JP2008117190A - 処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電子ペンを利用して、容易に大型ビジョンへ手書きメッセージを表示するメッセージ表示システムを提供する。
【解決手段】メッセージ表示システム100において、利用者は、電子ペン10により専用メッセージ用紙3に手書きメッセージを記入する。サーバ5は、電子ペン10から取得した記入情報に基づいて、手書きメッセージを大型ビジョンに表示するための表示用画像データを作成する。また、サーバ5は、記入情報に含まれる時間情報に基づいて、専用メッセージ用紙3に記入されたストロークの記入順序を特定する。そして、サーバ5は、表示用画像データ及びストロークの記入順序を有するメッセージ情報を作成する。コンテンツ再生装置52は、メッセージ情報を取得し、記入順序に応じて、手書きのメッセージを大型ビジョン56で表示・放映する。これによれば、電子ペン10を利用して容易に大型ビジョン56で手書きメッセージを表示することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、電子ペンを利用して大型ビジョンへ手書きメッセージを表示するための技術に関する。
人気プロスポーツチームが拠点とする野球場やサッカー場等のスポーツ施設、競馬場等の公営競技施設の大半には、競技内容のリプレイや競技結果の表示、その他告知を目的とした大型ビジョンが設置されている。これらで主に表示されるコンテンツは動画及びテキスト中心の静止画であり、画一的且つ一方的な情報伝達が殆どである。
このような現状に対し、例えば、スポーツ施設を所有するプロスポーツ団体がファンからの応援メッセージを手書きで受け付けて大型ビジョンに表示したい場合、メッセージ用紙に手書きされた内容を書画カメラで撮影したり、スキャナで画像データとして取り込んだりする必要がある。しかし、上述のような撮影や取込を実現するための設備を設置できる拠点は限定されるため、多数のメッセージをリアルタイムで受け付け、タイムリーに会場の大型ビジョンへ表示することは困難であった。
一方、近年、「電子ペン」、「デジタルペン」などと呼ばれるペン型入力デバイスが登場しており(以下、本明細書では「電子ペン」と呼ぶ。)、その代表的なものとしてスウェーデンのAnoto社が開発した「アノトペン(Anoto pen)」が知られている。アノトペンは、所定のドットパターンが印刷された専用紙(以下、「専用ペーパー」とも呼ぶ。)とペアで使用される。アノトペンは、通常のインクタイプのペン先部に加えて、専用紙上のドットパターンを読み取るための小型カメラと、データ通信ユニットを搭載している。利用者が専用紙上にアノトペンで文字などを書いたり、専用紙上に図案化されている画像をチェックしたりすると、ペンの移動に伴って小型カメラが専用紙上のドットパターンを検出し、利用者が書き込んだ文字、画像などの記入情報が取得される。この記入情報が、データ通信ユニットによりアノトペンから近くのパーソナルコンピュータや携帯電話などの端末装置に送信される。このアノトペンを利用したシステムは、キーボードに代わる入力デバイスとして利用することが可能であり、上述のパーソナルコンピュータやキーボードの使用に抵抗がある利用者にとっては非常に使いやすい。そのため、現在、各種ビジネス上の書類、申込書、契約書等に記入されたデータをデジタル化する手法として、電子ペンを利用したシステムが普及しつつある(例えば、特許文献1)。
なお、大型ビジョンへの入力手段については、特許文献2及び3が知られているが、電子ペンを利用した入力手段ではない。
特開2004−153612号公報 特開2005−70996号公報 特開平03−216720号公報
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、電子ペンを利用して、容易に大型ビジョンへ手書きメッセージを表示するメッセージ表示システムを提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を大型表示装置に表示するための処理を行う処理装置において、前記処理装置は、前記電子ペンにより前記電子ペン用帳票に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段と、前記記入情報に基づいて、前記大型表示装置に表示可能な表示用画像データを作成する表示用画像データ作成手段と、前記記入情報に基づいて、前記電子ペン用帳票に記入されたストロークの順序を特定する記入順序特定手段と、前記表示用画像データ及び前記記入順序を有するメッセージ情報を作成するメッセージ情報作成手段と、を備える。
上記のように構成された処理装置において、大型表示装置とは、例えばスポーツ施設やショッピング施設に設置された大型ビジョン等である。利用者は、電子ペンにより電子ペン用帳票に記入を行う。具体的に、利用者は、電子ペン用帳票に手書きのメッセージを記入する。処理装置は、電子ペンから電子ペン用帳票に記入された内容に対応するデジタルデータである記入情報を取得する。さらに、処理装置は、記入情報に含まれるストロークの画像データ等に基づいて、電子ペン用帳票に記入されたメッセージを大型表示装置に表示するための表示用画像データを作成する。表示用画像データのデータ形式は、大型表示装置に応じて任意に設定することができる。また、処理装置は、記入情報に含まれる時間情報に基づいて、電子ペン用帳票に記入されたストロークの記入順序を特定する。そして、処理装置は、表示用画像データ及びストロークの記入順序を有するメッセージ情報を作成する。これによれば、メッセージ情報に基づき、大型表示装置において手書きのメッセージを表示することができる。また、大型表示装置において、アニメーションGIF等により、記入順序に応じて手書きのメッセージを動画で表示することも可能となる。つまり、電子ペンを利用して、容易に大型ビジョンへの手書きメッセージを表示・放映することができる。
上記処理装置の一態様では、前記処理装置は、前記電子ペンを識別するペン識別情報と、前記電子ペンが設置された記入拠点とを対応付けた記入拠点情報を記憶する記入拠点情報記憶手段と、前記記入情報に基づいて前記ペン識別情報を特定するペン識別情報特定手段と、前記ペン識別情報特定手段が特定したペン識別情報に基づいて、前記記入拠点情報を参照することにより、前記記入拠点を特定する記入拠点特定手段と、前記記入情報と、前記記入拠点とを対応付けた登録情報を記憶する登録情報記憶手段と、をさらに備える。ここで、記入拠点とは、利用者が手書きメッセージを記入する場所のことであって、電子ペン及び電子ペン用帳票が設置されている。なお、記入情報には、予め使用された電子ペンを識別する電子ペン識別情報が含まれている。また、処理装置は、予め、記入拠点と、記入拠点に設置された電子ペンを識別する電子ペン識別情報とを対応付けた記入拠点情報を記憶している。そのため、処理装置は、記入情報に含まれる電子ペン識別情報に基づいて、記入拠点情報を参照することにより、容易に利用者が使用した電子ペンが設置された記入拠点を特定することができる。よって、処理装置は、記入情報と、記入拠点とを対応付けた登録情報を記憶し、管理することができる。これによれば、登録情報を分析することにより、記入拠点毎の手書きメッセージ件数等を容易に算出することができる。
上記処理装置の他の一態様では、前記電子ペン用帳票は、複数の項目を有しており、前記処理装置は、前記項目と、前記ドットパターン上における前記項目の位置座標である座標データとを対応付けた項目情報を記憶する項目情報記憶手段と、前記記入情報に含まれる座標データに基づいて、前記項目情報を参照することにより、前記項目を特定する項目特定手段と、をさらに備え、前記登録情報記憶手段は、前記記入情報と、前記記入拠点と、前記項目とを対応付けた登録情報を記憶する。
上記のように構成された処理装置において、電子ペン用帳票は、複数の項目を有している。利用者は、電子ペン用帳票に手書きのメッセージを記入する際、任意の項目にチェックマークを記入する。具体的に、利用者が電子ペン用帳票に応援メッセージを記入するような場合、各項目にはそれぞれ選手名が記載され、対応付けられている。そのため、利用者は、電子ペンにより応援する選手に対応する項目にチェックマークを記入した後、電子ペン用帳票における項目以外の部分にその選手に対する応援メッセージを記入する。処理装置は、記入情報に含まれる座標データに基づいて、予め記憶している項目情報を参照することにより、利用者がチェックマークを記入した項目を特定する。そして、処理装置は、特定した項目と、記入情報及び記入拠点とを対応づけ、登録情報として記憶する。これによれば、登録情報を分析することにより、項目毎の手書きメッセージ件数等を容易に算出することができる。例えば、項目に選手が対応付けられている場合、手書きメッセージ件数に基づいて、選手の人気ランキングを自動集計することが可能となる。
上記処理装置の他の一態様では、前記項目情報記憶手段は、前記項目と、前記座標データと、メールアドレスとを対応付けた項目情報を記憶するものであって、前記処理装置は、ネットワークに接続されており、前記記入情報に含まれる座標データに基づいて、前記項目情報を参照することにより、前記メールアドレスを特定するメールアドレス特定手段と、前記メッセージ情報作成手段が作成したメッセージ情報をメールに添付し、前記メールアドレス特定手段が特定したメールアドレスに送信する送信手段と、をさらに備える。
上記のように構成された処理装置は、記入情報に含まれる座標データに基づいて、項目情報を参照することにより、項目及びメールアドレスを特定する。そして、処理装置は、作成したメッセージ情報をメールに添付し、特定したメールアドレスに送信する。例えば、項目に選手が対応付けられ、メールアドレスがその選手のメールアドレスである場合、処理装置は、手書きメッセージを自動的に選手のメールアドレスへ送信することが可能となる。つまり、選手は、リアルタイムに自身の端末装置等によりファンである利用者からの手書きメッセージを確認することができる。よって、選手とファンとのコミュニケーション向上及びファンサービスの向上に高い効果を発揮することができる。
上記処理装置のさらに他の一態様では、前記処理装置は、大型表示装置に接続されており、前記メッセージ情報作成手段が作成したメッセージ情報に基づき、前記記入順序に応じて、前記表示用画像データを前記大型表示装置に表示する表示手段をさらに備える。これによれば、処理装置は、大型表示装置を制御するユニット等を有しており、メッセージ情報に基づいて、利用者が記入した順序で、手書きメッセージを大型表示装置に表示することが可能となる。
本発明の別の観点では、電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を大型表示装置に表示するための処理を行うコンピュータにより実行されるプログラムにおいて、前記プログラムは、前記電子ペンにより前記電子ペン用帳票に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段、前記記入情報に基づいて、前記大型表示装置に表示可能な表示用画像データを作成する表示用画像データ作成手段、前記記入情報に基づいて、前記電子ペン用帳票に記入されたストロークの順序を特定する記入順序特定手段、前記表示用画像データ及び前記記入順序を有するメッセージ情報を作成するメッセージ情報作成手段、として前記コンピュータを機能させる。
上記プログラムをコンピュータにより実行することにより、上述の処理装置を実現することができる。また、上述の処理装置の各態様も同様に実現することができる。
本発明によれば、スタジアム等のスポーツ・競技施設やショッピングビル等の大型商業施設に設置されている大型ビジョンへの手書きメッセージの表示を、電子ペンを利用して容易に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。まず、本発明のシステムにおいて入力デバイスとして使用される電子ペンの概要について説明する。
[電子ペン]
図1は電子ペンの使用形態を模式的に示す図であり、図2は電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。図1に示すように、電子ペン10は、ドットパターンが印刷された専用ペーパー20と組み合わせて使用される。電子ペン10は、通常のインクペンと同様のペン先部17を備えており、利用者は通常のインクペンと同様に専用ペーパー20上に文字などを書くことになる。
図2に示すように、電子ペン10は、その内部にプロセッサ11、メモリ12、データ通信ユニット13、バッテリー14、LED15、カメラ16及び圧力センサ18を備える。また、電子ペン10は通常のインクペンと同様の構成要素としてインクカートリッジ(図示せず)などを有する。
電子ペン10は、ペン先部17により専用ペーパー20上に描かれたインクの軌跡をデータ化するのではなく、専用ペーパー20上で電子ペン10が移動した軌跡座標をデータ化する。LED15が専用ペーパー20上のペン先部17近傍を照明しつつ、カメラ16が専用ペーパー20に印刷されているドットパターンを読み取り、データ化する。つまり、電子ペン10は専用ペーパー20上で利用者が電子ペン10を移動させることにより生じるストロークを画像データ又はベクトルデータとして取得することができる。
圧力センサ18は、利用者が電子ペン10により専用ペーパー上に文字などを書く際にペン先部17に与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、プロセッサ11へ供給する。プロセッサ11は、圧力センサ18から与えられる筆圧データに基づいて、LED15及びカメラ16のスイッチオン/オフの切換を行う。即ち、利用者が電子ペン10で専用ペーパー20上に文字などを書くと、ペン先部17には筆圧がかかる。よって、所定値以上の筆圧が検出されたときに、利用者が記述を開始したと判定して、LED15及びカメラ16を作動する。
カメラ16は専用ペーパー20上のドットパターンを読み取り、そのパターンデータをプロセッサ11に供給する。プロセッサ11は、供給されたドットパターンから、専用ペーパー20上でのX,Y座標を算出する。
プロセッサ11は、利用者の記述が行われる間に、筆圧の配列データ及びX,Y座標データを取得し、タイムスタンプ(時間情報)と関連付けてメモリ12に記憶していく。よって、メモリ12内には利用者の記述内容に対応するデータが時系列で記憶されていく。メモリ12の容量は例えば1Mバイト程度とすることができる。
利用者により送信指示がなされるまでは、取得された全てのデータはメモリ12内に保持される。そして、利用者が送信指示を行うと、データ通信ユニット13により、電子ペン10と所定距離内にある端末装置25へメモリ12内のデータが送信される。基本的には、一度送信指示がなされると、電子ペン10はメモリ12内に記憶していた全てのデータを端末装置25へ送信するため、メモリ12内はクリアされる。よって、送信後にもう一度同じ情報を端末装置25へ送信したい場合には、利用者は専用ペーパー20上に再度記述を行う必要がある。なお、この場合、利用者は専用ペーパー20上にインクペンで書かれた文字などをなぞればよいことになる。
送信指示その他の指示は、利用者が専用ペーパー20上の所定位置に設けられた専用ボックスを電子ペン10でチェックすることにより実行される。専用ボックスの位置座標には、予め送信指示が対応付けられており、プロセッサ11は専用ボックスの位置座標を受信すると、データ通信ユニット13にメモリ12内のデータを供給し、端末装置25への送信を行わせる。なお、電子ペン10は、データの送信完了を電子ペンの振動により示すことができる。また、電子ペン10自体が、送信機能を搭載していることとしてもよい。
バッテリー14は電子ペン10内の各要素に電源供給するためのものであり、例えば電子ペンのキャップ(図示せず)により電子ペン10自体の電源のオン/オフを行うことができる。
このように、電子ペン10は利用者が専用ペーパー20上に記述した文字などに対応する座標データ及び筆圧データを取得して近傍の端末装置25へ送信する機能を有するが、電子ペン10のペン先部17は通常のインクペンとなっているため、専用ペーパー20上に記述した内容はオリジナルの原本として残るという特徴がある。即ち、紙の原本に対して記述するのと同時に、その内容を座標データなどの形態でリアルタイムに電子化することができる。
なお、電子ペン10の標準機能によれば、電子ペン10により得られるデータは、原則として座標データ又はベクトルデータの形態であり、テキストデータではない。但し、電子ペン10は標準機能として、専用ペーパー20上に設けられた専用エリアに記述することにより、英数字に限りテキスト化する機能は備えている。
また、電子ペン10内には、ペン自体及びその所有者に関するプロパティ情報(ペン情報及びペン所有者情報)を保持することができ、アプリケーションから参照することができる。ペン情報としては、バッテリーレベル、ペンID、ペン製造者番号、ペンソフトウェアのバージョン、サブスクリプションプロバイダのIDなどを保持できる。また、ペン所有者情報としては、国籍、言語、タイムゾーン、emailアドレス、空きメモリ容量、名称、住所、ファックス/電話番号、携帯電話番号などを保持することができる。
なお、上記の例におけるデータ通信ユニット13では、Bluetooth(登録商標)の無線伝送、USBケーブルを使用した有線伝送、端子などの接触によるデータ伝送など、各種の方法によって電子ペン10から端末装置25へのデータ送信を行うことが考えられる。
次に、電子ペンにより利用者が記述した内容のX,Y座標データを取得する方法について説明する。前述のように専用ペーパー20には、所定のドットパターンが印刷されている。電子ペン10のカメラ16は、利用者が専用ペーパー20上に記述したインクの軌跡を読み取るのではなく、専用ペーパー20上のドットパターンを読み取る。実際、図1に示すように、LED15による照明エリア及びカメラ16の撮影エリア(照明エリア内に位置する)は、ペン先部17が専用ペーパー20に接触する位置とはずれている。
ドットパターンはカーボンを含む専用インキなどで印刷されており、カメラ16はその専用インキによるパターンのみを認識することができる。専用インキ以外のインキ(カーボンを含まない)により、専用ペーパー上に罫線や枠などを印刷しても、電子ペンはそれらを認識することはない。よって、専用ペーパーを利用して各種申込書などの帳票を生成する際は、専用インキ以外のインキで入力枠や罫線、注意書きなどを印刷する。
ドットパターンは、図3に例示するように、各ドットの位置がデータに対応付けされている。図3の例では、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右にシフトすることにより、0〜3の2ビット情報を表示した例である。このようにして表現された情報の組合せにより、専用ペーパー上の位置座標が決定される。図4(a)に例示するように、縦横2mmの範囲内に36個のドットが格子状に配置され、これらのドットにより示されるデータの配列(図4(b))が、その専用ペーパー上の位置座標と対応付けされている。よって、電子ペン10のカメラ16が図4(a)に示すようなドットパターンを撮影すると、プロセッサ11はカメラ16から入力されるドットパターンのデータに基づいて図4(b)に示すデータ配列を取得し、それに対応する専用ペーパー上の位置座標(即ち、そのドットパターンがその専用ペーパー上のどの位置にあるのか)をリアルタイムで算出する。なお、ドットパターンを認識する最小単位は2mm×2mmであり、カメラ16は毎秒100回程度の撮影を行う。
次に、専用ペーパーについて説明する。専用ペーパーの構造の一例を図5に示す。図示のように、専用ペーパー20は、台紙30上にドットパターン32が印刷され、その上に罫線などの図案34が印刷されている。台紙30は通常は紙であり、ドットパターン32は前述のようにカーボンを含んだ専用インキにより印刷される。また、通常のインキなどにより図案34が印刷される。ドットパターンと図案とは同時に印刷してもよいし、いずれかを先に印刷してもよい。
図案34の例を図6に示す。図6は、ある申込書36の例であり、複数の記入欄38や送信ボックス39が印刷されている。図6には明確に図示されておらず、詳細は後述するが、実際にはドットパターンが申込書36の全面に印刷されており、その上に記入欄38や送信ボックス39が通常のインキにより印刷されている。利用者は、ドットパターンを意識することなく、従来からある申込書と同様に、電子ペン10を使用して必要事項を申込書36の各記入欄38に記入すればよい。
専用ペーパー20上のエリアは大きく2種類のエリアに分けることができる。1つは記入エリアであり、電子ペン10による記述内容をそのまま情報として取り扱うエリアである。図6の例では複数の記入欄38がこれに該当する。もう1つは機能エレメントであり、対応するエリア内を電子ペン10でチェックした際に、予めそのエリアに対して定義されているアクション、指示などを実行するようになっている。図6の例における送信ボックス39がこれに該当する。
送信ボックス39は前述したように電子ペン10内に記憶されているデータを近傍の端末装置25へ送信するための指示を行う際に使用される。利用者が送信ボックス39内に電子ペン10でチェックを入れると、電子ペン10が送信ボックス内のドットパターンを読み取る。当該パターンは送信指示に対応付けられており、電子ペン10内のプロセッサ11はデータ通信ユニット13にメモリ12内の記憶データの送信命令を発する。
ドットパターンの割り当ては、通常、アプリケーション(用紙の種類)毎に行われる。即ち、ある申込書内のドットパターンは1枚の用紙の中で重複することはないが、同一の申込書には全て同じドットパターンが印刷されている。よって、利用者が電子ペン10で必要事項を入力すると、その入力事項がその申込書のどの項目に対するものであるかを、申込書上の座標データから特定することができる。
このように、ドットパターンを印刷した専用ペーパー上に所定の図案を印刷することにより、専用ペーパーを利用した各種申込書が生成できる。利用者は電子ペン10を使用して通常の要領で必要事項を記入すれば、その電子データが自動的に取得される。
上記の例では、ドットパターンは専用ペーパー上にカーボンを含むインキにより印刷されているが、プリンタ及びカーボンを含むインクを使用してドットパターンを通常の紙上にプリントすることも可能である。さらに、専用ペーパー上の図案も印刷ではなく、プリンタにより形成することも可能である。ドットパターンをプリンタにより紙上に形成する場合には、1枚1枚に異なるドットパターンを形成することが可能である。よって、形成されたドットパターンの違いにより、それらの用紙1枚1枚を識別し、区別することが可能となる。
なお、本明細書においては、「印刷」の語は、通常の印刷のみならず、プリンタによるプリントも含む概念とする。
次に、電子ペンにより取得したデータの送信処理について図2を参照して説明する。電子ペン10が取得したデータは、主として利用者が入力した事項のデータであるが、通常はそのデータの送信先であるサービスサーバがどこであるかの情報は含まれていない。その代わりに、その専用ペーパーに関するアプリケーションやサービスを特定する情報が専用ペーパー上のドットパターンに含まれており、利用者の入力作業中に専用ペーパーからその情報が取得されている。よって、電子ペン10から記入情報を受け取った端末装置25は、まず、問い合わせサーバ26に対して、その専用ペーパーに対して入力されたデータをどのサービスサーバ27へ送信すべきかの問い合わせを行う。問い合わせサーバ26は、専用ペーパー毎に、対応するサービスサーバの情報を有しており、端末装置25からの問い合わせに応じて、当該専用ペーパーに関するサービスなどを行うサービスサーバ27の情報(URLなど)を端末装置25へ回答する。それから、端末装置25は、電子ペンから取得した記入情報をそのサービスサーバ27へ送信することになる。
なお、上記の例では端末装置25、問い合わせサーバ26及びサービスサーバ27が別個に構成されているが、これらの幾つか又は全てを1つの装置として構成することも可能である。本実施形態において後述するサーバは、問い合わせサーバ26及びサービスサーバ27を兼ねていることとしている。
[メッセージ表示システム]
次に、本発明のメッセージ表示システムについて、図7及び図8を参照して説明する。図7は、従来のメッセージ表示システムであり、図8は、本発明のメッセージ表示システム100である。
従来から、大型ビジョンへ手書きメッセージを表示するメッセージ表示システムが知られている。具体的には、メッセージ表示システムにより、スポーツ施設を所有するプロスポーツ団体がファンからの手書きの応援メッセージを受け付け、競技場内に設置された大型ビジョンに表示することが行われている。
従来のメッセージ表示システムにおいてファンである利用者は、通常の電子ペンで通常の紙媒体であるメッセージ用紙に手書きの応援メッセージを記入する。図7に示すように、応援メッセージが記入されたメッセージ用紙はオフラインで回収され、データ送出拠点において、書画カメラで撮影されたり、イメージスキャナでイメージ取り込みされたりする。これにより、データ送出拠点に設置されたコンテンツ管理端末は、メッセージ用紙に記入された応援メッセージの画像データをデジタルデータとして取得することができる。コンテンツ管理端末は、取得した画像データに基づいて各応援メッセージを確認して登録すると共に、当該画像データを大型ビジョンで表示可能な表示用画像データに編集する。
コンテンツ管理端末は、表示用画像データを、ネットワーク2を介して表示拠点に設置されたコンテンツ再生端末に送信する。コンテンツ再生端末は、大型ビジョン制御ユニットを有しており、取得した表示用画像データに基づいて、利用者による手書きの応援メッセージを大型ビジョンに自動的に表示・放映する。表示用画像データに基づいて応援メッセージを表示するために使用される信号としては、例えばアナログRGB信号等が挙げられる。
なお、データ送出拠点とは、例えば球団事務局等であり、表示拠点とは、例えば競技場等である。
このような従来のメッセージ表示システムでは、応援メッセージが記入されたメッセージ用紙を、データ送出拠点まで物理的にオフラインで移送する必要がある。また、データ送出拠点は、書画カメラによる撮影やイメージスキャナによる取込ができる設備を設置する必要がある。しかし、そのような設備を設置できる拠点は限定されるため、従来のメッセージ表示システムでは、多数の応援メッセージをリアルタイムで受け付け、タイムリーに大型ビジョンへ表示させることは難しい。
これに対し、本発明のメッセージ表示システム100は、電子ペン10を利用して、大型ビジョンへの手書きメッセージの表示を容易且つタイムリーに実現することができる。
図8に示すように、メッセージ表示システム100は、各記入拠点に設置された端末装置25と、データ送出拠点に設置されたサーバ5と、表示拠点に設置されたコンテンツ再生装置52とがネットワーク2を通じて接続されることにより構成される。ここで、ネットワーク2の1つの好適な例はインターネットである。
記入拠点は、例えばファンが多数集まる球団グッズショップ等である。記入拠点は、全国各地に複数存在し、各記入拠点には専用メッセージ用紙3、電子ペン10及び端末装置25が設置されている。具体的には、図示のように、記入拠点Aには、専用メッセージ用紙3、電子ペン10a及び端末装置25aが設置されている。また、記入拠点Bには、専用メッセージ用紙3、電子ペン10b及び端末装置25bが設置されている。ここで、専用メッセージ用紙3とは、ファンである利用者により電子ペン10を使用して応援メッセージが記入される用紙であって、ドットパターンが印刷された上述の専用ペーパーである。端末装置25は、利用者が使用するパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と呼ぶ。)や携帯電話といったネットワークを介してデータの授受が可能な端末装置である。電子ペン10により専用メッセージ用紙3に記入された記入内容は、記入情報として端末装置25を介し、データ送出拠点に設置されたサーバ5へ送信される。
データ送出拠点は、例えば球団事務局等である。サーバ5は、電子ペン10により専用メッセージ用紙3に記入された内容に対応する記入情報を取得し、当該記入情報に基づいて、表示拠点に設置された大型ビジョン56に表示するために必要なメッセージ情報を作成する。作成したメッセージ情報は、サーバ5に接続された登録データベース(以下、「DB」と呼ぶ。)6に記憶されると共に、ネットワーク2を介して表示拠点に設置されたコンテンツ再生装置52に送信される。
表示拠点は、例えば競技場等である。コンテンツ再生装置52は大型ビジョン制御ユニットを有しており、サーバ5から取得したメッセージ情報に基づいて、大型ビジョン56に利用者が専用メッセージ用紙3に記入した手書きの応援メッセージを表示・放映する。メッセージ情報に含まれる表示用画像データに基づいて応援メッセージを表示するために使用される信号としては、例えばアナログRGB信号等が挙げられる。なお、大型ビジョン56は、スクリーン等の一般的な大型ビジョンであってそのシステム構成は周知であるため、便宜上説明は省略する。
ここで、図8に示すメッセージ表示システム100において、利用者による手書きの応援メッセージが大型ビジョン56に表示される概要について説明する。図9は、本システムで使用する専用メッセージ用紙3の例である。
まず、利用者は、記入拠点において電子ペン10により、図9(a)に示すような専用メッセージ用紙3に応援メッセージを記入する。図示のように、専用メッセージ用紙3は、選手指定エリア60と、メッセージ記入エリア62と、上述の送信ボックス39とを有している。選手指定エリアは、利用者が応援する選手を指定するエリアであり、各選手にそれぞれ対応付けられた複数の選手項目から構成されている。利用者は、電子ペン10を使用して、図9(b)に示すように、応援する選手名が記載された選手項目にチェックマークを記入した後、メッセージ記入エリア62に応援メッセージを記入する。記入が完了すると、利用者が送信ボックス39にチェックマークを記入したタイミングで、電子ペン10は、記入内容に対応するデジタルデータである記入情報を、端末装置25を介してサーバ5へ送信する。
サーバ5は、端末装置25を介して、電子ペン10から記入情報を取得する。そして、サーバ5は、記入情報に含まれるストロークの画像データ等に基づいて、大型ビジョン56で放映・表示可能な表示用画像データを作成する。ここで、表示用画像データは、静止画及び動画のいずれでもよく、データ形式は、JPG、BMP、GIF、PNG等任意の形式を適用することができる。なお、表示用画像データは、SVG等のベクターデータであってもよい。また、サーバ5は、記入情報に含まれるペンIDに基づいて、後述する記入拠点テーブルを参照することにより、記入拠点を特定する。さらに、サーバ5は、記入情報に含まれる座標データに基づいて、後述する選手テーブルを参照することにより、利用者が応援する選手名及びその選手のメールアドレスを特定する。そして、サーバ5は、表示用画像データと、記入拠点と、選手名とを有するメッセージ情報を作成し、ネットワーク2を介して表示拠点に設置されたコンテンツ再生端末52へ送信する。
また、サーバ5は、記入拠点と、選手名と、表示用画像データと、記入情報とを対応付け、登録情報として登録DB6に記憶する。そして、サーバ5は、登録情報に基づいて、記入拠点毎に応援メッセージ件数の算出や内容の分析を行う。これにより、記入拠点別の応援内容コンテストといった企画立てにも有効活用することができる。さらに、サーバ5は、登録情報に基づいて、選手毎に応援メッセージ件数の算出を行う。これにより、試合当日の人気投票といった企画における自動集計への活用が可能となる。また、サーバ5は、メール配信サーバと連携することで、メッセージ情報を特定した選手のメールアドレスに自動送信することもできる。これによれば、選手は、手書きの応援メッセージをメールにてリアルタイムに確認することができる。よって、選手とファンとのコミュニケーション向上やファンサービスの向上に高い効果を発揮することができる。
コンテンツ再生装置52は、サーバ5からメッセージ情報を取得する。コンテンツ再生装置52は、取得したメッセージ情報に含まれる表示用画像データに基づいて、大型ビジョン56に応援メッセージを表示・放映する。このとき、大型ビジョン56に、メッセージ情報に含まれる記入拠点や選手名を併せて表示することとしてもよい。表示用画像データに基づいて表示される応援メッセージは、電子ペン10の機能により、各ストロークを任意の色及び太さにすることが可能である。よって、大型ビジョン56に表示される応援メッセージはカラーペンで記入する場合と遜色のない、多彩なメッセージであるため、利用者は自由にメッセージを記入することが可能となる。
[サーバ]
次に、本実施形態におけるサーバ5について詳しく説明する。図10は、本実施形態のメッセージ表示システム100における、特にサーバ5の内部構成を示す。図示のように、サーバ5は、メッセージ表示プログラム101、記入情報取得機能102、表示用画像データ作成機能103、ペンID特定機能104、記入拠点テーブル105、記入拠点特定機能106、選手テーブル107、選手特定機能108、メッセージ情報作成機能109、メッセージ情報送信機能110、登録情報記憶機能111、登録情報分析機能112及びメール送信機能113を有する。なお、各機能は、サーバ5が有するCPUが予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
メッセージ表示プログラム101は、電子ペン10により専用メッセージ用紙3に記入された応援メッセージに対応する記入情報に基づいて、大型ビジョン56に表示するためのメッセージ情報を作成するプログラムである。また、メッセージ表示プログラム101は、メッセージ情報を含む登録情報を作成し、当該登録情報を分析するプログラムである。
記入情報取得機能102は、電子ペン10から、専用メッセージ用紙3に記入された内容に対応する記入情報を取得する機能である。
表示用画像データ作成機能103は、記入情報取得機能102が取得した記入情報に含まれるストロークの画像データ等に基づいて、専用メッセージ用紙3に記入された手書きの応援メッセージを大型ビジョン56に表示するための表示用画像データを作成する機能である。
ペンID特定機能104は、記入情報取得機能102が取得した記入情報に基づいて、利用者が使用した電子ペン10を識別するペンIDを特定する機能である。
記入拠点特定機能106は、ペンID特定機能104が特定したペンIDに基づいて、記入拠点テーブル105を参照することにより、対応する記入拠点を特定する機能である。ここで、図11を参照し、記入拠点テーブル105について説明する。図11は、記入拠点テーブル105のデータ構成を模式的に示す図である。図示のように、記入拠点テーブル105は、ペンID及び記入拠点から構成されている。ペンIDは、電子ペン10を識別する情報である。記入拠点は、対応する電子ペン10が設置された記入拠点である。記入拠点特定機能106は、ペンIDに基づいて、このような記入拠点テーブル105を参照することで、容易に利用者が使用する電子ペン10が設置された記入拠点を特定することができる。
選手特定機能108は、記入情報取得機能102が取得した記入情報に含まれる座標データに基づいて、選手テーブル107を参照することにより、対応する選手名及びその選手のメールアドレスを特定する機能である。ここで、図12を参照し、選手テーブル107について説明する。図12は、選手テーブル107のデータ構成を模式的に示す図である。図示のように、選手テーブルは、項目ID、選手名、メールアドレス及び座標データから構成されている。項目IDは、専用メッセージ用紙3に設けられた選手項目を識別する情報である。選手名は、各選手項目に記載された選手名である。メールアドレスは、各選手項目に対応する選手のメールアドレスである。座標データは、専用メッセージ用紙3に印刷されたドットパターン上における各選手項目の配置を示す位置座標である。本実施形態では、各選手項目の左上頂点座標及び右下頂点座標により、四角形である各選手項目のドットパターン上の配置を示している。選手特定機能108は、記入情報に含まれる座標データに基づいて、このような選手テーブル107を参照することで、容易に利用者が指定した選手名及びその選手のメールアドレスを特定することができる。
メッセージ情報作成機能109は、表示用画像データ作成手段103が作成した表示用画像データと、記入拠点特定機能106が特定した記入拠点と、選手特定機能108が特定した選手名とを有するメッセージ情報を作成する機能である。
メッセージ情報送信機能110は、メッセージ情報作成機能109が作成したメッセージ情報をコンテンツ再生端末52へ送信する機能である。
登録情報記憶機能111は、記入拠点特定機能106が特定した記入拠点と、選手特定機能108が特定した選手名と、表示用画像データ作成機能103が作成した表示用画像データと、記入情報取得機能102が取得した記入情報とを対応付け、登録情報として登録DB6に記憶する機能である。ここで、図13を参照して、登録DB6について詳しく説明する。図13は、登録DB6のデータ構成を模式的に示す図である。図示のように、登録DB6は、登録ID、記入拠点、選手名、表示用画像データ及び記入情報から構成されている。登録IDは、登録情報を識別する情報である。記入拠点は、利用者が電子ペン10により専用メッセージ用紙3に手書きの応援メッセージを記入した場所である。選手名は、利用者が電子ペン10により専用メッセージ用紙3上で指定した選手の名前である。表示用画像データは、利用者による手書きの応援メッセージを大型ビジョン56で表示するための画像データである。記入情報は、利用者が電子ペン10により専用メッセージ用紙3に記入した内容に対応するデジタルデータである。登録情報記憶機能111は、このような登録情報を登録DB6に記憶し、管理している。
登録情報分析機能112は、登録情報記憶機能111により登録DB6に記憶された登録情報に基づいて、拠点毎や選手毎の応援メッセージ件数の算出といった分析作業を行う機能である。
メール送信機能113は、メール配信サーバと連携することにより、メッセージ情報作成機能109が作成したメッセージ情報を添付したメールを、選手特定機能108が特定した選手のメールアドレスに送信する機能である。
[メッセージ表示処理]
次に、本実施形態のメッセージ表示システム100により実行されるメッセージ表示処理について説明する。図14は、メッセージ表示処理のフローチャートである。
利用者は、記入拠点に設置された電子ペン10により、専用メッセージ用紙3に選手への応援メッセージを記入する。具体的に、利用者は、電子ペン10を使用して選手項目にチェックマークを記入することで応援する選手を指定した後、手書きの応援メッセージを記入する。記入が完了し、利用者が送信ボックス39にチェックマークを記入すると、電子ペン10は、端末装置25を介して記入情報をサーバ5へ送信する。
サーバ5は、電子ペン10から記入情報を取得する(ステップS1)。記入情報に基づいて、サーバ5は、手書きの応援メッセージを大型ビジョン56で表示するための表示用画像データを作成する(ステップS2)。また、サーバ5は、記入情報に基づいて、利用者が使用した電子ペン10のペンIDを特定する(ステップS3)。さらに、サーバ5は、特定したペンIDに基づいて、記入拠点テーブル105を参照することにより、利用者が応援メッセージを記入した記入拠点を特定する(ステップS4)。また、サーバ5は、記入情報に含まれる座標データに基づいて、選手テーブル107を参照することにより、利用者が専用メッセージ用紙3上で指定した選手名及びその選手のメールアドレスを特定する(ステップS5)。そして、サーバ5は、作成した表示用画像データと、特定した記入拠点及び選手名とを有するメッセージ情報を作成する(ステップS6)。サーバ5は、作成したメッセージ情報をコンテンツ再生端末52へ送信する(ステップS7)。
コンテンツ再生端末52は、サーバ5から取得したメッセージ情報に含まれる表示用画像データに基づいて、大型ビジョン56に利用者による手書きの応援メッセージを表示する。このとき、コンテンツ再生端末52は、当該メッセージ情報に含まれる記入拠点及び選手名を併せて大型ビジョン56に表示することとしてもよい。
一方、サーバ5は、登録IDをキーとして、記入拠点、選手名、表示用画像データ及び記入情報を対応付けた登録情報を登録DB6に記憶する(ステップS8)。そして、サーバ5は、記入拠点毎や選手毎の応援メッセージ件数の算出等、登録情報に基づいて所定の分析を行う(ステップS9)。また、サーバ5は、選手に手書きの応援メッセージをメール送信するか否かを判定し(ステップS10)、送信すると判定した場合(ステップS10;Yes)、メッセージ情報を特定した選手のメールアドレスへ送信する(ステップS11)。選手に手書きの応援メッセージをメール送信するか否かは予め設定してあることとしてもよいし、運営者がその都度設定することとしてもよい。これにより、メッセージ表示処理は完了する。
なお、本実施形態において登録DB6は、図13に示すようなデータ構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、分析方法等に応じて任意のデータ構成とすることができる。
また、本実施形態においてメール送信機能113は、メッセージ情報をメールに添付して送信することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示用画像データをメールに添付して送信することとしてもよい。
また、本実施形態では、図9に示すような専用メッセージ用紙3を使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、上述の専用ペーパーであれば、どのようなデザインの用紙を使用するかは任意に設定することができる。
また、本実施形態では記載していないが、サーバ5は、記入情報に含まれる時間情報等に基づいて、応援メッセージを構成する各ストロークの記入順序を特定し、メッセージ情報に含めることとしてもよい。これによれば、メッセージ情報に基づいて、表示用画像データをGIFアニメーションやSVG形式で出力することにより、コンテンツ再生端末52は、手書きの応援メッセージを記入した筆順を再生することが可能となる。よって、大型ビジョン56が設置された競技場等にいる観衆にインパクトを与えるメッセージの表示が可能となる。
また、本実施形態では、図10に示すような各種機能をサーバ5が全て有することとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、一部又は全部の機能をコンテンツ管理端末が有することとしてもよい。コンテンツ管理端末とは、データ送出拠点に設置され、サーバ5と接続された端末装置である。さらに、本実施形態では、図10に示すように、サーバ5とコンテンツ再生端末52が別々であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、サーバ5及びコンテンツ再生端末52双方の機能を有する1つのサーバが表示拠点に設置されていることとしてもよい。
このように本発明によれば、従来と異なり、記入拠点には電子ペン10及び端末装置25を設置するだけでよいため、リアルタイムに複数の拠点から、多数の専用メッセージ用紙3に記入された手書きの応援メッセージを受け付けることが可能となる。また、サーバ5は、電子ペン10により、手書きの応援メッセージをデジタルデータの形で取得することができるため、取込作業の負荷を大幅に軽減することができる。さらに、表示用画像データは、電子ペン10の機能により、ストロークの色付けや筆跡再生を自由に行うことができるため、多彩なメッセージを大型ビジョン56において表示することが可能となる。
なお、本実施形態では、競技場を所有するプロスポーツ団体がファンからの応援メッセージを受け付け、大型ビジョンに表示する場合について説明している。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、大型ビジョンに手書きのメッセージを表示するものであれば、様々な場合に適用することができる。例えば、電子ペン10を使用したメッセージ表示を何らかの購買/サービス利用行為の特典とした場合、対象となる品目やサービスの売上向上も期待することができる。
スポーツ以外の分野においては、具体的に、繁華街を中心にチェーン展開している大型書店、CDショップ、ファッションビルといった商業施設においても、広告、ニュース等の情報発信を目的とした大型ビジョンが設置される傾向にある。このような大型流通業界に置いては、現在店頭にて売れ筋の品目や店員がこだわりを持って薦める品目を手の込んだ内容の手書きのPOPにて店内に掲示している。この分野において、本発明を適用した場合は、従来各店舗内での掲示に限定されていたPOPの内容を、店舗外の大型ビジョンに表示することができるため、より販促効果が向上する。また、チェーン店間がネットワーク化されていれば、影響力のある店舗で作成した手書きPOPの情報を他の店舗でも共有して取り扱うことで、売れ筋アイテムの告知をチェーン店全体で共有することも可能となる。
本発明によれば、電子ペンにより大型ビジョンへの手書きメッセージの表示を容易に行うことが可能となるため、大型ビジョンが設置されているスタジアム等のスポーツ・競技施設やショッピングビル等の大型商業施設において利用することができる。
電子ペンの使用形態を模式的に示す図である。 電子ペンの構造を示す機能ブロック図である。 専用ペーパーに印刷されたドットパターンによる情報の表現方法を説明する図である。 ドットパターン及びそれに対応する情報の例である。 専用ペーパーにより構成される帳票の構造を示す。 電子ペン用帳票の例を示す。 従来のメッセージ表示システムの概略構成を示す。 本実施形態のメッセージ表示システムの概略構成を示す。 専用メッセージ用紙の例である。 メッセージ表示システムに含まれるサーバの機能ブロック図である。 記入拠点テーブルのデータ構成を模式的に示す図である。 選手テーブルのデータ構成を模式的に示す図である。 登録DBのデータ構成を模式的に示す図である。 メッセージ表示処理のフローチャートである。
符号の説明
2…ネットワーク
3…専用メッセージ用紙
5…サーバ
10…電子ペン
11…プロセッサ
12…メモリ
13…データ通信ユニット
14…バッテリー
25…端末装置
26…問い合わせサーバ
27…サービスサーバ
100…メッセージ処理システム

Claims (6)

  1. 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を大型表示装置に表示するための処理を行う処理装置において、
    前記処理装置は、
    前記電子ペンにより前記電子ペン用帳票に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段と、
    前記記入情報に基づいて、前記大型表示装置に表示可能な表示用画像データを作成する表示用画像データ作成手段と、
    前記記入情報に基づいて、前記電子ペン用帳票に記入されたストロークの順序を特定する記入順序特定手段と、
    前記表示用画像データ及び前記記入順序を有するメッセージ情報を作成するメッセージ情報作成手段と、を備えることを特徴とする処理装置。
  2. 前記処理装置は、
    前記電子ペンを識別するペン識別情報と、前記電子ペンが設置された記入拠点とを対応付けた記入拠点情報を記憶する記入拠点情報記憶手段と、
    前記記入情報に基づいて前記ペン識別情報を特定するペン識別情報特定手段と、
    前記ペン識別情報特定手段が特定したペン識別情報に基づいて、前記記入拠点情報を参照することにより、前記記入拠点を特定する記入拠点特定手段と、
    前記記入情報と、前記記入拠点とを対応付けた登録情報を記憶する登録情報記憶手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記電子ペン用帳票は、複数の項目を有しており、
    前記処理装置は、
    前記項目と、前記ドットパターン上における前記項目の位置座標である座標データとを対応付けた項目情報を記憶する項目情報記憶手段と、
    前記記入情報に含まれる座標データに基づいて、前記項目情報を参照することにより、前記項目を特定する項目特定手段と、をさらに備え、
    前記登録情報記憶手段は、前記記入情報と、前記記入拠点と、前記項目とを対応付けた登録情報を記憶することを特徴とする請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記項目情報記憶手段は、前記項目と、前記座標データと、メールアドレスとを対応付けた項目情報を記憶するものであって、
    前記処理装置は、ネットワークに接続されており、
    前記記入情報に含まれる座標データに基づいて、前記項目情報を参照することにより、前記メールアドレスを特定するメールアドレス特定手段と、
    前記メッセージ情報作成手段が作成したメッセージ情報をメールに添付し、前記メールアドレス特定手段が特定したメールアドレスに送信する送信手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の処理装置。
  5. 前記処理装置は、大型表示装置に接続されており、
    前記メッセージ情報作成手段が作成したメッセージ情報に基づき、前記記入順序に応じて、前記表示用画像データを前記大型表示装置に表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の処理装置。
  6. 電子ペンにより認識可能なドットパターンが印刷された電子ペン用帳票に記入された情報を大型表示装置に表示するための処理を行うコンピュータにより実行されるプログラムにおいて、
    前記プログラムは、
    前記電子ペンにより前記電子ペン用帳票に記入された記入情報を取得する記入情報取得手段、
    前記記入情報に基づいて、前記大型表示装置に表示可能な表示用画像データを作成する表示用画像データ作成手段、
    前記記入情報に基づいて、前記電子ペン用帳票に記入されたストロークの順序を特定する記入順序特定手段、
    前記表示用画像データ及び前記記入順序を有するメッセージ情報を作成するメッセージ情報作成手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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