JP2845897B2 - 文書検索・表示方法および装置 - Google Patents

文書検索・表示方法および装置

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JP2845897B2
JP2845897B2 JP63162507A JP16250788A JP2845897B2 JP 2845897 B2 JP2845897 B2 JP 2845897B2 JP 63162507 A JP63162507 A JP 63162507A JP 16250788 A JP16250788 A JP 16250788A JP 2845897 B2 JP2845897 B2 JP 2845897B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子化された文献情報システムに係り、特に
その表示端末に於いて、文書内、または複数文書間で関
連する箇所を登録しておき、後に関連する箇所を自動的
に、また即座に並置表示する方法を備えたシステムに関
する。
〔従来の技術〕
文書を頁単位で表示する電子フアイリング・システム
等に於いては、操作者の所望する頁に対するしおり付け
機能が実用化されている。また、複数付けられた個々の
しおりに対して名称等のキーワードを付与し、表示する
ことが可能な、しおり機能を有するシステムも実用化さ
れている。本機能を用いることによって、操作者は一度
しおり付けをしておけば、希望する頁を即座に表示画面
上に得ることができる。
また特開昭60−15736、「項目情報表示方式」にある
様に、計算機上の対話処理に於いて、表示された項目に
ついての更に詳細な情報を操作者の指示に応じて表示す
る方式もある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来システムのしおり機能に於いては、頁単位の
探索のみが可能であつたため、目的の頁が表示されて
も、その頁内の希望する箇所を即座に判断することが困
難であつた。また、各しおりの目的や意味を明確にする
ためには、キーボードからの入力等で各しおりにキーワ
ード等を付ける等、操作者自身の操作によつて、しおり
の識別化を図る必要があつた。
特開昭60−15736、「項目情報表示方式」にある様な
システムに於いては、予め選択項目とそれに対応して表
示すべき情報は、システムを制御するプログラム内で、
あるいは制御データの形で記述されており、従つて操作
者は予めシステム側が準備した情報を画面の中で選択が
許された項目についてのみ見ることができる。
一方、電子化されたデータベースに蓄積された文献情
報について、キーワードによる文献の検索が行われてい
る。しかしこの場合は、一編の文献全体についてのキー
ワードとの関連の有無のみが登録されるのであり、一編
の文献内、または複数の文献内で、相互に関連する部分
を検索表示することは行われていない。
本発明の目的は、文献内の複数の関連箇所間、または
文献間の関連部分の検索と表示を、関連箇所間の対応関
係を一度登録しとけば容易に行なえる様にすることにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明ではシステム内に関
連箇所間の対応関係を参照・登録できる対応関係データ
ベースを設け、その対応関係データベースの管理・参照
・登録を容易に行なうことを可能とするマン・マシン・
インターフエースを提供する。
〔作用〕
第2図に本発明を実施した時の端末5の画面を例示し
ている。最初文書の一部が51の枠内に表示されている。
ここで操作者が画面内で位置指示をすることによつて文
書51内のある箇所52を指示し、システムはその位置と表
示の元になつた文書データと対応関係データベースから
関連する箇所53を特定する。
次に、特定された箇所53を含む文書データをシステム
内で探索し、それを画面の適当な位置に配置して表示す
る。これにより第2図の様に54の枠内に箇所53を含む文
書が並置して表示され、操作者は効率良く必要とする情
報を表示して得ることができ、また関連する複数の文書
を比較しながら読むことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第3図のフローチヤートに
従つて説明する。
101のステツプでは文書や図表、あるいはそれらを含
む文書のある頁、あるいは更にその頁の一部分を表示す
る。これは通常操作者の指示に基づいて表示され、また
スクロールや頁送りが行われる。
102のステツプでは、操作者が表示内容を見て、ある
箇所を指定する。これは操作者が欲した時に操作するの
で、システムとしては待機していることになる。また操
作者が指示するためには種種のツールを用いることがで
きる。例えば、カーソルの移動と所定のキーの押下げ、
マウスの移動とボタンの押下げ、表示画面に直接設置さ
れた透明のタブレツト、あるいは別置きのタブレツトを
用いての直接指示等があり、どれを用いても本発明を実
施することができる。
103のステツプでは、ステツプ102で指示された画面中
の位置に対して、対応関係データを蓄えた対応関係デー
タベースに既に登録されている該指示位置に関連する箇
所を呼び出すのか、新たに関連する他の箇所を登録する
のかを、操作者が選択する。これは例えば、ステツプ10
2で位置指定を行なつた直後に、画面上にポツプアツプ
メニユ等を表示して、操作者に選択させることによつて
行なう。なお、対応関係データベースとそのデータに関
しては後で詳述する。
またステツプ103では、既に登録されている対応関係
データの対応関係データベースからの削除も指定できる
様にしても良い。
104のステツプでは、ステツプ103で操作者が関連箇所
の呼び出しを選択した場合に、対応関係データベースよ
り関連する箇所を指定するデータを読み込む。
105のステツプでは、ステツプ104で求めた対応関係デ
ータを基に対象箇所を含む部分を101の表示と共に表示
する。
106のステツプでは、ステツプ103で操作者が関連箇所
の新規登録を選択した場合に、ステツプ102で指定した
箇所に関連付けたい箇所を操作者が指定する。なお、当
ステツプの指定を行なう前に文書の表示をスクロールや
頁送り等で変えることがある。また、ステツプ101の表
示とは別の部分を別途並置表示しておき、そちらの表示
に対して位置指定を行なつても良い。
ステツプ107では、ステツプ102で指定した箇所と、ス
テツプ106で指定した箇所とを指定するデータを対応関
係データベースの操作者に登録の許可された部分に書き
込む。またここで、ステツプ102と、106で指定した両方
の箇所を強調表示したアイコン等を表示して、関連する
文書が存在することを示しても良い。これに関しては後
で詳述する。これにより再読する際の関連する文書の呼
出しが容易に行えるようになる。
ステツプ105、及びステツプ107の後は、再びステツプ
102に移り、次の操作を待つ。なおステツプ102のポイン
テイングの前に文章の表示をスクロールや頁送り等で変
えることがあるが、その場合にも再びステツプ102に移
る。
また、ステツプ105で表示した文書に対して本発明を
実施しても良い。すなわち、ステツプ105の後にステツ
プ102から107迄と同一のステツプを設け、ステツプ101
から107迄のフローと同一のフローを設ければ実現する
ことができる。この階層は何層設けても良い。
また、本発明は第4図のフローチヤートに示す様に実
施することもできる。
第4図に於いて、101から107迄のステツプは、第3図
と同一である。108のステツプでは、ステツプ102で指示
された画面中の箇所と、関連する箇所との対応関係が、
既に対応関係データベースに登録されているか否かを判
定する。対応関係が既に登録されている場合には、103
の選択ステツプに進み、以下第3図の説明と同様に実行
する。一方登録されていない場合には、106の指示ステ
ツプに進む。この際、操作者に対して第2の指示箇所の
入力を促すための表示等をしても良い。
次に、第1図に従つて本発明の一実施例の構成を説明
する。
文献データベース1から読み出されたある一件の文書
データ11がある。また対応関係データベース2からは、
文書データ11に関係のある対応関係データ21が読出され
る。文書データ11は、文字列コードデータ11aと、書式
データ11bとからなる。文書のある頁の書式データ11b、
及び文字列コードデータ11aが描画処理部3に送られ、
それに基づいてフレームメモリ4に文書の一部が書き込
まれる。フレームメモリ4の内容は直ちにCRT5に表示さ
れている。5の表示面に重ねて透明のタブレツト6が設
置してある。操作者がタツチにより表示されている文章
中のある語を指示すると、タブレツト入力回路7によ
り、その画面座標値71とタツチ種別72とが求まり、更に
指定箇所割出部8に画面座標値71が入力される。ここで
タツチ種別72とは、例えば連続してタツチする回数等、
予め定められたタツチの方法の種別のことである。
ここで指定箇所割出部8は指示箇所を割出すため、文
書の書式データ11bと画面座標値71を基に指示のあつた
位置を特定するデータ81を求める。位置特定データに関
しては、後で対応関係データの説明をする時に詳述す
る。
タブレツト入力回路7で求まつたタツチ種別72と、指
定箇所割出部8で求まつた位置特定データ81とは制御部
9に送られる。制御部9ではタツチ種別72を基に、ステ
ツプ103のユーザ選択を解釈する。
ここで、ステツプ104に進む場合には対応関係データ
ベース2から読出された対応関係データ21を参照し、文
書内の必要な箇所を探索する。ここで、文書をテキスト
データとして記憶してあるシステムに於いては、文字列
コードデータ11aと、書式データ11bとを基に文書内を探
索して表示すべき領域を切り出し、一方文書を画像とし
て記憶してあるシステムに於いては、指定座標の近傍領
域を切り出す。次に切り出した領域を描画処理部3に送
り、CRT上に表示する。また、ユーザの指定した位置81
に対して複数の関連箇所が関連箇所対応表23に登録され
ている場合には、例えばその関連箇所の一覧表を表示す
る等して、ユーザにどの関連箇所を表示するのかを選択
させても良い。
一方、ステツプ106に進む場合には、操作者の次の指
示位置を読み込み、上記81を得た経路で第2の位置指定
データ82を得る。次に、位置指定データ81と82との関係
を対応関係データ21として、対応関係データベース2に
登録する。以後81と82との関係は制御部9によつて対応
関係データベース2から対応関係データ21を読出すこと
により参照することができる。
第5図は、対応関係データベースと、そこに蓄積され
るデータの一例を示すものである。ここでは、対応関係
データベースを表型式で表現しているが、計算機の内部
ではこれと同等の機能が得られる如何なる型式を取つて
も良い。
第5図(a)では、例えば対応関係が登録された順番
にデータが並べられている。表の第1列目には第1の文
書の番号、第2列目には第1の文書内の特定位置を示す
データ、第3列目には第2の文書の番号、そして第4列
目には第2の文書内の特定位置を示すデータが記述され
ている。表の各行に記述された第1の文書の特定位置
と、第2の文書の特定位置との間に対応関係が存在す
る。ここで、第1の文書とは第3図,第4図のステツプ
102で指示されたもの、また第2の文書とはステツプ106
で指示されたものである。
文書内の特定位置を記述する方法は、その文書のデー
タ型式等によつて異なるものが用いられる。具体的に
は、次の様な方法を取ることができる。例えば文書をテ
キストデータとして記憶してある場合に於いては、書式
が定められていれば頁番号と行番号と行内の列位置、ま
た書式が定められていなければ文書の一文字目から数え
た文字数等で記述する。書式が定められている場合に於
いても、文書の一文字目から数えた文字数で記述してお
けば、後に書式が変更された場合に於いても、対応関係
データの変更をすることなく、本発明をそのまま実施で
きる。また文書を画像として記憶してある場合に於いて
は、指示位置の位置する頁番号と頁内の例えば頁の左上
隅を原点とした座標系での座標値等を記述する。また次
の様な方法を取つても良い。頁を予め定められた数、例
えば16×16の升目で格子状に区切り、それぞれを識別す
る方法、例えば上記の例に於いては、各升目に1から25
6、または(1,1)から(16,16)等を割り当てておく。
そして、文書内の特定箇所をその格子を識別する方法で
記述しても良い。
第3図,第4図のステツプ104で対応関係データを読
出す時には、表の第1列目を探索してステツプ101で表
示された文書に関する対応関係データを抽出し、更に表
の第2列目を探索してステツプ102で操作者によつて指
定された文書内の特定位置に関する対応関係データを読
出すことになる。また第3列目と第4列目をも同様に探
索することによつて、対応関係データを登録した時とは
逆方向で参照する。逆参照を実現できる。
またステツプ101で文書が表示された時点で表の第1
列目、またはそれと第3列目を探索して関係のある対応
関係データを予め抽出しておき、ステツプ104ではステ
ツプ102で指定された、文書内の特定位置を表の第2列
目、またはそれと第4列目から探索する方法を取つても
良い。これによつて、処理の高速化を図ることができ
る。
第5図(b)では、対応関係データが文書の頁ごとに
整理されて蓄積されている場合の一例を示す。
表の第1列目にはその表に割り当てられた第1の文書
内の特定位置、第2列目には第2の文書の番号、そして
第3列目には第2の文書の特定位置が記述されている。
各行の2つの特定位置に対応関係が存在する。
ここでデータの整理を行う単位については、例えば文
書ごとであつても良い。その場合には、文書の特定位置
を記述するデータには、頁番号も含まれる。また第5図
(a)で説明した他の記述方法を取つても良い。
ここでも、第1の文書とは第3図,第4図のステツプ
102で指示されたもの、また第2の文書とはステツプ106
で指示されたものである。ステツプ104で対応関係デー
タを読出す時には、第1の文書に割り当てられた表を読
出せば良く、第5図(a)の様にデータの探索を行う必
要が削減され、処理の高速化を図れる。
逆参照を実現するためには、第2の文書に割り当てら
れた表に、第1の文書の特定位置を記述しておけば良
い。この場合には、対応関係データベースの容量を約2
倍にする必要が生じる。
また第5図の表に属性を記録しておく列を追加して、
対応関係データの各行に、属性を付けられる様にしても
良い。ここで属性とは、例えばキーワード等のことであ
り、操作者がステツプ106で対応関係データを登録する
際に指定できる様にする。この属性は例えば次の様に使
用する。ステツプ101で、第1の文書が表示された時
に、ステツプ102でポインテイングを行うかわりに、属
性を指定して、ステツプ104と105を実行して、文書1と
指定された属性の対応関係がある関連文書の表示を行
う。これによつて、例えば次の様なことが実行できる。
表示中の第1の文書が複数の図面を参照しているとす
る。この際各参照箇所に該当する図面との対応関係が登
録されており、それぞれに「図」属性が付けられている
とする。ステツプ102で「図」属性が指定されれば、表
示中の第1の文書に関連する図面が全て表示される。こ
の際、表示すべき文書が多い場合には、表示する文書の
数を指定する等できる様にしても良いし、文書名等を表
示してどれを表示するのかを操作者が選択できる様にし
ても良い。また一つの対応関係に対して複数の属性を付
けられる様にしても良い。属性を指定する方法に関して
は、キーボードから文字例で入力したり、予め定められ
複数の属性をメニユー表示して、その中から指定した
り、両方法を組合せで提供しても良い。
第5図で示した例では、各対応関係データにはそれぞ
れ二つの文書内の特定箇所のみを記録できたが、3つ以
上の特定箇所を記録できる様なデータ型式を取つても良
い。
第5図の両例に於いては、文書内の特定位置を記述す
る方法、また(b)の表管理の単位として、文書の構
造、例えばODA(Office Document Architecture;オフイ
ス文書アーキテクチヤー)で規定された様な構造を用い
ても良い。第6図に文書構造の一例を示す。
文書構造は第6図(a)に示す様な木構造を取る。こ
こでは、文書1は2頁よりなり、またその第1頁はテキ
スト11の領域と図11からなり、第2頁は、テキスト21、
図21、テキスト22からなる。木構造の各ノードには、該
当する書式データや、テキストや画像等の実体データの
格納位置情報が記されている。第6図(a)の文書構造
と実体データの基に行つた文書の表示例を第6図(b)
に示す。第5図では文書内の特定位置の記述を、文書構
造の各ノードを単位として行うことができる。例えば、
テキスト11内のある第1の位置と、図21のある第2の位
置とに対応関係を付けておく。それにより、例えば後に
第1の位置に於いて第3図,第4図のステツプ102の指
示を行つて、ステツプ105図21のみを表示させる等のこ
とが実現できる。これは例えばステツプ105で、頁2全
体を表示する場合に比べて、表示するデータの量が減
り、高速な処理を実現できる。また必要な情報だけが操
作者には見せられるので、操作者が容易に必要な情報を
取得できるという利点もある。この場合にも、例えば頁
2全体の表示を操作者が指定できる様にしても良い。
以上説明した対応関係データベースは、システム内に
一種のみ設けられていたが、複数のセクシヨンに分割し
た対応関係データベースを設けても良い。例えば以下説
明する様に、複数の操作者が共有して使用する共有部分
と、操作者ごとに使用する個人部分に区分しても良い。
また各部分の使用属性許可をそれぞれ操作者ごとに個別
に設定できる様にしても良い。
例えば、共有部分は対応関係データの参照のみ、また
個人部分は参照・登録の両方ができる様にすることもで
きる。この場合には、共有部分は、システムの管理者が
作成することになる。例えば文書中で参考文献名が挙げ
られている箇所と、その参考文献の文書データとの対応
関係や、文書中から図面を参照する箇所と、その図面と
の対応関係等、一般的な対応関係をデータベースの共有
部分として、システム管理者がその文書を文書データベ
ース1に登録する際に、対応関係データベース2に登録
しておきシステム利用者の便宜を図る。
また個人部分に関しては、操作者ごとにそれぞれのた
めの専用のセクシヨンを設け、操作者自身のデータのみ
を参照・登録できる様にしても良いし、更に他の操作者
のデータの参照のみができる様にしても良い。この際
に、文書の表示を行つて対応関係の存在を示すアイコン
等を表示した時に、それが誰の対応関係データがあるの
かをアイコン等の中に示しても良い。また選択的に特定
の操作者、例えば操作者の属するグループのシステム利
用者の対応関係データの存在のみを示す様にしても良
い。これによつて、操作者が文書を読んで内容を理解し
ようとする時に、他の操作者がその文書を管理するため
に参照した他の文書を、容易に参照できる様になり、文
書の理解を助ける。
第3図,第4図のステツプ101の表示については次の
様に実施すれば良い。すなわち、関連する他の箇所が既
に登録されている位置を明確にするため、その位置を強
調表示(ブリンキング、白黒反転、輝度、文字色の変更
等)とする。あるいは、その位置にアイコン等のマーク
や記号等を表示しておき、以後ステツプ102でのポイン
テイングは、そのアイコンに対して行なうものとすれば
良い。
またステツプ105の表示については次の様に実施すれ
ば良い。指示対象を含む文書全体を表示するスペースが
あれば全体を表示する。この時、元の文書の少なくとも
指示した部分の近傍は表示画面上に残る様にする。文書
を残して全体の表示ができない場合には、指示箇所を含
む一頁か、数行のみの表示を選択できる様にすれば良
い。また、表示文書内の関連箇所を強調表示とすれば表
示を実行した時に操作者が関連箇所を見つけ易い。
また第1の文書内でステツプ102で指定された箇所
に、二つ以上の文書との対応関係が存在する場合には、
ステツプ105の表示は次の様にすれば良い。例えば、そ
れら関連文書の全てを表示しても良いし、またそれら関
連文書の名称等を表示してどれを表示するのかを操作者
が指定できる様にしても良い。
第3図,第4図のステツプ103で関連文書の表示命令
が操作者から出されてから、ステツプ105でその文書の
表示が完了する迄の所要時間は、主にステツプ104のデ
ータ探索に要する時間と、ステツプ105の表示に要する
時間によつて決まる。例えば、各機能を分散配置してネ
ツトワーク等で結合したシステムに於いては、ステツプ
105内で先ずデータのネツトワーク転送を行う必要が生
じるため、ステツプ103からステツプ105迄の所要時間が
長くなるという問題があり、システムの使い勝手が悪化
する。この問題を解決し、関連文書表示の指定から表示
が完了する迄の所要時間を短縮する方法の一実施例を、
以下第7図と、第8図を使つて説明する。
第7図は、第3図、または第4図で説明した処理手順
と共に、サブステツプ1011と1012の処理を設けたもので
ある。ステツプ109は、第3図のステツプ103から107の
手順、また第4図のステツプ103から108の手順と同等の
手順を実行するステツプである。サブステツプ1011と10
12が実行されている間にも、ステツプ102と109が実行で
きる様な制御を、例えばマルチタスクやマルチプロセス
の方法を用いることによつて行う。ステツプ101で第1
の文書が表示された時点で、ステツプ102とサブステツ
プ1011が起動される。サブステツプ1011では、前記第1
の文書に関する対応関係データを参照する。次にサブス
テツプ1012では、1011で参照したデータを基に、第1の
文書と対応関係のある関連文書データの全て、または一
部分の読み込み・転送処理等を以下で第8図を使つて説
明する様に行う。なお関連文書の一部分のみの処理を行
う場合には、例えばデータ量の多い画像データのみ選択
して処理する等しても良い。
またサブステツプ1012で読み込み・転送処理等を行つ
た文書に関しても、それを第1の文書として取扱つて本
処理を行い、それの関連文書の読み込み・転送処理を行
つても良い。本処理を再帰的に何度実行しても良いい。
サブステツプ1012では、関連文書データのうち読み込
み・転送処理を行うものを、転送制御201と、LAN(ロー
カルエリアネツトワーク)202を通じて、文書データベ
ース1から読出して、システムバス203を通じて補助フ
アイル204、またはメモリ205に転送する。第3図,第4
図のステツプ103で関連文書の表示が指示された時に、
その文書データが既に補助フアイル204か、メモリ205内
にあれば、その表示はシステムバス203と、出力制御206
を通じてCRT5に表示される。この際の表示処理では、LA
N202を通じた転送処理等が省略されるので、処理の所要
時間を短縮することができ、使い勝手の向上が図れる。
また、本図では対応関係データベース2は省略してある
が、これはLAN202上に文書データベース1と並置して設
けても良いし、システムバス203上に補助フアイル204と
並置して設けても良い。また対応関係データベース2が
共有部分と個人部分に区分されている場合には、共有部
分をLAN201上に、また個人部分をそれの利用者が使用す
る端末のシステムバス203上に設けも良い。また一度参
照した対応関係データを例えばメモリ205上に書いてお
けば、以後同対応関係データを参照する際の処理を高速
化できる。また関連文書データの内、サブステツプ1012
で既に読み込み・転送処理を行つたものに関しては、そ
の旨メモリ205上に書き込まれた同対応関係データにフ
ラグを立てる等して識別できる様にしておけば良い。
〔発明の効果〕
本発明によれば、文書中のある位置を一度登録してお
けば、そこを指示するのみで、対応する文書の一部分を
自動的に探索し、並置表示することができ、操作者が表
示頁の探査や位置スクロール等の操作や、他の文献を表
示してその中の特定の位置を探索する様な操作等を繰返
し行う必要が無い。従つて従来、紙で綴じた文書を見る
方法では不可能であつた新しい機能を提供することがで
き、思考の中断無く文書の理解を進めことができ、また
再読の際の想起を援助でき、作業の効率向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は本発
明の機能を説明するための表示例を示す図、第3図と第
4図は本発明の一つの方法を示すフローチヤートを示す
図、第5図は対応関係データの一例を表型式で記述した
図、第6図は文書の構造の一例とその表示例を示す図、
第7図は関連文書の表示を高速化するための一つの方法
を示すフローチヤートを示す図、第8図は本発明を実施
するシステムの一例を示す構成図である。 1……文書データベース、2……対応関係データベー
ス、3……描画処理部、4……フレームメモリ、5……
CRT、6……透明タブレツト、7……座標入力処理部、
8……指定箇所割出部、9……制御部、11……文書デー
タ、21……対応関係データ、101〜108……本発明を実施
するためのステツプ、1011〜1012……本発明を実施する
ためのサブステツプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/30 JICST科学技術文献ファイル

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め記憶しておいた文書データの箇所と予
    め記憶しておいた文書データの箇所との対応付けを予め
    行い、操作者から文書データの箇所が指定された場合、
    当該箇所に対応付けられた文書データを表示することを
    特徴とする文書検索・表示方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の文書検索・
    表示方法において、 上記対応付けられた文書データの表示は、上記指定され
    た箇所に対応付けられた文書データの箇所を含む所定範
    囲を表示することを特徴とする文書検索・表示方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載の文書検索・
    表示方法において、 上記対応付けは、前記文書データの所定箇所および所定
    箇所に対応する箇所を前記文書データの座標データとし
    て記憶することを特徴とする文書検索・表示方法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項に記載の文書検索・
    表示方法において、 上記対応付けは、前記文書データの所定箇所および所定
    箇所に対応する箇所を前記文書データの文字位置情報と
    して記憶することを特徴とする文書検索・表示方法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項に記載の文書検索・
    表示方法において、 上記指定された箇所に対応付けられた箇所が複数ある場
    合には、当該箇所に対応する文書データを全て表示する
    ことを特徴とする文書を検索・表示する方法。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項に記載の文書検索・
    表示方法において、 上記対応付けは、操作者が共通に使用できる第1の部分
    および所定の操作者が使用できる第2の部分からなり、
    前記第1の部分の対応関係を更新する時は、前記第2の
    部分も同様に更新し、前記第2の部分の対応関係を更新
    する時は、前記第2の部分のみ更新することを特徴とす
    る文書検索・表示方法。
  7. 【請求項7】文書データを格納する記憶手段と、上記文
    書データの箇所と上記文書データの箇所との対応付けお
    よび該箇所の位置情報を格納する対応付け記憶手段と、
    操作者が指定する上記文書データの箇所の位置情報を出
    力する位置情報出力手段と、該位置情報から対応する上
    記文書データの箇所を上記対応付け手段を参照し、当該
    箇所に対応する文書データを記憶手段から読み出し表示
    する文書表示手段を備えたことを特徴とする文書検索・
    表示装置。
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