JPH05143052A - 文書作成支援システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示される文字を拡大して表示することによ
り、表示する文字を見易くして装置の利便性を向上し、
品質を向上することにある。 【構成】 文書を作成するために文字データを入力する
文字データ入力手段１と、この文字データ入力手段１に
より入力される文字データを拡大して表示するための属
性データを記憶するメモリ３と、このメモリ３に記憶さ
れている属性データにより前記文字データ入力手段によ
り入力された文字データの縦方向および横方向を拡大す
る演算を実行する拡大文字演算手段５と、この拡大文字
演算手段５により演算された拡大表示用文字を表示する
拡大表示ウィンドウを前記メモリに記憶されている属性
データにより作成する拡大表示ウィンドウ作成手段７
と、この拡大表示ウィンドウ作成手段７により作成され
た拡大表示ウィンドウに前記拡大文字演算手段により演
算された拡大表示用文字を書込む表示制御手段９とを備
えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ラップトップ
型ワークステーションに適用される文字入力により文書
を作成して表示する文書作成支援システムのうち、特
に、入力した文字を拡大表示して見易くすることによ
り、システムの利便性を向上する文書作成支援システム
に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、多機能に富み処理能力の高いワ
ークステーションのディスプレイ部は、例えば、１１５
２ドット×９００ドット程度の解像度を備えて、Ａ４版
サイズの書類を一度に表示する。

【０００３】近年、上記ワークステーションより小型で
軽量なラップトップ型ワークステーションは、事務処理
等のために利用されている。上記ラップトップ型ワーク
ステーションにより文書を作成する場合は、オペレータ
が作成する文書をキー入力して文書作成プログラムの実
行により画面にキー入力の文字が表示される。オペレー
タは、画面に表示される文書を視認して修正等を行ない
文書を作成するが、画面に表示される文字を見易くする
のが容易ではなかった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、ラップトップ型コンピュータの如くキー入力された
文字を表示するディスプレイがデスク型ワークステーシ
ョンに比べて小型のため、当該ディスプレイに表示され
る文字が小さくなり、オペレータにより文書を修正する
場合、表示される文字が見ずらいものであり、装置の利
便性の低下を招来するおそれがあった。

【０００５】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、その目的は、表示される
文字を拡大して表示することにより、表示する文字を見
易くして装置の利便性を向上し、品質の優れた文書作成
支援システムを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は図１により、文書を作成するために文字デ
ータを入力する文字データ入力手段１と、この文字デー
タ入力手段１により入力される文字データを拡大して表
示するための属性データを記憶するメモリ３と、このメ
モリ３に記憶されている属性データにより前記文字デー
タ入力手段により入力された文字データの縦方向および
横方向を拡大する演算を実行する拡大文字演算手段５
と、この拡大文字演算手段５により演算された拡大表示
用文字を表示する拡大表示ウィンドウを前記メモリに記
憶されている属性データにより作成する拡大表示ウィン
ドウ作成手段７と、この拡大表示ウィンドウ作成手段７
により作成された拡大表示ウィンドウに前記拡大文字演
算手段により演算された拡大表示用文字を書込む表示制
御手段９と、を備えたことを要旨とする。

【０００７】

【作用】上述の如く構成すれば、文字データ入力手段に
より文書を作成するための文字データが入力されるとメ
モリに記憶されている属性データにより前記文字データ
入力手段により入力された文字データの縦方向および横
方向を拡大文字演算手段により拡大する演算を実行す
る。この拡大文字演算手段により拡大表示用文字が演算
されると当該拡大表示用文字を表示する拡大表示ウィン
ドウを前記メモリに記憶されている属性データにより作
成する。この作成された拡大表示ウィンドウに前記拡大
文字演算手段により演算された拡大表示用文字を書込
み、当該拡大表示用文字の隣接に次の文字データを入力
するエリアにカーソルを移動するので、入力する文字を
見易くしてシステムの利便性を向上できる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。

【０００９】図２は本発明の文書作成支援システムを、
例えば、ラップトップ型コンピュータに適用した場合を
示す制御ブロック図である。

【００１０】同図において、入出力装置１１は、例え
ば、キーボードまたはマウス等からなり、文書のキー入
力を行なう。ＣＰＵ１３はシステムバス１５により入出
力装置１１等に接続して入出力装置１１等とのアクセス
および後述する文書作成支援プログラム等を実行を制御
して本発明の拡大表示用文字を表示するものである。

【００１１】主メモリ１７は、オペレーティングシステ
ムおよびキー入力される文字を拡大して表示する文書作
成プログラムを所定アドレスに記憶している。また、主
メモリ１７は、キー入力される文字を拡大するためのワ
ークエリアＡおよびワークエリアＢを所定アドレスに備
えている。補助記憶装置１９は、ハードディスクまたは
フロッピィーディスク等であり、キー入力された文字を
拡大するための属性データ２１を所定アドレスに記憶す
る。上記属性データ２１は、拡大表示する文字の位置座
標を示す表示位置（Ｘ，Ｙ）、拡大表示する文字の拡大
率および拡大表示する文字の表示エリアであるウィンド
ウの大きさを示すフレームの大きさを有する。

【００１２】画像メモリ２３は、表示装置２５に表示す
るための画像データをアドレスに記憶するものである。
表示装置２５は、液晶パネルまたはＥＬ（エレクトロル
ミネッセンス）パネルから構成されて、オペレータから
入力される文書および拡大した文字を表示する。

【００１３】上記表示装置２５の表示例を図３を用いて
説明する。

【００１４】表示装置２５の図中左半分にはオペレータ
により入力される文書全体を表示する文書表示ウィンド
ウ２７が表示され、オペレータにより入力された、例え
ば、「いろは」が上部に表示されて当該「いろは」の次
スペースにカーソル３１が点滅している。また、表示装
置２５の右下端には文書表示ウィンドウ２７に表示され
ている「いろは」を拡大表示する矩形の拡大表示ウィン
ドウ２９が表示されて当該「いろは」の次スペースに拡
大されたカーソル３３が点滅表示している。

【００１５】次に本実施例の作用を図４，図５および図
６のフローチャートを用いて説明する。

【００１６】まず、装置に電源投入後、ＣＰＵ１３は、
主メモリ１７の所定アドレスに記憶されている文書作成
プログラムを読み出して起動させる。起動後、文書作成
プログラムは、画像メモリ２３に拡大表示ウィンドウを
開く（ステップ１００）。

【００１７】拡大表示ウィンドウを開いた後に文書作成
プログラムはキー入力待ち状態になり、オペレータによ
り入力装置１１からカーソル移動キーが押下されるとス
テップ１５０に進み、カーソルキー以外の押下ならばス
テップ１３０に進む（ステップ１１０〜１２０）。

【００１８】ステップ１３０に進むと文書作成プログラ
ムは、図５のサブルーチンを起動させて入力された文字
を拡大して表示させる処理を実行する（ステップ１３
０）。図５のサブルーチンに進むと文書作成プログラム
は、補助記憶装置１９の所定アドレスに記憶されている
属性データ２１のデフォルト値を読み出す（ステップ２
００）。読み出したデフォルト値の表示位置を示す座標
から文書作成プログラムは、キー入力されたキャラクタ
のドット数に属性データの拡大率、例えば、４倍を乗算
して拡大文字の縦方向のドット数を算出する図６のサブ
ルーチンを起動させる（ステップ２１０）。図６のサブ
ルーチンに進むと文書作成プログラムは、入力文字コー
ドを文書データに送り、当該入力文字コードからフォン
トイメージをマスクＲＯＭより取り込んで主メモリ１７
のワークエリアＡに書込む。書込んだ後に文書作成プロ
グラムは、属性データ２１の拡大率の示す回数、本実施
例の場合、４回をワークエリアＡのビットを繰り返して
ワークエリアＢに書いた後に、拡大表示ウィンドウ２９
に書いてステップ２２０に復帰する（ステップ３００〜
３３０）。

【００１９】ステップ２２０に復帰すると文書作成プロ
グラムは、属性データ２１のデフォルト値の表示位置の
座標から入力されたキャラクタのドット数に属性データ
２１の拡大率を乗算する前述した図６のサブルーチン
（ステップ３００〜３３０）を起動させて拡大文字の横
方向のドット数を算出する（ステップ２２０）。ドット
数を算出後、文書作成プログラムは、属性データ２１の
フレームの大きさより拡大表示ウィンドウを作成して、
カーソルを属性データの拡大率により拡大して表示した
後にステップ１４０に復帰する（ステップ２２０〜２４
０）。

【００２０】ステップ１４０に復帰するとＣＰＵ１３
は、入力された文字のかな漢字変換または無変換を実行
する（ステップ１４０）。文字変換後、文書作成プログ
ラムは、拡大されたカーソル３３を入力された文字「い
ろは」の図中右端方向にスクロールさせ、処理が終了す
ると拡大表示用ウィンドウを閉じて終了し、処理が終了
しなければステップ１１０に戻る（ステップ１５０〜１
７０）。

【００２１】これにより、入力された文字が拡大して表
示されるため、ラップトップ型ワークステーションのよ
うに表示装置１１の小型コンピュータ等に表示される文
字が見易くなり、文書作成の処理効率を向上する。

【００２２】本実施例は、ラップトップ型ワークステー
ションに適用した場合を説明したがラップトップ型に限
らず、各種の表示装置を備えたコンピュータに適用可能
で、特に、表示装置の小型のコンピュータには有効であ
る。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明では、拡大
表示ウィンドウに表示される文字を拡大して表示するこ
とにより、表示する文字を見易くして装置の利便性を向
上し、品質の向上を実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の文書作成支援システムを示すクレーム
対応図である。

【図２】本発明の文書作成支援システムを適用した一実
施例を示す制御ブロック図である。

【図３】本発明の拡大表示例を示す図である。

【図４】本発明の動作を示すフローチャートである。

【図５】本発明の動作を示すフローチャートである。

【図６】本発明の動作を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ 文字データ入力手段 ３ メモリ ５ 拡大文字演算手段 ７ 拡大表示ウィンドウ作成手段 ９ 表示制御手段 １１ 入出力装置 １３ ＣＰＵ １７ 主メモリ ２１ 属性データ ２５ 表示装置 ２９ 拡大表示ウィンドウ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 文書を作成するために文字データを入力
   する文字データ入力手段と、 この文字データ入力手段により入力される文字データを
   拡大して表示するための属性データを記憶するメモリ
   と、 このメモリに記憶されている属性データにより前記文字
   データ入力手段により入力された文字データの縦方向お
   よび横方向を拡大する演算を実行する拡大文字演算手段
   と、 この拡大文字演算手段により演算された拡大表示用文字
   を表示する拡大表示ウィンドウを前記メモリに記憶され
   ている属性データにより作成する拡大表示ウィンドウ作
   成手段と、 この拡大表示ウィンドウ作成手段により作成された拡大
   表示ウィンドウに前記拡大文字演算手段により演算され
   た拡大表示用文字を書込む表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする文書作成支援システム。