JP2706010B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2706010B2
JP2706010B2 JP3213553A JP21355391A JP2706010B2 JP 2706010 B2 JP2706010 B2 JP 2706010B2 JP 3213553 A JP3213553 A JP 3213553A JP 21355391 A JP21355391 A JP 21355391A JP 2706010 B2 JP2706010 B2 JP 2706010B2
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正信 渡辺
和彦 高田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書情報を表示画面上
に表示すると共に、この表示画面上に複数並列表示され
た手書き入力枠から文書情報の手書き入力を可能にした
表示入力手段を備えた情報処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、情報処理装置としての日
本語ワードプロセッサは、ユーザーがキーボードをキー
操作することにより、文字、図形等の文書情報を入力す
ると共に、この文書情報を、制御手段により制御してデ
ィスプレイに表示することで文書の作成が行われるよう
になっている。
【0003】また、上記の日本語ワードプロセッサに
は、ディスプレイから文書情報の手書き入力を可能にし
たものがある。このようなワードプロセッサでは、ディ
スプレイの表示画面上に複数並列表示された手書き入力
枠内にユーザーがスタイラスペンにより文書情報を手書
き入力することで、文書情報を表示した表示画面上から
の文書情報の入力を可能にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ように表示画面上からの文書情報の手書き入力を可能に
した日本語ワードプロセッサでは、手書き入力枠が表示
画面上で横方向に固定的に並列表示されている。このた
め、ユーザーの用途に応じて文書情報を表示画面上に縦
表示あるいは横表示する機能を備えた日本語ワードプロ
セッサにおいては、図5に示すように文書情報を横表示
する場合、文書情報の表示方向と同様に手書き入力枠W
…も横方向に並列表示されて、表示画面上に表示される
文書情報と、手書き入力枠W…からの手書き入力との対
応が分かり易い一方、図6に示すように文書情報を縦表
示する場合では、文書情報の縦表示に対して、手書き入
力枠W…が横方向に並列表示されているため、表示画面
上に表示される文書情報と、手書き入力枠W…からの手
書き入力との対応が分かり難く、結果として、手書き入
力枠W…からの手書き入力における操作性が悪くなると
いう問題を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、上記の課題を解決するために、文字、図形等の文書
情報を表示画面上に表示すると共に、この表示画面上に
複数並列表示された手書き入力枠から文書情報の手書き
入力を可能にした表示入力手段と、この表示入力手段の
表示画面上での文書情報の表示方向を縦横に制御する制
御手段とを備えた情報処理装置において、以下の手段を
講じている。
【0006】即ち、上記制御手段は、文書情報の表示画
面上での縦横の表示方向に応じて、手書き入力枠の表示
画面上での並列表示の方向を縦横に制御するようになっ
ている。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、表示入力手段の表示画面
上での手書き入力枠の並列表示の方向を、表示画面上で
の文書情報の縦横の表示方向に応じて、制御手段により
縦横に制御するようになっている。このため、表示画面
上に表示される文書情報と、手書き入力枠からの手書き
入力との対応が容易になり、ひいては、表示画面からの
手書き入力の操作性が向上される。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図4に
基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、本実施例
では、情報処理装置を日本語ワードプロセッサとして例
示すると共に、説明の便宜上、前述の図5および図6を
再度使用するものである。
【0009】本実施例に係る日本語ワードプロセッサ
は、図1に示すように、ユーザーのキー操作により、文
字、図形等の文書情報の入力を行うキーボード6と、表
示画面上に文書情報の表示を行うと共に、タブレットを
備えることで表示画面上に設定された手書き入力枠から
の図示しないスタイラスペンによる文書情報の手書き入
力を可能にした表示入力手段としてのディスプレイ7と
を備えており、上記のキーボード6とディスプレイ7と
は、各々、図示しないコントローラを介して後述の制御
手段1を構成するCPU2に接続されて、それぞれの作
動が制御されるようになっている。
【0010】また、本実施例の日本語ワードプロセッサ
は、キーボード6あるいはディスプレイ7から入力され
る文書情報を制御する制御手段1を備えている。この制
御手段1は、装置全体の動作を機能させる主制御部であ
るCPU(Central Processing Unit)2と、縦横表示プ
ログラムを記憶して、文書情報の表示画面上での表示方
向を縦表示あるいは横表示に制御するROM(Read Onl
y Memory) 3と、スクロール開始位置記憶領域や文書情
報記憶領域、表示モード記憶領域等が形成されたRAM
(Random Access Memory) 4と、前述のディスプレイ7
の表示画面上に設定された手書き入力枠から入力される
イメージを認識して、このイメージをJISコードの文
書情報に変換する手書き認識回路5とから構成されてい
る。
【0011】さらに、本実施例の日本語ワードプロセッ
サは、制御手段1を構成するROM3に、横書き用手書
き入力プログラムと、縦書き用手書き入力プログラムと
が記憶されており、また、RAM4には、縦書き/横書
きフラグ記憶領域が形成されている。
【0012】上記横書き用手書き入力プログラムは、手
書き入力枠をディスプレイ7の表示画面上で横方向に並
列表示すると共に、これらの各入力枠に対して手書き認
識回路5を起動させることで、表示画面上での横方向の
手書き入力を可能にするようになっている。
【0013】上記縦書き用手書き入力プログラムは、手
書き入力枠をディスプレイ7の表示画面上で縦方向に並
列表示すると共に、これらの各入力枠に対して手書き認
識回路5を起動させることで、表示画面上での縦方向の
手書き入力を可能にするようになっている。
【0014】上記縦書き/横書きフラグ記憶領域は、デ
ィスプレイ7の表示画面からの手書き入力が縦書きモー
ドか横書きモードかを示す縦書き/横書きフラグを記憶
するものである。尚、上記のような縦書き/横書きモー
ドは、ユーザーがスタイラスペンを所定のペン操作する
ことで選択されるものであり、縦書きモードでは“1”
のフラグとする一方、横書きモードでは“0”のフラグ
とするようになっている。
【0015】上記の構成において、本実施例の日本語ワ
ードプロセッサにおける各種の作動プロセスを図2のフ
ローチャートに基づいて以下に説明する。
【0016】先ず、ユーザーによって、縦書き入力を指
示する操作がなされると(S1)、縦書き/横書きフラ
グが“1”となって、RAM4の縦書き/横書きフラグ
記憶領域に記憶される(S2)。一方、ユーザーによっ
て、横書き入力を指示する操作がなされると(S3)、
縦書き/横書きフラグが“0”となって、RAM4の縦
書き/横書きフラグ記憶領域に記憶される(S4)。
【0017】次に、ユーザーにより手書き入力を指示す
る操作がキーボード6のキー操作で行われると(S
5)、縦書き/横書きフラグ記憶領域に記憶された縦書
き/横書きフラグが“0”であるか、あるいは“1”で
あるか判別される(S6)。
【0018】そして、S6にて、縦書き/横書きフラグ
が“0”であると判別されると、ROM3内の横書き用
手書き入力プログラムが実行されて(S7)、ディスプ
レイ7の表示画面上には、図3に示すように、手書き入
力枠W…が横方向に並列表示されると共に、これら横方
向に並列表示された手書き入力枠W…からの手書き入力
により、手書き認識回路5が起動して文書情報が横表示
される。
【0019】一方、S6にて、縦書き/横書きフラグが
“1”であると判別されると、ROM3内の縦書き用手
書き入力プログラムが実行されて(S8)、ディスプレ
イ7の表示画面上には、図4に示すように、手書き入力
枠W…が縦方向に並列表示されると共に、これら縦方向
に並列表示された手書き入力枠W…からの手書き入力に
より、手書き認識回路5が起動して文書情報が縦表示さ
れる。
【0020】また、上記以外の他の操作がユーザーによ
り行われると(S9)、それに応じた処理が制御手段1
を構成するCPU2を介して行われるようになっている
(S10)。
【0021】以上のように、本実施例に係る日本語ワー
ドプロセッサは、制御手段1を構成するROM3内に、
横書き用手書き入力プログラムと、縦書き用手書き入力
プログラムとが記憶されており、また、RAM4には、
縦書き/横書きフラグを記憶する縦書き/横書きフラグ
記憶領域が形成されている。
【0022】このため、図5および図6に示すような従
来例での日本語ワードプロセッサにおいて、表示画面上
での文書情報の縦横の表示方向に関わらず手書き入力枠
W…が、常に、横方向の並列表示がされた場合とは違
い、図3および図4に示すように文書情報の表示方向に
合わせて手書き入力枠W…の並列表示の方向が制御され
るようになっている。これにより、表示画面上での文書
情報の横表示あるいは縦表示を問わず、表示画面上に表
示される文書情報と、手書き入力枠W…からの手書き入
力との対応が分かり易く、結果として、手書き入力枠W
…からの手書き入力における操作性が向上される。
【0023】尚、上記実施例は、本発明を限定するもの
ではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施例では、ユーザーによる手書き入力の
指示をキーボード6のキー操作により行っているが、特
に、これに限定するものではなく、表示画面上に並列表
示される手書き入力枠W…以外の他の入力枠を表示画面
上に固定的に設けることで、スタイラスペンにより手書
き入力の指示を行うことも可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明の情報処理装置は、以上のよう
に、制御手段は、文書情報の表示画面上での縦横の表示
方向に応じて、手書き入力枠の表示画面上での並列表示
の方向を縦横に制御するようになっている構成である。
【0025】これにより、従来例のように表示画面上で
手書き入力枠を横方向に固定的に並列表示することがな
く、表示画面上で文書情報を横表示するときには、これ
に合わせて手書き入力枠を表示画面上で横方向に並列表
示することができ、また、表示画面上で文書情報を縦表
示するときには、これに合わせて手書き入力枠を表示画
面上で縦方向に並列表示することができる。このため、
表示画面上に表示される文書情報と、手書き入力枠から
の手書き入力との対応が容易になり、ひいては、手書き
入力枠からの手書き入力の操作性が向上された便利な情
報処理装置を提供することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における日本語ワードプロセ
ッサを構成する各種の構成部材を示すブロック図であ
る。
【図2】上記日本語ワードプロセッサにおける各種の作
動プロセスを示すフローチャートである。
【図3】表示画面上で文書情報が横表示されるとき、手
書き入力枠が表示画面上で横方向に並列表示された状態
を示す説明図である。
【図4】表示画面上で文書情報が縦表示されるとき、手
書き入力枠が表示画面上で縦方向に並列表示された状態
を示す説明図である。
【図5】従来例の日本語ワードプロセッサにおいて、表
示画面上で文書情報が横表示されるときの表示画面上で
の手書き入力枠を示す説明図である。
【図6】上記日本語ワードプロセッサにおいて、表示画
面上で文書情報が縦表示されるときの表示画面上での手
書き入力枠を示す説明図である。
【符号の説明】
1 制御手段 2 CPU 3 ROM 4 RAM 5 手書き認識回路 6 キーボード 7 ディスプレイ(表示入力手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字、図形等の文書情報を表示画面上に表
    示すると共に、この表示画面上に複数並列表示された手
    書き入力枠から文書情報の手書き入力を可能にした表示
    入力手段と、この表示入力手段の表示画面上での文書情
    報の表示方向を縦横に制御する制御手段とを備えた情報
    処理装置において、 上記制御手段は、文書情報の表示画面上での縦横の表示
    方向に応じて、手書き入力枠の表示画面上での並列表示
    の方向を縦横に制御するようになっていることを特徴と
    する情報処理装置。
JP3213553A 1991-08-26 1991-08-26 情報処理装置 Expired - Lifetime JP2706010B2 (ja)

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JPH0554030A JPH0554030A (ja) 1993-03-05
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