JP2004252561A - 記入適否判断装置、記入用紙、及びプログラム - Google Patents

記入適否判断装置、記入用紙、及びプログラム Download PDF

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Narichika Yabe
整親 矢部
Toshikata Shimozono
利賢 下園
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Mitsui Sumitomo Insurance Co Ltd
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Abstract

【課題】手書きの記入用紙への記入ミスを削減し、記入ミスにより発生していた業務ロスを未然に防ぐ記入適否判断装置の提供。
【解決手段】、記入用紙10への記入の適否を判断するデータ入力ペン100は記入用紙10への記入ルールを用紙IDに対応付けて格納しており、ICチップ20から読み取る用紙IDに基づいて記入ルールを抽出し、記入用紙10に書き込まれる記入データを取得して記入データが記入ルールに従っているか否かを判断する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記入適否判断装置、記入用紙、及びプログラムに関する。特に本発明は、記入用紙への記入の適否を判断する記入適否判断装置、記入用紙、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
商品やサービスの申込書を記入する場合には、申込書毎に予め定められたルールに従って記入する必要がある。申込内容を直接コンピュータに入力するシステムにおいては、入力ルールに従った入力が行われているか否かをコンピュータがリアルタイムに判断してユーザにフィードバックすることができるので、入力ミスが発生してもユーザがその場で修正することができる。しかしながら手書きの申込書の場合には、記入ミスが見過ごされることがしばしばあり、発見が遅れるほど業務ロスが大きくなるという課題があった。
【0003】
この課題を改善しようとした従来技術として、手書きの注文書をFAXで受け付け、その注文書をFAX−OCRで読み取ってデータ化し、ロジカルチェックを行うシステムがあった(例えば、非特許文献1参照。)。
【0004】
【非特許文献1】
NTTデータ、ニュースリリース“Windows(登録商標)NT版FAX−OCRソフト「HySOCR−ハイソシアル−」の全国販売開始”、[online]、平成8年9月26日、NTTデータ通信株式会社、[平成15年1月24日検索]、インターネット<URL:http://www.nttdata.co.jp/release/1996/0926.html>
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術は、申込者による記入ミスを受注者側において早期に発見するためには役立つが、記入ミス自体を減らすことはできない。したがって、結局は申込者に訂正を依頼しなければならず、依然として業務ロスが発生するという課題があった。
【0006】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる記入適否判断装置、記入用紙、及びプログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、記入用紙への記入の適否を判断する記入適否判断装置は、記入用紙を特定する用紙IDを記入用紙から読み取る用紙ID読取部と、記入用紙への記入ルールを用紙IDに対応付けて格納しているルール格納部と、用紙ID読取部が読み取った用紙IDに基づいてルール格納部から記入用紙への記入ルールを抽出し、記入用紙に書き込まれた記入データを取得し、記入データが記入ルールに従っているか否かを判断する記入適否判断部とを備える。
【0008】
記入適否判断部は、記入用紙に記入データを書き込むペンから記入データを取得してもよい。あるいは、記入適否判断装置は、記入用紙に記入データを書き込むペンであってもよい。記入用紙には、記入用紙上の座標を特定する座標特定パターンが印刷されており、座標特定パターンを逐次読み取ることにより得られる座標の集合をペンの筆跡として認識し、認識した筆跡を記入データとして記入適否判断部に出力する筆跡認識部を更に備えてもよい。
【0009】
座標特定パターンが印刷された領域に用紙IDは印刷されており、用紙ID読取部は、ペンが用紙IDをなぞるときに筆跡認識部が認識した筆跡を用紙IDとして読み取ってもよい。記入データが記入ルールに従っていないと記入適否判断部が判断した場合に、ユーザに記入エラーを報知するエラー報知部を更に備えてもよい。
【0010】
記入ルールは、記入用紙に書き込まれるべき署名の特徴を示す照合データを含み、記入適否判断部は、記入データとして取得した署名データが照合データと一致するか否かを判断し、エラー報知部は、署名データが照合データと一致しないと記入適否判断部により判断された場合に、署名が不正である旨を記入エラーとしてユーザに報知してもよい。
【0011】
照合データは、署名が書き込まれるときの筆圧の基準を含み、記入適否判断部は、記入用紙に署名が記入されるときの筆圧を更に取得して筆圧の基準を満足するか否かを判断し、エラー報知部は、筆圧が基準を満足しないと記入適否判断部により判断された場合に、署名が不正である旨を記入エラーとしてユーザに報知してもよい。
【0012】
照合データは、署名が書き込まれるときのペンの傾きの基準を含み、記入適否判断部は、記入用紙に署名が記入されるときのペンの傾きを更に取得してペンの傾きの基準を満足するか否かを判断し、エラー報知部は、ペンの傾きが基準を満足しないと記入適否判断部により判断された場合に、署名が不正である旨を記入エラーとしてユーザに報知してもよい。
【0013】
照合データは、署名が書き込まれるときの記入速度の基準を含み、記入適否判断部は、記入用紙に署名が記入されるときの記入速度を更に取得して記入速度の基準を満足するか否かを判断し、エラー報知部は、記入速度が基準を満足しないと記入適否判断部により判断された場合に、署名が不正である旨を記入エラーとしてユーザに報知してもよい。
【0014】
照合データは、署名が書き込まれるときの記入所要時間の基準を含み、記入適否判断部は、記入用紙に署名が記入されるときの記入所要時間を更に取得して記入所要時間の基準を満足するか否かを判断し、エラー報知部は、記入所要時間が基準を満足しないと記入適否判断部により判断された場合に、署名が不正である旨を記入エラーとしてユーザに報知してもよい。
【0015】
記入用紙は複数の記入領域を有し、記入適否判断部は、複数の記入領域のうちの第1の記入領域へ書き込まれた記入データを取得した後に、複数の記入領域のうちの第2の記入領域への記入データの書き込みが検出されることに応じて、第1の記入領域への記入データが記入ルールに従っているか否かを判断し、エラー報知部は、記入データが記入ルールに従っていないと記入適否判断部により判断された場合に、第1の記入領域への記入が不正である旨をユーザに報知してもよい。
【0016】
記入用紙は署名を記入する署名領域と、記入用紙によって申告する申告内容を記入する申告領域とを有し、記入適否判断装置は、記入用紙に記入するペンが握られているか否かを検知して記入適否判断部に通知する握り検知部を更に有し、ルール格納部は、署名領域に署名する時点と申告領域に申告内容を記入する時点との間でペンを離してもよい時間の基準を記入ルールとして格納しており、記入適否判断部は、署名領域に署名が書き込まれた時点と申告領域に申告内容が書き込まれた時点との間においてペンが握られていない時間を測定し、基準値を満足するか否かを判断し、エラー報知部は、ペンが握られていない時間が基準を満足しないと記入適否判断部により判断された場合に、申告内容が不正である旨を記入エラーとしてユーザに報知してもよい。
【0017】
記入用紙は署名を記入する署名領域と、記入用紙によって申告する申告内容を記入する申告領域とを有し、ルール格納部は、署名領域に署名する時点と申告領域に申告内容を記入する時点との間の時間間隔の基準を記入ルールとして格納しており、記入適否判断部は、署名領域に署名が書き込まれた時点と申告領域に申告内容が書き込まれた時点との間の時間間隔を測定し、測定した時間間隔が基準を満足するか否かを判断し、エラー報知部は、時間間隔が基準を満足しないと記入適否判断部により判断された場合に、申告内容が不正である旨を記入エラーとしてユーザに報知してもよい。
【0018】
記入データが記入ルールに従っていると記入適否判断部が判断した場合に限り、記入データを格納する記入データ格納部を更に備えてもよい。記入適否判断部は、記入用紙への記入内容が無効である旨を示す訂正チェックボックスがチェックされた旨を取得した場合に、当該訂正チェックボックスに対応する記入領域に書き込まれた記入データを無効にしてもよい。更に、記入データが無効にされた記入領域に対応付けて設けられた予備の記入領域に書き込まれる記入データを有効にしてもよい。
【0019】
用紙IDは、用紙に設けられ、外部から無線で供給される電力により動作し、記録しているデータを無線で出力するICチップに記録されており、用紙ID読取部は、ICチップから用紙IDを読み取ってもよい。記入用紙に書き込まれた記入データを無線でICチップに書き込むデータ書込部を更に備えてもよい。
【0020】
記入ルールは、記入用紙に書き込まれるべき署名の特徴を示す照合データを含み、記入適否判断部は、記入データとして取得した署名データが照合データと一致するか否かを判断し、データ書込部は、署名データが照合データと一致すると判断された場合に記入用紙が有効である旨をICチップに書き込み、一致しないと判断された場合に記入用紙が無効である旨をICチップに書き込んでもよい。
【0021】
記入適否判断装置は、記入データを格納する記入データ格納部を更に備え、データ書込部は、ICチップ及び記入データ格納部の少なくとも一方に、記録した記入データが原本であるか否かを更に記録してもよい。記入データ書込部は、ICチップ及び記入データ格納部の少なくとも一方に、記入データの原本が格納されている場所を更に記録してもよい。
【0022】
ルール格納部は、記入用紙への記入の資格を有する有資格者を識別する有資格者識別情報を更に格納しており、ルール読取部は、有資格者識別情報をルール格納部から更に読み取り、記入適否判断部は、記入用紙へ記入データを書き込む利用者を識別する利用者識別情報を取得し、取得した利用者識別情報がルール読取部によって読み取られた有資格者識別情報に含まれているか否かを判断し、記入データ書込部は、利用者識別情報が有資格者識別情報に含まれていると記入適否判断部によって判断された場合に、利用者識別情報と記入データと記入データの記入日時とをICチップ及び記入データ格納部の少なくとも一方に書き込み、書き込んだ利用者識別情報と記入データと記入データの記入日時とをユーザの要求に応じて読み出して出力してもよい。
【0023】
ルール格納部は、用紙IDに対応付けて、記入用紙の印刷内容を更に格納していてもよい。ルール格納部は、用紙IDに対応付けて、記入用紙が有する複数の記入領域に書き込まれる記入データ間の相対関係を記入ルールとして格納しており、記入適否判断部は、取得した記入データが相対関係に従っているか否かを判断してもよい。用紙ID読取部は、記入用紙の印刷内容をコード化した印刷コードを記入用紙からさらに読み取り、読み取った印刷コードから印刷内容を復元して記入データと合成し、合成した印刷内容及び記入データを出力してもよい。
【0024】
本発明の第2の形態によれば、記入用紙は、記入領域に印刷され、記入用紙上の座標を特定する座標特定パターンと、座標特定パターンが印刷されている領域に印刷され、記入用紙を特定する用紙IDを記録している用紙ID記録部とを備える。
【0025】
本発明の第3の形態によれば、記入用紙への記入の適否を判断するコンピュータ用のプログラムは、記入用紙を特定する用紙IDを記入用紙から読み取る用紙ID読取機能と、記入用紙への記入ルールを用紙IDに対応付けて管理するルール管理機能と、用紙ID読取機能により読み取られた用紙IDに基づいて、ルール管理機能により管理される記入ルールを抽出し、記入用紙に書き込まれる記入データを取得し、記入データが記入ルールに従っているか否かを判断する記入適否判断機能とをコンピュータに実現させる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0027】
図1は、本発明の一実施形態に係る記入適否判断システム500の構成を示す。記入適否判断システム500は、手書きの記入用紙への記入内容が適切であるか否かを記入者にフィードバックすることにより、記入ミスを削減することを目的とする。記入適否判断システム500は、少なくとも記入用紙10とデータ入力ペン100を備える。記入用紙10は、記入用紙10を特定する用紙IDをコード化して記録しているICチップ20を有する。一方データ入力ペン100は、記入用紙10への記入ルールを用紙IDに対応付けて格納しており、ICチップ20から読み取る用紙IDに基づいて記入ルールを抽出し、記入用紙10に書き込まれる記入データを取得して、記入データが記入ルールに従っているか否かを判断する。
【0028】
記入ルールは、記入用紙10の記入領域に書き込まれる記入データが従うべきルールであり、例えば文字・数字・画像等のデータ属性と上限・下限等の数値範囲との少なくとも一方を含む。ここで、データ入力ペン100は本発明の記入適否判断装置の一例であり、記入用紙10に記入データを書き込む専用のペンである。また、ICチップ20は本発明の用紙ID記録部の一例であり、外部から無線で供給される電力により動作し、記録しているデータを無線で出力する。
【0029】
記入適否判断システム500は更に、データ入力ペン100と通信することにより記入用紙10への記入データを受信して表示する情報端末200を更に備えてもよい。情報端末200は、本発明の記入適否判断装置の他の例である。データ入力ペン100は記入用紙10に印刷されたフォーム、文字、及び図形などの印刷内容を例えばネットワーク経由で取得し、用紙IDに対応づけて更に記録していてもよい。これによりデータ入力ペン100は、用紙IDに基づいて記入用紙10への印刷内容を更に抽出し、記入データと共に情報端末200に出力することができる。そして情報端末200は記入データと印刷内容とを合成してモニタに表示することができる。
【0030】
すなわち、記入適否判断システム500は、記入用紙10に印刷された情報と書き込まれた情報とを共に情報端末200に表示することにより、記入用紙10に記載された内容を電子的に再現することができる。これにより、ユーザは記入適否判断システム500に取り込まれて認識された記入用紙10の情報を確認しながら記入用紙10への記入を進めることができる。
【0031】
あるいは、印刷内容をコード化した印刷コードを記入用紙10が記録していてもよい。印刷コードは、ICチップ20に電子的に記録されていてもよいし、例えば2次元バーコードなどの印刷可能な手段で申込書に記録されていてもよい。データ入力ペン100は、記入用紙10から印刷コードを読み取り、読み取った印刷コードから印刷内容を復元して記入データと合成し、例えば情報端末200のモニタに表示してもよい。この場合、データ入力ペン100は、ネットワーク経由で記入用紙10の印刷内容を取得する必要が無く、申込書の種類が増えるたびにデータ入力ペン100が格納する印刷内容を更新する必要もない。
【0032】
ICチップ20は、無線で受信するデータの書き込みが可能であってもよい。この場合データ入力ペン100は、記入用紙10に書き込まれた記入データを無線でICチップに書き込む。書き込むデータは、記入ルールに従っていると判断されたデータに限ることが好ましい。
【0033】
情報端末200は、記入データを受け付けるサーバ50にネットワーク80経由で接続して、データ入力ペン100から取得した情報を例えば記入用紙10毎に一括してサーバ50に送信する。データ入力ペン100が記入データをサーバ50に送信する手段はこれに限られず、情報端末200の代わりに携帯電話等の通信端末250を用いてもよい。あるいは、データ入力ペン100自身がネットワーク80に接続して記入データをサーバ50に送信してもよい。
【0034】
サーバ50は、受信した記入用紙10毎の記入データを、例えば記入したユーザのユーザIDと共に受信し、これらを互いに対応付けて登録する。データ入力ペン100又は情報端末200へのユーザIDの入力方法は様々な手段が考えられる。例えば利用の度にユーザがキー入力してもよいし、ユーザIDを読み取り可能に記録しているIDカード300から読み取ってもよい。あるいは、本人確認の確実性を高めるためには、ユーザ毎の署名の特徴を示す照合データをユーザIDに対応付けて記入適否判断システム500のいずれかの場所に予め登録しておき、ユーザがデータ入力ペン100を利用するたびに署名を要求し、取得した署名データを照合データと照合することによりユーザIDを抽出してもよい。サーバ50は、記入用紙10への記入データを受信して登録するだけでなく、記入データの適否を判断するための情報を提供してもよい。あるいは記入データの適否を自身で判断してもよい。
【0035】
記入用紙10には、記入用紙10上の座標を特定する座標特定パターン12が印刷されている。座標特定パターン12は、0.3mm程度の間隔で等間隔に設けられたグリッドと、グリッドの交点付近に設けられた細かなドットパターンで構成され、グリッドからのドットのずれの傾向が記入用紙10上の座標に固有に定められている。データ入力ペン100はこの座標特定パターン12を読み取ることにより、記入データが書き込まれている記入用紙10上の領域を特定することができる。そして記入用紙10上の領域は、予め記入の項目に関連づけてデータ入力ペン100に記憶されている。したがってデータ入力ペン100は、記入データが書き込まれた領域を判断し、取得した記入データがどの項目に対する入力であるかを領域に基づいて認識することができる。そしてデータ入力ペン100は、項目毎に認識された記入データが予め定められている項目毎の記入ルールに従っているか否かを判断し、従っていない場合にユーザにエラーを報知する。
【0036】
データ入力ペン100が記入用紙10への記入データを取得する手段は、例えば公知のアノト(登録商標)ペンの技術を用いることができる。すなわち記入用紙10に印刷された座標特定パターン12をデータ入力ペン100が逐次読み取ることにより、データ入力ペン100の筆跡を判断する。しかしながら、データ入力ペン100が記入データを取得する手段はこれに限られない。例えばスキャナ210を用いて記入用紙10の印刷内容及び記入内容を読み取り、予め記入適否判断システム500上のいずれかの場所に記憶された記入用紙10の印刷内容と、スキャナ210による読み取り内容とを比較して得られる差分から記入内容を抽出し、OCR(光学文字認識)技術等を用いて記入データを認識してもよい。情報端末200は認識した記入データをデータ入力ペン100に送信し、データ入力ペン100は情報端末200から受信する記入データの適否を判断する。あるいは情報端末200自身が、認識した記入データの適否を判断してもよい。
【0037】
なお、本発明の用紙ID記録部は、用紙IDを印刷により記録した印刷記録部22であってもよい。印刷される用紙IDは、数字や文字などのテキスト情報として記録されてもよいし、バーコードなどの図形情報として記録されてもよい。あるいはテープやホログラフ式光学記録手段などの、あらゆる既知の磁気的、光学的データ記録手段で記録されてもよい。この場合、無線による記録データの読み出しが可能というICチップ20の利点は失われるが、バーコードは、情報を印刷で記録することによりICチップ20に比べて大幅なコストダウンが可能であるという他の利点を有する。また、磁気的あるいは光学的データ記録手段は、バーコードよりも多くのデータをICチップ20よりも低コストに記録できるという利点を有する。
【0038】
以上のように構成された記入適否判断システム500によれば、記入用紙10に記入した内容が記入ルールに従っているか否かを、その場で判断することができる。
【0039】
図2は、データ入力ペン100の構成を示す。データ入力ペン100は、記入用紙10への記入ルールを用紙IDに対応付けて格納しているルール格納部116と、ICチップ20に記録されている用紙IDを読み取る用紙ID読取部102と、用紙ID読取部102が読み取った用紙IDに基づいてルール格納部116から記入用紙10の記入ルールを抽出し、記入用紙10に書き込まれる記入データを取得し、記入データが記入ルールに従っているか否かを判断する記入適否判断部106とを少なくとも有する。データ入力ペン100は更に、ペン先に位置する座標特定パターン12を逐次読み取ることにより、ペン先の座標の軌跡を取得し、取得した軌跡をデータ入力ペン100の筆跡として認識する筆跡認識部104を有する。筆跡認識部104は、認識した筆跡を記入データとして記入適否判断部106に出力する。
【0040】
なお、座標特定パターン12が印刷されている領域に用紙IDがテキストデータとして印字されている場合には、用紙ID読取部102はデータ入力ペン100が用紙IDをなぞるときに筆跡認識部104が認識した筆跡を用紙IDとして読み取ってもよい。
【0041】
データ入力ペン100はさらに、記入データが記入ルールに従っていないと記入適否判断部106に判断された場合に、ユーザに記入エラーを報知するエラー報知部108を有する。ユーザは記入エラーを報知されるので、記入ミスを見過ごすことが無い。したがって、記入ルールに従うように記入データを訂正することができる。エラー報知部108は、データ入力ペン100に代えて情報端末200が有してもよい。
【0042】
データ入力ペン100はさらに、記入ルールに従っていると記入適否判断部106によって判断された記入データに限って格納する記入データ格納部110を有する。これにより、記入ルールに反した記入データが記入データ格納部110に記録されることを防止できる。さらに、データ入力ペン100から出力される全ての記入データが、記入データ格納部110に一旦格納される構成にすれば、サーバ50に不適切なデータが送信されることが防止される。
【0043】
データ入力ペン100はさらに、記入データを無線でICチップ20に書き込む書込部112を有する。書込部112は、ICチップ20及び記入データ格納部110の少なくとも一方に、それぞれに記録された記入データが原本であるか否かを更に記録する。書込部112はさらに、ICチップ20及び記入データ格納部110の少なくとも一方に、記入データの原本が格納されている場所を記録する。これにより記入適否判断システム500は、記入データの原本が格納されている場所を容易に判断することができる。したがって、記入データを例えばサーバ50に送信する必要がある場合に、原本と異なるデータを誤って送信することが防止される。
【0044】
データ入力ペン100は、ユーザによってデータ入力ペン100が握られているか否かを検知して記入適否判断部106に通知する握り検知部114を更に有してもよい。これにより記入適否判断部106は、データ入力ペン100が握られているか否かの情報に更に基づいて、記入データの適否を判断することができる。この詳細な実施例については図3及び図4を参照して後述する。
【0045】
記録媒体60は、用紙ID読取部102、筆跡認識部104、記入適否判断部106、エラー報知部108、記入データ格納部110、書込部112、ルール格納部116、及び握り検知部114を動作させるプログラムを格納する。データ入力ペン100は、記録媒体60からこれらのプログラムを読み取ってインストールする。データ入力ペン100は、これらのプログラムをネットワーク経由で取得してもよい。
【0046】
図3及び図4は、記入用紙10の第1の例である自動車保険契約申込書を示す。なお、図3は申込書の左半分を示し、図4は残りの右半分を示す。申込書には、自動車保険契約の申し込みに必要な情報を記入する複数の記入領域が印刷されている。複数の記入領域は、契約内容を決定するための申告内容を記入する申告領域と、契約者の署名を記入する署名領域とを少なくとも含む。
【0047】
本実施例において、図3の左上には用紙IDの一例である証券番号が印刷されており、右上に設けられているICチップ20には同じ証券番号が記録されている。証券番号は、申込書の種別を特定できる番号体系に基づいて予め採番されている。ICチップ20は申込書から剥がせないような強度で貼り付けられていてもよいし。十分に薄い場合には申込書に埋め込まれていてもよい。一方、データ入力ペン100が有するルール格納部116は、証券番号に対応付けて、記入領域に記入すべきデータのデータ属性及び数値範囲の少なくとも一方を領域毎の記入ルールとして記録している。例えば申込日の記入領域には、データ属性として「数字を記入しなければならないこと」が定められており、数値範囲として「データ入力ペン100が内蔵するクロックの日付と一致しなければならないこと」が定められている。記入ルールの他の例としては、補償内容の記入領域には数値範囲として「記入される補償金額が所定の引き受け可能金額の上限及び下限を満足すること」が定められている。
【0048】
ルール格納部116はさらに、証券番号に対応付けて、複数の記入領域に書き込まれる記入データ間の相対関係を記入ルールとして記録しており、記入適否判断部106は、この相対関係を記入ルールとして読み取る。そして、記入適否判断部106は、複数の領域に書き込まれた記入データがこの相対関係に従っているか否かを判断する。記入ルールとしての相対関係とは、例えば「記入された保険期間の始期から終期までの期間が、記入された保険期間と一致すること」、「記入された保険期間の始期が記入された申込日以前でないこと」、及び「記入された保険の種類又は被保険者の属性に応じた特約の付帯可否を満足すること」等である。
【0049】
また、ルール格納部116は、署名領域に署名する時点と申告領域に申告内容を記入する時点との間でデータ入力ペン100を離してもよい時間の基準を記入ルールとして格納していてもよい。この場合、記入適否判断部106は、握り検知部114からの入力に基づいて、ユーザがデータ入力ペン100を離した時間を計測する。そして、署名領域に署名が書き込まれた時点と申告領域に申告内容が書き込まれた時点との間においてユーザがデータ入力ペン100を離した時間が上記基準を満足するか否かを判断する。上記基準を満足しないと記入適否判断部により判断された場合、エラー報知部108は申告内容が不正である旨を記入エラーとしてユーザに報知する。
【0050】
これによりユーザは、申告内容を記入する時点と署名を記入する時点との合間にペンを離さないことが要求される。従って、記入適否判断システム500によれば、署名した人物と申告内容を記入した人物とが異なるいわゆる”なりすまし”を防止することができる。なお、データ入力ペン100を離してもよい時間の基準は任意に設定することができる。例えば、なりすまし防止のレベルを最高にするには、データ入力ペン100を離してもよい時間をゼロに設定する。
【0051】
なりすまし防止を目的とした他の実施例として、ルール格納部116は、署名領域に署名する時点と申告領域に申告内容を記入する時点との間の時間間隔の基準を記入ルールとして格納していてもよい。この場合、記入適否判断部106は、署名領域に署名が書き込まれた時点と申告領域に申告内容が書き込まれた時点との間の時間間隔を測定し、測定した時間間隔が基準を満足するか否かを判断する。
【0052】
時間間隔が基準を満足しないと記入適否判断部106により判断された場合、エラー報知部108は申告内容が不正である旨を記入エラーとしてユーザに報知する。時間間隔の基準は、なりすまし防止の対策として適切と判断される時間、例えば3分等を設定すればよい。これによりユーザは、申告内容の記入と署名の記入との間を所定の時間以上空けないことが要求される。したがって、この実施例も前述の実施例と同様になりすましを防止することができる。
【0053】
本実施形態において、記入用紙10の一例である申込書は、記入内容を記入領域毎に無効にする訂正チェック領域24が読み取り可能に印刷されている。訂正チェック領域24の形態は様々に考えられるが、例えば囲み線をデータ入力ペン100でなぞることによって訂正が有効になる訂正チェック領域24aの形態(図3、図4)や、チェックボックス内をチェックすることにより訂正が有効になる訂正チェック領域24bの形態(図4)などである。訂正チェック領域24の周囲には訂正後の記入データを書き込む予備の記入領域26が設けられていてもよい。
【0054】
例えば訂正チェック領域24aの形態によって記入データを訂正する場合、ユーザはまず、訂正する項目が属する領域に設けられた訂正チェック領域24aの囲み線をデータ入力ペン100でなぞる。次に、取り消したい箇所に2本線を上書きする。そして上書きした2本線の周囲、例えば上側に訂正後の内容を書き加えることによって訂正を完了する。一方、訂正チェック領域24bの形態によって記入データを訂正する場合、ユーザはまず、訂正する項目が属する領域に設けられた訂正チェック領域24bのボックス内をデータ入力ペン100でチェックする。そしてチェックしたボックスに対応した位置、たとえば同じ枠内に設けられた予備の記入領域26に訂正後の内容を書き加えることによって訂正を完了する。
【0055】
訂正チェック領域24がチェックされた旨を筆跡認識部104が認識すると、記入適否判断部106はチェックされた訂正チェック領域24に対応する記入領域に書き込まれた記入データの少なくとも一部を無効にする。例えば、訂正チェック領域24aの囲み線がなぞられたこと、並びに既に書き込まれていた記入データ上に2本線が上書きされたことを検出した場合、既に取得している記入データのうちで、2本線で上書きされた情報を無効にする。そして無効にした情報を2本線の周囲、例えば上側に書き込まれる記入データにより上書きする。一方、訂正チェック領域24bがチェックされたことを検出した場合、既に取得している記入データのうちで、チェックされた訂正チェック領域24bに対応する記入領域にチェック前に書き込まれていた記入データを無効にする。そして、チェックされた訂正チェック領域24bに対応して設けられた予備の記入領域26に書き込まれる記入データを訂正データとして受け付ける。この様にして、記入適否判断システム500は、一旦入力された記入データの訂正を容易に行うことができる。
【0056】
本実施形態に係る申込書は更に、ユーザによる記入が完了したことを示す完了チェック領域30を含む。完了チェック領域30は、訂正チェック領域24と同様に様々な形態が考えられる。図3の右下に描かれたチェックボックスはその一例である。完了チェック領域30がチェックされた旨を筆跡認識部104が認識すると、記入適否判断部106は、申込書の記入すべき項目が全て記入されたか否かを判断する。そして、記入すべき項目のうちで入力されていない項目があると記入適否判断部106により判断された場合、エラー報知部108はユーザにエラーを報知する。
【0057】
一方、記入すべき項目が全て記入されたと記入適否判断部106により判断された場合、書込部112は申込書への記入が完了した旨を示す記入完了信号をICチップ20及び記入データ格納部110に送信する。ICチップ20及び記入データ格納部110は、記入完了信号を受信したことに応じて、それ以降のデータの書き込みを禁止する。これにより、ユーザによる申込書の記入が完了した後に、第3者により申し込み内容が改ざんされることが防止できる。
【0058】
図5は、記入適否判断システム500が記入用紙10への記入の適否を判断する動作の一例を示す。まず記入用紙10の発行会社、例えば保険会社等は、記入用紙10の記入ルールを記入用紙10の用紙IDに対応付けて発行する。データ入力ペン100のユーザは、発行された記入ルールを例えばネットワーク経由で取得し、取得した記入ルールを用紙IDに対応付けてルール格納部116に格納する(S101)。さらに座標特定パターン12及びフォーマットが印刷され用紙IDが記録された記入用紙10を入手する。ステップ101において、記入用紙10の印刷内容を併せてネットワーク経由で取得し、ルール格納部116に格納してもよい。あるいは、記入用紙10の印刷内容をコード化した印刷コードが記入用紙10自体に記録されていてもよい。また、記入用紙10のユーザが予め限定されている場合には、ルール格納部116は、そのユーザのユーザIDをさらに格納してもよい。この場合、記入ルールには「記入用紙10を利用するユーザのユーザIDがルール格納部116に格納されているユーザIDに含まれること」が含まれる。記入用紙10を利用可能なユーザのユーザIDはデータ入力ペン100の管理者によって、予めルール格納部116に登録されている。
【0059】
記入用紙10を利用する場合、ユーザはまずデータ入力ペン100をICチップ20にかざしてICチップ20の読みとりを指示する。これに応じて用紙ID読取部102はICチップ20を読み取り、用紙IDを取得する(S103)。ICチップ20に記入用紙10の印刷コードが記録されている場合、用紙ID読取部102は、ステップ103においてこの印刷コードを読み取って印刷内容を復元し、例えば情報端末200が有するモニタに表示する。記入適否判断部106は、用紙ID読取部102が取得した用紙IDに基づいてルール格納部116を参照し、記入ルールを抽出する(S105)。次にユーザがIDカード300をかざすと、用紙ID読取部102はIDカード300からユーザIDを読み取る(S106)。ここで、記入用紙10のユーザが予め限定されている場合には、読み取ったユーザIDがルール格納部116に格納されているユーザIDに含まれているか否かを判断し、含まれていない場合には記入用紙10への書き込みができない旨をユーザに報知する。含まれている場合には、ユーザ認証が成立した旨をユーザに報知し、記入手続きを継続する。
【0060】
次に、ユーザがデータ入力ペン100を用いて記入用紙10の記入領域に書き込むと、筆跡認識部104は書き込み位置及び筆跡を認識して記入適否判断部106に出力する。記入適否判断部106は、記入ルールに含まれる記入領域毎のデータ属性に基づいて、取り込んだ筆跡をテキスト情報または画像情報に変換する(S108)。このとき、データ入力ペン100はこれらのテキスト情報又は画像情報を情報端末200に出力してもよい。そして情報端末200はステップ103において表示した印刷内容にこれらのテキスト情報または画像情報を合成して表示してもよい。これにより、ユーザは記入適否判断システム500によって認識されている記入用紙10の状態を確認しながら記入データの入力をおこなうことができる。一方、記入適否判断部106は、記入領域が移動したか否かを逐次判断する(S110)。ステップ110において記入領域が移動したことを判断するには、複数の記入領域のうちの第1の記入領域へ書き込まれた記入データを取得した後に、第2の記入領域への記入データの書き込みが検出されたことにより、記入領域が移動したと判断する。
【0061】
ステップ110において、記入領域が移動していないと判断された場合(S110:N)、データ入力ペン100はステップ110に戻り、引き続き記入データを取得する。一方、ステップ110において、記入領域が移動したと判断された場合(S110:Y)、記入適否判断部106は、直前の記入領域に記入された記入データのロジカルチェックを行う(S112)。つまり、ステップ108で取得した記入データが、ステップ105で抽出した記入ルールに従っているかを判断する。ここで、ロジカルチェックは前述のデータ属性、数値範囲、複数データ間の相対関係、ユーザが限定されている場合の署名認証、なりすまし対策等(何れも前述)を含む。
【0062】
ステップ112のロジカルチェックにおいて記入データが記入ルールに従っていないと判断された場合(S114:N)、エラー報知部108はユーザに対してエラーを報知する(S116)。そして訂正チェック領域24がチェックされたか否かを記入適否判断部106が判断する(S118)。ステップ118において訂正チェック領域24がチェックされていない判断されると(S118:N)、ステップ116に戻りエラー報知を継続する。ステップ118において訂正チェック領域24がチェックされたと判断されると(S118:Y)、エラー報知部108はエラー報知を停止し、記入適否判断部106はチェックされた訂正チェック領域24に対応する記入領域に書き込まれた記入データを無効にする(S120)。
【0063】
そして、チェックされた訂正チェック領域24又は無効にされた記入領域に対応付けて設けられた予備の記入領域26に書き込まれる訂正データを受け付け(S122)、記入位置が再び移動するか否かを判断する(S124)。ステップ124において、記入領域が移動していないと判断される場合(S124:N)、ステップ122に戻り、引き続き訂正データを受け付ける。一方、記入領域が移動したと判断された場合(S124:Y)、ステップ122に戻り、受け付けた訂正データのロジカルチェックを行う。このようにして、記入適否判断システム500は、一旦入力された記入データの訂正を容易に行うことができる。
【0064】
以上のように、データ入力ペン100は、記入領域が移動したことに応じて、それまでに記入された記入データのロジカルチェックを行うので、チェック結果をユーザにすぐにフィードバックすることができる。このため、ユーザは記入ミスをすぐに訂正することができる。
【0065】
次に、ステップ112のロジカルチェックにおいて記入データが記入ルールに従っていると判断された場合(S114:Y)、記入データ格納部110は記入データを格納する(S126)。このとき記入データ格納部110は、ICチップ20及びIDカード300から読み取られた情報、例えば用紙IDやユーザIDに対応付けて記入データを格納することが望ましい。
【0066】
次にデータ入力ペン100は、記入データ格納部110に格納された記入データを外部のデバイスに書き込む指示をユーザから受けたか否かを判断する(S127)。ステップ127において書き込み指示を受けていないと判断された場合(S127:N)、ステップ108に戻り、引き続き記入データを取得する。ステップ127において書き込み指示を受けたと判断された場合(S127:Y)、書込部112は記入データ格納部110に格納されている記入データをICチップ20に書き込む(S128)。
【0067】
次に筆跡認識部104は、完了チェック領域30がチェックされたか否かを判断する(S130)。ステップ130において、完了チェック領域30がチェックされていないと判断されると(S130:N)、データ入力ペン100はステップ108に戻り、引き続き記入データを取得する。ステップ130において、完了チェック領域30がチェックされたと判断されると(S130:Y)、記入適否判断部106は、申込書の記入すべき項目が全て記入されたか否かを判断する(S132)。ステップ131において、記入されていない項目があると記入適否判断部106により判断された場合(S132:N)、エラー報知部108はユーザにエラーを報知し(S134)、ステップ108に戻り未記入項目の記入データを受け付ける。
【0068】
一方、記入すべき項目が全て記入されたと記入適否判断部106により判断された場合(S132:Y)、書込部112は記入用紙10への記入が完了した旨を示す記入完了信号をICチップ20及び記入データ格納部110に送信する。ICチップ20及び記入データ格納部110は、記入完了信号を受信したことに応じて、それ以降のデータの書き込みを禁止する(S136)。これにより、ユーザによる申込書の記入が完了した後に、第3者により申し込み内容が改ざんされることが防止できる。以上で本フローは終了する。
【0069】
なお、ステップ128において書込部112はさらに、ICチップ20から読み取られた用紙IDとIDカード300から読み取られたユーザIDとに対応付けて、記入データを情報端末200に書き込んでもよい。この場合、書込部112は、記入データ格納部110、ICチップ20、及び情報端末200のそれぞれに、格納している記入データが原本であるか否かの情報を書き込む。書込部112はさらに記入データの原本の格納場所を示す情報を書き込んでもよい。記入データの原本の格納場所は、ユーザが任意に設定することができる。そしてステップ136において情報端末200は、書込部112から記入完了信号を受信することに応じて、それ以降のデータの書き込みを禁止する。
【0070】
以上の動作フローで示したように、記入適否判断システム500は、記入用紙10への記入が適切であるか否かをユーザに即座にフィードバックすることができる。そして記入が不適切である場合にはをその場で簡単に訂正することができる。従って、記入ミスが見過ごされたまま、例えば保険会社などに提出されることが防止されるので、保険会社や代理店における業務ロスを削減することができる。
【0071】
図6、7、8、及び9は、記入用紙10の第2の例である保険料領収証を示す。この領収証は4枚複写であり、1契約につきこの4枚を使用する。保険会社はこの4枚を20契約分1冊にまとめて保険代理店宛に発行する。4枚の内訳は以下の通りである。まず1枚目は、図3及び4で説明した申込書と共に保険会社へ提出するために用いる。2枚目は、保険代理店が控えとして保管するために用いる。3枚目は、保険契約者に渡す領収証本紙として用いる。そして4枚目は、冊子から切り離しが出来ないようになっており、1冊全部の使用を終えた場合に、すなわち4枚目の用紙が一冊で20枚だけになった場合に保険会社に提出する。本実施例において、記入適否判断システム500はこの領収証への記入が適切な場合に記入内容を記録し、必要に応じて出力することを目的とする。
【0072】
本領収証の右上には、用紙IDの第2の例である領収証番号が印字されている。そして、1枚目(図6)及び4枚目(図9)にはICチップ20が設けられている。ICチップ20には、領収証番が読み取り可能に記録されている。一方、データ入力ペン100のルール格納部116は、領収証を発行する資格を有する有資格者の有資格者識別情報と本領収証の記入ルールとを記録している。有資格者識別情報は、有資格者によるペンの癖と、有資格者のユーザIDとの少なくとも一方を含む。ペンの癖とは例えばペンの傾き及び筆圧の基準である。記入ルールは、各記入領域のデータ属性を含む。また、データ属性が日付を含む数値の場合には数値範囲をさらに含む。証券番号の記入領域においては、記入ルールとして桁数の基準をさらに含んでもよい。
【0073】
記入ルールはさらに、「記入される領収日が、データ入力ペン100に内蔵されたクロックの日付と一致すること」を含んでもよい。また、対応する申込書の記入データとの関係を含んでもよい。例えば、「同じ証券番号を有する申込書と、契約者名、保険種目、保険期間、及び保険料が一致すること」、及び「領収証の領収日が申込書の申込日と同じか後であること」等を含んでもよい。
【0074】
本領収証を顧客に発行する場合、利用者は図2で説明したデータ入力ペン100を用いて、ICチップ20の領収証番号を読み取る。記入適否判断部106は、読み取られた領収証番号に基づいてルール格納部116から記入用紙10の記入ルールおよび有資格者識別情報を抽出する。抽出した有資格者識別情報にユーザIDが含まれる場合、データ入力ペン100は利用者のIDカードから利用者識別情報の一例であるユーザIDを読み取ってユーザ認証を行う。次に利用者がデータ入力ペン100を用いて記入データを書き込むと、記入適否判断部106は、記入データが記入ルールに従っているか否かを領域毎に判断して利用者にフィードバックする。有資格者識別情報に有資格者のペンの癖が含まれる場合、記入ルールは「利用者のペンの使い方が有資格者情報に含まれるペンの癖と一致すること」を含む。この場合、記入適否判断部106は、利用者によるデータ入力ペン100の使い方、たとえばペンの傾き及び筆圧を各種センサを用いて取得し、ペンの使い方に関する上記ルールに従っているか否かを判断する。
【0075】
本領収証への記入が記入ルールに従っている場合、書込部112は1枚目及び4枚目に設けられたICチップ20及び記入データ格納部110の少なくとも一方に、利用者識別情報、記入データ、及び記入日時を書き込む。書込部112は、書き込んだデータをユーザの要求に応じて読み出して出力する。出力されたデータは、情報端末200により所望のフォーマットで整理することができる。例えば、記入日時及び記入者を一覧表にして出力してもよい。このように、本実施例にかかる記入適否判断システム500によれば、保険料領収のデータ入力及び帳簿点検が容易になる。
【0076】
上記説明から明らかなように、本実施形態によれば、記入用紙10に記入された内容が記入ルールに従っているか否かを、その場で判断することができる。従って、手書きの記入用紙への記入ミスを削減し、業務ロスを未然に防ぐことができる。
【0077】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る記入適否判断システム500の構成を示す図である。
【図2】データ入力ペン100の構成を示すブロック図である。
【図3】記入用紙10の第1の例である自動車保険契約申込書の左半分を示す。
【図4】自動車保険契約申込書の残りの右半分を示す。
【図5】記入適否判断システム500が記入用紙への記入の適否を判断する動作の一例を示す。
【図6】記入用紙10の第2の例である保険料領収証の4枚中の1枚目を示す。
【図7】保険証領収証の4枚中の2枚目を示す。
【図8】保険証領収証の4枚中の3枚目を示す。
【図9】保険証領収証の4枚中の4枚目を示す。
【符号の説明】
10 記入用紙 12 座標特定パターン
20 ICチップ 22 用紙ID
24 訂正チェック領域 30 完了チェック領域
50 サーバ 60 記録媒体
80 ネットワーク 100 データ入力ペン
102 用紙ID読取部 104 筆跡認識部
106 記入適否判断部 108 エラー報知部
110 記入データ格納部 112 書込部
114 握り検知部 116 ルール格納部
200 情報端末 250 通信端末
300 IDカード 500 記入適否判断システム

Claims (28)

  1. 記入用紙への記入の適否を判断する記入適否判断装置であって、
    前記記入用紙を特定する用紙IDを前記記入用紙から読み取る用紙ID読取部と、
    前記記入用紙への記入ルールを前記用紙IDに対応付けて格納しているルール格納部と、
    前記用紙ID読取部が読み取った前記用紙IDに基づいて前記ルール格納部から前記記入用紙への記入ルールを抽出し、前記記入用紙に書き込まれた記入データを取得し、前記記入データが前記記入ルールに従っているか否かを判断する記入適否判断部と
    を備えることを特徴とする記入適否判断装置。
  2. 前記記入適否判断部は、前記記入用紙に前記記入データを書き込むペンから前記記入データを取得することを特徴とする請求項1に記載の記入適否判断装置。
  3. 前記記入適否判断装置は、前記記入用紙に前記記入データを書き込むペンであることを特徴とする請求項1に記載の記入適否判断装置。
  4. 前記記入用紙には、前記記入用紙上の座標を特定する座標特定パターンが印刷されており、
    前記座標特定パターンを逐次読み取ることにより得られる前記座標の集合を前記ペンの筆跡として認識し、認識した前記筆跡を前記記入データとして前記記入適否判断部に出力する筆跡認識部を更に備える請求項3に記載の記入適否判断装置。
  5. 前記座標特定パターンが印刷された領域に前記用紙IDは印刷されており、
    前記用紙ID読取部は、前記ペンが前記用紙IDをなぞるときに前記筆跡認識部が認識した前記筆跡を前記用紙IDとして読み取ることを特徴とする請求項4に記載の記入適否判断装置。
  6. 前記記入データが前記記入ルールに従っていないと前記記入適否判断部が判断した場合に、ユーザに記入エラーを報知するエラー報知部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の記入適否判断装置。
  7. 前記記入ルールは、前記記入用紙に書き込まれるべき署名の特徴を示す照合データを含み、
    前記記入適否判断部は、前記記入データとして取得した署名データが前記照合データと一致するか否かを判断し、
    前記エラー報知部は、前記署名データが前記照合データと一致しないと前記記入適否判断部により判断された場合に、前記署名が不正である旨を前記記入エラーとして前記ユーザに報知することを特徴とする請求項6に記載の記入適否判断装置。
  8. 前記照合データは、前記署名が書き込まれるときの筆圧の基準を含み、
    前記記入適否判断部は、前記記入用紙に前記署名が記入されるときの筆圧を更に取得して前記筆圧の基準を満足するか否かを判断し、
    前記エラー報知部は、前記筆圧が前記基準を満足しないと前記記入適否判断部により判断された場合に、前記署名が不正である旨を前記記入エラーとして前記ユーザに報知することを特徴とする請求項7に記載の記入適否判断装置。
  9. 前記照合データは、前記署名が書き込まれるときのペンの傾きの基準を含み、
    前記記入適否判断部は、前記記入用紙に前記署名が記入されるときのペンの傾きを更に取得して前記ペンの傾きの基準を満足するか否かを判断し、
    前記エラー報知部は、前記ペンの傾きが前記基準を満足しないと前記記入適否判断部により判断された場合に、前記署名が不正である旨を前記記入エラーとして前記ユーザに報知することを特徴とする請求項7に記載の記入適否判断装置。
  10. 前記照合データは、前記署名が書き込まれるときの記入速度の基準を含み、
    前記記入適否判断部は、前記記入用紙に前記署名が記入されるときの記入速度を更に取得して前記記入速度の基準を満足するか否かを判断し、
    前記エラー報知部は、前記記入速度が前記基準を満足しないと前記記入適否判断部により判断された場合に、前記署名が不正である旨を前記記入エラーとして前記ユーザに報知することを特徴とする請求項7に記載の記入適否判断装置。
  11. 前記照合データは、前記署名が書き込まれるときの記入所要時間の基準を含み、
    前記記入適否判断部は、前記記入用紙に前記署名が記入されるときの記入所要時間を更に取得して前記記入所要時間の基準を満足するか否かを判断し、
    前記エラー報知部は、前記記入所要時間が前記基準を満足しないと前記記入適否判断部により判断された場合に、前記署名が不正である旨を前記記入エラーとして前記ユーザに報知することを特徴とする請求項7に記載の記入適否判断装置。
  12. 前記記入用紙は複数の記入領域を有し、
    前記記入適否判断部は、前記複数の記入領域のうちの第1の記入領域へ書き込まれた前記記入データを取得した後に、前記複数の記入領域のうちの第2の記入領域への前記記入データの書き込みが検出されることに応じて、前記第1の記入領域への前記記入データが前記記入ルールに従っているか否かを判断し、
    前記エラー報知部は、前記記入データが前記記入ルールに従っていないと前記記入適否判断部により判断された場合に、前記第1の記入領域への記入が不正である旨を前記ユーザに報知することを特徴とする請求項6に記載の記入適否判断装置。
  13. 前記記入用紙は署名を記入する署名領域と、記入用紙によって申告する申告内容を記入する申告領域とを有し、
    前記記入適否判断装置は、前記記入用紙に記入するペンが握られているか否かを検知して前記記入適否判断部に通知する握り検知部を更に有し、
    前記ルール格納部は、前記署名領域に署名する時点と前記申告領域に申告内容を記入する時点との間でペンを離してもよい時間の基準を前記記入ルールとして格納しており、
    前記記入適否判断部は、前記署名領域に署名が書き込まれた時点と前記申告領域に申告内容が書き込まれた時点との間において前記ペンが握られていない時間を測定し、前記基準値を満足するか否かを判断し、
    前記エラー報知部は、前記ペンが握られていない時間が前記基準を満足しないと前記記入適否判断部により判断された場合に、前記申告内容が不正である旨を前記記入エラーとして前記ユーザに報知することを特徴とする請求項6に記載の記入適否判断装置。
  14. 前記記入用紙は署名を記入する署名領域と、記入用紙によって申告する申告内容を記入する申告領域とを有し、
    前記ルール格納部は、前記署名領域に署名する時点と前記申告領域に申告内容を記入する時点との間の時間間隔の基準を前記記入ルールとして格納しており、
    前記記入適否判断部は、前記署名領域に署名が書き込まれた時点と前記申告領域に申告内容が書き込まれた時点との間の時間間隔を測定し、測定した前記時間間隔が前記基準を満足するか否かを判断し、
    前記エラー報知部は、前記時間間隔が前記基準を満足しないと前記記入適否判断部により判断された場合に、前記申告内容が不正である旨を前記記入エラーとして前記ユーザに報知することを特徴とする請求項6に記載の記入適否判断装置。
  15. 前記記入データが前記記入ルールに従っていると前記記入適否判断部が判断した場合に限り、前記記入データを格納する記入データ格納部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の記入適否判断装置。
  16. 前記記入適否判断部は、前記記入用紙への記入内容が無効である旨を示す訂正チェックボックスがチェックされた旨を取得した場合に、当該訂正チェックボックスに対応する記入領域に書き込まれた記入データを無効にすることを特徴とする請求項1に記載の記入適否判断装置。
  17. 更に、前記記入データが無効にされた前記記入領域に対応付けて設けられた予備の記入領域に書き込まれる記入データを有効にする請求項16に記載の記入適否判断装置。
  18. 前記用紙IDは、前記用紙に設けられ、外部から無線で供給される電力により動作し、記録しているデータを無線で出力するICチップに記録されており、
    前記用紙ID読取部は、前記ICチップから前記用紙IDを読み取ることを特徴とする請求項1に記載の記入適否判断装置。
  19. 前記記入用紙に書き込まれた記入データを無線で前記ICチップに書き込むデータ書込部を更に備えることを特徴とする請求項18に記載の記入適否判断装置。
  20. 前記記入ルールは、前記記入用紙に書き込まれるべき署名の特徴を示す照合データを含み、
    前記記入適否判断部は、前記記入データとして取得した署名データが前記照合データと一致するか否かを判断し、
    前記データ書込部は、前記署名データが前記照合データと一致すると判断された場合に前記記入用紙が有効である旨を前記ICチップに書き込み、一致しないと判断された場合に前記記入用紙が無効である旨を前記ICチップに書き込むことを特徴とする請求項19に記載の記入適否判断装置。
  21. 前記記入適否判断装置は、前記記入データを格納する記入データ格納部を更に備え、
    前記データ書込部は、前記ICチップ及び前記記入データ格納部の少なくとも一方に、記録した記入データが原本であるか否かを更に記録することを特徴とする請求項19に記載の記入適否判断装置。
  22. 前記記入データ書込部は、前記ICチップ及び前記記入データ格納部の少なくとも一方に、前記記入データの原本が格納されている場所を更に記録する請求項21に記載の記入適否判断装置。
  23. 前記ルール格納部は、前記記入用紙への記入の資格を有する有資格者を識別する有資格者識別情報を更に格納しており、
    前記ルール読取部は、前記有資格者識別情報を前記ルール格納部から更に読み取り、
    前記記入適否判断部は、前記記入用紙へ記入データを書き込む利用者を識別する利用者識別情報を取得し、取得した前記利用者識別情報が前記ルール読取部によって読み取られた前記有資格者識別情報に含まれているか否かを判断し、
    前記記入データ書込部は、前記利用者識別情報が前記有資格者識別情報に含まれていると前記記入適否判断部によって判断された場合に、前記利用者識別情報と前記記入データと前記記入データの記入日時とを前記ICチップ及び前記記入データ格納部の少なくとも一方に書き込み、書き込んだ前記利用者識別情報と前記記入データと前記記入データの記入日時とをユーザの要求に応じて読み出して出力することを特徴とする請求項19に記載の記入適否判断装置。
  24. 前記ルール格納部は、前記用紙IDに対応付けて、前記記入用紙の印刷内容を更に格納していることを特徴とする請求項1に記載の記入適否判断装置。
  25. 前記ルール格納部は、前記用紙IDに対応付けて、前記記入用紙が有する複数の記入領域に書き込まれる記入データ間の相対関係を前記記入ルールとして格納しており、
    前記記入適否判断部は、取得した前記記入データが前記相対関係に従っているか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の記入適否判断装置。
  26. 前記用紙ID読取部は、前記記入用紙の印刷内容をコード化した印刷コードを前記記入用紙からさらに読み取り、読み取った印刷コードから前記印刷内容を復元して前記記入データと合成し、合成した前記印刷内容及び前記記入データを出力することを特徴とする請求項1に記載の記入適否判断装置。
  27. 記入用紙であって、
    記入領域に印刷され、前記記入用紙上の座標を特定する座標特定パターンと、
    前記座標特定パターンが印刷されている領域に印刷され、前記記入用紙を特定する用紙IDを記録している用紙ID記録部と
    を備えることを特徴とする記入用紙。
  28. 記入用紙への記入の適否を判断するコンピュータ用のプログラムであって、
    前記記入用紙を特定する用紙IDを前記記入用紙から読み取る用紙ID読取機能と、
    前記記入用紙への記入ルールを前記用紙IDに対応付けて管理するルール管理機能と、
    前記用紙ID読取機能により読み取られた前記用紙IDに基づいて、前記ルール管理機能により管理される前記記入ルールを抽出し、前記記入用紙に書き込まれる記入データを取得し、前記記入データが前記記入ルールに従っているか否かを判断する記入適否判断機能と
    を前記コンピュータに実現させることを特徴とするプログラム。
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