JP2003107979A - 学習支援システム及び方法 - Google Patents

学習支援システム及び方法

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JP2003107979A
JP2003107979A JP2001338583A JP2001338583A JP2003107979A JP 2003107979 A JP2003107979 A JP 2003107979A JP 2001338583 A JP2001338583 A JP 2001338583A JP 2001338583 A JP2001338583 A JP 2001338583A JP 2003107979 A JP2003107979 A JP 2003107979A
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JP2001338583A
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Masaaki Kimura
正明 木村
Nobuyuki Miyagaki
信幸 宮垣
Akira Tanaka
明 田中
Mitsuru Okamoto
充 岡本
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Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 教育や研修での学習効果を高めることのでき
るシステムを提供すること。 【解決手段】 解答用紙1と、この解答用紙へ筆記する
ためのペン3と、筆記された内容の採点を支援する採点
支援部10とを備えている。そして、ペンは、ペン先近
傍の位置コードを当該ペン先の移動に応じて読み取ると
共に、当該ペン先の移動による位置コードの変化を解答
側筆記データとして送信するペン内プロセッサを備えて
いる。そして、採点支援部10は、前記送信された解答
側筆記データに含まれる前記位置コードが属する前記予
め定められた座標系での絶対位置に基づいて、当該解答
側筆記データが属する解答用紙又は問題である解答属性
情報を特定する絶対位置別解答属性情報特定機能12
と、この解答属性情報に基づいて当該解答側筆記データ
を採点者に通知する制御をする解答側筆記データ通知制
御機能14とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、学習支援システム
及び学習制御方法に関する。特に、ペンによる筆記に際
して物理的なペン先の動きをデータとして検出できる仕
組みを利用した学習支援システム及び学習制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、学生への教育や、仕事に関連
した研修などで、種々の知識についての学習が行われて
いる。学習の主要な行為として、ノートや解答用紙への
筆記がある。学生や研修受講者は、筆記という行為よっ
て、黒板などに板書された内容のメモを取ったり、ま
た、問題に対する解答をする。従来のペンは、鉛筆、ボ
ールペン又は万年筆などであり、そのペン先から色素成
分を媒質とともに用紙に移すことで、用紙上にペン先の
動きと同様の記述を定着させている。この用紙への筆記
による学習や試験は、各種の教育機関や、企業又は官庁
等の研修や、色々な試験などで幅広く自然に用いられて
いる。
【0003】ペンによる筆記をデジタル化し、筆記デー
タとして取り扱う手法としては、例えば、タブレットや
タッチパネル上でペンを操作し、このペンの軌跡を感圧
センサなどで検出するものがある。このようなタブレッ
トを用いるのは、コンピュータと接続されていてポイン
ティングデバイスの一種として利用する用途が多い。
【0004】特開平9−114586号公報には、圧力
センサと加速度センサとを内蔵するペンを用いてペン先
の座標を入力する手法が開示されている。この例では、
通常の用紙への筆記と同様の感覚でペンを用いることが
できる。また、アメリカ国特許第5,852,434号
公報には、用紙上の座標に応じた位置コードを印刷した
用紙と、位置コードを読み取るCCDを有するペンと、
このCCDの出力を解析するコンピュータとを備えた光
学式位置検出装置が開示されている。この例では、位置
コードを印刷した用紙にCCDを有するペンを用いて記
述することで、この用紙上への記述内容と同様の筆記デ
ータを得ることができる。ここでは、位置コードの例と
して同心円上のパターンの相違によって位置を特定する
コードが開示されている。
【0005】このような座標検出型のペンを用いると、
用紙への自然な記述を行うと共に、その筆記データをコ
ンピュータで取り扱うことができる。特開平9−114
586号公報の記載の技術では、書き始めの位置からの
相対座標を得ることができる。また、アメリカ国特許第
5,852,434号公報記載の技術では、その用紙上
での絶対座標を得ることができる。
【0006】国際公開第WO 00/73981 A1
号公報には、多数の用紙の全ての位置を個別に特定でき
る位置コードを印刷した用紙(図17参照)と、所定の
機能を有するペン(図19参照)を用いてレストランで
の注文等を行う手法が開示されている。この公報には、
図17(A)に示すように、用紙に印刷する位置コード
として、仮想グリッドから上下左右の一方に移動したド
ットを用いる手法が開示されている。図17(A)に示
す例では、説明のために仮想グリッドの間隔を拡大して
いる。仮想グリッドの間隔を例えば0.3[mm]とす
ると、ドットは見えないか、又は気にならない程度の背
景となる。
【0007】この従来例では、ペンに内蔵されるカメラ
でドットのパターンを読み取り、位置コードから座標値
を算出することで、筆記データを生成する。この図17
に示す従来例では、きわめて広大で多数の用紙を包含す
る広域座標系を考え、各用紙の座標をこの広域座標系の
一部としている。このため、筆記データの座標値を参照
することで広域座標系での位置を得ることができる。図
17に示す例では、用紙全体の座標値群は広域座標の一
部であるため、ほとんどの用紙には原点(0,0)がな
い。この従来例では、用紙上の座標によって多数の用紙
からその用紙の用途等を識別可能な点が、この広域座標
を用いる従来例の特徴である。
【0008】上記国際公開第WO 00/73981
A1号公報では、4つの数の6×6個の組み合わせによ
って、436個の位置コードを生成し、ドット間の長さ
を0.3[mm]とするとき、1つの座標は、4.6×
10[km]の面積(広域座標)の内の一点を特定
できる旨が開示されている。この開示によると、A4で
73×1012枚分の広域座標を定義できる。この広域
座標の一部を種々のコマンドや用途に割り当てること
で、多種多様な応用システム開発が可能となる。
【0009】図17(B)は、この従来例でのドットの
ズレ方向と記号数値の関係を示す説明図である。この従
来例では、仮想グリッドの一点よりも右方向にドットが
シフトした場合、記号数値は「1」である。ドットが上
方向に移動した場合には「2」を、左方向では「3」
を、下方向では「4」を示す。仮想グリッドの一点で4
つの記号数値(1,2,3,4)のうちの1つを表現す
ることができる。図17(A)に示す拡大された4×4
の範囲をデコードすると、図示する数値パターンを得る
ことができる。
【0010】図17(B)に示す例では、1から4の各
記号数値は、(x,y)のコードを特定する。例えば、
1:(1,1),2:(0,1),3:(1,0),
4:(0,0)と定義する。例えば、ドットパターンに
よる記号数値が1であれば、その位置でのxコード及び
yコードは両方とも1となる。図17(A)に示す記号
数値パターンからxコード及びyコードを生成すると、
図17(C)に示すコードとなる。xコードは、最も左
側の列が「0101」であり、yコードでは、最も上の
行が「0001」である。
【0011】この従来例では、xコード及びyコードを
循環数列で定義している。xコードでは、垂直方向(y
軸と平行)に循環する循環数列を、この循環数列の開始
位置(先頭の記号数値)を変化させながら水平方向(x
軸と平行)に並べる。そして、循環の方向に直交する方
向(x軸と平行)での隣り合う数値の「差」を算出し、
この差について7(循環数列での数の総数)を法とする
剰余(Modulo7)を取ると、y座標と無関係な値
の組み合わせを得ることができる。ここでは、被除数は
0から6の値で、除数が7となるため、被除数が正の値
であればそのままの値で、被除数が負の値の場合であれ
ば7との差となる。この剰余の組み合わせに基づいて、
y座標にかかわらずx座標を特定することができる。
【0012】国際公開第WO 00/73981 A1
号公報に開示された7ビットの循環数例の例を図18
(A)に示す。この例では、数列「0001010」を
繰り返し並べた場合に、任意の4つの数値(4ビットの
列)は重複せず、数列上の位置(0から6)を特定でき
る。例えば、図18(A)の二点鎖線で示す4ビット列
「0001」を数列上の位置「0」とする。4ビット列
の抽出位置(開始位置)を右に1ビット分シフトする
と、4ビット列は「0010」となる。これを数列上の
位置「1」とする。7ビットの循環数列では、0から6
までの7つの位置を繰り返すことができる。
【0013】xコードは、垂直方向に数列を循環させて
いる。図18(B)に示すxコードでは、最も左側のx
コードの列は「0101」であるため、図18(A)に
示す定義を参照すると、数列上の位置は「2」となる。
次の列は「0001」であり、数列上の位置は「0」と
なる。この数列上の位置は、循環数列の4ビットの開始
位置の値となる。図18(B)に示すように、xコード
を垂直方向の4ビットにて数列上の位置群に変換する
と、最も上の行が「2,0,4,6」、次の行が「3,
1,5,0」となる。xコードによる数列上の列に着目
すると、0から6までの数値が循環している。
【0014】最も上の行の「2,0,4,6」につい
て、隣り合う値の差(ここでは、右側の値から左側の値
を引く)を算出すると、0−2=−2,4−0=4,6
−2=2となる。すなわち、差は、−2,4,2とな
る。これらの数値の7を法とする剰余を算出すると、
5,4,2となる(マイナスの余りは7との差を算出す
る)。次の行では、隣り合う値の差は、1−3,5−
1,0−5となり、値は、−2,4,−5となる。単純
な差によると、数列上の位置が6から0に変化した位置
でその差の値が変化する。しかし、剰余を算出すると、
図18(B)に示すように、5,4,2という同一の値
の組み合わせを得ることができる。このように、この従
来例では、y座標の値と無関係にこの5,4,2という
値を得ることができるため、この5,4,2という値
(循環数列の差の剰余の組)に基づいてx座標を特定す
ることができる。
【0015】xコードについて、循環数列の差の剰余の
組み合わせは、4×4のドットパターンでx座標につい
て3つ得ることができる。この3つの値の組み合わせに
基づいてx座標を算出できるように、ドットパターンの
組み合わせを定義する。3つの値の組み合わせから実際
の座標を算出する手法は、座標の定義の仕方と関連して
定まる。具体的な手法の一例は上記公報に開示されてい
る。yコードについても、図18(C)に示すように、
水平方向に循環する循環数列を、予め定められた定義に
従ってy方向に並べることで、yコードとy座標とを関
連させることができる。また、xコードの剰余の組み合
わせの特徴とyコードの剰余の組み合わせの特徴を異な
る特徴とすることで、ドットパターンの撮影の方向によ
らず、仮想グリッドのどちらの方向がx方向であるかを
当該剰余の組み合わせに基づいて特定することができ
る。このように、4×4や、6×6のドットパターンに
よって、広域座標での座標値を得ることができる。すな
わち、予め定められた広域座標系での座標を示すドット
パターンを読み取ると、そのドットパターンに基づいて
広域座標系での座標を得ることができる。
【0016】図19はドットパターンなどの用紙に印刷
された位置コードを読み取るペン3の構成例を示す説明
図である。このペン3は、インクを用紙の表面に転写す
るペン先3Bと、ペン先が用紙に触れたか否かを検出す
る圧力センサ3Cと、用紙上のドットパターンを一定周
期で撮影するカメラ3Dと、圧力センサ3Cによってペ
ン先3Bが用紙に触れていると検出されている期間中カ
メラ3Dから入力されるドットパターンイメージをメモ
リ3Eに記録するプロセッサ3Aとを備えている。さら
に、プロセッサ3Aは、ドットパターンから上述した手
法に基づいて当該ドットパターンが示す座標値を算出す
る。この座標値は、メモリ3Eに格納される。また、プ
ロセッサ3Aは、予め定められたドットパターンを検出
したときに当該座標値群(筆記データ)を送信する制御
をする。トランシーバ3Fは、この筆記データを外部の
通信端末へ送信する。ペン内のプロセッサ3Aが、ペン
先3Bの動きに沿ってドットパターンを所定の周期で読
み取ると、連続的な座標変化である筆記データを生成す
ることができる。
【0017】国際公開第WO 00/73981 A1
号公報に記載された技術では、広域座標系での特定の座
標に予め定められたコマンドを割り当てておき、ペン3
がその座標を読み取った時に筆記データに対して何らか
の操作や特別な割り当てなどを行うことができる。例え
ば、特定の座標の範囲と送信コマンドとを対応させてお
くことで、筆記データの送信を用紙上へのチェックの記
述で開始することができる。例えば、「送信(sen
d)」用のチェックボックスを用紙上に印刷しておき、
そのチェックボックスの座標値を予め定められた座標値
とする。そして、筆記者は、この「送信」用のチェック
ボックスにレ印を記述することで、システムに対する命
令をすることができる。また、特定の座標をある商品と
関連させておくことと、ペン3によるチェックボックス
へのチェックという行為により料理の注文などを行うこ
とができる(上記国際公開第WO 00/73981
A1)。
【0018】さて、上述したように、筆記が重要な行為
となる作業として、学習がある。ここでは、試験や採点
も解答者の理解や知識の確認に役立つものであるから、
学習の一部と考える。理解や記憶や思考の向上を図る本
人及び他者の作業をここでは学習という。学習に関連し
て用紙への筆記をデータ化する手法として、例えば、マ
ークシートが広く用いられている。しかしながら、マー
クシートでは、予め定められた選択肢を選択する行為に
しか用いることができず、記述式の解答や学習に用いる
ことができない。
【0019】また、特開平6−266278号公報で
は、採点を効率よく行うことを目的として、採点者によ
って使用される採点ペンと、解答用紙を載置すると共に
この解答用紙上の採点ペンの動きをデジタルデータに変
換する採点台とを備えた採点システムが開示されてい
る。特開平9−311621号公報には、採点者が手書
きした採点記号を読み取って自動採点する手法が開示さ
れている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】マークシートを用いる
従来例では、解答として選択肢のみを利用でき、通常の
記述を用いることができないため、学習が選択肢のみに
制限されてしまう、という不都合があった。採点者側が
ペンを使用する例では、そもそもの解答は通常のペンで
行われているため、採点側のデータのみの電子化しか行
うことができない、という不都合があった。
【0021】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、紙への筆記と同時に筆記データ生成する
ことのできるペンを用いて学習効果を高めることができ
る学習支援システムを提供することを、その目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明で
は、問題に対する解答領域がレイアウトされた解答用紙
と、この解答用紙へ筆記するためのペンと、筆記された
内容の採点を支援する採点支援部とを備えている。そし
て、解答用紙の前記解答領域には、予め定められた座標
系での位置コードが印刷されている。さらに、ペンは、
前記解答領域への筆記中に、前記ペンのペン先近傍の位
置コードを当該ペン先の移動に応じて読み取ると共に、
当該ペン先の移動による位置コードの変化を解答側筆記
データとして送信するペン内プロセッサを備えている。
しかも、本発明では特に、採点支援部が、前記送信され
た解答側筆記データに含まれる前記位置コードが属する
前記予め定められた座標系での絶対位置に基づいて、当
該解答側筆記データが属する解答用紙又は問題である解
答属性情報を特定する絶対位置別解答属性情報特定機能
と、この解答属性情報に基づいて当該解答側筆記データ
を採点者に通知する制御をする解答側筆記データ通知制
御機能とを備えた、という構成を採っている。これによ
り前述した目的を達成しようとするものである。
【0023】「座標」は、二次元の場合には用紙の表面
などのある平面上の位置を表す値であり、(x,y)で
定義できる。「座標系」は、原点と軸とを有し物理的な
存在である平面と座標とを結びつける定義である。ここ
では二次元平面を対称とするデカルト座標により用紙上
の位置を定義する。
【0024】請求項1に記載の発明では、「予め定めら
れた座標系」は、多数の用紙を識別する広範囲の座標系
であり、筆記の対象となる用紙の座標はこの広範囲の座
標系に含まれる。例えば、A4の用紙を隙間無く縦横に
ならべ、最も左下の用紙の、その左下の位置を原点とし
た座標系を定義する。すると、座標によって用紙を識別
することができる。また、特定の座標の範囲について
は、用紙上の位置ではなく、予め定められた機能を割り
当てることができる。これは、広域座標系での座標と用
紙やその位置や機能を関連させておくことで実現でき
る。ある座標が、特定の用紙を識別し、さらにその位置
を特定し、そして予め割り当てられた機能の実行を指示
することができる。例えば、グラフィカル・ユーザ・イ
ンタフェースでは、ポインタの位置によって特定の命令
を実行する。同様に、広域座標系を用いる例では、用紙
に割り当てられたチェックボックス等の座標によって特
定の命令の指示の受信を行うことができる。ペンは、解
答者によって筆記されると、そのペン先で位置コードを
所定の周期で読み取り、この位置コードの変化を筆記デ
ータとして送信する。位置コードは、例えば上記従来例
によるドットパターンとしても良いし、他の位置コード
を用いても良い。筆記データは、ペンから直接採点支援
部へ送信するようにしても良いし、また、ペン近傍に設
置された携帯端末やコンピュータを介して採点支援部に
送信するようにしても良い。
【0025】採点支援部では、絶対位置別解答属性情報
特定機能が、筆記データの属性を特定する。筆記データ
は、ペン先の位置変化を表すデータであり、どのような
解答用紙(例えば、試験のテーマや通信教育でのコース
など)で、どの問題に対する筆記なのかを形式的に特定
することができない。解答側筆記データが属する解答用
紙又は問題を、ここでは解答属性情報と呼称する。絶対
位置別解答属性情報特定機能は、解答側筆記データの座
標に基づいて、その解答属性情報を特定する。解答側筆
記データの座標は、解答用紙に位置コードとして記録さ
れた座標である。解答用紙の座標は、予め定められた広
範囲の座標に属する。このため、広範囲の座標にて各位
置に特定の解答用紙又は問題文を割り当てると、筆記デ
ータの座標値に基づいて解答用紙の番号や問題文の番号
を特定することができる。
【0026】解答側筆記データ通知制御機能は、絶対位
置別解答属性情報特定機能によって特定される解答属性
情報に基づいて、当該解答側筆記データを採点者に通知
する制御をする。この通知制御は、例えば採点者によっ
て使用される採点者端末を宛先として送信する制御とし
てもよいし、また、同一の採点者向けの解答側筆記デー
タを集め、印刷する制御でもよい。この通知制御は、採
点システムの構成に依存する。
【0027】請求項1に係る発明では、用紙の座標は広
域座標系の一部で、他の用紙(例えば、他の問題文に対
応する用紙)と広域座標で識別可能であることを前提と
していた。請求項2に係る発明は、全ての解答用紙につ
いて同一の座標系を用いる場合にも適用できる。すなわ
ち、請求項2に係る発明を用いると、同一の位置コード
が印刷された用紙を色々な異なる問題に対する解答用紙
として利用することができる。
【0028】請求項2に係る発明では、問題に対する解
答領域と解答用紙の種別を特定するための解答用紙情報
が筆記される解答用紙情報領域とがレイアウトされた解
答用紙と、この解答用紙へ筆記するためのペンと、前記
解答領域へ筆記された内容の採点を支援する採点支援部
とを備えている。そして、解答用紙の前記解答領域及び
解答用紙情報領域には、広域座標系の一部の座標か又は
その解答用紙上の位置を識別するのみの座標に応じた位
置コードが印刷される。さらに、ペンは、前記解答領域
又は解答用紙情報領域への筆記中に、前記ペンのペン先
近傍の位置コードを当該ペン先の移動に応じて読み取る
と共に、当該ペン先の移動による位置コードの変化を解
答側筆記データとして送信するペン内プロセッサを備え
ている。
【0029】しかも、採点支援部は、前記解答用紙情報
領域に筆記された解答用紙情報を示す解答側筆記データ
の内容を認識して解答用紙種別情報を特定する解答用紙
種別情報特定機能と、この解答用紙種別情報に基づいて
当該種別の解答用紙での解答領域のレイアウトを特定す
る解答領域レイアウト特定機能と、前記解答用紙情報を
示す解答側筆記データと関連して送信された解答側筆記
データに含まれる前記位置コードが属する前記解答領域
のレイアウトの座標系での位置に基づいて、当該解答側
筆記データが属する問題等の解答属性情報を特定する相
対位置別解答属性情報特定機能と、この解答属性情報に
基づいて当該解答側筆記データを採点者に通知する制御
をする解答側筆記データ通知制御機能とを備えた、とい
う構成を採っている。これにより前述した課題を解決し
ようとするものである。
【0030】解答用紙には、解答用紙の種別を特定する
ための解答用紙情報が筆記される解答用紙情報領域がレ
イアウトされている。この解答用紙情報領域は、例えば
試験で使用する解答用紙での書誌的事項を筆記するため
の欄と同様の役割を果たす。ここでは、解答領域に記述
される筆記データがどの問題に所属するのかを特定する
ために、解答用紙情報領域に筆記された内容を使用す
る。「解答用紙情報領域が解答用紙上にレイアウトされ
ている」というときには、解答用紙情報領域について解
答用紙上の位置コードによる座標値が予め定められてい
ることを意味する。
【0031】筆記データは、位置コードの読み取りによ
り生成されるため、座標値の時系列での変化を示す情報
となる。座標値の変化は、座標値列でも良いし、基準座
標値からのベクトルの列でも良い。座標値の変化を一定
時間分をまとめると、画像データと同様の取り扱いがで
きる。この筆記データ自体には、この筆記データが記述
された用途は含まれない。広域座標の各座標値を個別の
解答用紙や問題文に割り当てる場合には、その座標値に
基づいて解答用紙や問題文等を特定することができる
が、複数の解答用紙で同一の座標系を用いる場合には、
この広域の座標値による特定ができない。このため、請
求項2に係る発明では、解答用紙に解答用紙情報領域を
レイアウトしておき、この領域への記述に基づいて解答
用紙を特定する。
【0032】解答用紙種別情報特定機能は、解答用紙情
報領域に筆記された解答用紙情報を示す解答側筆記デー
タの内容を認識して解答用紙種別情報を特定する。例え
ば、解答用紙情報領域に解答用紙を識別するための番号
などが記述される場合には、この解答側筆記データの内
容を文字認識(OCR)の技術などを用いて認識する。
そして、この機能は、当該認識結果に基づいて解答用紙
種別情報を特定する。解答領域レイアウト特定機能は、
解答用紙種別情報に基づいて当該種別の解答用紙での解
答領域のレイアウトを特定する。解答領域は、解答用紙
上に問題文との関係でレイアウトされている。この機能
は、特定された解答用紙での問題文との関係で、解答領
域のレイアウトを特定する。
【0033】相対位置別解答属性情報特定機能は、解答
用紙情報を示す解答側筆記データと関連して送信された
解答側筆記データに含まれる前記位置コードが属する前
記解答領域のレイアウトの座標系での位置に基づいて、
当該解答側筆記データが属する問題等の解答属性情報を
特定する。解答側筆記データには、解答用紙情報と、通
常の解答情報とが含まれる。解答情報は問題文に対する
解答として記述された筆記データであり、解答用紙情報
である解答側筆記データと関連して送信される。この機
能は、解答用紙情報と関連して送信された解答側筆記デ
ータの問題文等を特定する。解答領域レイアウト特定機
能によって解答用紙のレイアウトが特定されているた
め、相対位置別解答属性情報特定機能は、各解答側筆記
データの座標値に基づいて、解答用紙のレイアウト上の
位置を特定することで当該問題文を特定する。各解答側
筆記データの問題文等が特定されると、解答側筆記デー
タ通知制御機能は、請求項1に係る発明と同様に、解答
側筆記データを採点者に通知する制御をする。
【0034】さらに、本発明では、解答者による解答側
筆記データの蓄積及び閲覧による学習支援や、採点の支
援などを行うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【第1実施形態】図1は第1実施形態による学習支援シ
ステムの構成例を示すブロック図である。第1実施形態
では、解答者がペンを使用する点を中心とした構成を説
明する。本実施形態では、位置コードを印刷した用紙を
解答用紙1として利用する。この位置コードの座標系
は、広域座標系の一部で他の解答用紙や問題文と重複し
ない座標系か、または他の解答用紙や問題文と重複し得
る共通座標系のいずれかである。図17に示す用紙を用
い、各用紙に異なる座標を与える場合にはその解答用紙
1は特定用紙1Aである。一方、図17に示す用紙を用
い、同一の座標を多数の用紙で用いる場合には、その解
答用紙1は共通用紙1Bとなる。また、アメリカ国特許
第5,852,434号公報記載の技術を用いた場合に
も共通用紙1Bとなる。
【0036】広域の座標系の一部の座標が各用紙に個別
に割り当てられて印刷された解答用紙1を、ここでは特
定用紙1A呼ぶ。例えば、図17に示す例では、A4で
73×1012枚分の広域座標を定義できる。この広域
座標の一部を分割して教育機関(学校や通信教育等の実
施会社)に割り当て、さらに教育のコース等に割り当
て、さらに解答用紙のページに割り当てる。これによ
り、特定用紙1Aの座標に基づいて、この用紙を使用し
ている機関と、解答用紙の種別とを特定することができ
る。広域座標は、学習用途以外に、商品やサービスの注
文や、システム手帳などにも用いられる。
【0037】また、本実施形態では、広域の座標の一部
(共通座標系)を複数の種類の解答用紙として使い回す
こともできる。この場合、同一のパターンが印刷された
解答用紙を種々のコースの問題への解答として使用す
る。この同一の座標系での共通した解答用紙1を、ここ
では共通用紙1Bと呼び、その共通した座標系を広域座
標系に対して共通座標系と呼ぶ。
【0038】まず、用紙上の座標によって解答用紙の種
別を特定できる場合の構成例を説明する。この例では、
特定用紙1Aを用いる。図1に示すように、学習支援シ
ステムは、問題に対する解答領域2Aがレイアウトされ
た特定用紙1Aである解答用紙1と、この特定用紙1A
へ筆記するためのペン3と、筆記された内容の採点を支
援する採点支援部10とを備えている。解答者によって
使用されるペン3は、前記解答領域1への筆記中に、前
記ペン3のペン先3B近傍の位置コードを当該ペン先の
移動に応じて読み取ると共に、当該ペン先の移動による
位置コードの変化を解答側筆記データとして送信するペ
ン内プロセッサ3Aを備えている。ペン3から通信機器
4Aへのデータ転送は、電磁波を用いた無線通信技術を
用いることができる。このペン3は、図19に示すもの
と同様の構成とすることができる。
【0039】ペン3は、読み取ったドットパターンを図
17等に示す手法を用いて座標データに変換する。座標
データを接続すると筆記データとなる。ペン3は、筆記
が開始された後、筆記データをそのメモリ3Eに蓄積
し、そして、例えば送信チェックボックスがチェックさ
れたときに蓄積した筆記データを通信端末4Bを介して
所定の送信先へ送信する。図1に示す例では、採点支援
部10に送信する。通信端末4Bは、無線通信機能を備
えた携帯電話やパーソナルコンピュータ(PC)であ
る。この通信端末からネットワーク5を介して他の機器
6,10,34等へ送信するには、電子メールを用いて
も良いし、Webサーバーを介したデータベース(D
B)への登録を用いても良いし、独自の送信手法を用い
ても良い。
【0040】また、ドットパターンから座標データや筆
記データを生成する処理については、図1に示す位置コ
ード制御サーバー6にて実行するようにしても良い。こ
の場合、ペン3は通信端末4Bを介してドットパターン
データを位置コード制御サーバー6に送信する。位置コ
ード制御サーバは、ドットパターンデータから筆記デー
タを生成し、この筆記データを採点支援部10に送信す
る。ペン3及び位置コードサーバー6によって生成され
る解答側筆記データは、解答属性情報など併せてデータ
センター34に格納される。採点支援部10の各種機能
は、ペン3等から送信される解答側筆記データや、デー
タセンター34に格納された解答側筆記データに対して
所定の処理を行い採点者端末8に送信する。また、採点
支援部10がWebサーバーであり、ネットワーク5が
インターネットである場合には、採点者端末8からの要
求に応じてデータセンター34に登録された解答側筆記
データや所定のフォームデータをその採点者端末8に送
信する。解答者端末4Aや採点者端末8は、解答者の数
や採点者の数に応じてネットワーク5に接続する。
【0041】特定用紙1Aの解答領域2Aには、予め定
められた座標系での位置コードが印刷されている。印刷
コードは、図17に示すドットパターンや、その他のパ
ターンを用いる。「予め定められた座標系」は、例えば
上記広域の座標系である。解答領域2Aを有する解答用
紙1の例を図2に示す。図2に示す例では、問1と問2
について解答領域2Aがレイアウトされている。また、
図2等に示す解答用紙の例は、図17等に示すドットパ
ターンが予め印刷されているが、図示を省略する。
【0042】広域座標系を用いる例では、広域座標のう
ち、学習支援支援システムで利用する座標の範囲につい
て、各座標の範囲と解答用紙の種別とを対応させること
ができる。例えば、ある座標を含む解答側筆記データを
得た場合、この座標に基づいて解答用紙1を識別するた
めの解答用紙IDを特定することができる。また、解答
側筆記データの座標によって、解答用紙上の位置も特定
することができるため、解答用紙に複数の問題に対する
解答領域がある場合には、当該座標に基づいてその問題
文を示す問題文IDを特定することができる。このよう
に、解答側筆記データの座標は、その値の変化によって
筆記内容をデジタルデータ化すると共に、その値そのも
のによって解答用紙を識別することができる。このよう
な広域座標系での座標に基づいて、解答用紙IDなどの
各種のIDや、送信先や、ペンに固有の番号であるペン
IDに対応した筆記者の情報などを特定する処理を、こ
こではルックアップサービスと呼ぶ。このルックアップ
サービスは、位置コード制御サーバー6で実行するよう
にしても良いし、特定のルックアップサービスについて
は採点支援部10などの特定のサーバーを用いるように
しても良いし、基本的な機能についてはペン3のプロセ
ッサ3Aで実行するようにしても良い。
【0043】解答側筆記データは種々のデータ構造を採
ることができる。ここでは、広域座標系での絶対位置を
示すデータと、この絶対位置の変化または絶対位置から
の相対的な変化によって筆記内容を図形として描画でき
る描画用のデータとを備える。例えば、ペンの圧力セン
サ3Cによって圧力が検出された位置での絶対座標と、
この絶対座標からのベクトル列としても良いし、時系列
で並べられた絶対座標群としても良いし、さらに、筆記
開始位置等の基準となる座標と当該座標を基準位置とす
るイメージデータとしても良い。また、検出される位置
はサンプリングされた標本化データであるため、この標
本化データを予め定められた周波数よりも低い周波数で
のなめらかな連続データに変換するようにしても良い。
例えば、標本化された座標に対して空間的な移動平均処
理などのローパスフィルタを適用すると、筆記データは
なめらかなデータとなる。解答側筆記データは、各解答
用紙で1つの筆記データとしても良いし、また、各領域
毎に分けて取り扱うようにしても良い。
【0044】特定用紙を用いる例では、採点支援部10
は、前記送信された解答側筆記データに含まれる前記位
置コードが属する広域座標系での絶対位置に基づいて、
当該解答側筆記データが属する解答用紙又は問題である
解答属性情報を特定する絶対位置別解答属性情報特定機
能12を備えている。「絶対位置」は、ここでは、解答
用紙内の座標系での座標ではなく、広域座標での絶対位
置を意味する。
【0045】学習の方法によっては、問題文ではなく
「感想」や「疑問点」であったり、解答用紙に解答領域
が1つである場合など、種々の態様がある。解答用紙の
全体又は一部がどのような用途であるかを特定するため
の情報を、ここでは「解答属性情報」と呼ぶ。この機能
12は、例えば、解答側筆記データの座標を特定する機
能と、この座標から広域座標と解答用紙IDの関係を定
めたデータを参照する機能とを備えるようにしてもよ
い。
【0046】また、採点支援部10は、この解答属性情
報に基づいて当該解答側筆記データを採点者に通知する
制御をする解答側筆記データ通知制御機能14を備え
る。機能14による通知制御は、例えば採点者によって
使用される採点者端末8を宛先として送信する制御とし
てもよいし、また、同一の採点者向けの解答側筆記デー
タを集め、印刷する制御でもよい。この通知制御は、採
点システムの構成に依存する。採点者端末8の画面上で
採点を行う場合には、解答側筆記データを採点者端末8
に送信する。採点者端末8を用いて解答側筆記データを
印刷した後、この印刷した用紙に上記ペン3を用いて採
点を行う場合には、採点をしやすいように解答側筆記デ
ータ等を編集し、編集した解答側筆記データを採点者端
末8に送信するようにしても良い。解答側筆記データ通
知制御機能14は、多数の解答者による多数の解答側筆
記データがある場合には、解答側筆記データを採点者に
振り分ける振り分け制御部として機能する。
【0047】この解答側筆記データ通知制御機能14に
よって、解答側筆記データが予め定められた採点者に通
知されるため、解答用紙を郵送し、さらに解答用紙を採
点者に郵送等する場合と比較して、解答から採点開始ま
での時間を大幅に短縮することができる。これにより、
解答してから採点結果を得るまでの待ち時間を短くする
ことができるため、本実施形態により学習効果の向上を
期待することができる。
【0048】次に、共通用紙を用いる例を説明する。共
通用紙は、色々な種類のコースや問題の解答用紙として
共用するため、その解答側筆記データの座標に基づいて
解答用紙ID等を特定することができない。このため、
本実施形態では、共通用紙1Bは、問題に対する解答領
域2Aと解答用紙の種別を特定するための解答用紙情報
が筆記される解答用紙情報領域2Bとをレイアウトして
いる。そして、解答用紙の前記解答領域2A及び解答用
紙情報領域2Bには、予め定められた座標系での位置コ
ードが印刷されている。すなわち、その座標によって解
答用紙情報領域であることを特定できるように、広域座
標系のうち特定の座標を解答用紙情報領域2Bに割り当
てている。また、全ての共通用紙を統一したレイアウト
とする場合には、1枚の共通用紙内の位置を識別する座
標系を用いて解答用紙情報領域を特定することができ
る。
【0049】図2に示す例では、1つの解答用紙に問題
文が問1から問3まで3種類定義されている。そして、
各問題毎に個別の解答領域2Aがレイアウトされてい
る。そして、解答用紙情報として、コース番号を用いて
いる。コース番号は、通信教育等での学習のテーマ等を
特定する。あるコース番号の問題文1は1つしか存在し
ない。図2に示す送信チェックボックス2Eは、解答用
紙への筆記が完了し、ペン3に蓄積した解答側筆記デー
タをネットワーク5を介して送信する指示を与えるため
に用いる領域である。
【0050】この共通用紙を用いる例では、採点支援部
10は、前記解答用紙情報領域2Bに筆記された解答用
紙情報を示す解答側筆記データの内容を認識して解答用
紙種別情報を特定する解答用紙種別情報特定機能16
と、この解答用紙種別情報に基づいて当該種別の解答用
紙での解答領域のレイアウトを特定する解答領域レイア
ウト特定機能18と、前記解答用紙情報を示す解答側筆
記データと関連して送信された解答側筆記データに含ま
れる前記位置コードが属する前記解答領域のレイアウト
の座標系での位置に基づいて、当該解答側筆記データが
属する問題等の解答属性情報を特定する相対位置別解答
属性情報特定機能20とを備える。
【0051】解答用紙種別情報特定機能16は、受信し
た解答側筆記データのうち、その座標に基づいて、解答
用紙情報領域に筆記された解答側筆記データを特定す
る。そして、この解答用紙情報が記述された解答側筆記
データの内容を認識する。この認識は、一般的な画像に
対する文字認識技術を利用しても良いし、筆記順序を参
照する文字認識技術を利用しても良い。この機能16
は、解答側筆記データを、文字認識の手法に応じてイメ
ージデータや筆順付きのイメージデータに変換する。こ
の解答用紙情報の認識により、関連して送信された解答
側筆記データの解答用紙を特定することができる。
【0052】解答領域レイアウト特定機能18は、解答
用紙種別情報に基づいて、当該種別の解答用紙での解答
領域のレイアウトを特定する。すなわち、解答用紙の座
標系での解答領域2Aの座標範囲を問題文との関係で特
定する。図2に示す例では、問題文の数や、各問題文に
対応した解答領域2Aの当該共通用紙上での位置を特定
する。これにより、解答領域2Aの座標の範囲が判明す
る。
【0053】一方、解答用紙情報領域に筆記された解答
側筆記データ以外の解答側筆記データについては、どの
問題文に対する解答であるかを特定する必要がある。相
対位置別解答属性情報特定機能20は、解答用紙情報を
示す解答側筆記データと関連して送信された解答側筆記
データについて、まず、その含まれる位置コードが属す
る前記解答領域1Aの座標範囲(レイアウト)を特定す
る。そして、解答側筆記データとその座標範囲との関係
に基づいて、当該解答側筆記データが属する問題等の解
答属性情報を特定する。図2に示す例では、解答領域は
3つあり、それぞれ共通用紙上の座標範囲が異なる。ま
た、コース番号の記述により生成される解答側筆記デー
タと関連して3つの解答側筆記データが送信される。こ
の3つの解答側筆記データは、それぞれ座標と記述内容
のみを有し、どの問題に対する解答であるかは判らな
い。しかし、この機能20は、3つの解答側筆記データ
のそれぞれの座標に基づいて、問1から問3の3つのう
ちのいずれかであるかを判定する。
【0054】この相対位置別解答属性情報特定機能20
は、例えば、解答用紙情報領域2Bに筆記された解答側
筆記データと関連して送信された解答側筆記データを処
理対象に設定する機能と、解答領域レイアウト特定機能
18によって特定されたレイアウトでの一又は複数の解
答領域2Aの座標範囲を読み出す機能と、この解答領域
の座標と解答側筆記データの座標とを比較して各解答側
筆記データの問題文ID等の解答属性情報を特定する機
能とを備える。
【0055】図2に示す例では、この解答用紙への筆記
開始から終了までのどこかのタイミングでコース番号が
記述される。筆記開始は、前回の送信完了後、ペン先に
初めて圧力が加えられた時である。筆記終了は、図2に
示す例では、送信チェックボックス2Eがチェックされ
た時となる。この解答用紙への筆記開始から終了までが
解答側筆記データの集合であり、解答用紙情報と関連し
て送信された解答側筆記データは、この解答用紙への筆
記開始から終了までの解答側筆記データの集合に属する
データである。
【0056】採点支援部10は、共通用紙を用いる場合
であっても、特定用紙を用いる場合と同様に、解答属性
情報に基づいて当該解答側筆記データを採点者に通知す
る制御をする解答側筆記データ通知制御機能14を備え
る。
【0057】図3(A)は、特定用紙を利用する場合
と、共通用紙を利用する場合の相違点を説明するための
説明図である。解答側筆記データは、記述した内容その
ものであるため、どの問題文に対応するのかは単純には
特定できない。特定用紙を用いる場合、その用紙のドッ
トパターン等による座標は広域座標の一部である。この
ため、広域座標にユニークに解答用紙IDや問題文ID
を定義しておき、その座標を印刷した用紙を特定用紙と
して用いることで、解答用紙の座標から解答用紙IDや
問題文IDを特定することができる。
【0058】共通用紙は、同一の座標でのドットパター
ン等が印刷された用紙である。一般的には、コピー用紙
のように500枚などを単位として販売される。このよ
うな共通用紙は、図2に示すようなレイアウトのフォー
ムデータ(FD,帳票データ)をプリンタ装置により印
刷して利用する。共通用紙の各用紙は同一の座標系を有
するため、解答側筆記データの座標のみから解答用紙I
Dなどを特定することはできない。このため、本実施形
態では、解答用紙の種類を特定するための番号等を解答
者に記述してもらう。この解答用紙情報の記述欄を、解
答用紙情報領域2Bと呼ぶ。解答用紙情報領域2Bは、
共通用紙1B上の予め定められた位置に設けるか、また
は、広域座標系での特定の座標に応じたドットパターン
を割り当てる。これにより、複数の筆記データのうち解
答用紙情報領域2Bに記述された解答側筆記データを特
定する。この解答用紙情報領域2Bへの筆記内容を対象
に文字認識処理を行い、解答用紙IDを特定する。共通
用紙を用いる例では、解答用紙IDからその解答用紙の
レイアウトを特定し、解答領域1Aの座標範囲を特定
し、この座標範囲と解答側筆記データの座標とを比較す
ることで、各解答側筆記データの解答属性情報を特定す
る。
【0059】上述した従来例の手法を用いると、広域座
標は、A4で73×1012枚の用紙の座標を識別可能
であるため、まず、各種の業種の企業や官庁に割り当
て、そして、各社や各官庁がその範囲内で目的に応じて
ドットパターン(座標範囲)を利用することができる。
この場合通信教育を行うA社は、座標の範囲をコース
(解答用紙ID)で割り当て、さらに各コースでの問題
文IDに割り当てる。
【0060】共通用紙1Bを用いる例では、解答用紙I
Dの特定が確実且つ容易であることが利点で、一方、特
別なドットパターンを例えばオフセット印刷などで個別
に印刷しなければならないことから、利用に供されるま
でに一定の時間とコストを要する。特定用紙1Bを用い
る例では、解答用紙に解答用紙情報領域2Bをレイアウ
トしなければ成らず、また、文字認識の精度によっては
解答用紙IDの特定ミスが生じる可能性があるが、一
方、共通用紙にフォームデータを印刷し、そのフォーム
を登録しておくことでこの筆記のデジタルデータ化を利
用できるため、先生が問題文を作成して生徒にデータと
して配布するなど、使い勝手が良く、また、広域座標系
の全ての座標を使い切ってしまうようなことがない。
【0061】解答者の特定は、通信教育の場合には、ペ
ン3に固有のペンIDを格納し、このペンIDとこのペ
ンを所有する解答者の情報とを関連させておくことで、
ペンを使うのみで解答者を特定することができる。ま
た、通信機器4Bとして携帯電話等を用いる場合には、
携帯電話の番号や、また、送信元メールアドレスなどに
基づいて解答者を特定することができる。一方、不特定
多数向けの研修や試験などでペンを共用する場合など、
ペンと解答者とを対応させる登録処理が煩雑であるとき
には、解答用紙1に解答者番号領域1Cを設け、解答者
番号領域1Bと同様にその記述内容から解答者を特定す
るようにしても良い。
【0062】このように、本実施形態では、特定用紙を
使用し、その広域座標での絶対座標に基づいて解答側筆
記データの解答属性情報を特定するようにしても良い
し、また、共通用紙を用いて、解答用紙情報領域2Bに
解答用紙情報を筆記してもらい、この解答用紙情報に基
づいて関連する解答側筆記データの解答属性情報を特定
するようにしても良い。解答属性情報は、解答側筆記デ
ータのメタ・データである。解答属性情報は、一般的に
は解答側筆記データの対応する問題文を特定する情報で
あるが、その他、その解答側筆記データの用途や役割を
示す情報としてもよい。
【0063】次に、特定用紙又は共通用紙を用いて解答
者の筆記をデジタル化する場合の補助的な機能について
説明する。以下の各機能は、特定用紙を用いても、共通
用紙を用いても実現することができる。以下、「解答用
紙」というときには、共通用紙1A又は特定用紙1Bの
何れかである。
【0064】一般に、学習に役立つ筆記には、解答の記
述の他、選択がある。選択は、マークシートへの記述
や、選択した番号の記述などがある。マークシートの場
合には、解答者が解答のチェックなどを行う時に、一定
の事務的な注意力を用いて確認しなければならない。本
実施形態では、選択式の場合には、解答側筆記データの
位置で解答を特定する機能を備える。この例では、図2
に示すように、解答用紙1が、予め定められた選択肢か
ら一又は複数の枝の選択による解答を行う選択肢解答領
域2Dを備える。そして、採点支援部10が、解答側筆
記データに含まれる前記位置コードが前記選択肢解答領
域中に含まれる場合には、当該選択肢解答領域内の解答
側筆記データの位置に応じて解答された枝を特定する選
択肢特定機能22を備える。
【0065】特定用紙や共通用紙である解答用紙上のレ
イアウトとして選択肢解答領域2Dが定義されている場
合には、この選択肢解答領域2Dの座標範囲に含まれる
解答側筆記データについては、そのイメージデータでは
なく、筆記位置(座標)に応じた選択肢を解答として取
り扱う。この選択肢特定機能22により、解答者は、図
2に示すような自然な筆記による解答を行うことがで
き、問題を解くための注意力以外の注意力を要さない。
すなわち、マークシートよりも直感的な回答が可能で、
解答の確認なども容易となる。
【0066】選択肢特定機能22は、座標に基づいて予
め定められた整数や記号を特定する。この機能は、座標
を量子化している処理に等しい。選択肢特定機能22で
は、最大座標の解像度に依存した細かさで解答を特定す
ることができる。例えば、数値を直線上の位置で表すた
めの数直線があり、ある問題に対して数直線上の位置を
解答する場合には、数直線に対応させた一定の有効桁数
での実数を、数直線上に丸などを筆記することで選択す
る解答としても良い。例えば、1から5までの数直線
で、2の平方根や、ネピアの定数eや、円周率πなどの
数値の数直線上の位置を記述する問題などを扱うことが
できる。二次元の場合には、集合でのベン図を利用した
理科の出題なども可能となる。この選択肢特定機能22
を用いた場合には、解答側筆記データに基づいた自動採
点が可能となる。
【0067】本実施形態では、解答者の特定にペン3の
ペンIDを用いる。すなわち、ペン3のトランシーバ3
Fから解答側筆記データを送信するときに、このペンの
ペンIDを用いて解答側筆記データの解答者を特定す
る。ペンIDを用いて解答者を特定できるのは、そのペ
ンと解答者の関係を登録している場合である。一方、図
23に示すペンを解答者に貸与して登録をせずに解答を
行うことも想定できる。このようにペンIDと解答者と
を予め関連づけることができない場合には、図2に示す
解答者番号領域を解答用紙にレイアウトすると良い。
【0068】この例では、解答用紙1が、解答者を特定
する解答者番号を筆記するための解答者番号領域2Cを
備えている。そして、採点支援部10は、前記解答者番
号領域2Cに筆記された解答側筆記データの内容を認識
して当該解答側筆記データ及びこの解答側筆記データに
関連して筆記された解答側筆記データの解答者番号を特
定する解答者番号特定機能24を備える。解答者番号特
定機能24は、解答者番号領域2Cに筆記された解答側
筆記データを認識する。例えば、解答者番号として記述
された数列を各数字毎に文字認識し、これを解答者番号
とする。解答者番号が特定されると、関連して送信され
た解答側筆記データに解答者番号を付加する。この解答
者番号は、解答属性情報の一部としても良い。
【0069】選択肢特定機能22を用いる例では、予め
定められた解答との比較によって正答であるか否かが判
明するため、自動採点を行うことができる。また、多数
の解答者から解答側筆記データを受信する場合には、解
答用紙のレイアウトではなく、ある問題についての解答
の一覧を生成し、問題毎に採点することもできる。ここ
では、採点支援部10が、前記解答属性情報別に複数の
解答者の解答側筆記データの一覧を生成する一覧採点支
援機能26と、前記選択肢特定機能によって特定された
枝と予め定めれらた正解枝との比較による自動採点を実
行する自動採点制御機能28とを備えることで、採点者
による採点作業を支援する。
【0070】一覧採点支援機能26を用いる場合には、
一覧で採点した結果を個別の解答者に振り分けなければ
ならない。この場合、採点支援部が、前記一覧採点支援
機能に応じて生成された解答側筆記データの一覧に対し
て前記採点者によって与えられる採点又はコメント等の
採点データを各解答側筆記データに関連させる採点デー
タ関連制御機能30を備える。採点データ関連制御機能
30は、一覧での採点結果を振り分けてそれぞれの解答
側筆記データに関連させる。
【0071】一般に、試験や学習は所要時間が定められ
ていることが多い。通信教育では、1時間以内で解答す
る問題を1時間で終了するか否かは、解答者に任されて
いる。試験会場などのように強制的に解答用紙を回収す
ることはない。これに対し、本実施形態では、解答の記
述を開始してから、終了するまでの経過時間を解答側筆
記データに付加することができる。この例では、ペン3
が、前記解答側筆記データに当該解答側筆記データの記
録開始及び終了の時刻をタイムスタンプとして記録する
タイムスタンプ機能3Gを備える。また、通信端末4B
がタイムスタンプ機能3Gを有するようにしても良い。
そして、採点支援部10が、前記解答側筆記データに含
まれるタイムスタンプの内容を当該筆跡データに関連し
て通知するタイムスタンプ通知機能32を備える。これ
により、少なくとも、解答の記述を開始してから終了す
るまでの経過時間を知ることができる。また、通信教育
にて、多数の解答者がいる場合、早い日時に解答した者
の解答を先に採点するなどの運用も可能となる。
【0072】図4は、本実施形態での処理例を示すシー
ケンス図である。まず、解答者は、ペン3を用いて共通
用紙1A又は特定用紙1Bへの筆記を開始する(ステッ
プS1)。ペン3はペン先3Bの位置でのドットパター
ン等の位置コードを読み取り(ステップS2)、筆記デ
ータを生成する(ステップS3)。この筆記データの生
成は、ペン3内のプロセッサ3Aを用いて行うようにし
ても良いし、また、位置制御サーバー6を用いるように
しても良い。解答者は、ペン3による記述が完了する
と、送信チェックボックスをチェックする(ステップS
4)。すると、ペン3は、当該筆記データにペンIDを
付加し、所定の送信先へ解答側筆記データを送信する
(ステップS6,解答側筆記データ送信工程)。この送
信は、例えば、通信機器4BがPCや携帯電話である場
合には電子メールの送信として実行するようにしても良
い。
【0073】採点支援部10は、解答側筆記データを受
信すると、位置制御広域座標系での座標又は解答用紙情
報領域に筆記された筆記データの認識結果に基づいて、
その解答側筆記データ群の解答属性情報(例えば、解答
用紙ID)を特定する(ステップS7,解答属性情報特
定工程)。解答属性情報が定まると、予め定められた採
点者を自動的に特定することができる(ステップS
8)。また、人手によって採点者を特定するようにして
も良い。採点者が特定されると、採点支援部10は、採
点者端末8の操作に応じて解答側筆記データを採点者端
末8に送信する(ステップS9,解答側筆記データ通知
制御工程)。このとき、解答側筆記データの採点を行い
やすくするために、解答が筆記データと採点用の帳票
(フォーム)や正解例と合成して送信するようにしても
良い。また、このステップS9では、電子メールなどを
用いて解答側筆記データを採点者端末8に送信するよう
にしても良い。採点者は、送信された解答側筆記データ
を採点者端末のディスプレイ(表示手段)8Aに表示
し、また、印刷して採点を行う(ステップS10)。
【0074】図1乃至図4に示す例では、解答者が通常
の用紙に筆記し、筆記された用紙を郵送し、さらに採点
者へ受け渡すという郵送に要するコストを削減し、その
時間を短縮することができる。特に、解答者が筆記を完
了した直後にその解答の内容を採点者に届けることが可
能となるため、採点に要する時間を短縮し、素早く採点
結果を知ることで学習効果を高めることができる。ま
た、実際に解答した解答用紙自体は解答者の手元に残る
ため、連続性のある解答について前回の解答を参照しや
すくなる。そして、解答をデータとして扱うため、各種
の統計的手法により学習の効果をより高めるための方策
を得ることができる。
【0075】図1に示す構成及び図4に示す動作は、所
定の学習支援用プログラムを演算手段が実行することで
実現することができる。演算手段は、所定のプログラム
(指令)に従って各種の演算を行うCPUを備えてい
る。例えば、採点支援部10をWebサーバーとする場
合には、このWebサーバーの演算手段が学習支援用プ
ログラムを実行することで、図1に示す各種の機能を実
現し、また、図4に示すステップS7乃至S9の処理を
実行する。
【0076】これらのプログラムはCPUに併設された
プログラム記憶部に格納される。また、基本的な入出力
を行うオペレーティングシステムや、データセンターの
管理用プログラムやブラウザからのアクセスに応じてH
TML等のマークアップ言語で記述されたページを送信
し、またデータの登録等を実行するWebサーバー用プ
ログラムについても、このプログラム記憶部に格納され
ている。プログラム記憶部はCPUに併設されるハード
ディスク等の補助記憶装置に確保しても良いし、CPU
とネットワークを介して接続されるデータセンター内に
設けるようにしても良い。
【0077】このような学習支援用プログラムは、CP
U(演算手段)を動作させる指令を備える。例えば、学
習支援用プログラムは、図1に示す構成に対応して、解
答者が前記解答用紙への筆記に応じた解答側筆記データ
を前記ペンから直接又は間接に受信させる解答側筆記デ
ータ受信指令と、解答側筆記データに含まれる位置コー
ド又は当該解答側筆記データの内容に基づいて当該解答
側筆記データが属する解答用紙又は問題である解答属性
情報を特定させる解答属性情報特定指令と、この解答属
性情報に基づいて当該解答側筆記データを採点者に通知
する制御をさせる解答側筆記データ通知制御指令とを備
えている。
【0078】演算手段4は、これらの指令を実行するこ
とで、絶対位置又は相対位置別解答属性情報特定機能1
2や、解答側筆記データ通知制御機能として動作する。
さらに、学習支援用プログラムは、学習支援システム等
の本発明の実施形態にて実現すべき各手段、各部又は各
機能や、フローチャートの各工程に応じた指令を備える
ことで、CPUは種々の機能を実現する。
【0079】学習支援プログラムは、ディスクや磁気テ
ープ(MT)等の記録媒体11Aに格納されて搬送さ
れ、媒体読取部11によって読み取られる。記録媒体に
格納されていた学習支援プログラムは、媒体読取部11
にて読み取られた後、プログラム記憶部に格納される。
また、他のホスト装置から通信回線を経由してプログラ
ム記憶部にプログラムを提供することもできる。
【0080】プログラムについて、CPU(採点支援部
等の演算手段)を「動作させる指令」というときには、
各指令のみでCPUを動作させる指令と、プログラム記
憶部に予め格納されているオペレーティングシステム等
の他のプログラムに依存して当該CPUを動作させる指
令とのいずれかまたは双方を含む。ここでは、「オペレ
ーティングシステム」は広義に解釈している。データベ
ースマネージャや、位置コード制御サーバー6等によっ
て提供されるルックアップサービス等を含む。
【0081】例えば、解答側筆記データ通知制御指令
は、メール・サーバーに送信する解答側筆記データのフ
ァイル名と送信先とを引き渡す指令のみでもよい。この
ように、学習支援用プログラムを記憶する記録媒体11
Aであって、当該プログラムをユーザへ搬送する用途の
記録媒体11Aには、例えば「メール・サーバーに送信
する解答側筆記データのファイル名と送信先とを引き渡
す指令」のみが格納され、実際のデータの送信等はメー
ルサーバー等によって行われる場合がある。これは、動
作させようとするコンピュータのオペレーティングシス
テム等との関係で定まる。この点、通信回線を介してプ
ログラム(指令)を提供する場合も同様である。
【0082】このプログラムとシステム又は方法、搬送
媒体等に関する説明は後述する実施形態においても同様
である。特に、同一の名前が付されている機能、工程、
指令のそれぞれが対応する点は、各実施形態においても
同様である。
【0083】<筆記データのアニメーション表示制御>
解答用紙への筆記による解答の採点では、どのような順
序で記述がなされたかは不明である。しかし、本実施形
態では、ペン3によるペン先3Bの移動をデジタルデー
タとして取り扱うため、採点者端末のディスプレイ等の
表示手段8Aにて解答者の記述を採点者の目前でアニメ
ーション表示することができる。例えば、数字の計算
や、文字の書き順などを採点者がディスプレイ8A上で
確認し、解答者の理解を確認することができる。この例
では、図1に示すように、採点者端末8は、解答側筆記
データを採点者に表示するディスプレイ等の表示手段8
Aと、前記筆跡データの時系列の位置変化情報に基づい
て前記ペン先3Bの筆記順序に沿って当該解答側筆記デ
ータをアニメーション表示させる制御をするPC等の表
示制御手段8Bとを備えている。
【0084】この例では、ペン3は、前記解答領域への
筆記中に、前記ペンのペン先近傍の位置コードを当該ペ
ン先の移動に応じて読み取ると共に、当該位置コードの
時系列の位置変化を解答側筆記データとして送信する。
ペン3内のプロセッサ3Aは、このペン先3Bの移動の
時系列変化を失わないデータ構造にて解答側筆記データ
を採点支援部10に送信する。
【0085】図5はアニメーション表示制御の一例を示
す説明図である。図5(A)を参照すると、表示制御手
段8Bは、まず、筆跡データの時系列の位置変化情報に
基づいて前記ペン先の筆記順序を特定する(ステップS
21,筆記順序特定工程S)。続いて、この筆記順序特
定工程S21にて特定された筆記順序で当該解答側筆記
データをアニメーション表示させる(ステップS22,
アニメーション表示制御工程)。表示制御手段8Bがこ
の処理を行うには、学習支援プログラムが、前記筆跡デ
ータの時系列の位置変化情報に基づいて前記ペン先の筆
記順序を特定させる筆記順序特定指令と、この筆記順序
特定指令に応じて特定される筆記順序で当該解答側筆記
データをアニメーション表示させるアニメーション表示
制御指令とを備えればよい。
【0086】図5(B)に示す例では、漢字の「特」と
いう文字の筆記が筆記の順序に従ってアニメーション表
示される。また、採点者は、桁上がりが生じる足し算に
ついても、解答者の計算の手順を知ることができる。こ
のように、解答側筆記データを採点者端末でアニメーシ
ョン表示することで、算数、数学の計算過程や、漢字の
書き順などを画面上で確認することができる。採点者側
で、回答者側の思考を追認できることから、解答者が問
題について理解していない部分を採点者が把握すること
が容易となる。
【0087】<解答側筆記データの蓄積と閲覧>図6
は、解答側筆記データを蓄積し、解答者本人が解答後や
採点後に解答側筆記データを閲覧する構成を示すブロッ
ク図である。図6に示す例では、学習支援システムは、
問題に対する解答領域がレイアウトされた解答用紙1
と、この解答用紙1へ筆記するためのペン3と、筆記さ
れた内容の記録を支援する学習記録支援部37とを備え
ている。解答用紙1や、ペン3や、採点支援部10の構
成は図1に示す例と同様である。
【0088】図6に示す例では、学習記録支援部37
は、前記送信した解答側筆記データが所属する解答用紙
IDを特定する解答用紙ID特定機能36と、この解答
用紙IDに基づいて解答側筆記データの閲覧に用いる学
習フォームデータを特定する学習フォームデータ特定機
能38と、解答者等のユーザの操作に応じて前記学習フ
ォームデータと前記解答側筆記データとを合成して解答
確認データを生成する解答確認データ生成機能40とを
備えている。
【0089】解答用紙ID特定機能36は、解答側筆記
データの解答属性情報として解答用紙IDを特定する。
解答用紙IDの特定は、特定用紙1A又は共通用紙1B
の相違に応じて、図1に示す絶対位置別又は相対位置別
の解答属性情報特定機能12,20を用いることができ
る。学習フォームデータ特定機能38は、解答用紙ID
に基づいて、解答側筆記データの閲覧に用いる学習フォ
ームデータを特定する。学習フォームデータは、解答用
紙と同一のレイアウトとしても良いし、また、学習効果
を高めるために解答用紙とは異なるレイアウトとしても
良い。解答用紙に問題文が明記されていない場合には、
学習フォームデータを問題文を含むレイアウトとするこ
とで、解答側筆記データの閲覧時の学習効果を高めるこ
とができる。また、解答用紙1に予め印刷された内容に
従って解答がなされた場合には、その印刷された内容を
学習フォームデータに含め、解答側筆記データをこの印
刷された内容に合成すると良い。解答確認データ生成機
能40は、解答者等のユーザの操作に応じて、学習フォ
ームデータと解答側筆記データとを合成して解答確認デ
ータを生成する。
【0090】図7に示す例では、ペン3でグラフを作図
する問題であり、x座標軸とy座標軸とが予め印刷され
ていた。この場合、解答側筆記データは、筆記されたグ
ラフそのものである。この場合、学習フォームデータと
して、座標軸が定義されたフォームデータを用いる。解
答確認データ生成機能40は、筆記データと学習フォー
ムデータとを合成する。
【0091】このように、学習フォームデータと解答側
筆記データとを合成することで、解答者の過去の解答や
ノートを閲覧しやすくなる。また、図6に示す構成で
は、より学習効果を高めるために、解答側筆記データを
解答時の順序などに関わらず整理して並べ替えを行うこ
ともできる。この例では、学習記録支援部37は、解答
側筆記データの前記座標系での位置に応じて当該解答側
筆記データが属する問題文IDを特定する問題文ID特
定機能42と、解答者の操作に応じて問題文の属性毎に
解答となる解答側筆記データ又は解答側筆記データの一
覧を検索する問題属性別解答側筆記データ検索機能44
とを備える。
【0092】問題文ID特定機能42は、解答側筆記デ
ータの座標系での位置に応じて当該解答側筆記データが
属する問題文IDを特定する。特定用紙1Aを用いる場
合にはその座標に基づいて問題文IDを特定する。一
方、共通用紙1Bを用いる場合には、図1に示す構成と
同様に、解答用紙の種別を特定し、その解答領域のレイ
アウトを特定し、さらに相対位置に基づいて問題文ID
を特定する。そして、問題属性別解答側筆記データ検索
機能44は、問題文の属性毎に解答となる解答側筆記デ
ータ又は解答側筆記データの一覧を検索する。これは、
例えば1年間の教育プログラムで、1か月分の復習や、
6ヶ月分の復習や、1年分の復習を行いやすくするため
に、例えば重要な問題に対する解答のみを検索したり、
また、同一の傾向の問題に対する解答を検索する機能で
ある。この機能44による検索結果は、学習フォームデ
ータと合成される。
【0093】図6に示す例では、解答側筆記データのみ
を閲覧する構成を説明したが、採点側のデータもペン3
によって記述され、採点筆記データを得られる場合に
は、解答側筆記データと採点筆記データとを合成して蓄
積し、採点筆記データと併せて閲覧するようにしても良
い。採点者がペン3を利用する構成については、第2実
施形態として説明する。
【0094】上述したように本実施形態によると、ペン
による筆記を解答側筆記データとして電子的に取り扱う
ことで、解答者は、解答した用紙を郵送する手間を削減
でき、且つ、今まで同様のペンと紙というインタフェー
スを利用することができ、また、実際に解答した用紙を
手元に残すことができる。また、ペン習字や漢字の試験
など、グラフィックや図形など手書きが必要であった分
野でもインターネット等のネットワークを介した学習を
行うことができる。さらに、採点者側としても、莫大な
手間がかかっていた解答用紙の振り分け作業を容易に且
つ高速に行うことができ、また、予めデータ化された解
答であるため、採点者の所在を問わずに採点作業を行う
ことができる。例えば、語学の学習であれば、解答側筆
記データをその言語を母国語とする地域へインターネッ
トを介して送信し、採点を得ることもできる。このよう
に、本実施形態によると、ペンと紙という優れたインタ
フェースを失わずに、解答から採点までの時間を短縮
し、また取り扱いの範囲を拡大し、且つ、地域による限
定を受けることなく学習を行うことができる。
【0095】
【第2実施形態】第2実施形態では、採点者(先生)も
ペン先の変位をデータ化できる図19に示すようなペン
3を利用する。採点者は、解答側筆記データに対して採
点を行うため、共通用紙に解答側筆記データを印刷して
採点を行う。すなわち、同一の座標がドットパターン等
で印刷された共通用紙に解答側筆記データを印刷し、こ
の解答側筆記データを参照して採点者のコメントやアド
バイスをペン3を用いて筆記することで、採点筆記デー
タを生成する。
【0096】図8は、第2実施形態の構成例を示すブロ
ック図である。図8に示すように、学習支援システム
は、予め定められた座標系での位置コードが印刷された
解答領域2Aを有する解答用紙1と、予め前記座標系の
一部の位置コードが印刷された共通用紙1Bと、これら
解答用紙1又は共通用紙1Bへの筆記に用いると共に前
記解答領域2A等への筆記中に前記ペンのペン先近傍の
位置コードを当該ペン先の移動に応じて読み取るペン3
とを備えている。解答者が使用する解答用紙1は、特定
用紙1Aでも、共通用紙1Bでも良い。一方、採点者は
共通用紙1Bを利用する。
【0097】学習支援システムは、さらに、解答者の使
用するペン3によって前記解答用紙1に筆記された内容
を解答側筆記データとして解答属性情報と共に蓄積する
解答側筆記データDB56と、採点者の使用するペン3
によって前記共通用紙1Bへ筆記された内容を採点筆記
データとして蓄積する採点筆記データDB58と、これ
らの各DB56,58に格納された各筆記データを前記
採点者によって利用される採点者端末8又は前記解答者
によって利用される解答者端末4Aに振り分ける採点支
援部10とを備えている。解答側筆記データと解答属性
情報の関係は第1実施形態と同様である。図8に示す例
では、各DBを個別のものとして図示しているが、図1
に示すようにデータセンター34に識別可能な状態で混
在させて蓄積するようにしても良い。
【0098】そして、採点支援部10は、採点者端末8
の操作に応じて、解答属性情報を含む解答側筆記データ
を読み出す場合に、解答属性情報に応じて前記筆記デー
タの採点用に採点領域等がレイアウトされた採点フォー
ムデータを特定する採点フォーム特定機能46と、この
採点フォーム特定機能46によって特定された採点フォ
ームデータと前記解答側筆記データとを合成して採点用
データを生成すると共に当該採点フォーム及び解答側筆
記データを予め位置コードが印刷された共通用紙1Bに
印刷する制御をする採点フォーム別印刷制御機能48と
を備えている。
【0099】解答属性情報は、例えば、通信教育のコー
スの番号と、問題文の番号とを有する。この場合、採点
フォーム特定機能46は、所定のコースでの問題文に応
じた採点フォームを特定する。そして、採点フォーム別
印刷制御機能48は、コースや問題文に応じて特定され
た採点フォームデータと、解答側筆記データとを合成す
る。採点フォームデータと解答側筆記データとは1対1
か又は1対Nである。採点フォーム別印刷制御機能48
は、さらに、合成したデータを共通用紙1Bに印刷する
制御をする。この印刷制御は、例えば、合成したデータ
を印刷用のデータとして編集し、このデータを送信する
処理を含む。この印刷制御機能48は、採点者端末8の
機能として実現しても良い。この合成されたデータを印
刷した共通用紙を、採点用紙と呼ぶ。
【0100】採点支援部10は、採点フォーム別印刷制
御機能48の制御によって印刷された採点用紙への採点
者による筆記中に、当該採点者によって使用されるペン
3から当該筆記中又は筆記後に送信される採点筆記デー
タを直接又は間接に受信する採点筆記データ受信機能5
0と、採点フォームデータと前記採点筆記データとの関
係に基づいて当該採点筆記データが属する問題及び解答
側筆記データ等の採点属性情報を特定する採点属性情報
特定機能52と、この採点属性情報に基づいて前記採点
筆記データを前記各筆記データと関連させると共に当該
各筆記データとの関連に基づいて当該採点筆記データを
前記採点筆記データDBに登録する採点筆記データ登録
制御機能54とを備えている。
【0101】採点筆記データ受信機能50は、採点者に
よる採点用紙への筆記に際して当該採点者によって使用
されるペン3から当該筆記中又は筆記後に送信される採
点筆記データを直接又は間接に受信する。この筆記デー
タの受信に用いる技術は、解答者によって使用されるペ
ン3から解答側筆記データを受信する技術と同様であ
る。
【0102】採点属性情報特定機能52は、採点フォー
ムデータと前記採点筆記データとの関係に基づいて当該
採点筆記データが属する問題及び解答側筆記データ等の
採点属性情報を特定する。採点フォームデータは、採点
フォーム特定機能46によって特定される。この特定さ
れた採点フォームデータと、受信した採点筆記データと
から、この採点の対象である解答側筆記データを特定す
る。すなわち、解答側筆記データと採点筆記データとを
採点フォームデータが結びつけている。解答属性情報に
基づいて採点フォームデータを特定し、現在使用中の採
点フォームデータと採点筆記データとから、この採点筆
記データの対象である解答側筆記データを特定する。採
点筆記データと解答側筆記データの関係は、採点属性情
報に定義される。
【0103】採点筆記データ登録制御機能54は、採点
属性情報に基づいて採点筆記データを前記各筆記データ
と関連させると共に、当該各筆記データとの関連に基づ
いて当該採点筆記データを前記採点筆記データDB58
に登録する。採点筆記データDB58に登録されると、
解答者は採点を閲覧可能となる。
【0104】図9は解答者による解答の一例を示す説明
図である。図9に示す例では、解答者は、共通用紙1B
を用いて解答する。解答者は、まず解答用紙情報領域2
Bに「コース番号」を筆記する。ここでは、A1001
01と記述する。解答用紙情報領域が1文字ずつ区分け
されているのは、文字認識での切り出し処理を容易とす
るためである。図9に示す例では、問1,問2及び「先
生への質問や問題の感想」欄が解答領域2Aである。解
答者は、問題文に従ってグラフを作図する。x軸とy軸
とについては予め印刷されているため、この軸上にグラ
フを作図する。また、問2について数値を記載する。さ
らに、質問や感想を記述する。そして、図9に示す例で
は、解答者番号を筆記し、さらに解答者氏名を手書きす
る。解答者は、全ての記述の完了後に送信チェックボッ
クスをチェックする。このチェックによりペン3のメモ
リ3Eに格納された解答側筆記データを通信機器4B等
を介して採点支援部10に送信する。
【0105】図9(A)に示す例では、解答用紙情報領
域に筆記された解答側筆記データと、問1,問2及び感
想欄に記述された解答側筆記データと、解答者番号領域
に筆記された解答側筆記データと、解答者氏名欄に筆記
された解答側筆記データとを採点支援部10に送信す
る。採点支援部10では、図1に示す機能16,18,
20などを用いて各解答側筆記データの解答属性情報を
特定する。また、解答用紙番号や、問2の解答内容や、
解答者番号については文字認識処理を行い解答側筆記デ
ータを文字コードとする。採点支援部10は、解答側筆
記データを解答側筆記データDB56に登録する。図9
(B)は解答側筆記データ群の一例を示す説明図であ
る。
【0106】図10は、解答側筆記データと採点フォー
ムデータとを合成して共通用紙に印刷した採点用紙を用
いて採点を行う例を示す説明図である。コース番号は解
答側筆記データの一種であるが、コース番号は読み取り
可能であれば足りるため、小さめに印刷する。また、生
徒からの感想についても採点用紙に印刷する。問1につ
いては、x軸とy軸については採点フォームデータに登
録しておき、採点フォームデータの内容を印刷する。そ
して、問1についての解答側筆記データについては、こ
の採点フォームデータと位置あわせをして印刷する。図
10(A)に示す例では、x軸を中心に波形が反転して
しまっている。このため、採点者は、生徒へのコメント
と、作図されたグラフ上への「ポイント」としての記述
により、x=0での値の確認を解答者に勧めている。ま
た、採点者は、この解答に対する評価として、4つの選
択肢のうち「もう少し」を選択している。また、10点
満点での4点を与えている。問2については、解答側筆
記データの内容が文字コードとなっているため、自動採
点を行っている。
【0107】図10に示す例では、予め定められた点数
を超過したときに「修了」となり、この点数未満の場合
には「再挑戦」となる。ここでは、再挑戦チェックボッ
クスをチェックする。修了又は再挑戦のチェックボック
スは、送信チェックボックスの機能を有する。このた
め、再挑戦チェックボックスがチェックされると、ペン
3は、作図されたグラフ上へのメモや、コメントや、評
価のチェックなどの採点筆記データを採点者端末8等へ
送信する。採点支援部10は、この採点筆記データを採
点筆記データDB58に格納する。図10(B)は採点
筆記データの構成例を示す説明図である。
【0108】図11は、採点側筆記データを印刷した解
答用紙に再度解答を行う例を示す説明図である。解答者
は、採点者によってポイントとして示された点を考察
し、波形が上下反対であることに気づき、再度解答を行
う。
【0109】図10に示す例では、解答用紙のレイアウ
トを採点用に変更したレイアウトの採点フォームデータ
を用いたが、より効率的な採点を行うために正解の重ね
合わせ印刷や、一覧採点フォームを用いるようにしても
良い。正解の重ね合わせを行う例では、図12(A)に
示すように、採点フォームデータに予め正解を記述して
おき、採点用紙へ解答側筆記データと重ねて印刷する。
【0110】一覧フォームを用いる例では、採点フォー
ムが、同一の問題に対する複数の解答者の解答側筆記デ
ータを一覧する一覧採点フォームを備える。図12
(B)は一覧フォームを利用した採点の例を示す説明図
である。図12(B)に示すように、多数の解答を比較
することで、解答者間の相対的な評価を行いやすくな
る。また、少ない枚数の用紙で採点を行うことができ
る。さらに、同一の問題のみを連続して採点すること
で、採点効率と精度と同時に高めることができる。
【0111】図13は同一の解答者に対する採点の連続
性を確保するための「申し送り」を行う例を示す説明図
である。図13に示す例では、同一解答者に対する採点
者から、次回の採点者向けの申し送りが登録されてお
り、これを採点フォームデータの一部として印刷する。
今回の採点者は、次回の採点者に対して申し送りをコメ
ントとして記述する。これにより、採点者が変化して
も、解答者に対する採点の方針等を連続させることがで
きる。
【0112】採点者の筆記である採点筆記データは、座
標の変化を示すデータである。採点者は多数の解答を採
点するため、採点筆記データがどの解答者による解答側
筆記データに対する採点であるのかを関連させる必要が
ある。すなわち、採点筆記データは、その採点属性情報
として対象とする解答者番号を必要とする。また、採点
者は、種々のコースの解答について採点を行うため、採
点筆記データがどのコース(解答用紙)に属するかを特
定する必要がある。採点属性情報特定機能52は、採点
フォームデータと前記採点筆記データとの関係に基づい
て当該採点筆記データが属する問題や解答側筆記データ
等の採点属性情報を特定する。採点筆記データの対象で
ある解答用紙番号や、問題文番号や、解答者番号を、こ
こでは採点対象情報と呼ぶ。
【0113】この採点用紙とペンとを用いて採点筆記デ
ータの対象となる解答側筆記データを特定するには、す
なわち、採点筆記データに採点対象情報を含めるには、
相手の名前を筆記して文字認識処理をしたり、番号を特
定するための位置にチェックボックスを印刷しておき採
点者にチェックしてもらったり、また、番号等をなぞっ
てもらう印刷をして採点者に番号をなぞり書きしてもら
うと良い。これらの処理を行うことで、採点側筆記デー
タそのものに採点対象情報を含めることができる。
【0114】相手の名前の文字認識と英数字の文字認識
とを比較すると、英数字の文字認識の方が精度が高い。
このため、本実施形態では採点対象情報を構成する番号
を採点者に筆記してもらうことで採点筆記データに採点
対象情報を含める。
【0115】再度図10を参照すると、採点用紙は、解
答用紙情報領域2Bと、解答者番号領域2Cとを備えて
いる。採点者が、これらの領域2B,2Cに各番号等を
筆記することで、その採点筆記データに採点対象情報を
含めることができる。採点用紙は、共通用紙に採点フォ
ームと解答側筆記データとを印刷したものである。採点
用紙に各領域2B,2Cを印刷するには、採点フォーム
データが、解答用紙情報領域の定義及び印刷に用いる解
答用紙情報領域用サブフォームや、解答者番号領域の定
義及び印刷に用いる解答者番号領域サブフォームを備え
る。
【0116】この例では、採点フォーム別印刷制御機能
48が、解答側筆記データの印刷に際して、当該解答筆
記データと関連した解答属性情報を特定するための解答
属性特定用サブフォームを、解答属性特定領域として印
刷させる制御をする機能を備える。また、機能48は、
解答者番号領域を解答者特定領域として印刷させる機能
を備えるようにしても良い。そして、採点属性情報特定
機能52は、解答属性特定用サブフォーム等が印刷され
た位置に筆記された採点筆記データの内容に応じて当該
採点筆記データと関連して送信された採点筆記データの
対象となる解答側筆記データを前記採点属性情報の一部
として特定する機能を備えている。すなわち、採点筆記
データに採点対象情報を含める機能を備えている。
【0117】解答用紙番号や、コース番号は解答側筆記
データに含まれている。図10に示す例では、番号の記
述ミスが生じる可能性を低くするために、なぞり書きが
できるような状態で各サブフォームにその番号を合成し
て印刷している。すなわち、採点フォーム別印刷制御機
能48は、採点対象情報を特定するためのサブフォーム
に、その番号をなぞり書き用に合成する機能を備えてい
る。採点者は、この番号をなぞることで、採点の対象を
特定することができる。図10に示す例では、採点者
は、コース番号と解答者番号とをなぞり書きする。これ
により、採点筆記データの採点対象情報が特定される。
続いて、生徒からのコメントを参照して問1について採
点する。波形全体も上下に反転している間違いであると
する。正解に対するヒントを与えるために、ここでは、
x=0のときにプラス2であるところ、マイナス2とし
て解答していることに注意を促す。このため、グラフ上
に矢印と「ポイント」との文字を手書きで自由に記述す
る。そして、生徒向けのコメントを記述し、さらに、生
徒に伝える評価を選択する。ここでは、「もう少し」を
チェックする。
【0118】ここでは、通信教育での採点の均一化を図
るため、採点者向けに、各問題での配点を印刷して知ら
せている。これにより、なんら資料を参照することなく
採点者は配点を知ることができる。ここでは、波形は反
転しているものの、最大値と最小値の関係などは正負の
符号を考慮しなければ正しいため、波形の5点のうち4
点を与えることとし、「4」との数値を手書きで記述す
る。問2については、解答が数値であるため自動採点さ
せ、その結果を採点者に知らせるために印刷している。
すなわち、この例では、採点フォームデータに自動採点
の採点結果を合成している。すなわち、採点フォーム別
印刷制御機能48は、採点支援部10が自動採点機能を
備えている場合には、この自動採点の採点結果を合成す
る機能を備えている。採点者は、採点者番号を記述す
る。
【0119】採点者は、問1と問2の採点を加算したと
ころ、再挑戦とすべきであるため、再挑戦チェックボッ
クスをチェックする。これにより、なぞり書きをしたコ
ース番号や解答者番号を含む採点筆記データを送信する
ことができる。ペン3は、英数字の記述についてはペン
3内のプロセッサを用いて文字認識を行い、この送信に
際して、採点対象情報や、採点者番号が含まれていない
場合には、送信時にエラーを表示するようにしても良
い。
【0120】また、図12に示す一覧採点を行う例で
は、各解答側筆記データ毎に解答者が異なるため、解答
者を特定するために解答者番号をなぞり書きしてから採
点するシステムとする。
【0121】図14は第2実施形態での処理を中心とす
る学習支援システムの動作例を示すシーケンス図であ
る。まず、解答者がペン3を用いて解答用紙に筆記する
ことで解答を行う(ステップS20)。送信チェックボ
ックスがチェックされると、解答側筆記データが送信さ
れる。採点支援部10では、受信した解答側筆記データ
を解答側筆記データDB56に登録する制御を行う(ス
テップS21)。そして、採点を採点者に振り分ける。
採点者は、採点を行うときに解答側筆記データを要求す
る(ステップS22)。採点支援部10は、この採点者
に振り分けられた解答側筆記データを解答側筆記データ
DB56から読み出す(ステップS23)。例えば、採
点者のログインIDと解答側筆記データの解答用紙番号
及び解答者番号の関係に基づいてこの採点者に振り分け
られたデータを読み出す。
【0122】続いて、採点支援部10は、採点者端末の
操作に応じて前記解答属性情報を含む解答側筆記データ
を読み出す場合に、前記解答属性情報に応じて前記筆記
データの採点用に採点領域等がレイアウトされた採点フ
ォームデータを特定する(ステップS24,採点フォー
ム特定工程)。続いて、採点支援部10は、特定された
採点フォームデータと前記解答側筆記データとを合成し
て採点用データを生成すると共に当該採点フォーム及び
解答側筆記データを予め位置コードが印刷された前記共
通用紙に印刷する制御をする(ステップS25,採点フ
ォーム別印刷制御工程)。
【0123】採点者は、この採点フォームと解答側筆記
データとが合成されたデータを採点者用プリンタ8C等
を用いて印刷し、ペン3を用いて採点を行う。望ましい
例では、採点対象情報の特定に役立つサブフォームをさ
らに合成する。そして、採点の仕組みによっては、自動
採点の結果を合成するようにしても良い。採点が完了す
ると、採点支援部10は、携帯電話やPC等の採点者端
末8を介して当該採点者によって使用されるペン3から
当該筆記中又は筆記後に送信される採点筆記データを直
接又は間接に受信する(ステップS27,採点筆記デー
タ受信)。そして、採点フォームデータと前記採点筆記
データとの関係に基づいて当該採点筆記データが属する
問題及び解答側筆記データ等の採点属性情報を特定する
(ステップS28,採点属性情報特定工程)。この採点
属性情報には、採点対象情報が含まれる。続いて、この
採点属性情報に基づいて前記採点筆記データを前記各筆
記データと関連させると共に、当該各筆記データとの関
連に基づいて当該採点筆記データを前記採点筆記データ
DB58に登録する(ステップS29,採点筆記データ
登録制御工程)。採点筆記データDB58に登録される
と、解答者は、この採点の内容を確認する。
【0124】図8を参照すると、学習支援システムは、
学習記録支援部36を備えている。学習記録支援部は、
解答側筆記データの登録と閲覧とを制御する。第2実施
形態では、採点についての情報も採点筆記データとして
データベース58に登録されているため、学習記録支援
部36は、学習フォームデータと、解答側筆記データ
と、採点筆記データとを合成して表示する制御を行う。
さらに、学習支援記録部36が、一覧用の学習フォーム
データを用いることで、解答側筆記データや採点筆記デ
ータを時系列で並べて表示するこができる。
【0125】第1実施形態と同様に、図8に示す工程
や、図14に示す処理は所定のプログラムを採点支援部
10が実行することで実現できる。第2実施形態では、
学習支援用プログラムは、採点支援部10を動作させる
指令として、採点者端末の操作に応じて前記解答属性情
報を含む解答側筆記データを読み出す場合に、前記解答
属性情報に応じて前記筆記データの採点用に採点領域等
がレイアウトされた採点フォームデータを特定させる採
点フォーム特定指令と、この採点フォーム特定指令に応
じて特定される採点フォームデータと前記解答側筆記デ
ータとを合成して採点用データを生成させると共に当該
採点フォーム及び解答側筆記データを予め位置コードが
印刷された前記共通用紙に印刷する制御をさせる採点フ
ォーム別印刷制御指令とを備えている。採点フォーム特
定指令は、図8に示す機能46や、図14に示すステッ
プS24に対応する。採点フォーム別印刷制御指令は、
図8に示す機能48や、ステップS5に対応する。
【0126】学習支援用プログラムは、さらに、採点フ
ォーム別印刷制御指令に応じた制御によって印刷された
採点用紙への採点者による筆記中に当該採点者によって
使用されるペンから当該筆記中又は筆記後に送信される
採点筆記データを直接又は間接に受信させる採点筆記デ
ータ受信指令(機能50やS27に対応)と、採点フォ
ームデータと前記採点筆記データとの関係に基づいて当
該採点筆記データが属する問題及び解答側筆記データ等
の採点属性情報を特定させる採点属性情報特定指令(機
能52やS28に対応)と、この採点属性情報に基づい
て前記採点筆記データを前記各筆記データと関連させる
と共に当該各筆記データとの関連に基づいて当該採点筆
記データを前記採点筆記データDBに登録させる採点筆
記データ登録制御指令(機能54やS29に対応)とを
備えている。
【0127】上述したように第2実施形態によると、採
点についての情報も採点側筆記データとしてデジタルデ
ータとして取り扱うことができるため、第1実施形態と
同様の効果のほか、採点の完了後解答者が採点結果を閲
覧するまでの時間が短縮され、また、各種の採点フォー
ムを用いることで採点作業の効率の向上を支援でき、ま
た、採点結果を郵送する必要がないため、地域を限定し
ない通信教育が可能となる。そして、採点結果はデータ
ベースに登録されているため、採点者は、解答者の解答
や採点の時系列の変化を参照しつつ採点を行うこともで
きる。さらに、解答者が、採点筆記データと解答側筆記
データとを合成して閲覧することができ、そして、解答
者は、解答や採点の時系列での変化を閲覧することがで
きるため、学習の進展状況を把握することで、より学習
効果を高めることができる。
【0128】
【第3実施形態】第3実施形態では、先生が問題を作成
し、生徒が共通用紙にこの問題に対宇下解答用紙フォー
ムデータ(解答用紙FD)を印刷してペン3を用いて解
答する点を中心に学習支援システムの構成を開示する。
図15は本実施形態での構成例を示すブロック図であ
る。図15に示す例では、学習支援システムは、予め定
められた座標系の一部の位置コードが印刷された共通用
紙1Bと、この共通用紙1Bへの筆記に用いると共に前
記共通用紙上の所定の筆記領域への筆記中に前記ペン3
のペン先3B近傍の位置コードを当該ペン先3Bの移動
に応じて読み取るペン3と、解答者の使用するペンによ
って前記筆記領域に筆記された内容を解答側筆記データ
として蓄積する解答側筆記データDB等のDBを格納し
た一又は複数のデータセンター34とを備えている。
【0129】さらに、学習支援システムは、解答者が解
答する問題と関連した解答用紙フォームデータの作成を
支援する解答用紙フォームデータ作成支援部70と、前
記解答者によって使用される解答者端末の操作に応じて
前記解答用紙フォームを前記共通用紙1Bへ印刷させる
制御をすると共に当該共通用紙への筆記による解答側筆
記データを前記問題文と関係させて前記データセンター
へ登録する制御をする解答支援部76とを備えている。
図15に示す例では、学習支援システムは、第1実施形
態や第2実施形態で説明した採点支援部10や学習記録
支援部36を備えている。
【0130】解答用紙フォームデータ作成支援部70
は、解答者が解答する問題と関連した解答用紙フォーム
データの作成を支援する。解答用紙フォームデータは、
例えば、図9に示すようなレイアウトのフォームデータ
であり、解答者に問題を伝え解答を促す。解答支援部7
6は、解答者によって使用される解答者端末1Aの操作
に応じて解答用紙フォームを前記共通用紙1Bへ印刷さ
せる制御をする。解答支援部76はさらに、共通用紙1
Bへの筆記による解答側筆記データを前記問題文と関係
させて前記データセンター34へ登録する制御をする
【0131】図15に示す例では、解答用紙フォームデ
ータ作成支援部70は、解答用紙フォームに解答用紙の
種別特定用の解答用紙情報を筆記するための解答用紙情
報領域サブフォームの作成を支援する解答用紙情報領域
サブフォーム作成機能71と、この解答用紙情報によっ
て特定される解答用紙での解答領域のレイアウトの決定
を支援すると共に当該解答領域のレイアウトと問題文と
を関連させる解答領域レイアウト決定支援機能72とを
備えている。
【0132】解答用紙情報領域サブフォーム作成機能7
1は、図9に示す例では、コース番号の記述欄を解答用
紙フォームデータに含めるための機能である。共通用紙
を用いる場合には、この解答用紙情報領域2Bを共通用
紙に印刷する必要があるため、このサブフォーム作成機
能71を提供することで解答用紙フォームデータの作成
を支援する。また、問題文IDは、解答用紙での座標に
基づいて特定する。このため、解答領域レイアウト決定
支援機能72、解答用紙情報によって特定される解答用
紙での解答領域のレイアウトの決定を支援すると共に、
当該解答領域のレイアウトと問題文とを関連させる。
【0133】各機能70,72は、例えば、各種の領域
2A,2B,2C,2Eに対応するボックスを解答用紙
上にポインティングデバイス等を用いてレイアウトし、
大きさを調整する機能を提供すると良い。すなわち、h
tm1ページの作成支援ソフトや、プログラム開発環境
でのGUIビルダーと同様に、各種の領域を選択してド
ロップすることで解答用紙フォームデータを作成できる
ようにすると良い。
【0134】本実施形態では、共通用紙1Bを用いるた
め、図1に示す例では、採点支援部10が、相対位置別
解答属性情報特定機能を備える。図15に示す例では、
これらに対応する機能を解答支援部76の機能としてい
る。すなわち、解答支援部76は、前記解答用紙情報領
域に筆記された解答用紙情報を示す解答側筆記データの
内容を認識して解答用紙種別情報を特定する解答用紙種
別情報特定機能78と、この解答用紙種別情報に基づい
て当該種別の解答用紙での解答領域のレイアウトを特定
する解答領域レイアウト特定機能80と、前記解答用紙
情報を示す解答側筆記データと関連して送信された解答
側筆記データに含まれる位置コードが属する解答領域の
レイアウトの座標系での位置に基づいて、当該解答側筆
記データが属する問題等の解答属性情報を特定する相対
位置別解答属性情報特定機能82とを備える。
【0135】図15に示す例では、解答領域のレイアウ
トは解答領域レイアウト決定支援機能72によって特定
されるため、この機能72に応じて特定されたレイアウ
トを参照して各解答側筆記データの解答属性情報を特定
する。
【0136】図16は本実施形態での動作例を示すシー
ケンス図である。図16に示す例では、採点者(先生)
が問題文を作成する(ステップS41)。具体的には、
解答用紙フォームデータを作成する。このとき、解答用
紙フォームデータ作成支援部70は、この問題文の作成
を支援する(ステップS42)。特に、各種の情報領域
2A,2B,2C,2D,2E等のシステム的に必要な
情報の作成を支援する。問題文が作成されると、解答用
紙フォームデータ作成支援部70は、解答用紙フォーム
データをフォームDB90に登録する(ステップS4
3)。
【0137】解答者は、解答を行う場合にコース番号等
の解答用紙番号を用いて解答用紙フォームデータを要求
する(ステップS44)。その解答者がそのコースの解
答を行えるか否かは、解答者の解答用紙フォームデータ
に対するアクセス権の制御により対応する。解答支援部
76は、解答用紙FDの印刷を制御する(ステップS4
5)。そして、解答者は、解答者用のプリンタを用いて
解答用紙フォームデータを共通用紙1Bに印刷し、解答
を行う(ステップS46)。解答用紙1Bの送信チェッ
クボックスがチェックされると、解答側筆記データが送
信される。解答支援部76は、解答用紙フォームデータ
のレイアウト等を参照して、解答属性情報を特定し、解
答側筆記データを解答側筆記データDB56に登録す
る。
【0138】続いて、採点者は、採点を行うために解答
側筆記データを要求する(ステップS48)、採点支援
部10は、採点フォームと解答側筆記データとを合成し
て印刷する制御を行う(ステップS24)。採点者は、
これを共通養親に印刷し、採点を行う(ステップS5
0)。採点が完了すると、採点筆記データを採点支援部
10に送信する。採点支援部では、採点筆記データの登
録を制御する。
【0139】解答支援部76は、解答用紙フォームデー
タに解答側筆記データと採点筆記データとを合成して解
答者端末1Aに表示し、または印刷する制御を行う。
【0140】上述したように第3実施形態によると、解
答用紙フォームデータを扱うため、生成がPC等を用い
て問題文を作成し、解答者に提供することができるた
め、問題文の訂正や修正を即座に且つ簡易に行うことが
でき、また、解答用紙フォームデータがフォームDBに
登録されるため、解答者は、採点筆記データと解答側筆
記データと解答用紙フォームデータとを合成して解答者
端末等に表示することができる。
【0141】
【発明の効果】本発明は、その構成によって、解答者が
ペンを用いて解答を筆記すると、この筆記内容がデジタ
ルデータとなる。そして、本発明では、特定用紙又は共
通用紙である解答用紙に筆記されたデータを解答側筆記
データとして、特定用紙の座標や、各種の領域に記述さ
れた内容に基づいて、解答側筆記データの属性情報を特
定する。さらに、採点支援部が、この解答属性情報に基
づいて解答側筆記データの採点者への振り分けを制御す
る。本発明は、これにより、解答者が通常の用紙に筆記
し、筆記された用紙を郵送し、さらに採点者へ受け渡す
という郵送に要するコストを削減し、その時間を短縮す
ることができる。特に、解答者が筆記を完了した直後に
その解答の内容を採点者に届けることが可能となるた
め、採点に要する時間を短縮し、素早く採点結果を知る
ことで学習効果を高めることができる。また、実際に解
答した解答用紙自体は解答者の手元に残るため、連続性
のある解答について前回の解答を参照しやすくなる。そ
して、解答をデータとして扱うため、各種の統計的手法
により学習の効果をより高めるための方策を得ることが
できる。さらに、採点者も本発明によるペンを使用する
場合には、解答側筆記データと採点筆記データとを所定
のフォームデータに合成して蓄積し、閲覧することがで
きる。これにより、解答者や採点者は解答者の過去の学
習の経緯を簡単な操作で知ることができるため、採点が
的確となることが期待され、且つ、解答者の復習に大き
く役立つことが期待できる。これらにより、本発明で
は、紙ペンという優れたインタフェースを失わずに、解
答や採点をデータとして取り扱う利点を得ることがで
き、従って、本発明によると、解答者の学習効果をより
いっそう高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による学習支援システム
の構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施形態で用いる解答用紙の一例を示す説明
図である。
【図3】解答用紙と座標やIDの関係を示す説明図であ
り、図3(A)は特定用紙と共通用紙の取り扱いの相違
を示す図で、図3(B)は広域座標を元とするデータ項
目の体系の一例を示す図である。
【図4】本実施形態での動作例を示すシーケンス図であ
る。
【図5】本実施形態により解答側筆記データをアニメー
ション表示する例を示す図であり、図5(A)は処理内
容を示すフローチャートで、図5(B)はアニメーショ
ン表示の一例を示す図である。
【図6】第1実施形態にて解答側筆記データを管理する
学習記録支援部を備えた構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】図6に示す閲覧データの構成例を示す説明図で
ある。
【図8】本発明の第2実施形態の構成例を示す説明図で
ある。
【図9】第2実施形態での解答用紙に解答を行った一例
を示す説明図であり、図9(A)は解答された解答用紙
の一例を示す図で、図9(B)は解答側筆記データのデ
ータ構造の一例を示す図である。。
【図10】図9に示す解答に対する採点の一例を示す説
明図でああり、図10(A)は採点が行われた採点用紙
の一例を示す図で、図10(B)は採点筆記データのデ
ータ構造の一例を示す図である
【図11】図10に示す採点に応じて再度解答を行う場
合の一例を示す説明図である。
【図12】各種の採点支援処理の例を示す説明図であ
り、図12(A)は重ね合わせ採点を支援する例を示す
図で、図12(B)は一覧採点を支援する例を示す図で
ある。
【図13】採点者間で時系列に申し送りを行う例を示す
説明図である。
【図14】第2実施形態での動作例を示すシーケンス図
である。
【図15】第3実施形態での構成例を示すブロック図で
ある。
【図16】第3実施形態での動作例を示すシーケンス図
である。
【図17】従来例による位置コードの一例を示す説明図
であり、図17(A)はドットパターンの一例を示す図
で、図17(B)は記号数値の一例を示す図で、図17
(C)は記号数値に対応したxコード及びyコードの定
義例を示す図である。
【図18】循環数列を用いて広域座標系での座標を特定
する処理例を示す説明図であり、図18(A)は循環数
列と数列上の位置の関係を示す図で、図18(B)はx
コードから特定の数例を得るための一例を示す図で、図
18(C)はyコードと数列上の一群の関係を示す図で
ある。
【図19】従来例によるペンの構成例を示す斜視図であ
る。
【図20】図19に示したペンの電気系の構成例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 解答用紙 1A 特定用紙 1B 共通用紙 2A 解答領域 2B 解答用紙情報領域 2C 解答者番号領域 2D 選択肢解答領域 2E 送信チェックボックス 3 ペン 4A 解答者端末 4B 通信端末 8 採点者端末 10 採点支援部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 9/62 G06K 9/62 G G09B 19/00 G09B 19/00 G (72)発明者 田中 明 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 (72)発明者 岡本 充 大阪市東成区大今里南6丁目1番1号 コ クヨ株式会社内 Fターム(参考) 5B019 DB08 EA10 GA03 5B064 AA01 AB04 BA05 DD02 FA18 5B068 AA05 BB18 BD02 BD09 BD17 BD25 BE06 CC06

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 問題に対する解答領域がレイアウトされ
    た解答用紙と、この解答用紙へ筆記するためのペンと、
    筆記された内容の採点を支援する採点支援部とを備えた
    学習支援システムであって、 前記解答用紙の前記解答領域には、予め定められた座標
    系での位置コードが印刷され、 前記ペンは、前記解答領域への筆記中に、前記ペンのペ
    ン先近傍の位置コードを当該ペン先の移動に応じて読み
    取ると共に、当該ペン先の移動による位置コードの変化
    を解答側筆記データとして送信するペン内プロセッサを
    備え、 前記採点支援部は、前記送信された解答側筆記データに
    含まれる前記位置コードが属する前記予め定められた座
    標系での絶対位置に基づいて、当該解答側筆記データが
    属する解答用紙又は問題である解答属性情報を特定する
    絶対位置別解答属性情報特定機能と、この解答属性情報
    に基づいて当該解答側筆記データを採点者に通知する制
    御をする解答側筆記データ通知制御機能とを備えたこと
    を特徴とする学習支援システム。
  2. 【請求項2】 問題に対する解答領域と解答用紙の種別
    を特定するための解答用紙情報が筆記される解答用紙情
    報領域とがレイアウトされた解答用紙と、この解答用紙
    へ筆記するためのペンと、前記解答領域へ筆記された内
    容の採点を支援する採点支援部とを備えた学習支援シス
    テムであって、 前記解答用紙の前記解答領域及び解答用紙情報領域に
    は、当該解答用紙上の位置を特定する位置コードが印刷
    され、 前記ペンは、前記解答領域又は解答用紙情報領域への筆
    記中に、前記ペンのペン先近傍の位置コードを当該ペン
    先の移動に応じて読み取ると共に、当該ペン先の移動に
    よる位置コードの変化を解答側筆記データとして送信す
    るペン内プロセッサを備え、 前記採点支援部は、前記解答用紙情報領域に筆記された
    解答用紙情報を示す解答側筆記データの内容を認識して
    解答用紙種別情報を特定する解答用紙種別情報特定機能
    と、この解答用紙種別情報に基づいて当該種別の解答用
    紙での解答領域のレイアウトを特定する解答領域レイア
    ウト特定機能と、前記解答用紙情報を示す解答側筆記デ
    ータと関連して送信された解答側筆記データに含まれる
    前記位置コードが属する前記解答領域のレイアウトの座
    標系での位置に基づいて、当該解答側筆記データが属す
    る問題等の解答属性情報を特定する相対位置別解答属性
    情報特定機能と、この解答属性情報に基づいて当該解答
    側筆記データを採点者に通知する制御をする解答側筆記
    データ通知制御機能とを備えたことを特徴とする学習支
    援システム。
  3. 【請求項3】 前記解答用紙が、予め定められた選択肢
    から一又は複数の枝の選択による解答を行う選択肢解答
    領域を備え、 前記採点支援部は、前記解答側筆記データに含まれる前
    記位置コードが前記選択肢解答領域中に含まれる場合に
    は、当該選択肢解答領域内の解答側筆記データの位置に
    応じて解答された枝を特定する選択肢特定機能を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の学習支援システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記解答用紙が、解答者を特定する解答
    者番号を筆記するための解答者番号領域を備え、 前記採点支援部は、前記解答者番号領域に筆記された解
    答側筆記データの内容を認識して当該解答側筆記データ
    及びこの解答側筆記データに関連して筆記された解答側
    筆記データの解答者番号を特定する解答者番号特定機能
    を備えたことを特徴とする請求項3記載の学習支援シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記採点支援部が、前記解答属性情報別
    に複数の解答者の解答側筆記データの一覧を生成する一
    覧採点支援機能と、前記選択肢特定機能によって特定さ
    れた枝と予め定めれらた正解枝との比較による自動採点
    を実行する自動採点制御機能とを備えたことを特徴とす
    る請求項3又は4記載の学習支援システム。
  6. 【請求項6】 前記採点支援部が、前記一覧採点支援機
    能に応じて生成された解答側筆記データの一覧に対して
    前記採点者によって与えられる採点又はコメント等の採
    点データを各解答側筆記データに関連させる採点データ
    関連制御機能を備えたことを特徴とする請求項5記載の
    学習支援システム。
  7. 【請求項7】 前記ペンが、前記解答側筆記データに当
    該解答側筆記データの記録開始及び終了の時刻をタイム
    スタンプとして記録するタイムスタンプ機能を備え、 前記採点支援部が、前記解答側筆記データに含まれるタ
    イムスタンプの内容を当該筆跡データに関連して通知す
    るタイムスタンプ通知機能を備えたことを特徴とする請
    求項3又は4記載の学習支援システム。
  8. 【請求項8】 予め定められた座標系での位置コードが
    印刷された解答領域を有する解答用紙と、この解答用紙
    への筆記に用いると共に前記解答領域への筆記中に前記
    ペンのペン先近傍の位置コードを当該ペン先の移動に応
    じて読み取るペンと、前記ペンによって筆記された内容
    の採点を支援する採点支援部とを備えた学習支援システ
    ムを使用して学習を支援する学習支援方法であって、 解答者が前記解答用紙へ前記ペンを用いて解答した筆記
    内容を前記位置コードに基づいて解答側筆記データに変
    換すると共に当該解答側筆記データを直接又は間接に前
    記採点支援部へ送信する解答側筆記データ送信工程と、 前記解答側筆記データに含まれる位置コード又は当該解
    答側筆記データの内容に基づいて当該解答側筆記データ
    が属する解答用紙又は問題である解答属性情報を特定す
    る解答属性情報特定工程と、 この解答属性情報に基づいて当該解答側筆記データを採
    点者に通知する制御をする解答側筆記データ通知制御工
    程とを備えたことを特徴とする学習支援方法。
  9. 【請求項9】 予め定められた座標系での位置コードが
    印刷された解答領域を有する解答用紙と、この解答用紙
    への筆記に用いると共に前記解答領域への筆記中に前記
    ペンのペン先近傍の位置コードを当該ペン先の移動に応
    じて読み取るペンと、前記ペンによって筆記された内容
    の採点を支援する採点支援部とを備えた学習支援システ
    ムを使用して学習を支援するための学習支援用プログラ
    ムであって、 当該プログラムは前記採点支援部を動作させる指令とし
    て、 解答者が前記解答用紙への筆記に応じた解答側筆記デー
    タを前記ペンから直接又は間接に受信させる解答側筆記
    データ受信指令と、 前記解答側筆記データに含まれる位置コード又は当該解
    答側筆記データの内容に基づいて当該解答側筆記データ
    が属する解答用紙又は問題である解答属性情報を特定さ
    せる解答属性情報特定指令と、 この解答属性情報に基づいて当該解答側筆記データを採
    点者に通知する制御をさせる解答側筆記データ通知制御
    指令とを備えたことを特徴とする学習支援用プログラ
    ム。
  10. 【請求項10】 問題に対する解答領域がレイアウトさ
    れた解答用紙と、この解答用紙へ筆記するためのペン
    と、筆記された内容の採点を支援する採点支援部と、採
    点者によって使用される採点者端末とを備えた学習支援
    システムであって、 前記解答用紙の前記解答領域には、予め定められた座標
    系での位置コードが印刷され、 前記ペンは、前記解答領域への筆記中に、前記ペンのペ
    ン先近傍の位置コードを当該ペン先の移動に応じて読み
    取ると共に、当該位置コードの時系列の位置変化を解答
    側筆記データとして送信するペン内プロセッサを備え、 前記採点者端末は、前記解答側筆記データを採点者に表
    示する表示手段と、前記筆跡データの時系列の位置変化
    情報に基づいて前記ペン先の筆記順序に沿って当該解答
    側筆記データをアニメーション表示させる表示制御手段
    とを備えたことを特徴とする学習支援システム。
  11. 【請求項11】 前記採点支援部は、解答側筆記データ
    に含まれる位置コード又は当該解答側筆記データの内容
    に基づいて当該解答側筆記データが属する解答用紙又は
    問題である解答属性情報を特定する解答属性情報特定機
    能と、この解答属性情報に基づいて当該解答側筆記デー
    タを採点者に通知する制御をする解答側筆記データ通知
    制御機能とを備えたことを特徴とする請求項10記載の
    学習支援システム。
  12. 【請求項12】 問題に対する解答領域がレイアウトさ
    れた解答用紙と、この解答用紙へ筆記するためのペン
    と、筆記された内容の採点を支援する採点支援部と、採
    点者によって使用される採点者端末とを備えた学習支援
    システムであって、 前記解答用紙の前記解答領域には、予め定められた座標
    系での位置コードが印刷され、 前記ペンが、前記解答領域への筆記中に、前記ペンのペ
    ン先近傍の位置コードを当該ペン先の移動に応じて読み
    取ると共に、当該位置コードの時系列の位置変化を解答
    側筆記データとして送信するペン内プロセッサを備えた
    学習支援システムの前記採点者端末を使用して学習を支
    援する学習支援方法であって、 前記筆跡データの時系列の位置変化情報に基づいて前記
    ペン先の筆記順序を特定する筆記順序特定工程と、 この筆記順序特定工程にて特定された筆記順序で当該解
    答側筆記データをアニメーション表示させるアニメーシ
    ョン表示制御工程とを備えたことを特徴とする学習支援
    方法。
  13. 【請求項13】 問題に対する解答領域がレイアウトさ
    れた解答用紙と、この解答用紙へ筆記するためのペン
    と、筆記された内容の採点を支援する採点支援部と、採
    点者によって使用される採点者端末とを備えた学習支援
    システムであって、 前記解答用紙の前記解答領域には、予め定められた座標
    系での位置コードが印刷され、 前記ペンが、前記解答領域への筆記中に、前記ペンのペ
    ン先近傍の位置コードを当該ペン先の移動に応じて読み
    取ると共に、当該位置コードの時系列の位置変化を解答
    側筆記データとして送信するペン内プロセッサを備えた
    学習支援システムの前記採点者端末を使用して学習を支
    援する学習支援システムを使用して学習を支援するため
    の学習支援プログラムであって、 該学習支援プログラムは前記採点者端末を動作させる指
    令として、 前記筆跡データの時系列の位置変化情報に基づいて前記
    ペン先の筆記順序を特定させる筆記順序特定指令と、 この筆記順序特定指令に応じて特定される筆記順序で当
    該解答側筆記データをアニメーション表示させるアニメ
    ーション表示制御指令とを備えたことを特徴とする学習
    支援プログラム。
  14. 【請求項14】 問題に対する解答領域がレイアウトさ
    れた解答用紙と、この解答用紙へ筆記するためのペン
    と、筆記された内容の記録を支援する学習記録支援部と
    を備えた学習支援システムであって、 前記解答用紙の前記解答領域には、予め定められた座標
    系での位置コードが印刷され、 前記ペンは、前記解答領域への筆記中に、前記ペンのペ
    ン先近傍の位置コードを当該ペン先の移動に応じて読み
    取ると共に、当該位置コードの変化を解答側筆記データ
    として送信し、 学習記録支援部は、前記送信した解答側筆記データが所
    属する解答用紙IDを特定する解答用紙ID特定機能
    と、この解答用紙IDに基づいて解答側筆記データの閲
    覧に用いる学習フォームデータを特定する学習フォーム
    データ特定機能と、解答者等のユーザの操作に応じて前
    記学習フォームデータと前記解答側筆記データとを合成
    して解答確認データを生成する解答確認データ生成機能
    とを備えたことを特徴とする学習支援システム。
  15. 【請求項15】 前記学習記録支援部は、前記解答側筆
    記データの前記座標系での位置に応じて当該解答側筆記
    データが属する問題文IDを特定する問題文ID特定機
    能と、前記ユーザの操作に応じて問題文の属性毎に解答
    となる解答側筆記データ又は解答側筆記データの一覧を
    検索する問題属性別解答側筆記データ検索機能とを備え
    たことを特徴とする請求項14記載の学習支援システ
    ム。
  16. 【請求項16】 予め定められた座標系での位置コード
    が印刷された解答領域を有する解答用紙と、予め前記座
    標系の一部の位置コードが印刷された共通用紙と、これ
    ら解答用紙又は共通用紙への筆記に用いると共に前記解
    答領域等への筆記中に前記ペンのペン先近傍の位置コー
    ドを当該ペン先の移動に応じて読み取るペンと、解答者
    の使用するペンによって前記解答用紙に筆記された内容
    を解答側筆記データとして解答属性情報と共に蓄積する
    解答側筆記データDBと、採点者の使用するペンによっ
    て前記共通用紙へ筆記された内容を採点筆記データとし
    て蓄積する採点筆記データDBと、これらの各DBに格
    納された各筆記データを前記採点者によって利用される
    採点者端末又は前記解答者によって利用される解答者端
    末に振り分ける採点支援部とを備えた学習システムであ
    って、 前記採点支援部は、前記採点者端末の操作に応じて前記
    解答属性情報を含む解答側筆記データを読み出す場合
    に、前記解答属性情報に応じて前記筆記データの採点用
    に採点領域等がレイアウトされた採点フォームデータを
    特定する採点フォーム特定機能と、 この採点フォーム特定機能によって特定された採点フォ
    ームデータと前記解答側筆記データとを合成して採点用
    データを生成すると共に当該採点フォーム及び解答側筆
    記データを予め位置コードが印刷された前記共通用紙に
    印刷する制御をする採点フォーム別印刷制御機能と、 前記採点フォーム別印刷制御機能の制御によって印刷さ
    れた採点用紙への採点者による筆記中に当該採点者によ
    って使用される前記ペンから当該筆記中又は筆記後に送
    信される採点筆記データを直接又は間接に受信する採点
    筆記データ受信機能と、 前記採点フォームデータと前記採点筆記データとの関係
    に基づいて当該採点筆記データが属する問題及び解答側
    筆記データ等の採点属性情報を特定する採点属性情報特
    定機能と、 この採点属性情報に基づいて前記採点筆記データを前記
    各筆記データと関連させると共に当該各筆記データとの
    関連に基づいて当該採点筆記データを前記採点筆記デー
    タDBに登録する採点筆記データ登録制御機能とを備え
    たことを特徴とする学習支援システム。
  17. 【請求項17】 前記採点フォームが、同一の問題に対
    する複数の解答者の解答側筆記データを一覧する一覧採
    点フォームを備えたことを特徴とする請求項16記載の
    学習支援システム。
  18. 【請求項18】 前記採点フォーム別印刷制御機能が、
    前記解答側筆記データの印刷に際して当該解答筆記デー
    タと関連した解答属性情報を特定するための解答属性特
    定用サブフォームを当該解答側筆記データの印刷位置の
    近傍に解答属性特定領域として印刷させる制御をする機
    能を備え、 前記採点属性情報特定機能が、前記解答属性特定用サブ
    フォームが印刷された位置に筆記された採点筆記データ
    の内容に応じて当該採点筆記データと関連して送信され
    た採点筆記データの対象となる解答側筆記データを前記
    採点属性情報の一部として特定する機能を備えたことを
    特徴とする請求項16又は17記載の学習支援システ
    ム。
  19. 【請求項19】 予め定められた座標系での位置コード
    が印刷された解答領域を有する解答用紙と、予め前記座
    標系の一部の位置コードが印刷された共通用紙と、これ
    ら解答用紙又は共通用紙への筆記に用いると共に前記解
    答領域等への筆記中に前記ペンのペン先近傍の位置コー
    ドを当該ペン先の移動に応じて読み取るペンと、解答者
    の使用するペンによって前記解答用紙に筆記された内容
    を解答側筆記データとして蓄積する解答側筆記データD
    Bと、採点者の使用するペンによって前記共通用紙へ筆
    記された内容を採点筆記データとして蓄積する採点筆記
    データDBと、これらの各DBに格納された各筆記デー
    タを前記採点者によって利用される採点者端末又は前記
    解答者によって利用される解答者端末に振り分ける採点
    支援部とを備えた学習システムを使用して学習を支援す
    る学習支援方法であって、 前記採点者端末の操作に応じて前記解答属性情報を含む
    解答側筆記データを読み出す場合に、前記解答属性情報
    に応じて前記筆記データの採点用に採点領域等がレイア
    ウトされた採点フォームデータを特定する採点フォーム
    特定工程と、 この採点フォーム特定工程にて特定された採点フォーム
    データと前記解答側筆記データとを合成して採点用デー
    タを生成すると共に当該採点フォーム及び解答側筆記デ
    ータを予め位置コードが印刷された前記共通用紙に印刷
    する制御をする採点フォーム別印刷制御工程と、 前記採点フォーム別印刷制御工程での制御によって印刷
    された採点用紙への採点者による筆記中に当該採点者に
    よって使用されるペンから当該筆記中又は筆記後に送信
    される採点筆記データを直接又は間接に受信する採点筆
    記データ受信工程と、 前記採点フォームデータと前記採点筆記データとの関係
    に基づいて当該採点筆記データが属する問題及び解答側
    筆記データ等の採点属性情報を特定する採点属性情報特
    定工程と、 この採点属性情報に基づいて前記採点筆記データを前記
    各筆記データと関連させると共に当該各筆記データとの
    関連に基づいて当該採点筆記データを前記採点筆記デー
    タDBに登録する採点筆記データ登録制御工程とを備え
    たことを特徴とする学習支援方法。
  20. 【請求項20】 予め定められた座標系での位置コード
    が印刷された解答領域を有する解答用紙と、予め前記座
    標系の一部の位置コードが印刷された共通用紙と、これ
    ら解答用紙又は共通用紙への筆記に用いると共に前記解
    答領域等への筆記中に前記ペンのペン先近傍の位置コー
    ドを当該ペン先の移動に応じて読み取るペンと、解答者
    の使用するペンによって前記解答用紙に筆記された内容
    を解答側筆記データとして蓄積する解答側筆記データD
    Bと、採点者の使用するペンによって前記共通用紙へ筆
    記された内容を採点筆記データとして蓄積する採点筆記
    データDBと、これらの各DBに格納された各筆記デー
    タを前記採点者によって利用される採点者端末又は前記
    解答者によって利用される解答者端末に振り分ける採点
    支援部とを備えた学習支援システムを使用して学習を支
    援するための学習支援用プログラムであって、 該プログラムは前記採点支援部を動作させる指令とし
    て、 前記採点者端末の操作に応じて前記解答属性情報を含む
    解答側筆記データを読み出す場合に、前記解答属性情報
    に応じて前記筆記データの採点用に採点領域等がレイア
    ウトされた採点フォームデータを特定させる採点フォー
    ム特定指令と、 この採点フォーム特定指令に応じて特定される採点フォ
    ームデータと前記解答側筆記データとを合成して採点用
    データを生成させると共に当該採点フォーム及び解答側
    筆記データを予め位置コードが印刷された前記共通用紙
    に印刷する制御をさせる採点フォーム別印刷制御指令
    と、 前記採点フォーム別印刷制御指令に応じた制御によって
    印刷された採点用紙への採点者による筆記中に当該採点
    者によって使用されるペンから当該筆記中又は筆記後に
    送信される採点筆記データを直接又は間接に受信させる
    採点筆記データ受信指令と、 前記採点フォームデータと前記採点筆記データとの関係
    に基づいて当該採点筆記データが属する問題及び解答側
    筆記データ等の採点属性情報を特定させる採点属性情報
    特定指令と、 この採点属性情報に基づいて前記採点筆記データを前記
    各筆記データと関連させると共に当該各筆記データとの
    関連に基づいて当該採点筆記データを前記採点筆記デー
    タDBに登録させる採点筆記データ登録制御指令とを備
    えたことを特徴とする学習支援プログラム。
  21. 【請求項21】 予め定められた座標系の一部の位置コ
    ードが印刷された共通用紙と、この共通用紙への筆記に
    用いると共に前記共通用紙上の所定の筆記領域への筆記
    中に前記ペンのペン先近傍の位置コードを当該ペン先の
    移動に応じて読み取るペンと、解答者の使用するペンに
    よって前記筆記領域に筆記された内容を解答側筆記デー
    タとして蓄積する解答側筆記データDB等のDBを格納
    した一又は複数のデータセンターとを備えると共に、 前記解答者が解答する問題と関連した解答用紙フォーム
    データの作成を支援する解答用紙フォームデータ作成支
    援部と、前記解答者によって使用される解答者端末の操
    作に応じて前記解答用紙フォームを前記共通用紙へ印刷
    させる制御をすると共に当該共通用紙への筆記による解
    答側筆記データを前記問題文と関係させて前記データセ
    ンターへ登録する制御をする解答支援部とを備えたこと
    を特徴とする学習システム支援システム。
  22. 【請求項22】 前記解答用紙フォームデータ作成支援
    部が、前記解答用紙フォームに解答用紙の種別特定用の
    解答用紙情報を筆記するための解答用紙情報領域サブフ
    ォームの作成を支援する解答用紙情報領域サブフォーム
    作成機能と、この解答用紙情報によって特定される解答
    用紙での解答領域のレイアウトの決定を支援すると共に
    当該解答領域のレイアウトと問題文とを関連させる解答
    領域レイアウト決定支援機能とを備え、 前記解答支援部が、前記解答用紙情報領域に筆記された
    解答用紙情報を示す解答側筆記データの内容を認識して
    解答用紙種別情報を特定する解答用紙種別情報特定機能
    と、この解答用紙種別情報に基づいて当該種別の解答用
    紙での解答領域のレイアウトを特定する解答領域レイア
    ウト特定機能と、前記解答用紙情報を示す解答側筆記デ
    ータと関連して送信された解答側筆記データに含まれる
    前記位置コードが属する前記解答領域のレイアウトの座
    標系での位置に基づいて、当該解答側筆記データが属す
    る問題等の解答属性情報を特定する相対位置別解答属性
    情報特定機能とを備えたことを特徴とする請求項21記
    載の学習システム支援システム。
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