JP4876666B2 - 採点結果認識システム及び採点結果認識処理プログラム - Google Patents
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Description
図1は電子ペンの使用形態を模式的に示す図であり、図2は電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。図1に示すように、電子ペン10は、ドットパターンが印刷された専用ペーパー20と組み合わせて使用される。電子ペン10は、通常のインクペンと同様のペン先部17を備えており、利用者は通常のインクペンと同様に専用ペーパー20上に文字などを書くことになる。
次に、本発明の採点結果認識システムについて説明する。この採点結果認識システムでは、模擬試験などで受験者が解答を記入した解答用紙を用いて採点者が採点を行う。図7に採点結果認識システムの概略構成を示す。
次に、解答用紙について詳しく説明する。本発明のシステムでは、解答用紙は、上述した専用ペーパーとして作成されている。即ち、図5に例示するように台紙30上に所定のドットパターン32が印刷されており、その上に所定の文字や解答欄などが印刷されている。先に述べたように、ドットパターン32は電子ペン10が認識することができるように、カーボンを含んだインキにより印刷されている。一方、文字や解答欄などの図案34は、通常の(カーボンを含まない)インキにより印刷されているため、電子ペン10がそれを認識することはない。
次に、サーバ5について図11を参照して詳しく説明する。図11は、採点結果認識システム100における、特にサーバ5の内部構成を示す図である。図示のように、サーバ5は、採点結果認識処理プログラム101、記入データ取得機能102、ストローク抽出機能103、座標テーブル104、記号テーブル105、採点結果認識機能106及び採点結果集計機能107を備える。なお、これら各構成要素は、実際には、予め用意されたプログラムをサーバ5内のCPUなどが実行することにより実現される。
次に、上記の採点結果認識システム100により実行される採点結果認識処理について説明する。図13乃至図15は、採点結果認識処理のフローチャートである。図13は解答欄内にストロークが3本以上存在する場合、図14は解答欄内にストロークが2本存在する場合、図15は解答欄内にストロークが1本存在する場合におけるフローチャートである。なお、解答欄には「1,2,3…n」本のストロークが存在するものとする。この場合「n」とは最終ストロークの番号である。また、本実施形態では、部分点数字「7」を2ストロークの数字としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、1ストロークの数字としてもよい。
3…解答用紙
5…サーバ
10…電子ペン
11…プロセッサ
12…メモリ
13…データ通信ユニット
14…バッテリー
25…端末装置
26…問い合わせサーバ
27…サービスサーバ
100…採点結果認識システム
Claims (12)
- 電子ペンを利用して記入された記号又は数字を認識する採点結果認識システムにおいて、
個々の採点記号及び部分点数字の特徴を示す記号情報を記憶する記号情報記憶部と、
前記電子ペンを利用して解答用紙に記入された記入データを取得する記入データ取得手段と、
前記記入データから、採点記号及び部分点数字に対応するストロークを抽出するストローク抽出手段と、
前記ストローク抽出手段が抽出したストロークのうち、1本の解答欄内に含まれるストロークを選別する選別手段と、
選別されたストロークが3本以上であるか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段が3本以上であると判定した場合に、記入時刻に基づいて、新しい方から3番目のストロークの中に、新しい方から2番目のストロークが存在しているか否かを判定する第2判定手段と、
前記第2判定手段が存在していると判定した場合に、記入時刻に基づいて、新しい方から3番目のストロークの中に、最も新しいストロークが存在しているか否かを判定する第3判定手段と、
前記記号情報を参照して、抽出されたストロークに対応する採点記号及び部分点数字の少なくとも1本以上を認識し、認識結果を生成する認識手段と、を備え、
前記認識手段は、前記第3判定手段が存在していると判定した場合に、採点記号が部分的な正解を示す部分記号であることを認識するとともに、新しい方から2番目及び最も新しいストローク並びに前記記号情報に基づいて部分点数字を認識することを特徴とする採点結果認識システム。 - 前記第2判定手段が存在していないと判定した場合に、記入時刻に基づいて、新しい方から2番目のストロークの中に、最も新しいストロークが存在しているか否かを判定する第4判定手段をさらに備え、
前記認識手段は、前記第4判定手段が存在していると判定した場合に、採点記号が前記部分記号であることを認識するとともに、最も新しいストローク及び前記記号情報に基づいて部分点数字を認識することを特徴とする請求項1に記載の採点結果認識システム。 - 前記認識手段は、前記第3判定手段が存在していないと判定した場合又は第4判定手段が存在していないと判定した場合に、最も新しいストローク及び前記記号情報に基づいて採点記号を認識することを特徴とする請求項2に記載の採点結果認識システム。
- 前記第1判定手段が3本以上ではないと判定した場合に、選別されたストロークが2本以上であるか否かを判定する第5判定手段と、
前記第5判定手段が2本以上であると判定した場合に、前記記号情報に基づいて、新しい方から2番目のストロークが採点記号の前記部分記号であるか否かを判定する第6判定手段と、
前記第6判定手段が前記部分記号であると判定した場合に、新しい方から2番目のストロークの中に、最も新しいストロークが存在しているか否かを判定する第7判定手段と、をさらに備え、
前記認識手段は、前記第7判定手段が存在すると判定した場合に、採点記号が前記部分記号であることを認識するとともに、最も新しいストロークに基づいて部分点数字を認識することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の採点結果認識システム。 - 前記認識手段は、前記第6判定手段が前記部分記号でないと判定した場合又は前記第7判定手段が存在しないと判定した場合に、最も新しいストローク及び前記記号情報に基づいて採点記号を認識することを特徴とする請求項4に記載の採点結果認識システム。
- 前記第5判定手段が2本以上でないと判定した場合に、選別されたストロークが1本であるか否かを判定する第8判定手段をさらに備え、
前記認識手段は、前記第8判定手段が1本であると判定した場合に、最も新しいストローク及び前記記号情報に基づいて採点記号を認識することを特徴とする請求項4又は5に記載の採点結果認識システム。 - コンピュータ上で実行されることにより、
個々の採点記号及び部分点数字の特徴を示す記号情報を記憶する記号情報記憶部、
電子ペンを利用して解答用紙に記入された記入データを取得する記入データ取得手段、
前記記入データから、採点記号及び部分点数字に対応するストロークを抽出するストローク抽出手段、
前記ストローク抽出手段が抽出したストロークのうち、1本の解答欄内に含まれるストロークを選別する選別手段、
選別されたストロークが3本以上であるか否かを判定する第1判定手段、
前記第1判定手段が3本以上であると判定した場合に、記入時刻に基づいて、新しい方から3番目のストロークの中に、新しい方から2番目のストロークが存在しているか否かを判定する第2判定手段、
前記第2判定手段が存在していると判定した場合に、記入時刻に基づいて、新しい方から3番目のストロークの中に、最も新しいストロークが存在しているか否かを判定する第3判定手段、
前記記号情報を参照して、抽出されたストロークに対応する採点記号及び部分点数字の少なくとも1本以上を認識し、認識結果を生成する認識手段、として前記コンピュータを機能させ、
前記認識手段は、前記第3判定手段が存在していると判定した場合に、採点記号が部分的な正解を示す部分記号であることを認識するとともに、新しい方から2番目及び最も新しいストローク並びに前記記号情報に基づいて部分点数字を認識することを特徴とする採点結果認識処理プログラム。 - 前記第2判定手段が存在していないと判定した場合に、記入時刻に基づいて、新しい方から2番目のストロークの中に、最も新しいストロークが存在しているか否かを判定する第4判定手段としてさらに前記コンピュータを機能させ、
前記認識手段は、前記第4判定手段が存在していると判定した場合に、採点記号が前記部分記号であることを認識するとともに、最も新しいストローク及び前記記号情報に基づいて部分点数字を認識することを特徴とする請求項7に記載の採点結果認識処理プログラム。 - 前記認識手段は、前記第3判定手段が存在していないと判定した場合又は第4判定手段が存在していないと判定した場合に、最も新しいストローク及び前記記号情報に基づいて採点記号を認識することを特徴とする請求項8に記載の採点結果認識処理プログラム。
- 前記第1判定手段が3本以上ではないと判定した場合に、選別されたストロークが2本以上であるか否かを判定する第5判定手段、
前記第5判定手段が2本以上であると判定した場合に、前記記号情報に基づいて、新しい方から2番目のストロークが採点記号の前記部分記号であるか否かを判定する第6判定手段、
前記第6判定手段が前記部分記号であると判定した場合に、新しい方から2番目のストロークの中に、最も新しいストロークが存在しているか否かを判定する第7判定手段、としてさらに前記コンピュータを機能させ、
前記認識手段は、前記第7判定手段が存在すると判定した場合に、採点記号が前記部分記号であることを認識するとともに、最も新しいストロークに基づいて部分点数字を認識することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の採点結果認識処理プログラム。 - 前記認識手段は、前記第6判定手段が前記部分記号でないと判定した場合又は前記第7判定手段が存在しないと判定した場合に、最も新しいストローク及び前記記号情報に基づいて採点記号を認識することを特徴とする請求項10に記載の採点結果認識処理プログラム。
- 前記第5判定手段が2本以上でないと判定した場合に、選別されたストロークが1本であるか否かを判定する第8判定手段としてさらに前記コンピュータを機能させ、
前記認識手段は、前記第8判定手段が1本であると判定した場合に、最も新しいストローク及び前記記号情報に基づいて採点記号を認識することを特徴とする請求項10又は11に記載の採点結果認識処理プログラム。
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