JP2008022254A - 密着型カラー読取ユニット、画像読取装置、画像読取方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

密着型カラー読取ユニット、画像読取装置、画像読取方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】表裏両面のカラー画像原稿を効率的に読み込むCIS(密着型)読取ユニットを提供する。
【解決手段】CIS読取ユニットは、読み込む原稿の副走査方向に異なる色で、かつ主走査方向に同色で配列されるR(赤)G(緑)B(青)ラインセンサ3と、RGBラインセンサ3が読み込む画像データに対し、いずれかの2色を互いに入れ替え、残りの1色を入れ替えずにそのまま通過させる第1の入替処理を施すRBデータバス切換部7と、RBデータバス切換部7によって第1の入替処理を施されたRGB3色の画像データを、RGBデータの組として出力するライン間補正部8と、ライン間補正部8によってライン間補正処理を施された画像データを受信し、第1の入替処理を施された2色の画像データを再び入れ替えて、出力するRBデータバス切換部9と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、密着型カラー読取ユニット、画像読取装置、画像読取方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関するものである。
近年、原稿画像を読み取る読取装置において、原稿の両面を読み取る両面読取のニーズが高まってきている。このようなニーズに対して、特開平7−23178号公報の技術は、モノクロ原稿に対して、原稿面を搬送する表裏の両側にそれぞれ読取部を設け、原稿搬送とともに原稿の両面を同時に読むことによって、原稿を反転させる反転機構なしに、画像読取装置の小型化を試みている。
特開平7−23178号公報
しかしながら、この技術をカラー読み取りに応用しようとすると、RGB3色を同色のラインごとに時間差をおいて読み取って、画像処理においては同期させて処理を施さなければならないため、単に原稿を読み取ってモノクロで画像情報を処理するだけの技術では対応できないという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされ、その目的は、密着光学系のカラー読取ユニットによって原稿の表裏両面のカラー画像を読み取って処理する場合に、効率的な表裏両面の画像処理を可能にする密着型カラー読取ユニット、画像読取装置、画像読取方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、密着型カラー読取ユニットにおいて、読み込む原稿の副走査方向に異なる色で、かつ主走査方向に同色で配列されるR(赤)G(緑)B(青)ラインセンサと、前記RGBラインセンサが読み込む画像データに対し、いずれかの2色を互いに入れ替え、残りの1色を入れ替えずにそのまま通過させる第1の入替処理を施す第1の入替手段と、前記第1の入替手段によって第1の入替処理を施された画像データを受信し、RGB3色の画像データの組として出力するライン間補正処理を施すライン間補正手段と、前記ライン間補正手段によってライン間補正処理を施された前記画像データを受信し、前記第1の入替処理で入れ替えられた2色の画像データを再び入れ替えて、前記RGBラインセンサが読み取る副走査方向の順番に基づく組のRGBデータとして、出力する第2の入替処理を施す第2の入替手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の密着型カラー読取ユニットにおいて、前記ライン間補正手段は、受信する前記第1の入替処理を施された画像データのうち2つを、異なる時間保持する2つの保持手段を有し、前記保持手段に前記画像データを保持させた後に出力させることによって、前記RGBデータの組として、出力するものであることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の密着型カラー読取ユニットにおいて、前記ラインセンサを挟んで、読み取る前記原稿画像を複数方向から照明する複数の照明手段を、さらに備えることを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の密着型カラー読取ユニットにおいて、前記第2の入替手段によって前記第2の入替処理を施された画像データに対して、画像補正処理を施す画像補正手段を、さらに備えたことを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の密着型カラー読取ユニットにおいて、前記画像補正手段は、前記画像データに対して色補正処理を施す色補正手段を有することを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項4または5に記載の密着型カラー読取ユニットにおいて、前記画像補正手段は、前記ラインセンサにおける光検知素子の配列のつなぎ目による光検知漏れを補正するつなぎ目補正処理を施すつなぎ目補正手段を有することを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項4〜6のいずれか1つに記載の密着型カラー読取ユニットにおいて、前記画像補正手段は、前記画像データに対してドット補正処理を施すドット補正手段を有することを特徴とする。
請求項8にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の密着型カラー読取ユニットにおいて、前記ライン間補正手段は、ライン間補正処理を施した画像データに対してドット補正処理を施すドット補正手段を有することを特徴とする。
請求項9にかかる発明は、請求項3〜8のいずれか1つに記載の密着型カラー読取ユニットにおいて、前記ラインセンサが前記照明手段による前記原稿画像の光像を変換した電気信号を、デジタル信号に変換するアナログデジタル変換手段と、前記アナログデジタル変換手段によって変換されたデジタル信号に対して、シェーディング補正を施すシェーディング補正手段とを、さらに備え、前記第1の入替手段は、前記シェーディング補正手段が処理を施した画像データに対して前記第1の入替処理を施すことを特徴とする。
請求項10にかかる発明は、請求項9に記載の密着型カラー読取ユニットにおいて、前記照明手段は、LED(発光ダイオード)を有することを特徴とする。
請求項11にかかる発明は、原稿を自動的に搬送する原稿自動搬送手段と、前記原稿自動搬送手段によって搬送される原稿を読み込んで画像データを出力する複数の密着型カラー読取ユニットと、を備えた画像読取装置において、前記密着型カラー読取ユニットは、前記原稿読み込みの副走査方向に異なる色で、かつ主走査方向に同色で配列されるR(赤)G(緑)B(青)ラインセンサと、前記RGBラインセンサが読み込む画像データに対し、いずれかの2色を互いに入れ替え、残りの1色を入れ替えずにそのまま通過させる第1の入替処理を施す第1の入替手段と、前記第1の入替手段によって第1の入替処理を施された画像データを受信し、RGB3色の画像データの組として出力するライン間補正処理を施すライン間補正手段と、前記ライン間補正手段によってライン間補正処理を施された前記画像データを受信し、前記第1の入替処理で入れ替えられた2色の画像データを再び入れ替えて、前記RGBラインセンサが読み取る副走査方向の順番に基づく組のRGBデータとして、出力する第2の入替処理を施す第2の入替手段と、を備え、1つの前記密着型カラー読取ユニットは、前記原稿自動搬送手段によって搬送される原稿の表面を読み取り、かつ他の前記密着型カラー読取ユニットは、前記原稿の裏面を読み取るものであることを特徴とする。
請求項12にかかる発明は、請求項11に記載の画像読取装置において、該表面読み取り用および裏面読み取り用の密着型カラー読取ユニットは、前記原稿自動搬送手段による前記原稿の1度の搬送によって、前記原稿のそれぞれ表裏両面を1度に読み取るものであることを特徴とする。
請求項13にかかる発明は、請求項11または12に記載の画像読取装置において、前記複数の密着型カラー読取ユニットは、それぞれ同一性能であることを特徴とする。
請求項14にかかる発明は、請求項11〜13のいずれか1つに記載の画像読取装置において、前記複数の密着型カラー読取ユニットは、前記RGBラインセンサ、外形形状、コネクタ形状、およびコネクタ位置が同一構造であり、前記搬送される原稿を読み取るRGBラインセンサの副走査方向の各色の順序が、前記原稿の表裏において逆であるように配設され、前記原稿自動搬送手段が搬送する表裏両面原稿の一方の面に対しては、前記第1の入替手段および第2のデータ入替手段をともに入れ替えずに読み取り、他方の面に対しては、前記第1の入替手段および第2のデータ入替手段をともに入れ替えて読み取るものであることを特徴とする。
請求項15にかかる発明は、読み込む原稿の副走査方向に異なる色で、かつ主走査方向に同色で配列されるR(赤)G(緑)B(青)ラインセンサを有する密着型カラー読取ユニットにおける画像読取方法であって、前記RGBラインセンサが読み込む画像データに対し、いずれかの2色を互いに入れ替え、残りの1色を入れ替えずにそのまま通過させる第1の入替処理を施す第1の入替工程と、前記第1の入替工程で第1の入替処理を施された画像データに対して、RGB3色の画像データの組として出力するライン間補正処理を施すライン間補正工程と、前記ライン間補正工程でライン間補正処理を施された前記画像データを受信し、前記第1の入替処理で入れ替えられた2色の画像データを再び入れ替えて、前記RGBラインセンサが読み取る副走査方向の順番に基づく組のRGBデータとして、出力する第2の入替処理を施す第2の入替工程と、を含むことを特徴とする。
請求項16にかかる発明は、請求項15に記載の画像読取方法において、前記ライン間補正工程は、受信する前記第1の入替処理を施された画像データのうち2つを、異なる時間保持する2つの保持手段によって、前記画像データを保持させる保持工程を含み、前記保持工程で保持された前記画像データを前記RGBデータの組として、出力するものであることを特徴とする。
請求項17にかかる発明は、請求項15または16に記載の画像読取方法において、前記第2の入替工程で前記第2の入替処理を施された画像データに対して、画像補正処理を施す画像補正工程を、さらに含むことを特徴とする。
請求項18にかかる発明は、請求項17に記載の画像読取方法において、前記画像補正工程は、前記画像データに対してドット補正処理を施すドット補正工程を含むことを特徴とする。
請求項19にかかる発明は、請求項15または16に記載の画像読取方法において、前記ライン間補正工程は、ライン間補正処理を施した画像データに対してドット補正処理を施すドット補正工程を含むことを特徴とする。
請求項20にかかる発明は、プログラムにおいて、請求項15〜19のいずれか1つに記載の画像読取方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、RGBラインセンサが読み込む画像データに対し、いずれかの2色を互いに入れ替え、残りの1色を入れ替えずにそのまま通過させる第1の入替処理を施し、第1の入替処理を施されたRGB3色の画像データを、RGB画像データの組として出力するライン間補正処理を施し、ライン間補正処理を施された画像データを受信し、第1の入替処理を施された2色の画像データを再び入れ替えて、RGBラインセンサが読み取る副走査方向の順番に基づく組のRGBデータとして、出力する第2の入替処理を施す。この構成によって、原稿の搬送方向の違いにかかわらず、RGB直列データを、同一画素におけるRGB画像データとして出力することができるという効果を奏する。
請求項2にかかる発明によれば、ライン間補正は、受信する第1の入替処理を施された画像データのうち2つを、異なる時間保持した後に出力させることによって、組のRGBデータとして、出力することによって、原稿の搬送方向の違いにかかわらず、RGB直列データを、同一画素におけるRGB画像データとして出力することができるという効果を奏する。
請求項3にかかる発明によれば、ラインセンサを挟んで、読み取る原稿画像を複数方向から照明することによって、原稿の凹凸の影響を受けることなく表裏両面の原稿画像を正確に読み取ることができるという効果を奏する。
請求項4にかかる発明によれば、第2の入替処理を施された画像データに対して、画像補正処理を施すことによって、より高画質な読み取りができるという効果を奏する。
請求項5にかかる発明によれば、画像補正は、画像データに対して色補正処理を施すことによって、より高画質な読み取りができるという効果を奏する。
請求項6にかかる発明によれば、画像補正は、ラインセンサにおける光検知素子の配列のつなぎ目による光検知漏れを補正するつなぎ目補正処理を施すことによって、つなぎ目における画像データの漏れを無くして、より高画質な読み取りができるという効果を奏する。
請求項7にかかる発明によれば、画像補正は、画像データに対してドット補正処理を施すことによって、より高画質な読み取りができるという効果を奏する。
請求項8にかかる発明によれば、ライン間補正は、ライン間補正処理を施した画像データに対してドット補正処理を施すことによって、より高画質な読み取りができるという効果を奏する。
請求項9にかかる発明によれば、原稿画像を照明し、照明による原稿画像の光像を変換した電気信号を、デジタル信号に変換し、変換されたデジタル信号に対して、シェーディング補正を施して、第1の入替処理を施すことによって、シェーディング補正後のRGB画像データに対してライン間補正処理を施すので、より高画質な読み取りができるという効果を奏する。
請求項10にかかる発明によれば、照明は、LED(発光ダイオード)によって行うので、電力消費および発熱を低減することができるという効果を奏する。
請求項11にかかる発明によれば、自動的に搬送される原稿を読み込む副走査方向に異なる色でRGBラインセンサが読み込む画像データに対し、いずれかの2色を互いに入れ替え、残りの1色を入れ替えずにそのまま通過させる第1の入替処理を施し、第1の入替処理を施されたRGB3色の画像データを、RGB画像データの組として出力するライン間補正処理を施し、ライン間補正処理を施された画像データを受信し、第1の入替処理を施された2色の画像データを再び入れ替えて、RGBラインセンサが読み取る副走査方向の順番に基づく組のRGBデータとして、出力する第2の入替処理を施す複数の密着型カラー読取ユニットが、搬送される原稿のそれぞれ表裏両面を読み取る。この構成によって、画像読み取り装置内で複数の密着型カラー読取ユニットを搬送方向の違いにかかわらずに配設できるので、密着型カラー読取ユニットが占有する空間を効率的に使用することができるという効果を奏する。
請求項12にかかる発明によれば、表面読み取り用および裏面読み取り用の密着型カラー読取ユニットは、原稿の1度の搬送によって、原稿のそれぞれ表裏両面を1度に読み取ることによって、効率良く高画質の原稿読み取りが可能になるという効果を奏する。
請求項13にかかる発明によれば、複数の密着型カラー読取ユニットは、それぞれ同一性能であることによって、読み取る表裏両面の画質が均一となるという効果を奏する。
請求項14にかかる発明によれば、複数の密着型カラー読取ユニットは、RGBラインセンサ、外形形状、コネクタ形状、およびコネクタ位置が同一構造であり、搬送される原稿を読み取るRGBラインセンサの副走査方向の各色の順序が、原稿の表裏において逆であるように配設され、搬送する表裏両面原稿の一方の面に対しては、第1の入替手段および第2のデータ入替手段をともに入れ替えずに読み取り、他方の面に対しては、第1の入替手段および第2のデータ入替手段をともに入れ替えて読み取る。この構成によって、画像読み取り装置内で複数の密着型カラー読取ユニットを搬送方向の違いにかかわらずに配設できるので、密着型カラー読取ユニットが占有する空間を効率的に使用することができるという効果を奏する。また、密着型カラー読取ユニットにおいてRGBの2色のデータを入れ替えることによって、密着型カラー読取ユニットを鏡面配置して入出量端子などを一方に配設することができるという効果を奏する。
請求項15にかかる発明によれば、RGBラインセンサが読み込む画像データに対し、いずれかの2色を互いに入れ替え、残りの1色を入れ替えずにそのまま通過させる第1の入替処理を施し、第1の入替処理を施されたRGB3色の画像データを、RGB画像データの組として出力するライン間補正処理を施し、ライン間補正処理を施された画像データを受信し、第1の入替処理を施された2色の画像データを再び入れ替えて、RGBラインセンサが読み取る副走査方向の順番に基づく組のRGBデータとして、出力する第2の入替処理を施す。この構成によって、原稿の搬送方向の違いにかかわらず、RGB直列データを、同一画素におけるRGB画像データとして出力することができるという効果を奏する。
請求項16にかかる発明によれば、ライン間補正は、受信する第1の入替処理を施された画像データのうち2つを、異なる時間保持した後に出力させることによって、組のRGBデータとして、出力することによって、原稿の搬送方向の違いにかかわらず、RGB直列データを、同一画素におけるRGB画像データとして出力することができるという効果を奏する。
請求項17にかかる発明によれば、第2の入替処理を施された画像データに対して、画像補正処理を施すことによって、より高画質な読み取りができるという効果を奏する。
請求項18にかかる発明によれば、画像データに対してドット補正処理を施すことによって、より高画質な読み取りができるという効果を奏する。
請求項19にかかる発明によれば、ライン間補正処理を施した画像データに対してドット補正処理を施すことによって、より高画質な読み取りができるという効果を奏する。
請求項20にかかる発明によれば、請求項15〜19のいずれか1つに記載の画像読取方法をコンピュータに実行させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる密着型カラー読取ユニット、画像読取装置、画像読取方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムの最良な実施の形態を、実施の形態1〜4、および変形例に沿って詳細に説明する。
(1.実施の形態1)
図1は、実施の形態1によるカラーCIS(Contact Image Sensor)ユニット(密着型カラー読取ユニット)の機能的ブロック図である。このカラーCIS読取ユニット(以下、適宜、CIS読取ユニットと略する)は、例えば、MFP(Multi Function Printer)のような画像形成装置に組み込まれている。
実施の形態1によるCIS読取ユニットは、原稿を読み込み、原稿読み込みの副走査方向に異なる色で、かつ主走査方向に同色で配列されるR(赤)G(緑)B(青)ラインセンサ3と、RGBラインセンサ3が読み込む画像データに対し、いずれかの2色を互いに入れ替え、残りの1色を入れ替えずにそのまま通過させる第1の入替処理を施すRBデータバス切換部7と、RBデータバス切換部7によって第1の入替処理を施されたRGB3色の画像データを、RGBデータの組として出力するライン間補正部8と、ライン間補正部8によってライン間補正処理を施された画像データを受信し、第1の入替処理を施された2色の画像データを再び入れ替えて、出力するRBデータバス切換部9を備える。
この構成によって、カラー画像読み取りの際に直列して入力する同色のカラー画像データを、同一画素のRGBデータの組として出力することができ、かつ、単一のCIS読取ユニットによって、異なる搬送方向の原稿画像の読み取りに対応することができる。以下、実施の形態1によるCIS読取ユニットの構成と動作について説明する。
カラーCIS読取ユニットが備える光源1と光源2は、原稿を照明して、SLA(セルフォックレンズアレー、不図示)で各R、G、Bラインセンサ3r、3g、3bに等倍結像させる。各R、G、Bラインセンサは、各色ごとに主走査方向に1列に並び、この各色ごとの列は副走査方向にRGB順に並び、ここでは、それぞれの色のラインは2ライン間隔で並んでいるものを例として説明する。
各RGBラインセンサは、複数チップごと(3チップ)のチャンネル(8ch)に分かれてそれぞれ8chA/D変換コンバータ(R、G、B用)4r、4g、4bにおいて複数チップごとに並列処理され、並列画像データとしてデータ並べ替え処理部5に入力される。データ並べ替え処理部5は、各色並列データを各色RGB1ラインの直列データに変換する。この1ラインに並べられた直列データを、以下の処理において、1画素の位置におけるRGBデータの組に変換する。
データ並べ替え処理部5によって1ラインに直列処理された画像データは、シェーディング補正部6に入力され、照明系の光量不均一やセンサ画素出力バラツキが補正される。シェーディング補正処理を施された後の画像データは、前段と後段にそれぞれRBデータバス切換部7、9を有したライン間補正部8を有するCIS読取ユニットに出力される。
RBデータバス切換部7、9の動作は後述するが、RBデータバス切換部9からの出力は画像補正部10に入力されて各画像処理を施された後に、LVDS(低電圧差動)部20に送信され、LVDS(低電圧差動(low voltage differential signaling))信号に変換されて、画像形成装置の本体側の画像処理部(不図示)へと送られる。CIS制御部30は光源制御、各補正処理制御、ADF制御部102(図4)とのシリアル通信等のCIS読取ユニット全体の制御を行っている。
図2は、CIS読取ユニットが有する画像補正部10の機能的ブロック図である。画像補正部10は、ドット補正部11、つなぎ目補正部12、スキャナγ補正部13、および色補正部14を備える。これら各部がCIS読取ユニット内で処理を施すことでCIS読取ユニット特有の画像補正処理を施し、更なる高画質化を可能としている。
ドット補正部11は、ライン間補正で補正できない1ライン以内のドットのズレを補正する。つなぎ目補正部12は、CIS読取ユニットの構造上、センサチップが複数並んでいるチップとチップの間において1画素の隙間が空いてしまうが、この隙間の1画素を、両端のチップの画像データから補正する処理を施す。スキャナγ補正部13では、反射率リニアデータをルックアップテーブル方式でチップごと、あるいは画素ごとに補正を行う。色補正部14は、3次元ルックアップテーブルでチップごとあるいは画素ごとに補正を行う。
ここで、ライン間補正のRBデータバス切換について説明する。実施の形態1によるCIS読取ユニットでのRBデータバス切換部7,9の切換制御は、CIS制御部30からコントロールする。図1中、各RGBラインセンサ3(以下、RGBラインセンサの符号を代表する場合は3とのみ表記する)が並んでいる箇所において、原稿搬送方向Dとした下向きの矢印Dで示したR→G→Bの順に画像データが読み込まれる場合、RBデータバス切換部7は、図中、実線で示す方向に画像データを送る。この場合、3色の画像データは全てスルー(通過)となっており、切り替え処理を施さない。これは、RGBラインセンサ3が、ラインセンサの並び順であるRGBの順番に原稿読み取りの方向に沿って読み取る場合である。
ライン間補正部8は、ライン間補正メモリ81、およびライン間補正メモリ82を有する。ライン間補正部8では、ライン間隔は2ラインなので、Rデータに関してはライン間補正メモリ81で4ラインの遅延と、Gデータに関してライン間補正メモリ82で2ラインの遅延をさせる。この動作によって、RGB同一ラインの読み取りを可能にする。この場合RBデータバス切換部9は実線で示す方向に画像データを送る。即ち、RBデータバス切換部9は、この場合、スルー(通過)となっており、3色とも切換しない状態である。
このようにして、直列する同色の画像データは、1画素の位置におけるRGBデータの組に変換される。
次に、図1の各RGBセンサ3が並ぶ位置において、原稿搬送方向をUとした上向きの矢印Uで示したようにB→G→Rの順に画像データが読み込まれる場合、RBデータバス切換部7は、図中、点線で示す方向に切り替えて、画像データを入れ替える。この場合はセレクタ回路(不図示)によって画像データバスが切り換えられ、RBデータバス切換部7から出力されるRデータがライン間補正部8のB入力へ、そしてRBデータバス切換部7から出力されるBデータがライン間補正部8のR入力へと切り換えて送られる。
この状態では、ライン間補正部8では、ライン間隔は2ラインなのでBデータに関してはライン間補正メモリ81で4ラインを遅延させることとなり、またGデータに関してはスルーであってライン間補正メモリ82で2ラインを遅延させ、Rデータは遅延無しとする。このようなライン間補正によって、RGBを同一ラインの読取とする。この場合はRBデータバス切換部9は点線で示す方向にセレクタ回路(不図示)によって切り換えられる。この切り換えによって、RGB同一ラインの読み取りを可能にすることができる。
そして、直列する同色の画像データは、1画素の位置におけるRGBデータの組に変換され、後段の画像補正部10に適正なRGB入力を行うことができる。
図3は、実施の形態1によるCIS読取ユニットを備えた画像読取装置の構成図である。画像読取装置自体の動作については、一般的に公知技術であるので、後述することとして、ここでは実施の形態1に関連する部分を主に説明する。
画像読取装置のピックアップローラ104から給紙された両面原稿が、搬送ドラム105で搬送されて、縮小光学系106での読取位置の通過後の下流側に表面用CIS読取ユニット107を設置し、その下流側に裏面用CIS読取ユニット108を配置する。各CISには基準白ローラ107r、108rを対向して有することにより、原稿浮きのない安定した原稿搬送と読み取り動作を行うことができる。このように表面原稿用と裏面原稿用に個別のCIS107、108を設けたことで、読み取り方式の違いによる画質差を防止することができる。
また、このようなCIS配置を取ることでコンパクトなワンパス両面読み取りできる構成となり読み取り生産性の向上となる。さらに表面CIS読取ユニット、裏面CIS読取ユニットは画質差を無くすため、同一性能のCIS読取ユニットとすることが望ましい。解像度や階調性を等しくし、センサの分光分布や光源の分光分布(LED分光分布)を可能な限り等しくすることで表裏の画質差を低減できるからである。
カラー原稿を読み取るカラーCIS読取ユニット、および縮小型カラーCCDにおいては、色味の問題があり、従来例での白黒CIS、縮小型白黒CCDでの画質差以上に問題となるのでカラー読み取りにおいては特に上記のような構成を取ることの利点は大きい。
図4は、ADF(原稿自動搬送装置)を有する画像読取装置の機能的ブロック図である。画像読取装置における一般的な構成と動作については公知であるので、後述するものとし、ここでは実施の形態1に関連する部分を主に説明する。CIS読取ユニット(表面用)107は原稿表面を読み取る密着型イメージセンサであり、この構成については、図1に説明した通りである。
このCIS読取ユニット107は、ADF制御部102からコマンドおよび駆動クロックを入力し、画像データの読込を行う。各CIS読取ユニット107、108からの画像データ出力はLVDS部20によってLVDS信号で後段の画像処理部140へ入力される。
この画像処理部140では各CIS読取ユニット107、108からの画像データに対して従来例とは異なり、図4に示されている画処理機能(符号11、13、143〜145)と同等の処理を行いLDへと出力される。ただし、画像形成装置側では両面画像形成を行わない場合は片面ずつ画像形成を行うように制御する。ここで、図4に示した本体側の画像処理部140の機能と、CIS読取ユニット側で受け持つ画像処理機能を分けることで、更なる画像品質を向上することができる。
図5は、実施の形態1による表面CIS読取動作の手順を説明するフローチャートである。表面CIS読取ユニット107および裏面CIS読取ユニット108の読取動作について説明する。最初に、表面CIS読取動作について説明する。
図4に示した画像読取装置の機能的ブロック図において、ADF制御部102は、表面用CIS読取ユニット107および裏面用CIS読取ユニット108の動作を制御する。ADF制御部102は、システム制御部101からのシリアル通信の動作コマンドよって、各CIS読取ユニット107、108の制御を行う。図3の原稿トレーにユーザーが両面原稿をセットして、図4の操作表示部130から両面同時カラー読取モードキー(不図示)を選択して押下し、スタートキーを押下すると、操作表示部130から各設定がシリアル通信コマンドでシステム制御部101に送信される。
システム制御部101より両面同時読取カラー読取動作コマンドが送信されるとADF制御部102は表面CIS動作フラグ、裏面CIS動作フラグをONして読み取り手順を実行する。ADF制御部102は、表面CIS動作フラグのチェックを行い(ステップS101)、OFFならば(ステップS101のNo)処理は実行せずにリターンされる。ONならば(ステップS101のYes)、図1のカラーCIS読取ユニットにおけるRBデータバス切換部7、8のセレクタ回路を点線側に切り換える制御を、CIS制御部30(図1)により実行する(ステップS102)。
CIS制御部30はADF制御部102のシリアルコマンドによる変倍指示により、ライン間補正を設定し(ステップS103)、各種画像補正処理の設定を実行する(ステップS104)。
次に、シューディングを行うためのシェーディング黒データ取込を行う(ステップS105)。光源1、2をONにして(ステップS106)、基準白ローラの回転確認し(ステップS107)、シューディング白データ取込を行う(ステップS108)。原稿搬送開始(ピックアップローラON)して原稿を搬送する(ステップS109)。
原稿が図3の表面用CIS107の読取面に到達するとFGATEをアサートして(ステップS110)、読取開始する(ステップS111)。原稿面が表面用CIS107の読取面の後端を通り過ぎるとFGATEはネゲートし(ステップS112)、光源1、2をOFFする(ステップS113)。
原稿トレーに原稿があるか否かを判定し(ステップS114)、あると判定した場合(ステップS114のYes)、シェーディング黒データ取込(ステップS105)までもどり、同様の処理を実行する。これは原稿が無くなるまで繰り返し実行される。原稿が無くなったと判定した場合(ステップS114のNo)、リターンして表面CIS動作処理が終了する。この例では、表面用CIS読取ユニットにおいて画像データの切り換え処理を施す構成としている。但し、表裏いずれにおいて画像データの切り換え処理を施すかは任意に設定することができる。
図6は、実施の形態1による裏面CIS読取動作の手順を説明するフローチャートである。裏面CIS読取動作については、表面CIS読取動作と異なる点を主に説明する。裏面CIS読取動作において、RBデータバス切換部7、8のセレクタ回路を実線側に切り換える(ステップS202)制御動作が、表面CIS読取動作と異なる。即ち、ここでは裏面CIS読取動作が、図3に示した原稿搬送では、RGB画像データを切り換え無しで通過させる構成としている。
また、裏面CIS読取動作は、原稿が図3の裏面用CISの読取面に到達するとFGATEをアサートして(ステップS210)読取を開始する(ステップS211)タイミング、および原稿面が裏面用CISの読取面の後端を通り過ぎるとFGATEはネゲートする(ステップS212)タイミングが、表面CIS読取動作と異なる。
ここで、ライン間補正の前後に、RB入れ換え処理を施す実施例として、図3で示した同じカラーCIS読取ユニットを2個使用して両面同時読み取りを行う場合について説明する。この様な構成とした場合は、表面用CIS読取ユニット107と裏面用CIS読取ユニット108で、読取面が向き合う関係となるので、原稿搬送方向が図3に示した矢印の方向であれば、裏面用CIS読取ユニット108が図1で示す原稿搬送方向が矢印Dとなる。これに対して表面用CIS読取ユニット107は原稿搬送方向が矢印Uとなる。これら2つのCIS読取ユニットにおける3ラインセンサのRGB各色の副走査方向に並ぶ順序は、1枚の原稿の搬送方向に互いに逆の順序となる。
このような2つのCIS読取ユニットの位置関係から、本発明のようなカラーCIS読取ユニット内にRBデータバス切換部7および9を有することによって、搬送方向の違いに対して、画像データを切り換えることによって対応することが可能となる。
また、カラーCIS読取ユニットからの画像データハーネス、シリアル通信ハーネス、その他制御信号線ハーネス、電源ハーネスが引き出されるが、ADFを開閉するためハーネスは奥側、つまりADFのヒンジ側から引き出す方が全体のハーネス線長が短くなり、かつハーネスの配回し空間を必要最低限で取ることが可能となる。
このためカラーCIS読取ユニットではヒンジ方向側に各ハーネスコネクタを配置することが望ましいのであり、表面CIS読取ユニット107、裏面CIS読取ユニット108とも上記理由よりヒンジ側からハーネス引き出しを行える構成とするため、上記の入れ換え機能をカラーCIS読取ユニット内に設けることで、この問題を解決することができる。
また、表面CIS読取ユニット、裏面CIS読取ユニットの外形形状、コネクタ形状・位置を同一にすることでハーネス配回し方向や長さを等しくできる利点がある。
この様に、カラーCIS読取ユニットの実装上において、ライン間補正メモリ81および82を有するライン間補正部8を備えることによって、原稿搬送方向に対するCIS読取ユニットの設計の自由度を大きく取ることができる。
このような入れ換え機能がない場合、RGBラインと原稿搬送方向をそろえるために長手方向に180°反転して向きを変えて配設しなければならず、非常に狭いADF内に搭載する際に、ハーネスの出る向きが逆になるために、空間的な配置が極めて非効率となる。また、ADFの空間を広げる対応をすると機械の高さが高くなり、ADFのユーザー操作性が悪くなるという問題を、解決することができる。
ある種の従来例においては、ワンパス両面同時読み取りはできるものの、表面は図3に示す縮小光学系106におけるCCDでの読み取り、裏面はCISでの読み取りとなるので読み取り画質の差が発生しており、画質の差としては、光源分光分布やセンサ分光分布による色味の違い、焦点深度有無によるMTFの劣化レベル、また、CISにおいては、センサチップをつないで合わせているため、つなぎ目部の画像劣化(スジ画像の発生)、チップ間感度バラツキが発生していた。縮小型のCCDはワンチップのためチップ間感度の差は発生しない。この読取方式の差が画質差となってあらわれていたが、実施の形態1によるCIS読取ユニットを表裏両面に上記のように配設することによって、このような読み取り方式の際による画質差を解消することができる。
(変形例)
実施の形態1によるCIS読取ユニットでは、等倍読み取り時のライン間補正値について説明したが、変倍読み取り時は搬送速度に応じたライン設定を行う。例えば200%拡大時であれば搬送速度は等倍時の1/2倍となり、Rデータに関してはライン間補正メモリ81で8ラインの遅延と、Gデータに関してはライン間補正メモリ82で4ラインの遅延させることによって、RGB同一ラインの画像データとすることができる。
このように拡大変倍率が大きくなるとその比に応じてライン間メモリが増大することになる。また、50%縮小時であれば搬送速度は等倍時の2倍となり、Rデータに関してはライン間補正メモリ81で2ラインの遅延と、Gデータに関してはライン間補正メモリ82で1ラインの遅延させることによって、RGB同一ラインの画像データとすることができる。
ここで、ズーム変倍時では1ライン以内のラインズレが発生する。この場合はドット補正部11が、1ライン未満の補正を行う。1ライン未満の補正は注目ラインの前後のラインによって補間処理することで補正値を算出する。例えば、3次関数コンボリューション法により補完して算出することによって、RGB同一ラインでの画像データを出力できる。
(2.実施の形態2)
実施の形態2によるCIS読取ユニットは、フラットベットスキャナに、実施の形態1によるCIS読取ユニットを使用する。この場合、原稿走査方向が異なる2つのフラットベットスキャナAとB(不図示)があった場合、RB画像バス切換機能によりCIS読取ユニット内でいずれの走査方向に対しても対応可能となるので、CIS読取ユニットの取付部品共通化、ハーネス配回しの共通化、更に画像処理機能共通化が図れる利点がある。
ここで、本発明のRB画像バス切換機能を有するCIS読取ユニットにおいては、照明装置は、RGBラインセンサを挟んだ両側からの2灯照明であることが望ましい。片側1灯照明でも通常原稿なら特に問題は起きにくいが、切り張り原稿などの僅かな凹凸面がある原稿を読み取る場合は、前述した通り裏面CIS読取ユニットと表面CIS読取ユニットとでは搬送方向が異なるために、同じ切り張り原稿を読んでも照明により発生する影の方向が異なり、読取画像が異なるという問題が発生する。この様にRB切換機能と両側2灯との組合せによって、効率的に表裏の画像差を無くすることができる。
また、CIS読取ユニット内部で両側から照明を当てる構成においては、光源をLED(発光ダイオード)とすることが望ましい。消費電力の低減、および光源の発熱の低減を図ることができるからである。
(3.実施の形態3)
図7は、実施の形態3によるCIS読取ユニットの機能的ブロック図である。図8は、画像処理部の機能的ブロック図である。ここでは、ライン間隔が1ラインで、画像補正処理にドット補正処理を含まない構成である。
RGBラインセンサ3r、3g、3bはCMOSセンサを使用する。特にCCDでも構成は可能であるが、CMOSセンサの場合はCCDシフトレジスタがないので、ライン間隔を狭くでき、1ライン間隔の構成が取りやすい方式である。
ライン間隔が1ラインなのでライン間補正部8のライン間補正メモリ81は2ライン分のメモリ、ライン間補正メモリ82は1ライン分のメモリを持つ構成とする。RB入れ換え処理を施すRBデータバス切換部7および9の動作については実施の形態1で説明したとおりである。
ここで、画像補正部10内のドット補正部11(図2)を削除した構成である。原稿搬送速度を等倍速度のみとした実施例であり、前述の様にライン間補正メモリを最低必要量として、ドット補正処理を省くことによって、コストの低減が図れる。読取動作は等倍のみであるが、画像形成装置としての変倍対応は図4で示す本体側の画像処理部140内の変倍処理機能を含むブロック144においてエレキ変倍で対応することができる。
(4.実施の形態4)
図9は、実施の形態4によるCIS読取ユニットの機能的ブロック図である。図10は、画像補正部の機能的ブロック図である。実施の形態4が、実施の形態1と異なる点は、ライン間補正部8"内にドット補正部11"を備える点である。そして、画像補正部10"の内部にはドット補正部を備えない。
原稿搬送速度を等倍速度より上げた場合、すなわち縮小動作とした場合、1ライン以内の補正が必要となる。この場合、ライン間補正部8"において同時にドット補正処理を施すことによって、メモリの共有化が可能となる。
このようにして、縮小動作すなわち原稿搬送速度を上げることができるので、読み取り動作の効率を上げることが可能となる。実施の形態4の構成では、コストを上げることなく効率を向上できることができる。
また、CIS読取ユニットの内部にライン間補正部を持つ利点は、チップ間の色味バラツキをチップごとまたは画素ごとに補正するため、色補正をCIS読取ユニット内で施すことができる点である。この補正処理によってシェーディング補正で取れないセンサフィルタの分光分布バラツキを補正できるので、スジ、ムラによる画像劣化原因を防止することができる。そのため、センサフィルタのロットの変わり目等によるチップごとのバラツキがあっても補正可能となり、高画質化を図ることができる。色補正においては、同一ラインのRGBデータが必要であるので、CIS読取ユニット内で色補正を行うことでライン間補正が可能となる利点を活かすことができる。
(変形例)
変形例によるCIS読取ユニットは、3ラインセンサの並び順を変えた構成である(不図示)。例えば3ラインセンサの並び順は図1に示した位置において、原稿搬送方向に沿ってRGBの順であったものを、GRBの順に構成できる。これらのような順序とした構成に対応したバス切換処理は、GBデータを入れ替えるものである。
また、他の変形例によるCIS読取ユニットとしては、3ラインセンサの並び順を、図1に示した位置においてRGBの順であったものを、GBRの順に構成できる(不図示)。このような順序とした構成に対応したバス切換処理は、GRデータを入れ替えるものである。
(5.画像読取装置の一般的な構成と動作)
ここで、図4に示した画像読取装置の、一般的な構成と画像読取動作を説明する。スキャナIPU制御部上のCPU111は、ROM112に格納されたプログラム実行し、RAM113にデータ等を読み書きする事で、スキャナ・IPU部の全体の制御を行っている。また、システム制御部101はシリアル通信で接続されており、コマンドおよびデータの送受信により指令された動作を行う。さらに、システム制御部101は操作表示部130とシリアル通信で接続されており、ユーザーからのキー入力指示により動作モード等の指示を設定する。
また、CPU111は、原稿検知センサ、HPセンサ、圧板開閉センサ、冷却ファン等であるI/O114に接続されており、検知およびON/OFFの制御をしている。モータドライバ115はタイミング回路120からのPWM出力によりドライブされ励磁パルスシーケンスを発生し、原稿走査駆動用のパルスモータ117を駆動する。
ランプインバータ116に駆動されたキセノンランプ118の光量出力によって、原稿画像からの光信号は複数ミラーおよびレンズを通り、3ラインCCD3に結像される。3ラインCCD3はスキャナIPU制御上のタイミング回路120によって、各駆動クロックを与えられて各RGBのodd,evenのアナログの画像信号をエミッタホロワ121r、g、bに出力している。エミッタホロワ121からアナログ処理回路122r、g、bへ入力された信号は、アナログ処理回路122r、g、b内で通常のサンプルホールドするか、CDS実行してからサンプルホールドするかが、CPU111からの設定によって選択可能となっている。
その他アナログ処理回路122r、g、bの処理としてCCDのオプティカルブラック部でラインクランプ実施し、oddとevenの出力差を補正し、それぞれのアンプゲイン調整を行う。ゲイン調整後はマルチプレクサで合成して、最終的にDCレベルのオフセット調整後にA/Dコンバータ4r、g、bへ入力される。
A/Dコンバータ4r、g、bへ入力されたアナログ信号は、デジタル化されてシェーディング補正部6へ入力される。シェーディング補正部6では照明系の光量不均一やCCDの画素出力のバラツキを補正する機能を持っている。シェーディング補正された画像データは、ライン間補正メモリ81、82へ入力されて、3ラインCCDのBとG、BとRのライン数の画像データをメモリで遅延させて、BGRの読取画像の1ライン以上の位置合わせを行い、ドット補正部11へ出力される。
ドット補正部11は、ライン間補正メモリから出力された画像データに対して、RGBデータの1ライン以内ドットのズレを補正する。スキャナγ補正部13で反射率リニアデータをルックアップテーブル方式で補正を行う。この補正後の画像データは自動原稿色判定回路141と自動画像分離回路142とディレーメモリ143を介して符号144のブロックにおける各機能即ち、RGBフィルタ部、YMCK色変換部、変倍処理部、クリエイト部の実行する各処理を施される。
自動原稿色判定回路141ではACS(有彩/無彩判定)処理を行い、また自動画像分離回路(文字/網点)142に入力される。ACS処理では黒、および灰色の判定を行う。像域分離処理ではエッジ判定(白画素と黒画素の連続性により判定)、網点判定(画像中の山/谷ピーク画素の繰り返しパターンにより判定)、写真判定(文字・網点外で画像データある場合)を行い、文字および印刷(網点)部、写真部の領域を判定してCPU111に伝え、後段の符号144のブロックにおけるRGBフィルタ、色変換プリンタγ補正、YMCKフィルタ、階調処理でパラメータや係数の切り換えに使用される。
画像データは上記の機能処理ブロック144のうちのRGBフィルタに入力される。RGBフィルタ部ではRGBのMTF補正、平滑化、エッジ強調、スルー等のフィルタ係数を先の判定領域により切り換え設定される。YMCK色変換部ではRGBデータからYMCK変換、UCR、UCA処理を実行する。変倍処理部に入力された主走査の画像データは、拡大/縮小処理を実行する。画像表示部146への分岐は、この処理後に行われる。ブロック144は、I/Fを介して画像表示部146に接続されている。
クリエイト部の機能処理部分では、クリエイト編集、カラー加工を行う。クリエイト編集では斜体、ミラー、影付け、中抜き処理等を実行する。カラー加工では、カラー変換、指定色消去、アンダーカラー等を実行する。
ブロック145におけるプリンタγ補正部、YMCKフィルタ部では先の判定領域に基づいてプリンタγ変換とフィルタ係数を設定する。階調処理ではディザ処理を実行し、ビデオコントロールでは書き込みタイミング設定や画像領域、白抜き領域の設定やグレースケールやカラーパッチ等のテストパターン発生を行う事ができ、最終画像データを書き込み処理部でLD(レーザーダイオード)へ出力できるように処理されてLDへ出力する。
各機能処理はCPU111に接続されておりROM112に格納されているプログラムにより各処理の設定と動作をシステム制御部101の指示により実行する。
(6.画像形成装置のハード構成)
図11は、実施の形態による画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。上記に説明したCIS読取ユニットを有する画像読取装置は、画像形成装置におけるスキャナ機能を実行する画像読取装置として適用できる。
この画像形成装置は、ファックスやスキャナなどの複合的機能を備える複合機(MFP)として構成されている。図に示すように、このMFPは、コントローラ1210とエンジン部1260とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ1210は、MFP全体の制御、原稿読取制御、画像処理制御、回転駆動制御、および各種の制御など、FCUI/F1230、操作表示部130からの入力を制御するコントローラである。エンジン部1260は、PCIバスに接続可能な画像処理エンジンなどであり、例えば取得した画像データに対して誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ1210は、CPU111と、ノースブリッジ(NB)1213と、システムメモリ(MEM−P)1212と、サウスブリッジ(SB)1214と、ローカルメモリ(MEM−C)1217と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)1216と、ハードディスクドライブ1218とを有し、ノースブリッジ1213とASIC1216との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス1215で接続した構成となる。また、MEM−P1212は、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)113とをさらに有する。
CPU111は、MFPの全体制御を行うものであり、NB1213、MEM−P1212およびSB1214からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB1213は、CPU111とMEM−P1212、SB1214、AGPバス1215とを接続するためのブリッジであり、MEM−P1212に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P1212は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM112とRAM113とからなる。ROM112は、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM113は、プログラムやデータの展開用メモリ、画像処理時の画像描画メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB1214は、NB1213とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB1214は、PCIバスを介してNB1213と接続されており、このPCIバスには、FCUI/F1230なども接続される。
ASIC1216は、マルチメディア情報処理用のハードウェア要素を有するマルチメディア情報処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス1215、PCIバス、HDD1218およびMEM−C1217をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。
このASIC1216は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC1216の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C1217を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジック等により画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部1260との間でPCIバスを介してUSB(Universal Serial Bus)1240、IEEE(the Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394インタフェース1250が接続される。
MEM−C1217は、送信用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD1218は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストーレジである。
AGP1215は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM−P1212に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィクスアクセラレータカードを高速にするものである。
ASIC1216に接続する操作表示部130は、操作者からの操作入力を受け付けて、ASIC1216に受け付けられた操作入力情報を送信する。
なお、実施の形態によるMFPで実行される画像読取プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
実施の形態による画像形成装置で実行される画像読取プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、実施の形態によるMFPで実行される画像読取プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
実施の形態によるMFPで実行される画像読取プログラムは、画像読み取り実行にともなう上述した各部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから画像読取プログラムを読み出して実行することにより上記画像読取の各機能が主記憶装置上に生成される。
以上のように、本発明にかかる密着型カラー読取ユニット、画像読取装置、画像読取方法、およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムは、画像読み取り技術に有用であり、特に、カラー原稿画像を読み取る画像読み取り技術に適している。
実施の形態1によるカラーCIS(Contact Image Sensor)ユニット(密着型カラー読取ユニット)の機能的ブロック図である。 CIS読取ユニットが有する画像補正部10の機能的ブロック図である。 実施の形態1によるCIS読取ユニットを備えた画像読取装置の構成図である。 ADF(原稿自動搬送装置)を有する画像読取装置の機能的ブロック図である。 実施の形態1による表面CIS読取動作の手順を説明するフローチャートである。 実施の形態1による裏面CIS読取動作の手順を説明するフローチャートである。 実施の形態3によるCIS読取ユニットの機能的ブロック図である。 画像処理部の機能的ブロック図である。 実施の形態4によるCIS読取ユニットの機能的ブロック図である。 画像補正部の機能的ブロック図である。 実施の形態による画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、2 光源
3r、3g、3b ラインセンサ
5 データ並べ替え処理部
6 シェーディング補正部
7、9 RBデータバス切換部
8、ライン間補正部
10 画像補正部
81、82 ライン間補正メモリ

Claims (20)

  1. 読み込む原稿の副走査方向に異なる色で、かつ主走査方向に同色で配列されるR(赤)G(緑)B(青)ラインセンサと、
    前記RGBラインセンサが読み込む画像データに対し、いずれかの2色を互いに入れ替え、残りの1色を入れ替えずにそのまま通過させる第1の入替処理を施す第1の入替手段と、
    前記第1の入替手段によって第1の入替処理を施された画像データを受信し、RGB3色の画像データの組として出力するライン間補正処理を施すライン間補正手段と、
    前記ライン間補正手段によってライン間補正処理を施された前記画像データを受信し、前記第1の入替処理で入れ替えられた2色の画像データを再び入れ替えて、前記RGBラインセンサが読み取る副走査方向の順番に基づく組のRGBデータとして、出力する第2の入替処理を施す第2の入替手段と、を備えることを特徴とする密着型カラー読取ユニット。
  2. 前記ライン間補正手段は、
    受信する前記第1の入替処理を施された画像データのうち2つを、異なる時間保持する2つの保持手段を有し、前記保持手段に前記画像データを保持させた後に出力させることによって、前記RGBデータの組として、出力するものであることを特徴とする請求項1に記載の密着型カラー読取ユニット。
  3. 前記ラインセンサを挟んで、読み取る前記原稿画像を複数方向から照明する複数の照明手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の密着型カラー読取ユニット。
  4. 前記第2の入替手段によって前記第2の入替処理を施された画像データに対して、画像補正処理を施す画像補正手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の密着型カラー読取ユニット。
  5. 前記画像補正手段は、前記画像データに対して色補正処理を施す色補正手段を有することを特徴とする請求項4に記載の密着型カラー読取ユニット。
  6. 前記画像補正手段は、前記ラインセンサにおける光検知素子の配列のつなぎ目による光検知漏れを補正するつなぎ目補正処理を施すつなぎ目補正手段を有することを特徴とする請求項4または5に記載の密着型カラー読取ユニット。
  7. 前記画像補正手段は、前記画像データに対してドット補正処理を施すドット補正手段を有することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1つに記載の密着型カラー読取ユニット。
  8. 前記ライン間補正手段は、ライン間補正処理を施した画像データに対してドット補正処理を施すドット補正手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の密着型カラー読取ユニット。
  9. 前記ラインセンサが前記照明手段による前記原稿画像の光像を変換した電気信号を、デジタル信号に変換するアナログデジタル変換手段と、
    前記アナログデジタル変換手段によって変換されたデジタル信号に対して、シェーディング補正を施すシェーディング補正手段と、をさらに備え、
    前記第1の入替手段は、前記シェーディング補正手段が処理を施した画像データに対して前記第1の入替処理を施すことを特徴とする請求項3〜8のいずれか1つに記載の密着型カラー読取ユニット。
  10. 前記照明手段は、LED(発光ダイオード)を有することを特徴とする請求項9に記載の密着型カラー読取ユニット。
  11. 原稿を自動的に搬送する原稿自動搬送手段と、
    前記原稿自動搬送手段によって搬送される原稿を読み込んで画像データを出力する複数の密着型カラー読取ユニットと、を備えた画像読取装置において、
    前記密着型カラー読取ユニットは、
    前記原稿読み込みの副走査方向に異なる色で、かつ主走査方向に同色で配列されるR(赤)G(緑)B(青)ラインセンサと、
    前記RGBラインセンサが読み込む画像データに対し、いずれかの2色を互いに入れ替え、残りの1色を入れ替えずにそのまま通過させる第1の入替処理を施す第1の入替手段と、
    前記第1の入替手段によって第1の入替処理を施された画像データを受信し、RGB3色の画像データの組として出力するライン間補正処理を施すライン間補正手段と、
    前記ライン間補正手段によってライン間補正処理を施された前記画像データを受信し、前記第1の入替処理で入れ替えられた2色の画像データを再び入れ替えて、前記RGBラインセンサが読み取る副走査方向の順番に基づく組のRGBデータとして、出力する第2の入替処理を施す第2の入替手段と、を備え、
    1つの前記密着型カラー読取ユニットは、前記原稿自動搬送手段によって搬送される原稿の表面を読み取り、かつ他の前記密着型カラー読取ユニットは、前記原稿の裏面を読み取るものであることを特徴とする画像読取装置。
  12. 該表面読み取り用および裏面読み取り用の密着型カラー読取ユニットは、前記原稿自動搬送手段による前記原稿の1度の搬送によって、前記原稿のそれぞれ表裏両面を1度に読み取るものであることを特徴とする請求項11に記載の画像読取装置。
  13. 前記複数の密着型カラー読取ユニットは、それぞれ同一性能であることを特徴とする請求項11または12に記載の画像読取装置。
  14. 前記複数の密着型カラー読取ユニットは、
    前記RGBラインセンサ、外形形状、コネクタ形状、およびコネクタ位置が同一構造であり、前記搬送される原稿を読み取るRGBラインセンサの副走査方向の各色の順序が、前記原稿の表裏において逆であるように配設され、
    前記原稿自動搬送手段が搬送する表裏両面原稿の一方の面に対しては、前記第1の入替手段および第2のデータ入替手段をともに入れ替えずに読み取り、他方の面に対しては、前記第1の入替手段および第2のデータ入替手段をともに入れ替えて読み取るものであることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1つに記載の画像読取装置。
  15. 読み込む原稿の副走査方向に異なる色で、かつ主走査方向に同色で配列されるR(赤)G(緑)B(青)ラインセンサを有する密着型カラー読取ユニットにおける画像読取方法であって、
    前記RGBラインセンサが読み込む画像データに対し、いずれかの2色を互いに入れ替え、残りの1色を入れ替えずにそのまま通過させる第1の入替処理を施す第1の入替工程と、
    前記第1の入替工程で第1の入替処理を施された画像データに対して、RGB3色の画像データの組として出力するライン間補正処理を施すライン間補正工程と、
    前記ライン間補正工程でライン間補正処理を施された前記画像データを受信し、前記第1の入替処理で入れ替えられた2色の画像データを再び入れ替えて、前記RGBラインセンサが読み取る副走査方向の順番に基づく組のRGBデータとして、出力する第2の入替処理を施す第2の入替工程と、を含むことを特徴とする画像読取方法。
  16. 前記ライン間補正工程は、
    受信する前記第1の入替処理を施された画像データのうち2つを、異なる時間保持する2つの保持手段によって、前記画像データを保持させる保持工程を含み、
    前記保持工程で保持された前記画像データを前記RGBデータの組として、出力するものであることを特徴とする請求項15に記載の画像読取方法。
  17. 前記第2の入替工程で前記第2の入替処理を施された画像データに対して、画像補正処理を施す画像補正工程を、さらに含むことを特徴とする請求項15または16に記載の画像読取方法。
  18. 前記画像補正工程は、前記画像データに対してドット補正処理を施すドット補正工程を含むことを特徴とする請求項17に記載の画像読取方法。
  19. 前記ライン間補正工程は、ライン間補正処理を施した画像データに対してドット補正処理を施すドット補正工程を含むことを特徴とする請求項15または16に記載の画像読取方法。
  20. 請求項15〜19のいずれか1つに記載の画像読取方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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