JPWO2005104060A1 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子ペンの技術では、テストや添削などの採点者が記載した情報を受信して、処理をすることは考慮されていなかった。【解決手段】採点者が用紙上に電子ペンを用いて記載した情報に関する情報であり、当該用紙上の位置を示す位置情報を1以上有する採点情報を電子ペンから受信する採点情報受信部と、受信した採点情報に基づいて、採点の結果の種類を示す情報である採点種別情報または/および回答に対して与える点数を示す情報である点数情報を構成する結果情報構成部と、受信した採点情報が有する1以上の位置情報に基づいて、採点情報に対応する問題を識別する情報である問題識別子を決定する問題識別子決定部と、決定された問題識別子に対応付けて、構成した採点種別情報または/および点数情報を蓄積する結果情報蓄積部を具備する情報処理装置により、電子ペン技術を用いた精度の高い自動採点が可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、電子ペンから情報を受信し、当該情報を処理する情報処理装置およびそのプログラム等に関するものである。
従来、記載した情報を外部に送信できる電子ペンとしてアノト社の電子ペンがある(非特許文献1参照)。この電子ペンは、通常のペンに超小型カメラ、画像認識装置、それにBluetooth(Bluetoothは「テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン」社の登録商標。)送受信装置を備え付けたもので、専用紙に書かれた手書きの内容を読み取り、解析し、パソコン、携帯電話、ファックス等の情報通信機器に即時送受信できるものである。
なお、ブルートゥース(Bluetooth)とは、無線通信規格であり、伝送距離は送信電力が1mWのときに約10mと、省電力、短距離を意識した無線規格である。また、送信電力を上げることにより、現在のところ、最大で100mまで伝送距離を伸ばすことがえきる。
また、現在、普及している教育用の添削方法は、採点者が赤色のペンで、生徒が書いた解答用紙に、丸付けをしたりコメントを記載したり、得点を記載したりするものである。
アノト日本株式会社ホームページ、インターネット<URL:http://www.anoto.jp/tsuite.html>
しかし、非特許文献1による電子ペンの技術では、テストや添削などの採点者が記載した情報を受信して、処理をすることは考慮されていない。
また、普及している教育用の添削方法では、人手(採点者)により採点であり、自動採点ができなかった。
本第一の発明の情報処理装置は、採点者が用紙上に電子ペンを用いて記載した情報に関する情報であり、当該用紙上の位置を示す位置情報を1以上有する採点情報を電子ペンから受信する採点情報受信部と、前記採点情報受信部が受信した採点情報に基づいて、採点の結果の種類を示す情報である採点種別情報または/および回答に対して与える点数を示す情報である点数情報を構成する結果情報構成部と、前記採点情報受信部が受信した採点情報が有する1以上の位置情報に基づいて、採点情報に対応する問題を識別する情報である問題識別子を決定する問題識別子決定部と、前記問題識別子決定部で決定された問題識別子に対応付けて、前記結果情報構成部が構成した採点種別情報または/および点数情報を蓄積する結果情報蓄積部を具備する情報処理装置である。
かかる構成により、採点枠内にある採点情報(○、△、×、点数など)を、該当するテストの採点の情報であるとして、問題識別子と対応付けて蓄積できる。したがって、電子ペンの技術を用いた精度の高い自動採点が可能となり、テストや添削などの処理に極めて有効である。特に、多数の受験生がテストをする公開テストや、受験におけるテストなどに有効である。
本第二の発明の情報処理装置は、第一の発明の情報処理装置において、前記結果情報構成部は、採点情報受信部が受信した採点情報に基づいて、採点の結果の種類を示す情報である採点種別情報または/および回答に対して与える点数を示す情報である点数情報を構成し、かつ前記採点情報が所定の情報である場合に、採点を取り消す旨の情報である採点取消情報を構成し、前記結果情報蓄積部は、前記問題識別子決定部が決定した問題識別子に対応付けて、前記結果情報構成部が構成した採点種別情報または/および点数情報を蓄積し、かつ前記採点取消情報に基づいて、前記問題識別子決定部が決定した問題識別子に対応付けて蓄積されている採点種別情報または/および点数情報を取り消す処理を行う情報処理装置である。
かかる構成により、採点者が行う所定の動作は、取り消し動作であると認識し、先の採点情報を、無効にすることができる。したがって、電子ペンを用いた採点者は、多少の記載ミスが生じても、容易に訂正でき、その結果、正しい自動採点が可能となる。
さらに、上記の情報処理装置は、採点結果を出力する指示である出力指示を受け付ける受付部と、前記受付部が出力指示を受け付けた場合に、前記結果情報蓄積部が蓄積した採点種別情報または/および点数情報に基づいて採点結果を出力する採点結果出力部をさらに具備することが好適である。
本発明において、電子ペンの技術を用いた精度の高い自動採点が可能となる。
以下、情報処理システムや情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における情報処理システムの概念図である。情報処理システムは、媒体11、電子ペン12、情報処理装置13を具備する。媒体11は、特殊ドットパターンが印刷されている媒体であり、例えば、紙でできている。ここで、電子ペンを使用するのは、例えば、テストや添削などの採点者(または、添削者)である。また、媒体11には、通常、受講生の解答が記載されている。なお、電子ペンを使用するのは、テストや添削に解答を記載した受講生などでも良い。
図2は、本実施の形態における情報処理システムのブロック図である。電子ペン12は、採点者識別子格納部1201、記載情報取得部1202、採点情報構成部1203、採点情報送信部1204を有する。
情報処理装置13は、採点情報受信部1301、結果情報構成部1302、問題識別子決定部1303、結果情報蓄積部1304、受付部1305、採点結果出力部1306を有する。問題識別子決定部1303は、問題情報格納手段13031、判断手段13032、問題識別子取得手段13033を具備する。採点結果出力部1306は、算出手段13061、出力手段13062を有する。
採点者識別子格納部1201は、採点者を識別する情報である採点者識別子を格納している。採点者識別子のデータ構造や内容は問わない。また、採点者識別子は、電子ペンを識別する情報でも良い。電子ペンを識別できれば、当該電子ペンの使用者である採点者も識別できるからである。つまり、採点者識別子は、採点者を識別できる情報であれば何でも良い。採点者識別子格納部1201は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
記載情報取得部1202は、電子ペン12で記載した情報に関する情報である記載情報を取得する。記載情報は、例えば、媒体11の中の相対的な位置を特定する情報である座標情報(以下、適宜「位置情報」という。)である。また、記載情報は、媒体11の中の相対的な位置を特定する情報である座標情報の集合から文字認識し、当該文字認識した結果である文字コードの列でも良い。なお、座標情報は、(0,0)が始点である必要はない。
記載情報取得部1202が座標情報である記載情報を取得する方法について説明する。座標情報を取得する方法として、例えば、以下の方法がある。媒体11には、図3に示す特殊ドットパターンが印刷されている。かかる場合に、記載情報取得部1202は、特殊ドットパターンによる座標検出技術で実現され得る。具体的には、例えば、図3のような構成になる。図3の構成は、CCDカメラ301、パターン認識と解析を行うプロセッサ302で構成される。特殊ドットパターンは、0.3mmピッチのグリッドに沿ったドットから構成される。そして、記載情報取得部1202は、そのドットの配置をRight/Left/Up/Downの4パターンで振り分けることにより、特殊ドットパターンをコード化する。そして、記載情報取得部1202を構成するCCDカメラが、特殊ドットパターンを60フレーム/秒で撮影する。そして、記載情報取得部1202は、撮影した画像情報を解析することにより、CCDカメラの移動(すなわち撮影されるドットパターンの変化)を検出する。記載情報取得部1202は、CCDカメラの移動を検出することにより、静的物体中の相対的な座標情報を取得できる。なお、記載情報取得部1202の別の手段として、以下のものが考えられる。媒体11の表面に、座標情報を示すバーコードが印刷されており、記載情報取得部1202は、当該バーコードを読み込み、座標情報を得るバーコードリーダーで実現される。
採点情報構成部1203は、記載情報取得部1202が取得した記載情報と、採点者識別子格納部1201の採点者識別子に基づいて採点情報を構成する。採点情報は、採点者が用紙上に電子ペンを用いて記載した情報に関する情報であり、当該用紙上の位置を示す位置情報を1以上有する情報である。また、採点情報は、ここでは、採点者識別子と記載情報を有する。採点情報構成部1203は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。採点情報構成部1203の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
採点情報送信部1204は、採点情報構成部1203が構成した採点情報を、直接または間接的に情報処理装置13に送信する。「間接的に採点情報を送信する」とは、図示しない他の装置を経由して、情報処理装置13に採点情報を送信することを言う。採点情報送信部1204は、無線または有線の通信手段で実現され得る。特に、ブルートゥース(登録商標)などの無線通信手段で実現するのが好適である。但し、放送手段により実現しても良い。
採点情報受信部1301は、電子ペン12から採点情報を受信する。採点情報受信部1301は、無線または有線の通信手段で実現され得る。特に、ブルートゥース(登録商標)などの無線通信手段で実現するのが好適である。但し、採点情報受信部1301は、放送を受信する手段により実現しても良い。
結果情報構成部1302は、採点情報受信部1301が受信した採点情報に基づいて、採点の結果の種類を示す情報である採点種別情報または/および回答に対して与える点数を示す情報である点数情報を構成する。つまり、結果情報構成部1302は、採点種別情報のみを構成しても良い。また、結果情報構成部1302は、点数情報のみを構成しても良い。さらに、結果情報構成部1302は、採点種別情報と点数情報を構成しても良い。採点種別情報は、例えば、正解「○」、半正解「△」、不正解「×」を示す情報である。半正解とは、部分点を与えることができる、という意味の情報である。点数情報は、主として、半正解の場合の点数である。結果情報構成部1302は、例えば、採点情報受信部1301が受信した採点情報が有する1以上の位置情報が示す形状が「○」に近いか、「△」に近いか、「×」に近いかを認識する。1以上の位置情報から文字(数字も含む)や図形を認識する技術は、公知技術(いわゆる文字認識技術)であるので詳細な説明は省略する。結果情報構成部1302は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。結果情報構成部1302の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
問題識別子決定部1303は、採点情報受信部1301が受信した採点情報が有する1以上の位置情報に基づいて、採点情報に対応する問題を識別する情報である問題識別子を決定する。問題識別子決定部1303は、以下で説明する。問題情報格納手段13031、判断手段13032および問題識別子取得手段13033により問題識別子を決定する。
問題情報格納手段13031は、問題を識別する情報である問題識別子と1以上の位置情報を有する問題情報を1以上保持している。問題識別子は、例えば、問題の番号である。1以上の位置情報は、例えば、問題に対する解答を記入する矩形領域の左上の座標を示す位置情報(x1、y1)、右下の座標を示す位置情報(x2,y2)を有する。問題情報格納手段13031は、解答を記入する矩形領域の重心位置情報を有しても良い。問題情報格納手段13031は、問題識別子に対応する位置情報を有するのであれば良い。問題情報格納手段13031は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
判断手段13032は、採点情報受信部1301が受信した採点情報が有する、特定の一の位置情報が、特定の問題情報が有する1以上の位置情報と所定の関係にあるか否かを判断する。「所定の関係にある」とは、採点情報が有する特定の一の位置情報が、その問題情報が示す問題を記載する領域に含まれることを示す。判断手段13032は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。判断手段13032の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
問題識別子取得手段13033は、判断手段13032が所定の関係にあると判断した場合に、特定の問題情報が示す問題を識別する問題識別子を取得する。かかる問題識別子は、採点情報受信部1301が受信した採点情報が示す採点に対応する問題の問題識別子である。問題識別子取得手段13033は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。問題識別子取得手段13033の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
結果情報蓄積部1304は、問題識別子決定部1303で決定された問題識別子に対応付けて、結果情報構成部1302が構成した採点種別情報または/および点数情報を蓄積する。採点種別情報または/および点数情報を蓄積する記録媒体は、情報処理装置13に内蔵の記録媒体でも、外付けの記録媒体でも良い。また、記録媒体は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。結果情報蓄積部1304は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。結果情報蓄積部1304の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、また、結果情報蓄積部1304は、外部の装置の記録媒体に採点種別情報または/および点数情報を蓄積しても良い。かかる場合、結果情報蓄積部1304は、情報を送信する手段により構成され得る。
受付部1305は、採点結果を出力する指示である出力指示を受け付ける。出力指示を入力する手段である入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。受付部1305は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
採点結果出力部1306は、受付部1305が出力指示を受け付けた場合に、結果情報蓄積部1304が蓄積した採点種別情報または/および点数情報に基づいて採点結果を出力する。採点結果出力部1306は、算出手段13061と出力手段13062により実現される。
算出手段13061は、採点種別情報または/および点数情報に基づいて、1以上の問題識別子で識別される問題に対応する解答の結果である合計点を算出する。算出手段13061の合計点の算出方法は、種々ある。例えば、算出手段13061は、採点種別情報が正解を示す情報である場合は、当該正解に対応する点数を加算し、採点種別情報が半正解を示す情報である場合は、点数情報が示す点数を加算し、採点種別情報が不正解を示す情報である場合は、点数を加算せずに、1以上の問題識別子で識別される問題に対応する解答の結果である合計点を算出する。また、例えば、算出手段13061は、採点種別情報が正解を示す情報である場合は、当該正解に対応する点数を加算し、採点種別情報が半正解を示す情報であり、かつ当該採点種別情報が有する1以上の位置情報が、点数情報が有する1以上の位置情報が所定の関係にある場合(例えば、点数情報が、半正解を示す図形「△」の中に記載されている場合)のみ、点数情報が示す点数を加算し、採点種別情報が不正解を示す情報である場合は、点数を加算せずに、1以上の問題識別子で識別される問題に対応する解答の結果である合計点を算出する。その他、算出手段13061が合計点を算出するアルゴリズムは種々考えられる。算出手段13061は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。算出手段13061は、の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力手段13062は、算出手段13061が算出した合計点を出力する。出力とは、ディスプレイへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信等を含む概念である。出力手段13062は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力手段13062は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
以下、本情報処理システムの動作について説明する。まず、電子ペン12の動作について図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)記載情報取得部1202は、映像を取得したか否かを判断する。映像とは、例えば、図1の電子ペン12のカメラが取得した映像である。映像を取得すればステップS402に行き、映像を取得しなければステップS401に戻る。
(ステップS402)記載情報取得部1202は、ステップS401で取得した映像および/または先に取得した映像から記載情報(ここでは、記載情報は、紙11上の座標情報である。)を構成する。
(ステップS403)採点情報構成部1203は、採点者識別子格納部1201に格納されている採点者識別子を取得する。
(ステップS404)採点情報構成部1203は、ステップS402で構成した記載情報と、ステップS403で取得した採点者識別子から採点情報を構成する。
(ステップS405)採点情報送信部1204は、ステップS404で構成した採点情報を情報処理装置13に送信する。なお、採点情報送信部1204は、例えば、情報処理装置13のIPアドレス等を保持している。また、採点情報送信部1204は、相手を特定せずに採点情報を送信しても良い。ステップS401に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理の終了等の割り込みにより、処理を終了する。
また、図4のフローチャートにおいて、電子ペン12で記載する情報は文字でも図形等でも良い。また、カメラで取得した映像から記載情報を構成する処理は、例えば、上述したアノト社の特殊な紙(専用紙)を用いれば可能であり公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
また、図4のフローチャートにおいて、構成した記載情報と採点者識別子から採点情報を構成するが、かかる採点情報が有する記載情報のデータ量は問わない。記載情報のデータ量は、例えば、電子ペン12を使って書くワンストロークである。
また、図4のフローチャートにおいて、例えば、記載情報を多量に蓄えた後、ユーザ指示により採点情報の送信を行っても良い。また、例えば、電子ペン12によるワンストロークごとに記載情報を蓄え、採点情報を構成し、当該採点情報を送信するなどしても良い。つまり、採点情報の送信タイミング、送信のトリガーは問わない。
さらに、図4のフローチャートにおいて、電子ペン12は、記載情報を有する採点情報を情報処理装置13に送信した。かかる場合、情報処理装置13は、記載情報(座標情報)から文字や図形を認識する。しかし、電子ペン12が座標情報から文字や図形を認識し、当該認識後の文字データ等を情報処理装置13に送信しても良い。かかる場合、記載情報は、認識後の文字データ等である。なお、複数の座標情報から文字コードを決定する処理は、文字認識の既存技術であるので、詳細な説明は省略する。
次に、情報処理装置13の動作について図5から図6のフローチャートを用いて説明する。まず、図5のフローチャートを用いて、情報処理装置13が、受信した採点情報を蓄積する動作について説明する。
(ステップS501)採点情報受信部1301は、採点情報を受信したか否かを判断する。採点情報を受信すればステップS502に行き、採点情報を受信しなければステップS501に戻る。
(ステップS502)結果情報構成部1302は、ステップS501で受信した採点情報から、採点者識別子を取得する。
(ステップS503)結果情報構成部1302は、ステップS502で取得した採点者識別子を蓄積する。ステップS502、ステップS503の処理により、採点者が識別できる。
(ステップS504)結果情報構成部1302は、ステップS501で受信した採点情報から、記載情報を取得する。ここで取得する記載情報は、例えば、所定の意味のある図形(○、△、×)や数字列を構成する1以上の位置情報の集合である、とする。所定の意味のある図形などは、電子ペン12を用いてワンストロークで記載した記載情報である。
(ステップS505)問題識別子決定部1303は、ステップS504で取得した記載情報が有する1以上の位置情報から、問題識別子を決定する。かかる問題識別子の決定方法の詳細は、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS506)結果情報構成部1302は、ステップS504で取得した記載情報から採点種別情報(○、△、×)、または点数情報を取得する。かかる処理は、文字または図形認識処理であり、公知技術であるので詳細な説明は省略する。また、結果情報構成部1302は、ステップS504で取得した一の記載情報から、意味のある採点種別情報(○、△、×)、または点数情報を取得できない場合もあり得る。かかる場合は、結果情報構成部1302は、複数の記載情報をバッファに蓄え、当該複数の記載情報から意味のある採点種別情報(○、△、×)、または点数情報を取得する、とする。
(ステップS507)結果情報構成部1302は、ステップS506で取得した情報が、採点種別情報のうちの正解「○」を示す情報であるか否か判断する。正解「○」を示す情報であればステップS508に行き、正解「○」を示す情報でなければステップS510に飛ぶ。
(ステップS508)結果情報構成部1302は、変数「点数」に所定の正解の点数を代入する。所定の正解の点数は、全問題同じでも良いし、問題ごとに異なっていても良い。所定の正解の点数が全問題同じ場合は、予め情報処理装置13はかかる点数を保持している。また、所定の正解の点数が問題により異なる場合は、情報処理装置13は各問題識別子に対応する正解の点数(配点)を保持している。問題識別子は、ステップS505で取得されているので、結果情報構成部1302は、かかる問題識別子から点数を取得できる。
(ステップS509)結果情報蓄積部1304は、変数「点数」を、ステップS505で取得した問題識別子に対応付ける態様で蓄積する。ステップS501に戻る。
(ステップS510)結果情報構成部1302は、ステップS506で取得した情報が、採点種別情報のうちの半正解「△」を示す情報であるか否か判断する。半正解「△」を示す情報であればステップS511に行き、半正解「△」を示す情報でなければステップS512に飛ぶ。
(ステップS511)結果情報構成部1302は、半正解フラグをON(ONとは、たとえば「1」である。)にする。なお、初期段階では、半正解フラグはOFF(OFFとは、たとえば「0」である。)である。ステップS501に戻る。
(ステップS512)結果情報構成部1302は、ステップS506で取得した情報が、採点種別情報のうちの不正解「×」を示す情報であるか否か判断する。不正解「×」を示す情報であればステップS513に行き、不正解「×」を示す情報でなければステップS514に飛ぶ。
(ステップS513)結果情報構成部1302は、変数「点数」に「0」を代入する。ステップS509に行く。
(ステップS514)結果情報構成部1302は、ステップS506で取得した情報が、数字列であるか否か判断する。数字列であればステップS515に行き、数字列でなければステップS501に戻る。
(ステップS515)結果情報構成部1302は、半正解フラグがONであるか否かを判断する。半正解フラグがONであればステップS516に行き、半正解フラグがONでなければステップS501に戻る。
(ステップS516)結果情報構成部1302は、変数「点数」に数字列が示す点数(点数情報)を代入する。半正解フラグをOFFにする。ステップS509に行く。
次に、図6のフローチャートを用いて、問題識別子決定の動作について説明する。
(ステップS601)判断手段13032は、記載情報中の一の位置情報(x,y)を取得する。一の位置情報(x,y)は、記載情報中の最初の位置情報でも良いし、任意の位置情報でも良い。
(ステップS602)判断手段13032は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS603)判断手段13032は、問題情報格納手段13031中にi番目のレコード(問題情報)が存在するか否かを判断する。i番目のレコードが存在すればステップS604に行き、i番目のレコードが存在しなければエラーコードをリターンする。i番目のレコードが存在しない場合、該当する問題識別子が無かったこととなり、エラーとなる。上位の関数(図5の処理)にリターンする。エラーコード(例えば、「−1」)を返す。
(ステップS604)判断手段13032は、問題情報格納手段13031からi番目の左上座標(x1,y1)を取得する。なお、ここでは、問題情報が有する1以上の位置情報は、例えば、問題に対する解答を記入する矩形領域の左上の座標を示す位置情報(x1、y1)、右下の座標を示す位置情報(x2,y2)を有する、とする。
(ステップS605)判断手段13032は、問題情報格納手段13031からi番目の右下座標(x2,y2)を取得する。
(ステップS606)判断手段13032は、「x1<=x<=x2 かつ y1<=y<=y2」であるか否かを判断する。つまり、判断手段13032は、記載情報中の一の位置情報が示す点が、i番目の問題の矩形領域に含まれるか否かを判断する。上記の条件を満たせばステップS607に行き、上記の条件を満たさなければステップS608に飛ぶ。
(ステップS607)問題識別子取得手段13033は、i番目の問題情報が有する問題識別子を取得する。上位の関数(図5の処理)にリターンする。かかる場合、問題識別子を返す。
(ステップS608)判断手段13032は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS603に戻る。
なお、図6のフローチャートにおいて、例えば、記載情報中の全位置情報について、上記の問題識別子決定処理を行い、多数を占める問題識別子を、正しい問題識別子として決定することは好適である。かかる処理を行うと、採点のストロークが、他の解答の場所に若干はみ出ても、正しい問題識別子を得ることができる。なお、上記処理においても、全位置情報について、チェックをする必要もない。全位置情報のうち、複数の位置情報、または所定の割合の位置情報について行っても良い。
次に、情報処理装置13の採点結果出力部1306が採点結果を出力する動作について説明する。受付部1305が、採点結果を出力する指示である出力指示を受け付けた場合、算出手段13061は、採点種別情報または/および点数情報に基づいて、1以上の問題識別子で識別される問題に対応する解答の結果である合計点を算出する。ここでは、算出手段13061は、図5,6のフローチャートの処理により記載された各問題に対応する点数を合計する。そして、出力手段13062は、算出手段13061が算出した合計点を出力する。
以下、本実施の形態における情報処理システムの具体的な動作について説明する。情報処理システムの概念図は図1である。
また、情報処理装置13の問題情報格納手段13031は、図7の問題情報管理表を保持している。問題情報管理表は、「ID」「問題識別子」「位置情報1」「位置情報2」を有するレコードを1以上保持している。「ID」は、レコードを識別する情報であり、表管理上の要請のために存在する。「位置情報1」は、問題に対する解答を記入する矩形領域の左上の座標を示す位置情報である。「位置情報2」は、問題に対する解答を記入する矩形領域の右下の座標を示す位置情報である。なお、ここでは、問題に対する解答を記入する領域は、矩形領域であるが、他の形状の領域でも良い。さらに、当該矩形領域の特定のために、矩形領域の左上座標、右下座標の位置情報により特定したが、中心の点および幅、高さにより特定しても良い。
今、電子ペン12から、採点種別情報(「○」「△」「×」)または数字列(部分点)を示す1以上の位置情報と、採点者識別子を有する採点情報が情報処理装置13に送信される、とする。つまり、ここでは、意味のある情報(採点種別情報または部分点の情報)ごとに、電子ペン12から情報処理装置13に送信される、とする。かかる送信は、例えば、「○」「△」「×」または数字列を記載するごとに、ユーザが送信指示をする(例えば、電子ペン12の所定のボタンを押下する)ことにより行われる。電子ペン12から情報処理装置13に送信される採点情報の例を図8に示す。図8における採点者識別子「123987」は、電子ペン12に予め格納されている。
そして、図1の媒体11(ここでは「紙」)に示すように、採点者識別子「123987」で識別される採点者が、3問からなる歴史の答案に対して、電子ペン12を使って採点する、とする。ここで、正解「○」の場合は、付与される点数は10点である、と予め決められている、とする。
今、採点者識別子「123987」で識別される採点者が、図1に示すように1問目の解答に対して「○」と採点し、採点情報を送信した、とする。かかる採点情報の例は、図8である。次に、情報処理装置13の採点情報受信部1301は、図8の採点情報を受信する。そして、問題識別子決定部1303は、例えば、位置情報「(50,58)」が図7の「ID=1」のレコードの位置情報1、位置情報2と所定の関係を満たすと判断し、問題識別子「1」を取得する。所定の関係を満たすとは、「0<=50<=70」かつ「<30<=58<=60」を満たすことであり、問題1を解答する領域に位置情報「(50,58)」が含まれることを示す。次に、結果情報構成部1302は、1以上の位置情報「(50,58)」「(49,57)」・・・を認証し、ほぼ丸の図形であることを認識し、当該解答は「○」であると判断する。結果情報構成部1302は、変数「点数」に「10」を代入する。そして、結果情報構成部1302は、問題識別子「1」と点数「10」を有するレコードを構成し、図9に示す成績管理表のように記録する。なお、図9に示す成績管理表において、レコードを追加するごとに、インクリメントされたIDが付加される、とする。
次に、採点者識別子「123987」で識別される採点者が、2問目の解答に対して「△」と採点し、採点情報を送信した、とする。かかる採点情報の構造は、図8と同様である。次に、情報処理装置13の採点情報受信部1301は、採点情報を受信する。そして、上記と同様のアルゴリズムで、問題識別子決定部1303は、問題識別子「2」を取得する。また、結果情報構成部1302は、採点情報からほぼ三角の図形であることを認識し、当該解答は「△」であると判断する。そして、結果情報構成部1302は、半正解フラグを「ON」にする。
次に、採点者識別子「123987」で識別される採点者が、電子ペン12で「5」を記載し、採点情報を送信した、とする。そして、上記と同様のアルゴリズムで、問題識別子決定部1303は、問題識別子「2」を取得する。そして、結果情報構成部1302は、採点情報が有する1以上の位置情報から「5」を認証する。そして、結果情報構成部1302は、半正解フラグが「ON」であることから、「5」を変数「点数」に代入する。そして、結果情報蓄積部1304は、問題識別子「2」と点数「5」を有するレコードを構成し、図9に示す成績管理表のように記録する。
次に、採点者識別子「123987」で識別される採点者が、3問目の解答に対して「×」と採点し、採点情報を送信した、とする。かかる採点情報の構造は、図8と同様である。次に、情報処理装置13の採点情報受信部1301は、採点情報を受信する。そして、上記と同様のアルゴリズムで、問題識別子決定部1303は、問題識別子「3」を取得する。また、結果情報構成部1302は、採点情報からほぼバツの図形であることを認識し、当該解答は「×」であると判断する。そして、結果情報構成部1302は、「0」を変数「点数」に代入する。そして、結果情報蓄積部1304は、問題識別子「3」と点数「0」を有するレコードを構成し、図9に示す成績管理表のように記録する。
以上により、採点者の採点に対応する、情報処理装置13の情報の蓄積動作は完了する。
次に、ユーザは、情報処理装置13に対して、採点結果を出力する指示である出力指示を入力する。次に、受付部1305は、出力指示を受け付ける。そして、採点結果出力部1306は、図9の成績管理表の点数を合計し「15」を算出する。そして、例えば、採点結果出力部1306は、ディスプレイ上に点数「15」を表示する。
以上、本実施の形態における情報処理装置によれば、採点枠内にある採点情報(○、△、×、点数など)を、該当するテストの採点の情報であるとして、問題識別子と対応付けて蓄積できる。したがって、電子ペンの技術を用いた精度の高い自動採点が可能となり、テストや添削などの処理に極めて有効である。特に、多数の受験生がテストをする公開テストや、受験におけるテストなどに有効である。
また、本実施の形態における情報処理装置によれば、数字を部分点であるとして、蓄積できたので、正解、不正解だけのマークシート方式のテストではできない、柔軟で精度の高いテストを効率よく実施できる。
なお、本実施の形態によれば、電子ペン12は、採点者識別子をも情報処理装置13に送信したが、採点者識別子は必ずしも送信する必要はない。かかることは他の実施の形態においても同様である。
また、本実施の形態によれば、テストの受講生は特定しなかったが、種々の方法により自動的にテストの受講生を特定しても良い。種々の方法とは、例えば、受講生を識別する情報が上記の採点者識別子でも良い。かかる場合、採点する場合に、解答用紙ごとに異なる電子ペンを利用することとなる。また、種々の方法とは、例えば、解答用紙から取得する位置情報により識別できても良い。かかる場合、解答用紙にプロットされたドットが、解答用紙によって異なる。さらに、実施の形態2において説明する処理により受講生を識別しても良い。
なお、上記の具体例において、算出手段は、採点種別情報が正解を示す情報である場合は、当該正解に対応する点数を加算し、採点情報が有する採点種別情報が半正解を示す情報であり、かつ当該半正解を示す情報の次に点数情報が存在する場合のみ、当該点数情報が示す点数を加算し、採点種別情報が不正解を示す情報である場合は、点数を加算せずに、1以上の問題識別子で識別される問題に対応する解答の結果である合計点を算出した。
本実施の形態によれば、「△」のあとに記載された数字を認識することにより、部分点を取得したが、他の方法により部分点を認識しても良い。つまり、例えば、一の問題識別子に対して、最後に記載された数字を部分点であると認識しても良い。かかる場合、電子ペン12から、記載した時刻の順で記載情報が送信される。なお、かかる場合、結果情報蓄積部は、蓄積した最終の採点種別情報または/および点数情報を有効な採点種別情報または/および点数情報であるとして出力する、こととなる。かかる場合、結果情報蓄積部は、採点結果を上書きしても良いし、採点結果出力部が、出力時に最終のデータを選択しても良い。かかることも他の実施の形態においても同様である。
また、本実施の形態における算出手段は、採点種別情報が正解を示す情報である場合は、当該正解に対応する点数を加算し、採点種別情報が半正解「△」を示す情報であり、かつ当該採点種別情報が有する1以上の位置情報が、点数情報が有する1以上の位置情報が所定の関係にある場合のみ、点数情報が示す点数を加算し、採点種別情報が不正解を示す情報である場合は、点数を加算せずに、1以上の問題識別子で識別される問題に対応する解答の結果である合計点を算出するようにしても良い。上記の「所定の関係ある」とは、例えば、半正解の図形「△」の中に、点数情報が存在することを言う。半正解の図形「△」も点数情報も位置情報の集合であるので、2との位置関係は判断可能であることは言うまでもない。かかることも他の実施の形態においても同様である。
また、本実施の形態において、情報処理装置13は、図形(「○」「△」「×」)を認識した結果、直ちに点数に変換して、当該点数を蓄積した。しかし、認識した結果の図形(「○」「△」「×」)をそのままコードに変換して、当該コードを蓄積しても良い。
また、本実施の形態において、採点者は解答者と同じでも良い。
また、本実施の形態において、電子ペンは、採点者識別子格納部1201を必ずしも有することは必須ではない。電子ペンは、採点者識別子を、他の装置から取得して送信しても良いし、送信しなくても良い。かかることは、他の実施の形態においても同様である。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、採点者が用紙上に電子ペンを用いて記載した情報に関する情報であり、当該用紙上の位置を示す位置情報を1以上有する採点情報を電子ペンから受信する採点情報受信ステップと、前記採点情報受信ステップで受信した採点情報に基づいて、採点の結果の種類を示す情報である採点種別情報または/および回答に対して与える点数を示す情報である点数情報を構成する結果情報構成ステップと、前記採点情報受信ステップで受信した採点情報が有する1以上の位置情報に基づいて、採点情報に対応する問題を識別する情報である問題識別子を決定する問題識別子決定ステップと、前記問題識別子決定ステップで決定された問題識別子に対応付けて、前記結果情報構成ステップで構成された採点種別情報または/および点数情報を蓄積する結果情報蓄積ステップを実行させるためのプログラム、である。
なお、上記プログラムは、採点結果を出力する指示である出力指示を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップで出力指示を受け付けた場合に、前記結果情報蓄積ステップで蓄積した採点種別情報または/および点数情報に基づいて採点結果を出力する採点結果出力ステップをさらに具備しても良い。
(実施の形態2)
本実施の形態において、採点者が行う、採点情報(○、△、×など)上への所定の動作は、取り消し動作であると認識し、先の採点情報を削除する実施の形態について説明する。
図10は、本実施の形態における情報処理システムのブロック図である。情報処理システムは、媒体11、電子ペン12、情報処理装置103を具備する。情報処理装置103は、採点情報受信部1301、結果情報構成部10302、問題識別子決定部10303、結果情報蓄積部10304、受付部1305、採点結果出力部1306を有する。
結果情報構成部10302は、採点情報受信部1301が受信した採点情報に基づいて、採点の結果の種類を示す情報である採点種別情報または/および回答に対して与える点数を示す情報である点数情報を構成する。また、結果情報構成部10302は、採点情報が所定の情報である場合に、採点を取り消す旨の情報である採点取消情報を構成する。さらに、問題識別子決定部10303が記載された情報が受講生識別子の記載欄に記載された情報であると決定した場合、結果情報構成部10302は、採点情報がテストの受講生を識別する情報である受講生識別子(通常、数字列)を構成する。結果情報構成部10302は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。結果情報構成部10302の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
問題識別子決定部10303は、採点情報受信部1301が受信した採点情報が有する1以上の位置情報に基づいて、採点情報に対応する問題を識別する情報である問題識別子を決定する。また、問題識別子決定部10303は、採点情報受信部1301が受信した採点情報が有する1以上の位置情報に基づいて、記載された情報が受講生識別子の記載欄に記載された情報であることを決定する。問題識別子決定部10303は、問題情報格納手段13031、判断手段13032、問題識別子取得手段13033を具備する。ここで、問題情報格納手段13031には、受講生識別子を記載する欄であることを識別するための1以上の位置情報を有する。つまり、問題情報は、受講生識別子を記載する欄を識別する1以上の位置情報も有する。問題識別子取得手段13033は、判断手段13032が所定の関係にあると判断した場合に、特定の問題情報が示す問題を識別する問題識別子を取得する。かかる場合の問題識別子は、受講生識別子を記載する欄であることを識別す情報(たとえば「0」)を含む。問題識別子決定部10303は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。問題識別子決定部10303の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
結果情報蓄積部10304は、問題識別子決定部1303が決定した問題識別子に対応付けて、結果情報構成部1302が構成した採点種別情報または/および点数情報を蓄積し、かつ採点取消情報に基づいて、問題識別子決定部1303が決定した問題識別子に対応付けて蓄積されている採点種別情報または/および点数情報を取り消す処理を行う。取り消す処理とは、採点種別情報または/および点数情報を削除する処理であっても良いし、採点種別情報または/および点数情報を考慮しないことを示す情報の蓄積処理などでも良い。結果情報蓄積部10304は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。結果情報蓄積部10304の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
次に、情報処理装置103の動作について図11から図12のフローチャートを用いて説明する。まず、図11のフローチャートを用いて、情報処理装置13が、受信した採点情報等を蓄積する動作について説明する。なお、図11のフローチャートにおいて、図5のフローチャートと同じステップについては、説明を省略する。
(ステップS1101)問題識別子決定部10303は、ステップS504で取得した記載情報が有する1以上の位置情報から、問題識別子または、記載された情報が受講生識別子の記載欄に記載された情報であることを決定する。かかる問題識別子等の決定方法の詳細は、図12のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1102)問題識別子決定部10303が、採点情報受信部1301が受信した採点情報が有する1以上の位置情報に基づいて、記載された情報が受講生識別子の記載欄に記載された情報である決定したか否か判断する。かかる決定がなされればステップS1103に行き、かかる決定がなされなければステップS506に飛ぶ。
(ステップS1103)結果情報構成部10302は、採点情報受信部1301が受信した採点情報に基づいて、採点情報がテストの受講生を識別する情報である受講生識別子(例えば、数字列)を構成する。
(ステップS1104)結果情報蓄積部10304は、ステップS1103で構成した受講生識別子を蓄積する。かかる受講生識別子は、通常、ステップS509において蓄積される情報に対応付けられる形態で蓄積される。かかる対応により、ある受講生のテストの点数が分かるからである。
(ステップS1105)結果情報構成部1302は、ステップS506で取得した情報が、採点種別情報のうちの所定の情報(採点を取り消す旨の情報)であるか否かを判断する。所定の情報であればステップS1106に行き、所定の情報でなければステップS501に戻る。なお、所定の情報は、一つでも一つ以上でも良い。
(ステップS1106)結果情報構成部1302は、採点取消情報を構成する。採点取消情報の構成は、例えば、フラグをONにすることである。また、採点取消情報の構成は、実体のない処理(NOP)でも良い。つまり、ステップS506で取得した情報が、採点種別情報のうちの所定の情報である場合に、問題識別子に対応付けて蓄積されている採点種別情報または/および点数情報を取り消す処理を行えば良い。
(ステップS1107)結果情報蓄積部10304は、問題識別子決定部1303が決定した問題識別子に対応付けて蓄積されている採点種別情報または/および点数情報を取り消す処理を行う。ステップS501に戻る。なお、取り消す処理とは、実質的に採点種別情報または/および点数情報を消去しても良いし、採点種別情報または/および点数情報が無いものとして処理するための情報(例えば、フラグなど)を記録しても良い。
次に、図12のフローチャートを用いて、問題識別子等決定の動作について説明する。
(ステップS1201)問題識別子取得手段13033は、i番目の問題情報が有する問題識別子、または記載された情報が受講生識別子の記載欄に記載された旨を示す情報(以下、適宜「受講生識別子欄情報」という)を取得する。上位の関数(図11の処理)にリターンする。かかる場合、問題識別子または受講生識別子欄情報を返す。
以下、本実施の形態における情報処理システムの具体的な動作について説明する。情報処理システムの概念図は図1である。
まず、採点者は、図13に示す歴史のテストの解答用紙11を受け取り、電子ペン12を用いて採点を行う、とする。
また、情報処理装置13の問題情報格納手段13031は、図14の問題情報管理表を保持している。図14の問題情報管理表は、図7の問題情報管理表と概ね同様の構造であるが、「問題識別子」が「問題等識別子」に変わっている。「問題等識別子」のフィールドには、問題識別子と受講生識別子欄情報が入りえる。受講生識別子欄情報は、「問題等識別子」が「0」の情報である。
今、採点者が、「受験番号」の欄の直下の欄に、受験生が書いた数字列と同様の数字列を、電子ペン12で記入する、とする(図15参照)。すると、電子ペン12は、構造の採点情報を構成する1以上の位置情報を電子ペン12内に蓄積する。この1以上の位置情報は、「123456789」という受験番号(受講生識別子)を構成する情報である。なお、図15において、媒体11は、受講生が受講生識別子を記載する欄と、採点者が電子ペンで受講生識別子を記載する欄を具備する特殊ドットパターンが印刷された媒体である。また、図15において、受講生が受講生識別子を記載する欄と、採点者が電子ペンで受講生識別子を記載する欄は、上下の位置に配置され、その間には、予定された情報を記載する領域がない。予定された情報とは、解答や問題などの情報である。なお、図15において、受講生が受講生識別子を記載する欄と、採点者が電子ペンで受講生識別子を記載する欄の上下は逆でも良い。その他、受講生が受講生識別子を記載する欄と、採点者が電子ペンで受講生識別子を記載する欄は、隣接していることが好適である。
次に、採点者は、電子ペン12の図示しない送信ボタンを押下する、とする。次に、電子ペン12は、1以上の位置情報と採点者識別子から採点情報を構成し、当該採点情報を送信する。採点情報の例を図16に示す。
次に、情報処理装置103は、「123456789」という受験番号(ここでの受講生識別子である)を示す位置情報を有する採点情報を受信する。次に、情報処理装置103の問題識別子決定部10303は、採点情報が有する1以上の位置情報(例えば、(40,12))と図14の問題情報管理表から、位置情報(例えば、(40,12))が「ID=1」のレコードに合致することを判断し、問題等識別子「0」を取得する。かかる「0」は、受講生識別子欄情報である。
次に、情報処理装置103の結果情報構成部10302は、採点情報受信部1301が受信した採点情報が有する1以上の位置情報を文字認証処理して、数字列「12345678」を得る。そして、結果情報蓄積部10304は、受講生識別子「12345678」を蓄積する。図17は、最終的な採点結果情報を示す採点結果管理表である。受講生識別子「12345678」の蓄積処理により、図17の(1)のレコードが蓄積される。
次に、採点者は、電子ペン12を用いて、「問1」の採点において「○」を記載する。そして、採点者は、採点情報を送信するボタンを押下する。すると、電子ペン12は、採点情報を送信する。かかる採点情報は、例えば、図8の採点情報である。
次に、情報処理装置103の採点情報受信部1301は採点情報を受信し、問題識別子決定部10303は採点情報が有する位置情報から問題識別子「1」を取得する。そして、結果情報構成部10302は採点情報が有する記載情報を文字認証し、コード「○」を得る。そして、結果情報蓄積部10304は、問題識別子「1」に対応付けてコード「○」を蓄積する。
次に、採点者は、電子ペン12を用いて、「問2」の採点において、まず「○」を記載する。そして、採点者は、採点情報を送信するボタンを押下する。すると、上記と同様に、情報処理装置103は、問題識別子「2」に対応付けてコード「○」を蓄積する(図17の(2)参照)。次に、採点者は、採点に間違えたことに気づき、「○」の採点を取り消す「//」を、手書き図形「○」の上から、電子ペン12で記載する(図18参照)。そして、採点者は、採点情報を送信するボタンを押下する。
次に、情報処理装置103は、上記と同様の処理により、問題識別子「2」を取得する。次に、結果情報構成部10302は、受信した採点情報が有する位置情報から、受信した採点情報は、採点を取り消す旨の情報であると判断する。そして、採点取消情報「//」を構成する。次に、結果情報蓄積部10304は、採点取消情報「//」を問題識別子「2」に対応付けて蓄積する(図17の(3)参照)。
次に、採点者は、電子ペン12を用いて、「問2」の新たな採点として「△」を記載する(図19参照)。そして、採点者は、採点情報を送信するボタンを押下する。
次に、情報処理装置103は、上記と同様の処理により、問題識別子「2」を取得する。次に、結果情報構成部10302は、受信した採点情報が有する位置情報から、採点種別情報「△」を構成する。そして、結果情報蓄積部10304は、採点種別情報「△」を問題識別子「2」に対応付けて蓄積する(図17の(3)参照)。
次に、採点者は、電子ペン12を用いて、「問2」の部分点として「5」を記載する(図19参照)。そして、採点者は、採点情報を送信するボタンを押下する。
次に、情報処理装置103は、上記と同様の処理により、問題識別子「2」を取得する。次に、結果情報構成部10302は、受信した採点情報が有する位置情報から、点数情報「5」を構成する。そして、結果情報蓄積部10304は、点数情報「5」を問題識別子「2」に対応付けて蓄積する(図17の(3)参照)。
次に、採点者は、電子ペン12を用いて、「問3」の採点として「×」を記載する、とする。すると、上述した動作と同様の動作により、最終的に、結果情報蓄積部10304は、採点種別情報「×」を問題識別子「3」に対応付けて蓄積する(図17の(4)参照)。
以上の処理により、あるテストの受験生の採点情報が蓄積された。
次に、ユーザは、情報処理装置103に受験番号「12345678」を含む採点結果を出力する指示である出力指示を入力するとする。次に、受付部1305は、受験番号「12345678」を含む出力指示を受け付ける。
次に、採点結果出力部1306は、受験番号「12345678」を取得し、当該受験番号「12345678」をキーに採点種別情報または/および点数情報を検索する。すると、図17のレコード(2)から(4)の採点種別情報および点数情報が得られる。次に、算出手段13061は、図17のレコード(2)の「○」を取得し、点数を「0」から「10」にする。正解の場合は、実施の形態1と同様に10点を与えることとする。次に、算出手段13061は、図17のレコード(3)の「○」「//」「△」「5」を取得し、「//」により「○」が打ち消されることを認識する。そして、算出手段13061は、「△」「5」から点数「5」を加える。そして、算出手段13061は、点数「15」を得る。次に、算出手段13061は、図17のレコード(4)の「×」を取得し、点数「15」に何も加算しない。
そして、出力手段13062は、算出手段13061が算出した得点を、例えば、図20に示すように出力する。
以上、本実施の形態によれば、採点者が行う所定の動作は、取り消し動作であると認識し、先の採点情報を、無効にすることができる。したがって、電子ペンを用いた採点者は、多少の記載ミスが生じても、容易に訂正でき、その結果、正しい自動採点が可能となる。
なお、本実施の形態によれば、採点取消情報は「//」であったが、他の採点取消情報(例えば「/」)でも良い。また、本情報処理装置が扱える採点取消情報は、2以上であっても良い。かかる場合、採点取消情報は、例えば、「//」「!」である。
また、本実施の形態によれば、複数の受験生の採点結果を処理できることは言うまでもない。
また、本実施の形態において、図18等の答案用紙における受講生(受験生)が記載する受験番号や解答も受講生の電子ペンで記載して、情報処理装置13に送信しても良い。かかる場合、通常、受講生の電子ペンと採点者の電子ペンが異なる。そして、異なる電子ペン(ユーザの識別子(電子ペンの識別子と同意義)が異なる)で記載した情報が、合成されて、最終的な解答用紙(図19のような解答と採点の情報が記載された解答用紙)が出力され得る。合成のためのキーが、受講生が記載した受験番号と、採点者が記載した受験番号(受験生の記載する受験番号の下に記載した受験番号)である。つまり、情報処理装置13は、受講生が記載した受験番号と、採点者が記載した受験番号が一致する解答情報と採点情報を合成して、最終的な解答用紙を出力する。つまり、情報処理装置13は、受講生の識別子と受講生が記載した受験番号と受講生の解答情報を対で受信し、格納する。また、情報処理装置13は、採点者の識別子と採点者が記載した受験番号と採点者の採点の情報(採点種別情報や点数情報など)を対で受信し、格納する。そして、両方の受験番号が一致する解答情報と採点の情報を一の用紙に出力することにより、合成された解答用紙を出力する。かかることは、他の実施の形態においても同様である。
また、本実施の形態における情報処理装置は、媒体に記載された受講生識別子に関する記載情報を有する採点情報を電子ペンから受信し、当該採点情報に基づいて受講生識別子を構成し、前記採点情報に基づいて、採点種別情報または/および点数情報を構成し、前記受講生識別子を、前記採点種別情報または/および点数情報と対にして蓄積する情報処理装置でも良い。
また、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータに、採点者が用紙上に電子ペンを用いて記載した情報に関する情報であり、当該用紙上の位置を示す位置情報を1以上有する採点情報を電子ペンから受信する採点情報受信ステップと、前記採点情報受信ステップで受信した採点情報に基づいて、採点の結果の種類を示す情報である採点種別情報または/および回答に対して与える点数を示す情報である点数情報を構成し、かつ前記採点情報が所定の情報である場合に、採点を取り消す旨の情報である採点取消情報を構成する結果情報構成ステップと、前記採点情報受信ステップで受信した採点情報が有する1以上の位置情報に基づいて、採点情報に対応する問題を識別する情報である問題識別子を決定する問題識別子決定ステップと、前記問題識別子決定ステップで決定した問題識別子に対応付けて、前記結果情報構成ステップで構成した採点種別情報または/および点数情報を蓄積し、かつ前記採点取消情報に基づいて、前記問題識別子決定ステップで決定した問題識別子に対応付けて蓄積されている採点種別情報または/および点数情報を取り消す処理を行う結果情報蓄積ステップを実行させるためのプログラム、である。
また、上記各実施の形態において、媒体11は、紙以外の媒体でも良い。例えば、媒体11は、プラスチックなどでも良い。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる情報処理装置等は、精度の高い自動採点ができるという効果を有し、テスト等の自動採点装置等として有用である。
実施の形態1における情報処理システムの概念図 同情報処理システムのブロック図 同座標検出技術を説明する図 同電子ペンの動作について説明するフローチャート 同情報処理装置の動作について説明するフローチャート 同情報処理装置の動作について説明するフローチャート 同問題情報管理表を示す図 同採点情報の例を示す図 同成績管理表を示す図 実施の形態2における情報処理システムのブロック図 同情報処理装置の動作について説明するフローチャート 同情報処理装置の動作について説明するフローチャート 同解答用紙の記載例を示す図 同問題情報管理表を示す図 同解答用紙の記載例を示す図 同採点情報の例を示す図 同採点結果管理表を示す図 同解答用紙の記載例を示す図 同解答用紙の記載例を示す図 同出力手段の出力例を示す図
符号の説明
11 媒体
12 電子ペン
13、103 情報処理装置
1201 採点者識別子格納部
1202 記載情報取得部
1203 採点情報構成部
1204 採点情報送信部
1301 採点情報受信部
1302、10302 結果情報構成部
1303、10303 問題識別子決定部
1304、10304 結果情報蓄積部
1305 受付部
1306 採点結果出力部
13031 問題情報格納手段
13032 判断手段
13033 問題識別子取得手段
13061 算出手段
13062 出力手段

Claims (17)

  1. 採点者が用紙上に電子ペンを用いて記載した情報に関する情報である記載情報り、当該用紙上の位置を示す位置情報を1以上を有する採点情報を電子ペンから受信する採点情報受信部と、
    前記採点情報受信部が受信した採点情報に基づいて、採点の結果の種類を示す情報である採点種別情報または/および回答に対して与える点数を示す情報である点数情報を構成する結果情報構成部と、
    前記採点情報受信部が受信した採点情報が有する1以上の位置情報に基づいて、採点情報に対応する問題を識別する情報である問題識別子を決定する問題識別子決定部と、
    前記問題識別子決定部で決定された問題識別子に対応付けて、前記結果情報構成部が構成した採点種別情報または/および点数情報を蓄積する結果情報蓄積部を具備する情報処理装置。
  2. 前記結果情報構成部は、
    前記採点情報受信部が受信した採点情報に基づいて、採点の結果の種類を示す情報である採点種別情報または/および回答に対して与える点数を示す情報である点数情報を構成し、かつ
    前記採点情報が所定の情報である場合に、採点を取り消す旨の情報である採点取消情報を構成し、
    前記結果情報蓄積部は、
    前記問題識別子決定部が決定した問題識別子に対応付けて、前記結果情報構成部が構成した採点種別情報または/および点数情報を蓄積し、かつ
    前記採点取消情報に基づいて、前記問題識別子決定部が決定した問題識別子に対応付けて蓄積されている採点種別情報または/および点数情報を取り消す処理を行う請求項1記載の情報処理装置。
  3. 採点結果を出力する指示である出力指示を受け付ける受付部と、
    前記受付部が出力指示を受け付けた場合に、前記結果情報蓄積部が蓄積した採点種別情報または/および点数情報に基づいて採点結果を出力する採点結果出力部をさらに具備する請求項1または請求項2いずれか記載の情報処理装置。
  4. 前記受付部が出力指示を受け付けた場合に、
    前記採点結果出力部は、
    一の問題識別子に対して、前記結果情報蓄積部が蓄積した最終の採点種別情報または/および点数情報を有効な採点種別情報または/および点数情報であるとして出力する請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記採点結果出力部は、
    前記採点種別情報または/および点数情報に基づいて、1以上の問題識別子で識別される問題に対応する解答の結果である合計点を算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した合計点を出力する出力手段を具備する請求項3または請求項4いずれか記載の情報処理装置。
  6. 前記算出手段は、
    前記採点種別情報が正解を示す情報である場合は、当該正解に対応する点数を加算し、前記採点種別情報が半正解を示す情報である場合は、前記点数情報が示す点数を加算し、
    前記採点種別情報が不正解を示す情報である場合は、点数を加算せずに、1以上の問題識別子で識別される問題に対応する解答の結果である合計点を算出する請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記算出手段は、
    前記採点種別情報が正解を示す情報である場合は、当該正解に対応する点数を加算し、
    前記採点種別情報が半正解を示す情報であり、かつ当該採点種別情報が有する1以上の位置情報が、前記点数情報が有する1以上の位置情報が所定の関係にある場合のみ、前記点数情報が示す点数を加算し、
    前記採点種別情報が不正解を示す情報である場合は、点数を加算せずに、1以上の問題識別子で識別される問題に対応する解答の結果である合計点を算出する請求項5記載の情報処理装置。
  8. 前記算出手段は、
    前記採点種別情報が正解を示す情報である場合は、当該正解に対応する点数を加算し、
    前記採点情報が有する採点種別情報が半正解を示す情報であり、かつ当該半正解を示す情報の次に点数情報が存在する場合のみ、当該点数情報が示す点数を加算し、
    前記採点種別情報が不正解を示す情報である場合は、点数を加算せずに、1以上の問題識別子で識別される問題に対応する解答の結果である合計点を算出する請求項5記載の情報処理装置。
  9. 前記算出手段は、
    前記採点種別情報が正解を示す情報である場合は、当該正解に対応する点数を加算し、
    前記採点情報が有する点数情報が、所定の領域内の最後のストロークである場合のみ、当該点数情報が示す点数を加算し、
    前記採点種別情報が不正解を示す情報である場合は、点数を加算せずに、1以上の問題識別子で識別される問題に対応する解答の結果である合計点を算出する請求項5記載の情報処理装置。
  10. 請求項1から請求項9いずれか記載の情報処理装置と、1以上の電子ペンを具備する情報処理システムであって、
    前記電子ペンは、
    記載した情報に関する情報である記載情報を取得する記載情報取得部と、
    前記記載情報取得部が取得した記載情報に基づいて採点情報を構成する採点情報構成部と、
    前記採点情報構成部が構成した採点情報を前記情報処理装置に送信する採点情報送信部を具備する情報処理システム。
  11. コンピュータに、
    採点者が用紙上に電子ペンを用いて記載した情報に関する情報であり、当該用紙上の位置を示す位置情報を1以上有する採点情報を電子ペンから受信する採点情報受信ステップと、
    前記採点情報受信ステップで受信した採点情報に基づいて、採点の結果の種類を示す情報である採点種別情報または/および回答に対して与える点数を示す情報である点数情報を構成する結果情報構成ステップと、
    前記採点情報受信ステップで受信した採点情報が有する1以上の位置情報に基づいて、採点情報に対応する問題を識別する情報である問題識別子を決定する問題識別子決定ステップと、
    前記問題識別子決定ステップで決定された問題識別子に対応付けて、前記結果情報構成ステップで構成された採点種別情報または/および点数情報を蓄積する結果情報蓄積ステップを実行させるためのプログラム。
  12. 前記結果情報構成ステップにおいて、
    前記採点情報受信ステップで受信した採点情報に基づいて、採点の結果の種類を示す情報である採点種別情報または/および回答に対して与える点数を示す情報である点数情報を構成し、かつ
    前記採点情報が所定の情報である場合に、採点を取り消す旨の情報である採点取消情報を構成し、
    前記結果情報蓄積部ステップにおいて、
    前記問題識別子決定ステップで決定した問題識別子に対応付けて、前記結果情報構成ステップで構成した採点種別情報または/および点数情報を蓄積し、かつ
    前記採点取消情報に基づいて、前記問題識別子決定ステップで決定した問題識別子に対応付けて蓄積されている採点種別情報または/および点数情報を取り消す処理を行う請求項11記載のプログラム。
  13. コンピュータに、
    採点結果を出力する指示である出力指示を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップで出力指示を受け付けた場合に、前記結果情報蓄積ステップで蓄積した採点種別情報または/および点数情報に基づいて採点結果を出力する採点結果出力ステップをさらに実行させる請求項11または請求項12いずれか記載のプログラム。
  14. 受講生が受講生識別子を記載する欄と、採点者が電子ペンで受講生識別子を記載する欄を具備する特殊ドットパターンが印刷された媒体。
  15. 前記受講生が受講生識別子を記載する欄と、前記採点者が電子ペンで受講生識別子を記載する欄は、上下の位置に配置され、その間には、予定された情報を記載する領域がない請求項14記載の媒体。
  16. 請求項14または請求項15記載の媒体に記載された受講生識別子に関する記載情報を有する採点情報を電子ペンから受信し、当該採点情報に基づいて受講生識別子を構成し、
    前記採点情報に基づいて、採点種別情報または/および点数情報を構成し、
    前記受講生識別子を、前記採点種別情報または/および点数情報と対にして蓄積する情報処理装置。
  17. 受講生が電子ペンで記載した受験番号と解答情報に関する情報を、受講生の電子ペンから受信し、採点者が電子ペンで記載した受講生識別子に関する記載情報を有する採点情報を、採点者の電子ペンから受信し、
    前記受験番号と前記受講生識別子が一致する解答情報と採点の情報を一の用紙に出力することにより、合成された解答用紙を出力する情報処理装置。
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