JP4957296B2 - 端末装置、処理システム及びプログラム - Google Patents

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本発明は、電子ペンにより電子ペン用帳票に記入された情報を処理するための技術に関する。
近年、「電子ペン」、「デジタルペン」などと呼ばれるペン型入力デバイスが登場しており(以下、本明細書では「電子ペン」と呼ぶ。)、その代表的なものとしてスウェーデンのAnoto社が開発した「アノトペン(Anoto pen)」が知られている。アノトペンは、所定のドットパターンが印刷された専用紙(以下、「専用ペーパー」とも呼ぶ。)とペアで使用される。アノトペンは、通常のインクタイプのペン先部に加えて、専用紙上のドットパターンを読み取るための小型カメラと、データ通信ユニットを搭載している。利用者が専用紙上にアノトペンで文字などを書いたり、専用紙上に図案化されている画像をチェックしたりすると、ペンの移動に伴って小型カメラが専用紙上のドットパターンを検出し、利用者が書き込んだ文字、画像などに対応するストロークデータが取得される。このストロークデータが、データ通信ユニットによりアノトペンから近くのパーソナルコンピュータや携帯電話などの端末装置に送信される。このアノトペンを利用したシステムは、キーボードに代わる入力デバイスとして利用することが可能であり、上述のパーソナルコンピュータやキーボードの使用に抵抗がある利用者にとっては非常に使いやすい。そのため、現在、各種ビジネス上の書類、申込書、契約書等に記入されたデータをデジタル化する手法として、電子ペンを利用したシステムが普及しつつある(例えば、特許文献1)。
通常、電子ペンを利用したシステムでは、電子ペンが取得したデータをネットワーク経由でサーバに送信し、サーバ側でデータの解析や保存をする方法が一般的である。また、この場合、利用者は、ローカル端末からネットワークを介してサーバに接続することで、データの解析結果を確認することになる(例えば、特許文献2)。つまり、このようなシステムでは、サーバ側でデータ解析を行うため、ネットワークが整備されていない環境での利用が困難であるという問題が発生していた。
特開2004−153612号公報 特開2004−127200号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ネットワークが整備されていない環境であっても、電子ペンを利用してデータの確認及び送信を行うことができる処理システムを提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理する端末装置において、前記端末装置は、表示部と、前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するストロークデータを、前記電子ペンから取得するストロークデータ取得手段と、前記ストロークデータを保存するストロークデータ保存手段と、前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面を前記表示部に表示するための確認用データを作成する確認用データ作成手段と、前記確認用データに基づいて、前記確認画面を前記表示部に表示する表示手段と、送信指示情報を取得する送信指示情報取得手段と、サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータを当該サーバへ送信するストロークデータ送信手段と備え、前記ストロークデータ保存手段は、前記ストロークデータに対応付けて、当該ストロークデータを前記サーバへ送信したか否かを示す情報を保存しており、前記ストロークデータ送信手段は、前記送信指示情報を取得した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータ保存手段を参照して、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信する
上記のように構成された端末装置において、利用者は、電子ペンを利用して電子ペン用帳票に記入を行う。すると、電子ペンは、移動に伴って電子ペン用帳票上のドットパターンを読み取り、利用者が帳票に記入した内容に対応する座標データや記入時刻に関する時間情報を取得する。そして、電子ペンは、取得した座標データと時間情報を関連付けたストロークデータを、近傍の端末装置に送信する。端末装置とは、電子ペンとデータのやり取りが可能な携帯電話やパーソナルコンピュータ等である。端末装置は、電子ペンからストロークデータを取得し、解析する前の状態で保存する。また、端末装置は、ストロークデータを解析することにより、電子ペンによる電子ペン用帳票への記入内容に対応する確認用データを作成する。確認用データは、ストロークデータの解析結果であって、電子ペンによる電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面の基になるデータである。そして、端末装置は、作成した確認用データに基づいて、ディスプレイ等の表示部に確認画面を表示する。さらに、端末装置は、ストロークデータの解析及び所定の処理の実行を行うサーバと通信可能となるように接続し、ストロークデータを当該サーバへ送信する。このように、端末装置は、ストロークデータを保存し、サーバと通信可能に接続した上で当該ストロークデータをサーバへ送信する。そのため、端末装置とサーバは常時通信可能に接続されている必要がなく、ネットワークが整備されていない環境であっても容易にストロークデータの送信をすることができる。さらに、端末装置がストロークデータを解析して確認画面を表示するため、利用者は、ストロークデータをサーバに送信する前に、自身が電子ペンにより電子ペン用帳票に記入した内容と、ストロークデータの解析結果とが相違ないか否かを容易に確認することができる
さらに端末装置は、ストロークデータと、当該ストロークデータをサーバへ送信したか否かを示す情報を対応付けて保存している。利用者は、ストロークデータを送信する場合、端末装置を操作することにより送信指示情報を発信する。端末装置は、送信指示情報を取得する。ここで、送信指示情報を発信させる操作は任意である。端末装置は、送信指示情報を取得した場合に、その時点で未送信であるストロークデータを一括してサーバへ送信する。これによれば、利用者の任意のタイミングでストロークデータをサーバへ送信することができる。このように、ストロークデータを一括送信することで送信時間を短縮することができる。
本発明の別の観点では、電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理する端末装置において、前記端末装置は、表示部と、前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するストロークデータを、前記電子ペンから取得するストロークデータ取得手段と、前記ストロークデータを保存するストロークデータ保存手段と、前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面を前記表示部に表示するための確認用データを作成する確認用データ作成手段と、前記確認用データに基づいて、前記確認画面を前記表示部に表示する表示手段と、サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータを当該サーバへ送信するストロークデータ送信手段とを備え、前記ストロークデータ保存手段は、前記ストロークデータに対応付けて、当該ストロークデータを前記サーバへ送信したか否かを示す情報を保存しており、前記ストロークデータ送信手段は、所定時間を経過した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータ保存手段を参照して、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信する。
上記のように構成された端末装置において、利用者は、電子ペンを利用して電子ペン用帳票に記入を行う。すると、電子ペンは、移動に伴って電子ペン用帳票上のドットパターンを読み取り、利用者が帳票に記入した内容に対応する座標データや記入時刻に関する時間情報を取得する。そして、電子ペンは、取得した座標データと時間情報を関連付けたストロークデータを、近傍の端末装置に送信する。端末装置とは、電子ペンとデータのやり取りが可能な携帯電話やパーソナルコンピュータ等である。端末装置は、電子ペンからストロークデータを取得し、解析する前の状態で保存する。また、端末装置は、ストロークデータを解析することにより、電子ペンによる電子ペン用帳票への記入内容に対応する確認用データを作成する。確認用データは、ストロークデータの解析結果であって、電子ペンによる電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面の基になるデータである。そして、端末装置は、作成した確認用データに基づいて、ディスプレイ等の表示部に確認画面を表示する。さらに、端末装置は、ストロークデータの解析及び所定の処理の実行を行うサーバと通信可能となるように接続し、ストロークデータを当該サーバへ送信する。このように、端末装置は、ストロークデータを保存し、サーバと通信可能に接続した上で当該ストロークデータをサーバへ送信する。そのため、端末装置とサーバは常時通信可能に接続されている必要がなく、ネットワークが整備されていない環境であっても容易にストロークデータの送信をすることができる。さらに、端末装置がストロークデータを解析して確認画面を表示するため、利用者は、ストロークデータをサーバに送信する前に、自身が電子ペンにより電子ペン用帳票に記入した内容と、ストロークデータの解析結果とが相違ないか否かを容易に確認することができる。
さらに、前記ストロークデータ送信手段は、所定時間を経過した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信する。これによれば、端末装置は、予め設定された所定時間を経過したタイミングで、自動的にストロークデータをサーバへ送信することができる。このように、ストロークデータを自動的に一括送信することで送信時間を短縮することができる。
上記の端末装置の一態様は、前記確認画面の表示を終了すると、当該確認画面の基になる確認用データを消去する消去手段をさらに有する。このように、ストロークデータを解析した確認用データを、確認画面を閉じた段階で消去することで、端末装置にデータを保存することによる情報漏洩リスクを軽減することができる。
上記端末装置の一態様では、前記端末装置は、前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するイメージデータを取得するイメージデータ取得手段をさらに備え、前記確認用データ作成手段は、前記イメージデータに基づいて、前記確認用データを作成する。これによれば、端末装置は、利用者が電子ペン用帳票に記入した内容に対応するストロークデータをイメージ(画像)データに変換した上で確認用データを作成する。そのため、利用者は、確認用データに基づく確認画面により、自身の筆跡と記入内容の双方を確認することができる。
上記端末装置の他の一態様では、前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンによって記入される複数の項目を有しており、前記端末装置は、前記項目と、前記ドットパターン上における前記項目の位置座標である座標データとを対応付けた座標テーブルを記憶する座標テーブル記憶手段と、前記座標テーブルを参照することにより、前記ストロークデータ取得手段が取得したストロークデータから、各項目への記入内容にそれぞれ対応する項目ストロークデータを抽出する項目ストロークデータ抽出手段と、前記項目ストロークデータを文字認識することにより、各項目への記入内容に対応するテキストデータを取得するテキストデータ取得手段と、をさらに備え、前記確認用データ作成手段は、前記テキストデータに基づいて、前記確認用データを作成する。
上記のように構成された端末装置は、予め記憶している座標テーブルを参照することにより、電子ペンから取得したストロークデータから、電子ペン用帳票を構成する各項目にそれぞれ記入された内容に対応する項目ストロークデータを抽出する。さらに、端末装置は、項目ストロークデータを文字認識することにより、各項目への記入内容に対応するテキストデータを取得する。そして、端末装置は、取得したテキストデータに基づいて確認用データを作成する。これによれば、利用者は、確認用データに基づく確認画面により、文字認識結果が、自身が電子ペン用帳票に記入した内容と相違ないか否かを確認することができる。
本発明の別の観点では、電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理するコンピュータにより実行されるプログラムにおいて、前記コンピュータは、表示部を備え、サーバと通信可能に接続されているものであって、前記プログラムは、前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するストロークデータを、前記電子ペンから取得するストロークデータ取得手段、前記ストロークデータを保存するストロークデータ保存手段、前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面を前記表示部に表示するための確認用データを作成する確認用データ作成手段、前記確認用データに基づいて、前記確認画面を前記表示部に表示する表示手段、送信指示情報を取得する送信指示情報取得手段、前記ストロークデータを前記サーバへ送信するストロークデータ送信手段、として前記コンピュータを機能させるものであって、前記ストロークデータ保存手段は、前記ストロークデータに対応付けて、当該ストロークデータを前記サーバへ送信したか否かを示す情報を保存しており、前記ストロークデータ送信手段は、前記送信指示情報を取得した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータ保存手段を参照して、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信する
また、本発明の別の観点では、電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理するコンピュータにより実行されるプログラムにおいて、前記コンピュータは、表示部を備え、サーバと通信可能に接続されているものであって、前記プログラムは、前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するストロークデータを、前記電子ペンから取得するストロークデータ取得手段、前記ストロークデータを保存するストロークデータ保存手段、前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面を前記表示部に表示するための確認用データを作成する確認用データ作成手段、前記確認用データに基づいて、前記確認画面を前記表示部に表示する表示手段、サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータを当該サーバへ送信するストロークデータ送信手段、として前記コンピュータを機能させるものであって、前記ストロークデータ保存手段は、前記ストロークデータに対応付けて、当該ストロークデータを前記サーバへ送信したか否かを示す情報を保存しており、前記ストロークデータ送信手段は、所定時間を経過した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータ保存手段を参照して、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信する。
上記プログラムをコンピュータにより実行することにより、上述の端末装置を実現することができる。また、上述の端末装置の各態様も同様に実現することができる。
本発明のさらに別の観点では、電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理する処理システムにおいて、前記処理システムは、端末装置とサーバから構成されており、前記端末装置は、表示部と、前記電子ペンから、前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するストロークデータを取得する第1ストロークデータ取得手段と、前記ストロークデータを保存するストロークデータ保存手段と、前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面を前記表示部に表示するための確認用データを作成する確認用データ作成手段と、前記確認用データに基づいて、前記確認画面を前記表示部に表示する表示手段と、送信指示情報を取得する送信指示情報取得手段と、サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータを当該サーバへ送信するストロークデータ送信手段と、を備えており前記ストロークデータ保存手段は、前記ストロークデータに対応付けて、当該ストロークデータを前記サーバへ送信したか否かを示す情報を保存しており、前記ストロークデータ送信手段は、前記送信指示情報を取得した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータ保存手段を参照して、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信するものであり、前記サーバは、前記端末装置から、前記ストロークデータを取得するストロークデータ取得手段と、前記ストロークデータに基づいて、当該ストロークデータを解析した解析データを作成する解析データ作成手段と、前記解析データを保存する解析データ保存手段と、前記解析データに基づいて、所定の処理を実行する処理実行手段と、を備える。
上記のように構成された処理システムにおいて、利用者は、電子ペンを利用して電子ペン用帳票に記入を行う。すると、電子ペンは、記入内容に対応するストロークデータを取得し、近傍の端末装置に送信する。端末装置は、電子ペンからストロークデータを取得し、解析する前の状態で保存する。また、端末装置は、ストロークデータを解析することにより、電子ペンによる電子ペン用帳票への記入内容に対応する確認用データを作成する。そして、端末装置は、作成した確認用データに基づいて、ディスプレイ等の表示部に確認画面を表示する。さらに、端末装置は、ストロークデータの解析及び所定の処理の実行を行うサーバと通信可能となるように接続し、ストロークデータを当該サーバへ送信する。サーバは、端末装置から取得したストロークデータを解析し、解析データを作成する。そして、サーバは、解析データを保存した上で、当該解析データに基づいて所定の処理を実行する。このように、本発明の処理システムによれば、端末装置とサーバは常時通信可能に接続されている必要がなく、ネットワークが整備されていない環境であっても容易にストロークデータの送信をすることができる。また、端末装置がストロークデータを解析して確認画面を表示するため、利用者は、ストロークデータをサーバに送信する前に、自身が電子ペンにより電子ペン用帳票に記入した内容と、ストロークデータの解析結果とが相違ないか否かを容易に確認することができる。
さらに端末装置は、ストロークデータと、当該ストロークデータをサーバへ送信したか否かを示す情報を対応付けて保存している。利用者は、ストロークデータを送信する場合、端末装置を操作することにより送信指示情報を発信する。端末装置は、送信指示情報を取得する。ここで、送信指示情報を発信させる操作は任意である。端末装置は、送信指示情報を取得した場合に、その時点で未送信であるストロークデータを一括してサーバへ送信する。これによれば、利用者の任意のタイミングでストロークデータをサーバへ送信することができる。このように、ストロークデータを一括送信することで送信時間を短縮することができる。
本発明のさらに別の観点では、電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理する処理システムにおいて、前記処理システムは、端末装置とサーバから構成されており、前記端末装置は、表示部と、前記電子ペンから、前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するストロークデータを取得する第1ストロークデータ取得手段と、前記ストロークデータを保存するストロークデータ保存手段と、前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面を前記表示部に表示するための確認用データを作成する確認用データ作成手段と、前記確認用データに基づいて、前記確認画面を前記表示部に表示する表示手段と、サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータを当該サーバへ送信するストロークデータ送信手段と、を備えており、前記ストロークデータ保存手段は、前記ストロークデータに対応付けて、当該ストロークデータを前記サーバへ送信したか否かを示す情報を保存しており、前記ストロークデータ送信手段は、所定時間を経過した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータ保存手段を参照して、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信するものであり、前記サーバは、前記端末装置から、前記ストロークデータを取得するストロークデータ取得手段と、前記ストロークデータに基づいて、当該ストロークデータを解析した解析データを作成する解析データ作成手段と、前記解析データを保存する解析データ保存手段と、前記解析データに基づいて、所定の処理を実行する処理実行手段と、を備える。
上記のように構成された処理システムにおいて、利用者は、電子ペンを利用して電子ペン用帳票に記入を行う。すると、電子ペンは、記入内容に対応するストロークデータを取得し、近傍の端末装置に送信する。端末装置は、電子ペンからストロークデータを取得し、解析する前の状態で保存する。また、端末装置は、ストロークデータを解析することにより、電子ペンによる電子ペン用帳票への記入内容に対応する確認用データを作成する。そして、端末装置は、作成した確認用データに基づいて、ディスプレイ等の表示部に確認画面を表示する。さらに、端末装置は、ストロークデータの解析及び所定の処理の実行を行うサーバと通信可能となるように接続し、ストロークデータを当該サーバへ送信する。サーバは、端末装置から取得したストロークデータを解析し、解析データを作成する。そして、サーバは、解析データを保存した上で、当該解析データに基づいて所定の処理を実行する。このように、本発明の処理システムによれば、端末装置とサーバは常時通信可能に接続されている必要がなく、ネットワークが整備されていない環境であっても容易にストロークデータの送信をすることができる。また、端末装置がストロークデータを解析して確認画面を表示するため、利用者は、ストロークデータをサーバに送信する前に、自身が電子ペンにより電子ペン用帳票に記入した内容と、ストロークデータの解析結果とが相違ないか否かを容易に確認することができる。
さらに、前記ストロークデータ送信手段は、所定時間を経過した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信する。これによれば、端末装置は、予め設定された所定時間を経過したタイミングで、自動的にストロークデータをサーバへ送信することができる。このように、ストロークデータを自動的に一括送信することで送信時間を短縮することができる。
本発明は、ネットワークが整備されていない環境であっても、電子ペンを利用してデータの確認及び送信を行うことを可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。まず、本実施形態のシステムにおいて入力デバイスとして使用される電子ペンの概要について説明する。
[電子ペン]
図1は電子ペンの使用形態を模式的に示す図であり、図2は電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。図1に示すように、電子ペン10は、ドットパターンが印刷された専用ペーパー20と組み合わせて使用される。電子ペン10は、通常のインクペンと同様のペン先部17を備えており、利用者は通常のインクペンと同様に専用ペーパー20上に文字などを書くことになる。
図2に示すように、電子ペン10は、その内部にプロセッサ11、メモリ12、データ通信ユニット13、バッテリー14、LED15、カメラ16及び圧力センサ18を備える。また、電子ペン10は通常のインクペンと同様の構成要素としてインクカートリッジ(図示せず)などを有する。
電子ペン10は、ペン先部17により専用ペーパー20上に描かれたインクの軌跡をデータ化するのではなく、専用ペーパー20上で電子ペン10が移動した軌跡座標をデータ化する。LED15が専用ペーパー20上のペン先部17近傍を照明しつつ、カメラ16が専用ペーパー20に印刷されているドットパターンを読み取り、データ化する。つまり、電子ペン10は専用ペーパー20上で利用者が電子ペン10を移動させることにより生じるストロークを画像データ又はベクトルデータとして取得することができる。
圧力センサ18は、利用者が電子ペン10により専用ペーパー上に文字などを書く際にペン先部17に与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、プロセッサ11へ供給する。プロセッサ11は、圧力センサ18から与えられる筆圧データに基づいて、LED15及びカメラ16のスイッチオン/オフの切換を行う。即ち、利用者が電子ペン10で専用ペーパー20上に文字などを書くと、ペン先部17には筆圧がかかる。よって、所定値以上の筆圧が検出されたときに、利用者が記述を開始したと判定して、LED15及びカメラ16を作動する。
カメラ16は専用ペーパー20上のドットパターンを読み取り、そのパターンデータをプロセッサ11に供給する。プロセッサ11は、供給されたドットパターンから、専用ペーパー20上でのX/Y座標を算出する。
プロセッサ11は、利用者の記述が行われる間に、筆圧の配列データ及びX/Y座標データを取得し、タイムスタンプ(時間情報)と関連付けてメモリ12に記憶していく。よって、メモリ12内には利用者の記述内容に対応するデータが時系列で記憶されていく。メモリ12の容量は例えば1Mバイト程度とすることができる。
利用者により送信指示がなされるまでは、取得された全てのデータはメモリ12内に保持される。そして、利用者が送信指示を行うと、データ通信ユニット13により、電子ペン10と所定距離内にある端末装置25へメモリ12内のデータが送信される。基本的には、一度送信指示がなされると、電子ペン10はメモリ12内に記憶していた全てのデータを端末装置25へ送信するため、メモリ12内はクリアされる。よって、送信後にもう一度同じ情報を端末装置25へ送信したい場合には、利用者は専用ペーパー20上に再度記述を行う必要がある。なお、この場合、利用者は専用ペーパー20上にインクペンで書かれた文字などをなぞればよいことになる。
送信指示その他の指示は、利用者が専用ペーパー20上の所定位置に設けられた専用ボックスを電子ペン10でチェックすることにより実行される。専用ボックスの位置座標には、予め送信指示が対応付けられており、プロセッサ11は専用ボックスの位置座標を受信すると、データ通信ユニット13にメモリ12内のデータを供給し、端末装置25への送信を行わせる。なお、電子ペン10は、データの送信完了を電子ペンの振動により示すことができる。また、電子ペン10自体が、送信機能を搭載していることとしてもよい。
バッテリー14は電子ペン10内の各要素に電源供給するためのものであり、例えば電子ペンのキャップ(図示せず)により電子ペン10自体の電源のオン/オフを行うことができる。
このように、電子ペン10は利用者が専用ペーパー20上に記述した文字などに対応する座標データ及び筆圧データを取得して近傍の端末装置25へ送信する機能を有するが、電子ペン10のペン先部17は通常のインクペンとなっているため、専用ペーパー20上に記述した内容はオリジナルの原本として残るという特徴がある。即ち、紙の原本に対して記述するのと同時に、その内容を座標データなどの形態でリアルタイムに電子化することができる。
なお、電子ペン10の標準機能によれば、電子ペン10により得られるデータは、原則として座標データ又はベクトルデータの形態であり、テキストデータではない。但し、電子ペン10は標準機能として、専用ペーパー20上に設けられた専用エリアに記述することにより、英数字に限りテキスト化する機能は備えている。
また、電子ペン10内には、ペン自体及びその所有者に関するプロパティ情報(ペン情報及びペン所有者情報)を保持することができ、アプリケーションから参照することができる。ペン情報としては、バッテリーレベル、ペンID、ペン製造者番号、ペンソフトウェアのバージョン、サブスクリプションプロバイダのIDなどを保持できる。また、ペン所有者情報としては、国籍、言語、タイムゾーン、emailアドレス、空きメモリ容量、名称、住所、ファックス/電話番号、携帯電話番号などを保持することができる。
なお、上記の例におけるデータ通信ユニット13では、Bluetooth(登録商標)の無線伝送、USBケーブルを使用した有線伝送、端子などの接触によるデータ伝送など、各種の方法によって電子ペン10から端末装置25へのデータ送信を行うことが考えられる。
次に、電子ペンにより利用者が記述した内容のX/Y座標データを取得する方法について説明する。前述のように専用ペーパー20には、所定のドットパターンが印刷されている。電子ペン10のカメラ16は、利用者が専用ペーパー20上に記述したインクの軌跡を読み取るのではなく、専用ペーパー20上のドットパターンを読み取る。実際、図1に示すように、LED15による照明エリア及びカメラ16の撮影エリア(照明エリア内に位置する)は、ペン先部17が専用ペーパー20に接触する位置とはずれている。
ドットパターンはカーボンを含む専用インキなどで印刷されており、カメラ16はその専用インキによるパターンのみを認識することができる。専用インキ以外のインキ(カーボンを含まない)により、専用ペーパー上に罫線や枠などを印刷しても、電子ペンはそれらを認識することはない。よって、専用ペーパーを利用して各種申込書などの帳票を作成する際は、専用インキ以外のインキで入力枠や罫線、注意書きなどを印刷する。
ドットパターンは、図3に例示するように、各ドットの位置がデータに対応付けされている。図3の例では、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右にシフトすることにより、0〜3の2ビット情報を表示した例である。このようにして表現された情報の組合せにより、専用ペーパー上の位置座標が決定される。図4(a)に例示するように、縦横2mmの範囲内に36個のドットが格子状に配置され、これらのドットにより示されるデータの配列(図4(b))が、その専用ペーパー上の位置座標と対応付けされている。よって、電子ペン10のカメラ16が図4(a)に示すようなドットパターンを撮影すると、プロセッサ11はカメラ16から入力されるドットパターンのデータに基づいて図4(b)に示すデータ配列を取得し、それに対応する専用ペーパー上の位置座標(即ち、そのドットパターンがその専用ペーパー上のどの位置にあるのか)をリアルタイムで算出する。なお、ドットパターンを認識する最小単位は2mm×2mmであり、カメラ16は毎秒100回程度の撮影を行う。
次に、専用ペーパーについて説明する。専用ペーパーの構造の一例を図5に示す。図示のように、専用ペーパー20は、台紙30上にドットパターン32が印刷され、その上に罫線などの図案34が印刷されている。台紙30は通常は紙であり、ドットパターン32は前述のようにカーボンを含んだ専用インキにより印刷される。また、通常のインキなどにより図案34が印刷される。ドットパターンと図案とは同時に印刷してもよいし、いずれかを先に印刷してもよい。
図案34の例を図6に示す。図6は、ある申込書36の例であり、複数の記入欄38や送信ボックス39が印刷されている。図6には明確に図示されておらず、詳細は後述するが、実際にはドットパターンが申込書36の全面に印刷されており、その上に記入欄38や送信ボックス39が通常のインキにより印刷されている。利用者は、ドットパターンを意識することなく、従来からある申込書と同様に、電子ペン10を使用して必要事項を申込書36の各記入欄38に記入すればよい。
専用ペーパー20上のエリアは大きく2種類のエリアに分けることができる。1つは記入エリアであり、電子ペン10による記述内容をそのまま情報として取り扱うエリアである。図6の例では複数の記入欄38がこれに該当する。もう1つは機能エレメントであり、対応するエリア内を電子ペン10でチェックした際に、予めそのエリアに対して定義されているアクション、指示などを実行するようになっている。図6の例における送信ボックス39がこれに該当する。
送信ボックス39は前述したように電子ペン10内に記憶されているデータを近傍の端末装置25へ送信するための指示を行う際に使用される。利用者が送信ボックス39内に電子ペン10でチェックを入れると、電子ペン10が送信ボックス内のドットパターンを読み取る。当該パターンは送信指示に対応付けられており、電子ペン10内のプロセッサ11はデータ通信ユニット13にメモリ12内の記憶データの送信命令を発する。
ドットパターンの割り当ては、通常、アプリケーション(用紙の種類)毎に行われる。即ち、ある申込書内のドットパターンは1枚の用紙の中で重複することはないが、同一の申込書には全て同じドットパターンが印刷されている。よって、利用者が電子ペン10で必要事項を入力すると、その入力事項がその申込書のどの項目に対するものであるかを、申込書上の座標データから特定することができる。
このように、ドットパターンを印刷した専用ペーパー上に所定の図案を印刷することにより、専用ペーパーを利用した各種申込書が作成できる。利用者は電子ペン10を使用して通常の要領で必要事項を記入すれば、その電子データが自動的に取得される。
上記の例では、ドットパターンは専用ペーパー上にカーボンを含むインキにより印刷されているが、プリンタ及びカーボンを含むインクを使用してドットパターンを通常の紙上にプリントすることも可能である。さらに、専用ペーパー上の図案も印刷ではなく、プリンタにより形成することも可能である。ドットパターンをプリンタにより紙上に形成する場合には、1枚1枚に異なるドットパターンを形成することが可能である。よって、形成されたドットパターンの違いにより、それらの用紙1枚1枚を識別し、区別することが可能となる。
なお、本明細書においては、「印刷」の語は、通常の印刷のみならず、プリンタによるプリントも含む概念とする。
次に、電子ペンにより取得したデータの送信処理について図2を参照して説明する。電子ペン10が取得したデータは、主として利用者が入力した事項のデータであるが、通常はそのデータの送信先であるサービスサーバがどこであるかの情報は含まれていない。その代わりに、その専用ペーパーに関するアプリケーションやサービスを特定する情報が専用ペーパー上のドットパターンに含まれており、利用者の入力作業中に専用ペーパーからその情報が取得されている。よって、電子ペン10からストロークデータを受け取った端末装置25は、まず、問い合わせサーバ26に対して、その専用ペーパーに対して入力されたデータをどのサービスサーバ27へ送信すべきかの問い合わせを行う。問い合わせサーバ26は、専用ペーパー毎に、対応するサービスサーバの情報を有しており、端末装置25からの問い合わせに応じて、当該専用ペーパーに関するサービスなどを行うサービスサーバ27の情報(URLなど)を端末装置25へ回答する。それから、端末装置25は、電子ペンから取得したストロークデータをそのサービスサーバ27へ送信することになる。
なお、上記の例では端末装置25、問い合わせサーバ26及びサービスサーバ27が別個に構成されているが、これらの幾つか又は全てを1つの装置として構成することも可能である。本実施形態において後述するサーバは、問い合わせサーバ26及びサービスサーバ27を兼ねていることとしている。
[処理システム]
次に、本実施形態における処理システムについて説明する。図7に処理システム100の概略構成を示す。図7に示す処理システムは、ネットワーク環境が整備されていない場合であっても、電子ペン10を利用したデータの送信及び確認を可能とするシステムである。なお、本実施形態では、専用ペーパーとして、図8(a)に示すような電子ペン用帳票(以下、「帳票」と呼ぶ。)3を使用するものとする。
図7に示すように、処理システム100は、端末装置25及びサーバ5がネットワーク2を通じて接続されることにより構成される。ここで、ネットワーク2の1つの好適な例はインターネットである。
端末装置25は、ディスプレイ等の表示部を備え、電子ペン10やサーバ5とデータの授受が可能であって、必要に応じて、OCR(Optical Character Recognition)等の文字認識処理によりストロークデータをテキストデータに変換する機能を有する。端末装置25としては、例えば、利用者が使用するパーソナルコンピュータや携帯電話等が挙げられる。
端末装置25は、帳票3への記入内容に対応するストロークデータを電子ペン10から取得し、ローカルDBに保存する。端末装置25に接続されたローカルDBは、データ破損の危険性回避のため、第1ローカルDB4a及び第2ローカルDB4bの2つから構成されており、ストロークデータは双方に保存される。なお、第1ローカルDB4a及び第2ローカルDB4bを総称して「ローカルDB4」と呼ぶ。
なお、本実施形態では、データ破損の危険性回避のため、2つのローカルDB4にストロークデータを保存することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ストロークデータの保存場所が2箇所以上であればよい。そのため、ストロークデータを、端末装置25内部のHDD(Hard Disc Drive)と外付けのHDDの2箇所に保存することとしてもよい。
ここで、ストロークデータとは、電子ペン10による帳票3へのストローク(軌跡)に対応する座標データと、記入時刻である時間情報とを関連付けたデータである。利用者が電子ペン10で帳票3に記入することにより、帳票3上のドットパターンに対応した位置座標を示す座標データと、ストロークの記入時刻である時間情報とが関連付けられ、ストロークデータとして電子ペン10により取得される。
また、端末装置25は、ストロークデータを解析することにより、帳票3への記入内容に対応する確認画面を表示するための確認用データを取得する。そして、端末装置25は、確認用データに基づいて確認画面を表示する。なお、確認用データは、帳票3への記入内容を確認する確認画面を表示する基となるデータであれば、イメージデータ及びテキストデータのいずれであってもよい。利用者の所定の操作により確認画面が閉じられると、端末装置25は、確認用データを消去する。また、端末装置25は、利用者による送信指示情報を受信すると、ネットワーク2を介してサーバ5と通信可能となるように接続し、ストロークデータを送信する。この場合、送信指示情報を受信する前に取得した未送信のストロークデータを全て一括してサーバ5へ送信する。このように、端末装置25とサーバ5が接続されているときに複数のストロークデータを一括送信するため、端末装置25とサーバ5が常時接続されている必要はない。よって、ネットワーク環境が完全に整備されていない場合であっても、データを送信することができる。また、ストロークデータの保存及び送信確認については、ネットワーク2を介さず、端末装置25で完結した処理とすることができる。
サーバ5は、端末装置25から取得したストロークデータを解析し、帳票3への記入内容に対応するイメージデータ又はテキストデータを解析データとして作成する。そして、サーバ5は、解析データを解析結果DB6に保存すると共に、当該解析データに基づいて所定の処理を実行する。
ここで、図8を参照し、帳票3について詳しく説明する。図8は、本実施形態で使用される帳票3の例である。帳票3は商品の注文票であって、図8(a)に示すように、利用者ID、商品名、価格、送付先、氏名等をそれぞれ記入する利用者ID項目42、商品名項目43、価格項目44、送付先項目45、氏名項目46等が設けられている。図8(b)は、各項目に対応する座標データを説明する図である。図示のように、本実施形態では、左上頂点座標及び右下頂点座標により、帳票3に印刷されたドットパターン上における各項目の配置を示している。そのため、帳票3に印刷されたドットパターン上において、利用者ID項目42の配置を示す座標データは「(x1,y1)〜(x2,y2)」となる。同様に、帳票3に印刷されたドットパターン上において、商品名項目43の配置を示す座標データは「(x3,y3)〜(x4,y4)」となる。
ここで、本実施形態の処理システム100によるデータの確認、送信及び処理実行の流れについて説明する。
利用者は、電子ペン10を使用して、帳票3に設けられた各項目に必要事項を記入する。記入が完了すると、利用者は、電子ペン10が取得したストロークデータを端末装置25へ送信する。つまり、電子ペン10は、帳票3への記入内容に対応するストロークデータを端末装置25へ送信する。なお、ストロークデータを送信する方法としては、帳票3上に設けられた送信ボックス39にチェックマークを記入する、電子ペン10に搭載された送信機能を所定の操作により実行する等任意の方法を適用することができる。
電子ペン10からストロークデータを取得すると、端末装置25は、第1ローカルDB4a及び第2ローカルDB4b双方に当該ストロークデータを保存する。そして、端末装置25は、帳票3に設けられた項目と項目の座標データを対応付けた座標テーブルを参照することにより、ストロークデータを解析して確認用データを作成する。さらに、端末装置25は、確認用データに基づいてディスプレイ等の表示部に確認画面を表示する。つまり、端末装置25は、送信前に利用者がストロークデータを確認できるよう、確認用データを作成して一時的にメモリに記憶し、確認画面を表示させる。これにより、利用者は、ストロークデータを解析した結果と、自身が電子ペン10により帳票3に記入した内容とが相違ないかを確認することができる。利用者により確認画面が閉じられると、端末装置25は、メモリから確認用データを消去する。そして、利用者からの送信指示情報を受信すると、端末装置25は、ネットワーク2を介してサーバ5と通信可能となるように接続し、未送信のストロークデータを一括して送信する。
端末装置25からストロークデータを取得すると、サーバ5は、当該ストロークデータを解析することにより、帳票3への記入内容に対応するイメージデータ又はテキストデータを解析データとして取得する。そして、サーバ5は、解析データを解析結果DB6に保存する。また、サーバ5は、解析データに基づいて所定の処理を実行する。
このように、端末装置25が確認画面を表示することで、ストロークデータをサーバ5へ送信する前に、利用者は、当該ストロークデータの解析結果を確認することができる。つまり、利用者は、ストロークデータに基づいて、帳票3上に記入した内容と相違ないイメージデータ又はテキストデータとして処理されるか否かを、送信する前に近傍の端末装置25で確認することができる。
また、ストロークデータを任意のタイミングで一括送信することができるため、端末装置25とサーバ5が常時接続されている必要はない。よって、ネットワーク環境が完全に整備されていない場合であっても、データの確認及び送信をすることができる。
[端末装置]
次に、端末装置25について図9を参照して詳しく説明する。図9は、処理システム100における端末装置25及びサーバ5の内部構成を示す。
図示のように、端末装置25は、確認処理プログラム101、ストロークデータ取得機能102、ストロークデータ保存機能103、確認用データ作成機能104、確認画面表示機能105、確認用データ消去機能106及びストロークデータ送信機能107を有する。なお、各機能は、端末装置25が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
確認処理プログラム101は、電子ペン10から取得したストロークデータを、解析する前の状態で第1ローカルDB4a及び第2ローカルDB4bに分割して保存するプログラムである。また、確認処理プログラム101は、ストロークデータを解析して確認用データを作成し、ディスプレイ等の表示部に確認画面を表示するプログラムである。また、確認処理プログラム101は、確認画面を閉じた段階で、確認用データを消去し、ストロークデータをサーバ5へ送信するプログラムである。
ストロークデータ取得機能102は、確認処理プログラム101を実行することにより、利用者が電子ペン10を使用して帳票3に記入した内容に対応するストロークデータを取得する機能である。
ストロークデータ保存機能103は、ストロークデータ取得機能102が取得したストロークデータを、第1ローカルDB4a及び第2ローカルDB4bに保存する機能である。ここで、ローカルDB4について、図10を参照して説明する。図10は、ローカルDB4のデータ構造を模式的に示す図である。図示のように、ローカルDB4は、ストロークID、ストロークデータ及び送信の項目から構成されている。ストロークIDとは、ローカルDB4に保存されるストロークデータを識別する通し番号である。ストロークデータとは、帳票3への記入内容に対応するものであって、ドットパターン上の位置座標と記入時刻とが関連付けされたデータである。送信とは、ストロークデータをサーバ5に送信済であるか否かを示す情報であって、送信項目には便宜上、送信済である場合は「済」、未送信である場合は「未」が記憶されている。第1ローカルDB4a及び第2ローカルDB4bは同様のデータ構造であって、ストロークデータ保存機能103は、データ破損の危険性を回避するため、ストロークデータを2つの第1ローカルDB4a及び第2ローカルDB4bに保存する。
なお、ストロークデータ保存機能103は、ストロークデータを保存する際、情報漏洩に配慮した策を講じることとしてもよい。例えば、ストロークデータ自体を復元しにくいように、複数分割や暗号化を施した上で保存することとしてもよい。
確認用データ作成機能104は、ストロークデータ取得機能102が取得したストロークデータを解析して確認用データを作成する機能である。確認用データとは、ストロークデータの解析結果であって、帳票3への記入内容を示す確認画面の基になるデータである。本実施形態において確認用データ作成機能104は、座標テーブル記憶機能、項目ストロークデータ抽出機能及びテキストデータ取得機能を有している。
座標テーブル記憶機能は、ストロークデータに基づいて確認用データを作成するために参照する座標テーブルを記憶する機能である。ここで、座標テーブルについて、図11を参照して説明する。図11は、座標テーブルのデータ構造を模式的に示す図である。図示のように、座標テーブルは、項目ID、項目名及び座標データの項目から構成されている。項目IDは、帳票3に設けられた各項目を識別する情報である。項目名は、帳票3に設けられた各項目の名称である。座標データは、帳票3に印刷されたドットパターン上における各項目の配置を示す位置座標である。本実施形態では、上述のように、各項目の左上頂点座標及び右下頂点座標により、四角形である各項目のドットパターン上の配置を示している。
項目ストロークデータ抽出機能は、座標テーブル記憶機能が記憶している座標テーブルを参照することにより、ストロークデータ取得機能102が取得したストロークデータから、帳票3の各項目への記入内容にそれぞれ対応する項目ストロークデータを抽出する機能である。図11に示すように、座標テーブルは、帳票3上の項目とその座標データを対応付けて記憶しているため、項目ストロークデータ抽出機能は、座標テーブルに基づいてストロークデータから項目ストロークデータを容易に抽出することができる。
テキストデータ取得機能は、項目ストロークデータに基づいて文字認識を行うことによりテキストデータを取得する機能である。確認用データ作成機能104は、テキストデータ取得機能が取得したテキストデータに基づいて確認用データを作成する。作成した確認用データは、一時的にメモリに保存される。
なお、本実施形態において確認用データ作成機能104は、ストロークデータを文字認識することによりテキストデータを取得し、当該テキストデータに基づいて確認用データを作成することとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、ストロークデータに基づいてイメージデータを取得し、当該イメージデータに基づいて確認用データを作成することとしてもよい。この場合、確認用データ作成機能104は、ストロークデータに基づいて、電子ペン10による帳票3への記入内容をイメージ化したイメージデータを取得するイメージデータ取得機能を有する。
確認画面表示機能105は、確認用データ作成機能104が作成した確認用データに基づいて、ディスプレイ等の表示部に確認画面を表示する機能である。これにより、利用者は、ストロークデータを送信する前に確認画面によって、当該ストロークデータの解析結果と、自身が電子ペン10により帳票3に記入した内容とが相違ないか否かを確認することができる。
確認用データ消去機能106は、利用者により確認画面が閉じられた段階で、一時的にメモリに保存された確認用データを完全に消去する機能である。
ストロークデータ送信機能107は、ネットワーク2を介してサーバ5と通信可能となるように接続し、未送信のストロークデータを一括してサーバ5へ送信する機能である。本実施形態において、ストロークデータ送信機能107は、送信指示情報取得機能を有する。送信指示情報取得機能は、利用者が所定の操作により発信した送信指示情報を取得する機能である。ストロークデータ送信機能107は、送信指示情報取得機能が送信指示情報を取得した場合に、ネットワーク2を介してサーバ5と接続し、未送信のストロークデータを一括送信する。また、ストロークデータ送信機能107は、ローカルDB4において、送信したストロークデータに対応する送信項目を「済」に書き換える。なお、予め接続するサーバ5の設定及びストロークデータを送信するフォルダの設定はしているものとする。また、利用者が送信指示情報を発信する操作は、所定のボタンの押下等任意に設定できるものとする。
なお、本実施形態では、電子ペン10からストロークデータを取得すると、自動的にストロークデータの保存及び確認用データの作成を行うこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用者からの保存指示情報を取得した後に行うこととしてもよい。換言すると、端末装置25は、利用者からの保存指示情報を取得した場合に、ストロークデータの保存及び確認用データの作成を行うこととしてもよい。なお、利用者が保存指示情報を発信する操作は、所定のボタンの押下等任意に設定できるものとする。
また、本実施形態では、利用者からの送信指示情報を取得した場合に、未送信のストロークデータを一括送信することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用者からの送信指示情報によらず、一定時間経過後自動的に未送信のストロークデータを一括送信することとしてもよい。
[サーバ]
次に、サーバ5について図9を参照して詳しく説明する。
図示のように、サーバ5は、処理実行プログラム201、ストロークデータ取得機能202、解析データ作成機能203、解析データ保存機能204及び処理実行機能205を有する。なお、各機能は、サーバ5が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
処理実行プログラム201は、端末装置25から取得したストロークデータを解析して解析データを作成し、解析結果DB6に保存するプログラムである。また、処理実行プログラム201は、解析データに基づいて所定の処理を実行するプログラムである。
ストロークデータ取得機能202は、ネットワーク2を介して端末装置25と通信可能に接続されている場合に、端末装置25からストロークデータを取得する機能である。取得するストロークデータは、利用者が電子ペン10を使用して帳票3に記入した内容に対応するデジタルデータである。
解析データ作成機能203は、ストロークデータ取得機能202が取得したストロークデータを解析して解析データを作成する機能である。本実施形態において解析データ作成機能203は、座標テーブル記憶機能、項目ストロークデータ抽出機能及びテキストデータ取得機能を有している。
座標テーブル記憶機能は、ストロークデータに基づいて解析データを作成するために参照する座標テーブルを記憶する機能である。座標テーブルは、上述した端末装置25に記憶されている座標テーブルと同様であるため、便宜上説明は省略する。
項目ストロークデータ抽出機能は、座標テーブル記憶機能が記憶している座標テーブルを参照することにより、ストロークデータ取得機能202が取得したストロークデータから、帳票3の各項目への記入内容にそれぞれ対応する項目ストロークデータを抽出する機能である。図11に示すように、座標テーブルは、帳票3上の項目とその座標データを対応付けて記憶しているため、項目ストロークデータ抽出機能は、座標テーブルに基づいてストロークデータから項目ストロークデータを容易に抽出することができる。
テキストデータ取得機能は、項目ストロークデータに基づいて文字認識を行うことによりテキストデータを取得する機能である。解析データ作成機能203は、テキストデータ取得機能が取得したテキストデータに基づいて解析データを作成する。作成した解析データは、一時的にメモリに保存される。
なお、本実施形態において解析データ作成機能203は、ストロークデータを文字認識することによりテキストデータを取得し、当該テキストデータに基づいて解析データを作成することとしている。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、ストロークデータに基づいてイメージデータを取得し、当該イメージデータに基づいて解析データを作成することとしてもよい。この場合、解析データ作成機能203は、ストロークデータに基づいて、電子ペン10による帳票3への記入内容をイメージ化したイメージデータを取得するイメージデータ取得機能を有する。
解析データ保存機能204は、解析データ作成機能203が作成した解析データを、解析結果DB6に保存する機能である。
処理実行機能205は、解析データ作成機能203が作成した解析データに基づいて所定の処理を実行する機能である。所定の処理は、任意に設定することができる。
[確認処理]
次に、上述の処理システム100を構成する端末装置25により実行される確認処理について説明する。図12は、確認処理のフローチャートである。
利用者は、まず、電子ペン10を使用して、図8に示すような帳票3の各項目に必要事項を記入する。すると、電子ペン10は、帳票3への記入内容に対応するストロークデータを取得し、近傍の端末装置25へ送信する。換言すると、端末装置25は、電子ペン10から、帳票3への記入内容に対応するストロークデータを取得する(ステップS1)。
端末装置25は、電子ペン10から取得したストロークデータを、解析する前の状態で第1ローカルDB4a及び第2ローカルDB4bの双方に保存する(ステップS2)。また、端末装置25は、図11に示すような座標テーブルを参照してストロークデータを解析することで、確認用データを作成する(ステップS3)。さらに、端末装置25は、作成した確認用データをメモリに一時的に保存し、当該確認用データに基づいてディスプレイ等に確認画面を表示する(ステップS4)。確認画面により、利用者は、電子ペン10により帳票3に記入した内容と、ストロークデータを解析した結果とが相違ないか否かを確認することができる。確認画面を閉じた段階で、端末装置25は、確認用データをメモリから消去する(ステップS5)。即ち、サーバ5へ送信するデータとしては、端末装置25上にストロークデータしか存在させないようにする。
利用者は、確認画面により確認したストロークデータを送信する場合、端末装置25を操作して送信指示情報を発信する。端末装置25は、送信指示情報を取得すると、ネットワーク2を介してサーバ5と通信可能となるように接続する。そして、端末装置25は、ローカルDB4を参照し、未送信であるストロークデータを一括してサーバ5へ送信する(ステップS6)。端末装置25は、ローカルDB4において、送信したストロークデータに対応する送信項目を「済」に書き換える。これにより、端末装置25による確認処理は完了する。
なお、サーバ5は、端末装置25から取得したストロークデータに基づいて、座標テーブルを参照することにより解析データを作成し、解析結果DB6に保存する。また、サーバ5は、作成した解析データに基づいて所定の処理を実行する。
本実施形態の処理システム100によれば、ローカル環境(端末装置25)にストロークデータを保存し、任意のタイミングで一括してストロークデータをサーバ5へ送信することで、端末装置25とサーバ5が常時通信可能に接続されている必要がなく、ネットワークが整備されていない環境であっても容易にストロークデータの送信をすることができる。さらに、ストロークを一括送信することで送信時間を短縮することができる。また、端末装置25がストロークデータを解析して確認画面を表示するため、利用者は、ストロークデータをサーバ5へ送信する前に、自身が電子ペン10により帳票3に記入した内容と、ストロークデータの解析結果とが相違ないか否かを容易に確認することができる。このように、送信時間の短縮及びローカル環境での確認を実現することで、サーバ5において所定の処理を実行する前の受付時間を短縮することができる。
また、端末装置25は、ストロークデータを解析した確認用データを、確認画面を閉じた段階で消去し、端末装置25上に残さない。即ち、ローカルDB4に保存するのは解析していない状態のストロークデータのみである。このように、本実施形態の処理システム100では、ローカル環境(端末装置25)にデータを保存することによる情報漏洩リスクを配慮した仕組みを実現している。
本発明は、ネットワークが整備されていない環境でもデータの送信及び確認が可能な、電子ペンを利用した処理システムとして利用することができる。
電子ペンの使用形態を模式的に示す図である。 電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。 専用ペーパーに印刷されたドットパターンによる情報の表現方法を説明する図である。 ドットパターン及びそれに対応する情報の例である。 専用ペーパーにより構成される帳票の構造を示す。 電子ペン用帳票の例を示す。 処理システムの概略構成を示す。 本実施形態で使用する電子ペン用帳票の例である。 処理システムに含まれる端末装置及びサーバの機能ブロック図である。 ローカルDBのデータ構造を模式的に示す図である。 座標テーブルのデータ構造を模式的に示す図である。 確認処理のフローチャートである。
符号の説明
2…ネットワーク
3…電子ペン用帳票
4a…第1ローカルDB
4b…第2ローカルDB
5…サーバ
6…解析結果DB
10…電子ペン
11…プロセッサ
12…メモリ
13…データ通信ユニット
14…バッテリー
25…端末装置
26…問い合わせサーバ
27…サービスサーバ
100…処理システム

Claims (9)

  1. 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理する端末装置において、
    前記端末装置は、
    表示部と、
    前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するストロークデータを、前記電子ペンから取得するストロークデータ取得手段と、
    前記ストロークデータを保存するストロークデータ保存手段と、
    前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面を前記表示部に表示するための確認用データを作成する確認用データ作成手段と、
    前記確認用データに基づいて、前記確認画面を前記表示部に表示する表示手段と、
    送信指示情報を取得する送信指示情報取得手段と、
    サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータを当該サーバへ送信するストロークデータ送信手段と備え
    前記ストロークデータ保存手段は、前記ストロークデータに対応付けて、当該ストロークデータを前記サーバへ送信したか否かを示す情報を保存しており、
    前記ストロークデータ送信手段は、前記送信指示情報を取得した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータ保存手段を参照して、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信することを特徴とする端末装置。
  2. 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理する端末装置において、
    前記端末装置は、
    表示部と、
    前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するストロークデータを、前記電子ペンから取得するストロークデータ取得手段と、
    前記ストロークデータを保存するストロークデータ保存手段と、
    前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面を前記表示部に表示するための確認用データを作成する確認用データ作成手段と、
    前記確認用データに基づいて、前記確認画面を前記表示部に表示する表示手段と、
    サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータを当該サーバへ送信するストロークデータ送信手段とを備え、
    前記ストロークデータ保存手段は、前記ストロークデータに対応付けて、当該ストロークデータを前記サーバへ送信したか否かを示す情報を保存しており、
    前記ストロークデータ送信手段は、所定時間を経過した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータ保存手段を参照して、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信することを特徴とする端末装置。
  3. 前記確認画面の表示を終了すると、当該確認画面の基になる確認用データを消去する消去手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の端末装置。
  4. 前記端末装置は、
    前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するイメージデータを取得するイメージデータ取得手段をさらに備え、
    前記確認用データ作成手段は、前記イメージデータに基づいて、前記確認用データを作成することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の端末装置。
  5. 前記電子ペン用帳票は、前記電子ペンによって記入される複数の項目を有しており、
    前記端末装置は、
    前記項目と、前記ドットパターン上における前記項目の位置座標である座標データとを対応付けた座標テーブルを記憶する座標テーブル記憶手段と、
    前記座標テーブルを参照することにより、前記ストロークデータ取得手段が取得したストロークデータから、各項目への記入内容にそれぞれ対応する項目ストロークデータを抽出する項目ストロークデータ抽出手段と、
    前記項目ストロークデータを文字認識することにより、各項目への記入内容に対応するテキストデータを取得するテキストデータ取得手段と、をさらに備え、
    前記確認用データ作成手段は、前記テキストデータに基づいて、前記確認用データを作成することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の端末装置。
  6. 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理するコンピュータにより実行されるプログラムにおいて、
    前記コンピュータは、表示部を備え、サーバと通信可能に接続されているものであって、
    前記プログラムは、
    前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するストロークデータを、前記電子ペンから取得するストロークデータ取得手段、
    前記ストロークデータを保存するストロークデータ保存手段、
    前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面を前記表示部に表示するための確認用データを作成する確認用データ作成手段、
    前記確認用データに基づいて、前記確認画面を前記表示部に表示する表示手段、
    送信指示情報を取得する送信指示情報取得手段、
    前記ストロークデータを前記サーバへ送信するストロークデータ送信手段、として前記コンピュータを機能させるものであって、
    前記ストロークデータ保存手段は、前記ストロークデータに対応付けて、当該ストロークデータを前記サーバへ送信したか否かを示す情報を保存しており、
    前記ストロークデータ送信手段は、前記送信指示情報を取得した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータ保存手段を参照して、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信することを特徴とするプログラム。
  7. 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理するコンピュータにより実行されるプログラムにおいて、
    前記コンピュータは、表示部を備え、サーバと通信可能に接続されているものであって、
    前記プログラムは、
    前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するストロークデータを、前記電子ペンから取得するストロークデータ取得手段、
    前記ストロークデータを保存するストロークデータ保存手段、
    前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面を前記表示部に表示するための確認用データを作成する確認用データ作成手段、
    前記確認用データに基づいて、前記確認画面を前記表示部に表示する表示手段、
    サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータを当該サーバへ送信するストロークデータ送信手段、として前記コンピュータを機能させるものであって、
    前記ストロークデータ保存手段は、前記ストロークデータに対応付けて、当該ストロークデータを前記サーバへ送信したか否かを示す情報を保存しており、
    前記ストロークデータ送信手段は、所定時間を経過した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータ保存手段を参照して、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信することを特徴とするプログラム。
  8. 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理する処理システムにおいて、
    前記処理システムは、端末装置とサーバから構成されており、
    前記端末装置は、
    表示部と、
    前記電子ペンから、前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するストロークデータを取得する第1ストロークデータ取得手段と、
    前記ストロークデータを保存するストロークデータ保存手段と、
    前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面を前記表示部に表示するための確認用データを作成する確認用データ作成手段と、
    前記確認用データに基づいて、前記確認画面を前記表示部に表示する表示手段と、
    送信指示情報を取得する送信指示情報取得手段と、
    サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータを当該サーバへ送信するストロークデータ送信手段と、を備えており
    前記ストロークデータ保存手段は、前記ストロークデータに対応付けて、当該ストロークデータを前記サーバへ送信したか否かを示す情報を保存しており、
    前記ストロークデータ送信手段は、前記送信指示情報を取得した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータ保存手段を参照して、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信するものであり、
    前記サーバは、
    前記端末装置から、前記ストロークデータを取得するストロークデータ取得手段と、
    前記ストロークデータに基づいて、当該ストロークデータを解析した解析データを作成する解析データ作成手段と、
    前記解析データを保存する解析データ保存手段と、
    前記解析データに基づいて、所定の処理を実行する処理実行手段と、を備えることを特徴とする処理システム。
  9. 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を処理する処理システムにおいて、
    前記処理システムは、端末装置とサーバから構成されており、
    前記端末装置は、
    表示部と、
    前記電子ペンから、前記電子ペン用帳票への記入内容に対応するストロークデータを取得する第1ストロークデータ取得手段と、
    前記ストロークデータを保存するストロークデータ保存手段と、
    前記ストロークデータに基づいて、前記電子ペン用帳票への記入内容を示す確認画面を前記表示部に表示するための確認用データを作成する確認用データ作成手段と、
    前記確認用データに基づいて、前記確認画面を前記表示部に表示する表示手段と、
    サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータを当該サーバへ送信するストロークデータ送信手段と、を備えており
    前記ストロークデータ保存手段は、前記ストロークデータに対応付けて、当該ストロークデータを前記サーバへ送信したか否かを示す情報を保存しており、
    前記ストロークデータ送信手段は、所定時間を経過した場合に前記サーバと通信可能となるように接続し、前記ストロークデータ保存手段を参照して、未送信であるストロークデータを一括して当該サーバへ送信するものであり、
    前記サーバは、
    前記端末装置から、前記ストロークデータを取得するストロークデータ取得手段と、
    前記ストロークデータに基づいて、当該ストロークデータを解析した解析データを作成する解析データ作成手段と、
    前記解析データを保存する解析データ保存手段と、
    前記解析データに基づいて、所定の処理を実行する処理実行手段と、を備えることを特徴とする処理システム。
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