JP3048748B2 - ペン入力方法およびペン入力システム - Google Patents

ペン入力方法およびペン入力システム

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JP3048748B2 JP13368592A JP13368592A JP3048748B2 JP 3048748 B2 JP3048748 B2 JP 3048748B2 JP 13368592 A JP13368592 A JP 13368592A JP 13368592 A JP13368592 A JP 13368592A JP 3048748 B2 JP3048748 B2 JP 3048748B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペン入力装置を備えた
表示装置に係り、特に、マルチウィンドウのような複数
の異なる形の画面とペン入力装置との対応を必要とする
場合に好適な入力装置と表示装置の表示画面との対応付
けを行うペン入力方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示画面上に同時に複数のウィン
ドウを開いて処理を行うマルチウィンドウシステムにつ
いては周知である。ペン入力装置は従来から存在するも
のではあるが、例えば日経バイト誌1990年12月
号、第167〜178頁、同誌1991年12月号、第
150〜153頁に記載のように、近年、キーボードお
よびマウスに代わるパーソナルコンピュータ用入力装置
として注目され、ペン入力装置及びマルチウィンドウの
概念を活用した画面管理の両方を生かした入力システム
の開発が進められている。
【0003】従来のペン入力装置を用いたシステムとし
ては、液晶表示装置の画面に重ねて透明のペン入力装置
を配置した表示/入力一体型のものと、表示装置とペン
入力装置とが別体のものとがある。
【0004】表示/入力一体型のものは、ペンによる入
力点の対応する表示点とが一致するので、入力点と表示
点との対応付けにはなんら問題がないが、表示画面に向
かってペンで手書き入力を行う必要上、この型のものは
携帯用等の小型のものに限定されている。一方、表示/
入力別体型のものでは、このような制限はないが、入力
面と表示面とが別々であるために入力点と表示点との間
に一定の対応付けを行う必要がある。この対応付けは、
従来、図14に示すように表示画面全体と入力面全体と
が対応するように行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、表示画面上に
ウィンドウを表示するシステムとともにペン入力システ
ムを使用する場合、このような対応付けでは使い勝手が
悪かった。本来、ウィンドウシステムは、マウスと相性
がよく、マウスとともに発展してきたといえる。しか
し、マウスが相対座標を扱うのに対しペンは絶対座標を
扱うという両者の性質の違いから、マウスをそのままペ
ンに代えたのでは十分な操作性が得られないことが判明
した。すなわち、任意のウィンドウ内での入力操作を行
おうとするとき、ユーザは入力面上のどの領域が表示画
面内のウィンドウの領域に対応するかが直ちには分かり
にくい、またその入力面内の一部の限られた領域内でペ
ン操作を行わなければならない、等の問題が生じた。
【0006】本発明の目的は、入力/表示別体型のペン
入力システムにおいて、入力面と表示画面との新規な対
応付けを行えるペン入力方法およびシステムを提供する
ことにある。
【0007】本発明の他の目的は、ペン入力をする場
合、表示画面と入力面とを任意に対応付けられるように
し、必要に応じてその対応関係を表示画面に出力するこ
とができるペン入力方法およびシステムを提供すること
にある。
【0008】本発明によるさらに他の目的は、入力面に
対応するウィンドウの形を入力面の形状に合うように変
更することができるペン入力方法およびシステムを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるペン入力方
法は、ペン入力装置の入力面上でのペンの入力操作を表
示装置の表示画面に反映させるペン入力方法であって、
ペン入力面の全体を表示画面の一部に、またはペン入力
面の一部を表示画面の一部もしくは全体に対応付けると
ともに、前記ペン入力面と前記表示画面との対応関係に
応じて前記ペン入力装置からの入力値を変更するように
したものである。
【0010】この際、好ましくは、前記ペン入力面と前
記表示画面との対応関係を該表示画面上に表示する。
【0011】また、表示画面上にウィンドウを開き、該
ウィンドウに前記ペン入力面の全体を対応させるように
してもよい。
【0012】さらに、ウィンドウの選択時に該ウィンド
ウの形状を前記ペン入力面と相似の形状に変更し、該ウ
ィンドウの選択終了時に該ウィンドウの形状を元の形状
に戻すようにすることもできる。
【0013】本発明によるペン入力システムは、ペン入
力装置と、該ペン入力装置の入力面上でのペン入力操作
に応じたペン入力値を処理する処理部とを備え、該処理
部の処理結果を表示装置の表示画面上に反映させるペン
入力システムであって、前記処理部は、前記ペン入力装
置の入力面の任意の入力範囲を表わす入力範囲情報と、
該入力範囲に対応付けるべき前記表示装置の表示画面上
の任意の表示範囲を表わす表示範囲情報とに基づいて前
記ペン入力装置の入力値を変換する手段を有するもので
ある。
【0014】
【作用】ウィンドウはその大きさ、形状、位置が自由に
変わりうるのに対して、ペンの入力面はその大きさ、形
状、位置が固定である。本発明のペン入力システムで
は、ペン入力面の任意の範囲と表示画面の任意の範囲と
を対応づけることができる。この場合、その対応付けに
応じて入力装置からの入力値が変換される。任意の対応
付けを行うためには、対応させるべき両者の範囲情報を
アプリケーションプラグラムから、あるいはユーザの入
力に基づいてシステムに与えることにより、両者の任意
の対応付けが行える。
【0015】したがって、ペン入力装置と表示装置の対
応関係はユーザ、アプリケーション、ウィンドウシステ
ムなどが入力しやすいように変更できる。なお、ペン入
力装置と表示装置との対応関係を示す枠線、升目等の図
柄情報を表示させることができる。これによりユーザは
両者の対応関係を即座に認識することが可能になる。こ
の対応関係の表示は選択的に行えるようにしてもよい。
【0016】ペン入力範囲を表示画面の一部の範囲(例
えばウィンドウ)に対応させる場合、ペン入力では不特
定の形にウィンドウよりもペン入力装置の形が対応する
ウィンドウに反映されたほうが入力しやすいことが多
い。そこで、任意の大きさ、形状に開かれたウィンドウ
にペン入力装置を対応させる場合は、そのウィンドウが
選択された(ペン入力の対象となった)時に自動的にウ
ィンドウを入力範囲と相似形状のウィンドウに変更させ
ることができる。そのためには、それぞれのウィンドウ
は、選択されたときに形状変更を要するかどうかという
変更要求有無情報や、変更を要するときに変更に必要な
形状変更情報を有する。ウィンドウの選択時に、変更要
求有の場合には、形状変更情報に基づいてウィンドウ形
状を変更する。なお、マルチウィンドウのような場合
は、ウィンドウの形状を変更しただけでは他に影響があ
るので、変更前のウィンドウの情報を保存しておき、そ
のウィンドウとペン入力面との対応が終わるときは、保
存情報に基づいてもとの状態に戻して終わる。これは、
予め見やすいように設定しておいたウィンドウの状態を
崩さないようにするためや、他の動作との組み合わせの
ためにも重要なことである。
【0017】ウィンドウの形状(大きさ)を変更した場
合、ウィンドウの形状は入力面の形状と同じであるが、
両者の縦のドット数および/または横のドット数は異な
るので、複数のドットが1ドットまたは複数のドットに
対応するように、両者を対応付ける。
【0018】
【実施例】まず、図8に本発明が適用されるペン入力シ
ステムの外観図を示す。このペン入力システムはCRT
表示装置(以下、単にCRTという)81、コンピュー
タ本体82、タブレット83、ペン86からなる。タブ
レット83およびペン86は、従来のキーボードおよび
マウスの組合せに変わる入力装置を構成する。なお、こ
のシステムにおいて、キーボードを併用するようにして
もよい。また、表示装置はCRTに限るものではなく、
液晶パネル、ELパネル等の他の表示デバイスであって
もよい。本発明は、タブレット83の入力面84と表示
装置81の表示面85との対応付けを柔軟に行えるよう
にするものである。
【0019】図9に、本実施例のペン入力システムのハ
ードウエア構成を示す。図8と同一の要素には同一の参
照番号を付してある。コンピュータ本体82は、CPU
82a、ROM82b、RAM82c、CRTコントロ
ーラ82d、FDコントローラ82e、入出力インタフ
ェース82gを内蔵している。これらの各要素はバス8
2iで相互に接続されている。コンピュータ本体82
は、さらにインタフェース82gに接続されたハードデ
ィスク装置(HDD)82h、FDコントローラ82e
に接続されたフレキシブルディスク装置(FDD)82
fを有する。CRTコントローラ82dにはCRT81
が接続され、インタフェース82gにはタブレット83
が接続される。さらにタブレット83にはペン86が接
続される。
【0020】図1に、本実施例のペン入力システムの機
能ブロック図を示す。このシステムは、ペン入力装置1
と、処理部2と、表示装置3とからなる。ペン入力装置
1は図8のタブレット83およびペン86に対応し、処
理部2は図8のコンピュータ本体82に対応し、表示装
置3は図8のCRT85に対応している。但し、厳密に
は、ペン入力装置1および表示装置3のいずれにもコン
ピュータ本体82がソフトウエア的に関与している。処
理部1は、入力変換部4、オペレーティングシステム
(OS)5、ウィンドウ切替部6、および対応表示部7
を含む。
【0021】図1において、ペン入力装置1が発行した
位置情報を表す入力値には、入力値変換部4で、入力面
と表示画面との対応付けに合った変換が施される。入力
面と表示画面の対応関係表示の要求があれば、ペン入力
装置1の枠線およびタブレット83上のシートに印刷さ
れている図柄などを対応表示部7により表示装置3の表
示画面上に表示する。この対応表示部7の出力も入力値
変換部4を経由して表示装置3へ出力される。ペン入力
システム全体の制御はOS5により行われる。ウィンド
ウ切替部6は、ウィンドウ切替時(すなわちタスク切替
時)に本実施例処理に伴うウィンドウ操作(形状変更/
復帰等)および入力値変換部4の変換内容更新の起動等
を行う。
【0022】図2に、ペン入力装置からの入力値を変換
する変換内容を決定するための処理のフローチャートを
示す。この処理はユーザによる環境設定操作により行わ
れる。まず、ペン入力装置の入力値の範囲情報を取得す
る(21)。この範囲情報は、表示画面に割り当てるべ
きタブレットの全体または一部の領域の基準座標および
縦横サイズ(ドット数)、あるいは対角座標値等であ
る。次に、この入力面を表示画面のどの範囲に対応させ
るかの情報を取得する。この情報はペン入力装置の範囲
情報と同様である。次に、以後の入力値を変換する変換
の内容を定める(23)。この処理の実行後、入力値変
換部4は決定された変換内容に従って入力値を変換す
る。
【0023】この入力値変換の最も単純な例を図13に
より説明する。今、入力装置の入力面51およびCRT
の表示画面85のそれぞれの横および縦の大きさが
(x,y),(X,Y)であり、表示画面85の座標
(a,b)の位置に入力面51と同じ大きさの入力エリ
ア133を設けた場合を想定する。入力エリア133は
前述したウィンドウ処理部により開かれるウィンドウで
あっても、あるいは単なる入力エリアであってもよい。
ウィンドウの場合、ウィンドウ枠が表示される。単なる
入力エリアの場合には、同等の枠を表示する。入力面上
の入力点Rの入力値(p,q)は表示画面上の出力値
(a+p,b+q)に変換される。これによって、入力
エリア133の全体に入力面51全体を対応させて入力
作業を行うことが可能になる。ここでは単純な例を示し
たが、入力エリア133の大きさが入力面51の大きさ
と異なるような複雑な場合の変換については後述する。
【0024】図3は、ペン入力面と表示画面との対応関
係を示す情報を表示装置に出力する処理のフローチャー
トである。対応関係を示す情報は、図13に示したよう
に、例えば入力面に対応する外枠の他、入力面上に配置
されたシートに印刷された升目、図柄等も含む。対応表
示の要求があれば、タイマ割り込みに対応表示処理を常
駐させ、逆に対応表示消去の要求があればこれを解除す
る。タイマ割込み時に実行される対応表示処理では、同
図(b)に示すように、表示内容に変更があるかどうか
を調べ(31)、変更があるならば、枠線等を消去(す
なわち新たな表示内容を表示)する(35)。表示内容
が変わらなければ、対応関係が変わるかどうかを調べ
(32)、もし変わるなら枠線等を消去する(35)。
対応関係が変わらないならば、現在、枠線等の表示があ
るかどうかを調べ(33)、ないならば対応情報を取得
し、枠線等を表示する(34)。その際、枠線等に隠れ
る現在の表示データを退避しておく。これは、枠線等の
消去時に表示内容を復元するためである。ステップ33
で、現在表示中であればそのまま処理を終了する。
【0025】本実施例では、図10に示すように、表示
画面上でウィンドウを選択した(アクティブにした)と
き、そのウィンドウの形状/大きさを自動的に変更する
ことができる。すなわち、図10(a)の状態でウィン
ドウ101を選択したとき、このウィンドウ101は、
同図(b)に示すように表示画面85上で予め定めた形
状/大きさのウィンドウ102に変更される。この状態
で、入力面84において、入力作業(例えば線分103
の入力)を行うと、ウィンドウ102上の対応する位置
に線分104が描画される。そこで、このウィンドウを
非選択状態にすると、ウィンドウ102は元のウィンド
ウ101に戻る。図示しないが、この際、線分104も
ウィンドウの変倍率に応じて変倍することも可能であ
る。
【0026】図11に、ウィンドウが選択されたときに
どのような大きさのウィンドウに変更するかの例を示
す。同図(a)に示すように、入力面84の大きさが4
80×640である場合を考える。同図(b)の例は、
任意のウィンドウ111を入力面84と同じ大きさのウ
ィンドウ112に変更している。入力面84上の座標
(100,100)の点はそのままウィンドウ113内
の座標(100,100)の点に対応する。但し、実際
の入力値変換にはウィンドウの位置情報も考慮される。
同図(c)は、任意のウィンドウ11を入力面84の縦
横それぞれ半分の大きさのウィンドウに変更する例を示
す。この場合、入力面84上の座標(100,100)
の点はウィンドウ113内の座標(50,50)の点に
対応するよう入力値が変換される。同図(d)は、ウィ
ンドウの元の大きさをなるべく変更しないように、かつ
変更後のウィンドウを入力面と相似形(同じ縦横比)に
する例を示す。ここでは入力面の縦横比は3対4である
から、例えば、250×300の大きさのウィンドウ1
14に対しては、250を3で割った商“83余り1”
に基づいて“84”を正規化のための定数とし、変更後
のウィンドウ115の大きさは縦84×3=252、横
84×4=336と決定する。正規化のための定数は余
りを切り上げて求めたが、余りを切り捨てても或いは四
捨五入してもよい。同図(d)の例で、入力面84上の
座標(100,100)の点は、入力面84からウィン
ドウ115への変倍率に応じてウィンドウ115内座標
(52,52)の点に対応付けられる。図11に示した
いずれのウィンドウ形状変更においても、変更後の形状
を入力面の形状と相似形にしているので、入力面84全
体を有効に用いることができ、入力面84とウィンドウ
との対応関係の認識も容易となる。
【0027】次に、マルチウィンドウシステムにおいて
ウィンドウ切替部6(図1)がOS5よりタスク切替の
制御を受け取ったときに行う処理のフローチャートを図
4に示す。この説明の前に、この処理に用いるウィンド
ウ形状情報エリアについて図5により簡単に説明する。
このウィンドウ形状情報エリア50は、情報管理エリア
A51、ウィンドウ1エリア52、ウィンドウ2エリア
52、ウィンドウ3エリア52、…を有する。情報管理
エリアA51は、各ウィンドウについて、その選択時に
ウィンドウ形状を自動的に変更するか否かの変更要求有
無フラグ(図示せず)および「変更有」の場合のそのウ
ィンドウ形状情報のアドレスを格納する。各ウィンドウ
1エリア52は、情報管理エリアB521、形状変更情
報エリア522、形状保存情報エリア523を有する。
他のウィンドウエリア等についても同様である。情報管
理エリアB521は、形状保存情報があるか否か、すな
わち形状変更後であるか否かを示す形状保存情報有無フ
ラグ(図示せず)、および「保存情報有」の場合のその
形状保存情報のアドレスを格納する。形状変更情報エリ
ア522は、ウィンドウ1の形状を変更する際の変更後
のウィンドウ形状情報(例えばウィンドウの原点の座標
および縦横サイズ)を格納する。形状保存情報エリア5
23は、ウィンドウ1の形状を変更した際の変更前のウ
ィンドウ形状情報を格納する。
【0028】さて図4のフローにおいて、まず、現在の
タスクのウィンドウ(現ウィンドウ)に形状保存情報が
あるか否かをそのウィンドウの情報管理エリアBの内容
により判断し(41)、「保存情報有」であれば次のス
テップ42に、なければステップ44に移る。ステップ
42では、現ウィンドウを選択した際に格納された保存
情報を取得する。続くステップ43ではこの取得された
保存情報に基づいてウィンドウ形状変更処理を行い、現
ウィンドウを元の形状に戻す。次に、タスク切替後に制
御の渡されるウィンドウ(次ウィンドウ)について情報
管理エリアAを参照して変更要求有無フラグを調べ(4
4)、変更要求があればステップ45に、なければステ
ップ49に移行する。ステップ45では、形状変更後に
ウィンドウ形状を元に戻すための保存情報を作成し、そ
のウィンドウに割り当てられた形状保存情報エリア52
3に情報を保存する。また、情報管理エリアBを保存情
報有に設定する。続いて、当該ウィンドウに割り当てら
れた形状変更情報エリア522から形状変更情報を取得
する(46)。そこで、その情報を元にウィンドウをペ
ン入力面の形状に合う形に変更する(47)。さらに、
図2で説明したように、入力面と表示画面との対応関係
を変化させる(48)。このようにして、ペンによるウ
ィンドウ入力に都合よくなるようにウィンドウの変更を
行う。最後のステップ49では、タスク切替をし、次タ
スクに制御を渡す。
【0029】図6は、図4のステップ45に示した次ウ
ィンドウの保存情報の作成処理のフローチャートであ
る。まず、既存の情報エリアがあるか否かを調べ(6
1)、あればステップ63に移行し、なければ形状保存
情報エリアの割当てを行いそのアドレスを取得する(6
2)。ステップ63では、現ウィンドウの形状情報を取
得し、ステップ62で取得したアドレスの保存情報エリ
アに保存する。
【0030】図7は、図4のステップ42に対応する現
ウィンドウの形状保存情報取得の処理のフローチャート
である。まず、現ウィンドウの形状保存情報が格納され
ているエリア523のアドレスを取得し(71)、次に
情報管理エリアBのアドレスを取得し(72)、保存情
報なしに設定する(73)。
【0031】図12に、本実施例の応用例を示す。同図
(a)は、表示画面85(またはウィンドウ101)全
体を入力面84の一部と対応付けた例である。入力面8
4の画面からはみ出した部分(図の斜線部)は、種々の
機能の選択を行うスイッチ等の領域として利用すること
ができる。この部分には各種機能を記載したシートを被
覆する。同図12(b)は、逆に入力面84の全体を表
示画面の一部84´に対応付けた例を示す。表示画面8
5の斜線部120は入力を受け付けず表示にのみ利用さ
れる部分である。この対応付けは、同図(c)に示すよ
うに、画像の一部(図では怪獣の頭の部分)を細かく入
力しようとするとき、その部分に入力面84全体を割り
付けることにより精細なデータの入力が行える。同図
(d)は、入力面84の左上斜線部121の領域を文書
表示位置の指定等に利用し、右下斜線部122の領域を
手書き文字入力および文字フォント登録等の作業用領域
として利用する例を示す。この例では、右下斜線部12
2の領域において1文字ずつの手書き文字入力を行う場
合を想定しており、文字入力領域として面積の不足はな
い。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、ペン入力面と表示画面
との対応関係を任意に変更可能とすることにより、ペン
入力装置の使い勝手を向上させることができ、またその
対応関係も表示画面上に出力することにより、容易にペ
ン入力装置と表示装置との位置関係を把握することが可
能になる。さらに、ペン入力面の全体と任意の形のウィ
ンドウとの対応付けが容易に行え、かつウィンドウ形状
を入力面と同じ形とすることにより両者の対応が分かり
やすく入力しやすくなる。また、ウィンドウが選択され
たときのみ、そのウィンドウを入力面と同一形状に自動
的に変更することにより、マルチウィンドウの効果を維
持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るペン入力システムの一実施例の機
能ブロック図。
【図2】実施例におけるペン入力装置からの入力値を変
換する変換内容を決定するための処理のフローチャー
ト。
【図3】実施例におけるペン入力面と表示画面との対応
関係を表示する処理のフローチャート。
【図4】実施例におけるタスク切替制御のフローチャー
ト。
【図5】実施例におけるウィンドウ形状情報エリアの説
明図。
【図6】図4の次ウィンドウの保存情報の作成処理のフ
ローチャート。
【図7】図4の現ウィンドウの保存情報の取得処理のフ
ローチャート。
【図8】本発明が適用されるペン入力システムの外観
図。
【図9】本発明のペン入力システムのハードウエア構成
を示すブロック図。
【図10】実施例におけるタスク切替に伴うウィンドウ
形状自動変更の説明図。
【図11】図10におけるウィンドウ形状自動変更時の
変更後のウィンドウ形状の例の説明図。
【図12】実施例の応用例の説明図。
【図13】実施例における入力面と表示画面との対応関
係の説明図。
【図14】従来の入力面と表示画面との対応関係の説明
図。
【符号の説明】
1…ペン入力装置、2…処理部、3…表示装置、81…
CRT、82…コンピュータ本体、83…タブレット、
84…ペン入力面、85…表示画面、86…ペン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−119418(JP,A) 特開 平4−149624(JP,A) 特開 昭63−271516(JP,A) 特開 昭60−251419(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 601 - 680 G06F 3/03 - 3/037 G06F 3/14 - 3/153

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペン入力装置のペン入力面上でのペンの入
    力操作を表示装置の表示画面に反映させるペン入力方法
    であって、 ペン入力面の全体を表示画面の一部に、またはペン入力
    面の一部を表示画面の一部もしくは全体に対応付けると
    ともに、入力された指示に応じて、前記ペン入力面にあらかじめ
    設けられた図柄に対応する図柄情報を前記表示画面上に
    表示し、 さらに、 前記ペン入力面と前記表示画面との対応関係に
    応じて前記ペン入力装置からの入力値を変更することを
    特徴とするペン入力方法。
  2. 【請求項2】前記図柄は、少なくとも升目を含むことを
    特徴とする請求項1記載のペン入力方法。
  3. 【請求項3】前記表示画面上に一つ以上のウィンドウを
    開き、入力された選択に応じた上記 ウィンドウ全体に、前記ペ
    ン入力面の全体を対応させることを特徴とする請求項1
    または2記載のペン入力方法。
  4. 【請求項4】ペン入力装置のペン入力面上でのペンの入
    力操作を表示装置の表示画面に反映させるペン入力方法
    であって、 前記表示画面上に一つ以上のウィンドウを表示し、該ウ
    ィンドウの選択の入力を受け付け、該選択されたウィン
    ドウに前記ペン入力面の全体を対応付け、 前記ウィンドウの選択時に該選択されたウィンドウの形
    状を前記ペン入力面と相似の形状に変更し、前記ペン入力面と前記表示画面との対応関係に応じて前
    記ペン入力装置からの入力値を変更し、 前記選択された ウィンドウの選択終了時に該ウィンドウ
    の形状を元の形状に戻すことを特徴とするペン入力方
    法。
  5. 【請求項5】ペン入力装置と、該ペン入力装置のペン
    力面上でのペン入力操作に応じたペン入力値を処理する
    処理部とを備え、該処理部の処理結果を表示装置の表示
    画面上に反映させるペン入力システムであって、 前記処理部は、 前記ペン入力装置のペン入力面の任意の入力範囲を表わ
    す入力範囲情報と、該入力範囲に対応付けるべき前記表
    示装置の表示画面上の任意の表示範囲を表わす表示範囲
    情報とに基づいて、前記ペン入力面にあらかじめ設けら
    れた図柄に対応する図柄情報を前記表示画面上に表示す
    る手段と、 前記入力範囲情報と前記 表示範囲情報とに基づいて、前
    記ペン入力装置の入力値を変換する手段を有すること
    を特徴とするペン入力システム。
  6. 【請求項6】前記図柄は、少なくとも升目を含むことを
    特徴とする請求項5記載のペン入力システム。
  7. 【請求項7】ペン入力装置と、該ペン入力装置のペン入
    力面上でのペン入力操作に応じたペン入力値を処理する
    処理部とを備え、該処理部の処理結果を表示装置の表示
    画面上に反映させるペン入力システムであって、 前記処理部は、 前記表示画面上に一つ以上のウィンドウを表示する手段
    と、前記ウィンドウの選択の入力を受け付け、該選択された
    ウィンドウに前記ペン入力面の全体を対応付ける手段
    と、 前記ペン入力装置のペン入力面の任意の入力範囲を表わ
    す入力範囲情報と、該入力範囲に対応付けるべき前記ウ
    ィンドウの表示範囲を表わす表示範囲情報とに基づい
    て、前記ペン入力装置の入力値を変換する手段と、 前記ウィンドウの選択時に該選択されたウィンドウの形
    状を前記ペン入力面と相似形状変更する手段とを
    することを特徴とするペン入力システム。
  8. 【請求項8】前記処理部は、 前記入力範囲情報と前記表示範囲情報とに基づいて、前
    記ペン入力面にあらかじめ設けられた図柄に対応する図
    柄情報を前記選択されたウィンドウに表示する手段を、
    さらに有することを特徴とする請求項7記載のペン入力
    システム。
  9. 【請求項9】前記処理部は、前記ウィンドウの選択後に
    非選択状態とされたとき該ウィンドウの形状を元に戻す
    手段をさらに有することを特徴とする請求項記載のペ
    ン入力システム。
  10. 【請求項10】情報を入力するためのペンおよびペン入
    力面を有するペン入力装置と、 情報を表示するための表示画面を有する表示装置と、 前記ペン入力面上でのペン入力操作に応じたペン入力値
    を処理し、処理結果を上記表示装置に表示する処理部と
    を備えるペン入力システムにおいて、 前記処理部は、 前記表示画面に、前記ペン入力値の処理結果を表示する
    表示範囲を設け、該表示範囲を示す境界線を表示する手
    段と、 前記ペン入力面に設けられたペン入力を受け付ける入力
    範囲と、前記表示範囲とを対応付ける手段と、 前記入力範囲についての入力範囲情報と、前記表示範囲
    についての表示範囲情報とに基づいて、前記表示範囲
    を、前記入力範囲の相似形に変換する手段とを備えるこ
    とを特徴とするペン入力システム。
  11. 【請求項11】前記処理部は、 変換前の前記表示範囲情報を保存する手段と、 前記保存した前記表示範囲情報に基づいて、変換前の表
    示範囲の形状に再変換する手段とを、さらに備えること
    を特徴とする請求項10記載のペン入力システム。
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