JP4463664B2 - 特定システム及びプログラム - Google Patents
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本発明のさらに別の観点では、電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票を使用したコンピュータにより実行されるプログラムであって、前記電子ペン用帳票は、記入者が前記電子ペンにより記入を行う複数の項目を含み、前記項目の情報に対応するドットパターンが印刷されたものであり、前記プログラムは、前記項目と、前記ドットパターン上の位置座標とが対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段、前記電子ペン用帳票に記入された時間に関する時間情報を含む記入データを取得するデータ取得手段、前記記入データから前記記入者が前記電子ペンを使用して1回の動作で記入したストロークに関する座標データと時間情報とを抽出するストローク抽出手段、前記ストローク抽出手段が抽出したストロークの座標データと、前記座標情報とに基づいて、各項目に記入されたストロークの数を算出するストローク数算出手段、前記ストローク数算出手段が算出した結果に基づいて、1つのストロークのみが記入された項目があるか否か判定する第1判定手段、前記第1判定手段が1つのストロークのみが記入された項目があると判定した場合に、当該1つのストロークのみが記入された項目が複数であるか否かを判定する第2判定手段、前記ストローク抽出手段が抽出したストロークの座標データ及び時間情報とに基づいて、最後に記入されたストロークを特定する最終ストローク特定手段、前記ストローク数算出手段、前記第1判定手段、前記第2判定手段、及び前記最終ストローク特定手段に基づいて、前記記入者が選択した項目を特定する特定手段として前記コンピュータを機能させるプログラムであって、前記特定手段は、前記第2判定手段が前記1つのストロークのみが記入された項目が1つであると判定した場合に、当該項目を前記記入者が選択した項目と特定し、前記第2判定手段が前記1つのストロークのみが記入された項目が複数であると判定した場合に、前記最終ストローク特定手段が特定した最終ストロークが記入された項目を前記記入者が選択した項目と特定し、前記第1判定手段が1つのストロークのみが記入された項目がないと判定した場合に、前記ストローク数算出手段が算出した結果に基づいて、記入されたストローク数が最も多い項目である最多ストローク項目が一つであった場合は、当該項目を前記記入者が選択した項目と特定し、前記最多ストローク項目が複数であった場合には、前記最終ストローク特定手段が特定した最終ストロークが記入された項目を前記記入者が選択した項目と特定する。
本発明のさらに別の観点では、複数の項目が印刷された電子ペン用帳票に電子ペンでストロークを記入することで得られたストロークの座標データとストロークが記入された時間に基づいて、記入者が選択した項目を特定するコンピュータにより実行されるプログラムであって、各項目とその位置座標の座標範囲とが対応付けされた座標情報とを参照し、1ストロークのみ存在する項目が一つある場合には、その項目を記入者が選択した項目と特定し、1ストロークのみ存在する項目が複数ある場合は、最終にストロークが記入された項目を記入者が選択した項目と特定し、2ストローク以上存在する項目が複数ある場合は、最もストローク数が多い項目を記入者が選択した項目と特定し、2ストローク以上で最もストローク数が多い項目が複数ある場合は、その中で、最終的にストロークが記入された項目を記入者が選択した項目と特定する特定手段として前記コンピュータを機能させる。
図1は電子ペンの使用形態を模式的に示す図であり、図2は電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。図1に示すように、電子ペン10は、ドットパターンが印刷された専用ペーパー20と組み合わせて使用される。電子ペン10は、通常のインクペンと同様のペン先部17を備えており、利用者は通常のインクペンと同様に専用ペーパー20上に文字などを書くことになる。
次に、本実施形態の特定システムについて説明する。図7に特定システム100の概略構成を示す。図7に示す特定システム100は、電子ペン10により項目に記入された情報に基づいて、利用者が意図した選択肢を容易且つ的確に特定するシステムである。具体的に、利用者は、申込書3に設けられ、選択肢1乃至3が記載された項目の中から、電子ペン10で意図する選択肢1つにチェックマーク(○など)を記入するものとする。
次に、申込書3について説明する。本実施形態のシステムでは、申込書3は、上述した専用ペーパーとして作成されている。即ち、図5に例示するように台紙30上に所定のドットパターン32が印刷されており、その上に所定の文字や項目などが印刷されている。先に述べたように、ドットパターン32は電子ペン10が認識することができるように、カーボンを含んだインキにより印刷されている。一方、文字や項目などの図案34は、通常の(カーボンを含まない)インキにより印刷されているため、電子ペン10がそれを認識することはない。
次に、図9及び図10を参照して、選択肢特定方法について詳細に説明する。図9は、利用者が選択した項目を特定するための条件を規定している条件テーブルのデータ構造を模式的に示す図である。また、図10(a)乃至(f)は、申込書3にチェックマークが記入された例である。
次に、特定サーバ5について詳しく説明する。図11は、特定システム100における、特に特定サーバ5の内部構成を示す。図示のように、特定サーバ5は、特定プログラム501、データ取得機能502、ストローク抽出機能503、座標テーブル504、条件テーブル505、ストローク数算出機能506、最終ストローク特定機能507、項目特定機能508及び選択肢特定機能509を有する。なお、各機能は、特定サーバ5が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
次に、上記の特定システム100により実行される特定処理について説明する。図13は、特定処理のフローチャートである。
3…解答用紙
5…特定サーバ
10…電子ペン
11…プロセッサ
12…メモリ
13…データ通信ユニット
14…バッテリー
25…端末装置
26…問い合わせサーバ
27…サービスサーバ
100…特定システム
Claims (4)
- 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票を使用した特定システムにおいて、
前記電子ペン用帳票は、記入者が前記電子ペンにより記入を行う複数の項目を含み、前記項目の情報に対応するドットパターンが印刷されたものであって、
前記特定システムは、
前記項目と、前記ドットパターン上の位置座標とが対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段と、
前記電子ペン用帳票に記入された時間に関する時間情報を含む記入データを取得するデータ取得手段と、
前記記入データから前記記入者が前記電子ペンを使用して1回の動作で記入したストロークに関する座標データと時間情報とを抽出するストローク抽出手段と、
前記ストローク抽出手段が抽出したストロークの座標データと、前記座標情報とに基づいて、各項目に記入されたストロークの数を算出するストローク数算出手段と、
前記ストローク数算出手段が算出した結果に基づいて、1つのストロークのみが記入された項目があるか否か判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段が1つのストロークのみが記入された項目があると判定した場合に、当該1つのストロークのみが記入された項目が複数であるか否かを判定する第2判定手段と、
前記ストローク抽出手段が抽出したストロークの座標データ及び時間情報とに基づいて、最後に記入されたストロークを特定する最終ストローク特定手段と、
前記ストローク数算出手段、前記第1判定手段、前記第2判定手段、及び前記最終ストローク特定手段に基づいて、前記記入者が選択した項目を特定する特定手段とを備え、
前記特定手段は、
前記第2判定手段が前記1つのストロークのみが記入された項目が1つであると判定した場合に、当該項目を前記記入者が選択した項目と特定し、
前記第2判定手段が前記1つのストロークのみが記入された項目が複数であると判定した場合に、前記最終ストローク特定手段が特定した最終ストロークが記入された項目を前記記入者が選択した項目と特定し、
前記第1判定手段が1つのストロークのみが記入された項目がないと判定した場合に、前記ストローク数算出手段が算出した結果に基づいて、記入されたストローク数が最も多い項目である最多ストローク項目が一つであった場合は、当該項目を前記記入者が選択した項目と特定し、
前記最多ストローク項目が複数であった場合には、前記最終ストローク特定手段が特定した最終ストロークが記入された項目を前記記入者が選択した項目と特定すること
を特徴とする特定システム。 - 複数の項目が印刷された電子ペン用帳票に電子ペンでストロークを記入することで得られたストロークの座標データとストロークが記入された時間に基づいて、記入者が選択した項目を特定する特定システムであって、
各項目とその位置座標の座標範囲とが対応付けされた座標情報とを参照し、
1ストロークのみ存在する項目が一つある場合には、その項目を記入者が選択した項目と特定し、
1ストロークのみ存在する項目が複数ある場合は、最終的にストロークが記入された項目を記入者が選択した項目と特定し、
2ストローク以上存在する項目が複数ある場合は、最もストローク数が多い項目を記入者が選択した項目と特定し、
2ストローク以上で最もストローク数が多い項目が複数ある場合は、その中で、最終的にストロークが記入された項目を記入者が選択した項目と特定する特定手段
を備えることを特徴とする特定システム。 - 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票を使用したコンピュータにより実行されるプログラムであって、
前記電子ペン用帳票は、記入者が前記電子ペンにより記入を行う複数の項目を含み、前記項目の情報に対応するドットパターンが印刷されたものであり、
前記プログラムは、
前記項目と、前記ドットパターン上の位置座標とが対応付けされた情報を座標情報として取得する座標情報取得手段、
前記電子ペン用帳票に記入された時間に関する時間情報を含む記入データを取得するデータ取得手段、
前記記入データから前記記入者が前記電子ペンを使用して1回の動作で記入したストロークに関する座標データと時間情報とを抽出するストローク抽出手段、
前記ストローク抽出手段が抽出したストロークの座標データと、前記座標情報とに基づいて、各項目に記入されたストロークの数を算出するストローク数算出手段、
前記ストローク数算出手段が算出した結果に基づいて、1つのストロークのみが記入された項目があるか否か判定する第1判定手段、
前記第1判定手段が1つのストロークのみが記入された項目があると判定した場合に、当該1つのストロークのみが記入された項目が複数であるか否かを判定する第2判定手段、
前記ストローク抽出手段が抽出したストロークの座標データ及び時間情報とに基づいて、最後に記入されたストロークを特定する最終ストローク特定手段、
前記ストローク数算出手段、前記第1判定手段、前記第2判定手段、及び前記最終ストローク特定手段に基づいて、前記記入者が選択した項目を特定する特定手段として前記コンピュータを機能させるプログラムであって、
前記特定手段は、
前記第2判定手段が前記1つのストロークのみが記入された項目が1つであると判定した場合に、当該項目を前記記入者が選択した項目と特定し、
前記第2判定手段が前記1つのストロークのみが記入された項目が複数であると判定した場合に、前記最終ストローク特定手段が特定した最終ストロークが記入された項目を前記記入者が選択した項目と特定し、
前記第1判定手段が1つのストロークのみが記入された項目がないと判定した場合に、前記ストローク数算出手段が算出した結果に基づいて、記入されたストローク数が最も多い項目である最多ストローク項目が一つであった場合は、当該項目を前記記入者が選択した項目と特定し、
前記最多ストローク項目が複数であった場合には、前記最終ストローク特定手段が特定した最終ストロークが記入された項目を前記記入者が選択した項目と特定すること
を特徴とするプログラム。 - 複数の項目が印刷された電子ペン用帳票に電子ペンでストロークを記入することで得られたストロークの座標データとストロークが記入された時間に基づいて、記入者が選択した項目を特定するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
各項目とその位置座標の座標範囲とが対応付けされた座標情報とを参照し、
1ストロークのみ存在する項目が一つある場合には、その項目を記入者が選択した項目と特定し、
1ストロークのみ存在する項目が複数ある場合は、最終にストロークが記入された項目を記入者が選択した項目と特定し、
2ストローク以上存在する項目が複数ある場合は、最もストローク数が多い項目を記入者が選択した項目と特定し、
2ストローク以上で最もストローク数が多い項目が複数ある場合は、その中で、最終的にストロークが記入された項目を記入者が選択した項目と特定しする特定手段
として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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