JP2008263572A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 RGBイメージセンサと白黒イメージセンサとを有する読取部を備えた画像読取装置において、新規の部品追加や大幅な構成変更を必要とせずに、かつ読み取り速度も低下させずに白黒画像読み取り時の画質を改善する。
【解決手段】 画像処理部1は、CCD2から白黒イメージセンサで所定の蓄積時間内に蓄積して光電変換された白黒画像信号を出力させると同時に、RイメージセンサとGイメージセンサとBイメージセンサによってそれぞれ所定の蓄積時間内に蓄積して光電変換されたR画像信号、G画像信号、B画像信号のうちの任意の1つの画像信号を選択して出力させ、その出力された画像信号に基づく画像データに、白黒画像信号に基づく画像データの物理的な相対位置を調整し、その調整した画像データに基づいて白黒画像信号に基づく画像データに所定の補正を施す。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ファクシミリ装置、プリンタ、複写機、それらの複合機(マルチファンクションペリフェラル:MFP)を含む画像読取装置に関する。
例えば、カラーMFPにおいて、白黒(モノクロ)画像読み取りの生産性を上げるために、原稿から読み取ったカラー画像のR,G,Bの色分解光毎にR画像信号,G画像信号,B画像信号をそれぞれ光電変換するRイメージセンサとGイメージセンサとBイメージセンサ(以上まとめて「RGBイメージセンサ」という)に加えて原稿から読み取った白黒画像の白黒画像信号を光電変換する白黒(モノクロ)画像専用の高速駆動の白黒イメージセンサ(BWイメージセンサ)とを搭載するCCDが使用されるケースがある。
このようなカラーMFPにおいては、モノクロ画像読み取り時のカラーレスポンス(感色性)に問題があった。
その問題とは、カラー画像読み取りのために光源に白色光源を用いるので、高速駆動でもS/N比を確保する目的で色フィルタを介していないモノクロイメージセンサにおいては、主に長波長成分の露光によって赤系の再現性が低下するという問題である。
この問題に対して従来から解決方法が提案されている。
従来、白色光を照射する光源と結像レンズとカラー画像読み取りセンサとモノクロ画像読み取りセンサを有し、上記各読み取りセンサの前段の光路上に選択的に挿入され、反射光のうち特定の波長成分のみ通過を許すフィルタ手段と、モノクロモードの際、そのフィルタ手段を挿入する制御手段を設けることにより、モノクロ読み取り画像の劣化を防止する画像読取装置(例えば、特許文献1参照)があった。
特開2005−269189号公報
しかしながら、従来の画像読取装置では、モノクロ画像読み取り時のみ光路上にフィルタを挿入する機構が必要になるため、複雑なメカ構成が必要となるという問題があった。
特に、CCDが固定され、光源とミラーのみ移動する差動走査方式の場合は、光源またはミラーが移動するスペースを確保するため、レンズ周辺の物理的レイアウトに制約が多くなり、レンズ前面に稼働するフィルタを設置するスペースは確保し難いという現実的な問題があった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、カラー画像読み取り用のRGBイメージセンサと白黒画像読み取り専用の白黒イメージセンサとを有する読取部を備えた画像読取装置において、新規の部品追加や大幅な構成変更をせずに、白黒イメージセンサで読み取った白黒画像の色感度特性の劣化を改善することを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、次の画像読取装置を提供する。
(1)原稿から読み取ったカラー画像のR,G,Bの色分解光をそれぞれR画像信号,G画像信号,B画像信号に光電変換するRイメージセンサとGイメージセンサとBイメージセンサと、上記原稿から読み取った白黒の色分解光を白黒画像信号に光電変換する白黒イメージセンサを有する画像読取手段と、上記白黒イメージセンサで光電変換された白黒画像信号を、上記画像読取手段から出力させると同時に、上記Rイメージセンサと上記Gイメージセンサと上記Bイメージセンサによってそれぞれ光電変換されたR画像信号、G画像信号、B画像信号のうちの任意の1つの画像信号を選択して出力させる制御手段と、上記制御手段によって出力された上記白黒画像信号による画像データに基づいて、上記R画像信号、G画像信号、B画像信号のうちの1つの画像信号による画像データの物理的な相対位置を調整する調整手段と、上記調整手段によって調整された画像データに基づいて上記白黒画像信号に基づく画像データの色感度特性を補正する補正手段を備えた画像読取装置。
(2)上記のような画像読取装置において、上記制御手段は、上記白黒画像信号と同時に出力させる画像信号のイメージセンサにおける蓄積時間を、上記白黒イメージセンサにおける蓄積時間に対して異なる時間に設定する手段を有する画像読取装置。
(3)上記のような画像読取装置において、上記制御手段は、上記白黒画像信号と同時に出力させる画像信号のイメージセンサにおける蓄積時間を、上記R画像信号と上記G画像信号と上記B画像信号とを同時に出力させる際の上記Rイメージセンサ、上記Gイメージセンサ、上記Bイメージセンサにおける蓄積時間と同じ時間に設定する手段を有する画像読取装置。
(4)上記のような画像読取装置において、上記制御手段は、上記白黒画像信号と同時に出力させる画像信号のイメージセンサにおける蓄積時間を、上記白黒イメージセンサにおける蓄積時間に対して整数倍の時間に設定する手段を有する画像読取装置。
(5)上記のような画像読取装置において、上記制御手段は、上記白黒画像信号と同時に出力させる画像信号のイメージセンサにおけるライン同期信号のタイミングを、上記白黒イメージセンサにおけるライン同期信号と同タイミングにする手段を有する画像読取装置。
(6)上記のような画像読取装置において、上記制御手段は、上記白黒画像信号と同時に出力させる画像信号のイメージセンサと上記白黒イメージセンサとで共通する転送用画素同期クロックを使用するようにした画像読取装置。
(7)上記のような画像読取装置において、上記調整手段は、上記白黒画像信号と同時に出力された画像信号に基づく画像データの画素周波数を、上記白黒画像信号に基づく画像データの画素周波数と同じになるように調整する手段である画像読取装置。
(8)上記のような画像読取装置において、上記調整手段は、上記白黒画像信号と同時に出力された画像信号に基づく1ライン分の画像データを、上記白黒画像信号に基づく複数ライン分の画像データに対応させて、原稿上における物理的な位置が対応するように調整する手段である画像読取装置。
(9)上記のような画像読取装置において、上記補正手段は、上記白黒画像信号に基づく画像データと上記調整された画像データを比較し、その比較結果に基づいて上記白黒画像信号に基づく画像データに所定の数値を乗算して、上記白黒画像信号に基づく画像データの色感度特性を補正する手段である画像読取装置。
(10)上記のような画像読取装置において、上記補正手段は、上記白黒画像信号に基づく画像データと上記調整された画像データを比較し、その比較結果に基づいて上記白黒画像信号に基づく画像データから所定の数値を減算して、上記白黒画像信号に基づく画像データの色感度特性を補正する手段である画像読取装置。
(11)上記のような画像読取装置において、上記補正手段は、上記白黒画像信号に基づく画像データと上記調整された画像データを比較し、その比較結果に基づいて上記白黒画像信号に基づく画像データに上記比較結果に応じて異なる参照テーブルの数値に基づいて変換して、上記白黒画像信号に基づく画像データの色感度特性を補正する手段である画像読取装置。
(12)上記のような画像読取装置において、上記補正手段による色感度特性の補正の処理を有効にするか無効にするかを選択する選択手段を設けた画像読取装置。
(13)上記のような画像読取装置において、上記補正手段は、上記色感度特性の補正の処理に必要な変数を変更する手段を設けた画像読取装置。
(14)上記のような画像読取装置において、上記補正手段によって色感度特性の補正を施した画像データを、単色読み取り画像データとして出力する手段を設けた画像読取装置。
(15)上記のような画像読取装置において、上記白黒画像信号と同時に出力させる画像信号がR画像信号である画像読取装置。
この発明による画像読取装置は、カラー画像読み取り用のRGBイメージセンサと白黒画像読み取り専用の白黒イメージセンサとを有する画像読取部を備え、RGBイメージセンサによって読み取ったR画像信号,G画像信号,B画像信号のいずれかの画像データに基づいて白黒イメージセンサによって読み取った白黒画像データの色感度特性を補正するので、白黒イメージセンサにフィルタを挿入するような新規の部品追加や大幅な構成変更をしなくても、白黒画像データの画質の劣化を防止することができる。また、白黒画像読み取り時にフィルタを挿入する制御動作が必要ないので、画像読み取りの速度を低下させずに済む。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施例〕
図1は、この発明の一実施例の画像読取装置における主要部の機能構成を示すブロック図である。
この原稿読取装置は、スキャナ装置、複写機、画像読取りと印刷と複写と通信の各機能を含む複合機等の装置であり、原稿の画像をカラーで読み取ることができ、白黒(モノクロ)画像読み取り動作モードでは、画像をモノクロで読み取ることができる。
この原稿読取装置は、CPU,ROM及びRAMを含むマイクロコンピュータによって実現される画像処理部1と、光電変換素子(CCD)2と、アナログ処理部(AFE)3と、原稿台ガラス4と、白基準板5と、光源6と、反射ミラー7と、レンズ8とを備えている。
画像処理部1は、AFE3から入力した各デジタルデータにシェーディング補正,フィルタ処理,変倍処理を含む各種の処理を施すデジタル画像処理回路であり、CCD2及びAFE3を駆動させる制御信号を供給する機能も備えている。
CCD2は、カラー画像読み取り用のRイメージセンサ(赤色用メージセンサ),Gイメージセンサ(緑色用メージセンサ),Bイメージセンサ(青色用メージセンサ)と、モノクロ画像読み取り専用のBWイメージセンサ(白黒用イメージセンサ)の各ラインセンサを備えた4ラインCCDである。
AFE3は、アナログ・デジタル(A/D)変換器を含むアナログ処理部であり、CCD2から出力されるアナログ信号をデジタルデータに変換する。また、Rイメージセンサ,Gイメージセンサ,Bイメージセンサ,BWイメージセンサの各デジタルデータを画素単位に順次切り換えて画像処理部1へ転送する。
原稿台ガラス4は、原稿を載置し、光源6からの光を透過して原稿及び白基準板5へ照射可能にする。
白基準板5は、光源6から照射される光の反射光に基づくデータによって各種調整を行うためのものである。
光源6は、原稿台ガラス4を介して原稿及び白基準板5に白色光を照射する白色光源である。反射ミラー7は、光源6から原稿又は白色基準板5に照射した光の反射光をレンズ8へ導く。レンズ8は、上記反射光をCCD2の各ラインセンサに結像させる。
図2は、図1に示すCCD2の内部構造を示す模式図である。
CCD2は、Rイメージセンサ(受光部)21、Gイメージセンサ(受光部)22、Bイメージセンサ(受光部)23、BWイメージセンサ(受光部)24、R電荷転送部25、G電荷転送部26、B電荷転送部27、BW_Odd電荷転送部28、BW_Even電荷転送部29、第1転送クロック入力端子30、第2転送クロック入力端子31、Rシフトパルス入力端子32、Gシフトパルス入力端子33、Bシフトパルス入力端子34、BWシフトパルス入力端子35、第1出力端子36、第2出力端子37、第3出力端子38、出力切替制御端子39、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2を備えている。
Rイメージセンサ21は、赤色検知用の色フィルタに覆われたラインセンサであり、原稿から読み取ったカラー画像のRの色分解光を、RシフトパルスSH_Rの周期で規定される蓄積時間内に蓄積された電荷によるR画像信号に光電変換する。
Gイメージセンサ22は、緑色検知用の色フィルタに覆われたラインセンサであり、原稿から読み取ったカラー画像のGの色分解光を、GシフトパルスSH_Gの周期で規定される蓄積時間内に蓄積された電荷によるG画像信号に光電変換する。
Bイメージセンサ23は、青色検知用の色フィルタに覆われたラインセンサであり、原稿から読み取ったカラー画像のBの色分解光を、BシフトパルスSH_Bの周期で規定される蓄積時間内に蓄積された電荷によるB画像信号に光電変換する。
BWイメージセンサ24は、色フィルタに覆われていないラインセンサであり、原稿から読み取ったモノクロ画像の光を、白黒(BW)シフトパルスの周期で規定される蓄積時間内に蓄積された電荷による白黒画像信号に光電変換する。
すなわち、上記4本のイメージセンサによって画像読取手段が形成されている。
Rイメージセンサ21、Gイメージセンサ22、Bイメージセンサ23の各イメージセンサは、それぞれR電荷転送部25、G電荷転送部26、B電荷転送部27を持ち、BWイメージセンサ24は、BW_Odd電荷転送部28とBW_Even電荷転送部29の2つの転送部を持っており、第1転送クロック入力端子30から入力される第1転送クロックPH1と、第2転送クロック入力端子31から入力される第2転送クロックPH2とに同期して、それぞれR画像信号、G画像信号、B画像信号、奇数(Odd)と偶数(Even)の白黒画像信号を出力する。
ここで、カラー画像読み取りモードの場合、R電荷転送部25から出力されたR画像信号は第1出力端子36からAFE3へ転送する。
また、出力切替制御信号端子39に画像処理部1から出力された出力切替制御信号が入力され、その出力切替制御信号によって第1スイッチSW1をG電荷転送部26側へ、第2スイッチSW2をB電荷転送部27側へそれぞれ切り替え、第2出力端子37からG画像信号を、第3出力端子38からB画像信号をそれぞれAFE3へ転送する。
このようにして、カラー画像読み取りモード時には、CCD2はAFE3へR画像信号,G画像信号,B画像信号を転送する。
一方、モノクロ画像読み取りモードの場合、ここでもR電荷転送部25から出力されたR画像信号は第1出力端子36からAFE3へ転送する。
また、出力切替制御信号端子39に画像処理部1から出力された出力切替制御信号が入力され、その出力切替制御信号によって第1スイッチSW1をBW_Odd電荷転送部28側へ、第2スイッチSW2をBW_Even電荷転送部29へそれぞれ切り替え、第2出力端子37から奇数(Odd)ラインの白黒画像信号を、第3出力端子38から偶数(Even)ラインの白黒画像信号をそれぞれAFE3へ転送する。
このようにして、モノクロ画像読み取りモード時には、CCD2はAFE3へR画像信号と、白黒画像信号とを転送する。
ここで、Rイメージセンサ21、Gイメージセンサ22、Bイメージセンサ23は各々1つの転送部しか持たないが、BWイメージセンサ24は、奇数(Odd)と偶数(Even)とに分かれるBW_Odd電荷転送部28とBW_Even電荷転送部29の2つの転送部を有するので、BWイメージセンサ24の電荷はRGBの各イメージセンサに比べて2倍の効率で白黒画像信号を転送でき、画像読取装置としてモノクロ画像読み取りの速度をアップすることができる。
このCCD2から出力されたR画像信号,G画像信号,B画像信号,奇数(Odd)ラインの白黒画像信号と偶数(Even)ラインの白黒画像信号は、それぞれAFE3でアナログ信号からデジタル信号に変換され、それぞれR画像データ,G画像データ,B画像データ,奇数(Odd)ラインの白黒画像データと偶数(Even)ラインの白黒画像データとして画像処理部1へ入力される。
なお、この実施例では、モノクロ画像読み取りモード時、白黒画像信号と共にR画像信号を出力する場合について説明するが、R画像信号に代えて、G画像信号又はB画像信号を出力するようにしても同様に実施することができる。
図3は、この実施例の画像読取装置と比較するために従来の画像読取装置におけるモノクロ画像読み取りモード時のCCD2の駆動タイミングを示す波形図である。
図4は、この実施例の画像読取装置のモノクロ画像読み取りモード時におけるCCD2の駆動タイミングを表す波形図である。
図3に示すように、CCD2にはBWシフトパルスSH_BWのみが入力され、第2出力端子37及び第3出力端子38からそれぞれ奇数(Odd)ラインの白黒画像信号と偶数(Even)ラインの白黒画像信号を出力する。
これに対して、図4に示すように、この実施例の画像読取装置では、モノクロ画像読み取りモード時、CCD2にはBWシフトパルスSH_BWに加えてRシフトパルスSH_Rを入力し、第1出力端子36からR画像信号を、第2出力端子37及び第3出力端子38からそれぞれ奇数(Odd)ラインの白黒画像信号と偶数(Even)ラインの白黒画像信号を出力する。
但し、RシフトパルスSH_Rの周期はBWシフトパルスSH_BWの周期の2倍となっている。
これは、図2で説明したように、BWイメージセンサ24の転送部が並列にあることによって信号読み出し効率が2倍であることに起因する。
RGB,BWの各イメージセンサの有効画素数は同じであり、かつ転送クロックは共通であるため、Rイメージセンサ(またはGイメージセンサ、Bイメージセンサ)の画像信号を1ライン分全て出力するためには、BWイメージセンサの1ライン分の出力期間に対して2倍の時間が必要である。
図5は、RシフトパルスSH_Rが発生するタイミングの入出力波形を拡大して示す波形図である。
図6は、RシフトパルスSH_Rが発生しないタイミングの入出力波形を拡大して示す波形図である。
図5には、図4の波線枠(a)で示した部分において、BWイメージセンサのBWシフトパルスSH_BWに加えてRイメージセンサのRシフトパルスSH_Rが発生するタイミングの入出力波形を、第1転送クロックPH1と第2転送クロックPH2の波形と共に示している。
また、図6には、図4の波線枠(b)で示した部分において、BWイメージセンサのBWシフトパルスSH_BWのみが発生するタイミングの入出力波形を、第1転送クロックPH1と第2転送クロックPH2の波形と共に示している。
図5と図6に示す波形において、RシフトパルスSH_Rの入力波形が異なる(図5ではRシフトパルスが入力され、図6ではRシフトパルスが入力されていない)以外に、第1出力端子のR画像信号の出力波形が異なる。
RシフトパルスSH_Rが入力する場合はRイメージセンサのダミー画素を含む先頭画素から順次出力されるが、RシフトパルスSH_Rが入力されない場合は、Rイメージセンサは有効画素の途中であり、いきなり有効信号が出力される。
図7は、図1に示す画像処理部1の内部構成例を示す機能ブロック図である。
画像処理部1は、入力信号サンプリング(SMP)部10と、Rデータ速度変換用非同期ラインメモリであるFIFO部11と、BWデータ用シェーディング補正部12、Rデータ用シェーディング補正部13、演算部14からなる。
モノクロ画像読み取り時、画像処理部1にはAFE3から奇数(Odd)ライン及び偶数(Even)ラインの白黒画像データとR画像データとが画素単位に交互に切り替わるように入力される。これは前段のAFE3の仕様に関わるものであり、その他の入力方法でもよい。
画像処理部1では、入力信号サンプリング部10が入力した画像データOPを白黒画像データsdi_bwとR画像データsdi_rに分離し、白黒画像データsdi_bwをBWデータ用シェーディング補正部12へ出力し、R画像データsdi_rをFIFO部11へ出力する。上記入力した画像データOPから分離されたR画像データsdi_rは白黒画像データに対して1/2の画素周波数(「空間周波数」又は「解像度」ともいう)となる。
FIFO部11では、非同期ラインメモリ(FIFO)を利用してR画像データsdi_rを白黒画像データsdi_bwと同じ画素周波数に変換する調整を施し、その調整後のR画像データsdo_rをRデータ用シェーディング補正部13へ出力する。
上記非同期ラインメモリは少なくとも2ライン分以上のメモリをもち、書き込みが行われるラインメモリと読み出しが行われるラインメモリが競合しないトグル動作をするものである。これによってR画像データsdi_rはBW画像データsdi_bwと同じクロックで処理することが可能になる。
但し、R画像データsdi_rの1ラインに対してBW画像データsdi_bwの2ラインが対応するため、上記非同期ラインメモリのデータ読み出しにおいて、2ライン分を同じデータを読み出すように制御する。
BWデータ用シェーディング補正部12では、白黒画像データsdi_bwにシェーディング補正を施し、その補正後の白黒画像データshd_bwを演算部14へ出力する。
一方、Rデータ用シェーディング補正部13では、R画像データsdo_rにシェーディング補正を施し、その補正後のR画像データshd_rを演算部14へ出力する。
演算部14では、R画像データshd_rに基づいて白黒画像データshd_bwに色感度特性(「色応答特性」ともいう)の補正を含む所定の補正処理の演算を施し、その演算後の白黒画像データsd_bwを出力する。
この演算部14に対して制御信号cul_swによって上記演算処理を有効にするか無効にするか(実行させるか否か)を切替可能である。
図8は、図7に示す画像処理部1のデータ取込タイミングのチャート図である。
図9は、図7に示す画像処理部1におけるR画像データのデータレートをBW画像データに合わせるための速度変換FIFO入出力をライン単位に示したチャート図である。
図8に示すように、図中の入力画像データOPにおいて、RはR画像データ、oは奇数(Odd)ラインの白黒画像データ、eは偶数(Even)ラインの白黒画像データのそれぞれ1画素を表すものである。
図中において、FIFO部へのFIFOライト同期信号wr_rst、:FIFO部に書き込むR画像データsdi_r、FIFO部へのFIFOリード同期信号rd_rst、FIFO部から出力されるR画像データsdo_r、白黒画像データsdi_bwである。
このように、画像処理部1には、入力画像データOPが、R画像データ、奇数(Odd)ラインの白黒画像データ、偶数(Even)ラインの白黒画像データの各々が画素単位に順次切り替わって入力される。
これを入力信号サンプリング部10が、サンプリングクロックph_smpによって1画素づつサンプリングし、R画像データsdi_rと白黒画像データsdi_bwに分離する。このとき、R画像データsdi_rの1画素あたりの期間は白黒画像データsdi_bwの2画素分に相当する。
図9には、R画像データsdi_rのデータレートを白黒画像データsdi_bwに合わせるための速度変換FIFO入出力をライン単位に示している。
1ライン分の読み出し時間は書き込み時間の半分にすることができ、これによってR画像データsdi_rが白黒画像データsdi_bwと同じデータレートになり、主走査位置が同じ画素同士の演算処理が可能になる。
但し、白黒画像データsdi_bwが毎ライン周期で更新されるのに対して、R画像データsdi_rは2ラインに同じデータを読み出すことになる。
更に、読み出しデータの遅延ライン数をイメージセンサの物理的距離に応じて切り換える構成にすることで、白黒画像データsdi_bw、R画像データsdi_rの各画像データの原稿読み取り位置を揃えることが可能である。
これには同期型FIFOで対応可能であるため、タイミング等の説明は省略する。
図10は、図7に示す画像処理部1における色感度特性の補正の演算処理の指針となる画像データから推測される原稿色を示す図である。
これまで述べた構成と制御により、演算部14において白黒画像データとR画像データを同時に比較し、原稿のおおよその色感度特性を推測し、R画像データに基づいて白黒画像データの色感度特性を補正する。
まず、白黒画像データとR画像データの両データが同じようなレベルであれば無彩色に近いと推測されるが、アンバランスのときは有彩色であると考えられる。
ここで、BWイメージセンサと白色光源によるモノクロ画像読み取りでは、赤色系の再現が低下する。
そこで、この画像読取装置においては、演算部14において白黒画像データとR画像データから再現性が低下する領域を推測し、赤色系の原稿領域と判断された場合、白黒画像データを小さくなる(暗くなる)側に補正することにより、赤色系の再現性を改善することができる。
また、上述の構成と処理において、G画像データ又はB画像データを用いて上述と同様に処理すれば、緑色系又は青色系の再現性をそれぞれ改善することができる。
上記色感度特性の補正処理としては、1以下の係数を乗算する処理、数値を減算する処理、またはデータ値に応じて任意の値に置換できる参照テーブル(LUT:ルックアップテーブル)を用いて変換する処理のいずれかを行うと良い。
このようにして補正された白黒画像データを、モノクロ画像読み取りモードのスキャナデータとして扱うことで、モノクロコピー画像、モノクロスキャン画像、FAX画像の赤色系の再現を改善することが可能になる。
この実施例の画像読取装置は、CCDは、カラー画像読み取り時にRGB信号を同時出力できるように3ch分の出力端子をもっており、モノクロ画像読み取り時にモノクロ画像専用のイメージセンサ信号(BW)の偶数画素と奇数画素を出力するのと同時に、通常使わない残りの出力端子からRGBのいずれか一つのイメージセンサ信号を1ライン分出力するために、RGBイメージセンサの蓄積時間をBWイメージセンサの蓄積時間よりも長く設定し、画像処理部では、蓄積時間の違いをラインメモリによって吸収し、白黒画像データと原稿面上の物理的位置が一致するRGBのいずれかの画像データを参照できるようにしている。
そして、モノクロ画像読み取り時にモノクロ専用のイメージセンサ信号の偶数画素(Even)と奇数画素(Odd)を出力するのと同時に、通常使わない残りの出力端子からRGBのいずれか一つのイメージセンサ信号を出力し、かつ画像処理部によってRGBいずれかの信号を使ってモノクロ画像専用イメージセンサから出力される画像データに色感度特性の補正を施すことにより、モノクロ画像読み取り時の画質低下を抑えることができる。
この発明による画像読取装置は、ファクシミリ装置、プリンタ、複写機、それらの複合機(マルチファンクションペリフェラル:MFP)を含む画像読取機能を備えた装置全般に適用することができる。
この発明の一実施例の画像読取装置における主要部の機能構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示すCCD2の内部構造を示す模式図である。 この実施例の画像読取装置と比較するために従来の画像読取装置におけるモノクロ画像読み取りモード時のCCD2の駆動タイミングを示す波形図である。 この実施例の画像読取装置のモノクロ画像読み取りモード時におけるCCD2の駆動タイミングを表す波形図である。
RシフトパルスSH_Rが発生するタイミングの入出力波形を拡大して示す波形図である。 RシフトパルスSH_Rが発生しないタイミングの入出力波形を拡大して示す波形図である。 図1に示す画像処理部1の内部構成例を示す機能ブロック図である。 図7に示す画像処理部1のデータ取込タイミングのチャート図である。
図7に示す画像処理部1におけるR画像データのデータレートをBW画像データに合わせるための速度変換FIFO入出力をライン単位に示したチャート図である。 図7に示す画像処理部1における色感度特性の補正の演算処理の指針となる画像データから推測される原稿色を示す図である。
符号の説明
1:画像処理部 2:CCD 3:AFE 4:原稿台ガラス 5:白基準板 6:光源 7:反射ミラー 8:レンズ 10:入力信号サンプリング部 11:FIFO部 12:BWデータ用シェーディング補正部 13:Rデータ用シェーディング補正部 14:演算部 21:Rイメージセンサ 22:Gイメージセンサ 23:Bイメージセンサ 24:BWイメージセンサ 25:R電荷転送部 26:G電荷転送部 27:B電荷転送部 28:BW_Odd電荷転送部 29:BW_Even電荷転送部 30:第1転送クロック入力端子 31:第2転送クロック入力端子 32:Rシフトパルス入力端子 33:Gシフトパルス入力端子 34:Bシフトパルス入力端子 35:BWシフトパルス入力端子 36:第1出力端子 37:第2出力端子 38:第3出力端子 39:出力切替制御信号端子 SW1:第1スイッチ SW2:第2スイッチ

Claims (15)

  1. 原稿から読み取ったカラー画像のR,G,Bの色分解光をそれぞれR画像信号,G画像信号,B画像信号に光電変換するRイメージセンサとGイメージセンサとBイメージセンサと、前記原稿から読み取った白黒の色分解光を白黒画像信号に光電変換する白黒イメージセンサとを有する画像読取手段と、
    前記白黒イメージセンサで光電変換された白黒画像信号を、前記画像読取手段から出力させると同時に、前記Rイメージセンサと前記Gイメージセンサと前記Bイメージセンサによってそれぞれ光電変換されたR画像信号、G画像信号、B画像信号のうちの任意の1つの画像信号を選択して出力させる制御手段と、
    前記制御手段によって出力された前記白黒画像信号による画像データに基づいて、前記R画像信号、G画像信号、B画像信号のうちの1つの画像信号による画像データの物理的な相対位置を調整する調整手段と、
    前記調整手段によって調整された画像データに基づいて前記白黒画像信号に基づく画像データの色感度特性を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記白黒画像信号と同時に出力させる画像信号のイメージセンサにおける蓄積時間を、前記白黒イメージセンサにおける蓄積時間に対して異なる時間に設定する手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、前記白黒画像信号と同時に出力させる画像信号のイメージセンサにおける蓄積時間を、前記R画像信号と前記G画像信号と前記B画像信号とを同時に出力させる際の前記Rイメージセンサ、前記Gイメージセンサ、前記Bイメージセンサにおける蓄積時間と同じ時間に設定する手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記制御手段は、前記白黒画像信号と同時に出力させる画像信号のイメージセンサにおける蓄積時間を、前記白黒イメージセンサにおける蓄積時間に対して整数倍の時間に設定する手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  5. 前記制御手段は、前記白黒画像信号と同時に出力させる画像信号のイメージセンサにおけるライン同期信号のタイミングを、前記白黒イメージセンサにおけるライン同期信号と同タイミングにする手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  6. 前記制御手段は、前記白黒画像信号と同時に出力させる画像信号のイメージセンサと前記白黒イメージセンサとで共通する転送用画素同期クロックを使用するようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  7. 前記調整手段は、前記白黒画像信号と同時に出力された画像信号に基づく画像データの画素周波数を、前記白黒画像信号に基づく画像データの画素周波数と同じになるように調整する手段であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 前記調整手段は、前記白黒画像信号と同時に出力された画像信号に基づく1ライン分の画像データを、前記白黒画像信号に基づく複数ライン分の画像データに対応させて、原稿上における物理的な位置が対応するように調整する手段であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  9. 前記補正手段は、前記白黒画像信号に基づく画像データと前記調整された画像データを比較し、その比較結果に基づいて前記白黒画像信号に基づく画像データに所定の数値を乗算して、前記白黒画像信号に基づく画像データの色感度特性を補正する手段であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  10. 前記補正手段は、前記白黒画像信号に基づく画像データと前記調整された画像データを比較し、その比較結果に基づいて前記白黒画像信号に基づく画像データから所定の数値を減算して、前記白黒画像信号に基づく画像データの色感度特性を補正する手段であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  11. 前記補正手段は、前記白黒画像信号に基づく画像データと前記調整された画像データを比較し、その比較結果に基づいて前記白黒画像信号に基づく画像データに前記比較結果に応じて異なる参照テーブルの数値に基づいて変換して、前記白黒画像信号に基づく画像データの色感度特性を補正する手段であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  12. 前記補正手段による色感度特性の補正の処理を有効にするか無効にするかを選択する選択手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  13. 前記補正手段は、前記色感度特性の補正の処理に必要な変数を変更する手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  14. 前記補正手段によって色感度特性の補正を施した画像データを、単色読み取り画像データとして出力する手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  15. 前記白黒画像信号と同時に出力させる画像信号がR画像信号であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の画像読取装置。
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