JP2006260526A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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裕和 照田
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Abstract

【課題】原稿の情報を読み取る際に高濃度画像の飽和を抑え、階調とびが生じない画像の読み取りが可能な画像読取装置および画像処理方法を提供する。
【解決手段】この発明は、原稿の情報を読み取る際に、高濃度画像の飽和を抑え、階調とびが生じることのない画像の読み取りが可能の画像処理装置(1)および画像処理方法に関し、画像信号に基づいて画像濃度を検出し、検出された結果に基づいて、画像信号が出力される信号の感度特性を「低感度」と「高感度」とを切り替えることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

この発明は、例えば電子写真装置やレーザプリンタ等の画像形成装置が出力する画像を読み取る画像読取装置および読み取った画像を処理する画像処理方法に関する。
特許文献1には、概ね等しい飽和電荷量を有し、且つ異なる感度に設定された複数の光電変換画素列の出力信号を加算することにより、飽和露光量を高める画像読取装置および画像読取方法が提案されている。
すなわち、上記公報に示された画像読取装置およびその方法においては、異なる感度を有する光電変換画素の出力を加算することにより、画像の読取に利用可能なダイナミックレンジを拡大できる、とされている。
しかし、上記公報に記載された画像読取装置においては、1つの信号を読み取るために2種類の光電変換素子が要求される。従って、R、GおよびB各色を読み取るCCDセンサに、上記公報の技術を適用した場合には、6ライン分の光電変換素子が必要となる。
特開平11−41428号公報
このため、CCDセンサからの信号の出力に要求される信号線の数が多くなり、コストが増加する問題がある。
また、CCDセンサからは6chの信号が出力されることから、A/D変換等の前処理のための要素も同数が必要であり、一層コストが増大される問題がある。
この発明の目的は、原稿の情報を読み取る際に高濃度画像の飽和を抑え、階調とびが生じない画像の読み取りが可能な画像読取装置および画像処理方法を提供することである。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、画像読取装置により読み取られた画像信号に基づいて画像濃度を検出する濃度検出手段と、前記検出手段により検出された結果に基づいて、画像読取装置に対して画像読取装置より出力される信号の感度特性を切り替える切替信号生成手段と、前記検出手段により判定された結果に基づいて、画像読取装置より出力される信号の感度特性を切り替える感度切替手段と、を有することを特徴とする画像処理装置、を提供するものである。
以上説明した通り、この発明の画像処理装置/画像形成装置においては、プリスキャン時の画像信号を基にして、CCDセンサの感度特性を切り替える切替信号を生成することで、従来例のように異なる感度特性を持つCCDの受光面を持たずに異なる感度特性の信号を出力することができる。よって低コストで階調とびの無い画像を実現することができる。従って、画像読取装置/画像処理装置のコストが低減される。
また、異なる感度特性の出力に対して個別のシェーディング補正を行うことで、それぞれの感度特性の信号を補正することができ、良好な画質を得ることができる。
また、白基準データを一方の感度特性のデータを元に算出するため、シェーディング補正にかかる時間を短縮することができ、パフォーマンスを向上することができる。
さらに、黒(Black)センサで先読みされた画像データを元にRGBセンサの感度切替信号を生成するため、プリスキャンを行わずにRGBセンサの感度を切り替えることが可能となり、パフォーマンスを向上することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、この発明の実施の形態が適用される画像読取装置および画像読取装置に組み込まれる画像処理装置の一例を示す。
図1に示されるように、画像読取装置(スキャナ)は、矢印Sと直交する方向に所定の長さが与えられ、所定波長分布(色)の光を出力するランプ(光源)1を有する。は、リフレクタ2と第1ミラー3とともに矢印S方向に移動される第1キャリッジ4に保持されている。リフレクタ2は、光源1から出力される光の光源1の長手方向の配光特性を補正するとともに、その光を所定の方向(矢印E方向)に集光するために利用される。
第1キャリッジ4に保持された第1ミラー3からの光が案内される方向(矢印S方向)には、第1ミラー3により反射される光を90°折り曲げる第2ミラー5、第2ミラー5で折り曲げられた光をさらに90°折り曲げる第3ミラー6が設けられている。第2ミラー5および第3ミラー6は、第1キャリッジ4に連動して矢印S方向に移動される第2キャリッジ7に保持されている。
第3ミラー6により反射された光は、集光レンズ(倍率設定レンズ)8により、CCDセンサ9の受光面に結像される。CCDセンサ9は、駆動回路基板(CCDセンサ基板)10を介して、筐体15の所定の位置に固定されている。CCDセンサ基板10から出力されるセンサ出力は、信号処理基板11に供給される。
光源1およびリフレクタ2による照明光は、筐体15の所定の位置に設けられた白基準板12および原稿ガラス13に集光される。
原稿ガラス13には、読み取るべき画像情報を有する読取対象物すなわち原稿ORGがセットされる。原稿ORGは、例えばシート状の媒体や本、もしくは立体物に代表される任意の形状および厚さを有することができる。原稿ORGは、原稿押さえ(カバー)14により原稿ガラス13に密着される。
光源1およびリフレクタ2からの光すなわち照明光は、矢印Eを中心とした所定の方向に集束され、原稿ガラス13に支持された原稿ORGに照射される。原稿ガラス13は、照明光が透過可能であることはいうまでもない。光源1から照射される光の配光は、光源1の長手方向の全長において一様ではない。従って、原稿ORGに照射された際に、長手方向において、照度のムラを含むことが知られている。このため、リフレクタ2を用いて反射させた反射光も原稿ORGに照射することで、原稿ORG上の配光を一様にすることができる。
原稿ORGからの反射光は、第1ミラー3、第2ミラー5および第3ミラー6で順に反射され、集光レンズ8を透過して、CCDセンサ(ラインセンサ)9の受光面に結像される。CCDセンサ9は、例えば加法混色に用いられる3原色であるR、GおよびBのそれぞれに対応するラインセンサが独立に設けられた3ラインCCDセンサである。
CCDセンサ9に照射された光は、制御基板11から入力する制御信号に従ってCCDセンサ基板10によりそれぞれの光の強度に対応する大きさの電気信号に変換され、制御基板11に供給される。CCDセンサ基板10は、CCDセンサ9を保持するとともに、CCDセンサ9を駆動するためのCCDセンサ制御回路10Aと、CCDセンサ制御回路10Aからの指示(駆動制御信号)を受け、CCDセンサ9の駆動条件に合わせるCCDドライバ10Bを少なくとも含む。
図2は、信号処理基板の一例を示す。
制御基板11は、CCDセンサ9から出力された光電変換出力を、所定の規則に従って処理する処理IC(CPU)11Aと、個々の動作(処理)に要求される各種タイミングを生成するタイミング生成回路11Bと、CCDセンサ9からのR、GおよびBのアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ処理回路11Cと、アナログ処理回路11Cから出力されるデジタル信号に含まれる高周波および低周波歪を補正するシェーディング補正あるいは個々のR、GおよびBラインセンサ間のライン位置ズレを補正するためのライン間補正処理に代表される画像補正に用いられる画像処理回路部11Eと、ライン間補正処理に際してライン単位で画像データを遅延させるためのラインメモリ回路11D等を含む。
タイミング生成回路11Bと画像処理回路部11Eは、CCDセンサ基板10に実装されるCCDセンサ制御回路10Aに接続されている。CCDセンサ基板10には、CCDセンサ9およびCCDセンサ制御回路10Aに加え、CCDドライバ10Bが設けられている。
CCDセンサ9は、図3を用いて以下に説明する通り、低感度特性および高感度特性のいずれかのゲインで出力信号を出力可能である。CCDセンサ9から出力されるアナログ信号は、一般に、個々の光電変換素子の変換効率のばらつきに起因する高周波歪や、画像光が、集光レンズ8を用いる縮小光学系を介して結像されるために発生する収差の影響を含むことに起因する低周波歪を含む。従って、正規化補正、およびその基準に用いるデータが必要となる。基準データは、白基準板12からの反射光の光強度、すなわち白基準板12を取った際の画像データである。
画像処理回路部11Eからは、CCDセンサ制御回路10Aおよびアナログ処理回路11Cに、CCDセンサ9の感度を切り替えるためのゲイン切替信号が出力される。ゲイン切替信号は、CCDセンサ9から出力される信号を、図3に示す通り、低感度特性および高感度特性のいずれかに設定可能である。ゲイン切替信号の生成やシェーディング補正の処理については、後述する。
図3に示す低感度と高感度の出力特性は、以下の演算式に示すような感度特性である。
低感度特性 CCD出力値=α×露光量
高感度特性 CCD出力値=n×α×露光量
=n×低感度CCD出力値
nは、整数、本実施例では、n=2
である。
処理IC11Aはまた、CCDセンサ基板10のCCDセンサ制御回路10A、光源1から出力される光の光量および光源1のオン/オフを制御する光源制御回路16あるいは第1キャリッジ4と第2キャリジ7を移動させるためのモータ18の少なくとも1つを制御する駆動系制御回路17に対する動作(信号処理)を制御する。例えばモータ18は、原稿の画像を読み取る際には、第2キャリッジ7を速度Vで矢印S方向に移動させる。このとき、第1キャリッジ4は、速度2Vで、矢印S方向に移動される。
CCDセンサ基板10は、CCDラインセンサ9と、CCDラインセンサ9を駆動するためのCCDセンサ制御回路10Aと、CCDセンサ制御回路10Aの出力を受け、CCDラインセンサ9の駆動条件に合わせるCCDドライバ10Bを含む。
図4に、画像処理回路部11Eの構成を示す。
画像処理回路部11Eは、シェーディング補正部41、ライン間補正部42、画像濃度判定部43、メモリ44、信号合成部45、色変換部46、フィルタ部47、墨入れ部48、および階調処理部49を有する。
シェーディング補正部41は、アナログ処理回路11Cから出力されるデジタル信号に含まれる高周波および低周波歪を補正する(シェーディング補正を行う)。
シェーディング補正された画像信号は、ライン間補正部42において、R、GおよびBのそれぞれに対応する出力信号の物理的な位置ずれが補正される(ライン間補正部42は、個々のラインセンサ(R、GおよびB)からの出力に対して、その物理的な位置ずれの補正すなわち「ライン間補正」を行う)。
濃度判定部43は、ライン間補正部42により個々のラインセンサからの物理的な位置ずれが補正された画像データのそれぞれについて、特定の閾値と比較して、高濃度の画像データであるか否か(すなわち低濃度の画像データであるか)を判定する。例えば「0:低濃度/1:高濃度」の1bitの判定信号が出力される。
画像濃度判定部43において濃度判定され、出力された判定信号は、メモリ44に保持される。メモリ44に保持された判定信号は、所定タイミングで(要求に応じ)、シェーディング補正部41、信号合成部45、CCDセンサ制御回路10Aおよびアナログ処理回路11Cに供給される。このように、判定信号を生成してメモリ44に保持することで、個々の画素(CCDセンサの受光セル)毎に、(判定信号に基づいて)感度を切り替えることが可能となる。
低感度特性の信号と高感度特性の信号は、信号合成部45で合成される。
信号合成部45で合成された画素毎に感度が設定されている出力信号(R、GおよびB信号)は、色変換部46に入力される。色変換部46においては、R、GおよびB信号から、例えばシート状の用紙や透明な樹脂フィルム等である出力媒体に、減法混色により出力画像が出力される際に利用されるC、Mおよび信号に変換される(色変換部46において、R、GおよびB信号からC、MおよびY信号への色変換が行われる)。
色変換部46から出力された信号は、フィルタ部47に入力され、ローパスフィルタやハイパスフィルタ処理が行われる。
フィルタ部47から出力されたC、MおよびY信号は、墨入れ部48よりC、M YおよびK(bkすなわち黒)信号に変換される。
墨入れ部48から出力された信号は、階調処理部49に入力され、例えばディザ法によりスクリーンが生成され、図示しない画像形成部(エンジン)に出力される。
図5(a)および図5(b)は、図4に示した信号合成部の変換テーブルの特性を示す。
図5(a)は、高濃度の階調性を重視した変換テーブルである。高濃度の階調性を重視するのは、人間の視覚特性として、高濃度の分解能が高いためである。
高濃度の分解能が高い反面、低濃度では分解能が低くなるので、図5(b)に示すように、低濃度については、信号レンジを圧縮する(信号レンジを圧縮した変換を行う)。
以下、図6に、読み取り動作の動作フローを示す。
スキャン開始信号<6−1>を受ける(S1)と、シェーディング補正に必要な白基準/黒基準値を算出する基準値算出<6−2>を行う。
すなわち、ステップS1においてスキャン開始信号<6−1>が供給されることで、白基準板12からの反射光に基づいて、白基準/黒基準が算出される(S2)。このとき、白基準板12の読取時のゲイン切替信号は、低感度特性の設定値として出力する。読み取られた白基準データより高感度読取時の白基準データを作成する。
高感度と低感度の比を、例えば2として、高感度用の白基準データを
高感度用白基準データ=2×低感度白基準データ
により算出する。
読み取られた白基準データおよび算出された高感度用の白基準データは、メモリ44に保持され、原稿スキャン時のシェーディング補正データとして利用する。
一方、黒基準データについては、CCDセンサ6のゲインを低感度に切り替えた状態、すなわち低感度ゲイン設定時に、光源(ランプ)1をOFFとして、その出力を読み取り値とする。ランプ1がOFFである場合は、CCDセンサ6に光が入射しないため、高感度用の黒基準データも同じデータを利用する。
ステップS2において、シェーディング基準データを算出後、原稿の濃度レンジを検出するプリスキャン動作(濃度レンジ検出時動作)<6−3>を行う(ステップS2において、高感度用の黒基準データまでが算出された時点で、ステップS3としてプリスキャン<6−3>が開始される)。なお、ステップS3においても、CCDセンサ9のゲイン設定は低感度とする。
ステップS3のプリスキャン動作で読み取られた画像データは、濃度判定部43に入力され、1画素ごとに、濃度判定を行う(ステップS4としてプリスキャン(S3)で読み取られた画像データの濃度が「高濃度[1]」か「低濃度[0]」か判定される)。
詳細には、低感度ゲイン設定で読み取られた画像データ(DATA)に対して、以下の条件式により判定を実施する
条件1 DATA<th_Hならば、高濃度判定(1を出力)
条件2 DATA≧th_Hならば、低濃度判定(0を出力)
th_Hは、画像データと比較する閾値(図7ではth_H=21)、この値は、CCDの感度特性を元に決定する。
このように、基準濃度に対して画像データの濃度を比較することで、図7に示すように1画素単位で、CCDセンサ9のゲインを切り替える信号を生成することができる。
ステップS3で判定された結果(濃度判定結果)は、判定結果保存<6−4>においてメモリ44に格納され、保持される(S4)。
ステップS4で、CCDセンサ9の主走査方向の全域において個々の画素の濃度が判定された結果がメモリ44に保持されると、本スキャン開始<6−5>により、本スキャン(画像読取)動作を行い、画像データを読み取る(ステップS5にて、本スキャンが開始され、原稿ORGの画像情報が光の明暗(強度)として読み取られる)。
ステップS5で読み取られた画像データは、既にメモリ44に保存されている濃度判定結果と比較され、画素毎にCCDセンサ9の出力のゲイン切替が切り替えられる(S6)。すなわち、CCDセンサ9の個々の画素で読み取られた画像データは、画像読取同期信号と同期してメモリ44から読み出される濃度判定結果に基づいてCCDセンサ9のゲインが切り替えられることで、対応する出力ゲインで(CCDセンサ9から)出力される。
続いて、ステップS5においてCCDセンサ9の個々の画素から高感度/低感度で出力された画像データに、シェーディング補正処理<6−6>にて、シェーディング補正が行われる(CCDセンサ9の個々の画素から高濃度または低濃度出力された画像データが、図8に示すシェーディング補正部を介して、シェーディング補正される、S6)。
シェーディング補正部(図4の41)は、図8に示す通り、低感度用のシェーディング演算部81、高感度用のシェーディング演算部82およびセレクタ83を有する。
それぞれのシェーディング演算は、以下に示す演算式により、
<低感度用シェーディング演算>
DLout=(DLin−黒基準値)/(低感度用白基準値−黒基準値)
<高感度用シェーディング演算>
DHout=(DHin一黒基準値)/(高感度用白基準値一黒基準値)
DLin、DHinは、それぞれ、低感度、高感度ゲイン設定でのCCD出力値
DLout、DHoutは、低感度、高感度のシェーディング演算結果
処理される。
セレクタ83は、濃度判定結果<6−4>に応じて、シェーディング演算の出力値を切り替える。従って、低感度/高感度のいづれの出力も、感度に応じてシェーディング補正される。
ステップS6でシェーディング補正された画像データは、ライン間補正<6−7>で、CCDセンサ9の個々のラインセンサすなわちR、GおよびBのそれぞれに対応するラインセンサ相互の位置ずれが補正される(S7)。
具体的には、CCDセンサ9のR、GおよびBの各ラインセンサ相互間において、例えば各信号の主走査方向のライン(画素)間が4ライン(画素)の場合には、R信号(Rセンサ出力)を8ライン分補正メモリ11D(図2参照)に保持し、G信号(Gセンサ出力)を4ライン分補正メモリ11Dに格納する。以下、補正メモリ11Dに保持されたR信号およびG信号を、B信号(Bセンサ出力)の出力と同期して補正メモリ11Dから読み出すことで、主走査方向のライン(画素)間の位置ずれが補正される。すなわち、任意のB信号に対して、8ライン前のR信号と4ライン前のG信号を同時に読出すことで位置ずれを補正することができる。
ステップS7において位置ずれが補正された画像データは、信号合成<6−8>にて、図4により先に説明した信号合成部45に入力された低感度/高感度のCCDセンサ出力および濃度判定結果に従って、以下の処理により合成される。
信号合成部は、図9に示すように、低感度CCD出力用の信号変換部91、高感度CCD出力用の信号変換部92およびセレクタ93を有する。すなわち、セレクタ93により、低感度CCD出力用の信号変換部91および高感度CCD出力用の信号変換部92の出力信号が、先にメモリ44に記憶された濃度判定結果に応じて選択的に出力される。
信号合成部45に入力される低感度信号と高感度信号との関係は、シェーディング用の白基準算出で示したように、高感度CCD出力=n(先の例では「2」)×低感度CCD出力である(nは感度比)。
よって、濃度判定部43の判定閾値を所定の条件に従って設定することにより、高感度CCD出力と低感度CCD出力の関係を算出する(関連付けるすなわち合成する)ことができる。
具体的には、濃度判定の閾値を40、n=2とした場合には、図10に示す関係の信号が出力される。
低感度CCD出力ならびに高感度CCD出力は、それぞれの信号変換部で、以下の演算により変換され、
<低感度用信号変換>
Dout=Table_L[DinrL]
Table_L:低感度変換テーブル(図5)
Din_L:低感度CCD出力信号(40〜255=8bitの場合の最大値)
<高感度用信号変換>
Dout=Table_H[Din_H]
Table_H:低感度変換テーブル(図5)
Din_H:低感度CCD出力信号(0〜80)
出力される。
以上の演算式により、それぞれ変換された高感度用信号または低感度用信号はセレクタ93により、濃度判定部43での判定結果に合わせ、そのいずれかが選択され、色変換部46(図4参照)に出力される。
色変換部46に入力された高感度用信号または低感度用信号は、以下、色変換すなわちR、GおよびB信号からC、MおよびY信号に変換され、フィルタ部47によりフィルタリングされて、さらに墨入れ部48よりC、M、YおよびK(bkすなわち黒)信号に変換される。
墨入れ部48から出力された信号は、階調処理部49に入力され、例えばディザ法によりスクリーンが生成され、図示しない画像形成部(エンジン)に出力される。
以上のように、低感度CCDセンサ出力と高感度CCDセンサ出力とを、原稿画像から読み取った画像濃度の基づく濃度判定の結果に従い、画素毎に、ゲインを切り替えて出力させることで、単一のCCDセンサから低感度のCCD出力と高感度のCCD出力を得ることができる。これにより、階調とびの無い良好な画質を得ることができる。
また、濃度判定をプリスキャン動作にて行うため、CCDとして高感度のラインセンサと低感度のラインセンサを持たなくても良いため、コストを低減することができる。
なお、上述した発明の実施の形態においては、低感度と高感度の感度比を整数(n)としたが、実数であってもかまわない(感度比が必ずしも整数となることは少ない)。
また、上述した発明の実施の形態においては、暗部の階調再現を向上させる例を説明したが、ハイライト(明部)の再現性を向上させることも可能である。
図11は、図1に示した画像読取装置および画像読取装置に適用される画像処理装置の別の実施の形態を示す。なお、図1に示した構成と同じ構成には同じ符号を振り、説明を省略する。
図11に示した画像読取装置は、図1に示した画像読取装置におけるCCDセンサ9を4ラインCCDセンサ109とし、CCDセンサ基板110および信号処理基板111をCCDセンサ109に対応させたものである。
図12に、図11に示した画像読取装置に適用される4ラインCCDセンサの概略を示す。図12に示すように、4ラインCCDセンサは、R(赤)ラインセンサ109−1、G(緑)ラインセンサ109−2、B(青)ラインセンサ109−3およびK(Bkすなわち黒)ラインセンサ109−4の4つのラインセンサが一体に形成されたものである。従って、CCDセンサ109からは、R、G、BおよびK(Bk)の4つの信号が同時に出力される。なお、4ラインCCDセンサ109を用いて原稿を副走査方向に走査した場合には、出力信号として、K(Bk)を先頭として、以下、R、GおよびBの順で出力される。
図13は、図11に示した信号処理基板の構成の一例を示す。なお、図2に示した構成と同じ構成には同じ符号を振り、説明を省略する。
図13に示した信号処理基板(信号処理部)は、図2に示した信号処理基板(制御基板すなわち信号処理部)11と構成は実質的に同一であるが、それぞれが4ラインCCDセンサ109に対応可能に変形されている。
すなわち、4ラインCCDセンサ109が実装されるCCDセンサ基板110においては、CCDセンサ制御回路110AおよびCCDドライバ110Bのそれぞれが4ライン分で構成される。
また、信号処理基板111においては、タイミング生成回路111B、アナログ処理回路111Cと、ラインメモリ回路111Dおよび画像処理回路部111Eのそれぞれが、4ライン分の信号を処理可能に構成される。
図14に、画像処理回路部111Eの構成を示す。
画像処理回路部111Eは、シェーディング補正部141、ライン間補正部142、K(Bk)シェーディング補正部143、画像濃度判定部144、信号合成部145、色変換部46、フィルタ部47、墨入れ部48、および階調処理部49を有する。なお、色変換部46、フィルタ部47および階調処理部49のそれぞれは、図2により前に説明した画像処理回路部11Eにおける3ラインCCDセンサ9向けの構成と実質的に同一である。
シェーディング補正部141は、アナログ処理回路111Cから出力されるデジタル信号に含まれる高周波および低周波歪を補正する(シェーディング補正を行う)。
シェーディング補正された画像信号は、ライン間補正部142において、R、GおよびBのそれぞれに対応する出力信号の物理的な位置ずれが補正される(ライン間補正部142は、個々のラインセンサ(R、GおよびB)からの出力に対して、その物理的な位置ずれの補正すなわち「ライン間補正」を行う)。
K(Bk)シェーディング補正部143は、濃度判定部144と一体に動作され、読み取られた画像データの画素毎に特定の閾値と比較して、高濃度の画像データであるか否かを判定し、例えば「0:低濃度、1:高濃度」の1bitの判定信号を出力する。
濃度判定部144(K(Bk)シェーディング補正部143)からの判定信号は、ライン間補正部142に入力され、R、GおよびB信号と位置あわせされる。
このように、判定信号を生成して、個々の画素(CCDセンサの受光セル)毎に、判定信号に基づいて感度を切り替えることで、CCDセンサ109の各ラインの個々の画素の感度を切り替えることができる。
信号合成部45では、低感度特性の信号と高感度特性の信号が合成される。信号合成部45においては、図5(a)および図5(b)により既に説明した1次元の変換テーブルにより、低濃度側をレンジ圧縮する方法で変換される。
信号合成部45で合成された画素毎に感度が設定されている出力信号(R、GおよびB信号)は、色変換部46においては、R、GおよびB信号からC、MおよびY信号に変換される(色変換部46において、R、GおよびB信号からC、MおよびY信号への色変換が行われる)。
以下、図4により既に説明したと同様に、色変換部46でC、MおよびY信号へ色変換された信号は、フィルタ部47に入力され、所定のフィルタリングの後、墨入れ部48において、C、M YおよびK(Bkすなわち黒)信号に変換される。
墨入れ部48から出力された信号は、階調処理部49に入力され、例えばディザ法によりスクリーンが生成され、図示しない画像形成部(エンジン)に出力される。
図15は、図11に示した画像読取装置および図14に示した画像処理部を用いて、画像処理の流れを説明する。
スキャン開始信号<15−1>を受ける(S101)と、シェーディング補正に必要な白基準/黒基準値を算出する基準値算出<15−2>を行う。
すなわち、ステップS101においてスキャン開始信号<15−1>が供給されることで白基準板12からの反射光に基づいて、白基準/黒基準が算出される(S102)。このとき、白基準板12の読取時のゲイン切替信号は、低感度特性の設定値として出力する。読み取られた白基準データより高感度読取時の白基準データを作成する。
高感度と低感度の比を、例えば2として、高感度用の白基準データを
高感度用白基準データ=2×低感度白基準データ
により算出する。なお、この工程は、図6により既に説明したステップS1およびS2と同様である。
基準値算出は、Rラインセンサ109−1、Gラインセンサ109−2およびBラインセンサ109−3と、K(Bk)ラインセンサ109−4とに区分される(別々に行う)。なお、低感度/高感度の切り替えは、R、GおよびBの3つのラインセンサのみに要求されることから、K(Bk)ラインセンサ109−4に関しては、高感度用の基準データは、算出しない。
ステップS102においてシェーディング基準データを算出した後、スキャン開始<15−3>で原稿画像のスキャンを行う(S103、ステップS102でシェーディング基準データが決定された時点で、所定のタイミングでランプ(光源)1をオン(点灯)させ、第1キャリッジ4および第2キャリッジ7を原稿ガラス13に沿って矢印S方向に移動させて、原稿画像をスキャンする(原稿画像を読み取る))。
ステップS103で読み取られた原稿画像は、K(Bk)シェーディング補正<15−4>において、あらかじめ算出されたK(Bk)センサ用の白基準データ黒基準データを用いてシェーディング補正される(S104)。
ステップS104において、K(Bk)シェーディング補正されたモノクロ出力画像は、濃度判定処理<15−5>により濃度判定され、CCDセンサ109の個々のラインセンサの主走査方向の画素毎のゲインを切り替えるために用いられる判定信号としてシェーディング補正<15−6>に供給される(S105)。
具体的には、K(Bk)センサで読み取られた画像データ[DATA]に対して、以下の条件式により判定を実施する。なお、判定方法は、図7により既に説明した方法と同様である。また、[DATA]は独立して直線状に配列された画素列からの出力値である。
条件11 DATA<th_Hならば、高濃度判定(1を出力)
条件12 DATA≧th_Hならば、低濃度判定(0を出力)
th_Hは画像データと比較する閾値(この例ではth_H=21)、この値(th_H)は、R、GおよびBのそれぞれに対応するラインセンサの感度特性を元に決められる。
このように、濃度比較を行うことで、図7により既に説明したように、1画素単位で、R、GおよびBのそれぞれに対応するラインセンサの出力ゲインを切り替える信号が得られる。
以下、シェーディング補正処理<15−6>にて、シェーディング補正が行われる(S106)。なお、シェーディング補正処理<15−6>、シェーディング補正処理<15−6>に引き続くライン間補正<15−7>(S107)、信号合成<15−8>(S108)および、さらに引き続く色変換部46におけるR、GおよびB信号からC、MおよびY信号への変換、フィルタ部47によるフィルタリング、墨入れ部48よるC、M YおよびK(bkすなわち黒)信号への変換および階調処理部49による階調処理は、図6に示した同様の工程<6−7>、<6−8>および<6−9>と同様であるから、詳細な説明を省略する。
以上説明したように、図11に示す画像読取装置および図14に示す画像処理部においては、4ラインCCDセンサ109を用い、R、GおよびBの個々のラインセンサ109−1(R)、109−2(G)および109−3(B)よりも先行して画像情報を出力可能な黒(K(bk))センサ109−4を用いて濃度判定を行うことで、図1に示す画像読取装置および図4により説明した3ラインCCDセンサを用いる場合に比較して、プリスキャン動作を省略できる。従って、原稿の濃度を検出した直後に、R、GおよびBセンサの感度を切り替えることができるので、パフォーマンス(画像処理速度)が向上でき、しかもメモリ容量を削減できる。また、階調とびの無い良好な画質を得ることができる。
なお、上述した発明の実施の形態においては、低感度と高感度の感度比を整数(n)としたが、実数であってもかまわない(感度比が必ずしも整数となることは少ない)。
また、上述した発明の実施の形態においては、暗部の階調再現を向上させる例を説明したが、ハイライト(明部)の再現性を向上させることも可能である。
以上説明した通り、この発明の画像処理装置/画像形成装置においては、プリスキャン時の画像信号を基にして、CCDセンサの感度特性を切り替える切替信号を生成することで、従来例のように異なる感度特性を持つCCDの受光面を持たずに異なる感度特性の信号を出力することができる。よって低コストで階調とびの無い画像を実現することができる。従って、画像読取装置/画像処理装置のコストが低減される。
また、異なる感度特性の出力に対して個別のシェーディング補正を行うことで、それぞれの感度特性の信号を補正することができ、良好な画質を得ることができる。
また、白基準データを一方の感度特性のデータを元に算出するため、シェーディング補正にかかる時間を短縮することができ、パフォーマンスを向上することができる。
さらに、黒(Black)センサで先読みされた画像データを元にRGBセンサの感度切替信号を生成するため、プリスキャンを行わずにRGBセンサの感度を切り替えることが可能となり、パフォーマンスを向上することができる。
なお、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形もしくは変更が可能である。また、個々の実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて実施されてもよく、その場合、組み合わせによる効果が得られる。
この発明の実施の形態が適用される画像読取装置の一例を説明する概略図。 図1に示した画像読取装置に組み込まれる画像処理装置の一例を説明する概略図。 CCDセンサの出力特性とゲインとの関係を示すグラフ。 図2に示した画像処理装置に適用可能な画像処理部の一例を説明する概略図。 図4に示した画像処理部が用いる高感度信号と低感度信号とを合成する変換テーブルの一例を示す概略図。 図4に示した画像処理部による画像処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 図4および図6に示した画像処理ルーチンにおいて、個々の画素の濃度を高濃度と低濃度に判別する概念を説明する概略図。 図4に示した画像処理部が用いるシェーディング補正部の構成の一例を示す概略図。 図4に示した画像処理部が用いる信号合成部の構成の一例を示す概略図。 図4に示した画像処理部における信号合成部の概念を説明する概略図。 この発明の実施の形態が適用される画像読取装置の別の例を説明する概略図。 図11に示した画像読取装置に適用可能な4ラインCCDセンサの構成の一例を説明する概略図。 図11に示した画像読取装置に組み込まれる画像処理装置の一例を説明する概略図。 図13に示した画像処理装置に適用可能な画像処理部の一例を説明する概略図。 図14に示した画像処理部による画像処理ルーチンの一例を示すフローチャート。
符号の説明
1…ランプ(光源)、2…リフレクタ、3…第1ミラー、4…第1キャリッジ、5…第2ミラー、6…第3ミラー、7…第2キャリッジ、8…集光レンズ(倍率設定レンズ)、9…CCDセンサ、10…駆動回路基板(CCDセンサ基板)、11…信号処理基板、12…白基準板、13…原稿ガラス、14…原稿押さえ(カバー)、15…筐体。

Claims (13)

  1. 画像読取装置により読み取られた画像信号に基づいて画像濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記検出手段により検出された結果に基づいて、画像読取装置に対して画像読取装置より出力される信号の感度特性を切り替える切替信号生成手段と、
    前記検出手段により判定された結果に基づいて、画像読取装置より出力される信号の感度特性を切り替える感度切替手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記切替信号生成手段は、全ての画像信号に対して出力特性の切り替えを指示する切替信号を生成し、画像読取装置より出力される信号の感度特性を切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記濃度検出手段は、プリスキャンされた画像信号に対して濃度検出を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記切替信号生成手段は、前記切替信号により、本スキャン時の感度特性を切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 画像読取装置により読み取られた画像信号に基づいて画像濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記検出手段により検出された結果に基づいて、画像読取装置に対して画像読取装置より出力される信号の感度特性を切り替える切替信号生成手段と、
    異なる感度特性に対応する異なる白基準データを有し、前記画像読取装置からの異なる感度特性の出力信号のそれぞれに、異なるシェーディング補正を行うシェーディング補正手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記シェーディング補正手段が用いる感度特性の異なる出力に対する白基準データは、基準となる感度特性の白基準データから、他方の感度特性との比を元に算出されることを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 第1の読み取り特性を有する第1の読取手段と、
    前記第1の読取手段の読み取り特性と異なる第2の読み取り特性を有する第2の読取手段と、
    前記第2の読取手段により読み取られた画像信号に基づいて、画像濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記濃度検出手段により検出された結果に基づいて、前記第1の読取手段の感度特性を切り替える切替手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 前記第2の読取手段からの画像信号は、前記第1の読取手段からの画像信号よりも(時間的に)前に出力されることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  9. 前記第2の読取手段からは、読取対象画像の濃度に関連する画像信号が出力されることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  10. 前記第1の読取手段からは、読取対象画像の色に関連する画像信号が出力されることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  11. 少なくとも3ライン分の画素列が直線状に配列された光電変換素子から出力された画像信号を、露光量×定数とn×露光量×定数とにより読み込み;
    露光量×定数の信号を用いて
    露光量×定数の信号値<th_Hならば、高濃度と判定し、
    露光量×定数の信号値≧th_Hならば、低濃度と判定し、
    判定結果に基づき、露光量×定数およびn×露光量×定数のいづれか一方により、読み取った画像を選択する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  12. 前記選択された画像に対して、
    DLout=(DLin−黒基準値)/(低感度用白基準値−黒基準値)
    DLinは、低感度ゲイン設定での個々の画素の出力値
    DLoutは、低感度シェーディング演算結果、または
    DHout=(DHin−黒基準値)/(高感度用白基準値−黒基準値)
    DHinは、高感度ゲイン設定での個々の画素の出力値
    DHoutは、高感度のシェーディング演算結果
    のいずれかによりシェーディング補正する
    ことを特徴とする請求項11記載の画像処理方法。
  13. 少なくとも3ライン分の画素列が直線状に配列された光電変換素子により画像信号を読み取り、
    3ライン分の画素列とは独立して直線状に配列された画素列からの出力により
    独立して直線状に配列された画素列からの出力値<th_Hならば、高濃度と判定し、
    独立して直線状に配列された画素列からの出力値≧th_Hならば、低濃度と判定し、さらに、
    判定結果に基づいて、露光量×定数またはn×露光量×定数のいづれか一方により、3ライン分の画素列が直線状に配列された領域により読み取った画像を選択することを特徴とする画像処理方法。
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