JP4583232B2 - 端末装置及びプログラム - Google Patents
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Description
図1は電子ペンの使用形態を模式的に示す図であり、図2は電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。図1に示すように、電子ペン10は、ドットパターンが印刷された専用ペーパー20と組み合わせて使用される。電子ペン10は、通常のインクペンと同様のペン先部17を備えており、利用者は通常のインクペンと同様に専用ペーパー20上に文字などを書くことになる。
次に、本実施形態の面積算出システムについて説明する。図7に面積算出システム100の概略構成を示す。図7に示す面積算出システム100は、利用者が電子ペン用帳票(以下、「帳票」と呼ぶ。)3に電子ペン10により手書きで記入した図形の面積を容易且つ即座に算出するものである。
次に、帳票3について説明する。本実施形態のシステムでは、図9に示すような帳票3は、上述した専用ペーパーとして作成されている。即ち、図5に例示するように台紙30上に所定のドットパターン32が印刷されており、その上に所定の各ボックスや罫線などが印刷されている。先に述べたように、ドットパターン32は電子ペン10が認識することができるように、カーボンを含んだインキにより印刷されている。一方、各ボックスや罫線などの図案34は、通常の(カーボンを含まない)インキにより印刷されているため、電子ペン10がそれを認識することはない。
次に、対象図形に含まれる単位図形の個数と、当該単位図形の面積とに基づいて、対象図形の面積を算出する具体的な方法について図10を参照して説明する。図10は、面積算出方法を説明する図である。
次に、対象図形を特定するためにストロークを補正する具体的な方法について、図11及び図12を参照して説明する。図11は、利用者が立体的な物体に帳票3を被せて記入を行う場合のストロークの経過を示す図である。図12は、複数のストロークを直線で結合することによる補正を説明する図である。
次に、サーバ5について詳しく説明する。図13は、面積算出システム100における、特にサーバ5の内部構成を示す。図示のように、サーバ5は、面積算出プログラム101、記入情報取得機能102、ストローク抽出機能103、始点特定機能104、終点特定機能105、ストローク数特定機能106、結合判定機能107、補正機能108、対象図形特定機能109、イメージデータ取得機能110、定義テーブル111、面積算出機能112及び利用者DB記憶機能113から構成されている。なお、各機能は、サーバ5が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
次に、面積算出システム100により実行される面積算出処理について説明する。図14は、面積算出処理のフローチャートである。
10…電子ペン
11…プロセッサ
12…メモリ
13…データ通信ユニット
14…バッテリー
25…端末装置
26…問い合わせサーバ
27…サービスサーバ
100…面積処理システム
Claims (8)
- 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された専用紙に記入された図形の面積を算出する端末装置であって、
前記専用紙に記入された図形の面積を算出する基準となる単位図形の位置及び面積に関する定義情報を記憶する定義情報記憶手段と、
前記専用紙に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段と、
前記記入情報から、前記電子ペンにより1回の動作で記入されたストロークを抽出するストローク抽出手段と、
前記ストローク抽出手段により抽出された1本以上のストロークに基づいて、面積を算出する対象となる対象図形を特定する対象図形特定手段と、
前記定義情報に含まれる単位図形の位置に基づいて、前記対象図形に含まれる単位図形の個数を算出する個数算出手段と、
前記個数及び前記定義情報に含まれる単位図形の面積に基づいて、前記対象図形の面積を算出する面積算出手段と、
前記ストロークの座標データに基づいて、当該ストロークの始点の位置座標を特定する始点特定手段と、
前記ストロークの座標データに基づいて、当該ストロークの終点の位置座標を特定する終点特定手段と、
前記ストローク抽出手段が抽出したストローク数を特定するストローク数特定手段と、
前記ストローク数特定手段が特定したストローク数が1本であるか否かを判定するストローク数判定手段と、
前記ストローク数判定手段が1本であると判定した場合に、前記ストロークの始点及び終点が結合しているか否かを判定する結合判定手段と、
前記結合判定手段が結合していないと判定した場合に、前記ストロークの始点及び終点を直線で結ぶことで前記ストロークの補正を行う第1補正手段と、を備え、
前記対象図形特定手段は、前記第1補正手段による補正後のストロークに基づいて、前記対象図形を特定し、
前記個数算出手段は、
前記定義テーブルに含まれる単位図形の位置に基づいて、前記対象図形に全て含まれる単位図形の個数である第1全体個数を算出する第1全体個数算出手段と、
前記定義テーブルに含まれる単位図形の位置に基づいて、前記対象図形に一部含まれる単位図形の個数である第1部分個数を算出する第1部分個数算出手段と、を備え、
前記面積算出手段は、前記第1全体個数、前記第1部分個数及び前記定義情報に含まれる単位図形の面積に基づいて、前記対象図形の面積を算出することを特徴とする端末装置。 - 前記ストローク数判定手段が1本ではなく複数本であると判定した場合に、前記記入情報に含まれる時間情報に基づいて、前記ストローク抽出手段が抽出したストロークの記入順序を特定する順序特定手段と、
前記記入順序に基づいて、最後以外のストロークの終点と、当該ストロークの次に記入されたストロークの始点とを直線で結ぶ第1結合手段と、
前記記入順序に基づいて、最後のストロークの終点と、最初のストロークの始点とを直線で結ぶ第2結合手段と、
第1結合手段及び第2結合手段により、前記ストロークの補正を行う第2補正手段と、をさらに備え、
前記対象図形特定手段は、前記第2補正手段による補正後のストロークに基づいて、前記対象図形を特定することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記ストローク数判定手段が1本ではなく複数本であると判定した場合に、前記ストローク抽出手段が抽出した各ストロークの始点及び終点の位置座標に基づいて、1本のストロークの始点と、最も近くに位置する他のストロークの終点とを直線で結ぶことで前記ストロークの補正を行う第2補正手段をさらに備え、
前記対象図形特定手段は、前記第2補正手段による補正後のストロークに基づいて、前記対象図形を特定することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。 - 前記定義情報記憶手段は、さらに、前記単位図形を細分化してなる小単位図形の位置及び面積に関する定義情報を記憶しており、
前記端末装置は、
前記定義テーブルに含まれる小単位図形の位置に基づいて、前記対象図形の境界付近の領域であり、単位図形の一部と前記対象図形の一部とが重なっている境界領域に全て含まれる小単位図形の個数である第2全体個数を算出する第2全体個数算出手段と、
前記境界領域を参照し、前記定義テーブルに含まれる小単位図形の位置に基づいて、前記境界領域に一部含まれる小単位図形の個数である第2部分個数を算出する第2部分個数算出手段と、さらに備え、
前記面積算出手段は、前記第1全体個数、前記第1部分個数、前記第2全体個数、前記第2部分個数、前記定義情報に含まれる単位図形の面積及び前記定義情報に含まれる小単位図形の面積に基づいて、前記対象図形の面積を算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の端末装置。 - 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された専用紙に記入された図形の面積を算出するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
前記専用紙に記入された図形の面積を算出する基準となる単位図形の位置及び面積に関する定義情報を記憶する定義情報記憶手段、
前記専用紙に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段、
前記記入情報から、前記電子ペンにより1回の動作で記入されたストロークを抽出するストローク抽出手段、
前記ストローク抽出手段により抽出された1本以上のストロークに基づいて、面積を算出する対象となる対象図形を特定する対象図形特定手段、
前記定義情報に含まれる単位図形の位置に基づいて、前記対象図形に含まれる単位図形の個数を算出する個数算出手段、
前記個数及び前記定義情報に含まれる単位図形の面積に基づいて、前記対象図形の面積を算出する面積算出手段、
前記ストロークの座標データに基づいて、当該ストロークの始点の位置座標を特定する始点特定手段、
前記ストロークの座標データに基づいて、当該ストロークの終点の位置座標を特定する終点特定手段、
前記ストローク抽出手段が抽出したストローク数を特定するストローク数特定手段、
前記ストローク数特定手段が特定したストローク数が1本であるか否かを判定するストローク数判定手段、
前記ストローク数判定手段が1本であると判定した場合に、前記ストロークの始点及び終点が結合しているか否かを判定する結合判定手段、
前記結合判定手段が結合していないと判定した場合に、前記ストロークの始点及び終点を直線で結ぶことで前記ストロークの補正を行う第1補正手段、として前記コンピュータを機能させ、
前記対象図形特定手段は、前記第1補正手段による補正後のストロークに基づいて、前記対象図形を特定し、
前記個数算出手段は、
前記定義テーブルに含まれる単位図形の位置に基づいて、前記対象図形に全て含まれる単位図形の個数である第1全体個数を算出する第1全体個数算出手段と、
前記定義テーブルに含まれる単位図形の位置に基づいて、前記対象図形に一部含まれる単位図形の個数である第1部分個数を算出する第1部分個数算出手段と、を備え、
前記面積算出手段は、前記第1全体個数、前記第1部分個数及び前記定義情報に含まれる単位図形の面積に基づいて、前記対象図形の面積を算出することを特徴とするプログラム。 - 前記ストローク数判定手段が1本ではなく複数本であると判定した場合に、前記記入情報に含まれる時間情報に基づいて、前記ストローク抽出手段が抽出したストロークの記入順序を特定する順序特定手段、
前記記入順序に基づいて、最後以外のストロークの終点と、当該ストロークの次に記入されたストロークの始点とを直線で結ぶ第1結合手段、
前記記入順序に基づいて、最後のストロークの終点と、最初のストロークの始点とを直線で結ぶ第2結合手段、
第1結合手段及び第2結合手段により、前記ストロークの補正を行う第2補正手段、として前記コンピュータを機能させ、
前記対象図形特定手段は、前記第2補正手段による補正後のストロークに基づいて、前記対象図形を特定することを特徴とする請求項5に記載のプログラム。 - 前記ストローク数判定手段が1本ではなく複数本であると判定した場合に、前記ストローク抽出手段が抽出した各ストロークの始点及び終点の位置座標に基づいて、1本のストロークの始点と、最も近くに位置する他のストロークの終点とを直線で結ぶことで前記ストロークの補正を行う第2補正手段をさらに備え、
前記対象図形特定手段は、前記第2補正手段による補正後のストロークに基づいて、前記対象図形を特定することを特徴とする請求項5に記載のプログラム。 - 前記定義情報記憶手段は、さらに、前記単位図形を細分化してなる小単位図形の位置及び面積に関する定義情報を記憶しており、
前記プログラムは、
前記定義テーブルに含まれる小単位図形の位置に基づいて、前記対象図形の境界付近の領域であり、単位図形の一部と前記対象図形の一部とが重なっている境界領域に全て含まれる小単位図形の個数である第2全体個数を算出する第2全体個数算出手段、
前記境界領域を参照し、前記定義テーブルに含まれる小単位図形の位置に基づいて、前記境界領域に一部含まれる小単位図形の個数である第2部分個数を算出する第2部分個数算出手段、としてさらに前記コンピュータを機能させ、
前記面積算出手段は、前記第1全体個数、前記第1部分個数、前記第2全体個数、前記第2部分個数、前記定義情報に含まれる単位図形の面積及び前記定義情報に含まれる小単位図形の面積に基づいて、前記対象図形の面積を算出することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載のプログラム。
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