JP4095512B2 - 文書変換方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば文書処理プログラムによって生成される文書データに対する印刷設定機能を提供する文書変換方法及び装置に関するものである。
文字や表、画像など、データの種類が異なると、それらデータを定義する構造やそれらデータに対する編集操作が異なるために、各種データの種類に応じた様々なアプリケーションプログラムが提供されている。従って、これらのデータを利用する利用者は、文字を編集するためには文字処理プログラム、表を編集するためには表計算プログラム、画像を編集するためには画像編集プログラムといった具合に、データの種類別にアプリケーションを使い分ける必要がある。
このように、利用者はデータの種類ごとに、それに応じたアプリケーションプログラムを使い分けるのが一般的である。しかし、利用者が作成しようとする文書としては、例えば文字のみや、表のみ、画像のみといった1種類のデータのみで構成される文書よりも、文字と表、文字と画像などというように、複数種類のデータから構成される文書を扱う方が一般的である。そこで複数種類のデータを含む文書を作成するために、利用者は各種アプリケーションが備えている印刷機能を利用して、各アプリケーションを用いて各データを印刷させ、その印刷した印刷物を所望の順序に組み合わせて、所望の文書を作成する。
しかしながら、複数のアプリケーションで印刷して組み合わせる方法は手順が煩雑であるため、複数のアプリケーションプログラムによって作成されるアプリケーションデータをひとまとめにした文書の作成および編集を行うことができる文書処理システムが提案されている(特許文献1参照)。
前記文書処理システムで文書処理を行う場合、利用者は各種アプリケーションが備えている印刷機能を利用して、各アプリケーションを用いて各データを文書処理システムが解釈できる電子原稿データ(以下、電子原稿データのファイルを保存ファイルと呼ぶ。)に変換することで、ユーザが、印刷した印刷物を所望の順序に組み合わせるのと同じ手順で、所望の文書を作成し、保存、印刷、あるいは再利用することが出来る。
ユーザーは、文書処理システムが解釈できる電子原稿データに変換するために、通常電子原稿ライタ(印刷データ保存用ドライバとも呼ぶ。)と呼ばれる専用のプリンタドライバを指定して印刷動作を行う必要があり、その際に、変換する原稿の大きさ、データの品質、文字フォントの設定などを詳細に設定することができる。
ここで、複数のアプリケーションをそれぞれ起動し、印刷動作を行うこと自体がユーザにとって煩雑な動作であり、それを解決するためにドラッグアンドドロップと呼ばれるユーザインターフェイスが提案されている。ユーザが、アプリケーションデータの表示あるいはそのシンボルを、前記文書処理システムのユーザインターフェイス(UI)上に重ねることで、それをきっかけにして自動的に当該アプリケーションを起動し、電子原稿ライタによって印刷処理をさせることでユーザの手を煩わせることなく電子原稿データを作成することができる。そして作成された電子原稿データを文書処理システムで読み込むことで、ユーザにとっては、複数のアプリケーションによって作成されるデータを、全てあたかも文書処理システムで直接扱うことの出来るデータであるかのような操作感で取り扱うことが出来る。
また、特許文献1には、体裁テンプレートを予め印刷アプリケーションで設定でき、設定されている体裁テンプレート(出力用紙サイズ、用紙の向き、ページレイアウト、印刷方法)に従って、アプリケーションから入力された文書から電子原稿を作成することができる。
特開2003−091384号公報
しかしながら、ドラッグアンドドロップによって電子原稿データを作成する場合、電子原稿ライタによる印刷(すなわち電子原稿データの作成)を自動的に行うため、変換する原稿の入力時の大きさ、データの品質、文字フォントの設定などの詳細設定を、ユーザが設定することができず、オペレーティングシステムなどによって与えられている規定値を使用せざるを得ないという問題があった。
そのため、アプリケーションデータを電子原稿に変換する際の設定を詳細に行いたいユーザは、ドラッグアンドドロップという操作性の良好なユーザインターフェースを利用できず、個々のアプリケーションを起動し、電子原稿ライタに対しそれぞれ印刷設定を行った後に印刷を行うという煩雑な手順が必要であった。
また、テキストファイルのように、文字フォントの属性を有さない文書から電子原稿を作成する場合、たとえアプリケーションから電子原稿の作成を操作しようとしても、オペレーティングシステム(以下、OSと呼ぶ)によってデフォルトで与えられるフォントを使用せざるを得ず、OSの規定値以外のフォントを利用したい場合には、文書作成アプリケーションで文字属性を備えていない文書を開き、文書内のフォントをユーザが所望とするフォントに変更し、その後、電子原稿への変換を行うという煩雑な手順が必要であった。
本発明は上記の問題を解消すべく考案されたもので、原稿の大きさ、データの品質、文字フォントの設定などの文書に対する属性が電子原稿を作成する上で必要な属性を満たしていない場合にも、簡単な操作でユーザの所望とする属性を満たす電子原稿を得られる仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下のように構成される。
設定手段、関連付け手段、選択手段、変換手段を備えた文書変換装置であり、アプリケーションにより生成されたデータファイルを変換してページ単位の電子原稿により構成される文書ファイルを生成する前記文書変換装置の文書変換方法であって、
前記設定手段が、前記データファイルから前記文書ファイルを生成するために使用される複数の変換パラメータを設定する設定工程と、
前記関連付け手段が、前記設定工程により設定された複数の変換パラメータから前記文書ファイルの生成のために使用する変換パラメータを決定する条件として、前記データファイルの属性と前記変換パラメータとを関連付ける関連付け工程と、
前記選択手段が、前記データファイルから新たな文書ファイルを生成する指示を受け付けた場合、前記データファイルの属性に従って、当該属性と関連付けられた変換パラメータを自動的に選択する選択工程と、
前記変換手段が、前記選択工程により前記複数の変換パラメータから選択された変換パラメータを用いて、前記データファイルを前記文書ファイルへと変換する変換工程とを備え、
前記データファイルの属性は、当該データファイルを生成するために使用されたアプリケーションを示す属性である。
この構成を備えることで、例えばドラッグアンドドロップによる電子原稿作成時にも、ユーザがあらかじめ所望の設定を行った、あるいはその場で指定した変換パラメータ群に従って電子原稿を作成することができる。
本発明によれば、電子原稿データの作成時に、ユーザがあらかじめ所望の設定を行った変換パラメータ群に従って電子原稿データを作成することができる。また、特に、ドラッグアンドドロップによる電子原稿データの作成時に有効である。
また、あらかじめ変換パラメータを複数セットその使用条件とともに設定しておくことで、そのうちいずれを使用するか自動で決定し、ユーザの設定の手間を省くことが出来る。
このため、ユーザは、ドラッグアンドドロップという操作性の良好なユーザインターフェースを用いながら、所望の設定で電子原稿データを作成することができるという効果を奏する。
以下、添付図面に従って、本発明の最良の実施形態を詳細に説明する。
[本実施形態の文書処理システムの概要]
本発明の第1の実施形態である文書処理システムの概要を、図1〜図12を参照して説明する。この文書処理システムでは、一般アプリケーションにより作成されたデータファイルが、印刷データ保存用ドライバ(電子原稿ライタとも呼ぶ。)によって電子原稿データに変換されて保存ファイル(電子原稿ファイルとも呼ぶ。)に保存される。印刷制御アプリケーション(製本アプリケーションとも呼ぶ。)はその保存ファイルを編集する機能を提供している。また、印刷制御アプリケーションで編集された保存ファイルに対しては、保存ファイルに対応付けられた編集情報ファイルが生成されて保存される。そして、保存ファイルの内容は、印刷制御アプリケーションを介して印刷アプリケーション(デスプーラとも呼ぶ。)により読み出されて印刷に供される。尚、本例では、それぞれの機能が明瞭になるように、一般アプリケーション、印刷データ保存用ドライバ、印刷制御アプリケーション、印刷アプリケーションと分離して示しているが、ユーザに提供されるパッケージはこれらに限定されず、これらを組み合わせたアプリケーションやグラフィックエンジンとして提供されてもよい。以下、その詳細は説明する。
<本実施形態の文書処理システムのハードウェア構成例>
図2は本実施形態の文書処理システムの構成を説明するブロック図である。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN,WAN等のネットワークを介して接続がなされ処理が行われるシステムであっても本発明を適用できる。
同図において、ホストコンピュータ100は、CPU201やRAM202、ROM203等を備える。CPU201は、ROM203のプログラム用ROMあるいは外部メモリ211に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行する。またCPU201は、システムバス204に接続される各デバイスを総括的に制御する。また、ROM203のプログラム用ROM領域あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等を記憶し、ROM203のフォント用ROM領域あるいは外部メモリ211には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM203のデータ用ROM領域あるいは外部メモリ211には上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ(KBC)205は、キーボード209や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)206は、CRTディスプレイ(CRT)210の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)207は、ハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ211とのアクセスを制御する。外部メモリ111には、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等が記憶される。プリンタコントローラ(PRTC)208は、双方向性インタフェイス(インタフェイス)21を介してプリンタ107に接続されて、プリンタ107との通信制御処理を実行する。
なお、CPU201は、例えばRAM202上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT210上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、プリンタドライバにより提供される印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行える。
プリンタ107は、CPU312により制御される。プリンタCPU312は、ROM313のプログラム用ROM領域に記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ314に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス315に接続される印刷部(プリンタエンジン)317に出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM313のプログラムROM領域には、CPU312の制御プログラム等を記憶する。ROM313のフォント用ROM領域には上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶され、ROM313のデータ用ROM領域には、ハードディスク等の外部メモリ314がないプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
CPU312は入力部318を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ100に通知できる。RAM319は、CPU312の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM319は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ314は、メモリコントローラ(MC)320によりアクセスを制御される。外部メモリ314は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、318は前述した操作パネルで操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。
また、外部メモリ314は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントに加えてオプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。更に、図示しないNVRAMを有し、操作部321からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
<本実施形態の文書処理システムのソフトウェア構成例>
図1は、本実施形態の文書処理システムのソフトウェア構成を示す図である。
文書処理システムは、本発明の文書処理装置(情報処理装置)の好適な実施形態であるデジタルコンピュータ100(以下、ホストコンピュータとも呼ばれる)によって実現されている。一般アプリケーション101は、ワードプロセシングやスプレッドシート、フォトレタッチ、ドローあるいはペイント、プレゼンテーション、テキスト編集などの機能を提供するアプリケーションプログラムであり、オペレーティングシステム(OS)に対して印刷処理を要求する機能を有している。これらアプリケーションは、作成された文書データや画像データなどのアプリケーションデータを印刷するにあたって、OSにより提供される所定のインタフェースを利用する。すなわち、アプリケーション101は、作成したデータを印刷するために、前記インタフェースを提供するOSの出力モジュールに対して、あらかじめ定められる形式で出力指示を行う。出力指示を受けた出力モジュールは、プリンタ等の出力デバイスが処理可能な形式にそのコマンドを変換し、変換されたコマンドを出力する。出力デバイスが処理可能な形式はデバイスの種類やメーカ、機種などによって異なるために、デバイスごとにデバイスドライバが提供されており、OSではそのデバイスドライバを利用してコマンドの変換を行い、印刷データを生成し、JL(Job Language)でくくることにより印刷ジョブが生成される。
OSとしてマイクロソフト社のウインドウズ(登録商標)を利用する場合には、出力モジュールとしてはGDI(Graphic Device Interface)と呼ばれるモジュールが用いられる。そして、アプリケーション101は、作成したデータをGDIに適合した形式のパラメータとしてGDI関数をコールする。こうすることで、OSに対して前述した出力指示が送られたことになる。
印刷データ保存用ドライバ102は、前述のデバイスドライバを改良したものであり、本文書処理システム実現のために提供されるソフトウェアモジュールである。ただし、印刷データ保存用ドライバ102は特定の出力デバイスを目的としておらず、後述の印刷制御アプリケーション104やプリンタドライバ106により処理可能な形式に出力コマンドを変換する。この印刷データ保存用ドライバ102による変換後の形式(以後、「保存ファイル形式」と呼ぶ。)は、文書の構造やページ単位の原稿を詳細な書式をもって表現可能であれば特に問わない。ページ単位の原稿を表現する形式としては、例えばアドビシステムズによるPDF(Portable Document Format)形式や、SVG(Scalable Vector Graphics)形式などが保存ファイルとして採用できる。
なお、本実施形態においては保存ファイル103と編集情報ファイル111とを別個のファイルとしているが、これらは、ファイルが開かれていない状態においては、その一体性を保持するためにアーカイブファイルとして一体とされていてもよい。本説明では、とくに保存ファイル103と編集情報ファイル111とをまとめて電子原稿ファイルと呼ぶことがある。また印刷データ保存用ドライバのことを、電子原稿ファイルを生成するプログラムという意味で電子原稿ライタと呼ぶ場合もある。
図1で示すシステムにおいては、保存ファイル103で保存されているデータの内容に対して加工を施すことができる。これによりアプリケーションからの印刷データに対して、拡大縮小や、複数ページを1ページに縮小して印刷する等、アプリケーションの持たない機能を実現することができる。これらの目的のために、図1のシステムでは中間コードデータでスプールする様、従来のものに対してシステムの拡張がなされてきている。なお、印刷データの加工を行うためには、通常印刷制御アプリケーション104が提供するウインドウから設定を行い、その設定内容をRAM202上あるいは外部メモリ211上に保管する。
図1に示す通り、この拡張された処理方式では、まず、アプリケーション101からの印刷データは印刷データ保存用ドライバ102を介して保存ファイル103としてシステム上に保存される。この保存ファイル103は中間ファイルとも呼ばれ、印刷物のコンテンツデータや印刷用設定データ等が含まれる。印刷物のコンテンツデータとはユーザがアプリケーション上で作成したデータを中間コードに変換したデータであり、印刷用設定データとはコンテンツデータをどのように出力するか(出力体裁等)を記述したデータである。そのほか、印刷制御アプリケーションにより保存ファイルの内容の編集や出力指示をユーザに行わせる際のユーザインターフェースを提供するための編集情報ファイルというアプリケーション用拡張データが含まれる。編集情報ファイル111には、ユーザインターフェースの提供のための拡張データのみならず、保存ファイルには格納できない印刷用設定データが格納されている。このため、保存ファイルとしてたとえば標準化された形式を用いた場合など、その形式では保存できない印刷用設定も編集情報ファイル111に保存できる。
この保存ファイル103を印刷制御アプリケーション104が読み込む。この印刷制御アプリケーション104は、保存ファイル103の内容をメモリにテーブルとして展開し、さらに編集情報ファイル111に、保存ファイルには含まれない特有の設定が含まれていれば、その設定をメモリ上に展開したテーブルに反映する。そして、読み込んだ保存ファイル103の内容の出力体裁を変更、表示し、保存、印刷することが可能である。実際に印刷のための処理を行うのは印刷アプリケーション(デスプーラ)105である。印刷制御アプリケーション104から印刷命令を受けた印刷アプリケーション(デスプーラ)105は、印刷制御アプリケーション104の設定した出力体裁に従い、GDI関数など、所定の形式でグラフィックエンジン121に対してデータを入力する。グラフィックエンジン121は、入力されたGDI関数形式などのデータをDDI関数に変換して、プリンタドライバ106へDDI関数を出力する。プリンタドライバ106は、グラフィックエンジン121から取得したDDI関数に基づいてページ記述言語等からなるプリンタ制御コマンドを生成し、システムスプーラ122経由でプリンタ107に出力する。
<保存ファイルのデータ形式例>
印刷アプリケーション104の詳細に言及する前に、保存ファイルのデータ形式を説明する。保存ファイルは、コンテンツデータとして各原稿ページ(アプリケーションで生成されたページ単位のデータ。論理ページとも呼ぶ。)のデータを含み、印刷用設定データとしてたとえばジョブチケットと呼ばれる形式のデータを含む。さらに、保存ファイル103と共に、後述する印刷制御アプリケーション104が独自に参照するための編集情報ファイル111も格納される。保存ファイル103においては、このPDF形式の原稿ページデータやジョブチケットと呼ばれる形式のデータが中間データということになる。
保存ファイルにおいて、原稿ページデータは、例えばPDF形式などで定義されており、文字の書体や色の指定、原稿ページ内における文字や図形等のレイアウトの情報等が含まれている。
保存ファイルとして保存されるジョブチケットは原稿ページを最小単位とする構造を有するデータである。ジョブチケットにおける構造は、用紙上における原稿ページのレイアウトを定義している。1つのジョブチケットは1つの印刷ジョブに対応する。最上位に文書全体のノードがあり、文書全体の属性、例えば両面印刷/片面印刷などが定義されている。その下には、文書の構造および各構成要素ごとの設定を示す情報と含む。具体的には、シート束ノードが属し、用いるべき用紙の識別子や、プリンタにおける給紙口の指定などの属性が含まれる。各シート束ノードには、そのシート束に含まれるシートのノードが属する。1シートは1枚の用紙に相当する。各シートには、印刷ページ(物理ページ)が属する。片面印刷ならば1シートには1物理ページが属し、両面印刷ならば1シートに2物理ページが属する。各物理ページには、その上に配置される原稿ページが属する。また物理ページの属性として、原稿ページのレイアウトが含まれる。原稿ページについては、原稿ページの実体である原稿ページデータへの関連づけ情報(リンク情報)が含まれる。
ジョブチケットのデータ構造の例を図12に示す。印刷用のデータでは、文書は用紙の集合で構成されており、各用紙は表、裏の2面で構成されており、各面は原稿をレイアウトする領域(物理ページ)を持ち、各物理ページには、最小単位である原稿ページの集合から構成される。1101は文書に相当するデータで、文書全体に関係するデータと、文書を構成する用紙情報のリストから構成される。用紙情報1102は用紙サイズなど用紙に関する情報と用紙上に配置される面情報のリストから構成される。面情報1103は、面に固有のデータと、面上に配置される物理ページのリストから構成される。物理ページ情報1104は、物理ページのサイズやヘッダ・フッタなどの情報と、物理ページを構成する原稿ページのリストから構成される。原稿ページ情報1105は、原稿ページの設定と、ページの内容を表すページデータへのリンクが含まれる。
文書全体の設定については、例えば次のような情報を含む。
(1)物理ページ(印刷媒体のシートの面を指す。)上における原稿ページの配置の情報(Nページを1枚の物理ページに配置するいわゆるNアップ(N−up)印刷の設定等)および順序
(2)ドキュメント名
(3)両面指定の可否
(4)バリアブル印刷(あらかじめ定めた欄の内容を別途用意したデータを埋め込んで印刷する技術)の可否
(5)含まれる原稿ページ数
(6)カラータイプ
(7)部数など
(8)ウオーターマーク(原稿ページまたは印刷ページに重複させる地模様)
(9)プリンタ状態
(10)メディアタイプ
(11)シート上の論理ページ番号リスト
(12)印刷品位など。
シート束ごとの印刷設定については次のようなパラメータを設定できる。
(13)Nアップ印刷の指定
(14)カラータイプ
(15)給紙元など。
各シート束に属するシートごとの印刷設定については次のような設定ができる。
(16)両面/片面印刷の設定。
各シートに属する物理ページ(面)ごとの印刷設定については次の設定ができる。
(17)カラータイプ
(18)表面/裏面のいずれかに相当するかの指定。
各物理ページに配置される原稿ページごとの印刷設定については次の設定ができる。
(19)開始座標
(20)大きさ
(21)順序。
このようにジョブチケットは、原稿ページを最小位とした階層構造を有するデータである。そして、これらジョブチケットにより定義される印刷用設定は、その多くがドキュメント単位で設定される階層ごとに共通なものではあるが、N−up設定やカラータイプのように階層間で共通なものも一部存在する。共通な設定については、下位の階層は、原則としてその上位の階層における同一の設定の値を継承する。ただし、階層間で共通な属性が異なる値を有している場合には、注目階層について設定された値が、その属性の値として用いられる。たとえば、カラータイプの設定は、ドキュメント全体とシート束(シートのくくり)、物理ページ(面あるいは印刷ページとも呼ぶ)について設定することができる。カラータイプは、印刷装置におけるモードを指定する設定であり、モノクロモードが設定されれば印刷装置によりモノクロームで印刷させ、カラーモードが設定されればカラーで印刷させるように、印刷データが生成される。
<編集情報ファイルにより管理される文書構造>
印刷制御アプリケーション104は、保存ファイル103に含まれるデータを様々な方法でユーザに指定させ、また、印刷設定を変更させるためのユーザインターフェースを提供するプログラムである。保存ファイル自体は上述した構造を有するファイルであるが、印刷制御アプリケーション104は、保存ファイル103とは別に前述した編集情報ファイル111を、保存ファイルと対応付けて管理している。その編集情報ファイルに含まれる編集情報により、印刷制御アプリケーション104は、保存ファイル103、例えばジョブチケットで定義されるドキュメントとは独立した管理構造で文書を管理する。その管理構造は、ジョブチケットと類似した階層構造であるが、ジョブチケットと異なり、上位から「ブック」「章」「原稿(論理)ページ」という階層からなる。このうち原稿ページはジョブチケットでいうところの原稿ページと同じものを指す。また章は、シート束(シートのくくり)に対応する。
ユーザインターフェースとして表示される文書ファイルは、ユーザが、印刷制御アプリケーション104を用いて保存ファイル103の印刷用設定の変更や印刷指示等を行う際に一時的にユーザインターフェースのために構築される。したがって、印刷制御アプリケーション104は、保存ファイル103を対応する編集情報ファイル111とともに開き、その保存ファイルから編集情報で定義される構造を有したデスプールテーブル(後述)をメモリ上に展開し、それに基づいて、文書ファイルの構造やプレビュー画面を、後述するようにユーザインターフェースとして表示する。この印刷制御アプリケーション(製本アプリケーション)104により、保存ファイル103および編集情報ファイル111に基づいて構築される文書ファイルをブックファイルと呼ぶ。そして、その際、編集情報ファイルに固有の設定項目がある場合には、ユーザがユーザインターフェースを介してブックファイルを参照しながら印刷設定の変更を行うことができる。変更された設定は、メモリ上のテーブル(デスプールテーブル)に反映され、保存の指示がされれば保存ファイル103および編集情報ファイル111に保存される。
<編集情報ファイルの形式例>
印刷制御アプリケーション104の詳細を言及する前に、ブックファイルすなわち編集情報ファイルのデータ形式を説明する。ブックファイルは紙媒体の書物を模した3層の階層構造を有する。上位層は「ブック」と呼ばれ、1冊の本を模しており、その本全般に係る属性が定義されている。その下の中間層は、本でいう章に相当し、やはり「章」と呼ばれる。各章についても、章ごとの属性が定義できる。下位層は「ページ」であり、アプリケーションプログラムで定義された各ページに相当する。各ページついてもページごとの属性が定義できる。ひとつのブックは複数の章を含んでいてよく、また、ひとつの章は複数のページを含むことができる。
図3は、ブックファイルの形式の一例を模式的に示す図である。この例のブックファイルにおける、ブック、章、ページは、それぞれに相当するノードにより示されている。ひとつのブックファイルはひとつのブックを含む。ブック、章は、ブックとしての構造を定義するための概念であるから、定義された属性値と下位層へのリンクとをその実体としている。ページの実体は、保存ファイル103に含まれるPDF形式等の原稿ページデータである。すなわち、編集情報ファイル111はブックファイルの形式および属性を定義するだけで、原稿ページデータそのものは含まない。ページは、アプリケーションプログラムによって出力されたページごとのデータを実体として有する。そのため、ページは、その属性値のほか、原稿ページの実体(原稿ページデータ)と各原稿ページデータへのリンクを含む。尚、紙媒体等に出力する際の印刷ページは複数の原稿ページを含む場合がある。この構造に関してはリンクによって表示されず、ブック、章、ページ各階層における属性として表示される。
なお図3では、ブックファイルが1つの完結したブックである必要はないので、「ブック」を「文書」として一般化して記載している。そして、文書に関する情報を文書情報、章に関する情報を章情報、ページに関する情報をページ情報と総括的に呼ぶ。
図3において、まず最上位に文書情報401を持つ。文書情報401は3つのパート402〜404に大別できる。文書制御情報402は、文書ファイルのファイルシステムにおけるパス名などの情報を保持する。文書設定情報403は、ページレイアウトなどのレイアウト情報とステイプルなど印刷装置の機能設定情報を保持し、ブックの属性に相当する。章情報リスト404は、文書を構成している章の集合をリスト形式で保持する。リストが保持するのは章情報405である。
章情報405も3つのパート406〜408に大別できる。章制御情報406は、章の名称などの情報を保持する。章設定情報407は、その章特有のページレイアウトやステイプルの情報を保持し、章の属性に相当する。章ごとに設定情報をもつことで最初の章は2UPのレイアウトその他の章は4UPのレイアウトのように複雑なレイアウトを持った文書を作成することが可能である。ページ情報リスト408は各章を構成する原稿ページの集合リスト形式で保持している。ページ情報リスト408が指示するのは、ページ情報データ409である。
ページ情報データ409も3つのパート410〜412に大別される。ページ制御情報410は、ツリー上に表示するページ番号などの情報を保持する。ページ設定情報411は、ページ回転角やページの配置位置情報などの情報を保持し、原稿ページの属性に相当する。ページリンク情報412は、ページに対応する原稿データである。この例では、ページ情報409が直接原稿データを持つのではなく、リンク情報412だけをもち、実際の原稿データは、ページデータリスト413で保持する構成としている。
図4は、本実施の形態に係るブック属性301を説明するための図である。ここでは、下位層と重複して定義可能な項目に関しては、下位層の属性値が優先的に採用される。そのためブック属性301にのみ含まれる項目に関しては、そのブック属性301で定義された値が、そのブック全体を通して有効な値となる。しかし、下位層と重複する項目については、下位層において定義されていない場合における既定値としての意味を有する。尚、図示された各項目は具体的に1項目に対応するのではなく、関連する複数の項目を含むものもある。
図5は、本実施の形態に係る章属性を説明する図、図6は本実施の形態に係るページ属性を説明する図である。ここで、これら章属性とページ属性との関係も、前述のブック属性と下位層の属性との関係と同様である。
図4において、ブック属性301に固有の項目は、「印刷方法」、「製本詳細」、「表紙/裏表紙」、「インデックス紙」、「合紙」、「章区切り」の6項目である。これら項目は、そのブックを通して定義される項目である。
「印刷方法」の属性としては、「片面印刷」、「両面印刷」、「製本印刷」の3つの値を指定できる。ここで「製本印刷」とは、別途指定する枚数の用紙を束にして2つ折りにし、その束を綴り合わせることで製本が可能となる形式で印刷する方法である。「製本詳細」の属性としては、「印刷方法」で「製本印刷」が指定されている場合に、「見開き方向」や「束になる枚数」等が指定できる。
「表紙/裏表紙」の属性は、ブックとしてまとめられる電子原稿ファイルを印刷する際に、表紙および裏表紙となる用紙を付加することの指定、及び付加した用紙への印刷内容の指定を含む。「インデックス紙」の属性は、章の区切りとして、印刷装置に別途用意される耳付きのインデックス紙の挿入の指定およびインデックス(耳)部分への印刷内容の指定を含む。この属性は、印刷用紙とは別に用意された用紙を所望の位置に挿入するインサート機能を持ったインサータが、使用する印刷装置に備えられている場合か、或いは、複数の給紙カセットを使用可能である場合に有効となる。これは「合紙」の属性についても同様である。この「合紙」の属性は、章の区切りとして、インサータから、或いは給紙カセットから供給される用紙の挿入の指定、及び、合紙を挿入する場合には、給紙元の指定などを含む。
「章区切り」の属性は、章の区切り目において、新たな用紙を使用するか、新たな印刷ページを使用するか、特に何もしないか等の指定を含む。「片面印刷」時には、新たな用紙の使用と新たな印刷ページの使用とは同じ意味を持つ。「両面印刷」時には、「新たな用紙の使用」を指定すれば連続する章が1枚の用紙に印刷されることは無いが、「新たな印刷ページの使用」を指定すれば、連続する章が1枚の用紙の表裏に印刷されることがあり得る。
次に図5に示す章属性に関しては、章に固有の項目はなく、全てブック属性と重複する。従って、章属性における定義とブック属性における定義とが異なれば、章属性で定義された値が優先する。前述のブック属性と章属性とにのみ共通する項目は、「用紙サイズ」、「用紙方向」、「N−up印刷指定」、「拡大縮小」、「排紙方法」の5項目である。このうち「N−up印刷指定」の属性は、1印刷ページに含まれる原稿ページ数を指定するための項目である。ここで指定可能な配置としては、1×1や1×2、2×2、3×3、4×4などがある。「排紙方法」の属性は、排出した用紙にステイプル処理を施すか否かを指定するための項目であり、この属性の有効性は使用する印刷装置がステイプル機能を有するか否かに依存する。
次に図6に示すページ属性において、このページ属性に固有の項目には、「ページ回転指定」、「ズーム」、「配置指定」、「アノテーション」、「ページ分割」などがある。「ページ回転指定」は、原稿ページを印刷ページに配置する際の回転角度を指定するための項目である。「ズーム」の属性は、原稿ページの変倍率を指定するための項目である。この変倍率は、仮想論理ページ領域のサイズを100%として指定される。この仮想論理ページ領域とは、原稿ページをN−up等の指定に応じて配置した場合に、1原稿ページが占める領域である。例えば1×1であれば、仮想論理ページ領域は1印刷ページに相当する領域となり、1×2であれば、1印刷ページの各辺を約70パーセントに縮小した領域となる。
以上説明した「ブック」、「章」、「ページ」のそれぞれについて共通な属性として、「ウォーターマーク」属性および「ヘッダ・フッタ」属性がある。「ウォーターマーク」とは、アプリケーションで作成されたデータに重ねて印刷される、別途指定される画像や文字列などである。「ヘッダ・フッタ」は、それぞれ各ページの上余白および下余白に印刷されるウォーターマークである。但し、この「ヘッダ・フッタ」には、ページ番号や日時など、変数により指定可能な項目が用意されている。尚、「ウォーターマーク」の属性及び「ヘッダ・フッタ」の属性において指定可能な内容は、「章」と「ページ」では共通であるが、「ブック」の場合では、それらと異なっている。「ブック」においては、「ウォーターマーク」や「ヘッダ・フッタ」の内容を設定できるし、また、ブック全体を通してどのように「ウォーターマーク」や「ヘッダ・フッタ」を印刷するかを指定することができる。一方、「章」や「ページ」では、その章やページにおいて、ブックで設定された「ウォーターマーク」や「ヘッダ・フッタ」を印刷するか否かを指定できるだけである。
<本実施形態の文書処理システムの操作手順例>
編集情報ファイルは上述したような構造および内容を有している。次に、印刷制御アプリケーション104および印刷データ保存用ドライバ102によって編集情報ファイル111および保存ファイル103を作成する手順を説明する。編集情報ファイル111の作成は、印刷制御アプリケーション104による編集情報ファイル111の編集操作の一環として実現される。図7は、印刷制御アプリケーション104により、保存ファイル103および編集情報ファイル111を開いてメモリ上に展開する際の手順である。
まずステップS701で、印刷制御アプリケーション104は、開こうとするブックファイルが、新規作成すべきものであるか、それとも既存のものであるかを判定する。新規作成の場合にはステップS702に進み、章を含まないブックファイルを新規に作成する。この新規に作成されるブックファイルは、図3の例で示せば、文書情報ノード401のみ有し、章情報のノードに対するリンクが存在しないブックのノードとなる。この場合のブック属性は、新規作成用として予め用意された複数の属性セットのうち、ユーザ操作により選択された属性のセット(図20)が適用される。そしてステップS704に進み、新規ブックファイルを編集するためのユーザインターフェース(UI)画面を表示する。
図8は、新規にブックファイルが作成された際のUI画面の一例を示す図である。この場合には、ブックファイルは実質的な内容を持たないために、UI画面800には何も表示されない。この図8に示すように、実質的な内容を含まないブックファイル(電子原稿)に、所定の文書ファイルをドラッグ&ドロップすることで、文書の取り込みを行うことができる。
図20は、予め容易された属性のセットである体裁テンプレートを示している。本発明の体裁テンプレートは、(a)のように、印刷体裁が記述されているものと、(b)のように、印刷体裁だけでなく、入力原稿サイズ、文字フォント、データ品質のように文書の属性が記述されているものとが存在している。そして、図21に示すように、印刷制御アプリケーション104のユーザインタフェースにおいて、予めユーザの操作により利用するテンプレートを選択しておくことができる。文書の属性付きのテンプレート(b)が選択されている場合には、後述するように、テキスト文書のように文書属性を備えていない文書がドラッグ&ドロップ等により入稿された場合に、文書内の属性をテンプレートで記述されている属性として反映することができる。
一方、ステップS701で、既存のブックファイルがあればステップS703に進み、指定されたブックファイルを開き、そのブックファイルの構造、属性、内容に従ってユーザインターフェース(UI)画面を表示する。
図9は、この表示されたUI画面の一例を示す図である。このUI画面900は、ブックの構造を示すツリー部901と、印刷された状態を表示するプレビュー部902とを含む。ツリー部901には、そのブックに含まれる章、各章に含まれるページが、前述の図3のような木構造で表示される。ツリー部901にはページ番号が表示されており、このページ番号は原稿ページの番号を示している。またプレビュー部902には、印刷ページの内容が縮小されて表示される。その表示順序は、ブックの構造を反映したものとなっている。
さて、このオープンされたブックファイルには、印刷データ保存用ドライバ102によって、保存ファイル103に変換されたアプリケーションデータを、新たな章として追加することができる。この機能を「電子原稿インポート機能」と呼ぶ。前述の図7のフローチャートで示す手順に沿って新規に作成されたブックファイルに、この電子原稿インポートすることで、そのブックファイルに実体が与えられる。この機能は、図8や図9の画面において、アプリケーションデータをドラッグアンドドロップ操作することで起動される。
図10は、本実施の形態に係る電子原稿インポートの手順を示すフローチャートである。
まず、指定されたアプリケーションデータを生成したアプリケーションプログラムを起動し、デバイスドライバとして印刷データ保存用ドライバ102を指定してアプリケーションデータを印刷出力させることで、中間形式のデータ(たとえばPDF形式)に変換する(ステップS801)。変換を終えたなら、変換されたデータが画像データであるか否かを判定する(ステップS802)。この判定は、ウインドウズ(登録商標)OSの下であれば、アプリケーションデータのファイル拡張子に基づいて行うことができる。例えば、拡張子が「bmp」であればウインドウズ(登録商標)ビットマップデータであり、「jpg」であればjpeg圧縮された画像データ、「tiff」であればtiff形式の画像データであると判定できる。
画像データでなかった場合には、ステップS801で生成された中間データを、現在開かれている編集情報ファイル111のブックに、新たな章として追加する(ステップS803)。すなわち、インポートにより新たな章とそれに属する新たな原稿ページが追加される。そして、各ページノードには、原稿ページの実体に対するリンク情報を書き込む。原稿ページの実体は印刷データ保存用ドライバ102により生成されたものが使用される。
なおインポートされた場合、章属性としては、ブック属性と共通するものについてはブック属性の値がコピーされ、そうでないものについては、あらかじめ用意された規定値に設定される。また、保存ファイルの文書全体についての属性と共通するものについては、それを引き継ぐようにすることもできる。
インポートされたアプリケーションデータが画像データである場合には、原則として新たな章は追加されず、指定されている章に画像データが1ファイルを1原稿ページとして追加される(ステップS804)。ただし、編集情報ファイル111が新規作成された空のファイルであれば、新たな章が作成されて、その章に属する原稿ページとして画像データが追加される。その場合ページ属性は、上位層の属性と共通のものについてはその属性値が与えられ、アプリケーションデータにおいて定義された属性を保存ファイル103に引き継いでいるものについてはその値が与えられる。例えば、N−up指定などがアプリケーションデータにおいてされていた場合には、その属性値が引き継がれる。このようにして、新規な編集情報ファイルが作成され、あるいは、新規な章が追加される。
また、保存ファイル103についても、追加された原稿ページデータは、印刷データ保存用ドライバ102で生成されたデータが、既存の保存ファイル103に対する追加であれば、新たに付加されて保存される。その際、アプリケーション101で指定された印刷設定が、印刷データ保存用ドライバ102で生成されたデータに反映されている場合には、その印刷設定を保存ファイル103に反映することもできる。
図11は、図10のステップS801において、印刷データ保存用ドライバ102により保存ファイル103を生成させる手順を示すフローチャートである。まず、新たな保存ファイル103を作成してそれを開く(ステップS901)。指定したアプリケーションデータに対応するアプリケーションを起動し、印刷データ保存用ドライバ102をデバイスドライバとして、OSの出力モジュール(例えばウインドウズ(登録商標)のGDI)に対して出力コマンドを送信させる。出力モジュールは、受信した出力コマンドを印刷データ保存用ドライバ102によって所定の形式(例えばPDF形式)のデータに変換し、出力する(ステップS902)。出力先はステップS901で開いた保存ファイルである。指定されたデータすべてについて変換が終了したか判定し(ステップS903)、終了していれば保存ファイルを閉じる(ステップS904)。印刷データ保存用ドライバ102によって生成される保存ファイルは、図12にしめす構造と、原稿ページデータの実体とを含むジョブチケットと呼ばれるファイルである。
<電子原稿データへの変換時のパラメータ設定>
図13は、印刷データ保存用ドライバ102がステップS902の変換動作時に変換動作の詳細を設定可能である場合の変換パラメータ設定の過程を示したフローチャートである。ユーザが変換動作の詳細、たとえば「用紙サイズ」「用紙向き」「余白」「解像度」「フォント」「圧縮動作」「描画動作」「色」等について指定して電子原稿データを作成したい場合には、あらかじめ、任意のタイミングで変換パラメータ設定UIを用いて変換パラメータを指定する。その過程を示した図が図13である。ユーザは、製本アプリケーションのUI上から変換パラメータ設定UI(図21)を表示するように指示し、設定を開始する(S1201)。たとえば、図8や図9のユーザインターフェース画面のメニュー欄から「印刷体裁」にサブメニューとして「電子原稿データ変換パラメータ」を設け、そこから図21のユーザインタフェースを表示させて、ユーザに利用するテンプレートの設定を行わせる。
そのユーザインターフェース画面上には、変換パラメータの項目、たとえば「出力用紙サイズ」「用紙向き」「余白」「解像度」「入力原稿サイズ」「フォント」「圧縮動作」「描画動作」「色」等の名称を表示した欄と、各表示欄に対応付けた入力欄とを設けておく。各入力は、メモリやハードディスクに記憶された上記各項目の設定値が読み出されて表示される。これら項目の既定値としては、オペレーティングシステムが保有する既定の値や、オペレーティングシステムが保有していない項目については、製本アプリケーション独自の既定値を予め設定しておく。既定値としては、たとえは、入力原稿サイズはA4サイズ、用紙向きは縦、解像度は600dpi、フォントはオペレーティングシステムの保有する規定のフォントまたはユーザが直接指定するフォントなどのように定めておく。これら設定値の入力は、印刷データ保存用ドライバ102のUIに表示して入力させても良い。このユーザインターフェース(図21)は、印刷データ保存用ドライバ102独自のものであり、アプリケーションデータを電子原稿データに変換する際に各種設定値をパラメータとして入力させる。設定させる項目や入力の方法は、製本アプリケーションのユーザインターフェースで設定する場合と変わりはない。
ユーザが設定を終了すると(S1202)、製本アプリケーションあるいは印刷データ保存用ドライバ102がユーザ指定の設定値を変換パラメータとしてHD(211)あるいはRAM(202)に記録する(S1203)。
図14は、図11のステップS902の内容を示す。印刷データ保存用ドライバ102によるステップS902の変換動作時には、図14に示すように、ユーザの設定した設定値(図20に示したテンプレートの内容)を印刷データ保存用ドライバ102が読み込み(S1301)、その設定に従い変換時のパラメータを決定する(S1302)。こうして決定された変換パラメータに従って印刷データ保存用ドライバ102に電子原稿データを生成させる(S1303)。
電子原稿データは、その形式はたとえばPDF形式を用いることができる。たとえば、PDF形式のデータはフォントをその中に有しており、文書に含まれる文字の書体やサイズ、位置や色の指定がされている、そこで、たとえばテキストデータをPDFに変換する際には、テキストは文字コードの列でしかないために、ユーザが指定したフォントを変換後の保存ファイルに埋め込むとともに、文字のサイズや色、位置等についての定義も、PDFの形式に従ってユーザの各文字について指定通りに埋め込む。
あるいは、たとえば電子原稿データがSGMLで記述されていれば、SGML形式のタグを用いてフォントや色や位置の指定を、ユーザの設定に従って変換後のデータに埋め込んでいく。
たとえば、既定値では用紙サイズがA4であっても、図13の設定においてユーザがB4サイズを予め選択していれば、ユーザがあらためて設定し直すことなく、ドラッグアンドドロップ操作で印刷データ保存用ドライバ102によりアプリケーションデータを電子原稿データに変換させた場合にも、ユーザが入力しておいた設定値に従って変換が行われる。こうすることで、よりユーザーの好ましい設定で電子原稿データを生成することが可能になる。
このようにして電子原稿データがページ単位で作成され、それらページ単位の電子原稿データをページとして含む保存ファイル及び編集情報ファイルが作成される。
<編集情報ファイルの編集>
以上のようにして、アプリケーションデータから編集情報ファイル111及び保存ファイル103を作成することができる。生成された編集情報ファイル111については、章及びページに対して次のような編集操作が可能である。
(1)新規追加
(2)削除
(3)コピー
(4)切り取り
(5)貼り付け
(6)移動
(7)章名称変更
(8)ページ番号名称振り直し
(9)表紙挿入
(10)合紙挿入
(11)インデックス紙挿入
(12)各原稿ページに対するページレイアウト。
このほか、いったん行った編集操作を取り消す操作や、さらに取り消した操作をやり直す操作が可能である。これら編集機能により、例えば複数の編集情報ファイルの統合、編集情報ファイル内で章やページの再配置、編集情報ファイル内で章やページの削除、原稿ページのレイアウト変更、合紙やインデックス紙の挿入などといった編集操作が可能となる。これらの操作を行うと、図4乃至図6に示す属性に操作結果が反映されたり、あるいは保存ファイル102および編集情報ファイル111の構造に反映される。たとえば、ブランクページの新規追加操作を行えば、指定された箇所にブランクページが挿入される。このブランクページは原稿ページとして扱われる。また、原稿ページに対するレイアウトを変更すれば、その変更内容は、印刷方法やN−up印刷、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りといった属性に反映される。また、レイアウト編集は、保存ファイル103のジョブチケットにおいては、その構造に反映される。
<編集情報ファイルの出力>
以上のように作成・編集される編集情報ファイルは印刷出力を最終目的としている。利用者が図9に示す印刷制御アプリケーションのUI画面900からファイルメニューを選択し、そこから印刷を選択すると、指定した出力デバイスにより印刷出力される。この際、まず印刷制御アプリケーション104は、現在開かれている編集情報ファイルおよび対応する保存ファイル(例えばジョブチケット)から上述したデスプールテーブルと呼ばれるデータを作成して印刷アプリケーション105に渡す。
印刷アプリケーション105は、デスプールテーブルを、グラフィックエンジン121に渡すパラメータに変換する。印刷アプリケーション105は、保存ファイル103をOSの出力コマンド、例えばウインドウズ(登録商標)のGDIコマンドに変換し、それをパラメータとしてグラフィックエンジンであるGDI関数をコールする。グラフィックエンジン121は、指定されたプリンタドライバ121によって出力デバイス(例えばプリンタ)に適したコマンドを生成させ、そのコマンドを出力デバイスに送信する。
ここでグラフィックエンジン121は、印刷デバイスごとに用意されたプリンタドライバ106を外部メモリ211からRAM202にロードし、出力をプリンタドライバ106に設定する。そして、グラフィックエンジン121は、GDI(Graphic Device Interface)関数からDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、プリンタドライバ106の提供するDDI関数をコールする。プリンタドライバ106は、出力モジュールから呼び出されたDDI関数に基づいて、プリンタが認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Page Description Language)に変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM202にロードされたシステムスプーラ122を経てインタフェース21経由でプリンタ107へ印刷データとして出力される仕組みとなっている。
以上説明したように、本実施形態に係る発明によれば、アプリケーションデータを電子原稿データへ変換する際に、ユーザが予め指定しておいた設定にしたがって、特に文字の属性を決定した電子原稿データを作成できる。このため、アプリケーションデータを電子原稿データに変換する都度、ユーザが設定値、特に文字の属性について指定する必要が無いので、ドラッグアンドドロップという操作性の良好なユーザインターフェースを用いて変換操作を行うことができる。
<第二の実施形態>
第一の実施形態では、電子原稿ライタ102により電子原稿ファイルを生成させる手順において、ユーザはたとえば「出力用紙サイズ」「用紙向き」「余白」「解像度」「入力原稿サイズ」「フォント」「圧縮動作」「描画動作」「色」等について、それぞれの項目についてただ一つの値の設定を行えるにとどまる。これに対し第二の実施形態では、変換パラメータを、使用すべき条件とともに記録して、電子原稿ライタの変換動作時に設定使用条件判定をおこなうことで、自動的に複数の設定を使い分けることが出来る。以下、添付図面を参照して第二の実施の形態を詳細に説明する。
基本的な構成は、第一の実施形態で示した図1、図2および図11と同様であり、第一の実施形態と同様の構成である部分についてはその説明を省略する。
図15は、電子原稿ライタ102がステップS902の変換動作時に変換動作の詳細を設定可能である場合の変換パラメータ設定の過程を示したフローチャートである。ユーザが変換動作の詳細、たとえば「出力用紙サイズ」「用紙向き」「余白」「解像度」「入力原稿サイズ」「フォント」「圧縮動作」「描画動作」「色」等について指定して電子原稿ファイルを作成したい場合には、あらかじめ、任意のタイミングで変換パラメータ設定UIを用いて変換パラメータを指定する。また、これらの設定は一度の変換時に同時に有効な設定からなり、それらをまとめて(変換パラメータ群と呼ぶ)一組、あるいは複数組の変換パラメータ群をその使用条件とともに設定することが出来る。その過程を模式的に示したフローチャートが図15である。
ユーザは、製本アプリケーションのUI上から変換パラメータ設定UIを表示するように指示し、設定を開始する(S1401)。あるいは別の実施形態としては、電子原稿ライタUI上から表示させても良い。ユーザが任意の設定を終了すると(S1402)、製本アプリケーションあるいは電子原稿ライタ102がユーザ指定の設定値をHD(211)あるいはRAM(202)に記録する(S1403)。おのおのの変換パラメータ群は、その使用条件とともに図17に示される情報として記録される。すなわち、条件毎に1組の変換パラメータ群が設定される。
第1実施形態の図13の手順によく似ているが、ステップS1401においては、図13と相違して条件毎に変換パラメータを設定することができる。図17に即して説明すると、「使用条件」としては、「ファイル名」と「拡張子」とを設定できる。変換パラメータ群1は、ファイル名の指定がなく、拡張子が「txt」と設定されている。すなわち、変換元のファイル名がどのようなものであれ、拡張子が「txt」の変換元ファイルについては、変換パラメータ群1に該当し、その変換パラメータを用いて電子原稿データへの変換が行われる。また、変換パラメータ群2は、ファイル名の設定が「a*」であり、拡張子が設定されてない。すなわち、変換元のファイル名が「a」から始まるものであれは、拡張子がなんであれ、その変換元ファイルについては、変換パラメータ群2に該当し、その変換パラメータを用いて電子原稿データへの変換が行われる。なお、図17には記載されていないが、何れの条件にも合致しないファイルを変換する場合に使用される変換パラメータ群も既定値としてその最下欄に登録しておく。既定値としては第1実施形態と同様に決定できる。
ユーザは、ステップS1401において変換パラメータ群を設定する際には、まず使用条件としてファイル名と拡張子とを入力し、それに続いて変換パラメータ群を入力する。1組の変換パラメータ群の入力が終了したなら、次の変換パラメータ群の入力を使用条件の設定から繰返し行う。最後に、それら情報が、図17のような形式でメモリやハードディスクに格納される。
もちろん使用条件はファイル名と拡張子とに限られるものではない。たとえば、ファイルのヘッダ等に記録された属性値を指定することもできる。たとえば、変換元ファイルの作者名やタイトルなどを使用条件として指定させても良い。また、変換元のアプリケーションデータに対応付けられたアプリケーションプログラム名等を使用条件としてもよい。
一方、電子原稿ライタ102のステップS902の変換動作時には、図16に示すように、ユーザが図15の手順で設定した使用条件及び対応する変換パラメータ群の表を電子原稿ライタ102が読み込み(S1501)、変換元ファイルの名称や拡張子などの属性と設定使用条件とを比較・判定することで、使用すべき変換パラメータを自動で決定し、その設定に従い変換時のパラメータを決定する(S1502)。そして決定された変換パラメータを用いて電子原稿データへと変換を行う(S1503)。
図18は、図16のステップS1502における使用条件の判定と変換パラメータ決定の過程を詳細に示したフローチャートである。設定使用条件判定が開始されると、図15のS1403にて保存した変換パラメータ群の表すなわち使用条件および対応する変換パラメータを読み込み、先頭の使用条件に着目する(S1701)。次に、変換元ファイルが、着目する条件に合致するかを判定する(S1702)。この判定条件の一例としては、変換するアプリケーションデータのファイル名、アプリケーションデータのファイル拡張子、指定したアプリケーションデータに対応するアプリケーション名のいずれかを使用することが出来る。判定の結果条件に合致する場合は、現在読み込んでいる使用条件に対応する変換パラメータ群を、現在の変換に使用する変換パラメータ群として決定する(S1703)。判定の結果条件に合致しない場合は、全パラメータ群の使用条件について判定を終了したか判定し(S1704)、終了していない場合、次の変換パラメータ群の判定条件に着目し、処理を続ける。全パラメータ群の使用条件について判定を終了していた場合、あらかじめプログラム上に定められた規定値を、現在の変換に使用する変換パラメータ群に決定する(S1705)。なお、使用条件の判定は、表の先頭から行うこととすれば、複数の使用条件に該当するファイルの場合には、より表の上位に登録された変換パラメータが優先的に使用される。
こうして決定された変換パラメータに従って電子原稿ライタ102に電子原稿データを生成させ、保存ファイル103として保存することで、よりユーザの好ましい設定で電子原稿ファイルを生成することが可能になる。特に、変換元のファイルにも、ページ単位で区切られ、あるいはレコード化されており、含まれる文字データ等についても既にフォントやサイズ、位置の指定等がされているものもある。あるいは、HTML文書のように、ページごとの区切りはなくとも、書体やサイズ等の指定が文字データについてされているものもある。このような変換元ファイルについては、それを特定する条件を設定し、その条件に対応させて不足している変換パラメータのみを登録しておくことで、その不足した設定に限ってユーザの所望の設定をすることができる。
このため、第二の実施形態では、電子原稿ライタ102により電子原稿ファイルを生成させる手順において、常に自動的に、複数の設定のうちどれを使用するかが決定する。このため、ドラッグアンドドロップ操作して電子原稿ファイルを生成させる時に、元のファイルの条件に対応して適切な変換パラメータを用いた変換を行うことができる。
<第三の実施形態>
第二の実施形態では、電子原稿ライタ102により電子原稿ファイルを生成させる手順において、常に自動的に、複数の設定のうちどれを使用するかが決定する。これに対し第三の実施形態では、アプリケーションデータをドラッグアンドドロップ操作して電子原稿ファイルを生成させる時に、選択UIを表示することで、設定使用条件判定によって自動で変換パラメータを決定させるか、またはユーザが複数の変換パラメータ群の中から直接指定することができる。以下、添付図面を参照して第三の実施の形態を詳細に説明する。
基本的な構成は、第一の実施形態および第二の実施形態で示した図1、図2および図11と同様であり、第一の実施形態および第二の実施形態と同様の構成である部分についてはその説明を省略する。
ユーザが変換動作の詳細、たとえば「出力用紙サイズ」「用紙向き」「余白」「解像度」「入力原稿サイズ」「フォント」「圧縮動作」「描画動作」「色」等について指定して電子原稿ファイルを作成したい場合には、あらかじめ、任意のタイミングで変換パラメータ設定UIを用いて変換パラメータおよびその使用条件を指定する。また、これらの設定は一度の変換時に同時に有効な設定からなり、それらをまとめて(変換パラメータ群と呼ぶ)一組、あるいは複数組の変換パラメータ群を設定することが出来る。その過程を模式的に示したのが図15である。ユーザは、製本アプリケーションUI上から変換パラメータ設定UIを表示するように指示し、設定を開始する(S1401)。あるいは別の実施形態としては、電子原稿ライタUI上から表示させても良い。ユーザが任意の設定を終了すると(S1402)、製本アプリケーションあるいは電子原稿ライタがユーザ指定の設定値をHD(211)あるいはRAM(202)に記録する(S1403)。おのおのの変換パラメータ群は、図17に示される情報として記録される。
図19は、電子原稿ライタ102がステップS902の変換動作時にアプリケーションデータをドラッグアンドドロップ操作することで起動される場合の、変換パラメータ設定の過程を示したフローチャートである。ユーザが直接変換パラメータ群を指定するのか、自動で選択させるのかをユーザが変換時に決定し、その選択UIを起動するかを明示的に指示する。この場合の指示方法としては、ドラッグアンドドロップ時にキーボード209の特定のキーを押したままにしておく、あるいは図2には明示していないマウス装置の、右ボタンによるドラッグアンドドロップによって指示することが出来る。いずれにしても、ドラッグアンドドロップ操作によって変換を開始するきっかけを電子原稿ライタ102に与える際に、同時に選択UIを起動する指示も行う。
そして電子原稿ライタ102ではその指示を受けて(S1801)、選択UIの起動が指示されているならば、選択UIを表示(S1802)し、起動が指示されていなければ変換パラメータは自動で決定する(S1805)。この場合は、第1実施形態あるいは第2実施形態と同じ処理となる。
選択UIの起動をユーザに指示された場合には、図15の手順であらかじめユーザが設定した変換パラメータ群の表を電子原稿ライタ102が読み込み、さらに「自動」を選択候補に加え、それらを選択候補としてUI表示する(S1802)。すなわち、ユーザには、たとえば変換パラメータ群に対応する識別子と、「自動」という選択候補が示される。ユーザによって選択候補の中からいずれかの選択肢が選択されると(S1803)、選択された項目が判定される(ステップS1804)。「自動」が選択された場合には、図18のフローチャートに従い、設定使用条件の判定を行い、変換時のパラメータ群を決定する(S1805)。それ以外の選択肢が選択された場合には、選択された変換パラメータ群を変換時のパラメータと決定する(S1806)。
こうして決定された変換パラメータに従って電子原稿ライタに電子原稿ファイルを生成させる(S1807)。こうして、よりユーザの好ましい設定で電子原稿ファイルを生成することが可能になる。
本実施形態によれば、自動で変換パラメータを選択させることも、ユーザのその場の意志で決定することもでき、より変換パラメータの決定手順の柔軟性を高めることができる。また、選択のためのUIの起動は、ドラッグアンドドロップ操作と同時にできるために、操作性が損なわれることもない。
<そのほかの実施形態>
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現する、図11,13,14,15,16,18,19記載の手順のソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の実施の形態に係るスタンドアロン型の文書処理システムの構成を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態に係る文書処理システムにおけるホストコンピュータとプリンタの構成を説明するためのブロック図である。 本実施の形態に係るブックファイルの構造の一例を示す図である。 本実施の形態に係るブック属性の一例を示す図である。 本実施の形態に係る章属性の一例を示す図である。 本実施の形態に係るページ属性の一例を示す図である。 本実施の形態に係るブックファイルを開く手順を説明するフローチャートである。 新規のブックファイルを開いた際のユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 既存のブックファイルを開いた際のユーザインターフェース画面の一例を示す図である。 本実施の形態に係る、保存ファイルをブックファイルにインポートする手順を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る、アプリケーションデータを保存ファイルに変換する手順を説明するフローチャートである。 ジョブチケットの構造の一例を示す図である。 本実施の形態に係る変換パラメータ設定手順を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る変換パラメータ決定手順を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る変換パラメータと使用条件の設定手順を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る変換パラメータ決定手順を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る変換パラメータと使用条件の保存設定の一例を示す図である。 本実施の形態に係る変換パラメータの自動決定手順を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る電子原稿作成時の変換パラメータ設定手順を説明するフローチャートである。 本実施の形態に係る体裁テンプレートの一例を示す図である。 本実施の形態に係る「新規作成」ダイアログの一例を示す図である。

Claims (21)

  1. 設定手段、関連付け手段、選択手段、変換手段を備えた文書変換装置であり、アプリケーションにより生成されたデータファイルを変換してページ単位の電子原稿により構成される文書ファイルを生成する前記文書変換装置の文書変換方法であって、
    前記設定手段が、前記データファイルから前記文書ファイルを生成するために使用される複数の変換パラメータを設定する設定工程と、
    前記関連付け手段が、前記設定工程により設定された複数の変換パラメータから前記文書ファイルの生成のために使用する変換パラメータを決定する条件として、前記データファイルの属性と前記変換パラメータとを関連付ける関連付け工程と、
    前記選択手段が、前記データファイルから新たな文書ファイルを生成する指示を受け付けた場合、前記データファイルの属性に従って、当該属性と関連付けられた変換パラメータを自動的に選択する選択工程と、
    前記変換手段が、前記選択工程により前記複数の変換パラメータから選択された変換パラメータを用いて、前記データファイルを前記文書ファイルへと変換する変換工程とを備え、
    前記データファイルの属性は、当該データファイルを生成するために使用されたアプリケーションを示す属性であることを特徴とする文書変換方法。
  2. 前記関連付け工程では、前記データファイルの属性である拡張子および当該データファイルに対応するアプリケーション名の少なくとも1つと前記変換パラメータとを関連付け、
    前記選択工程では、前記データファイルから新たな文書ファイルを生成する指示を受け付けた場合、前記文書ファイルの生成元となるデータファイルの拡張子および当該データファイルに対応するアプリケーション名の少なくとも1つを用いて、当該データファイルから新たな文書ファイルを生成するために使用される変換パラメータを選択する請求項1に記載の文書変換方法。
  3. 前記選択工程で、前記文書ファイルの生成元となるデータファイルの属性に従って、当該属性と関連付けられた変換パラメータを選択できない場合、所定の変換パラメータを選択することを特徴とする請求項1または2に記載の文書変換方法。
  4. 記変換工程では、グラフィカルユーザインターフェースを用いたータファイルの所定の場所へのドラッグアンドドロップ操作により、前記ータファイルをページ単位の電子原稿により構成される文書ファイルへと変換することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の文書変換方法。
  5. 前記変換パラメータは、サイズや方向などの用紙属性と、サイズや書体などの文字属性の両方あるいは一方を含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の文書変換方法。
  6. 前記文書変換装置は判定手段を更に備え、
    前記判定手段が、前記設定工程において設定された複数の変換パラメータを表示することなく前記新たな文書ファイルを生成する第1の指示が入力されたか、または、前記設定工程において設定された複数の変換パラメータを表示した後に前記新たな文書ファイルを生成する第2の指示が入力されたかを判定する判定工程を更に有し、
    前記文書変換装置における選択工程では、前記判定工程において前記第1の指示が入力されたと判定された場合、前記データファイルの属性に従って、当該属性と関連付けられた変換パラメータを自動的に選択し、一方、前記文書変換装置における選択工程では、前記第2の指示が入力されたと判定された場合、前記表示された複数の変換パラメータからユーザにより指定された変換パラメータを選択することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の文書変換方法。
  7. 前記文書変換装置は読み込み手段と生成手段とを更に有し、
    前記アプリケーションは、一般アプリケーションであり、
    前記読み込み手段が、当該一般アプリケーションにより生成されたデータファイルから印刷データ保存用ドライバを介して出力された保存ファイルを読み込む読み込み工程と、
    前記生成手段が、前記読み込み工程により読み込まれた保存ファイルから生成された描画データの出力に従って、印刷装置が解釈可能な印刷データを生成する生成工程とを更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の文書変換方法。
  8. アプリケーションにより生成されたデータファイルを変換してページ単位の電子原稿により構成される文書ファイルを生成する前記文書変換装置であって、
    前記データファイルから前記文書ファイルを生成するために使用される複数の変換パラメータを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された複数の変換パラメータから前記文書ファイルの生成のために使用する変換パラメータを決定する条件として、前記データファイルの属性と前記変換パラメータとを関連付ける関連付け手段と、
    前記データファイルから新たな文書ファイルを生成する指示を受け付けた場合、前記データファイルの属性に従って、当該属性と関連付けられた変換パラメータを自動的に選択する選択手段と、
    前記選択手段により前記複数の変換パラメータから選択された変換パラメータを用いて、前記データファイルを前記文書ファイルへと変換する変換手段とを備え、
    前記データファイルの属性は、当該データファイルを生成するために使用されたアプリケーションを示す属性であることを特徴とする文書変換装置。
  9. 前記関連付け手段は、前記データファイルの属性である拡張子および当該データファイルに対応するアプリケーション名の少なくとも1つと前記変換パラメータとを関連付け、
    前記選択手段は、前記データファイルから新たな文書ファイルを生成する指示を受け付けた場合、前記文書ファイルの生成元となるデータファイルの拡張子および当該データファイルに対応するアプリケーション名の少なくとも1つを用いて、当該データファイルから新たな文書ファイルを生成するために使用される変換パラメータを選択する請求項8に記載の文書変換装置。
  10. 前記選択手段が、前記文書ファイルの生成元となるデータファイルの属性に従って、当該属性と関連付けられた変換パラメータを選択できない場合、所定の変換パラメータを選択することを特徴とする請求項8または9に記載の文書変換装置。
  11. 前記変換手段は、グラフィカルユーザインターフェースを用いたデータファイルの所定の場所へのドラッグアンドドロップ操作により、前記データファイルをページ単位の電子原稿により構成される文書ファイルへと変換することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の文書変換装置。
  12. 前記変換パラメータは、サイズや方向などの用紙属性と、サイズや書体などの文字属性の両方あるいは一方を含むことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の文書変換装置。
  13. 前記設定手段において設定された複数の変換パラメータを表示することなく前記新たな文書ファイルを生成する第1の指示が入力されたか、または、前記設定手段において設定された複数の変換パラメータを表示した後に前記新たな文書ファイルを生成する第2の指示が入力されたかを判定する判定手段を更に有し、
    前記選択手段は、前記判定手段により前記第1の指示が入力されたと判定された場合、前記データファイルの属性に従って、当該属性と関連付けられた変換パラメータを自動的に選択し、一方、前記選択手段は、前記第2の指示が入力されたと判定された場合、前記表示された複数の変換パラメータからユーザにより指定された変換パラメータを選択することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載の文書変換装置。
  14. 前記アプリケーションは、一般アプリケーションであり、
    前記一般アプリケーションにより生成されたデータファイルから印刷データ保存用ドライバを介して出力された保存ファイルを読み込む読み込み手段と、
    前記読み込み手段により読み込まれた保存ファイルから生成された描画データの出力に従って、印刷装置が解釈可能な印刷データを生成する生成手段とを更に有することを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1項に記載の文書変換装置。
  15. コンピュータにより、アプリケーションにより生成されたデータファイルを変換してページ単位の電子原稿により構成される文書ファイルを生成するためのプログラムであって、
    前記データファイルから前記文書ファイルを生成するために使用される複数の変換パラメータを設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された複数の変換パラメータから前記文書ファイルの生成のために使用する変換パラメータを決定する条件として、前記データファイルの属性と前記変換パラメータとを関連付ける関連付け手段と、
    前記データファイルから新たな文書ファイルを生成する指示を受け付けた場合、前記データファイルの属性に従って、当該属性と関連付けられた変換パラメータを自動的に選択する選択手段と、
    前記選択手段により前記複数の変換パラメータから選択された変換パラメータを用いて、前記データファイルを前記文書ファイルへと変換する変換手段としてコンピュータを機能させ
    前記データファイルの属性は、当該データファイルを生成するために使用されたアプリケーションを示す属性であることを特徴とする前記コンピュータが読取り可能なプログラム。
  16. 前記関連付け手段は、前記データファイルの属性である拡張子および当該データファイルに対応するアプリケーション名の少なくとも1つと前記変換パラメータとを関連付け、
    前記選択手段は、前記データファイルから新たな文書ファイルを生成する指示を受け付けた場合、前記文書ファイルの生成元となるデータファイルの拡張子および当該データファイルに対応するアプリケーション名の少なくとも1つを用いて、当該データファイルから新たな文書ファイルを生成するために使用される変換パラメータを選択する請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記選択手段が、前記文書ファイルの生成元となるデータファイルの属性に従って、当該属性と関連付けられた変換パラメータを選択できない場合、所定の変換パラメータを選択することを特徴とする請求項15または16に記載のプログラム。
  18. 前記変換手段は、グラフィカルユーザインターフェースを用いたデータファイルの所定の場所へのドラッグアンドドロップ操作により、前記データファイルをページ単位の電子原稿により構成される文書ファイルへと変換することを特徴とする請求項15乃至17のいずれか1項に記載のプログラム。
  19. 前記変換パラメータは、サイズや方向などの用紙属性と、サイズや書体などの文字属性の両方あるいは一方を含むことを特徴とする請求項15乃至18のいずれか1項に記載のプログラム。
  20. 前記設定手段において設定された複数の変換パラメータを表示することなく前記新たな文書ファイルを生成する第1の指示が入力されたか、または、前記設定手段において設定された複数の変換パラメータを表示した後に前記新たな文書ファイルを生成する第2の指示が入力されたかを判定する判定手段としてコンピュータを更に機能させ、
    前記選択手段は、前記判定手段により前記第1の指示が入力されたと判定された場合、前記データファイルの属性に従って、当該属性と関連付けられた変換パラメータを自動的に選択し、一方、前記選択手段は、前記第2の指示が入力されたと判定された場合、前記表示された複数の変換パラメータからユーザにより指定された変換パラメータを選択することを特徴とする請求項15乃至19のいずれか1項に記載のプログラム。
  21. 前記アプリケーションは、一般アプリケーションであり、
    前記一般アプリケーションにより生成されたデータファイルから印刷データ保存用ドライバを介して出力された保存ファイルを読み込む読み込み手段と、
    前記読み込み手段により読み込まれた保存ファイルから生成された描画データの出力に従って、印刷装置が解釈可能な印刷データを生成する生成手段としてコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項15乃至20のいずれか1項に記載のプログラム。
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