JP5571640B2 - データ表示プログラム - Google Patents

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本発明は、業務システムなどのグリッド(格子状)形式(以下、「帳票形式」とする)でデータを表示させるコンピュータシステムにおいて、帳票形式の表示データを、携帯電話やスマートフォンなどの可搬型通信端末で表示させる際に、その視認性を向上させるデータ表示プログラムに関する。
可搬型通信端末の高機能化に伴い、さまざまな処理が可搬型通信端末を通して操作できるようになっている。そのため日常生活のほか、企業などの業務でも広く利用されている。特に、外出時に可搬型通信端末から、企業内の業務システムにアクセスし、そのデータを取得、閲覧等する際などにも用いられている。
可搬型通信端末の性能自体は上述のように高機能化しているが、そのディスプレイ(表示装置)の大きさは、可搬性に係わる事項であることから自ずと限界があり、一定の制約を受けざるを得ない。そのため、企業のデスクで利用しているような大きさで表示を行うことは物理的に出来ない。
このような場合、例えば非特許文献1乃至非特許文献3に記載の、従来の可搬型通信端末でもデータの閲覧が可能な業務システムの製品の場合には、帳票形式の表示データをPDF形式に変換し、それを可搬型通信端末にダウンロードさせ、あるいは可搬型通信端末に電子メールで送信することで、可搬型通信端末のディスプレイで表示させることが可能となっている。
株式会社インターコム、"Web給金帳 V3 スマートフォン対応について"、[online]、インターネット<URL:http://www.intercom.co.jp/kyu/smartphone.html> 株式会社日立中国ソリューションズ、"Hi−PerBTモバイル給与の特徴"、[online]、インターネット<URL:http://www.hcu.co.jp/solution/general_affairs/mkyuyo/products/feature/index.html> 株式会社日立情報システムズ、"モバイル給与明細配信サービス"、[online]、インターネット<URL:http://www.hitachijoho.com/solution/network2/mobile_kyuyo/index.html>
非特許文献1乃至非特許文献3に示すように、従来の業務システムにおいて、可搬型通信端末で帳票形式の表示データを表示させる場合、可搬型通信端末のディスプレイには、業務システムにおける帳票形式の表示データの一部分しか表示されず、表示されていない箇所を閲覧したい場合には表示をスクロールさせるしかない。しかし、この場合、ユーザは上下左右へのスクロールを頻繁に行わなければならず、企業のデスクで作業している場合と比較すると、視認性が著しく劣る。
これを図14を用いて説明する。図14に示す帳票形式の表示データを可搬型通信端末で取得するが、その表示の際には可搬型通信端末のディスプレイ(表示装置)の範囲内でしか表示が行えない。そのため、たとえばG1で表示されている範囲しか表示できない。そのため、G1の範囲外を表示するにはスクロールし、G2、G3のように表示を行わなければならないが、いずれにしてもG1乃至G3では表示されている範囲でしかデータを視認することが出来ず、たとえば顧客コード「11」に対応づけられた各項目を一覧することが出来ない。
一方、表示倍率を調整することで、可搬型通信端末のディスプレイに帳票形式の表示データの全体を表示させることも出来るが、この場合、表示される文字などが極めて小さくなり、判読が困難になる。そこでユーザが閲覧したい箇所を拡大して表示することになるが、この場合には、結局、ほかの箇所を閲覧するためには、上述と同様に、表示をスクロールさせるしかない。
以上のように、業務システムなど、帳票形式で表示データを表示させる場合には、判読可能な大きさで帳票形式の表示データの一部分を表示させるか、あるいは判読困難な大きさで帳票形式の表示データの全体を表示させるか、のいずれかの方法しか存在しない。そのため、帳票形式の表示データを可搬型通信端末で表示させる場合には、視認性に課題が存在する。
本発明者は上記課題に鑑み、帳票形式の表示データを可搬型通信端末で表示させる場合にも、視認性を向上させることのできる可搬型通信端末におけるデータ表示プログラムを発明した。
第1の発明は、帳票形式の表示データを記憶する記憶装置を備える可搬型通信端末を、前記記憶装置に記憶し、前記可搬型通信端末のタッチパネル形式の表示装置で表示する表示データのうち、前記可搬型通信端末のユーザによって行または列が選択されたことを受け付ける選択受付部、前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータを前記記憶装置から抽出するデータ抽出部、前記抽出した各項目のデータを、所定の画面デザインにおける各項目に対応づけることで、前記選択受付部で選択された行または列に対応づけられた項目のデータを表示する画面を生成することで、前記可搬型通信端末の表示装置で表示させる画面生成部、として機能させるデータ表示プログラムである。
可搬型通信端末では、帳票形式の表示データは、ある項目に対応づけられたすべての項目のデータを表示、視認することは難しい。そこで、本発明のように構成することで、ユーザは、閲覧したい項目を可搬型通信端末の表示装置から選択するだけで、選択された行または列に対応する項目のデータを抽出した画面を新たに生成して、表示装置で表示することが可能となる。これによって、表示装置では、閲覧したいデータのみを画面として表示することから、表示するデータ数を減らせ、その結果、一つあたりの表示に使用可能な範囲が広くなる。そのため単に帳票形式で表示をするよりも大きくデータを表示でき、視認性が向上する。
上述の発明において、記選択受付部は、前記ユーザによって、前記表示装置の所望の箇所が選択されたことを受け付け、前記表示装置における前記選択された箇所の位置座標を取得し、前記取得した位置座標に表示されている行または列を特定することで、前記可搬型通信端末のユーザによって行または列が選択されたことを受け付ける、データ表示プログラムである。
可搬型通信端末では、近年、入力装置としてタッチパネル形式を用いた端末が増加している。この場合、表示装置に指やペンなどをタップすることで、ユーザの選択を行わせる。そこで、タッチパネル形式の可搬型通信端末の場合には、本発明のような構成を採ることが好ましい。
上述の発明において、前記画面生成部で生成する画面は、前記可搬型通信端末の表示装置で表示可能な大きさと同一またはほぼ同一の大きさである、データ表示プログラムのように構成することも出来る。
可搬型通信端末は、上述のように表示装置の大きさに物理的な限界がある。そのため、視認性を向上させるには、表示装置の全面にわたって画面の表示を行わせることが好ましい。画面の全面にわたって表示をさせても、可搬型通信端末の場合には特に画面の遷移が容易であることから、不都合が生じにくい。
上述の発明において、前記画面生成部は、前記データ抽出部で抽出したデータのうち、データが存在しない項目については表示を行わないで前記画面を生成する、データ表示プログラムのように構成することもできる。
可搬型通信端末の表示装置の大きさの物理的限界の問題から、不要な項目、特にデータが存在しない項目については、新たに生成する画面からは削除した上で画面を生成することで、データを表示する項目の表示範囲を広くできるので、視認性を向上させることが出来る。
上述の発明において、前記データ表示プログラムは、前記可搬型通信端末を、さらに、前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータを表示する幅を調整する幅調整部、データ表示プログラムのように構成することもできる。
データ長が長いデータの場合、そのデータのすべてが表示されない場合がある。このような場合、パーソナルコンピュータの場合には、帳票形式の表示データの行または列の境界線をマウスで上下左右にドラッグすることで調整することが出来る。しかし、マウスの概念がない可搬型通信端末の場合、簡単に調整することが出来ない。そこで本発明を用いることで、行または列の幅を調整することを可能とせしめる。
上述の発明において、前記幅調整部は、前記データ抽出部によって抽出された前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータのなかから最大のデータ長を算出し、前記算出した最大のデータ長または該最大のデータ長に所定のデータ長を加算したデータ長で、該データを表示する幅を調整する、データ表示プログラムのように構成することもできる。
本発明のように構成することで、ユーザは、帳票形式の表示データの行または列の幅を、簡単な操作で調整することが出来る。
上述の発明において、前記幅調整部は、前記データ抽出部によって抽出された前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータのなかから最大のデータ長を算出し、前記算出した最大のデータ長と、あらかじめ定められた幅とを比較し、前記最大のデータ長があらかじめ定められた幅以上の場合には、前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータの表示幅として、前記あらかじめ定められた幅として調整する、データ表示プログラムのように構成することもできる。
最大のデータ長が著しく長い場合には、最大幅がそれに合わせて設定されてしまうため、かえって視認性が低下してしまう。特に、可搬型通信端末の場合には、表示装置の表示領域が大きくないため、それが発生しやすい。そこで、本発明のように構成することで、表示可能領域内に収まるように表示させることが出来る。この結果、視認性の低下を防止することが出来る。
上述の発明において、帳票形式の表示データを記憶する記憶装置を備える可搬型通信端末を、前記記憶装置に記憶し、前記可搬型通信端末のタッチパネル形式の表示装置で表示する表示データのうち、前記可搬型通信端末のユーザによって行または列が選択されたことを受け付ける選択受付部、前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータを前記記憶装置から抽出するデータ抽出部、前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータを表示する幅を調整する幅調整部、として機能させ、前記幅調整部は、前記データ抽出部によって抽出された前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータのなかから最大のデータ長を算出し、前記算出した最大のデータ長または該最大のデータ長に所定のデータ長を加算したデータ長で、該データを表示する幅を調整する、データ表示プログラムのように構成することもできる。
なお、上述の各発明のデータ表示プログラムを備える可搬型通信端末を構成することも出来る。
本発明の可搬型通信端末におけるデータ表示プログラムを用いることで、従来よりも視認性が良く、可搬型通信端末で帳票形式の表示データを表示させることが出来る。
本発明のデータ表示プログラムを用いて、業務システムからデータを取得し、表示させる場合の全体のシステム構成の一例を模式的に示す図である。 本発明のデータ表示プログラムの各機能を含む、全体のシステム構成の一例を模式的に示す図である。 本発明の処理プロセスの一例を模式的に示すフローチャートである。 帳票形式の表示データの一例を模式的に示す図である。 画面生成部で生成する画面の一例を模式的に示す図である。 画面生成部で生成する画面のほかの一例を模式的に示す図である。 帳票形式の表示データの一例を模式的に示す図である。 データ抽出部における処理の一例を模式的に示す図である。 実施例2において、データがすべて表示されていない状態を模式的に示す図である。 実施例2のデータ表示プログラムの各機能を含む、全体のシステム構成の一例を模式的に示す図である。 実施例2の処理の一例を模式的に示す図である。 幅調整後の表示データの一例である。 実施例3の、最大のデータ長にあわせた場合に、操作の移動量が大きくなることを示した図である。 従来の業務システムにおいて、業務システムから表示データを取得し、可搬型通信端末で表示させる場合の概念を模式的に示す図である。
本発明のデータ表示プログラム1を用いて可搬型通信端末2で所定のサーバからデータを取得し、表示させる場合の全体のシステム構成の一例を図1に、各機能を含む全体のシステム構成の一例を図2に示す。
なお、本発明のデータ表示プログラム1は帳票形式の表示データを表示する場合に用いるが、可搬型通信端末2で帳票形式の表示データを表示させるのであれば、そのデータは、業務システム3で用いるデータに限られず、如何なるデータであっても良い。また業務システム3とは、企業などの業務活動の遂行に用いるコンピュータシステムである。業務システム3には、業務活動に関する処理を実行する基幹系システム、情報系システムが該当する。これらの一例としては、たとえば販売管理システム、購買管理システム、財務管理システム、人事管理システム、給与管理システム、生産管理システム、グループウェアシステム、ドキュメント管理システム、ワークフローシステム、スケジューラーシステムなどが該当するが、これらに限定されるものではない。従って、帳票形式の表示データを可搬型通信端末2で表示させるのであれば、業務システム3以外のアプリケーションを提供するアプリケーションサーバであればよい。
また可搬型通信端末2は、携帯電話(スマートフォンを含む)、PHS、タブレット型コンピュータなど、小型のディスプレイ(表示装置23)を備えた端末であって、インターネットやLAN、イントラネットなどのネットワーク4を介して、所定のサーバ(業務システム3など)から帳票形式の表示データを取得する。
可搬型通信端末2は、プログラムの演算処理を実行するCPUなどの演算装置20と、情報を記憶する半導体メモリなどの記憶装置21と、ディスプレイなどの表示装置23と、操作ボタンやタッチパネルなどの入力装置22と、演算装置20の処理結果や記憶装置21に記憶する情報をインターネットやLANなどのネットワーク4を介して送受信する通信装置24とを有している。可搬型通信端末2で実現する各機能(各手段)は、その処理を実行する手段(プログラムやモジュールなど)が演算装置20に読み込まれることでその処理が実行される。各機能は、記憶装置21に記憶した情報をその処理において使用する場合には、該当する情報を当該記憶装置21から読み出し、読み出した情報を適宜、演算装置20における処理に用いる。
本発明における各手段は、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。
データ表示プログラム1は、表示データ取得部10と選択受付部11とデータ抽出部12と画面生成部13とを有する。
表示データ取得部10は、可搬型通信端末2で所定の操作が行われるなど、可搬型通信端末2からネットワーク4を介して業務システム3に対して、帳票形式の表示データの取得要求が行われると、その要求に対応した帳票形式の表示データをネットワーク4を介して業務システム3から取得する。取得した帳票形式の表示データは、記憶装置21に記憶する。取得した帳票形式の表示データを用いて、可搬型通信端末2の表示装置23に表示した場合の一例を図4に模式的に示す。
記憶装置21の所定の記憶領域には、表示データ取得部10で取得した、帳票形式の表示データを記憶する表示データ記憶部211を備えている。表示データ記憶部211で記憶した帳票形式の表示データは、表示装置23で表示されることで、ユーザはその内容を視認することが出来る。
選択受付部11は、表示装置23で表示されている帳票形式の表示データのうち、所定箇所、たとえば詳細表示を行うことを示すボタンや、行または列の項目がユーザにより選択されたことを受け付ける。この選択の受付は、当該ボタンや行または列の項目などが、ユーザによって操作ボタンが操作され、押下されるなどで選択されれば良い。また、表示装置23がタッチパネルの場合には、当該ボタンや行または列の項目がタップ(表示装置23を軽く叩く操作)されると、表示装置23におけるタップされた位置の座標を特定し、当該タップされた位置に表示されている行または列の項目などを特定する。
データ抽出部12は、選択受付部11で判定した、ユーザによって特定された行または列の項目に対応づけられている項目のデータを表示データ記憶部211から抽出する。たとえばある行がユーザによって特定されると、その行に対応づけられた各項目のデータを表示データ記憶部211から抽出する。
画面生成部13は、データ抽出部12で抽出したデータについて、項目毎にその項目のデータとして代入した画面を生成する。ここで生成した画面は、可搬型通信端末2の表示装置23によって一画面として表示される。この画面の一例を図5に示す。なお、画面生成部13は、基準となる画面デザインがあり、各項目(ここでは列の項目)およびその項目に対応づけられた変数が設定されている。そしてこの項目毎の変数に、データ抽出部12で抽出したデータを代入することで、一つの画面として生成することが出来る。
なお、画面生成部13は、項目のデータが存在しない(項目に対応する変数の値がNULL)ときには、当該項目を設けず、ずらして表示しても良い。すなわち、図5の場合、項目「住所3」のデータが存在していない(項目「住所3」のデータの値がNULL)ことから、項目「住所3」を設けないように構成することもできる。この場合に生成される画面の一例を図6に示す。
また、画面生成部13で表示する画面の大きさは、可搬型通信端末2の表示装置23の大きさと同一またはほぼ同一であることが好ましい。これによって、可搬型通信端末2の表示装置23の全面に、選択された行または列に対応する各項目のデータを表示することが出来る。これは、可搬型通信端末2だからこそ視認性の向上に好ましい構成である。
また画面の大きさを特定するにあたっては、可搬型通信端末2の表示装置23の大きさを示す情報(たとえば横Xピクセル、縦Yピクセルの情報)を取得し、その大きさに合わせた画面を生成すると良い。
次に本発明のデータ表示プログラム1を用いて、帳票形式の表示データを表示させる場合の処理プロセスの一例を図3のフローチャートを用いて説明する。
まず、ユーザは可搬型通信端末2の入力装置22で所定の操作を行うことにより、可搬型通信端末2へネットワーク4を介して、帳票形式の表示データの取得要求を業務システム3に送る。この取得要求を受け付けた業務システム3は、対応する帳票形式の表示データを生成し、ネットワーク4を介して可搬型通信端末2に送る。なお、業務システム3は、帳票形式の表示データの取得要求を可搬型通信端末2から受け付けなくても、たとえば所定の日時が到来したなどをトリガーとして、可搬型通信端末2に帳票形式の表示データを送るようにすることも出来る。
以上のようにして業務システム3から送られた帳票形式の表示データを、表示データ取得部10は取得し(S100)、それを表示データ記憶部211に記憶させる。また可搬型通信端末2は、表示データ記憶部211に記憶した帳票形式の表示データを、表示装置23で表示させる。図7に、業務システム3から送られた帳票形式の表示データに基づいて、可搬型通信端末2の表示装置23で表示をした状態を模式的に示す。この状態で表示装置23に表示されている範囲を示すのが、たとえば図7のG1で示されている範囲である。なお、図7に示されている「詳細」ボタンは、後述するように、選択受付部11で選択を受け付け、当該項目についての一覧の画面を生成するための選択ボタンである。なお、「詳細」ボタンは設けずとも良い。
図7の状態において、可搬型通信端末2の表示装置23ではG1の範囲で帳票形式の表示データが表示されているが、これではユーザは顧客に関するすべてのデータを一覧することが出来ない。そこで、ユーザは、すべてのデータを一覧したい顧客の行の「詳細」ボタン(または列。以下では行の場合を説明するが、列の場合であっても行と列を入れ替えるだけで同様に実現できる)をタップするなどによって選択する(S110)。
たとえば、タッチパネル形式である表示装置23の「詳細」ボタンをユーザがタップすることで、選択受付部11は、タップされた座標(表示装置23における座標)に基づいて、当該座標に表示されている顧客の行(または列)を特定する。ここでは、顧客コード「11」の行の「詳細」ボタンがタップされたとする。
そうすると、データ抽出部12は、顧客コード「11」に対応する項目のデータを、表示データ記憶部211から抽出する(S120)。すなわち、顧客コード「11」に対応する郵便番号「100−0006」、住所1「東京都千代田区有楽町」、住所2「8−888−8」、住所3「」(NULL:データなし)、電話番号1「03−8888−8888」を表示データ記憶部211から抽出する。これを模式的に示すのが図8である。
そしてデータ抽出部12で抽出した各項目のデータを、画面生成部13は、各項目の変数に代入し、表示装置23で表示させる画面を生成する(S130)。そして画面生成部13が生成した画面は、表示装置23で図5のように表示される。
このように、帳票形式の表示データの場合、格子状に各項目のデータが規則的に配列されているため、単に取得したデータをそのまま表示装置23で表示したのでは、視認性が良くないことが一般的である。しかし、本発明のように、ユーザによって選択された行または列に対応する項目のデータを抽出し、抽出したデータを画面として新たに生成することで、選択された行または列に対応する項目のデータを一覧することが出来、視認性が向上する。
さらに本発明の別の実施態様の一例を説明する。帳票形式の表示データを表示する場合、データ長が長いと、図9に示すように、その項目のデータのすべてが表示されず、途中で切れてしまう。コンピュータなどでこのようなことが生じた場合には、行または列の境界線をマウスなどで左右にドラッグすることで、行または列の幅を調整し、当該項目のすべてのデータを表示させることが出来る。
しかし可搬型通信端末2の場合、入力装置22にマウスの概念がないことから、行または列の境界線を左右にドラッグするという操作を行うことができない。そこで、入力装置22にマウスの概念がない可搬型通信端末2の場合であっても、同様の操作ができることが望まれている。
そこで本発明のデータ表示プログラム1では、さらに幅調整部14を備える。本実施態様の全体のシステム構成の一例を図10に模式的に示す。なお、本実施態様においては、画面生成部13は不要である。また帳票形式の表示データを業務サーバから取得しない場合には、表示データ取得部10も不要である。
幅調整部14は、特定された項目のデータのデータ長に基づいて、当該項目における最大のデータ長を算出する。このデータ長は、当該項目の各データのデータ長をそれぞれ比較することで算出できる。そして算出した最大のデータ長の長さに、当該項目の幅を調整する。
より具体的に本実施態様の処理を説明する。可搬型通信端末2の表示装置23で帳票形式の表示データが表示されており、図9に示すように、特定の項目のデータは、そのデータ長が長いことから、当該項目のデータのすべてが表示できていない。そこで、ユーザは、当該項目のうち、所定箇所、たとえば行または列の項目名などを入力装置22で選択する、タップするなど、所定の操作を行う。たとえば、タッチパネル形式である表示装置23でユーザがタップすることで、選択受付部11は、タップされた座標(表示装置23における座標)に基づいて、当該座標に表示されている顧客の行(または列)を特定する。
そうすると、データ抽出部12は、タップされた項目の行(または列)に対応する項目のデータを、表示データ記憶部211から抽出する。たとえば図9の場合、「取引区分」がタップされることで、取引区分に対応する項目のデータを、データ抽出部12が表示データ記憶部211から抽出する。
そして、幅調整部14は、データ抽出部12が抽出した各データのデータ長を比較し、最大のデータ長を算出する。そして算出した最大のデータ長、またはそれに所定のデータ長を加算したデータ長に、タップされた行(または列)の幅を変更する。本実施態様の処理の概念図を図11に模式的に示す。また幅調整後の表示データの一例を、図12に模式的に示す。このような処理を実行することによって、帳票形式の表示データを可搬型通信端末2で表示をする場合であっても、視認性を向上させることが出来る。
実施例2では、幅調整部14を用いることにより、タップされた行または列の幅を変更することでその視認性を向上させた。この構成の場合、データの中に著しく長いデータ長が含まれていると、最大幅がそれにあわせて表示されてしまうため、ほかのデータを確認するには、画面を大きく移動させなければならない。これを模式的に示すのが図13である。このような場合には、かえって視認性が悪化することとなる。
そこで本実施例においては、実施例2の幅調整部14は、データ抽出部12が抽出した各データのデータ長を比較して最大のデータ長を算出した後、その最大のデータ長と、あらかじめ定められた行または列の幅と比較し、最大データ長が行または列の幅以上の場合には行または列の幅をあらかじめ定められた値とし、最大データ長が行または列の幅未満の場合には行または列の幅を最大データ長とする。
すなわち、最大データ長≧あらかじめ定められた行または列の幅の場合には、幅調整部14は当該行または列をあらかじめ定められた行または列の幅とし、最大データ長<あらかじめ定められた行または列の幅の場合には、幅調整部14は当該行または列を最大データ長とする。
なお、あらかじめ定められた行または列の幅としては、可搬型通信端末2の表示装置23の大きさを示す情報を取得し、その大きさとすることがよい。好ましくは、表示装置23の領域内(表示可能な縦または横の範囲内)に一行または一列が収まることがよい。これによって、一行または一列の最大幅は、表示装置23の大きさ以下となり、視認性が向上する。このような構成によって、可搬型通信端末2では表示装置23を大きくできない、すなわちスクロールを頻繁に行う必要がある点に起因する独特の技術的課題を解決することが可能となる。
さらに、上述の場合において行または列の最大幅は制限することが出来るが、それでは、当該最大幅よりも長いデータ長のデータのすべてを確認することは出来ない。そこで、幅調整部14は、行または列の所定箇所、たとえば行または列の項目がタップされたことを受け付けると、制限された最大幅と、制限されていない幅(最大データ長に基づく幅)との表示の切り替え制御を行う。
これによって、さらに視認性を向上させることが可能となる。
なお、実施例1乃至実施例3の構成は、適宜組み合わせをすることが可能である。
本発明の可搬型通信端末2におけるデータ表示プログラム1を用いることで、従来よりも視認性が良く、可搬型通信端末2で帳票形式の表示データを表示させることが出来る。
1:データ表示プログラム
2:可搬型通信端末
3:業務システム
4:ネットワーク
10:表示データ取得部
11:選択受付部
12:データ抽出部
13:画面生成部
14:幅調整部
20:演算装置
21:記憶装置
22:入力装置
23:表示装置
24:通信装置
211:表示データ記憶部

Claims (9)

  1. 帳票形式の表示データを記憶する記憶装置を備える可搬型通信端末を、
    前記記憶装置に記憶し、前記可搬型通信端末のタッチパネル形式の表示装置で表示する表示データのうち、前記可搬型通信端末のユーザによって行または列が選択されたことを受け付ける選択受付部、
    前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータを前記記憶装置から抽出するデータ抽出部、
    前記抽出した各項目のデータを、所定の画面デザインにおける各項目に対応づけることで、前記選択受付部で選択された行または列に対応づけられた項目のデータを表示する画面を生成することで、前記可搬型通信端末の表示装置で表示させる画面生成部、
    として機能させることを特徴とするデータ表示プログラム。
  2. 記選択受付部は、
    前記ユーザによって、前記表示装置の所望の箇所が選択されたことを受け付け、
    前記表示装置における前記選択された箇所の位置座標を取得し、
    前記取得した位置座標に表示されている行または列を特定することで、前記可搬型通信端末のユーザによって行または列が選択されたことを受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ表示プログラム。
  3. 前記画面生成部で生成する画面は、
    前記可搬型通信端末の表示装置で表示可能な大きさと同一またはほぼ同一の大きさである、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ表示プログラム。
  4. 前記画面生成部は、
    前記データ抽出部で抽出したデータのうち、データが存在しない項目については表示を行わないで前記画面を生成する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のデータ表示プログラム。
  5. 前記データ表示プログラムは、前記可搬型通信端末を、さらに、
    前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータを表示する幅を調整する幅調整部、
    として機能させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のデータ表示プログラム。
  6. 前記幅調整部は、
    前記データ抽出部によって抽出された前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータのなかから最大のデータ長を算出し、
    前記算出した最大のデータ長または該最大のデータ長に所定のデータ長を加算したデータ長で、該データを表示する幅を調整する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のデータ表示プログラム。
  7. 前記幅調整部は、
    前記データ抽出部によって抽出された前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータのなかから最大のデータ長を算出し、
    前記算出した最大のデータ長と、あらかじめ定められた幅とを比較し、前記最大のデータ長があらかじめ定められた幅以上の場合には、前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータの表示幅として、前記あらかじめ定められた幅として調整する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のデータ表示プログラム。
  8. 帳票形式の表示データを記憶する記憶装置を備える可搬型通信端末を、
    前記記憶装置に記憶し、前記可搬型通信端末のタッチパネル形式の表示装置で表示する表示データのうち、前記可搬型通信端末のユーザによって行または列が選択されたことを受け付ける選択受付部、
    前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータを前記記憶装置から抽出するデータ抽出部、
    前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータを表示する幅を調整する幅調整部、として機能させ、
    前記幅調整部は、
    前記データ抽出部によって抽出された前記選択を受け付けた行または列に対応する項目のデータのなかから最大のデータ長を算出し、
    前記算出した最大のデータ長または該最大のデータ長に所定のデータ長を加算したデータ長で、該データを表示する幅を調整する、
    ことを特徴とするデータ表示プログラム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載のデータ表示プログラムを備える、
    ことを特徴とする可搬型通信端末。
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