JP3688796B2 - 画像表示装置及び入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、ワードプロセッサ等に適用される画像表示装置及び画像表示の為の座標指示を行うことの可能な入力装置に関し、更に詳しくは、画面上にウインドウを表示することのできる画像表示装置及び容易に操作を指示することのできる入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像表示装置においては、ウインドウ制御はマウスにより行れるのが一般的である。例えば、ウインドウを画面に呼び出す場合には、メニュー画面により呼び出すウインドウのファイル名等を指定入力する必要があり、また、元のウインドウの重なりのままで表示画像を得るには、画面の重ね合せを考慮してウインドウの取り除きを行うしかなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
また、使用頻度の高いウインドウについても、他のウインドウと同様にメニュー画面により、所望するウインドウのファイル名等を指定入力する必要があり、不便なものであった。更に、スクロールを行うためにはスクロールバーをマウスでドラッグする等の入力操作を行う必要があるが、ウインドウ内のデータをスクロールさせるのか否か等の指定が必要である上に、どの部分にスクロールを生じさせるのか確認が難しく、オペレータにとって操作性が悪いという問題点が指摘されていた。
【0004】
本発明は上記のような従来の画像表示装置が有する問題点を解決せんとしてなされたもので、その目的は、必要なウインドウを簡単に表示させることができる画像表示装置を提供することである。また、他の目的は、スクロール操作を効率的に行うことのできる画像表示装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の画像表示装置は、情報を入力するための入力手段と、情報を表示するための表示手段と、この表示手段にウインドウを識別するための識別情報を表示させる識別情報表示制御手段と、前記表示手段の画面に表示されているウインドウ毎に、画面における当該ウインドウの座標情報、当該ウインドウの大きさ情報、当該ウインドウの1つ上のウインドウの番号及び1つ下のウインドウの番号からなる重なり情報、当該ウインドウに表示されているデータのデータ名を含むデータ属性情報、当該ウインドウに表示されているデータの位置情報が記憶されるテーブルと、ソフトマルチウインドウ方式またはハードマルチウインドウ方式により、前記テーブルの情報を参照してウインドウの表示を行い、入力手段による入力に基づき前記テーブルの情報を更新する表示コントローラと、前記入力手段から1つのウインドウの指定操作及び識別番号との対応付け入力があると、指定されたウインドウに関するこの時点における前記テーブルの情報に識別情報を対応付けて保存する保存手段とを具備し、前記表示コントローラは、前記保存手段に保存された識別情報選択が前記入力手段によりなされるか否かを検出し、識別情報選択を受けると、この識別情報に対応付けられたウインドウに関する保存手段に保存されたテーブルの情報を用いて、前記対応付け入力があったときの画面表示を再現することを特徴とする。これによって、入力手段から表示手段に表示される識別情報を指示する操作を行うだけで、指示された識別情報に対応するウインドウの対応付け入力があったときの表示状態が前記表示手段の画面上に再現されることになる。
【0006】
請求項2に記載の画像表示装置は、情報を入力するための入力手段と、情報を表示するための表示手段と、この表示手段にウインドウを識別するための識別情報を表示させる識別情報表示制御手段と、前記表示手段の画面に表示されているウインドウ毎に、画面における当該ウインドウの座標情報、当該ウインドウの大きさ情報、当該ウインドウの1つ上のウインドウの番号及び1つ下のウインドウの番号からなる重なり情報、当該ウインドウに表示されているデータのデータ名を含むデータ属性情報、当該ウインドウに表示されているデータの位置情報が記憶されるテーブルと、ソフトマルチウインドウ方式またはハードマルチウインドウ方式により、前記テーブルの情報を参照してウインドウの表示を行い、入力手段による入力に基づき前記テーブルの情報を更新する表示コントローラと、前記入力手段から1つのウインドウの指定操作及び識別番号との対応付け入力があると、指定されたウインドウに関するこの時点における前記テーブルの情報に識別情報を対応付けて保存する保存手段とを具備し、前記表示コントローラは、前記保存手段に保存された識別情報選択が前記入力手段によりなされるか否かを検出し、識別情報選択を受けると、この識別情報に対応付けられたウインドウに関する前記保存手段に保存されたテーブルの情報を用いて、当該識別情報に対応付けられたウインドウと該ウインドウ内に表示されていたデータを、現在の表示に重ねて、前記対応付け入力があったときの画面位置に表示することを特徴とする。これによって、入力手段から表示手段に表示される識別情報を指示する操作を行うだけで、指示された識別情報に対応するウインドウが前記表示手段の画面上所定位置に取出し表示される。
【0007】
請求項3に記載の画像表示装置においては、識別情報表示制御手段が、入力手段から識別情報の表示指示が与えられた場合に識別情報を表示手段の画面上に表示させ、表示された識別情報が指示された場合に画面上から消去することを特徴とする。これによって、必要な場合にのみ識別情報が画面上に表示され、不必要な場合に識別情報が画面上から消去されることになる。
【0008】
請求項4に記載の画像表示装置は、情報を入力するための入力手段と、情報を表示するための表示手段と、この表示手段による表示領域の座標位置を指示する座標指示手段と、前記表示手段に表示されているウインドウと前記座標指示手段とを対応付ける前記入力手段からの操作に応じて、該当のウインドウに前記座標指示手段を対応付けて記憶する対応付手段と、前記表示手段の画面に表示されているウインドウ毎に、画面における当該ウインドウの座標情報、当該ウインドウの大きさ情報、当該ウインドウの1つ上のウインドウの番号及び1つ下のウインドウの番号からなる重なり情報、当該ウインドウに表示されているデータのデータ名を含むデータ属性情報、当該ウインドウに表示されているデータの位置情報が記憶されるテーブルと、ソフトマルチウインドウ方式またはハードマルチウインドウ方式により、前記テーブルの情報を参照してウインドウの表示を行い、入力手段による入力に基づき前記テーブルの情報を更新する表示コントローラと、前記座標指示手段とを対応付けられたウインドウの表示内容データを退避記憶させるための退避記憶手段と、前記座標指示手段と対応付けられたウインドウが他のウインドウにより隠れたか又は表示画面外に出たかを前記テーブルのデータに基づき検出し、前記ウインドウが他のウインドウにより隠れた場合又は表示画面外に出た場合に前記ウインドウの表示内容データを前記退避記憶手段に退避させる退避制御手段と、前記座標指示手段において任意の指示操作がなされると、前記表示手段の画面上所定位置に前記ウインドウを表示し、対応付手段により対応付けられたウインドウの内容データを前記退避記憶手段から取出して前記ウインドウ内に表示する表示制御手段と、を具備することを特徴とする。これによって、座標指示手段において任意の指示操作がなされると、対応付手段により対応付けられたウインドウが前記退避記憶手段から取出されて前記表示手段の画面上所定位置に表示されることになる。
【0009】
請求項5に記載の画像表示装置においては、座標指示手段が、対応付手段により対応付けられたウインドウが表示手段の画面上に表示されている場合に、当該ウインドウを前記画面において移動させる指示を与えるウインドウ移動指示手段として、共用されていることを特徴とする。これによって、座標指示手段から当該ウインドウを前記画面において移動させる指示が与えられることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係る画像表示装置を説明する。各図において、同一の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。図3には、本発明の実施の形態に係る画像表示装置が適用されるコンピュータシステム(パーソナルコンピュータ、ワークステーション、ワードプロセッサ等)が示されている。このシステムは、CPU1が主メモリ2のプログラム及びデータに基づき、各部の制御を行うものである。CPU1にはバス3を介して表示装置コントローラ4、磁気ディスクコントローラ5、キーボードコントローラ6、マウスコントローラ7が接続されている。表示装置コントローラ4には、CRT、LCD、プラズマ等の表示装置8が接続され、CPU1の制御により必要な情報を表示することができる。表示装置コントローラ4はCPU1の制御下において複数のウインドウを表示装置8の画面上に表示するように制御を行う。磁気ディスクコントローラ5には、磁気ディスク装置9が接続されており、磁気ディスク装置9には主メモリ2に読み出すべきプログラムやデータが格納され、また、CPU1は必要なデータを磁気ディスク装置9に書き込み記憶することができる。キーボードコントローラ6には、キーボード入力装置10が接続されており、オペレータはキーボード入力装置10から情報を入力することができる。マウスコントローラ7には、マウス11が接続されており、位置情報を入力することが可能に構成されている。
【0018】
図1には、上記のシステムにおける画像表示装置の構成図が示されている。画像表示装置は、情報を入力するための入力手段101と、情報を表示するための表示手段102と、この表示手段102にウインドウを識別するための識別情報を表示させる識別情報表示制御手段103と、上記表示手段102に表示されるウインドウと上記識別情報とを対応付ける上記入力手段101からの操作に応じて、該当のウインドウと該当の識別情報とを対応付けて記憶すると共に、上記表示手段102における当該ウインドウ及び画面上の表示状態情報を記憶手段105に保存する保存手段104と、上記表示手段102に表示されている上記識別情報を指示する上記入力手段101からの操作に応じて、指示された識別情報に対応するウインドウの原表示状態を上記保存手段の情報に基づき上記表示手段102の画面上に再現する再現手段106とを具備する。
【0019】
入力手段101は、キーボード入力装置10と、マウス11等のポインティングディバイス11Aとにより構成されている。表示手段102は表示装置8に対応し、記憶手段105は、例えば、表示コントローラ4のRAM領域に相当している。識別情報表示制御手段103は表示装置コントローラ4の機能として実現され、保存手段104は表示装置コントローラ4が実現し、再現手段106は表示装置コントローラ4がCPU1の制御下において実現する機能である。
【0020】
本システムにおいては、必要時にマウスポインタMPを画面8Aの所定位置に位置付けマウス11においてクリックすることにより、ファイル操作、印刷、編集等のファンクションキーFを図5に示すように表示する。表示されたファンクションキーFの所望のキーにマウスポインタMPを位置付け、マウス11においてクリックすることにより、ファイルオープンやエディタ起動をすることができ、その際、これらの領域をウインドウで指定できる。必要な操作が終了すると、ファンクションキーFの表示は画面8Aから消去される。
【0021】
図5には、画面8Aにおいて、例えば、データ(ファイル)Aを図の四角のウインドウ領域に表示したときの表示例が示されている。ウインドウの大きさ及び位置は、例えば、ウインドウの対向する2角をマウスによりクリックして入力することにより指定できる。更に、ウインドウを複数表示することができ、重ねることも可能である。図6には、データAのウインドウの一部にデータB(ファイル)Bのウインドウを重ねて表示した例が示されている。各ウインドウの位置(座標)、大きさ、重なり、ウインドウに表示されるデータの属性(データ名等)、表示されているデータの位置の情報等が、表示装置コントローラ4により管理される。つまり、表示装置コントローラ4は、ウインドウに関し上記各情報をセットするテーブルを有する。
【0022】
上記テーブルは、図4に示されるように、ウインドウ番号に対応させて、ウインドウの位置(座標)(例えば、ウインドウの左上角の点の座標x、y)、大きさ(ここでは、一辺の長さai)、重なり(一つ上のウインドウ番号と一つ下のウインドウ番号により構成される)、ウインドウに表示されるデータの属性(データ名等)、表示されているデータの位置の情報(例えば、ウインドウの左上角の点にあるデータ位置の座標X,Y)が記憶される。表示されているデータの位置情報はウインドウ内のデータのスクロールに応じて順次更新される。また、ウインドウの位置についても、ウインドウの移動等により更新される。表示装置コントローラ4は、ウインドウ内のデータのスクロールに応じてCPU1へデータを要求し、これに対し、CPU1は主メモリ2から、または、磁気ディスク装置9から、読み出したデータを表示コントローラ4へ与える。
【0023】
また、マルチウインドウの表示制御に関しては、表示装置コントローラ4において、ビットマップメモリ内のウインドウをグラフィックコントローラのbitblt回路を用い、上記テーブルを参照して表示画面に対応するフレームバッファへ転送し、必要な重なりの表示を実現するソフトマルチウインドウ方式、または、画面上に現れて表示されている領域毎にビットマップメモリ内で画面を構成し、グラフィックコントローラによって上記テーブルを参照して各画面の境界でアドレスを切り換えて該当する画面のデータを読出し、これを表示画面に対応するフレームバッファへ転送するハードマルチウインドウ方式等が用いられる。
【0024】
更に、このシステムにおいては、マウスポインタMPが地画面にある(例えば、図5、図6の状態)場合、マウス11を操作してマウスポインタMPが画面8Aの枠に接しても、なおマウス11の移動を行うことにより、表示領域(表示範囲)の移動を行うことができる。例えば、表示領域はマウス11の移動方向と反対方向にスクロールされて行く。この結果、図6の状態からウインドウの無い地画面のみの表示領域へ移ることができる。画面8Aの位置(座標)についても、表示装置コントローラ4が記憶処理を行っている。初期表示位置の画面の右上角の座標が(0,0)であり、画面内ではxy直交座標系の第1象限から第4象限の任意の位置までの表示領域をスクロールすることができる。
【0025】
次に、表示装置コントローラ4が保存手段104として行う動作を説明する。例えば、マウスポインタMPを画面8Aの所定位置に位置付け、マウス11においてクリックすることにより、ファンクションキーFを図5に示すように表示する。表示されたファンクションキーFの内、例えば、「対応付モード」のファンクションキー位置にマウスポインタMPを位置付け、マウス11においてクリックすることにより、図7に示されるフローチャートの処理がスタートする。表示装置コントローラ4は、CPU1から与えられる対応付表示用のデータにより、現在、「対応付モード」であることを所定位置に表示する(S1)。次に、識別情報と対応付けるべきウインドウの指示を促す表示を行う(S2)。そこで、入力がなされたかをCPU1を介して検出する(S3)。ここに、識別情報と対応付けるべきウインドウの指示は、所望のウインドウ内にマウスポインタMPを位置付け、マウス11においてクリックを行うことで行うものとする。図8の例は、ウインドウW5に識別情報(菱形枠内に表示)「5」を対応付ける例を示す。表示装置コントローラ4は、指示されたウインドウの位置情報をCPU1から受取り、これからウインドウの番号を得て保持する。次に、当該ウインドウに対応付けする識別情報の入力を促す表示を行う(S4)。入力の有無をCPU1を介して検出し(S5)、入力がされたことを検出すると、図8に示されるように、指定されたウインドウW5に、入力された識別情報「5」を菱形枠に表示し、登録の確認を求めるメッセージを表示する(S6)。更に、入力内容の分析を行う(S7)。例えば、所定位置に、「確認」と「取消」のボックスウインドウを表示し、マウス11によるクリック入力を待つ。ここで、「取消」がクリックされた場合には、ステップS1に戻って動作を継続し、「確認」がクリックされた場合には、図4に示すテーブルにおいて、該当のウインドウ番号(この場合「1」)に対応する識別情報の領域に、識別情報「5」を記録し(S8)、識別情報の選択用ウインドウWSを開き、対応付けられた識別情報「5」を菱形枠を付加して選択用ウインドウWS及び対応するウインドウW5内に表示する。図8の例では、ウインドウW1〜W5に対して、識別情報「1」〜「5」を対応付けられていることを示している。また、図8の例では、ウインドウW1〜W6が表示領域において、図示の位置に図示の大きさで既に展開されており、画面8Aの位置が図示の通り、ウインドウW5、W6が重なっている位置にあることを示す。従って、画面8Aの表示領域を移動することにより、ウインドウW1〜W4を画面8A内に表示させることが可能である。
【0026】
識別情報の選択用ウインドウWSは、表示装置コントローラ4が識別情報表示制御手段103として、図9のフローチャートの識別情報表示動作の処理を実行することにより表示される。例えば、マウス11の右ボタンを表示要求のボタンに割り当てておき、表示装置コントローラ4はCPU1を介して当該ボタンの操作による表示要求がなされたかを検出している(S11)。ここで、表示要求があると、識別情報群を選択用ウインドウWSに図8に示す如く画面8Aに表示する(S12)。表示された選択用ウインドウWSの識別情報のいずれかがマウス11のクリックにより選択されるか(S13)、マウスの右クリックが再度なされることによる選択用ウインドウWSの消去指示がなされたか(S14)の検出が行われ、識別情報の選択が行われた場合、または、消去指示がなされた場合には、選択用ウインドウWSを閉じて(S15)、ステップS11へ戻って表示要求がなされたかの検出を行う。
【0027】
次に、図10に示すフローチャートを参照して、表示装置コントローラ4が再現手段106として行う動作を説明する。表示装置コントローラ4は、上記図9において説明した識別情報表示動作による識別情報選択の検出動作(S13)と同様にして、識別情報が選択されたかを検出している(S16)。ここで、識別情報が選択されたことを検出すると、選択された識別情報に対応するウインドウの画面内容表示状態データを再現する(S17)。例えば、図11(a)に示す如く、ウインドウW1に対応付けられている識別情報「1」にマウスポインタMPが当てられて、マウス11においてクリックがなされたとすると、ウインドウW1が最終的に表示されていた画面8Aの表示状態を再現すべく、図4のテーブルを参照し、ウインドウ相互の重なりや画面8Aにおける位置(座標)等を用いて、マルチウインドウ画面の表示データを作成する。そして、再現された表示データを画面8Aに表示させ、表示領域のジャンプを実現する(S18)。つまり、図11(a)に示すようにウインドウW5,W6が表示されていた状態から、マウス11のクリックによる識別情報「1」の選択によって、図11(b)に示すように、識別情報「1」に対応付けられていたウインドウW1が表示されていた状態の画像が画面8Aに現れる。従って、従来では、画面8Aの表示領域(表示範囲)をスクロールにより移動させて、いずれの位置に存在するか判らぬウインドウW1を探す操作が必要であったが、本実施の形態によれば、ウインドウW1を探す操作及び時間を不要として、言わばワンタッチで表示領域のジャンプがなされる。
【0028】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図2には、本発明の第2の実施の形態に係る画像表示装置の構成図が示されている。この画像表示装置の構成は、表示手段102に表示されている識別情報を指示する入力手段101からの操作に応じて、指示された識別情報に対応するウインドウを保存手段104の情報に基づき表示手段102の画面上の所定位置に取り出し表示する取出表示制御手段107を備える点で、第1の実施の形態の構成と異なる。
【0029】
上記構成によって、表示装置コントローラ4が識別情報表示制御手段103として機能する。また、表示装置コントローラ4が保存手段104として行う動作は第1の実施の形態の場合と同一である。そして、表示装置コントローラ4は取出表示制御手段107として図12のフローチャートに示す動作を行うので、これを説明する。表示装置コントローラ4は、上記図9において説明した識別情報表示動作による識別情報選択の検出動作(S13)と同様にして、識別情報が選択されたかを検出している(S21)。ここで、識別情報が選択されたことを検出すると、選択された識別情報に対応するウインドウの表示データを再現する(S22)。例えば、図13(a)に示す如く、ウインドウW1に対応付けられている識別情報「1」にマウスポインタMPが当てられて、マウス11においてクリックがなされたとすると、ウインドウW1が最終的に表示されていた状態にウインドウW1のみを再現すべく、図4のテーブルを参照し、画面8Aにおける位置(座標)とデータ名及びデータ位置を用いて、ウインドウW1の表示データを作成する。そして、作成された表示データを画面8Aの上記位置(座標)に表示させる(S23)。つまり、図13(a)に示すようにウインドウW5,W6が表示されていた状態から、マウス11のクリックによる識別情報「1」の選択によって、図13(b)に示すように、識別情報「1」に対応付けられていたウインドウW1の画像が画面8Aにおける元の位置に現れる。従って、図13(a)に示されるように、ウインドウW6上の一部にウインドウW5が重ねられた画像から、図13(a)に示されるように、ウインドウW1が取り出し表示されウインドウW6,W5の上に重ねられた状態に遷移する。また、ウインドウW1の位置(座標)が当該図13(b)の画面8Aの位置(ウインドウW6,W5の上に重ねられた位置)となるから、図4のテーブルの対応する座標を更新する(S23A)。従って、本実施の形態によれば、ウインドウW1を探す操作及び時間を不要として、言わばワンタッチでウインドウW1のみを取出し、表示することができ、所望のウインドウのみを移動し表示させる場合に便利である。
【0030】
なお、以上の2つの実施の形態における図9の説明では、識別情報の選択があると、選択用ウインドウWSが消去されるとしたが、図11に示すように、識別情報の選択があっても、選択用ウインドウWSの表示を残したままとして、消去指示を待つ構成例も存在する。このように構成すると、識別情報の選択を誤った場合等においても、選択用ウインドウWSがそのまま表示されているので、他の識別情報の選択を行うことができ便利である。また、上記2つの実施の形態においては、ジャンプ表示させる画像、取出し表示させるウインドウをテーブル等を用いて作成する旨記載したが、これに限らず、大きなメモリ等を有するのであれば、図8の全てのウインドウW1〜W6の画像データを保持し、テーブルを参照してジャンプ表示させ、また、取出し表示させる表に構成された構成例が存在する。この構成例によれば、作成の処理が不要である。更に、識別情報の選択は、マウス11のクリックによらず行える構成例が存在する。また、マウス11のクリックによっても、キーボード入力装置10の数字キーを用いて入力することによっても、識別情報を選択できる構成例も存在する。また、マウス11は、他のポインティングディバイス、例えば、ライトペンやトラックボール等により構成する例も存在する。
【0031】
次に、図14を参照して、本発明の第3乃至第5の実施の形態に係る画像表示装置が適用されるコンピュータシステム(パーソナルコンピュータ、ワークステーション、ワードプロセッサ等)を説明する。このシステムは、十字カーソル入力装置13が設けられ、十字カーソルコントローラ12を介してバス3に接続されている点で、図3のシステムと異なっている。
【0032】
図15には、上記のシステムに適用される第3の実施の形態に係る画像表示装置の構成図が示されている。この画像表示装置は、情報を入力するための入力手段201と、情報を表示するための表示手段102と、この表示手段102による表示領域の座標位置を指示する座標指示手段202と、上記表示手段102に表示されているウインドウと上記座標指示手段202とを対応付ける上記入力手段201からの操作に応じて、該当のウインドウに上記座標指示手段202を対応付けて記憶する対応付手段203と、ウインドウを退避記憶させるための退避記憶手段204と、所定時に上記ウインドウを上記退避記憶手段204に退避させる退避制御手段205と、上記座標指示手段202において任意の指示操作がなされると、対応付手段203により対応付けられたウインドウを上記退避記憶手段204から取出して上記表示手段102の画面上所定位置に表示する表示制御手段206とを具備する。
【0033】
上記の座標指示手段202は十字カーソル入力装置13に相当している。表示手段102は表示装置8に対応し、退避記憶手段204は、例えば、表示コントローラ4のRAM領域に相当している。退避制御手段205は表示装置コントローラ4の機能として実現され、対応付手段203と表示制御手段206は、表示装置コントローラ4がCPU1の制御下において実現する機能である。
【0034】
図14のシステムは、図3に示したシステムと同様に、マルチウインドウ制御、ファンクションキーFによる制御、図6において説明したマウス11によるスクロール制御を行う。本システムでは、十字カーソル入力装置13と所望のウインドウとを対応付けるモードを有している。ここで、表示装置コントローラ4が対応付手段203として行う動作を説明する。例えば、マウスポインタMPを画面8Aの所定位置に位置付け、マウス11においてクリックすることにより、ファンクションキーFを図5に示すように表示する。表示されたファンクションキーFの内、対応付モードのファンクションキー位置にマウスポインタMPを位置付け、マウス11においてクリックすることにより、図16に示されるフローチャートの処理がスタートする。表示装置コントローラ4は、CPU1から与えられる対応付表示用のデータにより、現在、「対応付モード」であることを所定位置に表示する(S24)。次に、十字カーソル入力装置13と対応付けるべきウインドウの指示を促す表示を行う(S25)。そこで、入力がなされたかをCPU1を介して検出する(S26)。ここに、十字カーソル入力装置13と対応付けるべきウインドウの指示は、所望のウインドウ内にマウスポインタMPを位置付け、マウス11においてクリックを行うことで行うものとする。図17の例は、テキストエディタのウインドウWTに十字カーソル入力装置13を対応付ける例を示す。表示装置コントローラ4は、指示されたウインドウの位置情報をCPU1から受取り、これからウインドウの番号を得て保持する。次に、表示装置コントローラ4は、十字カーソル入力装置13に対応付けるウインドウWTの内部を反転表示等の特殊表示を行い、このウインドウWTと十字カーソル入力装置13に対応付けることの確認を求めるメッセージを表示する(S27)。更に、入力内容の分析を行う(S28)。例えば、所定位置に、「確認」と「取消」のボックスウインドウを表示し、マウス11によるクリック入力を待つ。ここで、「取消」がクリックされた場合には、ステップS24に戻って動作を継続し、「確認」がクリックされた場合には、図4に示すテーブルにおいて、該当のウインドウ番号に対応する識別情報の領域に、十字カーソル入力装置13の識別情報を記録し(S29)、リターンする。
【0035】
次に、図18に示すフローチャート、及び図19と図20の表示遷移例を参照して、表示装置コントローラ4が退避制御手段205及び表示制御手段206として行う動作を説明する。表示装置コントローラ4は図4のテーブルを参照して十字カーソル入力装置13に対応付けられたウインドウWTが他のウインドウによって覆われてしまったかを検出している(S31)。覆われてしまうと、ウインドウWT(ウインドウWTの表示内容データ)を、例えば、表示コントローラ4内の退避領域に退避させる(S32)。図19では、当初図19(a)の如くテキストエディタのウインドウWTが現れていた表示状態から図19(b)の如く、テキストエディタのウインドウWTが他のウインドウで隠れると、ウインドウWTの表示内容データが退避領域に退避される。このとき図4のテーブルにウインドウWTの位置等が登録されていることは勿論である。ウインドウWTの表示内容データが退避領域に退避されている間には、十字カーソル入力装置13において任意の操作(つまり、どの様な入力操作でも良く、従って、何等かの入力があれば良い)がなされるかをCPU1を介して検出する(S33)。ここで、操作有りを検出すると、当該十字カーソル入力装置13とウインドウWTとが対応付けられていることが記憶されているから、図19(c)に示すように、退避領域のウインドウWTの表示内容データを図4のテーブルにおける対応する座標に基づき画面8A上の当該座標位置に展開して表示する(S34)。この結果、ウインドウWTが他のウインドウのトップに表示される。このように、本実施の形態は、十字カーソル入力装置13と対応付けを行ったテキストエディタのウインドウWTについては、このウインドウ内にテキストを入力するに際してのデータ(参考資料、参考図等)のウインドウを次々に開き必要なものを発見する作業等の結果、ウインドウWTが隠れても、十字カーソル入力装置13を任意操作するだけでウインドウWTは元の位置に、しかも、トップに表示されテキスト入力を行うことができる。つまり、ディスク上でノートが様々な資料や本により埋まった場合にも、ボタン一つでノートが一番上に現れる如くに作業を行うことができ、極めて便利である。
【0036】
テキストエディタのウインドウWTが表示されている間には、十字カーソル入力装置13の操作の検出をCPU1を介して更に行い(S35)、操作有りを検出すると、当該ウインドウWTの位置を十字カーソル入力装置13の操作に応じて移動表示する(S36)。つまり、十字カーソル入力装置13の操作がなされると、図19(c)の表示状態から図20(a)へ表示状態が遷移する。従って、座標指示手段202である十字カーソル入力装置13は、対応付手段203により対応付けられたウインドウが表示手段102の画面上に表示されている場合に、当該ウインドウを画面において移動させる指示を与えるウインドウ移動指示手段202A(図15)として、共用されている。また、テキストエディタのウインドウWTが表示されている間には、十字カーソル入力装置13の操作に応じてウインドウWTが画面8A外に出てしまったを検出している(S37)。ウインドウWTが画面8A外に出てしまった場合には、図20(b)に示されるように退避領域に退避させる(S32)。また、画面8A内に表示されている場合にあっても、テキストエディタのウインドウWTの内容がクローズされたかを検出しており(S38)、ウインドウWTの内容がクローズされると、図20(c)に示されるように、当該ウインドウWTと十字カーソル入力装置13との対応関係を解除し、当該ウインドウWTの退避領域をクローズして(S39)、エンドとなる。
【0037】
上記の実施の形態によれば、テキストエディタのウインドウWTが隠れた場合にも、重なった他のウインドウを取り除いてテキストエディタのウインドウWTを探す等の作業が不要となり便利である。また、マウス11以外の座標指示装置でテキストエディタのウインドウWTを表示させるのであるから、マウス11の操作距離を短くでき、作業の効率化を図ることができる。
【0038】
なお、上記では十字カーソル入力装置を用いたが、これ以外に、マウス(2個目のマウス)、キーボード入力装置10の上下左右キー(カーソルキー)、トラックボール、アーキュポインタ、ジョイステック等を用いた構成例が存在する。係る構成例によっても、上記と同様の効果を得ることができる。また、十字カーソル入力装置13によるウインドウWTの移動によって、当該ウインドウWTが完全に外に出た場合には、退避領域に退避させるのではなく、移動した方向とは逆側から画面8A上に戻って表示するように表示装置コントローラ4が動作する構成例が存在する。このように構成することによって、ウインドウWTをずらしてウインドウWTの下に在ったウインドウの内容を覗き、再び画面8A上にウインドウWTを戻す処理を容易に行うことができる。
【0039】
図21には、上記のシステムに適用される第4の実施の形態に係る画像表示装置の構成図が示されている。この画像表示装置は、情報を表示するための表示手段102と、この表示手段102による表示領域の座標位置を指示する第1の座標指示手段301と、上記表示手段102による表示領域の座標位置を指示する第2の座標指示手段302と、上記表示手段102にウインドウを表示させるウインドウ表示制御手段303と、上記第1の座標指示手段301により指示されているウインドウ内の情報を、上記第2の座標指示手段302における操作に基づいてスクロールさせるスクロール制御手段304とを具備する。
【0040】
上記の第1の座標指示装置301はマウス11に、第2の座標指示装置302は十字カーソル入力装置13に対応している。表示手段102は表示装置8に対応し、ウインドウ表示制御手段303とスクロール制御手段304とは、表示装置コントローラ4の機能として実現される。
【0041】
この第4の実施の形態に係る画像表示装置の表示装置コントローラ4は、前述の通りのマルチウインドウ制御を行い、ウインドウ表示制御手段303として機能する。また、表示装置コントローラ4はスクロール制御手段304として図23に示すフローチャートの動作を行うので、これを説明する。
【0042】
表示装置コントローラ4はCPU1を介して、マウス11の操作によりマウスポインタMPが現在位置するウインドウ内の座標から外れ、他のウインドウ内の座標に移動したか否かを検出している(S41)。ここで他のウインドウに移動したことを検出すると、有効ウインドウを当該マウスポインタMPの存在するウインドウへ変更する(S42)。有効ウインドウの識別は、例えば、図4のテーブルにおいて別に有効ウインドウを示すフラグ領域を設け、ウインドウ番号に対応してフラグをセットしておく等の方法を採用している。この結果、表示装置コントローラ4は、有効ウインドウとなったウインドウの内容をトップに表示させる。従って、図25(a)に示すように、ウインドウ1−1の一部にウインドウ1−2が重なっている表示状態において、マウスポインタMPをウインドウ1−1内(表示されている部分)に移動させると、これを検出してウインドウの重ね合せ関係を変更し、図25(b)に示すように、ウインドウ1−1をトップに表示させる。このときのウインドウ1−1におけるデータ領域が図25(b)において梨地模様で示されている。
【0043】
また、図23に示されるように表示装置コントローラ4はCPU1を介して、十字カーソル入力装置13による操作の有無を検出しており(S43)、十字カーソル入力装置13による操作がなされたことを検出すると、マウスポインタMPが存在する有効ウインドウ1−1のデータに対し、十字カーソル入力装置13における操作に応じてスクロールを生じさせる(S44)。図25(b)においては、有効ウインドウ1−1のデータ(梨地模様)が十字カーソル入力装置13における矢印で示される操作に応じてデータのスクロールを矢印に示す通りに生じさせる。そして、図25に示すように、マウス11を操作してマウスポインタMPをウインドウ1−2内(表示されている部分)に移動させると、これを表示装置コントローラ4がCPU1を介して検出して(S41)ウインドウの重ね合せ関係を変更し、図25(c)に示すように、ウインドウ1−2をトップに表示させる(S42)。
【0044】
このスクロールのとき、マウスポインタMPの表示に関する座標値の処理を次のように行う。画面8Aの領域において、マウスポインタMPの座標は、画面8Aの左上角の点Pを0としたx2 2 直交座標系において、図26(b)に示されるように、Q(x2 ,y2 )とする。これに対し、画面8Aの表示領域(表示範囲)が移動するx1 1 直交座標系(初期状態の画面8Aの左上角の点Pの座標を0とする)においては、図26(a)に示されるように、画面8Aの左上角の点Pの座標はP(x1 ,y1 )とする。そこで、表示装置コントローラ4は、マウスポインタMPのx1 1 直交座標系における座標値をR(x1 +x2 ,y2 +y1 )=P(x1 ,y1 )+Q(x2 ,y2 )として表示処理する。このため、マウスポインタMPの座標は常に画面8Aにおいて、定位置にあることになり、ウインドウ内のデータのスクロールに拘らず、マウスポインタMPの移動は生じない。
【0045】
図22には、上記のシステムに適用される第5の実施の形態に係る画像表示装置の構成図が示されている。この画像表示装置は、情報を表示するための表示手段102と、この表示手段102による表示領域の座標位置を指示する第1の座標指示手段301と、上記表示手段102による表示領域の座標位置を指示する第2の座標指示手段302と、上記表示手段102にウインドウを表示させるウインドウ表示制御手段303と、上記第1の座標指示手段301からの指示により上記表示手段102のウインドウ内の情報に関する指定を受け付ける一方、上記第2の座標指示手段302における操作に基づいて上記画面の上記指定に係るウインドウ以外の表示領域にスクロールを生じさせるスクロール制御手段305とを具備している。
【0046】
この第5の実施の形態に係る画像表示装置の表示装置コントローラ4は、第4の実施の形態と同様にマルチウインドウ制御を行い、ウインドウ表示制御手段303として機能する。また、表示装置コントローラ4はスクロール制御手段305として図24に示すフローチャートの動作を行うので、これを説明する。
【0047】
表示装置コントローラ4はCPU1を介して、十字カーソル入力装置13による操作の有無を検出しており(S45)、十字カーソル入力装置13による操作がなされたことを検出すると、マウス11により指定されているウインドウが有るか否かを検出する(S46)。ここでマウス11に指定されているウインドウとは、マウス11のドラッグによりデータの範囲が指定された領域をもつウインドウであり、ドラッグに応じてウインドウ番号が保持される。上記ステップS46において、指定に係るウインドウが無いことが検出されると、何等の処理を行わずに(S47)ステップS45へ戻る。一方、指定に係るウインドウがあることが検出されると、十字カーソル入力装置13の操作に応じて、上記指定に係るウインドウ以外の表示領域に対しスクロールを生じさせる(S48)。
【0048】
上記のスクロール表示制御が使用される具体例を図27を参照して説明する。ここでは、図26におけるx1 1 直交座標系の仮想領域に、図27(a)に示す如く、データAを内容としているウインドウW10とデータBを内容とするウインドウW11があり、ウインドウW10が画面8A上に表示されている。このとき、オペレータにおいてデータAをウインドウW11のデータB上にドロップする要求が発生したとする。そこで、オペレータはマウス11を操作してウインドウW10にマウスポインタMPを移動し、必要なデータAの範囲をマウス11によりドラッグする(図27(a))。これにより、データAの範囲が指定され、ドラッグに応じて当該ウインドウW10のウインドウ番号が保持される。
【0049】
次に、図27(b)に示すように、上記ドラッグを継続しながら、十字カーソル入力装置13の操作を行って、ウインドウBがある方向に画面8AのウインドウW10を除く表示領域(この例では、地画面の領域)にスクロールを生じさせる。マウスポインタMPについては、図26にて説明した処理により、移動は生じない。この操作を続けるうちに、ウインドウBが画面8A上に現れる。そこで、オペレータはマウス11を操作してマウスポインタMPをウインドウW11のデータB上に移動させ、ドロップする。これにより図27(c)に示されるようにウインドウW11のデータB上にデータAの移動またはコピーを行うことができる。
【0050】
この実施の形態によれば、ウインドウ間でのデータの移動の際におけるクリップボード等を用いてデータAを格納する従来処理が不要となり、効率的である。また、十字カーソル入力装置13によって、2つのウインドウを近付けることができ、マウス11による移動操作量を少なくできる。
【0051】
なお、第5の実施の形態において、ウインドウによる範囲指定が無い場合に十字カーソル入力装置13の操作がなされても処理を行わなかったが、第4の実施の形態と組み合わせ、ウインドウによる範囲指定が無い場合に十字カーソル入力装置13の操作がなされると、有効ウインドウ内のデータにスクロールを生じさせる実施例も存在する。これにより、第4、第5の実施の形態の両方の利点を共有することができる。
【0052】
また、上記においてマウス11と十字カーソル入力装置13とを別体の装置としたが、図28、または、図29に示すようにマウス11と十字カーソル入力装置13と一体に構成し、座標または操作指示の入力を行う入力装置を構成する。。つまり、図28の例では、(a)の平面図と(b)の斜視図から明らかなように、筐体50を右手で持った時に親指の位置する付近に膨らんだ突起部51を形成し、十字カーソル入力装置の十字操作片52を配置する。筐体50の内部には、マウス11の内部と十字カーソル入力装置13の内部と同様に、移動(操作)量と方向及びボタンの操作のデータを送出する部材、回路を内蔵させ、操作に応じて上記データをシステム側に送出するように構成する。これに対し、図29の例では、(a)の平面図と(b)の斜視図から明らかなように、外付による一体型とする。筐体60のを右手で持った時に親指の位置する付近に十字カーソル入力装置13の筐体70が合体される切欠部を設け、切欠部において捩子や接着剤、テープ等の結合手段で両者を固定し一体化する。この図28、図29のような構成によれば、片手でマウスと十字カーソル入力装置の双方を操作することができ、操作性の向上が期待できる。
つまり、この入力装置の構成では、第1のポインティングディバイスと、第2のポインティングディバイスとが同一筐体に一体に構成されている。これにより、一体化された入力装置から2つの座標入力または指示を与えることができる。例えば、一方のポインティングディバイスにより操作対象の画面上の位置等を指示し、他方のポインティングディバイスにより操作内容の指示を行うなどの操作を、片手により容易に行うことが可能である。なお、この例では、マウスと十字カーソル入力装置とを一体化したが、例えば、2つの十字カーソル入力装置を一体化したり、マウスと十字カーソル入力装置以外のポインティングディバイスを一体化するなど、任意の組み合わせが可能である。また、3つ以上のポインティングディバイスを一体化した構成例も存在する。
【0053】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように請求項1に記載の画像表示装置によれば、表示されている識別情報を指示する操作を行うだけで、指示された識別情報に対応するウインドウの対応付け入力があったときの表示状態が画面上に再現されることになるので、画面の表示領域をどのような位置に移動している場合においても、ワンタッチで所望のウインドウについて指示された識別情報に対応するウインドウの対応付け入力があったときの表示状態を再現可能であり、便利である。
【0054】
以上詳細に説明したように請求項2に記載の画像表示装置によれば、表示されている識別情報を指示する操作を行うだけで、指示された識別情報に対応するウインドウが画面上所定位置に取出し表示されるので、表示領域のいずれの位置にあるか不明な所望のウインドウをワンタッチで画面上に表示させることができ、便利である。
【0055】
以上詳細に説明したように請求項3に記載の画像表示装置によれば、必要な場合にのみ識別情報が画面上に表示され、不必要な場合に識別情報が画面上から消去されるので、識別情報の表示が画面上の表示の邪魔になる不具合を防止することができる。
【0056】
以上詳細に説明したように請求項4に記載の画像表示装置によれば、座標指示手段における任意の指示操作によって、この座標指示手段に対応付けられているウインドウが取出されて画面上所定位置に表示されので、表示領域のいずれの位置にあるか不明な所望のウインドウをワンタッチで画面上に表示させることができ、便利である。
【0057】
以上詳細に説明したように請求項5に記載の画像表示装置によれば、座標指示手段で所望のウインドウをワンタッチで画面上に表示させた後には、当該座標指示手段から当該ウインドウを前記画面において移動させる指示を与えることができ、当該ウインドウに関する制御を当該座標指示手段で一元的に行うことが可能であり、操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置の構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る画像表示装置の構成図。
【図3】本発明の第1、第2の実施の形態に係る画像表示装置が適用されるコンピュータシステムの構成図。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像表示装置において用いられるウインドウ管理用のテーブルを示す図。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像表示装置におけるウインドウ表示例を説明するための図。
【図6】本発明の実施の形態に係る画像表示装置におけるウインドウ表示例を説明するための図。
【図7】本発明の第1、第2の実施の形態に係る画像表示装置の動作を説明すためのフローチャート。
【図8】本発明の実施の形態に係る画像表示装置におけるウインドウ表示例を説明するための図。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置の動作を説明すためのフローチャート。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置の動作を説明すためのフローチャート。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置におけるウインドウ表示の遷移例を説明するための図。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る画像表示装置の動作を説明すためのフローチャート。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る画像表示装置におけるウインドウ表示の遷移例を説明するための図。
【図14】本発明の第3、第4、第5の実施の形態に係る画像表示装置が適用されるコンピュータシステムの構成図。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る画像表示装置の構成図。
【図16】本発明の第3の実施の形態に係る画像表示装置の動作を説明すためのフローチャート。
【図17】本発明の第3の実施の形態に係る画像表示装置におけるウインドウ表示例を説明するための図。
【図18】本発明の第3の実施の形態に係る画像表示装置の動作を説明すためのフローチャート。
【図19】本発明の第3の実施の形態に係る画像表示装置におけるウインドウ表示の遷移例を説明するための図。
【図20】本発明の第3の実施の形態に係る画像表示装置におけるウインドウ表示の遷移例を説明するための図。
【図21】本発明の第4の実施の形態に係る画像表示装置の構成図。
【図22】本発明の第5の実施の形態に係る画像表示装置の構成図。
【図23】本発明の第4の実施の形態に係る画像表示装置の動作を説明すためのフローチャート。
【図24】本発明の第5の実施の形態に係る画像表示装置の動作を説明すためのフローチャート。
【図25】本発明の第4の実施の形態に係る画像表示装置におけるウインドウ表示の遷移例を説明するための図。
【図26】本発明の第4の実施の形態に係る画像表示装置におけるウインドウ表示におけるマウスの表示座標を説明するための図。
【図27】本発明の第5の実施の形態に係る画像表示装置におけるウインドウ表示の遷移例を説明するための図。
【図28】本発明の実施の形態に係る画像表示装置に用いられる座標指示装置の構成例の平面図と斜視図。
【図29】本発明の実施の形態に係る画像表示装置に用いられる座標指示装置の構成例の平面図と斜視図。
【符号の説明】
1 CPU 2 主メモリ
3 バス 4 表示装置コントローラ
5 磁気ディスクコントローラ 6 キーボードコントローラ
7 マウスコントローラ 8 表示装置
9 磁気ディスク装置 10 キーボード入力装置
11 マウス 11A ポインティングディバイス
12 十字カーソルコントローラ 13 十字カーソル入力装置
101 入力手段 102 表示手段
103 識別情報表示制御手段 104 保存手段
105 記憶手段 106 再現手段
107 取出表示制御手段 201 入力手段
202 座標指示手段 203 対応付手段
204 退避記憶手段 205 退避制御手段
301 第1の座標指示手段 302 第2の座標指示手段
303 ウインドウ表示制御手段 304、305 スクロール手段

Claims (5)

  1. 情報を入力するための入力手段と、
    情報を表示するための表示手段と、
    この表示手段にウインドウを識別するための識別情報を表示させる識別情報表示制御手段と、
    前記表示手段の画面に表示されているウインドウ毎に、画面における当該ウインドウの座標情報、当該ウインドウの大きさ情報、当該ウインドウの1つ上のウインドウの番号及び1つ下のウインドウの番号からなる重なり情報、当該ウインドウに表示されているデータのデータ名を含むデータ属性情報、当該ウインドウに表示されているデータの位置情報が記憶されるテーブルと、
    ソフトマルチウインドウ方式またはハードマルチウインドウ方式により、前記テーブルの情報を参照してウインドウの表示を行い、入力手段による入力に基づき前記テーブルの情報を更新する表示コントローラと、
    前記入力手段から1つのウインドウの指定操作及び識別番号との対応付け入力があると、指定されたウインドウに関するこの時点における前記テーブルの情報に識別情報を対応付けて保存する保存手段とを具備し、
    前記表示コントローラは、前記保存手段に保存された識別情報選択が前記入力手段によりなされるか否かを検出し、識別情報選択を受けると、この識別情報に対応付けられたウインドウに関する保存手段に保存されたテーブルの情報を用いて、前記対応付け入力があったときの画面表示を再現することを特徴とする画像表示装置。
  2. 情報を入力するための入力手段と、
    情報を表示するための表示手段と、
    この表示手段にウインドウを識別するための識別情報を表示させる識別情報表示制御手段と、
    前記表示手段の画面に表示されているウインドウ毎に、画面における当該ウインドウの座標情報、当該ウインドウの大きさ情報、当該ウインドウの1つ上のウインドウの番号及び1つ下のウインドウの番号からなる重なり情報、当該ウインドウに表示されているデータのデータ名を含むデータ属性情報、当該ウインドウに表示されているデータの位置情報が記憶されるテーブルと、
    ソフトマルチウインドウ方式またはハードマルチウインドウ方式により、前記テーブルの情報を参照してウインドウの表示を行い、入力手段による入力に基づき前記テーブルの情報を更新する表示コントローラと、
    前記入力手段から1つのウインドウの指定操作及び識別番号との対応付け入力があると、指定されたウインドウに関するこの時点における前記テーブルの情報に識別情報を対応付けて保存する保存手段とを具備し、
    前記表示コントローラは、前記保存手段に保存された識別情報選択が前記入力手段によりなされるか否かを検出し、識別情報選択を受けると、この識別情報に対応付けられたウインドウに関する前記保存手段に保存されたテーブルの情報を用いて、当該識別情報に対応付けられたウインドウと該ウインドウ内に表示されていたデータを、現在の表示に重ねて、前記対応付け入力があったときの画面位置に表示することを特徴とする画像表示装置。
  3. 識別情報表示制御手段は、
    入力手段から識別情報の表示指示が与えられた場合に識別情報を表示手段の画面上の表示させ、表示された識別情報が指示された場合に画面上から消去することを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 情報を入力するための入力手段と、
    情報を表示するための表示手段と、
    この表示手段による表示領域の座標位置を指示する座標指示手段と、
    前記表示手段に表示されているウインドウと前記座標指示手段とを対応付ける前記入力手段からの操作に応じて、該当のウインドウに前記座標指示手段を対応付けて記憶する対応付手段と、
    前記表示手段の画面に表示されているウインドウ毎に、画面における当該ウインドウの座標情報、当該ウインドウの大きさ情報、当該ウインドウの1つ上のウインドウの番号及び1つ下のウインドウの番号からなる重なり情報、当該ウインドウに表示されているデータのデータ名を含むデータ属性情報、当該ウインドウに表示されているデータの位置情報が記憶されるテーブルと、
    ソフトマルチウインドウ方式またはハードマルチウインドウ方式により、前記テーブルの情報を参照してウインドウの表示を行い、入力手段による入力に基づき前記テーブルの情報を更新する表示コントローラと、
    前記座標指示手段とを対応付けられたウインドウの表示内容データを退避記憶させるための退避記憶手段と、
    前記座標指示手段と対応付けられたウインドウが他のウインドウにより隠れたか又は表示画面外に出たかを前記テーブルのデータに基づき検出し、前記ウインドウが他のウインドウにより隠れた場合又は表示画面外に出た場合に前記ウインドウの表示内容データを前記退避記憶手段に退避させる退避制御手段と、
    前記座標指示手段において任意の指示操作がなされると、前記表示手段の画面上所定位置に前記ウインドウを表示し、対応付手段により対応付けられたウインドウの内容データを前記退避記憶手段から取出して前記ウインドウ内に表示する表示制御手段と、
    を具備することを特徴とする画像表示装置。
  5. 座標指示手段は、対応付手段により対応付けられたウインドウが表示手段の画面上に表示されている場合に、当該ウインドウを前記画面において移動させる指示を与えるウインドウ移動指示手段として、共用されていることを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
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