JP2680076B2 - マルチウィンドウの画面表示方法 - Google Patents

マルチウィンドウの画面表示方法

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JP2680076B2 JP63270653A JP27065388A JP2680076B2 JP 2680076 B2 JP2680076 B2 JP 2680076B2 JP 63270653 A JP63270653 A JP 63270653A JP 27065388 A JP27065388 A JP 27065388A JP 2680076 B2 JP2680076 B2 JP 2680076B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報処理端末装置,パーソナルコンピユー
タ,ワークステーシヨン,ワードプロセツサ等における
マルチウインドウの画面表示方法に関する。
〔従来の技術〕
ウインドウの重なりを許すオーバーラツピング型のマ
ルチウインドウシステムでは、各種の業務プログラムに
対応するウインドウを次々に開いて仕事を進めていくう
ちに、いくつかのウインドウが他のウインドウに完全に
覆い隠されて見えなくなり、ユーザがそれらのウインド
ウ上で動作している業務プログラムと対話できなくなつ
てしまう場合がある。
他のウインドウの陰に隠れて画面上から消えてしまつ
たウインドウを簡単な操作で再び表示させるための従来
技術としては、例えば特開昭62−189584「マルチウイン
ドウの表示制御装置」に記載されている方式がある。
この方式では、ウインドウの整理(整理表示)指令が
入力されると、各ウインドウの一部分(例えばタイトル
部)が見えるようにそれぞれのウインドウの位置をずら
し、画面全体にわたつてウインドウの再配置を行う。ま
た、位置をずらすだけでは画面上に現れてこないウイン
ドウがある場合(画面の大部分を占める大きなウインド
ウが他のウインドウを覆つている場合など)、必要に応
じていくつかのウインドウのサイズを小さくする。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般にオーバーラツピング型マルチウインドウシステ
ムを用いて業務を行う場合、机の上に各種の用紙を次々
に取り出して仕事を進めるのと同じ様に、画面上に各種
の業務プログラムに対応するウインドウを次々に開いて
仕事を進めて行く。このとき、画面上におけるウインド
ウのレイアウト(どこに、どのような大きさで、どのよ
うな種類のウインドウが置かれているか)は、それ自身
ユーザが効率よく仕事を進めていく上で重要な操作環境
の一部をなしている。
例えば、ワークステーシヨン上でワードプロセッサ,
表計算ソフトウエアおよびデータベース検索システムを
用いて報告書を作成する場合、ユーザは各プログラムに
対応するウインドウを開いてそれぞれ画面上の適当な位
置に配置した後、必要に応じて次々に対話するウインド
ウを切り替えながら作業を進めていく。このとき、各ウ
インドウの配置がユーザの意図通りに保たれていれば、
ユーザは思考の流れを中断することなく、ほとんど直観
的に必要なウインドウの位置を指定してこれを選択する
ことができ、快適に作業を進めていくことができる。
しかし、上記従来技術では、ウインドウの配置を保存
することに関しては配慮が払われておらず、隠れたウイ
ンドウを見付け出すためにウインドウの整理表示が指示
されると、ユーザの意図とは無関係に全てのウインドウ
の位置を(場合によってはサイズも)変更してしまうた
め、それまでの画面のレイアウトは完全に失われてしま
う。一例として、前記の報告書作成作業中に時刻を確認
する必要が生じ、他のウインドウの陰に隠れている時計
表示プロセスのウインドウを見つけようとした場合を考
えてみる。上記従来技術による方式では、整理(整理表
示)を指示すると全てのウインドウがタイトル部だけを
残して重なり合うように自動的に再配置されてしまうの
で、時計表示ウインドウを見付け出して時刻を確認した
後、前記作業を再開するにはワードプロセツサ,表計
算,データベースの各ウインドウをそれぞれ適当な位置
に配置し直さなければならない。
このように、ウインドウの位置関係が重要であるよう
な場合、上記従来技術による方式では、整理(整理表
示)指令実行後にユーザが再び手作業でウインドウの配
置やサイズを調整し直さなければならず、全体としての
作業効率が大きく低下するという問題があつた。
本発明の目的は、このような問題点を解決し、画面全
体のレイアウトを保持したままで、すなわち各ウインド
ウの位置とサイズを変更せずに、簡単な操作で隠れたウ
インドウを見付け出せるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明によるマルチウイン
ドウの画面表示方法では、ウインドウの整理要求に応じ
て、各ウインドウの面積を求め、面積の大きなウインド
ウほど後方となる表示優先順位で各ウインドウを重ね合
わせたオーバーラップ画像を画面表示する。また、上記
オーバーラップ画像は、面積の大きいウインドウから小
さいウインドウに向かって順次重ね合わて再表示する。
〔作用〕
本発明においては、マウスを用いてメニユー項目を選
択する等の方法によりウインドウの整理(整理表示)の
指令が入力されると、まず各ウインドウの面積(幅×高
さ)が計算される。次に、この面積が大きいウインドウ
ほど表示優先順位が下位、すなわちウインドウの重なり
合いにおいて下側となるように各ウインドウの表示優先
順位が更新される。最後に、そのように更新された表示
優先順位に従つて画面の再表示が行われる。この際、ま
ず画面全体をいつたん消去した後、表示優先順位が最下
位のウインドウから上位のウインドウに向かつて順に各
ウインドウの再表示が行われる。
以上のようにして各ウインドウの表示優先順位を更新
し、その結果に従つて画面の再表示を行うことにより、
大きなウインドウの陰に隠れて見えなくなつていたウイ
ンドウが再び画面上に現れ、目的のウインドウを容易に
指定できるようになる。また、本発明によるマルチウイ
ンドウの画面表示方法では、各ウインドウの表示優先順
位のみを変更して、その位置やサイズは変更しないの
で、画面のレイアウトが崩されることがない。
このように、ウインドウの面積に着目し、面積の大き
いウインドウほど下側になるように表示優先順位を変更
する本発明の方法では、必ずしも全ての場合に、隠れて
いたウインドウが再び見える状態になるわけではない。
例えば、全く同じサイズのウインドウが同じ位置で重な
り合つている場合や、大きなウインドウの上をより小さ
な多数のウインドウが覆い尽くしている場合などがそう
である。しかし、ユーザが各種業務プログラムのウイン
ドウを必要に応じて好みの位置に開いて作業を進める一
般的な使用状況では、このような配置にまれにしか発生
しない。また、実際にそのような特殊な配置になつてい
る場合でも、本発明による方式では、ウインドウの整理
の際、下側にあるウインドウから順に再表示を行うこと
も可能なので、目的とするウインドウの位置はこのとき
に確認することができる。さらに、整理(整理表示)の
終つた状態では目的とするウインドウの上にはそれと同
じかそれ以下のサイズのウインドウしか存在しないの
で、上側のウインドウを移動するなどして容易に不要な
ウインドウを取り除いて目的のウインドウを見付け出す
ことができ、実際的な問題とはならない。
〔実施例〕
以下、本発明の1実施例を図面により説明する。
第1図は、本発明によるウインドウの整理(整理表
示)処理の動作例を示す説明図である。第1図(a)に
おいて、100は表示画面である。また101,102,103および
104はそれぞれ表示画面100上に開かれたウインドウであ
り、上から101,102,103,104の順序で重なり合つてい
る。この図の状態において、表示優先順位が最下位のウ
インドウ104は他のウインドウによつて完全に覆い隠さ
れており、画面上には見えていない。また、105は操作
メニユー、106はマウスの移動に応じて画面上を動き回
るマウスカーソルである。
マウス上にはボタン(マウスボタン)が設けられてお
り、マウスカーソル106を画面上でウインドウの存在し
ない領域に位置付けてマウスボタンを押すと、操作メニ
ユー105が現れる。ここで、マウスボタンを押したまま
の状態でマウスカーソルをメニユー上の項目「整理表
示」上に位置付け、マウスボタンを離すと、メニユー10
5は消去され、整理(整理表示)処理が起動される。
第1図(b)は、整理(整理表示)処理の実行が終了
した時点での画面の状態を示している。ウインドウの表
示優先順位は、その面積の小さいものの方が高いよう
に、すなわちこの例の場合上から104,102,103,101の順
に変更されている。その結果、隠されていたウインドウ
104は画面の最上位に現れている。その他のウインドウ
も少なくとも部分的には画面上に見えており、全てのウ
インドウが直接指定可能な状態になつている。
なお、メニユー105上の項目「開く」は、画面上から
一時的に消去されているウインドウを再び表示状態にす
ることを指示し、項目「ハードコピー」は、画面のハー
ドコピーをプリンタに出力することを指示するものであ
る。
第2図は、本発明を実施するための計算機システムの
ハードウエア構成図である。第2図において、201は、
マイクロプロセツサおよび周辺回路等からなる中央処理
装置(CPU)、202は、プログラムおよびデータを格納す
る主記憶装置である。203は、表示画面全体に対応する
ビツトマツプデータを保持するフレームメモリであり、
この内容がCRTコントローラ204により表示信号に変換さ
れてデイスプレイ装置205上に表示される。206はBMP
(ビツトマツププロセツサ)と呼ばれる装置で、CPU201
から描画命令を受け取り、フレームメモリ203の内容に
対して文字列描画,図形描画,塗り潰し,ブロツク転送
等を行う機能を有し、高速な表示の更新を可能にしてい
る。207はこれらの各装置を接続するシステムバスであ
る。
また、208は文字データ入力用のキーボード,209は位
置指定用のマウスで、これらはキーボードインターフエ
ース210を介して前記システムバスに接続されている。2
11はフロツピーデイスク装置,212はハードデイスク装置
で、共にプログラムやデータフアイル等を保持するため
の補助記憶装置として用いられる。これらの装置も、そ
れぞれインターフエース213,214を介してシステムバス
に接続されている。
215は、文書印刷用の高解像度の出力装置で、例えばL
BP(レーザービーム・プリンタ)である。これもプリン
タ・インターフエース216を介してシステムバスに接続
されている。217は、計算機システムを外部のネツトワ
ークや通信回線と接続するための通信インターフエース
アである。
なお、ハードウエア構成については他の構成も考えら
れ、一部を変更して実施することも可能である。
第3図は、本発明の1実施例におけるマルチウインド
ウシステムの機能構成図である。
本実施例では、業務プログラム301からの表示制御命
令およびユーザの操作に従い、マルチウインドウシステ
ム302によつてウインドウの生成,削除,移動,サイズ
の変更,表示優先順位変更等のウインドウ制御処理およ
び各ウインドウ内部へのデータ表示処理を行う。
このマルチウインドウシステム302は、表示制御命令
解析部303、入力解析部304、内容データ管理部305、ウ
インドウ管理部306、ユーザインターフエース制御部30
7、描画命令生成部308から構成される。
表示制御命令解析部303は、業務プログラム301からエ
スケープシーケンス列の形で表示制御命令を受け取り、
これを解析して対応する処理を起動する。入力解析部30
4は、キーボード208,マウス209等によるユーザからの入
力をキーボードインターフエースア210を介して受け取
り、これを解析して業務プログラムに対する入力データ
とウインドウシステムに対する操作指示とに分類し、そ
れぞれ業務プログラム301またはユーザインターフエー
ス制御部307に転送する。内容データ管理部305は、業務
プログラムからの指示によりウインドウ内部に表示され
るデータ(文字列,図形,画像等)を管理し、各ウイン
ドウ内部における表示を制御する。ウインドウ管理部30
6は、各ウインドウの位置,サイズ,表示優先順位等の
データを管理し、画面上における各ウインドウの表示状
態を制御する。ユーザインターフエース制御部307は、
ユーザからの各種操作指令に対応する処理(メニユーの
表示,ウインドウに対する直接操作、整理(整理表示)
処理等)を行う。描画命令生成部308は、上記の各種デ
ータ表示処理やウインドウ制御処理に対応して表示画面
を更新するために適切な描画命令列を生成し、これをビ
ツトマツププロセツサ206に転送する。ビツトマツププ
ロセツサ206は受け取つた描画命令列に従つてフレーム
メモリ203を書き換え、その内容がCRTコントローラ204
によつて表示信号に変換され、CRT205に送られて画面が
更新される。
第4図は、本発明の1実施例におけるウインドウ管理
情報のデータ形式を示す図である。
第4図401は、各ウインドウの状態を管理するウイン
ドウ管理テーブルである。ウインドウ管理テーブル401
の各エントリは、それぞれ1個のウインドウに対応して
おり、そのウインドウの使用状態,表示状態,位置,サ
イズおよび内容データポインタを保持している。
ここで、使用状態は、そのウインドウが現在データ表
示用に使用中であるか、空き(未使用)であるかを示し
ている。新たにウインドウを生成してデータ表示を行う
際には、ウインドウ管理テーブル中の空きエントリを割
当てて使用する。また、表示状態は、そのウインドウが
現在画面上には表示されているか、それとも一時的に表
示を消去された状態にあるかを示している。
各ウインドウの位置は、表示画面の左上隅点を原点と
する直交座標系における、ウインドウの左上隅点の座標
を用いて表現する。この座標系の水平軸(x軸)は画面
の右側に向かう向き、垂直軸(y軸)は画面の下側に向
かう向きを正の向きとし、単位は画素(ピクセル)であ
る。また、ウインドウのサイズ(幅および高さ)の単位
もピクセルである。
内容データポインタは、そのウインドウ内部に表示さ
れる文字列,図形,画像等の各種表示データを保持する
データ領域のアドレスを示すポインタである。
ここに示す例では、4個のウインドウ(ウインドウ管
理テーブル401上における各エントリのインデツクスを
用いて、それぞれウインドウ0,ウインドウ2,ウインドウ
3,ウインドウ4と呼ぶ)が存在し、そのうちの3個が実
際に画面上に表示されており、残りの1個(ウインドウ
3)は一時的に表示を消去された状態にあることが分か
る。
尚、本実施例では、ウインドウの大きさとして、サイ
ズ(幅および高さ)を記憶しているが、このサイズの代
りに、ウインドウの右下隅点の座標を記憶しておくよう
にしてもよい。この場合、該当するウインドウの右下隅
点の座標から左上隅点の座標をひくことにより、ウイン
ドウのサイズ(幅および高さ)を算出する。
第4図402は、画面上に表示されている各ウインドウ
の重なり順序を管理する表示優先順位テーブルである。
表示優先順位テーブル402は、前記ウインドウ管理テ
ーブル401に含まれる各エントリのアドレスを示すポイ
ンタの配列であり、この配列上におけるポインタの並び
順が、対応する各ウインドウの重なり順序を示してい
る。すなわち、本配列の先頭に位置するポインタに対応
するウインドウが、表示優先順位が最上位、つまり最も
上側に位置するウインドウで、本配列の末尾に位置する
ポインタに対応するウインドウが、表示優先順位が最下
位、つまり最も下側に位置するウインドウである。ここ
で、本配列の末尾は、その後ろに空ポインタ(NULLポイ
ンタ)を置くことによつて識別される。
ここに示す例では、前記ウインドウ2が最上位に位置
し、その下にウインドウ4、最下位にウインドウ0が位
置していることが分かる。ここで、ウインドウ3は一時
的に表示を消去された状態にあるため、表示優先順位テ
ーブル402上には現れていない。
第5図は、本発明の1実施例におけるウインドウの整
理(整理表示)処理の全体を示す概略フローチヤート図
である。以下、この図に従つて本発明における整理(整
理表示)処理全体の流れを説明する。
まず、現在データ表示用に使用中であるウインドウの
数と、それぞれのウインドウの面積とを求める(50
1)。次に、求めたウインドウの数が1以下であるかど
うかを判断し(502)、もしそうであれば、画面上にお
けるウインドウの重なりは存在せず、整理(整理表示)
処理は不要であるから、全体の処理を終了する。そうで
なければ、ステツプ503に進む。ステツプ503では、各ウ
インドウの表示優先順位がその面積に昇順に一致するよ
う、前記表示優先順位テーブル402を整列する。次に、
整列済みの表示優先順位に従つて、下位のウインドウか
ら順に再表示を行う(504)、全てのウインドウを再表
示し終えた時点で全体の処理を終了する。
次に、第5図におけるステツプ501、すなわちウイン
ドウの総数と、各ウインドウの面積とを求める処理につ
いて、さらに詳しく説明する。
第6図は、この処理の手順を具体的に示すフローチヤ
ート図である。これ以降、前記表示優先順位テーブル40
2を配列Pで表す。また、各ウインドウの面積を保持す
る領域として、配列Sを用意する。P[i]およびS
[i]は、それぞれ配列PおよびSのi番目の要素を表
している。
まず、変数iに0をセツトする(601)。次に、P
[i]すなわち前記表示優先順位テーブル402のi番目
の要素であるポインタが、空ポインタ(NULL)であるか
どうかを判断する(602)。もしそうであれば、すなわ
ち配列Pの末尾に達していれば、ステツプ605に進む。
そうでなければ、ステツプ603に進む。
ステツプ603では、ポインタP[i]の示すウインド
ウ、すなわちi番目の表示優先順位を持つウインドウの
面積(幅×高さ)を求め、これをS[i]に代入する。
すなわち、P[i]→wによつて、ポインタP[i]の
示すウインドウの幅を、P[i]→hによつてその高さ
を表すものとして、 S[i]=(P[i]→w)*(P[i]→h) とする。次に、変数iをインクリメントし(604)、ス
テツプ602に戻る。
ステツプ605では、変数iの値を大域変数Nに代入
し、処理を終了する。
以上の処理が終流した時点で、配列Sには、配列Pに
おけるポインタの並びと対応する順序で各ウインドウの
面積が格納されている。また、大域変数Nには、ウイン
ドウの総数が格納されている。
次に、第5図におけるステツプ503、すなわち各ウイ
ンドウの表示優先順位がその面積の昇順と一致するよう
前記表示優先順位テーブル402を整列する処理について
詳しく説明する。
第7図は、この処理の手順を具体的に示すフローチヤ
ート図である。まず、変数iに0をセツトし(701)、
変数jおよび変数kにiの値を代入し、変数SminにS
[i]の値を代入する(702)。次に、変数jをインク
リメントする(703)。次に、jの値がNに達している
かどうかを判断し(704)、もしそうであればステツプ7
07に、そうでなければステツプ705に進む。
ステツプ705では、S[j]の値がSminの値より小さ
いかどうかを判断し、もしそうであればSminにS[j]
の値を代入し、変数kにjの値を代入する(706)。そ
うでなければステツプ703に戻る。
以上のようにしてステツプ707に達した時点では、S
[i]からS[N−1]までの範囲で最小の値がSminに
セツトされており、またその最小値を持つ要素のインデ
ツクスが変数kにセツトされている。そこで、まずiと
kの値が等しいかどうかを判断し、もしそうであれば
(S[i]自身が最小値であれば)ステツプ710に進
む。そうでなければステツプ708に進む。
ステツプ708では、S[i]が上記の範囲内で最小値
となるように、S[i]とS[k]の値を交換する。す
なわち、S[k]にS[i]の値を代入し、S[i]に
Sminの値を代入する。次にステツプ709では、ステツプ7
08において面積の配列Sを並べ換えたのに対応して、ポ
インタ配列Pを並べ換える。すなわち、P[i]とP
[k]の値を交換する。ここでは、まずP[k]の値を
変数Ptempに退避した後でP[k]にP[i]の値を代
入し、次にP[i]にPtempの値を代入する。
次に、変数iをインクリメントし(710)、iの値が
Nに達しているかどうかを判断する(711)。もしそう
であれば処理を終了し、そうでなければステツプ702に
戻る。
以上の処理が終了した時点で、ウインドウの面積の配
列Sはその値の昇順に整列されており、配列P、すなわ
ち前記表示優先順位テーブル402もこれに対応する順序
に整列されている。
次に、第5図におけるステツプ504、すなわち面積の
昇順に整列された表示優先順位テーブルに従つて、下位
のウインドウから順に再表示を行う処理について、さら
に詳しく説明する。
第8図は、この処理における具体的な手順を示すフロ
ーチヤート図である。まず、画面全体をいつたん消去し
(801)、変数iにN−1(配列Pの末尾要素のインデ
ツクス)をセツトする(802)。
次に、ポインタP[i]の示すウインドウを再表示す
る(803)。すなわち、ウインドウの枠を描画し、ウイ
ンドウ内部を消去した後、枠内に内容データを表示す
る。
次に、変数iをデクリメトし(804)、iの値が0以
上であるかどうか判断する(805)。もしそうであれ
ば、ステツプ802に戻り、そうでなければ処理を終了す
る。
以上の処理により、画面全体が消去された後、まず面
積が最も大きいウインドウが画面上に現れ、その上に次
に面積の大きいウインドウが現れるという順序で再表示
が行われ、最後に最も小さいウインドウが表示されるこ
とになる。
なお、本実施例では表示優先順位テーブル402を整列
する際、単純に最小値を求めては交換していく方法を用
いたが、クイツクソート法など他の整列法を用いること
としても良い。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明によれば、画面上に複
数の矩形表示領域(ウインドウ)を重ね合わせて表示を
行うマルチウインドウシステムにおいて、ユーザからの
指示により整理(整理表示)処理を行い、面積の大きい
ウインドウほど下側になるように表示優先順位を入れ換
えることにより、画面のレイアウトを崩さず、かつ簡単
に操作で、他のウインドウの陰に隠れて見えなくなつて
いたウインドウを再び見えるようにすることができ、操
作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるウインドウの整理(整理表示)
処理の動作例を示す説明図、第2図は、本発明を実施す
るための計算機システムのハードウエア構成図、第3図
は、本発明の1実施例におけるマルチウインドウシステ
ムの機能構成図、第4図は、ウインドウ管理情報のデー
タ形式を示す図である。 また、第5図は、ウインドウの整理(整理表示)処理の
全体を示す概略フローチヤート図、第6図は、画面上に
表示されているウインドウの総数と、各ウインドウの面
積とを求める処理の手順を示すフローチヤート図、第7
図は、各ウインドウの表示優先順位がその面積の昇順に
一致するよう表示優先順位テーブルを整列する処理の手
順を示すフローチヤート図、第8図は、整列された表示
優先順位テーブルに従つて、下位のウインドウから順に
再表示を行う処理の手順を示すフローチヤート図であ
る。 401……ウインドウ管理テーブル(各ウインドウの使用
状態,表示状態,位置,サイズおよび内容データポイン
タを保持するテーブル)、402……表示優先順位テーブ
ル(画面上に表示されている各ウインドウの重なり順序
を管理するテーブル)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のウインドウを用いて表示を行なうマ
    ルチウインドウの画面表示方法であって、 ウインドウの整理要求に応じて、各ウインドウの面積を
    求め、 面積の大きなウインドウほど後方となる表示優先順位で
    各ウインドウを重ね合わせたオーバーラップ画像を画面
    表示することを特徴とするマルチウインドウの画面表示
    方法。
  2. 【請求項2】上記オーバーラップ画像は、面積の大きい
    ウインドウから小さいウインドウに向かって順次重ね合
    わて再表示することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    のマルチウインドウの画面表示方法。
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JPH02118720A (ja) 1990-05-07

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