JPH07141091A - 手書き入力装置 - Google Patents

手書き入力装置

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JPH07141091A
JPH07141091A JP28895393A JP28895393A JPH07141091A JP H07141091 A JPH07141091 A JP H07141091A JP 28895393 A JP28895393 A JP 28895393A JP 28895393 A JP28895393 A JP 28895393A JP H07141091 A JPH07141091 A JP H07141091A
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JP
Japan
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window
input
data
display
memory
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Pending
Application number
JP28895393A
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English (en)
Inventor
Hideo Suzuki
秀夫 鈴木
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画面上でのウインドウの設定とその解除、及び
ウインドウによるデータ入力と更新を簡単な操作で高速
に行えるようにする。 【構成】入力・表示装置3の画面上でウインドウを設定
すべき範囲33を囲み枠で手書き入力すると(図3
(a))、ウインドウ枠が表示される(同図(b))。ウインド
ウ枠内に「P:2」をアンダーラインと共に入力すると
(同図(c))、ページファイル22から2ページ目のイメ
ージデータが読み出されて表示される(同図(d))。ま
た、「MEMO」をアンダーラインと共に入力すると
(同図(e))、メモ登録メモリ21からメモデータが読み
出されて表示される(同図(f))。データ修正後、ウイン
ドウ枠の枠線上の任意の個所にチェック印等のマーク3
9を入力すると、ウインドウ枠内に表示されているペー
ジデータ(又はメモデータ)が、ページファイル22当
該領域(又はメモ登録メモリ21)へ格納され、ウイン
ドウ枠及びその枠内の表示データが消去され、表示はウ
インドウ設定前の画面に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手書き入力によりデー
タ入力を行う手書き入力装置に係わり、特に現在、表示
中の画面の一部にウインドウを開き、該ウインドウを介
してイメージデータの入力操作を行う手書き入力装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、コンピュータにおいてユーザ・イ
ンタフェースの重要性が認識されつつある。これに伴
い、操作性に優れたGUI(Graphical User Interfac
e;グラフィカル・ユーザ・インタフェース)がユーザ
・インタフェースの主流になりつつある。
【0003】このインタフェースにおいては、アイコン
(絵記号)をマウスやキーボード等を操作して選択する
ことにより、メニューからコマンド選択、ファイル操
作、プログラムの起動など文字入力以外の全ての操作を
実行できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
GUIはマウス操作を基本にしているため操作性の面で
問題があった。すなわち、マウス操作によるアイコン選
択のためのマウス・カーソルの移動はなかなかスムーズ
に行えるものではなく、慣れたとしても結構時間がかか
るものであった。また、マウス操作のためのスペースも
必要であった。このようなポインティング・デバイスと
してのマウスの欠点を克服するものとして、最近、ペン
入力が注目されている。
【0005】ペン入力は、ユーザが日頃から慣れ親しん
でいるノートや手帳に記入するのと同様な感覚で文字や
図形等を直接表示面に入力できる。また、アイコンの選
択も直接ペンにより指し示せばよいので非常に簡単・高
速であり、GUI用のポインティング・デバイスとして
も最適である。
【0006】したがって、従来、キー操作やマウス操作
により行っていた画面上におけるウインドウを用いたデ
ータ表示やこのウインドウ内でのデータの更新その他の
操作を、ペン操作により手書き入力で行えるようになれ
ば、データの取り扱いが容易になり操作性も向上するも
のと考えられる。また、その作業も従来とは異なり違和
感のない自然な感覚で行えるようになるものと考えられ
る。
【0007】本発明の課題は、ペン入力を基本操作とす
る手書き入力装置において、所望する大きさのウインド
ウ枠を例えば任意のページ上の所望する位置に設定し、
そのウインドウ内にデータを表示させることができるよ
うにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の各手段を
備える。表示手段は、ビットマップ形式でイメージデー
タを表示する装置であり、例えば、液晶ディスプレイ装
置等から成る。
【0009】座標検出手段は、上記表示手段の表示画面
上でのペン操作位置の座標を検出する。同手段は、例え
ば、感圧方式、静電容量方式、電磁誘導方式等のタブレ
ット(ディジタイザ)から成る。
【0010】囲み枠認識手段は、座標検出手段により検
出されたペン操作位置の座標データを基に囲み枠イメー
ジの入力を認識する、ウインドウ設定手段は、囲み枠認
識手段により認識された囲み枠イメージの記入位置の座
標データを基に、上記表示手段に表示されている画面上
でのウインドウ領域を設定・表示する。
【0011】表示制御手段は、ウインドウ設定手段によ
り設定されたウインドウ領域内にデータを表示する。上
記の囲み枠認識手段、ウインドウ設定手段、及び表示制
御手段は、例えばCPU(中央演算処理装置)、メモ
リ、イメージデータ処理専用のサブシステム等から構成
される。
【0012】
【作用】本発明においては、表示手段に表示されている
画面上でユーザがペン操作により任意の囲み枠イメージ
を手書き入力すると、この記入位置の画面上での座標を
座標検出手段が検出する。ウインドウ認識手段は、座標
検出手段からこの検出された手書き入力の座標データを
受け取り、この座標データを基に、囲み枠イメージが手
書き入力されたことを認識する。続いて、ウインドウ設
定手段は、この認識された囲み枠イメージの記入位置の
座標データを基に、この囲み枠イメージの記入位置に従
って表示手段の表示画面上でのウインドウ領域を設定・
表示する。
【0013】これにより、手書き入力された囲み枠の入
力位置及び大きさに従って表示画面上にウインドウ領域
が設定され、該ウインドウの枠が表示される。そして、
このウインドウ枠内にデータが表示される。
【0014】これにより、ユーザは手書操作のみで、ウ
インドウ枠を設定して、このウインドウ枠内にデータを
表示させることができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の実施例の外観図である。
【0016】同図に示す装置は、ペン1による手書き入
力を基本操作としており、手書き文字認識機能を備えて
いる。この装置全体はパッド型の外形をしており、上方
にペン1を収納するためのペン収納溝2が設けられてい
る。また、該ペン収納溝2を除く上面のほぼ全体にはペ
ン入力用の入力・表示装置3が組み込まれている。この
入力・表示装置3は、例えば、液晶ディスプレイ等のよ
うなビットマップ・ディスプレイから成る表示部3aと
これに重ねて配置されたタブレットから成る座標入力部
3bとで構成されている。
【0017】次に、上記外観を有する実施例のシステム
構成を図2に示す。同図において、CPU11はマイク
ロプロセッサ等から成る中央演算処理装置であり、プロ
グラムメモリ12に格納されているプログラムを実行し
て、システム内の各コンポーネントの制御を行う。
【0018】座標入力部3bは、例えば感圧式、電磁誘
導方式等のタブレットから成り、ペン1の入力を検出す
るとこの入力座標位置(手書き入力の書き込み軌跡の座
標データ)を不図示のインタフェースを介してCPU1
1に出力する。CPU11は、この座標データからペン
入力による手書きイメージデータを生成しイメージメモ
リI13に書き込む。
【0019】イメージ認識部16は、CPU11からの
指示を受けて手書き入力データを図形認識する。すなわ
ち、CPU11から逐次送られてくる手書き入力の座標
データに基づいて、手書き入力された図形がある一定以
上の広さを持った領域を指定している囲み枠イメージ
(以下、ウインドウ枠ともいう)であるか否かを調べて
ウインドウ枠の手書き入力を認識する。そして、上記囲
み枠イメージを認識すると、この認識結果を該囲み枠イ
メージの各頂点の座標データと共にCPU11へ返答す
る。
【0020】CPU11は、その認識結果を受けて、ウ
インドウ枠が入力されていたならば、このウインドウ枠
の手書き入力座標データから、このウインドウ枠によっ
て囲まれた表示画面上の領域をウインドウ領域として設
定する。そして、このウインドウ枠のイメージデータを
表示制御部23を介して表示部3aに表示させる。
【0021】コマンド認識部17は、CPU11からの
指示を受けて手書き入力データを文字認識する。この文
字認識は、2段階に分けて行う。すなわち、まず、手書
き入力データがアンダーラインを含むか否か判断する。
そして、アンダーラインがあった場合のみ、該アンダー
ラインを除く手書き入力データの文字認識を行う。そし
て、この文字認識により得られた文字列(又は記号)を
予約コマンドメモリ17aに格納されているコマンドの
文字列(又は記号)と照合してコマンドの手書き入力を
認識する。そして、この認識結果をCPU11へ返答す
る。
【0022】CPU11は、この認識結果により、入力
されたコマンドがイメージデータの読み出しを指示する
コマンドであることを知ると、このコマンドの入力の前
に上記ウインドウ枠が手書き入力されていた場合には、
このコマンドにより指定されるイメージデータをメモ登
録メモリ21又はページファイル22から読み出して上
記ウインドウ枠により囲まれたウインドウ領域内(以
下、ウインドウ枠内ともいう)に表示させる。
【0023】予約コマンドメモリ17aは、本装置で使
用可能な全てのコマンドをテキストデータ又は記号デー
タ(文字コード列、又は記号コード列)の形式で格納し
ている。
【0024】ページフラグ・ページ番号メモリ18は、
ページデータの読み出しを指示する後述するページコマ
ンド35が手書き入力された場合には“1”に設定され
るページラグと、さらに上記ページコマンド35により
指定されたページ番号を記憶する領域を有する。
【0025】イメージメモリI13は、入力・表示装置
3の画面上にペン入力された最新の手書き入力イメージ
データをビットマップ形式で格納するメモリである。ま
た、イメージメモリII14は、ウインドウが開いていな
い現在表示中のページの確定・入力されたイメージデー
タをビットマップ形式で格納するメモリである。
【0026】ウインドウメモリ15は、現在、表示部3
aに表示されているウインドウ領域内に表示されるイメ
ージデータや該ウインドウ領域内に手書き入力されたイ
メージデータ等をビットマップ形式で格納するメモリで
ある。
【0027】表示メモリ19は、表示部3aに表示され
る画面のイメージデータをビットマップ形式で格納する
フレームメモリである。表示制御部23は、CPU11
からの表示命令に応じて、表示部3aに表示されるべき
イメージデータを表示メモリ19に書き込む。そして、
上記表示メモリ19からイメージデータを読み出してこ
れをシリアルのビデオ信号に変換して表示部3aに出力
すると共に表示部3aに水平/垂直同期信号を供給し、
これにより表示部3aに表示メモリ19に格納されてい
るイメージデータの画像を表示させる。
【0028】囲み枠座標領域メモリ20は、表示画面上
に設定されたウインドウ領域の各頂点の位置を示す座標
データを格納する。CPU11は、座標入力部3bを介
してウインドウメモリ15内に入力されるイメージデー
タを、該ウインドウメモリ15内のページデータまたは
メモデータに対し反映される。これにより、ウインドウ
メモリ15内のページデータまたはメモデータの追加、
修正等の処理がなされる。CPU11は、また、この処
理により得られる新たなウインドウ内のイメージデータ
を、囲み枠座標領域メモリ20に格納されている囲み枠
領域座標データを参照して、表示制御部23を介し表示
メモリ19内のウインドウの表示位置に対応する当該領
域に書き込む。
【0029】メモ登録メモリ21は、入力・表示装置3
上でペン入力によって作成されるメモ文書のイメージデ
ータを格納する。CPU11は入力・表示装置3の表示
画面のウインドウ内で上記メモ文書のイメージデータの
更新が終了すると、この更新されたメモ文書のイメージ
データをメモ登録メモリ21に書き戻す。
【0030】ページファイル22は、ペン入力によって
作成される1ページの文書を複数ページ分格納する。C
PU11は入力・表示装置3の表示画面のウインドウ内
で任意のページのイメージデータの更新等が終了する毎
に、この更新されたページのイメージデータをページフ
ァイル22の該当ページに書き戻す。
【0031】次に、上記構成の実施例におけるウインド
ウ領域の設定や、その設定したウインドウにページやメ
モのイメージデータを呼び出して表示される場合の手書
き入力の操作方法を、図3及び図4に示す模式図を参照
しながら説明する。尚、図3及び図4において矩形枠3
は、入力・表示装置3の表示画面を示している。
【0032】図3(a) において、表示画面の左上方の左
巻きの螺旋状イメージ31、その下方のZ字状イメージ
32は、それぞれ、既に入力済みの文字、数字、または
記号等のイメージデータを示している。
【0033】このように、イメージデータをペン1によ
り手書き入力した後、左上方の螺旋状イメージ31の表
示を残した状態でウインドウを開く必要が生じたとす
る。この場合、同図(a) に示すように、先ず、残したい
螺旋状イメージ31以外の部分に任意の大きさ(この例
ではZ字状イメージ32が殆ど全部隠れてしまう大き
さ)の例えば同図の破線33で示す囲み枠を一筆書きし
てウインドウ指定する。この囲み枠33は閉じても開い
ていてもどちらでもよい。
【0034】装置側では、この書き込まれた囲み枠(破
線33で示す手書き入力の軌跡)が、その囲み内部のウ
インドウ設定を指示する図形イメージであると認識する
と、この囲み枠の内側領域をウインドウ領域として自動
設定し、このウインドウ領域境界部に同図(b) に示すよ
うにウインドウ枠34を表示する。
【0035】ユーザは、次に、例えば同図(c) に示すよ
うに、上記のウインドウ枠34内に、ページデータの読
み出しを指示する命令「P:」、読み出すページ番号を
指示するパラメータとして「2」、及びこの「P:2」
の記入がコマンドであることを表すアンダーラインとか
らなるページコマンド35を記入する。このことによ
り、同図(d) に示すように上記ウインドウ枠34内に右
巻き螺旋状イメージ36及び3個のバツ印イメージ37
から成るページ番号が「2」のページのイメージデータ
がページファイル22から読み出されて表示される。
【0036】また、ユーザが、例えば同図(e) に示すよ
うに、上記のウインドウ枠34内に、メモデータの読み
出しを指示する命令「MEMO」とアンダーラインとか
らなるメモコマンド38を記入する。このことにより、
同図(f) に示すように上記ウインドウ枠34内に長短3
本の横線及び三角印とから成るメモデータが、メモ登録
メモリ21から読み出されて表示される。
【0037】ユーザは、このように、入力・表示装置3
の表示画面上で任意のページのデータ入力作業中に、該
表示画面すなわち該任意のページ上の所望する位置にウ
インドウを設定し、同図(d) 又は(f) に示すように該ウ
インドウ内にページ又はメモのイメージデータを呼び出
して、そのデータ内容を確認できる。
【0038】そして、この後、ウインドウ枠の枠線上の
任意の個所に、例えば図4(a) に示すように、チェック
印等のマーク39を記入する。装置側では、この書き込
まれたマーク39の記入位置がウインドウ枠の線上にあ
ると認識すると、該ウインドウ枠内に表示されているペ
ージのイメージデータをページファイル22内の該ペー
ジの格納領域へ書き戻す。また、図3(f) のメモデータ
の場合であれば、該ウインドウ内のイメージデータをメ
モ登録メモリ21に格納する。この後、ウインドウ枠及
びウインドウ枠内の表示データを表示画面上から消去
し、ウインドウ設定前の画面に戻す。
【0039】これによって、例えば、入力・表示装置3
の表示画面上で現在任意のページのデータ編集作業中で
あっても、この作業を一時的に中断したままの状態で、
該ページの一部にウインドウを設定し、該ウインドウ内
に他のページまたはメモのイメージデータを呼び出し
て、該ウインドウ内でこれらのイメージデータを、追加
・更新する作業を行うことが容易にできる。
【0040】次に、このようなウインドウ枠の手書き入
力により、現在作業中のページ等のデータ入力操作等を
中断したままの状態で、他のページまたはメモのデータ
を該ウインドウ内に読み出してその内容を確認したり更
新する作業を実現する本実施例の動作を図5乃至図7の
フローチャートを参照しながら説明する。
【0041】図5に示すフローチャートにおいて、ユー
ザが入力・表示装置3上でペン1により手書き操作(手
書き入力)を行うと座標入力部3bが手書き入力座標位
置(ペン操作された位置の、座標入力部3b上に設定さ
れた正規化座標系での座標位置。本実施例では、表示部
3aと座標入力部3bに設定される正規化座標系は一致
する)を検出し、この座標データをCPU11に対し割
り込みにより通知する(ステップS1)。
【0042】CPU11は、この入力される手書き入力
座標データが時系列順に描く軌跡に等しいイメージデー
タを作成し、これをイメージメモリI13に書き込む
(ステップS2)。
【0043】そして、ユーザの手書き入力が終了し、座
標入力部3bからの割り込みが所定時間以上途絶える
と、CPU11は手書き入力が終了したものと判断し、
イメージメモリI13に書き込んだ今回新たに手書き入
力されたイメージデータとイメージメモリII14に格納
されている既に入力・表示されている手書き入力イメー
ジデータとを表示制御部23によりOR合成して表示メ
モリ19に書き込む。そして、表示制御部23は、表示
メモリ19からのこOR合成されたイメージデータを読
み出して表示部3aにこのイメージデータに対応する画
像を表示させる(ステップS3)。
【0044】以上の動作により、ユーザが入力・表示装
置3に,ペン1で手書き入力を行うと、ペン入力された
文字や図形等が入力・表示装置3に即時に表示される
(図3(a) 参照)。
【0045】次に、CPU11は、上記ペン入力により
イメージメモリI13に書き込まれた手書きデータが囲
み枠であるか否か調べる(ステップS4)。この処理で
は、CPU11は、イメージメモリI13に格納されて
いる手書き入力のイメージデータをイメージ認識部16
に転送して、該イメージ認識部16に上記手書き入力イ
メージデータがウインドウ領域を指定する囲み枠である
かを判断するよう指示する。イメージ認識部16は、こ
の手書き入力のイメージデータがある一定以上の広さを
持った領域を指定している囲み枠であるか否かを調べ、
この認識結果をCPU11へ通知する。
【0046】CPU11は、該認識結果により手書き入
力されたイメージデータがウインドウ領域を指定してい
る囲み枠でないと知ると(S4、No)、通常のイメー
ジデータの入力であると判断して、イメージメモリI1
3内の上記最新の入力イメージデータとイメージメモリ
II14内の既入力のイメージデータとを対応するビット
位置同士でOR合成し、この論理演算により得られた結
果をイメージメモリII14に格納する(ステップS
5)。
【0047】そして、CPU11はイメージメモリI1
3の内容をクリアした後(ステップS6)、イメージメ
モリII14内の内容を表示制御部23を介して入力・表
示装置3の表示部3aに表示して(ステップS7)、前
述のステップS1に戻る。
【0048】これにより、入力された通常の手書きイメ
ージデータは、そのまま通常のイメージデータとして入
力・表示される。一方、CPU11は、上記イメージ認
識部16からの通知によりウインドウ領域を指定する囲
み枠がペン入力されたと知ると(S4、Yes)、同じ
くイメージ認識部16から通知されたこの囲み枠の各頂
点の座標データを、囲み枠座標領域メモリ20に格納す
る(ステップS8)。これにより、ウインドウ領域を指
定する囲み枠の座標領域の大きさ・位置が記憶される。
【0049】次に、CPU11は、イメージメモリI1
3の内容をクリアした後(ステップS9)、表示制御部
23を介しイメージメモリII14内の内容を表示メモリ
19に書き込む。そして、さらに、表示制御部23を介
して、この表示メモリ19に書き込んだイメージデータ
に対応する画像を入力・表示装置3の表示部3aに、表
示させる(ステップS10)。
【0050】続いて、CPU11は上記囲み枠座標領域
メモリ20に記憶されている囲み枠の各頂点の座標デー
タを基に表示メモリ19内でのウインドウの座標領域を
求め、表示制御部23を介して該ウインドウ領域内に空
白データを上書きすると共に上記ウインドウ枠のイメー
ジデータを上書きする。そして、表示制御部23にこの
上書きによって生成されたメージデータを表示メモリ1
9から読み出させて表示部3aに、このイメージデータ
に対応する画像を表示させる(ステップS11)。
【0051】上記動作により、表示部3aに現在表示さ
れている任意のページ上の任意の位置に、囲み枠を手書
き入力すると、その囲み枠がウインドウ枠として表示さ
れ、そのウインドウ枠内が空白で表示される(図3(a),
(b) 参照)。
【0052】上記に続いて、CPU11は、座標入力部
3bへの次の手書き入力の待機状態となり、上記ウイン
ドウ枠(囲み枠)の入力後に続く手書き入力イメージデ
ータに対して、前述のステップS1、S2と同様の処理
をステップS12、S13で行う。
【0053】すなわち、この動作により、イメージメモ
リI13内に新たに入力された手書き入力イメージデー
タが格納される。次に、CPU11は、この新たな手書
き入力イメージデータがウインドウ枠内に入力されたか
否か調べる(ステップS14)。この判断は、上記ステ
ップS13でイメージメモリI13内に格納された上記
新たな手書きイメージデータの座標データと囲み枠座標
領域メモリ20に記憶された囲み枠(ウインドウ枠)の
各頂点の座標データとを比較することにより行う。
【0054】CPU11は、この判別で、手書き入力イ
メージデータがウインドウ枠内に入力されていると判別
すると(S14、Yes)、続いて、その手書き入力さ
れたイメージデータをコマンド認識部16に転送して、
該コマンド認識部16にその手書き入力イメージデータ
がページファイル22内のページデータのウインドウ内
への読み出しを指定するページコマンド35またはメモ
登録メモリ21内のメモデータのウインドウ内への読み
出しを指定するメモコマンド38であるか否かを判断す
るよう指示する(ステップS15、以下、図6に示すフ
ローチャート参照)。この処理で、コマンド認識部16
は、転送されたイメージデータを文字認識した後、該文
字認識により得られた文字列を予約コマンドメモリ17
aに格納されているページコマンド35またはメモコマ
ンド38の書式情報と照合して、それらのコマンドの入
力を認識する。そして、その認識結果をCPU11に通
知する。このときページコマンドであれば、指定ページ
番号の情報も併せて通知する。
【0055】CPU11は、この通知により、ページコ
マンド35がペン入力されたと知ると(S15、Ye
s)、ページフラグ・ページ番号メモリ18内のページ
フラグをオン(“1”)に設定すると共に(ステップS
16)、上記ページフラグ・ページ番号メモリ18内に
上記ページコマンド35により指定されたページ番号を
記憶する(ステップS17)。
【0056】続いて、CPU11は、イメージメモリI
13の内容を空白データにクリアした後(ステップS1
8)、上記ページコマンド35により指定されたページ
のイメージデータをページファイル22から読み出し、
この読み出したページイメージデータを、ウインドウメ
モリ15内に格納(記憶)する(ステップS19)。
【0057】そして、CPU11は、囲み枠座標領域メ
モリ20に記憶された囲み枠の座標領域情報(囲み枠の
各頂点の座標データ)を基に表示制御部23を介して、
ウインドウメモリ15内の内容(ページイメージデータ
またはメモイメージデータ)を上記表示メモリ19の上
記囲み枠の座標領域に対応する領域に上書きする。そし
て、さらに表示制御部23を介して、この上書きにより
得られた表示メモリ19内のイメージデータに対応する
画像を表示部3aに表示させる(ステップS20)。続
いて、前述のステップS12に戻り、ステップS12〜
S14を実行する。
【0058】これにより、ウインドウ枠内にページコマ
ンド35を入力することにより、該ウインドウ内に所望
するページのイメージデータを呼び出して表示させるこ
とができる(図3(c),(d) 参照)。また、上記ステップ
S12〜S20は、ページコマンド35がウインドウ内
に入力される間、繰り返されるので、該ウインドウ内に
おいて、複数のページの内容を拾い読みすることも可能
である。
【0059】一方、CPU11は上記ステップS15
で、ウインドウ内に手書き入力されたイメージデータが
ページコマンドでないと判別した場合は(S15、N
o)、次に、コマンド認識部17を介して上記ウインド
ウ内に入力された手書き入力イメージデータがメモコマ
ンド38であるか否かを調べる(ステップS21)。
【0060】そして、メモコマンドがペン入力されたと
知ると(S21、Yes)、イメージメモリI13の内
容をクリアし(ステップS22)、続いて、メモ登録メ
モリ21内のメモイメージデータを読み出して、この読
み出したメモイメージデータをウインドウメモリ15に
格納(記憶)した後(ステップS23)、前述したステ
ップS20に移行する。
【0061】上記動作により、ウインドウ枠内でメモコ
マンド38を入力すると、該ウインドウ枠内に、予めメ
モ登録メモリ21内に登録しておいたメモデータが呼び
出されて表示される(図3(e),(f) 参照)。
【0062】一方、CPU11は上記ステップS21
で、メモコマンドでないと判別すると(S21、N
o)、通常のイメージデータがウインドウ内に手書き入
力されたと判断し、この場合は、イメージメモリI13
内のイメージデータとウインドウメモリ15内のイメー
ジデータとを対応するビット位置同士でOR合成し、こ
の論理演算により得られた結果をイメージメモリII14
に格納する(ステップS24)。
【0063】そして、イメージメモリI13の内容をク
リアした後(ステップS25)、前述のステップS20
に移行する。これにより、ウインドウ内にページコマン
ド35またはメモコマンド38以外の通常のイメージデ
ータの入力を入力した場合には、該ウインドウ内に予め
呼び出されている任意のページ又はメモのイメージデー
タに対するデータの追加、修正等が行われる。
【0064】また、CPU11は前述のステップS14
で、手書き入力イメージデータがウインドウ枠内でない
と判別すると(S14、No)、続いて、その手書き入
力されたイメージデータがウインドウ枠の枠線上である
か否かを調べる(ステップS26、以下、図7に示すフ
ローチャート参照)。この判断では、イメージメモリI
13内の手書きイメージデータの座標データと囲み枠座
標領域メモリ20に記憶された囲み枠の各頂点の座標領
域データとを比較して、上記手書き入力イメージデータ
の一部が上記各頂点の座標データを結ぶ線分と交差する
か否かを判別することにより行う。
【0065】上記判別で、手書き入力イメージがウイン
ドウ枠の枠線上に入力されているときは、ウインドウの
終了(クローズ)が指示されたと判断し(S26、Ye
s)、次にページフラグ・ページ番号メモリ18を参照
し、ページフラグがオンに設定されているか否か判別す
る(ステップS27)。
【0066】そして、ページフラグがオンに設定されて
いれば(S27、Yes)、ページフラグ・ページ番号
メモリ18に設定されているページ番号を読み出し、ペ
ージファイル22内の該ページ番号のページの内容を、
現在のウインドウメモリ15内の内容に更新する(ステ
ップS28)。
【0067】続いて、CPU11は、ウインドウメモリ
15及びイメージメモリI13の内容をクリアした後
(ステップS29)、イメージメモリII14の内容を表
示部3aに表示して(ステップS30)、前述のステッ
プS1に戻る。
【0068】また、上記ステップS27で、上記ページ
フラグがオンに設定されていないときは、現在ウインド
ウ内にはメモデータが表示されていると判断し、この場
合はメモ登録メモリ21の内容を、ウインドウメモリ1
5の内容に更新して(ステップS31)、上記ステップ
S29へ移行する。
【0069】上記動作により、ウインドウ枠の枠線上
に、例えば図4(a) に示したチェック印39等を手書き
入力するだけで、ウインドウ内に呼び出されて、編集作
業が行われたページ、またはメモのイメージデータが更
新される。そして、この更新と共にウインドウ枠並びに
その内部の表示データが消去されて、表示部3aの画面
は該ウインドウ設定前の表示に戻る。
【0070】一方、CPU11は上記ステップS26の
判別で、手書き入力されたイメージデータがウインドウ
枠の線上にない場合は、該イメージデータは(該ウイン
ドウ枠外のページ)に入力されたと判断し、この場合
は、ステップS32〜S34で、前述のステップS5〜
S7と同様の処理を行った後、ステップS20に移行す
る。
【0071】これにより、あるページに対してデータ入
力や編集等の作業を行っている途中で、ウインドウを設
定した場合でも、該ページのウインドウ枠外の領域に対
しては新たなイメージデータの入力や、既入力のイメー
ジデータに対する修正等の通常の手書き入力作業ができ
る。
【0072】尚、上記実施例においては、ウインドウ内
へページデータを読み出すためのコマンドとして、
「P:2」という形式のコマンドをアンダーライン付き
で手書き入力するようにしているが、本発明はこのよう
な入力方法に限定されるものではなく、例えば、「ペー
ジ2」等の形式であってもよく、また、アンダーライン
は付いても付かなくてもよい。また、メモデータを読み
出すためのコマンドの形式も「MEMO」に限定される
ことなく、「M」のみ又は「M」と他の文字、記号等と
を組み合わせた形式であってもよい。
【0073】また、上記実施例ではウインドウ内で行わ
れたページデータ又はメモデータの更新と該ウインドウ
の解除(クローズ)とを、該ウインドウの枠線上へチェ
ック印39が記入されたとき同時に行うようにしている
が、この場合の操作方法もこれに限定されるものではな
い。すなわち、例えば、ウインドウをクローズする旨を
指示する手書き入力記号は×印、丸印等の他の記号であ
ってもよく、あるいは文字であってもよい。また、これ
らの記号の手書き入力位置はウインドウ枠内でもウイン
ドウ枠外であってもよい。また、データの更新とウイン
ドウの解除とを別々のコマンドで個別に行うようにして
もよい。すなわち、ウインドウを解除せずにデータ更新
のみを行えるようにし、ウインドウ設定をそのまま継続
しながら、該ウインドウ内に次に処理すべきデータを読
み出せるようにしてもよい。
【0074】また、ウインドウの大きさ・位置を指定す
る際、本実施例では、囲み枠により、ウインドウの外枠
を描くような入力方法を採用しているが、このウインド
ウの指定方法は、囲み領域を指定可能な入力方法であれ
ば、どのような手書き入力方法であってもよく、例えば
ウインドウの形状を矩形領域とする場合、該矩形領域の
左上と右下の頂点の座標を1対の鍵括弧で指定するよう
な方法を用いるようにしてもよい。
【0075】また、さらに、ウインドウ内にローディン
グするデータは手書きイメージデータに限定されるもの
ではなく、テキストデータであってもよい。
【0076】
【発明の効果】この発明によれば、所望する大きさのウ
インドウを手書き操作によりペン感覚で容易に画面上に
開くことができ、さらにその設定されたウインドウ内に
データを表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の外観図である。
【図2】上記実施例のシステム構成を示すブロック図で
ある。
【図3】上記実施例におけるウインドウ設定及び該ウイ
ンドウ内にデータを読み出すためのコマンドの入力方法
を説明する図である。
【図4】上記実施例におけるウインドウの設定を解除す
るコマンドの入力方法を説明する図である。
【図5】上記実施例の動作を説明するフローチャート
(その1)である。
【図6】上記実施例の動作を説明するフローチャート
(その2)である。
【図7】上記実施例の動作を説明するフローチャート
(その3)である。
【符号の説明】
1 ペン 3 入力・表示装置 3a 表示部 3b 座標入力部 11 CPU 12 プログラムメモリ 13 イメージメモリI 14 イメージメモリII 15 ウインドウメモリ 16 イメージ認識部 17 コマンド認識部 17a 予約コマンドメモリ 18 ページフラグ・ページ番号メモリ 19 表示メモリ 20 囲み枠座標領域メモリ 21 メモ登録メモリ 22 ページファイル 23 表示制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージデータを表示する表示手段と、 前記表示手段の表示画面上でのペン操作位置の座標を検
    出する座標検出手段と、 該座標検出手段により検出されたペン操作位置の座標デ
    ータを基に囲み枠の入力を認識する囲み枠認識手段と、 該囲み枠認識手段により認識された囲み枠の位置の座標
    データを基に、前記表示手段に表示されている画面上で
    のウインドウ領域を設定・表示するウインドウ設定手段
    と、 前記ウインドウ設定手段により設定されたウインドウ領
    域内にデータを表示する表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする手書き入力装置。
JP28895393A 1993-11-18 1993-11-18 手書き入力装置 Pending JPH07141091A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010146086A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Konica Minolta Business Technologies Inc データ配信システム、データ配信装置、データ配信方法およびデータ配信プログラム
JP2012252637A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Dainippon Printing Co Ltd 電子ペン、端末装置、及びプログラム
JP2016062393A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 コニカミノルタ株式会社 操作画面表示装置および表示プログラム

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