JP2013175147A - 情報管理システム及び情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被記録媒体内の記憶媒体に記憶された情報と、被記録媒体に筆記されたデータとの関連付けを、簡易な構成で容易に行うこと。
【解決手段】情報管理システムであって、筆記装置は、前記被記録媒体に含まれる記憶媒体の識別情報及び所定の筆記データを筆記可能とする筆記手段と、識別情報及び所定の筆記データを読み取る読取手段と、を備え、情報管理システムは、読取手段の読取結果に基づいて、識別情報及び所定の筆記データを表す画像データを生成する画像データ生成手段と、画像データ生成手段が生成した画像データに対し、文字認識処理を行い、少なくとも識別情報を文字データに変換する文字認識手段と、識別情報の文字データと、所定の筆記データの画像データとを関連付けて管理する管理手段とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、再生可能な被記録媒体上に筆記された情報を管理する情報管理システム及び情報処理装置に関する。
従来から、コンピュータの高度化やネットワークの高速化に伴い、様々な書類の処理が電子化されている。一方で、ペンなどを使用して紙などへ筆記する方法は、キーボードやマウスを使ってコンピュータへ電子書類を入力する方法よりも安易であるという利点がある。
また、ペンなどで筆記した情報を電子化する技術がある。この技術は、例えば、被記録媒体に格子模様などのパターンを印刷し、ペン先に設けた光学装置を用いて該パターンを計測することで、このペンの動きを読み取ることができる。
特許文献1には、座標取得装置によって取得された紙文書の属性を参照して、情報が記入された紙文書に対応する電子文書へ反映する技術が開示されている。また、特許文献2には、情報表示媒体に対する加筆を電子化して編集する権限を特定可能にする技術が開示されている。
また、加筆する被記録媒体を再利用する技術もある。例えば、特許文献3には、リライタブルペーパーのクリーニングを行って再印字をする技術が開示されている。
ここで、電子化された書類と、電子化された筆記情報との関連付けが重要になってくる。例えば、特許文献4には、文書を特定する文書情報が磁気的に記録された磁気記録層と、筆記された情報が記録される熱可逆性記録層とを有する被記録媒体を用いて、筆記された情報の電子データと文書情報とを入力するデータ入力システムが開示されている。
しかし、特許文献1〜4で、再生可能な被記録媒体に筆記されたデータと、被記録媒体を示す情報とを簡易な構成で容易に関連付けることはできなかった。例えば、特許文献4では、被記録媒体の磁気情報を読み取るための特殊な手段を筆記装置に備える必要がある。
一方で、被記録媒体を識別するために、無線ICチップなどの記憶媒体を被記録媒体に埋め込む技術がある。ここで、記憶媒体に記憶された情報と、筆記データの電子データとを関連付けるため、従来技術の考えに基づけば、筆記装置内に無線ICチップのリーダーを設けることが考えられる。
これでは、筆記装置が大型化してしまい、前述した関連付けの技術に対し、簡易な構成で容易に関連付けが行われているとは言えなかった。
そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、被記録媒体内の記憶媒体に記憶された情報と、被記録媒体に筆記されたデータとの関連付けを、簡易な構成で容易に行うことができる情報管理システム及び情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様における情報管理システムは、少なくとも筆記装置と情報処理装置とがネットワークを介して接続される情報管理システムであって、前記筆記装置は、所定の筆記データ及び前記被記録媒体に含まれる記憶媒体の識別情報を筆記可能とする筆記手段と、前記筆記手段により筆記された前記識別情報及び前記所定の筆記データを読み取る読取手段と、を備え、前記情報管理システムは、前記読取手段の読取結果に基づいて、該識別情報及び該所定の筆記データを表す画像データを生成する画像データ生成手段と、前記画像データ生成手段が生成した画像データに対し、文字認識処理を行い、少なくとも前記識別情報を文字データに変換する文字認識手段と、前記識別情報の文字データと、前記所定の筆記データの画像データとを関連付けて管理する管理手段と、を備える。
また、本発明の他の態様における情報処理装置は、筆記装置とネットワークを介して接続される情報処理装置であって、被記録媒体に印刷された、筆記データを認識可能である所定のパターン上に筆記された、所定の筆記データ及び前記被記録媒体に含まれる記憶媒体の識別情報を、画像データとして読み取る前記筆記装置から、該画像データを受信する通信手段と、前記筆記装置から受信した画像データに対し、文字認識処理を行い、少なくとも前記識別情報を文字データに変換する文字認識手段と、前記識別情報の文字データと、前記所定の筆記データの画像データとを関連付けて管理する管理手段と、を備える。
本発明によれば、被記録媒体内の記憶媒体に記憶された情報と、被記録媒体に筆記されたデータとの関連付けを、簡易な構成で容易に行うことができる。
実施の形態1における被記録媒体の一例を示す断面図。 実施の形態1における被記録媒体の一例を示す図。 実施の形態1におけるドットパターンの一例を示す図。 ドットパターンのずれを示す図。 図2の被記録媒体を用いて情報管理を行うシステムの一例を示す図。 筆記装置の構成の一例を示すブロック図。 実施の形態1における情報処理装置のハードウェアの一例を示すブロック図。 実施の形態1における情報処理装置の機能の一例を示すブロック図。 各データの一例を示す図。 画像消去装置の構成の一例を示す図。 再生コーティング装置の構成の一例を示す図。 画像形成、画像消去、再生の一連の動作の具体例を示す図。 RFIDタグの準備処理の一例を示すフローチャート。 筆記装置の処理の一例を示すフローチャート。 実施の形態1における情報処理装置の処理の一例を示すフローチャート。 実施の形態2における情報処理装置の管理手段が管理するデータの例を示す図。 実施の形態2における情報処理層装置の処理の一例を示すフローチャート。 実施の形態3におけるデータ入力の一例を示す図。 実施の形態3における筆記装置の構成の一例を示すブロック図。 実施の形態3における筆記装置の処理の一例を示すフローチャート。 実施の形態3における情報処理装置の情報管理処理の一例を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
実施の形態1では、種々の記録方式により、例えば、親水性を有する画像形成材料で形成された画像及び/又は所定のパターンを有する被記録媒体に対し、この画像形成材料の除去及び被記録媒体の再生に適用できる。
また、実施の形態1は、例えば、インクジェット記録方式による画像及び/又は所定のパターンを有する被記録媒体に対し、この画像形成材料の除去及び被記録媒体の再生に適している。よって、以下、記録方式として、インクジェット記録方式を例にして実施の形態1を説明する。まず、実施の形態1における情報管理システムに用いる被記録媒体1の構成について説明する。
<被記録媒体>
図1は、実施の形態1における被記録媒体1の一例を示す断面図である。図1に示す被記録媒体1は、耐水性を有する基質(支持体)10の一方の面上に中間層20が設けられ、基質10側の面とは異なる中間層20の面上には画像形成材料40を受容するための受容層30が設けられる。画像形成材料40は、親水性を有する。
(基質)
実施の形態1における基質(支持体)10は、後述する画像形成材料の除去液(以下、単に除去液ともいう)の供給により変質しない耐水性があるものが好ましい。また、基質10は、記憶媒体50を含んでもよい。記憶媒体50は、例えば、RFID(Radio Frequency IDentification)タグなどの無線ICチップである。以下、記憶媒体50は、RFIDタグを例にして説明する。
基質10にRFIDタグ50が埋め込まれている場合は、除去液の供給によっても、RFIDタグ50の性能が損なわれない基質10が好ましい。
また、基質10としては、高級印刷用紙、電子写真用記録用紙、及び感熱記録紙等を用いることができる。特に可逆性感熱記録紙は記録層がサーマルヘッドによる繰返し画像形成と画像消去に耐えられるように表面に硬化樹脂層を有するものが多く、このような可逆性感熱記録紙は、基質10として好ましく用いることができる。
基質10としては、透明支持体、不透明支持体のいずれも使用することができる。また、基質10は、所望により下塗層等、その余の層を有していてもよい。
基質10の厚さは、使途等によっても異なるが、30μm〜1000μmであることが好ましく、60μm〜800μmであることがより好ましい。厚さは使途やシートサイズ、材質等によっても異なる。例えば、基質10にRFIDタグ50を埋め込む場合は、通常600μm〜800μmと比較的厚くなる。
なお、基質10は、上記の通り、感熱記録媒体や熱転写記録媒体などを用いることもでき、この種の基質10のうち典型例としての可逆性感熱記録媒体は、同出願人の特願2010−197395号を参照されたい。
(中間層)
インクジェット用の被記録媒体1の場合、基質10に中間層20を設けるとすると、例えば、ラテックスと称する親水性高分子材料又は本来疎水性高分子材料の水系エマルジョン塗工液が用いられてきた。多量の強力な乳化剤として、界面活性による本来水不溶性樹脂の強制的な乳化物がある。
これにより、基質10表面および受容層30の双方との強固な接着性を得て、また、印字されたインクによるビーデイング防止、ブリーデイング防止を図ることができる。一方で、多量の強力な乳化剤の使用による弊害は既に知られている。水溶性樹脂塗工液を稀に用いたときには、構成する樹脂と化学結合可能な官能基を有する架橋剤で架橋反応処理されてきた。従来技術においては、主に、強固な接着性出現が考慮され、水又は水系液体を付与することによる中間層の削除を志向したものでないから当然ではある。
これに対し、実施の形態1における中間層20は、除去液の供給により溶解又は膨潤する未硬化水溶性高分子材料を主成分として含有するものである。ここで、「主成分」とは、乾燥重量で60%以上であることを意味する。実施の形態1における被記録媒体1の中間層20は、本発明の目的を損なわない範囲で、無機微粒子、有機微粒子、少量の界面活性剤、酸化防止剤、レベリング剤等々の各種副成分を所望により含有することができる。
実施の形態1における被記録媒体1の中間層20に用いる水溶性高分子材料は、それ自体成膜性があり、基質10及び受容層30の接着性に優れるが、除去液の供給により、溶解又は膨潤して基質10との接着性を減少するものである。受容層30との接着性も著しく減少するが、これは本発明においては不可欠ではない。中間層20に用いられる水溶性樹脂については、同出願人の特願2010−197395号を参照されたい。
また、中間層20は、受容層30が収容しきれなかったインク(画像形成材料)を受容してもよい。そのため、中間層20は、さらなる画像のチリ防止、滲み防止のため、かつ乾燥時の皮膜硬度を保持させるためにシリカ、酸化チタン、アルミナ、酸化亜鉛、炭酸カルシウム等の無機微粒子やアクリル、スチレン等の樹脂微粒子を添加してもよい。かかる無機微粒子を添加する場合、水溶性樹脂100重量部に対して1〜50重量部、好ましくは1〜20重量部添加することができる。
また中間層20は、通水性を上げるために必要に応じてカチオン性界面活性剤等の帯電防止処理を施してもよい。帯電防止剤は、受容層30を形成する材料に添加してもよいし、受容層30を形成した後に、適当な溶媒に溶解・分散させたものを塗布するようにしてもよい。さらに、中間層20の劣化防止のため、紫外線吸収剤や酸価防止剤を含有させてもよい。紫外線吸収剤や酸価防止剤の添加量は、5重量%以下であることが好ましい。
(受容層)
実施の形態1における受容層30は、インクジェット記録ヘッドから送られてきたインク滴を、ビーデイング、ブリーデイングなしに好適に受容し画像形成するためのものである。この点では、通常のインクジェットにおける光沢記録紙のインク受容層と本質的に大きな差異はない。しかし、従来は通常、そのためのインク着色料を吸収する多量の無機微粒子、有機微粒子とこれらを固定するための少量のバインダー樹脂を含む塗工液を塗工、乾燥することにより形成していた。
これに対し、実施の形態1における受容層30は、後述する画像形成材料の除去処理過程で、下層である中間層20への充分な通水性(通過性)をも有するものである。画像形成材料は、例えば、インクジェットインクの着色料である。また、受容層30は、中間層20の除去液による溶解又は膨潤により、崩壊又は中間層20との接着状態が弛緩される。
また、通常のインクジェットにおける光沢記録紙のインク受容層の場合よりも、無機微粒子、有機微粒子添加量は零または非常に少なく、材料のほとんどは樹脂であることが好ましい点で、受容層30と従来のインク受容層とは技術思想を異にする。
インク吸収のためのBET表面積の比較的大きい微粒子の添加量は、控え目であることが好ましく、その分、層厚は若干厚くてよい。添加量は、例えば、バインダー樹脂100部当たり、50部以下、好ましくは30部以下、より好ましくは25部以下とする。
受容層30中に浸透し、受容層30から漏れたインク液は、実施の形態1の場合、下の中間層20が受け止めてくれる。
実施の形態1における受容層30は、着色料を含むインクジェット記録用インク液を吸収、受容するための微粒子を含んでいてもよい樹脂材料を含む。また、更に所望により、安定剤、分散剤、増粘剤、消泡剤、酸化防止剤、湿潤剤、紫外線吸収剤、耐水化剤等の各種の助剤を配合した水溶液あるいは水系のエマルジョンからなる塗工剤の塗工層として受容層30は形成されてもよい。なお、受容層30の詳細な成分などについては、同出願人の特願2010−197395号を参照されたい。
受容層30の厚さは、受容層30によるインク吸収作用が十分であり、受容層30の形成作業が良好に行えるように、1〜120μm、好ましくは2〜60μm程度である。厚さが1μmに満たない場合は、皮膜化したときの耐水性、耐摩傷性、耐候性などの耐環境性か向上の効果が十分でないおそれがあるので好ましくない。
<画像形成材料>
実施の形態1における画像形成材料40は、親水性液媒体中に着色料及び所望により添加される他の補助材料を含むものである。着色料は、例えば、通常のインクジェットインクに含まれる各種染料及び顔料である。なお、使用されるインク組成物については、同出願人の特願2010−197395号を参照されたい。
<情報管理システム>
以下、上述した被記録媒体1を、情報管理(例えば工程管理)用に用いる場合について説明する。図2は、実施の形態1における被記録媒体1の一例を示す図である。図2に示す被記録媒体1は、画像形成材料40により、画像70や所定のパターン60が形成されている。画像70は、工程名「A−1」を示す。画像は、他にも生産機種や工場名、組立チェックシートなどが形成されているが、工程名「A−1」70を例にして説明する。
図2に示す被記録媒体1の例では、RFIDタグ50が被記録媒体1に埋め込まれている。RFIDタグ50は、データを記録、消去可能な構成になっている。なお、RFIDタグ50は、必ずしも被記録媒体1に必要なものではない。
図2に示す被記録媒体1は、所定のパターン60が形成されている。所定のパターンは、筆記データを認識可能なパターンであり、例えば、アノト(Anoto)社のドットパターン(アノトパターン)である。筆記データは、手書きで書かれた文字や画像などであり、筆跡データ等とも呼ばれる。
図3は、実施の形態1におけるドットパターン60の一例を示す図である。このドットパターン60は、縦横0.3mm間隔に点が並ぶ特殊なドットパターン(いわゆるアノトパターン)である。ドットパターン60は、図3に示すように、0.3mm間隔の格子状の上に配置された縦横6×6ドットの計36ドットの組み合わせで構成されている。
図4は、ドットパターン60のずれを示す図である。図4に示すように、各ドットは、直交する点から上下左右のいずれかの方向にごくわずかにずれている。36のドットがそれぞれ4通りの位置を持つため、4の36乗という、膨大な数のパターンを作ることができる。
このドットパターン60を形成するためには、高解像度のプリンタで形成することが必要となるが、上述した被記録媒体1は、高解像度のプリンタで印刷可能である。よって、被記録媒体1は、高解像度を必要とする所定のパターン60であっても形成することができる。なお、所定のパターン60としては、アノトパターンに限定されるものではなく、筆記データを認識可能とするパターンであればよい。
<システム構成>
図5は、図2の被記録媒体1を用いて情報管理を行うシステムの一例を示す図である。図5に示す例では、情報(工程)管理システムは、情報処理装置(例えば、ホストコンピュータ)100、プリンタ(例えば、インクジェットプリンタ)200、被記録媒体1、筆記装置300、RFIDリーダーライター400を有する。RFIDリーダーライター400は、作業現場に設置される。RFIDリーダーライター400は、RFIDアンテナを有する。
情報処理装置100と、プリンタ200と、筆記装置300、RFIDリーダーライター400とは、それぞれネットワークを介してデータの送受信が可能となっている。また、プリンタ200は、RFIDタグへのデータの書き込み及び読み込みが可能なRFIDリーダーライター201が内蔵されている。RFIDリーダーライター201は、RFIDアンテナを有する。
図5に示す実施の形態1における情報管理システムでは、被記録媒体1は、「GX3300」という機種の工程「A−1」という工程管理用に使用される。以下、この工程「A−1」を作業する人が、「XXX」さんの場合について説明する。
RFIDタグ50には、固有の識別情報(以下、固有IDともいう)である「a」が記憶される。このデータは、情報処理装置100からプリンタ200に送られ、プリンタ200は、被記録媒体1のRFIDタグ50に、RFIDリーダーライター201を用いて書き込む。また、このデータは、工場出荷時に既に記憶されていてもよい。
プリンタ200は、情報処理装置100から被記録媒体1に印刷するデータを取得すると、図2に示すように、作業工程を表す文字、写真等の画像等を印刷する。なお、画像は、バーコードなどであってもよい。また、プリンタ200は、記録ヘッドからインク(画像形成材料)を吐出して、所定のパターン60を被記録媒体1の表面の一部に印刷する。また、プリンタ200は、RFIDリーダーライター201が記憶媒体50から読み取った「a」という記憶媒体50の固有IDを、被記録媒体に1に印刷する。
固有ID「a」を印刷する処理は、記憶媒体に記憶された情報が何かをユーザに知らせるための出力処理である。なお、記憶媒体に記憶された情報が何かをユーザに知らせればよいため、この出力処理は、表示画面に固有ID「a」を表示する表示処理や、固有ID「a」を音声として出力する音声処理などでもよい。この印刷処理や表示処理などをまとめて出力処理と呼ぶ。よって、出力手段は、例えば、プリンタ200や表示手段(ディスプレイ)やスピーカなどである。なお、記憶媒体の固有IDを作業者が事前に知っている場合は、出力手段は必ずしも必要ではない。
(作業内容)
ここで、作業内容について説明する。「XXX」さんが、作業「GX3300」という機種の工程「A−1」の作業をする場合、被記録媒体1をRFIDリーダーライター400にかざす。RFIDリーダーライター400は、被記録媒体1のRFIDタグ50に記憶された固有ID「a」を読み取る。
読み取られたデータは、情報処理装置100に送信され、情報処理装置100は、固有ID「a」に対応する工程「A−1」に対応する作業指示を、表示画面に表示する。後述するように、情報処理装置100は、固有ID「a」と、作業工程「A−1」とを関連付けて管理しておく。作業工程「A−1」は、対応する作業指示を関連付けておいてもよい。
また、表示手段をRFIDリーダーライター400付近に設置し、表示手段は、RFIDリーダーライター400で読み取ったデータや、上述した作業指示などを表示するようにしてもよい。
「XXX」さんは、表示画面に表示された作業指示に従い組立を行い、作業を終えると、被記録媒体1上のチェックシートに従い、作業を確認する。「XXX」さんは、チェックシートの確認が終わると、所定のパターン60が印刷された作業者サインの欄に手書きで、印刷された固有ID「a」と作業者名とを筆記する。この場合、筆記データは、例えば「a XXX」となる。上述した作業が作業標準になっている。
このため、「XXX」さんが作業を終えると、被記録媒体1上の所定のパターン60が印刷された作業者サインの欄に筆記装置300で、固有ID「a」と作業者名とを筆記する。筆記装置300は、筆記データを画像データとして認識することが可能である。次に、筆記装置300について説明する。
<筆記装置>
図6は、筆記装置300の構成の一例を示すブロック図である。図6に示す筆記装置300は、ペン型であり、読取部301、筆記部302、ペンダウン検出部303、データ記録部304、データ転送部305、転送スイッチ306、クリアスイッチ307、データ処理部308を備える。
また、読取部301、ペンダウン検出部303、データ記録部304、データ転送部305、転送スイッチ306、クリアスイッチ307及びデータ処理部308は、それぞれデータバス309に接続される。データ転送部305は、無線又は有線の回線によって情報処理装置100に接続される。
読取部301は、筆記装置300の先端に設けられ、被記録媒体1上の所定のパターン60を光学的に読み取り、その軌跡を正確に計測して筆記データを画像データとして得ることができる。読取部301は、ペンダウン検出部303により、ペン先が被記録媒体1に接触していると判断されているときに読取処理を行う。
読取部301は、例えば、小型カメラであり、文字を書く際に、1.8mm角の範囲のドットパターン60(上述の通り縦横6×6ドット=計36ドット)を1秒間に例えば75枚の高速撮影を行う。読取部301は、筆記装置300が通過したドットパターン60上の位置情報(読取データ)を刻々と捕捉していくことで、イメージスキャンしたような画像データとして筆記データを再現する。
筆記部302は、筆記データを可視化するための部であり、例えば、鉛筆の芯やボールペンなどである。以下、筆記部の先をペン先と呼ぶ。ユーザは、筆記部302を用いて所定の筆記データを所定のパターン60上に可視化する。
ペンダウン検出部303は、筆記装置300のペン先が被記録媒体1に接触しているか否かを検出する。ペンダウン検出部303は、例えば、筆圧センサであり、ペン先における筆圧を計測することにより、ペン先と被記録媒体1との接触の有無を検出する。
なお、ペンダウン検出部303は、ペン先と被記録媒体1との接触を検出すればよいため、ペン先がペン軸に沿った方向にわずかなストロークを持ち、その終端にマイクロスイッチを備えることでも実現できる。
データ記録部304は、得られた筆記データの画像データを記録する。データ記録部304は、画像データを記録するのに十分な所定の容量を有するメモリである。また、データ記録部304は、記録したデータを消去することもできる。消去するトリガは、クリアスイッチ307がONになり、消去のための信号を取得したときである。
データ転送部305は、ネットワークを介してデータの送受信が可能な通信手段であり、データ記録部304に記録された筆記データの画像データを、情報処理装置100に転送する(送信する)。転送するトリガは、転送スイッチ306がONになり、転送のための信号を取得したときである。
転送スイッチ306は、ON/OFFを制御するスイッチである。転送スイッチ306がONになったときに、データ処理部308は、データ転送部305に対して、転送するための信号を出力する。
クリアスイッチ307は、ON/OFFを制御するスイッチである。クリアスイッチ307がONになったときに、データ処理部308は、データ記録部304に対して、消去するための信号を出力する。
転送スイッチ306、クリアスイッチ307は、押下可能にして筆記装置300に設けられ、例えば、ユーザがON/OFFを切り替えるものである。データ処理部308は、上記各部を制御する。
また、筆記装置300は、ボールペンやマジックなどと同様に被記録媒体1への筆記を可能とするペン先を有する筒型の筐体に収納され、図示しない電源から供給される電力により動作する。
ここで、筆記装置300の具体例として、アノト(Anoto)社のアノトペンがある。アノトペンは、手書き情報のデジタル化を実現し、書き順や書く速度、筆圧、ペンの傾き、書いた日時などもあわせて記録可能である。
なお、情報処理装置100は、筆記装置300内に記録された筆記データの画像データを利用して種々の文書処理又は文書管理を実行する。次に、情報処理装置100について詳細に説明する。
<情報処理装置>
次に、実施の形態1における情報処理装置100のハードウェアについて説明する。図7は、実施の形態1における情報処理装置100のハードウェアの一例を示すブロック図である。図7に示すように、情報処理装置100は、制御部101、主記憶部102、補助記憶部103、外部記憶装置I/F部104、ネットワークI/F部105、入力部106、表示部107を含む。これら各構成は、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続されている。
制御部101は、コンピュータの中で、各装置の制御やデータの演算、加工を行うCPUである。また、制御部101は、主記憶部102に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。
主記憶部102は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などであり、制御部101が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
補助記憶部103は、HDD(Hard Disk Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
外部記憶装置I/F部104は、USB(Universal Serial Bus)などのデータ伝送路を介して接続された記憶媒体108(例えば、フラッシュメモリ、SDカードなど)と情報処理装置100とのインタフェースである。
また、記憶媒体108に、所定のプログラムを格納し、この記憶媒体108に格納されたプログラムは外部記憶装置I/F部104を介して情報処理装置100にインストールされ、インストールされた所定のプログラムは情報処理装置100により実行可能となる。
ネットワークI/F部105は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器(例えば筆記装置300)と情報処理装置100とのインタフェースである。
入力部106は、カーソルキー、数字入力及び各種機能キー等を備えたキーボード、表示部107の表示画面上でキーの選択等を行うためのマウスやスライスパット等を有する。また、入力部106は、ユーザが制御部101に操作指示を与えたり、データを入力したりするためのユーザインタフェースである。
表示部107は、CRTやLCD等により構成され、制御部101から入力される表示データに応じた表示が行われる。なお、表示部107は、情報処理装置100とは別体であってもよく、その場合の情報処理装置100は、表示部107に表示するための表示制御機能を有する。
(機能)
次に、情報処理装置100の機能について説明する。図8は、情報処理装置100の機能の一例を示すブロック図である。図8に示す例では、情報処理装置100は、通信手段111、文字認識手段112、管理手段113を備える。
なお、通信手段111は、例えばネットワークI/F部105などにより実現されうる。文字認識手段112は、例えば制御部101やワークメモリとしての主記憶部102などにより実現されうる。管理手段113は、例えば制御部101や補助記憶部103などにより実現されうる。
通信手段111は、ネットワークを介してデータの送受信を行う。通信手段111は、例えば、筆記装置300から筆記データの画像データを受信する。また、通信手段111は、RFIDリーダーライター400から記憶媒体の固有IDを受信したり、記憶媒体の固有IDや印刷内容をプリンタ200に送信したりする。
文字認識手段112は、例えばOCR(Optical Character Recognition)処理を実行可能であり、画像データに対して文字認識処理を行う。文字認識手段112は、例えば「a XXX」という画像データに対し、少なくとも最初の「a」の部分を文字認識し、「a」を文字データに変換する。文字認識手段112は、必要に応じて「XXX」についても文字認識すればよい。ここでは、「XXX」は画像データのままとする。文字認識手段112は、文字認識処理が終了すると、「a」という文字データと、「XXX」という画像データとを管理手段113に出力する。
管理手段113は、記憶媒体50の固有IDを管理しておく。固有IDは、管理手段113により1又は複数管理される。ここでは、管理手段113は、例えば、固有IDと、作業工程と、署名された画像データとを関連付けて管理する。
管理手段113は、文字認識手段112から固有IDを示す「a」の文字データと、「XXX」の画像データとを取得した場合、まず、「a」の文字列を既に管理しているかどうか照合処理を行う。管理手段113が、既に「a」の文字列を管理している場合、その文字列「a」に関連付けて「XXX」の画像データを管理する。
管理手段113は、「a」の文字列が管理されていない場合、エラー処理を行う。エラー処理は、例えば、筆記装置300にエラーを通知し、筆記装置300は、エラーを通知された場合、LED(Light Emitting Diode)などを点灯又は点滅させてユーザに知らせるなどの処理である。
これにより、管理手段113が、署名された画像データを管理した場合、その工程は作業が終了したことを示すことができ、誰がその作業をしたかを管理することもできる。
<データ例>
次に、各種データについて図9を用いて説明する。図9は、各データの一例を示す図である。図9(A)は、RFIDタグ50に記憶されるデータの例を示す。図9(A)に示すように、RFIDタグ50は、RFIDタグを識別するための固有ID「a」を記憶する。
図9(B)は、筆記装置300のデータ記録部304に記憶されるデータの例を示す。図9(B)に示すように、データ記録部304には、読取部301により読み取られた画像データが記憶される。この場合、データ記録部304には、記憶媒体50と作業者名とが筆記された画像データが記憶される。
図9(C)は、情報処理装置100の管理手段113が管理するデータの例を示す。筆記装置300からのデータの転送前は、固有IDと工程とのデータが管理されている。筆記装置300からのデータ転送があると、固有ID「a」に対応する作業者名「XXX」が管理される。
<画像消去>
前述した被記録媒体1は、初期化することができる。被記録媒体1を初期化する場合、被記録媒体1に印刷された画像、所定のパターン60、筆記データなどを消去する必要がある。また、RFIDデータ50に書き込まれたデータ情報を一度消去し、初期化するようにしてもよい。
次に、実施の形態1における被記録媒体1の画像、所定のパターン60及びRFIDタグ50のデータを消去するのに適した画像消去装置について説明する。図10は、画像消去装置500の構成の一例を示す図である。
実施の形態1における被記録媒体1の画像消去方法は、被記録媒体1の画像保持面に水又は水性液を有する除去液(画像形成材料の除去液)を供給する除去液供給処理と、被記録媒体1の画像保持面を擦掃する擦掃処理を含む。これらの処理は同時に進行してもよいが、図10に示す例の画像消去装置500においては逐次遂行される。
図10に示される画像消去装置500において、被記録媒体1は、搬送ローラ対501により装置内に搬送され、除去液の付与箇所で画像材料除去液槽502内の除去液が加圧され液噴射ノズル503から被記録媒体1表面に噴射される。
液噴射ノズル503は、複数のノズルヘッドからなるノズルアレイであってもよく、また、スリット式の噴射ヘッドであってもよい。除去液が画像形成材料を有する受容層30面に付与され、中間層20が膨潤される。
次に被記録媒体1は、擦掃処理に導かれ、保持ローラ対506と保持ローラ対507で保持された状態で、ブラシローラ508によりブラッシングされる。これにより、膨潤した中間層20が除去される。
しかし、実施の形態1においては、ブラッシングに代え、織布等による拭払であってもよい。図10に示すブラシクリーニングベルト509は、ブラシローラ508に付いたペースト状の屑を除去する。
その後、図10に示す例では、被記録媒体1は、残った中間層20材料をより完全に除去するため、バックアップローラ510の助けのもとで、表面掃掻ブレ−ド511により屑材料が掻き取られる。その後、被記録媒体1は、トレー513上に排出されるが、このような表面掃掻ブレ−ド511は、実施の形態1において必ずしも必要なものではない。
さらに、画像消去装置500内には、RFIDタグ50へのデータの書き込みが可能なリーダーライター512が内蔵されている。
RFIDリーダーライター512は、画像消去装置500により画像や所定パターンなどが消去された被記録媒体1内のRFIDタグのデータを消去する。この場合、被記録媒体1は、画像や所定のパターン60及びRFIDタグ50のデータが無い状態でトレー6513に排出される。このように、画像除去処理後の被記録媒体1は、基質10のみになっている。基質10には、必要に応じてRFIDタグ50が内蔵される。
<被記録媒体の再生>
次に、被記録媒体1の再生について説明する。図11は、再生コーティング装置600の構成の一例を示す図である。再生コーティング装置600は、被記録媒体1を再生することができる。
図11に示すように、画像消去処理によって基質10のみになった被記録媒体1は、再生コーティング装置600により、耐水性を有する基質10上に中間層20がコーティングされ、中間層20が乾燥される。
中間層20の乾燥後、再生コーティング装置600は、中間層20の基質10側とは逆の面上に、画像形成材料40のための受容層30をコーティングし、乾燥させる。これにより、被記録媒体1の再生が完了する。
<具体例>
ここで、被記録媒体1の画像形成、画像消去、再生の一連の動作の具体例について説明する。生産する機種や各工程により、作業工程を表す文字、バーコード、写真等の画像等が代わり、被記録媒体1は、書き換えられる。
また、作業者も異なるため、作業者サインの欄のボールペンやマジックなどで書かれた筆記データも消去が必要となる。また、被記録媒体1に印刷されるレイアウトも機種や各工程により変更されるため、所定のパターン60の位置や大きさも、必要に応じて変更される。
図12は、画像形成、画像消去、再生の一連の動作の具体例を示す図である。図12に示すように、被記録媒体1は、(1)〜(6)の状態に変化する。なお、各状態は、被記録媒体1の表面と、被記録媒体1の断面とを用いて説明する。
(1)の状態は、例えば、工場出荷時の状態を示す。(1)の状態の被記録媒体1は、基質10、基質10の上に中間層20、中間層20の上に受容層30を有する。このときのRFIDタグ50には、例えば、RFIDタグの固有の識別情報(固有ID)が記憶されている。
(2)の状態は、プリンタ200により画像(画像70を含む)、所定のパターン60、RFIDタグ50の固有ID80を画像形成材料40により形成された状態を示す。例えば、インクジェットのインクにより、画像70、所定のパターン60、固有ID80などが被記録媒体1に印刷される。このとき、プリンタ200のRFIDリーダーライター201は、RFIDタグ50の固有IDに対応する、組み立てる機種を認識するデータと、作業する工程「A−1」を認識するデータとを、印刷時などにRFIDタグ50に書き込んでもよい。(2)の被記録媒体1は、工程「A−1」の場合の画像70や所定パターン、固有ID80などが印刷される。
(3)の状態は、工程「A−1」の作業が終わり、作業者により、所定のパターン60上に、固有ID80と作業者の名前とを筆記された状態を示す。ここでは、固有ID80は「a」、作業者の名前は「XXX」とする。このとき、作業者は、上述した筆記装置300を用いて、固有IDと自分の名前とを筆記する。
この後、例えば、筆記装置300は、読み取って電子化した「a XXX」の画像データを、情報処理装置100に転送する。これにより、情報処理装置100は、RFIDタグ50の固有IDと、作業者名の画像データをそれぞれ関連付けて管理することができるようになる。
(4)の状態は、(3)の状態の被記録媒体1に対して、画像消去処理を施した後の状態を示す。(3)の状態の被記録媒体1で、作業が終了し、その用途を終えた場合には、被記録媒体1を再利用するための画像消去が行われる。被記録媒体1は、画像消去装置500により画像消去処理が行われ、画像70、所定のパターン60、固有ID80などが消去される。
また、被記録媒体1内のRFIDタグ50のデータは、例えば固有ID以外がRFIDリーダーライター512により消去される。なお、必要に応じて、固有IDも消去してもよい。このとき、被記録媒体1は、基質10のみである。
(5)の状態は、画像消去後に、再生コーティング処理を施した状態を示す。(5)の状態の被記録媒体1は、再生コーティング処理により、基質10の上に、中間層20、受容層30が再生されている。これにより、被記録媒体1は、(1)の状態に戻り、再生初期化され、再利用される。
(6)の状態は、(2)の状態とは異なる画像、所定のパターン、固有IDが印刷された状態を示す。(6)の被記録媒体1は、工程「A−2」の場合の画像70や所定のパターン60、固有ID80などが印刷されている。(6)の被記録媒体1は、所定のパターン60のサイズ、位置、画像70の位置、固有ID80の情報が(2)の状態の被記録媒体1とは異なる。これにより、被記録媒体1は、機種や工程内容などに応じて、形成される画像を変更したり、形成される所定パターンの位置、サイズを変更したり、固有IDを書き換えたりすることができる。
なお、(6)の被記録媒体1には、固有ID「b」と作業者名「YYY」とが所定のパターン60に、筆記装置300で筆記されると、前述した「a XXX」の処理と同様の処理が行われる。
なお、前述した処理では、筆記装置300により「a XXX」という画像データを情報処理装置100に送信するようにしたが、「a」と「XXX」とを分けて送信するようにしてもよい。
この場合、筆記装置300は、「a」を筆記した後で、転送スイッチ306がONにされることで、「a」の画像データが情報処理装置100に送信される。次に、転送スイッチ306を一旦「OFF」に戻し、「XXX」を筆記した後に転送スイッチ306が「ON」にされることで、「XXX」の画像データが情報処理装置100に送信される。
情報処理装置100は、所定時間内に連続して送られる画像データを関連ある画像データと判断し、例えば最初に送信された「a」の画像データにOCR処理を行うことで、前述したように、固有IDと作業者名の画像データと関連付けて管理することができる。
<動作>
次に、実施の形態1における情報管理システムの動作について説明する。以下、RFIDの準備処理例、筆記装置の処理例、情報処理装置の処理例を順に示す。
(RFIDタグの準備処理)
図13は、RFIDタグの準備処理の一例を示すフローチャートである。図13に示すステップS101で、情報処理装置100は、RFIDタグ50にセット(記憶)した固有IDを、作業工程等と関連付けて管理する。
ステップS102で、プリンタ200は、被記録媒体1に印刷を行う際、RFIDタグ50に予めセットされた固有IDを読み取り、被記録媒体1の所定の場所に固有IDを印刷する。
これにより、ユーザは、被記録媒体1に含まれるRFIDタグ50の固有IDを知ることができる。なお、前述したように、RFIDタグ50の固有IDは、印刷処理に変えて表示処理を行うことで、ユーザに固有IDを知らせるようにしてもよい。
(筆記装置の処理)
図14は、筆記装置300の処理の一例を示すフローチャートである。図14に示すステップS201で、読取部301は、所定のパターン60上に筆記された筆記データを検出したか否かを判定する。読取部301は、筆記データを検出した場合、筆記データの画像データを取得する。読取部301により、筆記データの検出がなければステップS201に戻る。読取部301は、筆記データの画像データを取得した場合、ステップS202に進む。
ステップS202で、データ記録部304は、読取部301が読み取った筆記データの画像データを保存する。
ステップS203で、データ処理部308は、転送スイッチ306がONになったか否かを判定する。データ処理部308は、転送スイッチ306から押下信号を取得した時に転送スイッチ306がONになったと判断できる。転送スイッチ306がONになるまでステップS203に戻る。転送スイッチがONになれば(ステップS203−YES)ステップS204に進む。
ステップS204で、データ転送部305は、データ記録部304に記録された画像データを情報処理装置100に送信する。
これにより、筆記装置300は、RFIDタグ50の固有IDを含む画像データを、情報処理装置100に送信することができる。
(情報処理装置の処理)
図15は、情報処理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。図15に示すステップS301で、通信手段111は、筆記装置300から画像データを受信したか否かを判定する。画像データが受信されれば(ステップS301−YES)ステップS302に進み、画像データが受信されなければ(ステップS301−NO)ステップS301に戻る。
ステップS302で、文字認識手段112は、画像データの先頭から決められたバイト数分を読み込む。
ステップS303で、文字認識手段112は、読み込んだデータに対し、文字認識処理(OCR処理)を施し、文字データを取得する。
ステップS304で、管理手段113は、自身が管理している固有IDから、文字認識された固有IDの文字データと一致するものをサーチする。
ステップS305で、管理手段113は、一致した固有IDがあるか否かを判定する。一致した固有IDがあれば(ステップS305−YES)ステップS306に進み、一致した固有IDがなければ(ステップS305−NO)ステップS307に進む。
ステップS306で、管理手段113は、一致した固有IDに関連付けて、作業者名の画像データを保存する。
ステップS307で、管理手段113は、エラー処理を行う。エラー処理は、エラー通知を筆記装置300に送信し、筆記装置300は、例えば、LEDを点灯又は点滅させたり、バイブレーションで振動させたりしてユーザにエラーの旨を知らせる処理である。
これにより、情報処理装置100は、作業者名の画像データが管理されることで作業の終了を管理するとともに、作業者名も管理することもできる。
以上、実施の形態1によれば、被記録媒体内の記憶媒体に記憶された情報と、被記録媒体に筆記されたデータとの関連付けを、簡易な構成で容易に行うことができる。例えば、筆記装置にRFIDなどのリーダーを設けなくても、既存の筆記装置(例えば、アノトペン)を用いて、上述した実施の形態1を実施することができる。
また、実施の形態1によれば、高解像度での印刷が可能な被記録媒体上に、筆記データを認識可能な所定のパターンを形成することで、所定のパターンの再形成を可能にすることができる。
また、実施の形態1における被記録媒体は、所定のパターンを必要最小限のサイズで任意の位置に形成することができる。つまり、所定のパターンは、被記録媒体の所定位置に所定サイズで形成されうる。また、実施の形態1における被記録媒体は、所定のパターン上に手書きで筆記されたとしても、この筆記データを消去することができる。
また、実施の形態1における被記録媒体は、高解像度が可能なインクジェットプリンタによる印刷が可能であり、例えば、アノトパターンのような微小なドットも形成できるようになる。
また、実施の形態1における被記録媒体は、無線ICチップなどの記憶媒体を有することで、所定パターン上に筆記されたデータの画像データと、記憶媒体に記憶された情報とを関連付けさせることができるようになる。
[実施の形態2]
次に、実施の形態2における情報管理システムについて説明する。実施の形態2における情報管理システムでは、被記録媒体1に書き込まれた履歴を識別するための履歴識別情報を情報処理装置に持たせ、筆記装置から送られてきたデータ毎に履歴識別情報を付与することで、画像データを管理する。履歴識別情報は、例えば履歴番号である。
実施の形態2では、実施の形態1で説明した符号と同じ符号を用いて、情報処理装置100のデータ管理の仕方について説明する。また、実施の形態2では、情報処理装置100のデータの管理の仕方以外の構成は、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
<データ例>
図16は、実施の形態2における情報処理装置100の管理手段113が管理するデータの例を示す図である。図16に示す例では、筆記装置300から固有ID「a」に対応する画像データが再度送信された場合のデータ管理を示す。
図16(A)に示す例では、固有ID「a」と固有ID「b」とに対応する工程、履歴(履歴識別情報)、画像データが管理されている。履歴は、例えば、同じ固有IDが送信されてきた場合に、その順番を示す履歴番号である。
ここで、図16(A)に示すデータを情報処理装置100が管理している状態から、情報処理装置100は、固有ID「a」と画像データ「XXX」とが筆記装置300から送信されてきたとする。
図16(B)に示す例では、固有ID「a」に対応する画像データに対して履歴の番号が付与されて管理されている。これは、固有ID「a」が筆記装置300から2回送信されたため、履歴の番号「01」と「02」とが与えられ、固有ID「a」と共に送信された2回の画像データが区別される。
よって、管理手段113は、1つの固有IDに対応する筆記データの画像データを複数回取得した場合、履歴識別情報(例えば履歴番号)を筆記データの画像データそれぞれに関連付けて、筆記データの画像データの履歴を管理する。
<動作>
次に、実施の形態2における情報管理システムの動作について説明する。RFIDの準備処理、筆記装置の処理については、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
(情報処理装置の処理)
図17は、実施の形態2における情報処理層装置100の処理の一例を示すフローチャートである。図17に示すステップS401〜S405、S408の処理は、図15に示すステップS301〜S305、S307の処理と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS406で、管理手段113は、一致した固有IDと、履歴番号とに関連付けて、作業者名の画像データを記憶部に保存する。記憶部は、管理手段113内部又は外部に設けられ、例えば、RAMなどである。
ステップS407で、管理手段113は、記憶部に保存されている一致した固有IDに対応する履歴番号をインクリメントする。これは、次に同じ固有IDが情報処理装置に送信されてきた場合に対応するためである。
なお、ステップS407は、画像データの保存後に行われているが、ステップS406の前に行なわれるようにしてもよい。また、履歴番号のインクリメントは、例えば、記憶部に記憶されている履歴番号を、次のアドレスの履歴番号に進める。
以上、実施の形態2によれば、情報処理装置100は、1つの固有IDに対して複数回画像データが送信された場合、履歴番号を付与してそれぞれの画像データを保存しておくことができる。
[実施の形態3]
次に、実施の形態3における情報管理システムについて説明する。実施の形態3における情報管理システムでは、筆記装置が、筆記手段と読取部としての機能を有する位置情報取得手段とに分かれた構成となる。
<データ入力例>
実施の形態3では、データ入力の仕方が上記実施の形態とは異なる。図18は、実施の形態3におけるデータ入力の一例を示す図である。図18は、図5に示す被記録媒体1付近を拡大した図である。
図18に示すように、筆記装置700は、筆記手段710と、位置情報取得手段720とに分かれる。筆記手段710は、例えばペンであり、位置情報取得手段720は、筆記手段710の筆記箇所近傍に設置される。
なお、図18に示す例では、ドットパターン60上に筆記を行っているが、必ずしもドットパターン60上に筆記する必要はない。つまり、実施の形態3では、被記録媒体1上にドットパターン60が形成されていなくてもよい。
図18に示す例では、筆記手段710から発生された赤外線と超音波とを、位置情報取得手段720が取得する。位置情報取得手段720は、取得した赤外線と超音波とを用いて筆記データを読み取る。
<筆記装置>
図19は、実施の形態3における筆記装置700の構成の一例を示すブロック図である。実施の形態3における筆記装置700は、筆記手段710と、位置情報取得手段720とを有する。なお、筆記装置700において、上記の各実施の形態と同様のものは、同じ符号を付す。以下では、上記の実施の形態と異なる点を主に説明する。
(筆記手段)
筆記手段710は、筆記部302、ペンダウン検出部303、制御部711、超音波発生回路712、赤外線発生回路713を備える。筆記手段710は、筆記部302により筆記データを可視化するための機能を有する。
ペンダウン検出部303は、筆記手段710のペン先が被記録媒体1に接触し加圧を受けたことを検出すると、ON信号を制御部711に通知する。ON信号は、ペンダウンが検出されている間中、制御部711に通知される。
制御部711は、ペンダウン検出部303からON信号を受けると、超音波発生回路712及び赤外線発生回路713に電源電圧を印加し、超音波信号及び赤外線信号を周期的に発生させる。超音波信号及び赤外線信号は、ON信号が通知されている間発生される。
一方、制御部711は、ペンダウン検出部303からON信号の通知がなくなると、超音波発生回路712及び赤外線発生回路713への電源電圧の供給を停止し、超音波信号及び赤外線信号の発生を停止させる。ただし、超音波信号及び赤外線信号の発生開始及び停止のタイミングは、必ずしもON信号の有無と同期させる必要はない。
これにより、ユーザにより筆記手段710を用いて筆記されている間に、筆記手段710は、超音波信号及び赤外線信号を発生することになる。
(位置情報取得手段)
位置情報取得手段720は、読取部721、データ記録部304、データ転送部305、転送スイッチ306、クリアスイッチ307、データ処理部308を備える。
読取部721は、赤外線受光部722、超音波受信部723、赤外線超音波測定部724、座標演算部725を備える。読取部721は、後述するように、筆記時に筆記手段710から発生される信号又は光を受信し、受信された信号又は光の変化に基づいて、所定の筆記データを表す電子データを生成する。
赤外線受光部722は、例えばIrDA(Infrared Data Association)規格モジュールからなる赤外線センサである。赤外線受光部722は、赤外線発生回路713から発生された赤外線信号を受信し、赤外線信号を受信した場合に信号を発生する。赤外線受光部722は、位置情報取得手段720に開口部を設けるなどして、受光する赤外線信号を遮られることなく受信できるようにする。
超音波受信部723は、例えばPVDF(Polyvinylidene Fluoride)を用いる超音波センサである。超音波受信部723は、位置情報取得手段723の長手方向の左右の端部に2つ設けられる。
超音波受信部723は、超音波発生回路712から発生された超音波信号を受信し、超音波信号を受信した場合に信号を発生する。超音波受信部723は、位置情報取得手段720に開口部を設けるなどして、超音波信号を遮られることなく受信できるようにする。
赤外線超音波測定部724は、赤外線受光部722が出力した信号と、超音波受信部723が出力した信号との時間差を測定する。つまり、赤外線超音波測定部724は、赤外線信号を受信してから超音波信号を受信するまでの各到達時間差を測定する。
赤外線信号は約3×10m/sの光速で飛行し、一方で超音波信号は約3.5×10m/sの音速で飛行する。そのため、超音波信号の筆記手段710から超音波受信部723までの到達時間に対して、赤外線信号の筆記手段710から赤外線受光部722までの到達時間は無視できるほど小さい。よって、赤外線超音波測定部724は、測定した到達時間差を以て、筆記手段710から超音波受信部724までの超音波信号の飛行時間とすることができる。
座標演算部725は、赤外線超音波測定部724が測定した時間の差から、筆記手段710(ペン)の位置を演算し、筆記データを読み取る。例えば、座標演算部725は、赤外線超音波測定部724において測定した超音波信号の飛行時間を飛行距離に変換し、それらの飛行距離と、2個の超音波受信部723の間の既知の距離とを用いて、三辺測量方式により、筆記手段710の位置座標データを計算する。計算された位置座標データ(読取データ)は、データ記録部304に記録される。
また、データ処理部308は、画像データ生成手段としての機能を有し、読取データの位置座標データから画像データを生成し、その画像データをデータ記録部304に記録してもよい。この場合、データ転送部305により、データ記録部304に記録された画像データが情報処理装置100に送信される。
<動作>
次に、実施の形態3における情報管理システムの動作について説明する。上記の各実施の形態と異なる処理について説明する。
(筆記装置の処理)
図20は、実施の形態3における筆記装置700の処理の一例を示すフローチャートである。図20に示すステップS501で、読取部721は、筆記データを検出したか否かを判定する。読取部721は、例えば、赤外線信号や超音波信号を受信したら筆記データを検出と判定する。
筆記データを検出していれば(ステップS501−YES)S502に進み、筆記データを検出していなければ(ステップS501−NO)ステップS501に戻る。ステップS502で、データ記録部304は、筆記データの読取データを記録する。
ステップS503で、データ処理部308は、転送スイッチ306がONになったか否かを判定する。データ処理部308は、転送スイッチ306から押下信号を取得した時に転送スイッチ306がONになったと判断できる。転送スイッチ306がOFFであればステップS503に戻り、転送スイッチがONになれば(ステップS503−YES)ステップS504に進む。
ステップS504で、データ転送部305は、データ記録部304に記録された読取データを情報処理装置100に送信する。読取データは、時間毎の位置座標データなどである。これにより、超音波信号や赤外線信号を用いて筆記データを取得することができる。
(情報処理装置の情報管理処理)
図21は、実施の形態3における情報処理装置100の情報管理処理の一例を示すフローチャートである。図21に示すステップS601で、通信手段111は、筆記装置700から読取データを受信したか否かを判定する。読取データが受信されれば(ステップS601−YES)ステップS602に進み、読取データが受信されなければ(ステップS601−NO)ステップS601に戻る。
ステップS602で、管理手段113は、画像データ生成手段としての機能を有し、読取データの位置座標データに基づいて画像データを生成する。なお、画像データの生成は、画像データ生成手段を有する他の情報処理装置が行うようにしてもよい。
ステップS603で、管理手段113は、画像データの先頭から決められたバイト数分を読み込む。画像データの先頭部分は、固有IDを含む。
ステップS604で、文字認識手段112は、読み込んだデータに対し、文字認識処理(OCR処理)を施し、文字データを取得する。
ステップS605で、管理手段113は、自身が管理している固有IDから、OCR処理した固有IDの文字データと一致するものをサーチする。
ステップS606で、管理手段113は、一致した固有IDがあるか否かを判定する。一致した固有IDがあれば(ステップS606−YES)ステップS607に進み、一致した固有IDがなければ(ステップS606−NO)ステップS608に進む。
ステップS607で、管理手段113は、一致した固有IDに関連付けて、例えば作業者名などの画像データを保存する。
ステップS608で、管理手段113は、エラー処理を行う。エラー処理は、エラー通知を筆記装置700に送信し、筆記装置700は、例えば、LEDを点灯又は点滅させたり、バイブレーションで振動させたりしてユーザにエラーの旨を知らせる処理である。
これにより、情報処理装置100は、作業者名の電子データが管理されることで作業の終了を管理するとともに、作業者名も管理することもできる。
なお、実施の形態3の動作では、位置座標データのような読取データを情報処理装置100が筆記装置700から受信しているが、実施の形態1、2のように、筆記装置700内で画像データを生成し、情報処理装置100が画像データを受信してもよい。
また、実施形態1、2において、実施の形態3のように、画像データ生成前の読取データを情報処理装置100が受信し、管理手段113が画像データ生成手段としての機能を有してもよい。
以上、実施の形態3によれば、筆記装置をペン等の筆記手段と、読取部の機能を有する位置情報取得手段とに分けた構成にしても、上記の実施の形態同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は、上記各実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
1 被記録媒体
10 基質
20 中間層
30 受容層
40 画像形成材料
50 RFIDタグ
60 所定のパターン
70 画像
80 固有ID
100 情報処理装置
111 通信手段
112 文字認識手段
113 管理手段
200 プリンタ
201 RFIDリーダーライター
300 筆記装置
301 読取部
302 筆記部
303 ペンダウン検出部
304 データ記録部
305 データ転送部
306 転送スイッチ
307 クリアスイッチ
308 データ処理部
711 制御部
712 超音波発生回路
713 赤外線発生回路
722 赤外線受光部
723 超音波受信部
724 赤外線超音波測定部
724 座標演算部
特開2007−279889号公報 特開2002−278692号公報 特開2006−99559号公報 特開2002−82764号公報

Claims (11)

  1. 少なくとも筆記装置と情報処理装置とがネットワークを介して接続される情報管理システムであって、
    前記筆記装置は、
    所定の筆記データ及び前記被記録媒体に含まれる記憶媒体の識別情報を筆記可能とする筆記手段と、
    前記筆記手段により筆記された前記識別情報及び前記所定の筆記データを読み取る読取手段と、
    を備え、
    前記情報管理システムは、
    前記読取手段の読取結果に基づいて、該識別情報及び該所定の筆記データを表す画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記画像データ生成手段が生成した画像データに対し、文字認識処理を行い、少なくとも前記識別情報を文字データに変換する文字認識手段と、
    前記識別情報の文字データと、前記所定の筆記データの画像データとを関連付けて管理する管理手段と、
    を備える情報管理システム。
  2. 前記被記録媒体に含まれる記憶媒体に記憶された該記憶媒体の識別情報を出力する出力手段をさらに備え、
    前記出力手段は、
    前記被記録媒体の記憶媒体から識別情報を読み取り、該識別情報を前記被記録媒体に印刷する請求項1記載の情報管理システム。
  3. 前記被記録媒体に含まれる記憶媒体に記憶された該記憶媒体の識別情報を出力する出力手段をさらに備え、
    前記出力手段は、
    前記被記録媒体の記憶媒体から識別情報を読み取り、該識別情報を表示画面に表示する請求項1記載の情報管理システム。
  4. 前記筆記手段は、
    被記録媒体に印刷され筆記データを認識可能にする所定のパターン上に、前記所定の筆記データ及び前記識別情報の筆記を行い、
    前記読取手段は、
    前記所定のパターンに基づいて前記所定の筆記データ及び前記識別情報の認識を行う請求項1乃至3いずれか一項に記載の情報管理システム。
  5. 前記被記録媒体は、
    耐水性を有する基質と、
    前記基質の少なくとも一方の面に、水又は水性液により溶解又は膨潤する未硬化水溶性高分子材料を含む中間層と、
    前記基質側の面とは異なる前記中間層の面に、前記水又は水性液に対する通過性を有し、かつ、前記中間層の溶解又は膨潤により、崩壊又は前記中間層との接着状態が弛緩される受容層とを備え、
    筆記データを認識可能とする所定のパターンが、親水性を有する画像形成材料により、少なくとも前記受容層に形成可能である請求項4記載の情報管理システム。
  6. 前記読取手段は、
    少なくとも前記筆記手段を含むペンから筆記時に発生される信号又は光を受信し、受信された信号又は光の変化に基づいて、前記所定の筆記データを表す電子データを生成する請求項1乃至3いずれか一項に記載の情報管理システム。
  7. 前記管理手段は、
    前記記憶媒体の識別情報を予め管理し、管理する識別情報と前記識別情報の文字データとを照合し、一致する識別情報がある場合、該識別情報に関連付けて前記所定の筆記データの画像データを記憶する請求項1乃至6いずれか一項に記載の情報管理システム。
  8. 前記文字認識手段は、
    前記所定の筆記データを文字認識し、
    前記管理手段は、
    前記識別情報の文字データと、前記所定の筆記データの文字データとを関連付けて管理する請求項1乃至7いずれか一項に記載の情報管理システム。
  9. 前記管理手段は、
    1つの前記識別情報に対応する筆記データの画像データを複数回受信した場合、履歴識別情報を前記筆記データの画像データそれぞれに関連付けて、該画像データの履歴を管理する請求項1乃至8いずれか一項に記載の情報管理システム。
  10. 前記所定のパターンは、所定間隔の格子状の上に配置された各ドットであり、各ドットは、格子状の交点から上下左右のいずれかの方向にずれている請求項5又は6に記載の情報管理システム。
  11. 筆記装置とネットワークを介して接続される情報処理装置であって、
    被記録媒体に印刷された、筆記データを認識可能である所定のパターン上に筆記された所定の筆記データ及び前記被記録媒体に含まれる記憶媒体の識別情報を、画像データとして読み取る前記筆記装置から、該画像データを受信する通信手段と、
    前記筆記装置から受信した画像データに対し、文字認識処理を行い、少なくとも前記識別情報を文字データに変換する文字認識手段と、
    前記識別情報の文字データと、前記所定の筆記データの画像データとを関連付けて管理する管理手段と、
    を備える情報処理装置。
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