されていないので、しおりアイコン表示の領域には何も
表示しない。その後、作業者からの指示入力を基にして
新しいしおりを作成するか否かを判断する。

【００３４】そして、新しいしおりの作成であると判断
したら、しおり作成のためのしおり作成ウインドウを表
示し、作業者からの入力に基づいて新しいしおりを作成
して登録する。その新しいしおりの登録後にそのしおり
を選択し、作業者の選択入力にしたがって矩形画像，キ
ーワード，及び図形のいずれかのしおりの種類に応じた
しおり属性ウインドウを表示する。

【００３５】つまり、矩形画像が選択されたら画像ウイ
ンドウを表示して、登録されている文書中の任意の矩形
画像データを入力する処理に移行し、キーワードが選択
されたらキーワードウインドウを表示して、登録されて
いる文書中の任意の文字列データをキーワードとして入
力する処理に移行し、図形が選択されたら図形ウインド
ウを表示して、任意の図形を入力する処理に移行する。

【００３６】その後、画像ウインドウによって矩形画像
データが入力されたら、その矩形画像データを新しいし
おりの属性として登録し、作業者の指示入力によって呼
び出したしおりを付加する対象の文書のページを呼び出
し、そのページを示すポインタをしおりの属性として記
録して登録する。その登録されたしおりをアイコンとし
て表示する。

【００３７】また、キーワードウインドウによってキー
ワードが入力されたら、そのキーワードの文字列データ
を新しいしおりの属性として登録し、作業者の指示入力
によって呼び出したしおりを付加する対象の文書のペー
ジを呼び出し、そのページを示すポインタをしおりの属
性として記録して登録する。

【００３８】さらに、図形ウインドウによって任意の図
形が入力されたら、その図形データを新しいしおりの属
性として登録し、作業者の指示入力によって呼び出した
しおりを付加する対象の文書のページを呼び出し、その
ページを示すポインタをしおりの属性として記録して登
録する。そして、しおり属性の登録後に他の文書の登録
も行なうか否かを判断し、作業者の指示入力によって登
録しないならこの処理を終える。

【００３９】一方、他の文書の登録を行なうなら、新し
いしおりの作成か否かを判断し、作業者の指示入力によ
って新しいしおりの作成なら上述した処理を繰り返す。
また、新しいしおりの作成でなければ、しおりを選択し
てそのしおりに対する矩形画像，キーワード，又は図形
のいずれかの属性ウインドウを表示する。

【００４０】ここで、作業者の指示入力に基づいて選択
したしおりに登録されている属性のままなら、作業者の
指示入力によって呼び出したしおりを付加する対象の文
書のページを呼び出し、そのページを示すポインタをし
おりの属性として記録して登録する。

【００４１】あるいは、作業者の指示入力に基づいて新
たな属性を登録する場合、しおり属性ウインドウを表示
し、作業者の入力に応じて矩形画像，キーワード，又は
図形のいずれかの属性をそのしおりに登録し、作業者の
指示入力によってしおり付加対象の文書のページを呼び
出し、そのページを示すポインタをしおりの属性として
記録して登録する。

【００４２】また、既に登録されているしおりを任意の
文書の任意のページに登録する場合、作業者の指示入力
にしたがってしおり一覧ウインドウによって登録されて
いる全部のしおりのしおりアイコンを表示し、作業者か
らの入力によってしおりを選択し、しおり付加対象の文
書のページを呼び出し、そのページを示すポインタをし
おりの属性として記録して登録する。

【００４３】あるいは、既に登録されているしおりに対
して作業者の指示入力に基づいて新たな属性を登録する
場合、しおり属性ウインドウを表示し、作業者の入力に
応じて矩形画像，キーワード，又は図形のいずれかの属
性をそのしおりに登録し、作業者の指示入力によってし
おり付加対象の文書のページを呼び出し、そのページを
示すポインタをしおりの属性として記録して登録する。

【００４４】次に、この電子ファイル装置におけるしお
り検索の処理について説明する。図４はその処理を示す
フローチャートである。まず、ステップ１０でしおり一
覧ウインドウを開いて登録されている全部のしおりのし
おりアイコンを表示し、ステップ１１，１２でそれぞれ
しおりを選択して表示方式を選択すると、ステップ１３
で該当する文書又はページのアイコンを表示する。

【００４５】そして、ステップ１４で作業者からの指示
入力によって、他のしおりについても表示するか否かを
判断し、表示するならステップ１１の処理に戻り、表示
しないならこの処理を終了する。

【００４６】次に、このしおり検索の処理について更に
詳述する。まず、しおり一覧ウインドウによって登録さ
れている全部のしおりのしおりアイコンを表示し、作業
者によって選択入力されたしおりアイコンのしおりを選
択し、そのしおりに対応する文書又はページのアイコン
を表示する際の文書ツリー型，ページツリー型，棒グラ
フ型のいずれかの表示方法を選択するための表示方法選
択ウインドウを表示する。

【００４７】そして、表示方法選択ウインドウによって
選択入力された表示方法の型に応じて、文書ツリー型，
ページツリー型，棒グラフ型のいずれかの形式で該当す
る関連する文書又はページのアイコンを表示する。

【００４８】この場合、文書ツリー型ではしおり付き文
書及びページを、つまり、しおりによって関連付けられ
ている文書とページとをツリー構造で示すアイコンを表
示し、ページツリー型ではしおりによって関連付けられ
ているページをツリー構造で示すアイコンを表示し、棒
グラフ型ではしおり付きページを有する各文書のページ
構造を棒グラフ状に示すアイコンを表示し、その各棒グ
ラフ状のアイコン中のしおり付きページに対応する部分
を反転表示する。

【００４９】次に、しおり登録及びしおり検索の際の各
種画面の表示例について説明する。図５はしおり一覧ウ
インドウの表示例を示す図である。このしおり一覧ウイ
ンドウ１０は登録された文書のページに対して登録した
しおりのしおりアイコンを表示するための画面であり、
この場合はしおり表示欄１１に既に登録されている５つ
のしおりのしおりアイコン１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１
２ｄ，１２ｅが表示されている。

【００５０】また、しおり作成作業を指示するためのし
おり作成アイコン１３と、選択したしおりによる文書又
はページの表示形式を選択する表示方法選択ウインドウ
を表示させるための表示方法選択アイコン１４と、作業
実行を指示するための実行アイコン１５と、作業指示や
選択指示を取り消すための取り消しアイコン１６も表示
されている。

【００５１】図６はしおり作成ウインドウの表示例を示
す図である。このしおり作成ウインドウ１７は図５のし
おり作成アイコン１３が選択指示されたときに表示さ
れ、新たなしおりを登録するための作業画面である。こ
の場合はしおり種類を選択するためのしおり種類エリア
１８が表示されている。

【００５２】そのしおり種類エリア１８には、登録され
ている文書中の任意の文字列データをキーワードとして
入力する作業画面のキーワード入力ウインドウを表示さ
せるためのキーワードアイコン１９と、任意の図形デー
タを入力する作業画面の図形入力ウインドウを表示させ
るための図形アイコン２０と、登録されている文書中の
任意の矩形画像データを入力する作業画面の画像入力ウ
インドウを表示させるための画像アイコン２１とが表示
されている。

【００５３】また、しおり名を入力するためのしおり名
入力領域２２と、しおりに登録する対象の登録文書を選
択するための文章選択領域２３と、図６の画面と同様
に、実行アイコン１５及び取り消しアイコン１６とが表
示されている。

【００５４】図７はキーワード入力ウインドウの表示例
を示す図である。このキーワード入力ウインドウ２４は
図６のキーワードアイコン１９が選択指示されたときに
表示されるものであり、しおりに対して登録されている
文書中の任意の文字列データのキーワードとして入力す
るための文字列入力エリア２５と、実行アイコン１５及
び取り消しアイコン１６が表示されている。

【００５５】図８は図形入力ウインドウの表示例を示す
図である。この図形入力ウインドウ２６は図６の図形ア
イコン２０が選択指示されたときに表示されるものであ
り、しおりに対して任意の図形を入力するための図形入
力エリア２７と、その図形入力エリア２７における図形
作成の際の各種の図形種類を選択するための各アイコン
を備えた図形種類アイコン群２８と、実行アイコン１５
及び取り消しアイコン１６が表示されている。

【００５６】図９は画像入力ウインドウの表示例を示す
図である。この画像入力ウインドウ２９は図６の画像ア
イコン２１が選択指示されたときに表示されるものであ
り、しおりに対して登録されている文書中の任意の矩形
画像データを入力するための矩形画像入力エリア３０
と、実行アイコン１５及び取り消しアイコン１６が表示
されている。

【００５７】図１０はキーワードを属性として付加した
しおりのしおりウインドウの表示例を示す図である。こ
のしおりウインドウ３１は作成されたしおりに対して属
性を登録した後に表示されるものである。

【００５８】この場合はしおり名表示エリア３２と、関
連する任意の文書中の任意のページを示すポインタの一
覧を表示する関連ページ表示エリア３３と、しおりに対
して入力されたキーワードを表示するキーワード表示エ
リア３４と、登録指示を入力するための登録アイコン３
５と、取り消しアイコン１６とが表示されている。

【００５９】図１１は図形を属性として付加したしおり
のしおりウインドウの表示例を示す図である。このしお
りウインドウ３６は作成されたしおりに対して属性を登
録した後に表示されるものである。

【００６０】この場合は図１０と同様に、しおり名表示
エリア３２と、関連する任意の文書中の任意のページを
示すポインタの一覧を表示する関連ページ表示エリア３
３と、しおりに対して入力された図形を表示する図形表
示エリア３７と、登録指示を入力するための登録アイコ
ン３５と、取り消しアイコン１６とが表示されている。

【００６１】図１２は矩形画像を属性として付加したし
おりのしおりウインドウの表示例を示す図である。この
しおりウインドウ３８は作成されたしおりに対して属性
を登録した後に表示されるものである。

【００６２】この場合は図１０及び図１１と同様に、し
おり名表示エリア３２と、関連する任意の文書中の任意
のページを示すポインタの一覧を表示する関連ページ表
示エリア３３と、しおりに対して入力された矩形画像を
表示する矩形画像表示エリア３９と、登録指示を入力す
るための登録アイコン３５と、取り消しアイコン１６と
が表示されている。

【００６３】図１３は表示方法選択ウインドウ４０の表
示例を示す図である。この表示方法選択ウインドウ４０
は図５の表示方法選択アイコン１４が選択指示されたと
きに表示され、しおりによる関連する文書又はページを
アイコン表示するときの表示形式を選択するためのもの
である。

【００６４】この場合は、しおりによって関連付けられ
ている文書とページとをツリー構造で表示する形式を指
示する文書ツリー型アイコン４１と、しおりによって関
連付けられているページをツリー構造で表示する形式を
指示するページツリー型アイコン４２と、しおり付きペ
ージを有する各文書のページ構造を棒グラフ状で表示す
る形式を指示する棒グラフ型アイコン４３と、しおり付
きのページを直接表示する形式を指示する直接表示アイ
コン４４とが表示されている。さらに、実行アイコン１
５と取り消しアイコン１６も表示されている。

【００６５】図１４はしおりによって検索した関連する
文書とそのページ構成を文書ツリー型で表示したときの
表示例を示す図である。この画面４５は図１３の文書ツ
リー型アイコン４１を選択指示したときに、しおりによ
って関連付けられた文書を検索し、その検索された文書
及びページ構造をアイコンで表示したものである。

【００６６】この場合は、しおり名と共に、検索した関
連する文書とそのしおり付きページとをツリー構造で示
す文書ツリーアイコン４６が表示されている。また、取
り消しアイコン１６も表示されている。

【００６７】図１５はしおりによって検索した関連する
文書のページ構成をページツリー型で表示したときの表
示例を示す図である。この画面４７は図１３のページツ
リー型アイコン４２を選択指示したときに、しおりによ
って関連付けられた文書を検索し、その検索された文書
のページ構造のみをアイコンで表示したものである。

【００６８】この場合は、しおり名と共に、検索した関
連する文書のしおり付きページをツリー構造で示すペー
ジツリーアイコン４８が表示されている。また、取り消
しアイコン１６も表示されている。

【００６９】図１６はしおりによって検索した関連する
各文書のページ構成を棒グラフ型で表示したときの表示
例を示す図である。この画面４９は図１３の棒グラフ型
アイコン４３を選択指示したときに、しおりによって関
連付けられた文書を検索し、その検索された各文書の全
ページ構造を棒グラフ状のアイコンで表示したものであ
る。

【００７０】この場合は、しおり名と共に、検索した関
連する各文書の全ページ構造を示す棒グラフ状のアイコ
ン５０が表示され、その棒グラフ状の各アイコン５０中
のしおり付きページに対応する部分が反転表示されてい
る。

【００７１】図１７はしおりによって検索して関連する
文書のページの画像を直接表示したときの表示例を示す
図である。この画面５２は図１３の直接表示アイコン４
４を選択指示したときに、しおりによって関連付けられ
た文書を検索し、その検索された各文書のしおり付きペ
ージの画像を直接表示したものである。

【００７２】この場合は、しおり名と共に、検索された
関連する文書のしおり付きページの画像５３が直接表示
されており、しおり付きページが複数あるときにはキー
ボード１又はマウス２によるページ切り替え入力によっ
て順次該当するページを表示する。また、該当するペー
ジが複数あるときに、図１８に示すように、画面５４に
関連するしおり付き各ページの縮小画像５５を同時に表
示するようにしてもよい。

【００７３】次に、上記の図５乃至図１２によって、こ
の電子ファイル装置におけるしおり登録の操作例につい
て説明する。まず、図５のしおり一覧ウインドウ１０が
表示されている状態で、キーボード１又はマウス２によ
ってしおり作成アイコン１３を選択指示すると、図６の
しおり作成ウインドウ１７が表示される。

【００７４】このしおり作成ウインドウ１７で、しおり
種類エリア１８のキーワードアイコン１９を選択し、し
おり名入力領域２２に新しく作成するしおりに対するし
おり名を入力し、文章選択領域２３によってしおりを登
録する対象文書とページを選択指定した後、実行アイコ
ン１５を選択指示すると、図７のキーワード入力ウイン
ドウ２４が表示される。

【００７５】このキーワード入力ウインドウ２４の文字
列入力エリア２５に、登録されている文書中の任意の文
字列をキーワードとして入力し、実行アイコン１５を選
択指示すると、例えば、図１０のしおりウインドウ３１
が表示される。この場合では、選択されたある文書のペ
ージ１０，４４，１２２に対してキーワード「ｙｙｙｙ
について」の属性を持つしおり名「ｘｘｘｘ」のしおり
が登録されていることを示している。

【００７６】また、しおり作成ウインドウ１７で、しお
り種類エリア１８の図形アイコン２０を選択し、しおり
名入力領域２２に新しく作成するしおりに対するしおり
名を入力し、文章選択領域２３によってしおりを登録す
る対象文書とページを選択指定した後、実行アイコン１
５を選択指示すると、図８の図形入力ウインドウ２６が
表示される。

【００７７】この図形入力ウインドウ２６の図形種類ア
イコン群２８を駆使して図形入力エリア２７に任意の図
形を描画して入力し、実行アイコン１５を選択指示する
と、例えば、図１１のしおりウインドウ３６が表示され
る。この場合では、選択されたある文書のページ１，３
４，１１２に対して図形表示エリア３７に表示されてい
るグラフの属性を持つしおり名「ｙｙｙｙ」のしおりが
登録されていることを示している。

【００７８】さらに、しおり作成ウインドウ１７で、し
おり種類エリア１８の画像アイコン２１を選択し、しお
り名入力領域２２に新しく作成するしおりに対するしお
り名を入力し、文章選択領域２３によってしおりを登録
する対象文書とページを選択指定した後、実行アイコン
１５を選択指示すると、図９の画像入力ウインドウ２９
が表示される。

【００７９】この画像入力ウインドウ２９の矩形画像入
力エリア３０に登録されている文書中の任意の矩形画像
を入力し、実行アイコン１５を選択指示すると、例え
ば、図１２のしおりウインドウ３８が表示される。この
場合では、選択されたある文書のページ２０，５４，１
３２に対して画像表示エリア３９に表示されている矩形
画像の属性を持つしおり名「ｚｚｚｚ」のしおりが登録
されていることを示している。

【００８０】次に、上記の図５乃至図１７によって、こ
の電子ファイル装置におけるしおり検索の操作例につい
て説明する。まず、図５のしおり一覧ウインドウ１０が
表示されている状態で、キーボード１又はマウス２によ
ってしおり表示欄１１に表示されているしおりアイコン
１２ａ〜１２ｅのなかから必要なものを選択指示し、表
示方法選択アイコン１４を指定すると、図１３の表示方
法選択ウインドウ４０が表示される。

【００８１】この表示方法選択ウインドウ４０で文書ツ
リー型アイコン４１を選択指示すると、例えば、図１４
の画面４５に変わり、選択したしおりアイコンのしおり
名と共に、そのしおりによって関連付けられている文書
とそのしおり付きページとをツリー構造で示す文書ツリ
ーアイコン４６が表示される。

【００８２】また、表示方法選択ウインドウ４０でペー
ジツリー型アイコン４２を選択指示すると、例えば、図
１５の画面４７に変わり、選択したしおりアイコンのし
おり名と共に、そのしおりによって関連付けられている
文書のページ構造のみを示すページツリーアイコン４８
が表示される。

【００８３】さらに、表示方法選択ウインドウ４０で棒
グラフ型アイコン４３を選択指示すると、例えば、図１
６の画面４９に変わり、選択したしおりアイコンのしお
り名と共に、そのしおりによって関連付けられている各
文書の全ページ構造が棒グラフ状のアイコン５０で表示
され、その棒グラフ状の各アイコン５０中のしおり付き
ページに対応する部分５１が反転表示される。

【００８４】そして、表示方法選択ウインドウ４０で直
接表示アイコン４４を選択指示すると、例えば、図１７
の画面５２に変わり、選択したしおりアイコンによって
検索された各文書のしおり付きページの１ページ目の画
像５３が直接表示される。その後、キーボード１又はマ
ウス２によってページ切り替えを行なうと、順次しおり
によって関連付けられているページの画像が表示され
る。

【００８５】次に、この実施例における電子ファイル装
置の効果を列挙する。 （１）しおりに対して関連するページの情報としてペー
ジ番号（アクセスポインタ）を付加し、しおりを媒介に
して関連する文書とページ同士を対応させて管理するこ
とができるので、複数の文書の任意のページの画像を関
連させて管理することができる。また、関連する文書に
も別のしおりを付けておいてさらに繰り返せば、関連す
る文書を容易に管理することができる。

【００８６】（２）しおりに対して登録されている文書
のタイトルや画像等の情報を付加するので、必要なしお
りを呼び出すためのキーワードを覚えておく必要がな
く、また、１つのしおりを指定することによって、その
しおりを媒介として関連付けられている複数の文書又は
その各ページが呼び出せるので、検索時のユーザ操作を
軽減させることができる。

【００８７】（３）しおりアイコンによって該当するペ
ージ構成の様子を文書と関連付けてみることができる。
また、必要な関連文書又はページに対応するしおりアイ
コンをマウス等によって選択指定することにより、必要
な文書あるいは該当するページの画像だけを素早く直接
表示することができる。

【００８８】（４）しおりアイコンによって関連付けら
れている文書のページ数が多い場合にも、棒グラフ状の
アイコンによってしおり付きページと文書を関連付けて
みることができる。また、その棒グラフ状のアイコン中
の反転表示されている必要な関連文書のページに対応す
る部分をマウス等で選択指定することにより、必要なペ
ージの画像を素早く直接表示することができる。

【００８９】

【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る電子ファイル装置によれば、複数のページからなる画
像データを持つ複数の文書に対して、その文書中の任意
の矩形画像データ又は文字列データをしおりとして登録
して、その登録したしおりに対して関連する任意の文書
中の任意のページを示すポインタを記録するので、しお
りを介して関連する文書又はページをまとめて管理する
ことができる。

【００９０】また、登録されたしおりをアイコンとして
表示するようにすれば、複数の文書の関連するページの
情報を持つしおりを容易に参照することができる。さら
に、アイコンとして表示されるしおりを指定することに
よって登録されている複数の文書の複数のページの画像
データを同時に検索するようにすれば、関連する文書の
ページの画像を容易に素早く呼び出すことができる。

【００９１】さらにまた、指定されたしおりの付いてい
るページを有する文書とその文書のしおり付きページを
アイコンとして表示するようにすれば、関連する文書及
びそのページの構成を容易に確認することができる。

【００９２】そしてまた、指定されたしおりの付いてい
るページを有する各文書のページ構成を棒グラフ状のア
イコンで表示し、その各棒グラフ状のアイコン中のしお
り付きページに対応する部分を反転表示するようにすれ
ば、関連する文書の全ページ中のしおり付きページの位
置を容易に確認することができる。

【００９３】したがって、複数ページからなる画像を持
つ複数の文書のなかから関連するページの画像を容易に
検索することができるので、複数の文書のなかから関連
するページの画像を短時間で呼び出し、その際に関連す
る文書やページの相互の関連性等を確認しながら必要な
文書のページを容易に見つけることができるので、検索
作業が捗る。

【図面の簡単な説明】

【図１】図２の電子ファイル装置の構成と共に制御装置
の内部構成を示すブロック図である。

【図２】この発明の一実施例である電子ファイル装置の
外観図である。

【図３】図１の電子ファイル装置におけるしおり登録の
処理を示すフローチャートである。

【図４】図１の電子ファイル装置におけるしおり検索の
処理を示すフローチャートである。

【図５】図２のディスプレイに表示されるしおり一覧ウ
インドウの表示例を示す図である。

【図６】図２のディスプレイに表示されるしおり作成ウ
インドウの表示例を示す図である。

【図７】図２のディスプレイに表示されるキーワード入
力ウインドウの表示例を示す図である。

【図８】図２のディスプレイに表示される図形入力ウイ
ンドウの表示例を示す図である。

【図９】図２のディスプレイに表示される画像入力ウイ
ンドウの表示例を示す図である。

【図１０】図２のディスプレイに表示されるキーワード
を属性として付加したしおりのしおりウインドウの表示
例を示す図である。

【図１１】図２のディスプレイに表示される図形を属性
として付加したしおりのしおりウインドウの表示例を示
す図である。

【図１２】図２のディスプレイに表示される矩形画像を
属性として付加したしおりのしおりウインドウの表示例
を示す図である。

【図１３】図２のディスプレイに表示される表示方法選
択ウインドウの表示例を示す図である。

【図１４】図２のディスプレイに表示されるしおりによ
って検索した関連する文書とそのページ構成を文書ツリ
ー型で表示したときの表示例を示す図である。

【図１５】図２のディスプレイに表示されるしおりによ
って検索した関連する文書のページ構成をページツリー
型で表示したときの表示例を示す図である。

【図１６】図２のディスプレイに表示されるしおりによ
って検索した関連する各文書のページ構成を棒グラフ型
で表示したときの表示例を示す図である。

【図１７】図２のディスプレイに表示されるしおりによ
って検索して関連する文書のページの画像を直接表示し
たときの表示例を示す図である。

【図１８】図２のディスプレイに表示されるしおりによ
って検索して関連する文書のページの画像を直接表示し
たときの他の表示例を示す図である。

【符号の説明】

１ キーボード ２ マウス ３ ディスプレイ ４ 外部記憶装置 ５ 制御装置 ６ 中央処理部 ７ しおり情報格納領域部 １０ しおり一覧
ウインドウ １１ しおり表示欄 １２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ，１２ｅ しおりアイ
コン １３ しおり作成アイコン １４ 表示方法選
択アイコン １５ 実行アイコン １６ 取り消しア
イコン １７ しおり作成ウインドウ １８ しおり種類
エリア １９ キーワードアイコン ２０ 図形アイコ
ン ２１ 画像アイコン ２２ しおり名入
力領域 ２３ 文章選択領域 ２４ キーワード
入力ウインドウ ２５ 文字列入力エリア ２６ 図形入力ウ
インドウ ２７ 図形入力エリア ２８ 図形種類ア
イコン群 ２９ 画像入力ウインドウ ３０ 矩形画像入
力エリア ３１ しおりウインドウ ３２ しおり名表
示エリア ３３ 関連ページ表示エリア ３４ キーワード
表示エリア ３５ 登録アイコン ３６ しおりウイ
ンドウ ３７ 図形表示エリア ３８ しおりウイ
ンドウ ３９ 矩形画像表示エリア ４０ 表示方法選
択ウインドウ ４１ 文書ツリー型アイコン ４２ ページツリ
ー型アイコン ４３ 棒グラフ型アイコン ４４ 直接表示ア
イコン ４５，４７，４９，５２，５４ 画面 ４６ 文書ツ
リーアイコン ４８ ページツリーアイコン ５０ 棒グラフ状
のアイコン ５１ 反転表示部分 ５３ しおり付き
ページの画像 ５５ しおり付き各ページの縮小画像

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のページからなる画像データを持つ
   複数の文書を登録する文書登録手段と、該手段に登録さ
   れている文書の特定のページの画像データを検索して取
   り出す画像検索手段と、該手段によって取り出された画
   像データを出力する画像出力手段とを備えた電子ファイ
   ル装置において、前記登録されている文書中の任意の矩
   形画像データ又は文字列データをしおりとして登録する
   手段と、該登録したしおりに対して関連する任意の文書
   中の任意のページを示すポインタを記録する手段とを設
   けたことを特徴とする電子ファイル装置。
2. 【請求項２】 請求項１記載の電子ファイル装置におい
   て、前記登録されたしおりをアイコンとして表示するし
   おり表示手段を設けたことを特徴とする電子ファイル装
   置。
3. 【請求項３】 請求項２記載の電子ファイル装置におい
   て、前記しおり表示手段によってアイコンとして表示さ
   れるしおりを指定することによって前記登録されている
   複数の文書の複数のページの画像データを同時に検索す
   る手段を設けたことを特徴とする電子ファイル装置。
4. 【請求項４】 請求項３記載の電子ファイル装置におい
   て、指定されたしおりの付いているページを有する文書
   と該文書のしおり付きページをアイコンとして表示する
   手段を設けたことを特徴とする電子ファイル装置。
5. 【請求項５】 請求項３記載の電子ファイル装置におい
   て、指定されたしおりの付いているページを有する各文
   書のページ構成を棒グラフ状のアイコンで表示し、該各
   棒グラフ状のアイコン中のしおり付きページに対応する
   部分を反転表示する手段を設けたことを特徴とする電子
   ファイル装置。