JP3388655B2 - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

Info

Publication number
JP3388655B2
JP3388655B2 JP19380195A JP19380195A JP3388655B2 JP 3388655 B2 JP3388655 B2 JP 3388655B2 JP 19380195 A JP19380195 A JP 19380195A JP 19380195 A JP19380195 A JP 19380195A JP 3388655 B2 JP3388655 B2 JP 3388655B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
column
displayed
deleted
identifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19380195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0944328A (ja
Inventor
勇 羽田
良朗 木原
正美 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP19380195A priority Critical patent/JP3388655B2/ja
Priority to DE69627441T priority patent/DE69627441T2/de
Priority to EP96112041A priority patent/EP0766182B1/en
Priority to US08/684,851 priority patent/US6016502A/en
Priority to CNB961121734A priority patent/CN1158618C/zh
Publication of JPH0944328A publication Critical patent/JPH0944328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3388655B2 publication Critical patent/JP3388655B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F40/00Handling natural language data
    • G06F40/10Text processing
    • G06F40/166Editing, e.g. inserting or deleting
    • G06F40/177Editing, e.g. inserting or deleting of tables; using ruled lines
    • G06F40/18Editing, e.g. inserting or deleting of tables; using ruled lines of spreadsheets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表形式などで情報
を表示し処理する機能を有する、パーソナルコンピュー
タや小型電子機器に好適に実施されるデータ処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータで用いられるア
プリケーションソフトウェアや、電子手帳などの小型電
子機器などにおいては、表形式で情報を表示し処理する
データ処理装置を含むものが存在する。データ処理装置
は、たとえばキャラクタ列を表形式でストアし表示する
表作成機能や、表内にストアされるキャラクタ列を演算
する表計算機能などの機能を有する。
【0003】データ処理装置で用いられる表とは、たと
えば矩形である領域がマトリクス状に連続して配置され
ているものである。各領域には、キャラクタ列などスト
アすべき情報が対応して表示される。このような表にお
いて、縦に連なって並べられた複数の領域のまとまりを
「列」と称する。同様に、前記表の横に連なって並べら
れる複数の領域のまとまりを「行」と称する。
【0004】小型電子機器などに用いられるデータ処理
装置では、予めデータ処理装置内に複数の矩形の領域が
マトリクス状に並べられた表が設定されている事が多
い。この表の設定された各領域は、たとえば罫線で構成
される枠で区分されている。これによって、各領域の大
きさを目視して容易に判断することができる。データ処
理装置の使用者は、前記領域内に数字、数式、文字など
の情報を入力して表示させる。データ処理装置では、表
形式の状態で表示されている情報に対して、行単位およ
び列単位で消去、複写、切張りなどの編集処理を行うこ
とができる。
【0005】また、前記表の領域は、使用者が任意の大
きさに作成することもできる。特開平6−75953号
公報では、使用者が領域を区分する枠を容易に作成する
ための技術が開示されている。
【0006】前記領域の大きさは、当該領域に情報を入
力する前に設定しておくことが一般的に行われている。
入力された情報を表す文字列が、入力時に設定された文
字サイズで表示されると、文字列を予め定める領域の大
きさ以上の表示範囲を占めて表示されなければ表示する
ことができない場合が考えられる。従来技術では、予め
設定される領域に対して、入力された文字列を表示する
ために必要な表示範囲が大きい場合には、領域および文
字の大きさを自動的に変更する技術が開示されている。
【0007】たとえば、特開平4−344562号公報
では、文字列を構成する文字の文字サイズを、予め定め
る領域に前記文字列を表示するための表示範囲が収まる
ように変更する技術が開示されている。また、特開平6
−266743号公報では、予め定める領域の大きさ
を、入力された文字列を表示するための表示範囲が収ま
るだけの大きさに拡張する技術が開示されている。
【0008】前述した表は、データ処理装置を含む小型
電子機器やパーソナルコンピュータの表示画面の表示領
域の大きさには無関係に作成される。したがって、作成
した表が表示画面の表示領域の大きさよりも大きな表示
範囲を用いて表示されるべき大きさを有する場合があ
る。このときには、電子機器の表示画面に、当該表を一
度に表示することができなくなることがあった。このと
きに、表示画面の表示領域の大きさよりも離れた2カ所
の領域を目視し、領域に表示される情報を把握したい場
合には、表示画面に表示される表示画像をたとえばスク
ロールして移動させて、表示画面の表示領域内に目視し
たい領域を1箇所ずつ移動させて目視することができる
状態にする必要がある。
【0009】また従来技術の電子機器では、表を表示画
面の表示領域よりも小さい大きさの表示範囲を用いて表
示することができる複数の画像に分割して、この分割さ
れた表を切換えて目視したい領域を表示画面の表示領域
内に表示する技術が行われている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、電子
機器の表示画面の表示領域よりも表の表示に必要とされ
る表示範囲の方が大きい場合には、目視したい領域を切
換える際に、電子機器の表示画面に表示される表示画像
を移動させる必要がある。目視したい領域を切換えるた
めには、画像をスクロール移動させたり切換えさせたり
するような、煩雑な操作を必要とする。特に電子手帳な
どの小型電子機器では、表示画面の表示領域が小さく、
表を多数の画像に分割する必要がある。このような場合
には、表示画像の切換えを頻繁に行う必要がある。
【0011】データを表形式で表示する表示方法は、複
数の関連した情報を隣接させて表示することによって、
情報の比較が容易となることに大きな利点がある。前述
したように、比較すべきデータを表示した領域を一度に
目視できないと、このデータの比較が困難になる。比較
すべき情報が、多数の行列からなる表に属する領域内に
点在している場合は、さらにデータの比較が困難にな
る。
【0012】比較対象となる複数のデータを隣接させて
表示するためや、一時的に表内に表示されていたデータ
を隠匿するために、行単位および列単位で領域を削除す
ることが行われている。削除される行または列は、比較
対象となる情報がどの行または列に属しているかによっ
て異なり、比較対象となる情報が変更されるために異な
る。行または列を削除してデータの比較を行った後に、
同じ表を用いて別のデータの比較を行いたい場合などに
おいては、削除した領域を元の位置に復帰させたいとい
う要望が生じることがある。
【0013】行または列を削除した削除位置は、行また
は列の削除処理を行った使用者だけが記憶している。し
たがって、削除処理を行ってから時間が経過している場
合などにおいて、使用者が削除した位置を忘れたりし
て、情報を復帰させる位置が分からなくなることがあ
る。また、行または列を削除した削除位置は削除処理を
行った使用者だけが記憶しているので、同じ当該機器を
用いる他の使用者が削除された情報を削除位置に復帰さ
せることが難しい。
【0014】本発明の目的は、表示画面に表示された表
の表示画像の一部を削除および復帰して容易に変更し
て、多数の領域から成る表であり、全ての領域を表示す
るための表示範囲が電子機器の表示領域よりも大きい表
の表示すべき部分だけを表示領域に表示させることがで
きるデータ処理装置を提供することである。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、メモリにスト
アされている表形式のための情報を、少なくとも1以上
の行および複数の列によって、または複数の行および少
なくとも1以上の列によって構成される表に作成するデ
ータ処理装置において、情報を表形式で表示する表示手
段と、削除または復帰させる行または列を指定する入力
手段と、前記入力手段の出力に応答し、メモリにストア
されている情報のうち、前記入力手段によって指定され
た複数の連続した行または列の情報を一括して削除し
て、その削除した行または列に隣接する行または列を近
接移動して残余の情報を前記表示手段に表示させる削除
手段と、削除された行または列の表示されていた位置を
指示する識別子として、削除された行または列の少なく
とも一部分の情報を、その削除された行または列毎に前
記表示手段にメニュー表示させる識別子表示制御手段
と、前記入力手段の出力に応答し、削除された複数の連
続した行または列の情報のうち、前記入力手段によって
前記メニュー表示から指定された行または列の情報を、
識別子によって指示された位置に挿入して復帰して表示
させる復帰手段とを含むことを特徴とするデータ処理装
置である。本発明に従えば、データ処理装置は、メモリ
にストアされている表形式のための情報を、作成した表
によって表形式で表示手段に表示する。表は、少なくと
も1以上の行および複数の列によって、または複数の行
および少なくとも1以上の列によって構成される。これ
によって、複数のグループ化された情報を、情報の比較
に適した表形式で表示し、使用者に一覧させることがで
きる。使用者は、表示手段に表示された表の中から、複
数の連続した行または列を入力手段を用いて、表示から
削除する削除対象として指定する。削除対象の複数の連
続した行または列が指定されると、削除手段はメモリに
ストアされている情報のうち、入力手段によって指定さ
れた行または列の情報を一括して削除する。このとき、
削除対象となる情報がストアされているのは、表示手段
に表示を行うために一時的に情報をストアするための表
示メモリである。さらに削除手段は、削除した行または
列が表示されていた空白の領域を埋めるように、前記行
または列に隣接する行または列を近接移動させて、表の
画像を改編する。すなわち、削除された行または列を除
いた残余の情報を、行または列が削除された分だけ縮小
された表によって表示する画像を作成する。この改編さ
れた表は表示手段によって表示される。また、行または
列を削除すると、識別子表示手段は、削除された行また
は列が表示されていた位置を指示する識別子を、改編さ
れた表と共に表示する。削除された位置を示す識別子
は、削除された行または列の少なくとも一部分の情報
を、その削除された行または列毎にメニュー表示をして
いる。これによって識別子は、削除された行または列が
あることを提示するだけでなく、一時的に削除されてい
る行または列であっても、たとえばその行または列に表
示される情報が何であるかを使用者に提示することがで
きる。情報を表示するために作成される表は、表示手段
で一度に表示することができる大きさよりも大きな表示
範囲を用いて表示する必要がある場合が多い。情報を表
形式で表示する利点は、複数の情報を比較し易いことで
あるけれども、表が一覧できない場合、その利点が活用
しにくくなる。このような場合において、表の一部に当
座利用しないグループ化された情報が交じっているとき
には、その情報を表示している行または列を削除して、
表の表示範囲を元の表の表示範囲よりも小さくすること
ができる。これによって、表示手段で一度に表示できな
かった表を、一覧することができる大きさの表に改編す
ることができる。削除された行または列の情報は、表形
式で表示される情報を恒常的にストアするメモリにスト
アされている。削除された列を復帰させるときには、使
用者は、入力手段によってメニュー表示された行または
列を選択的に指定する。復帰手段は、削除された複数の
連続した行または列の情報のうち、指定された行または
列の情報だけを、識別子によって指示された位置に挿入
して復帰して表示させる。削除した行または列の一部だ
けを復帰させる際には、たとえば削除された全ての行ま
たは列を仮に復帰させた後に、その中から復帰させる行
または列を選択する方法が考えられる。この方法では、
表示手段に削除したままでよい行または列まで仮に復帰
させて表示する必要がある。これに対し、本発明のよう
に識別子としてメニュー表示を行い、このメニュー表示
を用いて復帰させる行または列を選択するようにする
と、復帰させる行または列の選択を小さなスペースを用
いて行うことができる。また、メニュー表示は、行また
は列内の一部の情報を用いて行うので、行または列を全
て表示する場合と比較して、表示のための処理量を減少
させることができる。前述した表の改編は一時的なもの
であり、削除された行または列の情報は、データ処理装
置内にストアされている。行または列が削除された位置
は、識別子によって使用者に提示されており、データ処
理装置自身もストアしている。このように、削除された
行または列を削除された位置に挿入して復帰することに
よって、元の表を再び表示することができる。この状態
から、さらに別の行または列を削除して表を改編するな
どの処理を行うことができるので、表の改編が容易にな
る。
【0022】また本発明は、識別子としてメニュー表示
をするか否かを切換え設定する切換え設定手段をさらに
有し、前記識別子表示制御手段は、行または列の削除が
行われたときには、前記表示手段によって表示されてい
る表の外方の位置に識別子を表示し、さらに前記切換え
設定手段の出力に応答して識別子としてメニュー表示を
するように切換え設定されたときだけ、メニュー表示を
行わせることを特徴とする。本発明に従えば、データ処
理装置は、識別子としてメニュー表示をするか否かを切
換え設定する切換え設定手段を有する。識別子表示制御
手段は、行または列の削除が行われたときには、表示手
段によって表示されている表の外方の位置に識別子を表
示する。この識別子は、削除された行または列の位置だ
けを提示する。位置だけを示す識別子が表示されている
状態で、切換え設定手段によって識別子としてメニュー
表示をするように切換え設定されたときだけ、識別子と
してメニュー表示を行わせる。メニュー表示を含む識別
子を表示するためには、位置だけを提示する識別子を表
示することと比較して、行または列の一部の情報を読込
むなどの処理が必要であり、識別子表示制御手段の処理
量が増加する。また、識別子としてのメニュー表示は、
たとえば削除された行または列が複数であって、削除さ
れた行または列を部分復帰させるときに用いられる。し
たがって、たとえば行または列を削除したときには位置
だけを提示する識別子を表示させ、削除した行または列
を部分復帰させるときだけ、識別子としてメニュー表示
を行わせるようにすると、識別子表示制御手段の処理量
をより減少させることができる。
【0023】また本発明は、前記メニュー表示は、前記
表示手段によって表示されている表の外方の領域から、
前記表が表示されている領域にわたる領域に表示され、
かつメニュー表示と同一の表示領域に表示されているメ
ニュー表示以外の表示は消去されることを特徴とする。
本発明に従えば、識別子としてのメニュー表示は、表示
手段によって表示されている表の外方の領域から、前記
表が表示されている領域にわたる領域に表示される。こ
のとき、メニュー表示と同一の表示領域に表示されてい
るメニュー表示以外の表示は消去される。削除された行
または列が多数である場合、メニュー表示を行うために
必要とされる領域が大きくなる。本発明では、メニュー
表示が、表示される表の上にかぶさるように優先的に表
示して、部分復帰させる行または列の選択をしやすくす
ることができる。
【0024】また本発明は、前記メニュー表示は、前記
表示手段によって表示されている表をシフト移動して、
その表の外方の領域をシフト移動前よりも大きくし、そ
の大きくされた領域に表示されることを特徴とする。本
発明に従えば、識別子としてのメニュー表示は、表示手
段によって表示されている表をシフト移動して、その表
の外方の領域をシフト移動前よりも大きくし、その大き
くされた領域に表示される。表やメニュー表示を含む識
別子には、多数のキャラクタが表示されている。メニュ
ー表示を含む識別子を、表のうえに重ねて表示すると、
メニューと表との区別が付けにくく、見にくい表示とな
ることがある。これを防止するために、メニューを表の
外方の領域に表示させると、メニューを容易に視認する
ことができる。また、削除された行または列の数が多い
場合には、メニュー表示に必要な表示範囲が外方の領域
以上に必要になることが考えられる。このときには、表
の画像そのものをシフト移動させて、メニューが表示で
きるだけの大きさの外方の領域を確保する。メニューを
表示するときは、たとえば、削除された行または列を部
分復帰させるときである。このときには、使用者は表の
細部までを視認して利用しているとは限らない。したが
って、メニューを表示している間だけ表の一部が表示手
段に表示されない状態になったとしても、表の利用に影
響を及ぼすことが少ない。ゆえに、メニュー表示を視認
しやすくするため、表をシフト移動させても良いと考え
られる。
【0025】また本発明は、メモリにストアされている
表形式のための情報を、少なくとも1以上の行および複
数の列によって、または複数の行および少なくとも1以
上の列によって構成される表に作成するデータ処理装置
において、情報を表形式で表示する表示手段と、削除ま
たは復帰させる行または列を指定する入力手段と、前記
入力手段の出力に応答し、メモリにストアされている情
報のうち、前記入力手段によって指定された行または列
の情報を削除して、その削除した行または列に隣接する
行または列を近接移動して残余の情報を表示手段に表示
させる削除手段と、削除された行または列の表示されて
いた位置を指示する識別子を、前記表示手段によって表
示されている表の外方の位置に表示させる識別子表示制
御手段と、前記入力手段の出力に応答し、識別子によっ
て指示される位置に、削除された情報を挿入して復帰し
て表示させる復帰手段と、識別子の表示をするか否かを
選択する識別子表示選択手段とを含み、前記識別子表示
制御手段は、前記識別子表示選択手段によって識別子の
表示をすべきことが選択されたとき、識別子の表示を行
い、識別子の表示をしないことが選択されたとき、識別
子の表示を行わないことを特徴とするデータ処理装置で
ある。本発明に従えば、データ処理装置は、メモリにス
トアされている表形式のための情報を、作成した表によ
って表形式で表示手段に表示する。表は、少なくとも1
以上の行および複数の列によって、または複数の行およ
び少なくとも1以上の列によって構成される。これによ
って、複数のグループ化された情報を、情報の比較に適
した表形式で表示し、使用者に一覧させることができ
る。使用者は、表示手段に表示された表の中から、1ま
たは複数の行または列を入力手段を用いて、表示から削
除する削除対象として指定する。削除対象の行または列
が指定されると、削除手段はメモリにストアされている
情報のうち、入力手段によって指定された行または列の
情報を削除する。このとき、削除対象となる情報がスト
アされているのは、表示手段に表示を行うために一時的
に情報をストアするための表示メモリである。さらに削
除手段は、削除した行または列が表示されていた空白の
領域を埋めるように、前記行または列に隣接する行また
は列を近接移動させて、表の画像を改編する。すなわ
ち、削除された行または列を除いた残余の情報を、行ま
たは列が削除された分だけ縮小された表によって表示す
る画像を作成する。この改編された表は表示手段によっ
て表示される。また、行または列を削除すると、識別子
表示手段は、削除された行または列が表示されていた位
置を指示する識別子を、改編された表と共に表示する。
識別子は、表の外方の位置に表示される。本発明では、
識別子表示選択手段によって識別子の表示をすべきこと
が選択されたときだけ、識別子が表示され、識別子の表
示をしないことが選択されたときは、識別子は表示され
ない。データ処理装置において表の行または列を削除す
る削除動作は、当座利用しない行または列を削除して表
全体の大きさを縮小するだけでなく、特定の行または列
に表示される情報を、利用者以外に当該表を提示する相
手に知られたくないときに、特定の行または列を一時的
に隠す目的でも行われる。このような場合には、情報を
隠すだけでなく、情報を隠していること自体も提示する
相手に知られたくないと考えることがある。このとき
に、識別子が表示されていると、情報の一部を隠してい
ることが提示する相手に容易に知られてしまう。当該装
置では、たとえば使用者が識別子を表示したくないと考
えるときだけ、表示手段に識別子の表示が行われないよ
うにすることができる。識別子が表示されないときに
は、表が改編されているのか否かを判断することが困難
になる。したがって、情報を隠していることを提示する
相手に対して隠すことができる。情報を表示するために
作成される表は、表示手段で一度に表示することができ
る大きさよりも大きな表示範囲を用いて表示する必要が
ある場合が多い。情報を表形式で表示する利点は、複数
の情報を比較し易いことであるけれども、表が一覧でき
ない場合、その利点が活用しにくくなる。このような場
合において、表の一部に当座利用しないグループ化され
た情報が交じっているときには、その情報を表示してい
る行または列を削除して、表の表示範囲を元の表の表示
範囲よりも小さくすることができる。これによって、表
示手段で一度に表示できなかった表を、一覧することが
できる大きさの表に改編することができる。削除された
行または列の情報は、表形式で表示される情報を恒常的
にストアするメモリにストアされている。前記データ処
理装置は、入力手段から削除された行または列を復帰さ
せる指示が与えられると、識別子によって指示される位
置に、前記削除手段によって削除された情報を挿入して
復帰して表示させる。前述した表の改編は一時的なもの
であり、削除された行または列の情報は、データ処理装
置内にストアされている。行または列が削除された位置
は、識別子によって使用者に提示されており、データ処
理装置自身もストアしている。このように、削除された
行または列を削除された位置に挿入して復帰することに
よって、元の表を再び表示することができる。この状態
から、さらに別の行または列を削除して表を改編するな
どの処理を行うことができるので、表の改編が容易にな
る。
【0026】また本発明は、前記識別子表示選択手段
は、予め定めるキャラクタから成るパスワードを入力す
るパスワード入力手段と、パスワードをストアするパス
ワードメモリと、前記パスワード入力手段によって入力
されたパスワードと、前記パスワードメモリにストアさ
れているパスワードとが一致したかどうかを比較する比
較手段と、前記比較手段の出力に応答し、前記一致が検
出されたとき、識別子の表示をするか否かの選択を許容
する手段とを含むことを特徴とする。本発明に従えば、
識別子表示選択手段は、予め定めるキャラクタから成る
パスワードを入力するパスワード入力手段と、パスワー
ドをストアするパスワードメモリとを有する。使用者
は、識別子の表示をするか否かを切換え設定するときに
は、パスワード入力手段から、パスワードを入力する。
識別子表示選択手段の比較手段は、パスワード入力手段
によって入力されたパスワードと、パスワードメモリに
ストアされているパスワードとが一致したかどうかを比
較する。この2つのパスワードが一致したことが検出さ
れたときにだけ、識別子の表示をするか否かを選択する
ことが許容される。前述したように、所定の情報を隠す
ために行または列を削除し、かつ識別子の表示を行わな
いで、情報を隠していること自体を秘匿している場合、
提示された相手が前記データ処理装置の操作方法を知っ
ている場合には、容易に識別子を表示させられることが
考えられる。識別子表示選択手段は、当該装置の所有者
だけが知るパスワードが入力されないと、識別子の表示
の切換えを行わない。これによって、当該装置の所有者
以外の者が、表示の切換えを行うことを禁止することが
できる。
【0027】また本発明は、前記表示手段は、ほぼ平坦
な目視表示領域を有し、前記入力手段は、その目視表示
領域上に配置される透光性を有する偏平な2次元位置検
出手段であり、識別子に対応する位置を入力操作するこ
とを特徴とする。本発明に従えば、表示手段は、ほぼ平
坦な目視表示領域を有する。入力手段は、その目視表示
領域上に配置される透光性を有する偏平な2次元位置検
出手段である。使用者は、この入力手段の一部を押下す
るなどして、2次元座標を入力することができる。上述
した入力手段は、たとえば、表示手段に表示された表示
画像と組み合わせて用いられる。たとえば、表示される
画像の真上の位置の2次元座標が入力されたときに、画
像に対応する所定の指示が入力されたと判定される。こ
のように、2次元位置検出手段と表示手段とを組み合わ
せて用いるので、いわゆるキー配置を容易に変更するこ
とができる。また、表示手段の目視表示領域に表示され
る画像を直接押下するような動作で座標を入力すること
ができるので、キーボードやマウスなどよりも、操作が
容易である。
【0028】また本発明は、前記表示手段は、行電極と
列電極とが誘電物質を介在して構成され、行電極と列電
極との交差位置が画素を構成し、行電極と列電極との間
に選択的に電圧を印加して走査する表示駆動手段によっ
て表示を行い、前記入力手段は、前記行電極と前記列電
極とに静電結合または誘導結合される電気信号を検出す
る検出手段と、電気信号が発生された位置における表示
手段による表示キャラクタに関連する行または列を指定
する出力を導出する手段とを有し、表示手段による表示
動作と、入力手段の検出手段による検出動作とを交互に
行わせる表示/入力制御手段をさらに有することを特徴
とする。本発明に従えば、表示手段は入力手段としての
構成を共に有する。表示手段は、行電極と列電極とが誘
電物質を介在して構成され、行電極と列電極との交差位
置が画素を構成する。この表示手段によって表示を行う
場合には、表示駆動手段によって、行電極と列電極との
間に選択的に電圧を印加して走査する。この表示手段の
入力手段としての構成によって、入力を行う場合には、
検出手段によって前記行電極と前記列電極とに静電結合
または誘導結合される電気信号を検出し、この電気信号
に従って、電気信号が発生した位置における表示手段に
よる表示キャラクタに関連する行または列を指定する出
力を導出する。表示手段による表示動作と、入力手段の
検出手段による検出動作とは、表示/入力制御手段によ
って交互に行わされる。このような表示手段を用いる
と、データ処理装置の部品点数を減少させることができ
る。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の第1の形
態であるデータ処理装置を備える電子機器1の外観を示
す図である。電子機器1は、電話帳やスケジュールなど
の管理機能や、入力されたキャラクタ列をストアし編集
する機能などを備えたいわゆる電子手帳と呼ばれる電子
機器である。
【0035】電子機器1は、表示手段2および座標入力
手段3を有する。表示手段2は、たとえば液晶表示装置
などで実現される。座標入力手段3は、透光性を有し、
表示手段2の表示画面の上に接するように配置される。
座標入力手段3は、使用者が指やペン5で座標入力手段
3の表面を接触した点の二次元の座標を検出するもので
ある。座標入力手段3はタブレットと呼ばれるタッチパ
ネルで実現される。
【0036】タッチパネルには、抵抗膜方式、静電容量
型方式、光学方式および超音波方式などの方式のタッチ
パネルがある。本実施形態の座標入力手段にはいずれの
方式のタッチパネルを用いてもよい。たとえば、抵抗膜
方式のタッチパネルの構造を以下に説明する。抵抗膜方
式タッチパネルは、透光性を有するガラスやフィルムに
透光性を有する導電体の薄膜を成膜して形成された2枚
の透明電極材を有する。当該タッチパネルは、この透明
電極材を、導電体の薄膜が形成された面を対向させて配
置し、一方の透明電極材の導電体の薄膜が形成された面
に、2枚の透明電極材の接触を防ぐための絶縁ドットス
ペーサを形成して構成される。
【0037】このようなタッチパネルの一点を押下した
場合、2枚の透明電極材の導電体薄膜が短絡する。この
短絡を利用して、押下された位置を検出する。抵抗膜型
タッチパネルは、位置検出方法によって、デジタル抵抗
膜方式とアナログ抵抗膜方式に分けられる。デジタル抵
抗膜方式のタッチパネルは、前述した薄膜を加工して短
冊状の薄膜から成る電極を作成し、それぞれの短冊状の
電極の長手方向が直交するように透明電極材を配置して
構成される。デジタル抵抗膜式タッチパネルの短冊状透
明電極が交差する部分を押下した場合は、交差する短冊
状透明電極間が短絡し、電気的接続が生じる。この短絡
の位置を検出することによって、タッチパネルが押下さ
れた位置を検出する。
【0038】アナログ抵抗膜方式のタッチパネルは、フ
ィルム上に一様な1枚の透光性を有する導電体の薄膜を
形成し、そのまま対向させてタッチパネルを構成する。
このようなタッチパネルの任意の点を押下すると、透明
電極間に短絡が生じる。この短絡によって生じる電位勾
配を用いて、押下された点の位置検出を行う。
【0039】また、表示手段2がたとえば液晶表示装置
である場合には、表示手段2の一部の構成を用いて座標
入力を行っても良い。液晶表示装置は、たとえば行電極
と列電極とがそれぞれ設けられた基板を、誘電物質であ
る液晶を介在させて、行および列電極が互いに直交する
ように配置して構成される。行および列電極の交差位置
に、液晶表示装置の画素が形成される。
【0040】液晶表示装置を用いて表示を行うには、表
示制御手段を用いて行および列電極の間に選択的に電圧
を印加して走査する。当該装置を用いて座標入力を行う
場合には、検出手段によって、行および列電極間に微小
電流が流れた座標を検出する。液晶表示装置を座標入力
手段として用いる場合には、使用者がペンなどを用いて
基板の任意の画素に接触すると、当該画素内で静電結合
または誘電結合が生じ、電気信号が発生する。検出手段
は、この電気信号に基づいて、接触された点を検出す
る。液晶表示装置は、表示手段としての表示動作と、座
標入力手段としての検出動作とを、使用者が表示が連続
して行われていないことを気付かない程度の時間で切換
えて交互に実施することによって、表示手段と座標入力
手段とを兼任する。
【0041】電子機器1は、モードキー群6と機能キー
群7とを有する。モードキー群6は、電話帳やスケジュ
ールなどの管理機能やキャラクタ列の入力編集機能な
ど、電子機器1で実施することができる機能を切換える
ためのキー群である。モードキー群6には、情報を表形
式で表示編集する表処理モードキー10が含まれる。機
能キー群7は、モードキー群6のキーを操作することに
よって選択された機能を実行している際において、機能
の処理の中断を指示するなどの操作を行うためのキー群
である。機能キー群7には、表示手段2内に表示される
データを順次送ったり戻したりする順送りキー11や逆
送りキー12などが含まれる。
【0042】キャラクタとは、平仮名、片仮名、漢字、
欧米文字、数字、記号、絵記号などを含む概念である。
キャラクタ列とは、複数のキャラクタのまとまりを示
す。
【0043】電子機器1の筺体1aの側面には、電子機
器1の電源の状態を切換える電源スイッチ14が備えら
れる。電子機器1の電源がオフ状態である状態で電源ス
イッチ14が操作された場合には、電源はオン状態に切
換えられる。逆に電子機器1の電源がオン状態である状
態から電源スイッチ14が操作された場合には、電源は
オフ状態に切換えられる。
【0044】さらにまた、電子機器1の筺体1aの側面
には、座標入力手段3に座標を入力するためのペン5を
収納する収納部16が設けられている。
【0045】図2は、図1の電子機器1の電気的構成を
示すブロック図である。電子機器1は、表示手段2、座
標入力手段3、位置検出手段21、中央処理装置22、
表示制御手段23、RTC(Real Time Clock)28、入
出力ポート29、キー入力手段30、外部接続コネクタ
31、メモリ33,37、および電源43を含んで構成
される。
【0046】座標入力手段3が押下されるなどして操作
されると、位置検出手段21は座標入力手段3の操作さ
れた位置の座標を検出し、中央処理装置22に位置情報
を出力する。中央処理装置22は、表示制御手段23
に、表示手段2において表示画像を表示するためのデー
タを出力する。表示制御手段23は、中央処理装置22
から与えられた出力に従って表示手段2を制御する。
【0047】中央処理装置22は、演算部24、記憶部
25、入出力部26を有する。演算部24は、中央処理
装置22に与えられる出力に基づいて演算を行う。記憶
部25は、演算部24において行われる演算に用いられ
るデータや演算した結果をストアする内部メモリやレジ
スタなどを含む。入出力部26は、中央処理装置22に
与えられる出力を受ける入出力ポートおよびバッファな
どを含む。
【0048】RTCはクロックパルスを発生し、中央処
理装置22に与える。入出力ポート29は、中央処理装
置22からの出力に応じて、電子機器1に備えられるモ
ードキー群6や機能キー群7を含むキー入力手段30を
制御する。またキー入力手段30からの出力は、入出力
ポート29を介して中央処理装置22に与えられる。さ
らに入出力ポート29は、外部接続コネクタ31を介し
て接続された他の電子機器と当該電子機器1の中央処理
装置22との間でデータのやり取りを行う。
【0049】メモリ33,37は、中央処理装置22か
らの出力をストアする。また、中央処理装置22は、メ
モリ33,37にストアされたデータを読込む。
【0050】メモリ33はデータ部34およびプログラ
ム部35を含んで構成される。データ部34は、キャラ
クタを表示手段2に表示するためのフォントデータやグ
ラフィックデータ、日本語入力を行う場合に、入力され
た平仮名を漢字に変換する変換辞書などのデータがスト
アされている。プログラム部35には前述したモードキ
ー群6の各キーに対応した機能の処理を行うためのプロ
グラムや、電子機器1の動作を制御するためのプログラ
ムがストアされている。メモリ33は、たとえばリード
オンリメモリで実現される。
【0051】メモリ37は、表データ部38、バッファ
部39、列削除部40、行削除部41、およびフラグ部
42を有する。メモリ37は、ランダムアクセスメモリ
で実現される。
【0052】中央処理装置22は、電源43によって電
力付勢される。電源43は、電源回路44、駆動用電池
45、およびバックアップ用電池46を備える。駆動用
電池45は、装置全体を駆動するための電池である。バ
ックアップ用電池46は、メモリ37や中央処理装置2
2の記憶部25にストアされた内容を保持するための電
池である。電源回路44は、電池45,46の電圧を昇
圧したり分圧したりして、所定の電圧に変換する。ま
た、電源回路44は、電池45,46の消耗を検出する
ローバッテリチェックを行う。
【0053】図3は、メモリ37の表データ部38にス
トアされている表データを、表の形式で一覧した状態を
示す図である。本発明の実施のこの形態で用いられる表
は、2点鎖線で示す領域51がマトリクス状に配列され
たものである。この領域を「エレメント」と称する。エ
レメント内には、それぞれ文字、数字、記号などのキャ
ラクタ列が表示される。図3において、縦に連なった複
数のエレメントを「列」と称する。同様に、横に連なっ
た複数のエレメントを「行」と称する。
【0054】表50の列および行には、それぞれキャラ
クタ列を入力するエレメントの他に、列および行を指定
するための指定領域T1〜T12、Y1〜Y36が付加
されている。以降、総称するときは、「指定領域T」も
しくは「指定領域Y」と称する。指定領域T,Yは、後
述する行列の削除処理および復帰処理において、削除対
象および復帰対象となる行列を指定するために用いられ
る。たとえば、指定領域T2が指定された場合には、斜
線を付して示す2番目の列の画像55が指定される。同
様に、指定領域Y6が指定された場合には、斜線を付し
て示す6番目の行の画像56が指定され処理対象とな
る。
【0055】表50は、罫線によって複数の矩形部分に
区分されている。罫線で区分された部分と、指定される
行列とは無関係である。罫線で領域を区分することによ
って、表50の表示内容のうち関連したものを視認する
ことが容易となる。また、罫線で区分された範囲には複
数の行列が含まれている場合があるけれども、罫線で区
分されたことによって、前述した指定領域T,Yで指定
される行列に影響を及ぼされることはない。
【0056】図4は、図1のメモリ37の表データ部3
8のメモリ構成を示す図である。表データ部38は、表
インデックス部58、行列データ部59、および表実デ
ータ部60を含んで構成される。図4(1)は、表イン
デックス部58のメモリ構成を示す図である。図4
(2)は、行列データ部59のメモリ構成を示す図であ
る。図4(3)は、表実データ部60のメモリ構成を示
す図である。
【0057】表データ部38には、複数の表のデータが
ストアされる。表インデックス部58は、表データ部3
8にストアされる複数の表毎に、メモリエリア61を設
定する。メモリエリア61には、それぞれ固定長である
エリア62〜65が設定される。エリア63には、表の
列の数がストアされる。エリア64には、表の行の数が
ストアされる。エリア65は、行列データ部59におい
て、当該表に関するデータがストアされるエリアの先頭
のアドレスがストアされる。
【0058】各エリア62〜65は、たとえば、メモリ
エリア61が28バイトを有する場合には、エリア62
が20バイト、エリア63,64がそれぞれ2バイト、
エリア65が4バイトをそれぞれ有するように設定す
る。このような固定長を有する場合、エリア63,64
には、列および行の数をそれぞれ65536個までカウ
ントすることができる。またエリア65には、行列デー
タ部59のアドレスを4ギガバイトまでアドレス指定す
ることができる。
【0059】行列データ部59には、列および行の幅に
各種データがストアされる。たとえば、表50がNの列
とMの行とから構成されている場合、表1つに対応する
行列データ部59には、N個のメモリエリア68と、M
個のメモリエリア69とが設定される。メモリエリア6
8は、エリア70,71に分割されている。エリア70
には、列の幅に関するデータがストアされる。エリア7
1には、表実データ部60内で、当該列の先頭のエレメ
ントに関するデータがストアされるエリアの先頭のアド
レスがストアされる。
【0060】表実データ部60では、表50の各エレメ
ントに表示されるキャラクタ列に関するデータがストア
される。表50において、各エレメントは、それぞれ当
該エレメントが属する列および行の番号によって指定さ
れる。たとえば2番目の列および6番目の行に属する領
域76であるエレメントを、「エレメント(26)」と
称する。
【0061】表実データ部60では、1つの表50に関
し、(N×M)個のデータをストアするための(N×
M)個のメモリエリア78が設定されている。各メモリ
エリア78は、各エレメントに表示される表示内容のデ
ータが、順次ストアされる。たとえば、表示内容のデー
タは、列番号の昇順を主の並べ順として並べられ、かつ
行番号の昇順を従の並べ順としてストアされる。すなわ
ち、1番目の列および1番目の行に属する「エレメント
(11)」のデータから1番目の列およびM番目の行に
属する「エレメント(1M)」までのデータがストアさ
れた後に、2番目の列および1番目の行に属する「エレ
メント(21)」のデータがストアされる。メモリエリ
ア78は可変長のエリアであり、各メモリエリア78に
ストアされるデータの最後に、16進のコード「FF」
を付して区切りとしている。
【0062】図5は、図2のメモリ37の列削除部40
のメモリ構成を示す図である。図6は、図2のメモリ3
7の行削除部41のメモリ構成を示す図である。後述す
るように本発明の実施のこの形態の電子機器1では、表
示手段2の表示画面に表示される表50の列および行を
指定して、指定された列および行を表示画面上から削除
することができる。1回の削除処理では、連続した番号
の列または行を削除することができる。1回の削除処理
によって削除された列または行をひとまとまりのブロッ
クとして考える。
【0063】列削除部40および行削除部41は、それ
ぞれ削除処理が行われ、削除されたブロックの数だけメ
モリエリア81,82を有する。メモリエリア81は、
エリア83,84に分割される。エリア83には、削除
された任意のブロックの列のうち、最も番号の小さい列
の番号、すなわち削除された最初の列である削除スター
ト列の番号がストアされる。エリア84には、削除され
た任意のブロックのうち、最も番号の大きい削除エンド
列の番号がストアされる。同様にメモリエリア82はエ
リア85,86に分割され、各エリア84,85には、
削除スタート行および削除エンド行の番号がそれぞれス
トアされる。メモリエリア81,82およびエリア83
〜86はそれぞれ固定長のエリアである。
【0064】図7は、図2のメモリ37のフラグ部42
のメモリ構成を示す図である。フラグ部42には、たと
えば後述する識別子表示フラグF1をストアするための
メモリエリア88が設定される。メモリエリア88はた
とえば1バイトの固定長で設定される。識別子表示フラ
グは、後述する識別子の表示の許容および禁止を指定す
るためのフラグである。
【0065】図8は、図2のメモリ37のバッファ部3
9のメモリ構成を示す図である。バッファ部39には、
テンポラリバッファ91、表示バッファ92、メニュー
バッファ93がそれぞれ設定される。テンポラリバッフ
ァ91は、後述する行列の削除処理および復帰処理にお
いて、表示画面から削除された列または行に付された番
号を一時的にストアする。メニューバッファ93は、削
除メモリであり、後述する識別子のメニュー表示におい
て必要なデータをストアしている。
【0066】表示バッファ92は、表示メモリであり、
表示画面に表示される表の表示データ全体をストアす
る。表示バッファ92は、たとえば表示手段2の実際の
表示画面の表示領域よりも大きく、図3に示す表50を
すべて表示することができる表示領域を有する仮想表示
画面に対応して設定され、仮想表示画面に表50を表示
するためのデータをストアする。
【0067】メモリ37の表データ部38にストアされ
る表のデータは、一般的に圧縮処理などがなされて、表
示画面に表示するためのデータとは異なるデータである
場合が多い。表示バッファ92は、実際の表示画面より
も大きな仮想画面に対応して表50を表示できる形式の
データに変換してストアしている。これによって、表示
画面をスクロールして表示画面に表示されていなかった
部分の表を新たに表示画面に表示させる際において、ス
クロールのために表データ部38のデータを展開して表
示できる形式に展開して表示する場合と比較して素早く
処理を行うことができる。
【0068】本発明の電子機器1において処理が行われ
る表50は、表示手段2の表示画面の大きさとは無関係
に設定される。したがって、表50が表示手段2の表示
画面の大きさよりも大きくなることがある。図9は、図
3の表50を、図1の電子機器1の表示手段2の表示画
面にそのまま表示した状態である表示画像96を示す図
である。
【0069】表示画像96は、表50の一部の画像とと
もに、終了ボタン98、および移動ボタン99,100
の画像が描画される。終了ボタン98および移動ボタン
99は、表示画像96に描画された画像と、表示画像9
6が表示手段2の表示画面に表示されたときに、その直
上に位置する座標入力手段3とを組合せて構成される。
すなわち、座標入力手段3によって入力された座標が、
表示画像96内の各ボタン98〜100が描画される位
置と対応する位置を示している場合には、各ボタン98
〜100が操作されたものと判断され、当該ボタンに対
応した処理動作が実行される。いわば表示手段2に表示
される画像によって区分された座標入力手段3の一部の
領域が、入力キーとして用いられることと等価である。
区分された領域の座標が検出された場合には、区分され
た領域の直下の表示手段2に表示されている画像で表さ
れる機能が実行される。
【0070】また、表示手段2と座標入力手段3とを組
合せて設定される入力手段の各ボタン98〜100は、
入力された座標と表示画像とを対応させるプログラムを
変更するだけで、ボタンの配置を容易に変更することが
できる。したがって、特に小型の電子手帳などの限られ
た大きさの電子機器において設けられる表示手段の表示
画面を、できる限り大きく使うことができる。
【0071】表示画像96の表示範囲は、図3に示す表
50の表示範囲よりも小さい。したがって表示画像96
内で描画される表50は、たとえば、10番目〜12番
目の列および18番目〜36番目の行が欠けた状態で表
示される。このように、表示画面よりも表示画面に表示
される表の表示範囲の方が大きな場合は、表の一部が欠
けた表示がなされる。
【0072】たとえば、前記電子機器1に表示した表5
0を用いて、2番目の列と12番目の列との値を比較し
たい場合には、表示画面をスクロール移動させて表示画
像を移動させるなどの処理を行って、使用者が、2番目
の列に表示される値と12番目の列に表示される値とを
それぞれ記憶して、比較する必要がある。本発明の実施
のこの形態では、表50の列および行のうち、当座必要
とされない列および行を削除してたとえば比較したい列
であるような必要とする列だけを表示画面に表示する。
【0073】図10は、図1の電子機器1を用いて図9
に示す表示画像96から指定した列を削除する列削除処
理動作を説明するためのフローチャートである。本動作
では、表示手段2の表示画面に表示されている表50か
ら、削除したい列を指定して削除する。
【0074】ステップa1からステップa2に進み、座
標入力手段3に対し座標の入力が行われたか否かが判断
される。座標入力手段3がペンなどで圧下され、そのペ
ンが座標入力手段3から離れたとき、入力が行われたと
判断して、次の動作に移る。座標入力がない場合にはそ
のままステップa2に戻る。座標入力があった場合に
は、ステップa3に進む。ステップa3では、図2の位
置検出手段21において、座標入力手段3からの出力に
基づいて、入力された座標、すなわち座標入力手段3が
ペンなどでタッチされた位置の座標を判定する。
【0075】位置検出手段21から出力される位置情報
は、中央処理装置22に与えられる。中央処理装置22
では、メモリ33にストアされたデータおよびプログラ
ムならびにメモリ37のバッファ部39の表示バッファ
92にストアされる表示データなどに基づいて、入力さ
れた座標が表示画面に表示される表示画像96のどの位
置に対応しているかが判断される。
【0076】本発明の実施のこの形態では、表示手段2
の表示画面に表示される表示画像の直上の位置の座標入
力手段3が操作され、その位置の座標が与えられた場合
に、当該位置の真下の画像に対応した位置の座標が、座
標入力手段3に入力されたと判定する。前述したボタン
98〜100、指定領域T,Yなど、所定の表示画像の
直上に位置する所定の範囲の座標入力手段3を、タッチ
エリアとして区分する。入力された座標が、n番目の列
に付加された指定領域のタッチエリアに含まれる場合に
は、ステップa4に進む。以後図面ではn番目の列を
「列Tn」と略称する。
【0077】ステップa4では、n番目の列の画像に網
掛け処理がなされているか否かが判断される。網掛け処
理がなされている列は、削除処理対象として指定されて
いる列を示す。また、削除処理対象となる列を示すに
は、当該列の画像に網掛け処理を施すだけでなく、他の
方法を用いてもよい。n番目の列に網掛け処理がなされ
ていない場合にはステップa5に進み、指定されたn番
目の列のエリアの画像に網掛け処理を施す。n番目の列
に網掛け処理が施されている場合には、ステップa4か
らステップa6に進み、n番目の列の網掛け処理を解除
して元の状態に戻す。
【0078】すなわち、指定領域のタッチエリアがタッ
チされた場合、奇数回目にタッチされた場合は、当該列
を削除対象として指定する。偶数回目にタッチされた場
合は、当該列を削除処理対象から外す。削除処理対象と
して指定された列に網掛け処理を施すことによって、使
用者が表示画面を見て操作する場合において、どの列が
削除対象となっているか否かを容易に目視して確認する
ことができる。削除処理対象の指定および解除が終了す
ると、ステップa5およびステップa6からステップa
7に進む。ステップa7では、処理対象として指定され
た列に対して処理を実行することを指示するための編集
指定ボタンが表示される。たとえば本フローチャートの
削除処理においては、画面消去ボタンの画像が表示され
る。ステップa7で編集指定ボタンが表示されると、ス
テップa2に戻る。
【0079】図11は、ステップa1〜ステップa7に
おいて、削除処理対象の列が指定され、かつ画面消去ボ
タンが表示された状態の表示画像101を示す図であ
る。表示画像101では、指定領域T2〜T4がタッチ
されて、2〜4番目の列が削除対象として指定されてい
る。2〜4番目の列の画像102〜104は、網掛け処
理が施されている。表示画像101では網掛け処理は、
2〜4番目の列の1〜18番目の行に属するエレメント
に対してだけ施されているけれども、2〜4番目の列の
19〜36番目の行に属するエレメントもまた削除対象
として電子機器1に認識されており、表示画像101を
スクロールアップさせて表示されていない部分の画像を
表示させることにより確認することができる。
【0080】また、表示画像101には、終了ボタン9
8、および移動ボタン99,100、当該フローチャー
トの編集指定ボタンである画面消去ボタン105の画像
が描画されている。画面消去ボタン105のタッチエリ
アがタッチされた場合、削除処理対象となっている2〜
4番目の列が表示画像から削除される。
【0081】ステップa3のタッチエリアの判定におい
て、座標入力手段3から入力される座標が、図11の表
示画像101の画面消去ボタン105の直上のタッチエ
リアに含まれる場合には、ステップa3からステップa
8に進む。ステップa8では、表示バッファの表示デー
タから、網掛け処理を行って指定されたことを示してい
た削除処理対象の列のデータが消去される。次いで、デ
ータが消去されて空白となった部分を埋めるように、削
除処理された列以降の番号の列の画像を、削除処理され
た列の番号以前の番号の列に近接するように近接移動さ
せて表示する。たとえば、図11の表示画像101にお
いては、2〜4番目の列の画像102〜104および指
定領域T2〜T4の画像が削除される。次いで、5〜1
2番目の列および当該列に付加された指定領域T5〜T
12の画像が、1番目の列および指定領域の画像と接す
るように近接移動される。近接移動が終了するとステッ
プa8からステップa9に進む。
【0082】ステップa9では、削除された列以降の番
号の列に付加された指定領域に表示されている列番号を
変更する。たとえば、図11の表示画像101において
は、5番目の列の指定領域T5には、「T5」が表示さ
れている。2〜4番目の列の画像を削除して消去して5
〜12番目の列を近接移動した場合、指定領域に表示さ
れる番号を、削除した列分だけ順次変更する。たとえ
ば、指定領域T5であれば、表示を「T5」から「T
2」に変更する。6〜12番目の列の指定領域に対して
も同様の処理を行う。列指定領域の番号を変更すると、
列を削除し列指定領域Tの表示が変更された表示画像の
データを、表示制御手段23に転送してステップa9か
らステップa10に進む。
【0083】ステップa10では、削除した列の先頭の
位置または終端の位置など、削除した列が存在した位置
を示す識別子を表示手段2の表示画面に表示させてステ
ップa10からステップa11に進む。ステップa11
では、削除対象の列の画像を削除すると同時にテンポラ
リバッファ91にストアされていた削除対象の列の番号
のうち、最も小さい番号を削除スタート列として、メモ
リ37の列削除部40のエリア83にストアする。同様
に、削除対象の列の番号のうち最も大きい番号を削除エ
ンド列の番号として、メモリ37の列削除部40のエリ
ア84にストアする。削除された列の番号をストアする
とステップa11からステップa2に戻る。
【0084】図12は、図11の表示画像101に対し
てステップa3,a8〜a11の処理を実施した状態で
ある表示画像107を示す図である。表示画像107で
は、表50から2〜4番目の列が削除され、5〜12番
目の列に付加された指定領域の表示が変更された表50
aが表示されている。かつ、接している1番目の列と5
番目の列との間の罫線108を指示するように逆三角形
の識別子109が表示されている。識別子109は、2
〜4番目の列が削除される前の状態において、2〜4番
目の列が表示されていた位置を示すように表示される。
識別子109は、本発明の実施のこの形態のように逆三
角形型のものに限らず、他の形状のものであってもよ
い。また、2〜4番目の列が表示されていた位置の境界
であった罫線108を2重線にしたり色を変えるなどの
処理を行って示すようにしてもよい。
【0085】このように、表示画面の表示領域の幅より
も広い表示範囲を用いて表示する必要のある表を表示す
るときに、一部の列を削除することによって、図12に
示すように、表50の列に直交する方向である横幅方向
の幅を、表示画面の幅よりも狭くすることができる。こ
れによって、表示画面をスクロールしたり切換えたりす
ることなく、表を一覧することができる。削除対象とす
る列は、たとえば当該表50を用いる際に、当座必要と
しないデータが記載されている列や、当該表50を提示
する相手に対して隠しておきたいデータが記載されてい
る列などであることが好ましい。
【0086】ステップa3のタッチエリアの判定におい
て、n番目の列の指定領域Tnおよび画面消去ボタン1
05のタッチエリア以外のエリアに入力された座標が含
まれる場合には、ステップa3からステップa12に進
む。ステップa12では、入力された座標が、終了ボタ
ン98のタッチエリアに含まれるか否かが判断される。
そうでないときには、ステップa13に進み、入力され
た座標が含まれるタッチエリアに対応する処理が実施さ
れる。たとえば、移動ボタン99,100のタッチエリ
アに入力された座標が含まれる場合には、表示画面に表
示される表を上下左右に動かすためのスクロール処理が
行われる。また、各ボタン98〜105や指定領域T以
外の部分に座標が含まれる場合は、当該座標に対応した
処理を行う。ステップa13でその他の処理が終了する
とステップa2に戻る。
【0087】ステップa12において、入力された座標
が終了ボタン98のタッチエリアに含まれる場合には、
ステップa12からステップa14に進み、当該フロー
チャートの処理動作を終了する。
【0088】以上のような処理によって、表示画面に表
示されている表から、指定した列の画像を削除して、表
50の横幅を縮めることができる。
【0089】1回の削除処理においては、複数の列を削
除することができる。また、複数の列を削除する場合に
おいて、削除する列の番号が離散している場合、たとえ
ば、2および3番目の列ならびに7および8番目の列を
削除する場合には、各列に付加される指定領域T2,T
3,T7,T8のタッチエリアをタッチして各列を指定
した後に、画面消去ボタン105のタッチエリアをタッ
チする。このとき識別子109は、2および3番目の列
が表示されていた位置を示すものと、7および8番目の
列が表示されていた位置を示すもの2つが表示されるこ
ととなる。
【0090】さらにまた、このように離散した複数の列
を削除する場合には、それぞれ2および3番目の列を削
除した後に7および8番目の列を削除するようにしても
よい。メモリ37の列削除部40および行削除部41の
メモリエリアには、削除された複数の列のうち、連続し
た番号が付加される複数の列が、1ブロックとしてスト
アされる。すなわち、識別子が1つ表示される複数の列
毎にストアされる。
【0091】本発明の実施のこの形態の電子機器1は、
削除した列を、削除した元の位置に復帰させることがで
きる。図13は、図1の電子機器1を用いて、図12の
表示画像107が表示される状態から、削除した列を復
帰させる列復帰処理を説明するためのフローチャートで
ある。図13のフローチャートは、図10のフローチャ
ートと類似のものであり、同一の動作を行うステップに
は同一の参照符を付け、説明を省略する。
【0092】図12の表示画像107が表示された状態
において、ステップb1からステップa2に進む。ステ
ップa2では座標入力手段3がタッチされたか否かが判
定される。タッチされた場合にはステップa3に進み、
タッチエリアの判定を行う。タッチされていない場合は
ステップa2に戻る。
【0093】ステップa3において、入力された座標が
識別子109上のタッチエリアであると判定された場合
には、ステップa3からステップb4に進む。ステップ
b4では、メモリ37の列削除部40内のタッチされた
識別子に対応するメモリエリアから、当該識別子で示さ
れる位置において削除された削除スタート列および削除
エンド列の番号を読出して、バッファ部39のテンポラ
リバッファ91にストアしてステップb4からステップ
b5に進む。ステップb5では、削除された列のデータ
を、バッファ部39の表示バッファ92の列のデータが
削除された位置に挿入させて読込ませて、ステップb6
に進む。
【0094】ステップb6では、各列の指定領域Tに表
示されている番号を変更する。列を削除したときには、
削除された列だけ指定領域に表示される番号が跳ばない
ように番号が変更されている。削除された列を復帰した
場合には、指定領域に示される表示される番号に同一の
ものが現れるので、変更された番号を元に戻して、表示
される番号を修正する。番号の修正が終了するとステッ
プb6からステップb7に進む。ステップb7では、列
が復帰され番号が修正された表示データを、表示バッフ
ァ92から表示制御手段23に転送して表示手段2に表
示させる。データを転送すると、ステップb7からステ
ップa7に進む。ステップa7では、各ボタン98〜1
00を表示させ、ステップa2に戻る。これによって、
削除された列を示す識別子の真上のタッチエリアをタッ
チするだけで、削除されていた列を再び表示手段2に表
示することができる。
【0095】ステップa3において、入力された座標が
識別子のタッチエリア以外の領域に含まれる座標である
と判定されるとステップa12に進み、入力された座標
が終了ボタン98のタッチエリアに含まれるか否かが判
断される。そうでないときには、ステップa13に進ん
でその他の処理を行った後にステップa2に戻る。そう
でないときにはステップa12からステップb9に進ん
で当該フローチャートの処理動作を終了する。
【0096】図14は、図13のフローチャートのステ
ップb5において、削除された列のデータを読込む動作
を詳細に説明するフローチャートである。
【0097】削除スタート列およびエンド列の番号が読
出されるとステップc1からステップc2に進む。ステ
ップc2では、中央処理装置22は、メモリ37のバッ
ファ部39のテンポラリバッファ91からスタート列の
番号をレジスタK1,K2に読込む。同時に削除エンド
列の番号をレジスタL1,L2に読込む。読込みが終了
するとステップc2からステップc3に進む。ステップ
c3では、中央処理装置22は、表データ部38の表イ
ンデックス部58から、列の数NをレジスタF1,F2
に読込む。同様に行の数MをレジスタG1,G2に読込
む。さらにアドレスAをレジスタM1〜M4に読込む。
読込みが終了するとステップc3からステップc4に進
む。ステップc4では、削除スタート列の番号をストア
したレジスタK1,K2の値に対応する表データ部60
のデータを読込むためのアドレスをレジスタX1〜X4
にセットする。レジスタX1〜X4にストアされる値
は、次式で演算される。
【0098】X1,X2,X3,X4 ← M1,M2,M3,M4 +
((K1,K2)−1)×5 上式の第1項は、処理対象となっている表の行列データ
の先頭のアドレスである。第2項は、当該表の先頭のア
ドレスAから、削除された列の先頭の列の番号よりも1
つ番号の小さい列の行列データがストアされているメモ
リエリアの終端のアドレスまでのメモリエリアの長さを
示す。
【0099】したがって、レジスタX1〜X4は、削除
スタート列の幅および表データ部のスタートアドレスが
ストアされたメモリエリアの先頭のアドレスである。第
2項で列の番号よりも1減算した値を5倍しているの
は、本発明の実施のこの形態においては、行列データ部
59のメモリエリア68は5バイトの固定長に設定され
ているからである。すなわち、第2項では、列の番号よ
りも1小さい数と、メモリエリア68のバイト数と等し
い値とを乗算する。レジスタX1〜X4の設定が終了す
るとステップc4からステップc5に進む。
【0100】ステップc5では、レジスタX1〜X4の
値に従って、行列データ部59を当該アドレスのメモリ
エリアから、削除スタート列の幅および表実データ部6
0における当該列のエレメントのデータをストアしたス
タートアドレスをそれぞれ読込む。たとえば、レジスタ
H1には、アドレスがレジスタX1〜X4の値と等しい
エリアのデータがストアされる。H2〜H5には、レジ
スタX1〜X4の値よりも1〜4大きいエリアのデータ
がストアされる。すなわち、レジスタH1には、エリア
70にストアされた値がストアされ、レジスタH2〜H
5には、エリア71のデータがストアされる。行列デー
タの読込みが終了するとステップc5からステップc6
に進む。
【0101】ステップc6では、表示バッファ92のレ
ジスタK1,K2の値と等しい列の番号の箇所、すなわ
ち削除スタート列の列の番号の箇所に、レジスタHにス
トアされる当該列の列幅を有する空白を設定し、表示バ
ッファ92内に復帰させる列のデータをストアする領域
を確保する。同時に、後述する任意の復帰する列に属す
るエレメントのうち、データを読込んだエレメントの数
を計数するカウンタI1,I2の値に1を代入して初期
化する、カウンタの初期化が終了するとステップc6か
らステップc7に進む。
【0102】ステップc7では、表実データ部60のレ
ジスタH1〜H5にストアされている値と等しいアドレ
スのデータを読込んで、レジスタEにストアする。読込
みが終了すると、ステップc8に進み、レジスタEにス
トアされた値が「FFh」であるか否かが判定される。
「FFh」は、16進のコードであり、各エレメントの
データの区切りを示すデータである。したがって、レジ
スタEに「FFh」がストアされている場合、読取って
いたエレメントのデータをすべて読取ったと判定する。
このときはステップc10に進み、カウンタI1,I2
に1加算して更新する。ステップc10からステップc
11に進み、更新されたカウンタI1,I2の値が、行
の数MをストアしたレジスタG1,G2の値よりも大き
いか否かが判断される。大きくないときにはステップc
12に進む。大きいときにはステップc11からステッ
プc13に進む。
【0103】レジスタEの値が「FFh」でない場合
は、ステップc8からステップc9に進む。ステップc
9ではレジスタEにストアされているデータを、表示バ
ッファ92のステップc6で確保した空白部分であっ
て、カウンタI1,I2である番号の行に属するエレメ
ントの位置に書込む。ステップc9からステップc12
に進む。ステップc12では、レジスタH2〜H5の値
にそれぞれ1を加算して更新してステップc7に戻る。
すなわち、ステップc7〜ステップc12においては、
ステップc6で確保した空白部分において、削除された
列に属するエレメントを、行番号が1〜Mの順に読込ん
で書込んでいる。
【0104】ステップc11において、カウンタI1,
I2の値が、行の数Mの値をストアしたレジスタG1,
G2の値よりも大きいと判定された場合は、ステップc
13に進む。ステップc13では、削除スタート列の番
号をストアしていたレジスタK1,K2に1を加算して
更新して、ステップc14に進む。ステップc14で
は、更新したレジスタK1,K2の値が削除エンド列の
番号がストアされているレジスタL1,L2よりも大き
いか否かが判定される。大きくないときは、ステップc
4に戻って、次の番号の削除された列を復帰させる動作
を行う。レジスタK1,K2の値がレジスタL1,L2
よりも大きくなった場合には、復帰対象となっていた削
除された列がすべて復帰されたと判定して、ステップc
14からステップc15に進み、当該フローチャートの
処理動作を終了する。
【0105】前述したレジスタおよびカウンタは、すべ
て中央処理装置22の記憶部25に設定されている。表
データ部38が、表データを表インデックス部58、行
列データ部59、および表実データ部60に分けてスト
アしているのは、削除された列の復帰動作などで表デー
タ部60の一部のデータを読出す場合において、データ
の読出しを素早く行うことができるようにしたためであ
る。したがって、本発明の実施のこの形態のように、表
データ部にストアされている表のデータを分割してスト
アしておくことによって、削除された列の復帰処理にお
いて、必要なデータの読出しを素早く行うことができ
る。
【0106】また本発明の実施のこの形態では、削除さ
れた列のスタート列およびエンド列の番号だけを列削除
部40のメモリエリアにストアしている。削除された列
を復帰させる指示があったときに改めて、表データ部3
8から詳細なデータを読込み表示する。本発明の実施の
他の形態として、削除された列の全てのデータを、メモ
リ37内にストアしておき、当該列の復帰が指示された
ときには、前記削除された列の全てのデータから当該列
のデータを読込んで表示するようにしてもよい。
【0107】前記電子機器1では、表の列に対して削除
および復帰処理が行われることと同様に、行に対しても
削除および復帰処理を行うことができる。図15は図1
の電子機器1を用いて、表示手段2の表示画像に図9で
示す表示画像96が表示されている状態において、指定
した行を削除するための行削除動作を説明するためのフ
ローチャートである。図15のフローチャートは、図1
0のフローチャートと類似のものであり、同一の動作を
行うステップには同一の符号を付し、説明を省略する。
【0108】表示手段2の表示画面に表示画像96が表
示されている状態においてステップd1からステップa
2に進み、座標入力手段3がタッチされたか否かが判断
される。タッチされていないときにはステップa2に戻
り、タッチされたときにはステップa3に進んでタッチ
エリアの判定が行われる。入力された座標がn番目の行
に付加された指定領域Ynである場合には、ステップa
3からステップa4に進み、n番目の行に網掛け処理が
なされて削除対象となっているか否かが判定される。
【0109】削除対象に指定されていない場合にはステ
ップa4からステップd5に進み、指定されたn番目の
行のエリアの画像に網かけ処理を施して、削除対象とし
て指定するとともに削除対象に指定されたことを明確に
表示する。削除対象に指定されている場合にはステップ
a4からステップd6に進み、削除対象に指定されたn
番目の行のエリアの画像になされていた網かけ処理を解
除して、元の表示状態に戻し、かつ削除対象から除外す
る。ステップd5およびステップd6で行の指定および
解除処理が終了すると、ステップa7で編集指定ボタン
が表示されステップa2に戻る。
【0110】図16は、図9の表示画像96に対して、
ステップd1〜ステップa7までの処理動作が施された
状態の表示画像111を示す図である。表示画像111
には、表50、各ボタン98〜100,105が表示さ
れている。また、6〜9番目の行の画像は網かけ処理が
なされ、削除対象となっている。行を削除対象として指
定するには、削除対象とすべき行に付加されている指定
領域Yのタッチエリアをタッチする。ステップa3のタ
ッチエリアの判定において、入力された座標が画面消去
ボタン105のタッチエリアに含まれると判定されたと
きには、ステップa3からステップd8に進む。ステッ
プd8では、網かけ処理が施され、削除対象となってい
る行の画像を消去し、削除された行の番号をテンポラリ
バッファ91にストアする。さらに、削除された行の番
号の行の画像を、削除された行以前の番号の行の画像に
近接するように移動させる。行の削除および移動が終了
するとステップd8からステップd9に進む。
【0111】ステップd9では、指定領域Yに表示され
ている行の番号を、削除された行の番号に応じて変更し
て、番号が連続するように修正する。番号の修正が終了
すると、表示バッファ92のデータを表示制御手段23
に転送して、表示手段2に表示させる。データの転送が
終了するとステップd9からステップd10に進み、削
除された行の位置を示す識別子を表示させて、ステップ
d11に進む。ステップd11では、テンポラリバッフ
ァ91にストアされていた、削除された行の削除スター
ト行の番号と削除エンド行の番号とをメモリ37の行削
除部41のメモリエリア82にストアする。ステップd
11の処理が終了するとステップa2に戻る。
【0112】図17は、図16の表示画像111が表示
される場合において、ステップa3,a8〜d11まで
の処理が施された表示画像117を示す図である。表示
画像117には、6〜9番目の行が削除された表50b
と、6〜9番目の行が表示された位置を示す罫線119
を指示するように、識別子118が表示されている。さ
らに、各行に付加されている指定領域Y1の6〜36番
目までの指定領域Y06〜Y36のうち、少なくとも表
示手段の表示画面に表示される指定領域Y10〜Y2
1,22内の表示が修正された表示領域Y10a〜Y2
2aが描画されている。
【0113】ステップa3のタッチエリアの判定におい
て、n番目の行の指定領域もしくはまたは画面消去ボタ
ン以外の領域に座標入力された座標が文字の場合には、
ステップa12に進んで終了ボタンのタッチエリアがタ
ッチされたか否かが判定される。そうでないときには、
ステップa13でその他の処理を行って処理を終了す
る。そうであるときには、ステップa14に進んで当該
フローチャートの処理を終了する。
【0114】図18は、図17の表示画像117が表示
されている状態において、図1の電子機器1を用いて削
除された行を表示手段の表示画面に復帰させる行復帰動
作を説明するフローチャートである。図18のフローチ
ャートは図13のフローチャートと類似のものであり、
同一の動作を行うステップには動作の符号を付し、説明
を省略する。
【0115】図17の表示画像117が表示されている
状態において、ステップe1からステップa2に進む。
ステップa2では、座標入力手段3にタッチがあったか
否かが判定される。あったときにはステップa3に進
み、ないときにはステップa2に戻る。ステップa3で
は、タッチエリアの判定が行われる。入力された座標が
識別子のタッチエリアに含まれる場合には、ステップe
4に進む。ステップe4では、行削除部41から削除ス
タート行および削除エンド行の番号の読出してテンポラ
リバッファ91にストアして、ステップe5に進む。
【0116】ステップe5では、削除された行であり復
帰対象となっている列のデータを所定のエリアに読込
み、ステップe6に進む。ステップe6では、行の指定
領域Yに表示されている番号を修正して、ステップe7
に進む。ステップe7では、復帰した行のデータおよび
修正した指定領域の番号のデータなどを含む表示バッフ
ァ92のデータを表示制御手段23に転送する。データ
を転送するとステップe7からステップa7に進み、編
集指定ボタンを表示してステップa2に戻る。
【0117】また、ステップa3のタッチエリアの判定
において、識別子のタッチエリア以外の部分の座標が入
力された場合には、ステップa11に進んで終了ボタン
のタッチエリアがタッチされたか否かが判定される。そ
うでないときには、ステップa13でその他の処理を実
施した後にステップa2に戻る。そうであるときにはス
テップe14に進んで当該フローチャートの処理動作を
終了する。
【0118】このように列削除動作および列復帰動作と
ほぼ同様の動作によって、行単位の削除および復帰を実
施することができる。また行単位で削除した場合には、
削除された位置に識別子を表示することができる。
【0119】また、図18のステップe5において、削
除された行であり復帰対象となる行のデータを所定のエ
リアに読込む動作は、前述した図14で説明した動作と
同一の動作を行って実行される。このときには、行デー
タを読込むときに不要な行データを読飛ばすようにして
実現される。
【0120】図19は、本発明の実施の第2の形態の電
子機器を用いて表50の指定された列の削除動作および
復帰動作を説明するためのフローチャートである。本実
施形態の電子機器は、第1の形態の電子機器1と同様の
構成を有する。図19のフローチャートは、図10およ
び図13のフローチャートと類似のものであり、同一の
動作を行うステップには同一の符号を付し説明を省略す
る。本実施形態では、複数の列を同時に削除したとき
に、当該削除された列を示す識別子のタッチエリアをタ
ッチして復帰させる場合に、削除された複数の列の中か
ら任意に復帰する列を選択する。
【0121】図9の表示画像96が表示手段の表示画面
に表示されている状態において、ステップf1からステ
ップa2に進む。ステップa2では座標入力手段へのタ
ッチがあったか否かが判断される。あったときにはステ
ップa3に進んでタッチエリアの判定が行われる。タッ
チがなかった場合にはステップa2に戻る。
【0122】ステップa3では、座標入力手段によって
入力された座標がどのタッチエリアに属しているかを判
定する。入力された座標がn番目の列の指定領域のタッ
チエリアに属しているときには、ステップa4〜a7の
動作によって削除対象となる列を指定し、または削除対
象とされていた列の指定を解除して、ステップa2に戻
る。
【0123】入力された座標が画面消去ボタンのタッチ
エリアに属している場合には、ステップa8〜a11の
動作によって、削除対象の列を消去し、同時に削除した
列の位置を示す識別子を表示してステップa2に戻る。
【0124】入力された座標が列の指定領域T、画面消
去ボタン、および識別子以外の位置座標である場合に
は、ステップa12に進んで終了ボタンがタッチされた
か否かが判定され、そうでない場合にはステップa13
でその他の処理を行った後にステップa2に戻る。終了
ボタンが操作された場合には、ステップf2に進んで処
理を終了する。
【0125】ステップa3で入力された座標が識別子の
タッチエリアに属すると判定されると、ステップa3か
らステップb4に進む。ステップb4では、メモリの列
削除部から削除スタート列および削除エンド列の番号を
読出し、ステップb5に進む。ステップb5では削除さ
れた列のデータを当該列が表示されていた位置に表示さ
れるように対応する表示バッファのメモリエリアに読込
み、ステップf3に進む。
【0126】ステップf3では、ステップb5で読込ん
だ列のデータに対して、表示手段2に表示されたときに
網かけ処理が施されるようにデータを変更する。すなわ
ち、復帰された列は削除対象の列であるとして復帰され
る。さらにステップf3では、復帰されたデータに網か
け処理を施すとともに、列指定領域Tに表示される番号
を修正する。
【0127】ステップf3からステップb7に進み、修
正された表示データを表示バッファから表示制御手段に
転送して表示手段に表示させる。ステップb7からステ
ップa7に進み編集指定ボタンを表示した後にステップ
a2に戻る。
【0128】したがって、前述した図12の表示画像1
07が表示されている状態において、識別子のタッチエ
リアをタッチすると、ステップb4〜a7の処理が行わ
れて、表示手段の表示画面には図11の表示画像101
が表示される。すなわち、削除されていた列を復帰した
場合には、復帰された列は削除対象の列として復帰され
る。使用者が、削除対象の列として復帰された入力位置
から、任意の列の削除対象を解除することができる。
【0129】図20は、図11の表示画像101が表示
された状態から、2番目の列の網かけ指定を解除した状
態の表示画像121を示す図である。網かけ指定の解除
は、網かけ処理がなされている列の指定領域Tを再びタ
ッチすることによって行われる。図20の表示画像12
1が表示されている状態において、画面消去ボタン10
5のタッチエリアをタッチすると、ステップa8〜a1
1の処理が実施され、3および4番目の列の画像が削除
される。
【0130】図21は、3番目と4番目の列の画像が削
除された表示画像125を示す図である。識別子126
は、3番目および4番目の列が表示されていた位置であ
る、2番目の列と5番目の列の間の罫線127を指示す
るように表示される。また、削除された3番目および4
番目の列以後の列の指定領域T5b〜T11bに表示さ
れる列の番号が修正されている。
【0131】図22は、前述した本発明の実施の第2の
形態の電子機器を用いて、表50の指定された行の削除
動作および復帰動作を説明するためのフローチャートで
ある。図20のフローチャートは図15および図18の
フローチャートと類似のものであり、同一の動作を行う
ステップには同一の符号を付して説明を省略する。本実
施形態の行の削除および復帰動作では、図19の列の削
除および復帰動作と同様に、削除された行を削除対象の
行として復帰する。
【0132】すなわち、識別子のタッチエリアが操作さ
れると、ステップe4で削除スタート行およびエンド行
の番号を読込み、ステップe5で当該行のデータを読込
むと、ステップg3に進む。ステップg3では、行指定
領域の番号を修正するとともに、データに網かけ処理を
施して、削除対象の行として指定した後に、ステップe
7に進んで、表示制御手段にそのデータを転送する。
【0133】以上のように、本発明の実施のこの形態で
は、削除されていた列および行を復帰する場合において
は、その列および行を削除対象の列および行であるとし
て復帰する。これによって、複数の列および行を同時に
削除していた状態において、一部の列および行だけを復
帰させようとする場合には、全ての削除した列および行
を復帰した後に改めて必要としない列および行の削除を
行う必要があったけれども、その動作を一連の復帰およ
び削除動作として行うことができる。したがって、削除
した列および行の中から部分的に列および行を復帰させ
ることが容易となる。
【0134】図23は、本発明の実施の第3の形態の電
子機器を用いて表示手段に表示された表の削除処理およ
び復帰処理を説明するためのフローチャートである。本
実施形態の電子機器は、第1の形態の電子機器と同様の
構成を有する。図23のフローチャートは、図10、図
13および図19のフローチャートに類似のものであ
り、同一の動作を行うステップには同一の符号を付し、
説明を省略する。本実施形態では、識別子のタッチエリ
アをタッチしたときに、消去されていた行の画像が即座
に画面上に復帰されるのではなく、行の一部分だけを示
すメニュー画面として表示される。
【0135】図9の表示画像96が表示されている状態
において、ステップh1からステップa2に進む。ステ
ップa2で座標入力手段3へのタッチがあったか否かが
判定される。あった場合にはステップa3に進み、なか
った場合はステップa2に戻る。ステップa3ではタッ
チエリアの判定を行う。入力された座標がn番目の列の
指定領域のタッチエリアに含まれる場合には、ステップ
a4〜a7の処理を行って、削除対象となる列を指定ま
たは解除して、ステップa2に戻る。
【0136】ステップa3において、入力された座標が
画面消去ボタンのタッチエリアに含まれると判定された
場合には、ステップa8〜a11の処理を行って削除対
象として指定された列の画像を消去し、識別子を表示し
てステップa2に戻る。これによって、表示手段の表示
画面に表示される画像は、図12の表示画像107に変
更される。
【0137】ステップa3のタッチエリアの判定におい
て、入力された座標が識別子のタッチエリアに含まれる
場合には、ステップa3からステップb4に進み、メモ
リの列削除部から削除した削除スタート列および削除エ
ンド列の番号を読出しストアして、ステップh3に進
む。ステップh3では、後述する動作にしたがってメニ
ューを作成する。メニューとは、削除されている列の指
定領域に表示される番号および列の各エレメントに表示
されるキャラクタ列の一部を表示するものである。メニ
ューを作成するとステップh3からステップh4に進
む。
【0138】ステップh4では、各列のメニュー毎にメ
ニューに網かけ処理を行う。すなわちメニュー表示され
ている各列が削除対象の列として認識されていることを
示す。次に、このメニュー表示を表の画像の上に重ねて
上書きし、重ねられた部分の表の画像を消去する上書き
処理を行った後にステップh5に進む。ステップh5で
は、メニュー表示された削除された列の番号の列に付加
される指定領域に表示される番号を修正してステップb
7に進む。ステップb7では、変更された表示バッファ
のデータを表示制御手段に転送して表示手段に表示させ
て、ステップa7に進む。ステップa7では、編集指定
ボタンを指定表示してステップa2に戻る。
【0139】図24は、表示画像107が表示された状
態から、ステップb4〜ステップa7の処理を行って表
示が変更された表示画像131を示す図である。表示画
像131内に表示される表50dは、図12の表示画像
107に表示される表50と類似の画像である。表50
dでは、削除された2〜4番目の列以降の列である5〜
10番目に付加される指定領域に表示される番号が、2
〜4番目の列が削除される前と同じ表示に変更されてい
る。表50dに上書きされるように、メニュー表示され
た識別子132は、表50dに上書きされるように表示
される。識別子132は、削除された列の内容をメニュ
ー表示するメニュー部分133と、削除された列が表示
されていた位置を指し示す識別部分134とから成る。
識別部分134は、図12の表示画像107において識
別子109が指し示していた罫線108を指し示すよう
に表示される。
【0140】図24の表示画像131が表示されている
状態において、ステップa2で座標入力手段へのタッチ
があったことが検出され、ステップa3のタッチエリア
の判定において、入力された座標がn番目の列に対応す
るメニュー部分と判定されるとステップa3からステッ
プa4に進む。ステップa4では、タッチされたメニュ
ー部分の画像に網かけ処理が施されているか否かが判断
される。すなわち、タッチされたメニュー部分に示され
る列は、削除対象となっている列であるか否かが判定さ
れる。削除対象の列でない場合は、指定されるn番目の
列に対応するメニュー部分に網かけ処理を施して、当該
列が削除対象の列であることを認識する。網かけ処理を
施した列または行は、図では斜線を付して示す。
【0141】ステップa4で指定したn番目の列が削除
対象の列であると判定されたときには、ステップa4か
らステップa6に進む。ステップa6では、指定された
n番目の列を削除対象の列から除外して、当該列に対応
するメニュー部分の画像の網かけ処理を解除する。メニ
ュー部分をタッチして削除対象の列の指定および解除を
行うと、ステップa5およびa6からステップa7に進
み、編集指定ボタンを表示してステップa2に戻る。
【0142】図25は、図24の表示画像131が表示
されている状態からステップa2〜ステップa7の処理
を行って変更された状態で表示される表示画像136を
示す図である。たとえばメニュー表示された識別子13
2のメニュー部分133のうち、2番目の列を示すメニ
ュー部分133aだけに網かけ処理が施されている。す
なわち、3番目および4番目の列に対応するメニュー部
分133b,133cのタッチエリアをタッチした状態
である。このように、識別子132のメニュー部分13
3から、複数の列に対応するメニュー部分の網かけ処理
を解除する場合には、たとえばメニュー部分133真上
のタッチエリアをタッチするペンの軌跡が、2点鎖線1
37で示すような軌跡を描くようにタッチする。すなわ
ち、削除対象から除外したい列を示すメニュー部分上の
タッチエリアを連続してタッチするようにする。また、
識別部分133bをタッチした時には、メニュー表示さ
れた全ての列を復帰させるようにしてもよい。
【0143】図25の表示画像136が表示されている
状態において、画面消去ボタン105上のタッチエリア
をタッチすると、ステップa8〜ステップh11の処理
が行われて、現在メニュー表示された識別子のメニュー
部分の中で網かけ処理がなされているメニュー部分に対
応する列だけが削除された表示画像が表示される。
【0144】また、ステップa3のタッチエリアの判定
において、n番目の列の指定領域またはメニュー部分、
識別子、および画面消去ボタン上の座標エリアの以外の
部分の座標が入力された場合と判断された場合には、ス
テップa3からステップa12に進み、終了ボタンがタ
ッチされたか否かが判定される。タッチされていない場
合には、ステップa13でその他の処理を行ってステッ
プa2に戻る。タッチされている場合には、ステップh
2に進み、当該フローチャートの処理動作を終了する。
【0145】このように、削除された列を復帰させる場
合において、識別子にタッチした後にすぐに削除された
列を復帰しないでメニュー表示として小さく表示する。
これによって、表示画像を大きく変更する必要がなくな
る。また削除されていた列が多数存在する場合、表の一
部分が再び隠されるような表示が行われること防止する
ことができる。
【0146】図26は、図23のフローチャートのステ
ップh3において、メニューを作成する動作を説明する
ためのフローチャートである。
【0147】ステップb4で削除スタート列および削除
エンド列の番号を、メモリの列削除部から読出してテン
ポラリバッファにストアすると、ステップr1からステ
ップr2に進む。ステップr2では、中央処理装置は、
テンポラリバッファから削除スタート列の番号をレジス
タP1,P2に読込む。同様に削除エンド列の番号をレ
ジスタQ1,Q2に読込んでステップr3に進む。レジ
スタP1,P2およびレジスタQ1,Q2は、中央処理
装置の記憶部に設定されている。
【0148】ステップr3では、レジスタP1,P2に
ストアされた列の番号をメニューバッファに設定してス
テップr4に進む。ステップr4では、レジスタP1,
P2の列の番号に対応する列の先頭のエレメントのデー
タを、メモリの表データ部の表実データ部から読込み、
メニューバッファの前記設定された番号に続く領域にス
トアする。表実データ部からレジスタP1,P2の値で
指定されるデータを読込む処理は、図14のフローチャ
ートで説明した表実データからデータを読込む処理と同
様の動作である。
【0149】データを読込むと、ステップr4からステ
ップr5に進み、レジスタP1,P2にストアされた値
がレジスタQ1,Q2にストアされた値以上であるか否
かが判定される。そうでない場合には、ステップh5か
らステップh6に進み、レジスタP1,P2に1加算し
て更新して、ステップr3に戻る。ステップr5でレジ
スタP1,P2の値がレジスタQ1,Q2の値以上であ
る場合には、削除された複数の列の各列に対応するメニ
ュー部分を形成するためのデータが全て読出されたもの
と判断して、ステップh5からステップh7に進み、当
該フローチャートの処理を終了する。
【0150】本発明の実施のこの形態では、識別子のメ
ニュー部分を作成する際において、各列のメニュー部分
には、当該列の番号および当該列の先頭のエレメントが
表示される内容とを組合わせて作成されている。各列お
よび各行の先頭のエレメントには、当該列にストアする
内容の見出しが表示されることが多い。したがって先頭
のエレメントの表示内容をメニュー部として表示するこ
とによって、メニュー表示されている列にどのような内
容がストアされているのかを容易に知ることができる。
また、本実施形態のメニュー画面は、横方向に並べられ
る列のメニュー画面が、縦方向に並べられている。これ
は、各列のメニュー画面を横方向に表示するよりも縦方
向に表示した方が小さくまとまって見えるからである。
メニュー表示では、各列に対応したメニュー部分を、横
に並べるようにして表示してもよい。
【0151】本実施形態の電子機器は、列の削除および
復帰動作と同様に行の削除および復帰動作を行うことが
できる。行の復帰動作では、列の復帰動作と同様に、行
の復帰を指示するために位置を示す識別子のタッチエリ
アにタッチしたときに、メニュー表示位置の識別子が表
示される。
【0152】図27は、図17の表示画像117が表示
された状態において、識別子118の上のタッチエリア
をタッチした後に表示される表示画像141を示す図で
ある。識別子118の上のタッチエリアがタッチされる
と、識別子118はメニュー表示を行う識別子142に
変更される。識別子142は、削除されている行を示す
メニュー部分と、削除された行が表示されていた位置で
ある罫線119を指し示す識別部分とから成る。このメ
ニュー表示の識別子上のタッチエリアをタッチして指定
した任意の行を削除対象から除外した後に画面消去ボタ
ン105上のタッチエリアをタッチすると、メニュー部
分143のうち網かけ処理が施されていた列に対応する
列だけが削除された表示画像が表示される。
【0153】図28は、本発明の実施の第4の形態の電
子機器を用いて表示手段の表示画面に表示される表の列
の削除処理および復帰処理を説明するためのフローチャ
ートである。本実施形態の電子機器は、第1の形態の電
子機器1と同様の構成を有する。図28のフローチャー
トは、図10、図13、図19および図23のフローチ
ャートと類似のものであり、同一の動作を行うステップ
には同一の符号を付し説明を省略する。本実施形態で
は、メニュー表示する識別子が、表の外方の領域に配置
される。
【0154】図9の表示画像96が表示されている状態
においてステップs1からステップa2に進む。ステッ
プa2では座標入力手段へのタッチがあったか否かが判
定される。あった場合にはステップa3に進み、なかっ
た場合にはステップa2に戻る。ステップa3では入力
された座標が含まれるタッチエリアの判定が行われる。
入力された座標が列の指定領域に含まれる場合には、ス
テップa4〜ステップa7の処理が行われ、削除対象と
なる列が指定または削除対象とされていた列の指定が解
除される。ステップa3のタッチエリアの判定におい
て、入力された座標が画面消去ボタン上のタッチエリア
に含まれると判定されると、ステップa8〜ステップa
11の処理が行われ、削除対象とされている列が削除さ
れて識別子が表示される。
【0155】ステップa3のタッチエリアの配置によっ
て、入力された座標が識別子上のタッチエリアに含まれ
ると判定されたときには、ステップa3からステップb
4に進む。ステップb4では、メモリの列削除部から削
除スタート列および削除エンド列の番号を読出してテン
ポラリバッファにストアする。番号に読出しが終了する
とステップb4からステップs2に進み、表示される表
を全体的にシフト移動させて、表の外方部分の領域の大
きさを広げる。
【0156】たとえばメニュー表示の識別子のメニュー
部分において、各列のメニュー部分が縦方向に並べられ
る場合、メニュー表示の識別子の表の外方に表示するた
めには、削除されている列の数と同じ数の行が存在でき
るだけの余白が必要となる。本発明の実施のこの形態で
は、表示されている表全体を移動して、表示画面内の表
の外方の部分にメニュー表示の識別子が表示することが
できるだけの大きさの空白部分を確保する。たとえば、
削除された列を表示するメニュー表示の識別子を表示す
る場合は、表の上側の部分の外方部分に空白部分を確保
する。
【0157】表を移動させて外方部分の空白部分を確保
する方法としては、たとえば各列のエレメントを行の番
号が増加する方向に必要な行数分だけ移動させ、先頭の
複数の行のエレメントには、データを表示しないように
することによって行われる。また、エレメントの内容を
表示する位置を移動させるとともに、罫線も移動させ
る。
【0158】空白部分が確保されるとステップs2から
ステップh3に進む。ステップh3〜ステップh5およ
びステップb7の処理によって、表示画面内のメニュー
表示された識別子が表示されている表示画像のデータが
作成される。ステップh5からステップb7に進み、変
更された表示バッファの表示データを表示制御手段に転
送して表示手段に表示させ、ステップa7に進む。ステ
ップa7で編集指定ボタンの表示が終了すると、ステッ
プa7からステップa2に戻る。
【0159】ステップa3のタッチエリアの判定におい
て、入力された座標が表の外方に表示されているメニュ
ー表示されている識別子のメニュー部分に含まれると判
定されるとステップa4〜ステップa7の処理におい
て、削除対象となる列の指定および削除対象とされてい
た列の指定の解除が行われる。ステップa3のタッチエ
リアの判定において、n番目の列の指定領域およびメニ
ュー部分、識別子、画面消去ボタンのタッチエリアに含
まれない座標が入力されたと判定されると、ステップa
3からステップa12に進み、終了ボタンがタッチされ
たか否かが判定される。タッチされていないときにはス
テップa13でその他の処理を行ってステップa2に戻
る。タッチされた場合にはステップa12からステップ
s3に進み、当該フローチャートの処理を終了する。
【0160】図29は、図2の表示画像107が表示さ
れた状態からステップb4、ステップs2、ステップh
3〜h5、ステップb7に表される処理を行って表示さ
れる表示画像151を示す図である。表示画像151内
の表50dの罫線108を指し示す識別部分154およ
びメニュー部分153を含む識別子152は、表50d
の上の外方の領域に表示されている。表50dは、2点
鎖線155で示す図12の表示画像107において表5
0aが表示されていた位置よりも下方に幅W1だけシフ
ト移動している。識別子152は、表50dがシフト移
動されて広げられた外方領域に表示されている。このよ
うにメニュー表示される識別子を表の外方領域に表示す
ることによって、メニュー表示された識別子152のメ
ニュー部分153を見やすく表示することができる。
【0161】本実施形態の電子機器では、列の削除動作
および復帰動作と同様に行の削除動作および復帰動作を
行うことができる。また、行の復帰動作においては、復
帰させる行を選択するために、メニュー表示させた識別
子を、表の外方の位置に表示する。
【0162】図30は、本実施形態の電気機器に図17
の表示画像117が表示されている状態において、識別
子118上のタッチエリアをタッチした場合に表示され
る表示画像156を示す図である。表示画像156で
は、罫線119を指し示す識別部分159およびメニュ
ー部分158を含む識別子157は、表50eの外方の
領域に表示される。表50eは、2点鎖線160で示す
図17の表示画像117の表50bが表示されていた位
置よりも右方向幅W2だけシフト移動され、識別子15
7を表示するために必要な大きさの外方領域を確保して
いる。
【0163】図31は、本発明の実施の第5の形態の電
子機器について表示手段に表示されている表の列削除動
作を説明するためのフローチャートである。本実施形態
の電子機器は、第1の形態の電子機器1と同様の構成を
有する。図31のフローチャートは、図9のフローチャ
ートと類似のものであり、同一の動作を行うステップに
は同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態で
は、列を削除した場合に表示画面に表示される識別子の
表示を行うか否かを、使用者が任意に選択することがで
きる。
【0164】表示手段に表が表示されている状態におい
てステップv1からステップa2に進み、座標入力手段
へのタッチがあったか否かが判断される。あったときに
はステップa3に進み、なかったときにはステップa2
に戻る。ステップa3では、入力された座標のタッチエ
リアの判定が行われる。入力された座標が2番目の列の
指定領域である場合には、ステップa3からステップa
4に進む。ステップa4〜ステップa7において、指定
された列を削除対象に指定する、または指定された列を
削除対象から除外する処理を行う。
【0165】ステップa3のタッチエリアの判定におい
て、入力された座標が画面消去ボタンのタッチエリアに
含まれると判定されるとステップa3からステップa8
に進み、削除対象の列の表示データを消去してステップ
a9に進む。ステップa9では削除された列以降の指定
領域に表示される番号を修正し、修正したデータを表示
制御手段に転送してステップv2に進む。
【0166】ステップv2では、識別子表示フラグF1
が1であるか否かが判定される。識別子表示フラグF1
は、識別子を表示画面に表示するか否かを切換えるフラ
グである。識別子表示フラグF1が1にセットされてい
るときには、識別子の表示を行う。フラグF1が0にリ
セットされているときには、識別子の表示を行わない。
ステップv2において、識別子表示フラグF1が1であ
ると判定されたときにはステップa10に進み、識別子
の表示を行ってからステップa11に進む。ステップv
2で識別子表示フラグF1が0にリセットされていると
判定されると、そのままステップa11に進む。ステッ
プa11では、削除スタート列および削除エンド列の番
号をメモリの列削除部にストアしてステップa2に戻
る。
【0167】ステップa3でタッチエリアの判定におい
て、列の指定領域Tおよび画面消去ボタンのタッチエリ
ア以外に座標が入力されたときには、ステップa3から
ステップa12に進み、終了ボタンのタッチエリアがタ
ッチされたか否かが判定される。タッチされていないと
きにはステップa13でその他の処理を行った後にステ
ップa2に戻る。タッチされている場合にはステップa
12からステップv3に進んで当該フローチャートの処
理動作を終了する。
【0168】図32は、識別子の表示を行わないと設定
されている状態であって、図31のフローチャートに従
って列の削除動作を行った状態の表示画像161を示す
図である。表示画像161は、図12の表示画像107
の類似の画像である。表示画像161には、識別子を表
示するか否かを切換えるモード選択ボタン162の画像
が表示される。さらに、削除された列の位置を示す罫線
108を指示していた識別子は表示されない。したがっ
て、表示画像161が表示される表50aは、列が削除
された位置を特定することが難しく、所定の列が削除さ
れていることが判らないようになっている。
【0169】図33は、識別子を表示するか否かを切換
えるモード切換え動作を説明するためのフローチャート
である。図34の表示画像161aが表示手段に表示さ
れている状態においてステップu1からステップu2に
進む。表示画像161aは、図9の表示画像96に類似
の画像である。表示画像161aには、モード選択ボタ
ン162が表示されている。
【0170】ステップu2では、まず座標入力手段への
タッチがあったか否かが判定される。座標入力手段にタ
ッチがあった場合には、入力された座標がモード選択ボ
タン直上のタッチエリアに含まれるか否かが判定され
る。入力された座標がモード選択ボタンのタッチエリア
に含まれ、モード選択ボタンがタッチされると判定され
るとステップu3に進む。タッチされていないと判定さ
れるとステップu2に戻る。
【0171】ステップu3では、パスワードが登録され
ているか否かが判定される。パスワードとは、識別子の
表示の切換えを行うためのものであり、識別子の表示の
切換えを行うのが、電子機器の所有者であり、登録され
たパスワードを知る者であるか否かを判定するものであ
る。ステップu3でパスワードが登録されていないと判
定されるステップu4に進み、図35の表示画像164
に示すパスワード登録画面165が表示される。パスワ
ードが全く登録されていない状態においては、まずパス
ワード登録画面を用いてパスワードを登録する。パスワ
ードの登録は、パスワード登録画面の矩形の枠165a
内に、たとえば任意のキャラクタ列から成るパスワード
を入力して確定することによって行う。
【0172】前記電子機器では、キャラクタ列は、たと
えば座標入力手段であるタッチパネルを用いて手書きで
入力してもよく、またそのほかの方法を用いても良い。
たとえば、コネクタで接続された外部入力手段であるキ
ーボードなどから入力してもよい。パスワードが入力さ
れるとステップu4からステップu5に進む。ステップ
u3でパスワードが登録されていると判断されると、ス
テップu3からそのままステップu5に進む。
【0173】ステップu5では、パスワードの変更を行
うか、または識別子の表示を切換えるモード変更を行う
かを選択指定する指定画面168が表示される。
【0174】図36は、指定画面168が表示された状
態の表示画像167を示す図である。使用者は、指定画
面168が「パスワード変更」の文字が表示される領域
168aおよび「モード変更」の文字が表示される領域
168bのいずれか一方の領域の上のタッチエリアをタ
ッチして、パスワード変更およびモード変更のいずれか
の動作を選択する。指定画面168が表示されるとステ
ップu5からステップu6に進む。ステップu6では、
指定画面168を用いて指定された処理がパスワード変
更の処理であるか否かが判断される。
【0175】パスワード変更の処理が指定されている場
合にはステップu6からステップu7に進み、図37の
表示画面171に示すパスワード入力画面172が表示
される。使用者は、パスワード入力画面の現在登録され
ているパスワードを入力する領域172aに、現在入力
されているパスワードを入力する。使用者が入力したパ
スワードが、設定されているパスワードと等しいか否か
を判定し、等しい場合にはステップu8に進む。ステッ
プu8では、使用者がパスワード入力画面172の領域
172bに入力したキャラクタ列を新たなパスワードと
して認識し、設定する。ステップu8で新しいパスワー
ドの入力が終了するとステップu5に戻る。
【0176】ステップu6においてパスワード変更の処
理が指定されていないと判定されると、ステップu6か
らステップu9に進み、モード変更の処理が指定された
と判定される。ステップu9では、使用者が入力したパ
スワードが、現在登録されているパスワードと一致する
か否かを判定する。パスワードが一致した場合にはステ
ップu9からステップu10に進み、図38の表示画像
174に示すモード変更画面175が表示される。
【0177】使用者は、モード変更画面175が「識別
子表示有り」が表示される領域175aおよび「識別子
表示無し」が表示される領域175bのいずれか一方の
領域の真上のタッチエリアをタッチして、識別子の表示
を行うか否かを選択する。選択された状態を示す領域に
は、たとえば網かけ処理が施される。図38では、網か
け処理が施された領域を、斜線を付して示す。
【0178】ステップu10からステップu11に進
み、モード変更画面175を用いて入力された数字が識
別子に表示を指示するものであるか否か判定される。識
別子の表示を指示するものであるときにはステップu1
1からステップu12に進み、識別子表示フラグF1を
1にセットする。ステップu11で識別子の表示が行わ
れないと判定されると、ステップu11からステップu
13に進み、識別子表示フラグF1を0にリセットす
る。ステップu12,u13において識別子表示フラグ
F1の設定が終了するとステップu14に進み、当該フ
ローチャートの処理動作を終了する。識別子表示フラグ
F1は前述したメモリのフラグ部に設定されている。
【0179】このように、識別子の表示を行うか否かを
使用者が任意に選択することができる。識別子を表示さ
れない状態においては、もともと電子機器にストアされ
ている表50の構成を知らないものにとっては、列また
は行が削除されているか否かを判断することは難しい。
電子機器の所有者以外の者に当該電子機器にストアされ
ている表を利用させるなどの動作を行う場合、電子機器
の所有者が他の者に対して隠しておきたいようなデータ
が表示されている列を削除して提示する場合がある。
【0180】このとき識別子が表示されていると、所定
の列を削除したことが提示される側にも判ってしまうけ
れども、本実施形態のように識別子を表示しない状態に
しておけば、提示されたものは表のどこが削除されてい
るのかを判断することが難しい。これによって提示する
ものによって提示したくないと考えるような情報がスト
アされ表示される列を削除したことを隠すことができ
る。また、削除された列または行の復帰は、識別子のタ
ッチエリアをタッチすることによって指示する。識別子
が表示されない場合は、タッチするべきタッチエリアが
存在しないので、不用意に削除された列または行が復帰
することを防止することができる。
【0181】本実施形態は、第1の形態に類似の動作を
行って列の削除を行う。また本実施形態と同様に、行の
削除動作において識別子の表示を行うか否かを切換える
ことができる。さらにまた本実施形態は、第2の形態〜
第4の形態の電子機器において行われてもよい。
【0182】本発明の実施の第3および第4の形態にお
いては、列および行を削除したときにはたとえば三角形
の識別子を表示しておき、削除された行を復帰させると
きにだけ識別子にメニュー表示を行わせるけれども、列
を削除した状態である場合にも、識別子にメニュー表示
を行わせていてもよい。さらにまた、識別子がメニュー
表示を行うか否かを使用者が任意に設定できるようにし
ておいてもよい。
【0183】また、本発明の実施の第1〜第5の形態に
おいて、列または行を削除または復帰させて改編される
データは、表示メモリである表示バッファにストアされ
たデータである。表データ部にストアされるデータは、
列または行を削除または復帰した場合においても、改編
されない。このように本発明は、データを表示する際
に、一時的にデータの表示を改編するものである。
【0184】前述した改編された表が表示された状態に
おいて、表のエレメント内のデータを変更し修正する処
理を行っても良い。このときは、表示バッファ内のデー
タだけでなく、表データ部において恒常的にストアされ
るデータも修正される。
【0185】さらにまた本発明の実施の第1〜第5の形
態においては、復帰を指示された列または行のデータ
を、原情報メモリであるメモリの表データ部から読込ん
でいた。原情報メモリにストアされるデータは、たとえ
ば圧縮処理などが施されて、表示手段にそのまま表示す
ることができる形態の情報ではない場合がある。このよ
うな場合において電子機器が、表データ部、および表示
バッファの他に、データを表示手段に表示することがで
きる形態でストアし、かつデータの改編が行われない第
1表示メモリを有するようにしてもよい。
【0186】この第1表示メモリには、表の表示が指示
されたときに表示バッファに当該表のデータが表示する
ことができる形態に展開されたデータが転送されるのと
同時に、同様の形態に展開されたデータが転送される。
表の列または行の削除処理が行われた時には、第1表示
メモリのデータは改編されない。表の列または行の復帰
処理が指示されたときには、中央処理装置は、第1表示
メモリから所定の列または行のデータを読込んで、列ま
たは行を復帰し表示する。このように、予め展開した基
本の情報を有するようにすると、列または行を復帰する
際に、逐次データを展開する動作を行う必要がなくな
る。したがって、復帰処理の処理量が減少する。
【0187】また本発明のデータ処理装置では、表形式
で表示されるデータに限らず、他の形式のグループ化さ
れた情報の一部のグループを削除し復帰するようにして
も良い。たとえば、同心円状に複数の円が配置され、各
円で区分された複数の領域を用いてそれぞれデータを表
示する円グラフに対して、一部の領域を削除および復帰
させるようにしてもよい。このとき、削除された領域の
内側に接していた領域と、外側に接していた領域とが近
接するように近接移動する。識別子としては、近接移動
して隣接した内側および外側の領域の境界である円を、
他の近接する領域を区分する円とはべつの形態で描画す
る。たとえば、円の表示色を変化させたり、二重線にし
たりして、識別子とするようにしてもよい。
【0188】
【0189】
【0190】
【0191】
【0192】
【0193】
【0194】
【0195】
【0196】
【0197】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、データ処
理装置は、情報を表に作成して表示するとともに、表示
された表の複数の連続した行または列を対象として一括
して削除処理を実施する。さらに、行または列を削除し
た場合には、削除された行または列が表示されていた位
置を埋めるように表を改編し、表を表示するために必要
な表示範囲を元の表の表示範囲と比較して小さくするこ
とができる。したがって、表示手段の表示範囲よりも表
示に必要な表示範囲が大きくなり一覧性が失われた表の
うちから、当座必要とされる行または列だけを選択し
て、一覧性を有する表として表示することができる。こ
の表の改編は一時的なものであり、表全体のデータは、
恒常的に保存されている。また、行または列を表示から
削除した位置は、識別子によって使用者に提示され、ま
た装置自身が記憶している。識別子は、削除された行ま
たは列の位置を指示するだけでなく、当該行または列の
情報の一部をメニューとして表示する。これによって、
削除された行または列にどのような情報が表示されてい
るのかを、削除された状態でも容易に視認することがで
きる。本データ処理装置では、メニュー表示から復帰さ
せたい行または列を指定することによって、削除した行
または列を再び削除された位置に復帰させることができ
る。したがって、使用者は、行または列の削除および復
帰処理を容易に実施することができ、表の改編が容易と
なる。さらに、削除された行または列にどのような情報
が表示されているのかを判断するために削除された行ま
たは列をすべて一時的に復帰させる方法と比較して、表
示内容の変更を減らすことができる。したがって、部分
復帰動作の処理量を減少させることができ、処理速度を
向上させることができる。
【0198】また本発明によれば、識別子は、たとえば
復帰動作を行うときだけメニュー表示を行う。たとえ
ば、行または列が削除されたときには、削除されたこと
だけを示す識別子を表示しておいて、削除された行また
は列に表示される表示内容を知りたいときだけメニュー
表示を行わせる。メニュー表示を含む識別子と削除位置
だけを示す識別子とを比較すると、メニュー表示を含む
識別子のほうが、削除手段の処理量が多い。したがって
必要なときだけメニュー表示を行わせることによって、
削除手段の処理量を減少させ、負担を減らすことができ
る。
【0199】さらに本発明によれば、メニュー表示を含
む識別子が表の表示される領域にかぶさるときには、メ
ニュー表示を優先して表示する。これによって、メニュ
ーと表とが同じ領域に表示される場合でも、メニューを
表示して部分復帰の指定をしやすくすることができる。
【0200】また本発明によれば、メニュー表示を含む
識別子は、表の外方の領域に表示される。また、外方の
領域にメニューが収まらないときは、表をシフト移動し
外方の領域を広くする。これによって、メニュー表示を
含む識別子と、表とが重なることを防ぐことができる。
したがって、識別子のメニュー表示をより見易くして、
削除された行または列の情報を視認しやすくすることが
できる。
【0201】また本発明によれば、データ処理装置は、
情報を表に作成して表示するとともに、表示された表の
行または列を対象として削除および復帰処理を実施す
る。さらに、行または列を削除した場合には、削除され
た行または列が表示されていた位置を埋めるように表を
改編し、表を表示するために必要な表示範囲を元の表の
表示範囲と比較して小さくすることができる。したがっ
て、表示手段の表示範囲よりも表示に必要な表示範囲が
大きくなり一覧性が失われた表のうちから、当座必要と
される行または列だけを選択して、一覧性を有する表と
して表示することができる。この表の改編は一時的なも
のであり、表全体のデータは、恒常的に保存されてい
る。また、行または列を表示から削除した位置は、識別
子によって使用者に提示され、また装置自身が記憶して
いる。本データ処理装置では、削除した行または列を再
び削除された位置に復帰させることができる。したがっ
て、使用者は、行または列の削除および復帰処理を容易
に実施することができ、表の改編が容易となる。さら
に、識別子の表示の有無は、使用者が任意に選択するこ
とができる。
【0202】また本発明によれば、識別子の表示の有無
を切換えるには、データ処理装置に設定されているパス
ワードを入力する必要がある。これによって、表示され
ている表の中に、削除されている行または列が存在する
か否かは、削除処理を行った使用者だけが認識し、その
ほかの者には確認することができなくなる。したがっ
て、表の一部を他者に秘匿しておきたい場合などに、そ
の行または列を削除して、そこに情報が記載されていた
ことを分からなくすることができる。さらに、他者が容
易に削除された行または列を復帰させて、データを視認
することを禁止することができる。
【0203】さらにまた本発明によれば、2次元位置検
出手段と表示手段とを組み合わせて用いるので、いわゆ
るキー配置を容易に変更することができる。また、表示
手段の目視表示領域に表示される画像を直接押下するよ
うな動作で座標を入力することができるので、キーボー
ドやマウスなどよりも、操作が容易である。
【0204】また本発明によれば、データ処理装置の入
力手段は、表示手段の構成の一部を兼用して実現され、
ごく短い時間で表示手段の表示動作と入力手段の検出動
作が切換えられて実施されている。このような入力手段
は、表示手段の表示画像と組み合わせて用いられ、使用
者は、操作の案内画像などに直接接触する感覚で操作を
行うことが可能であり、操作が容易である。また、この
入力手段は目視表示領域とほぼ同じ領域を用いて設置さ
れるので、小型の電子機器などに好適に実施することが
できる。
【0205】
【0206】
【0207】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態であるデータ処理装
置を備える電子機器1の外観を示す図である。
【図2】図1の電子機器1の電気的構成を示すブロック
図である。
【図3】図2のメモリ37の表データ部38にストアさ
れている表を一覧した状態を示す図である。
【図4】図2のメモリ37の表データ部38のメモリ構
成を示す図である。
【図5】図2のメモリ37の列削除部40のメモリ構成
を示す図である。
【図6】図2のメモリ37の行削除部41のメモリ構成
を示す図である。
【図7】図2の電子機器1のメモリ37のフラグ部42
のメモリ構成を示す図である。
【図8】図2の電子機器1のメモリ37のバッファ部3
9の構成を示す図である。
【図9】図1の電子機器1の表示手段2の表示画面の表
示される表示画像96である。
【図10】図1の電子機器1を用いて、図9の表示画像
95から指定した列を削除する列削除処理を説明するた
めのフローチャートである。
【図11】図1の電子機器1の表示手段2の表示画面に
表示される表示画像101である。
【図12】図1の電子機器1の表示手段2の表示画面に
表示される表示画像107である。
【図13】図1の電子機器1を用いて、図12の表示画
像107から削除された列を復帰させる列復帰動作を説
明するためのフローチャートである。
【図14】図13のフローチャートのステップb5にお
いて、削除された列のエレメントのデータを所定のデー
タエリアに読込む読込み動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図15】図1の電子機器1の表示手段2の表示画面9
5から指定した行を削除する行削除動作を説明するため
のフローチャートである。
【図16】図1の電子機器1の表示手段2の表示画面に
表示される表示画像111である。
【図17】図1の電子機器1の表示手段2の表示画面に
表示される表示画面117である。
【図18】図1の電子機器1を用いて、図17に表示画
像117が表示されている状態から削除された行を復帰
させる行復帰動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図19】本発明の実施の第2の形態である電子機器1
を用いて行われる指定された列を削除する列削除動作お
よび削除された列を復帰させる列復帰動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図20】本発明の実施の第2の形態の電子機器の表示
手段の表示画面の表示される表示画像121である。
【図21】本発明の実施の第2の形態の電子機器の表示
手段の表示画面の表示される表示画像125である。
【図22】本発明の実施の第2の形態である電子機器を
用いて、指定した行を削除する行削除動作および削除さ
れた行を復帰する行復帰動作とを説明するためのフロー
チャートである。
【図23】本発明の実施の第3の形態である電子機器を
用いて行われる指定された列を削除する列削除動作およ
び削除された列を復帰させる列復帰動作を説明するため
のフローチャートである。
【図24】本発明の実施の第3の形態である電子機器の
表示手段の表示画面に表示される表示画像131であ
る。
【図25】本発明の実施の第3の形態である電子機器の
表示手段の表示画面に表示される表示画像136であ
る。
【図26】メニュー表示される識別子のメニュー部分を
作成する動作を説明するためのフローチャートである。
【図27】本発明の実施の第3の形態である電子機器の
表示手段の表示画面に表示される表示画像141であ
る。
【図28】本発明の実施の第4の形態である電子機器を
用いて行われる指定された列を削除する列削除動作およ
び削除された列を復帰させる列復帰動作を説明するため
のフローチャートである。
【図29】本発明の実施の第4の形態である電子機器の
表示手段の表示画面に表示される表示画像151であ
る。
【図30】本発明の実施の第4の形態である電子機器の
表示手段の表示画面に表示される表示画像156であ
る。
【図31】本発明の実施の第5の形態である電子機器を
用いて、指定された列を削除する列削除動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図32】本発明の実施の第5の形態の電子機器の表示
手段の表示画面に表示される表示画像161である。
【図33】識別子の表示およびパスワードの変更を行う
識別子表示切換え動作を説明するためのフローチャート
である。
【図34】本発明の実施の第5の形態の電子機器の表示
手段の表示画面の表示される識別子表示切換え動作に用
いられる表示画像161aである。
【図35】本発明の実施の第5の形態の電子機器の表示
手段の表示画面の表示される識別子表示切換え動作に用
いられる表示画像164である。
【図36】本発明の実施の第5の形態の電子機器の表示
手段の表示画面の表示される識別子表示切換え動作に用
いられる表示画像167である。
【図37】本発明の実施の第5の形態の電子機器の表示
手段の表示画面の表示される識別子表示切換え動作に用
いられる表示画像171である。
【図38】本発明の実施の第5の形態の電子機器の表示
手段の表示画面の表示される識別子表示切換え動作に用
いられる表示画像174である。
【符号の説明】
1 電子機器 2 表示手段 3 座標入力手段 21 位置検出手段 22 中央処理装置 23 表示制御手段 25 記憶部 33,37 メモリ 38 表データ部 39 バッファ部 40 列削除部 41 行削除部 91 テンポラリバッファ 92 表示バッファ 93 メニューバッファ 101,107,111,117,121,125,1
31,135,141,151,156,161,16
1a,164,167,171,174 表示画像 105 画面消去ボタン 108,118,126,132,142,152,1
57 識別子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−230920(JP,A) 特開 平6−168092(JP,A) Microsoft Excel f or Windows 機能事典(操作 編),日本,マイクロソフト株式会社, 1993年11月20日,P23,168−170,196 −200 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 G06F 3/14 - 3/153 G06F 19/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリにストアされている表形式のため
    の情報を、少なくとも1以上の行および複数の列によっ
    て、または複数の行および少なくとも1以上の列によっ
    て構成される表に作成するデータ処理装置において、 情報を表形式で表示する表示手段と、 削除または復帰させる行または列を指定する入力手段
    と、 前記入力手段の出力に応答し、メモリにストアされてい
    る情報のうち、前記入力手段によって指定された複数の
    連続した行または列の情報を一括して削除して、その削
    除した行または列に隣接する行または列を近接移動して
    残余の情報を前記表示手段に表示させる削除手段と、 削除された行または列の表示されていた位置を指示する
    識別子として、削除された行または列の少なくとも一部
    分の情報を、その削除された行または列毎に前記表示手
    段にメニュー表示させる識別子表示制御手段と、 前記入力手段の出力に応答し、削除された複数の連続し
    た行または列の情報のうち、前記入力手段によって前記
    メニュー表示から指定された行または列の情報を、識別
    子によって指示された位置に挿入して復帰して表示させ
    る復帰手段とを含むことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 識別子としてメニュー表示をするか否か
    を切換え設定する切換え設定手段をさらに有し、 前記識別子表示制御手段は、行または列の削除が行われ
    たときには、前記表示手段によって表示されている表の
    外方の位置に識別子を表示し、さらに前記切換え設定手
    段の出力に応答して識別子としてメニュー表示をするよ
    うに切換え設定されたときだけ、メニュー表示を行わせ
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記メニュー表示は、前記表示手段によ
    って表示されている表の外方の領域から、前記表が表示
    されている領域にわたる領域に表示され、かつメニュー
    表示と同一の表示領域に表示されているメニュー表示以
    外の表示は消去されることを特徴とする請求項1記載の
    データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記メニュー表示は、前記表示手段によ
    って表示されている表をシフト移動して、その表の外方
    の領域をシフト移動前よりも大きくし、その大きくされ
    た領域に表示されることを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ処理装置。
  5. 【請求項5】 メモリにストアされている表形式のため
    の情報を、少なくとも1以上の行および複数の列によっ
    て、または複数の行および少なくとも1以上の列によっ
    て構成される表に作成するデータ処理装置において、 情報を表形式で表示する表示手段と、 削除または復帰させる行または列を指定する入力手段
    と、 前記入力手段の出力に応答し、メモリにストアされてい
    る情報のうち、前記入力手段によって指定された行また
    は列の情報を削除して、その削除した行または列に隣接
    する行または列を近接移動して残余の情報を表示手段に
    表示させる削除手段と、 削除された行または列の表示されていた位置を指示する
    識別子を、前記表示手段によって表示されている表の外
    方の位置に表示させる識別子表示制御手段と、前記入力
    手段の出力に応答し、識別子によって指示される位置
    に、削除された情報を挿入して復帰して表示させる復帰
    手段と、 識別子の表示をするか否かを選択する識別子表示選択手
    段とを含み、 前記識別子表示制御手段は、前記識別子表示選択手段に
    よって識別子の表示をすべきことが選択されたとき、識
    別子の表示を行い、識別子の表示をしないことが選択さ
    れたとき、識別子の表示を行わないことを特徴とするデ
    ータ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記識別子表示選択手段は、 予め定めるキャラクタから成るパスワードを入力するパ
    スワード入力手段と、 パスワードをストアするパスワードメモリと、 前記パスワード入力手段によって入力されたパスワード
    と、前記パスワードメモリにストアされているパスワー
    ドとが一致したかどうかを比較する比較手段と、 前記比較手段の出力に応答し、前記一致が検出されたと
    き、識別子の表示をするか否かの選択を許容する手段と
    を含むことを特徴とする請求項5記載のデータ処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段は、ほぼ平坦な目視表示領
    域を有し、 前記入力手段は、その目視表示領域上に配置される透光
    性を有する偏平な2次元位置検出手段であり、識別子に
    対応する位置を入力操作することを特徴とする請求項1
    〜6のいずれか1つに記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記表示手段は、行電極と列電極とが誘
    電物質を介在して構成され、行電極と列電極との交差位
    置が画素を構成し、行電極と列電極との間に選択的に電
    圧を印加して走査する表示駆動手段によって表示を行
    い、 前記入力手段は、前記行電極と前記列電極とに静電結合
    または誘導結合される電気信号を検出する検出手段と、
    電気信号が発生された位置における表示手段による表示
    キャラクタに関連する行または列を指定する出力を導出
    する手段とを有し、 表示手段による表示動作と、入力手段の検出手段による
    検出動作とを交互に行わせる表示/入力制御手段をさら
    に有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つ
    に記載のデータ処理装置。
JP19380195A 1995-07-28 1995-07-28 データ処理装置 Expired - Fee Related JP3388655B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19380195A JP3388655B2 (ja) 1995-07-28 1995-07-28 データ処理装置
DE69627441T DE69627441T2 (de) 1995-07-28 1996-07-25 Apparat zum Verarbeiten von Daten
EP96112041A EP0766182B1 (en) 1995-07-28 1996-07-25 Data processing apparatus
US08/684,851 US6016502A (en) 1995-07-28 1996-07-25 Data processing apparatus
CNB961121734A CN1158618C (zh) 1995-07-28 1996-07-27 数据处理设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19380195A JP3388655B2 (ja) 1995-07-28 1995-07-28 データ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0944328A JPH0944328A (ja) 1997-02-14
JP3388655B2 true JP3388655B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=16314007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19380195A Expired - Fee Related JP3388655B2 (ja) 1995-07-28 1995-07-28 データ処理装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6016502A (ja)
EP (1) EP0766182B1 (ja)
JP (1) JP3388655B2 (ja)
CN (1) CN1158618C (ja)
DE (1) DE69627441T2 (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10340172A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Sharp Corp データ処理装置及びデータ処理装置制御プログラムを記憶した媒体
JP2000048087A (ja) * 1998-07-15 2000-02-18 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ビュー合成システム
JP3777087B2 (ja) 2000-11-14 2006-05-24 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション デ―タ表示システム、データ表示方法、コンピュータシステムおよび記録媒体
US7363584B1 (en) * 2001-04-11 2008-04-22 Oracle International Corporation (Oic) Method and article for interactive data exploration
US6901418B2 (en) * 2002-05-07 2005-05-31 Electronic Data Systems Corporation Data archive recovery
JP4336613B2 (ja) * 2004-04-28 2009-09-30 キヤノン株式会社 画像形成装置およびデータ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム
US7685510B2 (en) 2004-12-23 2010-03-23 Sap Ag System and method for grouping data
US7698516B2 (en) * 2005-01-12 2010-04-13 Emc Corporation Methods and apparatus for managing deletion of data
US7788584B2 (en) * 2005-08-03 2010-08-31 International Business Machines Corporation Computer-implemented method, system, and program product for hiding columns in an electronic table
US20070078540A1 (en) * 2005-10-05 2007-04-05 Invensys Systems, Inc. Utility for comparing deployed and archived parameter value sets within a field device editor
EP1916853B1 (en) * 2006-10-23 2012-11-21 Research In Motion Limited Apparatus, and associated method, by which to store specific network identifiers at a wireless device
JP4598013B2 (ja) * 2007-03-29 2010-12-15 富士フイルム株式会社 医療検査支援装置、並びに検査リスト表示方法及びプログラム
US8065603B2 (en) 2007-04-30 2011-11-22 Google Inc. Hiding portions of display content
US10289671B2 (en) * 2008-05-07 2019-05-14 Microsoft Technology Licensing, Llc Graphically displaying selected data sources within a grid
JP5439114B2 (ja) * 2009-10-21 2014-03-12 株式会社ジャパンディスプレイ 静電容量型入力装置および入力装置付き電気光学装置
US10001898B1 (en) 2011-07-12 2018-06-19 Domo, Inc. Automated provisioning of relational information for a summary data visualization
US9792017B1 (en) 2011-07-12 2017-10-17 Domo, Inc. Automatic creation of drill paths
US9202297B1 (en) 2011-07-12 2015-12-01 Domo, Inc. Dynamic expansion of data visualizations
JP5571640B2 (ja) * 2011-10-07 2014-08-13 株式会社Osk データ表示プログラム
CN102566901A (zh) * 2011-11-18 2012-07-11 珠海金山办公软件有限公司 一种在手持触摸设备上控制电子表格的方法
JP5818672B2 (ja) * 2011-12-21 2015-11-18 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 情報処理装置、表示処理方法、プログラムおよび記録媒体
US9646564B2 (en) * 2012-01-20 2017-05-09 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus that controls display of display sections of contents, method of controlling the same, and storage medium
US8527909B1 (en) * 2012-05-29 2013-09-03 Sencha, Inc. Manipulating data visualizations on a touch screen
CN102799575B (zh) * 2012-06-29 2015-10-14 杭州迪普科技有限公司 一种表格处理方法及装置
CN102929485B (zh) * 2012-10-30 2015-11-04 广东欧珀移动通信有限公司 一种字符输入方法及装置
KR20140087573A (ko) 2012-12-31 2014-07-09 엘지전자 주식회사 이동 단말기 및 그 제어방법
USD801353S1 (en) * 2014-09-11 2017-10-31 Express Scripts, Inc. Display screen with a graphical user interface
USD791796S1 (en) * 2014-09-11 2017-07-11 Express Scripts, Inc. Display screen with a graphical user interface
USD791797S1 (en) * 2014-09-11 2017-07-11 Express Scripts, Inc. Display screen with a graphical user interface
US10133463B2 (en) * 2014-12-23 2018-11-20 Business Objects Software, Ltd Smart responsive behavior for pixel-perfect designs
USD776696S1 (en) * 2015-07-31 2017-01-17 Nasdaq, Inc. Display screen or portion thereof with animated graphical user interface
USD886116S1 (en) 2016-04-14 2020-06-02 Markup Llc Display screen portion with graphical user interface
US10997356B1 (en) * 2017-05-16 2021-05-04 Juniper Networks, Inc. Computing device user interface having auto-grouping of data columns
USD875134S1 (en) * 2017-08-22 2020-02-11 Samsung Electronics Co., Ltd. Display screen or portion thereof with icon
USD974370S1 (en) 2020-04-03 2023-01-03 Markup Llc Display screen portion with graphical user interface
CN113065813B (zh) * 2021-03-12 2022-11-22 云汉芯城(上海)互联网科技股份有限公司 物料清单处理方法、装置及计算机存储介质

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE68927877T2 (de) * 1988-12-19 1997-09-11 Sharp Kk Tafel mit integrierter Anzeige
EP0400620B1 (en) * 1989-05-31 1997-07-30 Microsoft Corporation Method for hiding and showing spreadsheet cells
EP0509160A1 (en) * 1991-04-16 1992-10-21 International Business Machines Corporation Data processing system with display windows
JPH04344562A (ja) * 1991-05-21 1992-12-01 Nec Off Syst Ltd 文書作成機
JPH0675953A (ja) * 1992-04-24 1994-03-18 Nec Corp 表罫線編集方式
JPH06266743A (ja) * 1993-03-17 1994-09-22 Hitachi Ltd 表処理装置
US5588108A (en) * 1994-09-27 1996-12-24 Micrografx, Inc. System and method for generating graphics charts
US5704028A (en) * 1994-12-21 1997-12-30 Micrografx, Inc. Graphics systems and method having data fields and shape placement control

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Microsoft Excel for Windows 機能事典(操作編),日本,マイクロソフト株式会社,1993年11月20日,P23,168−170,196−200

Also Published As

Publication number Publication date
EP0766182A2 (en) 1997-04-02
DE69627441D1 (de) 2003-05-22
CN1151553A (zh) 1997-06-11
DE69627441T2 (de) 2004-04-08
JPH0944328A (ja) 1997-02-14
CN1158618C (zh) 2004-07-21
EP0766182A3 (en) 1999-06-16
US6016502A (en) 2000-01-18
EP0766182B1 (en) 2003-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3388655B2 (ja) データ処理装置
US5867158A (en) Data processing apparatus for scrolling a display image by designating a point within the visual display region
US5283864A (en) Computer apparatus and method for graphical flip book
US5502461A (en) Hand written character input system/allowing change of size of character writing frames
CA1287925C (en) Touch screen form entry system
JP5001182B2 (ja) 表示制御装置、電子機器、表示制御方法、およびプログラム
CN1313909C (zh) 提供虚拟手写的装置和方法及用于同样目的的记录介质
CN109388310B (zh) 用于在移动终端中显示文本信息的方法和设备
KR101305781B1 (ko) 표시 제어 장치, 표시 제어 프로그램이 기록된 기록 매체 및 표시 제어 방법
US20110115825A1 (en) Electronic sticky note system, information processing terminal, method for processing electronic sticky note, medium storing program, and data structure of electronic sticky note
US20130174079A1 (en) Virtual Interface Devices
CN109189532B (zh) 电子白板的控件栏显示方法、装置、设备及存储介质
JP3344528B2 (ja) ウィンドウの表示方法およびそのシステム
US20080301583A1 (en) Image-displaying device
US6115759A (en) System for displaying desired portions of a spreadsheet on a display screen by adjoining the desired portions without the need for increasing the memory capacity
JP5388385B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム
JP2001125700A (ja) 電子書籍表示装置
US5712994A (en) Method and system for apparent direct editing of transient graphic elements within a data processing system
JP2002116903A (ja) 複数画面表示方法
JPH052584A (ja) 文書処理装置
JP5414920B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム
WO1994016408A1 (en) Method and apparatus for editing electronic ink
JPH09185482A (ja) 画面のスクロール制御方法
CN111859851A (zh) 一种增强计算机显示区域利用率的拼接式布局方法
JPH08235200A (ja) データ表示方法及び表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130117

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees