JP4246474B2 - 電子署名システム及び電子署名プログラム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷物と電子ペンと電子印鑑などを利用し、利用者が印刷物に対して記入した内容の電子データを取得するとともに、その電子データに対する電子署名を取得するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、官公庁その他へ提出する書類は紙の書類として用意され、所定の申請や届出などを行う利用者は紙の書類上に必要事項を記入した後、署名・捺印などを行って書類を作成し、提出していた。
【0003】
これに対し、近年では紙の書類を電子化した、いわゆる電子フォームが利用されるようになっている。電子フォームは、紙の書類の記入欄などに対応する入力フィールドを有し、パーソナルコンピュータなどの端末装置を操作することにより、利用者は必要事項の入力が可能である。利用者が入力した事項は電子データとして取得される。このような電子化された申請処理などでは、従来印鑑などを使用して行われていた捺印行為に代わり、電子署名という手法が用いられる場合が多い。
【0004】
電子署名とは、予め用意された秘密鍵と呼ばれる電子データを使用して、署名の対象となるデータに対して所定の暗号化処理を行うことにより生成される電子データである。また、そのような処理自体も電子署名と呼ばれる。上記の電子的な申請処理の例でいえば、利用者が電子フォームに対して入力した入力データを署名の対象データとし、これに対して利用者が予め所有している秘密鍵(概念的には従来の印鑑に相当する)を使用して電子署名を生成する。そして、入力データと電子署名とを一緒にして、官公庁などの所定の提出先へ提出する。提出先では、その利用者の秘密鍵に対応する公開鍵を利用して電子署名を復号化することにより、利用者が提出した入力データの正当性を検証することができる。このように、電子署名により、従来の紙の書類及び印鑑による捺印という行為の代わりに、電子フォームに対して入力した電子データに電子署名を付して電子データとして提出するという処理が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、電子フォームや電子署名を利用する電子的な申請作業においては、必要事項の入力及び電子署名の付与のために、利用者がパーソナルコンピュータ(PC)などの電子計算機を直接操作する必要があった。よって、PCなどの操作に慣れない人々にとっては、そのような電子的な申請作業は非常に時間を要したり、困難であった。また、印鑑を用いて紙の書類上に捺印を行う行為と比較すると電子署名という行為は直感的ではなく、電子署名普及の一阻害要因ともなっていた。
【0006】
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、利用者による計算機の直接操作を減らし又は無くし、利用者が計算機の存在を極力意識せずに、従来の紙に対する捺印と同様の行為によって電子署名の付与が可能となるようなシステムを提供することにより、電子署名の付与に要する作業における直感性の欠如という課題の回避を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの観点では、用紙にカーボンを含むインキにより印刷されたドットパターンを、赤外線を照射して撮影することにより読み取って記入データを生成する電子ペンと、前記用紙に捺印するための電子印鑑とを備える電子署名システムにおいて、前記電子印鑑は、前記用紙に捺印するための捺印手段と、前記用紙への捺印を検出する捺印検出手段と、前記電子ペンによって送信された記入データを受信する受信手段と、前記記入データのうち筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合する筆跡照合判定手段と、前記筆跡照合判定手段の照合によって、前記筆跡データの筆跡が予め筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定された場合であって、かつ、前記捺印検出手段によって前記用紙への捺印が検出されたときに、予め記憶している秘密鍵を用いて、前記記入データのうち署名対象データに対応する電子署名を生成し、前記署名対象データに前記電子署名を付与する電子署名付与手段と、前記電子署名付与手段によって前記電子署名が付与された前記署名対象データを外部装置に送信する送信手段と、を備える。
【0008】
上記の電子署名システムによれば、利用者は、電子ペンを用いて用紙に書き込むと、電子ペンはドットパターンを読み取って記入データを生成し、電子印鑑に送信する。電子印鑑は、受信手段によって当該記入データを受信する。次いで、利用者は、電子ペンで書き込んだ用紙に、電子印鑑の捺印手段を用いて捺印する。このとき、捺印検出手段は、用紙への捺印を検出する。さらに電子印鑑において、筆跡照合判定手段は、記入データのうち筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合する。そして、電子署名付与手段は、筆跡照合判定手段の照合によって、筆跡データの筆跡が筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定された場合であって、かつ、捺印検出手段によって用紙への捺印が検出されたときに、予め記憶している秘密鍵を用いて、記入データのうち署名対象データに対応する電子署名を生成し、署名対象データに電子署名を付与する。さらに、送信手段は、電子署名付与手段によって電子署名が付与された署名対象データを外部装置に送信する。
【0009】
本発明の1つの観点では、用紙にカーボンを含むインキにより印刷されたドットパターンを、赤外線を照射して撮影することにより読み取って記入データを生成する電子ペンと、前記用紙に捺印するための電子印鑑と、電子署名を付与するサーバとを備える電子署名システムにおいて、前記電子印鑑は、前記用紙に捺印するための捺印手段と、前記用紙への捺印を検出する捺印検出手段と、前記電子ペンによって送信された記入データを受信する受信手段と、前記記入データのうち筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合する筆跡照合判定手段と、前記筆跡照合判定手段の照合によって、前記筆跡データの筆跡が予め筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定された場合であって、かつ、前記捺印検出手段によって前記用紙への捺印が検出されたときに、前記筆跡データの筆跡が前記筆跡マスターデータの筆跡と同じである旨の一致データを、前記記入データのうち署名対象データに付して、サーバへ送信する手段とを備え、前記サーバは、前記電子印鑑によって送信された前記署名対象データに、前記一致データが付与されている場合に、前記署名対象データに対応する電子署名を生成し、予め記憶している秘密鍵を用いて、前記署名対象データに電子署名を付与する電子署名付与手段を備える。
【0010】
本電子署名システムによれば、利用者は、電子ペンを用いて用紙に書き込むと、電子ペンはドットパターンを読み取って記入データを生成し、電子印鑑に送信する。電子印鑑は、受信手段によって当該記入データを受信する。次いで、利用者は、電子ペンで書き込んだ用紙に、電子印鑑の捺印手段を用いて捺印する。このとき、捺印検出手段は、用紙への捺印を検出する。さらに電子印鑑において、筆跡照合判定手段は、記入データのうち筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合する。そして、筆跡照合判定手段の照合によって、筆跡データの筆跡が筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定された場合であって、かつ、捺印検出手段によって用紙への捺印が検出されたときに、筆跡データの筆跡が筆跡マスターデータの筆跡と同じである旨の一致データを、記入データのうち署名対象データに付して、サーバへ送信する。サーバにおいては、電子印鑑によって送信された署名対象データに、一致データが付与されている場合に、電子署名付与手段が、前記署名対象データに対応する電子署名を生成し、予め記憶している秘密鍵を用いて、前記署名対象データに電子署名を付与する電子署名付与手段署名対象データに、予め記憶している秘密鍵を用いて電子署名を付与する。
【0011】
本発明の1つの観点では、用紙にカーボンを含むインキにより印刷されたドットパターンを、赤外線を照射して撮影することにより読み取って記入データを生成する電子ペンと、前記用紙に捺印するための電子印鑑と、前記電子ペンによって生成された記入データに電子署名を付与するサーバとを備える電子署名システムにおいて、前記電子ペンは、記入データのうち、署名の筆跡データを前記電子印鑑に送信するとともに、署名対象データを前記サーバに送信し、前記電子印鑑は、前記用紙に捺印するための捺印手段と、前記用紙への捺印を検出する捺印検出手段と、前記電子ペンによって送信された前記筆跡データを受信する第1の通信手段と、前記筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合し、その結果、前記筆跡データの筆跡が予め筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定した場合に、前記サーバへ署名実行指令を送信する筆跡照合判定手段とを備え、前記サーバは、前記電子ペンによって送信された前記署名対象データを受信する第2の通信手段と、前記電子印鑑の前記筆跡照合判定手段によって送信された署名実行指令を受信すると、第2の通信手段によって受信された前記署名対象データに対応する電子署名を生成し、予め記憶している秘密鍵を用いて、前記署名対象データに前記電子署名を付与する電子署名付与手段とを備える。
本電子署名システムによれば、利用者は、電子ペンを用いて用紙に書き込むと、電子ペンはドットパターンを読み取って記入データを生成し、署名の筆跡データについては電子印鑑へ送信し、署名対象データについてはサーバへ送信する。電子印鑑は、第1の通信手段によって当該筆跡データを受信し、サーバは、第2の通信手段によって、署名対象データを受信する。次いで、利用者は、電子ペンで書き込んだ用紙に、電子印鑑の捺印手段を用いて捺印する。このとき、捺印検出手段は、用紙への捺印を検出する。さらに、筆跡照合判定手段は、筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合し、その結果、筆跡データの筆跡が筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定した場合に、サーバへ署名実行指令を送信する。サーバにおいては、電子印鑑の筆跡照合判定手段によって送信された署名実行指令を受信すると、電子署名付与手段は、第2の通信手段によって受信された署名対象データに対応する電子署名を生成し、予め記憶している秘密鍵を用いて、署名対象データに電子署名を付与する。
【0012】
本発明の他の観点では、用紙にカーボンを含むインキにより印刷されたドットパターンを、赤外線を照射して撮影することにより読み取って記入データを生成する電子ペンと、前記用紙に捺印するための電子印鑑とを備え、前記電子印鑑が、前記用紙に捺印するための捺印手段と、前記用紙への捺印を検出する捺印検出手段とを有する電子署名システムにおける前記電子印鑑の電子署名プログラムは、前記電子印鑑で実行することにより、前記電子ペンによって送信された記入データを受信する受信手段、前記記入データのうち筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合する筆跡照合判定手段、前記筆跡照合判定手段の照合によって、前記筆跡データの筆跡が予め筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定された場合であって、かつ、前記捺印検出手段によって前記用紙への捺印が検出されたときに、予め記憶している秘密鍵を用いて、前記記入データのうち署名対象データに対応する電子署名を生成し、前記署名対象データに前記電子署名を付与する電子署名付与手段、前記電子署名付与手段によって前記電子署名が付与された前記署名対象データを外部装置に送信する送信手段として前記電子印鑑を機能させる。
【0013】
本発明の他の観点では、用紙にカーボンを含むインキにより印刷されたドットパターンを、赤外線を照射して撮影することにより読み取って記入データを生成する電子ペンと、前記用紙に捺印するための電子印鑑と、電子署名を付与するサーバとを備え、前記電子印鑑が、前記用紙に捺印するための捺印手段と、前記用紙への捺印を検出する捺印検出手段とを有する電子署名システムにおける電子署名プログラムは、前記電子印鑑で実行することにより、前記用紙に捺印するための捺印手段と、前記用紙への捺印を検出する捺印検出手段と、前記電子ペンによって送信された記入データを受信する受信手段と、前記記入データのうち筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合する筆跡照合判定手段と、前記筆跡照合判定手段の照合によって、前記筆跡データの筆跡が予め筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定された場合であって、かつ、前記捺印検出手段によって前記用紙への捺印が検出されたときに、前記筆跡データの筆跡が前記筆跡マスターデータの筆跡と同じである旨の一致データを、前記記入データのうち署名対象データに付して、サーバへ送信する手段として前記電子印鑑を機能させるプログラムと、前記サーバで実行することにより、前記電子印鑑によって送信された前記署名対象データに、前記一致データが付与されている場合に、前記署名対象データに対応する電子署名を生成し、予め記憶している秘密鍵を用いて、前記署名対象データに電子署名を付与する電子署名付与手段として前記サーバを機能させるプログラムとを有する。
【0014】
本発明の他の観点では、用紙にカーボンを含むインキにより印刷されたドットパターンを、赤外線を照射して撮影することにより読み取って記入データを生成する電子ペンと、前記用紙に捺印するための電子印鑑と、前記電子ペンによって生成された記入データに電子署名を付与するサーバとを備え、前記電子ペンは、記入データのうち、署名の筆跡データを前記電子印鑑に送信するとともに、署名対象データを前記サーバに送信し、前記電子印鑑は、前記用紙に捺印するための捺印手段と、前記用紙への捺印を検出する捺印検出手段とを有する電子署名システムにおける電子署名プログラムは、前記電子印鑑で実行することにより、前記電子ペンによって送信された前記筆跡データを受信する第1の通信手段、前記筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合し、その結果、前記筆跡データの筆跡が予め筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定した場合に、前記サーバへ署名実行指令を送信する筆跡照合判定手段として前記電子印鑑を機能させるプログラムと、前記サーバで実行することにより、前記電子ペンによって送信された前記署名対象データを受信する第2の通信手段、前記電子印鑑の前記筆跡照合判定手段によって送信された署名実行指令を受信すると、第2の通信手段によって受信された前記署名対象データに対応する電子署名を生成し、予め記憶している秘密鍵を用いて、前記署名対象データに前記電子署名を付与する電子署名付与手段として前記サーバを機能させるプログラムとを有する。
【0016】
上記の電子署名プログラムをコンピュータ上で実行することにより、上述の電子署名システムを実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
「電子署名システムの概略構成]
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。本実施形態の電子署名システムの概略を図1に示す。図1において、電子署名システム200は、署名対象情報取得部210と、電子署名付与部220と、署名情報蓄積部230とを備える。署名対象情報取得部210は、例えば電子ペンやOCRなど、電子署名の対象となるデータを作成、取得する部分である。電子ペンの場合、電子ペン専用帳票に対して利用者が記入することで生成したデータを電子署名の対象データとして取得する。また、通常の書類上に記入された事項をOCRにより電子化したデータを電子署名の対象データとすることもできる。
【0018】
電子署名付与部220は、署名対象情報取得部210により生成された署名対象データに対して、予め用意された利用者の秘密鍵などを使用して電子署名を生成し、付与する処理を行う。電子署名付与部220としては、好適には後述する電子印鑑などが使用される。
【0019】
署名情報蓄積部230は、電子署名付与部220から署名対象データ及び電子署名を受信し、データベースに保存したり、必要な処理を行う。署名情報蓄積部230は、例えば申請書や申込書などの各種提出処理を受領する官公庁や私企業などのサーバ装置とすることができ、署名対象データ及び電子署名をネットワークなどを介して受信することができる。提出書類に対して利用者が記入することで生成されたデータを署名対象データとし、それに対する電子署名を対にして受信、保管する。
【0020】
なお、上記の例では、署名対象情報取得部210と電子署名付与部220とを別個に構成しているが、両者を1つの装置上に構成することも可能である。
【0021】
[電子ペン]
次に、本実施形態のシステムにおいて署名対象情報取得部210として好適に使用される電子ペンの概要について説明する。
【0022】
図2は電子ペンの使用形態を模式的に示す図であり、図3は電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。図2に示すように、電子ペン10は、ドットパターンが印刷された専用ペーパー20と組み合わせて使用される。電子ペン10は、通常のインクペンと同様のペン先部17を備えており、利用者は通常のインクペンと同様に専用ペーパー20上に文字などを書くことになる。
【0023】
図3に示すように、電子ペン10は、その内部にプロセッサ11、メモリ12、Bluetoothトランシーバ13、バッテリー14、赤外線LED15、カメラ16及び圧力センサ18を備える。また、電子ペン10は通常のインクペンと同様の構成要素としてインクカートリッジ(図示せず)などを有する。
【0024】
電子ペン10は、ペン先部17により専用ペーパー20上に描かれたインクの軌跡をデータ化するのではなく、専用ペーパー20上で電子ペン10が移動した軌跡座標をデータ化する。赤外線LED15が専用ぺーパー20上のペン先部17近傍を照明しつつ、カメラ16が専用ペーパー20に印刷されているドットパターンを読み取り、データ化する。つまり、電子ペン10は専用ペーパー20上で利用者が電子ペン10を移動させることにより生じるストロークを画像データ又はベクトルデータとして生成する。
【0025】
圧力センサ18は、利用者が電子ペン10により専用ペーパー上に文字などを書く際にペン先部17に与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、プロセッサ11へ供給する。プロセッサ11は、圧力センサ18から与えられる筆圧データに基づいて、赤外線LED15及びカメラ16のスイッチオン/オフの切換を行う。即ち、利用者が電子ペン10で専用ペーパー20上に文字などを書くと、ペン先部17には筆圧がかかる。よって、所定値以上の筆圧が検出されたときに、利用者が記述を開始したと判定して、赤外線LED15及びカメラ16を作動する。
【0026】
カメラ16は専用ペーパー20上のドットパターンを読み取り、そのパターンデータをプロセッサ11に供給する。プロセッサ11は、供給されたドットパターンから、専用ペーパー20上でのXY座標を算出する。
【0027】
プロセッサ11は、利用者の記述が行われる間に、筆圧の配列データ及びXY座標データを生成し、タイムスタンプ(時間情報)と関連付けてメモリ12に記憶していく。よって、メモリ12内には利用者の記述内容に対応する記入データが時系列で記憶されていく。メモリ12の容量は例えば1Mバイト程度とすることができる。
【0028】
利用者により送信指示がなされるまでは、生成された全てのデータはメモリ12内に保持される。そして、利用者が送信指示を行うと、Bluetoothトランシーバ13により、電子ペン10と所定距離内にある電子印鑑などの電子署名付与部220へメモリ12内のデータが送信される。基本的には、一度送信指示がなされると、電子ペン10はメモリ12内に記憶していた全てのデータを電子署名付与部220へ送信するため、メモリ12内はクリアされる。よって、送信後にもう一度同じ情報を電子署名付与部220へ送信したい場合には、利用者は専用ペーパー20上に再度記述を行う必要がある。なお、この場合、利用者は専用ペーパー20上にインクペンで書かれた文字などをなぞればよいことになる。
【0029】
電子ペン10自体は、送信ボタンなどの機能ボタンを備えておらず、送信指示その他の指示は、利用者が専用ペーパー20上の所定位置に設けられた専用ボックスを電子ペン10でチェックすることにより実行される。専用ボックスの位置座標には、予め送信指示が対応付けられており、プロセッサ11は専用ボックスの位置座標を受信すると、Bluetoothトランシーバ13にメモリ12内のデータを供給し、電子署名付与部220への送信を行わせる。なお、電子ペン10はディスプレイやボタンなどを持たないが、データの送信完了を電子ペン10の振動により示すことができる。
【0030】
バッテリー14は電子ペン10内の各要素に電源供給するためのものであり、例えば電子ペンのキャップ(図示せず)により電子ペン10自体の電源のオン/オフを行うことができる。
【0031】
このように、電子ペン10は利用者が専用ペーパー20上に記述した文字などに対応する座標データ及び筆圧データを取得して近傍の端末装置25へ送信する機能を有するが、電子ペン10のペン先部17は通常のインクペンとなっているため、専用ペーパー20上に記述した内容はオリジナルの原本として残るという特徴がある。即ち、紙の原本に対して記述するのと同時に、その内容を座標データなどの形態でリアルタイムに電子化することができる。
【0032】
なお、電子ペン10の標準機能によれば、電子ペン10により得られるデータは、原則として座標データ又はベクトルデータの形態であり、テキストデータではない。但し、電子ペン10は標準機能として、専用ペーパー20上に設けられた専用エリアに記述することにより、英数字に限りテキスト化する機能は備えている。なお、端末装などにおいて、電子ペン10から送信された座標データやベクトルデータから、文字認識アプリケーションを利用してテキストデータを得ることはもちろん可能である。
【0033】
また、電子ペン10内には、ペン自体及びその所有者に関するプロパティ情報(ペン情報及びペン所有者情報)を保持することができ、アプリケーションから参照することができる。ペン情報としては、バッテリーレベル、ペンID、ペン製造者番号、ペンソフトウェアのバージョン、サブスクリプションプロバイダのIDなどを保持できる。また、ペン所有者情報としては、国籍、言語、タイムゾーン、emailアドレス、空きメモリ容量、名前、住所、ファックス/電話番号、携帯電話番号などを保持することができる。
【0034】
次に、電子ペン10により利用者が記述した内容のXYデータを生成する方法について説明する。前述のように専用ペーパー20には、所定のドットパターンが印刷されている。電子ペン10のカメラ16は、利用者が専用ペーパー20上に記述したインクの軌跡を読み取るのではなく、専用ペーパー20上のドットパターンを読み取る。実際、図に示すように、赤外線LED15による照明領域及びカメラ16の撮影領域(照明領域内に位置する)は、ペン先部17が専用ペーパー20に接触する位置とはずれている。
【0035】
ドットパターンはカーボンを含む専用インキなどで印刷されており、カメラ16はその専用インキによるパターンのみを認識することができる。専用インキ以外のインキ(カーボンを含まない)により、専用ペーパー上に罫線や枠などを印刷しても、電子ペンはそれらを認識することはない。よって、専用ペーパーを利用して各種申請書などの帳票を作成する際は、専用インキ以外のインキで入力枠や罫線、注意書きなどを印刷する。
【0036】
ドットパターンは、図4に例示するように、各ドットの位置がデータに対応付けされている。図4の例では、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右にシフトすることにより、0〜3の2ビット情報を表示した例である。このようにして表現された情報の組み合わせにより、専用ペーパー上の位置座標が決定される。図5(a)に例示するように、縦横2mmの範囲内に36個のドットが格子状に配置され、これらのドットにより示されるデータの配列(図5(b))が、その専用ペーパー上の位置座標と対応付けされている。よって、電子ペン10のカメラ16が図5(a)に示すようなドットパターンを撮影すると、プロセッサ11はカメラ16から入力されるドットパターンのデータに基づいて図5(b)に示すデータ配列を生成し、それに対応する専用ペーパー上の位置座標(即ち、そのドットパターンがその専用ペーパー上のどの位置にあるのか)をリアルタイムで算出する。なお、ドットパターンを認識する最小単位は2mm×2mmであり、カメラ16は毎秒100回程度の撮影を行う。
【0037】
次に、専用ペーパーについて説明する。専用ペーパーの構造の一例を図6に示す。図示のように、専用ペーパー20は、台紙30上にドットパターン32が印刷され、その上に罫線などの図案34が印刷されている。台紙30は通常は紙であり、ドットパターン32は前述のようにカーボンを含んだ専用インキにより印刷される。また、通常のインキなどにより図案34が印刷される。ドットパターンと図案とは同時に印刷してもよいし、いずれかを先に印刷してもよい。
【0038】
このように、ドットパターンを印刷した専用ペーパー上に所定の図案を印刷することにより、専用ペーパーを利用した各種申請書が作成できる。利用者は電子ペン10を使用して通常の要領で必要事項を記入すれば、その電子データが自動的に取得される。
【0039】
上記の例では、ドットパターンは専用ペーパー上にカーボンを含むインキにより印刷されているが、プリンタ及びカーボンを含むインクを使用してドットパターンを通常の紙上にプリントすることも可能である。さらに、専用ペーパー上の図案も印刷ではなく、プリンタにより形成することも可能である。ドットパターンをプリンタにより紙上に形成する場合には、1枚1枚に異なるドットパターンを形成することが可能である。よって、形成されたドットパターンの違いにより、それらの用紙1枚1枚を識別し、区別することが可能となる。
【0040】
なお、本明細書においては、「印刷」の語は、通常の印刷のみならず、プリンタによるプリントも含む概念とする。
【0041】
[電子署名システムの実施例]
次に、本発明に係る電子署名システムの好適な実施例について説明する。図7に、電子署名システムの好適な実施例の概略構成を示す。図7に示す電子署名システムは、利用者が電子ペン10を利用して申込書に記入した情報を電子データとして取得し、申込書3に電子印鑑2で押印することにより、電子データに電子署名を付与するものである。
【0042】
図7に示すように、電子署名システムは、利用者が必要事項を記入・押印する申込書3と、電子ペン10と、電子印鑑2とを備える。電子ペン10と電子印鑑2はBluetoothに代表されるパーソナル・エリア・ネットワーク通信機能により相互接続されて構成される。また、電子印鑑2は、電子署名付与済みのデータを格納するための署名情報格納サーバ4に携帯端末5を経由して接続されて構成される。
【0043】
まず、本システムによる電子署名方法の概要を述べておく。利用者は、申込書3に印刷されている記入欄に従い、電子ペン10を利用して申込書3上に必要事項を記入する。記入された内容は電子ペン10により電子データとして生成され、電子印鑑2に送信される。次に利用者が電子印鑑2で申込書に押印すると、電子印鑑2は電子ペン10より受信した電子データに電子署名を付与する。こうして生成された電子署名付の電子データは必要に応じて署名情報格納サーバ4に送信される。図7の構成では電子印鑑2と署名情報格納サーバ4の間に携帯端末5が配されているが、これは電子印鑑2と署名情報格納サーバ4との間の遠距離通信の為に配した構成である。即ち、電子印鑑2からの送信データを一旦携帯端末5に送り、携帯端末5から遠隔の署名情報格納サーバ4に送る構成である。よって、例えば、電子印鑑2と署名情報格納サーバ4が同一構内に存するなど、直接の通信が可能な環境での実施であれば、電子印鑑2から携帯端末5を介さずに直接に署名情報格納サーバ4へデータを送信することも可能である。
【0044】
次に、各要素について個別に説明する。
【0045】
(申込書)
まず、申込書3について説明する。本実施形態のシステムでは、印刷物は上述した専用ペーパーとして作成されている。即ち、図6に例示するように、台紙30上に所定のドットパターン32が印刷されており、その上に記入欄などのコンテンツが印刷されている。先に述べたように、ドットパターン32は電子ペン10が認識することができるように、カーボンを含んだインキにより印刷されている。一方、記入欄などの図案34は、通常の(カーボンを含まない)インキにより印刷されているため、電子ペン10がそれを認識することはない。
【0046】
申込書3の例を図8に示す。図示のように、申込書3には、利用者が必要事項を記入するための記入欄84が印刷されている。また、申込書3には、署名欄81、捺印欄82、送信コマンドを送信するための送信ボックス83が印刷されている。署名欄81に記入される利用者の署名に対応する筆跡データは電子ペン10によりストロークデータとして生成される。筆跡データは、電子ペン10を使用した記入者と、電子印鑑2を使用して押印する押印者が同一であることを保証する目的で、後述する電子印鑑2の備える筆跡照合判定機能で使用される。送信ボックス83は、利用者が申込書3に対して電子ペン10で記入した記入データを電子印鑑2に送信する命令が定義されている。利用者が電子印鑑2で捺印欄82に押印すると、電子印鑑2が備える電子署名付与機能により電子署名が行われる。
【0047】
また、申込書3には、書式ID欄85及び記入ID欄86が設けられている。書式IDとは、その申込書3の書式を示す識別情報である。利用者が電子ペン10を使用して記入したデータは基本的に記入内容のみに対応するデータであるので、記入データを例えば官公庁などの提出先で正しく処理するためには、その記入データがどの書式の申込書3に対して記入されたデータであるかを正しく特定する必要がある。書式IDはそのために使用される。例えば、異なる目的(申請Aと申請B)で使用されるA申込書とB申込書が存在する場合、両申込書には異なる書式IDが付与されている。
【0048】
一方、記入IDとは、利用者による記入の対象となった個々の申込書自体を識別するための情報である。従って、例えば同一目的(申請A)のA申込書を使用して2人の利用者XとYが申請を行う場合には、各々が使用する申込書には異なる記入IDが付与されている。これは、例えば利用者Xが使用するA申請書には官公庁からの発行時に予め利用者Xの氏名や住所などの登録情報が記入済みであるなどの理由で、利用者Yが使用する申込書と異なる申込書である場合があるからである。
【0049】
申込書3上に設けられた書式ID欄85には予め書式IDが例えばドットパターンなどの形態で対応付けられており、記入ID欄86には予め記入IDが申込書3に対して対応付けられている。記入を行う利用者が書式ID欄85にチェックマークなどを記入すると書式IDが電子ペン10のメモリ内に読み込まれ、記入ID欄86にチェックマークなどを記入すると記入IDが電子ペン10のメモリ内に読み込まれる。
【0050】
(電子ペン)
次に電子ペン10について説明する。図9に電子ペン10の機能構成を示す。専用ペーパーとして作成されている申込書3に利用者が記入した記入内容に対応して生成された記入データは電子ペン10の備えるメモリ12(図参照)に記録される。また、電子ペン10は、申込書3のドットパターンから前述の書式ID及び記入IDを取得する。この書式IDにより記入データがどの申込書に対するものであるかを把握することが出来る。また、記入IDにより、その後に行われる電子署名がどの記入書類に対するものであるかを把握することが出来る。利用者が記入を終え、送信ボックス83電子ペン10でチェックすることにより、電子ペン10は電子印鑑2に電子署名付与の対象となる署名対象データを送信する。ここで、署名対象データは、利用者が申込書の必要事項に記入した記入内容に対応して生成された記入データ、書式ID及び記入IDを含むものとする。
【0051】
さらに、電子ペン10は、図8に示す申込書3の署名欄81に対して記入された署名に対応する筆跡データ91を生成する。筆跡データ91は、利用者による署名、即ち氏名の筆跡を示すストロークデータであり、電子ペン10は筆跡データ91も電子印鑑2へ送信する。なお、図9の例では筆跡データ91は署名対象データ92とは別個に電子印鑑2へ送信されているが、筆跡データ91は署名対象データ92の一部として電子印鑑2へ送信してもよい。
【0052】
また、電子ペン10は、筆跡データ91及び署名対象データ92をパーソナル・エリア・ネットワーク通信機能93により電子印鑑2へ送信する。PAN通信機能93としては例えばBluetoothなどの近距離無線通信を利用することができる。
【0053】
(電子印鑑)
次に電子印鑑2について説明する。図9に電子印鑑2の機能概略を示す。図示のように、電子印鑑2は、筆跡照合判定機能96、筆跡マスタデータ94、電子署名付与機能97、秘密鍵95、PAN通信機能(通信手段・送信手段)98、捺印検出機構101及び捺印機構102を備える。
【0054】
電子印鑑2は、捺印機構102により、従来の印鑑と同様に書類上に捺印を行うことができる。捺印機構102は必要なインクユニットなどを備える。また、電子印鑑2は、利用者が電子印鑑2により書類上に捺印を行ったことを検出する捺印検出機構101を備える。捺印検出機構101としては、例えば電子印鑑の印面に加わる圧力の検出機構や、電気的な接触検出機構などの各種のものを採用することができる。捺印検出機構101による捺印の検出信号は、電子署名付与機能97の動作許可信号として使用される。
【0055】
また、電子印鑑2は電子ペン10より筆跡データ91及び署名対象データ92をパーソナル・エリア・ネットワーク通信機能98により取得する。PAN通信機能98としては例えばBluetoothなどの近距離無線通信を利用することができる。なお、PAN通信機能93の代わりに、有線通信方法や接触式データ送信方法を使用することもできる。有線通信方法では例えば電子ペン10と電子印鑑2を、専用の接続ケーブルなどにより接続してデータ通信を行うことができる。また、接触式データ送信方法では、例えば電子ペン10と電子印鑑2とに設けられた相互接続用の端子などを利用して電気的に両者を接触させて電子ペン10から電子印鑑2へデータを転送することができる。なお、これらはいずれも一例であり、電子ペン10から電子印鑑2へのデータ通信は各種の方法で行うことができる。
【0056】
次に、筆跡照合判定機能96について説明する。筆跡照合判定機能96は、電子ペン10及び電子印鑑2により、電子署名を行う者が、電子印鑑2の所有者本人であることを保証する手法(以下、「署名者認証手法」と呼ぶ。)の好適な一態様である。具体的には、筆跡照合判定機能96は、電子ペン10より取得した筆跡データ91を、電子印鑑2内に格納されている筆跡マスタデータ94と照合し、筆跡データの筆跡が筆跡マスタデータ94の筆跡と同じであるか否かを判定する。尚、筆跡マスタデータは予め電子印鑑2に登録しておくものである。ここで、筆跡照合判定において筆跡マスタデータ94と筆跡データ91とが同じ筆跡と判定されれば、電子署名付与機能97が動作可能となる。この筆跡照合判定機能96は、電子署名を行う利用者と記入者が同一であること、及び、電子印鑑2の使用者が所有者本人であること、を保証するために必要な機能として備えるものである。この筆跡照合判定機能96により、第三者が電子ペン10を使用して記入データを作成した後、他人の電子印鑑2を使用して不正に電子署名を行うなどのいわゆる成りすましを防止することが可能となる。
【0057】
また、署名者認証手法の別の一態様として、単に電子ペン10を使用する者と電子印鑑2を使用する者が同一であることが保証できればよい場合には、例えば、電子ペン10と電子印鑑2に物理的な相互接触機構を設けて、これを接触させることにより、電子ペン10と電子印鑑2の所有者を同一人と認定して、電子署名付与機能が有効になるように構成することも可能である。
【0058】
また、署名者認証の例として、電子印鑑に指紋認証用の指紋読取機構と指紋照合判定機構を搭載することで署名者を認証することも可能である。具体的には、予め署名者の指紋データを電子印鑑に登録しておき、署名者認証の際、指紋読取装置によって利用者の指紋データを取得し、指紋照合判定機構によってそれらが同一の指紋であるか否かを判定する。
【0059】
また、署名者認証手法の別の一態様として、電子印鑑2にパスワード入力機構を搭載し、パスワード認証により署名者を認証することも可能である。電子印鑑2の形状上パスワード入力機構を備えるのが難しい場合には、携帯電話等の携帯端末からパスワードを入力し、入力されたパスワードを無線通信などによって電子印鑑2へ送信してパスワード認証を行うこととしてもよい。
【0060】
次に、電子署名付与機能97について説明する。電子署名付与機能97は電子印鑑2が予め備える利用者の秘密鍵95を用いて、電子ペン10から取得した署名対象データ92に対する電子署名99を生成し、署名対象データ92に付与する。尚、電子署名付与機能97は前述のとおり、筆跡照合判定機能96での認証が成功した場合にのみ機能することとする。これにより、署名者の認証が得られた場合に限り電子署名処理が実行されることとして、第三者などによる不正な電子署名行為を防止することができる。また、そのように筆跡照合判定機能96により動作可能とされた後、利用者が電子印鑑2を用いて書類上に捺印を行うと、捺印検出機構101がそれを検出し、電子署名付与機能97に電子署名付与の実行命令を送る。こうすることにより、利用者が書類上に捺印したと同時に、電子署名が付与されることになる。
【0061】
電子印鑑2が物理的に備える確定スイッチを利用者が押すと、電子署名付与機能97により電子署名99が付与された署名対象データ92は、PAN通信機能98により、携帯端末5経由で、または直接に署名情報格納サーバ4に送信される。
【0062】
こうして、利用者が申込書3に対して必要事項を記入することによって電子ペン10が記入データを生成し、電子印鑑2がその記入データを含む署名対象データに電子署名を付与して署名情報格納サーバ4へ送信することができる。即ち、利用者は、従来のペンと同じ感覚で電子ペン10を用いて申込書3に必要事項を記入することにより、記入内容に対応する記入データが電子ペン10内に生成される。次に、利用者が電子印鑑2を使用して従来の印鑑と同様の感覚で申込書3の捺印欄82に捺印を行うと、電子署名付与機能97が動作して、署名対象データ92に対して電子署名99の付与が行われ、署名情報格納サーバ4へ送信される。よって、利用者は、従来の紙の申込書に対して必要事項を記入し、印鑑を使用して捺印を行うのと同じ作業を行うだけで、対応する記入データに電子署名が付与された状態で署名情報格納サーバへ電子データが送信される。よって、利用者は、PCなどを操作して電子署名の付与のための特別な操作などを習得する必要はなく、容易に電子署名を付与することができる。
【0063】
[電子署名付与処理]
次に、本システムによる電子署名付与処理の流れを図10のフローチャートに従って説明する。なお、以下に説明する電子署名付与処理において、電子ペン10が実行するステップは電子ペン10内に予め用意されたプログラムを電子ペン上で実行することにより実現され、電子印鑑2が実行するステップは電子印鑑2内に予め用意されたプログラムを電子印鑑2上で実行することにより実現されるものである。
【0064】
まず、利用者は電子ペン10を使用して申込書に必要事項を記入する(ステップS1)。このとき、利用者が図8に示す申込書3の書式ID欄85及び記入ID欄86にチェックマークなどを記入すると書式ID及び記入IDが電子ペン10内に取得される。また、各記入欄84に必要事項を記入すると、記入内容に対応するストロークデータが記入データとして電子ペン10内に生成される。さらに、利用者が署名欄81内に署名を行うと筆跡データ91が電子ペン10内に生成される。こうして、記入が終わると、利用者は申込書3に設けられた送信ボックス83にチェックマークを記入する。これにより、電子ペン10のメモリ内に蓄積されていた筆跡データ91、及び署名対象データ(記入データ、書式ID、記入IDを含む)が電子印鑑2に送信される(ステップS2)。
【0065】
筆跡データ及び署名対象データを受信した電子印鑑2は、まず、筆跡照合判定機能96により筆跡データ91と筆跡マスタデータ94を照合し、記入データが電子印鑑2の所有者により作成されたものに間違いかないかを判定する(ステップS3〜S4)。筆跡照合に失敗した場合はデータが全て破棄され、処理は終了する。筆跡照合に成功した場合は、電子署名付与機能97による電子署名が可能な状態となる。そして、利用者が申込書3の捺印欄82に電子印鑑2で捺印を行うと、捺印検出機構101がそれを検出し、電子署名付与機能97による電子署名付与が実行される(ステップS5)。
【0066】
続いて利用者が電子印鑑2の確定スイッチを押すと、電子署名99が付与された署名対象データ92は署名情報格納サーバ4に送信される(ステップS6)。電子署名99の付与された署名対象データ92を受け取った署名情報格納サーバ4は、署名情報蓄積用のデータベースなどにデータを格納し、その後は必要に応じて申し込み受け付け処理などを実行する(ステップS7)。
【0067】
[変形例]
上記の実施形態では、電子印鑑2に電子署名付与機能を備えることとしたが、本機能を署名情報格納サーバ4が備えることも可能である。この場合には、電子印鑑2内では筆跡照合判定機能96により筆跡の照合が行われ、筆跡データ91と筆跡マスタデータ94とが一致した場合に、筆跡が一致したことを示す一致データなどを署名対象データ92に付加して署名情報格納サーバ4へ送信する。署名情報格納サーバ4では、受信した署名対象データ中に一致データが含まれていることを条件に、電子署名を付与する処理を行い、署名情報蓄積用のDBに格納する。
【0068】
また、電子署名付与機能を署名情報格納サーバ内に設ける他の例を図11に示す。この例では、図示のように、電子ペン10で入力された署名対象データ92は直接、署名情報格納サーバ4に送信される。また、電子ペン10から電子印鑑2には、筆跡データ、書式ID及び記入IDを含むデータ91aが送信される。電子印鑑2は筆跡データを使用して筆跡の照合を行い、筆跡が一致した場合には署名情報格納サーバ4に電子署名付与の実行を指令する。この署名実行指令には、筆跡が一致したことを示す一致データと、書式IDと記入IDとが含まれる。署名情報格納サーバ4は、電子印鑑2からの署名実行指令を受信し、書式ID及び記入IDにより特定される署名対象データ(電子ペン10から直接受信したもの)に対して電子署名を付与し、データベースに保管する。
【0069】
このように電子署名付与機能を署名情報格納サーバ内に設けると場合には、電子署名に必要な秘密鍵を電子印鑑内に保持する必要が無く、サーバ側に保持すれば済むので、秘密鍵のセキュリティ管理の面で有益といえる。
【0070】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電子ペンなどにより、容易に記入内容を電子データとして取得することができ、また、通常の押印と同様の方法で電子印鑑を押印することにより、電子署名を付与することが出来る。よって、パーソナルコンピュータの操作に慣れない利用者であっても、容易に電子署名を付与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の電子署名システムの概略構成を示す図である。
【図2】電子ペンの使用形態を模式的に示す図である。
【図3】電子ペンの構造を示す機能ブロック図である
【図4】専用ペーパーに印刷されたドットパターンによる情報の表現方法を説明する図である。
【図5】ドットパターン及びそれに対応する情報の例を示す。
【図6】専用ペーパーにより構成される帳票の構造を示す。
【図7】本発明に係る実施形態による電子署名システムの好適な実施例の構成を示す図である。
【図8】申込書の具体例を示す図である。
【図9】図7に示す電子署名システムの機能構成を示す図である。
【図10】本実施形態による電子署名付与処理のフローチャートである。
【図11】実施形態での機能構成を示す図である。
【符号の説明】
2 電子印鑑
3 申込書
4 署名情報格納サーバ
5 携帯端末
10 電子ペン
11 プロセッサ
12 メモリ
13 トランシーバ
14 バッテリー
25 端末装置

Claims (6)

  1. 用紙にカーボンを含むインキにより印刷されたドットパターンを、赤外線を照射して撮影することにより読み取って記入データを生成する電子ペンと、前記用紙に捺印するための電子印鑑とを備える電子署名システムであって、
    前記電子印鑑は、
    前記用紙に捺印するための捺印手段と、
    前記用紙への捺印を検出する捺印検出手段と、
    前記電子ペンによって送信された記入データを受信する受信手段と、
    前記記入データのうち筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合する筆跡照合判定手段と、
    前記筆跡照合判定手段の照合によって、前記筆跡データの筆跡が予め筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定された場合であって、かつ、前記捺印検出手段によって前記用紙への捺印が検出されたときに、予め記憶している秘密鍵を用いて、前記記入データのうち署名対象データに対応する電子署名を生成し、前記署名対象データに前記電子署名を付与する電子署名付与手段と、
    前記電子署名付与手段によって前記電子署名が付与された前記署名対象データを外部装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする電子署名システム。
  2. 用紙にカーボンを含むインキにより印刷されたドットパターンを、赤外線を照射して撮影することにより読み取って記入データを生成する電子ペンと、前記用紙に捺印するための電子印鑑と、電子署名を付与するサーバとを備える電子署名システムであって、
    前記電子印鑑は、
    前記用紙に捺印するための捺印手段と、
    前記用紙への捺印を検出する捺印検出手段と、
    前記電子ペンによって送信された記入データを受信する受信手段と、
    前記記入データのうち筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合する筆跡照合判定手段と、
    前記筆跡照合判定手段の照合によって、前記筆跡データの筆跡が予め筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定された場合であって、かつ、前記捺印検出手段によって前記用紙への捺印が検出されたときに、前記筆跡データの筆跡が前記筆跡マスターデータの筆跡と同じである旨の一致データを、前記記入データのうち署名対象データに付して、サーバへ送信する手段とを備え、
    前記サーバは、前記電子印鑑によって送信された前記署名対象データに、前記一致データが付与されている場合に、前記署名対象データに対応する電子署名を生成し、予め記憶している秘密鍵を用いて、前記署名対象データに電子署名を付与する電子署名付与手段を備えることを特徴とする電子署名システム。
  3. 用紙にカーボンを含むインキにより印刷されたドットパターンを、赤外線を照射して撮影することにより読み取って記入データを生成する電子ペンと、前記用紙に捺印するための電子印鑑と、前記電子ペンによって生成された記入データに電子署名を付与するサーバとを備える電子署名システムであって、
    前記電子ペンは、記入データのうち、署名の筆跡データを前記電子印鑑に送信するとともに、署名対象データを前記サーバに送信し、
    前記電子印鑑は、
    前記用紙に捺印するための捺印手段と、
    前記用紙への捺印を検出する捺印検出手段と、
    前記電子ペンによって送信された前記筆跡データを受信する第1の通信手段と、
    前記筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合し、その結果、前記筆跡データの筆跡が予め筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定した場合に、前記サーバへ署名実行指令を送信する筆跡照合判定手段とを備え、
    前記サーバは、
    前記電子ペンによって送信された前記署名対象データを受信する第2の通信手段と、
    前記電子印鑑の前記筆跡照合判定手段によって送信された署名実行指令を受信すると、
    第2の通信手段によって受信された前記署名対象データに対応する電子署名を生成し、予め記憶している秘密鍵を用いて、前記署名対象データに前記電子署名を付与する電子署名付与手段と
    を備えることを特徴とする電子署名システム。
  4. 用紙にカーボンを含むインキにより印刷されたドットパターンを、赤外線を照射して撮影することにより読み取って記入データを生成する電子ペンと、前記用紙に捺印するための電子印鑑とを備え、前記電子印鑑が、前記用紙に捺印するための捺印手段と、前記用紙への捺印を検出する捺印検出手段とを有する電子署名システムにおける前記電子印鑑の電子署名プログラムであって、
    前記電子印鑑で実行することにより、
    前記電子ペンによって送信された記入データを受信する受信手段、
    前記記入データのうち筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合する筆跡照合判定手段、
    前記筆跡照合判定手段の照合によって、前記筆跡データの筆跡が予め筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定された場合であって、かつ、前記捺印検出手段によって前記用紙への捺印が検出されたときに、予め記憶している秘密鍵を用いて、前記記入データのうち署名対象データに対応する電子署名を生成し、前記署名対象データに前記電子署名を付与する電子署名付与手段、
    前記電子署名付与手段によって前記電子署名が付与された前記署名対象データを外部装置に送信する送信手段
    として前記電子印鑑を機能させることを特徴とする電子署名プログラム。
  5. 用紙にカーボンを含むインキにより印刷されたドットパターンを、赤外線を照射して撮影することにより読み取って記入データを生成する電子ペンと、前記用紙に捺印するための電子印鑑と、電子署名を付与するサーバとを備え、前記電子印鑑が、前記用紙に捺印するための捺印手段と、前記用紙への捺印を検出する捺印検出手段とを
    有する電子署名システムにおける電子署名プログラムであって、
    前記電子印鑑で実行することにより、
    前記電子ペンによって送信された記入データを受信する受信手段、
    前記記入データのうち筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合する筆跡照合判定手段、
    前記筆跡照合判定手段の照合によって、前記筆跡データの筆跡が予め筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定された場合であって、かつ、前記捺印検出手段によって前記用紙への捺印が検出されたときに、前記筆跡データの筆跡が前記筆跡マスターデータの筆跡と同じである旨の一致データを、前記記入データのうち署名対象データに付して、前記サーバへ送信する手段
    として前記電子印鑑を機能させるプログラムと、
    前記サーバで実行することにより、
    前記電子印鑑によって送信された前記署名対象データに、前記一致データが付与されている場合に、前記署名対象データに対応する電子署名を生成し、予め記憶している秘密鍵を用いて、前記署名対象データに電子署名を付与する電子署名付与手段
    として前記サーバを機能させるプログラムと
    を有することを特徴とする電子署名プログラム。
  6. 用紙にカーボンを含むインキにより印刷されたドットパターンを、赤外線を照射して撮影することにより読み取って記入データを生成する電子ペンと、前記用紙に捺印するための電子印鑑と、前記電子ペンによって生成された記入データに電子署名を付与するサーバとを備え、前記電子ペンは、記入データのうち、署名の筆跡データを前記電子印鑑に送信するとともに、署名対象データを前記サーバに送信し、前記電子印鑑は、前記用紙に捺印するための捺印手段と、前記用紙への捺印を検出する捺印検出手段とを有する電子署名システムにおける電子署名プログラムであって、
    前記電子印鑑で実行することにより、
    前記電子ペンによって送信された前記筆跡データを受信する第1の通信手段、
    前記筆跡データと、予め記憶している筆跡マスターデータとを照合し、その結果、前記筆跡データの筆跡が予め筆跡マスターデータの筆跡と同じであると判定した場合に、前記サーバへ署名実行指令を送信する筆跡照合判定手段
    として前記電子印鑑を機能させるプログラムと、
    前記サーバで実行することにより、
    前記電子ペンによって送信された前記署名対象データを受信する第2の通信手段、
    前記電子印鑑の前記筆跡照合判定手段によって送信された署名実行指令を受信すると、
    第2の通信手段によって受信された前記署名対象データに対応する電子署名を生成し、予め記憶している秘密鍵を用いて、前記署名対象データに前記電子署名を付与する電子署名付与手段
    として前記サーバを機能させるプログラムと
    を有することを特徴とする電子署名プログラム。
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