JP4802801B2 - 電子ペン用帳票製造システム、サーバ、プログラム及び特定方法 - Google Patents

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本発明は、電子ペン用帳票の製造技術及び電子ペン用帳票に記入された情報の処理技術に関する。
近年、「電子ペン」、「デジタルペン」などと呼ばれるペン型入力デバイスが登場しており(以下、本明細書では「電子ペン」と呼ぶ。)、その代表的なものとしてスウェーデンのAnoto社が開発した「アノトペン(Anoto pen)」が知られている。アノトペンは、所定のドットパターンが印刷された専用紙(以下、「専用ペーパー」と呼ぶ。)とペアで使用される。アノトペンは、通常のインクタイプのペン先部に加えて、専用紙上のドットパターンを読み取るための小型カメラと、データ通信ユニットを搭載している。利用者が専用紙上にアノトペンで文字などを書いたり、専用紙上に図案化されている画像をチェックしたりすると、ペンの移動に伴って小型カメラが専用紙上のドットパターンを検出し、利用者が書き込んだ文字、画像などの記入データ(「ストロークデータ」ともいう)が取得される。この記入データが、データ通信ユニットによりアノトペンから近くのパーソナルコンピュータや携帯電話などの端末装置に送信される。このアノトペンを利用したシステムは、キーボードに代わる入力デバイスとして利用することが可能であり、上述のパーソナルコンピュータやキーボードの使用に抵抗がある利用者にとっては非常に使いやすい。
従来、電子ペン用帳票を製造するには、そのドットパターンの再現精度の問題からオフセット印刷を行うことが通例であった。しかし、オフセット印刷によって製造された電子ペン用帳票は、「複製」のため、同じ図案の帳票全てが同じドットパターンを持つことになる。即ち、物理的に異なる電子ペン用帳票であっても、電子ペンは同じ電子ペン用帳票として認識してしまう。
そのため、従来の電子ペン用帳票では、電子ペンが同じ図案の2枚の電子ペン用帳票を別々に認識することができず、データが混在する危険性があった。この問題を解決するため、各電子ペン用帳票にID等を記入して個別識別する手法が利用されているが、IDを記入し忘れたり、誤ったIDを記入したりすると、誰が記入したものであるか分からなくなりデータが混在してしまう。また、従来の電子ペン用帳票は、オフセット印刷による複製のため、頻繁なデザイン変更や多品種小ロットへの対応ができないという問題もあった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、1枚毎に個別識別可能な電子ペン用帳票を人や物に関連付けながら製造する製造方法と、当該関連付けに基づいて電子ペン用帳票に記入された情報から容易に利用者や物を特定する特定システムとを提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、帳票に電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票を製造する電子ペン用帳票製造システムであって、フォーム識別情報に対応付けて、各フォームに関するフォーム情報を記憶するフォーム情報記憶手段と、各帳票に、当該帳票の利用者の利用者識別情報及びフォームのフォーム識別情報を割り当てる第1の割当手段と、オリジナルドットパターンから、相互に重複しないように複数の帳票単位のドットパターンを切り出す帳票単位ドットパターン作成手段と、前記複数の帳票単位のドットパターンを、複数の帳票に対して、当該複数の帳票間で重複しないように割り当てる第2の割当手段と、各帳票について、前記フォーム情報記憶手段を参照して当該帳票に割り当てられたフォーム識別情報に対応するフォーム情報をプリンタ印刷するとともに、当該帳票に割り当てられた帳票単位のドットパターンをプリンタ印刷するプリンタ印刷手段と、各帳票について、当該帳票に割り当てられた利用者識別情報と、フォーム識別情報と、帳票単位のドットパターンの座標データとを対応付けて関連付情報として記憶する関連付情報記憶手段と、を備える。
また、本発明の別の観点では、電子ペン用帳票製造方法は、電子ペン用フォーム識別情報に対応付けて、各フォームに関するフォーム情報を記憶するフォーム情報記憶部と、各帳票に、当該帳票の利用者の利用者識別情報及びフォームのフォーム識別情報を割り当てる第1の割当工程と、オリジナルドットパターンから、相互に重複しないように複数の帳票単位のドットパターンを切り出す帳票単位ドットパターン作成工程と、前記複数の帳票単位のドットパターンを、複数の帳票に対して、当該複数の帳票間で重複しないように割り当てる第2の割当工程と、各帳票について、前記フォーム情報記憶工程を参照して当該帳票に割り当てられたフォーム識別情報に対応するフォーム情報をプリンタ印刷するとともに、当該帳票に割り当てられた帳票単位のドットパターンをプリンタ印刷するプリンタ印刷工程と、各帳票について、当該帳票に割り当てられた利用者識別情報と、フォーム識別情報と、帳票単位のドットパターンの座標データとを対応付けて関連付情報として記憶する関連付情報記憶部と、を有する。
上記のように構成された電子ペン用帳票製造システム又は電子ペン用帳票製造方法によれば、予め各帳票に利用者及びフォームを設定し、帳票1枚毎にそれぞれ異なるドットパターンを配置してプリンタ印刷する。具体的には、オリジナルドットパターンエリアから、帳票毎に重複しないようにドットパターンを割り当てて決定し、決定したドットパターンを各帳票に配置する。ここで、オリジナルドットパターンエリアとは、予め決まったドットパターンで構成されており、各ドットパターンが重複することはないものである。換言すると、オリジナルドットパターンエリアは、各帳票へプリンタ印刷するドットパターンの元である。そして、各帳票に配置されたドットパターンと、各帳票の図案とをプリンタにより紙媒体の帳票に印刷することで電子ペン用帳票を製造する。このとき、各帳票に設定された利用者識別情報と、各帳票に設定されたフォーム識別情報と、各帳票に配置されたドットパターンの座標データとを対応付けて関連情報として記憶する。
このように、ドットパターンを物理的な帳票1枚毎に異なるものとすることで、電子ペンは各電子ペン用帳票をそれぞれ別のものとして認識することができる。即ち、各電子ペン用帳票を個別識別することが可能となる。さらに、このようなドットパターンをIDとして利用し、利用者及びフォームを関連付けて記憶しておくことで、所定の電子ペン用帳票に記入された情報に基づいて容易に利用者及びフォームを特定することが可能となる。
なお、通常の印刷とプリンタによるプリントを区別するため、通常の印刷を「オフセット印刷」、プリンタによるプリントを「プリンタ印刷」と呼ぶ。
上記電子ペン用帳票製造システムの他の一態様では、前記フォーム情報記憶手段は、前記フォーム識別情報に対応付けて、各フォームの図案に関するデザインデータと、各フォームを構成する部品データとをフォーム情報として記憶し、前記関連付情報記憶手段は、前記部品データ毎に、前記第2の割当手段が割り当てたドットパターンの座標データを記憶する。これによれば、関連付情報記憶手段は、各フォームを構成する部品データ毎に座標データを記憶している。よって、電子ペン用帳票に記入された記入情報に基づいて当該関連付情報記憶手段を参照することにより、どの部品データに対応する部分に記入が行われたかを容易に認識することができる。
上記電子ペン用帳票製造システムのさらに他の一態様では、前記利用者識別情報に対応付けて、利用者に関する利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、前記第1の割当手段による割り当てに対応する利用者情報を、前記利用者情報記憶手段から抽出する利用者情報抽出手段と、をさらに備え、前記プリンタ印刷手段は、抽出した利用者情報をさらに前記帳票に印刷する。これによれば、電子ペン用帳票製造システムは、予め利用者識別情報をキーとして利用者に関する情報を記憶している。よって、利用者情報記憶手段から、各帳票に設定された利用者に関する利用者情報を抽出し、電子ペン用帳票製造時に、ドットパターンや図案と共に当該利用者情報を印刷することも可能である。
本発明の別の観点では、帳票に電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票を製造するコンピュータにより実行可能なプログラムであって、フォーム識別情報に対応付けて、各フォームに関するフォーム情報を記憶するフォーム情報記憶手段、各帳票に、当該帳票の利用者の利用者識別情報及びフォームのフォーム識別情報を割り当てる第1の割当手段、オリジナルドットパターンから、相互に重複しないように複数の帳票単位のドットパターンを切り出す帳票単位ドットパターン作成手段、前記複数の帳票単位のドットパターンを、複数の帳票に対して、当該複数の帳票間で重複しないように割り当てる第2の割当手段、各帳票について、前記フォーム情報記憶手段を参照して当該帳票に割り当てられたフォーム識別情報に対応するフォーム情報をプリンタ印刷するとともに、当該帳票に割り当てられた帳票単位のドットパターンをプリンタ印刷するプリンタ印刷手段、各帳票について、当該帳票に割り当てられた利用者識別情報と、フォーム識別情報と、帳票単位のドットパターンの座標データとを対応付けて関連付情報として記憶する関連付情報記憶手段、として前記コンピュータを機能させる。
上記プログラムをコンピュータにより実行することにより、上述の電子ペン用帳票製造システムを実現することができる。また、上述の電子ペン用帳票製造システムの各態様も同様に実現することができる。
上記プログラムをコンピュータにより実行することにより、上述のサーバを実現することができる。また、上述のサーバの各態様も同様に実現することができる。
本発明によれば、1枚毎に個別識別可能な電子ペン用帳票を人や物に関連付けながら製造する製造方法と、当該関連付けに基づいて電子ペン用帳票に記入された情報から容易に利用者や物を特定する特定システムとを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。まず、本実施形態のシステムにおいて入力デバイスとして使用される電子ペンの概要について説明する。
[電子ペン]
図1は電子ペンの使用形態を模式的に示す図であり、図2は電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。図1に示すように、電子ペン10は、ドットパターンが印刷された専用ペーパー20と組み合わせて使用される。電子ペン10は、通常のインクペンと同様のペン先部17を備えており、利用者は通常のインクペンと同様に専用ペーパー20上に文字などを書くことになる。
図2に示すように、電子ペン10は、その内部にプロセッサ11、メモリ12、データ通信ユニット13、バッテリー14、LED15、カメラ16及び圧力センサ18を備える。また、電子ペン10は通常のインクペンと同様の構成要素としてインクカートリッジ(図示せず)などを有する。
電子ペン10は、ペン先部17により専用ペーパー20上に描かれたインクの軌跡をデータ化するのではなく、専用ペーパー20上で電子ペン10が移動した軌跡座標をデータ化する。LED15が専用ペーパー20上のペン先部17近傍を照明しつつ、カメラ16が専用ペーパー20に印刷されているドットパターンを読み取り、データ化する。つまり、電子ペン10は専用ペーパー20上で利用者が電子ペン10を移動させることにより生じるストロークを画像データ又はベクトルデータとして取得することができる。
圧力センサ18は、利用者が電子ペン10により専用ペーパー上に文字などを書く際にペン先部17に与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、プロセッサ11へ供給する。プロセッサ11は、圧力センサ18から与えられる筆圧データに基づいて、LED15及びカメラ16のスイッチオン/オフの切換を行う。即ち、利用者が電子ペン10で専用ペーパー20上に文字などを書くと、ペン先部17には筆圧がかかる。よって、所定値以上の筆圧が検出されたときに、利用者が記述を開始したと判定して、LED15及びカメラ16を作動する。
カメラ16は専用ペーパー20上のドットパターンを読み取り、そのパターンデータをプロセッサ11に供給する。プロセッサ11は、供給されたドットパターンから、専用ペーパー20上でのXY座標を算出する。
プロセッサ11は、利用者の記述が行われる間に、筆圧の配列データ及びXY座標データを取得し、タイムスタンプ(時間情報)と関連付けてメモリ12に記憶していく。よって、メモリ12内には利用者の記述内容に対応するデータが時系列で記憶されていく。メモリ12の容量は例えば1Mバイト程度とすることができる。
利用者により送信指示がなされるまでは、取得された全てのデータはメモリ12内に保持される。そして、利用者が送信指示を行うと、データ通信ユニット13により、電子ペン10と所定距離内にある端末装置25へメモリ12内のデータが送信される。基本的には、一度送信指示がなされると、電子ペン10はメモリ12内に記憶していた全てのデータを端末装置25へ送信するため、メモリ12内はクリアされる。よって、送信後にもう一度同じ情報を端末装置25へ送信したい場合には、利用者は専用ペーパー20上に再度記述を行う必要がある。なお、この場合、利用者は専用ペーパー20上にインクペンで書かれた文字などをなぞればよいことになる。
電子ペン10自体は、送信ボタンなどの機能ボタンを備えておらず、送信指示その他の指示は、利用者が専用ペーパー20上の所定位置に設けられた専用ボックスを電子ペン10でチェックすることにより実行される。専用ボックスの位置座標には、予め送信指示が対応付けられており、プロセッサ11は専用ボックスの位置座標を受信すると、データ通信ユニット13にメモリ12内のデータを供給し、端末装置25への送信を行わせる。なお、電子ペン10は、データの送信完了を電子ペンの振動により示すことができる。
バッテリー14は電子ペン10内の各要素に電源供給するためのものであり、例えば電子ペンのキャップ(図示せず)により電子ペン10自体の電源のオン/オフを行うことができる。
このように、電子ペン10は利用者が専用ペーパー20上に記述した文字などに対応する座標データ及び筆圧データを取得して近傍の端末装置25へ送信する機能を有するが、電子ペン10のペン先部17は通常のインクペンとなっているため、専用ペーパー20上に記述した内容はオリジナルの原本として残るという特徴がある。即ち、紙の原本に対して記述するのと同時に、その内容を座標データなどの形態でリアルタイムに電子化することができる。
なお、電子ペン10の標準機能によれば、電子ペン10により得られるデータは、原則として座標データ又はベクトルデータの形態であり、テキストデータではない。但し、電子ペン10は標準機能として、専用ペーパー20上に設けられた専用エリアに記述することにより、英数字に限りテキスト化する機能は備えている。
また、電子ペン10内には、ペン自体及びその所有者に関するプロパティ情報(ペン情報及びペン所有者情報)を保持することができ、アプリケーションから参照することができる。ペン情報としては、バッテリーレベル、ペンID、ペン製造者番号、ペンソフトウェアのバージョン、サブスクリプションプロバイダのIDなどを保持できる。また、ペン所有者情報としては、国籍、言語、タイムゾーン、emailアドレス、空きメモリ容量、名称、住所、ファックス/電話番号、携帯電話番号などを保持することができる。
なお、上記の例におけるデータ通信ユニット13では、Bluetooth(登録商標)の無線伝送、USBケーブルを使用した有線伝送、端子などの接触によるデータ伝送など、各種の方法によって電子ペン10から端末装置25へのデータ送信を行うことが考えられる。
次に、電子ペンにより利用者が記述した内容のXY座標データを取得する方法について説明する。前述のように専用ペーパー20には、所定のドットパターンが印刷されている。電子ペン10のカメラ16は、利用者が専用ペーパー20上に記述したインクの軌跡を読み取るのではなく、専用ペーパー20上のドットパターンを読み取る。実際、図1に示すように、LED15による照明エリア及びカメラ16の撮影エリア(照明エリア内に位置する)は、ペン先部17が専用ペーパー20に接触する位置とはずれている。
ドットパターンはカーボンを含む専用インキなどで印刷されており、カメラ16はその専用インキによるパターンのみを認識することができる。専用インキ以外のインキ(カーボンを含まない)により、専用ペーパー上に罫線や枠などを印刷しても、電子ペンはそれらを認識することはない。よって、専用ペーパーを利用して各種申込書などの帳票を作成する際は、専用インキ以外のインキで入力枠や罫線、注意書きなどを印刷する。
ドットパターンは、図3に例示するように、各ドットの位置がデータに対応付けされている。図3の例では、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右にシフトすることにより、0〜3の2ビット情報を表示した例である。このようにして表現された情報の組合せにより、専用ペーパー上の位置座標が決定される。図4(a)に例示するように、縦横2mmの範囲内に36個のドットが格子状に配置され、これらのドットにより示されるデータの配列(図4(b))が、その専用ペーパー上の位置座標と対応付けされている。よって、電子ペン10のカメラ16が図4(a)に示すようなドットパターンを撮影すると、プロセッサ11はカメラ16から入力されるドットパターンのデータに基づいて図4(b)に示すデータ配列を取得し、それに対応する専用ペーパー上の位置座標(即ち、そのドットパターンがその専用ペーパー上のどの位置にあるのか)をリアルタイムで算出する。なお、ドットパターンを認識する最小単位は2mm×2mmであり、カメラ16は毎秒100回程度の撮影を行う。
次に、専用ペーパーについて説明する。専用ペーパーの構造の一例を図5に示す。図示のように、専用ペーパー20は、台紙30上にドットパターン32が印刷され、その上に罫線などの図案34が印刷されている。台紙30は通常は紙であり、ドットパターン32は前述のようにカーボンを含んだ専用インキにより印刷される。また、通常のインキなどにより図案34が印刷される。ドットパターンと図案とは同時に印刷してもよいし、いずれかを先に印刷してもよい。
図案34の例を図6に示す。図6は、ある申込書36の例であり、複数の記入欄38や送信ボックス39が印刷されている。図6には明確に図示されておらず、詳細は後述するが、実際にはドットパターンが申込書36の全面に印刷されており、その上に記入欄38や送信ボックス39が通常のインキにより印刷されている。利用者は、ドットパターンを意識することなく、従来からある申込書と同様に、電子ペン10を使用して必要事項を申込書36の各記入欄38に記入すればよい。
専用ペーパー20上のエリアは大きく2種類のエリアに分けることができる。1つは記入エリアであり、電子ペン10による記述内容をそのまま情報として取り扱うエリアである。図6の例では複数の記入欄38がこれに該当する。もう1つは機能エレメントであり、対応するエリア内を電子ペン10でチェックした際に、予めそのエリアに対して定義されているアクション、指示などを実行するようになっている。図6の例における送信ボックス39がこれに該当する。
送信ボックス39は前述したように電子ペン10内に記憶されているデータを近傍の端末装置25へ送信するための指示を行う際に使用される。利用者が送信ボックス39内に電子ペン10でチェックを入れると、電子ペン10が送信ボックス内のドットパターンを読み取る。当該パターンは送信指示に対応付けられており、電子ペン10内のプロセッサ11はデータ通信ユニット13にメモリ12内の記憶データの送信命令を発する。
なお、利用者が電子ペン10で申込書36に必要事項を入力すると、その入力事項がその申込書のどの項目に対するものであるかを、申込書上の座標データから特定することが可能である。
このように、ドットパターンを印刷した専用ペーパー上に所定の図案を印刷することにより、専用ペーパーを利用した各種申込書が作成できる。利用者は電子ペン10を使用して通常の要領で必要事項を記入すれば、その電子データが自動的に取得される。
上記の例では、ドットパターンは専用ペーパー上にカーボンを含むインキにより印刷されているが、プリンタ及びカーボンを含むインクを使用してドットパターンを通常の紙上にプリントすることも可能である。さらに、専用ペーパー上の図案も印刷ではなく、プリンタにより形成することも可能である。ドットパターンをプリンタにより紙上に形成する場合には、1枚1枚に異なるドットパターンを形成することが可能である。よって、形成されたドットパターンの違いにより、それらの用紙1枚1枚を識別し、区別することが可能となる。
なお、本明細書においては、「印刷」の語は、通常の印刷のみならず、プリンタによるプリントも含む概念とする。また、本明細書においては、通常の「オフセット印刷」は行わず、プリンタによる「プリンタ印刷」を行うものとする。
次に、電子ペンにより取得したデータの送信処理について図2を参照して説明する。電子ペン10が取得したデータは、主として利用者が入力した事項のデータであるが、通常はそのデータの送信先であるサービスサーバがどこであるかの情報は含まれていない。その代わりに、その専用ペーパーに関するアプリケーションやサービスを特定する情報が専用ペーパー上のドットパターンに含まれており、利用者の入力作業中に専用ペーパーからその情報が取得されている。よって、電子ペン10から記入データを受け取った端末装置25は、まず、問い合わせサーバ26に対して、その専用ペーパーに対して入力されたデータをどのサービスサーバ27へ送信すべきかの問い合わせを行う。問い合わせサーバ26は、専用ペーパー毎に、対応するサービスサーバの情報を有しており、端末装置25からの問い合わせに応じて、当該専用ペーパーに関するサービスなどを行うサービスサーバ27の情報(URLなど)を端末装置25へ回答する。それから、端末装置25は、電子ペンから取得した記入データをそのサービスサーバ27へ送信することになる。
なお、上記の例では端末装置25、問い合わせサーバ26及びサービスサーバ27が別個に構成されているが、これらの幾つか又は全てを1つの装置として構成することも可能である。本実施形態において、後述するサーバは、問い合わせサーバ26及びサービスサーバ27を兼ねているものとする。
[電子ペン用帳票製造方法]
次に、図7及び図8を参照し、電子ペン用帳票製造方法の概略について説明する。図7は、電子ペン用帳票製造方法を模式的に説明する図である。また、図8は、全ての帳票に異なるドットパターンが印刷された電子ペン用帳票の例である。
図7に示すように、予め確保しておいた大きなオリジナルドットパターンエリア60を必要な大きさに分割し、紙媒体の帳票1枚毎に分割したドットパターンと、所定の図案34とを印刷することで、電子ペン用帳票62を製造する。ここで、オリジナルドットパターンエリア60とは、予め決まったドットパターンで構成されており、各ドットパターンが重複することはないものである。換言すると、オリジナルドットパターンエリア60は、各帳票へプリンタ印刷するドットパターンの元である。
具体的には、図8に示すように、紙媒体の帳票1枚毎に全て異なるドットパターンが印刷された電子ペン用帳票を製造する。換言すると、フォームが同一であっても利用者が異なれば異なるドットパターンが印刷され、利用者が同一であってもフォームが異なれば異なるドットパターンが印刷される。これによれば、図示のとおり、紙媒体の帳票のあらゆる場所に全てユニークなドットパターンがプリンタ印刷されているため、同一種類のフォームであっても全て異なるドットパターンがプリンタ印刷される。なお、帳票は複数種類のフォームを有するものであって、各帳票には予め対応するフォームが設定されているものとする。電子ペン用帳票に印刷された図案は、同一フォームであれば同一であり、異なるフォームであれば異なる。ドットパターンの相違は視覚で認識することが難しいため、同一フォームの電子ペン用帳票であれば、たとえドットパターンが異なるものであっても視覚で区別することは困難である。
なお、本発明における印刷は、高精度な図案を出力可能な高解像度プリンタによって行われる。つまり、オフセット印刷ではなく、プリンタによるプリンタ印刷で電子ペン用帳票は製造される
このように、ドットパターンを物理的な帳票1枚毎に異なるものとすることで、電子ペン10は各電子ペン用帳票をそれぞれ別のものとして認識することができる。即ち、各電子ペン用帳票を個別識別することが可能となる。換言すると、予め各電子ペン用帳票に印刷されたドットパターンと、利用者及びフォームとを関連付けておくことで、記入された情報に基づいて、利用者及びフォームを容易に特定することが可能となる。つまり、利用者が電子ペン10を使用して電子ペン用帳票の任意の場所に記入を行うだけで、「利用者」と「フォーム」等2種類の情報を同時に特定することができる。これは、病院のカルテのようにデータの混在が許されないアプリケーションや、電子ペン用帳票に記入されたデータと利用者との関連付けに多大な労力を要しているアプリケーションにとって非常に大きなメリットとなる。
[電子ペン用帳票製造システム]
次に、図9乃至図11を参照し、本実施形態の電子ペン用帳票製造システム80について説明する。図9は、電子ペン用帳票製造システム80の概略構成を示す図である。また、図10及び図11は、各種データベース(以下、「DB」と呼ぶ。)のデータ構造を模式的に示す図である。図9に示す電子ペン用帳票製造システム80は、ドットパターンをIDとして利用し、当該ドットパターンの座標データ及び利用者を関連付けしながら電子ペン用帳票を製造するシステムである。
図9に示すように、電子ペン用帳票製造システム80は、サーバ5及びプリンタ51から構成され、複数の項目から構成される電子ペン用帳票62を製造するシステムである。なお、図9ではサーバ5とプリンタ51が別々の構成要素となっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、サーバ5及びプリンタ51の機能を有する1つの構成要素であることとしてもよい。
サーバ5は、利用者DB6、フォームDB7、パターンDB8及び関連付DB50に接続されている。ここで、図10及び図11を参照し、各種DBについて説明する。
図10(a)は、利用者DB6のデータ構造を模式的に示す図である。利用者DB6は、図示のように、利用者ID、名前及び住所から構成されている。利用者IDは各利用者を識別する情報であり、利用者DB6は、当該利用者IDをキーとして各利用者の名前や住所といった情報を利用者情報として記憶している。
図10(b)は、フォームDB7のデータ構造を模式的に示す図である。フォームDB7は、図示のように、フォームID、フォーム名、デザインデータ及び部品データから構成されている。なお、デザインデータ及び部品データをまとめてフォーム情報とも呼ぶ。フォームIDは各帳票に設定されたフォームを識別する情報であり、フォームDB7は、当該フォームIDをキーとして各フォームの名称と、各フォームに対応する図案のデザインデータと、各フォームを構成する部品データとを記憶している。デザインデータとは、図9に示すように、電子ペン用帳票62を構成する項目の罫線等のデザインに関するデータである。一方、部品データとは、各項目に対応するように印刷されるテキストデータやイメージデータである。例えば、図9に示すように、電子ペン用帳票62が問題用紙であって、各項目が何らかの問題であるようなデザインの場合、部品データは、問題文のテキストデータやイメージデータ等である。このことから、フォームDB7は、図10(b)に示すように、部品データと項目を対応付けて記憶している。例えば、図10(b)において、部品データαは「項目ID[K01]に対応」と記載されている。項目IDとは、各フォームを構成する項目を識別する情報であり、これは、部品データαが項目ID[K01]の項目に対応していることを示す。このように、フォームを構成する各項目に対応する部品データを記憶しておくことで、頻繁なデザイン変更や多品種小ロットへの対応を容易に行うことができる。例えば、図9に示すように、電子ペン用帳票62が問題用紙であって、部品データが問題文のテキストデータである場合、各項目と部品データの組み合わせを変更することで、各利用者に応じた問題用紙を容易に製造することができる。つまり、デザインデータを変更することなく、各利用者に応じた問題用紙を製造することが可能となる。
図10(c)は、パターンDB8のデータ構造を模式的に示す図である。パターンDB8は、図示のように、パターンID及び座標データから構成されている。パターンIDは、所定のドットパターンの集合体を識別する情報であり、パターンDB8は、当該パターンIDをキーとしてドットパターンを示す座標データを記憶している。電子ペン用帳票製造システム80におけるサーバ5は、詳細は後述するが、パターンDB8から抽出したドットパターンに、利用者とフォームに関する情報を関連付けた上で電子ペン用帳票62を製造する。なお、本明細書における座標データは、オリジナルドットパターンエリア60上での位置座標であって、各電子ペン用帳票に印刷されたドットパターン上での位置座標ではない。
図11は、関連付DB10のデータ構造を模式的に示す図である。関連付DB10は、図示のように、利用者ID、フォームID、デザインデータ、部品データ及び座標データから構成されている。利用者IDは電子ペン用帳票に設定された利用者を識別する情報であり、フォームIDは電子ペン用帳票に設定されたフォームを識別する情報である。また、座標データは、電子ペン用帳票に印刷されたドットパターンを示す位置情報であって、設定されたフォームを構成する部品データ毎に記憶されている。即ち、設定されたフォームを構成する項目毎に記憶されており、記入情報に含まれる座標データに基づいて関連付DB50を参照することにより、利用者が記入した項目を容易に特定することが可能となる。本実施形態では、全ての電子ペン用帳票に異なるドットパターンが印刷されているので、関連付DB10は、ドットパターンをIDとして利用し、当該ドットパターンの座標データをキーとして、利用者ID、フォームID及びフォーム情報を記憶している。
ドットパターンの座標データ及び利用者を関連付けしながら電子ペン用帳票を製造する場合、まず、帳票に利用者とフォームを設定する。なお、利用者DB6、フォームDB7及びパターンDB8には、予め図10(a)乃至(c)に示すような情報が記憶されているものとする。そして、設定された利用者に関する利用者情報を利用者DB6から抽出する。また、設定されたフォームに関するフォーム情報、即ちフォームの図案に関するデザインデータ及びフォームを構成する部品データをフォームDB7から抽出する。さらに、設定された情報を特定するためのIDとなるドットパターンをパターンDB8から抽出する。このように各DBから抽出した利用者情報、フォーム情報及びドットパターンをまとめて「プリントデータ」と呼ぶ。そして、プリントデータがプリンタにより紙媒体の帳票にプリンタ印刷されることで、設定された利用者及びフォームに対応する電子ペン用帳票を製造することができる。
このとき、当該ドットパターンをキーとして、図11に示すように、利用者ID、フォームID及びフォーム情報(デザインデータ及び部品データ)が関連付DB50に記憶される。即ち、各ドットパターンが誰に対して割り当てられたかという情報は、電子ペン用帳票製造時に関連付DB50に記憶される。このように、ドットパターンをキーとして利用者ID、フォームID及びフォーム情報を関連付DB50に記憶することで、詳細は後述するが、当該電子ペン用帳票に記入された情報に基づいて容易に利用者やフォームを特定することが可能となる。
[特定方法]
次に、本実施形態の特定システム100について説明する。図12に特定システム100の概略構成を示す。図12に示す特定システム100は、利用者が電子ペン10を使用して電子ペン用帳票に記入した情報に基づいて、容易に利用者やフォームを特定することができるものである。
図12に示すように、特定システム100は、端末装置25、サーバ5及びアプリケーション54がネットワーク2を通じて接続されることにより構成される。なお、サーバ5は、上述の電子ペン用帳票製造システム80におけるものとほぼ同一であるため、異なる部分を除き、便宜上説明を省略する。また、本実施形態では、特定システム100におけるサーバを上述の電子ペン用帳票製造システム80におけるサーバと同一のものとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、関連付DB50に接続されたサーバであれば種々のものに本発明を適用することが可能である。
ここで、ネットワーク2の1つの好適な例はインターネットである。また、端末装置25とは、利用者が使用するPCや携帯電話といったネットワーク2を介してデータの授受が可能な端末である。また、サーバ5は、利用者DB6、フォームDB7、パターンDB8及び関連付DB50に接続されている。各種DBの説明は、上述のとおりであるため、便宜上説明は省略する。また、アプリケーション54は、利用者が電子ペン用帳票62に記入した情報に基づいて所定の処理を行う端末である。
なお、図12は、便宜上、1つの端末装置25と、1つのアプリケーション54とを構成要素として含むこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の端末装置25と、複数のアプリケーション54とを構成要素として含むこととしてもよい。
まず、本システムにおける特定方法の概要を述べておく。利用者は、まず、上述の電子ペン用帳票製造システム80により製造された電子ペン用帳票62に、電子ペン10を使用して必要な情報の記入を行う。電子ペン10は、記入された内容に対応するストロークデータを取得し、電子ペン10内のメモリに一時的に記憶した後、当該ストロークデータを端末装置25へ送信する。端末装置25は、電子ペン10から利用者が記入したストロークデータを受信し、ネットワーク2を通じてサーバ5へ送信する。
サーバ5は、ストロークデータを、利用者が電子ペン用帳票62に記入した文字等に関する記入情報として取得する。そして、サーバ5は、記入情報からストロークデータの座標データを抽出する。さらに、サーバ5は、抽出した座標データに基づいて、図11に示すような関連付DB50を参照することにより、電子ペン用帳票62に設定されているフォームを特定する。具体的には、フォームを識別するフォームIDを特定する。これにより、記入情報は、電子ペン用帳票62のフォームに応じた適切なアプリケーション54に送信されることとなる。なお、記入情報の送信は、サーバ5が行うこととしてもよいし、サーバ5からフォームIDを受信した端末装置25が行うこととしてもよい。
さらに、サーバ5は、抽出した座標データに基づいて、図11に示すような関連付DB50を参照することにより、電子ペン用帳票62に設定されている利用者を特定する。具体的には、利用者を識別する利用者IDを特定する。例えば、電子ペン用帳票62に記入を行う利用者を予め設定している場合、サーバ5は、関連付DB50を参照することで容易に記入を行った利用者を特定することができる。ここで、特定した利用者IDに基づいて利用者DB6を参照することにより、当該利用者に関する利用者情報を取得することも可能である。
このように、サーバ5は、記入情報に基づいて関連付DB50を参照することにより、電子ペン用帳票62に設定された利用者やフォームを容易に特定し、当該利用者と、電子ペン用帳票62に記入された情報とを関連付けて適切なアプリケーションへ送信することができる。
(i)第1実施形態
次に、本発明の特定システム100を利用した第1実施形態について、図13及び図14を参照して詳細に説明する。図13は、第1実施形態における電子ペン用帳票の例であり、図14は、特定システム100による特定処理のフローチャートである。
まず、第1実施形態で使用される電子ペン用帳票について説明する。第1実施形態における電子ペン用帳票は、上述の電子ペン用帳票製造システム80により製造された資料請求用紙である。所定の業者は、ダイレクトメールに顧客個人(「利用者」に相当)を特定するドットパターンを配置して印刷することにより、図13(a)に示すような資料請求用紙を製造する。
次に、第1実施形態における特定処理について図14を参照して説明する。まず、業者は、図13(a)に示すような資料請求用紙を顧客に郵送する。そして、業者は、返却された資料請求用紙に対し、電子ペン10を使用してチェックマークを記入する。図13(a)に示す電子ペン用帳票には、ドットパターンが全面に印刷されているため、業者は任意の位置にチェックマークを記入することができる。資料請求用紙へチェックマークを記入し終わると、業者は、送信ボックスにチェックマークを記入することにより、端末装置25を介して記入情報をサーバ5へ送信する。なお、図13(a)には便宜上送信ボックスが記載されていないが、実際は上述のような送信ボックス39が設定されているものとする。
サーバ5は、端末装置25から記入情報を取得し(ステップS1)、まず、当該記入情報から座標データを抽出する(ステップS2)。そして、サーバ5は、抽出した座標データに基づいて関連付DB50を参照することにより、当該資料請求用紙に設定された利用者IDを特定する(ステップS3)。即ち、当該資料請求を行った顧客を特定する。また、サーバ5は、抽出した座標データに基づいて関連付DB50を参照することにより、当該資料請求用紙に設定されたフォームIDを特定する(ステップS4)。そして、サーバ5は、特定した利用者ID及び電子ペン10から取得した記入情報を、特定したフォームIDに応じた適切なアプリケーション54に送信する(ステップS5)。これにより、サーバ5による特定処理は完了する。なお、必要があればサーバ5は、特定した利用者IDに基づいて利用者DB6から利用者情報を抽出し、利用者ID及び記入情報と共に当該利用者情報をアプリケーション54に送信することもできる。
これによれば、業者は、返却された資料請求用紙を電子ペン10でチェックするだけで、容易にどの顧客から返却されたものであるかを認識し、集計することが可能である。
なお、上記第1実施形態では、図13(a)に示すように資料請求用紙の全面にドットパターンが印刷されることとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図13(b)に示すように業者がチェックマークを記入する一部分にのみ顧客個人を特定するドットパターンが印刷されることとしてもよい。この場合、業者は電子ペン10を使用してドットパターンが印刷された部分にチェックマークを記入する必要があるが、オリジナルドットパターンエリア60の使用を大幅に節約することが可能である。
(ii)第2実施形態
次に、本発明の特定システム100を利用した第2実施形態について、図14及び図15を参照して詳細に説明する。図14は、特定システム100による特定処理のフローチャートであり、図15は、第2実施形態における電子ペン用帳票の例である。
まず、第2実施形態で使用される電子ペン用帳票について説明する。第2実施形態における電子ペン用帳票は、上述の電子ペン用帳票製造システム80により製造された解答用紙である。通信教育を行っている業者は、紙媒体の帳票に解答を記入する生徒個人(「利用者」に相当)を特定するドットパターンを配置して印刷することにより、図15(a)に示すような解答用紙を製造する。
次に、第2実施形態における特定処理について図14を参照して説明する。まず、業者は問題と共に、図15(a)に示すような解答用紙を生徒に郵送する。問題と解答用紙を取得した生徒は、通常のペンを使用して解答用紙に解答を記入し、当該解答用紙を業者へ返却する。そして、業者の採点者は、返却された解答用紙に対し、図15(b)に示すように、電子ペン10を使用して採点を行う。採点が完了すると、採点者は、送信ボックスにチェックマークを記入することにより、端末装置25を介して記入情報をサーバ5へ送信する。なお、図15(a)及び(b)には便宜上送信ボックスが記載されていないが、実際は上述のような送信ボックス39が設定されているものとする。
サーバ5は、端末装置25から記入情報を取得し(ステップS1)、まず、当該記入情報から座標データを抽出する(ステップS2)。そして、サーバ5は、抽出した座標データに基づいて関連付DB50を参照することにより、当該解答用紙に設定された利用者IDを特定する(ステップS3)。即ち、当該解答用紙に解答を記入した生徒を特定する。また、サーバ5は、抽出した座標データに基づいて関連付DB50を参照することにより、当該解答用紙に設定されたフォームIDを特定する(ステップS4)。そして、サーバ5は、特定した利用者ID及び電子ペン10から取得した記入情報を、特定したフォームIDに応じた適切なアプリケーション54に送信する(ステップS5)。これによりサーバ5による特定処理は完了する。なお、必要があればサーバ5は、特定した利用者IDに基づいて利用者DB6から利用者情報を抽出し、利用者ID及び記入情報と共に当該利用者情報をアプリケーション54に送信することもできる。
これによれば、採点者は、返却された解答用紙に対し、電子ペン10を使用して採点を行うだけで容易に生徒個人を特定することができる。また、採点を行った記入情報を、特定した生徒個人に容易に関連付けることができる。換言すると、採点者が解答用紙に生徒個人を示す番号や氏名等を記入しなくても、単に採点を行うだけで容易に生徒個人と採点データとを関連付けて所定のアプリケーション54へ送信することができる。よって、採点データが誰のものかわからなくなったり、採点データが混在したりといった従来の問題を解消することができる。
なお、上述の第2実施形態は通信教育の解答用紙の場合であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、教室に設置したプリンタで生徒個人を特定するドットパターンが配置された解答用紙を印刷し、その場で生徒に配布する場合にも適用することができる。
(iii)第3実施形態
次に、本発明の特定システム100を利用した第3実施形態について、図14及び図16を参照して説明する。図14は、特定システム80による特定処理のフローチャートであり、図16は、第3実施形態における電子ペン用帳票の例である。
まず、第3実施形態で使用される電子ペン用帳票について説明する。第3実施形態における電子ペン用帳票は、上述の電子ペン用帳票製造システム80により製造された解答用紙である。企業の営業は、紙媒体の帳票にその日訪問する顧客(「利用者」に相当)を特定するドットパターンを配置して印刷することにより、図16に示すような申込書を製造する。
次に、第3実施形態における特定処理について図14を参照して説明する。まず、営業は、訪問先に、図16に示すような申込書を携帯していく。訪問先で申込が成立した場合、電子ペン10を使用して当該申込書に必要事項の記入を行う。ここで、必要事項とは、図16によれば、顧客の会社名、生年月日、ステータス等である。なお、利用者DB6に記憶されている顧客の氏名や住所は、予め申込書に印刷されているものとする。利用者DB6に記憶されている利用者情報を電子ペン用帳票に印刷する過程は上述の電子ペン用帳票製造システム80に記載されているため、便宜上説明は省略する。このとき、申込書への記入は、電子ペン10を使用すれば営業又は顧客のいずれが行っても構わない。
営業は、訪問先から自部署に戻ってくると申込書の送信ボックスにチェックマークを記入することにより、端末装置25を介して記入情報をサーバ5へ送信する。なお、図16には便宜上送信ボックスが記載されていないが、実際は上述のような送信ボックス39が設定されているものとする。
サーバ5は、端末装置25から記入情報を取得し(ステップS1)、まず、当該記入情報から座標データを抽出する(ステップS2)。そして、サーバ5は、抽出した座標データに基づいて関連付DB50を参照することにより、当該申込書に設定された利用者IDを特定する(ステップS3)。即ち、当該申込書に対応する顧客を特定する。また、サーバ5は、抽出した座標データに基づいて関連付DB50を参照することにより、当該申込書に設定されたフォームIDを特定する(ステップS4)。そして、サーバ5は、特定した利用者ID及び電子ペン10から取得した記入情報を、特定したフォームIDに応じた適切なアプリケーション54に送信する(ステップS5)。これにより、サーバ5による特定処理は完了する。なお、必要があればサーバ5は、特定した利用者IDに基づいて利用者DB6から利用者情報を抽出し、利用者ID及び記入情報と共に当該利用者情報をアプリケーション54に送信することもできる。
これによれば、営業は、自部署に戻ってから申込書にチェックマークを記入するだけで、容易に顧客を特定し、当該顧客と申込書に記入された記入情報とを関連付けて所定のアプリケーション54へ送信することができる。即ち、端末装置25にキーボードにより申込書の内容やステータスを入力する手間が必要なく、電子ペン10によるチェックマーク記入により、自動的に記入情報と顧客とを関連付けて処理することが可能となる。
なお、本実施形態ではドットパターンにより個別識別する対象を「フォーム」や「利用者」としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ドットパターンにより「物」等を個別識別することとしても構わない。
このように、本実施形態によれば、1枚毎に個別識別可能な電子ペン用帳票を利用者や物に関連付ながら製造し、その関連付情報に対してアプリケーションからアクセスできるインタフェースを設けることにより、電子ペン用帳票に電子ペン10を使用して記入するだけで、その記入情報が誰(何)に対応する情報であるかを容易に特定することができる。具体的には、ドットパターンをIDとして利用することにより、電子ペン用帳票への記入情報から確実に利用者を特定することができる。また、特定した利用者と記入情報とを関連付けて容易に所定の処理を行うことができる。つまり、ドットパターンにより電子ペン用帳票を1枚毎に個別識別可能なため、データが混在や、記入情報が誰のものか分からなくなるといった従来の問題点を解消することができる。また、電子ペン用帳票の製造を、オフセット印刷ではなく、プリンタ印刷とすることにより頻繁なデザイン変更や多品種小ロットへの対応も容易に行うことが可能となる。
このように、本発明によれば、1枚毎に個別識別可能な電子ペン用帳票を人や物に関連付けながら製造する製造方法と、当該関連付けに基づいて電子ペン用帳票に記入された情報から容易に利用者や物を特定する特定システムとを提供することができる。
電子ペンの使用形態を模式的に示す図である。 電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。 専用ペーパーに印刷されたドットパターンによる情報の表現方法を説明する図である。 ドットパターン及びそれに対応する情報の例である。 専用ペーパーにより構成される帳票の構造を示す。 電子ペン用帳票の例を示す。 電子ペン用帳票製造方法を模式的に説明する図を示す。 全ての帳票に異なるドットパターンを配置する方法を模式的に説明する図を示す。 実施形態の電子ペン用帳票製造システムの概略構成を示す。 各種DBのデータ構造を模式的に示す図である。 関連付DBのデータ構造を模式的に示す図である。 実施形態の特定システムの概略構成を示す。 第1実施形態における電子ペン用帳票の例を示す。 実施形態の特定システムによる特定処理のフローチャートである。 第2実施形態における電子ペン用帳票の例を示す。 第3実施形態における電子ペン用帳票の例を示す。
符号の説明
2…ネットワーク
10…電子ペン
11…プロセッサ
12…メモリ
13…データ通信ユニット
14…バッテリー
25…端末装置
26…問い合わせサーバ
27…サービスサーバ
80…電子ペン用帳票製造システム
100…特定システム

Claims (9)

  1. 帳票に電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票を製造する電子ペン用帳票製造システムであって、
    フォーム識別情報に対応付けて、各フォームに関するフォーム情報を記憶するフォーム情報記憶手段と、
    各帳票に、当該帳票の利用者の利用者識別情報及びフォームのフォーム識別情報を割り当てる第1の割当手段と、
    オリジナルドットパターンから、相互に重複しないように複数の帳票単位のドットパターンを切り出す帳票単位ドットパターン作成手段と、
    前記複数の帳票単位のドットパターンを、複数の帳票に対して、当該複数の帳票間で重複しないように割り当てる第2の割当手段と、
    各帳票について、前記フォーム情報記憶手段を参照して当該帳票に割り当てられたフォーム識別情報に対応するフォーム情報をプリンタ印刷するとともに、当該帳票に割り当てられた帳票単位のドットパターンをプリンタ印刷するプリンタ印刷手段と、
    各帳票について、当該帳票に割り当てられた利用者識別情報と、フォーム識別情報と、帳票単位のドットパターンの座標データとを対応付けて関連付情報として記憶する関連付情報記憶手段と、を備えることを特徴とする電子ペン用帳票製造システム。
  2. 前記フォーム情報記憶手段は、前記フォーム識別情報に対応付けて、各フォームの図案に関するデザインデータと、各フォームを構成する部品データとをフォーム情報として記憶し、
    前記関連付情報記憶手段は、前記部品データ毎に、前記第2の割当手段が割り当てたドットパターンの座標データを記憶することを特徴とする請求項1に記載の電子ペン用帳票製造システム。
  3. 前記利用者識別情報に対応付けて、利用者に関する利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段と、
    前記第1の割当手段による割り当てに対応する利用者情報を、前記利用者情報記憶手段から抽出する利用者情報抽出手段と、をさらに備え、
    前記プリンタ印刷手段は、抽出した利用者情報をさらに前記帳票に印刷することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子ペン用帳票製造システム。
  4. 帳票に電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票を製造するコンピュータにより実行可能なプログラムであって、
    フォーム識別情報に対応付けて、各フォームに関するフォーム情報を記憶するフォーム情報記憶手段、
    各帳票に、当該帳票の利用者の利用者識別情報及びフォームのフォーム識別情報を割り当てる第1の割当手段、
    オリジナルドットパターンから、相互に重複しないように複数の帳票単位のドットパターンを切り出す帳票単位ドットパターン作成手段、
    前記複数の帳票単位のドットパターンを、複数の帳票に対して、当該複数の帳票間で重複しないように割り当てる第2の割当手段、
    各帳票について、前記フォーム情報記憶手段を参照して当該帳票に割り当てられたフォーム識別情報に対応するフォーム情報をプリンタ印刷するとともに、当該帳票に割り当てられた帳票単位のドットパターンをプリンタ印刷するプリンタ印刷手段、
    各帳票について、当該帳票に割り当てられた利用者識別情報と、フォーム識別情報と、帳票単位のドットパターンの座標データとを対応付けて関連付情報として記憶する関連付情報記憶手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  5. 前記フォーム情報記憶手段は、前記フォーム識別情報に対応付けて、各フォームの図案に関するデザインデータと、各フォームを構成する部品データとをフォーム情報として記憶し、
    前記関連付情報記憶手段は、前記部品データ毎に、前記第2の割当手段が割り当てたドットパターンの座標データを記憶することを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記利用者識別情報に対応付けて、利用者に関する利用者情報を記憶する利用者情報記憶手段、
    前記第1の割当手段による割り当てに対応する利用者情報を、前記利用者情報記憶手段から抽出する利用者情報抽出手段、としてさらに前記コンピュータを機能させ、
    前記プリンタ印刷手段は、抽出した利用者情報をさらに前記帳票に印刷することを特徴とする請求項4又は5に記載のプログラム。
  7. フォーム識別情報に対応付けて、各フォームに関するフォーム情報を記憶するフォーム情報記憶部と、
    各帳票に、当該帳票の利用者の利用者識別情報及びフォームのフォーム識別情報を割り当てる第1の割当工程と、
    オリジナルドットパターンから、相互に重複しないように複数の帳票単位のドットパターンを切り出す帳票単位ドットパターン作成工程と、
    前記複数の帳票単位のドットパターンを、複数の帳票に対して、当該複数の帳票間で重複しないように割り当てる第2の割当工程と、
    各帳票について、前記フォーム情報記憶工程を参照して当該帳票に割り当てられたフォーム識別情報に対応するフォーム情報をプリンタ印刷するとともに、当該帳票に割り当てられた帳票単位のドットパターンをプリンタ印刷するプリンタ印刷工程と、
    各帳票について、当該帳票に割り当てられた利用者識別情報と、フォーム識別情報と、帳票単位のドットパターンの座標データとを対応付けて関連付情報として記憶する関連付情報記憶部と、を有することを特徴とする電子ペン用帳票製造方法。
  8. 前記フォーム情報記憶部は、前記フォーム識別情報に対応付けて、各フォームの図案に関するデザインデータと、各フォームを構成する部品データとをフォーム情報として記憶し、
    前記関連付情報記憶部は、前記部品データ毎に、前記第2の割当工程が割り当てたドットパターンの座標データを記憶することを特徴とする請求項7に記載の電子ペン用帳票製造方法。
  9. 前記利用者識別情報に対応付けて、利用者に関する利用者情報を記憶する利用者情報記憶部と、
    前記第1の割当工程による割り当てに対応する利用者情報を、前記利用者情報記憶部から抽出する利用者情報抽出工程と、をさらに備え、
    前記プリンタ印刷工程は、抽出した利用者情報をさらに前記帳票に印刷することを特徴とする請求項7又は8に記載の電子ペン用帳票製造方法。
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