JP4672523B2 - 特定装置及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明のさらに他の観点では、電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理するコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンにより記入される複数の項目を含み、前記項目の情報に対応するドットパターンが印刷されたものであり、前記プログラムは、前記項目と、前記ドットパターン上の位置座標とが対応付けされた情報を座標情報として記憶する座標情報記憶手段、前記項目に記入されるチェックマークの形状であるチェック形状を記憶するチェック形状記憶手段、前記電子ペンにより前記項目に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段、前記座標情報に基づいて前記記入情報から、各項目にそれぞれ記入された項目記入情報を抽出する項目記入情報抽出手段、前記項目記入情報から、各項目に対して記入中である単一の又は断続する時間帯を、所定長さの時間帯を用いて束ねる場合、最初のストロークから最後のストロークまでに必要となる前記所定長さの時間帯の個数であるユニットの数を特定するユニット数特定手段、前記項目記入情報から、最後に記入されたストロークの形状である最終ストローク形状を特定する最終ストローク形状特定手段、前記最終ストローク形状と前記チェック形状とが一致するか否かを判定する形状判定手段、前記ユニット数が奇数であり、且つ、前記最終ストローク形状と前記チェック形状が一致する項目を、利用者が選択した項目と特定する項目特定手段として前記コンピュータを機能させる。
図1は電子ペンの使用形態を模式的に示す図であり、図2は電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。図1に示すように、電子ペン10は、ドットパターンが印刷された専用ペーパー20と組み合わせて使用される。電子ペン10は、通常のインクペンと同様のペン先部17を備えており、利用者は通常のインクペンと同様に専用ペーパー20上に文字などを書くことになる。
次に、本実施形態の特定システムについて説明する。図7に特定システム100の概略構成を示す。図7に示す特定システム100は、電子ペン10により項目に記入された情報に基づいて、利用者が意図した選択肢が記載された項目を容易且つ的確に特定するシステムである。具体的に、利用者は、電子ペン用帳票(以下、「帳票」と呼ぶ。)3に設けられた選択肢A乃至Cが記載された項目の中から、電子ペン10で意図する選択肢1つにチェックマーク(丸印やレ点等)を記入するものとする。
次に、帳票3について説明する。本実施形態のシステムでは、帳票3は、上述した専用ペーパーとして作成されている。即ち、図5に例示するように台紙30上に所定のドットパターン32が印刷されており、その上に所定の文字や項目などが印刷されている。先に述べたように、ドットパターン32は電子ペン10が認識することができるように、カーボンを含んだインキにより印刷されている。一方、文字や項目などの図案34は、通常の(カーボンを含まない)インキにより印刷されているため、電子ペン10がそれを認識することはない。
次に、図9乃至図11を参照して、選択肢特定方法について詳細に説明する。図9は、記入情報に基づいて、一定時間内に記入されたストロークの集合であるユニット数を特定する方法を説明する図である。図10は、丸印による選択の修正パターンを示す表である。図11は、レ点による選択の修正パターンを示す表である。
次に、サーバ5について詳しく説明する。図12は、特定システム100における、特にサーバ5の内部構成を示す。図示のように、サーバ5は、選択肢特定プログラム101、記入情報取得機能102、座標テーブル103、項目記入情報抽出機能104、選択エリア判定機能105、ユニット数特定機能106、最終ストローク形状特定機能107及び選択肢特定機能108を有する。なお、各機能は、サーバ5が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
次に、上記の特定システム100により実行される特定処理について説明する。図14は、特定処理のフローチャートである。なお、本例ではチェックマークは丸印であるものとする。
3…電子ペン用帳票
5…サーバ
10…電子ペン
11…プロセッサ
12…メモリ
13…データ通信ユニット
14…バッテリー
25…端末装置
26…問い合わせサーバ
27…サービスサーバ
100…特定システム
Claims (4)
- 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理する特定装置において、
前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンにより記入される複数の項目を含み、前記項目の情報に対応するドットパターンが印刷されたものであって、
前記特定装置は、
前記項目と、前記ドットパターン上の位置座標とが対応付けされた情報を座標情報として記憶する座標情報記憶手段と、
前記電子ペンにより前記項目に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段と、
前記座標情報に基づいて前記記入情報から、各項目にそれぞれ記入された項目記入情報を抽出する項目記入情報抽出手段と、
前記項目記入情報から、各項目に対して記入中である単一の又は断続する時間帯を、所定長さの時間帯を用いて束ねる場合、最初のストロークから最後のストロークまでに必要となる前記所定長さの時間帯の個数であるユニットの数を特定するユニット数特定手段と、
前記ユニット数が奇数の項目を、利用者が選択した項目と特定する項目特定手段と、を備えることを特徴とする特定装置。 - 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理する特定装置において、
前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンにより記入される複数の項目を含み、前記項目の情報に対応するドットパターンが印刷されたものであって、
前記特定装置は、
前記項目と、前記ドットパターン上の位置座標とが対応付けされた情報を座標情報として記憶する座標情報記憶手段と、
前記項目に記入されるチェックマークの形状であるチェック形状を記憶するチェック形状記憶手段と、
前記電子ペンにより前記項目に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段と、
前記座標情報に基づいて前記記入情報から、各項目にそれぞれ記入された項目記入情報を抽出する項目記入情報抽出手段と、
前記項目記入情報から、各項目に対して記入中である単一の又は断続する時間帯を、所定長さの時間帯を用いて束ねる場合、最初のストロークから最後のストロークまでに必要となる前記所定長さの時間帯の個数であるユニットの数を特定するユニット数特定手段と、
前記項目記入情報から、最後に記入されたストロークの形状である最終ストローク形状を特定する最終ストローク形状特定手段と、
前記最終ストローク形状と前記チェック形状とが一致するか否かを判定する形状判定手段と、
前記ユニット数が奇数であり、且つ、前記最終ストローク形状と前記チェック形状が一致する項目を、利用者が選択した項目と特定する項目特定手段と、
を備えることを特徴とする特定装置。 - 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンにより記入される複数の項目を含み、前記項目の情報に対応するドットパターンが印刷されたものであり、
前記プログラムは、
前記項目と、前記ドットパターン上の位置座標とが対応付けされた情報を座標情報として記憶する座標情報記憶手段、
前記電子ペンにより前記項目に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段、
前記座標情報に基づいて前記記入情報から、各項目にそれぞれ記入された項目記入情報を抽出する項目記入情報抽出手段、
前記項目記入情報から、各項目に対して記入中である単一の又は断続する時間帯を、所定長さの時間帯を用いて束ねる場合、最初のストロークから最後のストロークまでに必要となる前記所定長さの時間帯の個数であるユニットの数を特定するユニット数特定手段、
前記ユニット数が奇数の項目を、利用者が選択した項目と特定する項目特定手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。 - 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンにより記入される複数の項目を含み、前記項目の情報に対応するドットパターンが印刷されたものであり、
前記プログラムは、
前記項目と、前記ドットパターン上の位置座標とが対応付けされた情報を座標情報として記憶する座標情報記憶手段、
前記項目に記入されるチェックマークの形状であるチェック形状を記憶するチェック形状記憶手段、
前記電子ペンにより前記項目に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段、
前記座標情報に基づいて前記記入情報から、各項目にそれぞれ記入された項目記入情報を抽出する項目記入情報抽出手段、
前記項目記入情報から、各項目に対して記入中である単一の又は断続する時間帯を、所定長さの時間帯を用いて束ねる場合、最初のストロークから最後のストロークまでに必要となる前記所定長さの時間帯の個数であるユニットの数を特定するユニット数特定手段、
前記項目記入情報から、最後に記入されたストロークの形状である最終ストローク形状を特定する最終ストローク形状特定手段、
前記最終ストローク形状と前記チェック形状とが一致するか否かを判定する形状判定手段、
前記ユニット数が奇数であり、且つ、前記最終ストローク形状と前記チェック形状が一致する項目を、利用者が選択した項目と特定する項目特定手段
として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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