JPH08161143A - 手書き入力装置 - Google Patents

手書き入力装置

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JPH08161143A
JPH08161143A JP30393594A JP30393594A JPH08161143A JP H08161143 A JPH08161143 A JP H08161143A JP 30393594 A JP30393594 A JP 30393594A JP 30393594 A JP30393594 A JP 30393594A JP H08161143 A JPH08161143 A JP H08161143A
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handwriting
display
input device
handwriting input
data
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Application number
JP30393594A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Okamoto
正義 岡本
Shinsuke Moriai
真介 盛合
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】筆跡を認識するまでの間、その筆跡の表示に関
わる書き換え等の処理を簡素化することができる手書き
入力装置を提供することを目的とする。 【構成】筆記入力による位置座標を検出するタブレット
8と、座標データに基づいて文字認識を行うFEP1a
と、その認識結果に基づいて文書作成編集処理を行うア
プリケーション動作部1bとを設けた。アプリケーショ
ン動作部1bの処理内容を記憶する描画用VRAM5
と、その処理内容を表示するLCD6とを設けた。そし
て、筆記の開始から文字認識の終了までの間、筆跡とし
ての座標データを格納し、LCD6に表示するための筆
跡用VRAM13を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は手書き入力装置に係り、
詳しくは、文字等の手書き入力により作成された文書の
校正が可能な手書き入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、手書き入力装置は、液晶ディス
プレイ等の表示装置とタブレットとを重ね合わせて配置
し、ペンで手書き入力された文字等の座標をタブレット
が検出して、その文字等を表示装置に表示する。従っ
て、使用者にとっては、ペンを用いてあたかも紙に書い
ているような感覚が得られる。
【0003】この手書き入力装置においては、文字等の
手書き入力により文書を作成したときに、その文書を校
正する必要が生じる場合がある。そこで、従来、校正記
号を手書き入力することにより、作成された文書を校正
することが可能な手書き入力装置が提案されている。
【0004】図7に示すように、その手書き入力装置は
CPU(中央演算処理装置)1を備えている。CPU1
は、第1ROM10に記憶されたシステム制御用プログ
ラムに基づいて各装置を制御する。CPU1はFEP
(フロント・エンド・プロセッサ)1aと、アプリケー
ション・ソフトプログラム(以下、単にアプリという)
動作部1bとを備えている。アプリ1bは第2ROM1
1に記憶されたアプリに基づいて、文書作成や文書編集
(校正)処理を行う。FEP1aは第3ROM3に記憶
された文字入力用プログラムに基づいて、ペンで筆記さ
れた文字や校正記号を認識するとともに、その認識まで
の間、筆跡をLCD(液晶ディスプレイ)6に表示制御
する。
【0005】上記構成において、手書き入力による校正
処理を図8〜図10に従って説明する。例えば、手書き
入力に基づいてアプリ動作部1aにより文書が作成され
ると、その文書データが描画用VRAM5に転送され、
LCDコントローラ4の制御によりLCD6の画面に文
書Wが表示される(ステップ201)。この状態で、そ
の文書Wの一部を削除する場合、削除対象の文字と重な
るようにして校正記号としての削除ジェスチャ(この場
合、二本線)がタブレット8上に手書き入力される(ス
テップ202)。
【0006】すると、FEP1aはタブレットコントロ
ーラ7を介して入力された削除ジェスチャの筆跡の座標
データ(以下、筆跡データという)に基づいて、図8に
示すように、描画用VRAM5に記憶された文書Wの処
理画面Sを保存画面S1 としてRAM2に複写して書き
込む(ステップ203)。この保存画面S1 は、アプリ
動作部1aが削除処理する際に文書Wを元の状態に戻す
ために用いられる。
【0007】次いで、FEP1aは描画用VRAM5に
記憶された処理画面Sを、ワーク画面S2 として読み出
してRAM2に移動して書き込む(ステップ204)。
ワーク画面S2 は、入力された削除ジェスチャの筆跡デ
ータをLCD6に表示する際のワークエリアとして用い
られる。
【0008】続いて、FEP1aは、ワーク画面S2 の
削除対象の文字と重なる位置に削除ジェスチャの筆跡H
を描画する(ステップ205)。そして、FEP1aは
筆跡Hが描画されたワーク画面S2 を描画用VRAM5
に書き換えて、文書Wに筆跡Hを重ねてLCD6に表示
する(ステップ206)。
【0009】次に、FEP1aは、筆跡データに基づい
てその筆跡Hが予め定められた削除ジェスチャと同一で
あるか否かを認識する。同一であると認識されると、F
EP1aは描画用VRAM5からワーク画面S2 を読み
出してRAM2に格納し、代わりに保存画面S1 を描画
用VRAM5に書き換えて文書Wを元に戻す(ステップ
207)。そして、FEP1aはRAM2に記憶された
ワーク画面S2 をクリアする(ステップ208)。
【0010】次いで、アプリ動作部1bはFEP1aが
認識した削除指令に基づいて、文書Wの削除処理を行
い、図9に示すように、描画用VRAM5の文書データ
を削除後の文書データに書き換える(ステップ20
9)。そして、アプリ動作部1bは削除後の文書データ
をLCD6に表示させて、校正処理が完了する(ステッ
プ210)。
【0011】上記した手書き入力装置においては、手書
き入力による削除ジェスチャの筆跡データをLCD6に
表示して、文書Wの文字を削除する場合、FEP1aに
よる描画用VRAM5の書き換え回数が多くなる。従っ
て、FEP1aの書き換え動作に対する負担が大きくな
り、かつ書き換えのために占有される時間が長くなる。
【0012】又、書き換え動作を軽減するために、FE
P1aを用いずにアプリ動作部1bのみで筆跡データを
表示制御して、校正処理を行う場合もある。その場合、
アプリ動作部1bは描画用VRAM5に記憶された文書
データに直接、手書き入力された削除等のジェスチャの
筆跡データを書き込んで文書データを書き換える。そし
て、アプリ動作部1bはLCD6に文書を表示させ、そ
の筆跡データを予め定められた削除ジェスチャとして認
識すると、削除処理を行って描画用VRAM5の文書デ
ータを削除後の文書データに書き換える。
【0013】上記したアプリ動作部1bによる校正処理
では、ジェスチャを手書き入力したときの筆跡の範囲が
どこまでなのかをアプリ動作部1bが検出し、その検出
に基づいて文書データを書き換えるようにしている。こ
のため、ジェスチャの筆跡の範囲が広い場合、例えば、
文書のある行の文字を校正するときに、筆跡がその行よ
りも上段にまたがるような場合、文書データの書き換え
の範囲も広くなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記した
手書き入力装置ではキーボードによる入力(文字入力、
編集処理命令入力)の代わりに手書き入力が行われる。
【0015】ところで、この手書き入力装置ではペン入
力による筆跡データを認識すれば、文書作成や編集処理
を行うことができるため、あえてその筆跡データをLC
D6に表示させる必要はない。筆跡データをLCD6に
表示させるのは、使用者に鉛筆等の筆記具による通常の
筆記と同じような感覚で使用できるようにするためであ
る。
【0016】そして、筆記入力された筆跡データが文字
であれば、その文字認識に基づいて表示された筆跡デー
タは消去され、代わりに認識した文字データのフォント
が表示される。又、筆記入力された筆跡データがジェス
チャであれば、そのジェスチャの認識に基づいて表示さ
れた筆跡データは消去され、代わりにそのジェスチャに
基づく編集処理が行われる。このため、筆跡データが認
識されるまでの間、その筆跡データの表示のためにFE
P1aが数多くの書き換え動作を行ったり、アプリ動作
部1bが筆跡範囲を検出したりして、複雑な処理を行わ
なければならなかった。
【0017】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は筆跡を認識するまでの
間、その筆跡の表示に関わる書き換え等の処理を簡素化
することができる手書き入力装置を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め請求項1に記載の発明は、筆記入力された位置の座標
を検出する検出手段と、その検出手段により検出された
座標データに基づく処理を行う処理手段と、その処理手
段による処理データを記憶する第1記憶手段と、その第
1記憶手段に記憶された処理データを表示する表示手段
とを備えた手書き入力装置において、前記座標データを
筆跡として前記表示手段に表示すべく、同座標データを
記憶する第2記憶手段を備えたことを要旨とする。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の装置が前記第1記憶手段に記憶された処理データと、
前記第2記憶手段に記憶された座標データとを合成する
合成手段を備えていることを要旨とする。請求項3に記
載の発明は、前記合成手段が前記処理データと前記座標
データとの論理和の演算を行う合成回路であることを要
旨とする。請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の
装置が前記第2記憶手段を制御して、筆記の開始から所
定期間だけ座標データを前記合成手段に出力する制御手
段を備えていることを要旨とする。請求項5に記載の発
明は、請求項4に記載の装置において、前記制御手段
は、筆記の開始から前記処理手段による処理終了後、前
記第2記憶手段に記憶された座標データを消去すること
を要旨とする。請求項6に記載の発明は、請求項1〜5
のいずれか1項に記載の装置において、前記処理手段
は、前記座標データから文字及び記号を含むパターンを
認識する認識手段と、前記認識手段のパターン認識結果
に基づいて、文書作成及び編集処理を行う文書作成編集
手段とを備えていることを要旨とする。請求項7に記載
の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の装置に
おいて、前記検出手段はタブレットであり、前記表示手
段は前記タブレットに重ね合わされたフラット・パネル
・ディスプレイであることを要旨とする。請求項8に記
載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置
において、前記第1及び第2記憶手段の各々はビデオR
AMであることを要旨とする。
【0020】請求項9に記載の発明は、第1表示用記憶
手段の内容を表示する表示装置を備え、この表示装置の
表示画面上に筆記された座標データを認識して、この認
識結果に基づく処理を行う手書き入力装置において、前
記筆記の開始から所定期間、前記表示データに対応する
筆跡を前記表示装置に表示するための筆跡用の第2表示
用記憶手段を備えることを要旨とする。
【0021】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の装置において、前記第2表示用記憶手段は、前記座
標データに対応する筆跡を格納する第2の表示メモリ
と、この第2の表示メモリの内容と、第1表示用記憶手
段の内容とを合成して前記表示装置に出力する合成回路
と、前記筆跡の消去時に前記第2の表示メモリからの前
記表示装置ヘの前記筆跡の出力をキャンセルするキャン
セル手段とからなることを要旨とする。請求項11に記
載の発明は、請求項10に記載の装置において、前記キ
ャンセル手段は、前記消去時に前記第2の表示メモリを
消去する消去制御手段であることを要旨とする。請求項
12に記載の発明は、請求項10に記載の装置におい
て、前記キャンセル手段は、前記消去時に前記第2の表
示メモリの出力を止めるスイッチ制御手段であることを
要旨とする。請求項13に記載の発明は、請求項9〜1
2のいずれか1項に記載の装置において、前記所定期間
は、前記筆記の開始から前記認識終了までの間であるこ
とを要旨とする。請求項14に記載の発明は、請求項9
〜12のいずれか1項に記載の装置において、前記所定
期間は、前記筆記の開始から前記処理終了までの間であ
ることをことを要旨とする。請求項15に記載の発明
は、請求項9〜12のいずれか1項に記載の装置におい
て、前記所定期間は、前記筆記の開始から前記処理終了
までの間であることを要旨とする。請求項16に記載の
発明は、請求項9〜12のいずれか1項に記載の装置に
おいて、前記座標データの認識は、文字、図形、又は、
ジェスチャの認識であることを要旨とする。
【0022】
【作用】請求項1〜8に記載の発明によれば、筆記入力
に応じて検出手段により検出された座標データは、第2
記憶手段に記憶され、その第2記憶手段から読み出され
て筆跡として表示手段に表示される。従って、座標デー
タすなわち筆跡を表示するために、第1記憶手段に記憶
された処理データを用いて書き換える必要がなくなり、
筆跡の表示に関わる処理が簡素化される。
【0023】請求項9〜16に記載の発明によれば、第
2表示用記憶手段により筆記の開始から所定期間、座標
データに対応する筆跡が表示装置に表示される。従っ
て、筆跡表示のために第1表示用記憶手段の内容を書き
換える必要がなくなり、筆跡の表示に関わる処理が簡素
化される。
【0024】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を具体化した第一実施例を
図1〜図4に従って説明する。なお、従来技術と同一の
構成については同一の符号を付してある。
【0025】図1に示すように、その手書き入力装置
は、CPU1,RAM2,第3ROM3,LCDコント
ローラ4,描画用VRAM5,LCD(液晶ディスプレ
イ)6,タブレットコントローラ7,タブレット8,第
1及び第2ROM10,11,筆跡用(筆跡表示用)V
RAM13,合成回路14を備えている。各装置1〜
5,7,10,11,13はシステムバス12を介して
互いに接続されている。
【0026】図2に鎖線で示すように、LCD6はTN
(Twisted Nematic) 型のマトリクス液晶表示装置であ
り、そのLCD6上には感圧式の透明なタブレット8が
重ね合わせ配置されている。タブレット8は使用者のペ
ン15を用いた筆記入力に応じて、その筆跡の座標を検
出する。そして、LCD6とタブレット8で一体型の描
画装置9が構成されている。
【0027】図1に示すように、第1ROM10にはC
PU1が各装置を制御するためのシステム制御用プログ
ラムが記憶されている。第2ROM11にはアプリケー
ション・ソフトプログラム(以下、単にアプリという)
が記憶されている。このアプリは、文書作成や文書の編
集処理ためのプログラムである。第3ROM3にはペン
で筆記された文字や校正(編集)記号としてのジェスチ
ャを認識する文字認識用プログラムと、筆記内容を認識
するまでの間、筆跡をLCD6に表示制御する筆跡表示
用プログラムとが記憶されている。RAM2はランダム
アクセスメモリであり、CPU1が各プログラムを実行
する際に必要なデータを一時的に記憶する。
【0028】CPU1は、第1ROM10に記憶された
システム制御用プログラムに基づいて動作する。CPU
1はFEP1a及びアプリ動作部(文字作成編集部)1
bを備えている。アプリ動作部1bは、第2ROM11
に記憶されたアプリに基づいて動作する。FEP1b
は、第3ROM3に記憶された文字認識用プログラム及
び筆跡表示用プログラムに基づいて動作する。
【0029】タブレットコントローラ7は、インターフ
ェースとしての役割を有しており、筆記入力に応じてタ
ブレット8が検出した筆跡の座標データ(以下、筆跡デ
ータという)をFEP1aに出力する。FEP1aは、
その筆跡データが予め定められた文字や記号、あるいは
校正記号としてのジェスチャと同一であるか否かを認識
するとともに、その筆跡データを筆跡用VRAM13に
格納する。
【0030】筆跡用VRAM13は表示用ビデオRAM
であり、LCD6の表示用としてその認識データを一時
的に記憶する。FEP1aは筆記入力完了後の筆跡デー
タの認識に基づいて、筆跡用VRAM13に記憶された
筆跡データを消去する。従って、筆跡用VRAM13
は、筆記が開始されてからその筆跡データの認識が終了
するまでの間、筆跡データを記憶する。
【0031】描画用VRAM5は表示用ビデオRAMで
あり、FEP1aの筆跡データの認識に基づいて、アプ
リ動作部1bで生成された文字や記号のフォントデータ
すなわち文書データを記憶する。アプリ動作部1bはF
EP1aの認識に基づいて、テキストデータをフォント
データに変換する。
【0032】LCDコントローラ4は描画用VRAM5
及び筆跡用VRAM13を制御して、その描画用VRA
M5に記憶された文書データと、筆跡用VRAM13に
記憶された筆跡データとを読み出して合成回路14に出
力する。又、LCDコントローラ4はLCD6を表示制
御して、合成回路14から出力されたデータを表示す
る。
【0033】合成回路14はOR(論理和)回路として
の機能を有しており、描画用VRAM5から出力された
文書データと、筆跡用VRAM13から出力された筆跡
データとの論理和の演算を行い、その演算結果を合成デ
ータとして出力する。従って、合成回路14は、筆記開
始から筆跡データの認識終了までの間、筆跡用VRAM
13に記憶されている筆跡データと、描画用VRAM5
に記憶されている文書データとを合成する。
【0034】上記のように構成された手書き入力装置に
おいて、削除ジェスチャの手書き入力による文書の削除
処理を図4に示すフローチャートに従って説明する。例
えば、アプリ動作部1bが起動して作成済の文書の編集
モードとなると、その文書データが描画用VRAM5に
転送され、LCDコントローラ4の制御により合成回路
14を介して出力されて、LCD6の画面に表示される
(ステップ101)。このとき、筆跡用VRAM13に
は筆跡データが記憶されていないので、合成回路14は
描画用VRAM5から出力された文書データのみを出力
する。
【0035】この状態で、文書の一部の文字を削除する
場合、削除対象の文字と重なるようにして校正記号とし
ての削除ジェスチャ(この場合、二本線)がタブレット
8上にペン15を用いて手書き入力される(ステップ1
02)。
【0036】すると、タブレットコントローラ7は削除
ジェスチャの筆跡データをFEP1aに出力し、FEP
1aはその筆跡データを筆跡用VRAM13に格納する
(ステップ103)。このとき、LCDコントローラ4
は、筆跡用VRAM13を制御して筆跡データを合成回
路14に出力し、合成回路14は描画用VRAM5から
出力された文書データと、削除ジェスチャの筆跡データ
とを合成し、その合成データをLCDに出力する。そし
て、LCD6の画面に筆跡が表示され、筆記入力が完了
すると図2,図3に示すように、文書Wに筆跡Hが重な
るようにして表示される。
【0037】次いで、FEP1aは筆記入力完了後の筆
跡データに基づいて、筆跡Hが予め定められた削除ジェ
スチャと同一であるか否かを認識する(ステップ10
4)。FEP1aは同一であると認識すると、筆跡用V
RAM13に記憶された筆跡データを消去(クリア)す
る。このとき、FEP1aは同一であると認識しなかっ
た場合も、所定の時間が経過した後、筆跡用VRAM1
3に記憶された筆跡データをクリアする(ステップ10
5)。従って、LCD6の画面の筆跡データが消去され
る。
【0038】次に、アプリ動作部1bはFEP1aが認
識した削除ジェスチャの削除指令を受け取って、その削
除指令に基づいて描画用VRAM5から文書データを読
み出してRAM2に格納し、文書データの削除処理を行
う。そして、アプリ動作部1bは、削除処理後の文書デ
ータを描画用VRAM5に書き換える(ステップ10
6)。
【0039】そして、LCDコントローラ4は削除後の
文書データをLCD6に表示させる(ステップ10
7)。このようにして文書の校正処理が終了する。上記
したように本発明によれば、FEP1aが筆跡データを
認識するまでの間、その筆跡データを記憶するための筆
跡用VRAM13を、文書データを記憶する描画用VR
AM5とは別に設けた。従って、FEP1aは筆跡デー
タの格納及び筆跡データの消去という動作を行えばよ
く、従来とは異なり書き換え動作の回数が減って、筆跡
データの表示に関わる処理を簡素化することができる。
又、その書き換え動作の低減により、文書作成や編集
(校正)処理速度の高速化を図ることができる。更に
は、書き換え時に発生するLCD6の画面のちらつきを
低減することができる。
【0040】(第2実施例)次に、第2実施例について
説明する。この実施例ではタブレットコントローラ7
が、筆跡データを筆跡用VRAM13に格納する点が前
記第1実施例とは異なる。
【0041】図5に示すように、タブレットコントロー
ラ7は、筆記入力に応じてタブレット8が検出した筆跡
データをFEP1aに出力するとともに、筆跡用VRA
M13に格納する。
【0042】上記のように構成された手書き入力装置に
おいては、図6に示すように、ステップ101,102
は前記第1実施例と同様の処理が行われ、ステップ10
3が省略されている。そのステップ103は、タブレッ
トコントローラ7によって処理される。すなわち、タブ
レットコントローラ7は、削除ジェスチャの筆跡データ
をFEP1aに出力するとともに、その筆跡データを筆
跡用VRAM13に格納する。そして、前記第1実施例
と同様にステップ104の処理が行われ、ステップ10
5では、FEP1aが筆跡用VRAM13に記憶された
筆跡データをクリアするようにタブレットコントローラ
7を制御する。以降、前記第1実施例と同様にステップ
106,ステップ107の処理が行われる。
【0043】上記したように第2実施例では、第1実施
例と同様の効果を得ることができるとともに、FEP1
aは筆跡データの筆跡用VRAM13への格納処理から
開放される。
【0044】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように実施してもよい。 (1)上記第1実施例においてFEP1aは、筆記入力
された筆跡データを文字やジェスチャとして認識する
と、筆跡用VRAM13に記憶された筆跡データを消去
するようにしたが、代わりに、FEP1aがLCDコン
トローラ4を制御して、筆跡用VRAM13からの筆跡
データの出力を停止するようにしてもよい。この場合、
FEP1は、次の筆記入力までに筆跡データを消去する
とともに、LCDコントローラ4を制御して、次の筆跡
データの合成回路14への出力を再開させる必要があ
る。又、FEP1aが合成回路14を制御して、筆跡用
VRAM13からの出力を止めるようにしてもよい。
【0045】(2)上記第1及び第2実施例では、筆跡
データを筆記開始から認識終了までの間、LCD6に表
示するようにしたが、代わりに、筆記開始からアプリ動
作部1bによる文書作成編集処理開始までの間もしく
は、筆記開始から文書作成編集処理終了までの間、筆跡
データをLCD6に表示するようにしてもよい。
【0046】(3)上記実施例では、感圧式タブレット
8を採用したが、代わりに電磁誘導方式や静電容量方式
のタブレットを採用してもよい。電磁誘導方式のタブレ
ットを採用した場合、そのタブレットはLCD6の背面
に配置してもよい。
【0047】(4)上記実施例では、TN型のLCD6
を採用したが、代わりにプラズマディスプレイやエレク
トロ・ルミネッセンス(EL)等のフラットパネルディ
スプレイを採用してもよい。
【0048】(5)上記実施例では、校正記号として手
書き入力されたジェスチャの操作例について説明した
が、代わりに、文字・記号や図形を作成編集処理する場
合でも本発明を適用することができる。
【0049】本発明における校正記号を以下のように定
義する。 校正記号:作成された文書の誤字、誤植等を訂正するた
めの記号であり、ジェスチャともいう。この校正記号
は、文字を削除する記号、文字を複写する記号、スペー
ス入力の記号、句読点を入力する記号等を含み、これら
は任意に設定することが可能である。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、筆
跡を認識するまでの間、その筆跡の表示に関わる書き換
え等の処理を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の手書き入力装置の電気的構成を示
すブロック図。
【図2】手書き入力装置を示す概略斜視図。
【図3】文書データと筆跡データとの合成を示す説明
図。
【図4】文書の削除処理を示すフローチャート。
【図5】第2実施例の手書き入力装置の電気的構成を示
すブロック図。
【図6】文書の削除処理を示すフローチャート。
【図7】従来例の手書き入力装置の電気的構成を示すブ
ロック図。
【図8】文書の削除処理を示す説明図。
【図9】文書の削除処理を示す説明図。
【図10】従来例の文書の削除処理を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】 1…処理手段及び制御手段としてのCPU、1a…認識
手段及びキャンセル制御手段(消去制御手段)としての
FEP、1b…文書作成編集手段としてのアプリ動作
部、5…第1記憶手段(第1表示用記憶手段)としての
描画用VRAM、6…表示手段としてのLCD、8…検
出手段としてのタブレット、13…第2記憶手段(第2
表示用記憶手段)としての筆跡用VRAM、14…合成
手段としての合成回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/21 G06K 9/62 G 9061−5H

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記入力された位置の座標を検出する検
    出手段(8)と、その検出手段(8)により検出された
    座標データに基づく処理を行う処理手段(1)と、その
    処理手段(1)による処理データを記憶する第1記憶手
    段(5)と、その第1記憶手段(5)に記憶された処理
    データを表示する表示手段(6)とを備えた手書き入力
    装置において、 前記座標データを筆跡として前記表示手段(6)に表示
    すべく、同座標データを記憶する第2記憶手段(13)
    を備えたことを特徴とする手書き入力装置。
  2. 【請求項2】 前記手書き入力装置は、前記第1記憶手
    段(5)に記憶された処理データと、前記第2記憶手段
    (13)に記憶された座標データとを合成する合成手段
    (14)を備えていることを特徴とする請求項1に記載
    の手書き入力装置。
  3. 【請求項3】 前記合成手段(14)は、前記処理デー
    タと前記座標データとの論理和の演算を行う合成回路で
    あることを特徴とする請求項2に記載の手書き入力装
    置。
  4. 【請求項4】 前記手書き入力装置は、前記第2記憶手
    段(13)を制御して、筆記の開始から所定期間だけ座
    標データを前記合成手段(14)に出力する制御手段
    (1)を備えていることを特徴とする請求項2に記載の
    手書き入力装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段(1)は、筆記の開始から
    前記処理手段(1)による処理終了後、前記第2記憶手
    段(13)に記憶された座標データを消去することを特
    徴とする請求項4に記載の手書き入力装置。
  6. 【請求項6】 前記処理手段(1)は、前記座標データ
    から文字及び記号を含むパターンを認識する認識手段
    (1a)と、前記認識手段(1a)のパターン認識結果
    に基づいて、文書作成及び編集処理を行う文書作成編集
    手段(1b)とを備えていることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の手書き入力装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段(8)はタブレットであ
    り、前記表示手段(6)は前記タブレットに重ね合わさ
    れたフラット・パネル・ディスプレイであることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の手書き入力
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2記憶手段(5,13)
    の各々は、ビデオRAMであることを特徴とする請求項
    1〜7のいずれか1項に記載の手書き入力装置。
  9. 【請求項9】 第1表示用記憶手段(5)の内容を表示
    する表示装置(6)を備え、この表示装置(6)の表示
    画面上に筆記された座標データを認識して、この認識結
    果に基づく処理を行う手書き入力装置において、 前記筆記の開始から所定期間、前記表示データに対応す
    る筆跡を前記表示装置(6)に表示するための筆跡用の
    第2表示用記憶手段(13,14,1)を備えることを
    特徴とする手書き入力装置。
  10. 【請求項10】 前記第2表示用記憶手段(13,1
    4,1)は、前記座標データに対応する筆跡を格納する
    第2の表示メモリ(13)と、 この第2の表示メモリ(13)の内容と、第1表示用記
    憶手段(5)の内容とを合成して前記表示装置(6)に
    出力する合成回路(14)と、 前記筆跡の消去時に前記第2の表示メモリ(13)から
    の前記表示装置(5)ヘの前記筆跡の出力をキャンセル
    するキャンセル手段(1)とからなることを特徴とする
    請求項9に記載の手書き入力装置。
  11. 【請求項11】 前記キャンセル手段(1)は、前記消
    去時に前記第2の表示メモリ(13)を消去する消去制
    御手段(1a)であることを特徴とする請求項10に記
    載の手書き入力装置。
  12. 【請求項12】 前記キャンセル手段(1)は、前記消
    去時に前記第2の表示メモリ(13)の出力を止めるス
    イッチ制御手段(1a)であることを特徴とする請求項
    10に記載の手書き入力装置。
  13. 【請求項13】 前記所定期間は、前記筆記の開始から
    前記認識終了までの間であることを特徴とする請求項9
    〜12のいずれか1項に記載の手書き入力装置。
  14. 【請求項14】 前記所定期間は、前記筆記の開始から
    前記処理開始までの間であることを特徴とする請求項9
    〜12のいずれか1項に記載の手書き入力装置。
  15. 【請求項15】 前記所定期間は、前記筆記の開始から
    前記処理終了までの間であることを特徴とする請求項9
    〜12のいずれか1項に記載の手書き入力装置。
  16. 【請求項16】 前記座標データの認識は、文字、図
    形、又は、ジェスチャの認識であることを特徴とする請
    求項9〜12のいずれか1項に記載の手書き入力装置。
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